JP2010160163A - 方位センサの補正係数演算装置及び演算プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】方位変更の前後におけるGPS方位変化量とセンサ方位変化量との差異に基づいて、方位センサ情報の基本補正係数を演算し、方位センサ4の検出軸Xの静的な設置角度αに応じて基本補正係数を補正した静的補正係数を演算し、方位センサ4の検出軸X方向の動的変化角度βに応じて、静的補正係数を動的に補正して動的補正係数を演算する。
【選択図】図5
Description
するGPS受信機と、ジャイロ、距離センサ、GPS受信機からの出力に基づいて車両の現在位置や進行方向等、推測航法を行うためのデータを検出する現在位置検出部と、を備えている。
(前記静的補正係数)=(前記基本補正係数)×cosα
として演算し、前記動的補正係数演算手段は、鉛直方向に対して前記設置角度α°傾斜した方向を基準として、前記方位センサの検出軸方向の動的変化角度がβ°である場合に、前記動的補正係数を、
(前記動的補正係数)=(前記静的補正係数)/cosα×cos(α+β)
として演算する構成とすると好適である。
(前記静的補正係数)=(前記基本補正係数)×cosα
として演算し、
前記動的補正係数演算ステップにおいて、鉛直方向に対して前記設置角度α°傾斜した方向を基準として、前記方位センサの検出軸方向の動的変化角度がβ°である場合に、前記動的補正係数を、
(前記動的補正係数)=(前記静的補正係数)/cosα×cos(α+β)
として演算する構成とすると好適である。
以下、図1に基づいて、自車位置認識装置2の各部の構成について詳細に説明する。なお、自車位置認識装置2の各機能部及び手段は、CPU等の演算処理装置を中核部材として、入力されたデータに対して種々の処理を行うための機能部がハードウエア又はソフトウエア(プログラム)或いはその両方により実装されて構成されている。
図2は、方位変更(右折)の前後におけるGPS情報とジャイロ情報との関係の一例を示す模式図である。この図においては、GPS軌跡LgがGPS情報に基づく自車位置の移動軌跡を表し、センサ軌跡Lsがパルス数情報及びジャイロ情報に基づいて演算された自車位置の移動軌跡を表している。GPS軌跡Lg上には、演算に使用されるGPS情報A1〜A3、B1〜B3等が丸印で表され、それらの各GPS情報に示される進行方位が矢印で表されている。また、センサ軌跡Ls上には、演算に使用される所定点の位置が丸印で表されている。ここで、センサ軌跡Ls上の各点は、トリップ数を基準として規定されており、このトリップ数によりGPSトリップ数情報を有する各GPS情報と関連付けられている。
また、本例では、後方領域arBは、現在点Pg0から100トリップ進行方向後方に遡った点を基準点としてそこから3個前までのGPS情報B1〜B3を選択した上で、GPS情報B1のGPSトリップ数情報に示されるトリップ数に対して10トリップ進行方向前方に進んだ点Pg2を前端とし、GPS情報B3のGPSトリップ数情報に示されるトリップ数に対して10トリップ進行方向後方に遡った点Pg3を後端とする領域に設定している。なお、ここでは、GPS情報の名称は、進行方向前方側から順にB1、B2、B3としている。また、GPS情報B1、B2、B3にそれぞれ対応するセンサ軌跡Ls上の点はPb1、Pb2、Pb3としている。
また、後方領域設定手段14は、近傍領域arAからの距離が異なる複数の領域を後方領域arB、arC・・・として順に設定する処理を行う。そのため、後方領域arC以降についても、現在点Pg0から進行方向後方に、例えば、150トリップ、200トリップ、250トリップ、300トリップ、350トリップ、400トリップ遡った点を順に基準点として、同様に後方領域arC、arD・・・arHまで設定する。なお、以下の説明においては、後方領域arBが設定されている場合を基本として説明するが、他の後方領域arC、arD・・・arHが設定されている場合であっても同様の処理が行われる。
GPS直進判定手段16は、GPS情報に基づいて、近傍領域arA内で自車位置が直進したか否かを判定する手段である。本例では、GPS直進判定手段16は、GPS情報A1、A2、A3に含まれる進行方位情報に基づいて、GPS情報A1とA2、A2とA3、A1とA3のそれぞれの間での方位変化量の絶対値が3〔°〕以下であるか否かを判定している。ここでは、このGPS直進判定手段16が本発明における「第一直進判定手段」を構成する。
受信状態判定手段18は、GPS情報を取得した際のGPS衛星からの信号の受信状態の良否を判定する手段である。本例では、GPS情報A1、A2、A3に含まれる測位衛星数情報に基づいて、GPS情報A1、A2、A3の全てで測位衛星数が4個であるか否かを判定している。
GPS方位変更判定手段19は、後述するGPS方位変化量演算手段22により演算されるGPS方位変化量ang−GPS(図2参照)に基づいて、近傍領域arAと後方領域arBとの間で方位変更があったか否かを判定する手段である。本例では、GPS方位変化量ang−GPSの絶対値が60°以上120°以下(60°≦|ang−GPS|≦120°)であるか否かを判定している。
GPS方位演算手段21は、GPS情報に基づいて、近傍領域arA内の進行方位、及び後方領域arB内の進行方位を演算する手段である。本例では、GPS方位演算手段21は、図2に示すように、GPS情報A1、A2、A3に含まれる進行方位情報に基づいて、GPS情報A1、A2、A3に含まれる進行方位の平均値を演算し、それを近傍領域arA内のGPS方位ang−Aとする。また、GPS方位演算手段21は、GPS情報B1、B2、B3に含まれる進行方位情報に基づいて、GPS情報B1、B2、B3に含まれる進行方位の平均値を演算し、それを後方領域arB内のGPS方位ang−Bとする。
GPS方位変化量演算手段22は、GPS方位演算手段21により演算された近傍領域arA内のGPS方位ang−Aと後方領域arB内のGPS方位ang−Bとの差を、GPS方位変化量ang−GPSとして演算する。なお、ここでは、右方向に方位変化したときはGPS方位変化量ang−GPSの値が正となり、左方向に方位変化したときはGPS方位変化量ang−GPSの値が負となるように設定している。なお、左右と正負の関係を逆にすることも当然に可能である。
センサ直進判定手段24は、ジャイロ情報に基づいて、近傍領域arA及び後方領域arBの双方の領域内で自車位置が直進したか否かを判定する手段である。本例では、図2に示すように、センサ直進判定手段24は、近傍領域arAの両端の点である現在点Pg0と点Pg1との間での方位変化量の絶対値が3〔°〕以下であり、且つ後方領域arBの両端の点である点Pg2と点Pg3との間での方位変化量の絶対値が3〔°〕以下であるか否かを判定している。ここでは、このセンサ直進判定手段24が本発明における「第二直進判定手段」を構成する。
センサ方位変更判定手段25は、後述するセンサ方位変化量演算手段29により演算されるセンサ方位変化量ang−SEN(図2参照)に基づいて、近傍領域arAと後方領域arBとの間で方位変更があったか否かを判定する手段である。本例では、センサ方位変化量ang−SENの絶対値が30°以上(30°≦|ang−SEN|)であるか否かを判定している。
センサ方位演算手段28は、ジャイロ情報に基づいて、近傍領域arA内の進行方位、及び後方領域arB内の進行方位を演算する手段である。本例では、センサ方位演算手段28は、図2に示すように、GPS情報A1、A2、A3に含まれるGPSトリップ数情報に示されるトリップ数(センサ軌跡Ls上の点Pa1、Pa2、Pa3に対応)の平均値に最も近いトリップ数の点Pmaを、近傍領域arAを代表する代表点として決定する。そして、この点Pmaにおけるジャイロ情報に基づく進行方位を近傍領域arAのセンサ方位ang−Pmaとする。ここで、点Pmaにおける進行方位は、前回取得した自車の進行方位を起点としてジャイロ情報に示される方位変化量を逐次積算して演算することができる。また、センサ方位演算手段28は、GPS情報B1、B2、B3に含まれるGPSトリップ数情報に示されるトリップ数(センサ軌跡Ls上の点Pb1、Pb2、Pb3に対応)の平均値に最も近いトリップ数の点Pmbを、後方領域arBを代表する代表点として決定する。そして、この点Pmbにおけるジャイロ情報に基づく進行方位を後方領域arBのセンサ方位ang−Pmbとする。ここで、点Pmbにおける進行方位は、前回取得した自車の進行方位を起点としてジャイロ情報に示される方位変化量を逐次積算して演算することができる。
センサ方位変化量演算手段29は、センサ方位演算手段28により演算された近傍領域arAのセンサ方位ang−Pmaと後方領域arBのセンサ方位ang−Pmbとの差を、センサ方位変化量ang−SENとして演算する。なお、ここでは、右方向に方位変化したときはセンサ方位変化量ang−SENの値が正となり、左方向に方位変化したときはセンサ方位変化量ang−SENの値が負となるように設定している。なお、左右と正負の関係を逆にすることも当然に可能である。
(方位変化比率)=ang−SEN/|ang−GPS|・・・(1)
ここでは、分子をセンサ方位変化量ang−SENとし、分母をGPS方位変化量ang−GPSの絶対値としている。これは、右方向に方位変化したときは方位変化比率の値が正となり、左方向に方位変化したときは方位変化比率の値が負となるようにするためである。すなわち、GPS方位変化量ang−GPS及びセンサ方位変化量ang−SENの値は、いずれも右方向に方位変化したときは正となり、左方向に方位変化したときは負となるように設定されている。したがって、GPS方位変化量ang−GPS及びセンサ方位変化量ang−SENのいずれか一方を絶対値とすれば、方位変化比率の値を左右で正負が異なるようにできる。よって、センサ方位変化量ang−SENを絶対値とすることも可能である。ここでは、この方位変化比率演算部30が本発明における「方位変化比率演算手段」を構成する。
(静的補正係数Ds)=(基本補正係数Db)×cosα・・・(2)
ここで、図4は、ジャイロセンサ4の出力Jと設置角度α〔°〕との関係を示す図である。本願では、角度は、鉛直軸Vを基準とし、上り勾配側(図4及び図5における時計回りの方向)を正、下り勾配側(図4及び図5における反時計回りの方向)を負とする。この図4に示すように、ジャイロセンサ4の検出軸Xが水平走行時(勾配角度が0〔°〕のとき)における鉛直軸Vに対してα〔°〕傾斜して設置されている場合、ジャイロセンサ4の出力Jはcosα倍のJcosαとなる。この場合、このジャイロセンサ4の出力Jcosαから生成されるジャイロ情報に示される方位変化量もcosα倍されることになる。したがって、上記の式(2)のように、基本補正係数Dbをcosα倍した値を静的補正係数Dsとすることにより、ジャイロセンサ4の検出軸Xの設置角度αに応じてジャイロ情報を適切に補正することができる。
なお、静的補正係数Dsについても、基本補正係数Dbと同様に、右用静的補正係数Dsrと左用静的補正係数Dslとがそれぞれ演算される。すなわち、右用基本補正係数Dbrを補正して右用静的補正係数Dsrが演算され、左用基本補正係数Dblを補正して左用静的補正係数Dslが演算される。ここでは、静的補正係数演算部43が本発明における「静的補正係数演算手段」を構成する。
(動的補正係数Da)=(静的補正係数Ds)/cosα×cos(α+β)・・・(3)
ここで、図5は、ジャイロセンサ4の出力Jと設置角度α〔°〕及び動的変化角度β〔°〕との関係を示す図である。この図に示すように、動的変化角度β〔°〕は、水平走行時(勾配角度が0〔°〕のとき)のジャイロセンサ4の検出軸の方向X´、すなわち鉛直方向に対して上記静的な設置角度α〔°〕傾斜した方向を基準とする角度である。したがって、勾配角度すなわち動的変化角度がβ〔°〕である場合、検出軸Xは、水平走行時の検出軸X´に対してβ〔°〕傾斜するので、検出軸Xは、鉛直軸Vに対してα+β〔°〕傾斜することになる。よって、ジャイロセンサ4の出力Jはcos(α+β)倍のJcos(α+β)となる。この場合、このジャイロセンサ4の出力Jcos(α+β)から生成されるジャイロ情報に示される方位変化量もcos(α+β)倍されることになる。一方、上記のとおり、静的補正係数Dsは基本補正係数Dbをcosα倍して演算される。そこで、静的補正係数Dsを(1/cosα)倍して設置角度α〔°〕の影響を除去してからcos(α+β)倍した値を動的補正係数Daとすることにより、ジャイロセンサ4の検出軸X方向の動的変化に応じてジャイロ情報を適切に補正することができる。
なお、動的補正係数Daについても、基本補正係数Db及び静的補正係数Dsと同様に、右用動的補正係数Darと左用動的補正係数Dalとがそれぞれ演算される。すなわち、右用静的補正係数Dsrを補正して右用動的補正係数Darが演算され、左用静的補正係数Dslを補正して左用動的補正係数Dalが演算される。ここでは、動的補正係数演算部44が本発明における「動的補正係数演算手段」を構成する。
(補正後のジャイロ情報)=(ジャイロ情報)×(1/Da)・・・(4)
なお、上記のとおり、ジャイロ情報は、ジャイロセンサ4の出力値及び単位出力値当りの分解能に基づいて生成された方位変化量を表す情報である。一方、上記のとおり、動的補正係数Daは、ジャイロセンサ4の検出軸X方向の動的変化に応じて静的補正係数Dsを補正して演算され、この静的補正係数Dsはジャイロセンサ4の検出軸Xの静的な設置角度に応じて基本補正係数Dbを補正して演算されている。そして、基本補正係数Dbは、複数(本例では8個)の方位変化比率(=ang−SEN/|ang−GPS|)の平均値である。したがって、動的補正係数Daの逆数をジャイロ情報に乗算することにより演算される補正後のジャイロ情報は、ジャイロセンサ4の検出軸X方向の動的変化及び静的な設置角度を反映するとともに、GPS情報に基づいて最近のGPS方位変化量ang−GPSとセンサ方位変化量ang−SENとの差異を反映して補正される。よって、補正後のジャイロ情報は、これらが考慮された正確な方位変化量を表すものとなる。ここでは、このジャイロ情報補正部33が本発明における「方位センサ情報補正手段」を構成する。
(1)上記の実施形態においては、ジャイロセンサ4の検出軸X方向の動的変化が検出されない場合(水平走行している場合)に動的補正係数Daの演算を省略し、静的補正係数Dsを用いてジャイロ情報を補正する場合について説明した。しかし、本発明の適用範囲はこの実施形態に限定されない。すなわち、所定の動的補正実行条件を満たすか否かを判定し、この動的補正実行条件を満たさない場合に、動的補正係数演算部44による動的補正係数Daの演算を省略することも好適な実施形態の一つである。ここで、所定の動的補正実行条件には、ジャイロセンサ4の検出軸X方向の動的変化に関する条件、具体的には、検出軸X方向の動的変化が所定範囲内(例えば±3〔°〕以下)であるという条件を含めると好適である。そして、検出軸X方向の動的変化が所定範囲内である場合には、動的補正係数Daの演算を省略する。これにより、ジャイロ情報の動的な補正が不要である場合に、無駄な演算処理を回避してより一層装置の演算負荷を低く抑えることができる。
また、所定の動的補正実行条件としては、この他にも、例えば、自車位置がマップマッチングされていない状態であるという条件、自車位置が地図情報に基づいて勾配のない平坦な道路を走行中であるという条件等、検出軸X方向の動的変化に応じた補正を行うことが適切でない場合を規定する条件とすると好適である。
なお、動的補正係数演算部44により常に動的補正係数Daを演算し、常に最新の動的補正係数Daを用いてジャイロ情報を補正する構成とすることも好適な実施形態の一つである。
2:自車位置認識装置
4:ジャイロセンサ(方位センサ)
5:距離センサ
6:GPS情報取得部(GPS情報取得手段)
8:ジャイロ情報取得部(方位センサ情報取得手段)
10:パルス数情報取得部(距離センサ情報取得手段)
14:後方領域設定手段
16:GPS直進判定手段(第一直進判定手段)
19:GPS方位変更判定手段
22:GPS方位変化量演算手段
24:センサ直進判定手段(第二直進判定手段)
26:複数回方位変更判定手段
29:センサ方位変化量演算手段
30:方位変化比率演算部(方位変化比率演算手段)
31:比率記憶部(記憶手段)
32:基本補正係数演算部(基本補正係数演算手段)
33:ジャイロ情報補正部(方位センサ情報補正手段)
34:自位置演算部(自位置演算手段)
41:勾配センサ(動的変化検出手段)
42:勾配情報取得部(動的変化検出手段)
43:静的補正係数演算部(静的補正係数演算手段)
44:動的補正係数演算部(動的補正係数演算手段)
Db:基本補正係数
Ds:静的補正係数
Da:動的補正係数
X:ジャイロセンサの検出軸
ang−GPS:GPS方位変化量
ang−SEN:センサ方位変化量
Claims (10)
- GPS衛星からの信号に基づいて位置情報及び進行方位情報を含むGPS情報を取得するGPS情報取得手段と、
方位センサからの方位センサ情報を取得する方位センサ情報取得手段と、
前記GPS情報に基づいて、方位変更の前後での進行方位の変化量を演算するGPS方位変化量演算手段と、
前記方位センサ情報に基づいて、前記方位変更の前後での進行方位の変化量を演算するセンサ方位変化量演算手段と、
前記方位変更の前後における前記GPS方位変化量と前記センサ方位変化量との差異に基づいて、前記方位センサ情報の基本補正係数を演算する基本補正係数演算手段と、
前記方位センサの検出軸の静的な設置角度に応じて前記基本補正係数を補正した静的補正係数を演算する静的補正係数演算手段と、
前記方位センサの検出軸方向の動的変化を検出する動的変化検出手段と、
前記方位センサの検出軸方向の動的変化に応じて、前記静的補正係数を動的に補正して動的補正係数を演算する動的補正係数演算手段と、
を備える方位センサの補正係数演算装置。 - 前記静的補正係数演算手段は、前記方位センサの検出軸の静的な設置角度が、鉛直方向に対してα°である場合に、前記静的補正係数を、
(前記静的補正係数)=(前記基本補正係数)×cosα
として演算し、
前記動的補正係数演算手段は、鉛直方向に対して前記設置角度α°傾斜した方向を基準として、前記方位センサの検出軸方向の動的変化角度がβ°である場合に、前記動的補正係数を、
(前記動的補正係数)=(前記静的補正係数)/cosα×cos(α+β)
として演算する請求項1に記載の方位センサの補正係数演算装置。 - 前記方位センサの検出軸方向の動的変化に関する条件を含む所定の動的補正実行条件を満たすか否かを判定し、前記動的補正実行条件を満たさない場合には、前記動的補正係数演算手段による動的補正係数の演算を省略する請求項1又は2に記載の方位センサの補正係数演算装置。
- 前記方位変更の前後における前記GPS方位変化量と前記センサ方位変化量との比率を演算する方位変化比率演算手段と、前記方位変化比率演算手段の演算結果としての方位変化比率の情報を記憶する記憶手段と、を更に備え、
前記基本補正係数演算手段は、前記記憶手段に記憶された複数の方位変化比率の全部又は一部の平均値に基づいて前記基本補正係数を演算する請求項1から3の何れか一項に記載の方位センサの補正係数演算装置。 - 請求項1から4の何れか一項に記載の方位センサの補正係数演算装置を備えた自位置認識装置であって、
前記静的補正係数及び前記動的補正係数の少なくとも一方を用いて前記方位センサ情報を補正する方位センサ情報補正手段と、
移動距離を検出する距離センサからの距離センサ情報を取得する距離センサ情報取得手段と、
補正後の前記方位センサ情報と前記距離センサ情報とに基づいて自位置の移動軌跡を演算し、自位置の認識を行う自位置演算手段と、
を備える自位置認識装置。 - GPS衛星からの信号に基づいて位置情報及び進行方位情報を含むGPS情報を取得するGPS情報取得ステップからのGPS情報に基づいて、方位変更の前後での進行方位の変化量を演算するGPS方位変化量演算ステップと、
方位センサからの方位センサ情報に基づいて、前記方位変更の前後での進行方位の変化量を演算するセンサ方位変化量演算ステップと、
前記方位変更の前後における前記GPS方位変化量と前記センサ方位変化量との差異に基づいて、前記方位センサ情報の基本補正係数を演算する基本補正係数演算ステップと、
前記方位センサの検出軸の静的な設置角度に応じて前記基本補正係数を補正した静的補正係数を演算する静的補正係数演算ステップと、
前記方位センサの検出軸方向の動的変化を検出する動的変化検出ステップと、
前記方位センサの検出軸方向の動的変化に応じて、前記静的補正係数を動的に補正して動的補正係数を演算する動的補正係数演算ステップと、
をコンピュータに実行させる方位センサの補正係数演算プログラム。 - 前記静的補正係数演算ステップにおいて、前記方位センサの検出軸の静的な設置角度が、鉛直方向に対してα°である場合に、前記静的補正係数を、
(前記静的補正係数)=(前記基本補正係数)×cosα
として演算し、
前記動的補正係数演算ステップにおいて、鉛直方向に対して前記設置角度α°傾斜した方向を基準として、前記方位センサの検出軸方向の動的変化角度がβ°である場合に、前記動的補正係数を、
(前記動的補正係数)=(前記静的補正係数)/cosα×cos(α+β)
として演算する請求項6に記載の方位センサの補正係数演算プログラム。 - 前記方位センサの検出軸方向の動的変化に関する条件を含む所定の動的補正実行条件を満たすか否かを判定し、前記動的補正実行条件を満たさない場合には、前記動的補正係数演算ステップを省略する請求項6又は7に記載の方位センサの補正係数演算プログラム。
- 前記方位変更の前後における前記GPS方位変化量と前記センサ方位変化量との比率を演算する方位変化比率演算ステップと、前記方位変化比率演算ステップの演算結果としての方位変化比率の情報を所定の記憶手段に記憶する記憶ステップと、を更に実行し、
前記基本補正係数演算ステップにおいて、前記記憶ステップに記憶された複数の方位変化比率の全部又は一部の平均値に基づいて前記基本補正係数を演算する請求項6から8の何れか一項に記載の方位センサの補正係数演算プログラム。 - 請求項6から9の何れか一項に記載の方位センサの補正係数演算プログラムを備えた自位置認識プログラムであって、
前記静的補正係数及び前記動的補正係数の少なくとも一方を用いて前記方位センサ情報を補正する方位センサ情報補正ステップと、
移動距離を検出する距離センサからの距離センサ情報を取得する距離センサ情報取得ステップと、
補正後の前記方位センサ情報と移動距離を検出する距離センサからの距離センサ情報とに基づいて自位置の移動軌跡を演算し、自位置の認識を行う自位置演算ステップと、
をコンピュータに実行させる自位置認識プログラム。
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