JP2010160056A - 位置計測装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で対象物の位置計測を行うことができ、また、高精度に位置計測を行うことができる位置計測装置等を提供する。
【解決手段】対象物100に備えられたバーコード10を撮影するカメラ30と、カメラ30により撮影されたバーコード10の画像から4点以上の注目点を抽出し、バーコード10から注目点の位置情報を取得し、注目点の位置関係と注目点の位置情報とからバーコード10の位置を求めることで対象物100の位置を求める演算装置40と、を備えることを特徴とする位置計測装置300。
【選択図】図1

Description

本発明は、位置計測装置、プログラムに関する。
三次元空間における対象物の位置を計測する手段として、バーコードのパターン等の情報を読み取り、この情報から対象物の位置を計測する装置が存在する。
例えば、特許文献1には、カメラが撮像した撮像画像を入力する画像入力手段と、撮像画像を解析し、撮像画像内に写った二次元コードの固有のパターンに基づいて、二次元コードの位置及び姿勢を示す位置・姿勢情報を算出するとともに、二次元コードに符号化された情報を復号する画像解析手段と、位置・姿勢情報と復号情報とに基づいて、二次元コードが記された物体に対応した制御情報を生成する制御情報生成手段と、を備えている二次元コード検出装置が開示されている。
また、非特許文献1には、環境側に位置情報を2次元バーコードによってマーカとして記述し、それぞれのマーカを天井移動ロボットが読み取ることによって、天井移動ロボットの位置・方向を計算することで位置制御を行う旨が記載されている。
特開2007−90448号公報 福井類、外4名、「磁石誘導型天井移動ロボットプラットフォーム 〜天井吸着用磁石モジュールと複数ロボットの位置計測方法〜」、第9回ロボティクスシンポジア、2004年、p.146−153
本発明は、バーコードの位置計測を簡単な構成で行うことができ、また、バーコードの位置を高精度に計測することで、バーコードを備える対象物の位置計測を簡単な構成で高精度に行うことができる位置計測装置等を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、バーコードを備える対象物の当該バーコードを撮影する撮影部と、前記撮影部により撮影された前記バーコードの画像から4点以上の注目点を抽出する抽出部と、前記バーコードから前記注目点の位置情報を取得する位置情報取得部と、前記抽出部により抽出された前記注目点の位置関係と前記位置情報取得部により取得した前記位置情報とから前記バーコードの位置を求めることで前記対象物の位置を求める演算部と、を備えることを特徴とする位置計測装置である。
請求項2に係る発明は、前記抽出部は、前記バーコードの四隅の点を前記注目点として抽出することを特徴とする請求項1に記載の位置計測装置である。
請求項3に係る発明は、前記位置情報取得部は、前記位置情報として前記バーコードのサイズ情報を取得することを特徴とする請求項1または2に記載の位置計測装置である。
請求項4に係る発明は、前記演算部は、前記抽出部により抽出された前記注目点の位置関係と前記位置情報取得部により取得した前記位置情報とから前記バーコードの三次元位置および三軸角度を求めることにより当該バーコードの位置を求めることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の位置計測装置である。
請求項5に係る発明は、前記バーコードは、前記対象物の特性に関する情報を更に記録することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の位置計測装置である。
請求項6に係る発明は、前記演算部は、前記対象物の位置および前記対象物の特性に関する情報から前記対象物が行う動作を補助する補助情報を更に生成することを特徴とする請求項5に記載の位置計測装置である。
請求項7に係る発明は、コンピュータに、対象物から撮影されたバーコードの画像を取得する機能と、取得した前記バーコードの画像から、4点以上の注目点を抽出する機能と、前記バーコードから前記注目点の位置情報を取得する機能と、前記注目点の位置関係と前記位置情報とから前記バーコードの位置を求めることで前記対象物の位置を求める機能と、を実現させるプログラムである。
請求項8に係る発明は、前記位置情報は、前記バーコードのサイズ情報を含むことを特徴とする請求項7に記載のプログラムである。
請求項1の発明によれば、本構成を採用しない場合に比較して、より簡単な構成で対象物の位置計測を行うことができ、また、位置計測をより高精度に行うことができる位置計測装置を得ることができる。
請求項2の発明によれば、本構成を採用しない場合に比較して、注目点の抽出をより容易に行うことができる。
請求項3の発明によれば、本構成を採用しない場合に比較して、より簡易な手法で注目点の位置情報を設定することができる。
請求項4の発明によれば、本構成を採用しない場合に比較して、注目点の画像から、バーコードが配置された平面とその向きが特定され、この平面が設定された対象物の三次元位置および三軸角度を計測できる。
請求項5の発明によれば、対象物の特性に関する情報と組み合わせることにより、対象物の位置の情報を、より広範囲な用途に活用することができる。
請求項6の発明によれば、本構成を採用しない場合に比較して、対象物が行う動作の補助を行うことができる。
請求項7の発明によれば、バーコードの位置を計測することにより対象物の位置を計測する機能を、コンピュータにより実現できる。
請求項8の発明によれば、本構成を採用しない場合に比較して、より簡易な手法で注目点の位置情報を設定することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
<装置構成>
図1は、本実施形態が適用される位置計測装置、および位置計測を行う対象物を含んだ全体構成を説明した図である。
図1に示した全体構成では、位置計測対象である対象物100と、対象物100の三次元位置および三軸角度を計算する位置計測装置300とを有する。そして、対象物100にはバーコード10が備えられている。また、位置計測装置300は、対象物100を撮影する撮影部の一例としてのカメラ30と、カメラ30により撮影された画像に基づいて対象物100の三次元位置および三軸角度を演算する演算装置40とを備える。
図2は、カメラ30の構成例を示す図である。
カメラ30は、対象物100に備えられたバーコード10(図1参照)の像を収束する光学系31と、光学系31により収束された像を検出する撮像手段であるイメージセンサ32とを備える。
光学系31は、単一のレンズまたは複数のレンズを組み合わせて構成される。例えば、2つの半球レンズを使用し、その球面側を向かい合わせに組み合わせたツインレンズが用いられる。レンズの組み合わせおよびレンズ表面に施されたコーティング等により、各種の不要な収差は適切に除去されている。
イメージセンサ32は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子を配列して構成される。このイメージセンサ32の表面がカメラ30の撮像面となる。
図3は、演算装置40の構成を説明した図である。
演算装置40は、図3に示したように、撮影部により撮影された入力画像としてのバーコード10の画像を取り込み、バーコード10の画像から予め定められた4点以上の注目点を抽出する抽出部41と、バーコード10から注目点の位置情報を取得する位置情報取得部42と、抽出部41により抽出された注目点の位置関係と位置情報取得部42により取得した位置情報とからバーコード10の位置を求めることで対象物100の位置を求め、位置計測結果として出力する演算部43とからなる。
また、図4は、演算装置40の動作を説明したフローチャートである。
以下、図3と図4に基づき、演算装置40の動作の概略を説明する。
演算装置40は、例えばパーソナルコンピュータ等で実現される。抽出部41は、カメラ30により撮影されたバーコード10の画像を取得する(ステップ101)。そして、バーコード10の画像の中からバーコード10にその位置情報が記録されている4点以上の注目点を抽出する(ステップ102)。
次に、位置情報取得部42がバーコード10の画像から注目点のサイズ情報等の位置情報を読み出し、取得する(ステップ103)。
次に、演算部43が、抽出部41により抽出された注目点の位置関係と位置情報取得部42により取得した位置情報とからバーコード10の三次元位置および三軸角度を求め、対象物100(図1参照)の位置計測結果として出力する(ステップ104)。
<バーコードの画像からの注目点の抽出>
次に、カメラ30により撮影されたバーコードの画像から、注目点を抽出する方法について説明する。
図5は、カメラ30により撮影されたバーコードの画像から、注目点を抽出する方法について説明した第1の例である。
図5に示した例では、1次元バーコードであるバーコード10aの各バーが印刷された領域の四隅の4点を注目点11〜14として抽出している。即ち、「4912345678904」の数字が印字されている側を下側とした場合に、バーコード10aの最初のスタートキャラクタを表すバーの左上の点および左下の点をそれぞれ注目点11および注目点12としている。また、バーコード10aの最後のストップキャラクタを表すバーの右上の点および右下の点をそれぞれ注目点13および注目点14としている。これらの注目点11〜14を抽出するには、画像処理技術等を利用することにより行うことができる。より具体的には、例えば、バーコード10aの画像の外郭線の検出を行い、検出された4本の外郭線の交点を求める。この交点はバーコード10aの四隅の4点となる。
注目点の抽出の容易性の観点から、注目点としては上述のようにバーコード10aの四隅の4点を選択することが好ましいがこれに限られるものではない。
図6は、カメラ30により撮影されたバーコードの画像から、注目点を抽出する方法について説明した第2の例である。
図6に示した例では、注目点を抽出するのに、バーコード10aの四隅の4点でなく、複数本印字されているバーのうちの中間に印字されているバーを使用している。
ここでは、注目点15および注目点16は、センターバーの1本を使用し、その左上の点および左下の点を注目点としている。更に、注目点17および注目点18は、数字を表すバーの1本を使用し、その右上の点および右下の点を注目点としている。この場合、バーコード10aには、例えば、注目点15〜18のバーコード10aを基準とした座標系における座標が位置情報として記録されている。
なお本実施の形態の場合、注目点を4点以上であればその個数について特に限定されるものではないので、このように抽出した注目点を全て使用してもよい。この場合、注目点の個数を多くすることにより後述する位置計測の計算精度を向上させやすくなる。
また、バーコードは、1次元バーコードに限定されるものではなく、例えば、2次元バーコードでも使用することが可能である。
図7(a)〜(b)は、カメラ30により撮影されたバーコードの画像から、注目点を抽出する方法について説明した第3の例である。ここで図7(a)は、2次元バーコードの1つの例としてQRコードであるバーコード10bを示している。また図7(b)は、図7(a)のQRコードから特徴部分を抽出したものである。
ここで抽出する注目点としては、例えば、バーコード10bの四隅の4点を注目点11〜14として抽出することができる。これらの注目点11〜14を抽出するには、図5において説明したのと同様に、バーコード10bの画像の外郭線の検出を行い、検出された4本の外郭線の交点を求めることにより行うことができる。
但し、本実施の形態において、注目点として抽出される点としては、これに限られるものではない。例えば、図7(a)〜(b)に示すように、QRコードにおける位置検出用パターンである3つの切り出しシンボル51のそれぞれの四隅の点を注目点11〜13および注目点15〜23とすることもできる。また、切り出しシンボル51と同様にQRコードに含まれるアライメントパターン52の四隅の点やタイミングパターン53の任意の点を抽出してもよい。
<バーコード10の三次元位置、三軸角度の計算>
次に、バーコード10より抽出した注目点が4点の場合についてバーコード10の三次元位置、三軸角度を算出する方法について説明を行う。
注目点11の位置について、バーコード10を基準とした座標系における座標を[X,Y,Zとする。また、カメラ30により撮影された画像上(イメージセンサ32上)(図2参照)の座標系における注目点11の点の像の座標を[u,v]とする。なお以下の説明で、カメラ30の位置を原点とした座標系をカメラ座標系とし、このカメラ座標系における注目点11の座標を[Xc1,Yc1,Zc1とする。この座標はバーコード10に直接位置情報として記録されているか、またはサイズ情報等より導くことができる。
この場合、射影行列Pとして3行4列の行列を用いて、以下の関係式が成り立つ。
Figure 2010160056
数1式の中の射影行列Pは定数倍の不定性があり、これが数1式の左辺の係数hによって吸収される。よって、P34=1とおくことができる。また、注目点11〜14は同一平面上にあるために、Z座標を0とすることができる。そこで、Z=0とすると、数1式のZに対応する射影行列Pの第3列を省略することができる。そのため数1式は、以下のように変形できる。この場合の射影行列の未知数は8個となる。
Figure 2010160056
この数2式から次の2つの拘束式が得られる。
Figure 2010160056
数3式で示した関係は、注目点12〜14についても同様に成り立つ。即ち、注目点12〜14に対して、以下の関係式が成り立つ。なお、ここで、注目点12〜14のバーコード10を基準とした座標系における座標をそれぞれ、[X,Y,Z、[X,Y,Z、[X,Y,Zとし、カメラ30により撮影された画像上の座標系における注目点12〜14の点の像の座標をそれぞれ、[u,v]、[u,v]、[u,v]としている。また注目点11と同様にZ=Z=Z=0としている。
Figure 2010160056
数3式および数4式を整理すると次式が得られる。
Figure 2010160056
数5式において左辺第1項をAとし、また左辺第2項は射影行列Pの3列目がない行列の要素を表していることからP3とし、右辺をBとして書き表すと、以下の式となる。
Figure 2010160056
数6式の両辺にAの逆行列を左からかけると、
Figure 2010160056
となり、P3を求めることができる。
また、射影行列Pは、カメラ内部行列Cとカメラ外部行列[r1 r2 r3 t]との積で表すことができる。
Figure 2010160056
ここで、r1、r2、r3は、バーコード10上の座標系をカメラ座標系に変換する回転ベクトルであり、tは、平行移動ベクトルである。そして、これらのベクトルは全て3つの要素を有する列ベクトルとして表される。P3は射影行列Pの第3列目がない行列であるので、
Figure 2010160056
となる。よって、
Figure 2010160056
となり、列ベクトルr1、r2、tを算出することができる。また、r3は、r1、r2と直交することから、
Figure 2010160056
と表すことができる。よって数11式よりr3を算出することができる。以上のようにして回転ベクトルr1、r2、r3と、平行移動ベクトルtが全て算出できたことになる。そこで、R=[r1 r2 r3]とすると、注目点11〜14の三次元位置は、カメラ座標系を使用して、以下のように表すことができる。なおここで、カメラ座標系における注目点12〜14の座標をそれぞれ[Xc2,Yc2,Zc2、[Xc3,Yc3,Zc3、[Xc4,Yc4,Zc4としている。
Figure 2010160056
数12式の関係式から、注目点11〜14のカメラ座標が特定できるため、バーコード10の三次元位置および三軸角度が求まることとなる。バーコード10の三次元位置および三軸角度はそのまま対象物100の三次元位置および三軸角度として利用できるため、以上のようにして対象物100の位置が計測できる。
なお、以上の説明は、注目点が4点の場合を説明したが、5点以上になった場合も同様の手法を用いて算出可能である。
また、次のような方法によっても、バーコードの三次元位置を算出することができる。
ここではまずバーコードとして、図7に示したQRコードであるバーコード10bを例に採る。このときバーコード10bには、位置情報としてサイズ情報が記録されており、そのサイズは2インチ角の大きさであるとする。注目点としては、バーコード10bの四隅の4点である注目点11〜14を選択する。またここでは便宜上注目点11〜14をそれぞれ点a1〜a4と言い換えて以下の説明を行う。そして、カメラ30(図2参照)の位置を原点としたカメラ座標系における点a1〜a4の座標をそれぞれ[Xc1,Yc1,Zc1、[Xc2,Yc2,Zc2、[Xc3,Yc3,Zc3、[Xc4,Yc4,Zc4とし、カメラ30により撮影された画像上(イメージセンサ32上)(図2参照)の座標系における点a1〜a4の点の像の座標をそれぞれ[u,v]、[u,v]、[u,v]、[u,v]とする。この場合、次の数13式の関係が成り立つ。
Figure 2010160056
このときバーコード10bは、一辺が2インチであるので、点a1〜a4の各点の間の距離は次の数14式のようになる。なお距離は単位をインチとしている。
Figure 2010160056
点a1〜a4の各2点間の距離は、各点の座標値のユークリッド距離と一致するので、上記の数14式から、2次の等式を得ることができる。そして画像から得られる点a1〜a4の像の位置関係から、数14式のすべてを満たす点a1〜a4の三次元座標についての解を得ることができる。但し、通常はカメラ30の焦点を中心とした2つの点対象の解が得られる。しかし実際にはカメラ30の裏側の解が正解であることはないので、その解を除去することで正解は一義的に定まる。
なお上述の例では、バーコード10にサイズ情報等の位置情報が記録されており、その位置情報を基にしてバーコード10の三次元位置を求めていたが、バーコード10が備えられている対象物100の特性に関する情報を更に記録し、対象物100の位置およびこの対象物100の特性に関する情報から対象物100が行う動作を補助する補助情報を更に生成する機能を位置計測装置に持たせることも可能である。なおこの機能は、演算部43(図3参照)により実現することができる。
ここで、対象物100の特性に関する情報とは、例えば、対象物100の種別、物性等である。具体的には、対象物100の種別とは、対象物それ自体が何であるかの情報であり、例えば対象物が、車両であるというような情報である。また他にも対象物が、ショッピングカート、ネームプレート、IDカード、什器、重機械の可動部、路側のポール、道路標識、地図、部品、避難用窓である等を対象物100の種別としてもよい。更に、対象物の物性とは、例えば、その対象物自体の材質、重量、形状等が該当する。
そして、対象物100が行う動作とは、例えば、対象物100が車両である場合は、駐車場において駐車をすること、後続車に安全に追い越しをさせること、車両がセミトレーラであれば前方のトラクタと後方のトレーラの連結をすること等が該当する。また、対象物100がクレーン等の重機械の可動部であれば、安全に重量物を持ち上げることが該当する。更に対象物100が「止まれ」を意味する道路標識であれば、予め定められた位置に車両を停止させることが該当する。
次に、対象物100の位置および特性に関する情報から対象物100が行う動作を補助する補助情報を生成し、その補助情報を活用する具体的な例について説明を行う。
例えば、対象物100が車両である場合に、駐車場において駐車をする動作を補助する場合を考える。本実施の形態では、バーコード10は車両に備えられている。そしてこのバーコード10を駐車場に設置されている位置計測装置300で計測することにより車両の位置を計測する。また、バーコード10から車両の長さ、幅、形状等の情報を読み取り、車両の特性に関する情報として取得する。そして位置計測装置300は、車両の現在の位置と駐車を行う正しい位置との関係に関する情報を補助情報として生成する。具体的には、現在の車両の位置と駐車を行う正しい位置との相対距離や角度等である。この補助情報は、例えば、別途設けられた通信手段により位置計測装置300が車両に伝達し、車両側ではこの補助情報により運転手に現在の車両の位置や速度の修正の指示を画像や音声により伝えるようにすることもできる。
また対象物100が車両であった場合に、後続車に安全に追い越しをさせる動作を補助する場合を考える。この場合、バーコード10はこの前方の車両に備えられている。そして位置計測装置300は後続車に備えられている。この場合、まず車両に備えられているバーコード10を後続車に設置されている位置計測装置300で計測することにより前方の車両の位置を計測する。また、バーコード10から前方の車両の長さと幅の情報を読み取り、車両の特性に関する情報として取得する。そして位置計測装置300は、前方の車両との車間距離、長さ、幅より追い越しをするための速度や、追い越しをするために必要な距離の情報、あるいは追い越しは無理である等の情報を補助情報として生成する。後続車は、運転手にこの補助情報を画像や音声により伝えるようにすることもできる。
また、対象物100である車両がセミトレーラであれば牽引車であるトラクタと荷台であるトレーラの連結を行う動作を補助することもできる。この場合、バーコード10はトレーラに備えられている。そして、このバーコード10を別途備えられた位置計測装置300で計測することによりトレーラの位置を計測する。また、バーコード10を読み取り、トレーラの長さ、幅、形状、連結可能か否かの情報をセミトレーラの特性に関する情報として取得する。そしてトレーラの現在の位置を補助情報として生成する。この補助情報は、例えば位置計測装置300が別途設けられた通信手段によりトラクタ側に伝達し、トラクタ側ではこの補助情報によりに乗車している運転手や外で作業をしている作業員に連結を行うための指示を画像や音声により伝えるようにすることもできる。
更に対象物100が、クレーン、ショベルカー等の重機械であった場合、その可動部にバーコード10を取り付け、その位置を別途重機械に設置された位置計測装置300により計測することにより安全性を向上させることができる。即ち、位置計測装置300によりバーコード10の位置を逐次測定する。そしてその位置から可動部に、どの程度のしなりや歪みが生じているかが算出できる。この場合、対象物100の特性に関する情報としては、しなりや歪みの限界値が該当する。位置計測装置300は、この限界値を超えた場合は、可動部に過大な負荷がかかったと判断し、重機械に対し、補助情報として警告情報を生成する。そして、重機械の操作者に警告音を発するようにすることもできる。
更に対象物100が、「止まれ」を意味する道路標識であった場合、この道路標識にバーコード10を取り付け、その位置を車両に設置された位置計測装置300により計測することにより、予め定められた位置に車両を停止させることができる。即ち、車両に設置された位置計測装置300により、道路標識に備えられたバーコード10の位置を逐次測定する。この場合、バーコード10には、道路標識は「止まれ」であるという情報が対象物100の特性に関する情報としてコード化されて記録されている。また、バーコード10から車両の停止位置の情報を対象物100の特性に関するとして取得する。そして車両の位置と停止位置との相対距離を補助情報として生成する。この補助情報を車両の運転者に伝えたり、または車両側で自動的にブレーキ操作を行う等により、予め定められた位置に車両を停止させることができる。
更に対象物100が、ショッピングカートであった場合、このショッピングカートにバーコード10を取り付け、その位置を別途設置された位置計測装置300により計測することにより、ショッピングカートの位置を逐次把握することができる。この場合、バーコード10には、対象物100はショッピングカートであるという情報が対象物100の特性に関する情報としてコード化されて記録されている。例えば、位置計測装置300は、このショッピングカートの位置が一定時間変化しない場合、既に使用されていないと判断する。そして、その旨をコード化して補助情報とし、ショッピングカートの回収装置にこの補助情報を伝達する。回収装置は、位置計測装置300から併せて伝達されるショッピングカートの位置情報に基づき、このショッピングカートの回収を行うことができる。
なお、上述した例の場合、対象物100の位置計測の精度向上の観点から、対象物100のどの位置にバーコード10が備えられているかの情報が更なる位置情報として記録されていることが好ましい。具体的には、対象物100が車両であった場合、右後方角の高さ3フィートの位置にバーコード10がある等の情報である。
本実施形態が適用される位置計測装置、および位置計測を行う対象物を含んだ全体構成を説明した図である。 カメラの構成例を示す図である。 演算装置の構成を説明した図である。 演算装置の動作を説明したフローチャートである。 カメラにより撮影されたバーコードの画像から、注目点を抽出する方法について説明した第1の例である。 カメラにより撮影されたバーコードの画像から、注目点を抽出する方法について説明した第2の例である。 (a)〜(b)は、カメラにより撮影されたバーコードの画像から、注目点を抽出する方法について説明した第3の例である。
10,10a,10b…バーコード、11〜23…注目点、30…カメラ、31…光学系、32…イメージセンサ、40…演算装置、41…抽出部、42…位置情報取得部、43…演算部、100…対象物、300…位置計測装置

Claims (8)

  1. バーコードを備える対象物の当該バーコードを撮影する撮影部と、
    前記撮影部により撮影された前記バーコードの画像から4点以上の注目点を抽出する抽出部と、
    前記バーコードから前記注目点の位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記抽出部により抽出された前記注目点の位置関係と前記位置情報取得部により取得した前記位置情報とから前記バーコードの位置を求めることで前記対象物の位置を求める演算部と、
    を備えることを特徴とする位置計測装置。
  2. 前記抽出部は、前記バーコードの四隅の点を前記注目点として抽出することを特徴とする請求項1に記載の位置計測装置。
  3. 前記位置情報取得部は、前記位置情報として前記バーコードのサイズ情報を取得することを特徴とする請求項1または2に記載の位置計測装置。
  4. 前記演算部は、前記抽出部により抽出された前記注目点の位置関係と前記位置情報取得部により取得した前記位置情報とから前記バーコードの三次元位置および三軸角度を求めることにより当該バーコードの位置を求めることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の位置計測装置。
  5. 前記バーコードは、前記対象物の特性に関する情報を更に記録することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の位置計測装置。
  6. 前記演算部は、前記対象物の位置および前記対象物の特性に関する情報から前記対象物が行う動作を補助する補助情報を更に生成することを特徴とする請求項5に記載の位置計測装置。
  7. コンピュータに、
    対象物から撮影されたバーコードの画像を取得する機能と、
    取得した前記バーコードの画像から、4点以上の注目点を抽出する機能と、
    前記バーコードから前記注目点の位置情報を取得する機能と、
    前記注目点の位置関係と前記位置情報とから前記バーコードの位置を求めることで前記対象物の位置を求める機能と、
    を実現させるプログラム。
  8. 前記位置情報は、前記バーコードのサイズ情報を含むことを特徴とする請求項7に記載のプログラム。
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