JP2010159729A - Blowby gas reducing device for internal combustion engine - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、クランクケースから吸気通路へ流れるブローバイガスの流量を制御する電子制御式のPCVバルブと、このPCVバルブの開度を制御する制御装置とを備える内燃機関のブローバイガス還元装置に関する。 The present invention relates to a blow-by gas reduction device for an internal combustion engine that includes an electronically controlled PCV valve that controls the flow rate of blow-by gas flowing from a crankcase to an intake passage, and a control device that controls the opening degree of the PCV valve.
従来のブローバイガス還元装置としては、内燃機関の吸気通路の負圧に応じてガスの流量を調整する機械式のPCV(Positive Crankcase Ventilation)バルブが設けられている。このPCVバルブは、ケース内に収容された弁体を、弁体に取り付けられたばねと負圧との相互作用によって往復移動させて、ケースと弁体との間に形成されるガスの流路を拡大及び縮小することにより、PCVバルブを通過するガスの流量(以下、単に「PCV流量」という。)を調整する(例えば、特許文献1参照)。 As a conventional blow-by gas reduction device, a mechanical PCV (Positive Crankcase Ventilation) valve that adjusts a gas flow rate according to a negative pressure in an intake passage of an internal combustion engine is provided. This PCV valve reciprocates a valve element housed in a case by the interaction between a spring attached to the valve element and a negative pressure, thereby causing a gas flow path formed between the case and the valve element. By enlarging and reducing, the flow rate of the gas passing through the PCV valve (hereinafter simply referred to as “PCV flow rate”) is adjusted (see, for example, Patent Document 1).
この機械式PCVバルブの開度は、車両の中車速時での機関本体の換気性を向上させることが可能となるように、即ち、車両の中車速時(例えば、50km/h)に吸気通路に供給されるPCV流量が比較的大きなものとなるように予め設定される。 The opening degree of the mechanical PCV valve is designed to improve the ventilation of the engine body at the medium vehicle speed, that is, at the medium vehicle speed (for example, 50 km / h) of the intake passage. Is set in advance so that the PCV flow rate to be supplied is relatively large.
ところで、平地(例えば、標高0m)における大気圧に対して、高地(例えば、標高2000m)における大気圧は低くなるため、吸気通路に導入されるガスの流量が減少してしまう。したがって、例えば、高地において内燃機関のアイドル運転した場合のスロットルバルブのスロットル開度は、平地において内燃機関のアイドル運転した場合の同スロットル開度よりも大きくなってしまう。具体的には、高地においての内燃機関のアイドル運転した場合のスロットル開度は、平地において中車速にて定常走行しているときのスロットル開度に相当してしまう。これにより、高地において内燃機関のアイドル運転した場合のPCV流量は、平地におけるアイドル運転時よりも多くなり、平地において中車速にて走行しているときのPCV流量に相当してしまう。これに伴い燃焼室に供給されるガス量が増加するため、理論空燃比を維持すべく燃料噴射量も増加してしまう。その結果、高地においては、燃費が悪化してしまう。 By the way, since the atmospheric pressure in the high altitude (for example, 2000 m above sea level) is lower than the atmospheric pressure on the flat land (for example at an altitude of 0 m), the flow rate of the gas introduced into the intake passage decreases. Therefore, for example, the throttle opening of the throttle valve when the internal combustion engine is idling at high altitude is larger than the throttle opening when the internal combustion engine is idling on a flat ground. Specifically, the throttle opening degree when the internal combustion engine is idling at high altitude corresponds to the throttle opening degree when the vehicle is steady running at a medium vehicle speed on a flat ground. As a result, the PCV flow rate when the internal combustion engine is idling at high altitude is greater than that during idling operation on flat ground, and corresponds to the PCV flow when traveling at medium vehicle speed on flat ground. As a result, the amount of gas supplied to the combustion chamber increases, so the fuel injection amount also increases to maintain the stoichiometric air-fuel ratio. As a result, the fuel efficiency deteriorates at high altitudes.
しかし、機関式のPCVバルブでは、機関本体の圧力と吸気通路の圧力との差に応じてその開度が一義的に変化するため、高地におけるPCV流量をPCVバルブの操作により減少させて燃費悪化の抑制を図ることはできない。 However, in an engine-type PCV valve, its opening degree is uniquely changed according to the difference between the pressure of the engine body and the pressure of the intake passage. Cannot be suppressed.
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、高地の場合に、燃費の悪化を抑制することのできる内燃機関のブローバイガス還元装置を提供することにある。 This invention is made | formed in view of such a situation, The objective is to provide the blow-by gas reduction apparatus of the internal combustion engine which can suppress the deterioration of a fuel consumption in the case of a highland.
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
(1)請求項1に記載の発明は、クランクケースからスロットルバルブが設けられた吸気通路へ流れるブローバイガスの流量を制御する電子制御式のPCVバルブと、該PCVバルブの開度を制御する制御装置とを備える内燃機関のブローバイガス還元装置において、前記制御装置は、大気圧に基づいて、前記PCVバルブの開度を制御し、前記制御装置は、アイドル運転状態において、前記大気圧が低くなるにつれて、前記スロットルバルブの開度に対する前記PCVバルブの開度が小さくなるように設定することを要旨とする。
In the following, means for achieving the above object and its effects are described.
(1) The invention according to claim 1 is an electronically controlled PCV valve that controls the flow rate of blow-by gas flowing from a crankcase to an intake passage provided with a throttle valve, and a control that controls the opening degree of the PCV valve. In the blow-by gas reduction device for an internal combustion engine comprising the device, the control device controls the opening degree of the PCV valve based on atmospheric pressure, and the control device reduces the atmospheric pressure in an idle operation state. Accordingly, the gist is to set the opening of the PCV valve to be smaller than the opening of the throttle valve.
この発明によれば、平地よりも大気圧が低くなる高地において、スロットルバルブの開度に対するPCVバルブの開度が小さく設定されるため、PCV流量の増大を抑制することができる。したがって、PCV流量の増大に伴う燃料噴射量の増加による燃費の悪化を抑制することができるようになる。 According to this invention, since the opening degree of the PCV valve is set smaller than the opening degree of the throttle valve at a high altitude where the atmospheric pressure is lower than the flat ground, an increase in the PCV flow rate can be suppressed. Therefore, it becomes possible to suppress deterioration in fuel consumption due to an increase in fuel injection amount accompanying an increase in PCV flow rate.
図1〜図3を参照して、本発明にかかる内燃機関のブローバイガス還元装置を具体化した一実施形態について説明する。
図1に示すように、エンジン10は、空気及び燃料からなる混合気の燃焼を通じて動力を発生させるためのエンジン本体20と、外部の空気をエンジン本体20に取り入れるための吸気装置40と、エンジン本体20内の燃焼室31に燃料を供給するための燃料供給装置と、エンジン本体20内のブローバイガスを吸気装置40に供給するためのブローバイガス還元装置60と、これら装置を統括的に制御する電子制御装置70とを備えている。
With reference to FIGS. 1-3, one Embodiment which actualized the blow-by gas reduction apparatus of the internal combustion engine concerning this invention is described.
As shown in FIG. 1, an
エンジン本体20は、燃焼室31にて混合気を燃焼させるためのシリンダブロック21と、このシリンダブロック21と協働してクランクシャフト26を支持するためのクランクケース22と、エンジンオイルを貯留するためのオイルパン23と、動弁系の部品を配置するためのシリンダヘッド24と、エンジンオイルの外部への飛散を抑制するためのヘッドカバー25とにより構成されている。また、シリンダブロック21及びクランクケース22により形成されるクランク室32と、シリンダヘッド24及びヘッドカバー25により形成される動弁室33とは、シリンダブロック21に形成された連通室34により接続されている。
The
吸気装置40は、外気を当該装置内に取り込むためのエアインテーク41と、このエアインテーク41を介して取り込まれた空気(以下、「新気」という。)中の異物を捕捉するためのエアクリーナ42と、スロットルバルブ45の開閉を通じて新気の流量を調整するためのスロットルボディ44と、エアクリーナ42の吸気下流側とスロットルボディ44の吸気上流側とを接続するインテークホース43と、スロットルボディ44の吸気下流側とシリンダヘッド24の吸気上流側とを接続するインテークマニホールド46とにより構成されている。このインテークマニホールド46には、スロットルボディ44を通過した新気を滞留させるためのサージタンク47と、サージタンク47内の新気をシリンダヘッド24の各インテークポートに送り込むための複数のサブパイプ48とが設けられている。即ち、吸気装置40においては、エアインテーク41内の通路と、エアクリーナ42内の通路と、インテークホース43内の通路と、スロットルボディ44内の通路と、インテークマニホールド46内の通路とにより、吸気をエンジン本体20に送り込むための吸気通路49が形成されている。そして、インテークマニホールド46には、燃料を吸気通路49内に噴射するインジェクタ50が設けられている。
The
ブローバイガス還元装置60は、燃焼室31内からクランク室32内に流れ出たブローバイガスを吸気装置40内におけるスロットルバルブ45の吸気下流側に供給する機能、及びエアクリーナ42により浄化された吸気を吸気装置40内におけるスロットルバルブ45の吸気上流側からクランク室32内に供給する機能、及びエンジン本体20内から吸気装置40内に供給されるブローバイガス流量を調整する機能を備える装置として構成されている。
The blow-by
具体的には、クランク室32内のブローバイガスを動弁室33内からサージタンク47内に送り込むための通路として、ヘッドカバー25とサージタンク47とを接続する態様で形成された第1換気通路61が設けられている。また、インテークホース43内の新気を動弁室33内に送り込むための通路、あるいは動弁室33内からインテークホース43内にブローバイガスを送り込むための通路として、ヘッドカバー25とインテークホース43とを接続する態様で形成された第2換気通路62が設けられている。また、動弁室33内からサージタンク47内に向けて流れるブローバイガスを含有するガスの流量を調整するための弁として、ヘッドカバー25に設けられて第1換気通路61の通路面積を変更する電子制御式のPCVバルブ63が設けられている。
Specifically, a
ここで、同一の機関運転条件のもとでは、PCVバルブ63の開度が大きくなるにつれて、動弁室33内からサージタンク47内に供給されるPCVバルブ63を通過するガスであるブローバイガス及び新気からなる混合気の流量(以下、単に「PCV流量」という。)が増加するようになる。即ち、PCV流量は、PCVバルブ63の開度により制御されている。
Here, under the same engine operating condition, as the opening degree of the
電子制御装置70には、回転センサ71、スロットルセンサ72、及びPCVバルブセンサ73が設けられている。回転センサ71は、エンジン本体20のクランクシャフト26の近傍に設けられて、クランクシャフト26の回転数に応じた信号を出力する。また、スロットルセンサ72は、スロットルバルブ45の近傍に設けられて、スロットルバルブ45のスロットル開度に応じた信号を出力する。また、PCVバルブセンサ73は、PCVバルブ63の近傍に設けられて、PCVバルブの開度に応じた信号を出力する。
The
次に、図2を参照して、スロットルバルブ45のスロットル開度に対するPCV流量の制御態様について説明する。
電子制御装置70は、基本的には図2の曲線G1,G2に基づいて、スロットルバルブ45のスロットル開度に対応したPCV流量の要求値を設定し、実際のPCV流量をこの設定した要求値にすべくPCVバルブ63の開度を調整する。ここで、曲線G1は、平地(標高0m)におけるPCV流量の制御曲線であり、曲線G2は、高地(標高2000m)におけるPCV流量の制御曲線である。以下、曲線G1,G2に基づくPCV流量の制御態様について詳述する。
Next, a control mode of the PCV flow rate with respect to the throttle opening of the
The
まず、曲線G1に基づくPCV流量の制御態様について説明する。
スロットル開度T1のスロットル開度の小さい場合において、PCV流量の要求値は、「0」よりも大きく、且つ要求値の変更範囲内における最小の値(以下、「要求値PA」という。)に設定される。なお、スロットル開度T1は、アイドル運転時におけるスロットル開度に相当する。
First, the control mode of the PCV flow rate based on the curve G1 will be described.
In the case where the throttle opening is small, that is, the throttle opening T1, the required value of the PCV flow rate is larger than “0” and the minimum value within the change range of the required value (hereinafter referred to as “required value PA”). Is set. The throttle opening T1 corresponds to the throttle opening during idle operation.
また、スロットル開度T1からスロットル開度T2までの領域において、PCV流量の要求値は、スロットル開度の増大に伴い大きく設定される。なお、スロットル開度T4は、車両が中車速(例えば、50km/h)にて定常走行しているときのスロットル開度に相当する。 Further, in the region from the throttle opening T1 to the throttle opening T2, the required value of the PCV flow rate is set larger as the throttle opening increases. The throttle opening T4 corresponds to the throttle opening when the vehicle is traveling normally at a medium vehicle speed (for example, 50 km / h).
そして、スロットル開度T2からスロットル開度T3までの領域において、PCV流量の要求値は、要求値の変更範囲内における最大の値(以下、「要求値PB」という。)、またはその近傍の値に設定される。ここで、同領域において、そのうちのスロットル開度の小さい側の実際のPCV流量は、実質的に要求値PBとなる。一方、同領域において、そのうちのスロットル開度の大きい側の領域の実際のPCV流量は、吸気通路49の圧力とクランク室32の圧力とが略同等となるため、図2の一点鎖線にて示すようにスロットル開度の増大に伴い急激に減少し、最終的には、PCV流量は「0」またはその近傍の値となる。そして、スロットル開度T3において、最もPCV流量が減少する。
In the region from the throttle opening T2 to the throttle opening T3, the required value of the PCV flow rate is the maximum value (hereinafter referred to as “required value PB”) within the change range of the required value, or a value in the vicinity thereof. Set to Here, in the same region, the actual PCV flow rate on the side with the smaller throttle opening is substantially the required value PB. On the other hand, in the same region, the actual PCV flow rate in the region with the larger throttle opening is indicated by a one-dot chain line in FIG. 2 because the pressure in the
次いで、曲線G2に基づくPCVバルブ63の制御態様について説明する。ここで、曲線G2は、曲線G1とほぼ同じであり、以下では、曲線G1と曲線G2との異なる部分についてのみ説明し、他の部分の説明は省略する。
Next, the control mode of the
曲線G2では、スロットル開度T4において、PCV流量の要求値は、要求値PAに設定される。即ち、スロットル開度T4においては、スロットルバルブ45のスロットル開度に対するPCVバルブ63の開度は、曲線G1と比較して、小さくなるように設定されている。
In the curve G2, the required value of the PCV flow rate is set to the required value PA at the throttle opening T4. That is, at the throttle opening T4, the opening of the
また、スロットル開度T4からスロットル開度T2までの領域において、PCV流量の要求値は、スロットル開度の増大に伴い大きく設定される。また、同領域においても、スロットル開度に対するPCVバルブ63の開度が、曲線G1と比較して、小さくなるように設定されている。そして、スロットル開度T2からスロットル開度T3までの領域は、曲線G1と同様である。また、実際のPCV流量も同様である。
Further, in the region from the throttle opening T4 to the throttle opening T2, the required value of the PCV flow rate is set larger as the throttle opening increases. Also in this region, the opening degree of the
なお、図2のグラフにおいては、スロットル開度T1における機関負荷は、低負荷であり、スロットル開度T1からスロットル開度T2までの領域における機関負荷は、中機関負荷領域に相当し、スロットル開度T2からスロットル開度T3までの領域における機関負荷は、高機関負荷領域に相当する。 In the graph of FIG. 2, the engine load at the throttle opening T1 is a low load, and the engine load in the region from the throttle opening T1 to the throttle opening T2 corresponds to the middle engine load region, and the throttle opening. The engine load in the region from the degree T2 to the throttle opening T3 corresponds to a high engine load region.
ところで、高地におけるアイドル運転の場合には、そのスロットル開度が平地におけるアイドル運転よりも大きくなり、平地における車両の中車速時のスロットル開度の一つであるスロットル開度T4と略同じ大きさとなる。即ち図2のグラフに示すように、平地のアイドル運転時のスロットル開度はスロットル開度T1となり、これに対して高地のアイドル運転時のスロットル開度はスロットル開度T4となる。 By the way, in idling operation at high altitude, the throttle opening is larger than idling operation on flat ground, and is approximately the same as throttle opening T4, which is one of the throttle opening at medium vehicle speed on flat ground. Become. That is, as shown in the graph of FIG. 2, the throttle opening during flat idling is the throttle opening T1, whereas the throttle opening during high altitude idling is the throttle opening T4.
ここで、この高地のアイドル運転の状態において、PCV流量を平地のPCV流量の制御曲線である曲線G1のスロットル開度T4に対応した値(以下、「要求値PC」という。)に設定したとすると、これに伴うPCV流量の増加により燃焼室31に供給されるガス量も増加する。このとき、ガス量増加による空燃比の変化を受けて、空燃比制御により燃料噴射量を増量する補正が成されるため、結果として燃費の悪化を招くようになる。
Here, in this high altitude idling state, the PCV flow rate is set to a value (hereinafter referred to as “required value PC”) corresponding to the throttle opening T4 of the curve G1 which is a control curve of the PCV flow rate on the flat ground. Then, the amount of gas supplied to the
そこで、本実施形態のブローバイガス還元装置60では、高地におけるPCV流量の制御曲線を有するため、高地のアイドル運転の状態にあるときには、PCV流量の要求値をスロットル開度T4に対応した要求値PCに代えて、これよりも小さい値であるアイドル運転時の要求値PAを用いるようにしている。これにより、実際のPCV流量がアイドル運転中の要求値を大きく上回ることを抑制するようにしている。
Therefore, since the blow-by
次に、図3を参照して、上述したPCV流量の調整を実現するために電子制御装置70により実行される「PCVバルブ制御処理」の処理手順について説明する。なお、同処理はエンジン10の運転中において、所定の演算周期毎に繰り返し実行される。
Next, with reference to FIG. 3, the process procedure of the “PCV valve control process” executed by the
当該PCVバルブ処理では、まずステップS10において、大気圧を推定する。具体的には、平地のときの所定の回転数及び負荷に対するスロットルバルブ45のスロットル開度を基準として、同回転数及び負荷における実際のスロットル開度を比較し、その変化量から大気圧の変化量を推定する。詳細には、まず、大気圧の変化に基づく回転数及び負荷に対するスロットル開度の変化量のデータを予め作成する。次いで、そのデータに基づいて、平地のスロットル開度に対する実際の同スロットル開度の変化量が、どの大気圧に相当するかを算出する。ここで、実際のスロットル開度は、スロットルセンサ72により求められる。また、負荷は、スロットルバルブ45を通過する吸入空気量及び燃料噴射量の少なくともどちらか一方に基づいて求めることができる。
In the PCV valve process, first, in step S10, the atmospheric pressure is estimated. Specifically, on the basis of the throttle opening of the
次に、ステップS11において、大気圧が850hPa以下か否かを判断する。この大気圧は、標高2000mの大気圧に相当する。ここで、大気圧が850hPaより大きいと判断した場合(ステップS11のNO)、ステップS12において、PCV流量の制御曲線を曲線G1に設定する。一方、大気圧が850hPa以下と判断した場合(ステップS11のYES)、ステップS13において、PCV流量の制御曲線を曲線G2に設定する。以上により、平地及び高地におけるPCV流量の制御曲線を変更することにより、平地及び高地に適したPCV流量の制御を実現している。 Next, in step S11, it is determined whether the atmospheric pressure is 850 hPa or less. This atmospheric pressure corresponds to an atmospheric pressure at an altitude of 2000 m. If it is determined that the atmospheric pressure is greater than 850 hPa (NO in step S11), the PCV flow rate control curve is set to the curve G1 in step S12. On the other hand, when it is determined that the atmospheric pressure is 850 hPa or less (YES in step S11), in step S13, the PCV flow rate control curve is set to the curve G2. As described above, the PCV flow rate control suitable for the flatland and the highland is realized by changing the control curve of the PCV flowrate in the flatland and the highland.
[実施形態の効果]
本実施形態のブローバイガス還元装置60によれば、以下に示す効果を奏することができる。
[Effect of the embodiment]
According to the blow-by
(1)本実施形態では、電子制御装置70が、アイドル状態において、大気圧が小さくなるにつれて、スロットルバルブ45の開度に対するPCVバルブ63の開度を小さく設定している。これにより、大気圧が低くなる高地において、PCV流量の増大を抑制することができる。したがって、PCV流量の増大に伴う燃料噴射量の増加による燃費の悪化を抑制することができるようになる。
(1) In the present embodiment, the
(2)本実施形態では、電子制御装置70が、平地及び高地の場合に応じて、それぞれのPCV流量の制御曲線G1,G2によって、PCV流量を制御している。これにより、車両が平地及び高地において、それぞれアイドル運転を行う場合に適したPCV流量を供給することができるようになる。
(2) In the present embodiment, the
(3)本実施形態では、所定の回転数及び負荷に対するスロットル開度から大気圧を推定している。これにより、大気圧を推定、もしくは測定するための新規のセンサを不要とすることができるため、部品点数の削減を図ることができる。 (3) In the present embodiment, the atmospheric pressure is estimated from the throttle opening with respect to a predetermined rotation speed and load. This eliminates the need for a new sensor for estimating or measuring the atmospheric pressure, thereby reducing the number of components.
(その他の実施形態)
なお、上記実施形態は、例えば以下に示すように変更して実施することもできる。
・本実施形態のブローバイガス還元装置60では、大気圧を推定するのに、所定の回転数及び負荷に対するスロットル開度によって行っていたが、大気圧を推定する構成は、これに限定されることはない。例えば、カーナビゲーション等に搭載される気圧センサにより大気圧を推定してもよい。
(Other embodiments)
In addition, the said embodiment can also be changed and implemented as shown, for example below.
In the blow-by
・本実施形態のブローバイガス還元装置60では、大気圧が850hPaを閾値として、PCV流量の制御曲線である曲線G1及び曲線G2を選択していたが、大気圧の閾値は、これに限定されることはない。大気圧の閾値としては、他の値を用いてもよい。
In the blow-by
・本実施形態のブローバイガス還元装置60では、PCV流量の制御曲線として、曲線G1,G2の2種類を用いたが、制御曲線の数は、これに限定されることはない。例えば、曲線を3種類以上用いてもよい。
In the blow-by
・本実施形態のブローバイガス還元装置60では、第1換気通路61及び第2換気通路62のともに、ヘッドカバー25に接続されたが、第1換気通路61及び第2換気通路62の接続位置は、これに限定されることはない。ブローバイガスをエンジン本体20からスロットルバルブ45の上流側及び下流側に還元する構造であればよいため、例えば、第1換気通路61及び第2換気通路62は、クランク室32に接続されてもよい。
In the blowby
10…エンジン(内燃機関)、20…エンジン本体(機関本体)、21…シリンダブロック、22…クランクケース、23…オイルパン、24…シリンダヘッド、25…ヘッドカバー、26…クランクシャフト、31…燃焼室、32…クランク室、33…動弁室、34…連通室、40…吸気装置、41…エアインテーク、42…エアクリーナ、43…インテークホース、44…スロットルボディ、45…スロットルバルブ、46…インテークマニホールド、47…サージタンク、48…サブパイプ、49…吸気通路、50…インジェクタ、60…ブローバイガス還元装置、61…第1換気通路、62…第2換気通路、63…PCVバルブ、70…電子制御装置(制御手段)、71…回転センサ、72…スロットルセンサ、73…PCVバルブセンサ。
DESCRIPTION OF
Claims (1)
前記制御装置は、大気圧に基づいて、前記PCVバルブの開度を制御し、
前記制御装置は、アイドル運転状態において、前記大気圧が低くなるにつれて、前記スロットルバルブの開度に対する前記PCVバルブの開度が小さくなるように設定する
ことを特徴とする内燃機関のブローバイガス還元装置。 In a blow-by gas reduction device for an internal combustion engine, comprising an electronically controlled PCV valve that controls the flow rate of blow-by gas flowing from a crankcase to an intake passage provided with a throttle valve, and a control device that controls the opening degree of the PCV valve ,
The control device controls the opening of the PCV valve based on atmospheric pressure,
The blow-by gas reduction device for an internal combustion engine, wherein the control device sets the opening of the PCV valve relative to the opening of the throttle valve as the atmospheric pressure decreases in an idle operation state. .
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CN113187582A (en) * | 2021-05-18 | 2021-07-30 | 潍柴动力股份有限公司 | Method for preventing engine breather from oil channeling under plateau working conditions |
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