JP2010153367A - 差込プラグの緩み抜け判定装置、その判定方法、無停電電源装置、および人工呼吸器 - Google Patents

差込プラグの緩み抜け判定装置、その判定方法、無停電電源装置、および人工呼吸器 Download PDF

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Abstract

【課題】差込プラグの緩み抜けを判定する技術を提供する。
【解決手段】差込プラグの緩みおよび抜け判定装置50は、電気機器10に設置され、リーダ/ライタ読取部2を差込プラグ71に装着している。そして、管理部12がRFIDリーダ/ライタ11に指示を出してリーダ/ライタ読取部2から電波を出力し、ID識別部13が、プラグ受け70に貼付されているRFIDタグ1のIDの読み取りが可能か否かを判定する。なお、ID識別部13は、電気機器10が電源ONされたときに読み取っておいたRFIDタグ1のIDと読み取ったIDとが一致した場合に、読み取りができたと判定する。RFIDタグ1のIDの読み取りができなければ、ID識別部13がID読取不可情報を出力する。そして、差込プラグ緩み抜け判定部14は、受信したID読取不可情報に基づいて、差込プラグの緩みまたは抜けがあると判定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、差込プラグの緩みおよび抜けを判定する技術に関する。
一般的に、電気機器を使用するときには、建物構造物の壁面や床面等に設置されているプラグ受けまたは延長コードに取り付けられているプラグ受けに、電源コードの差込プラグを挿入して、電源を確保する。プラグ受けの形状や差込プラグの形状は、日本工業規格によって決められている。一般的なプラグ受けでは、垂直方向に差込プラグを差し込むため、時間の経過とともに、差込プラグが半抜けの状態になる場合がある。そして、半抜けの状態に気付かずにいて、突然に電源断となって、新たに取得した情報が失われたり、電気機器が故障したりすることになる。また、半抜けの状態が長く続くと、差込プラグの上に堆積していた塵や埃等に引火して、火事を引き起こすこともある。
特許文献1には、差込プラグがプラグ受けに不完全に挿入されている状態を検知するために、差込プラグにRFID(Radio Frequency IDentification)タグとRFIDセンサを装着しておき、差込プラグに設けた突起がプラグ受けに押し付けられ差込プラグ内部に押し込められたときに、RFIDセンサの回路電源がONにされるような構成が記載されている。そして、RFIDセンサがRFIDタグからの応答を受信することによって、差込プラグがプラグ受けに密着していることを検知する。すなわち、機械式スイッチによって、差込プラグとプラグ受けとの状態が検知されている。
特開2006−245983号公報(特に、段落0026参照)
しかしながら、特許文献1における機械式スイッチによる方法では、差込プラグに設けられた突起がプラグ受けを押しのける方向に作用するため、差込プラグとプラグ受けの抜けを早めてしまうという問題がある。また、特許文献1における機械式スイッチの方法では、プラグ受けを押しのける機構になっているため、差込プラグの緩みと判定する隙間の長さを調整することが困難である。
さらに、特許文献1では、差込プラグの緩みが有るか無いかだけしか特定できないという問題がある。すなわち、差込プラグが緩んでから抜けるまでには、ある程度の時間が経過するものであり、差込プラグの緩みの程度に応じて、多段階の警告をユーザに指示することが困難である。
そこで、本発明は前記した従来技術の問題点に鑑みて、差込プラグの緩みおよび抜けを判定することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明における差込プラグの緩み抜け判定装置は、リーダ/ライタ読込部を差込プラグに装着し、RFIDリードライト処理部(RFIDリーダ/ライタ)がリーダ/ライタ読取部によってプラグ受けに貼付されたRFIDタグのID情報を受信できるか否かを判定し、受信できない場合に差込プラグの緩み(しっかり差し込んでからの緩み、最初から差し込みが不十分)または抜けと判定することを特徴とする。また、応答距離の異なる複数のRFIDタグをプラグ受けに貼付することによって、緩みから抜けまでの状態を多段階で判定することを特徴とする。
本発明によれば、差込プラグの緩みおよび抜けを判定することが可能となる。
第1実施形態に係る差込プラグ緩み抜け判定システムの構成を示す図である。 第1実施形態の差込プラグ緩み抜け判定システムの処理の流れを示す図である。 差込プラグとプラグ受けとの間の隙間の距離とID読取不可情報を出力する距離の範囲との関係について示す図である。 第2実施形態に係る差込プラグ緩み抜け判定システムの構成を示す図である。 第2実施形態の差込プラグ緩み抜け判定システムの処理の流れを示す図である。 第2実施形態の差込プラグ緩み抜け判定システムの処理の流れのつづきを示す図である。 第3実施形態に係る差込プラグ緩み抜け判定システムの構成を示す図である。 第3実施形態の差込プラグ緩み抜け判定システムにおける無停電電源装置のプラグ受け側に係る処理の流れを示す図である。 第3実施形態の差込プラグ緩み抜け判定システムにおける無停電電源装置のプラグ受け側に係る処理の流れのつづきを示す図である。 第3実施形態の差込プラグ緩み抜け判定システムにおける無停電電源装置の差込プラグ側に係る処理の流れを示す図である。 第3実施形態の差込プラグ緩み抜け判定システムにおける無停電電源装置の差込プラグ側に係る処理の流れのつづきを示す図である。 変形例において応答距離の異なるRFIDタグをプラグ受けの周囲に貼付した状態を示す図である。 変形例における差込プラグとプラグ受けとの間の隙間の距離とID読取不可情報を出力する距離の範囲との関係について示す図である。 第4実施形態において人工呼吸器に適用した場合の差込プラグ緩み抜け判定システムの構成を示す図である。 人工呼吸器に適用した場合の差込プラグ緩み抜け判定システムの処理の流れを示す図である。
次に、本発明を実施するための最良の形態(以降、「実施形態」と称す)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係る差込プラグ緩み抜け判定システムの構成について図1を用いて説明する。図1は、第1実施形態に係る差込プラグ緩み抜け判定システムの構成を示す図である。
第1実施形態に係る差込プラグ緩み抜け判定システム100は、図1に示すように、RFIDタグ1、リーダ/ライタ読取部2、および電気機器10を含む。
RFIDタグ1は、プラグ受け70に貼付される。RFIDタグ1は、プラグ受けの差込口の間に貼付されたり(図1の1a参照)、差込口の周辺に貼付されたりする(図1の1b,1c参照)。
ここでのRFIDタグ1、例えば、密着型のRFIDタグを用いて、1mm以内の隙間を許容する(隙間が1mmより大きい場合に差込プラグの緩みまたは抜けと判定する)ことが好適である。
また、RFIDタグの応答距離をより長いものにすれば、その応答距離以内の隙間を許容することが可能になる。例えば、2.45GHzで動作するミューチップ(登録商標)に取り付けるアンテナ利得を調整したり、リーダ/ライタ読取部2から出力される電波の強さを調整したりすることによって、実現することが可能である。
また、図1では、プラグ受けが壁面に固定されている場合またはテーブルタップの場合を示しているが、延長コードに取り付けられたプラグ受けであっても構わない。延長コードに取り付けられたプラグ受けの場合、RFIDタグ1は、プラグ受けの絶縁物に貼付される。
また、プラグ受けの差込口は、図1に示す細長い形状のものが垂直に平行している場合だけに限られず、空調機用の水平方向の場合であってもよい。
リーダ/ライタ読取部2は、タグリーダ(質問器ともいう)であって、RFIDタグ1へ電波を発信し、RFIDタグ1からの応答である識別情報を受信する。
図1には、リーダ/ライタ読取部2が差込プラグ71に内蔵されている場合の例、および差込プラグ71の外部に装着されている場合の例を示している。
また、リーダ/ライタ読取部2は、電気機器10に備えられているRFIDリーダ/ライタ11に、信号線9を介してRFIDタグ1から読み取った識別情報を送信する。
電気機器10は、図1に示すように、RFIDリーダ/ライタ11、管理部12、ID識別部13、差込プラグ緩み抜け判定部14、電源制御部15、および表示部16を備えている。
なお、差込プラグの緩み抜け判定装置50a(50)は、RFIDリーダ/ライタ11、管理部12、ID識別部13、差込プラグ緩み抜け判定部14、信号線9、およびリーダ/ライタ読取部2を含む部分である。
また、図1に示す電気機器10は、バッテリを内蔵していないタイプの(電源コード72を介する電源からの電力の供給が停止すると直ちに動作が停止してしまう)ものである。例えば、電気機器10は、PC(Personal Computer)であってもよい。
管理部12は、電気機器10に備えられている各部(11,13〜16)の制御を司る。また、管理部12は、各部(11,13〜16)間の情報の送受信を制御する。なお、各部(12〜15)は、マイコンやCPU(Central Processing Unit)によって実現される機能であって、アプリケーションプログラムを実行することによって、種々の演算処理が具現化される。
RFIDリーダ/ライタ11は、管理部12からの指示に従って、所定の時間ごとにRFIDタグ1に、その識別情報を読み取るための信号を出力し、リーダ/ライタ読取部2から識別情報を受信する。そして、RFIDリーダ/ライタ11は、受信したRFIDタグ1の識別情報を出力する。なお、RFIDリーダ/ライタ11は、RFIDタグ1からの応答を受信できない場合は、識別情報を出力しない。
ID識別部13は、受信した識別情報を解析して、RFIDタグ1のID(識別情報)を特定する。そして、ID識別部13は、RFIDタグ1のIDを読み取れなくなったときに、ID読取不可情報を管理部12に出力する。また、ID識別部13は、ID読取不可情報を出力した後、再び、RFIDタグ1のIDを読み取ったときに、復旧情報を出力する。そして、ID識別部13は、表示部16に、「差込プラグの緩みが解消した」旨の表示を出力する。
なお、RFIDタグ1のIDを読み取れなくなったときとは、ID識別部13が、所定の時間ごとに、RFIDリーダ/ライタ11から識別情報を受け取れなくなったときである。
ただし、電気機器10がパワーONされた時に最初に読み取ったRFIDタグのIDは、一時的に記憶されるが、電気機器10がパワーOFFされた時には、消去されるものとする。
差込プラグ緩み抜け判定部14は、ID読取不可情報を受信したときに、差込プラグの緩みがあると判定して、表示部16に、「差込プラグに緩みがある」旨の表示を出力する。
また、差込プラグ緩み抜け判定部14は、ID読取不可情報を受信した後、所定時間経過しても復旧情報を受信しない場合、管理部12を介して、「差込プラグの緩みが解消されないため、所定時間経過後に、電気機器を停止させる」旨の表示を出力する。そして、差込プラグ緩み抜け判定部14は、電源機器を停止させる停止情報を管理部12に出力する。
電源制御部15は、停止情報を受信したときに、予め決められた所定の手順にしたがって、電気機器10をパワーOFFする動作を実行する。この際、電源制御部15は、管理部12を介して、「パワーOFFする」旨を、表示部16に出力する。
表示部16は、管理部12からの表示の出力を、表示する。なお、表示は、文章でなく、エラーコードのような記号であってもよい。
次に、差込プラグ緩み抜け判定システム100の処理の流れについて、図2を用いて説明する(適宜図1参照)。図2は、第1実施形態の差込プラグ緩み抜け判定システムの処理の流れを示す図である。
ステップS401では、管理部12がRFIDリーダ/ライタ11に指示を出してリーダ/ライタ読取部2から電波を出力し、ID識別部13が、RFIDタグ1のIDの読み取りが可能か否かを判定する。
RFIDタグ1のIDの読み取りが可能であれば(ステップS401でYes)、処理はステップS402へ進む。
ステップS402では、管理部12は、電波の出力の指示を止めて所定時間待機する。そして、ステップS401へ戻る。
RFIDタグ1のIDの読み取りができなければ(ステップS401でNo)、ID識別部13がID読取不可情報を出力し、処理はステップS403へ進む。
ここで、差込プラグ71とプラグ受け70との間の隙間の距離と、ID読取不可情報を出力する距離の範囲との関係について、図3を用いて説明する。図3は、差込プラグとプラグ受けとの間の隙間の距離とID読取不可情報を出力する距離の範囲との関係について示す図である。
図3の横軸は、差込プラグ71とプラグ受け70との間の隙間の距離を示している。また、縦軸は、電波強度を表している。
図3に示すように、隙間の距離がRFIDタグ1の応答距離の範囲を超えると、ID読取不可情報が出力される。すなわち、RFIDタグ1の応答距離によって、ID読取不可情報の出力される隙間の距離を調整することが可能である。なお、応答距離は、RFIDタグ1のIDの読み取りが可能な距離である。
図2へ戻って、ステップS403では、差込プラグ緩み抜け判定部14は、ID読取不可情報を受信した場合、差込プラグの緩みがあるまたは差込プラグの抜けがあると判定する。
ステップS404では、差込プラグ緩み抜け判定部14は、判定した結果を警告として表示部16に表示し、電気機器10のユーザに警告する。なお、差込プラグ緩み抜け判定部14は、ID読取不可情報を受信した際に、RFIDタグ1の応答を受信できていた状態から受信できない状態になった場合には「緩みが生じた」旨の警告を行い、電機機器10の電源をONしているのにもかかわらず、最初からRFIDタグ1の応答を受信できてい場合には「差込プラグの差し込み不足である」旨の警告を行うように区別してもよい。
ステップS405では、所定時間経過した後で、ステップS401と同様に、管理部12は、RFIDリーダ/ライタ11を介して電波を出力し、ID識別部13が、RFIDタグ1のIDの読み取りが可能か否かを判定する。
そして、RFIDタグ1のIDの読み取りが可能であれば(ステップS405でYes)、処理は、ステップS406へ進む。
ステップS406では、ID識別部13は、復旧情報を出力し、表示部16に復旧したことを表示する。そして、処理は、ステップS401へ戻る。
RFIDタグ1のIDの読み取りができなければ(ステップS405でNo)、処理はステップS407へ進む。
ステップS407では、差込プラグ緩み抜け判定部14は、ID読取不可情報を受信した後、所定時間経過しても復旧情報を受信しないので、「差込プラグの緩みが解消されないため、所定時間経過後に、電気機器を停止させる」旨の警告を表示部16に表示する。
そして、ステップS408では、差込プラグ緩み抜け判定部14は、電源機器を停止させる停止情報を管理部12に出力する。そして、電源制御部15は、管理部12から停止情報を受信したときに、予め決められた所定の手順にしたがって、電気機器10をパワーOFFする動作を実行し、動作を停止する。この際、電源制御部15は、「パワーOFFする」旨を、表示部16に出力する。
(変形例)
変形例では、応答距離の異なるRFIDタグをプラグ受け70に貼付する場合について、図12および図13を用いて以下に説明する。図12は、変形例において応答距離の異なるRFIDタグをプラグ受けの周囲に貼付した状態を示す図である。図13は、変形例における差込プラグとプラグ受けとの間の隙間の距離とID読取不可情報を出力する距離の範囲との関係について示す図である。
図12に示すように、応答距離の異なるRFIDタグ1およびRFIDタグ3が、プラグ受け70の周囲に貼付されている。例えば、RFIDタグ3の応答距離が、RFIDタグ1の応答距離より長いものとする。その場合、RFIDタグ3を貼る位置は、差込プラグ71とプラグ受け70との隙間の距離が所定の長さになるときに、応答距離の限界になるように決められればよい。また、RFIDタグ3は、複数のプラグ受け70に対して1つ設けるようにしても構わない。
図13の横軸は、差込プラグ71とプラグ受け70との間の隙間の距離を示している。また、縦軸は、電波強度を表している。
なお、図13には、RFIDタグ3の応答距離が、RFIDタグ1の応答距離より長い場合について示している。
RFIDタグ1の応答距離をRFIDタグ3の応答距離より短くする方法として、RFIDタグ1のアンテナの効率を悪くする(例えば、アンテナの長さを調整する)ことによって実現することが可能である。
図13に示すように、隙間の距離がRFIDタグ1の応答距離の範囲およびRFIDタグ3の応答距離の範囲にある場合、差込プラグ緩み抜け判定部14は、差込プラグの緩みがないと判定する。次に、RFIDタグ1の応答距離の範囲を超えて、RFIDタグ3の応答距離の範囲にある場合、差込プラグ緩み抜け判定部14は、差込プラグの緩みがあると判定する。そして、RFIDタグ1およびRFIDタグ3の応答距離の範囲を超える場合、差込プラグ緩み抜け判定部14は、差込プラグの抜けと判定する。
なお、図12の場合は2種類の応答距離の異なるRFIDタグ1,3を用いた場合について示したが、3以上の応答距離の異なるRFIDタグを用いることによって、差込プラグの緩みの状態を多段階で判定することが可能となる。
また、この変形例における処理の流れは、図2と同様であるので、図示を省略する。そして、図2のステップS403では、差込プラグ緩み抜け判定部14は、読み取り可能なRFIDタグの種類に基づいて、前記したように差込プラグの緩みまたは抜けを区別して判定する。
以上、第1実施形態および変形例の差込プラグ緩み抜け判定システム100(図1参照)は、プラグ受けに貼付された各RFIDタグ1,3からの応答が、差込プラグに装着されたRFIDリーダ/ライタ読取部2によって読み取れなくなった状態に基づいて、差込ブラグの緩みまたは抜けを判定することが可能となる。また、差込プラグの緩みまたは抜けを判定することが可能となるため、差込プラグの上に堆積していた塵や埃等に引火して、火事を引き起こすことを防ぐ効果もある。
なお、電気機器10の差込プラグ71がプラグ受け70に挿入され電気機器10の電源がONされたときに、RFIDリーダ/ライタ11がリーダ/ライタ読取部2を介して最初に受信したRFIDタグ1からの応答(RFIDタグ1のID)を、ID識別部13が記憶する。そして、ID識別部13は、記憶したIDと読み取ったIDとが一致した場合に、読み取りができたと判定してもよい。このようにすることによって、確実に、プラグ受け70と差込プラグ71との接続状態を把握することが可能となる。
また、ID識別部13は、予めRFIDタグ1のIDを記憶しておいて、記憶したIDと読み取ったIDとが一致した場合に、読み取りができたと判定してもよい。このようにすることによって、接続すべきプラグ受け70を識別することが可能となる。
(第2実施形態)
第2実施形態は、無停電電源装置を介して、電気機器を接続して使用する形態において、無停電電源装置の差込プラグの緩み抜けを判定する差込プラグ緩み抜け判定システムである。無停電電源装置はバッテリを内蔵し、外部電源からの電力の供給が停止した場合でも、しばらくの間は、接続している電気機器に電力を供給し、その動作の継続を可能にするものである。
まず、第2実施形態に係る差込プラグ緩み抜け判定システムの構成について図4を用いて説明する。図4は、第2実施形態に係る差込プラグ緩み抜け判定システムの構成を示す図である。
第2実施形態に係る差込プラグ緩み抜け判定システム110は、図4に示すように、RFIDタグ1、リーダ/ライタ読取部2、無停電電源装置20、および電気機器30を含む。
なお、RFIDタグ1およびリーダ/ライタ読取部2は、第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
無停電電源装置20は、図4に示すように、RFIDリーダ/ライタ11、管理部22、ID識別部13、差込プラグ緩み抜け判定部14、供給元の電源状態監視部25、表示部26、バッテリ27、およびプラグ受け28を備えている。
なお、差込プラグの緩み抜け判定装置50b(50)は、RFIDリーダ/ライタ11、管理部22、ID識別部13、差込プラグ緩み抜け判定部14、供給元の電源状態監視部25、信号線9、およびリーダ/ライタ読取部2を含む部分である。
また、RFIDリーダ/ライタ11、ID識別部13、および差込プラグ緩み抜け判定部14は、第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
管理部22は、無停電電源装置20に備えられている各部(11,13,14,25〜28)の制御を司る。また、管理部22は、各部(11,13,14,25〜28)間の情報の送受信を制御する。なお、管理部22は、マイコンやCPUによって実現される機能であって、アプリケーションプログラムを実行することによって、種々の演算処理が具現化される。
管理部22は、無停電電源装置20自身の差込プラグ71の緩みの状況を、無停電電源情報として、信号線8を介して、電気機器30に送信する。
供給元の電源状態監視部25は、プラグ受け70を介して接続される外部電源から電力の供給があるかないかを判定する。そして、供給元の電源状態監視部25は、その電源供給に係る判定結果を出力する。
表示部26は、管理部22からの表示の出力を表示する。なお、表示は、文章ではなく、エラーコードのような記号であってもよい。
バッテリ27は、外部電源から電力の供給がある場合には電力を蓄積する。そして、バッテリ27は、外部電源から電力が供給されなくなったときまたは電圧が低下したときに、蓄積した電力を放電する。
プラグ受け28は、電気機器30用のプラグ受けであり、電気機器30の差込プラグ73が挿入される。
電気機器30は、バッテリを内蔵していないタイプの(電源からの電力の供給が停止すると直ちに動作が停止してしまう)ものであって、電源コード74を介する電源の供給が止まったときに、動作が止まるものである。例えば、電気機器30は、PC(Personal Computer)であってもよい。
電気機器30は、管理部31、電源制御部32、および表示部33を備えている。
管理部31は、各部(32,33)の制御を司り、各部(32,33)間の情報の送受信を制御する。また、管理部31は、無停電電源装置20の管理部22から送信される無停電電源情報を受信し、その情報に基づいて各部(32,33)を制御する。
電源制御部32および表示部33は、それぞれ第1実施形態における電源制御部15および表示部16(図1参照)と同様の動作であるので、説明を省略する。
次に、第2実施形態における差込プラグ緩み抜け判定システム110の処理の流れについて、図5および図6を用いて説明する(適宜図4参照)。図5は、第2実施形態の差込プラグ緩み抜け判定システムの処理の流れを示す図である。図6は、第2実施形態の差込プラグ緩み抜け判定システムの処理の流れのつづきを示す図である。
初めに、無停電電源装置20側の処理の流れを説明する。
まず、無停電電源装置20の差込プラグ71がプラグ受け70に挿入され、無停電電源装置20の電源がONされる。
そして、ステップS501では、管理部22がRFIDリーダ/ライタ11に指示を出してリーダ/ライタ読取部2から電波を出力し、ID識別部13が、RFIDタグ1のIDの読み取りが可能か否かを判定する。
RFIDタグ1のIDの読み取りが可能であれば(ステップS501でYes)、処理はステップS502へ進む。
ステップS502では、管理部22は、電波の出力の指示を止めて所定時間待機する。そして、ステップS501へ戻る。
RFIDタグ1のIDの読み取りができなければ(ステップS501でNo)、ID識別部13がID読取不可情報を出力し、処理はステップS503へ進む。
ステップS503では、差込プラグ緩み抜け判定部14は、ID読取不可情報を受信した場合、差込プラグの緩みがあるまたは差込プラグの抜けがあると判定する。
ステップS504では、差込プラグ緩み抜け判定部14は、判定した結果を警告として表示部26に表示し、無停電電源装置20のユーザに警告する。なお、差込プラグ緩み抜け判定部14は、ID読取不可情報を受信した際に、RFIDタグ1の応答を受信できていた状態から受信できない状態になった場合には「緩みが生じた」旨の警告を行い、電機機器10の電源をONしているのにもかかわらず、最初からRFIDタグ1の応答を受信できてい場合には「差込プラグの差し込み不足である」旨の警告を行うように区別してもよい。
ステップS505では、供給元の電源状態監視部25は、外部から電源供給があるかないかを判定する。そして、供給元の電源状態監視部25は、電源供給に係る判定結果を出力する。管理部22では、電源供給に係る判定結果に基づいて、電源供給のある場合の処理および電源供給のない場合の処理を実行する。
電源供給がある場合(ステップS505でYes)、処理はステップS506へ進む。
ステップS506では、管理部22は、「無停電電源装置の差込プラグの緩み」に係る無停電電源情報を、プラグ受け28に接続されている全ての電気機器30に送信する。
そして、ステップS507では、所定時間経過した後で、ステップS501と同様に、管理部22は、RFIDリーダ/ライタ11を介して電波を出力し、ID識別部13が、RFIDタグ1のIDの読み取りが可能か否かを判定する。
RFIDタグ1のIDの読み取りが可能であれば(ステップS507でYes)、処理は、ステップS508へ進む。
RFIDタグ1のIDの読み取りができなければ(ステップS507でNo)、処理はステップS505へ戻る。
ステップS508では、ID識別部13は、復旧情報を出力し、表示部26に復旧したことを表示する。
次に、ステップS511では、管理部22が、復旧情報をプラグ受け28に接続されている全ての電気機器30に送信する。そして、処理は、ステップS501へ戻る。
電源供給がない場合(ステップS505でNo)、処理はステップS509へ進む。
ステップS509では、管理部22は、「無停電電源装置の差込プラグの抜け」に係る無停電電源情報を、プラグ受け28に接続されている全ての電気機器30に送信する。
そして、ステップS510では、所定時間経過した後で、ステップS501と同様に、管理部22は、リーダ/ライタ読取部2を介して電波を出力し、ID識別部13が、RFIDタグ1のIDの読み取りが可能か否かを判定する。
RFIDタグ1のIDの読み取りが可能であれば(ステップS510でYes)、処理は、ステップS508へ進む。
RFIDタグ1のIDの読み取りができなければ(ステップS510でNo)、処理は図6に示すステップS512へ進む。
ステップS512では、差込プラグ緩み抜け判定部14は、ID読取不可情報を受信した後、所定時間経過しても復旧情報を受信しないので、「無停電電源装置の差込プラグの抜けが解消されないため、所定時間経過後に、電気機器を停止させる」旨の警告を表示部26に表示する。
そして、ステップS513では、差込プラグ緩み抜け判定部14は、電源機器を停止させる停止情報を管理部22に出力する。そして、管理部22は、停止情報を受信したときに、プラグ受け28に接続されている全ての電気機器30に、電気機器30の電源をOFFすることを指示する機能停止情報を送信する。なお、無停電電源装置20は、バッテリ27の電源が続く限り、供給元の電源状態監視部25にてプラグ受け70を介して接続される外部電源から電力の供給があるかないかを判定し続ける。
次に、電気機器30側の処理の流れを説明する。
ステップS531では、電気機器30の管理部31は、無停電電源装置20から、「無停電電源装置の差込プラグの緩み」に係る情報を受信したとき、その旨を表示部33に警告表示する。
また、ステップS532では、電気機器30の管理部31は、無停電電源装置20から、「無停電電源装置の差込プラグの抜け」に係る情報を受信したとき、その旨を表示部33に警告表示する。
そして、図6に示すように、ステップS533では、管理部31は、復旧情報を受信しているか否かを判定する。
復旧情報を受信している場合(ステップS533でYes)、処理はステップS534に進む。
ステップS534では、管理部31は、無停電電源装置の電源が復旧した旨の復旧表示を表示部33に表示する。そして、処理は、ステップS531へ戻る。
復旧情報を受信していない場合(ステップS533でNo)、処理はステップS535に進む。
ステップS535では、管理部31は、機能停止情報を受信しているか否かを判定する。
機能停止情報を受信している場合(ステップS535でYes)、処理はステップS536に進む。
ステップS536では、管理部31が電源制御部32に、機能を停止するための停止情報を出力する。この際、管理部31は、「パワーOFFする」旨を、表示部33に出力する。
ステップS537では、電源制御部32は、管理部31から停止情報を受信したときに、予め決められた所定の手順にしたがって、電気機器10をパワーOFFする動作を実行し、動作を停止する。
なお、電気機器30における処理は、常に処理の割り込みを受け付けるようになっており、無停電電源装置20からの信号を受信した地点から、それ以降の処理が実行されるものとする。
以上、第2実施形態の差込プラグ緩み抜け判定システム110(図4参照)は、プラグ受けに貼付された各RFIDタグ1からの応答が、差込プラグに装着されたリーダ/ライタ読取部2によって読み取れなくなった状態および供給元の電源状態に基づいて、差込ブラグの緩みまたは抜けを判定することが可能となる。また、差込プラグの緩みまたは抜けを判定することが可能となるため、差込プラグの上に堆積していた塵や埃等に引火して、火事を引き起こすことを防ぐ効果もある。
また、その差込プラグの緩みまたは抜けに係る判定結果に基づいて、無停電電源装置20に接続されている電気機器30に、無停電電源装置20の電源の状況を通知するので、電気機器30は、早めに、安全に動作を停止させることが可能となる。
(第3実施形態)
第3実施形態は、無停電電源装置のプラグ受けに関して差込プラグの緩み抜けを判定する処理を、第2実施形態に示した無停電電源装置自身の差込プラグの緩み抜けを判定する処理に追加している。
なお、第2実施形態において示した構成と同じものには、同じ符号を付し、説明を省略する。
まず、第3実施形態に係る差込プラグ緩み抜け判定システムの構成について図7を用いて説明する。図7は、第3実施形態に係る差込プラグ緩み抜け判定システムの構成を示す図である。
第3実施形態に係る差込プラグ緩み抜け判定システム120は、図7に示すように、RFIDタグ1、リーダ/ライタ読取部2、無停電電源装置40、および電気機器30を含む。
なお、RFIDタグ1、リーダ/ライタ読取部2、および電気機器30は、第2実施形態と同様であるので、説明を省略する。
無停電電源装置40は、図7に示すように、RFIDリーダ/ライタ41、管理部42、ID識別部43、差込プラグ緩み抜け判定部44、供給元の電源状態監視部25、表示部26、バッテリ27、およびプラグ受け48を備えている。
なお、差込プラグの緩み抜け判定装置50c(50)は、RFIDリーダ/ライタ41、管理部42、ID識別部43、差込プラグ緩み抜け判定部44、供給元の電源状態監視部25、信号線9、およびリーダ/ライタ読取部2を含む部分である。
また、RFIDリーダ/ライタ41、管理部42、ID識別部43、および差込プラグ緩み抜け判定部44は、第2実施形態において示したRFIDリーダ/ライタ11、管理部22、ID識別部13、および差込プラグ緩み抜け判定部14の機能だけでなく、プラグ受け48と差込プラグ73との間の緩みまたは抜けを判定可能なようになっている。
また、供給元の電源状態監視部25、表示部26、およびバッテリ27は、第2実施形態と同様であるので、説明を省略する。
プラグ受け48は、電気機器30用のプラグ受けであり、電気機器30の差込プラグ73が挿入される。プラグ受け48には、リーダ/ライタ読取部2が装着されている。そして、リーダ/ライタ読取部2によって読み取られた差込プラグ73に装着されているRFIDタグ1の識別情報は、信号線9を介して、無停電電源装置40に備えられているRFIDリーダ/ライタ41に送信される。
次に、第3実施形態における差込プラグ緩み抜け判定システム120の処理の流れについて、図8〜図11を用いて説明する(適宜図7参照)。図8,図9は、第3実施形態の差込プラグ緩み抜け判定システムにおける無停電電源装置のプラグ受け側に係る処理の流れを示す図である。図10、図11は、第3実施形態の差込プラグ緩み抜け判定システムにおける無停電電源装置の差込プラグ側に係る処理の流れを示す図である。
まず、図8に示す処理の流れについて説明する。
無停電電源装置40(プラグ受け側)のステップS701〜S704、ステップS706〜S708、およびステップS711は、それぞれ、図5に示すステップS501〜S504、ステップS506〜S508、およびステップS511と同様の処理である。
また、電気機器30のステップS732は、管理部31が、ステップS706に対応する警告表示を、表示部33に表示するものである。
図9に示す電気機器30の処理では、ステップS733,S734,S736,およびS737は、それぞれ、図6に示すステップS533,S534,S536,およびS537と同様の処理である。
次に、無停電電源装置40(差込プラグ側)の図10に示すステップS901〜S911および図11に示すステップS912〜S913は、それぞれ、図5に示すステップS501〜S511および図6に示すステップS512〜S513と同様の処理である。
また、電気機器30の図10に示すステップS931,S932および図11に示すステップS933〜S937は、それぞれ、図5に示すステップS531,S532および図6に示すステップS533〜S537と同様の処理である。
以上、第3実施形態の差込プラグ緩み抜け判定システム120(図7参照)は、プラグ受けに貼付された各RFIDタグ1からの応答が、差込プラグに装着されたリーダ/ライタ読取部2によって読み取れなくなった状態および供給元の電源状態に基づいて、差込ブラグの緩みまたは抜けを判定することが可能となる。また、差込プラグの緩みまたは抜けを判定することが可能となるため、差込プラグの上に堆積していた塵や埃等に引火して、火事を引き起こすことを防ぐ効果もある。
また、その差込プラグの緩みまたは抜けに係る判定結果に基づいて、無停電電源装置40に接続されている電気機器30に、無停電電源装置40の電源の状況を通知するので、電気機器30は、早めに、安全に動作を停止させることが可能となる。
(第4実施形態)
第4実施形態では、人工呼吸器に適用した場合の差込プラグの緩み抜けを判定する構成およびその処理について説明する。第4実施形態における人工呼吸器60は、電気機器の好適な一例である。
まず、第4実施形態における差込プラグ緩み抜け判定装置50dの構成について、図14を用いて説明する。なお、第1実施形態において示した差込プラグ緩み抜け判定装置50aの構成と同じものには、同じ符号を付し、説明を省略する。第4実施形態の差込プラグ緩み抜け判定装置50dが、第1実施形態の差込プラグ緩み抜け判定装置50aと異なる構成は、警告制御部61および警告音停止SW(スイッチ)62を備えていることである。なお、人工呼吸器60が使用される環境では微弱な電波しか出力してはいけないこと(例えば、病院等)を考慮すると、RFIDタグ1は、無線通信距離が2mm程度までの密着型が用いられることが好ましい。ただし、RFIDタグ1の出力電波が他の医療機器や人体への影響を及ぼさないように、RFIDタグ1とリーダ/ライタ読取部2との間の環境がシールド等によって閉じられた空間とされる場合には、これに限られない。
警告制御部61は、差込プラグ緩み抜け判定部14の判定に基づいて、人工呼吸器60のスピーカ(図示なし)から警告音を出力させたり、表示部16に警告メッセージを表示させたりする。
警告音停止SW62は、人工呼吸器60の管理者が、警告音の出力を停止するために操作するSW(スイッチ)である。
次に、第4実施形態の差込プラグ緩み抜け判定システム130の処理の流れについて、図15を用いて説明する(適宜図14参照)。
ステップS1001では、管理部12がRFIDリーダ/ライタ11に指示を出してリーダ/ライタ読取部2から電波を出力し、ID識別部13が、RFIDタグ1のIDの読み取りが可能か否かを判定する。例えば、IDの読み取りが可能な距離は、1mmや2mm程度である。
RFIDタグ1のIDの読み取りが可能であれば(ステップS1001でYes)、処理はステップS1002へ進む。
ステップS1002では、管理部12は、電波の出力の指示を止めて所定時間待機する。そして、ステップS1001へ戻る。
RFIDタグ1のIDの読み取りができなければ(ステップS1001でNo)、ID識別部13がID読取不可情報を出力し、処理はステップS1003へ進む。
ステップS1003では、差込プラグ緩み抜け判定部14は、ID読取不可情報を受信した場合、差込プラグの緩みがあるまたは差込プラグの抜けがあると判定する。
ステップS1004では、差込プラグ緩み抜け判定部14は、判定した結果を警告として警告音を出力し、人工呼吸器60の管理者に警告する。なお、差込プラグ緩み抜け判定部14は、ID読取不可情報を受信した際に、RFIDタグ1の応答を受信できていた状態から受信できない状態になった場合には「緩みが生じた」旨の警告を行い、人工呼吸器60の電源をONしているのにもかかわらず、最初からRFIDタグ1の応答を受信できていない場合には「差込プラグの差し込み不足である」旨の警告を行うように、警告音の種類を区別してもよい。
ステップS1005では、所定時間経過した後で、ステップS1001と同様に、管理部12は、RFIDリーダ/ライタ11を介して電波を出力し、ID識別部13が、RFIDタグ1のIDの読み取りが可能か否かを判定する。
そして、RFIDタグ1のIDの読み取りが可能であれば(ステップS1005でYes)、処理は、ステップS1006へ進む。
ステップS1006では、ID識別部13は、緩みが復旧したものと判定して復旧情報を出力し、警告音の出力を停止する。そして、処理は、ステップS1001へ戻る。
RFIDタグ1のIDの読み取りができなければ(ステップS1005でNo)、処理はステップS1007へ進む。
ステップS1007では、差込プラグ緩み抜け判定部14は、差込プラグ71の緩みが解消されないと判定し、「差込プラグ緩み抜けを解消する」旨の警告、または「商用電源が停電している場合には人工呼吸器60の内部電源に切り換えて、警告音の出力を停止するための警告音停止SW(スイッチ)62を操作する」旨の警告を表示部16に表示する。
そして、ステップS1008では、警告制御部61は、警告音停止SW62の操作が実行されたか否かを判定する。
警告音停止SW62の操作が実行されたと判定した場合(ステップS1008でYes)、警告制御部61は、内部電源が作動していることを確認し、警告音の出力を停止する。
また、警告音停止SW62の操作が実行されていないと判定した場合(ステップS1008でNo)、処理は、ステップS1004へ戻る。
以上、第4実施形態の差込プラグ緩み抜け判定システム130(図14参照)は、プラグ受けに貼付されたRFIDタグ1からの応答が、差込プラグに装着されたRFIDリーダ/ライタ読取部2によって読み取れなくなった状態に基づいて、差込ブラグの緩みまたは抜けを判定することが可能となる。そして、緩みまたは抜けと判定した場合には、警告音を出力して、人工呼吸器60(電気機器)の管理者に警告することができる。そのため、管理者は早期に安全な処置を施すことが可能となる。なお、緩みと判定する距離を短くすることは、RFIDタグ1の出力を抑えること、および早期に緩みに対する対策を施すこと、の両面を満足することができる。
1,3 RFIDタグ
2 リーダ/ライタ読取部
10 電気機器
11 RFIDリーダ/ライタ(RFIDリードライト処理部)
12,22,42 管理部
13,43 ID識別部
14,44 差込プラグ緩み抜け判定部
20,40 無停電電源装置
25 供給元の電源状態監視部
15,32 電源制御部
28,48,70 プラグ受け
50 差込プラグの緩み抜け判定装置
60 人工呼吸器(電気機器)
61 警告制御部
62 警告音停止SW
71,73 差込プラグ
100,110,120,130 差込プラグ緩み抜け判定システム

Claims (9)

  1. 電気機器に用いられ、プラグ受けと前記電気機器の差込プラグとの緩みまたは抜けを判定する差込プラグの緩み抜け判定装置であって、
    前記緩み抜け判定装置は、RFIDリードライト処理部、リーダ/ライタ読取部、ID識別部、および緩み抜け判定部を備え、
    RFIDタグが付された前記プラグ受けに、リーダ/ライタ読取部が装着された前記電気機器の差込プラグが差し込まれて、
    前記RFIDリードライト処理部が前記リーダ/ライタ読取部を介してRFIDタグの識別情報を読み取って、そのRFIDタグの識別情報を前記ID識別部に出力し、
    前記ID識別部は、前記RFIDリードライト処理部からの出力がなく、前記RFIDタグの識別情報を読み取れていないと判定したときにID読取不可情報を出力し、
    前記緩み抜け判定部が、前記ID読取不可情報を入力したときに、前記電気機器の差込プラグの緩みがあると判定すること
    を特徴とする差込プラグの緩み抜け判定装置。
  2. 前記RFIDタグが付された前記プラグ受けに、前記リーダ/ライタ読取部が装着された前記電気機器の差込プラグが差し込まれて、
    前記電気機器の電源がONされた時点に読み取ったRFIDタグの識別情報を前記ID識別部が記憶し、
    前記ID識別部が、前記所定の時間ごとに読み取ったRFIDタグの識別情報と、前記記憶したRFIDタグの識別情報とが一致するか否かを判定し、一致する識別情報がないと判定したときにID読取不可情報を出力すること
    を特徴とする請求項1に記載の差込プラグの緩み抜け判定装置。
  3. 前記電気機器が、さらに内蔵するバッテリに基づいて無停電で電力を他の電気機器に供給するものであって、前記電気機器の差込プラグを介して接続される電源の状態を監視する電源状態監視部を備え、
    前記ID識別部が、前記RFIDタグの識別情報を読み取れていないと判定したとき、または前記所定の時間ごとに読み取ったRFIDタグの識別情報と前記記憶したRFIDタグの識別情報とが一致しないと判定したときに、
    前記電源状態監視部が、前記電源から電力の供給があるかないかを判定し、電源供給に係る判定結果を出力し、
    前記緩み抜け判定部が、受信した前記電源供給に係る判定結果に基づいて、前記電源からの電力の供給がある場合、前記電気機器の差込プラグの緩みと判定し、前記電源から電力の供給がない場合、前記電気機器の差込プラグの抜けと判定すること
    を特徴とする請求項2に記載の差込プラグの緩み抜け判定装置。
  4. 前記電気機器は、前記電気機器の差込プラグの緩みまたは抜けと判定したとき、前記他の電気機器に、その判定結果を送信すること
    を特徴とする請求項3に記載の差込プラグの緩み抜け判定装置。
  5. 前記プラグ受けに応答距離の異なるRFIDタグが複数貼付され、
    前記緩み抜け判定部は、前記所定の時間ごとに読み取ったRFIDタグの識別情報に基づいて、前記電気機器の差込プラグの緩みの度合いを判定すること
    を特徴とする請求項2に記載の差込プラグの緩み抜け判定装置。
  6. 前記緩み抜け判定部は、全てのRFIDタグの識別情報が読み取れないとき、前記電気機器の差込プラグの抜けと判定すること
    を特徴とする請求項5に記載の差込プラグの緩み抜け判定装置。
  7. 電気機器に用いられ、プラグ受けと前記電気機器の差込プラグとの緩みまたは抜けを判定する差込プラグの緩み抜け判定装置において用いられる緩み抜け判定方法であって、
    前記緩み抜け判定装置は、RFIDリードライト処理部、リーダ/ライタ読取部、ID識別部、および緩み抜け判定部を備え、
    RFIDタグが貼付された前記プラグ受けに、リーダ/ライタ読取部が装着された前記電気機器の差込プラグが差し込まれて、
    前記RFIDリードライト処理部が前記リーダ/ライタ読取部を介してRFIDタグの識別情報を読み取って、そのRFIDタグの識別情報を前記ID識別部に出力し、
    前記ID識別部は、前記RFIDリードライト処理部からの出力がなく、前記RFIDタグの識別情報を読み取れていないと判定したときにID読取不可情報を出力し、
    前記緩み抜け判定部が、前記ID読取不可情報を入力したときに、前記電気機器の差込プラグの緩みがあると判定すること
    を特徴とする緩み抜け判定方法。
  8. 差込プラグとプラグ受けとの緩みまたは抜けを判定する差込プラグの緩み抜け判定装置を備える無停電電源装置であって、
    前記緩み抜け判定装置は、RFIDリードライト処理部、リーダ/ライタ読取部、ID識別部、および緩み抜け判定部を備え、
    RFIDタグが付された前記プラグ受けに、リーダ/ライタ読取部が装着された前記無停電電源装置の差込プラグが差し込まれて、
    前記RFIDリードライト処理部が前記リーダ/ライタ読取部を介してRFIDタグの識別情報を読み取って、そのRFIDタグの識別情報を前記ID識別部に出力し、
    前記ID識別部は、前記RFIDリードライト処理部からの出力がなく、前記RFIDタグの識別情報を読み取れていないと判定したときにID読取不可情報を出力し、
    前記緩み抜け判定部が、前記ID読取不可情報を入力したときに、前記無停電電源装置の差込プラグの緩みがあると判定すること
    を特徴とする無停電電源装置。
  9. 差込プラグとプラグ受けとの緩みまたは抜けを判定する差込プラグの緩み抜け判定装置を備える人工呼吸器であって、
    前記緩み抜け判定装置は、RFIDリードライト処理部、リーダ/ライタ読取部、ID識別部、および緩み抜け判定部を備え、
    RFIDタグが付された前記プラグ受けに、リーダ/ライタ読取部が装着された前記人工呼吸器の差込プラグが差し込まれて、
    前記RFIDリードライト処理部が前記リーダ/ライタ読取部を介してRFIDタグの識別情報を読み取って、そのRFIDタグの識別情報を前記ID識別部に出力し、
    前記ID識別部は、前記RFIDリードライト処理部からの出力がなく、前記RFIDタグの識別情報を読み取れていないと判定したときにID読取不可情報を出力し、
    前記緩み抜け判定部が、前記ID読取不可情報を入力したときに、前記人工呼吸器の差込プラグの緩みがあると判定すること
    を特徴とする人工呼吸器。
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