JP2010147540A - マイクロ波回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】SWRを容易に精度よく調整できるマイクロ波回路を提供する。
【解決手段】誘電体基板102の下層に金属により構成される変成子111と、変成子111と変成子111を上下させることにより誘電体基板102と変成子111との空隙112の空気層を増減させる上下移動機構110を有する。上下移動機構110を作動させて変成子111を上下させることにより主線路101に設けられた変成部分120のインピーダンスZtが変化し、Ztが変化することにより定在波比(SWR)を変化させることが可能となる。主線路101の上方に非接触に上下可能な変成子211を有し、誘電体基板102を挟んで変成部分120の下方に空隙112を有し、変成子211を上下させることにより変成部分120のインピーダンスを変化させるように構成することもできる。マイクロ波回路は多層基板であってもよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、マイクロ波回路に係り、特に定在波比(SWR)を調整可能とする変成器に関する。
従来の変成器は伝送線路の幅により変成器部分の特性インピーダンスが決定されていた。しかし、SWRを調整する場合、金属箔を主線路にはんだ付けする必要があり、微調整が困難な上、作業効率も良くなかった。
この点に関し、地導体を切削したり形成したりすることによりSWRを調整する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
また、ビスにより容量を変更する技術が提案されている(例えば、特許文献2)。
特開平5−29808号公報 特開2000−22434号公報
しかし、特許文献1に記載の技術においては、微調整が容易でないという問題点があった。また、特許文献2に記載の技術においては、調整できる容量の幅が限られているという問題点があった。
本発明は上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、SWRを容易に精度よく調整できるマイクロ波回路を提供することを目的とする。
この目的を達成するために本発明は、誘電体基板と、誘電体基板の第1の面に設けられ、線路部分の幅より広い幅を有し、長さが伝送する高周波の波長の1/4以下の変成部分を有する主線路と、誘電体基板の第1の面と対向する第2の面に、変成部分の下方に切り欠きを有する地導体と、地導体の下層に、変成部分の下方に空隙を有するケースと、 金属により形成された変成子と、変成子を先端に備え、変成子と主線路との間の空気層の厚さを変化させる上下移動機構と、上下移動機構を保持する保持体と、を備えることを特徴とするマイクロ波回路を提供する。
本発明によれば、SWRを容易に精度よく調整できるという効果がある。
以下、本発明によるマイクロ波回路の一実施の形態を、図面を用いて詳細に説明する。図1は第1の実施形態のマイクロ波回路100の斜視図である。図2は、マイクロ波回路100の図1におけるAA線断面図である。図1及び図2に示すように、本実施形態のマイクロ波回路100は誘電体基板102の第1の面に主線路101を有する。
主線路101は線路部分の幅L1よりも広い幅L2を有する変成部分120を有する。変成部分120の長さW1は主線路101が伝送する高周波の波長をλとするときλ/4以下である。
マイクロ波回路100は誘電体基板102の第1の面と対向する第2の面に地導体103を有する。地導体103は変成部分120の下層において切り欠き部を有する。
マイクロ波回路100は地導体103の下層に、金属によって形成されたケース104と、アーチ形の保持体105と、例えばビスなどによって構成される上下移動機構110を有する。ケース104は変成部分120の下層において空隙112を有する。空隙112の長さW1はλ/4以下であることが望ましい。
保持体105は上下移動機構110を保持する。上下移動機構110の先端には金属によって形成された変成子111が設けられている。変成子111の一部は保持体105のくぼみの部分に収容される。変成子111の長さW2はλ/4以下が望ましい。
上下移動機構110を下方に作動させると変成子111は徐々に下方に移動し、誘電体基板102との間に空隙112の空気層が生じる。上下移動機構110を上方に作動させると変成子111は徐々に上方に移動し、変成子111が最も上方に移動したときは誘電体102と接触する。
空隙112の空気層が増すと変成部分120の特性インピーダンスが高くなり、空隙112の空気層が減少すると変成部分120の特性インピーダンスが低くなる。すなわち、マイクロ波回路100は誘電体基板102と変成子111との間の空隙112の空気層の厚さを調節することにより変成部分120の特性インピーダンスを調節できる。
主線路101の特性インピーダンスをZt、変成子111が最も下方に移動したときの変成部分120の特性インピーダンスをZ1、最も上方に移動したときの特性インピーダンスをZ2とするとき、変成子111の厚さdはZ2<Zt<Z1となるように定められる。
上下移動機構110を作動させて変成子111を上下させることによりZtが変化し、Ztが変化することにより定在波比(SWR)を変化させることが可能となる。
以上述べたように、本実施形態のマイクロ波回路100は、誘電体基板102の下層に金属により構成される変成子111と、変成子111を上下させることにより誘電体基板102と変成子111との空隙112の空気層を増減させる上下移動機構110を有する。
このため、本実施形態のマイクロ波回路100はSWRを容易に精度よく調整できるという効果がある。
図3は第2の実施形態のマイクロ波回路200の斜視図である。図4は、マイクロ波回路200の図3におけるBB線断面図である。図3及び図4に示すように、本実施形態のマイクロ波回路200は誘電体基板102の第1の面に主線路101を有する。
主線路101は線路部分の幅L1よりも広い幅L2を有する変成部分120を有する。変成部分120の長さW1は主線路101が伝送する高周波の波長をλとするときλ/4以下である。
マイクロ波回路200は誘電体基板102の第1の面と対向する第2の面に地導体103と金属からなるケース104とを有する。地導体103は変成部分120の下層において切り欠き部を有する。この切り欠きの下方にはケース204に空隙112が設けられる。空隙112の長さW4はλ/4以下であることが望ましい。
マイクロ波回路200は、主線路101の上方にアーチ形の保持体205と、例えばビスなどによって構成される上下移動機構110を有する。保持体205は上下移動機構110を保持する。上下移動機構110の先端には金属によって形成された変成子211が設けられている。変成子211の一部は保持体205のくぼみの部分に収容される。変成子211の長さW3はλ/4以下が望ましい。
上下移動機構110を下方に作動させると変成子211は徐々に下方に移動し、主線路101との距離が縮まり、主線路101との間の空隙の空気層が減少する。上下移動機構110を上方に作動させると変成子211は徐々に上方に移動し、主線路101との距離が広がり、主線路101との間の空隙の空気層が増加する。
変成子211と主線路101との間の空隙の空気層が増すと変成部分120のインピーダンスが高くなり、空隙112の空気層が減少すると変成部分120のインピーダンスが低くなる。すなわち、マイクロ波回路100は誘電体基板102と変成子111との間の空隙112の空気層の厚さを調節することにより変成部分120のインピーダンスを調節できる。
主線路101の特性インピーダンスをZt、変成子211が最も上方に移動したときの変成部分120の特性インピーダンスをZ3、最も下方に移動したときの特性インピーダンスをZ4とするとき、変成子の厚さdはZ4<Zt<Z3となるように定められる。
上下移動機構110を作動させて変成子211を上下させることによりZtが変化し、Ztが変化することにより定在波比(SWR)を変化させることが可能となる。
以上述べたように、本実施形態のマイクロ波回路200は主線路101の上方に非接触に上下可能な変成子211を有し、誘電体基板102を挟んで変成部分120の下方に空隙112を有し、変成子211を上下させることにより変成部分120のインピーダンスが変化する。
このため、マイクロ波回路100は、ケース204の下方にスペース的余裕のない場合であっても、SWRを容易に精度よく調整できるという効果がある。
図5は第3の実施形態のマイクロ波回路300の斜視図である。図6は、マイクロ波回路300の図5におけるCC線断面図である。
第3の実施形態のマイクロ波回路300が第1の実施形態のマイクロ波回路100と異なる点は、マイクロ波回路300のマイクロストリップ線路が多層基板となっていることである。
図5及び図6に示すように、本実施形態のマイクロ波回路300は誘電体基板102の第1の面に主線路101を有する。マイクロ波回路300は主線路101を包み込むように誘電体層506を有し、この誘電体層506の上層に地導体507を有する。マイクロ波回路300のマイクロストリップ線路はさらに多層化することもできる。
主線路101は線路部分の幅L1よりも広い幅L2を有する変成部分120を有する。変成部分120の長さW1は主線路101が伝送する高周波の波長をλとするときλ/4以下である。
マイクロ波回路300は誘電体基板102の第1の面と対向する第2の面に地導体103を有する。地導体103は変成部分120の下層において切り欠き部を有する。
マイクロ波回路300は地導体103の下層に、金属によって形成されたケース104と、アーチ形の保持体105と、例えばビスなどによって構成される上下移動機構110を有する。ケース104は変成部分120の下層において空隙112を有する。空隙112の長さW1はλ/4以下であることが望ましい。
保持体105は上下移動機構110を保持する。上下移動機構110の先端には金属によって形成された変成子111が設けられている。変成子111の一部は保持体105のくぼみの部分に収容される。変成子111の長さW2はλ/4以下が望ましい。
上下移動機構110を下方に作動させると変成子111は徐々に下方に移動し、誘電体基板102との間に空隙112の空気層が生じる。上下移動機構110を上方に作動させると変成子111は徐々に上方に移動し、変成子111が最も上方に移動したときは誘電体102と接触する。
空隙112の空気層が増すと変成部分120のインピーダンスが高くなり、空隙112の空気層が減少すると変成部分120のインピーダンスが低くなる。すなわち、マイクロ波回路300は誘電体基板102と変成子111との間の空隙112の空気層の厚さを調節することにより変成部分120のインピーダンスを調節できる。
主線路101の特性インピーダンスをZt、変成子111が最も下方に移動したときの変成部分120の特性インピーダンスをZ1、最も上方に移動したときの特性インピーダンスをZ2とするとき、変成子111の厚さdはZ2<Zt<Z1となるように定められる。
上下移動機構110を作動させて変成子111を上下させることによりZtが変化し、Ztが変化することにより定在波比(SWR)を変化させることが可能となる。
以上述べたように、本実施形態のマイクロ波回路300は、多層基板の誘電体基板102の下層に金属により構成される変成子111と、変成子111を上下させることにより誘電体基板102と変成子111との空隙112の空気層を増減させる上下移動機構110を有する。
このため、本実施形態のマイクロ波回路100は多層基板間のSWRを容易に精度よく調整できるという効果がある。
第1の実施形態のマイクロ波回路100の斜視図である。 マイクロ波回路100の図1におけるAA線断面図である。 第2の実施形態のマイクロ波回路200の斜視図である。 マイクロ波回路200の図3におけるBB線断面図である。 第3の実施形態のマイクロ波回路300の斜視図である。 マイクロ波回路300の図5におけるCC線断面図である。
符号の説明
100:第1の実施形態のマイクロ波回路、
101:主線路、
102:誘電体基板、
103:地導体、
104:ケース、
105:保持体、
110:上下移動機構、
111:変成子、
112:空隙、
120:変成部分、
205:保持体、
211:変成子。

Claims (4)

  1. 誘電体基板と、
    前記誘電体基板の第1の面に設けられ、線路部分の幅より広い幅を有し、長さが伝送する高周波の波長の1/4以下の変成部分を有する主線路と、
    前記誘電体基板の第1の面と対向する第2の面に、前記変成部分の下方に切り欠きを有する地導体と、
    前記地導体の下層に、前記変成部分の下方に空隙を有するケースと、
    金属により形成された変成子と、
    前記変成子を先端に備え、前記変成子と前記主線路との間の空気層の厚さを変化させる上下移動機構と、
    前記上下移動機構を保持する保持体と、
    を備えることを特徴とするマイクロ波回路。
  2. 前記保持体が前記誘電体基板の下方に位置し、前記変成子が前記変成部の下方に位置することを特徴とする請求項1記載のマイクロ波回路。
  3. 前記保持体が前記主線路の上方に位置し、
    前記変成子が前記変成部分の上方に、前記主線路と接触しないように位置することを特徴とする請求項1記載のマイクロ波回路。
  4. マイクロストリップ線路が多層基板であることを特徴とする請求項1記載のマイクロ波回路。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0738309A (ja) * 1993-07-22 1995-02-07 Nec Corp 電力分配合成器
JP2005223723A (ja) * 2004-02-06 2005-08-18 Seiko Epson Corp 可変インピーダンス素子およびそれを用いた高周波発振回路ならびに通信装置

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