JP2010147346A - 半導体装置、半導体装置の製造方法およびスイッチ回路 - Google Patents

半導体装置、半導体装置の製造方法およびスイッチ回路 Download PDF

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Hiroki Terasawa
大樹 寺澤
Tomoo Yamanochi
智雄 山ノ内
Hiroshi Sato
拓 佐藤
Shin Nakanishi
慎 中西
Junichi Okayasu
潤一 岡安
Masahiko Takigawa
正彦 滝川
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Abstract

【課題】トランジスタのリーク電流の低減。
【解決手段】半導体材料の表面に沿って互いに隣接する、シリサイド化される金属を含有する複数の電気素子要素と、複数の電気素子要素を覆い、電気素子要素に含まれる金属が実質的にシリサイド化しない温度で薄膜形成したシリコンを含む保護絶縁膜と、を備える半導体装置が提供される。上記半導体装置において、保護絶縁膜は、シリコンおよび窒素を含有できる。保護絶縁膜は、260℃以下の温度で薄膜形成した窒化シリコン膜であってよく、好ましくは100℃以下の温度で薄膜形成した窒化シリコン膜である。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置、半導体装置の製造方法およびスイッチ回路に関する。
特開2002−324813号公報は、ヘテロ構造電界効果トランジスタを開示する。当該ヘテロ構造電界効果トランジスタは、半導体基板上に、エピタキシャル成長されたバッファ層、チャネル層、スペーサ層、キャリア供給層、エッチングストッパ層およびキャップ層を有する。表面に形成されたソース電極およびドレイン電極は、チャンネル層に形成される2次元電子ガスに電気的に接続される。キャップ層を除去した開口部に高誘電体材料を有する絶縁層を堆積して、更にゲート電極が形成される。
特開2006−245317号公報は、半導体装置およびその製造方法を開示する。当該半導体装置は、3−5族窒化物半導体からなる半導体装置であって、3−5族窒化物半導体からなる半導体層と、半導体層表面に形成されたゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極とを備える。ゲート絶縁膜は、Ta(タンタル)酸化物,Hf(ハフニウム)酸化物,HfAl(ハフニウムアルミニウム)酸化物,La(ランタン)酸化物,又はY(イットリウム)酸化物からなることが開示されている。
特開2002−324813号公報 特開2006−245317号公報
特許文献1または特許文献2に開示される電界効果トランジスタでは、ゲート絶縁層として、高誘電体材料が適用されている。その結果、電界効果トランジスタのゲートリーク電流をある程度低く抑えることができる。しかし、窒化ガリウム系の電界効果トランジスタ等の高速応答に適する半導体デバイスでは、高機能なスイッチング特性が期待されており、更なるリーク電流の低減が望まれている。この場合に、同時にある程度のオン抵抗の低さも要求される。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様においては、半導体材料の表面に沿って互いに隣接する、シリサイド化される金属を含有する複数の電気素子要素と、複数の電気素子要素を覆い、電気素子要素に含まれる金属が実質的にシリサイド化しない温度で薄膜形成したシリコンを含む保護絶縁膜と、を備える半導体装置が提供される。
上記半導体装置において、保護絶縁膜は、シリコンおよび窒素を含有できる。保護絶縁膜は、260℃以下の温度で薄膜形成した窒化シリコン膜であってよく、好ましくは100℃以下の温度で薄膜形成した窒化シリコン膜である。
上記半導体装置において、複数の電気素子要素の少なくとも1つは、半導体材料の表面に形成した能動素子もしくは受動素子を構成する電極もしくは端子、または、能動素子もしくは受動素子に接続する引出部であってよい。複数の電気素子要素は、MIS型電界効果トランジスタのゲート電極、ソース電極およびドレイン電極を含んでよい。複数の電気素子要素は、ゲート電極、ソース電極およびドレイン電極から延伸するゲート延伸部、ソース延伸部およびドレイン延伸部をさらに含んでよい。
上記半導体装置において、半導体材料と電気素子要素の少なくとも1つとの間に配置した、比誘電率が10以上の高誘電体層を有する要素間絶縁膜をさらに備えてよい。要素間絶縁膜は、複数の電気素子要素の間の半導体材料の表面にも配置され、半導体材料に対してドナーまたはアクセプタになる不純物が半導体材料に接触することを阻害できる。電気素子要素の少なくとも1つは、MIS型電界効果トランジスタのゲート電極であり、要素間絶縁膜は、MIS型電界効果トランジスタのゲート絶縁膜であってよい。
MIS型電界効果トランジスタの、ゲート幅が1mmにおけるリーク電流が、500pA以下であり、MIS型電界効果トランジスタのオン抵抗が、2Ωmmであってよい。
本発明の第2の態様においては、半導体材料の表面に沿って互いに隣接するように、シリサイド化される金属を含有する複数の電気素子要素を形成する段階と、複数の電気素子要素を覆うシリコンを含む保護絶縁膜を、電気素子要素に含まれる金属が実質的にシリサイド化しない温度で薄膜形成する段階と、を備えた半導体装置の製造方法が提供される。
本発明の第3の態様においては、スイッチ素子として動作する半導体装置を備えたスイッチ回路であって、半導体装置は、半導体材料の表面に沿って互いに隣接する、シリサイド化される金属を含有する複数の電気素子要素と、複数の電気素子要素を覆い、電気素子要素に含まれる金属が実質的にシリサイド化しない温度で薄膜形成したシリコンを含む保護絶縁膜と、を備えるスイッチ回路が提供される。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態である半導体装置10の断面例を概略的に示す。半導体装置10は、半導体基板12と、電気素子要素14と、保護絶縁膜16とを備える。
半導体基板12は、半導体材料の一例である。半導体基板12は、3−5族半導体であってよい。半導体基板12の例として、GaN半導体、AlGaN半導体、GaAs半導体、InGaAs半導体、AlGaAs半導体等が挙げられる。
複数の電気素子要素14は、半導体基板12の表面に沿って互いに隣接して配置される。複数の電気素子要素14の少なくとも一つは、シリサイド化される金属を含有してよい。シリサイド化される金属として、Na、Mg、K、Ca、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Rb、Zr、Ru、Pd、Cs、W、Pt、Au、Tiが例示できる。
電気素子要素14は、半導体基板12の表面に形成した能動素子もしくは受動素子を構成する電極もしくは端子、または、能動素子もしくは受動素子に接続する引出部であってよい。能動素子の例として、トランジスタ、ダイオードが挙げられる。受動素子の例として、コンデンサ、コイル、抵抗が挙げられる。抵抗の材料として、ニッケルクロムが例示できる。電極もしくは端子の例として、ゲート、ソース、ドレイン、ベース、エミッタ、コレクタ、アノード、カソードが挙げられる。引出部は、配線、コンタクトパッドを含む。
保護絶縁膜16は、複数の電気素子要素14を覆い、電気素子要素に含まれる金属が実質的にシリサイド化しない温度で薄膜形成したシリコンを含む保護絶縁膜であってよい。保護絶縁膜16は、シリコンおよび窒素を含有できる。例えば、窒化シリコン、窒化酸化シリコンであってよい。保護絶縁膜16は、260℃以下の温度で薄膜形成した窒化シリコン膜であってよく、好ましくは100℃以下の温度で薄膜形成した窒化シリコン膜である。窒化シリコンは、その緻密性によって、絶縁効果のみならず、湿気、不純物等から電気素子要素14を保護することができる。
保護絶縁膜16は、シリサイド化しない温度で薄膜形成されるので、保護絶縁膜16と電気素子要素14との間のシリサイド化を防止できる。シリサイド化の防止によって、シリサイド化によって発生する悪影響、例えば、複数の電気素子要素14の間におけるリーク電流の発生を抑制できる。
半導体装置10は、以下のプロセスによって製造できる。すなわち、半導体材料の一例である半導体基板12の表面に沿って互いに隣接するように、複数の電気素子要素14を形成する。その後、複数の電気素子要素14を覆い、電気素子要素に含まれる金属が実質的にシリサイド化しない温度で薄膜形成したシリコンを含む保護絶縁膜16を形成する。半導体装置10によれば、複数の電気素子要素14の間のリーク電流を低減できる。
図2は、図1の半導体装置10の具体例である高電子移動度トランジスタおよびコンデンサを含む半導体装置100の上面の例を示す。図3は、図2に示す半導体装置100の断面の例を示す。図3のa部は、図2のA−A線に沿った断面例であり、図3のb部は、図2のB−B線に沿った断面例である。図3のa部およびb部は、半導体装置100に含まれる高電子移動度トランジスタを示す。図3のb部において、ソース配線の記載は省略している。図3のc部は、コンデンサの断面例である。図2において、コンデンサの図示は省略している。
本実施態様では、能動素子として、高電子移動度トランジスタを例示するが、MOS型電界効果トランジスタ、バイポーラトランジスタが適用されてもよい。受動素子として、コンデンサを例示するが、抵抗、コイルが適用されてもよい。
半導体装置100は、ソース電極102と、ドレイン電極104と、ゲート電極106と、ゲート延伸部107と、ソース引出配線108と、ドレイン引出配線110と、ゲートパッド112と、ソース配線114と、ドレイン配線116と、ゲート配線118と、支持基板122と、バッファ層124と、チャンネル層126と、スペーサ層128と、キャリア供給層130と、キャップ層132と、絶縁層134と、保護絶縁膜136と、素子分離領域140と、コンデンサ下部電極142と、コンデンサ絶縁層144と、コンデンサ上部電極146と、を備える。
ソース電極102およびドレイン電極104は、電気素子要素の一例であってよい。ソース電極102およびドレイン電極104は、キャリア供給層130に接して配置され、高電子移動度トランジスタの入出力電極を構成する。ソース電極102およびドレイン電極104を組成する材料としては、Ni、Au、Ti、W、Alの遷移金属が例示できる。ソース電極102およびドレイン電極104の材料は、上記金属の単体元素、または上記金属の合金であってよい。ソース電極102およびドレイン電極104は、上記金属の単体元素または合金の積層構造を有してよい。
ゲート電極106は、電気素子要素の一例であってよい。ゲート電極106は、絶縁層134に接して配置される。ゲート電極106を組成する材料として、Au、Ni、Pt、Wが例示できる。ゲート電極106の材料は、上記金属の単体、または上記金属の合金であってよい。ゲート電極106は、上記金属の積層構造を有してよい。
ゲート延伸部107は、電気素子要素の一例であってよい。ゲート延伸部107は、ゲート電極の延長部分であって、ゲート配線118と共に、ゲート電極106をゲートパッド112に接続する。ゲート延伸部107は、素子分離領域140の上に配置される。
ソース引出配線108は、電気素子要素の一例であってよい。ソース引出配線108は、ソース配線114を通じてソース電極102に接続される。ソース引出配線108は、ソース電極102を半導体装置100の外部と接続する端子である。ソース引出配線108は、ソース電極102と同じ材料を有してよい。
ドレイン引出配線110は、電気素子要素の一例であってよい。ドレイン引出配線110は、ドレイン配線116を通じてドレイン電極104に接続される。ドレイン引出配線110は、ドレイン電極104を半導体装置100の外部と接続する端子である。ドレイン引出配線110は、ドレイン電極104と同じ材料を有してよい。
ゲートパッド112は、電気素子要素の一例であってよい。ゲートパッド112は、ゲート配線118およびゲート延伸部107を通じてゲート電極106に接続される。ゲートパッド112は、ゲート電極106を半導体装置100の外部と接続する端子である。ゲートパッド112は、ゲート電極106と同じ材料を有してよい。
ソース配線114は、電気素子要素の一例であってよい。ソース配線114は、複数のソース電極102をソース引出配線108に接続する。ソース配線114は、ソース電極102と同じ材料を有してよい。
ドレイン配線116は、電気素子要素の一例であってよい。ドレイン配線116は、複数のドレイン電極104をドレイン引出配線110に接続する。ドレイン配線116は、ドレイン電極104と同じ材料を有してよい。
ゲート配線118は、電気素子要素の一例であってよい。ゲート配線118は、複数のゲート電極106をゲートパッド112に接続する。ゲート配線118は、ゲート電極106と同じ材料を有してよい。
支持基板122は、半導体材料の一例であってよく、薄膜を支持する。支持基板122としては、単結晶アルミナ、SiC、Siウェハが例示できる。
バッファ層124は、半導体材料の一例であってよい。バッファ層124は、チャンネル層126の結晶質を確保するほか、支持基板122の表面に残留する不純物による半導体装置100の特性劣化を防ぐ。バッファ層124は、チャンネル層126からのリーク電流を抑制する役割を果たす。バッファ層124は、上層に形成されるチャンネル層126と、支持基板122との格子間距離を整合させる緩衝層としても機能する。バッファ層124材料として、GaN、AlGaNが例示できる。
チャンネル層126は、半導体材料の一例であってよい。チャンネル層126は、スペーサ層128との界面において2次元電子ガスを形成して、ソース電極とドレイン電極との間の電流チャンネルを形成する。チャンネル層126材料として、i型GaNが例示できる。
スペーサ層128は、半導体材料の一例であってよい。スペーサ層128は、チャンネル層126とキャリア供給層130との間に形成され、2次電子ガスをキャリア供給層130から離れた位置に形成するよう作用する。スペーサ層128の材料として、i型AlGaNが例示できる。
キャリア供給層130は、半導体材料の一例であってよい。キャリア供給層130は、チャンネル層126にキャリアを供給する。キャリア供給層130の材料として、n型AlGaNが例示できる。
キャップ層132は、半導体材料の一例であってよい。キャップ層132は、キャップ層132より下に形成される層のストレスを調整する機能、特に、キャリア供給層130を安定化する機能を有する。キャップ層132の材料として、n型GaNが例示できる。
絶縁層134は、要素間絶縁膜の一例であってよい。図3のa部において、絶縁層134は、半導体材料であるキャップ層132とゲート電極106との間に配置され、MIS型電界効果トランジスタのゲート絶縁膜を構成する。絶縁層134は、比誘電率が10以上の高誘電体層を有してよい。絶縁層134として、例えば、タンタルオキサイド、ジルコニウムオキサイド、ハフニウムオキサイド、ランタンオキサイド、イットリウムオキサイド、チタンオキサイド、バリウムストロンチウムチタンオキサイド(BST)、ストロンチウムチタンオキサイド(STO)、チタン酸ジルコン酸塩(PZT)、ストロンチウムビスマスタンタルオキサイド(SBT)などが挙げられる。比誘電率が10以上の高誘電体層を絶縁層134に採用することによって、ゲートリーク電流を低減することができる。
絶縁層134は、ソース電極102とゲート電極106との間、またゲート電極106とドレイン電極104との間にあるキャップ層132の表面にも配置される。絶縁層134は、半導体材料のキャップ層132に対してドナーまたはアクセプタになる不純物がキャップ層132に接触することを阻害できる。その結果、不純物浸入によるリーク電流の発生を防ぐことができる。
図3のb部に示すとおり、絶縁層134は、ゲート延伸部107と素子分離領域140との間に配置される。絶縁層134は、ソース電極102とゲート延伸部107との間、またゲート延伸部107とドレイン電極104との間にある、素子分離領域140の表面にも配置される。上記の配置により、絶縁層134は、半導体材料に対してドナーまたはアクセプタになる不純物が素子分離領域140に接触することを阻害できる。
絶縁層134は、半導体材料と他の電気素子要素との間にも配置されてよい。絶縁層134は、複数の電気素子要素の間にある半導体材料の表面にも配置されてよい。このような配置により、絶縁層134は、半導体材料に対してドナーまたはアクセプタになる不純物が半導体材料に接触することを阻害でき、不純物浸入によるリーク電流の発生を防ぐことができる。
保護絶縁膜136は、図1における保護絶縁膜16の一例であってよい。保護絶縁膜136は、複数の電気素子要素を覆い、電気素子要素に含まれる金属が実質的にシリサイド化しない温度で薄膜形成したシリコンを含む保護絶縁膜であってよい。保護絶縁膜136は、シリコンおよび窒素を含有できる。例えば、窒化シリコン、窒化酸化シリコンであってよい。保護絶縁膜136は、260℃以下の温度で薄膜形成した窒化シリコン膜であってよく、好ましくは100℃以下の温度で薄膜形成した窒化シリコン膜である。窒化シリコンは、その緻密性によって、絶縁効果のほか、湿気、不純物等から電気素子要素を保護することができる。
保護絶縁膜136は、シリサイド化しない温度で薄膜形成されるので、保護絶縁膜136と電気素子要素との間のシリサイド化を防止できる。シリサイド化の防止によって、シリサイド化によって発生する悪影響、例えば、複数の電気素子要素14の間におけるリーク電流の発生を抑制できる。
素子分離領域140は、支持基板122、バッファ層124、チャンネル層126、スペーサ層128、キャリア供給層130およびキャップ層132等の半導体材料において、素子分離処理により形成された領域である。素子分離領域140は、上記半導体材料にイオンを注入することによって、結晶構造を破壊することにより形成できる。
コンデンサ下部電極142は、電気素子要素の一例であってよい。コンデンサ下部電極142は、シリサイド化される金属を含有してよい。シリサイド化される金属の例としては、Ni、Au、Ti、Wが挙げられる。
コンデンサ絶縁層144は、コンデンサ下部電極142とコンデンサ上部電極146とを絶縁する。コンデンサ絶縁層144の材料として、タンタルオキサイド、ジルコニウムオキサイド、ハフニウムオキサイドなどが例示できる。
コンデンサ上部電極146は、電気素子要素の一例であってよい。コンデンサ上部電極146は、シリサイド化される金属を含有してよい。シリサイド化される金属の例としては、Ni、Au、Ti、Wが挙げられる。
図1に示すとおり、複数のソース電極102と、複数のドレイン電極104と、複数のゲート電極106とは、互いに隣接して配置されてよい。複数のソース電極102は、ソース配線114によってソース引出配線108に接続される。複数のドレイン電極104は、ドレイン配線116によってドレイン引出配線110に接続される。複数のゲート電極106は、ゲート延伸部107およびゲート配線118によってゲートパッド112に接続される。
図3のa部は、能動素子の高電子移動度トランジスタの構造を示す。当該高電子移動度トランジスタにおいて、ゲート幅が1mmにおけるリーク電流が、500pA以下であってよく、オン抵抗が、2Ωmm以下であってよい。ここで「リーク電流」は、ゲートと他の電気素子要素または半導体基板との間のゲートリーク電流およびトランジスタがオフ時に発生するソースとドレイン間のオフリーク電流を含んでよい。
図4から図9は、半導体装置100の製造過程における断面例を概略的に示す。以下、図面を用いて半導体装置100の製造方法について説明する。
図4に示すとおり、支持基板122と、バッファ層124と、チャンネル層126と、スペーサ層128と、キャリア供給層130と、キャップ層132とを含む半導体材料基板を用意する。半導体材料基板は、電気素子要素を形成できる半導体層を有していればよい。例えば、半導体材料基板は、支持基板122と、チャンネル層126と、キャリア供給層130とによって構成されてよい。
上記半導体材料基板は、支持基板122に、順次バッファ層124、チャンネル層126、スペーサ層128、キャリア供給層130およびキャップ層132をエピタキシャル成長して形成できる。エピタキシャル成長法として、有機金属気相成長法(MOCVD法)、分子線エピタキシー法(MBE法)が例示できる。
図5に示すとおり、キャップ層132の上に、絶縁層134を形成する。絶縁層134
は、スパッタ法、化学気相成長法(CVD法)、MOCVD法等を使用して形成できる。
図6に示すように、ソース電極102、ドレイン電極104およびコンデンサ下部電極142を形成する。ソース電極102、ドレイン電極104およびコンデンサ下部電極142の形成は、まず、絶縁層134表面に、ソース電極102およびドレイン電極104の作成部位に開口を有するフォトレジスト膜を形成する。当該フォトレジスト膜をマスクにしてエッチングすることにより、ソース電極102およびドレイン電極104の作成部位における絶縁層134およびキャップ層132を除去する。その後、ソース電極102、ドレイン電極104およびコンデンサ下部電極142となる導電膜を堆積した後、フォトレジスト膜をリフトオフすることによって、ソース電極102、ドレイン電極104およびコンデンサ下部電極142を形成する。絶縁層134をエッチングする方法として、F系混合ガスによるドライエッチングが例示できる。キャップ層132をエッチングする方法としては、塩素ガスまたは塩素系ガスによるドライエッチングが例示できる。ソース電極102、ドレイン電極104およびコンデンサ下部電極142の形成の後、シンタリング等を目的として、ソース電極102、ドレイン電極104およびコンデンサ下部電極142をアニール処理してよい。アニール処理の方法として、例えば、N雰囲気において750℃で3分の熱処理が例示できる。
図6のa部は、図2のA−A部の断面例であって、図3のa部に対応する部分の製造過程における断面を概略的に示す。図6のb部は、図2のB−B部の断面例であり、図3のb部に対応する部分の製造過程における断面を概略的に示す。図6のc部は、図3のc部に対応するコンデンサを形成する製造過程における断面を概略的に示す。以下、図7から図9までにおけるa、b、c各部分も同様である。
図7に示すように、素子分離領域140を形成する。素子分離領域140は、素子分離領域140を形成する予定領域に開口を有するフォトレジスト膜をたとえばフォトリソグラフィ法により形成し、当該フォトレジスト膜をマスクにして、たとえばボロンのイオン注入により形成できる。なお、アルゴンのイオン注入によっても形成できる。
図5の説明において、キャップ層132をエピタキシャル成長した後に、絶縁層134を形成する例を示したが、素子分離領域140を形成した後に、絶縁層134を形成してもよい。この場合、絶縁層134がソース電極102とドレイン電極104とを覆うことになり、ソース電極102とドレイン電極104とのシリサイド化を抑制して、リーク電流を低減できる。
図8に示すように、コンデンサ絶縁層144を、たとえばスパッタ法により形成し、図9に示すように、絶縁層134の表面に、ゲート電極106およびゲート延伸部107を形成する。同時に、コンデンサ絶縁層144の表面にコンデンサ上部電極146を形成する。ゲート電極106、ゲート延伸部107およびコンデンサ上部電極146は、たとえばゲート電極106、ゲート延伸部107およびコンデンサ上部電極146を形成する予定領域に開口を有するフォトレジスト膜を形成した後、導電膜を堆積し、フォトレジスト膜をリフトオフして形成できる。ゲート電極106等の形成後に、シンタリング等を目的としてアニール処理をしてよい。アニール処理の方法として、例えば、N雰囲気において360℃で60min処理が例示できる。
なお、素子分離領域140の絶縁性の向上を目的として、素子分離領域140に、再度イオン注入をしてよい。再度のイオン注入によりリーク電流を効果的に抑制できる。
図3に示すとおり、電気素子要素の一例である、ソース電極102、ドレイン電極104、コンデンサ下部電極142、ゲート電極106、ゲート延伸部107およびコンデンサ上部電極146を覆う、保護絶縁膜136を形成する。保護絶縁膜136は、スパッタ法、CVD法等を使用して形成できる。この後、ソース電極102、ドレイン電極104、コンデンサ下部電極142、ゲート電極106、ゲート延伸部107およびコンデンサ上部電極146のいずれかに接続するコンタクトホールを保護絶縁膜136に形成し、形成したコンタクトホールを介して電極配線を形成できる。更に、最終保護膜を形成することによって、最終的な製品とすることができる。
本実施態様において、複数の電気素子要素を覆い、電気素子要素に含まれる金属が実質的にシリサイド化しない温度で薄膜形成したシリコンを含む保護絶縁膜136を形成することによって、保護絶縁膜136が、電気素子要素とシリサイドを形成することなく、パッシベーション効果に加えて、優れたリーク電流を抑制する効果が得られる。
(実施例1)
図3のa部およびb部に示す構造を有する高電子移動度トランジスタを製作した。支持基板122は、SiCウェハを使用した。SiCウェハの上に、GaNのバッファ層124、i型GaNのチャンネル層126、i型AlGaNのスペーサ層128、n型AlGaNのキャリア供給層130、n型GaNのキャップ層132を、MOCVD法を用いたエピタキシャル成長により順次形成して半導体材料基板を準備した。
キャップ層132の上に、スパッタ法によって、膜厚20nmのタンタルオキサイドからなる絶縁層134を形成した。フォトリソグラフィ法およびF系混合ガスによるドライエッチング法を用いてソース電極102およびドレイン電極104の作成部位における絶縁層134を除去した。さらに、塩素ガスまたは塩素系ガスによるドライエッチング法をもちいてキャップ層132を除去した。チタンと、アルミニウムと、ニッケルと、金とからなる積層膜を形成した後、リフトオフにより、不要な積層膜を除去して、ソース電極102およびドレイン電極104を形成した。その後、N雰囲気において750℃で3minアニール処理をした。
素子分離領域140を形成した。素子分離領域140は、素子分離領域140を形成する予定領域に開口を有するフォトレジスト膜をフォトリソグラフィ法により形成し、当該フォトレジスト膜をマスクにして、ボロンのイオン注入により形成した。
フォトリソグラフィ法により、ゲート電極106の作成部位に開口を有するフォトレジスト膜を形成し、ニッケル膜を堆積した後、不要なニッケル膜をリフトオフにより除去して、ニッケルのゲート電極106を形成した。その後、N雰囲気において360℃で60minのアニールをした。素子分離領域140の絶縁性を向上する目的で、素子分離領域140に、再度ボロンイオンを注入した。
CVD法により、電気素子要素に含まれる金属が実質的にシリサイド化しない温度である100℃で、膜厚200nmの窒化シリコンを保護絶縁膜136として形成した。更に、配線等を形成することで、本実施例に使用した高電子移動度トランジスタを作製した。なお、比較例として、350℃で形成した窒化シリコンを保護絶縁膜136に適用した高電子移動度トランジスタを作製した。本実施例1で作製した高電子移動度トランジスタにおいて、ゲート電極の長さが1μmであって、ゲート電極の幅が100μmである。ソース電極およびドレインの電極は、ゲート電極長方向の幅が15μmであって、ゲート電極幅方向の幅が100μmである。また、ソース電極とドレイン電極との間隔は、3μmである。
図10は、作製した高電子移動度トランジスタについて、ゲートリーク電流を測定した結果である。横軸はゲート電圧を示し、縦軸はゲート電流を示す。曲線202は、比較例として、350℃で窒化シリコン保護絶縁膜によるパッシベーションを行った高電子移動度トランジスタについて、測定した結果である。曲線204は、本実施形態であって、電気素子要素に含まれる金属が実質的にシリサイド化しない温度である100℃で、窒化シリコン保護絶縁膜によるパッシベーションを行った高電子移動度トランジスタについて、測定した結果である。
ゲート電極に−20Vの電圧を印加した場合に、350℃パッシベーションの高電子移動度トランジスタでは、約1x10−10A/mmのリーク電流が観察された(曲線202)のに対して、本実施態様の100℃パッシベーションの高電子移動度トランジスタでは、その十分の一である1x10−11A/mmのリーク電流が観察された(曲線204)。この結果は、本実施形態であるシリサイド化しない温度で行った窒化シリコンのパッシベーションが、効果的にゲートリーク電流を低減できることを示す。
また、前述の半導体材料基板の素子分離領域に、ソースおよびドレイン電極と同じ方法で、複数電極を作成した。そして、前述の窒化シリコン保護絶縁膜136を形成して、各温度においてアニール処理を行ってから、電極間のリーク電流を測定して、リーク電流の及ぼすアニール温度の影響を調べた。
図11はその測定結果である。横軸は電極間に印加した電圧であって、縦軸は電極間に発生したリーク電流である。曲線206は、比較の目的で、アニールされていないサンプルについて測定した結果であり、曲線208、曲線210および曲線212は、それぞれ260℃、360℃および460℃においてアニールされたサンプルについて測定した結果である。図11の結果は、260℃から460℃の間では、アニール温度が高いほど、リーク電流が大きくなることを示す。
その原因として、素子分離処理において、イオン注入によって破壊された半導体材料の結晶構造が、アニールによって回復され、かつ注入されたボロンがアクセプタとなって半導体材料の伝導性を上げたことが挙げられる。この結果は、シリサイド化しない温度で行った窒化シリコンのパッシベーション効果を維持するのには、その後のアニールの温度も低く抑える必要があることを示す。
(実施例2)
図12は、スイッチ回路の構成の一例を概略的に示す。スイッチ回路300は、DC/RFスイッチであってよい。スイッチ回路300は、トランジスタ302と、トランジスタ304と、トランジスタ306と、入力端子308と、出力端子310と、DC端子312と、DC端子314と、制御端子322と、制御端子324と、制御端子326とを備える。
スイッチ回路300は、入力端子308、DC端子312およびDC端子314から入力された入力信号を切り替えて、いずれか1つの信号を出力端子310から出力する。スイッチ回路300は、入力端子308から高周波信号(以下、RF信号と称する場合がある。)が入力され、DC端子312およびDC端子314から直流信号が入力される。
トランジスタ302、トランジスタ304およびトランジスタ306は、それぞれ、制御端子322、制御端子324または制御端子326に入力される制御信号に従って、ONとOFFとを切り替える。これにより、スイッチ回路は、入力端子308、DC端子312およびDC端子314から入力される入力信号のうち、いずれか1つの信号を出力できる。
トランジスタ302、トランジスタ304およびトランジスタ306は、実施例1に示す構造を有する高電子移動度トランジスタであってよい。これにより、高周波数帯においても、挿入損失の少ないスイッチ回路が得られる。
使用した実施例1に示す構造を有する高電子移動度トランジスタのオン抵抗の値は、2Ωmm以下であった。スイッチ回路300の特性を調べる目的で、スイッチ回路の挿入損失を測定した。
図13は、入力端子308から入力されたRF信号の周波数と、スイッチ回路300の挿入損失との関係を示す。図13において、縦軸は挿入損失[dB]を示し、横軸は上記RF信号の周波数[GHz]を示す。図13に示すとおり、スイッチ回路300は、入力信号の周波数が30GHzの場合であっても、挿入損失は−3dBであった。これにより、以上のとおり、上記の構成を採用した半導体装置をスイッチ回路に適用することで、挿入損失特性に優れたスイッチ回路が得られた。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
本実施態様である半導体装置10の断面例を概略的に示す。 他の実施態様である半導体装置100の上面を概略的に示す。 図2に示す半導体装置100の断面を概略的に示す。 半導体装置100の製造過程における断面を概略的に示す。 半導体装置100の製造過程における断面を概略的に示す。 半導体装置100の製造過程における断面を概略的に示す。 半導体装置100の製造過程における断面を概略的に示す。 半導体装置100の製造過程における断面を概略的に示す。 半導体装置100の製造過程における断面を概略的に示す。 ゲートリーク電流の測定結果を示す。 リーク電流に及ぼすアニール温度の影響を示す。 一実施形態であるスイッチ回路を概略的に示す。 図12の回路の挿入損失を測定した結果を示す。
符号の説明
10 半導体装置
12 半導体基板
14 電気素子要素
16 保護絶縁膜
100 半導体装置
102 ソース電極
104 ドレイン電極
106 ゲート電極
107 ゲート延伸部
108 ソース引出配線
110 ドレイン引出配線
112 ゲートパッド
114 ソース配線
116 ドレイン配線
118 ゲート配線
122 支持基板
124 バッファ層
126 チャンネル層
128 スペーサ層
130 キャリア供給層
132 キャップ層
134 絶縁層
136 保護絶縁膜
140 素子分離領域
142 コンデンサ下部電極
144 コンデンサ絶縁層
146 コンデンサ上部電極
202 曲線
204 曲線
206 曲線
208 曲線
210 曲線
212 曲線
300 スイッチ回路
302 トランジスタ
304 トランジスタ
306 トランジスタ
308 入力端子
310 出力端子
312 DC端子
314 DC端子
322 制御端子
324 制御端子
326 制御端子

Claims (13)

  1. 半導体材料の表面に沿って互いに隣接する、シリサイド化される金属を含有する複数の電気素子要素と、
    前記複数の電気素子要素を覆い、前記電気素子要素に含まれる前記金属が実質的にシリサイド化しない温度で薄膜形成したシリコンを含む保護絶縁膜と、
    を備える半導体装置。
  2. 前記保護絶縁膜は、シリコンおよび窒素を含有する、
    請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記保護絶縁膜は、260℃以下の温度で薄膜形成した窒化シリコン膜である、
    請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記保護絶縁膜は、100℃以下の温度で薄膜形成した窒化シリコン膜である、
    請求項2に記載の半導体装置。
  5. 前記複数の電気素子要素の少なくとも1つは、
    前記半導体材料の表面に形成した能動素子もしくは受動素子を構成する電極もしくは端子、または、前記能動素子もしくは前記受動素子に接続する引出部、
    である請求項1から請求項4の何れか一項に記載の半導体装置。
  6. 前記複数の電気素子要素は、MIS型電界効果トランジスタのゲート電極、ソース電極およびドレイン電極を含む、
    請求項5に記載の半導体装置。
  7. 前記複数の電気素子要素は、前記ゲート電極、前記ソース電極および前記ドレイン電極から延伸するゲート延伸部、ソース延伸部およびドレイン延伸部をさらに含む、
    請求項6に記載の半導体装置。
  8. 前記半導体材料と前記電気素子要素の少なくとも1つとの間に配置した、比誘電率が10以上の高誘電体層を有する要素間絶縁膜をさらに備えた、
    請求項1から請求項7の何れか一項に記載の半導体装置。
  9. 前記要素間絶縁膜は、前記複数の電気素子要素の間の前記半導体材料の表面にも配置され、
    前記半導体材料に対してドナーまたはアクセプタになる不純物が前記半導体材料に接触することを阻害する、
    請求項8に記載の半導体装置。
  10. 前記電気素子要素の少なくとも1つは、MIS型電界効果トランジスタのゲート電極であり、
    前記要素間絶縁膜は、前記MIS型電界効果トランジスタのゲート絶縁膜である、
    請求項8または請求項9に記載の半導体装置。
  11. 前記MIS型電界効果トランジスタの、ゲート幅が1mmにおけるリーク電流が、500pA以下であり、
    前記MIS型電界効果トランジスタの、オン抵抗が、2Ωmm以下である、
    請求項6、請求項7または請求項10に記載の半導体装置。
  12. 半導体材料の表面に沿って互いに隣接するように、シリサイド化される金属を含有する複数の電気素子要素を形成する段階と、
    前記複数の電気素子要素を覆うシリコンを含む保護絶縁膜を、前記電気素子要素に含まれる前記金属が実質的にシリサイド化しない温度で薄膜形成する段階と、
    を備えた半導体装置の製造方法。
  13. スイッチ素子として動作する半導体装置を備えたスイッチ回路であって、
    前記半導体装置は、
    半導体材料の表面に沿って互いに隣接する、シリサイド化される金属を含有する複数の電気素子要素と、
    前記複数の電気素子要素を覆い、前記電気素子要素に含まれる前記金属が実質的にシリサイド化しない温度で薄膜形成したシリコンを含む保護絶縁膜と、
    を備えるスイッチ回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012124325A (ja) * 2010-12-08 2012-06-28 Advantest Corp 半導体装置、試験装置、および製造方法
JP2012213922A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Nec Personal Computers Ltd 複合体及びその製造方法
WO2024185340A1 (ja) * 2023-03-09 2024-09-12 株式会社ジャパンディスプレイ 半導体装置およびその製造方法

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