JP2010146216A - 情報処理装置、管理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、管理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 親展印刷による印刷物の不要な出力を防止することにより、情報漏洩を防ぐ。
【解決手段】 クライアント端末A107は、親展印刷で印刷物を受け取るユーザの指定を受け付け、当該ユーザによる親展印刷の印刷物の受け取りが許可されているか否かを管理サーバ103に問い合わせる。問い合わせの結果、当該ユーザによる親展印刷の印刷物の受け取りが許可されている場合、クライアント端末A107は、親展印刷の印刷物の出力をプリントサーバ104に対して指示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、親展印刷の印刷物からの情報漏洩を防止するための技術に関するものである。
従来、操作装置(クライアント端末)と画像印刷装置とを有するシステムにおいて、親展印刷が実施されている。
親展印刷とは、操作装置で印刷物を受け取るユーザ(受け取りユーザ)を指定して印刷データを画像印刷装置に送信し、画像印刷装置で指定されたユーザの認証を行い、認証成功されたユーザのみが印刷データを印刷実行操作できる印刷である(例えば、特許文献1参照)。
また、近年、個人情報や機密情報等の情報漏洩が企業の信頼というものに影響を及ぼすようになってきている。情報の漏洩は、外部からの不正アクセスにより起きてしまうこともあるが、多くは企業内部の人間の不注意等から起きている。
特開平11−249848号公報
しかしながら、上記従来技術の親展印刷では、印刷物を受け取るユーザを制限なく指定することができるため、例えば、悪意のある受け取りユーザが印刷した印刷物から情報漏洩する可能性があった。すなわち、親展印刷を利用できるユーザを限定することにより、親展印刷による情報漏洩を防止することが困難であった。
また、受け取りユーザを複数指定して親展印刷された印刷物から情報漏洩が起きた場合、どのユーザが印刷した印刷物から情報漏洩が起きたのかを把握することが困難であった。
そこで、本発明の目的は、親展印刷による印刷物の不要な出力を防止することにより、情報漏洩を防ぐことにある。
本発明の情報処理装置は、親展印刷で印刷物を受け取るユーザの指定を受け付ける受付手段と、前記受付手段で受け付けた前記ユーザによる親展印刷の印刷物の受け取りが許可されているか否かを外部装置に問い合わせる問合せ手段と、前記問合せ手段による問い合わせの結果、前記ユーザによる親展印刷の印刷物の受け取りが許可されている場合、親展印刷の印刷物の出力を印刷装置に対して指示する指示手段とを有することを特徴とする。
本発明の管理装置は、ユーザ毎に、親展印刷の印刷物の受け取りの可否を管理する管理手段と、ユーザの親展印刷による印刷物の受け取りの可否の問い合わせを外部装置から受け付ける受付手段と、前記受付手段により問い合わせを受け付けた前記ユーザの親展印刷による印刷物の受け取りの可否を、前記管理手段における管理内容から判定する判定手段と、前記判定手段による判定の結果を前記外部装置に対して送信する送信手段とを有することを特徴とする。
本発明の情報処理システムは、親展印刷を指示するための情報処理装置と親展印刷の可否を管理する管理装置とがネットワークを介して接続される情報処理システムであって、前記情報処理装置は、親展印刷で印刷物を受け取るユーザの指定を受け付ける第1の受付手段と、前記第1の受付手段で受け付けた前記ユーザによる親展印刷の印刷物の受け取りが許可されているか否かを前記管理装置に問い合わせる問合せ手段と、前記問合せ手段による問い合わせの結果、前記ユーザによる親展印刷の印刷物の受け取りが許可されている場合、親展印刷の印刷物の出力を印刷装置に対して指示する指示手段とを有し、前記管理装置は、ユーザ毎に、親展印刷の印刷物の受け取りの可否を管理する管理手段と、ユーザの親展印刷による印刷物の受け取りの可否の問い合わせを前記情報処理装置から受け付ける第2の受付手段と、前記第2の受付手段により問い合わせを受け付けた前記ユーザの親展印刷による印刷物の受け取りの可否を、前記管理手段における管理内容から判定する判定手段と、前記判定手段による判定の結果を前記情報処理装置に対して送信する第1の送信手段とを有することを特徴とする。
本発明の情報処理方法の第1の態様は、親展印刷で印刷物を受け取るユーザの指定を受け付ける受付ステップと、前記受付ステップで受け付けた前記ユーザによる親展印刷の印刷物の受け取りが許可されているか否かを外部装置に問い合わせる問合せステップと、前記問合せステップによる問い合わせの結果、前記ユーザによる親展印刷の印刷物の受け取りが許可されている場合、親展印刷の印刷物の出力を印刷装置に対して指示する指示ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の情報処理方法の第2の態様は、ユーザの親展印刷による印刷物の受け取りの可否の問い合わせを外部装置から受け付ける受付ステップと、前記受付ステップにより問い合わせを受け付けた前記ユーザの親展印刷による印刷物の受け取りの可否を、ユーザ毎に親展印刷の印刷物の受け取りの可否を管理する管理手段の管理内容から判定する判定ステップと、前記判定ステップによる判定の結果を前記外部装置に対して送信する送信ステップとを含むことを特徴とする。
本発明のプログラムの第1の態様は、親展印刷で印刷物を受け取るユーザの指定を受け付ける受付ステップと、前記受付ステップで受け付けた前記ユーザによる親展印刷の印刷物の受け取りが許可されているか否かを外部装置に問い合わせる問合せステップと、前記問合せステップによる問い合わせの結果、前記ユーザによる親展印刷の印刷物の受け取りが許可されている場合、親展印刷の印刷物の出力を印刷装置に対して指示する指示ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明のプログラムの第2の態様は、ユーザの親展印刷による印刷物の受け取りの可否の問い合わせを外部装置から受け付ける受付ステップと、前記受付ステップにより問い合わせを受け付けた前記ユーザの親展印刷による印刷物の受け取りの可否を、ユーザ毎に親展印刷の印刷物の受け取りの可否を管理する管理手段の管理内容から判定する判定ステップと、前記判定ステップによる判定の結果を前記外部装置に対して送信する送信ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明においては、親展印刷の受け取りが許可されているユーザか否かに応じて、親展印刷の印刷物の出力を制御するように構成したので、親展印刷による印刷物の不要な出力を防止することが可能となり、情報漏洩を防ぐことができる。
以下、本発明を適用した好適な実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る情報処理システムの構成を概略的に示す図である。図1に示す如く、本実施形態に係る情報処理システムは、管理者端末102、管理サーバ103、プリントサーバ104、プリンタ105、電子メールサーバ106、クライアント端末A107、クライアント端末B108及び承認者端末109が、LAN等のネットワーク101を介して相互に通信可能に接続された構成となっている。なお、管理サーバ103は、本発明の管理装置の適用例となる構成であり、クライアント端末A107は、本発明の情報処理装置の適用例となる構成である。また、プリントサーバ104は、本発明の印刷装置の適用例となる構成であり、承認者端末109は、本発明の承認装置の適用例となる構成である。
管理者端末102、管理サーバ103、プリントサーバ104、電子メールサーバ106、クライアント端末A107、クライアント端末B108及び承認者端末109は、コンピュータ等の情報処理装置で構成される。なお、管理者端末102は、管理者が利用する端末であり、承認者端末109は、承認者が利用する端末である。
この管理者端末102は、インストールされているWEBブラウザを通じて管理サーバ103に接続し、システムの設定や状態を操作、閲覧する機能を有している。
管理サーバ103は、クライアント情報や監視ポリシー等のシステム情報を保持するサーバである。
管理サーバ103は、管理者端末102に対してシステム設定画面を提供する機能、クライアント端末A107から操作ログを受信する機能、監視ポリシーをクライアント端末A107に配布する機能、クライアント端末A107から親展印刷が許可されているかの問い合わせを受け付ける機能を有している。
プリントサーバ104は、ネットワーク101を介してクライアント端末A107と通信可能な情報処理装置である。即ち、プリントサーバ104は、当該クライアント端末A107からの印刷指示を受信し蓄積する機能や、印刷物に印刷実行ユーザと受け取りユーザの情報を追加する機能を有している。
プリンタ105は、ネットワーク101を介してプリントサーバ104と通信可能な印刷装置である。このプリンタ105はユーザ認証用の機能を持つ。また、プリンタ105は、プリントサーバ104から蓄積された印刷指示データを取得し、ユーザからの印刷指示に応じて印刷(出力)することができる。
電子メールサーバ106は、ネットワーク101を介して管理者端末102、管理サーバ103、プリントサーバ104、クライアント端末A107及びクライアント端末B108と通信可能な情報処理装置である。電子メールサーバ106は、当該情報処理装置間での電子メールの送受信を処理する機能を有している。
クライアント端末A107は、印刷指示ユーザが利用する端末である。クライアント端末A107には、エージェントプログラムがインストールされている。そして、管理サーバ103から配布される監視ポリシーにより、印刷を制御する機能、操作ログを管理サーバ103に送信する機能、親展印刷の受け取りユーザを指定するための機能、当該親展印刷が監視ポリシーで許可されているかを管理サーバ103に問い合わせる機能を有している。
クライアント端末B108は、印刷物の受け取りユーザが利用する端末である。クライアント端末B108は、インストールされている電子メール受信アプリケーションにより、電子メールを閲覧する機能を有している。
承認者端末109は、指定されたユーザが親展印刷の印刷物の受け取りが許可されていない場合等に、クライアント端末A107から親展印刷の印刷物の受け取りの許可申請を受け付ける。そして、承認者端末109は、承認者の操作によって入力された許可申請に対する承認の内容を、クライアント端末A107から印刷データを受信しているプリントサーバ104に送信する。
なお、図1では、管理者端末102、管理サーバ103、プリントサーバ104、プリンタ105、電子メールサーバ106、承認者端末109、クライアント端末A107及びクライアント端末B108が夫々1台で構成されている例を示している。但し、他の形態として、これらが複数台あっても構わない。
図2は、図1における管理者端末102、管理サーバ103、プリントサーバ104、プリンタ105、電子メールサーバ106、承認者端末109、クライアント端末A107及びクライアント端末B108の情報処理装置のハードウェア構成を概略的に示すブロック図である。
図2において、201はCPUであり、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。
また、ROM202あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input/Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)が記憶されている。また、外部メモリ211には、サーバ或いは各クライアント端末の実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等も記憶されている。
RAM203は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をRAM203にロードして、プログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
また、入力コントローラ(入力C)205は、キーボード209や不図示のマウス等のポインティングデバイスからの入力を制御する。
ビデオコントローラ(VC)206は、ディスプレイ210への表示を制御する。ディスプレイ210は、CRTディスプレイでも液晶ディスプレイ等でも構わない。
メモリコントローラ(MC)207は、ブートプログラム、ブラウザソフトウエア、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶するハードディスク(HD)やフロッピー(登録商標)ディスク(登録商標)(FD)或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
通信I/Fコントローラ(通信I/FC)208は、ネットワーク101を介して、外部機器と接続・通信するものであり、ネットワーク101での通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いたインターネット通信等が可能である。
なお、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実現することにより、ディスプレイ201上での表示を可能としている。また、CPU201は、ディスプレイ210上の不図示のマウスカーソル等でユーザ指示可能とする。
本実施形態を実現するためのプログラムは外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM202にロードされ、CPU201によって実行されるものである。
さらに、本実施形態に係わるプログラムが用いる各種データ及び各種テーブルは外部メモリ211に格納されており、これらについての詳細な説明は後述する。なお、管理サーバ103の外部メモリ211には、後述するデータベースが備えられている。
図3は、図1におけるクライアント端末A107のモジュール構成を概略的に示すブロック図である。
まず、クライアント端末A107は、オペレーティングシステム308、そして、そのオペレーティングシステム308上で動作するプログラムである、エージェントプログラム306、プリンタドライバ307で構成される。
エージェントプログラム306は、設定用プログラム301、親展印刷プログラム302及び制御・通信サービスプログラム303で構成される。
また、制御・通信サービスプログラム303は、印刷制御モジュール304と、スタンプ印刷モジュール305とから構成される。
エージェントプログラム306、プリンタドライバ307及びオペレーティングシステム308は、それぞれ図2に示す外部メモリ211に格納される。
まず、設定用プログラム301は、エージェントプログラムの停止画面等、ユーザ操作画面を提供する。
次に、親展印刷プログラム302は、親展印刷の受け取りユーザ指定を実行する機能や当該親展印刷が許可されているかを管理サーバ103に問い合わせる機能を提供する。
制御・通信サービスプログラム303は、常駐プログラムとして動作し、管理サーバ103から監視ポリシーを取得する機能や操作ログを送信する機能を提供する。
次に、印刷制御モジュール304は、制御・通信サービスプログラム303内で呼び出されるモジュールで、APIフックを使用して印刷制御を行う機能を提供する。
上記APIフックとは、任意のプログラムが特定のAPIを呼び出す際に、割り込みを行う処理を指す。印刷制御モジュール304は、このAPIフックを利用し、呼び出されたAPIに割り込みを行い、APIで処理する情報の取得やAPIの実行を禁止することができる。
印刷制御モジュール304では、このAPIフックを利用して印刷制御を行っている。具体的には、印刷制御モジュール304は、印刷制御モジュール304がオペレーティングシステム308で実行される印刷関連API(StartPage関数等)を監視している。そして、任意のプログラムから印刷関連APIが呼び出されると、印刷制御モジュール304は、そのAPIに対して割り込み処理を行い、APIで処理される印刷情報(印刷を実行するプリンタ名等)の取得や印刷実行を禁止している。
次に、スタンプ印刷モジュール305は、制御・通信サービスプログラム303内で呼び出されるモジュールで、スタンプ印刷の制御機能を提供する。
プリンタドライバ307は、オペレーティングシステム308がプリンタ309を制御するための機能を提供する。
図4は、図1における管理者端末102のモジュール構成を概略的に示すブロック図である。
管理者端末102は、オペレーティングシステム403と、そのオペレーティングシステム403上で動作するプログラムであるWEBブラウザアプリケーション401と、電子メール受信アプリケーション402とから構成される。オペレーティングシステム403、WEBブラウザアプリケーション401及び電子メール受信アプリケーション402は、図2に示す外部メモリ211に格納される。
管理者は、このWEBブラウザアプリケーション401を利用して管理サーバ103へ接続し、システム情報の設定や閲覧を行うことができる。電子メール受信アプリケーション402は、管理サーバ103から電子メールを受信する機能を提供する。
図5は、図1における管理サーバ103のモジュール構成を概略的に示すブロック図である。
管理サーバ103は、オペレーティングシステム505、オペレーティングシステム505上で動作するプログラムであるログ受信プログラム501、WEBサーバ502、管理用WEBアプリケーション503及びデータベース504で構成される。オペレーティングシステム505、ログ受信プログラム501、WEBサーバ502、管理用WEBアプリケーション503及びデータベース504は、図2に示す外部メモリ211に格納される。
ログ受信プログラム501は、クライアント端末A107から操作ログを受信し、データベース504に格納する機能を提供する。
管理用WEBアプリケーション503は、WEBサーバ502上で動作する。管理用WEBアプリケーション503は、管理者端末102にインストールされているWEBブラウザアプリケーション401からの要求に応答して、設定画面やシステム情報、操作ログ情報をWEBブラウザアプリケーション401に送信する機能を提供する。また、管理用WEBアプリケーション503は、クライアント端末A107からの監視ポリシー取得要求に応答して、監視ポリシーをクライアント端末A107に配布する機能や、クライアント端末A107からの親展印刷許可・禁止確認の問い合わせに応答する機能を提供する。
次に、データベース504は、管理者端末102から受信したシステム情報やクライアント端末A107から受信した操作ログを記憶(格納)する。
なお、ログ受信プログラム501、管理用WEBアプリケーション503、データベース504及びオペレーティングシステム505は、図2に示す外部メモリ211に格納される。
図13は、本実施形態における印刷の処理手順の一例を示すフローチャートである。
なお、図13に示すステップS1401、ステップS1404の処理は、クライアント端末A107のCPU201が、外部メモリ211等の記憶手段に格納された設定用プログラム301をロードして実行することにより実現される。
また、図13に示すステップS1402及びステップS1403の処理は、クライアント端末A107のCPU201が、外部メモリ211等の記憶手段に格納された制御・通信サービスプログラム303をロードして実行することにより実現される。
また、図13に示すステップS1405の処理は、クライアント端末A107のCPU201が、外部メモリ211等の記憶手段に格納された印刷制御モジュール304をロードして実行することにより実現される。
また、図13に示すステップS1411からステップS1414の処理及びステップS1421は、管理サーバ103のCPU201が、外部メモリ211等の記憶手段に格納された管理用WEBアプリケーション503をロードして実行することにより実現される。
また、図13に示すステップS1431の処理は、管理サーバ103のCPU201が、外部メモリ211等の記憶手段に格納されたログ受信プログラム501をロードして実行することにより実現される。
最後に、図13に示すステップS1441からステップS1443の処理は、管理者端末102のCPU201が、外部メモリ211等の記憶手段に格納されたWEBブラウザアプリケーション401をロードして実行することにより実現される。
次に、図13に示すフローチャートの各ステップについて説明する。
初めに、ステップS1411とステップS1441とで実行するスタンプ印刷設定の入力処理について説明する。ここで、スタンプ印刷設定の入力処理とは、クライアント端末A107から印刷指示される印刷物に、どのような文字列を強制的に印字するかの設定を入力する処理である。
まず、ステップS1441において、管理者端末102のCPU201は、管理者からの起動指示を検知し、WEBブラウザアプリケーション401を起動する。すると、当該WEBブラウザアプリケーション401は、管理サーバ103の管理用WEBアプリケーション503に接続する。
そして、管理者端末102のCPU201は、監視ポリシーの設定を受け付ける監視ポリシー設定画面(図9)を表示するための情報を管理用WEBアプリケーション503から取得し、当該監視ポリシー設定画面を表示する。
この監視ポリシー設定画面上では、クライアント端末A107からの印刷を禁止するか否か等の印刷制御に関する設定を入力することができる。詳細については、後に監視ポリシー作成処理(ステップS1411、ステップS1442)で説明する。なお、図9は、図13のステップS1442で表示される画面の一例を示す図である。
次に、管理者端末102のCPU201は、管理者により監視ポリシー設定画面(図9)の追加ボタン906が押下されたことを認識すると、クライアント端末A107から印刷指示される印刷データにどのようなスタンプを強制的に印刷させるかを設定する画面を表示するための情報を管理サーバ103から取得する。以下、印刷データに印刷されるスタンプをスタンプ文字列と称す。また、スタンプ文字列を設定する画面をスタンプ印刷設定画面と称す。
そして、管理者端末102のCPU201は、ステップS1441において、取得した情報に基づいてスタンプ印刷設定画面(図10)を表示する。このスタンプ印刷設定画面とは、どのようなスタンプを印刷するかの設定を管理者から受け付けるための画面である。
なお、図10は、図13のステップS1441で表示されるスタンプ印刷設定画面の一例を示す図である。
ここで、当該スタンプ印刷設定画面で設定可能な各設定項目について説明する。以下、当該スタンプ印刷設定画面で設定された設定情報をスタンプ印刷設定情報と記載して説明するものとする。
スタンプ印刷設定画面の他の設定項目は次の通りである。スタンプ印刷設定名1001は、スタンプ印刷設定の名前を入力することができる。コメント1002は、スタンプ印刷設定の説明を入力することができる。透かし印刷1003は、透かし印刷の指定を入力することができる。重ね印刷1004は、重ね印刷の指定を入力することができる。表示情報の種類1005は、印刷物に予め決められた文字列を印字するか、任意の文字列を印字するかの設定を入力することができる。
表示位置1006は、印刷物のどの位置に文字を表示するかの設定を入力することができる。任意の文字列1007は、印刷物に印字する文字列を入力することができる。太字・斜体・下線1008は、印刷物に印字する文字列のスタイル(太字・斜体・下線)の設定を入力することができる。
フォント1009は、印刷物に印字する文字列のフォントの設定を入力することができる。サイズ1010は、印刷物に印字する文字列のサイズの設定を入力することができる。色1011は、印刷物に印字する文字列の色の設定を入力することができる。余白1012は、印刷物に印字する文字列の位置の設定を入力することができる。文字角度1014は、印刷物全体に印字する文字列の角度の設定を入力することができる。密度1015は、印刷物全体に印字する文字列の密度の設定を入力することができる。
次に、管理者端末102のCPU201は、スタンプ印刷設定画面(図10)から管理者によりスタンプ印刷設定が入力され、更新ボタン1016が押下されると、管理サーバ103の管理用WEBアプリケーション503に、当該入力されたスタンプ印刷設定情報を送信する。以上が、ステップS1441の処理の説明である。
次に、管理サーバ103のCPU201は、スタンプ印刷設定情報を管理者端末102から受信すると、当該スタンプ印刷設定情報をデータベースのスタンプ印刷設定テーブル(図23−1、図23−2)に格納する。
図23−1、図23−2は、図13のステップS1411で扱われるスタンプ印刷設定情報を格納するスタンプ印刷設定テーブルの一例を概略的に示す図である。図23−1、図23−2で一つのスタンプ印刷設定テーブルであるが、ここでは便宜上、一つのスタンプ印刷設定テーブルを二つに分けて表している。
図23−1、図23−2に示すように、スタンプ印刷設定テーブルには、スタンプ印刷設定情報を識別するスタンプ印刷設定ID、スタンプ印刷設定名、スタンプ印刷設定の説明、スタンプ印刷設定の更新日、及び、スタンプ印刷設定画面から入力された各スタンプ印刷設定情報が格納される。以下、スタンプ印刷設定テーブルのスタンプ印刷設定項目2401に格納されるスタンプ印刷設定情報について説明する。
スタンプ印刷設定項目2401は、スタンプ印刷設定情報の上から順に、スタンプ印刷設定の識別情報であるスタンプ印刷設定ID、ヘッダの印刷方法、ヘッダに印字する文字列の種類、ヘッダに印字する文字列の位置設定、ヘッダに印字する文字列、ヘッダに印字する文字列のスタイル設定、ヘッダに印字する文字列のフォント設定、ヘッダに印字する文字列のサイズ設定、ヘッダに印字する色設定、ヘッダに印字する文字列の余白サイズ設定、フッタの印刷方法、フッタに印字する文字列の種類、フッタに印字する文字列の位置設定、フッタに印字する文字列の設定、フッタに印字する文字列のスタイル設定、フッタに印字する文字列のフォント設定、フッタに印字する文字列のサイズ設定、フッタに印字する文字列の色設定、フッタに印字する文字列の余白サイズ設定、全体の印刷方法、全体に印字する文字列の種類、全体に印字する文字列の設定、全体に印字する文字列のスタイル設定、全体に印字する文字列のフォント設定、全体に印字する文字列のサイズ設定、全体に印字する色設定、全体に印字する角度、全体に印字する文字列の密度が設定される。
上述したヘッダの印刷方法としては、「透かし印刷」であれば「1」、「重ね印刷」であれば「2」が設定される。
ヘッダに印字する文字列の種類としては、「既定の文字列」であれば「1」、「任意の文字列」であれば「2」が設定される。ヘッダに印字する文字列の位置設定としては、「左寄り」であれば「1」、「中央」であれば「2」、「右寄り」であれば「3」が設定される。
ヘッダに印字する文字列のスタイル設定としては、「太字」であれば「0x00000001」、「斜体」であれば「0x00000002」、「下線」であれば「0x00000004」が設定される。フッタの印刷方法としては、「透かし印刷」であれば「1」、「重ね印刷」であれば「2」が設定される。
フッタに印字する文字列の種類としては、「既定の文字列」であれば「1」、「任意の文字列」であれば「2」が設定される。フッタに印字する文字列の位置設定としては、「左寄り」であれば「1」、「中央」であれば「2」、「右寄り」であれば「3」が設定される。
全体の印刷方法としては、「透かし印刷」であれば「1」、「重ね印刷」であれば「2」が設定される。
全体に印字する文字列の種類としては、「既定の文字列」としては「1」、「任意の文字列」としては「2」が設定される。
全体に印字する文字列のスタイル設定としては、「太字」であれば「0x00000001」、「斜体」であれば「0x0000002」、「下線」であれば「0x00000004」が設定される。
全体に印字する文字列の密度としては、「低い」であれば「1」、「標準」であれば「2」、「高い」であれば「3」が設定される。
以上の手順により、ステップS1411に示すスタンプ印刷設定の設定処理が完了する。なお、このスタンプ印刷設定情報は、複数作成することが可能である。
また、このスタンプ印刷設定情報の設定名称であるスタンプ印刷設定名は、後に説明する監視ポリシー設定画面(図9)のリストボックス905、913に一覧表示され、管理者により設定するスタンプ印刷設定情報が選択される。
次に、ステップS1411とステップS1442との監視ポリシー作成処理について説明する。監視ポリシー作成処理は、クライアント端末A107に配布する監視ポリシーを作成する処理である。
ここで作成した監視ポリシーは、ステップS1413の監視ポリシーの送信処理においてクライアント端末A107に配布される。
そして、クライアント端末A107のCPU201は、この監視ポリシーに基づいて印刷の制御を行う。
また、監視ポリシーは、複数作成することが可能で、クライアント端末毎又はクライアント端末にログインするユーザ毎に配布することが可能である。
まず、管理者端末102のCPU201は、管理者による起動指示を検知するとWEBブラウザアプリケーション401を起動し、管理サーバ103の管理用WEBアプリケーション503に接続する。
そして、管理者端末102のCPU201は、監視ポリシーの設定を受け付ける監視ポリシー設定画面(図9)を表示するための情報を管理用WEBアプリケーション503から取得し、それに基づいて当該監視ポリシー設定画面を表示する。この監視ポリシー設定画面からは、クライアント端末A107で実行される印刷を禁止するといった印刷制御に関する設定を入力することができる。
監視ポリシー設定画面(図9)は、印刷制御の設定を入力する画面であり、監視ポリシーセット名901、コメント902、印刷に関する設定903〜923を入力することができる。
即ち、管理ポリシーセット名901では、監視ポリシーの名前を入力することができる。コメント902では、監視ポリシーの説明を入力することができる。ログ903では、デフォルト設定時における操作ログを取得するか否かの設定を入力することができる。
印刷禁止904では、デフォルト設定時における印刷実行の許可、禁止の設定を入力することができる。スタンプ印刷リストボックス905では、デフォルト設定時におけるスタンプ印刷を実行するか否かの設定を入力することができる。
追加・修正・削除906では、スタンプ印刷設定の追加、修正、削除の設定を入力することができる。
ページ指定907、908では、スタンプ印刷を何ページまで実行するか、又は、スタンプ印刷を何ページごとに実行するかの設定を入力することができる。
送信920では、デフォルト設定時における親展印刷指示実行の許可、禁止の設定を入力することができる。
受信921では、デフォルト設定時における親展印刷受け取りの許可、禁止の設定を入力することができる。
プリンタ名909では、個別監視するプリンタ名を入力することができる。プロセス名910では、個別監視するプロセス名を入力することができる。
ログ911では、個別監視時における操作ログを取得するか否かの設定を入力することができる。印刷禁止912では、個別監視時における印刷実行の許可、禁止の設定を入力することができる。
スタンプ印刷リストボックス913では、個別監視時におけるスタンプ印刷を実行するか否かの設定を入力することができる。ページ指定914では、スタンプ印刷を何ページまで実行するか、又はスタンプ印刷を何ページごとに実行するかの設定を入力することができる。
送信922では、個別監視時における親展印刷指示実行の許可、禁止の設定を入力することができる。受信923では、個別監視時における親展印刷受け取りの許可、禁止の設定を入力することができる。
追加・修正・削除915では、個別監視設定を追加、修正、削除するかの設定を入力することができる。
一覧916では、個別監視設定の一覧を表示する。ドライバ名917では、監視ポリシーの適用から除外するドライバ名を入力することができる。
追加・修正・削除918では、監視ポリシーの適用から除外するドライバの追加、修正、削除を指定することができる。一覧919では、監視ポリシーの適用から除外するドライバ名の一覧を表示する。
ここで、監視ポリシー設定画面から入力可能な設定について説明する。なお、監視ポリシー設定画面のスタンプ印刷リストボックス905、913には、スタンプ印刷の入力処理(ステップS1441)で作成したスタンプ印刷設定のスタンプ印刷設定名がリスト表示される。
ユーザは、このスタンプ印刷リストボックス905、913から印刷物に印字するスタンプ印刷設定を選択することができる。
また、監視ポリシー設定画面のページ指定リストボックス908には、”ページまで”と”ページごと”の文字列がリスト表示される。ページ数指定リストボックス908で”ページまで”を選択した場合、ページ指定テキストボックス907で入力したページ数まで、スタンプ印刷が実行される。逆に、ページ指定リストボックス908で“ページごと”を選択した場合、ページ指定テキストボックス907で入力したページ数ごとにスタンプ印刷が実行される。また、監視ポリシー設定画面のページ指定914においても、同様の動作を行う。
次に、監視ポリシー設定画面(図9)から管理者の画面操作により、監視ポリシーが入力され、更新ボタン924が押下されると、管理者端末102のCPU201は、管理用WEBアプリケーション503へ監視ポリシー設定画面で入力した情報を送信する(ステップS1442)。
そして、管理サーバ103のCPU201は、受信した情報をデータベース504の監視ポリシーテーブル(図22)に格納する(ステップS1411)。
図22は、図13のステップS1411で扱われる情報を格納する監視ポリシーテーブルの一例を概略的に示す図である。
この監視ポリシーテーブルには、監視ポリシーを識別するための監視ポリシーID、監視ポリシー名、監視ポリシーの説明、監視ポリシーの更新日、及び、ステップS1442で入力された設定内容である監視ポリシー2301が格納される。
ここで、監視ポリシーテーブルの監視ポリシー2301に格納される値について具体的に説明する。
先ず、プロパティ名PRN_NAME.0で表わされる監視ポリシーには、デフォルトの監視ポリシーの内容を示す値が格納されている。値は、カンマ“,”で区切って格納されている。第1項目には印刷の禁止設定を示す値が格納され、印刷許可であれば0、印刷拒否であれば1が格納される。
第2項目には操作ログの取得設定を示す値が格納され、操作ログを取得しない場合には0、操作ログを取得する場合には1が格納される。
第3項目にはスタンプ印刷設定IDの値が格納され、スタンプ印刷設定IDが使用されない場合には0が格納される。
第4項目にはページ指定の値が格納される。第5項目にはページ指定の種類が格納され、第4項目で指定された値(N)ページごとに実行される場合には1、第4項目で指定された値(N)ページまで実行される場合には2が格納される。
第6項目には親展印刷の許可・禁止設定を示す値が格納され、印刷指示と受け取りが共に禁止であれば0、印刷指示が許可で受け取りが禁止であれば1、印刷指示が禁止で受け取りが許可であれば2、印刷指示と受け取りが共に許可であれば3が格納される。
第7項目にはプリンタ名が格納される。第8項目にはプロセス名が格納される。デフォルトの監視ポリシーでは第7項目と第8項目は常に空である。
次に、プロパティ名PRN_NAME.N(N=1,2,3,・・・)で表わされる監視ポリシーには、個別の監視ポリシーの内容を示す値が格納されている。
プロパティ名PRN_NAME.N(N=1,2,3,・・・)で表わされる監視ポリシーにおける第1項目〜第8項目に格納される値の意味は、上述したプロパティ名PRN_NAME.0で表わされる監視ポリシーにおける第1項目〜第8項目に格納される値の意味と同様である。
例えば、監視ポリシーID=1、監視ポリシー名=Policy Aにおける「PRN_NAME.1=0,1,1,0,2,3,\\192.168.0.1\C社製プリンタ1,notepad.exe」の場合には、第1項目には0が格納されている。そのため、印刷の許可設定となっている。
また、第2項目には1が格納されているため、操作ログを取得する設定となっている。また、第3項目には1が格納されているため、スタンプ印刷設定ID=1が設定されている。
また、第4項目には0が格納されている。そのため、0ページが設定されている。また、第5項目には2が格納されている。そのため、第4項目で設定された0ページまで実行されることが設定されている。
また、第6項目には3が格納されているため、親展印刷の印刷指示と受け取りが共に許可設定となっている。第7項目には HYPERLINK "file:///\\\\192.168.0.1\\C社製プリンタ1" \\192.168.0.1\C社製プリンタ1が格納されている。そのため、プリンタ名として HYPERLINK "file:///\\\\192.168.0.1\\C社製プリンタ1" \\192.168.0.1\C社製プリンタ1が設定されている。
また、第8項目にはnotepad.exeが格納されているため、プロセス名としてnotepad.exeが設定されている。
次に、プロパティ名PRN_Drv.N(N=0,1,2,3,・・・)で表わされる監視ポリシーには、無視するドライバ情報が格納される。例えば、PRN_Drv.0=PDF ドライバ1であれば、PDFドライバ1のドライバを無視することになる。以上により、監視ポリシー作成処理が完了する。
次に、ステップS1401とステップS1412とのクライアント情報の登録処理について説明する。クライアント情報の登録処理は、管理対象のクライアント端末A107のクライアント情報を管理サーバ103に登録する処理である。
この処理により、管理サーバ103は、管理対象のクライアント端末A107を識別することが可能となり、監視ポリシーを配布することができる。
はじめに、管理者の画面操作によって、クライアント端末A107にエージェントプログラム306がインストールされると、クライアント端末A107のCPU201は設定用プログラム301を起動する。
そして、クライアント端末A107のCPU201は、外部メモリ211からクライアント情報を取得し、管理サーバ103の管理用WEBアプリケーション503へ送信する(ステップS1401)。
ここで、クライアント情報とは、IPアドレス、ユーザ名、コンピュータ名、ドメイン名、要求の種類のうちの1つ又は複数の情報である。このとき、クライアント情報の要求の種類には、クライアント情報の登録処理を意味する番号が格納される。
次に、管理サーバ103のCPU201は、クライアント情報をクライアント端末A107から受信し、データベース504のクライアント情報テーブル(図25)に格納する(ステップS1412)。
図25は、図13のステップS1412で扱われる情報を格納するクライアント情報テーブルの一例を概略的に示す図である。
図25に示すように、このクライアント情報テーブルには、クライアント情報の他に、クライアント端末A107を識別するエージェントIDと監視ポリシー作成処理(ステップS1411、ステップS1442)で作成した既定の監視ポリシーIDが格納される。上記クライアント情報とは、該当するクライアント端末のドメイン名、コンピュータ名、ユーザ名及びIPアドレスである。
ここで、エージェントIDと監視ポリシーIDとは、管理サーバ103がクライアント端末A107からクライアント情報を受信した際に採番することにより得られる情報である。
管理サーバ103のCPU201は、このようにして採番されたエージェントIDと監視ポリシーIDとを、取得したクライアント情報と紐付けてクライアント情報テーブルに記憶する(ステップS1412)。以上の処理により、クライアント情報の登録処理が完了する。
次に、ステップS1402、ステップS1403及びステップS1413の監視ポリシー配布、適用処理について説明する。
監視ポリシー配布、適用処理は、監視ポリシー作成処理(ステップS1411、ステップS1442)で作成した監視ポリシーを、クライアント端末A107へ配布する処理である。これにより、クライアント端末A107に監視ポリシーが配布、適用され、エージェントプログラム306は、印刷実行の監視処理を開始する。
はじめに、クライアント端末A107のCPU201は、管理サーバ103の管理用WEBアプリケーション503に対して、クライアント情報を送信する(ステップS1401)。このとき、クライアント情報の要求の種類には、監視ポリシーの要求を意味する番号を格納する。
次に、管理サーバ103のCPU201は、クライアント端末A107からクライアント情報を受信すると、当該クライアント情報と一致する監視ポリシーIDをクライアント情報テーブル(図25)から取得する。
具体的には、クライアント端末A107から受信(取得)したクライアント情報である、エージェントID、ドメイン名、コンピュータ名、ユーザ名、IPアドレスと、クライアント情報テーブル(図25)に記憶されたエージェントID、ドメイン名、コンピュータ名、ユーザ名、IPアドレスとをそれぞれ比較し、一致する行の監視ポリシーIDを取得する。
そして、管理サーバ103のCPU201は、監視ポリシーテーブルを参照し、当該取得した監視ポリシーIDに対応した監視ポリシー2301を監視ポリシーテーブルから取得する。
また、管理サーバ103のCPU201は、取得した監視ポリシーの第3項目に記述されているスタンプ印刷設定IDを基に、スタンプ印刷設定テーブルから監視ポリシーに適用されているスタンプ印刷設定を取得する。
そして、管理サーバ103のCPU201は、監視ポリシー2301とスタンプ印刷設定2401とを、クライアント端末A107の制御・通信サービスプログラム303へ送信する(ステップS1413)。
次に、クライアント端末A107のCPU201は、監視ポリシー2301とスタンプ印刷設定2401とを受信し、外部メモリ211等の記憶手段に監視ポリシーファイル(図24)を格納する(ステップS1402)。
図24は、図13のステップS1403で保存される監視ポリシーファイルの一例を概略的に示す図である。図24に示すように、監視ポリシーファイルには、受信した監視ポリシー2301とスタンプ印刷設定2401とが記録される。
また、監視ポリシーファイルが作成されると、クライアント端末A107のCPU201は、監視ポリシーファイルを読み込み、その設定をクライアント端末A107のRAM202内に格納する(ステップS1403)。以上の処理により、監視ポリシー配布、適用処理が完了する。
これにより、監視ポリシー作成処理(ステップS1411、ステップS1442)で作成した監視ポリシーがクライアント端末A107に格納され、エージェントプログラム306は、この監視ポリシー設定に基づいて印刷制御を実行する。
次に、ステップS1404からS1406の印刷設定の指定、印刷出力処理について説明する。
以下、図14のフローチャートを用いて印刷設定の指定、印刷出力処理を説明する。なお、このフローチャートの処理は、クライアント端末A107のCPU201が、外部メモリ211等の記憶手段に格納された親展印刷プログラム302、印刷制御モジュール304及びスタンプ印刷モジュール305をロードして実行することにより実現される。
まず、ステップS1501において、クライアント端末A107のCPU201は、印刷指示ユーザが任意のアプリケーションから印刷操作を行ったことを検知し、印刷設定画面(図6)を表示する。
次に、印刷指示ユーザにより印刷設定画面上のプロパティボタン603がクリックされると、印刷詳細設定画面(図7)が表示される。ステップS1502において、クライアント端末A107のCPU201は、印刷詳細設定画面で親展印刷が選択されたか否かを判定する。印刷詳細設定画面上の印刷方式選択リスト706で親展印刷が選択された場合、ステップS1506へ進む。親展印刷以外が選択された場合、ステップS1503において、クライアント端末A107のCPU201は、当該印刷指示が監視ポリシー2301で許可されているかを判定する。許可されている場合、クライアント端末A107のCPU201は、ステップS1504において、通常印刷処理を行う。このとき、スタンプ印刷設定項目2401の設定情報に基づき、スタンプ情報を差し込みした上で印刷処理を行う。一方、禁止されている場合、クライアント端末A107のCPU201は、ステップS1505において、通常印刷禁止処理を行う。このとき、印刷出力処理は実行されない。
次に、印刷指示ユーザにより、印刷詳細設定画面(図7)上の受取者指定ボタン705がクリックされる。このとき、ステップS1506において、クライアント端末A107のCPU201は、監視ポリシー2301により親展印刷の印刷指示が許可されているかを判定する。禁止されている場合、ステップS1507において、クライアント端末A107のCPU201は、親展印刷の印刷指示が禁止されていることを示すメッセージを含む画面を表示する。なお、クライアント端末A107が監視ポリシー2301を保持する構成は、本発明の設定手段の適用例となる構成である。
この画面には、予め設定された承認者への親展印刷の許可申請を行うボタン(承認要求ボタン)が表示されている。この承認要求ボタンが押下されると、予め設定された承認者に、印刷ジョブデータを送信すると共に、親展印刷の承認要求を行う。なお、ここで印刷ジョブデータと承認要求の送信先である承認者は、承認依頼したユーザの承認者である。具体的な処理については、図27を用いて後で説明する。ここでの親展印刷の承認要求は、本発明の第2の申請手段の処理例である。
一方、許可されている場合、クライアント端末A107のCPU201は、プリントサーバ104へユーザ情報一覧データ要求コマンドを送信する。そして、クライアント端末A107のCPU201は、その返信としてプリントサーバ104よりユーザ情報一覧データを取得し、そのユーザ情報一覧データを使用して親展印刷受け取りユーザ指定画面(図8)を表示する(ステップS1508)。
次に、ステップS1509において、クライアント端末A107のCPU201は、ユーザの操作に応じて親展印刷受け取りユーザを選択する。なお、ステップS1509は、本発明の情報処理装置の受付手段、第1の受付手段の処理例である。
次に、ステップS1510において、クライアント端末A107のCPU201は、管理サーバ103に当該親展印刷が許可されているかを問い合わせる。このとき、クライアント端末A107のCPU201は、受け取りユーザ情報、出力先プリンタ情報、ドキュメント情報等を管理サーバ103に送信する。なお、ステップS1510は、本発明の問合せ手段の処理例である。
問い合わせを受けた管理サーバ103のCPU201は、図13のステップS1421において、クライアント端末A107から受信した受け取りユーザ情報に基に、そのユーザに設定された監視ポリシー2301を取得する。なお、管理サーバ103が監視ポリシーを保持する構成は、本発明の管理手段の適用例となる構成である。
もし、そのユーザに監視ポリシーが設定されていない場合、管理サーバ103のCPU201は、監視ポリシーが設定されていない全ユーザに適用されるデフォルトの監視ポリシー2301を取得する。
そして、管理サーバ103のCPU201は、クライアント端末A107から受信した出力先プリンタ情報、ドキュメント情報から、当該親展印刷が取得した監視ポリシー2301によって許可されているかを判定する。本処理は、本発明の管理装置の受付手段、第2の受付手段及び判定手段の処理例である。次に、管理サーバ103のCPU201は、判定結果をクライアント端末A107に問い合わせへの応答として送信する。また、本処理は、本発明の送信手段及び第1の送信手段の処理例である。
次に、ステップ1511において、クライアント端末A107のCPU201は、管理サーバ103からの応答を判定する。当該親展印刷が禁止されているとの応答があった場合、ステップS1512において、クライアント端末A107のCPU201は、当該親展印刷が禁止されていることを示すメッセージを含む画面を表示する。
この画面には、予め設定された承認者への親展印刷の許可申請を行うボタン(承認要求ボタン)が表示されている。この承認要求ボタンが押下されると、クライアント端末A107のCPU201は、予め設定された承認者の承認者端末109に印刷ジョブデータを送信すると共に、親展印刷の承認要求を行う。なお、ここで印刷ジョブデータと承認要求の送信先である承認者は、承認依頼したユーザの承認者ではなく、受け取りユーザの承認者を選択できるようにしてもよい。具体的な処理については、図27を用いて後で説明する。ここでの親展印刷の承認要求は、本発明の第1の申請手段の処理例である。
ステップ1511において、当該親展印刷が許可されていると判定された場合、クライアント端末A107のCPU201は、ステップS1513において、OSより印刷指示ユーザ情報を取得する。
印刷指示ユーザ情報としては、クライアント端末A107のドメイン名、コンピュータ名、IPアドレス、MACアドレス、印刷指示を実行した時間、印刷指示を実行したユーザ名等がある。
次に、ステップS1514において、クライアント端末A107のCPU201は、印刷指示ユーザ情報、受け取りユーザ情報、ドキュメントデータを組み合わせた印刷ジョブデータを生成する。
次に、ステップS1515において、クライアント端末A107のCPU201は、ステップS1514で生成された印刷ジョブデータをプリントサーバ104に送信する。ここで、印刷ジョブデータを送信する際に、親展印刷が承認された旨の情報も、印刷ジョブデータと共に送信する。なお、ステップS1514、S1515は、本発明の指示手段の処理例である。
次に、ステップS1516において、クライアント端末A107のCPU201は、当該印刷指示に関して監視ポリシー2301で操作ログの取得設定が有効であるかを判定する。もし、操作ログの取得設定が無効の場合、処理を終了する。逆に、操作ログの取得設定が有効の場合、クライアント端末A107のCPU201は、管理サーバ103の管理用WEBアプリケーション503に操作ログを送信し、処理を終了する。以上の手順により、印刷設定の指定、印刷出力処理が完了する。
ここで、操作ログについて説明する。本実施形態における操作ログは、エージェントID、操作ログ発生時刻、コンピュータ名、ドメイン名、IPアドレス、MACアドレス、イベントID、詳細イベントID、デバイスID、実行プロセス名、印刷ページ数、印刷実行時間、印刷実行プリンタ、印刷実行プリンタのポート、印刷ファイル名、印刷の種類、スタンプ印刷の文字列(ヘッダ)、スタンプ印刷の文字列(フッタ)、スタンプ印刷の文字列(本文)、親展印刷受け取りユーザIDを含む。
エージェントIDは、エージェントを識別するためのIDである。操作ログ発生時刻は、操作ログが発生した時刻である。
コンピュータ名は、クライアント端末のコンピュータ名である。ドメイン名は、クライアント端末のドメイン名である。
IPアドレスは、クライアント端末のIPアドレスである。MACアドレスは、クライアント端末のMACアドレスである。イベントIDは、操作ログの種類を識別するためのIDである。
詳細イベントIDは、操作ログの詳細な種類を識別するためのIDである。デバイスIDは、操作を実行したデバイスの種類を示すIDである。実行プロセス名は、操作を実行したプロセス名である。印刷ページ数は、印刷枚数である。
印刷実行時間は、印刷を実行した時間である。印刷実行プリンタは、印刷を実行したプリンタ名である。印刷実行プリンタのポートは、印刷を実行したポート名である。印刷ファイル名は、印刷されたファイル名である。印刷の種類は、プリンタの印刷設定である。
スタンプ印刷の文字列(ヘッダ)は、ヘッダに印字されたスタンプ文字列である。スタンプ印刷の文字列(フッタ)は、フッタに印字されたスタンプ文字列である。スタンプ印刷の文字列(本文)は、本文全体に印字されたスタンプ文字列である。なお、スタンプ印刷の文字列(ヘッダ)、スタンプ印刷の文字列(フッタ)及びスタンプ文字列(本文)は、スタンプ印刷が実行された場合のみ付加される情報である。
親展印刷受け取りユーザIDは、親展印刷の場合の受け取りユーザのユーザIDである。なお、親展印刷受け取りユーザIDは、親展印刷であった場合のみ付加される。
この印刷設定の指定、印刷出力処理により、監視ポリシー作成処理(ステップS1411、ステップS1442)で作成した監視ポリシーに基づいて、印刷を禁止することやスタンプ印刷、親展印刷を実行することができる。
また、この印刷設定の指定、印刷出力処理は、クライアント端末A107のユーザ又は管理者の画面操作により、エージェントプログラム306が停止されるまで処理を実行する(ステップS1406)。
次に、ステップS1431の操作ログ受信・格納処理について説明する。
初めに、図14のステップS1517の操作ログの送信処理により、操作ログが送信されると、管理サーバ103のCPU201は、ステップS1431において、操作ログを受信し、データベース504の操作ログテーブルに格納する。この操作ログテーブルには、受信した操作ログと操作ログを識別する操作ログIDとが格納される。以上の処理により、操作ログ受信・格納処理が完了する。これにより、管理者は、管理者端末102のWEBブラウザアプリケーション401を使用して、操作ログを閲覧することが可能となる。
次に、ステップS1414とステップS1443のログ閲覧処理について説明する。
初めに、管理者端末102のWEBブラウザアプリケーション401は、管理者の画面操作により起動し、管理サーバ103の管理用WEBアプリケーション503にアクセスする。そして、検索画面(不図示)を表示する。
次に、検索画面から管理者により検索条件が入力され、検索ボタンが押下されると、管理者端末102のCPU201は、管理サーバ103の管理用WEBアプリケーション503に検索条件を送信する(ステップS1443)。
次に、管理サーバ103のCPU201は、検索条件を受信し、操作ログテーブルから該当の操作ログを管理者端末102のWEBブラウザアプリケーション401に返信する(ステップS1414)。
管理者端末102のCPU201は、WEBブラウザアプリケーション401により結果を表示する。以上の処理により、ログ閲覧処理が完了する。
次に、図26のフローチャートを用いて、プリントサーバ104でのユーザ情報一覧データの送信処理について説明する。
まず、ステップS2801において、プリントサーバ104のCPU201は、クライアント端末A107から、図14のステップ1508の処理によってユーザ情報一覧データ要求コマンドが送信されてくるまで待機する。
ユーザ情報一覧データ要求コマンドを受信した場合、プリントサーバ104のCPU201は、ユーザ情報テーブルからユーザ情報一覧データを生成し、それをクライアント端末A107に送信する(ステップS2802)。以上が、ユーザ情報一覧データの送信処理の処理手順である。
次に、図11のフローチャートを用いて、プリントサーバ104での印刷ジョブデータの受信処理について説明する。
まず、ステップS1201において、プリントサーバ104のCPU201は、クライアント端末A107から、図14のステップ1515の処理によって印刷ジョブデータが送信されてくるまで待機する。
印刷ジョブデータを受信した場合、プリントサーバ104のCPU201は、印刷ジョブデータを印刷ジョブテーブル(図19)に格納する(ステップS1202)。ここで、親展印刷が承認された旨の情報を受信した場合、プリントサーバ104のCPU201は、印刷ジョブデータと対応付けて図19の印刷ジョブテーブルに格納する。
図19は、印刷ジョブテーブルの構成を示す図である。図19に示すように、印刷ジョブテーブルは、印刷ジョブデータ(印刷ジョブID、印刷指示ユーザ情報、受け取りユーザID、スタンプ印刷設定、ドキュメントデータ)と承認フラグとを格納する。承認フラグには、親展印刷が承認中であれば0、承認済みであれば1、承認が否認された場合には2が記録される。
次に、ステップS1203において、プリントサーバ104のCPU201は、当該印刷ジョブが親展印刷であるかを判定する。親展印刷であれば、プリントサーバ14のCPU201は、印刷ジョブデータから受け取りユーザ情報を取得し、ユーザ情報テーブルを検索して、当該受け取りユーザのメールアドレスを取得する。なお、ユーザ情報テーブルには、ユーザIDと該当するユーザのメールアドレスとが対応付けて格納されている。プリントサーバ104のCPU201は、そのメールアドレスに対し、親展印刷データ到着通知メール(図18)を、電子メールサーバ106を利用して送信する。以上が、印刷ジョブデータ受信処理の処理手順である。
図18は、親展印刷データ到着通知メールの一例を示す図である。図18に示す例では、親展印刷データ到着通知メールには、親展印刷データがプリンタサーバ104に到着した旨と、クライアント端末A107が親展印刷を指示した時刻、クライアント端末A107でその指示操作を行ったユーザ名、指示操作が行われたクライアント端末A107の名称、親展印刷の対象となるドキュメントの名称が含まれる。
次に、図12のフローチャートを用いて、受け取りユーザによる、プリンタ105での印刷出力処理について説明する。
最初に、プリンタ105は、操作画面に認証ダイアログを表示する(ステップS1301)。
次に、受け取りユーザが認証ダイアログにユーザIDとパスワードを入力する(ステップS1302)。
プリンタ105は、入力されたユーザIDとパスワードの組み合わせを、プリンタ105の持つユーザ認証テーブルに登録されているかを検索する(ステップS1303)。ここでは、登録されていれば認証成功、登録されていなければ認証失敗と判定する。
ユーザ認証が失敗した場合、プリンタ105は、操作画面に認証失敗のメッセージを表示する(ステップS1304)。一方、ユーザ認証が成功した場合、プリンタ105は、当該ユーザが印刷出力できる印刷ジョブ一覧データを要求するコマンドを、プリントサーバ104に送信する(ステップS1305)。
次に、プリンタ105は、印刷ジョブ一覧データを受信したか否かを判定する(ステップS1306)。印刷ジョブ一覧データの受信が成功した場合、プリンタ105は、印刷ジョブ一覧画面(図15)をプリンタ105の操作画面に表示する(ステップS1307)。
このとき、プリンタ105は、印刷ジョブ一覧データに含まれる各印刷ジョブデータの受け取りユーザID列の値を確認し、それが空でなければ当該印刷ジョブデータは親展印刷であると判定し、空であれば親展印刷ではないと判定する。そして、プリンタ105は、印刷ジョブ一覧画面(図15)の印刷ジョブリスト1601は親展印刷ジョブと親展印刷以外のジョブは色分けして表示し、親展印刷ジョブと親展印刷以外のジョブの区別がつきやすいようにする。
次に、受け取りユーザは、印刷ジョブ一覧画面の印刷ジョブリスト1601上で、印刷出力を行いたい印刷ジョブを選択し、印刷ボタン1603をクリックする(ステップS1308)。
次に、ステップS1309において、プリンタ105は、当該印刷ジョブの印刷ジョブデータを要求するコマンドを、プリントサーバ104に送信する。
プリンタ105は、プリントサーバ104からの応答として印刷ジョブデータを受信したか否かを判定する(ステップS1310)。印刷ジョブデータを受信した場合、プリンタ105は、その印刷ジョブデータを印刷出力する(ステップS1311)。以上が、印刷出力処理の処理手順である。
次に、図16のフローチャートを用いて、プリントサーバ104での印刷ジョブ一覧データの送信処理について説明する。
まず、ステップS1701において、プリントサーバ104のCPU201は、プリンタ105から、図12のステップ1305の処理によって印刷ジョブ一覧データ要求コマンドが送信されてくるまで待機する。
印刷ジョブ一覧データ要求コマンドを受信した場合、プリントサーバ104のCPU201は、コマンドを解析して要求を行ったユーザを取得する(ステップS1702)。プリントサーバ104のCPU201は、印刷ジョブテーブル(図19)から当該ユーザが受け取りユーザとなっている印刷ジョブを検索し、印刷ジョブ一覧データを生成する(ステップS1703)。
続いて、プリントサーバ104のCPU104は、印刷ジョブ一覧データを生成したか否かを判定する(ステップS1704)。印刷ジョブ一覧データを生成した場合、プリントサーバ104のCPU104は、印刷ジョブ一覧データをプリンタ105に送信する(ステップS1705)。印刷ジョブ一覧データを生成しなかった場合、プリントサーバ104のCPU201は、エラーメッセージをプリンタ105に送信する(ステップS1706)。以上が、印刷ジョブ一覧データの送信処理の処理手順である。
次に、図17のフローチャートを用いて、プリントサーバ104での印刷ジョブデータの送信処理について説明する。
まず、ステップS1801において、プリントサーバ104のCPU201は、プリンタ105から、図12のステップS1309の処理によって印刷ジョブデータ要求コマンドが送信されてくるまで待機する。
印刷ジョブデータ要求コマンドを受信した場合、プリントサーバ104のCPU201は、コマンドを解析して要求された印刷ジョブを取得し、印刷ジョブテーブル(図19)から当該印刷ジョブデータを取得する(ステップS1802)。
次に、ステップS1803において、プリントサーバ104のCPU201は、当該印刷ジョブデータの受け取りユーザID列の値を確認し、それが空でなければ当該印刷ジョブデータは親展印刷であると判定し、空であれば親展印刷ではないと判定する。
親展印刷でない場合、プリントサーバ104のCPU201は、当該印刷ジョブデータの中のドキュメントデータをそのままプリンタ105に送信し(ステップS1804)、処理を終了する。
一方、親展印刷である場合、ステップS1805において、プリントサーバ104のCPU201は、当該印刷ジョブデータ中のスタンプ印刷設定、印刷指示ユーザ情報、受け取りユーザIDを基に、ドキュメントデータに対して情報の差し込みを行う。これにより、新たな差し込み済みドキュメントデータ(図21)が生成される。図21の例では、ドキュメントデータのヘッダとフッタに印刷指示の日時、印刷指示ユーザ、印刷指示を行ったクライアント端末、受け取りユーザがスタンプ文字列として記されている。
なお、この差し込み済みドキュメントデータの生成を、クライアント端末A107上で実施する形態も考えられる。
この形態の場合、図14のステップS1514において、クライアント端末A107のCPU201は、受け取りユーザID毎に別々の印刷ジョブを生成する。そして、クライアント端末A107のCPU201は、それぞれの印刷ジョブに対して、スタンプ印刷設定、印刷指示ユーザ情報、受け取りユーザIDを基に、ドキュメントデータに対する情報の差し込みを行う。これにより、新たに差し込み済みドキュメントデータ(図21)が生成される。このようにして生成された複数の印刷ジョブデータは、クライアント端末A107からプリントサーバ104に送信される。
図17の説明に戻る。ステップS1806において、プリントサーバ104のCPU201は、生成した差し込み済みドキュメントデータをプリンタ105に送信する。
次に、ステップS1807において、プリントサーバ104のCPU201は、当該印刷ジョブデータ中の印刷指示ユーザ情報を取得し、ユーザ情報テーブルを検索して、当該印刷指示ユーザのメールアドレスを取得する。そして、プリントサーバ104のCPU201は、そのメールアドレスに対し、親展印刷データ出力通知メール(図20)を、電子メールサーバ106を利用して送信する。以上が、印刷ジョブデータの送信処理の処理手順である。
次に、図27に示すフローチャートを用いて、ステップS1507とS1512で表示される画面の承認要求ボタン(不図示)が押下された場合に実行される処理について説明する。
ステップS1507又はステップS1512で表示された画面には、承認者への親展印刷の許可申請を行うボタン(承認要求ボタン)が表示されている。この承認要求ボタンが押下されると、ステップS1513の処理を実行する。
まず、ステップS1513では、図14に示すステップS1513と同様の処理であり、クライアント端末A107のCPU201がOSから印刷指示ユーザ情報を取得する。
次に、ステップS1514では、クライアント端末A107のCPU201は、印刷指示ユーザ情報、受け取りユーザ情報、ドキュメントデータを組み合わせた印刷ジョブデータを生成する。この処理も図14に示すステップS1514と同様の処理である。
次に、クライアント端末A107のCPU201は、生成された印刷ジョブデータと親展印刷の承認要求を承認者端末109とプリントサーバ104に送信する(ステップS2901)。
そして、承認者端末109のCPU201は、クライアント端末A107から、印刷ジョブデータと親展印刷の承認要求を受信する(ステップS2902)。次に、承認者端末109のCPU201は、印刷ジョブデータと親展印刷の承認要求を記憶部に記憶する(ステップS2903)。なお、ステップS2902は、本発明の承認装置の受信手段の処理例である。
また、プリントサーバ104のCPU201は、クライアント端末A107から、印刷ジョブデータと親展印刷の承認要求を受信する(ステップS2904)。次に、プリントサーバ104のCPU201は、印刷ジョブデータと親展印刷の承認要求を記憶部内に印刷ジョブテーブル(図19)に記憶する。
ここで、プリントサーバ104のCPU201は、受信した印刷ジョブデータと対応した、印刷ジョブテーブル(図19)の「承認フラグ」の項目に、「承認中フラグ」を設定する(ステップS2905)。
そして、承認者端末102のCPU201は、承認処理を実行すると、承認依頼を受け付けた印刷ジョブデータを表示部に表示する(ステップS2906)。そして、承認者端末102のCPU201は、承認者からの、当該印刷ジョブデータの親展印刷を許可する指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS2907)。親展印刷を許可する指示を受け付けた場合、承認者端末102のCPU201は、当該印刷ジョブデータの親展印刷が承認された旨の情報をプリントサーバ104に送信する(ステップS2908)。なお、ステップS2907において、承認者から親展印刷を許可する指示を受け付ける処理は、本発明の承認装置の入力手段の処理例である。また、ステップS2908は、本発明の承認装置の第2の送信手段の処理例である。
一方、ステップS2907で、当該印刷ジョブデータの親展印刷を拒否する指示を受け付けた場合、承認者端末102のCPU201は、当該印刷ジョブデータの親展印刷が否認された旨の情報をプリントサーバ104に送信する(ステップS2909)。
プリントサーバ104のCPU201は、承認者端末102から、当該印刷ジョブデータの親展印刷を承認する指示を受け付ける(ステップS2910)。次に、プリントサーバ104のCPU201は、当該印刷ジョブデータに対応した、印刷ジョブテーブル(図19)の項目「承認フラグ」に、承認済みフラグを設定する(ステップS2911)。
また、プリントサーバ104のCPU201は、承認者端末102から、当該印刷ジョブデータの親展印刷を拒否する指示を受け付ける(ステップS2912)。次に、プリントサーバ104のCPU201は、当該印刷ジョブデータに対応した、印刷ジョブテーブル(図19)の項目「承認フラグ」に、否認フラグを設定する(ステップS2913)。
以上、図27に示す処理により、クライアント端末又はサーバ内に記憶されたポリシーにより親展印刷が許可されなかった場合、所定の承認者に親展印刷の承認を行わせる。承認された場合は承認フラグが設定され、承認されなかった場合は否認フラグが設定される。また、承認者により未だ承認/否認指示がなされていない場合は、承認中フラグを設定することができる。
図28に示すフローチャートは、ステップS1307の詳細処理を示すフローチャートである。
まず、プリンタ105は、ステップS1306で受信した、受け取りユーザの印刷ジョブ一覧データ内に含まれる、印刷ジョブデータに対応する承認フラグを参照する。
そして、プリンタ105は、参照した承認フラグが「承認中フラグ」であるか否かを判定する(ステップS3002)。承認フラグが「承認中フラグ」であると判定された場合、プリンタ105は、承認中フラグと設定された印刷ジョブデータの表示をグレーアウト表示する。ここで、グレーアウト表示された印刷ジョブデータは印刷指示することができなくなっている。
一方、承認フラグが「承認中フラグ」ではないと判定された場合、プリンタ105は、「承認済フラグ」であるか否かを判定する(ステップS3004)。そして、「承認済フラグ」であると判定された場合、プリンタ105は、「承認済フラグ」が設定された印刷ジョブデータを印刷指示の受付が可能に表示する(ステップS3005)。すなわち、プリンタ105は、受け取りユーザから、当該印刷ジョブデータの印刷指示を受け付け、プリンタサーバ104に対して、印刷要求を行うことができる。
一方、ステップS3004で「承認済フラグ」ではないと判定された場合、プリンタ105は、「否認フラグ」であるか否かを判定する(ステップS3006)。「否認フラグ」であると判定された場合、プリンタ105は、否認フラグと設定された印刷ジョブデータの表示をグレーアウト表示する(ステップS3007)。ここで、グレーアウト表示された印刷ジョブデータは印刷指示することができなくなっている。以上の処理を、ステップS3001、S3008に示すように、受け取りユーザの全ての印刷ジョブデータに対して実行する。
このように、受け取りユーザの印刷ジョブデータに対応する承認フラグが、「承認中フラグ」、「承認済フラグ」、「否認フラグ」なのかを判定し、「承認済フラグ」が設定されている印刷ジョブデータのみプリンタサーバに対して印刷要求を行うことが可能となる。
受け取りユーザの各印刷ジョブデータに設定された承認中/許可(承認)/拒否(承認しない)を示すフラグを承認者の承認により変更し、この変更されたフラグに応じてどの印刷ジョブデータが親展印刷できるのか否かを受け取りユーザが把握することができる。
上述した実施形態においては、親展印刷の受け取りが許可されているユーザか否かに応じて、親展印刷の印刷物の出力を制御するように構成したので、親展印刷による印刷物の不要な出力を防止することが可能となり、情報漏洩を防ぐことができる。
上述した本発明の実施形態を構成する各手段及び各ステップは、コンピュータのRAMやROM等に記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。このプログラム及び前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は本発明に含まれる。
また、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
なお、本発明は、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システム又は装置に直接、又は遠隔から供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。更に、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
更に、その他の方法として、まず記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。そして、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
本発明の実施形態に係る情報処理システムの構成を概略的に示す図である。 図1における管理者端末、管理サーバ、プリントサーバ、プリンタ、電子メールサーバ、承認者端末、クライアント端末A及びクライアント端末Bの情報処理装置のハードウェア構成を概略的に示すブロック図である。 図1におけるクライアント端末Aのモジュール構成を概略的に示すブロック図である。 図1における管理者端末のモジュール構成を概略的に示すブロック図である。 図1における管理サーバのモジュール構成を概略的に示すブロック図である。 印刷設定画面の表示例を示す図である。 印刷詳細設定画面の表示例を示す図である。 親展印刷受け取りユーザ指定画面の表示例を示す図である。 監視ポリシー設定画面の表示例を示す図である。 スタンプ印刷設定画面の表示例を示す図である。 プリントサーバにおける印刷ジョブデータの受信処理を示すフローチャートである。 受け取りユーザによる、プリンタでの印刷出力処理を示すフローチャートである。 印刷の処理手順を示すフローチャートである。 印刷設定の指定、印刷出力処理を示すフローチャートである。 印刷ジョブ一覧画面の表示例を示す図である。 プリントサーバでの印刷ジョブ一覧データの送信処理を示すフローチャートである。 プリントサーバでの印刷ジョブデータの送信処理を示すフローチャートである。 親展印刷データ到着通知メールの一例を示す図である。 印刷ジョブテーブルの構成を示す図である。 親展印刷データ出力通知メールの例を示す図である。 差し込み済みドキュメントデータの例を示す図である。 監視ポリシーテーブルの例を示す図である。 図13のステップS1411で扱われるスタンプ印刷設定情報を格納するスタンプ印刷設定テーブルの一例を概略的に示す図である。 図13のステップS1411で扱われるスタンプ印刷設定情報を格納するスタンプ印刷設定テーブルの一例を概略的に示す図である。 図13のステップS1403で保存される監視ポリシーファイルの一例を概略的に示す図である。 クライアント情報テーブルの構成を示す図である。 プリントサーバでのユーザ情報一覧データの送信処理を示すフローチャートである。 ステップS1507とS1512で表示される画面の承認要求ボタンが押下された場合に実行される処理を示すフローチャートである。 ステップS1307の詳細処理を示すフローチャートである。
符号の説明
101 ネットワーク
102 管理者端末
103 管理サーバ
104 プリントサーバ
105 プリンタ
106 電子メールサーバ
107 クライアント端末A
108 クライアント端末B
109 承認者端末
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 システムバス
205 入力コントローラ
206 ビデオコントローラ
207 メモリコントローラ
208 通信I/Fコントローラ
209 KB(キーボード)
210 ディスプレイ
211 外部メモリ
301 設定用プログラム
302 親展印刷プログラム
303 制御・通信サービスプログラム
304 印刷制御モジュール
305 スタンプ印刷モジュール
306 エージェントプログラム
307 プリンタドライバ
308 オペレーティングシステム
309 プリンタ
401 WEBブラウザアプリケーション
402 電子メール受信アプリケーション
403 オペレーティングシステム
501 ログ受信プログラム
502 WEBサーバ
503 管理用WEBアプリケーション
504 データベース
505 オペレーティングシステム

Claims (12)

  1. 親展印刷で印刷物を受け取るユーザの指定を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段で受け付けた前記ユーザによる親展印刷の印刷物の受け取りが許可されているか否かを外部装置に問い合わせる問合せ手段と、
    前記問合せ手段による問い合わせの結果、前記ユーザによる親展印刷の印刷物の受け取りが許可されている場合、親展印刷の印刷物の出力を印刷装置に対して指示する指示手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記問合せ手段による問い合わせの結果、前記ユーザによる親展印刷の印刷物の受け取りが許可されていない場合、親展印刷の許可申請を行う第1の申請手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記情報処理装置の指示に基づく親展印刷の可否を設定する設定手段を更に有し、
    前記問合せ手段は、前記設定手段により親展印刷が許可されている場合、前記受付手段で受け付けた前記ユーザによる親展印刷の印刷物の受け取りが許可されているか否かを外部装置に問い合わせることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記設定手段により親展印刷が許可されていないことが設定されていた場合、親展印刷の許可申請を行う第2の申請手段を更に有することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記指示手段は、前記ユーザを示す情報を含む親展印刷の印刷物のデータを生成し、当該データを前記印刷装置に送信することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の情報処理装置。
  6. ユーザ毎に、親展印刷の印刷物の受け取りの可否を管理する管理手段と、
    ユーザの親展印刷による印刷物の受け取りの可否の問い合わせを外部装置から受け付ける受付手段と、
    前記受付手段により問い合わせを受け付けた前記ユーザの親展印刷による印刷物の受け取りの可否を、前記管理手段における管理内容から判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定の結果を前記外部装置に対して送信する送信手段とを有することを特徴とする管理装置。
  7. 親展印刷を指示するための情報処理装置と親展印刷の可否を管理する管理装置とがネットワークを介して接続される情報処理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    親展印刷で印刷物を受け取るユーザの指定を受け付ける第1の受付手段と、
    前記第1の受付手段で受け付けた前記ユーザによる親展印刷の印刷物の受け取りが許可されているか否かを前記管理装置に問い合わせる問合せ手段と、
    前記問合せ手段による問い合わせの結果、前記ユーザによる親展印刷の印刷物の受け取りが許可されている場合、親展印刷の印刷物の出力を印刷装置に対して指示する指示手段とを有し、
    前記管理装置は、
    ユーザ毎に、親展印刷の印刷物の受け取りの可否を管理する管理手段と、
    ユーザの親展印刷による印刷物の受け取りの可否の問い合わせを前記情報処理装置から受け付ける第2の受付手段と、
    前記第2の受付手段により問い合わせを受け付けた前記ユーザの親展印刷による印刷物の受け取りの可否を、前記管理手段における管理内容から判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定の結果を前記情報処理装置に対して送信する第1の送信手段とを有することを特徴とする情報処理システム。
  8. 前記情報処理システムは、親展印刷の承認を行うための承認装置を更に含み、
    前記承認装置は、
    前記情報処理装置から親展印刷の許可申請を受信する受信手段と、
    前記許可申請に対応する親展印刷を承認するか否かの入力を受け付ける入力手段と、
    前記入力手段により親展印刷を承認する旨の入力がなされた場合、前記情報処理装置から前記許可申請に対応する親展印刷の印刷物のデータを受信している印刷装置に対して、当該親展印刷が承認された旨の情報を送信する第2の送信手段とを更に有することを特徴とする請求項7に記載の情報処理システム。
  9. 親展印刷で印刷物を受け取るユーザの指定を受け付ける受付ステップと、
    前記受付ステップで受け付けた前記ユーザによる親展印刷の印刷物の受け取りが許可されているか否かを外部装置に問い合わせる問合せステップと、
    前記問合せステップによる問い合わせの結果、前記ユーザによる親展印刷の印刷物の受け取りが許可されている場合、親展印刷の印刷物の出力を印刷装置に対して指示する指示ステップとを含むことを特徴とする情報処理方法。
  10. ユーザの親展印刷による印刷物の受け取りの可否の問い合わせを外部装置から受け付ける受付ステップと、
    前記受付ステップにより問い合わせを受け付けた前記ユーザの親展印刷による印刷物の受け取りの可否を、ユーザ毎に親展印刷の印刷物の受け取りの可否を管理する管理手段の管理内容から判定する判定ステップと、
    前記判定ステップによる判定の結果を前記外部装置に対して送信する送信ステップとを含むことを特徴とする情報処理方法。
  11. 親展印刷で印刷物を受け取るユーザの指定を受け付ける受付ステップと、
    前記受付ステップで受け付けた前記ユーザによる親展印刷の印刷物の受け取りが許可されているか否かを外部装置に問い合わせる問合せステップと、
    前記問合せステップによる問い合わせの結果、前記ユーザによる親展印刷の印刷物の受け取りが許可されている場合、親展印刷の印刷物の出力を印刷装置に対して指示する指示ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  12. ユーザの親展印刷による印刷物の受け取りの可否の問い合わせを外部装置から受け付ける受付ステップと、
    前記受付ステップにより問い合わせを受け付けた前記ユーザの親展印刷による印刷物の受け取りの可否を、ユーザ毎に親展印刷の印刷物の受け取りの可否を管理する管理手段の管理内容から判定する判定ステップと、
    前記判定ステップによる判定の結果を前記外部装置に対して送信する送信ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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