JP2010145743A - 基板の接続構造、及び表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】熱圧着を用いた基板どうしの接続を簡単に、かつ、確実に行うことができる基板の接続構造、及び表示装置を提供する。
【解決手段】アクティブマトリクス基板(被接続基板)5に対して、熱圧着されるフレキシブルプリント回路基板(基板)9の接続構造において、フレキシブルプリント回路基板9の表面上に形成された電極9cと、電極9cを挟むように、フレキシブルプリント回路基板9に設けられた複数の溝9dを備えている。
【選択図】図5
【解決手段】アクティブマトリクス基板(被接続基板)5に対して、熱圧着されるフレキシブルプリント回路基板(基板)9の接続構造において、フレキシブルプリント回路基板9の表面上に形成された電極9cと、電極9cを挟むように、フレキシブルプリント回路基板9に設けられた複数の溝9dを備えている。
【選択図】図5
Description
本発明は、フレキシブルプリント回路基板やプリント回路基板などの基板どうしを接続する基板の接続構造、特に接続対象の被接続基板に対して、熱圧着される基板の接続構造、及びこれを用いた表示装置に関する。
近年、例えば液晶表示装置は、在来のブラウン管に比べて薄型、軽量などの特長を有するフラットパネルディスプレイとして、液晶テレビ、モニター、携帯電話などに幅広く利用されている。このような液晶表示装置では、複数のソース配線及び複数のゲート配線をマトリクス状に配線するとともに、ソース配線とゲート配線との交差部の近傍に薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)等のスイッチング素子を有する画素をマトリクス状に配置したアクティブマトリクス基板を、情報を表示する表示部としての液晶パネルに用いたものが知られている。
また、上記のような液晶パネルには、その液晶層を駆動するために、ソース配線及びゲート配線にそれぞれソース信号及びゲート信号を出力するソースドライバ及びゲートドライバが設けられており、これらのソースドライバ及びゲートドライバはアクティブマトリクス基板に接続されている。
また、従来の基板の接続構造には、例えば下記特許文献1に記載されているように、アクティブマトリクス基板に対し、可撓性のフィルム(フレキシブルプリント回路基板)にソースドライバまたはゲートドライバを構成する半導体素子を実装して、当該半導体素子と上記フィルムに設けたリードとを接続したTAB(Tape-Automated Bonding)式半導体装置を、熱圧着を用いて、接続することが提案されている。
具体的にいえば、この従来の基板の接続構造では、アクティブマトリクス基板に設けられた電極パターンと、TAB式半導体装置のリードとの位置合わせを行った後、これらのアクティブマトリクス基板とTAB式半導体装置との間に、異方性導電フィルムを介在させて、熱圧着を行うことによって、電極パターンとリードとを電気的に接続していた。
また、この従来の基板の接続構造では、TAB式半導体装置のアウターリード部に位置ずれが許容できる範囲に最低1箇所の切り欠きを設けて、当該アウターリード部を分割することにより、熱圧着時でのリードの伸びを吸収して、電極パターンとリードとを確実に接続可能とされていた。
特開平5−95021号公報
しかしながら、上記のような従来の基板の接続構造では、アクティブマトリクス基板と、TAB式半導体装置(フレキシブルプリント回路基板)との接続を簡単に、かつ、確実に行えないという問題点を発生することがあった。
具体的にいえば、従来の基板の接続構造では、アウターリード部に切り欠きを設けていたので、熱圧着時に異方性導電フィルムが切り欠きから外部に漏れ出て、熱圧着を行うための熱圧着部材に付着することがあった。このため、従来の基板の接続構造では、熱圧着を行う毎に、熱圧着部材に付着した異方性導電フィルムを除去する除去作業を行う必要が生じることがあった。
また、上記のような異方性導電フィルムの除去作業を省略するために、アクティブマトリクス基板と、TAB式半導体装置との間において、切り欠きに応じて、複数の異方性導電フィルムを分割して配置することも考えられる。しかしながら、このような分割配置を行う場合、複数の異方性導電フィルムの配置作業に時間及び手間を要するという別の問題点を発生した。
さらに、従来の基板の接続構造では、切り欠きの設置数や設置位置等によっては熱圧着時でのリードの伸びを吸収することができずに、電極パターンとリードとを接続できないことがあった。特に、従来の基板の接続構造では、接続対象のアクティブマトリクス基板が比較的、変形し易い合成樹脂製のものである場合、当該アクティブマトリクス基板での変形に起因する電極パターンとリードとの位置ずれを吸収することができずに、これら電極パターンとリードとを接続できないことがあった。
上記の課題を鑑み、本発明は、熱圧着を用いた基板どうしの接続を簡単に、かつ、確実に行うことができる基板の接続構造、及びこれを用いた表示装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明にかかる基板の接続構造は、被接続基板に対して、熱圧着される基板の接続構造であって、
前記基板の表面上に形成された電極と、
前記電極を挟むように、前記基板に設けられた複数の溝とを備えていることを特徴とするものである。
前記基板の表面上に形成された電極と、
前記電極を挟むように、前記基板に設けられた複数の溝とを備えていることを特徴とするものである。
上記のように構成された基板の接続構造では、基板の表面上に形成された電極に対して、当該電極を挟むように、複数の溝が設けられている。これにより、熱圧着時に基板及び/または被接続基板に伸縮などの変形が生じた場合でも、その変形を溝によって吸収することができる。この結果、上記従来例と異なり、熱圧着を用いた基板どうしの接続を簡単に、かつ、確実に行うことができる。
また、上記基板の接続構造において、N(Nは2以上の整数)個の前記電極が、所定の方向に沿って、かつ、互いに平行となるように、形成され、
(N+1)個の前記溝が、隣接する2つの溝の間に前記電極を挟んだ状態で、前記所定の方向に沿って、かつ、互いに平行となるように、設けられていることが好ましい。
(N+1)個の前記溝が、隣接する2つの溝の間に前記電極を挟んだ状態で、前記所定の方向に沿って、かつ、互いに平行となるように、設けられていることが好ましい。
この場合、上記N個の各電極は隣接する2つの溝の間に挟まれているので、これらの複数の電極が基板に形成されているときでも、隣接する少なくとも一方の溝により、熱圧着時での基板及び/または被接続基板の上記変形を確実に吸収することが可能となり、熱圧着を用いた基板どうしの接続を簡単に、かつ、確実に行うことができる。
また、上記基板の接続構造において、前記溝は、前記電極が形成された表面側に設けられていることが好ましい。
この場合、基板の構造を簡単化することができ、基板の製造作業を容易なものとすることができる。
また、上記基板の接続構造において、前記電極は、前記被接続基板に設けられた電極部材に対して、異方性導電フィルムを介在させて、電気的に接続されてもよい。
この場合、電極は異方性導電フィルムによって被接続基板側の電極部材に電気的に接続される。
また、本発明の表示装置では、上記いずれかの基板の接続構造を用いたことを特徴とするものである。
上記のように構成された表示装置では、熱圧着を用いた基板どうしの接続を簡単に、かつ、確実に行うことができる基板の接続構造が用いられているので、当該表示装置に設けられた複数の各基板ではその接続対象の被接続基板に対して、簡単に、かつ、確実に接続されることが可能となる。その結果、基板の接続作業を簡単に行うことができ、製造作業の簡単化を容易に図ることができる表示装置を構成することができる。
また、上記表示装置において、情報を表示する表示部を備えるとともに、
前記表示部には、液晶層及びアクティブマトリクス基板を有する液晶パネルが用いられ、
前記基板には、前記液晶層を駆動するドライバが実装され、
前記基板は、前記被接続基板としての前記アクティブマトリクス基板に接続されてもよい。
前記表示部には、液晶層及びアクティブマトリクス基板を有する液晶パネルが用いられ、
前記基板には、前記液晶層を駆動するドライバが実装され、
前記基板は、前記被接続基板としての前記アクティブマトリクス基板に接続されてもよい。
この場合、アクティブマトリクス基板に対して、基板上に実装されたドライバを簡単に、かつ、確実に接続することができる。
本発明によれば、熱圧着を用いた基板どうしの接続を簡単に、かつ、確実に行うことができる基板の接続構造、及び表示装置を提供することが可能となる。
以下、本発明の基板の接続構造、及び表示装置の好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明では、本発明を透過型の液晶表示装置に適用した場合を例示して説明する。また、各図中の構成部材の寸法は、実際の構成部材の寸法及び各構成部材の寸法比率等を忠実に表したものではない。
図1は、本発明の一実施形態にかかる液晶表示装置を説明する概略断面図である。図において、本実施形態の液晶表示装置1には、図の上側が視認側(表示面側)として設置される表示部としての液晶パネル2と、液晶パネル2の非表示面側(図の下側)に配置されて、当該液晶パネル2を照明する照明光を発生する照明装置3とが設けられている。
液晶パネル2は、液晶層4と、液晶層4を狭持するアクティブマトリクス基板5及びカラーフィルタ基板6と、アクティブマトリクス基板5及びカラーフィルタ基板6の各外側表面上にそれぞれ設けられた偏光板7、8とを備えている。アクティブマトリクス基板5及びカラーフィルタ基板6は、一対の透明基板を構成するものであり、ガラス材またはアクリル樹脂などの合成樹脂を用いて構成されている。また、液晶パネル2には、フレキシブルプリント回路基板9と、このフレキシブルプリント回路基板9に接続されたプリント回路基板10とが設けられている。また、これらフレキシブルプリント回路基板9及びプリント回路基板10は、後に詳述するように、複数設けられたソースドライバ23の設置数に応じて、各々複数設けられている。
また、フレキシブルプリント回路基板9は、SOF(System On Film)と呼ばれるものであり、このフレキシブルプリント回路基板9には、液晶層4を画素単位に駆動するドライバとしてのソースドライバ23が実装されている。さらに、フレキシブルプリント回路基板9には、本発明の基板の接続構造が適用されており、フレキシブルプリント回路基板9は、被接続基板としてのアクティブマトリクス基板5に対して、熱圧着される基板を構成している。そして、フレキシブルプリント回路基板9では、熱圧着を用いた基板どうしの接続を簡単に、かつ、確実に行うことができるように構成されている(詳細は後述。)。
尚、フレキシブルプリント回路基板9では、ソースドライバ23が実装された表面とは反対側の表面(図1の上側の表面)は例えば合成樹脂にて構成された放熱シートHに当接しており、放熱シートHを介してソースドライバ23で生じた熱を後述のベゼルに伝えて外部に放熱するよう構成されている。
また、複数のプリント回路基板10では、隣接する2つのプリント回路基板10どうしがフレキシブルプリント回路基板28によって互いに接続されている(詳細は後述。)。さらに、プリント回路基板10には、後述のパネル制御部が電気的に接続されており、当該パネル制御部によってソースドライバ23の駆動制御が行われるようになっている。そして、液晶パネル2では、液晶層4によって偏光板7を介して入射された上記照明光の偏光状態が変調され、かつ、偏光板8を通過する光量が制御されることにより、所望画像が表示される。
尚、液晶パネル2の液晶モードや画素構造は任意である。また、液晶パネル2の駆動モードも任意である。すなわち、液晶パネル2としては、情報を表示できる任意の液晶パネルを用いることができる。それ故、図1においては液晶パネル2の詳細な構造を図示せず、その説明も省略する。
照明装置3には、図の上側(液晶パネル2側)が開口した有底状のシャーシ12と、シャーシ12の液晶パネル2側に設置された枠状のフレーム13とが設けられている。また、シャーシ12及びフレーム13は、金属または合成樹脂によって構成されており、フレーム13の上方に液晶パネル2が設置された状態で、断面L字状のベゼル14にて狭持されている。具体的にいえば、シャーシ12は、光源としての後述の冷陰極蛍光管を収容する照明装置3の筐体である。また、ベゼル14は、液晶パネル2を収納するためのものであり、プラスチックシャーシとも呼ばれる、上記フレーム13との間で液晶パネル2を狭持した状態で、当該ベゼル14はフレーム13及びシャーシ12と互いに組み付けられている。そして、照明装置3は、液晶パネル2に組み付けられ、当該照明装置3からの照明光が液晶パネル2に入射される透過型の液晶表示装置1として一体化されている。
また、照明装置3は、シャーシ12の開口部を覆うように設置された拡散板15と、拡散板15の上方で液晶パネル2側に設置された光学シート17と、シャーシ12の内面に設けられた反射シート21とを備えている。また、照明装置3では、複数、例えば6本の冷陰極蛍光管20がシャーシ12の内部で液晶パネル2の下方側に設けられており、直下型の照明装置3を構成している。そして、照明装置3では、各冷陰極蛍光管20からの光が液晶パネル2に対向配置される照明装置3の発光面から上記照明光として出射されるようになっている。
尚、上記の説明では、直下型の照明装置3を用いた構成について説明したが、本実施形態はこれに限定されるものではなく、導光板を有するエッジライト型の照明装置を用いてもよい。また、冷陰極蛍光管以外の熱陰極蛍光管やLEDなどの他の光源を有する照明装置も用いることができる。
拡散板15は、例えば厚さ2mm程度の長方形状の合成樹脂またはガラス材を用いて構成されており、冷陰極蛍光管20からの光を拡散して、光学シート17側に出射する。また、拡散板15は、その四辺側がシャーシ12の上側に設けられた枠状の表面上に載置されており、弾性変形可能な押圧部材16を介在させてシャーシ12の当該表面とフレーム13の内面とで狭持された状態で照明装置3の内部に組み込まれている。さらに、拡散板15では、その略中央部がシャーシ12内部に設置された透明な支持部材(図示せず)にて支えられており、シャーシ12の内側に撓むのが防がれている。
また、拡散板15は、シャーシ12と押圧部材16との間で移動可能に保持されており、冷陰極蛍光管20の発熱やシャーシ12の内部の温度上昇などの熱の影響により、当該拡散板15に伸縮(塑性)変形が生じたときでも、押圧部材16が弾性変形することにて当該塑性変形が吸収されて、冷陰極蛍光管20からの光の拡散性を極力低下しないようになっている。また、合成樹脂に比べて熱に強いガラス材の拡散板15を用いる場合の方が、上記熱の影響による反り、黄変、熱変形等が生じ難い点で好ましい。
光学シート17には、例えば厚さ0.5mm程度の合成樹脂フィルムにより構成された集光シートが含まれており、液晶パネル2への上記照明光の輝度を上昇させるように構成されている。また、光学シート17には、液晶パネル2の表示面での表示品位の向上を行うためなどのプリズムシート、拡散シート、偏光シートなどの公知の光学シート材が必要に応じて適宜積層されるようになっている。そして、光学シート17は、拡散板15から出射された光を、所定の輝度(例えば、10000cd/m2)以上で、かつ、均一な輝度を有する面状光に変換し照明光として液晶パネル2側に入射させるように構成されている。なお、上記の説明以外に、例えば液晶パネル2の上方(表示面側)に当該液晶パネル2の視野角を調整するための拡散シート等の光学部材を適宜積層してもよい。
また、光学シート17では、例えば液晶表示装置1の実使用時に上側となる、図1の左端辺側の中央部に、同図の左側に突出した突出部が形成されている。そして、光学シート17では、上記突出部だけが弾性材18を介在させてフレーム13の内面と押圧部材16とで狭持されており、当該光学シート17は、照明装置3の内部に伸縮可能な状態で組み込まれている。これにより、光学シート17では、冷陰極蛍光管20の発熱などの上記の熱の影響により、伸縮(塑性)変形が生じたときでも、上記突出部を基準とした自由な伸縮変形が可能となり、シワや撓みなどが当該光学シート17に発生するのが極力防がれるように構成されている。この結果、液晶表示装置1では、光学シート17の撓み等に起因して、輝度ムラなどの表示品位の低下が液晶パネル2の表示面に発生するのを極力防止できるようになっている。
各冷陰極蛍光管20には、直管状のものが用いられており、その両端部に設けられた電極部(図示せず)がシャーシ12の外側にて支持されている。また、各冷陰極蛍光管20には、直径3.0〜4.0mm程度の発光効率に優れた細管化されたものが使用されており、各冷陰極蛍光管20は、図示しない光源保持具によって拡散板15及び反射シート21との各間の距離を所定距離に保たれた状態で、シャーシ12の内部に保持されている。さらに、冷陰極蛍光管20は、その長手方向が重力の作用方向と直交する方向に平行となるように、配置されている。これにより、冷陰極蛍光管20では、その内部に封入された水銀(蒸気)が重力の作用により長手方向の一方の端部側に集まるのが防がれて、ランプ寿命が大幅に向上されている。
反射シート21は、例えば厚さ0.2〜0.5mm程度のアルミニウムや銀などの光反射率の高い金属薄膜により構成されており、冷陰極蛍光管20の光を拡散板15に向かって反射する反射板として機能するようになっている。これにより、照明装置3では、冷陰極蛍光管20から発光された光を拡散板15側に効率よく反射して当該光の利用効率及び拡散板15での輝度を高めることができる。なお、この説明以外に、上記金属薄膜に代えて、合成樹脂製の反射シート材を使用したり、例えばシャーシ12の内面に光反射率の高い白色等の塗料を塗布することによって当該内面を反射板として機能させたりすることもできる。
次に、図2も参照して、液晶パネル2について具体的に説明する。
図2は、図1に示した液晶パネルの要部構成を説明する図である。
図2において、液晶表示装置1(図1)には、文字や画像等の情報を表示する上記表示部としての液晶パネル2(図1)の駆動制御を行うパネル制御部22と、このパネル制御部22からの指示信号を基に動作する複数、例えば9つのソースドライバ23−1、23−2、…、23−8、23−9(以下、“23”にて総称する。)及び複数、例えば6つのゲートドライバ24−1、24−2、…、24−5、24−6(以下、“24”にて総称する。)が設けられている。また、ソースドライバ23及びゲートドライバ24は、各々上記液晶層4を駆動するドライバを構成している。
パネル制御部22には、液晶表示装置1の外部からの映像信号が入力されるようになっている。また、パネル制御部22は、入力された映像信号に対して所定の画像処理を行ってソースドライバ23及びゲートドライバ24への各指示信号を生成する画像処理部22aと、入力された映像信号に含まれた1フレーム分の表示データを記憶可能なフレームバッファ22bとを備えている。そして、パネル制御部22が、入力された映像信号に応じて、ソースドライバ23及びゲートドライバ24の駆動制御を行うことにより、その映像信号に応じた情報が液晶パネル2に表示される。
ソースドライバ23は、上述したように、フレキシブルプリント回路基板9に実装されている。同様に、ゲートドライバ24は、後述のフレキシブルプリント回路基板に実装されている。また、これらのソースドライバ23及びゲートドライバ24は、液晶パネル2の有効表示領域A内に設けられた複数の画素Pを画素単位に駆動する駆動回路であり、ソースドライバ23及びゲートドライバ24には、複数のソース配線S1〜SM(Mは、9以上の整数、以下、“S”にて総称する。)及び複数のゲート配線G1〜GN(Nは、6以上の整数、以下、“N”にて総称する。)がそれぞれ接続されている。
また、ソース配線S及びゲート配線Gは、少なくとも有効表示領域A内において、マトリクス状に配列されており、当該マトリクス状に区画された各領域には、上記複数の各画素Pの領域が形成されている。具体的にいえば、図2に例示するように、ソース配線Sには、液晶パネル2の縦方向に平行に配列されたソース配線本体部S1b、S2b、S3b、…と、これらソース配線本体部S1b、S2b、S3b、…とソースドライバ23を距離が可能な限り長くならないように繋ぐ接続配線部S1a、S2a、S3a、…とが含まれている。同様に、ゲート配線Gには、液晶パネル2の横方向に平行に配列されたゲート配線本体部G1b、G2b、…と、これらゲート配線本体部G1b、G2b、…とゲートドライバ24を距離が可能な限り長くならないように繋ぐ接続配線部G1a、G2a、…とが含まれている。
また、複数の画素Pには、赤色、緑色、及び青色の画素が含まれている。また、これらの赤色、緑色、及び青色の画素は、例えばこの順番で、各ゲート配線Gのゲート配線本体部G1b、g2b、…に平行に順次配設されている。
また、ゲート配線本体部G1b、g2b、…には、画素P毎に設けられたスイッチング素子25のゲートが接続されている。一方、ソース配線本体部S1b、S2b、S3b、…には、スイッチング素子25のソースが接続されている。また、各スイッチング素子25のドレインには、画素P毎に設けられた画素電極26が接続されている。また、各画素Pでは、共通電極27が液晶パネル2に設けられた液晶層4(図1)を間に挟んだ状態で画素電極26に対向するように構成されている。そして、ゲートドライバ24は、画像処理部22aからの指示信号に基づいて、ゲート配線G1〜GNに対して、対応するスイッチング素子25のゲートをオン状態にする走査信号を順次出力する。一方、ソースドライバ23は、画像処理部22aからの指示信号に基づいて、表示画像の輝度(階調)に応じた電圧信号(階調電圧)を対応するソース配線S1〜SMに出力する。
ここで、図3〜図5も参照して、フレキシブルプリント回路基板9、プリント回路基板10、及びフレキシブルプリント回路基板28について具体的に説明する。
図3は、図1に示したプリント回路基板及びフレキシブルプリント回路基板を示す平面図である。図4(a)は上記フレキシブルプリント回路基板の要部を示す平面図であり、図4(b)は上記フレキシブルプリント回路基板の要部を示す断面図である。図5(a)は上記フレキシブルプリント回路基板と上記液晶パネルのアクティブマトリクス基板との接続構造を示す平面図であり、図5(b)は上記フレキシブルプリント回路基板と上記液晶パネルのアクティブマトリクス基板との接続構造を示す断面図である。
まず図3を参照して、アクティブマトリクス基板5とソースドライバ23及びゲートドライバ24との接続状態について具体的に説明する。
図3に示すように、液晶パネル2では、9つのソースドライバ23−1〜23−9が、9つのフレキシブルプリント回路基板(SOF)9にそれぞれ実装されている。各フレキシブルプリント回路基板9の一端部側は、有効表示領域Aの外側で、アクティブマトリクス基板5上のソース配線Sに接続されている。また、各ソースドライバ23−1〜23−9には、同じ数のソース配線S、つまり(M/9)本のソース配線Sが接続されている。また、この各フレキシブルプリント回路基板9の一端部側には、本発明の基板の接続構造が適用されており、各フレキシブルプリント回路基板9の一端部側は、後に詳述するように、熱圧着を用いて、アクティブマトリクス基板5の端部に接続されている。
また、各フレキシブルプリント回路基板9の他端部側は、プリント回路基板10に接続されている。具体的には、図3に例示するように、液晶パネル2では、3つのプリント回路基板10が設けられるとともに、各プリント回路基板10には、3つのフレキシブルプリント回路基板9が接続されている。また、隣接する2つのプリント回路基板10の間には、フレキシブルプリント回路基板28が設けられており、これら2つのプリント回路基板10どうしを接続するようになっている。すなわち、2つのフレキシブルプリント回路基板28が、3つのプリント回路基板10に対して設けられており、これらのプリント回路基板10及びフレキシブルプリント回路基板28を介在させて、9つのソースドライバ23−1〜23−9は1つのソースドライバとして機能するように順次接続されている。また、中央部のプリント回路基板10には、パネル制御部22が接続されており、各ソースドライバ23−1〜23−9に対して、液晶パネル2の表示部に表示される情報に応じた指示信号がパネル制御部22内の画像処理部22aから入力される。そして、各ソースドライバ23−1〜23−9は、対応するソース配線Sに対し、上記電圧信号を出力する。
また、液晶パネル2では、6つのソースドライバ24−1〜24−6が、6つのフレキシブルプリント回路基板(SOF)11にそれぞれ実装されている。各フレキシブルプリント回路基板11の一端部側は、有効表示領域Aの外側で、アクティブマトリクス基板5上のゲート配線Gに接続されている。また、各ゲートドライバ24−1〜24−6には、同じ数のゲート配線G、つまり(N/6)本のゲート配線Gが接続されている。さらに、各ゲートドライバ24−1〜24−6は、対応するフレキシブルプリント回路基板11とアクティブマトリクス基板5上に設けられた配線(図示せず)を介して、パネル制御部22に接続されている。そして、各ゲートドライバ24−1〜24−6は、画像処理部22aからの指示信号を入力して、対応するゲート配線Gに対し、上記走査信号を出力する。
また、液晶パネル2では、フレキシブルプリント回路基板9、11がアクティブマトリクス基板5に対して折り曲げられることにより、これらのフレキシブルプリント回路基板9、11及びプリント回路基板10は、図1に示したように、ベゼル14の内側に配置される。
次に、図4を参照して、各フレキシブルプリント回路基板9の一端部側に対して、適用された本発明の基板の接続構造について具体的に説明する。
図4(a)及び図4(b)に示すように、フレキシブルプリント回路基板9の一端部側では、互いに対向する表面9a、9bのうち、表面9bがアクティブマトリクス基板5側に接続される接続面として機能するようになっている。すなわち、表面9bには、図4(a)及び図4(b)に示すように、例えば6個の電極9cが形成されている。これらの各電極9cは、所定のパターンで、例えばポリイミドフィルム等の可撓性を有する合成樹脂からなるフレキシブルプリント回路基板本体の表面9b上にパターニングされた金属材料によって構成されており、所定の方向(フレキシブルプリント回路基板9の長手方向)に沿って、かつ、互いに平行となるように、形成されている。また、各電極9cは、フレキシブルプリント回路基板9に実装されたソースドライバ23に接続されている。そして、各電極9は、後述の異方性導電フィルム(ACF;Anisotropic Conductive Film)を介在させて、アクティブマトリクス基板5側の電極部材に電気的に接続されている。
また、表面9b側には、例えば7個の溝9dが設けられている。これらの溝9dは、隣接する2つの溝9dの間に電極9cを挟んだ状態で、上記所定の方向に沿って、かつ、互いに平行となるように、設けられている。これらの各溝9dは、フレキシブルプリント回路基板9が熱圧着を用いてアクティブマトリクス基板5に接続されたときに、これらフレキシブルプリント回路基板9及び/またはアクティブマトリクス基板5に生じた伸縮などの変形を吸収可能に構成されている。
次に、図5を参照して、フレキシブルプリント回路基板9とアクティブマトリクス基板5との接続状態について具体的に説明する。
図5(a)及び図5(b)に示すように、アクティブマトリクス基板5の表面5a上には、例えば6個の電極部材5bが形成されている。これらの各電極部材5bは、所定のパターンで表面5a上にパターニングされた金属材料によって構成されており、所定の方向(アクティブマトリクス基板5の短辺方向)に沿って、かつ、互いに平行となるように、形成されている。また、電極部材5bは、アクティブマトリクス基板5の表面5a上に配線されたソース配線Sの接続配線部S1a、S2a、S3a、…(図2)を構成している。
また、図5(a)及び図5(b)において、アクティブマトリクス基板5の表面5aとフレキシブルプリント回路基板9の表面9bとの間には、上記異方性導電フィルム29が配置されている。そして、本実施形態では、図5(a)及び図5(b)に示すように、異方性導電フィルム29を介在させた状態で、6個の電極部材5bと6個の電極9cとがそれぞれ互いに対向するように位置合わせをした後、アクティブマトリクス基板5とフレキシブルプリント回路基板9とは、熱圧着を用いて、互いに接続される。この結果、アクティブマトリクス基板5及びフレキシブルプリント回路基板9では、互いに対向する電極部材5bと電極9cとは異方性導電フィルム29に含まれた導電粒子(図示せず)を介して電気的に接続される。
また、本実施形態では、アクティブマトリクス基板5とフレキシブルプリント回路基板9とが熱圧着されたとき、フレキシブルプリント回路基板9では、熱圧着時の熱による伸縮応力を受けて、圧縮方向への変形(図5の左右方向で中心側への変形)あるいは伸長方向への変形(図5の左右方向で左右外側への変形)が生じる。同様に、アクティブマトリクス基板5では、熱圧着時の熱によって伸縮変形を発生し、さらにアクティブマトリクス基板5が合成樹脂材によって構成されている場合には、熱圧着時での吸湿による伸縮変形が発生する。しかしながら、フレキシブルプリント回路基板9では、溝9dによって当該フレキシブルプリント回路基板9の変形及びアクティブマトリクス基板5の変形を吸収するようになっている。すなわち、フレキシブルプリント回路基板9では、溝9dが、フレキシブルプリント回路基板9の変形及びアクティブマトリクス基板5の変形に応じて、形状変化(変形)することにより、これらの変形を吸収する。そして、本実施形態では、溝9dの変形により、互いに対向する電極部材5bと電極9cとの間に、位置ずれが生じるのが極力防がれるようになっている。
以上のように構成された本実施形態では、アクティブマトリクス基板(被接続基板)5に対して、熱圧着されるフレキシブルプリント回路基板(基板)9の接続構造において、フレキシブルプリント回路基板9の表面9b上に形成された電極9cに対して、当該電極9cを挟むように、複数の溝9dが設けられている。これにより、本実施形態では、熱圧着時にフレキシブルプリント回路基板9及び/またはアクティブマトリクス基板5に伸縮などの変形が生じた場合でも、その変形を溝9dによって吸収することができる。この結果、本実施形態では、上記従来例と異なり、熱圧着を用いたフレキシブルプリント回路基板9とアクティブマトリクス基板5との基板どうしの接続を簡単に、かつ、確実に行うことができる。
また、本実施形態の液晶表示装置1では、熱圧着を用いた基板どうしの接続を簡単に、かつ、確実に行うことができる基板の接続構造が用いられているので、当該液晶表示装置1に設けられた複数の各基板ではその接続対象の被接続基板に対して、簡単に、かつ、確実に接続されることが可能となる。その結果、本実施形態では、基板の接続作業を簡単に行うことができ、製造作業の簡単化を容易に図ることができる液晶表示装置1を構成することができる。
また、本実施形態の液晶表示装置1では、本発明の基板の接続構造を使用して、アクティブマトリクス基板5に対して、液晶層4を駆動するソースドライバ(ドライバ)23を実装したフレキシブルプリント回路基板9を接続しているので、アクティブマトリクス基板5に対して、フレキシブルプリント回路基板9上に実装されたソースドライバ23を簡単に、かつ、確実に接続することができる。
尚、上記の実施形態はすべて例示であって制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって規定され、そこに記載された構成と均等の範囲内のすべての変更も本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、上記の説明では、本発明を透過型の液晶表示装置に適用した場合について説明したが、本発明の表示装置はこれに限定されるものではなく、例えば半透過型や反射型の液晶表示装置、有機EL(Electronic Luminescence)、PDP(Plasma Display Panel)等の各種表示装置に適用することができる。
また、上記の説明では、被接続基板としてのアクティブマトリクス基板に対して、ソースドライバが実装されたフレキシブルプリント回路基板(SOF)を基板として接続する場合について説明したが、本発明の基板の接続構造は、被接続基板に対して、熱圧着される基板の接続構造において、基板の表面上に形成された電極と、電極を挟むように、基板に設けられた複数の溝とを備えているものであれば何等限定されない。具体的には、例えば被接続基板としてのアクティブマトリクス基板5に対して、ゲートドライバ24が実装されたフレキシブルプリント回路基板(SOF)を基板として接続してもよい。また、例えば図3において、被接続基板としてのプリント回路基板10に対して、フレキシブルプリント回路基板9を基板として接続したり、被接続基板としてのフレキシブルプリント回路基板28に対して、プリント回路基板10を基板として接続したりすることもできる。
但し、上記の実施形態のように、N(Nは2以上の整数)個の電極が、所定の方向に沿って、かつ、互いに平行となるように、形成されている場合では、隣接する2つの溝の間に電極を挟んだ状態で、所定の方向に沿って、かつ、互いに平行となるように、(N+1)個の溝を設けることが好ましい。このように構成することにより、上記N個の各電極は隣接する2つの溝の間に挟まれることとなり、これらの複数の電極が基板に形成されているときでも、隣接する少なくとも一方の溝により、熱圧着時での基板及び/または被接続基板の変形を確実に吸収することが可能となり、熱圧着を用いた基板どうしの接続を簡単に、かつ、確実に行うことができる点で好ましい。
また、上記の説明では、基板の同じ表面側に電極と溝とを設けた場合について説明したが、本発明の基板は、電極を挟むように溝を設けたものであれば何等限定されない。具体的には、例えば図6(a)に示すように、フレキシブルプリント回路基板9において、一方の表面9a側に溝9eを設け、他方の表面9b側に電極9cを設けてもよい。また、図6(b)に示すように、フレキシブルプリント回路基板9において、一方及び他方の表面9a、9b側に溝9f、9gそれぞれ設け、他方の表面9b側に電極9cを設けてもよい。
但し、上記の実施形態のように、電極が形成された表面側に溝を設ける場合の方が、基板の構造を簡単化することができ、基板の製造作業を容易なものとすることができる点で好ましい。
また、上記の説明では、フレキシブルプリント回路基板(基板)とアクティブマトリクス基板(被接続基板)との間に、異方性導電フィルム(ACF)を介在させて、フレキシブルプリント回路基板の電極とアクティブマトリクス基板の電極部材とを電気的に接続した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば基板及び被接続基板に対して、熱圧着を施した後、これら基板の電極と被接続基板の電極部材とが直接的に当接して、電気的に接続される構成でもよい。
本発明は、熱圧着を用いた基板どうしの接続を簡単に、かつ、確実に行うことができる基板の接続構造、及び表示装置に対して有用である。
1 液晶表示装置(表示装置)
2 液晶パネル(表示部)
4 液晶層
5 アクティブマトリクス基板(被接続基板)
5b 電極部材
9 フレキシブルプリント回路基板(基板)
9a、9b 表面
9c 電極
9d、9e、9f、9g 溝
23 ソースドライバ(ドライバ)
29 異方性導電フィルム
2 液晶パネル(表示部)
4 液晶層
5 アクティブマトリクス基板(被接続基板)
5b 電極部材
9 フレキシブルプリント回路基板(基板)
9a、9b 表面
9c 電極
9d、9e、9f、9g 溝
23 ソースドライバ(ドライバ)
29 異方性導電フィルム
Claims (6)
- 被接続基板に対して、熱圧着される基板の接続構造であって、
前記基板の表面上に形成された電極と、
前記電極を挟むように、前記基板に設けられた複数の溝と
を備えていることを特徴とする基板の接続構造。 - N(Nは2以上の整数)個の前記電極が、所定の方向に沿って、かつ、互いに平行となるように、形成され、
(N+1)個の前記溝が、隣接する2つの溝の間に前記電極を挟んだ状態で、前記所定の方向に沿って、かつ、互いに平行となるように、設けられている請求項1に記載の基板の接続構造。 - 前記溝は、前記電極が形成された表面側に設けられている請求項1または2に記載の基板の接続構造。
- 前記電極は、前記被接続基板に設けられた電極部材に対して、異方性導電フィルムを介在させて、電気的に接続されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の基板の接続構造。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の基板の接続構造を用いたことを特徴とする表示装置。
- 情報を表示する表示部を備えるとともに、
前記表示部には、液晶層及びアクティブマトリクス基板を有する液晶パネルが用いられ、
前記基板には、前記液晶層を駆動するドライバが実装され、
前記基板は、前記被接続基板としての前記アクティブマトリクス基板に接続されている請求項5に記載の表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008322780A JP2010145743A (ja) | 2008-12-18 | 2008-12-18 | 基板の接続構造、及び表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008322780A JP2010145743A (ja) | 2008-12-18 | 2008-12-18 | 基板の接続構造、及び表示装置 |
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JP2010145743A true JP2010145743A (ja) | 2010-07-01 |
Family
ID=42566242
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JP2008322780A Withdrawn JP2010145743A (ja) | 2008-12-18 | 2008-12-18 | 基板の接続構造、及び表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010145743A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016070493A1 (zh) * | 2014-11-05 | 2016-05-12 | 深圳市华星光电技术有限公司 | 一种用于防止acf胶溢出到显示区的引线结构及方法 |
-
2008
- 2008-12-18 JP JP2008322780A patent/JP2010145743A/ja not_active Withdrawn
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