JP2010145076A - Method for manufacturing floor heating panel - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、床暖房パネルの製造方法に関するものである。 The present invention relates to a method for manufacturing a floor heating panel.
従来から、特許文献1に示されるような床暖房パネルが知られている。また、床暖房パネルのヒータとして面状ヒータ9を用いるものも知られている。
Conventionally, a floor heating panel as shown in
ところで、面状ヒータ9を用いた床暖房パネルは、図10に示すようなもので、従来は以下のようにして製造していた。
By the way, the floor heating panel using the
まず、一対の縦枠3と、一対の横枠4と、受枠32とで枠体を形成すると共に該枠体内にロックウール板のような長方形の基板10を嵌め込んで基板10の周囲を枠体に接着することで一体化したベースとなる基材を形成する。
First, a pair of
次に、該基材の裏面の全面に接着剤を塗布して裏面紙11を接着する。
Next, an adhesive is applied to the entire back surface of the substrate to bond the
次に、基材を上下逆にして、受枠32の表面及び基板10の一端部の表面にNC加工により溝33を加工をする。
Next, the base material is turned upside down, and the
次に、上記のようにして一体化した基材をベースとして基材の上に各部材を組み合わせる。 Next, each member is combined on a base material on the base material integrated as mentioned above.
すなわち、基板10の表面に面状ヒータ9を重ね、面状ヒータ9から引き出した電気コード20、該電気コード20先端の端子に接続したコネクター21を上記加工により形成した溝33に収める。
That is, the
次に、面状ヒータ9の上にアルミニウム箔のような均熱シート8を重ねる。
Next, a
次に、長方形状の表面板1を上下逆にして裏面の長手方向の端部に表面側を残して切断用溝を形成し、その後、表面板1を更に上下逆にしてトムソン刃で表面側から切断用溝に到るように切断して蓋板14を切り取る。
Next, the
次に、上記表面板1を更に上下逆にして裏面の全面に接着剤を塗布し、前記基板10の枠体の表面及び均熱シート8の表面に接着する。
Next, the
という工程により床暖房パネルを製造している。 The floor heating panel is manufactured by the process.
ところが、上記のような従来の製造方法によれば、一対の縦枠3と、一対の横枠4と、受枠32とで枠体を形成すると共に該枠体内にロックウール板のような長方形の基板10を嵌め込んで基板10の周囲を枠体に接着することでベースとなる基材を形成しなければならないため、枠体の枠組み等、ベースとなる基材の製造工程が必要である。
However, according to the conventional manufacturing method as described above, a pair of
しかも、基材はNC加工をするために枠体と基板10とを接着して一体化することで強度を持たせる必要があり、必ず、枠体と基板10との接着が必要である。
In addition, the base material needs to have strength by bonding and integrating the frame body and the
更に、上記のように基材をNC加工して電気コードやコネクター等を通す溝33を形成する加工をするので、加工による廃材が多量に発生し、特に、受け枠32は1/3程度は廃材となる。
Further, as described above, the base material is NC processed to form the
また、上記従来例にあっては、トムソン刃で蓋板14を打ち抜いた後、蓋板14を元の打ち抜いた部分に位置させて接着テープなどで仮固定してその後の工程に送るのであるが、その後の工程で、接着テープが剥がれて蓋板14が外れる可能性があり、このような場合は、床暖房パネルが完成した後に、色、木目などが類似した別の蓋板14を組み合わせねばならず、色や木目が完全に合わなかったり、寸法がぴったり合わなかったりするので、サンドペーパなどでサイズ合わせを行う必要がある。
In the above conventional example, after the
しかも、トムソン刃で切断する際、溝33に通している電気コードの絶縁被覆をトムソン刃で傷付けたりするおそれがある。
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、製造が簡略化し、廃材の発生量を少なくし、接着剤の使用量も少なくできる床暖房パネルの製造方法を提供することを課題とするものである。 The present invention has been invented in view of the above-described conventional problems, and provides a method for manufacturing a floor heating panel that simplifies manufacturing, reduces the amount of waste materials, and reduces the amount of adhesive used. Is an issue.
上記課題を解決するために本発明に係る床暖房パネルの製造方法は、長方形状をした表面板1の裏面の長手方向の端部に表面側を残して切断用溝2を形成する工程と、該表面板1を裏面が上となるようにした姿勢で、表面板1の裏面の長手方向に沿った両端部に縦枠3を接着する工程と、次に、表面板1の裏面の長手方向の両端部に横枠4を接着すると共に、表面板1の裏面の長手方向の切断用溝2を形成した側の一端部の横枠4よりも内側に2つのコネクター部枠5を、2つのコネクター部枠5がそれぞれ横枠4に対して第1隙間6を隔て且つ2つのコネクター部枠5同士が第2隙間7を隔てるように接着する工程と、次に、均熱シート8を介して面状ヒータ9を一対の縦枠3とコネクター部枠5と他端部の横枠4とに囲まれた部分に入れ、更に、基板10を入れる工程と、次に、裏面に接着剤を塗布した裏面紙11を、縦枠3、横枠4、コネクター部枠5、基板10に接着する工程と、で床暖房パネルAを製造することを特徴とするものである。
In order to solve the above problems, a method for manufacturing a floor heating panel according to the present invention includes a step of forming a
このような方法を採用することで、表面板1を上下逆にした状態で、表面板1の裏面に縦枠3、横枠4、2つのコネクター部枠5を接着するものであるから、表面板1をベースとしてこれに他の部材を組み合わせて製造することになり、従来のように強度が強い枠体を枠組みすると共に枠体に基板を接着一体化してベースとなる基材を製造する工程が必要でない。このように強度を持った枠組み一体化、枠体と基板とを接着一体化をしてベースとなる基材を形成する必要がないので、表面板1の裏面の長手方向の切断用溝2を形成した側の一端部の横枠4よりも内側に2つのコネクター部枠5を、2つのコネクター部枠5がそれぞれ横枠4に対して第1隙間6を隔て且つ2つのコネクター部枠5同士が第2隙間7を隔てるように接着することができる。これによりNC加工をすることなく、2つのコネクター部枠5を接着することで、電気コード20やコネクター21を配置する第1隙間6、第2隙間7を簡単に形成でき、NC加工によって溝加工をする従来例に比べ廃材の発生量を減少できる。また、必ずしも基板10の外周面を縦枠3、横枠4、コネクター部枠5に接着剤で接着する必要がないので、接着剤の使用量が少なくできる。
By adopting such a method, the
また、裏面に接着剤を塗布した裏面紙11を、縦枠3、横枠4、コネクター部枠5、基板10に接着する工程の後で、表面板1の裏面側に形成した切断用溝2に対応する部分をトムソン刃12で表面側から切断用溝2に到るように切断することが好ましい。
Further, the
このようにあらかじめ裏面に切断用溝2を形成し、切断用溝2に対応する部分を表面側からトムソン刃12で切断することで、バリが発生しないように表面板1の一部から蓋板14を形成できる。
In this way, a
また、裏面に接着剤を塗布した裏面紙11を、縦枠3、横枠4、コネクター部枠5、基板10に接着する工程の後で、刃先部13の第2隙間7に対応する部分を刃先部13の他の部分よりも引き込むように凹ませたトムソン刃12を用いて、表面板1の裏面側に形成した切断用溝2に対応する部分のうち第2隙間7を跨ぐ部分を除いて表面側から切断用溝2に到るように切断することが好ましい。
In addition, after the step of bonding the
このようにあらかじめ表面板1の裏面に切断用溝2を形成し、切断用溝2に対応する部分を表面側からトムソン刃12で切断することで、第2隙間7を跨ぐ部分を除いてバリがでないように切断できると共に、第2隙間7に配置した電気コードをトムソン刃12で傷付けるおそれがない。また、トムソン刃12で切断した状態では、蓋板14と表面板1が第2隙間7を跨ぐ部分で繋がっており、したがって後工程に送る際に蓋板14を接着テープなどで仮止めする必要がなく、後工程で上記蓋板14の一部と表面板1が繋がっている部分を折り取って簡単に蓋板14を取り外すことができる。
In this way, the
また、面状ヒータ9の裏面の長手方向の一端部で且つ短手方向の両端部の部位に裏面側に膨出する端子部を有する肉厚部15を設け、コネクター部枠5の表面側に段状凹部16を設け、該コネクター部枠5の表面側の段状凹部16以外の部分を表面板1の裏面に接着剤で接着し、面状ヒータ9の肉厚部15を段状凹部16の第2隙間7から離れた側の略片側半部に位置させ、スペーサ部材17を第2隙間7を横切るように両コネクター部枠5の段状凹部16の第2隙間7に近い方の略片側半部に配置してもよい。
Further, a
このようにコネクター部枠5に段状凹部16を設けることで、面状ヒータ9の裏面の長手方向の一端部で且つ短手方向の両端部の部位に端子部を有する肉厚部15を段状凹部16に収めることができる。しかも、段状凹部16を設けると、肉厚部15を収めた以外の部分では隙間ができて強度上問題となるが、この隙間ができる部分にスペーサ部材17を配置することで補強できる。
By providing the
本発明は、上記のように、表面板を裏面が上となるようにした姿勢で、表面板の裏面に縦枠、横枠、2つのコネクター部枠を接着し、更に、均熱シート縦枠と横枠とコネクター部枠とに囲まれた部分に、面状ヒータ、基板を入れ、裏面紙を、縦枠、横枠、コネクター部枠、基板に接着するので、表面板をベースにして各部材を組み付けることができ、このため従来のように最初の工程で枠組み一体化してベースとなる基材を形成する枠組み一体化工程が必要でなく、工程が簡略化できる。しかも、最初の工程でベースとなる基材の枠組み一体化が必要でないので、基板を縦枠や横枠やコネクター部枠に必ずしも接着する必要がなく、接着剤の使用量を少なくすることが可能となる。また、コネクター部枠は枠組み一体化して強度を確保するために縦枠間に架設して縦枠に接着一体化する必要がないので、コネクター部枠を2つに分けることができ、これによりコネクター部枠間に第2隙間を形成でき、しかも、該2つのコネクター部枠と横枠との間に第1隙間を形成しているので、従来のように電気コードやコネクターを配置する溝を従来のように製造中にNC加工で形成する工程が必要でなく、製造工程で発生する廃材を削減できる。 In the present invention, as described above, the vertical plate, the horizontal frame, and the two connector part frames are bonded to the back surface of the surface plate in a posture in which the back surface is the upper side, and the soaking sheet vertical frame In the part surrounded by the horizontal frame and the connector frame, a sheet heater and a substrate are placed, and the back paper is bonded to the vertical frame, horizontal frame, connector frame and substrate. The members can be assembled, so that the frame integration step of forming the base material by integrating the frame in the first step as in the prior art is not necessary, and the process can be simplified. Moreover, since it is not necessary to integrate the base material frame in the first step, it is not always necessary to bond the board to the vertical frame, horizontal frame, or connector frame, and the amount of adhesive used can be reduced. It becomes. In addition, the connector frame does not need to be installed between the vertical frames and bonded to the vertical frame in order to secure the strength by integrating the frame, so the connector frame can be divided into two parts. Since the second gap can be formed between the part frames, and the first gap is formed between the two connector part frames and the horizontal frame, a conventional groove for arranging an electric cord or connector is conventionally provided. Thus, a process of forming by NC processing during manufacturing is not necessary, and waste materials generated in the manufacturing process can be reduced.
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。 Hereinafter, the present invention will be described based on embodiments shown in the accompanying drawings.
図1、図2には本発明の製造方法により製造する床暖房パネルAが示してあり、床暖房パネルAは、表面板1、蓋板14、一対の縦枠3、一対の横枠4、一対のコネクター部枠5、均熱シート8、面状ヒータ9、スペーサ部材17、基板10、裏面紙11を備えている。
1 and 2 show a floor heating panel A manufactured by the manufacturing method of the present invention. The floor heating panel A includes a
床暖房パネルAを製造するには以下のようにして製造する。 The floor heating panel A is manufactured as follows.
まず、長方形状をした合板よりなる表面板1の表面に印刷を施し、更に、図3に示すように表面板1を裏面側が上となるように上下反転させて、表面板1の裏面の長手方向の一端部に、ざぐり加工により、表面側を残してコ字状をした切断用溝2を形成する。
First, printing is performed on the surface of the
このコ字状をした切断用溝2に囲まれた部分が後述のようにして切断することで蓋板14となる部分である。
A portion surrounded by the
上記のように切断用溝2を形成する工程が終了すると、表面板1を裏面が上となるようにした姿勢で(切断用溝2を形成する工程から連続して行う場合は既に表面板1は裏面が上となる姿勢としている)、該表面板1を以後の製造工程において各部材を組み合わせる場合のベース材として、該表面板1の裏面側に後述の各部材を組み合わせる。
When the step of forming the cutting
まず、表面板1を裏面が上となる姿勢にした状態で、表面板1の裏面に図4に示すように、縦枠3、横枠4、コネクター部枠5を接着する工程を行う。
First, in a state where the
すなわち、表面板1の裏面の長手方向に沿った両端部に縦枠3を接着する。
That is, the
次に、表面板1の裏面の長手方向の両端部に横枠4を接着すると共に、表面板1の裏面の長手方向の切断用溝2を形成した側の一端部の横枠4よりも内側にコネクター部枠5を接着する。
Next, while adhering the
ここで、上記のように表面板1を製造の際のベース材とするので、コネクター部枠5を一対の縦枠3間に架設して一体に枠組みする必要がない。このため、本発明においてはコネクター部枠5として縦枠3間に架設する単一の部材でなく、図4に示すようにコネクター部枠5を分離した2部材としても何ら問題がない。そこで、本発明ではコネクター部枠5として2部材に分割したものを用いている。
Here, since the
上記2つのコネクター部枠5は図4(b)に示すように、表面板1の裏面の長手方向の切断用溝2を形成した側の一端部の横枠4よりも内側に2つのコネクター部枠5を、2つのコネクター部枠5がそれぞれ横枠4に対して第1隙間6を隔て且つ2つのコネクター部枠5同士が第2隙間7を隔てるように接着する。これにより第1隙間6と第2隙間7とでT字状をした溝が形成される。つまり、本発明においては、コネクター部枠5を2部材として、上記のように第1隙間6と第2隙間7を形成するように表面板1に接着することで、従来のように接着後にNC加工により電気コード20やコネクター21を通すための溝加工をする必要がない。
As shown in FIG. 4 (b), the two connector portion frames 5 have two connector portions on the inner side of the
コネクター部枠5は2種類の板材5a、5bを張り合わせて構成してある。板材5a、板材5bは例えばMDF製で、板材5aは板材5bよりも表面板1の長手方向に沿った方向が長く、両者を接着することで段状凹部16が形成してある。また、両コネクター部枠5の対向面の段状凹部16と反対側の部分は凹んでおり、この対向する凹み部分において第2隙間7は巾広となっている。そして、本発明においては、あらかじめ段状凹部16、凹み部分を形成したコネクター部枠5を使用して、上記のように表面板1の裏面に接着する。
The
縦枠3には長手方向の端部に上記第1隙間6と対応する位置に第1隙間6と外部とを連通するための凹部3aを形成してある。
The
次に、図5に示すように、アルミニウム箔のような均熱シート8を介して面状ヒータ9を一対の縦枠3とコネクター部枠5と他端部の横枠4とに囲まれた部分に入れ、更に、基板10を入れる工程を行う。
Next, as shown in FIG. 5, the
均熱シート8は、上記裏面が上となるような姿勢の表面板1の裏面にホットメルト接着剤などにより点接着する。この均熱シート8の表面板1の裏面への接着は、上記縦枠3、横枠4、コネクター部枠5を表面板1の裏面に接着する工程の際に行ってもよく、あるいは、面状ヒータ9を一対の縦枠3とコネクター部枠5と他端部の横枠4とに囲まれた部分に入れる工程の際に、一対の縦枠3とコネクター部枠5と他端部の横枠4とに囲まれた部分に面状ヒータ9を入れる前に、均熱シート8を入れて表面板1の裏面に点接着してもよい。
The soaking
面状ヒータ9は長方形をしたシート状をしており、例えば面状PTCヒータにより構成してある。面状ヒータ9の長手方向の一端部で且つ短手方向の両端部には端子部が設けてあり、この端子部を設けた部分は裏面側に膨出した肉厚部15となっている。肉厚部15の長手方向の端面からは電気コード20が導出してある。
The
面状ヒータ9を一対の縦枠3とコネクター部枠5と他端部の横枠4とに囲まれた部分に入れて表面板1の裏面に接着した均熱シート8の裏面に重ねた状態で、上記面状ヒータ9の長手方向の一端部で且つ短手方向の両端部の裏面側に設けた肉厚部15が、コネクター部枠5の段状凹部16の第2隙間7から離れた側の略片側半部に位置する。
A state in which the
この時、電気コード20を段状凹部16から第2隙間7に通し、電気コード20の先端にコネクター21を接続して該コネクター21を第2隙間7と第1隙間6との連通交差する部分に配置する。
At this time, the
段状凹部16の第2隙間7に近い方の略片側半部(段状凹部16の肉厚部15が配置してない部分)と、第2隙間7部分には空間が存在するので、この部分を補強するためにMDFなどよりなるスペーサ部材17を側方より嵌め込んで、第2隙間7を横切るように両コネクター部枠5の段状凹部16の第2隙間7に近い方の略片側半部に配置する。図2(a)、(b)にはスペーサ部材17を嵌め込んだ部分の断面図が示してある。これにより、NC加工をしなくても良いように板材5a、板材5bを接着して構成した段状凹部16を有するコネクター部枠5を使用した場合に、段状凹部16の肉厚部15を収める部分以外の部分では隙間ができて強度上問題となるが、この部分をスペーサ部材17を配置することで補強することができる。
Since there is a space in the substantially one-side half (the portion where the
上記のように面状ヒータ9を一対の縦枠3とコネクター部枠5と他端部の横枠4とに囲まれた部分に入れた後、一対の縦枠3とコネクター部枠5と他端部の横枠4とに囲まれた部分に更に基板10を入れる。
After the
基板10としては例えばロックウールボードが使用される。
For example, a rock wool board is used as the
本発明の床暖房パネルAの製造においては、前述のように表面板1をベースとしてこれに他の部材を組み合わせて製造するものであるから、基板10は製造の際のベースとする必要がない。したがって、基板10は他の部材と接着する必要がなく、接着剤の使用量を少なくできる。また、基板10としては必ずしも一枚の大判サイズのものを使用する必要がなく、図5のように小さな基板10を複数使用することが可能となる。
In the manufacture of the floor heating panel A according to the present invention, since the
基板10を組み込んだ状態で、縦枠3の裏面、横枠4の裏面、コネクター部枠5の裏面、基板10の裏面は面一となるように設定してある。
With the
上記のように、面状ヒータ9、基板10を組み込む工程の次に、図6に示すように、裏面に接着剤を塗布した裏面紙11を、縦枠3、横枠4、コネクター部枠5、基板10に接着する工程を行う。
As described above, after the step of incorporating the
上記各工程において使用する接着剤としては同一種類の接着剤を使用するものであり、例えば変成酢酸ビニル系エマルジョン形接着剤を使用する。 As the adhesive used in each of the above steps, the same type of adhesive is used. For example, a modified vinyl acetate emulsion adhesive is used.
このようにして床暖房パネルAの主体部分の製造が終了すると、次に、蓋板14を切り取る工程に移行する。
When the manufacture of the main part of the floor heating panel A is completed in this way, the process proceeds to a step of cutting off the
上記床暖房パネルAの主体部分を製造する工程においては、表面板1の裏面が上となるようにした姿勢のまま、各部材の組み合わせを行ってきたが、床暖房パネルAの主体部分の製造が終了すると、表面板1の表面が上となるように上下反転させ、図7のように蓋板14をトムソン刃12で切り取る工程を実行する。
In the process of manufacturing the main part of the floor heating panel A, the members have been combined with the posture such that the back surface of the
トムソン刃12は、表面板1の裏面側に形成した切断用溝2に対応した断面コ字状をしている。そして、表面板1の裏面側に形成した切断用溝2に対応する部分をトムソン刃12の先端の刃先部13により表面側から切断用溝2に到るように切断して、表面板1から蓋板14を切り取る。
The
このように、トムソン刃12で切り取るに当たり、あらかじめ裏面に切断用溝2を形成しておくことで、切り取られた蓋板14に切断バリが生じないようにできる。なお、前述の工程で横枠4の裏面、コネクター部枠5の裏面を表面板1に接着する際、横枠4の裏面、コネクター部枠5の裏面のうち切断用溝2に囲まれた部分と対向する部位は表面板1の裏面に接着しないものとする。
As described above, when the
このようにして表面板1から蓋板14を切り取る工程を行った後、蓋板14を取り外すことで露出したコネクター21(あるいは電気コード20の先端に設けたコネクター21と接続するための端子)を利用して面状ヒータ9の性能検査を行う。性能検査に合格したら蓋板14を再び表面板1の元の切り取り部分に嵌め込み、仮止めテープなどで仮取り付けを行う。
After performing the process of cutting the
また、上記性能検査の他に、床暖房パネルA全体の外観を含めた検査を行う。 In addition to the above performance inspection, an inspection including the appearance of the entire floor heating panel A is performed.
これらの検査が合格すると、次に、梱包をして出荷する。 If these inspections pass, then they are packed and shipped.
なお、現場で施工する際は、蓋板14を取り外してコネクター21に電源線や送り配線を接続し、接続が終わると、蓋板14を切り取り部分に再び嵌め込んで本固定する。
In addition, when constructing on site, the
次に、図8に基づいて、本発明の他の実施形態につき説明する。本実施形態においては、トムソン刃12で切断する工程に特徴があり、トムソン刃12で切断する工程の前までの工程、つまり、床暖房パネルAの主体部分を製造する工程は前述の実施形態と同様であるので、説明は省略する。
Next, another embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In this embodiment, there is a characteristic in the process of cutting with the
図8(c)には本実施形態において用いるトムソン刃12が示してあり、断面コ字状をしたトムソン刃12の刃先部13の第2隙間7に対応する部分が刃先部13の他の部分よりも引き込むように凹んでいて凹刃部22となっている。
FIG. 8C shows the
そして、本実施形態においては、トムソン刃12を用いて、図8(a)の矢印のようにトムソン刃12を移動して表面板1の裏面側に形成した切断用溝2に対応する部分のうち第2隙間7を跨ぐ部分を除いて表面側から切断用溝2に到るように切断する。この場合、第2隙間7を跨ぐ部分は表面板1の表面側から切込まれるが切断用溝2まで到っていないので、図8(b)のように、完全に切断されず蓋板14と表面板1とが第2隙間7を跨ぐ部分で未切断部分24が残っていて接続されたままの状態となっている。
In the present embodiment, the
このため、第2隙間7に通した電気コード20の絶縁被覆をトムソン刃12で傷付けたりするおそれがない。また、次の検査工程に移行するに当たって、蓋板14を表面板1に粘着テープなどで仮止めする必要がなく、また、紛失のおそれもない。また、トムソン刃12で切断した際に蓋板14が表面板1から完全に切断されずに一部つながっていることで、トムソン刃12が第2隙間7部分では裏面側に突き抜けておらず、切断により電気コード20が傷付けられていないことが確認できる。
For this reason, there is no possibility that the insulation coating of the
検査工程においては、蓋板14を手で摘んで上記未切断部分24を折り取ることで、簡単に蓋板14を取り外すことができる。
In the inspection process, the
ここで、トムソン刃12で切断するに当たって、厚みのばらつきが生じても、確実に未切断部分24を残すようにするために、表面板1の裏面にざぐり加工により切断用溝2を形成するに当たって、図9(b)のように第2隙間7に対応する部位を除いて切断用溝2を形成してもよい。
Here, when cutting with the
このように第2隙間7に対応する部位を除いて切断用溝2を形成した表面板1を、図8(c)に示すようなトムソン刃12を用いて、図8(a)の矢印のようにトムソン刃12を移動して表面板1の裏面側に形成した切断用溝2に対応する部分のうち第2隙間7を跨ぐ部分を除いて表面側から切断用溝2に到るように切断することで、厚みのバラつきがあっても確実に未切断部分24が残るように切断できる。切断後は図8(b)のような斜視図となる。
In this way, the
1 表面板
2 切断用溝
3 縦枠
4 横枠
5 コネクター部枠
6 第1隙間
7 第2隙間
8 均熱シート
9 面状ヒータ
10 基板
11 裏面紙
12 トムソン刃
13 刃先部
DESCRIPTION OF
Claims (4)
該表面板を裏面が上となるようにした姿勢で、
表面板の裏面の長手方向に沿った両端部に縦枠を接着する工程と、
次に、表面板の裏面の長手方向の両端部に横枠を接着すると共に、表面板の裏面の長手方向の切断用溝を形成した側の一端部の横枠よりも内側に2つのコネクター部枠を、2つのコネクター部枠がそれぞれ横枠に対して第1隙間を隔て且つ2つのコネクター部枠同士が第2隙間を隔てるように接着する工程と、
次に、均熱シートを介して面状ヒータを一対の縦枠とコネクター部枠と他端部の横枠とに囲まれた部分に入れ、更に、基板を入れる工程と、
次に、裏面に接着剤を塗布した裏面紙を、縦枠、横枠、コネクター部枠、基板に接着する工程と
で床暖房パネルを製造することを特徴とする床暖房パネルの製造方法。 Forming a groove for cutting leaving the surface side at the end in the longitudinal direction of the back surface of the rectangular surface plate;
With the posture where the back surface is on the top,
Adhering a vertical frame to both ends along the longitudinal direction of the back surface plate;
Next, the horizontal frame is bonded to both ends of the back surface of the front plate in the longitudinal direction, and the two connector portions are arranged on the inner side of the horizontal frame at one end portion on the side where the longitudinal cutting groove is formed on the back surface of the front plate. Bonding the frame such that the two connector part frames are separated from the horizontal frame by a first gap and the two connector part frames are separated from each other by a second gap;
Next, a sheet heater is placed in a portion surrounded by a pair of vertical frames, a connector part frame, and a horizontal frame at the other end via a soaking sheet.
Next, a floor heating panel manufacturing method is characterized in that a floor heating panel is manufactured by a step of adhering a back surface paper coated with an adhesive on the back surface to a vertical frame, a horizontal frame, a connector frame, and a substrate.
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