JP2010141612A - 同期システム、同期方法、同期プログラム及び通信装置 - Google Patents

同期システム、同期方法、同期プログラム及び通信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】対向試験や通信を行う被試験装置(対向装置)と個別の時刻同期を行い柔軟な対向環境を構築することができ、擬似交換機(当該通信装置)の開発作業量を削減することができる同期システム、同期方法、同期プログラム及び通信装置を提供する。
【解決手段】かかる課題を解決するために、本発明の同期装置は、1又は複数の対向装置との間で擬似的な同期を行う通信装置の同期装置であって、同期確立を図る対向装置から当該対向装置のシステム時刻情報を取得し、この対向装置のシステム時刻情報を変化させながら対向装置との間で擬似的な時刻同期を行う時刻同期制御手段を備えることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、同期システム、同期方法、同期プログラム及び通信装置に関し、例えば、擬似交換機として動作するシミュレータが被試験機である交換機制御装置を試験する場合の対向試験設備の同期方法に適用し得るものである。
例えば、電話機、携帯電話機などの通信網は、多数かつ多種の交換機を組み合わせて構成されている。この通信網の構成(例えば、交換機の台数、接続構成など)は、電話機、携帯電話機などの増減に応じて変更が必要となる。更に、新たな通信媒体・通信機器の登場に応じて、交換機の種類も増え、各交換機の保守/運用作業(例えば、状態の把握、設定データの変更、制御ソフトウェアの入替えなど)が必要となる。
この交換機の保守/運用方法としては種々の方法があるが、例えば、交換機を制御する交換機制御装置を用いた保守/運用システムがある。
保守/運用システムでは、交換機制御装置が、コマンドライン・インタフェースを介して、各交換機の種類に応じた所定のコマンドを送信し、交換機からの応答を受信するというコマンドと応答のやり取りを行うことにより交換機の保守/運用作業を実現している。また、例えばTCP/IPを用いたネットワークを介して、交換機制御装置が、各交換機との間でコマンドと応答のやり取りを遠隔的に一括して行う保守/運用作業システムもある。
ところで、多種の交換機や新規開発された交換機の保守/運用作業を行うためには、交換機制御装置自体の新規開発や、新たな交換機とのインタフェースの追加なども必要となる。
そのため、このような変更・追加が行われる場合には、交換機制御装置自体の動作を確認することが必要である。つまり、交換機制御装置について交換機との対向試験を行う必要がある。
しかし、この交換機制御装置の対向試験設備として、実際の交換機を、必要数準備することは、困難である場合が多い。例えば、新たな交換機と交換機制御装置を並行開発するような場合には、交換機制御装置の対向試験を実施する時点で、交換機が開発途中のため使用できないという場合もある。また、交換機の準備はできても、対向試験での実施を想定している事象(シーケンスなど)を、自由に発生させることが困難な場合がある。
これらの状況に対応するため、交換機制御装置と交換機の間のコマンドと応答のやり取りをシミュレートするシミュレータを用意し、このシミュレータを交換機の代替設備として使用するという方法がとられる。
また、擬似的な交換機を用意してシミュレートする場合、被試験機とシミュレータの同期を考慮する必要がある。実際の交換機制御装置と交換機との間では時刻同期が行われているため、シミュレートする場合にも、被試験機である交換機制御装置との間で同期を行う必要があるからである。
特許文献1には、擬似交換機として動作するシミュレータに関する技術が記載されている。この技術は、複数種類の交換機のインタフェースを擬似するだけでなく、それら複数種類の擬似動作を同時に実行することを可能としている。これによって、多数かつ多種の交換機を制御する交換機制御装置について、インタフェース情報の異なる複数の交換機を制御する場合のソフトウェア検証を、1台の擬似装置で実施可能となる。
特許文献2には、擬似交換機として動作するシミュレータとしてではないが、シミュレータの同期方法に関する技術が記載されている。この技術は、各シミュレーションモデル間の時刻同期を正確に行うことが可能な分散シミュレーション装置に関するものである。シナリオマネージャ装置がシミュレーションの再実行時に誤差を補正したシミュレーション時刻値への進行を指示し、各シミュレーションモデルが指示された時刻値までシミュレーションを進行させることによって、シミュレーション時刻の誤差を補正する。システム内の統一した時刻を、1つの装置(シナリオマネージャ装置)が一元管理し、システムを構成する複数の分散シミュレーション装置に対して、時刻の補正を一括して指示することにより、システム全体の時刻同期を実現する。
特許文献3には、汎用的なシミュレータの同期方法に関する技術が記載されている。この技術は、システム時刻を変更することなく、任意のシミュレーション時刻で、全てのアプリケーションを動作させることを可能にする試験設備システムに関するものである。シミュレーション対象のアプリケーションソフトウェアを動作させたい任意の時刻と、標準時刻との差を、タイムオフセットとして計算する。該当するアプリケーションソフトウェアを起動する際、標準時刻にタイムオフセットを加算した時刻を得て、予め設定された任意の時刻で同期してアプリケーションソフトウェアを動作させる。タイムオフセットというものを設けることにより、シミュレーション環境全体のシステム時刻を、仮想的に、任意の時刻に設定しなおすことを可能としている。
更に、特許文献4には、シミュレータの同期方法に関する技術として、統合シミュレーションシステムが記載されている。複数のシミュレータを連携させることにより構築される統括シミュレーションシステムにおいて、各シミュレータの実行効率及び機能を確保して各シミュレータを同期させるものであり、かなり高度な同期を実現する。同期の精度も、ナノ秒単位、ミリ秒単位であり、精度が高い。
特開平11−046247号公報 特開2001−202354号公報 特開2002−323978号公報 特開2006−350549号公報
しかしながら、特許文献1には、擬似交換機として動作するシミュレータに関して記載されているが、交換機制御装置との同期に関しては記載されていない。
また、特許文献2及び3の技術では、個々の装置間に閉じた時刻同期を実現することができないという問題が生じ得る。また、特許文献4の技術のように精度が高すぎてオーバースペックとなってしまうという問題も生じ得る。
特許文献2の記載技術は、システム全体(シミュレータを含む)を同期させるものであり、実際にシステム時刻を同期させるものである。また、特許文献3の記載技術は、シミュレーション環境全体のシステム時刻を、仮想的に任意の時刻に設定しなおすものであり、実際のシステム時刻の変更は伴わないが、これも、システム全体を同期させるものである。
このように特許文献2及び3の記載技術はいずれも、システム全体を同期させてしまうため、個々の装置の時刻を、別々の時刻にすることができない。
対向試験では、動作確認の対象の日時設定を、特殊な日時設定にした状態での試験が必要となる場合がある。そのような動作確認対象の混在を許容しないシミュレーションシステムは、試験環境構築の柔軟性を低くする。
特許文献4の記載技術は、同期の精度は高いが、その分、そのようなシミュレーションシステムの開発自体が容易ではなくなる。
精度の高い同期(ナノ秒単位、ミリ秒単位の同期)を実現するためには、交換機制御装置と交換機との間の通信処理自体の見直し、または、通信処理でのずれを、ナノ秒単位、ミリ秒単位で補正する仕組みの作り込みが必要となり、実装が複雑になると考えられる。また、交換機制御装置を試験するための擬似交換機として動作するシミュレータの同期方法としては、秒単位の同期で十分であり、精度の高い同期処理の作り込みは、オーバースペックとなる。
なお、上記では交換機制御装置のシミュレータの同期について説明したが、交換機制御装置以外のシミュレータやその他対向装置と通信する通信装置の同期についても上記同様の問題が生じ得る。
そのため、対向試験や通信を行う被試験装置(対向装置)と個別の時刻同期を行い柔軟な対向環境を構築することができ、擬似交換機(当該通信装置)の開発作業量を削減することができる同期システム、同期方法、同期プログラム及び通信装置が望まれている。
かかる課題を解決するために、第1の本発明の同期装置は、1又は複数の対向装置との間で擬似的な同期を行う通信装置の同期装置であって、同期確立を図る対向装置から当該対向装置のシステム時刻情報を取得し、この対向装置のシステム時刻情報を変化させながら対向装置との間で擬似的な時刻同期を行う時刻同期制御手段を備えることを特徴とする。
第2の本発明の同期方法は、1又は複数の対向装置との間で擬似的な同期を行う通信装置の同期方法であって、時刻同期制御手段が、同期確立を図る対向装置から当該対向装置のシステム時刻情報を取得し、この対向装置のシステム時刻情報を変化させながら対向装置との間で擬似的な時刻同期を行うことを有することを特徴とする。
第3の本発明の同期プログラムは、1又は複数の対向装置との間で擬似的な同期を行う通信装置の同期プログラムであって、通信装置を、同期確立を図る対向装置から当該対向装置のシステム時刻情報を取得し、この対向装置のシステム時刻情報を変化させながら対向装置との間で擬似的な時刻同期を行う時刻同期制御手段として機能させることを特徴とする。
第4の本発明の通信装置は、1又は複数の対向装置との間で擬似的な同期を行う通信装置において、第1の本発明の同期装置を備えることを特徴とする。
本発明によれば、対向試験や通信を行う被試験装置や対向装置と個別の時刻同期を行い柔軟な環境を構築することができ、擬似交換機や当該通信装置の開発作業量を削減することができる。
(A)第1の実施形態
以下では、本発明の同期システム、同期方法、同期プログラム及び通信装置の第1の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
第1の実施形態では、シミュレータとして動作する擬似交換機を用いて、交換機制御装置の対向試験を行うシステムに、本発明を適用した実施形態を例示して説明する。
(A−1)交換機の保守/運用システムの構成の説明及び同期方法等の条件
例えば、電話機、携帯電話機などの通信網は、多数かつ多種の交換機を組み合わせて構成されている。交換機の保守/運用作業(状態の把握、設定データの変更、制御ソフトウェアの入替えなど)は、交換機を制御するために用意されたコマンド文(文字列)を用いたコマンドライン・インタフェースによって行えるようになっている。その操作を効率的かつ確実に実施するために、図2及び図3に示すような保守/運用システムが用いられる。
図2は、交換機制御装置を用いた交換機の保守/運用システムの構成を示す構成図である。図2において、交換機制御装置20は、複数種類の交換機30−A〜30−Cに対応している場合が多く、各交換機30−A〜30−Cの種別に応じて一連のコマンドを送信し、各交換機30−A〜30−Cからの応答を受信することにより、各交換機の保守/運用作業を実現している。
図3は、交換機制御装置を用いて、遠隔的に一括して複数の交換機の保守/運用を行う交換機の保守/運用システムの構成を示す構成図である。図3において、保守/運用作業を遠隔操作する場合、交換機制御装置20及び各交換機30とネットワークとの間は、TCP/IPを用いたLANを介して接続されることが多い。また、多数の交換機30の保守/運用に対応するために、交換機制御装置20も複数配置される。
ここで、交換機制御装置20からの交換機30の制御は、図4に示すように、交換機制御装置20と交換機30との間に確立した通信路を介して、コマンドと応答のやり取りをすることにより行う。
このコマンドと応答のやり取りには、いくつかのパターンがある。図5、図6、図7、図8、図9には、コマンド応答パターンの例を示す。図5は一番基本的なパターンであり、1つのコマンドに対して、1つの応答を返却するパターンである。図6は、1つのコマンドに対して、複数個の応答を返却するパターンである。図7は、1つのコマンドで要求されたことに対して、課金情報などをファイルで返却するパターンである。図8は、要求されたコマンドに対する交換機での処理に、一定の時間を要する場合のパターンである。図9は、交換機制御装置からのコマンドを契機とせずに、非同期で交換機から通知されるパターンである。
これらのコマンドと応答のやり取りにおいて、交換機30からの応答(及び通知)には、時刻情報が設定される。時刻情報は、交換機30の状態把握など、交換機30の保守/運用に関わる情報として使用される。交換機制御装置20と交換機30を含む保守/運用システムでは、例えばNTPなどによる時刻の同期が行われており、この時刻情報も、同期された時刻となっている。
図10は、時刻情報設定したコマンド応答の例として、トラヒック情報収集コマンドのやり取りを示すシーケンス図である。
図10に示す例は、交換機制御装置20が、周期的にトラヒック情報を収集させ、その収集したトラヒック情報及びトラヒック情報の収集時刻を周期的に応答することを、交換機30に対して要求するコマンド(トラヒック情報収集コマンド)を送信した場合である。
交換機30は、交換機制御装置20からコマンドを受信すると(ステップS901)、その指定された周期(例えば、1分、3分、60分など)でのトラヒック情報を収集する。そして、その指定周期毎に、交換機30は、トラヒック情報とトラヒック情報の収集時刻を含む応答を交換機制御装置20に送信する(ステップS902、S903、S904)。
交換機制御装置20側では、交換機30から返却されたコマンド応答に基づいて、トラヒック情報及び収集時刻を所定の方法(例えば画面へのグラフ表示、CSVファイルへの出力など)で出力する(ステップS905)。
ここで、交換機30の送信するトラヒック情報の収集時刻は、交換機30の管理するシステム時刻が設定されるものである。
交換機制御装置20と交換機30との間では同期が行われているため、交換機制御装置20側に出力されるトラヒック情報の収集時刻(交換機30側でトラヒック情報を収集した時刻)は、交換機制御装置20側の時刻とほぼ一致しており、交換機制御装置20側の時刻とも矛盾のないものとなっている。
例えば、同期が行われておらず交換機30側のシステム時刻が交換機制御装置20側よりも5分遅れている場合には、交換機制御装置20のシステム時刻が17:30の時に出力されている収集時刻17:10のトラヒック情報は、その時点から20分前のトラヒックではなく、15分前のトラヒックとなる。
しかし、交換機制御装置20と交換機30との同期が行われていれば、交換機制御装置20のシステム時刻が17:30時点での、収集時刻17:10のトラヒック情報は、20分前のトラヒックとなる。
このように、交換機制御装置20と交換機30との同期を行うことにより、交換機制御装置20側に出力される時刻情報を見る場合に、交換機制御装置20側と交換機30側のどちらで取得した時刻情報であるかを、ほぼ意識せずに扱うことができるようになっている。
ただし、交換機制御装置20側で見る交換機30側の時刻情報は、交換機制御装置20と交換機30との間の通信を介して受け渡しされるものであるため、通信に要する時間のずれは発生する。そのずれのため、交換機制御装置20側から見た、交換機30との同期は、厳密な一致(ナノ秒単位、ミリ秒単位の同期)とまではなっていないが、ほぼ一致(秒単位の同期)している。
上述したように、交換機制御装置と交換機との間では、本来、時刻の同期が行われている。このため、交換機制御装置の対向試験を行う場合、シミュレータとして動作する交換機と交換機制御装置(被試験機)との間でも、何らかの方法により同期を行うことが必要である。
交換機制御装置と交換機との間は、TCP/IPを介したコマンドと応答のやり取りで成り立っている。
そのため、交換機制御装置を試験するための擬似交換機として動作するシミュレータの同期方法については、以下のことを前提とすることができる。
(1)同期範囲
交換機制御装置の対向試験環境に含まれる擬似交換機と交換機制御装置の全てを、1つの時刻に同期させる必要はない。全ての装置のシステム時刻を同期させる必要もない。コマンドと応答のやり取りを行っている一対一対の交換機制御装置と擬似交換機との間で、時刻が同期していれば十分であり、更には、送受信データ(コマンドと応答)に設定される時刻情報と、交換機制御装置のシステム時刻が同期していれば十分である。
(2)同期精度
比較的おおまかな同期(秒単位の同期)で十分であり、精度の高い同期(ナノ秒単位、ミリ秒単位の同期)は不要である。
上記より、第1の実施形態に係る同期方法は、下記(a)〜(b)の特徴を持つ擬似的な同期を行うことにより、擬似交換機が、交換機制御装置に対して、あたかも同期が取れているかのように見せかけるものである。
交換機制御装置及び擬似交換機の実際のシステム時刻は変更しない。
(a)個々の交換機制御装置と擬似交換機の間のみの同期
(b)送受信データに設定する時刻情報のみの同期
(c)交換機制御装置から取得した時刻情報を用いる同期
(A−2)第1の実施形態の構成
図1は、第1の実施形態の擬似交換機10上で実現される機能構成を示すブロック図である。図11は、交換機制御装置20−1〜20−n(nは正の整数)と擬似交換機10及び交換機制御装置個別制御部2との対応関係を説明する説明図である。
図1において、シーケンス制御部1、交換機制御装置個別制御部2、TCP/IP制御部3、タイマ制御部4、時刻同期制御部5、送受信データ制御部6を少なくとも有して構成される。
擬似交換機10は、複数の交換機制御装置を同時にシミュレーションするために、擬似的な交換機として機能するものである。擬似交換機10は、個々の交換機制御装置に対して、それぞれの交換機制御装置のシステム時刻に応じて同期を行っているかのように見せるものである。
ここで、擬似交換機10は、例えば汎用なワークステーション等のコンピュータを適用できる。擬似交換機10は、ある交換機制御装置からイベントを受信すると、これに応答する仮想的な交換機として機能する。複数の交換機制御装置の各々からイベントを受信した場合には、各々のイベントに対する仮想的な交換機として同時に並行して処理を実行する。これにより、複数の交換機制御装置を同時にシミュレートすることができる。
交換機制御装置個別制御部2は、被試験機である複数の交換機制御装置20(20−1〜20−n)が正常に動作するか否かの対向試験を個別に行う制御部である。交換機制御装置個別制御部2は、対向試験を行う各交換機制御装置20について、それぞれ同期情報21−1〜21−nを有する。そして、この同期情報21(21−1〜21−n)を用いて、交換機制御装置個別制御部2は各交換機制御装置20との間の時刻同期を行う。
図12は、交換機制御装置個別制御部2の有する各交換機制御装置20の同期情報21の構成を説明する構成図である。
図12に示すように、同期情報21は、交換機制御装置識別情報211、交換機制御装置接続情報212、同期時刻保存域213、差分時間保存域214、補正時間情報215を少なくとも有して構成される。
交換機制御装置識別情報211は、各交換機制御装置20を識別する識別情報である。例えば、交換機制御装置20を一意に識別できる連番を適用できる。擬似交換機10は、この交換機制御装置識別情報211により交換機制御装置20を識別する。
交換機制御装置接続情報212は、通信路を介して接続する各交換機制御装置20のネットワーク情報であり、例えば、IPアドレス、ポート番号などがある。
同期時刻保存域213は、各交換機制御装置20のシステム時刻を保存する記憶領域である。各交換機制御装置20からは定期的(例えば1秒毎)にシステム時刻を取得し、このシステム時刻を同期時刻保存域213に保存する。これにより、同期開始後から同期終了まで定期的に時刻情報が更新される。同期時刻保存域213には、常に、各交換機制御装置20と同期の取れた時刻情報が保存される。
差分時間保存域214は、各交換機制御装置20と擬似交換機10のシステム時刻の差分情報を保存する記憶領域である。同期開始から同期終了までの任意の時点で、この差分時間と擬似交換機のシステム時刻により、交換機制御装置のシステム時刻を算出することができる。本領域は、同期開始時に設定され、同期終了まで参照される。
補正時間情報215は、同期時刻の誤差を補正するための時間情報である。
時刻同期制御部5は、交換機制御装置個別制御部2から指定された各々の交換機制御装置20との間の時刻同期を個別的にかつ擬似的に処理するものである。
時刻同期制御部5による時刻同期方法としては、各々の交換機制御装置20のシステム時刻(同期情報)を取得しこれを保存する。そして、後述するタイマ制御部4の所定時間のインターバルタイマを起動させ、このインターバルタイマのタイムアウト検知時に、交換機制御装置20からシステム時刻(同期情報)を取得・保存を繰り返すことで、交換機制御装置20との間の擬似的な時刻同期を行う方法がある。
別の時刻同期方法としては、時刻同期制御部5が、各々の交換機制御装置20のシステム時刻を取得しこれを保存する。さらに、この各交換機制御装置20のシステム時刻と擬似交換機10のシステム時刻との差分を求めこれを保存する。そして、後述するタイマ制御部4の所定時間のインターバルタイマを起動させ、このインターバルタイマのタイムアウト検知時に、擬似交換機10のシステム時刻又は保存する各交換機制御装置20のシステム時刻をインクリメントし、これを保持する方法がある。
TCP/IP制御部3は、各々の交換機制御装置20と擬似交換機10との間の通信路を確立、開放し、通信路を介してデータ信号の送受信を制御するものである。
シーケンス制御部1は、交換機制御装置20から受信したコマンドに対して、擬似交換機10が実施すべき動作を判定するものである。シーケンス制御部1は、交換機制御装置個別制御部2の制御を受けて、各々の交換機制御装置20から受信した個別のコマンドに対する個別に動作を行う。擬似交換機10の実施すべき動作は、コマンドの種類によって異なるが、例えば図4〜図9で説明したように、コマンドに対する適切な応答を行ったり、適切なタイミングで返却したりするなどの動作である。
送受信データ制御部4は、各交換機制御装置20からの受信データからコマンドを抽出し、シーケンス制御部1に与えるものである。また、送受信データ制御部4は、シーケンス制御部1からコマンドに対する応答を受信すると、その応答データを作成して、対応する各交換機制御装置20に送信するものである。
タイマ制御部4は、所定時間のインターバルタイマを制御するものである。タイマ制御部4は、時刻同期制御部5からの指示を受けてインターバルタイマを起動させ、インターバルタイマのタイムアウトを検出し、その旨を時刻同期制御部5に通知する。
(A−3)第1の実施形態の動作
次に、第1の実施形態の擬似交換機10を用いて、各交換機制御装置20と擬似交換機10との間の時刻同期方法の動作を、図面を参照しながら説明する。
擬似交換機10は、同期要因の発生を契機に各交換機制御装置20との時刻の同期を開始し、同期要因が解消するまで同期を取り続ける。
同期要因としては、例えば特定のコマンドの受信などがある。その場合、そのコマンドに対する応答に時刻情報を設定して交換機制御装置へ返却することにより同期要因が解消する。
第1の実施形態に係る同期方法としては、以下の2つの方法がある。
(1)毎回同期の方法
擬似交換機のシステム時刻の精度に依らず、交換機制御装置のシステム時刻との同期を擬似する方法である。擬似交換機のシステム時刻の精度が、交換機制御装置のシステム時刻の精度に対して、著しく低い(時刻のずれが激しい)場合に有効である。
(2)初回同期の方法
時刻同期のための交換機制御装置との通信処理を、同期開始時にのみ行う方法である。
交換機制御装置からのシステム時刻取得に伴う、交換機制御装置側の負荷を軽減する必要がある場合に有効である。
以下では、上述した毎回同期の方法及び初回同期の方法の動作について、図13及び図14を参照しながら説明する。
(A−3−1)毎回同期の方法
図13は、毎回同期の方法の処理を示すシーケンス図である。図13では、1つのコマンドに対して1つの応答を返却するパターンを例示して説明する。
図13において、交換機制御装置20は、自装置内のシステム時刻25を「A−1」、「A」、「A+1」、…のように計時する。また、擬似交換機10も、自装置内のシステム時刻15を「B−1」、「B」、「B+1」、…のように計時する。
まず、交換機制御装置20は、擬似交換機10に対してコマンドを送信する。擬似交換機10では、このコマンドの受信を同期要因の発生として時刻同期を開始する(ステップS101)。
このコマンドは、例えばトラフィック情報の収集を要求するコマンドなど、交換機制御装置20との同期の取れた時刻設定が必要な特定のコマンドとすることができる。コマンドには、コマンド種別を識別するコマンド種別情報が含まれており、擬似交換機10は、このコマンド種別情報を識別することにより、同期要因のコマンドか否かを判断することができる。なお、特定のコマンドに限定することはなく、全てのコマンドの受信を同期要因とするようしても良い。
またこのとき、擬似交換機10の交換機制御装置個別制御部213は、被試験機の交換機制御装置20の同期情報21を設定しておく。
さらに、擬似交換機10では、シーケンス制御部1により当該コマンドに対する応答処理がなされる。ここでのシーケンス処理の詳細な説明は省略する。
ステップS101で、擬似交換機10が同期要因発生を検知すると、交換機制御装置20に対して同期時刻(システム時刻)の取得処理を行う(ステップS102)。この同期時刻の取得処理については後述する。
擬似交換機10が交換機制御装置20からシステム時刻を取得すると、交換機制御装置個別制御部2の制御により、交換機制御装置20のシステム時刻を同期情報21の同期時刻保存域213に保存する(ステップS103)。時刻同期制御部5は、この同期保存域213に保存された時刻情報を用いて交換機制御装置20との同期時刻として管理する。
例えば、同期時刻取得時(ステップS102)の交換機制御装置20のシステム時刻が「A」である場合、擬似交換機10はシステム時刻「A」を同期時刻として同期時刻保存域213に保存する。
交換機制御装置20との同期時刻の保存後、擬似交換機10では、次回の同期時刻取得のタイミングをとるために、タイマ制御部4がインターバルタイマを起動する(ステップS104)。例えば、インターバルタイマのタイマ値を1秒とする。
そして、タイマ制御部4がインターバルタイマのタイムアウトを検知すると、擬似交換機10は交換機制御装置20から同期時刻(システム時刻)を取得し、その取得したシステム時刻を同期時刻として同期時刻保存域213に保存する(ステップS105)。
例えば、2回目の同期時刻取得時の交換機制御装置20のシステム時刻が「A+1」である場合、擬似交換機10はシステム時刻「A+1」を同期時刻として更新する。
以後、同期要因が解消するまで、インターバルタイマを用いた同期時刻取得処理を繰り返す。
そして、擬似交換機10では、交換機制御装置個別制御部2が同期時刻保存域213に保存されている時刻を時刻情報として応答データに設定し、交換機制御装置20に送信する(ステップS106)。このコマンド応答の送信により、同期要因が解消する。
なお、1つのコマンドに対して複数個の応答を返却するパターンの場合、必要な応答を返却するまで、同期時刻取得処理を繰り返し行い、最後の応答を送信することにより同期要因が解消する。
(A−3−2)初回同期の方法
図14は、初回同期の方法の処理を示すシーケンス図である。図14でも、1つのコマンドに対して1つの応答を返却するパターンを例示して説明する。
初回同期の方法は、同期開始時にのみ、交換機制御装置の時刻情報を取得し、以後は、擬似交換機上のシステム時刻との差分を用いて、交換機制御装置の時刻情報を算出する方法である。
まず、交換機制御装置20は、擬似交換機10に対してコマンドを送信する。擬似交換機10では、このコマンドの受信を同期要因の発生として時刻同期を開始する(ステップS201)。ステップ201はステップ101に対応する処理である。
擬似交換機10が同期要因発生を検知すると、交換機制御装置20に対して時刻同期(システム時刻)の取得処理を行う(ステップS202)。この同期時刻の取得処理については後述する。
ステップS203では、擬似交換機10において、交換機制御装置個別制御部2が交換機制御装置20のシステム時刻を同期時刻保存域213に保存する。また、交換機制御装置20のシステム時刻と擬似交換機10のシステム時刻との差分を算出し、その差分時間を差分時間保存域214に保存する。
例えば、同期時刻取得時の交換機制御装置20のシステム時刻が「A」であるとする。この場合、このシステム時刻「A」を同期時刻保存域213に保存する。また、同期時刻取得時の擬似交換機10のシステム時刻が「B」であるとすると、これらシステム時刻の差分「C(=A−B)」を差分時間保存域214に保存する。
交換機制御装置20との同期時刻及び差分時間の保存後、擬似交換機10では、タイマ制御部4がインターバルタイマを起動する(ステップS204)。例えばインターバルタイマのタイマ値は1秒とする。
そして、タイマ制御部4がインターバルタイマのタイムアウトを検知すると、その時点の擬似交換機10のシステム時刻と、差分時間保存域214に保存されている差分時間とを用いて同期時刻を算出し、同期時刻保存域213に保存する(ステップS205)。
例えば、インターバルタイマのタイムアウト検知時の擬似交換機10のシステム時刻がB+1」とする。この場合、このシステム時刻「B+1」と差分時間「C」とを足し合わせた情報(「(B+1)+C」)を同期時刻として同期時刻保存域213に保存する。
なお、インターバルタイマのタイマ周期は、交換機制御装置20のシステム時刻の計時周期と一致していることが望ましい。
以後、同期要因の解消まで、インターバルタイマのタイムアウトの検知により、同期時刻の算出を定期的に繰り返す。
そして、擬似交換機10では、交換機制御装置個別制御部2が同期時刻保存域213に保存されている時刻を時刻情報として応答データに設定し、交換機制御装置20に送信する(ステップS206)。このコマンド応答の送信により、同期要因が解消する。
なお、1つのコマンドに対して複数個の応答を返却するパターンの場合、必要な応答を返却するまで、同期時刻の算出処理を繰り返し行い、最後の応答を送信することにより同期要因が解消する。
(A−3−3)同期時刻取得処理
図15は、同期時刻取得処理の動作を示すシーケンス図である。なお、この同期時刻の取得に要する時間は、秒単位の同期を行う上では、無視できる程度と考える。
まず、擬似交換機10は、交換機制御装置20の時刻返却サービス部26への通信路の通信路の接続を行う(ステップS301)。
ここで、交換機制御装置20の時刻返却サービス部26とは、特定の受付口(例えばポート番号)に通信路を接続されると、その時点のシステム時刻をデータとして送信した後、通信路を切断するものである。例えば、UNIX(登録商標)系、Linux(登録商標)系では、標準的にサポートされているdaytimeプロトコルに従ったdaytimeサービスを適用できる。
交換機制御装置20では、擬似交換機10からの時刻取得要求を受け取ると、時刻返却サービス部26が交換機制御装置20の時刻データ(システム時刻)を送信する。擬似交換機10は、交換機制御装置20の時刻返却サービス部26から時刻データ(システム時刻)を受信すると、この時刻データ(システム時刻)を同期時刻として同期時刻保存域213に保存する(ステップS302)。
交換機制御装置20の時刻返却サービス部26により通信路が切断される。これにより、擬似交換機10は、同期時刻取得処理の完了を認識する(ステップS303)。
(A−3−4)同期時刻の補正処理
図15では、同期時刻取得に要する時間が無視できることを前提として説明したが、厳密に見たときには図16に示すような同期時刻のずれが生じ得る。図16は、同期時刻のずれの発生を説明する説明図である。
図16のステップS305において、時刻返却サービス部26の時刻データの送信時刻と、擬似交換機10の時刻データの同期時刻保存域213への保存時刻とは、厳密には同時刻でない。従って、図16に示す時間「x」だけずれが生じ得る。
また、図16のステップS306において、時刻返却サービス部26の通信路の切断時刻と、擬似交換機10の差分時間の差分時間保存域214への保存時刻とは、厳密には同時刻でない。従って、図16に示す時間「z」だけずれが生じ得る。
試験環境の状況によっては、これらの時間のずれが、無視できない程度となる場合、かつ、この時間のずれがほぼ一定している場合、以下のようにして補正する処理を行うことができる。
図17は、毎回同期の方法での補正処理を含む同期処理を示すシーケンス図である。図17において、擬似交換機10が交換機制御装置20に対して同期時刻取得のための接続要求を行い(ステップS401)、交換機制御装置20からの時刻データが擬似交換機10に与えられる(ステップS402)。
このとき、擬似交換機10は、図17の時間「x」に相当する補正時間情報を予め設定しておく。そして、交換機制御装置20から取得したシステム時刻に、補正時間情報を加算した情報を、同期時刻として同期時刻保存域213に保存する(ステップS403)。
例えば、交換機制御装置20から取得したシステム時刻が「A」である場合に、このシステム時刻「A」に補正時間「x」を加算した情報A´(=A+x)を同期時刻保存域213に保存する。以後も同様に取得したシステム時刻に補正時間情報を用いて同期時刻を算出する(ステップS404、S405)。
図18は、初回同期の方法での補正処理を含む同期処理を示すシーケンス図である。図18において、擬似交換機10が交換機制御装置20に対して同期時刻取得のための接続要求を行い(ステップS501)、交換機制御装置20からの時刻データが擬似交換機10に与えられ、システム時刻を同期時刻として同期時刻保存域213に保存する(ステップS502)。
また、交換機制御装置20から通信路の切断がなされると(ステップS503)、擬似交換機10は、上述したシステム時刻の差分時間を算出する。
このとき、擬似交換機10は、図18の時間「z」に相当する補正時間情報を予め設定しておく。そして、交換機制御装置20のシステム時刻と擬似交換機10のシステム時刻との差分時間に補正時間情報を考慮して算出した情報を差分時間情報として差分時間保存域214に保存する(ステップS504)。
例えば、交換機制御装置20から取得したシステム時刻が「A」であり、その取得時の擬似交換機10のシステム時刻が「B」であるとする。この場合に、これらシステム時刻の差分時間として、C=(A+z)−Bにより差分時間Cを算出して保存する。
(A−4)第1の実施形態の効果
以上のように、第1の実施形態によれば、以下に示す効果が得られる。
(1)日時混在と時刻同期を両立させる対向試験環境の実現
日時設定の異なる複数の交換機制御装置の、交換機側との同期を伴う試験を、1つの試験環境内で実施することが可能となる。
対向試験では、交換機制御装置を特殊な日時設定にした状態での試験が必要となる場合がある。そのような交換機制御装置の混在を可能とすることにより、試験環境構築の柔軟性が高くなる。
図19は、従来の交換機を使用した交換機制御装置の対向試験環境を示す説明図ある。また、図20は、第1の実施形態の擬似交換機を用いた交換機制御装置の対向試験環境を示す説明図である。
図19(A)、(B)に示すように、異なる日時設定で交換機制御装置20−1及び20−2の対向試験を行う場合、実施タイミングを分ける必要がある。そのため、複数の交換機制御装置20−1及び20−2の同時試験を実施することができなかった。
これに対して、図20に示すように、擬似交換機10が、交換機制御装置20−1及び20-2に対して個別の時刻同期を行うことで、異なる日時設定での対向試験を同時に実施することが可能となる。
(2)擬似交換機の開発作業量の削減
擬似交換機に同期機能を組み込むための開発作業量を削減できる。
試験対象である交換機制御装置からの時刻情報の取得と、その交換機制御装置との間の送受信データに設定する時刻情報のみで、同期を実現するため、実現が容易である。
さらに、UNIX(登録商標)系、Linux(登録商標)系で標準的にサポートされているdaytimeサービスを利用すれば、交換機制御装置からの時刻情報の取得に関する交換機制御装置側の作り込みは不要となる。
(B)他の実施形態
(B−1)第1の実施形態では、交換機制御装置の対向試験に用いる擬似交換機の同期方法に本発明を適用した場合を例示した。しかし、本発明は、交換機制御装置と擬似交換機との同期方法に限定されるものではない。
例えば、対向装置との間で授受する送受信データに設定される時刻情報のみに同期が必要なものであり、かつ、その同期精度が例えば秒単位程度の同期で十分であるときには、その対向装置との間の同期方法に広く適用できる。
また、第1の実施形態では、交換機制御装置のシミュレータに本発明を適用する場合を例示したが、交換機のシミュレータに本発明を適用するようにしても良い。
さらに、第1の実施形態では、シミュレータに本発明を適用する場合を例示したが、シミュレータに限定されることなく、ネットワークを通じて行う複数の通信装置間での同期方法に本発明を適用してもよい。
(B−2)第1の実施形態において、図13及び図14のインターバルタイマのタイマ値は、1秒である場合を例示した。しかし、そのタイマ値は特に限定されるものでない。例えば、その同期が10秒単位、分単位で十分である場合には、そのタイマ値は、それぞれ、10秒、1分などとして適用してもよい。
(B−3)第1の実施形態では、毎回同期の方法と初回同期の方法の2通りの同期方法を示した。いずれの同期方法を適用するかは、例えばシステム開発者等が、擬似交換機のシステム時刻の精度や交換機制御装置側の負荷等に応じて決定することができる。
また、いずれかの同期方法のみの適用だけでなく、2つの同期方法を切り替えて適用するようにしても良い。この場合、例えば、交換機制御装置個別制御部2が、決定する同期方法を示す同期方法識別情報を同期情報21に設定しておき、その同期方法識別情報を判断することで、同期方法の切替処理を行うことで実現できる。また、システム開発者などの操作を受けて同期方法を切り替えるようにしても良い。
(B−4)コマンド応答や非同期通知の内容に時刻情報が含まれる場合、その他課金情報等を処理する装置を被試験機とする場合にも本発明を適用できる。
第1の実施形態の擬似交換機の機能構成を示すブロック図である。 交換機制御装置を用いた交換機の保守/運用システムの構成を示す構成図である。 交換機制御装置を用いて交換機の遠隔的な保守/運用システムの構成を示す構成図である。 交換機制御装置と交換機との間のコマンドと応答のやり取りを説明する説明図である。 1つのコマンドに対して1つの応答を行うコマンド応答パターンを説明する説明図である。 1つのコマンドに対して複数個の応答を行うコマンド応答パターンを説明する説明図である。 1つのコマンドで要求されたファイルを応答するコマンド応答パターンを説明する説明図である。 要求されたコマンドに対して、一定時間経過後に応答するコマンド応答パターンを説明する説明図である。 非同期で応答するコマンド応答パターンを説明する説明図である。 時間設定が必要なコマンド(トラフィック情報収集コマンド)に対する応答のやり取りを説明する説明図である。 第1の実施形態の擬似交換機と交換機制御装置との関係を説明する説明図である。 第1の実施形態の同期情報の構成を説明する構成図である。 第1の実施形態に係る毎回同期の方法の動作を示すシーケンス図である。 第1の実施形態に係る初回同期の方法の動作を示すシーケンス図である。 第1の実施形態に係る同期時刻取得処理の動作を示すシーケンス図である。 第1の実施形態の同期時刻取得時に生じる時刻のずれを説明する説明図である。 第1の実施形態において時刻のずれを補正する処理を含む毎回同期の方法の動作を示すシーケンス図である。 第1の実施形態において時刻のずれを補正する処理を含む初回同期の方法の動作を示すシーケンス図である。 従来の交換機制御装置の対向試験環境を説明する説明図である。 第1の実施形態の擬似交換機を用いた交換機制御装置の対向試験環境を説明する説明図である。
符号の説明
10…擬似交換機、1…シーケンス制御部、2…交換機制御装置個別制御部、3…TCP/IP制御部、4…タイマ制御部、5…時刻同期制御部、6…送受信データ制御部、15…擬似交換機システム時刻、21…同期情報、211…交換機制御装置識別情報、212…交換機制御装置接続情報、213…同期時刻保存域、214…差分時間保存域、215…補正時間情報215、
20−1〜20−n…交換機制御装置、25…交換機制御装置システム時刻、26…時刻返却サービス部。

Claims (9)

  1. 1又は複数の対向装置との間で擬似的な同期を行う通信装置の同期装置であって、
    同期確立を図る上記対向装置から当該対向装置のシステム時刻情報を取得し、この対向装置のシステム時刻情報を変化させながら上記対向装置との間で擬似的な時刻同期を行う時刻同期制御手段を備えることを特徴とする同期装置。
  2. 上記時刻同期制御手段が、上記対向装置のそれぞれから個別に上記システム時刻情報を取得し、擬似的な時刻同期を個別に行うものであることを特徴とする請求項1に記載の同期装置。
  3. 上記時刻同期制御手段が、
    同期確立を図る上記対向装置から上記システム時刻情報を取得する時刻情報取得部と、
    上記システム時刻情報を上記対向装置毎に保存する時刻情報保存部と、
    上記各対向装置のシステム時刻情報を所定周期毎に変更し、上記対向装置との間の擬似的な時刻同期を行う時刻同期実行部と
    を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の同期装置。
  4. 上記時刻同期実行部が、上記時刻情報取得部に対して所定周期毎に上記対向装置から現在の上記システム時刻情報を取得させ、上記時刻情報保存部の保存内容を現在の上記システム時刻情報に更新させるものであることを特徴とする請求項3に記載の同期装置。
  5. 上記時刻同期制御手段が、
    上記時刻情報保存部に保存される同期開始時の上記システム時刻情報と、当該通信装置のシステム時刻情報との差分時間情報を求める差分時間算出部と、
    上記差分時間情報を上記対向装置毎に保存する差分時間保存部と
    を更に有し、
    上記時刻同期実行部が、所定周期毎に獲得する当該通信装置のシステム時刻情報及び上記差分時間情報に基づき上記時刻情報保存部の保存内容を変更するものであることを特徴とする請求項3に記載の同期装置。
  6. 上記時刻同期制御手段が、上記時刻同期保存部又は上記差分時間保存部に保存する際に、上記各対向装置からの上記システム時刻情報の取得に係る時刻ずれを補正するものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の同期装置。
  7. 1又は複数の対向装置との間で擬似的な同期を行う通信装置の同期方法であって、
    時刻同期制御手段が、同期確立を図る上記対向装置から当該対向装置のシステム時刻情報を取得し、この対向装置のシステム時刻情報を変化させながら上記対向装置との間で擬似的な時刻同期を行うことを有することを特徴とする同期方法。
  8. 1又は複数の対向装置との間で擬似的な同期を行う通信装置の同期プログラムであって、
    上記通信装置を、
    同期確立を図る上記対向装置から当該対向装置のシステム時刻情報を取得し、この対向装置のシステム時刻情報を変化させながら上記対向装置との間で擬似的な時刻同期を行う時刻同期制御手段として機能させることを特徴とする同期プログラム。
  9. 1又は複数の対向装置との間で擬似的な同期を行う通信装置において、請求項1〜6のいずれかに記載の同期装置を備えることを特徴とする通信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110119335A (zh) * 2019-03-27 2019-08-13 平安科技(深圳)有限公司 服务器ntp进程监控方法、电子装置及存储介质

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