JP2010140134A - 仮想マシン管理方法、プログラムおよび管理サーバ - Google Patents

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Abstract

【課題】仮想マシン間の依存関係を考慮して仮想マシンを配置することを目的とする。
【解決手段】異なる物理マシン121で実行されている2つの仮想マシン122間の通信量を取得して、この通信量が通信量閾値を超えた回数をカウントし、前記した2つの仮想マシン122間の双方向で、この回数が規定値を超えたとき、これら2つの仮想マシン122が、同じ物理マシン121で実行されるよう、前記物理マシン121に前記2つの仮想マシン122のうち、少なくとも1つの配置を決定し、前記決定に従って前記仮想マシン122を移動させることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、仮想マシン管理方法、プログラムおよび管理サーバの技術に関する。
複数の仮想マシンを複数の物理マシンに配置する際、仮想マシンや物理マシンのパフォーマンスのデータの測定値をそのまま比較し、最適なパフォーマンスとなる配置を算出する仮想マシン管理装置およびプログラムが開示されている(例えば、特許文献1)。
特開2005−115653号公報
特許文献1に記載の技術では、パフォーマンス値の最大・最少を考慮して仮想マシンを配置するが、複数の仮想マシンから構成される計算機システムにおいて、仮想マシン間の関係を考慮した配置ができないという問題がある。一般に、仮想マシン間の通信において、異なる物理マシンで実行されている仮想マシン間の通信よりも、同一物理マシンで実行されている仮想マシン間の通信の方が高速である。しかしながら、特許文献1に記載の技術などでは、依存関係の高い(例えば、互いに通信をよく行う)仮想マシンを異なる物理マシンに配置してしまう。その結果、ネットワーク通信がボトルネックとなり計算機システム全体として十分なパフォーマンスを出すことできなくなるという問題がある。
このような背景に鑑みて本発明がなされたのであり、本発明は、仮想マシン間の依存関係を考慮して仮想マシンを配置することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明は、異なる物理マシンで実行されている仮想マシンにおける依存関係度が高い仮想マシン同士を同じ物理マシンに配置することを特徴とする。
本発明によれば、仮想マシン間の関係を考慮して仮想マシンを配置することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態(「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態は、仮想マシン間の依存関係度の指標値を基に、仮想化環境を最適化するシステムを提供する。
ここで、仮想化環境の最適化とは、複数の仮想マシン122から構成されうる計算機システム1が、好適なパフォーマンスを発揮できるような仮想化環境を実現することである。本実施形態では、仮想化環境を最適化するために、定期的に仮想化環境を分析し、ネットワーク131におけるボトルネックが発生しないよう、仮想マシン122の適切な配置をおこなう。
具体的には、仮想マシン122間の依存関係度の指標値の一例として、仮想マシン122間の通信量が閾値を超えた回数を算出し、この回数が規定値を超えたことによって依存関係があるか否かを定義する。つまり、本実施形態では、互いによく通信しあっている仮想マシン122を、所定以上の依存関係がある仮想マシン122として、同一の物理マシン121で実行されるよう仮想マシン122を配置する。なお、依存関係度の指標値は、通信量や、通信量が閾値を超えた回数に限られず、同一の人物が使用する頻度などで定義してもよい。
《構成》
(システム)
図1は、本実施形態に係る計算機システムの構成例を示す図である。
計算機システム1は、ネットワーク131で接続された、管理サーバ101と複数の物理マシン121を有する。
物理マシン121は仮想化機構部123と、少なくとも1つの仮想マシン122とリソース情報取得部126を有して構成されている。仮想化機構部123は、仮想マシン122間における仮想的なネットワークスイッチである仮想ネットワークスイッチ124と、通信情報取得部125を有する。物理マシン121には、各部122〜126のプログラムを格納している記憶部127が接続されている。
管理サーバ101は、リソース情報管理部102と、通信情報管理部103(通信情報取得部)と、仮想マシン配置先決定部104を有している。さらに、管理サーバ101には、記憶部111が接続されており、この記憶部111には、仮想マシンIP(Internet Protocol)アドレス管理テーブル112、仮想マシン配置情報管理テーブル113、物理マシンリソース情報管理テーブル114、仮想マシンリソース情報管理テーブル115、通信情報管理テーブル116(依存関係度管理情報)および閾値情報117が格納されている。
なお、物理マシン121における仮想化機構部123、リソース情報取得部126および通信情報取得部125の機能については、図11で示すフローチャートで後記する。また、管理サーバ101におけるリソース情報管理部102、通信情報管理部103および仮想マシン配置先決定部104の機能については、図10および図12で示すフローチャートで後記する。さらに、仮想マシンIPアドレス管理テーブル112、仮想マシン配置情報管理テーブル113、物理マシンリソース情報管理テーブル114(物理マシン使用可能リソース情報)、仮想マシンリソース情報管理テーブル115(仮想マシン使用リソース情報)および通信情報管理テーブル116については、図5〜図9で後記する。また、閾値情報117には、図10において後記するステップS107で用いる通信量閾値や、ステップS109で用いる規定値などが格納されている。
また、本実施形態では、仮想マシンIPアドレス管理テーブル112、仮想マシン配置情報管理テーブル113、物理マシンリソース情報管理テーブル114、仮想マシンリソース情報管理テーブル115、通信情報管理テーブル116が、管理サーバ101に接続されている記憶部111に格納されているが、これに限らず、管理サーバ101に内蔵されているハードディスクに格納されたり、物理マシン121または他のマシンに格納されたりしてもよい。
(管理サーバ)
図2は、本実施形態に係る管理サーバのハードウェア構成例を示す図である。なお、図2において、図1と同様の構成要素に関しては同一の符号を付して説明を省略する。
管理サーバ101は、RAM(Random Access Memory)などで構成されるメモリ201、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサ202、ネットワーク131に接続するためのネットワークインタフェース203、および図1の記憶部111に相当する記憶装置205に接続するためのディスクインタフェース204を有する。
メモリ201には、リソース情報管理部102、通信情報管理部103および仮想マシン配置先決定部104のプログラムが、記憶装置205から読み込まれ、プロセッサ202によって実行されることにより各部102〜104が具現化している。
なお、記憶装置205(記憶部111)は、ハードディスクや、フラッシュメモリなどの不揮発性記憶媒体で構成される。
(物理マシン)
図3は、本実施形態に係る物理マシンのハードウェア構成例を示す図である。なお、図3において、図1と同様の構成要素に関しては同一の符号を付して説明を省略する。
物理マシン121は、RAMなどで構成されるメモリ302、CPUなどのプロセッサ303、ネットワーク131に接続するためのネットワークインタフェース304、図1の記憶部127に相当する記憶装置307に接続するためのディスクインタフェース306を有する。
メモリ302には、仮想化機構部123、リソース情報取得部126、少なくとも1つの仮想マシン122、仮想ネットワークインタフェース301、仮想ネットワークスイッチ124、通信情報取得部125の各プログラムが記憶装置307から読み込まれ、プロセッサ303が実行することによって各部122〜126,301を具現化している。
なお、仮想マシン122における仮想ネットワークインタフェース301は、仮想マシン122間の通信を中継する仮想ネットワークスイッチ124に接続されている。また、仮想ネットワークスイッチ124は、接続されている仮想ネットワークインタフェース301のIPアドレスや、この仮想ネットワークインタフェース301の通信先となっている仮想ネットワークインタフェース301のIPアドレス情報や、単位時間あたりのパケット数(通信量)などを保持している。
なお、記憶装置307は、ハードディスクや、フラッシュメモリなどの不揮発性記憶媒体で構成される。
(システム構成例)
図4は、本実施形態で説明する計算機システムの構成の一例である。
以降で説明する図5〜図12は、図4に示す計算機システム1aの構成例に従って説明するものとする。なお、図4に示す構成例は一例であり、図4で示す構成以外でもよいことは当然である。
計算機システム1aには、3台の物理マシン121が設置されている。それぞれの物理マシン121を「物理マシンA」、「物理マシンB」および「物理マシンC」とする。
「物理マシンA」では、「VM−A」および「VM−B」の各仮想マシン122が実行されている。「物理マシンB」では、「VM−C」および「VM−D」の各仮想マシン122が実行されている。そして、「物理マシンC」では、「VM−E」の仮想マシン122が実行されている。各仮想マシン122は、物理マシン121内の仮想的なネットワークや、物理的なネットワークを介して互いに接続している。また、「VM−A」と「VM−C」の間の太線は、これらの仮想マシン122間における通信量が多いことを示している。つまり、この例では、「VM−A」、「VM−C」間において依存関係度の指標値が高い(所定以上の依存関係がある)ことを示している。
《テーブル》
次に、図1〜図4を参照しつつ、図5〜図9を参照して管理サーバ101の記憶部111に格納されている各テーブル112〜116について説明する。
(仮想マシンIPアドレス管理テーブル)
図5は、本実施形態に係る仮想マシンIPアドレス管理テーブルの例を示す図である。
仮想マシンIPアドレス管理テーブル112は、仮想マシン122と仮想マシン122に接続された仮想ネットワークインタフェース301に割り当てられたIPアドレスを関係づけるテーブルである。なお、これ以降、「仮想マシン122に接続された仮想ネットワークインタフェース301に割り当てられたIPアドレス」を「仮想マシン122のIPアドレス」と記載する。
仮想マシン識別子(カラム501)には、各仮想マシン122を識別できる識別子が格納される。IPアドレス(カラム502)には、該当する仮想マシン122のIPアドレスが格納される。
なお、仮想マシンIPアドレス管理テーブル112は、計算機システム1の構築時や、仮想マシン122の追加時に、管理者によって入力される情報である。
(仮想マシン配置情報管理テーブル)
図6は、本実施形態に係る仮想マシン配置情報管理テーブルの例を示す図である。
仮想マシン配置情報管理テーブル113は、どの仮想マシン122が、どの物理マシン121で稼働しているかを管理するためのテーブルである。
物理マシン識別子(カラム601)および仮想マシン識別子(カラム602)において、物理マシン121を特定する識別子と、仮想マシン識別子とが対応付けられている。
(物理マシンリソース情報管理テーブル)
図7は、本実施形態に係る物理マシンリソース情報管理テーブルの例を示す図である。
物理マシンリソース情報管理テーブル114は、物理マシン121が有するプロセッサ303の使用可能量(空容量)と、物理マシン121が有するメモリ302の使用可能量(空容量)が格納される。
カラム701には、物理マシン識別子が格納される。プロセッサ使用可能量(カラム702)は、該当する物理マシン121に搭載されたプロセッサ303のうち、使用されていない量(空容量:単位MHz)を格納している。メモリ使用可能量(カラム703)は、該当する物理マシン121に搭載されたメモリ302のうち、使用されていない量(空容量:MB)を格納している。
(仮想マシンリソース情報管理テーブル)
図8は、本実施形態に係る仮想マシンリソース情報管理テーブルの例を示す図である。
仮想マシンリソース情報管理テーブル115は、仮想マシン122が使用しているプロセッサ303の使用量と、メモリ302の使用量を格納している。
カラム801には、仮想マシン識別子が格納される。プロセッサ使用量(カラム802)は、該当する仮想マシン122が使用している物理マシン121のプロセッサ使用量を格納している。メモリ使用量(カラム803)は、該当する仮想マシン122が使用している物理マシン121のメモリ使用量を格納している。
(通信情報管理テーブル)
図9は、本実施形態に係る通信情報管理テーブルの例を示す図である。
通信情報管理テーブル116は、仮想マシン122が、他の仮想マシン122や、物理マシン121の外部装置と送受信するパケットの数を格納している。
通信元仮想マシン識別子(カラム901)は、通信元となっている仮想マシン122の識別子が格納されている。通信先装置識別子(カラム902)は、通信先となっている装置の識別子が格納される。カラム902において、通信先が計算機システム1内の仮想マシン122でない場合、計算機システム1外の装置(外部装置)であることを示す「外部」が格納される。
通信量(カラム903)は、通信元の仮想マシン122から、通信先装置への通信量を格納している。通信量は、例えば、単位時間当たりのパケット数などである。閾値を超えた回数(カラム904)は、通信量(カラム903)に格納された通信量が、予め閾値情報117に設定されている通信量閾値を超えた回数である。詳しくは、図10で後記する。
なお、同じ物理マシン121で実行されている仮想マシン122同士の情報を通信情報管理テーブル116に格納しないようにしてもよい。
《フローチャート》
次に、図1〜図9を参照しつつ、図10〜図12に沿って本実施形態に係る仮想マシン122管理処理の流れを説明する。
(管理サーバにおける処理)
図10は、本実施形態に係る管理サーバにおける処理の流れを示すフローチャートである。なお、図10に示す処理は、例えば5分に1回の周期で行われる処理である。
まず、管理サーバ101のリソース情報管理部102は、仮想マシン122のリソース情報取得要求と物理マシン121のリソース情報取得要求を、各物理マシン121のリソース情報取得部126に対して送信し、その応答として仮想マシン122および物理マシン121のリソース情報を取得する(S101)。リソース情報に含まれる情報は、仮想マシン識別子、該当する仮想マシン122を実行している物理マシン121の物理マシン識別子、該当する仮想マシン122が使用しているプロセッサ使用量や、メモリ使用量、該当する物理マシン121で使用可能なプロセッサ量(プロセッサ使用可能量)や、使用可能なメモリ量(メモリ使用可能量)などが組となっている情報である。
リソース情報管理部102は、ステップS101で取得したリソース情報に含まれる仮想マシン識別子と、物理マシン識別子とを仮想マシン配置情報管理テーブル113に格納することにより、仮想マシン配置情報管理テーブル113を更新する(S102)。
続いて、リソース情報管理部102は、リソース情報に含まれる物理マシン識別子、該当する物理マシン121で使用可能なプロセッサ量、および使用可能なメモリ量を物理マシンリソース情報管理テーブル114に格納することにより、物理マシンリソース情報管理テーブル114を更新する(S103)。
そして、リソース情報管理部102は、リソース情報に含まれる仮想マシン識別子、該当する仮想マシン122が使用しているプロセッサ使用量およびメモリ使用量を仮想マシンリソース情報管理テーブル115に格納することにより、仮想マシンリソース情報管理テーブル115を更新する(S104)。
次に、通信情報管理部103は、各物理マシン121の通信情報取得部125に対して通信情報取得要求を送信し、その応答として仮想マシン通信情報を取得する(S105)。仮想マシン通信情報には、通信元の仮想マシン122におけるIPアドレス、通信先装置のIPアドレス、および通信量(単位時間当たりのパケット数)である。
そして、通信情報管理部103は、仮想マシンIPアドレス管理テーブル112と、ステップS105で取得した仮想マシン通信情報とを用いて、通信情報管理テーブル116を更新する(S106)。具体的には、通信情報管理部103は、仮想マシン通信情報に含まれる通信元の仮想マシン122におけるIPアドレスをキーとして、仮想マシンIPアドレス管理テーブル112を検索し、該当する仮想マシン識別子を送信元仮想マシン識別子として取得する。そして、取得した送信元仮想マシン識別子を通信情報管理テーブル116のカラム901に格納する。さらに、通信情報管理部103は、仮想マシン通信情報に含まれる通信先装置のIPアドレスをキーとして、仮想マシンIPアドレス管理テーブル112を検索し、該当する仮想マシン識別子を通信先装置識別子として取得する。なお、ここで、通信先装置のIPアドレスに相当するIPアドレスが、仮想マシンIPアドレス管理テーブル112にない場合、通信情報管理部103は、通信先装置の識別子を「外部」とし、通信先が仮想マシン122でないことがわかるようにする。そして、先に送信元仮想マシン識別子が格納されたカラム901に対応するカラム902とカラム903に、取得した送信先装置識別子と、仮想マシン通信情報に含まれる通信量を格納する。
以降、ステップS107からステップS112は、各仮想マシン122に対して行われる処理である。
次に、通信情報管理部103は、通信情報管理テーブル116のカラム902に仮想マシン識別子が格納されているレコード(つまり、送信先が計算機システム1内における仮想マシン122であるレコード)におけるカラム903の通信量を参照し、この通信量が予め設定されている通信量閾値より大きいか否かを判定する(S107)。
ステップS107の結果、通信量が通信量閾値以下の場合(S107→No)、管理サーバ101は、ステップS105へ処理を戻す。
ステップS107の結果、通信量が通信量閾値より大きい場合(S107→Yes)、通信情報管理部103は、通信情報管理テーブル116の閾値を超えた回数(カラム904)を+1インクリメントする(S108)
そして、通信情報管理部103は、通信元および通信先両方の仮想マシン122で通信情報管理テーブル116の閾値を超えた回数(カラム904)の値が、閾値情報117に予め設定されている既定値を超えているか否かを判定する(S109)。通信元および通信先両方の仮想マシン122で閾値を超えた回数が規定値を超えているか否かとは、以下の通りである。仮に、対象となっている仮想マシン122を図4における「VM−A」、「VM−C」とする。このとき、通信元が「VM−A」で、通信先が「VM−C」に該当する閾値を超えた回数(カラム904:第1の回数)が規定値を超えており、かつ通信元が「VM−C」で、通信先が「VM−A」に該当する閾値を超えた回数(第2の回数)も規定値を超えていることを示す。つまり、ステップS109では、「VM−A」および「VM−C」において双方向の通信量が規定値を超えているか否かを判定している。
ステップS109の結果、どちらか仮想マシン122で閾値を超えた回数が規定値以下である場合(S109→No)、管理サーバ101は処理を終了する。
ステップS109の結果、両方の仮想マシン122で閾値を超えた回数が規定値より大きい場合(S109→Yes)、仮想マシン配置先決定部104は、これらの仮想マシン122の仮想マシン識別子をキーとして、仮想マシン配置情報管理テーブル113を参照する。この結果、これらの仮想マシン122が異なる物理マシン121で実行されている場合、仮想マシン配置先決定部104は、各種管理テーブル114,115などを参照して、最適な仮想マシン配置を決定する(S110)。ステップS110の処理の詳細は、図12を参照して後記する。なお、これらの仮想マシン122が同じ物理マシン121で実行されている場合、管理サーバ101は、処理を終了する。
また、ステップS110において、ステップS109で閾値を超えていると判定された2つの仮想マシン122の移動先が検出されなかった場合(後記する図12のステップS315が実行された場合)、管理サーバ101は、何もせずに処理を終了する。
ステップS110の後、仮想マシン配置先決定部104は、ステップS110で決定した仮想マシン122の配置となるよう、該当する物理マシン121の仮想化機構部123に仮想マシン移動要求を送信する(S111)。
そして、通信情報管理部103は、通信情報管理テーブル116において移動した仮想マシン122に該当するレコード(ステップS109を満たすレコード)の閾値を超えた回数(カラム904)の値を0にクリアして(S112)、処理を終了する。
(物理マシンにおける処理)
図11は、本実施形態に係る物理マシンにおける処理の流れを示すフローチャートである。なお、図11の処理は、物理マシン121の起動と同時に開始され、物理マシン121が停止するまで行われる処理である。
まず、リソース情報取得部126が、図10のステップS101の前において、管理サーバ101のリソース情報管理部102から送られたリソース情報取得要求を受信したか否かを判定する(S201)。
ステップS201の結果、リソース情報取得要求を受信していない場合(S201→No)、物理マシン121は、ステップS204へ処理を進める。
ステップS201の結果、リソース情報取得要求を受信した場合(S201→Yes)、リソース情報取得部126は、自身で実行されている仮想マシン122の仮想マシン識別子や、この仮想マシン122におけるプロセッサ使用量や、メモリ使用量などの仮想マシン122のリソース情報を取得し、さらに自身の物理マシン識別子や、プロセッサ使用可能量や、メモリ使用可能量などの物理マシン121のリソース情報を取得する(S202)。
そして、リソース情報取得部126は、ステップS202で取得した情報を、前記したリソース情報の形式にし、このリソース情報を管理サーバ101のリソース情報管理部102へ送信する(S203)。
次に、通信情報取得部125が、図10のステップS105の前において、管理サーバ101の通信情報管理部103から送られた通信情報取得要求を受信したか否かを判定する(S204)。
ステップS204の結果、通信情報要求を受信していない場合(S204→No)、物理マシン121は、ステップS207へ処理を進める。
ステップS204の結果、通信情報要求を受信した場合(S204→Yes)、通信情報取得部125は、仮想ネットワークスイッチ124から、通信元の仮想マシン122のIPアドレスや、通信先装置のIPアドレスや、通信量などの、仮想マシンの通信情報を、仮想マシン毎に取得する(S205)。
そして、通信情報取得部125は、ステップS205で取得した情報(仮想マシン通信情報)を管理サーバ101の通信情報管理部103へ送信する(S206)。
次に、仮想化機構部123が、管理サーバ101の仮想マシン配置先決定部104から仮想マシン移動要求を受信したか否かを判定する(S207)。
ステップS207の結果、仮想マシン移動要求を受信していない場合(S207→No)、物理マシン121はステップS201へ処理を戻す。
ステップS207の結果、仮想マシン移動要求を受信した場合(S207→Yes)、仮想化機構部123は、仮想マシン移動要求に従って仮想マシン122を移動し(S208)、物理マシン121は、ステップS201へ処理を戻す。仮想マシン122の移動処理は、周知の技術であるため説明を省略する。
(仮想マシン配置先決定処理)
図12は、本実施形態に係る仮想マシン配置先決定処理の流れを示すフローチャートである。また、図12に示す処理は、図10のステップS110に相当する処理である。
ここで、図12の処理を概要すると、仮想マシン配置先決定部104は、ステップS301〜S304では、第1の処理として、所定以上の依存関係がある(互いに通信量が多い)2つの移動対象の仮想マシン122において、一方の移動対象の仮想マシン122が実行されている物理マシン121に、他方の移動対象の仮想マシン122の移動を検討している。
次に、ステップS305,S306では、仮想マシン配置先決定部104が、第1の処理において移動対象の仮想マシン122が互いに移動不可であった場合、第2の処理として、移動対象となっている2つの仮想マシン122の両方を、これらの仮想マシン122が実行されていない物理マシン121へ、まとめて移動することを検討している。
さらに、ステップS307〜S314では、仮想マシン配置先決定部104が、第2の処理でも、移動対象の仮想マシン122を移動できなかった場合、第3の処理として、これら移動対象の仮想マシン122が実行されている物理マシン121において、移動対象となっていない仮想マシン122を他の物理マシン121へ移動し、空いたリソースを利用して移動対象の仮想マシン122を移動することを検討している。
以下、図12を参照して、仮想マシン配置先決定処理の具体例を説明する。なお、図12の処理は、図4における計算機システム1aにおいて、「VM−A」(第1の仮想マシン)と、「VM−C」(第2の仮想マシン)を同じ物理マシン121に移動するための処理である。従って、図12の処理は、仮想マシン配置先決定処理の一例であり、計算機システム1の構成によって内容は適宜変更されるものである。
まず、仮想マシン配置先決定部104は、「VM−A」を「VM−C」が実行されている「物理マシンB」へ移動可か否かを判定する(S301)。具体的には、仮想マシン配置先決定部104は、仮想マシンリソース情報管理テーブル115から「VM−A」に関するプロセッサ使用量(カラム802)とメモリ使用量(カラム803)を取得する。以下、これら2つの使用量を仮想マシンリソース使用量と記載する。さらに、仮想マシン配置先決定部104は、物理マシンリソース情報管理テーブル114から「物理マシンB」に関するプロセッサ使用可能量(カラム702)とメモリ使用可能量(カラム703)を取得する。以下、これら2つの使用可能量を物理マシンリソース使用可能量と記載する。そして、仮想マシン配置先決定部104は、「VM−A」における仮想マシンリソース使用量と、「物理マシンB」における物理マシンリソース使用可能量を比較する。仮想マシン配置先決定部104は、比較の結果、「VM−A」における仮想マシンリソース使用量が、「物理マシンB」における物理マシンリソース使用可能量より小さいか否かを判定する。このとき、「物理マシンB」のプロセッサ使用可能量と、メモリ使用可能量の両方が、「VM−A」のプロセッサ使用量と、メモリ使用量とを上まっていなければ、仮想マシン配置先決定部104は、ステップS301において「No」と判定する。それ以外は、「Yes」と判定する。
ステップS301の結果、「VM−A」を「物理マシンB」へ移動可であれば(S301→Yes)、仮想マシン配置先決定部104は、「VM−A」を「物理マシンB」へ移動するよう仮想マシン移動要求を設定(移動設定)し(S302)、図10の処理へリターンする。
ステップS301の結果、「VM−A」を「物理マシンB」へ移動不可である場合(S301→No)、仮想マシン配置先決定部104は、「VM−C」を「VM−A」が実行されている「物理マシンA」へ移動可か否かを判定する(S303)。具体的には、仮想マシン配置先決定部104は、仮想マシンリソース情報管理テーブル115から「VM−C」に関する仮想マシンリソース使用量(プロセッサ使用量およびメモリ使用量)を取得し、物理マシンリソース情報管理テーブル114から「物理マシンA」に関する物理マシンリソース使用可能量(プロセッサ使用可能量およびメモリ使用可能量)を取得する。そして、仮想マシン配置先決定部104は、「VM−C」における仮想マシンリソース使用量と、「物理マシンA」における物理マシンリソース使用可能量とを比較する。そして、仮想マシン配置先決定部104は、「VM−C」における仮想マシンリソース使用量が、「物理マシンA」における物理マシンリソース使用可能量より小さいか否かを判定する。このとき、「物理マシンA」のプロセッサ使用可能量と、メモリ使用可能量の両方が、「VM−C」のプロセッサ使用量と、メモリ使用量を上まっていなければ、仮想マシン配置先決定部104は、ステップS303において「No」と判定する。それ以外は、「Yes」と判定する。
ステップS303の結果、「VM−C」を「物理マシンA」へ移動可であれば(S303→Yes)、仮想マシン配置先決定部104は、「VM−C」を「物理マシンA」へ移動するよう仮想マシン移動要求を設定(移動設定)し(S304)、図10の処理へリターンする。
ステップS303の結果、「VM−C」を「物理マシンA」へ移動不可であれば(S303→No)、仮想マシン配置先決定部104は、「VM−A」と「VM−C」の両方を、「VM−A」も「VM−C」も実行されていない「物理マシンC」へ移動可であるか否かを判定する(S305)。具体的には、仮想マシン配置先決定部104は、仮想マシンリソース情報管理テーブル115から「VM−A」および「VM−C」に関する仮想マシンリソース使用量を取得し、この2つの仮想マシンリソース使用量を加算する。つまり、仮想マシン配置先決定部104は、「VM−A」のプロセッサ使用量と、「VM−C」のプロセッサ使用量とを加算した値と、「VM−A」のメモリ使用量と、「VM−C」のメモリ使用量とを加算した値とを算出する。そして、仮想マシン配置先決定部104は、この仮想マシンリソース使用量を加算した値が、物理マシンリソース情報管理テーブル114から取得した「物理マシンC」における物理マシンリソース使用可能量より小さいか否かを判定する。このとき、「物理マシンC」のプロセッサ使用可能量と、メモリ使用可能量の両方が、加算した仮想マシン122のプロセッサ使用量と、メモリ使用量を上まっていなければ、仮想マシン配置先決定部104は、ステップS305において「No」と判定する。それ以外は、「Yes」と判定する。
ステップS305の結果、「VM−A」と「VM−C」の両方を、「物理マシンC」へ移動可であれば(S305→Yes)、仮想マシン配置先決定部104は、「VM−A」と「VM−C」の両方を「物理マシンC」へ移動するよう仮想マシン移動要求を設定(移動設定)し(S306)、図10の処理へリターンする。
ステップS305の結果、「VM−A」と「VM−C」の両方を、「物理マシンC」へ移動不可であれば(S305→No)、仮想マシン配置先決定部104は、「物理マシンA」で実行されている「VM−B」のリソース使用量(仮想マシンリソース使用量)が、「VM−C」のリソース使用量(仮想マシンリソース使用量)より大きいか否かを判定する(S307)。ステップS307では、「VM−B」を他の物理マシン121へ移動した後、空いたリソースを使用して「VM−C」を「物理マシンA」へ移動することが可能か否かを判定している。なお、「VM−B」および「VM−C」のリソース使用量(仮想マシンリソース使用量)は、仮想マシン配置先決定部104が仮想マシンリソース情報管理テーブル115から取得する情報である。
ステップS307の結果、「VM−B」のリソース使用量(仮想マシンリソース使用量)が、「VM−C」のリソース使用量(仮想マシンリソース使用量)より大きい場合(S307→Yes)、仮想マシン配置先決定部104は、「VM−B」を他の物理マシン121へ移動可か否かを判定する(S308)。この判定は、「物理マシンA」以外の各物理マシン121と、「VM−B」に関して、ステップS301や、ステップS303の処理と同様の処理を行うため、説明を省略する。
ステップS308の結果、「VM−B」を他の物理マシン121へ移動不可である場合(S308→No)、仮想マシン配置先決定部104は、ステップS311へ処理を進める。
ステップS308の結果、「VM−B」を他の物理マシン121へ移動可である場合(S308→Yes)、仮想マシン配置先決定部104は、「VM−B」をステップS308で移動可と判定された他の物理マシン121へ移動するよう仮想マシン移動要求を設定(移動設定)し(S309)、「VM−B」を移動した後、「VM−C」を「物理マシンA」へ移動するよう仮想マシン移動要求を設定(移動設定)する(S310)。その後、仮想マシン配置先決定部104は、図10の処理へリターンする。
ステップS307の結果、「VM−B」のリソース使用量(仮想マシンリソース使用量)が、「VM−C」のリソース使用量(仮想マシンリソース使用量)以下の場合(S307→No)、仮想マシン配置先決定部104は、「物理マシンB」で実行されている「VM−D」のリソース使用量(仮想マシンリソース使用量)が、「VM−A」のリソース使用量(仮想マシンリソース使用量)より大きいか否かを判定する(S311)。ステップS311では、「VM−D」を他の物理マシン121へ移動した後、空いたリソースを使用して「VM−A」を「物理マシンB」へ移動することが可能か否かを判定している。なお、「VM−D」および「VM−A」のリソース使用量(仮想マシンリソース使用量)は、仮想マシン配置先決定部104が仮想マシンリソース情報管理テーブル115から取得する情報である。
ステップS307の結果、「VM−D」のリソース使用量(仮想マシンリソース使用量)が、「VM−A」のリソース使用量(仮想マシンリソース使用量)より大きい場合(S311→Yes)、仮想マシン配置先決定部104は、「VM−D」を他の物理マシン121へ移動可か否かを判定する(S312)。この判定は、「物理マシンB」以外の各物理マシン121と、「VM−D」に関して、ステップS301や、ステップS303の処理と同様の処理を行うため、説明を省略する。
ステップS312の結果、「VM−D」を他の物理マシン121へ移動不可である場合(S312→No)、仮想マシン配置先決定部104は、ステップS315へ処理を進める。
ステップS312の結果、「VM−D」を他の物理マシン121へ移動可である場合(S312→Yes)、仮想マシン配置先決定部104は、「VM−D」をステップS312で移動可と判定された他の物理マシン121へ移動するよう仮想マシン移動要求を設定(移動設定)し(S313)、「VM−D」を移動した後、「VM−A」を「物理マシンB」へ移動するよう仮想マシン移動要求を設定(移動設定)する(S314)。その後、仮想マシン配置先決定部104は、図10の処理へリターンする。
ステップS311の結果、「VM−D」のリソース使用量(仮想マシンリソース使用量)が、「VM−A」のリソース使用量(仮想マシンリソース使用量)以下の場合(S311→No)、仮想マシン配置先決定部104は、「VM−A」および「VM−C」の移動先が検出されなかった旨の設定(仮想マシン移動先検出不可設定)を行い(S315)、図10の処理へリターンする。
なお、物理マシン121の台数が少なく、ステップS305の「物理マシンC」に相当する物理マシン121が存在しない場合は、ステップS305およびステップS306の処理を省略してもよい。逆に、ステップS305の「物理マシンC」に相当する物理マシン121が多数存在する場合、それぞれの物理マシン121に対してステップS305およびステップS306の処理を行ってもよい。
また、「物理マシンA」や、「物理マシンB」で3つ以上の仮想マシン122が実行されている場合、実行されている2つ以上の仮想マシン122を、他の物理マシン121へ移動してから、「VM−A」または「VM−C」を移動させてもよい。この場合、移動候補の仮想マシン122の仮想マシンリソース使用量の合計値が、「VM−A」または「VM−C」の仮想マシンリソース使用量より大きければ、仮想マシン配置先決定部104は、移動候補の仮想マシン122それぞれに対し、ステップS308およびステップS309と同様の処理を行う。
さらに、仮想マシン122の数が少なく、ステップS307の「VM−B」や、ステップS311の「VM−D」に相当する仮想マシン122が存在しない場合、ステップS307〜S310や、ステップS311〜S314の処理を省略してもよい。逆に、ステップS307の「VM−B」や、ステップS311の「VM−D」に相当する仮想マシン122が多数存在する場合、それぞれの仮想マシン122に対して、ステップS307〜S310や、ステップS311〜S314の処理を行ってもよい。
また、「物理マシンC」で実行されている「VM−E」を他の物理マシン121に移動させてから、「物理マシンC」に「VM−A」および「VM−C」を移動してもよい。
本実施形態では、仮想マシン122の移動要否を判断するためのリソース情報としてプロセッサ使用量とメモリ使用量を使用しているが、I/O使用量など他のリソース情報を使用してもよい。
また、本実施形態では、2つの仮想マシン122において依存関係度の指標値を基に、これら2つの仮想マシン122の配置を決定しているが、3つ以上の仮想マシン122に適用してもよい。例えば、図3の「VM−A」、「VM−C」、「VM−E」の双方向において、図9のカラム904(閾値を超えた回数)が規定値を超えていれば、これら3つの仮想マシン122を1つの物理サーバに配置してもよい。なお、「VM−A」、「VM−C」、「VM−E」の双方向において、とは、「VM−A」→「VM−C」、「VM−A」←「VM−C」、「VM−C」→「VM−E」、「VM−C」←「VM−E」、「VM−E」→「VM−A」、「VM−E」←「VM−A」の6方向である。
このとき、図12の処理において、例えばステップS301の処理は、『「VM−A」および「VM−E」を「物理マシンB」に移動可であるか否か』となる。具体的には、仮想マシン配置先決定部104が、「VM−A」の仮想マシンリソース使用量および「VM−E」の仮想マシンリソース使用量の合計値が、「物理マシンB」の物理マシンリソース使用可能量以下であるか否かを判定することになる。図12のおける他の処理も同様に行うことができる。
同様に、4つ以上の仮想マシン122を対象にした処理も可能である。
なお、ここで記載されている3つ以上の仮想マシン122に対する配置決定は、2つの仮想マシン122の配置決定を、各仮想マシン122に対して逐次的に行っても同様の結果を得ることができる。
また、図10におけるステップS108およびステップS109を省略してもよい。つまり、管理サーバ101は、通信量が通信量閾値を超えた仮想マシン122について、通信元の仮想マシン122と、通信先の仮想マシン122とが、同じ物理サーバ121で実行されるよう仮想マシン122の配置を決定してもよい。
(効果)
本実施形態によれば、複数の仮想マシン122における依存関係度の指標値を基に、仮想マシン122の配置を決定する。具体的には、仮想マシン122同士の通信量を依存関係度の指標値として把握・分析する。これにより、所定以上の依存関係がある仮想マシン122を、同じ物理マシン121に配置するなど、計算機システム1のパフォーマンスを向上させることのできる、仮想マシン122の配置を実現できる。
本実施形態に係る計算機システムの構成例を示す図である。 本実施形態に係る管理サーバのハードウェア構成例を示す図である。 本実施形態に係る物理マシンのハードウェア構成例を示す図である。 本実施形態で説明する計算機システムの構成の一例である。 本実施形態に係る仮想マシンIPアドレス管理テーブルの例を示す図である。 本実施形態に係る仮想マシン配置情報管理テーブルの例を示す図である。 本実施形態に係る物理マシンリソース情報管理テーブルの例を示す図である。 本実施形態に係る仮想マシンリソース情報管理テーブルの例を示す図である。 本実施形態に係る通信情報管理テーブルの例を示す図である。 本実施形態に係る管理サーバにおける処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係る物理マシンにおける処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係る仮想マシン配置先決定処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 計算機システム
101 管理サーバ
102 リソース情報管理部
103 通信情報管理部(通信情報取得部)
104 仮想マシン配置先決定部
111 記憶部(管理サーバ)
112 仮想マシンIPアドレス管理テーブル
113 仮想マシン配置情報管理テーブル
114 物理マシンリソース情報管理テーブル(物理マシン使用可能リソース情報)
115 仮想マシンリソース情報管理テーブル(仮想マシン使用リソース情報)
116 通信情報管理テーブル
117 閾値情報
121 物理マシン
122 仮想マシン
123 仮想化機構部
124 仮想ネットワークスイッチ
125 通信情報取得部
126 リソース情報取得部
127 記憶部(物理マシン)
131 ネットワーク
203 ネットワークインタフェース
204 ディスクインタフェース
301 仮想ネットワークインタフェース

Claims (10)

  1. 仮想化された計算機システムにおいて、異なる物理マシンで実行されている複数の仮想マシンの配置管理を行う管理サーバによる仮想マシン管理方法であって、
    前記管理サーバが、
    前記計算機システムの運用時に、各仮想マシンの間の依存関係を示す依存関係度の指標値を取得して、記憶部の依存関係度管理情報に格納し、
    前記依存関係度管理情報に格納された前記指標値に基づいて、各仮想マシンの間に所定以上の依存関係があるか否かを判定し、
    所定以上の依存関係がある場合は、
    当該依存関係のある仮想マシン同士が、同じ物理マシンで実行されるように、前記仮想マシンの配置を決定し、
    前記決定に従って前記仮想マシンを移動させる
    ことを特徴とする仮想マシン管理方法。
  2. 前記異なる物理マシンで実行されている複数の仮想マシンを、それぞれ第1の仮想マシンおよび第2の仮想マシンとするとき、
    前記管理サーバは、
    前記第1の仮想マシンから前記第2の仮想マシンへの通信量である第1の通信量を前記指標値として取得するとともに、前記第2の仮想マシンから前記第1の仮想マシンへの通信量である第2の通信量を前記指標値として取得し、
    前記第1の通信量が、予め設定してある第1の閾値より大きくなる第1の回数を算出し、
    前記第2の通信量が、前記第1の閾値より大きくなる第2の回数を算出し、
    当該算出された第1の回数および第2の回数を、前記依存関係度を示す第2の指標値とし、
    前記第1の回数および第2の回数の両方が、予め設定してある第2の閾値より大きくなるか否かを判定することによって、各仮想マシンの間に所定以上の依存関係があるか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の仮想マシン管理方法。
  3. 前記管理サーバは、
    前記異なる物理マシンで実行されている複数の仮想マシンにおいて、使用しているリソースの情報である仮想マシン使用リソース情報と、前記複数の仮想マシンを実行している各物理マシンにおいて、使用可能なリソースの情報である物理マシン使用可能リソース情報を、前記記憶部に格納しておき、
    前記依存関係のある仮想マシンについて、仮想マシンリソース使用情報を前記記憶部から読み出し、当該読み出した前記仮想マシン使用リソース情報と、前記物理マシン使用可能リソース情報とを基に、どの前記物理マシンから、どの仮想マシンを移動させるかを決定することにより、前記仮想マシンの配置を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の仮想マシン管理方法。
  4. 前記管理サーバは、
    前記依存関係のある仮想マシンのうちの1つが実行されている物理マシンへ、前記依存関係のある仮想マシンのうちの他の仮想マシンを移動させるよう、前記仮想マシンの配置を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の仮想マシン管理方法。
  5. 前記管理サーバは、
    前記依存関係のある仮想マシンを、当該依存関係のある仮想マシンが実行されていない物理マシンへ移動させるよう、前記仮想マシンの配置を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の仮想マシン管理方法。
  6. 前記管理サーバは、
    前記依存関係のある仮想マシンのうちの少なくとも1つが実行されている前記物理マシンにおいて、前記依存関係のある仮想マシン以外の仮想マシンを、他の物理マシンへ移動した後、当該仮想マシンを移動した物理マシンへ、前記依存関係のある仮想マシンを移動させるよう、前記仮想マシンの配置を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の仮想マシン管理方法。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の仮想マシン管理方法を、コンピュータに実行させる
    ことを特徴とするプログラム。
  8. 仮想化された計算機システムにおいて、異なる物理マシンで実行されている複数の仮想マシンの配置管理を行う管理サーバであって、
    前記計算機システムの運用時に、各仮想マシンの間の依存関係を示す依存関係度の指標値を依存関係度管理情報に格納している記憶部と、
    前記依存関係度管理情報に格納された前記指標値に基づいて、各仮想マシンの間に所定以上の依存関係があるか否かを判定し、
    所定以上の依存関係がある場合は、
    当該依存関係のある仮想マシン同士が、同じ物理マシンで実行されるように、前記仮想マシンの配置を決定し、
    前記決定に従って前記仮想マシンを移動させる仮想マシン配置先決定部と、
    を有することを特徴とする管理サーバ。
  9. 前記異なる物理マシンで実行されている複数の仮想マシンを、それぞれ第1の仮想マシンおよび第2の仮想マシンとするとき、
    前記管理サーバは、
    前記第1の仮想マシンから前記第2の仮想マシンへの通信量である第1の通信量を前記指標値として取得するとともに、前記第2の仮想マシンから前記第1の仮想マシンへの通信量である第2の通信量を前記指標値として取得する通信情報取得部を、
    さらに有し、
    前記仮想マシン配置先決定部は、
    前記第1の通信量が、予め設定してある第1の閾値より大きくなる第1の回数を算出し、
    前記第2の通信量が、前記第1の閾値より大きくなる第2の回数を算出し、
    当該算出された第1の回数および第2の回数を、前記依存関係を示す第2の指標値とし、
    前記第1の回数および第2の回数の両方が、予め設定してある第2の閾値より大きくなるか否かを判定することによって、各仮想マシンの間に所定以上の依存関係があるか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項8に記載の管理サーバ。
  10. 前記記憶部は、
    前記異なる物理マシンで実行されている複数の仮想マシンにおいて、使用しているリソースの情報である仮想マシン使用リソース情報と、前記複数の仮想マシンを実行している各物理マシンにおいて、使用可能なリソースの情報である物理マシン使用可能リソース情報を、さらに格納しており、
    前記仮想マシン配置先決定部は、
    前記依存関係のある仮想マシンについて、仮想マシンリソース使用情報を前記記憶部から読み出し、当該読み出した前記仮想マシン使用リソース情報と、前記物理マシン使用可能リソース情報とを基に、どの前記物理マシンから、どの仮想マシンを移動させるかを決定することにより、前記仮想マシンの配置を決定する機能を
    さらに有することを特徴とする請求項8に記載の管理サーバ。

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