JP2010139840A - Image display device and attaching metal fitting - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、テレビ映像等の画像を表示する画像表示装置に関するものである。 The present invention relates to an image display device that displays an image such as a television image.
近年、テレビ映像等の画像を表示する画像表示装置の薄型化が進み、従来のCRTに代わってプラズマディスプレイパネルまたは液晶パネル等のいわゆる平板型表示パネルを用いた画像表示装置が主流となっている。 In recent years, image display devices that display images such as television images have become thinner, and image display devices that use so-called flat display panels such as plasma display panels or liquid crystal panels instead of conventional CRTs have become mainstream. .
図10は、このような平板型画像表示装置の一例であるプラズマディスプレイ装置の、画像表示面側から見た斜視図である。図10に示すように、プラズマディスプレイ装置100は、画像を表示するプラズマディスプレイパネル(以下「PDP」という。)2とこのPDP2を駆動するための回路基板等を、フロントカバー3およびバックカバー4で覆って構成されている。
FIG. 10 is a perspective view of a plasma display device as an example of such a flat image display device as seen from the image display surface side. As shown in FIG. 10, the
なお、以下の説明においては、上下方向とは通常の使用状態にプラズマディスプレイ装置を置いた時の上下方向(すなわち鉛直方向)を、また、左右方向とはこれと直交する方向(すなわち水平方向)をそれぞれさすこととする。 In the following description, the vertical direction refers to the vertical direction when the plasma display device is placed in a normal use state (ie, the vertical direction), and the horizontal direction refers to a direction orthogonal to this (ie, the horizontal direction). Let's refer to each.
図11は、従来のプラズマディスプレイ装置100の内部構成を示す概略断面図である。図11に示すように、プラズマディスプレイ装置100のフロントカバー3とバックカバー4の内部には、画像を表示するPDP2と、これを前面5aで支持するシャーシ5、シャーシ5の背面5bに取り付けられたPDP2を駆動するための複数の回路基板6とが納められている。すなわち、シャーシ5の背面5bとバックカバー5の間には、回路基板6を収容する収容空間11が形成されている。
FIG. 11 is a schematic cross-sectional view showing an internal configuration of a conventional
ここで、PDP2は、ガス放電を利用して画像を表示するという動作原理から高温になりやすい。そしてPDP2が高温になるとPDP2内部に形成されている電極の電気容量が変化して正常な放電が行われなくなるなどの弊害が生じる。このため、PDP2を所定の温度(一例として、70〜80℃)以下に保つことを目的として、図11に示すように、PDP2とシャーシ5との間に熱伝導性の高い樹脂シート7を挟むことが行われている。このようにすれば、PDP2の熱をシャーシ5に効果的に伝え、放熱の効果と温度均熱化の効果とを同時に得ることができる。
Here, the
また、バックカバー4の下部には吸気口8が上部には排気口9が設けられ、バックカバー4内側には排気口9と対応する位置にファン10が設けられる。ファン10の稼働により、バックカバー4内部の収納空間11と外部との間で図11中の矢印A1,A2に示すような空気の流れが発生する。これにより、吸気口8から低温空気が吸入され、バックカバー4内のシャーシ5と回路基板6とが強制対流によって冷却され、排気口9から高温空気が排出される。なお、吸気口8および排気口9は、実際には微少な貫通孔の集合体であるが、図11では、その存在位置を大まかに示すにとどめている。
Further, an
ところで最近では、画像表示装置の薄型化がさらに進展(1例として25mm程度)しており、シャーシ5とバックカバー4で囲まれた収納空間11の奥行きが非常に小さくなってきている。これに伴い、ファン10のシャーシ5側に面した吸気面と、シャーシ5との隙間も狭くなり、流路抵抗が増大することによりファン10の風量が少なくなる。これによりバックカバー4内のシャーシ5と回路基板6とを強制対流によって冷却する際の冷却効率の悪化を招く。冷却効率の悪化を抑制する方法としては、プラズマディスプレイ装置100のバックカバー4内部の収納空間11を複数の領域に分割し、分割された個別の領域ごとに強制対流による冷却を行う方法が挙げられる。
Recently, the image display device has been further reduced in thickness (for example, about 25 mm), and the depth of the
プラズマディスプレイ装置100のバックカバー4内部の収納空間11を複数の領域に分割した構成は、例えば特許文献1に示されており、これを図12に示す。特許文献1に開示されたプラズマディスプレイ装置101では、バックカバー4内部の収納空間が仕切り壁20によって上下方向に複数の領域に分割されている。換言すれば、収納空間は仕切り壁20によって下側空間18と上側空間19とに仕切られている。下側空間18には回路基板6bが収容され、上側空間19には回路基板6aが収容されている。また、バックカバー4には、下側空間18へ空気を導入するための第1吸気口12および下側空間18から空気を排出するための第1排気口13が設けられているとともに、上側空間19へ空気を導入するための第2吸気口14および上側空間19から空気を排出するための第2排気口15が設けられている。さらに、特許文献1では、バックカバー4の内側の第1排気口13および第2排気口15と対応する位置にファン21,22を配設してもよいとされている。
A configuration in which the
図12に示すプラズマディスプレイ装置101では、ファン21の稼働により、バックカバー4内部の下側空間18と外部との間で図12中の矢印B1,B2に示すような空気の流れが発生する。これにより、第1吸気口12から低温空気が吸入され、下側空間18内のシャーシ5と回路基板6bとが強制対流によって冷却され、第1排気口13から高温空気が排出される。また、ファン22の稼働により、バックカバー4内部の上側空間19と外部との間で図12中の矢印C1,C2に示すような空気の流れが発生する。これにより、第2吸気口14から低温空気が吸入され、上側空間19内のシャーシ5と回路基板6aとが強制対流によって冷却され、第2排気口15から高温空気が排出される。
In the
上記の構成によれば、低温空気を吸入する吸気口12,14と、高温空気を排出する排気口13,15の距離が、図11に示す従来の構成に比べて短縮され、流路抵抗が小さくなりファンの負荷が下がる。これにより冷却効率の悪化を抑制することができる。
According to the above configuration, the distance between the
ところで、図12に示す構成では、下側空間18から第1排気口13を通じて排出された高温空気が、上側空間19内に第2吸気口14から吸入された場合、上側空間19内のシャーシ5と回路基板6aを十分冷却できないという問題がある。これを回避するために、特許文献1には、第3実施形態として、図13に示すようなプラズマディスプレイ装置102が提案されている。このプラズマディスプレイ装置102では、仕切り壁20がステップ状に曲げられており、下側空間18の上側部分と上側空間19の下側部分とが左右方向で重なっている。そして、バックカバー4には、上側空間19用の第2吸気口14が下側空間18用の第1排気口13と同じまたはそれよりも低い高さ位置となるようにそれらが設けられている。
最近では、装置の薄型化に伴って、家庭内でも画像表示装置が壁面に取り付けられる、いわゆる壁掛けされるケースが多くなっている。図13に示すプラズマディスプレイ装置102が壁掛けされた場合、たとえ上側領域19用の第2吸気口14が下側空間18用の第1排気口13と同じまたはそれよりも低い高さ位置にあるとしても、それらは依然として近い位置にあるため、バックカバー4と壁面との隙間が狭くなった(例えば60mm以下)場合には、第1排気口13から排出された高温空気が第2吸気口14へ吸入されてしまう。その結果、上側空間19での冷却性能の劣化を招く。
Recently, as the device becomes thinner, so-called wall-hanging cases in which the image display device is attached to the wall surface are increasing in the home. When the
本発明は、上記問題点に鑑みて、壁掛けに伴う冷却性能劣化を抑制することができる画像表示装置およびこれに用いられる取付金具を提供することを目的とする。 An object of this invention is to provide the image display apparatus which can suppress the cooling performance deterioration accompanying wall hanging, and the attachment metal fitting used for this in view of the said problem.
上記課題を解決するために、本発明は、画像を表示する表示パネルと、前記表示パネルを前面で支持するシャーシと、前記シャーシの背面に取り付けられた回路基板と、前記シャーシの背面との間に前記回路基板を収容する収容空間を形成するバックカバーと、前記収納空間を下側空間と上側空間とに仕切る仕切り壁と、を備え、前記バックカバーには、前記下側空間へ空気を導入するための第1吸気口および前記下側空間から空気を排出するための第1排気口が設けられているとともに、前記上側空間へ空気を導入するための第2吸気口および前記上側空間から空気を排出するための第2排気口が設けられており、前記第1排気口から排出された空気が前記第2吸気口へ流れ込むことを規制する規制部材をさらに備える、画像表示装置を提供する。 In order to solve the above problems, the present invention provides a display panel that displays an image, a chassis that supports the display panel on the front surface, a circuit board attached to the back surface of the chassis, and a back surface of the chassis. A back cover that forms a housing space for housing the circuit board, and a partition wall that partitions the housing space into a lower space and an upper space, and the back cover introduces air into the lower space. A first exhaust port for discharging air and a first exhaust port for discharging air from the lower space, and air from the second intake port and the upper space for introducing air into the upper space. The image display apparatus further includes a restricting member for restricting the air discharged from the first exhaust port from flowing into the second intake port. To.
また、本発明は、シャーシとバックカバーとの間に形成された収納空間が仕切り壁によって下側空間と上側空間とに仕切られ、前記バックカバーに、前記下側空間へ空気を導入するための第1吸気口および前記下側空間から空気を排出するための第1排気口ならびに前記上側空間へ空気を導入するための第2吸気口および前記上側空間から空気を排出するための第2排気口が設けられた画像表示装置を壁面に取り付けるための取付金具であって、前記バックカバーと前記壁面との間で、前記第1排気口から排出される空気用の経路と前記第2吸気口へ吸入される空気用の経路とを分離する規制部材が一体に設けられた取付金具を提供する。 In the present invention, the storage space formed between the chassis and the back cover is partitioned into a lower space and an upper space by a partition wall, and air is introduced into the lower space in the back cover. A first exhaust port for exhausting air from the first intake port and the lower space, a second intake port for introducing air into the upper space, and a second exhaust port for exhausting air from the upper space A mounting bracket for mounting the image display device provided on the wall to the path for the air discharged from the first exhaust port and the second intake port between the back cover and the wall surface Provided is a mounting bracket in which a regulating member for separating a path for sucked air is integrally provided.
本発明によれば、下側空間用の第1排気口から排出された高温の空気が上側空間用の第2吸気口へ流れ込むことが規制されるため、装置を壁掛けしたとしても冷却性能劣化を抑制することができる。 According to the present invention, since high-temperature air discharged from the first exhaust port for the lower space is restricted from flowing into the second intake port for the upper space, the cooling performance is deteriorated even if the device is hung on the wall. Can be suppressed.
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明は本発明の一例に関するものであり、本発明はこれらによって限定されるものではない。また、以下の説明では、画像表示装置として従来例と同様にプラズマディスプレイ装置の例を用いて説明する。 The best mode for carrying out the present invention will be described below with reference to the drawings. The following description relates to an example of the present invention, and the present invention is not limited to these. In the following description, an image display device will be described using an example of a plasma display device as in the conventional example.
(第1実施形態)
図1および図2に、本発明の第1実施形態に係るプラズマディスプレイ装置1Aを示す。このプラズマディスプレイ装置1Aの基本的な構成は、図12に示した特許文献1に開示されたプラズマディスプレイ装置101と同じである。すなわち、プラズマディスプレイ装置1Aは、画像を表示するPDP2と、PDP2を前面5aで支持するシャーシ5と、シャーシ5の背面5bに取り付けられた複数の回路基板6a,6bと、シャーシ5の背面5bとの間に回路基板6a,6bを収容する収容空間11を形成するバックカバー4と、バックカバー4と共に筐体を構成するフロントカバー3とを備えている。また、収容空間11は仕切り壁20によって下側空間18と上側空間19とに仕切られており、下側空間18には回路基板6bが収容され、上側空間19には回路基板6aが収容されている。
(First embodiment)
1 and 2 show a
図2は、ユーザー視聴状態である壁掛け時を想定した図であり、プラズマディスプレイ装置1Aは取付金具23により壁面24に取り付けられている。すなわち、本実施形態のプラズマディスプレイ装置1Aは、バックカバー4を壁面24に固定する取付金具23をも備えている。なお、図1および図2では、取付金具23を簡略化して描いている。
FIG. 2 is a diagram assuming a wall-mounted state in which the user is viewing, and the plasma display device 1 </ b> A is attached to the
PDP2は、長方形状の形状を有しており、一般に、長手方向が水平方向になり短手方向が鉛直方向になる姿勢で配置される。具体的に、PDP2は、図示は省略するが、前面ガラス基板と背面ガラス基板とが貼り合わされて構成されている。そして、前面ガラス基板には、左右方向に延びる走査電極と維持電極とからなる表示電極対が多数形成されており、背面ガラス基板には、上下方向に延びるアドレス電極が多数形成されている。
The
PDP2とこれを支持するシャーシ5との間には、熱伝導性の高い樹脂シート7が挟まれている。この樹脂シート7は、正面から見た面積はPDP2とほぼ等しく長方形であり、厚みが例えば1〜2mm程度である。樹脂シート7をPDP2とシャーシ5の間に介在させることによって、基本的にガラス基板から構成されるPDP2と、金属であるシャーシ5とを密着させ、PDP2からシャーシ5への熱伝導効果を高めている。このため、樹脂シート7の材料としては、柔軟性と熱伝導性を兼ね備えたシリコン等が好適である。
A
シャーシ5は、正面から見た形状および面積はPDP2とほぼ等しく、厚みが例えば1.5mm程度の金属板である。フロントカバー3およびバックカバー4内でPDP2を保持して全体を支える役割と、PDP2から樹脂シート7を経由して伝導された熱を、シャーシ5自体の面内方向に拡散させることで均熱化を図り、シャーシ5とバックカバー4との間の下側空間18および上側空間19に放熱する役割を果たしている。このため、シャーシ5の材料としては、熱伝導のよいアルミニウム等が使われる。
The
シャーシ5の背面5bには、画像を表示するための電源部およびチューナー部、さらにはPDP2の電極に信号を与えて画像表示を行う信号処理回路および駆動回路などを構成する複数の回路基板6a,6bが、シャーシ5のボスにねじ止めされることにより、PDP2と平行に取り付けられている。
On the
フロントカバー3とバックカバー4は、PDP2および回路基板6a,6bが取り付けられたシャーシ5を覆うように構成されている。フロントカバー3は例えば厚み1mm程度のアルミニウム、バックカバー4は例えば厚み0.5mm程度のスチール等でできている。このうち、フロントカバー3は、PDP2の画像表示面の周囲を覆うエスカッション枠の役割も果たしている。一方、バックカバー4は、シャーシ5の背面5bから離間し、壁面24と対向する主壁41と、主壁41の周縁部から立ち上がる矩形筒状の周壁42とを有している。
The
バックカバー4の主壁41には、下側空間18へ空気を導入するための第1吸気口12および下側空間18から空気を排出するための第1排気口13が設けられているとともに、上側空間19へ空気を導入するための第2吸気口14および上側空間19から空気を排出するための第2排気口15が設けられている。さらに、バックカバー4内側には、第1排気口13および第2排気口15と対応する位置にファン21,22が配設されている。
The
本実施形態では、第1吸気口12、第1排気口13、第2吸気口14、および第2排気口15は、この順に下から上に直線上に並んでおり、この組み合わせの列が3列設けられている。ただし、吸気口12,14および排気口13,15の数は、これに限らず、例えば1つずつであってもよい等、適宜選択可能である。
In the present embodiment, the
個々の列で見ると、第2吸気口14は、第1排気口13の真上にある。換言すれば、第2吸気口14は、第1排気口13よりも高い高さ位置にあり、第1排気口13と上下方向で重なっている。第1排気口13および第2排気口15は、ほぼ同じ大きさの正方形状になっているのに対し、第1吸気口12および第2吸気口14は、第1排気口13および第2排気口15よりも横幅が広くかつ高さが低い長方形状になっていて、第1排気口13および第2排気口15の両側に張り出している。
When viewed in individual rows, the
仕切り壁20は、樹脂等でできている。この仕切り壁20は、下側空間18と上側空間19との間で実質的な空気の移動を遮るものであることが好ましい。
The
本実施形態に係るプラズマディスプレイ装置1Aが、図12に示した特許文献1に開示されたプラズマディスプレイ装置101と異なるのは、バックカバー4と壁面24との間の空間にフード25が配設されている点である。フード25は、ねじ止めまたは係合構造によりバックカバー4の主壁41に取り付けられる。フード25の断面構造は、図2(a)および(b)に示している。
The plasma display device 1 </ b> A according to this embodiment is different from the
フード25は、バックカバー4の主壁41における第2吸気口14から第1排気口13よりも下方までの領域に被せられ、下向きに開口する流路を形成するものである。フード25の中央には、窪み部25aが設けられている。この窪み部25aは、バックカバー4の主壁41に至る深さを有しており、底は開口している。そして、窪み部25aによって第1排気口13が前記流路と連通しない状態で露出させられている。
The
フード25における窪み部25aよりも下側部分25bは、壁面24に接するように壁面側に膨出している。この下側部分25bの厚みは、バックカバー4と壁面24との間の距離と同じに設定されている。このため、第1排気口13から排出された空気は下方に流れることが阻止される。また、フード25における下側部分25bよりも上側部分の厚みは、バックカバー4と壁面24との間の距離の半分程度に設定されている。
A
以下、本実施形態のプラズマディスプレイ装置1Aの強制空冷の仕組みを図2を用いて説明する。
Hereinafter, the mechanism of forced air cooling of the
前述したとおり、プラズマディスプレイ装置1Aではバックカバー4内部の収納空間11が仕切り壁20によって上下に領域分割されている。図2(a)に示すように、プラズマディスプレイ装置1A冷却用の空気は、プラズマディスプレイ装置1Aの下方から矢印a1で示すように供給される。下側空間18の冷却では、第1吸気口12から外気が矢印b1で示すように取り込まれ、シャーシ5と回路基板6bが冷却され、温められた空気はファン21により第1排気口13から矢印b2で示すように排出される。上側空間19の冷却では、第2吸気口14から外気が矢印c1で示すように取り込まれ、シャーシ5と回路基板6aが冷却され、温められた空気はファン22により第2排気口15から矢印c2で示すように排出される。そして最終的には温められた空気は、プラズマディスプレイ装置1Aの上方から矢印a2で示すように排出される。
As described above, in the plasma display device 1 </ b> A, the
ここで、特に壁掛け時のバックカバー4と壁面24との間の隙間が狭い場合には、もしフード25がなければ下側空間18から排出された空気が、そのまま第2吸気口14を経由して上側空間19に吸入されてしまい、上側空間19の冷却効率が著しく劣化する。フード25はこの劣化を防ぐためのもので、下側空間18から排出された空気は、フード25の外側を通って上昇し、プラズマディスプレイ装置1Aの上方に排出されるようになる。一方、上側空間19を冷却するための空気は、図2(b)に示すように、プラズマディスプレイ装置1Aの下方からフード25内に流れ込み、矢印c0で示すようにフード25内を通過した後に、第2吸気口14から上側空間19に供給される。つまり、フード25は、バックカバー4の主壁41と壁面24との間で、第1排気口13から排出される空気用の経路と第2吸気口14へ吸入される空気用の経路とを分離している。このようなフード25によって、下側空間18から排出された空気が、そのまま第2吸気口14を経由して上側空間19に吸入されることはなく、上側空間19の冷却効率の劣化を抑制することができる。すなわち、フード25は、第1排気口13から排出された空気が第2吸気口14へ流れ込むことを規制する規制部材を構成する。
Here, especially when the gap between the
なお、フード25の組成は、フード25が熱交換器としての機能を果たさないように、樹脂などの熱伝導率の低い材料で成ることが望ましい。フード25の板厚も同様の観点からできるだけ薄いことが望ましいが、強度上の観点から厚み1mm程度が望ましい。
The composition of the
このように、本実施形態のプラズマディスプレイ装置1Aによれば、装置を壁掛けしたとしても冷却性能劣化を抑制することができる。また、本実施形態では、第2吸気口14が第1排気口13の真上にあるので、仕切り壁20を例えば左右方向に延びる直線状等の単純な形状にすることができ、製造コストを低減することができる。さらに、吸気口12,14の横幅が排気口13,15の横幅よりも大きくなっているので、吸気口12,14から取り込む低温空気を広い面積でシャーシ5および回路基板6a,6bと接触させることができ、放熱効率を向上させることができる。
Thus, according to the
なお、本実施形態では、フード25がバックカバー4の主壁41に取り付けられる形態を示したが、フード25は取付金具23に一体に設けられていてもよい。フード25を取付金具23に一体に設けるには、例えばねじ止め等によりそれらを相互に連結すればよい。
In the present embodiment, the form in which the
(第2実施形態)
図3および図4に、本発明の第2実施形態に係るプラズマディスプレイ装置1Bを示す。図4は、第1実施形態と同様、壁掛け時を想定した図である。なお、第2実施形態のプラズマディスプレイ装置1Bの基本構成は第1実施形態のプラズマディスプレイ装置1Aと同じであるため、第2実施形態においては、第1実施形態と同一構成部分には同一符号を付して、その説明を省略する。この点は、後述する実施形態においても同様である。
(Second Embodiment)
3 and 4 show a
本実施形態のプラズマディスプレイ装置1Bが、第1実施形態のプラズマディスプレイ装置1Aと異なるのは、バックカバー4と壁面24との間の空間に、フード25の代わりにダクト26が配設されている点である。ダクト26は、バックカバー4の主壁41にねじ止めまたは係合構造により取り付けられる。ダクト26の断面構造は図4に示している。
The
ダクト26は、第1排気口13から第2吸気口14よりも上方に延びている。具体的に、ダクト26は、両端が開口する曲がり管で構成されており、一方の開口が第1排気口13に接続され、他方の開口が上向きに開口している。この場合のダクト26の上端は、ダクト26から排出される空気がそのまま上昇するので第2吸気口14からそれほど離れている必要はないが、第2吸気口14よりも例えば100mm以上上方にあることが好ましい。
The
以下、本実施形態2のプラズマディスプレイ装置1Bの強制空冷の仕組みを図4を用いて説明する。
Hereinafter, the mechanism of forced air cooling of the
前述したとおり、プラズマディスプレイ装置1Bではバックカバー4内部の収納空間11が仕切り壁20によって上下に領域分割されている。プラズマディスプレイ装置1B冷却用の空気は、プラズマディスプレイ装置1Bの下方から矢印a1で示すように供給される。下側空間18の冷却では、第1吸気口12から外気が矢印b1で示すように取り込まれ、シャーシ5と回路基板6bが冷却され、温められた空気はファン21により第1排気口13から矢印b2で示すように排出される。上側空間19の冷却では、第2吸気口14から外気が矢印c1で示すように取り込まれ、シャーシ5と回路基板6aが冷却され、温められた空気はファン22により第2排気口15から矢印c2で示すように排出される。そして最終的には温められた空気は、プラズマディスプレイ装置1Bの上方から矢印a2で示すように排出される。
As described above, in the plasma display device 1 </ b> B, the
ここで、特に壁掛け時のバックカバー4と壁面24との間の隙間が狭い場合には、もしダクト26がなければ下側空間18から排出された空気が、そのまま第2吸気口14を経由して上側空間19に吸入されてしまい、上側空間19の冷却効率が著しく劣化する。ダクト26はこの劣化を防ぐためのもので、下側空間18から排出された空気は、ダクト26の上端から矢印b3で示すように吐き出され、そのまま上昇してプラズマディスプレイ装置1Bの上方に排出されるようになる。なお、ダクト26の上端の開口は上方を向いているので、ダクト26から吐き出された空気は下向きに逆流することはない。一方、上側空間19を冷却するための空気は、プラズマディスプレイ装置1bの下方からバックカバー4と壁面24との間に入り込んだ後に第2吸気口14から上側空間19に供給される。つまり、ダクト26は、バックカバー4の主壁41と壁面24との間で、第1排気口13から排出される空気用の経路と第2吸気口14へ吸入される空気用の経路とを分離している。このようなダクト26によって、下側空間18から排出された空気が、そのまま第2吸気口14を経由して上側空間19に吸入されることはなく、上側空間19の冷却効率の劣化を抑制することができる。すなわち、ダクト26は、第1排気口13から排出された空気が第2吸気口14へ流れ込むことを規制する規制部材を構成する。
Here, especially when the gap between the
なお、ダクト26の組成は、ダクト26が熱交換器としての機能を果たさないように、樹脂などの熱伝導率の低い材料で成ることが望ましい。ダクト26の板厚も同様の観点からできるだけ薄いことが望ましいが、強度上の観点から厚み1mm程度が望ましい。
The composition of the
このように、本実施形態のプラズマディスプレイ装置1Bによれば、装置を壁掛けしたとしても冷却性能劣化を抑制することができる。また、本実施形態では、ダクト26という簡単な構成で前記効果を得ることができる。その他の効果は、第1実施形態と同様である。
Thus, according to the
なお、本実施形態では、ダクト26がバックカバー4の主壁41に取り付けられる形態を示したが、ダクト26は取付金具23に一体に設けられていてもよい。ダクト26を取付金具23に一体に設けるには、例えばねじ止め等によりそれらを相互に連結すればよい。
In the present embodiment, the form in which the
(その他の実施形態)
以下では、第1排気口13から排出された空気が第2吸気口14へ流れ込むことを規制する規制部材を別のダクトまたは仕切り板で構成した例について説明する。
(Other embodiments)
Below, the example which comprised the regulating member which regulates that the air discharged | emitted from the
図5に、本発明の第3実施形態に係るプラズマディスプレイ装置1Cを示す。このプラズマディスプレイ装置1Cでは、第2吸気口14から第1排気口よりも下方に延びるダクト27が設けられている。
FIG. 5 shows a
具体的に、ダクト27は、両端が開口する曲がり管で構成されており、一方の開口が第2吸気口14に接続され、他方の開口が下向きに開口している。この場合のダクト27の下端は、ダクト26から排出される空気が壁面24に当たって広がるので第2吸気口14から十分に離れている必要があり、第2吸気口14よりも例えば250mm以上下方にあることが好ましい。
Specifically, the
このようなダクト27でも、バックカバー4の主壁41と壁面24との間で、第1排気口13から排出される空気用の経路と第2吸気口14へ吸入される空気用の経路とを分離することができる。
Even in such a
図6に、本発明の第4実施形態に係るプラズマディスプレイ装置1Dを示す。このプラズマディスプレイ装置1Dでは、仕切り壁20が2つの山を形成するように適所で直角に曲げられており、仕切り壁20が鉛直方向に延びる部分を挟んで下側空間18用の第1排気口13と上側空間19用の第2吸気口14が配置されている。すなわち、第2吸気口14は、第1排気口13と同じ高さ位置にある。
FIG. 6 shows a
そして、第1排気口13に、第2実施形態と同様のダクト26が接続されている。ただし、本実施形態におけるダクト26は、第1排気口13から排出される空気の流れ方向を上向きに変更するものである。
A
このようなダクト26でも、バックカバー4の主壁41と壁面24との間で、第1排気口13から排出される空気用の経路と第2吸気口14へ吸入される空気用の経路とを分離することができる。
Even in such a
なお、第4実施形態においては、第2吸気口14が第1排気口14よりも低い高さ位置にあってもよい。また、ダクト26を取付金具23に一体に設けることも可能である。
In the fourth embodiment, the
図7に、本発明の第5実施形態に係るプラズマディスプレイ装置1Eを示す。このプラズマディスプレイ装置1Eは、ダクト26の代わりに仕切り板28A〜28Cが設けられている以外は、第4実施形態と同様の構成となっている。そして、仕切り板28A〜28Cによって、バックカバー4の主壁41と壁面24との間の空間が、第1排気口13側と第2吸気口14側とに仕切られている。
FIG. 7 shows a
本実施形態では、仕切り板28A〜28Cは、バックカバー4の主壁41と壁面24との間の空間を、第1吸気口12および第2吸気口14が面する下側空間と、第1排気口13および第2排気口15が面する上側空間とに、上下に仕切っている。また、仕切り板28A〜28Cは、取付金具23に一体に設けられていて、装置への個別の取付が不要となっている。なお、仕切り板28A〜28Cのバックカバー4からの高さは、バックカバー4と壁面24との間の距離と等しくなっている。
In the present embodiment, the partition plates 28 </ b> A to 28 </ b> C have a space between the
このような仕切り板28A〜28Cでも、バックカバー4の主壁41と壁面24との間で、第1排気口13から排出される空気用の経路と第2吸気口14へ吸入される空気用の経路とを分離することができる。すなわち、プラズマディスプレイ装置1Eが取付金具23によって壁面24に取り付けられたときには、仕切り板28A、バックカバー4の主壁41、および壁面24によってダクトが形成される。
Even in such partition plates 28 </ b> A to 28 </ b> C, between the
図8に、本発明の第6実施形態に係るプラズマディスプレイ装置1Fを示す。このプラズマディスプレイ装置1Fは、第5実施形態と同様の仕切り板29A〜29Dを備えているが、これらの仕切り板29A〜29Dがバックカバー4の主壁41と壁面24との間の空間を仕切る仕切り方が異なっている。
FIG. 8 shows a
すなわち、仕切り板29A〜29Dは、バックカバー4の主壁41と壁面24との間の空間を上下に仕切るのではなく、第1排気口13と第2吸気口14の間の位置で左右に仕切るとともに第1排気口13の下側近傍位置で上下に仕切っていて、L字状をなしている。
In other words, the partition plates 29 </ b> A to 29 </ b> D do not partition the space between the
このような仕切り板29A〜29Cでも、第5実施形態と同様の効果を得ることができる。
Even with
図9に、本発明の第7実施形態に係るプラズマディスプレイ装置1Gを示す。このプラズマディスプレイ1Gでは、バックカバー4の主壁41と壁面24との間の空間を、バックカバー4の略全幅に亘って、第1吸気口12および第2吸気口14が面する下側空間と、第1排気口13および第2排気口15が面する上側空間とに、取付金具23を回避しながら上下に仕切る仕切り板30が設けられている。すなわち、この仕切り板30は、第5実施形態の仕切り板28A〜28Cを全て連続させたものである。
FIG. 9 shows a
(変形例)
前記各実施形態では、1つの仕切り壁20によって収納空間が上下に2つに仕切られた形態を示したが、本発明は、2つ以上の仕切り壁20によって収納空間が上下に3つ以上に仕切られる場合にも適用可能であることは言うまでもない。
(Modification)
In each of the above embodiments, the storage space is divided into two vertically by one
本発明では、薄型画像表示装置としてプラズマディスプレイ装置を例にとり説明したが、他の液晶ディスプレイ等の画像表示装置を壁掛けする際にも表示パネルの温度低減に有効である。 In the present invention, a plasma display device has been described as an example of a thin image display device. However, the present invention is also effective in reducing the temperature of a display panel when an image display device such as another liquid crystal display is mounted on a wall.
1A〜1G プラズマディスプレイ装置(画像表示装置)
2 PDP(表示パネル)
3 フロントカバー
4 バックカバー
41 主壁
5 シャーシ
5a 前面
5b 背面
6a,6b 回路基板
12 第1吸気口
13 第1排気口
14 第2吸気口
15 第2排気口
18 下側空間
19 上側空間
20 仕切り壁
25 フード(規制部材)
25a 窪み部
26 ダクト(規制部材)
27 ダクト(規制部材)
28A〜28C 仕切り板(規制部材)
29A〜29D 仕切り板(規制部材)
30 仕切り板(規制部材)
1A to 1G Plasma display device (image display device)
2 PDP (display panel)
DESCRIPTION OF
25a
27 Duct (Regulator)
28A to 28C Partition plate (regulating member)
29A-29D Partition plate (regulating member)
30 Partition plate (regulating member)
Claims (11)
前記表示パネルを前面で支持するシャーシと、
前記シャーシの背面に取り付けられた回路基板と、
前記シャーシの背面との間に前記回路基板を収容する収容空間を形成するバックカバーと、
前記収納空間を下側空間と上側空間とに仕切る仕切り壁と、を備え、
前記バックカバーには、前記下側空間へ空気を導入するための第1吸気口および前記下側空間から空気を排出するための第1排気口が設けられているとともに、前記上側空間へ空気を導入するための第2吸気口および前記上側空間から空気を排出するための第2排気口が設けられており、
前記第1排気口から排出された空気が前記第2吸気口へ流れ込むことを規制する規制部材をさらに備える、画像表示装置。 A display panel for displaying images,
A chassis that supports the display panel on the front surface;
A circuit board attached to the back of the chassis;
A back cover that forms an accommodating space for accommodating the circuit board between the rear surface of the chassis;
A partition wall that divides the storage space into a lower space and an upper space,
The back cover is provided with a first intake port for introducing air into the lower space and a first exhaust port for discharging air from the lower space, and air is supplied to the upper space. A second air inlet for introducing air and a second air outlet for discharging air from the upper space,
An image display device further comprising a restricting member that restricts air discharged from the first exhaust port from flowing into the second intake port.
前記バックカバーは、前記壁面と対向する主壁を有しており、この主壁に前記第1排気口および前記第2吸気口が設けられており、
前記規制部材は、前記バックカバーの主壁と前記壁面との間で、前記第1排気口から排出される空気用の経路と前記第2吸気口へ吸入される空気用の経路とを分離するものである、請求項1に記載の画像表示装置。 The image display device is attached to a wall surface,
The back cover has a main wall facing the wall surface, and the first exhaust port and the second intake port are provided on the main wall,
The restricting member separates a path for air discharged from the first exhaust port and a path for air sucked into the second intake port between the main wall and the wall surface of the back cover. The image display device according to claim 1, which is a device.
前記規制部材は、前記取付金具に一体に設けられている、請求項2〜9のいずれか一項に記載の画像表示装置。 A mounting bracket for fixing the back cover to the wall surface;
The image display device according to claim 2, wherein the restriction member is provided integrally with the mounting bracket.
前記バックカバーと前記壁面との間で、前記第1排気口から排出される空気用の経路と前記第2吸気口へ吸入される空気用の経路とを分離する規制部材が一体に設けられた取付金具。 A storage space formed between the chassis and the back cover is partitioned into a lower space and an upper space by a partition wall, and a first intake port for introducing air into the lower space and the back cover An image display provided with a first exhaust port for discharging air from the lower space, a second intake port for introducing air into the upper space, and a second exhaust port for discharging air from the upper space A mounting bracket for mounting the device on a wall,
A regulating member is provided integrally between the back cover and the wall surface to separate the path for air discharged from the first exhaust port and the path for air sucked into the second intake port. Mounting bracket.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008316861A JP2010139840A (en) | 2008-12-12 | 2008-12-12 | Image display device and attaching metal fitting |
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Cited By (1)
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WO2012004949A1 (en) * | 2010-07-07 | 2012-01-12 | パナソニック株式会社 | Heat release unit for electronic apparatus, and electronic apparatus using same |
-
2008
- 2008-12-12 JP JP2008316861A patent/JP2010139840A/en active Pending
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WO2012004949A1 (en) * | 2010-07-07 | 2012-01-12 | パナソニック株式会社 | Heat release unit for electronic apparatus, and electronic apparatus using same |
JP2012019008A (en) * | 2010-07-07 | 2012-01-26 | Panasonic Corp | Heat dissipation unit and electronic device using the same |
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