JP2010137086A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】
遊技情報の記憶を消去を伴う不正行為を行った際に各種報知の無効化に関する作業がなされた場合にも、確実な報知を実行し得る報知制御とした弾球遊技機を提供する。
【解決手段】
遊技情報の記憶を消去を伴う不正行為が行われた際に実行されるRAMクリア報知、意匠枠開放報知、前面枠開放報知を極力無効化した場合であっても、最終的にはサブ統合装置53のコネクタを正常な状態にした上で前面枠3を閉鎖状態にしなければならない。特殊報知コマンドは割込回数が所定回数に達するまでの間はこの処理が実行される毎(2msまたは4ms毎)にサブ統合装置53に送信され、他の報知コマンドと異なり無効化することはできないため、確実な不正報知を行うことが可能となる。
【選択図】 図13

Description

本発明は、電源遮断時に遊技状態を記憶可能に構成した遊技機に係る記憶消去に伴う報知制御に関するものである。
従来、遊技機は、遊技の進行を司る主制御装置と、主制御装置からの指示信号に基づいてモータ、液晶、ランプまたはスピーカ等の電気部品を制御を制御するサブ制御装置とが設けられており、遊技機に設けられる電源装置から個々に電源が供給される構成となっている。
また、遊技機に設けられる主な制御装置には、電源遮断時の遊技情報を記憶可能に構成されており、電源遮断後に単に電源を投入すると記憶された遊技情報に基づいて再開するように構成され、電源遮断後に所定の操作を行いつつ電源を投入すると記憶された遊技情報を消去して新しく遊技を開始するように構成されている。
ここで、所定の操作とは、遊技機の裏面側に配置されたスイッチを押しながらの電源スイッチのONなどを代表とする様々な操作があり、不正行為をしない限り遊技者が所定の操作を行うことができない構成となっている。
遊技機には、始動口への入球または始動レバーの操作に起因して当否乱数を抽出し、抽出した当否乱数の値が所定値であれば、遊技者に有利な遊技状態となるものが多数ある。
この種の遊技機では、当否乱数の値を0から最大値まで所定時間毎に更新(+1)し、最大値に到達した際に別途更新していた初期値乱数の値から最大値を経由して初期値乱数の前の値まで更新するという動作を繰り返す構成となっている場合がある。
しかし、このような初期値乱数を用いても、遊技情報の記憶を消去された直後は初期値乱数も消去されているために当否乱数の値は0から更新されることになり、プログラムを解析することによって遊技者に有利な遊技状態となる当否乱数の値を得れば、遊技情報の記憶を消去した時点から遊技者に有利な遊技状態となる当否乱数の値となるまでの時間を算出することで、遊技者に有利な遊技状態を直接狙うことが可能となってしまう。
当然、上記したようなことを遊技者が行った場合には不正行為であるのは明白なため、遊技情報の記憶消去が行われたことに関する報知(スピーカによる大音量出力、ランプ類の全点灯、液晶上の表示など)を行う発明がなされている。
特開2003−205161号公報
しかし、近年、遊技機の前面枠を開放してから電源スイッチをOFFにし、サブ制御装置の電源コネクタを抜いてから電源スイッチをONにし、電源スイッチのONと共に遊技情報の記憶を消去するための操作を行ってから所定タイミングで特別図柄始動口へと入賞させて遊技者に有利な遊技状態となる当否乱数を直接狙った後で、サブ制御装置の電源コネクタを差して、前面枠を閉鎖するという不正行為も行われている。
このようなタイミングでサブ制御装置の電源コネクタを抜き差しすることで、遊技機の前面枠を開放してからサブ制御装置の電源コネクタを抜くまでの間、およびサブ制御装置の電源コネクタを差したときから前面枠を閉鎖するまでの間は、前面枠が開放していることを示す開放中報知が行われるが、サブ制御装置の電源コネクタが抜かれている間はサブ制御装置に電源が供給されないため、本来行われるべき開放中報知を行うことはなく、さらにサブ制御装置の電源が供給されていない間に遊技情報の記憶が消去されても本来行われるべき記憶消去に関する報知も行われないのは必至である。
そこで、不正行為を行った際に、上記したような遊技情報の記憶を消去した報知の無効化に関する作業がなされた場合にも、確実な報知を実行し得る報知制御とすることを課題とする。
請求項1記載の遊技機は、外枠に開閉自在に蝶着される前面枠の閉鎖状態を検出する閉鎖検出手段と、該閉鎖検出手段による検出が途絶えることにより前記前面枠が開放状態であることを報知する枠開放報知手段と、該枠開放報知手段による報知中に、閉鎖検出手段による検出がなされることにより前記前面枠が開放状態から閉鎖状態に変位したことを報知する枠閉鎖報知手段と、遊技機の裏面側に配置され、遊技者が操作不能な操作手段と、電源遮断時の遊技情報を記憶する情報記憶手段と、電源投入後の所定期間中に前記操作手段からの操作信号が入力されることを条件として、前記情報記憶手段に記憶された遊技情報を消去し、新たな遊技を開始する新遊技処理手段と、を備える遊技機において、前記新遊技処理手段により新たな遊技を開始したときに記憶装置に記憶された遊技情報が消去されたことを、前記枠開放報知手段または前記枠閉鎖報知手段による報知よりも優先して報知する消去時報知手段と、前記新遊技処理手段により新たな遊技を開始したときからの割込回数を計数する計数手段と、前記記憶装置に記憶された遊技情報が消去され、且つ、前記前面枠が開放状態から閉鎖状態に変位することによって、前記枠閉鎖報知手段とは異なる報知態様で遊技情報が消去されたことを、前記消去時報知手段による報知よりも優先して報知する特殊報知手段と、を備え、前記前面枠が開放状態から閉鎖状態に変位した際の前記計数手段による計数値に応じて、枠閉鎖報知手段または特殊報知手段のいずれかを実行することを特徴とする。
請求項2記載の遊技機は、請求項1記載の遊技機において、前記枠開放報知手段および/または前記枠閉鎖報知手段による報知は、音声を伴わない報知態様とし、前記消去時報知手段および/または前記特殊報知手段による報知は、音声を伴う報知態様としたことを特徴とする。
請求項3記載の遊技機は、請求項1記載の遊技機において、前記遊技機に設けられるスピーカから出力される音量を調節する音量調節手段を備え、前記枠開放報知手段、前記枠閉鎖報知手段および/または前記消去時報知手段による報知は、前記音量調節手段の調節によって音量調節を可能とし、少なくとも前記特殊報知手段による報知は、前記音量調節手段の調節によって音量調節を不能としたことを特徴とする。
請求項1記載の遊技機によれば、遊技情報の記憶を消去することにより、消去時報知手段による報知と特殊報知手段による報知とが行われることになり、消去時報知手段による報知を回避するようにしても、前面枠を閉鎖するときには遊技機を正常な状態にしておく必要があるため、特殊報知手段による報知は回避することはできず、不正行為が行われたことを確実に報知することが可能となる。
また、枠開放報知手段または枠閉鎖報知手段による報知が行われていても消去時報知手段による報知を優先して実行するため、遊技情報の記憶が消去されたことを確実に報知することが可能となり、且つ、消去時報知手段による報知が行われていても特殊報知手段による報知を優先して実行するため、前面枠が閉鎖されてから所定時間の間は遊技情報の記憶が消去されたことを確実に報知することが可能となる。
請求項2記載の遊技機によれば、請求項1記載の遊技機と同様の効果を奏すると共に、遊技施設の従業員による遊技機の点検作業等において頻繁に行われることに関する報知(枠開放報知手段および/または枠閉鎖報知手段による報知)を音声を伴わない報知態様としたことで、従業員による作業効率の低下を抑制すると共に、遊技機の故障等により営業中に点検作業を行う場合に、周囲の遊技者に不快感を与えないという効果を奏する。
また、遊技施設の従業員による遊技機の点検作業等において頻繁に行われないことに関する報知(消去時報知手段および/または特殊報知手段による報知)を音声を伴う報知態様としたことで、不正行為が行われたことを確実に報知することが可能となる。
請求項3記載の遊技機によれば、請求項1記載の遊技機と同様の効果を奏すると共に、枠開放報知手段、枠閉鎖報知手段による報知および/または消去時報知手段による報知(遊技施設の従業員による遊技機の点検作業等において頻繁に行われることに関する報知)の音量を調節可能としたことで、従業員による作業効率の低下を抑制すると共に、遊技機の故障等により営業中に点検作業を行う場合に、周囲の遊技者に不快感を与えないという効果を奏する。
また、特殊報知手段による報知(遊技施設の従業員による遊技機の点検作業等において頻繁に行われないことに関する報知)の音量を調節不能としたことで、不正行為が行われたことを確実に報知することが可能となる。
本発明に係るパチンコ機1の正面図である。 本発明に係るパチンコ機1の背面図である。 本発明に係るパチンコ機1の遊技盤8の正面図である。 本発明に係るパチンコ機1の信号を伝達経路を示す電気配線ブロック図である。 本発明に係るパチンコ機1の電源の供給経路を示す電気配線ブロック図である。 本発明に係る主制御装置50が実行する電源投入時処理である。 本発明に係る主制御装置50が実行する基本処理である。 本発明に係る主制御装置50が実行する割込(INT)処理である。 本発明に係る主制御装置50が実行する割込(NMI)処理である。 本発明に係る主制御装置50が実行する消去後監視処理である。 本発明に係る主制御装置50が実行する始動検出処理である。 本発明に係る主制御装置50が実行する枠開閉監視処理である。 本発明に係る主制御装置50が実行する報知指示処理である。 本発明に係る報知期間および報知態様一覧(a)、対処表(b)である。
以下に本発明の好適な実施形態について図面を参照して説明する。尚、本発明の実施の形態は下記の実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する種々の形態を採り得ることができ、各実施例に記載された内容の相違部分を適宜組み合わせることが可能なことはいうまでもない。
図1に遊技機の一種であるパチンコ機1の正面図を示し、詳細に説明する。
図1に示す通り、本実施例のパチンコ機1は、大きく長方形の外枠2、前面枠3、意匠枠4a、意匠枠4bとならなる筐体にて各部を保持する構造である。
外枠2左側の上部には金具5aが、下部に金具5bがそれぞれ設けられており、金具5aおよび5bとでヒンジ機構を形成し、前面枠3は外枠2に対して開閉可能に構成されている。
また、前面枠3左側の中部には金具5cが設けられ、金具5aと金具5cとでヒンジ機構を形成し、意匠枠4aは前面枠に対して開閉可能に構成されている。
さらに、金具5cと金具5bとでヒンジ機構を形成し、意匠枠4bは前面枠に対して開閉可能に構成されている。
ヒンジ機構が形成される逆側(ここでは右側)には、外枠2と前面枠3との施錠、前面枠3と意匠枠4aとの施錠、前面枠3と意匠枠4bとの施錠/解錠を行うための鍵穴6aを有するスライド錠6(図2参照)が設けられている。
尚、本実施例のパチンコ機1は、外枠2の左隣にCRプリペイドカードユニット7を設けている所謂CR機として説明するが、CRプリペイドカードユニット7を設けない所謂現金機としても何ら差し支えない。
意匠枠4aは、後述する遊技盤8を視認可能とするために透明樹脂板またはガラス板を備える窓部9、前面枠3に設けられたスピーカ10の前面にスピーカ10を保護し、且つ、効果音を通すための保護音通部11を備えている。
また、意匠枠4bは、遊技球を貯留しておくための上皿12および下皿13を略中央に備え、遊技者が操作可能な遊技ボタン14、CRプリペイドカードユニット7と後述するCRユニット端子板60を介して接続される精算表示装置15、球貸ボタン16および精算ボタン17を左側に備えている。
前面枠3の右下側(意匠枠4bの右側)には、遊技球の発射強度を調節するための発射ハンドル18が設けられており、発射ハンドル18の近傍には、発射停止ボタン19(図4参照)および図示しないタッチ板20が設けられている。
前面枠3の下側(意匠枠4bの下側)には、スピーカ10を備えたスピーカユニット21が設けられている。
続いて、図2にパチンコ機1の裏面図を示し、詳細に説明する。
図2に示す通り、遊技盤8を着脱可能に取り付けられる前面枠3が外枠2に収納されるような構成となっている。
前面枠3には、上方から球タンク22、タンクレール23および払出装置24が設けられ、遊技盤8に設けられる後述する入賞口に遊技球が入球することに基づいて、払出装置24の払出モータ24aが駆動することによって、球タンク22およびタンクレール23に貯留されている遊技球が、前述した上皿12に払い出されることになる。
また、遊技盤8の裏面側には、主制御装置50、サブ統合装置53、演出図柄ユニット54が設けられ、前面枠3の裏面側には、払出制御装置51、発射制御装置52、電源装置55が各々設けられ、電源装置55には電源スイッチ55aおよびRAMクリアスイッチ55b、図示しないバックアップ用電源が設けられている。
尚、図3では発射制御装置52が図示されていないが、払出制御装置51で隠れる位置に配置されている。
さらに、前面枠3には、外部接続端子板61が設けられており、この外部接続端子板61から遊技状態、遊技結果、エラー等を示す信号がホールコンピュータ70(図4参照)に送られるように構成されている。
尚、本実施例では外部接続端子板61を盤用、枠用を兼用する構成としているが、盤用、枠用の外部接続端子板を個々に備えるように構成しても何ら差し支えない。
続いて、図3に遊技盤8の正面図を示し、詳細に説明する。
図3に示す通り、遊技盤8には公知のガイドレール25a、25bによって囲まれた着円形の遊技領域26が設けられ、多数の遊技釘27が植設されている。
遊技領域26の略中央には、窓部28aを有する液晶枠飾り28が設けられており、演出図柄表示装置54bのLCD画面が遊技者から視認可能に構成され、図示しない公知のワープ入口、ワープ通路、ステージ等も設けられている。
また、窓部28aの上方には、7セグメントLED等の発光部材により構成される特別図柄表示装置29および普通図柄表示装置30が設けられている。
液晶枠飾り28の左右両側または左側には後述する普通図柄作動スイッチ32a(図4参照)を備える普通図柄作動ゲート32が設けられており、下側には後述する特別図柄始動スイッチ31a(図4参照)を備える普通電動役物31が設けられている。
普通電動役物31の下方には、アタッカー式の大入賞口33aを備える大入賞口ユニット33が配置され、該大入賞口ユニット33の下方にはアウト口34が設けられている。
大入賞口32aの左側には4個のLEDで構成される特別図柄保留数表示装置29aが、右側には4個のLEDで構成される普通図柄保留数表示装置30aが、各々設けられている。
また、大入賞口ユニット33の左右両側には、後述する一般入賞口スイッチ35b(図4参照)を備える一般入賞口35aが複数備えられる入賞口ユニット35が設けられている。
上記のように遊技盤8を構成することによって、普通図柄作動ゲート32に入球(普通図柄作動スイッチ32a(図4参照)にて遊技球を検出)すると、普通図柄表示装置30で普通図柄が変動表示を開始し、所定時間後に停止した普通図柄の態様に応じて、後述する普通電役ソレノイド31b(図4参照)を駆動させる。
普通電役ソレノイド31bを駆動させると、ほぼ同期して普通電動役物31の羽根部材が駆動して、普通電動役物31への入球率(特別図柄始動スイッチ31a(図4参照)での検出率)が高まるように構成されている。
また、普通電動役物31に入球(特別図柄始動スイッチ31a(図4参照)にて遊技球を検出)すると、特別図柄が変動表示を開始し、所定時間後に停止した特別図柄の態様に応じて後述する大入賞口ソレノイド33c(図4参照)を駆動させる。
大入賞口ソレノイド33cを駆動させると、ほぼ同期して大入賞口ユニット33の扉部材が駆動して、大入賞口33aへの入球率(カウントスイッチ33b(図4参照)での検出率)が高まるように構成されている。
続いて、図4にパチンコ機1の電気配線を示すブロック図を示し、詳細に説明する。
尚、このブロック図には、煩雑になる電源回路に関する記載は行わないが、電源が必要な制御装置若しくはアクチュエータ類には電源装置55から直接的または間接的に供給される構成となっている(図5参照)。
図4に示す通り、主制御装置50の入力端には、遊技盤中継端子板62を介して普通電動役物31に入球した遊技球を検出する特別図柄始動スイッチ31aと、普通図柄作動ゲート32に入球した遊技球を検出する普通図柄作動スイッチ32aと、大入賞口33aに入球した遊技球を検出するカウントスイッチ33bと、一般入賞口35aに入球した遊技球を検出する一般入賞口スイッチ35bとが、裏配線中継端子板63を介して前面枠3が開放していることを検出する前面枠開放スイッチ38と、意匠枠4a・4bが開放していることを検出する意匠枠開放スイッチ39a、39bと、が接続されている。
主制御装置50の出力端には、遊技盤中継端子板62を介して大入賞口33aの扉部材を駆動する大入賞口ソレノイド33cと、普通電動役物31の羽根部材を駆動する普通電役ソレノイド31bと、図柄表示装置中継端子板64を介して特別図柄を表示する特別図柄表示装置29と、特別図柄の保留数を表示する特図保留数表示装置29aと、普通図柄を表示する普通図柄表示装置30と、普通図柄の保留数を表示する普図保留数表示装置30aと、裏配線中継端子板63および外部接続端子板61を介してホールコンピュータ70と、が接続されている。
主制御装置50はCPU、ROM、RAM等の電気部品を備えており、搭載するROMに記憶されたプログラムに従ってCPUにて処理を実行し、入力される各種検出信号などに基づいて遊技の進行に関わる各種コマンド等を生成し、払出制御装置51およびサブ統合装置53に出力する。
ここで、主制御装置50と払出制御装置51とは双方向通信回路として構成され、主制御装置50とサブ統合装置53とは間に演出中継端子板65を介した主制御装置50からサブ統合装置53への一方向通信回路として構成されている。
払出制御装置51の入力端には、裏配線中継端子板63を介して球タンク22またはタンクレール23内の遊技球が不足していることを検出する球切れスイッチ22aまたは23aと、裏配線中継端子板63および払出中継端子板66を介して払い出した遊技球を検出する払出スイッチ24bと、各種端子板を介することなく下皿13への経路に遊技球が多数あることを検出する満杯スイッチ13aと、が接続されている。
払出制御装置51の出力端には、裏配線中継端子板63および払出中継端子板66を介して遊技球を上皿へと払い出す払出モータ24aが接続されている。
払出制御装置51はCPU、ROM、RAM等の電気部品を備えており、搭載するROMに記憶されたプログラムに従ってCPUにて処理を実行し、入力される各種検出信号ならびに主制御装置50から入力されるコマンドに基づいて遊技球の払い出しに関わる各種コマンド等を生成し、主制御装置50および発射制御装置52に出力する。
ここで、払出制御装置51と主制御装置50とは双方向通信回路として構成され、払出制御装置51と発射制御装置52とは払出制御装置51から発射制御装置52への一方向通信回路として構成されている。
発射制御装置52の入力端には、発射を停止するための発射停止スイッチ19aと、発射ハンドル17に遊技者が触れていることを検出するタッチスイッチ20aと、が接続されている。
発射制御装置52の出力端には、遊技球を遊技領域26へ発射するための発射モータ36が接続されている。
発射制御装置52はCPU、ROM、RAMを備えず、IC等で構成されたデジタル回路であり、入力される各種検出信号ならびに払出制御装置51からの入力に基づいて発射モータ36の駆動を制御している。
サブ統合装置53の入力端には、遊技者により操作可能な遊技スイッチ14aが接続されている。
サブ統合装置53の出力端には、意匠枠4a、4bおよび遊技盤8に備えられる各種LED・ランプ37と、前面枠3およびスピーカユニット21に備えられるスピーカ10と、が接続されている。
尚、サブ統合装置53と主制御装置50とは間に演出中継端子板65を介した主制御装置50からサブ統合装置53への一方向通信回路として構成され、サブ統合装置53と演出図柄制御装置54aとはサブ統合装置53から演出図柄制御装置54aへの一方向通信回路として構成されている。
サブ統合装置53はCPU、ROM、RAM等の電気部品を備えており、搭載するROMに記憶されたプログラムに従ってCPUにて処理を実行し、入力される遊技スイッチ14aの入力ならびに主制御装置50から入力されるコマンドに基づいて演出に関わる各種コマンド等を生成し、演出図柄ユニット54の演出図柄制御装置54aに出力する。
尚、本実施例では、サブ統合装置53のRAMに記憶された遊技情報を電源断時に保持しない構成としているが、電源装置55からVBB(図5参照)を供給して記憶保持可能とし、復電時に記憶した遊技情報を元に電源断前の遊技を再開する構成としても何ら差し支えない。
RAMの遊技情報を記憶保持する構成とすることで、不正行為を行った際に行われる不正報知を無効化するための様々な条件が発生するため困難となり、不正を容易に発見することが可能となる。
また、サブ統合装置53には、音量を調節する音量調節スイッチ10aが備えられ、音量調節スイッチ10aの状態(位置)を検出し、その検出結果とスピーカ10へ送信する内容とを判断し、スピーカ10から出力する音量をソフト的に制御するように構成されている。
例えば、遊技に伴う演出音声やエラー報知の一部(前面枠3、意匠枠4a、4b等の枠開放/閉鎖報知など)の音声は、音量調節スイッチ10aの状態に応じて変更された音量でスピーカ10から出力され、その他のエラー報知(特殊報知など)は音量調節スイッチ10aの状態に関わらず予め設定された音量でスピーカ10から出力されるように構成することができる。
続いて、図5にパチンコ機1の電源供給経路を示すブロック図を示し、詳細に説明する。
尚、このブロック図では、電源装置55と各種制御装置(50、51、52、53、54)を主として記載しており、特別図柄始動スイッチ31a等の遊技球を検出するスイッチに関する記載は省略している。
電源装置55には、遊技機外部から(電源中継基板を配置する場合には、電源中継基板を介して)電源としてAC24Vが供給され、このAC24Vから電源装置55内で全波24V、DC5V、DC12V、DC18V、DC24VおよびDC32Vを生成し、各制御装置(50、51)および各端子板(60、65)に必要に応じた電源を供給する構成となっている。
電源装置55には、電源を監視するための給電監視回路および停電監視回路、電源の供給が停止した際に制御装置のRAMに記憶された遊技情報を保持するために必要な電源(VBB)を供給するためのバッテリーバックアップ電源を備えている。
給電監視回路および停電監視回路は、電源であるAC24V、電源装置55にて生成される全波24V、DC5V、DC12V、DC18V、DC24VまたはDC32Vの内の少なくとも1つの電圧を監視しており、給電監視回路および停電監視回路は、異なる電圧を監視するように構成しても良いし、同一の電圧を監視するように構成しても何ら差し支えない。
給電監視回路は、監視電圧が所定値以上になった際に電源装置55から主制御装置50および払出制御装置51へ給電開始信号(RST信号)を出力する構成となっている。
停電監視回路は、監視電圧が所定値以下になった際に電源装置55から主制御装置50および払出制御装置51へ停電発生信号(NMI信号)を出力する構成となっている。
バッテリーバックアップ電源は、電源スイッチ55aのOFFや停電等によって電源が供給できない状態となった際に、主制御装置50および払出制御装置51のRAMに記憶された遊技情報を保持するために必要な電源(VBB)を供給するために用いられている。
ここでは、主制御装置50と払出制御装置51にのみVBBを供給するように構成しているが、RAMに記憶された遊技情報を保持する必要があれば、他の制御装置(例えばサブ統合装置など)にも供給するように構成しても良い。
また、主制御装置50にはDC5V(VBB)を、払出制御装置51にはDC3V(VBB)を供給する構成としているが、RAMに記憶された遊技情報を保持するために必要な電源に合わせてVBBの電圧は適宜変更することが可能であり、電圧を同一としても当然問題ない。
演出中継端子板65は、枠の裏面側に設置される電源装置55から遊技盤の裏面側に設置されるサブ統合装置53および演出図柄ユニット54に電源を供給するためのものであり、電源をサブ統合装置53および演出図柄ユニット54に供給すること以外では利用されない。
尚、上記したようにサブ統合装置53および演出図柄ユニット54のRAMに記憶される遊技情報を保持する必要があれば、給電開始信号(RST信号)や停電発生信号(NMI信号)も中継するようにしても何ら差し支えない。
その他、様々な制御装置、端子板、スイッチ、モータが記載されているが、本発明の内容と関連性が薄いため、説明を割愛する。
当然、この図に示されていない各種スイッチやアクチュエータ類を備える構成であれば、電源装置55から直接的または間接的に供給される構成となっている。
次に、図6ないし図9にパチンコ機1の主制御装置50が実行する処理を示すフローチャートを示し、詳細に説明する。
図6は、パチンコ機1の電源装置55に設けられる電源スイッチを操作することにより電源が各制御装置に供給され、主制御装置50に電源が供給された際に実行される電源投入時処理である。
尚、電源投入時処理は、主制御装置50に備えられるCPUにより電源投入直後に実行される図示しないセキュリティーチェック後に行われる処理である。
まず、主制御装置50に電源が供給されるとリセット信号が入力され、上述したようにセキュリティーチェックが実行された後に、RAM初期値設定処理が行われる(S10)。
その後、RAMクリアスイッチ55bが操作されているか否かの判定を行い(S20)、操作されていなければ(S20:no)、RAM保証値が1であるか否かを判断する(S30)。
RAM保証値が1であれば(S30:yes)、SUM値作成処理を実行し(S40)、SUM値が0であるか否かを判断する(S50)。
SUM値が0であれば(S50:yes)、電源復帰処理を実行し(S60)、電源遮断時の遊技情報に基づいて遊技を再開することとなる(リターンへ)。
RAMクリアスイッチ55bが操作されていれば(S20:yes)、RAM保証値が1でなければ(S30:no)、SUM値が0でなければ(S50:no)のいずれかの条件を満たしていれば、RAM消去処理を実行し(S70)、RAMに記憶された遊技情報をクリアする。
その後、RMAクリアを行ったか否かを示す消去フラグを1にセットし(S80)、リターンへと抜ける。
図7は、図6で説明した電源投入時処理が終了した後に、主制御装置50にて実行される基本処理である。
まず、通常割込信号(INT信号)の受信を禁止する割込禁止処理を実行し(S110)、強制割込信号(NMI信号)が入力されたか否かを示すNMIフラグが0であるかを判断し(S120)、NMIフラグが0であれば(S120:yes)、初期値乱数更新処理1(S130)、初期値乱数更新処理2(S140)および初期値乱数更新処理3(S150)を順次実行し、通常割込信号(INT信号)の受信を許可する割込許可処理を実行(S160)した後、S110へ処理を戻し、INT信号またはNMI信号を受信しない限り、上記処理を繰り返し実行する。
S120によりNMIフラグが0でなければ(S120:no)、遊技情報をRAMに記憶する遊技情報記憶処理を実行し(S170)、RAMに記憶したSUM値を作成するSUM値作成処理を実行し(S180)、RAM保証値を正常にバックアップが行われたことを示す1にセットし(S190)、RAMに記憶された遊技情報が破壊されないためにRAMライトプロテクト処理を実行し(S200)、電源が供給されなくなるまで無限ループ処理を実行する。
また、S160によりINT信号の受信を許可されたときにINT信号を受信していると、図8に示す割込(INT)処理へと移行する。
図8は、図7でINT信号を受信していた際に、主制御装置50にて実行される割込(INT)処理である。
ここで、INT信号は、CPUの内または外に設けられたクロック回路により所定時間毎(2msまたは4ms毎)に定期的に入力される信号である。
尚、CPU内部にクロック回路が形成されている場合は、入力や受信という表現ではなくなるが、ここではCPUの内外問わず、入力や受信という表現を用いることとする。
INT信号を受信していると、各種乱数値を更新するための乱数更新処理(S210)、INT割込の回数を計数するタイマ更新処理(S220)、各種スイッチ等から入力される信号または払出制御装置51から入力されるコマンドを処理する各種入力処理(S230)、特別図柄に関する表示制御や各種選択等をするための特別図柄遊技処理(S240)、普通図柄に関する表示制御や各種選択等をするための普通図柄遊技処理(S250)、演出中継端子板65を介してサブ統合装置53へ各種コマンドを送信するための演出制御コマンド送信処理(S260)、払出制御装置51へ各種コマンドを送信するための払出制御コマンド送信処理(S270)、普通電役ソレノイド31bや大入賞口ソレノイド33cの駆動や裏配線中継端子板63および外部中継端子板61を介してのホールコンピュータへの情報出力等をするための各種出力処理(S280)を順次実行し、リターンへと抜ける。(図7のS110へとジャンプする。)
図9は、図7または図8の各処理を実行中にNMI信号を受信した際に、主制御装置50にて実行される割込(NMI)処理である。
NMI信号を受信すると、実行しているプログラムのアドレスをRAMに記憶するレジスタ退避処理を実行し(S310)、NMIフラグをNMI信号を受信したことを示す1にセットし(S320)、S310でRAMに記憶したアドレスに復帰するレジスタ復帰処理を実行し(S330)、リターンへと抜ける。(NMI信号を受信したときに実行していたプログラムを継続して行う。)
図6ないし図9のような処理を主制御装置50で実行するように構成したことで、パチンコ機1に供給される電源電圧(AC24V)または電源電圧から生成される供給電圧(全波24V、DC32V、DC24V、DC18V、DC12V、DC5V)の少なくとも1つの電圧を監視し、監視電圧が所定値以下になった際に電源装置55から主制御装置50へ停電発生信号(NMI信号)が出力され、停電発生信号(NMI信号)を主制御装置50が受信することで、RAMへの遊技情報の記憶を確実に行うことができる。
停電発生信号(NMI信号)を受信した際に、即座にバックアップ処理(S170〜S200)を行うことなく、NMIフラグを1にセットする構成としたことで、電源遮断後に電源が復帰した際のプログラムの開始位置をS130からに固定することができ、遊技を再開する際の処理を軽減することが可能となる。
また、RAM消去処理(S70)が実行される要因がRAMクリアスイッチ55bの操作であるか否かに関わらず、RAMに記憶保持された遊技情報を消去した際に、RAMクリア報知を行う構成としている。
フローチャート上では、単にRAMクリア報知開始(S90)という記載しかないが、RAMクリア報知開始の処理時または割込(INT)処理時に、主制御装置50からサブ統合装置53へRAMクリア報知を行うためのRAMクリア報知コマンドを送信するように構成している。
このとき、RAMクリア報知コマンドは単発で送られるため、RAMクリア報知コマンドの出力後に電源スイッチ55aをOFFとし、再度ONにすることでRAMクリア報知が実質的に無効化することができる。
RAMクリアは遊技施設の従業員によるパチンコ機1の点検作業等においても実施することがあり、従業員の作業効率を低下させないという効果を奏する。
上記のような簡単な手順で無効化できる構成とすることで本来の不正防止効果が低下することも考えられるが、少なくとも前面枠3の開放から電源スイッチ55aをOFFとするまでの間、または前面枠3の開放からサブ制御装置53のコネクタを外すまでの間は報知が行われることとなる。
元々、前面枠3の開放以降は、RAMクリアを行う以前の段階で主制御装置50とサブ統合装置53とを結ぶハーネスのコネクタを外した状態、またはサブ統合装置53の電源コネクタを外した状態としておくことで報知が無効化されるため、容易に無効化が可能な構成としても、実質的には不正報知効果を極端に低下させるものではない。
続いて、図10に図8のS220で実行されるタイマ更新処理の一部を示すフローチャートを示し、詳細に説明する。
まず、消去フラグがRAM消去処理を実行したことを示す1にセットされているか否かを判断し(S410)、1にセットされていれば(S410:yes)、割込回数に1を加算し(S420)、割込回数が所定値となっているか否かを判断し(S430)、所定値であれば(S430:yes)、消去フラグを0にセットし(S440)、割込回数をクリアし(S450)、リターンへと抜ける。
消去フラグがRAM消去処理を実行したことを示す1にセットされていない状態(S410:no)、または割込回数が所定値でない状態(S430:no)のいずれかの条件を満たしていれば、その後の処理を行うことなくリターンへと抜ける。
ここで、消去フラグが1にセットされているときに割込回数を+1しており、消去後監視処理が行われる割込(INT)処理は所定時間(2msまたは4ms)毎に実行される処理であるため、割込回数を計数することで消去フラグが1にセットされてからの経過時間を判断することが可能となる。
ここでは、割込回数を所定値と対比照合しているが、所定値は図8の乱数値更新処理(S210)にて行われる当否乱数の1周期の更新に係る割込回数以上の数値とすることが好適である。
次に、図11に図8のS230で実行される各種入力処理の一部を示すフローチャートを示し、詳細に説明する。
まず、特別図柄始動スイッチ31aによる遊技球の検出がなされたか否かを判断し(S510)、検出がなされていれば(S510:yes)、特別図柄の保留数が最大値(ここでは4個)に達していない否かを判断し(S520)、最大値に達していなければ(S520:yes)、消去フラグがRAM消去処理を実行していないことを示す0にセットされているか否かを判断し(S530)、0にセットされていれば(S530:yes)、当否乱数等の各種乱数値を抽出して記憶する保留記憶処理を実行し(S540)、リターンへと抜ける。
消去フラグがRAM消去処理を実行していないことを示す0にセットされていなければ(S530:no)、不正入賞フラグをRAMクリアから所定時間経過する前に始動口への入賞があったことを示す1にセットし(S550)、リターンへと抜ける。
特別図柄始動スイッチ31aによる遊技球の検出がなされていない状態(S510:no)、または特別図柄の保留数が最大値に達している状態(S520:no)のいずれかの条件を満たしていれば、その後の処理を行うことなくリターンへと抜ける。
ここで、消去フラグが0にセットされていなければ、当否乱数等の各種乱数値を抽出して記憶する保留記憶処理を実行しない構成としているが、不正入賞フラグを1にセットする前または後に保留記憶処理を行うように構成しても何ら差し支えない。
また、図10の消去後監視処理と図11の始動検出処理とは、同一割込(INT)処理内で行われる処理であるため、前述したように図10の割込回数と比較照合される所定値を当否乱数の1周期の更新に費やす割込回数の数値(または割込回数以上の数値)とすることで、消去フラグが1にセットされている間(割込回数が所定数に達する以前の段階)に特別図柄始動スイッチ31aによる遊技球の検出がなされることによって、不正行為が行われたことを的確に判断することができる。
さらに、電源スイッチ55aをOFFとしても復電時にRAMの記憶が維持されているため、RAMクリアを実施することは本末転倒であるため行われること考えられず、RAMクリア以外の操作を行っても消去フラグの1を0とすることはできない。
続いて、図12に図8のS230で実行される各種入力処理の一部を示すフローチャートを示し、詳細に説明する。
まず、意匠枠開放フラグが意匠枠4a、4bの開放を示す1にセットされているか否かを判断し(S610)、意匠枠開放フラグが意匠枠4a、4bの開放を示す1にセットされていなければ(S610:no)、意匠枠4a、4bが開放しているか否かを判断し(S615)、開放していれば(S615:yes)、意匠枠開放フラグを1にセットし(S620)、意匠枠閉鎖フラグを0にセットし(S625)、前面枠開放フラグが前面枠3の開放を示す1であるか否かを判断する(S645)。
意匠枠開放フラグが1にセットされていれば(S610:yes)、意匠枠4a、4bが閉鎖しているか否かを判断し(S630)、閉鎖していれば(S630:yes)、意匠枠開放フラグを意匠枠4a、4bの閉鎖を示す0にセットし(S635)、意匠枠閉鎖フラグを意匠枠4a、4bが開放状態から閉鎖状態へ変位したことを示す1にセットし(S640)、前面枠開放フラグが前面枠3の開放を示す1であるか否かを判断する(S645)。
意匠枠4a、4bが閉鎖している状態(S615:no)、または意匠枠4a、4bが開放している状態(S630:no)のいずれかの条件を満たしていれば、前面枠開放フラグが前面枠3の開放を示す1であるか否かを判断する(S645)。
前面枠開放フラグが前面枠3の開放を示す1にセットされていなければ(S645:no)、前面枠3が開放しているか否かを判断し(S650)、開放していれば(S650:yes)、前面枠開放フラグを前面枠3の開放を示す1にセットし(S655)、前面枠閉鎖フラグを前面枠3が開放していることを示す0にセットし(S660)、リターンへと抜ける。
前面枠開放フラグが前面枠3の開放を示す1にセットされていれば(S645:yes)、前面枠3が閉鎖しているか否かを判断し(S665)、閉鎖していれば(S665:yes)、前面枠開放フラグを前面枠3の閉鎖を示す0にセットし(S670)、不正入賞フラグがRAMクリアから所定時間経過する前に始動口への入賞があったことを示す1であるか否かを判断する(S675)。
不正入賞フラグがRAMクリアから所定時間経過する前に始動口への入賞があったことを示す1であれば(S675:no)、前面枠閉鎖フラグを前面枠閉鎖時に通常の態様で報知を行うことを示す1にセットし(S680)、リターンへと抜ける。
不正入賞フラグがRAMクリアから所定時間経過する前に始動口への入賞があったことを示す1であれば(S675:yes)、不正報知フラグを前面枠閉鎖時に通常とは異なる特殊な態様で報知を行うことを示す1にセットし(S685)、リターンへと抜ける。
前面枠3が開放していない状態(S650:no)、または前面輪3が閉鎖していない状態(S665:no)のいずれかの条件を満たしていれば、その後の処理を行うことなくリターンへと抜ける。
次に、図13に図8のS280で実行される各種出力処理の一部を示すフローチャートを示し、詳細に説明する。
まず、消去フラグがRAM消去処理を実行していないことを示す0にセットされているかを判断し(S710)、消去フラグが0であれば(S710:no)、クリア報知コマンドをサブ統合装置53に送信し(S715)、消去フラグを0にセットし(S720)、リターンへと抜ける。
消去フラグが0にセットされていなければ(S710:no)、意匠枠開放フラグが意匠枠4a、4bの開放を示す1にセットされているかを判断し(S725)、1にセットされていれば(S725:yes)、意匠開放コマンドをサブ統合装置53に送信し(S730)、意匠枠開放フラグを意匠枠4a、4bの閉鎖を示す0にセットし(S735)意匠枠閉鎖フラグが意匠枠4a、4bの開放状態から閉鎖状態へ変位したことを示す1にセットされているかを判断する(S740)。
意匠枠開放フラグが1にセットされていなければ(S725:no)、意匠枠閉鎖フラグが意匠枠4a、4bの開放状態から閉鎖状態へ変位したことを示す1にセットされているかを判断する(S740)。
意匠枠閉鎖フラグが1にセットされていれば(S740:yes)、意匠枠閉鎖コマンドをサブ統合装置53に送信し(S745)、意匠枠閉鎖フラグを0にセットし(S750)、前面枠開放フラグが前面枠3の開放を示す1にセットされているかを判断する(S755)。
意匠枠閉鎖フラグが1にセットされていなければ(S740:no)、前面枠開放フラグが前面枠3の開放を示す1にセットされているかを判断する(S755)。
前面枠開放フラグが1にセットされていれば(S755:yes)、前面枠開放コマンドをサブ統合装置53に送信し(S760)、前面枠開放フラグを0にセットし(S765)、前面枠閉鎖フラグが前面枠3の開放状態から閉鎖状態へ変位したことを示す1にセットされているかを判断する(S770)。
前面枠開放フラグが1にセットされていなければ(S755:no)、前面枠閉鎖フラグが前面枠3の開放状態から閉鎖状態へ変位したことを示す1にセットされているかを判断する(S770)。
前面枠閉鎖フラグが1にセットされていれば(S770:yes)、前面枠閉鎖コマンドをサブ統合装置53に送信し(S775)、前面枠閉鎖フラグを0にセットし(S780)、不正報知フラグが前面枠3閉鎖時に通常とは異なる特殊な態様で報知を行うことを示す1にセットされているかを判断する(S785)。
前面枠閉鎖フラグが1にセットされていなければ(S770:no)、不正報知フラグが前面枠3閉鎖時に通常とは異なる特殊な態様で報知を行うことを示す1にセットされているかを判断する(S785)。
不正報知フラグが1にセットされていれば(S785:yes)、特殊報知コマンドをサブ統合装置53に送信し(S790)、割込回数に+1し(S795)、割込回数が所定値であるか否かを判断する(S800)。
割込回数が所定値であれば(S800:yes)、不正報知フラグを0にセットし(S805)リターンへと抜ける。
不正報知フラグが1にセットされていない状態(S785:no)、または割込回数が所定値でない状態(S800:no)のいずれかの条件を満たしていれば、その後の処理を行うことなくリターンへと抜ける。
尚、ここでは割込(INT)処理時に消去フラグ、前面枠閉鎖フラグ、前面枠開放フラグ、意匠枠開放フラグ、意匠枠閉鎖フラグの各フラグの状態を確認し、状態に応じてコマンドを送信する構成としている。
特殊報知コマンド以外の報知コマンドは、対応するフラグが1にセットされているときに送信され、送信直後に0にセットされる構成であり、特殊報知コマンドに関しては、割込回数が所定回数に達するまでの間はこの処理が実行される毎(2msまたは4ms毎)にサブ統合装置53に送信されることとなる。
また、割込回数と比較照合される所定数は、割込周期(2msまたは4ms)と乗算した際に、変動パターンに規定される最長の変動時間よりも長くなるように構成することが望まししい。
このように構成することで、RAMクリアを行って大当たり乱数を狙った場合であっても、従業員による確認等の際に気付かれる可能性が極めて高くなるため、大当たりの開始前には遊技機内の配線を正常な状態として前面枠3を閉鎖する必要があるが、閉鎖することで特殊報知コマンドが送信されるので、前面枠3の閉鎖時にRAMクリアと同様に大音量による音声報知が行われることになる。
特殊報知コマンドを送信してから不正報知フラグを0にセットするまでの遅延時間を十分に確保することにより、不正行為が行われたことを的確に報知すると共に、不正行為を未然に防げない場合であっても被害を大きくすることなく発見することが可能となる。
また、ここでは、特殊報知コマンドを割込回数が所定回数に到達するまで割込毎に送信する構成としているが、その限りではなく、複数回の割込毎(例えば50回として、割込周期が2ms毎であれば100ms毎、4ms毎であれば200ms毎)に送信する構成としても何ら差し支えない。
このように構成することで、カウンタに要する記憶領域を小さくすることが可能となると共に、割込毎に送信する場合に比べて主制御装置50およびサブ統合装置53の負担が軽減するという効果を奏する。
図10ないし図13のような処理を主制御装置50で実行するように構成したことで、RAMクリア実施後の所定期間内に特別図柄始動スイッチ31aによる遊技球の検出がなされるという従業員による点検作業等において実行される可能性が低い操作を行った後に、前面枠3を開放状態から閉鎖状態にした際に特殊な報知を行うことが可能となる。
ここで、前面枠3が開放状態から閉鎖状態へと変位することを契機としたのは、上記したような不正を行う場合に、パチンコ機1の裏面側に設置される電源装置55の電源スイッチおよびRAMクリアスイッチを操作する必要があり、実行されるRAMクリア報知、意匠枠開放報知、前面枠開放報知を無効化した場合であっても、最終的にはサブ統合装置53のコネクタを正常な状態にした上で前面枠3を閉鎖状態にしなければならないため、極めて無効化し難い報知タイミングだからである。
また、各種報知は遊技施設の従業員によるパチンコ機1の点検作業等においては邪魔となることが想定されるため、一部の報知(遊技施設の従業員による点検作業等において実行される可能性が高い操作に関する報知)については電源スイッチのON/OFFにより無効化できるように構成している。
この無効化を行った場合でも、特殊報知コマンドは割込回数が所定回数に達するまでの間はこの処理が実行される毎(2msまたは4ms毎)にサブ統合装置53に送信され、他の報知コマンドと異なり無効化することはできないため、確実な不正報知を行うことが可能となる。
続いて、図13で送信するクリア報知コマンド、通常報知コマンド、特殊報知コマンド、前面開放コマンド、意匠開放コマンドを受信した際のサブ統合装置53による報知期間および報知態様一覧を図14(a)に、各報知状態において各種コマンドを受信した際の対処表を図14(b)に示し、詳細に説明する。
クリア報知コマンドを受信すると、30秒間の報知を行うように制御され、その報知態様は大音量の大音声出力を伴うパチンコ機1に備えられるLEDやランプ類のパターン発光となっている。
特殊報知コマンドを受信すると、45秒間の報知を行うように制御され、その報知態様は大音量の大音声出力を伴うパチンコ機1に備えられるLEDやランプ類のパターン発光となっている。
前面枠閉鎖報知コマンドを受信すると、30秒間の報知を行うように制御され、その報知態様はパチンコ機1に備えられるLEDやランプ類の全点灯となっている。
前面枠開放報知コマンドを受信すると、前面枠閉鎖報知コマンドまたは特殊報知コマンドを受信するまで報知を行うように制御され、その制御態様は大音量の小音声出力を伴うパチンコ機1に備えられるLEDやランプ類の全点灯となっている。
意匠枠閉鎖報知コマンドを受信すると、30秒間の報知を行うように制御され、その報知態様はパチンコ機1に備えられるLEDやランプ類の一部点滅となっている。
意匠枠開放報知コマンドを受信すると、意匠閉鎖コマンドを受信するまでの間の報知を行うように制御され、その報知態様は大音量の小音声出力を伴うパチンコ機1に備えられるLEDやランプ類の一部点滅となっている。
ここで、遊技施設の従業員によって閉店後に行われる操作としては、通常遊技状態でないパチンコ機1に対して翌朝の遊技状態を通常遊技状態とするためにRAMクリアを行う行為や、点検のために前面枠3や意匠枠4a、4bを開放して点検後に閉鎖する行為が想定されている。
また、遊技施設の従業員によって開店中に行われる操作としては、球詰まり等のために前面枠3や意匠枠4a、4bを開放して点検した後に閉鎖する行為や、パチンコ機1に搭載される制御装置が静電気等のノイズによって異常となった場合にRAMクリアを行う行為や、サービス入賞のために意匠枠4aを開放して特別図柄始動スイッチに遊技球をいくつか通過させる行為が想定されている。
開店中にパチンコ機1の制御装置が異常となったときを考え、RAMクリアを行ったとしても、そのRAMクリア後の所定時間内に特別図柄始動スイッチ31aに遊技球を検出させることは基本的にはあり得ない。
なぜなら、前面枠3を開放状態にし、RAMクリアスイッチを押下しながら電源スイッチをONにしてRAMクリアを行った後、前面枠3を閉鎖した上で意匠枠4aを開放し、特別図柄始動スイッチに遊技球を通すことになり、普通に考えれば図8の所定値で設定する当否乱数の1周期の更新に費やす時間よりも長くなるのが当たり前となるからである。
このような行為は、閉店後であっても一般的に行われない行為であり、開店中に特殊報知コマンドが送信されることは、遊技施設の従業員が行う場合であっても不正行為が行われている可能性が極めて高いため、RAMクリア報知と同様にランプ、LED等のパターン発光だけでなく大音量の音声出力を伴う態様で報知を行うようにしている。
RAMクリア報知コマンドの受信に基づく報知(RAMクリア報知)では、上記した意匠枠開放報知や前面枠開放報知よりも遊技施設の営業中に行われる頻度が極めて小さいことと、意匠枠や前面枠を開放することにより行われる不正行為とは異なり、RAMクリアすることにより行われる不正行為は痕跡が目視によって判断し難いということを勘案して、不正行為を行う際に発見できる可能性を最大限に高めるためにランプ、LED等のパターン発光だけでなく大音量の音声出力を伴う態様で報知を行うようにしている。
尚、RAMクリア報知と特殊報知とを同一報知態様とし、報知時間を異ならせて構成し、異なるコマンドとしているが、異なる報知態様や同一報知時間時間でも良く、報知態様や報知時間を同一とし、共通のコマンドとしても何ら差し支えない。
また、遊技施設の従業員によって点検等のために行われる場合には問題はないが、意匠枠4aを開放して各種入賞口近傍に植設される遊技釘を曲げて入賞率を高める不正行為が行われていることを勘案して、意匠枠開放報知コマンドを受信した際にもランプ、LED等の一部点滅だけではく小音量の音声出力を伴う態様で報知を行うようにしている。
同様に、前面枠3を開放して主制御装置50のROMを不正なプログラムが記憶されたROMに交換する不正行為や、主制御装置50自体を不正な処理を行う制御装置に交換する不正行為などが発生していることを勘案して、前面枠開放報知コマンドを受信した際にもランプ、LED等の全点灯だけではく小音量の音声出力を伴う態様で報知を行うようにしている。
ここでは、前面枠開放報知および意匠枠開放報知の際に音声出力を伴う構成としているが、音声出力を伴わない構成としても良く、音量調節スイッチ10aを備える構成であれば、小音量の音声出力ではなく大音量の音声出力としても何ら差し支えない。
小音量または音声出力を伴わない構成とすることで、営業中における点検時に周囲の遊技者に不快感を与えることを抑えることができる。
大音量の音声出力を伴う構成とすることで、作業する際には音量調節スイッチ10aにより音量を小さくまたは消音することで作業効率を高め、営業中には音量調節スイッチ10aにより音量を大きくすることで不正防止または不正発見の効果を高めることが可能となる。
図14(a)で示した各種コマンドが主制御装置50から送信されるタイミングによっては、サブ統合装置53による何らかの報知中に他の報知を指示する報知コマンドが送信されることも想定されるため、そのような可能性のある報知コマンドには各々優先順位を設定する必要性がある。
図14(b)は、各報知状態において各種コマンドを受信した際にどのような報知を行うかを示す対処表であり、表中の「再設定」は報知期間のカウントをクリアして再度報知を開始することを示し、「切替」は報知を終了して受信したコマンドに基づく報知に切り替えることを示し、「維持」はコマンドを受信したことを記憶(または無視)して現状行っている報知を継続することを示し、「−」は受信することがないことを示している。
各種報知コマンドは、意匠枠4a、4bの開放/閉鎖の変位タイミング、前面枠3の開放/閉鎖の変位タイミング、RAMクリアスイッチを操作しながらの電源スイッチONのタイミングに起因して送信され、サブ統合装置53は主制御装置50から送信される各種報知コマンドを受信することで、指示された報知態様、報知期間で報知を行う。
優先度としては、意匠枠開放報知および意匠枠閉鎖報知<前面枠開放報知および前面枠閉鎖報知<特殊報知となっており、RAMクリア報知は電源スイッチをOFFする操作が必要となるため、電源スイッチのOFFによって全ての報知が終了し、その後の電源スイッチONによって意匠枠開放/閉鎖報知コマンドや、前面枠開放報知コマンドなど、同時に送信される可能性はあるが、同時に受信した場合にはRAMクリア報知が優先されるが、RAMクリア報知中に特殊報知コマンドを受信すると、特殊報知へと切り替わる。
本願発明を採用することで、他の報知を無効化しても、RAMクリアを伴う不正を行った際には回避することが困難なタイミングに特殊報知を行う構成としたことで、不正行為を確実に発見することを可能とすることができる。
また、音量調節スイッチ10aを操作することで、遊技施設の従業員によって点検等のために行われる操作に対する各種報知については音量を調節することが可能であり、可能遊技施設の閉店後における作業の効率を落とすことはない。
さらに、前面枠3を開放して音量調節スイッチ10aを操作した場合であっても、音量調節スイッチ10aの状態に関わらず、特殊報知は予め設定された音量で報知される構成であるため、遊技者による不正行為に関しては早期に発見することが可能となる。
1 :パチンコ機 2 :外枠
3 :前面枠 4a :意匠枠
4b :意匠枠 5a :金具
5b :金具 5c :金具
6 :スライド錠 6a :鍵穴
7 :CRプリペイドカードユニット 8 :遊技盤
9 :窓部 10 :スピーカ
10a:音量調節スイッチ 11 :保護音通部
12 :上皿 13 :下皿
13a:満杯スイッチ 14 :遊技ボタン
14a:遊技スイッチ 15 :精算表示装置
16 :球貸ボタン 16a:球貸スイッチ
17 :精算ボタン 17a:精算スイッチ
18 :発射ハンドル 19 :発射停止ボタン
19a:発射停止スイッチ 20 :タッチ板
20a:タッチスイッチ 21 :スピーカユニット
22 :球タンク 22a:球切れスイッチ
23 :タンクレール 23a:球切れスイッチ
24 :払出装置 24a:払出モータ
24b:払出スイッチ 25a:ガイドレール
25b:ガイドレール 26 :遊技領域
27 :遊技釘 28 :液晶枠飾り
28a:窓部 29 :特別図柄表示装置
29a:特図保留数表示装置 30 :普通図柄表示装置
30a:普図保留数表示装置 31 :普通電動役物
31a:特別図柄始動スイッチ 31b:普通電役ソレノイド
32 :普通図柄作動ゲート 32a:普通図柄作動スイッチ
33 :大入賞口ユニット 33a:大入賞口
33b:カウントスイッチ 33c:大入賞口ソレノイド
34 :アウト口 35 :入賞口ユニット
35a:一般入賞口 35b:一般入賞口スイッチ
36 :発射モータ 37 :各種LED・ランプ
38 :前面枠開放スイッチ 39a:意匠枠開放スイッチ
39b:意匠枠開放スイッチ 50 :主制御装置
51 :払出制御装置 52 :発射制御装置
53 :サブ統合装置 54 :演出図柄ユニット
54a:演出図柄制御装置 54b:演出図柄表示装置
55 :電源装置 55a:電源スイッチ
55b:RAMクリアスイッチ 60 :CRユニット端子板
61 :外部接続端子板 62 :遊技盤中継端子板
63 :裏配線中継端子板 64 :図柄表示装置中継端子板
65 :演出中継端子板 66 :払出中継端子板
70 :ホールコンピュータ

Claims (3)

  1. 外枠に開閉自在に蝶着される前面枠の閉鎖状態を検出する閉鎖検出手段と、
    該閉鎖検出手段による検出が途絶えることにより前記前面枠が開放状態であることを報知する枠開放報知手段と、
    該枠開放報知手段による報知中に、閉鎖検出手段による検出がなされることにより前記前面枠が開放状態から閉鎖状態に変位したことを報知する枠閉鎖報知手段と、
    遊技機の裏面側に配置され、遊技者が操作不能な操作手段と、
    電源遮断時の遊技情報を記憶する情報記憶手段と、
    電源投入後の所定期間中に前記操作手段からの操作信号が入力されることを条件として、前記情報記憶手段に記憶された遊技情報を消去し、新たな遊技を開始する新遊技処理手段と、
    を備える遊技機において、
    前記新遊技処理手段により新たな遊技を開始したときに記憶装置に記憶された遊技情報が消去されたことを、前記枠開放報知手段または前記枠閉鎖報知手段による報知よりも優先して報知する消去時報知手段と、
    前記新遊技処理手段により新たな遊技を開始したときからの割込回数を計数する計数手段と、
    前記記憶装置に記憶された遊技情報が消去され、且つ、前記前面枠が開放状態から閉鎖状態に変位することによって、前記枠閉鎖報知手段とは異なる報知態様で遊技情報が消去されたことを、前記消去時報知手段による報知よりも優先して報知する特殊報知手段と、
    を備え、
    前記前面枠が開放状態から閉鎖状態に変位した際の前記計数手段による計数値に応じて、枠閉鎖報知手段または特殊報知手段のいずれかを実行することを特徴とする遊技機。
  2. 前記枠開放報知手段および/または前記枠閉鎖報知手段による報知は、音声を伴わない報知態様とし、前記消去時報知手段および/または前記特殊報知手段による報知は、音声を伴う報知態様としたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記遊技機に設けられるスピーカから出力される音量を調節する音量調節手段を備え、
    前記枠開放報知手段、前記枠閉鎖報知手段および/または前記消去時報知手段による報知は、前記音量調節手段の調節によって音量調節を可能とし、少なくとも前記特殊報知手段による報知は、前記音量調節手段の調節によって音量調節を不能としたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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