JP2010136519A - 非接触給電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 漏れインダクタンスが大きいトランスの場合でもバッテリ充電電流Idの平均値Iaがトランスの漏れインダクタンスにより制限されてしまうことなく、さらにバッテリ充電電流Idの平均値Iaの制御も比較的容易な非接触給電装置を提供する。
【解決手段】 蓄電装置BT1を充電する非接触給電装置において、トランスT1のLm、L1、L2、及び直列コンデンサCs、並列コンデンサCpとで構成した等価トランスの特性が、理想トランスの特性と等しくなるように直列コンデンサCsと並列コンデンサCpの容量値を算定してそれぞれCs1、Cp1としたとき、並列コンデンサCpをCp1の値またはその近傍値に設定し、直列コンデンサCsの値を蓄電装置BT1の充電電流平均値が許容される最大電流を流すことができる容量値から、インバータINV1によって前記最大電流を制御することが可能な前記Cs1に近い容量値の範囲内に設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、分離着脱が可能なトランスを介して高周波の電力をバッテリ等の蓄電装置に供給して充電する非接触給電装置に関する。
従来例1の非接触給電装置は、図6に示すように、分離着脱ができる1次コイルW11及び2次コイルW12を有するトランス12の2次コイルW12に共振コンデンサC1を並列接続し、トランス12の1次コイルW11に高周波電源11から高周波電圧ELSを印加し、トランス12の2次コイルW12の誘導電圧をダイオードD1、D2より構成される整流回路により整流し、チョークコイルLCHを介してバッテリBを充電するものである。図6において、1次側の高周波電圧と2次側誘導電圧の極性反転の時点と、コンデンサC1に生じる振動電圧の値が極値となる時点とが一致するようにコンデンサC1の容量値を最適値C1mに設定すると、バッテリ充電電流Idの平均値Iaを最大にすることができ、高周波電源11からバッテリBに伝達される電力の伝達効率を最適にすることが可能であるということが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
なお、図6におけるチョークコイルLCHは、バッテリ充電電流Idの平滑の目的で設けられたものであり、チョークコイルLCHの代わりに、バッテリBに並列に、バッテリ充電電流Idのリップル電流を吸収する目的でコンデンサを設けても良い。
また、負荷がバッテリ負荷のような負荷インピーダンスの抵抗分が極端に小さい場合にはそのまま適用できないが、抵抗負荷のような、負荷インピーダンスがある程度の抵抗分を持つ場合に有効な手法として、図7の従来例2に示すように、非接触給電装置のトランスT3の1次側の1次導線W1にコンデンサCs、2次側の受電コイルW2にコンデンサCpを付加して、トランスT3の励磁インダクタンスや漏れインダクタンス等と、コンデンサCs、Cpとで共振回路を形成し、効率的な電力伝送を行うという手法もある(例えば、特許文献2参照)。
このように、従来の非接触給電装置は、トランスの2次コイルにコンデンサCpを付加、あるいは1次コイル、2次コイルにコンデンサCs、Cpを付加し、これらのコンデンサの容量値を最適値に設定することにより、トランスにより伝達される電力の伝達効率を最適にしているのである。
特許第3743193号公報(第8−9頁、図13) 特開2002−272134号公報(第3頁、図9)
図6に示す従来例1の非接触給電装置において、バッテリ充電電流の平均値は、概略、トランスの漏れインダクタンスにより制限されてしまい、トランスの漏れインダクタンスによっては、バッテリの急速充電に必要なバッテリ電流を流せないため、バッテリの急速充電が困難になる場合があるという問題があった。この問題について、具体的に以下に説明する。
図8に、今回、実験及びシミュレーションに用いた非接触給電装置を示す。
図8に示す非接触給電装置は、回路構成として、図6に示す従来例1の非接触給電装置と同等であり、AC電源VS1のAC電圧VACを単相全波整流回路DM1により整流してインバータ主回路に、直流の主回路電圧Vpnを供給し、単相フルブリッジインバータINV1によりインバータ主回路電圧Vpnを交流に変換してトランスT1の1次巻線にインバータ出力電圧V1を供給し、トランス2次巻線に誘導される電圧V2を単相全波整流回路DM2により整流してバッテリBT1に供給するものである。
ここで、図8のトランスT1は、C−C形状のコアに1次巻線、2次巻線をそれぞれ巻いたものであり、それぞれのコアは分離可能で、コアのギャップを任意の値に設定できるものである。また、1次巻線、2次巻線の巻数比は1:1である。コンデンサCpnは、インバータ主回路コンデンサで、主回路電圧Vpnの平滑の目的で設けられたものである。トランス2次巻線に設けられたコンデンサCpは、前述の図6におけるコンデンサC1と同じ目的で設けられたものであり、コンデンサCpの容量値を最適値Cpmに設定することにより、バッテリ充電電流Idの平均値Iaを最大にすることができる。また、図8のコンデンサCbは、単相全波整流回路DM2の出力電流Idmのリップル成分を吸収し、バッテリ電流Idに、DM2の出力電流Idmの直流成分のみを流すために設けられたものである。
インバータ出力電圧V1は、図9に示すように、波高値Vpn、キャリア周波数fc、周期Tc(=1/fc)、パルス幅TpのAC矩形波であり、パルス幅Tpを、0〜Tc/2の範囲で任意に設定することができる。
図8において、インバータ出力からバッテリまでの回路において、トランスT1をインダクタンスL1、L2、Lmより構成される等価回路で置き換えた回路図を図10に示す。同図のトランスT1の等価回路において、L1は1次漏れインダクタンス、L2は2次漏れインダクタンス、Lmは励磁インダクタンスを表す。実際のシミュレーションは、図8の代わりに図10の回路構成で行っている。
ここで、実際に図8の回路を実機で評価した際の、図10のトランスT1、コンデンサCpの各定数、及びトランス1次巻線電圧V1、バッテリBT1の端子間電圧VBの条件を表1に示す。なお、表1におけるトランスT1の各インダクタンスL1、L2、Lmの値は、トランスコアのギャップ長が3mmの場合の実測値を示したものである。また、表1に示した各定数やパラメータの値はシミュレーションによる解析でも利用するので、シミュレーション条件として示している。
表1の条件1の場合に得られる、コンデンサCpとバッテリ充電電流Idの平均値Iaとの関係を図11に示す。同図の平均値Iaの値は、シミュレーションにより求めた値であるが、実機による評価結果とシミュレーション結果とはほぼ一致する。
ただし、コンデンサCpやCbの各容量、VB、Vpn等の各電圧値のパラメータによっては、インバータINV1の主回路、バッテリBT1等に過大な電流が流れ、図8のインバータINV1の主回路素子、単相全波整流回路DM1及びDM2の整流回路素子、バッテリBT1等の各回路素子の破損の危険性があることから、図11のバッテリ充電電流Idの平均値Iaの値はシミュレーションにより求めた。また、表1に示した条件1には記載していないが、バッテリBT1の内部抵抗は0.1Ωとした。
図11より、特許文献1に示されている電力の伝達効率の最適化手法と同様に考えると、コンデンサCpの容量値が最適値Cpm=0.5μFのとき、バッテリ充電電流Idの平均値Iaが最大値5.0Aとなる。従って、このときのインバータINV1からバッテリBT1に伝達される電力の伝達効率が最適となると言える。
一方、図8に示す従来例1の非接触給電装置は、コンデンサCpの値を最適に選ぶことによりインバータINV1からバッテリBT1に伝達される電力の伝達効率を最大にできるものの、バッテリ充電電流Idの平均値Iaの値が、概略、トランスの漏れインダクタンスにより制限されてしまうと言う問題がある。この問題について以下に説明する。
表1の条件1での1次漏れインダクタンスL1、2次漏れインダクタンスL2の値をそれぞれ0.1mHから0.05mHに変更した場合の条件を条件2、条件3として表2に示す。
表2における条件2、条件3の場合のコンデンサCpとバッテリ充電電流Idの平均値Iaとの関係を図12に示す。同図より、1次漏れインダクタンスL1、2次漏れインダクタンスL2の値をそれぞれ0.1mHから0.05mHと小さくすると、バッテリ充電電流Idの平均値Iaの最大値は、5Aから7Aと大きくなる。このことから、バッテリ充電電流Idの平均値Iaの最大値は、概略、トランスの漏れインダクタンスにより制限されてしまうと言える。
図8の回路において、バッテリ充電電流Idの平均値Iaを、バッテリ急速充電時の許容電流値である10A程度(目標値)とした場合、従来例1では5A程度しか流せず、この目標値の10Aを流すことはできない。
次に、電流容量が大きいトランスの基本的な問題について説明する。電流容量が大きいトランスの場合、線径の大きい太い巻線を巻く必要があること、及びコアの磁束飽和の問題から、コア寸法をある程度大きくする必要があり、コア寸法を大きくすることに伴い漏れ磁束が大きくなり、その結果、漏れインダクタンスも大きくなってしまう。図8のトランスT1においても、表1に示すように、1次漏れインダクタンスL1、2次漏れインダクタンスL2の値をそれぞれ0.1mH以下にすることはできなかった。
このような漏れインダクタンスが大きいトランスの場合、例えばキャリア周波数を下げることによりバッテリ充電電流Idの平均値Iaを大きくすることができる。キャリア周波数を下げた例として、表1の条件1におけるキャリア周波数fcの値を10kHzから5kHzとした場合の条件を条件4として表3に示す。
表3の条件4における場合の、コンデンサCpとバッテリ充電電流Idの平均値Iaとの関係を図13に示す。同図より、キャリア周波数fcの値を10kHzから5kHzにすると、バッテリ充電電流Idの平均値Iaの最大値は、5Aから10.1Aと大きくなり、バッテリ充電電流Idの平均値Iaの値は前記目標値の10Aを達成することができる。
しかしながら、キャリア周波数を下げることにより、トランスコアの飽和、騒音等の問題が発生するため、キャリア周波数を単純に下げることはできない。
ここで、図7の従来例2に示すように、トランスT3の1次巻線に直列にコンデンサCs、2次巻線に並列にコンデンサCpを設けることを考える。
この手法は、前述のように、トランス2次側の負荷が、図8に示すようなバッテリBT1ではなく、図14に示すような抵抗負荷RLの場合に有効な手法であり、コンデンサCp、Csが1次漏れインダクタンスL1、2次漏れインダクタンスL2、励磁インダクタンスLmとの間で共振回路を形成するようにコンデンサCp、Csの値を設定することにより、トランスT1をインピーダンスが0となる理想トランスの特性に近づけることができ、効率良く抵抗負荷RLに電流を流すことができる。しかしながら、この手法をそのままバッテリ負荷に適用すると、トランスT1、コンデンサCs、Cpより構成される等価トランスの、等価漏れインダクタンスがほぼ零となり、バッテリ電流Idが従来例1のようにトランスT1の漏れインダクタンスL1、L2により制限されなくなるため、従来例1とは逆に、過大なバッテリ充電電流Idが流れてしまう。
以下に、このトランスT1の1次巻線に直列にコンデンサCs、2次巻線に並列にコンデンサCpを設ける手法及びその問題点について具体的に説明する。
図14は、図7の従来例2において、トランスT2の部分を取り除いて表わした非接触給電装置である。同図の、インバータINV1出力から単相全波整流回路DM2入力間のトランスT1、コンデンサCp、Csより構成される等価トランスの等価回路を図15に示す。
図15の等価トランスの特性を理想トランスの特性に近づけること、すなわちトランスの励磁インダクタンス及び漏れインダクタンスと、コンデンサCs、Cpとを直列共振、並列共振させることを考える。ここで、トランスT1の巻数比は、図8のトランスT1と同様に1:1とし、インバータ出力電圧V1は、図9に示すような矩形波電圧ではなく、角速度ωの正弦波電圧と考える。
図15の等価トランスの等価回路において、コンデンサCs、Cpを(式1)、(式2)に示す値に設定すると、その際の等価トランスの入出力の電圧及び電流、V1、I1、V2、I2の関係は(式3)に示す理想トランスの特性となる。

Cp=1/(ω・(Lm+L2)) −−−(式1)

Cs=(Lm+L2)/(ω・(Lm・L1+L1・L2+Lm・L2))
−−−(式2)
ここで、表1の条件1に示すトランスT1の各インダクタンスL1、L2、Lmから、(式1)、(式2)より、ω=2πfcとして、fc=10kHzの時のCp、Csの値を計算するとCp≒0.39μF、Cs≒1.45μFとなる。
しかしながら、(式1)〜(式3)は、V1が正弦波電圧の場合に成立する式であって、インバータINV1出力電圧V1が図9に示すような矩形波電圧の場合に成立するとは言い切れない。また、実際の回路は、図8に示すように、単相全波整流回路DM2のような非線形回路が含まれているので、この点からも、(式1)〜(式3)が成立するとは言い切れない。
そこで、図10に対応させて、図16に示す回路において、下記の表4の条件5にてシミュレーションを行い、コンデンサCsとバッテリ充電電流Idの平均値Iaの関係を求め、V1が矩形波で、かつ、回路に非線形回路が含まれている場合においても、(式1)〜(式3)が概略成立するかどうかを検証する。なお、(式3)において、並列コンデンサCpは、実用に鑑み、前記計算結果の0.39μFではなく、市販の汎用品が存在する0.33μFとした。
表4の条件5において、コンデンサCsとバッテリ充電電流Idの平均値Iaの関係のシミュレーション結果を図17に示す。
図17より、直列コンデンサCs=1.37μFのとき、バッテリ充電電流Idの平均値Ia=402Aの最大値を取る。また、シミュレーション波形は省略するが、Cs=1.37μFの時、V1、V2、I1、I2は全て同相となり、V1、I1、V2、I2の関係は、(式3)の理想トランスの特性となる。Cs=1.37μFは、(式2)からの計算値Cs=1.45μFからわずかに異なるが、図16に示す回路のような、入力電圧が矩形波で、かつ、回路に整流回路のような非線形回路が含まれている場合においも、(式1)〜(式3)が概略成立することが上述の結果から検証できた。
ここで、前記のバッテリ充電電流Idの平均値Ia=402Aという値は、インバータ出力電圧V1のパルス幅Tpが、最大値50μsecの場合の値であって、パルス幅Tpを制御することにより、バッテリ充電電流Idの平均値Iaを、目標値の10A程度に抑えることが可能ではないかと思われるが、実際には不可能である。このことについて以下に説明する。
表4の条件5、及びCs=1.37μFの時の、インバータ出力電圧V1のパルス幅Tpと、バッテリ充電電流Idの平均値Iaの関係をシミュレーションにより求める。このシミュレーション結果を図18に示す。
図18より、インバータ出力電圧V1のパルス幅Tpにより、バッテリ充電電流Idの平均値Iaを制御することは可能ではあるが、目標値10A程度に制御するには、パルス幅Tpを13〜14μsecの間に精密に制御する必要がある。また、このパルス幅Tp=13〜14μsecという制御範囲は、あくまでインバータ主回路電圧Vpn=90V、バッテリ電圧VB=40Vの場合の制御範囲であって、この制御範囲は、インバータ主回路電圧Vpn、バッテリ電圧VBの値によって大きく変化する。このため、表4の条件5、及びCs=1.37μFのときに、インバータ出力電圧V1のパルス幅Tpにより、バッテリ充電電流Idの平均値Iaを制御することは事実上不可能であると言える。
以上に述べたように、従来例1の、トランスの2次巻線のみに並列にコンデンサCpを設けた非接触給電装置においては、漏れインダクタンスが大きいトランスの場合、バッテリ充電電流Idの平均値Iaが、トランスの漏れインダクタンスにより制限されてしまうという問題があった。
また、この漏れインダクタンスが大きいトランスの場合にバッテリ充電電流Idの平均値Iaを大きくしようとして、従来例2に示すように、トランスT1の1次巻線に直列にコンデンサCs、2次巻線に並列にコンデンサCpを設け、このトランスT1、コンデンサCp、Csより構成される等価トランスの特性が理想トランスの特性になるようコンデンサCp、Csの値を設定すると、この場合には、逆にバッテリ充電電流Idの平均値Iaが大きくなりすぎ、バッテリ充電電流Idの平均値Iaの制御は事実上不可能であるいう問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、漏れインダクタンスが大きいトランスの場合でもバッテリ充電電流Idの平均値Iaがトランスの漏れインダクタンスにより制限されてしまうことなく、さらにバッテリ充電電流Idの平均値Iaの制御も比較的容易な非接触給電装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明は、次のように構成したものである。
請求項1に記載の発明は、直流電圧を高周波の矩形波交流電圧または正弦波交流電圧に変換して出力するインバータ装置と、1次巻線と2次巻線が分離着脱できるトランスと、前記1次巻線に直列に接続される直列コンデンサCsと、前記2次巻線側に並列に接続される並列コンデンサCpと、前記2次巻線に接続される整流回路と、該整流回路の出力に並列に接続される平滑コンデンサCbと蓄電装置とを備え、前記インバータ装置により前記1次巻線に高周波電圧を印加して、前記2次巻線に誘起される電圧を前記整流回路により整流して前記平滑コンデンサCbにより平滑し、前記蓄電装置を充電する非接触給電装置において、
前記トランスをT形等価回路で表したときの励磁インダクタンスLmと1次漏れインダクタンスL1と2次漏れインダクタンスL2及び前記直列コンデンサCsと前記並列コンデンサCpとで構成した等価トランスの特性が、インピーダンスが0となる理想トランスの特性と等しくなるように前記直列コンデンサCsと前記並列コンデンサCpの容量値を算定してそれぞれCs1、Cp1としたとき、前記並列コンデンサCpを前記Cp1の値またはその近傍値に設定し、前記直列コンデンサCsの値を前記蓄電装置の充電電流平均値が許容される最大電流を流すことができる容量値から、前記インバータによって前記最大電流を制御することが可能な前記Cs1に近い容量値の範囲内に設定するものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の非接触給電装置において、前記Cp1と前記Cs1の容量値が、前記インバータ装置から出力される高周波電圧の周波数をfcとしたときに、次式
Cp1=1/(ω・(Lm+L2))
Cs1=(Lm+L2)/(ω・(Lm・L1+L1・L2+Lm・L2))
ただし、ω=2πfc
によって算定するものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の非接触給電装置において、前記直列コンデンサCsの容量値が、前記蓄電装置の充電電流平均値をシミュレーション解析によって算出するという手順によって決定されるものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の非接触給電装置において、前記蓄電装置の電流を検出する電流検出器と、前記蓄電装置の端子電圧を検出する電圧検出器と、前記電流検出器と前記電圧検出器の出力信号を非接触で伝送する非接触信号伝送部を有し、前記インバータ装置の制御部へ前記電流検出器と前記電圧検出器の出力信号をフィードバックし、前記インバータ装置の出力電圧をパルス幅制御して、前記蓄電装置の充電電流平均値を制御するものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の非接触給電装置において、前記蓄電装置が、バッテリまたは電気二重層コンデンサであることを特徴とするものである。
本発明によると、非接触給電装置におけるトランスの漏れインダクタンスが大きい場合でも、蓄電装置の充電電流がトランスの漏れインダクタンスによって制限されてしまうことなく制御できるようになるという効果がある。
さらに、トランス及び直列コンデンサと並列コンデンサによって理想トランスを構成する回路方式の場合、従来、蓄電装置の充電電流の制御は困難であったが、本発明の非接触給電装置では、蓄電装置の充電電流制御も比較的容易に実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施例における非接触給電装置の全体構成図である。同図は、従来例1に相当する図8の非接触給電装置のトランスT1の1次巻線に直列にコンデンサCsを設けたものであり、インバータINV1出力から単相全波整流回路DM2入力間の回路構成は、図15の、トランスT1、コンデンサCp、Csより構成される等価トランスの回路構成と同じである。
本発明が従来技術と異なる部分は、このトランスT1、コンデンサCp、Csより構成される等価トランスの特性が、理想トランスの特性となるようコンデンサCp、Csの値を設定するのではなく、等価トランスの特性が理想トランスの特性からある程度外れ、等価トランスが、等価漏れインダクタンス成分をある程度持つように、特にコンデンサCsの値を設定することである。
図1の本発明の非接触給電装置の動作を、図15の等価トランスの等価回路をもとに説明する。ここで、トランスT1の巻数比は、前述と同様に1:1とし、インバータINV1出力電圧V1も、前述と同様、角速度ωの正弦波電圧と考える。
本発明においては、コンデンサCs、Cpを(式4)、(式5)に示す値に設定する。コンデンサCpに関する(式4)は、前記(式1)と同じであるが、コンデンサCsに関する(式5)に関しては、前記(式2)が等式であったのに対して、(式5)は不等式となっている点が異なる。ここで、Cxは後述するシミュレーション解析を利用して求める値である。

Cp=1/(ω・(Lm+L2)) −−−(式4)

Cx>Cs>(Lm+L2)/(ω・(Lm・L1+L1・L2+Lm・L2))
−−−(式5)
また、コンデンサCs、Cpが、(式4)、(式5)に示す値に設定されている際の等価トランスの入出力の電圧及び電流、V1、I1、V2、I2の関係を、jを虚数単位として(式6)(式7)に示す。
コンデンサCsの値を、前記(式2)のように選ぶと、(V1、I1)、(V2、I2)の関係を表す従続行列の1行2列の項は、前記(式3)に示すように零となるが、コンデンサCsの値を(式5)のように選ぶと、(V1、I1)、(V2、I2)の関係を表す従続行列の1行2列の項は零とはならない。この場合の、(V1、I1)、(V2、I2)の関係を表す従続行列の1行2列の項をF12とすると、F12は(式7)で表される。

ここで、等価リアクタンスをx3として、x3を(式8)で表すものとする。

(式6)を、(式8)の等価リアクタンスx3を用いて表すと(式9)となる。

(式9)より、V1、V2、I1の関係は(式10)で表される。

ここで、概略、Lm>>L2より、(式10)は、(式11)で表される。
(式11)は、V1〜V2間のラインインピーダンスが、概略jx3で表されることを示し、ライン電流I1は、x3により決定されることを表す。
ここで、(式5)の関係及び(式8)から、x3>0となるので、V1〜V2間のラインインピーダンスjx3は誘導性インピーダンスであり、この等価リアクタンスx3は、トランスT1、コンデンサCp、Csより構成される等価トランスにおける等価漏れリアクタンスと見ることができる。
(式8)で表される等価リアクタンスx3は、コンデンサCsの値の設定により、任意の値に設定が可能であるので、V1〜V2間のラインインピーダンス、すなわち、等価トランスの等価漏れリアクタンスを任意の値に設定することができ、任意のV1〜V2間のライン電流I1を流すことが可能である。
以上の説明は、前述のように、インバータINV1出力電圧V1を、角速度ωの正弦波電圧とした場合を前提としたものであり、図9に示すような、V1が矩形波電圧の場合に成立するとは言い切れず、また、図1に示すような単相全波整流回路DM2を介したバッテリ負荷のような非線形回路が含まれている回路に対して成立するとは言い切れない。
しかしながら、図1に示すような非接触給電装置においても、コンデンサCsの値の設定により、バッテリ充電電流Idの平均値Iaが目標値の10Aに近い値になるように設定し、さらに、バッテリ充電電流Idの平均値Iaを、インバータINV1出力電圧V1のパルス幅Tpにより制御することは可能である。その具体例について以下に説明する。
先ず、コンデンサCsの値の設定方法について説明する。
コンデンサCsの最適値を計算式で求めるのは困難であるため、ここでは、シミュレーション解析によりその最適値を探す。前述の図17を、縦(Ia)軸及び横(Cs)軸共に拡大した図を図19に示す。
図19より、バッテリ充電電流Idの平均値Iaが目標値の10A近傍の値になるCsの値はCs=3μFの時である。このとき、バッテリ充電電流Idの平均値Ia=9.3Aとなるので、コンデンサCsの値を3μFに設定するものとする。
次に、Cs=3μFの場合であれば、バッテリ充電電流Idの平均値Iaを制御することは、実用上特に問題なくできることを以下に述べる。
表5の条件6に、インバータ出力電圧V1のパルス幅Tpを可変とする場合のバッテリ充電電流Idの平均値Iaのシミュレーション条件を示す。また、そのシミュレーション結果を図2に示す。
表6の条件7に、バッテリ電圧VBを可変とした場合のバッテリ充電電流Idの平均値Iaのシミュレーション条件を示す。また、そのシミュレーション結果を図3に示す。ここで、バッテリ電圧VBは、30V〜50Vの範囲で変動するものとする。
表6の条件8に、インバータ主回路電圧Vpnを可変とした場合のバッテリ充電電流Idの平均値Iaのシミュレーション条件を示す。また、そのシミュレーション結果を図4に示す。ここで、インバータ主回路電圧Vpnは、80〜150Vの範囲で変動するものとする。
図2より、パルス幅Tpを、概略10〜40μsecの間で制御することにより、バッテリ充電電流Idの平均値Iaを、0〜9Aの間のほぼ任意の値に制御することが可能であることが言える。
図3より、バッテリ電圧VBが、30〜50Vの範囲で変化しても、バッテリ充電電流Idの平均値Iaの値は9.5A〜9.0Aでほとんど変化していない。
図4より、インバータ主回路電圧Vpnが、80〜150Vの範囲の変動に対し、バッテリ充電電流Idの平均値Iaの変動はほぼ比例関係にあり、8〜16Aの間で変化する。また、Vpnの最大値150Vのときのバッテリ充電電流Idの平均値Iaは16A程度であるので、パルス幅Tpの制御により、バッテリ充電電流Idの平均値Iaを、目標値の10A程度に制御することは十分可能であることが確認できる。
以上説明したように、本発明により、表4の条件5におけるトランス等のパラメータの条件において、コンデンサCsの設定値を、理想トランス特性を求める場合の計算式である(式2)で算定した値の1.45μFより大きな値の3μFとすることにより、パルス幅Tpの制御によって、バッテリ充電電流Idの平均値Iaを目標値の10Aに制御することが可能となる。
また、表4の条件5におけるトランス等のパラメータ、及びバッテリ充電電流Idの平均値Iaの目標値の10Aはあくまで一例であり、本発明により、図1に示す非接触給電装置において、任意のトランスの任意の励磁インダクタンス、漏れインダクタンスに対して、コンデンサCs、Cpの値を、下記に示すような手順で選定することにより、任意の値のバッテリ充電電流Idの平均値Iaを制御することが可能となる。
すなわち、上述で説明してきた内容を整理するとコンデンサCs、Cpの値は次のような手順でその最適値を決定することができる。
1)先ず、トランスをT形等価回路で表したときの励磁インダクタンスLm、1次漏れインダクタンスL1、2次漏れインダクタンスL2、及び、コンデンサCs、コンデンサCpとで構成した等価トランスの等価回路(図15を参照)のインピーダンスが0となる理想トランス特性と等しくなるように直列コンデンサCsと並列コンデンサCpの容量値を(式1)と(式2)を用いて算出する。
2)次に、算出したCsとCpの値をそれぞれ、Cs1とCp1としたとき、Cp=Cp1として、コンデンサCpの値は計算値により選定する。ただし、実際の回路での適用は、市販の汎用品が入手可能な値のもので、計算値に最も近い値のコンデンサ容量のものを選定することになる。
3)コンデンサCsの最適値は、計算式によって解析的に求めることが困難であるので、図16に示すような非接触給電装置の等価回路を用いてシミュレーション解析を実施し、図19に示されているように、Csを変数として充電電流Idの平均値Iaを算出する。シミュレーションに際してのコンデンサCsの値は、(式5)を参照して、Cs>Cs1で、何点かのCsの値を用いてシミュレーション解析を実施する。
4)シミュレーション解析によって充電電流Idの平均値Iaが、許容されるバッテリの最大充電電流値の直近となるコンデンサCsの値を仮選定し、そのコンデンサCsの値をCs=Cs2とする。
5)再度、このコンデンサCsの容量値Cs2の近傍でのシミュレーション解析を実行し、この定数設定でインバータ装置によってバッテリの充電電流を制御可能であるかどうかを判断する。そして、コンデンサCsの値が理想トランス特性を与えるCs1にどの程度近い値まで適用可能かを、シミュレーション解析を繰り返し行うことによって確認する。
5)最終的にCs=Cs3の値まではインバータ装置による制御が可能であると判断できたならば解析を終了する。
上記より、コンデンサCsの容量値が次式で示す範囲内であればバッテリの充電電流を制御する上での最適値の数値範囲であると考えることができる。

Cs2 ≧ Cs ≧ Cs3 >Cs1 −−−(式12)
なお、以上の説明は、インバータINV1として、図9に示す波形の電圧を出力する、比較的実現が容易な矩形波出力インバータとした場合の説明であるが、インバータINV1としては、波高値を任意の値に制御できれば、共振形インバータのような正弦波出力インバータでも良い。
この場合、矩形波出力インバータがパルス幅を制御してバッテリ充電電流を制御するのに対して、正弦波出力インバータは、正弦波の波高値でバッテリ充電電流を制御する。
図5は本発明の第2実施例における非接触給電装置の制御部等を含めた全体構成図である。以下に図5の構成を説明する。
図5は、図1に、バッテリ電流Id検出用の電流検出器CT1、バッテリ電圧VB検出用の電圧検出器PT1、非接触信号伝送装置SGC1、インバータINV1の制御部CONT1を付加したものであり、バッテリ電流Id、バッテリ電圧VBをそれぞれ電流検出器CT1と電圧検出器PT1にて検出し、非接触信号伝送装置SGC1にてトランスT1の1次側に伝送し、伝送したバッテリ電流Id検出信号、バッテリ電圧VB検出信号を制御部CONT1に入力し、制御部CONT1は、設定されたバッテリ電流値、またはバッテリ電圧値に制御するようにインバータ出力電圧V1のパルス幅Tpを演算し、インバータINV1に出力する。
本発明における蓄電装置として図1ではバッテリBT1を記載しているが、バッテリ以外の蓄電装置、例えば電気二重層コンデンサを使用しても良い。
本発明はバッテリを搭載した自立移動型のロボットや自動搬送装置等の移動体、あるいは電気自動車、工作機械装置等において大電流を流して蓄電装置を急速充電する用途の非接触給電装置として幅広い分野において適用可能である。
本発明の第1実施例を示す非接触給電装置の構成 本発明の第1実施例におけるシミュレーション条件6(表5)により求めたインバータ出力電圧V1のパルス幅Tpとバッテリ充電電流Idの平均値Iaとの関係を示す図 本発明の第1実施例におけるシミュレーション条件7(表6)により求めたバッテリ電圧VBとバッテリ充電電流Idの平均値Iaとの関係を示す図 本発明の第1実施例におけるシミュレーション条件8(表6)により求めたインバータ主回路電圧Vpnとバッテリ充電電流Idの平均値Iaとの関係を示す図 本発明の第2実施例を示す非接触給電装置の構成 従来例1の非接触給電装置の構成 従来例2の非接触給電装置の構成 従来例1に相当する実験及びシミュレーション用の非接触給電装置の構成 図8におけるインバータINV1の出力電圧V1の波形を示す図 図8におけるトランスT1の等価回路とシミュレーション用の等価回路 図10におけるシミュレーション条件1(表1)により求めたコンデンサCpとバッテリ充電電流Idの平均値Iaとの関係を示す図 図10におけるシミュレーション条件2,3(表2)により求めたコンデンサCpとバッテリ充電電流Idの平均値Iaとの関係を示す図 図10におけるシミュレーション条件4(表3)により求めたコンデンサCpとバッテリ充電電流Idの平均値Iaとの関係を示す図 図7の従来例2においてトランスT2の部分を取除いて表わした非接触給電装置の構成 図14におけるトランスT1、コンデンサCp、Csより構成される等価トランスの等価回路 図10に対応する非接触給電装置のシミュレーション用の等価回路 図16におけるシミュレーション条件5(表4)により求めたコンデンサCsとバッテリ充電電流Idの平均値Iaとの関係を示す図 図16におけるシミュレーション条件5(表4)、Cs=1.37μFとして求めたインバータ出力電圧V1のパルス幅Tpとバッテリ充電電流Idの平均値Iaの関係を示す図 図17において縦(Ia)軸と横(Cs)軸を拡大して示した図
符号の説明
B、BT1 バッテリ
W11 1次コイル
W12 2次コイル
D1、D2 ダイオード
DC 直流電源
CH チョークコイル
C1、C11、C12、Cp、Cs、Cb コンデンサ
Cpn インバータ主回路コンデンサ
S11、S12 スイッチング素子
T1、T2、T3、12 トランス
11 高周波電源
W1 1次導線
W2 受電コイル
CONV1 直流電源部
CONV2 2次電源部
RL 負荷
CT1 電流検出器
PT1 電圧検出器
SGC1 非接触信号伝達装置
CONT1 インバータの制御部
VS1、VS2 交流電源
DM1、DM2、DM3 整流回路
INV1、INV2 インバータ
L1、L2 漏れインダクタンス
Lm 励磁インダクタンス

Claims (5)

  1. 直流電圧を高周波の矩形波交流電圧または正弦波交流電圧に変換して出力するインバータ装置と、1次巻線と2次巻線が分離着脱できるトランスと、前記1次巻線に直列に接続される直列コンデンサCsと、前記2次巻線側に並列に接続される並列コンデンサCpと、前記2次巻線に接続される整流回路と、該整流回路の出力に並列に接続される平滑コンデンサCbと蓄電装置とを備え、前記インバータ装置により前記1次巻線に高周波電圧を印加して、前記2次巻線に誘起される電圧を前記整流回路により整流して前記平滑コンデンサCbにより平滑し、前記蓄電装置を充電する非接触給電装置において、
    前記トランスをT形等価回路で表したときの励磁インダクタンスLmと1次漏れインダクタンスL1と2次漏れインダクタンスL2及び前記直列コンデンサCsと前記並列コンデンサCpとで構成した等価トランスの特性が、インピーダンスが0となる理想トランスの特性と等しくなるように前記直列コンデンサCsと前記並列コンデンサCpの容量値を算定してそれぞれCs1、Cp1としたとき、前記並列コンデンサCpを前記Cp1の値またはその近傍値に設定し、前記直列コンデンサCsの値を前記蓄電装置の充電電流平均値が許容される最大電流を流すことができる容量値から、前記インバータによって前記最大電流を制御することが可能な前記Cs1に近い容量値の範囲内に設定することを特徴とする非接触給電装置。
  2. 前記Cp1と前記Cs1の容量値は、前記インバータ装置から出力される高周波電圧の周波数をfcとしたときに、次式
    Cp1=1/(ω・(Lm+L2))
    Cs1=(Lm+L2)/(ω・(Lm・L1+L1・L2+Lm・L2))
    ただし、ω=2πfc
    によって算定することを特徴とする請求項1に記載の非接触給電装置。
  3. 前記直列コンデンサCsの容量値は、前記蓄電装置の充電電流平均値をシミュレーション解析によって算出するという手順によって決定されることを特徴とする請求項1に記載の非接触給電装置。
  4. 前記蓄電装置の電流を検出する電流検出器と、前記蓄電装置の端子電圧を検出する電圧検出器と、前記電流検出器と前記電圧検出器の出力信号を非接触で伝送する非接触信号伝送部を有し、前記インバータ装置の制御部へ前記電流検出器と前記電圧検出器の出力信号をフィードバックし、前記インバータ装置の出力電圧をパルス幅制御して、前記蓄電装置の充電電流平均値を制御することを特徴とする請求項1に記載の非接触給電装置。
  5. 前記蓄電装置は、バッテリまたは電気二重層コンデンサであることを特徴とする請求項1に記載の非接触給電装置。
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