JP2010134125A - Image forming apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、像担持体とこれに当接することが可能な当接部材との間に通した記録シートに対して像担持体表面上の可視像を転写する転写手段と、像担持体と当接部材との距離を調整する距離調整手段とを備える画像形成装置に関するものである。 The present invention relates to a transfer means for transferring a visible image on the surface of an image carrier to a recording sheet passed between the image carrier and a contact member capable of contacting the image carrier, an image carrier, The present invention relates to an image forming apparatus including a distance adjusting unit that adjusts a distance from a contact member.
従来、像担持体と当接部材との当接によって形成している転写ニップに記録シートを挟み込んで、像担持体上の可視像たるトナー像を記録シートに転写する画像形成装置が知られている。かかる構成において、記録シートとして厚紙を用いると、厚紙の先端を転写ニップに進入させる際や、厚紙の後端を転写ニップから抜け出させる際の急激な負荷変動により、像担持体の表面移動速度を一瞬だけ変化させることがある。このような表面移動速度の変化が起こると、画像に線状の濃度ムラを引き起こしてしまう。 2. Description of the Related Art Conventionally, an image forming apparatus that transfers a toner image, which is a visible image on an image carrier, to a recording sheet by sandwiching a recording sheet in a transfer nip formed by contact between the image carrier and a contact member is known. ing. In such a configuration, when thick paper is used as the recording sheet, the surface movement speed of the image carrier is reduced due to sudden load fluctuations when the leading edge of the thick paper enters the transfer nip or when the trailing edge of the thick paper leaves the transfer nip. May change for a moment. When such a change in the surface moving speed occurs, linear density unevenness is caused in the image.
一方、特許文献1には、像担持体と当接部材との距離を次のように調整する画像形成装置が記載されている。即ち、この画像形成装置は、像担持体と当接部材との間に進入する前の記録シートの厚みを厚みセンサによって検知する。そして、記録シートの先端を像担持体と当接部材との間に進入させるのに先立って、移動手段によって当接部材を像担持体から遠ざける方向に所定距離だけ強制移動させる。かかる構成においては、当接部材を強制移動させない場合に比べて、シート先端進入時、及びシート後端排出時における像担持体に対する急激な負荷変動を低減して、線状の濃度ムラの発生を抑えることができる。
On the other hand,
しかしながら、厚紙使用時に当接部材を上述のようにして強制移動させても、転写ニップに記録シートを進入させる際における像担持体の速度変動を十分に抑えることができない場合があった。本発明者らは、その原因が、記録シートが転写ニップに進入した後の当接部材の振動にあることを見出した。具体的には、本発明者らは、図1に示す構成を具備するプリンタ試験機を用意した。同図において、像担持体たる中間転写ベルト903は、2次転写対向ローラ904に掛け回された状態で無端移動せしめられている。中間転写ベルト903の2次転写対向ローラ904に対する掛け回し箇所には、バネ905によって付勢される2次転写ローラ907が当接して2次転写ニップを形成している。この2次転写ニップに対して、厚紙からなる記録シートPを進入させる際における中間転写ベルト903の速度変動と、2次転写ローラ907の上下移動量とを測定してみた。この結果を図2に示す。同図において、taは、記録シートPの先端が2次転写ニップの入口でベルト及びローラに突き当たった時点を示している。この時点taにおいて、中間転写ベルト903の速度は急激に低下する。そして、その後、2次転写ローラ907がプラス側(プリンタ内では下方側)に大きく移動する。2次転写ニップ内に厚紙からなる記録シートPが進入した後に2次転写ローラ907が最終的に落ち着く位置は、同図において移動量で0.7[mm]に相当する位置(以下、「正規の移動位置」という)である。ところが、時点taの直後においては、その位置を一時的に通り過ぎていることがわかる(移動量で1.2mm程度)。これは、2次転写ローラ907が急激に動くことで、ある程度の慣性力が作用するからである。2次転写ローラ907が「正規の移動位置」を通り過ぎて、移動量で1.2mm程度の位置に達すると、今度は、中間転写ベルト907に押し返されて逆戻りを始める。この逆戻りの際にも、2次転写ローラ907は「正規の移動位置」にピタリと止まらずに、慣性力によってオーバーランする。厚紙からなる記録シートPの先端が2次転写ニップに進入し始めると、当接部材907はこのような移動方向の転換とオーバーランとの繰り返しによって振動する。この振動により、像担持体901に対する負荷変動が起こって、像担持体の表面移動速度を変動させていた。
However, even when the abutting member is forcibly moved as described above when using thick paper, the speed fluctuation of the image carrier when the recording sheet enters the transfer nip may not be sufficiently suppressed. The inventors have found that the cause is the vibration of the contact member after the recording sheet enters the transfer nip. Specifically, the present inventors prepared a printer testing machine having the configuration shown in FIG. In this figure, an
この実験は、図1に示したように、当接部材としての2次転写ローラ907を中間転写ベルト903から遠ざける方向に所定の距離だけ強制移動させずに、自然な状態で中間転写ベルト903に押し当てた条件で行ったものである。2次転写ローラ907の軸受けに偏心カムを突き当てるなどして、2次転写ローラ907を所定の距離だけ強制移動させた場合、図2のグラフの時点taにおけるベルト速度の急激な低下を大幅に低減することができた。しかしながら、その後の、2次転写ローラ907の振動に起因するベルト速度変動については、十分に低減することができないことがあった。
In this experiment, as shown in FIG. 1, the
これまで、当接部材としての2次転写ローラ907を像担持体としての中間転写ベルト903に押し当てる構成における問題について説明してきたが、この逆に、像担持体を当接部材に押し当てる構成では、像担持体の振動に起因する像担持体の表面速度変動が発生する。
Up to now, the problem of the configuration in which the
本発明は、以上の背景に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、転写ニップに対して肉厚の記録シートが進入し始めた際の像担持体又は当接部材の振動による像担持体の表面移動速度の変動を抑えることができる画像形成装置を提供することである。 The present invention has been made in view of the above background, and the object of the present invention is due to the vibration of the image carrier or the contact member when a thick recording sheet starts to enter the transfer nip. An object of the present invention is to provide an image forming apparatus capable of suppressing fluctuations in the surface moving speed of an image carrier.
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、回転軸を中心にして回転可能に構成された像担持体、あるいは、回転軸を中心にして回転可能なベルト支持体に対して掛け回されるベルト状の像担持体と、回転可能な該像担持体の表面、あるいは、ベルト状の該像担持体における該ベルト支持体に対する掛け回し箇所の表面、に当接して転写ニップを形成することが可能な当接部材と、該像担持体及び当接部材のうち、何れか一方を付勢部材によって付勢して他方に当接させる付勢手段と、記録シートの厚み情報を取得する厚み情報取得手段と、該厚み情報取得手段によって取得された厚み情報が比較的大きな厚みを示すものである場合に、該付勢部材によって付勢される該一方に対して該付勢部材の付勢力に抗する抗力を付与して該一方を該他方から遠ざける方向に強制移動させることで、回転可能な該像担持体の回転軸又はベルト支持体の回転軸と該当接部材との距離をより大きくする距離調整手段とを備え、該像担持体と該当接部材との間に通した記録シートに対して該像担持体の表面上の可視像を転写する画像形成装置において、強制移動させない状態の上記一方の位置である基準位置から、該一方を強制移動させて上記距離をより大きくする場合には、該一方を該基準位置に位置させている場合に比べて、該一方の付勢に寄与する上記付勢部材の数を増加させるか、あるいは上記付勢部材を該一方に近づけるかして、上記付勢手段の付勢能力を高める付勢能力変更手段を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置であって、上記付勢手段が、上記一方を移動可能に保持する保持体と、上記付勢部材としての伸縮可能な伸縮部材と、該伸縮部材を支持する支持体とを具備し、該保持体と該支持体との間で自然長よりも収縮せしめた該伸縮部材により、該像担持体又は当接部材を付勢するものであり、且つ、上記付勢能力変更手段が、該支持体を該保持体に対して近づけたり遠ざけたりするように相対移動させて該間における該伸縮部材の収縮長を変化させることで、該付勢手段の付勢能力を変更するものである、ことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記付勢手段として、上記一方を移動可能に保持する保持体と、該一方を、該保持体を介してそれぞれ個別に付勢する第1付勢部材及び第2付勢部材とを具備するものを用いるとともに、該一方を上記基準位置に位置させている基準状態では、該第1付勢部材及び第2付勢部材のうち、該第1付勢部材だけによって該保持体を付勢するのに対し、該一方を該基準位置から移動させて上記距離をより大きくしている移動状態では、該第1付勢部材に加えて、該第2付勢部材によっても該保持体を付勢することで、該付勢手段の付勢能力をより高める手段として、上記付勢能力変更手段を機能させたことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項3の画像形成装置であって、上記付勢能力変更手段が、上記基準状態では、移動可能な上記保持体を上記第1付勢部材によって付勢して上記一方を他方に当接させつつ、上記第2付勢部材によって該保持体に向けて付勢している移動可能な移動部材をストッパーに当接させて、該移動部材と該保持体との当接を回避する一方で、上記移動状態では、該第2付勢部材によって該保持体に向けて付勢している該移動部材を該保持体に当接させる位置まで、該ストッパー部材を移動させることで、該保持体に対して、該第1付勢部材による付勢力に加えて、該第2付勢部材による付勢力を作用させるもの、であることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項4の画像形成装置において、上記第1付勢部材、第2付勢部材として、それぞれ伸縮可能な伸縮部材からなるもの、を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項4又は5の画像形成装置において、上記距離調整手段の駆動源を、上記付勢能力変更手段の駆動源として共用したことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項6の画像形成装置であって、上記距離調整手段が、上記移動状態にて、回転可能な第1偏心カムを該第1付勢手段とは反対側から押し当てることで上記一方を上記基準位置から移動させるものであり、上記付勢能力変更手段が、上記移動状態にて、上記移動部材を上記保持体に当接させる位置まで、上記ストッパー部材としての回転可能な第2偏心カムを回転させるものであり、且つ、該第1偏心カムと該第2偏心カムとが同一の回転軸に固定されたものであることを特徴とするものである。
In order to achieve the above object, the invention of
The invention according to
According to a third aspect of the present invention, in the image forming apparatus of the first aspect, as the urging means, a holding body that holds the one is movably attached, and the one is individually attached via the holding body. In the reference state in which the first urging member and the second urging member are used, and one of the urging members is positioned at the reference position, the first urging member and the second urging member Of these, the first biasing member is biased only by the first biasing member, whereas the one biasing member is moved from the reference position to increase the distance. In addition, the biasing capacity changing means is made to function as means for further enhancing the biasing ability of the biasing means by biasing the holding body also by the second biasing member. Is.
According to a fourth aspect of the present invention, in the image forming apparatus of the third aspect, the biasing capacity changing unit biases the movable holding body in the reference state by the first biasing member. The movable member that is biased toward the holding body by the second biasing member is brought into contact with the stopper while the one member is in contact with the other, and the moving member, the holding body, In the above movement state, the stopper member is moved to a position where the moving member biased toward the holding body by the second biasing member is brought into contact with the holding body. By moving, in addition to the urging force by the first urging member, the urging force by the second urging member acts on the holding body.
According to a fifth aspect of the present invention, in the image forming apparatus according to the fourth aspect of the present invention, the first urging member and the second urging member are each composed of an expandable / contractible member. Is.
According to a sixth aspect of the present invention, in the image forming apparatus according to the fourth or fifth aspect, the driving source of the distance adjusting unit is shared as the driving source of the biasing ability changing unit.
The invention according to claim 7 is the image forming apparatus according to claim 6, wherein the distance adjusting means has a first eccentric cam that is rotatable in the moving state opposite to the first urging means. The one side is moved from the reference position by pressing from the position, and the biasing ability changing means is used as the stopper member until the position where the moving member is brought into contact with the holding body in the moving state. The rotatable second eccentric cam is rotated, and the first eccentric cam and the second eccentric cam are fixed to the same rotation shaft.
これらの発明において、記録シートとして厚みがそれほど大きくない普通シートが用いられる場合には、距離調整手段が、像担持体及び当接部材のうちの何れか一方を他方から遠ざける方向に強制移動させずに、基準位置に留めておく。厚みのそれほど大きくない普通シートであるので、強制移動を実施しなくても、転写ニップへのシート先端進入時における像担持体の速度変動量をごく小さな値に留めることができる。また、このとき、付勢能力変化手段が、付勢手段の付勢能力を、従来から一般的に用いられてきたバネと同程度の能力に留めることで、転写ニップ圧の過剰な高まりを回避する。一方、記録シートとして厚紙のような肉厚シートが用いられる場合には、距離調整手段が、像担持体又は当接部材の強制移動を実施する。この強制移動により、シート先端が転写ニップ入口で像担持体や当接部材に突き当たってから、像担持体又は当接部材が上述した「正規の移動位置」に移動するまでに要する時間がより短くなることから、像担持体の速度低下が起こる時間も短くなる。これにより、シート先端が転写ニップの入口に突き当たっているときの像担持体の速度低下に起因する画質劣化が軽減される。また、このとき、付勢能力変化手段が、付勢手段の付勢能力を高めることで、シート先端が転写ニップに進入した後の像担持体又は当接部材の振動を抑える。これにより、像担持体又は当接部材の振動に起因する画質劣化を抑える。
以上のように、本発明においては、転写ニップに対して肉厚の記録シートが進入し始めた際の像担持体又は当接部材の振動による像担持体の表面移動速度の変動を抑えることができる。
In these inventions, when a normal sheet that is not so thick is used as the recording sheet, the distance adjusting means does not forcibly move either the image carrier or the abutting member away from the other. And keep it at the reference position. Since the sheet is not so thick, the speed fluctuation amount of the image carrier when entering the leading end of the sheet into the transfer nip can be kept to a very small value without performing forced movement. At this time, the biasing ability changing means keeps the biasing ability of the biasing means at the same level as that of a spring that has been generally used in the past, thereby avoiding an excessive increase in the transfer nip pressure. To do. On the other hand, when a thick sheet such as thick paper is used as the recording sheet, the distance adjusting means forcibly moves the image carrier or the contact member. Due to this forced movement, the time required for the image carrier or the contact member to move to the “regular movement position” after the leading edge of the sheet hits the image carrier or the contact member at the entrance of the transfer nip is shorter. As a result, the time during which the speed of the image carrier is reduced is also shortened. As a result, image quality deterioration due to a decrease in the speed of the image carrier when the leading edge of the sheet hits the entrance of the transfer nip is reduced. At this time, the biasing ability changing means increases the biasing ability of the biasing means, thereby suppressing the vibration of the image carrier or the contact member after the leading edge of the sheet enters the transfer nip. This suppresses image quality deterioration caused by vibration of the image carrier or the contact member.
As described above, in the present invention, it is possible to suppress fluctuations in the surface movement speed of the image carrier due to the vibration of the image carrier or the contact member when a thick recording sheet starts to enter the transfer nip. it can.
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式のプリンタの実施形態について説明する。
まず、本プリンタの基本的な構成について説明する。図3は、本プリンタを示す要部構成図である。同図において、本プリンタは、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)のトナー像を形成するための4つのプロセスユニット2Y,M,C,Kを備えている。また、機内で記録シートを搬送するための複数のガイド板等からなるシート搬送路21、レジストローラ対37、定着ユニット43、光書込ユニット(不図示)、転写ユニット60、なども備えている
Hereinafter, an embodiment of an electrophotographic printer will be described as an image forming apparatus to which the present invention is applied.
First, the basic configuration of the printer will be described. FIG. 3 is a block diagram showing the main part of the printer. In this figure, the printer includes four
図示しない光書込ユニットは、レーザーダイオード、ポリゴンミラー、各種レンズなどを有しており、外部のパーソナルコンピュータ等から送られている画像情報に基づいて、レーザーダイオードを駆動する。そして、プロセスユニット2Y,M,C,Kの感光体3Y,M,C,Kを光走査する。具体的には、プロセスユニット2Y,M,C,Kの感光体3Y,M,C,Kは、図示しない駆動手段によってそれぞれ図中反時計回り方向に回転駆動せしめられる。光書込ユニットは、駆動中の感光体3Y,M,C,Kに対して、レーザー光Lをそれぞれ回転軸線方向に偏向せしめながら照射することで、光走査処理を行う。これにより、感光体3Y,M,C,Kには、Y,M,C,K画像情報に基づいた静電潜像が形成される。
An optical writing unit (not shown) includes a laser diode, a polygon mirror, various lenses, and the like, and drives the laser diode based on image information sent from an external personal computer or the like. Then, the photoconductors 3Y, M, C, and K of the
本プリンタは、4つのプロセスユニット2Y,M,C,Kを、後述する中間転写ベルト61に対してその無端移動方向に沿って並べたいわゆるタンデム型の構成になっている。各色のプロセスユニット2Y,M,C,Kは、それぞれ、潜像担持体たる感光体3Y,M,C,Kと、その周囲に配設される各種装置とを1つのユニットとして共通の支持体に支持するものであり、プリンタ部本体に対して着脱可能になっている。そして、互いに使用するトナーの色が異なる点の他が同様の構成になっている。Y用のプロセスユニット2Yを例にすると、これは、感光体3Yの他、これの表面に形成された静電潜像をYトナー像に現像するための現像装置4Y、ドラム状の感光体3Yを一様帯電せしめるための帯電装置16Y、ドラムクリーニング装置18Y等を有している。
This printer has a so-called tandem configuration in which four
帯電装置16Yは、回転駆動される感光体3Yの周面をトナーの帯電極性と同極性に一様帯電せしめる。このようにして一様帯電せしめられた感光体3Yの周面には、上述した光書込装置による光走査で静電潜像が形成される。感光体3Yとしては、アルミニウム等の素管に、感光性を有する有機感光材の塗布による感光層を形成したドラム状のものを用いている。但し、無端ベルト状のものを用いても良い。
The charging device 16Y uniformly charges the peripheral surface of the rotationally driven
現像装置4Yは、図示しない磁性キャリアと非磁性のYトナーとを含有する二成分現像剤(以下、単に現像剤という)を用いて、感光体3Y上の静電潜像を現像する。二成分現像剤の代わりに、磁性キャリアを含まない一成分現像剤によって現像を行うタイプのものを使用してもよい。
The developing device 4Y develops the electrostatic latent image on the
現像によって感光体3Y上に形成されたYトナー像は、後述するY用の1次転写ニップで中間転写ベルト61のおもて面に転写される。このようにしてYトナー像を転写した後の感光体3Y上に付着している転写残トナーは、ドラムクリーニング装置18Yによって感光体3Y表面から除去される。このクリーニングに先立って、感光体3Yの表面は図示しない除電ランプによる光照射を受けて除電される。
The Y toner image formed on the
Y用のプロセスユニット2Yについて説明したが、M,C,K用のプロセスユニットにおいても、同様にして感光体3M,C,Kの表面にM,C,Kトナー像が形成される。
Although the
4つのプロセスユニット2Y,M,C,Kの下方には、転写ユニット60が配設されている。この転写ユニット60は、複数のローラによって張架している像担持体たる中間転写ベルトを、感光体3Y,M,C,Kに当接させながら、駆動ローラ67の回転駆動によって図中時計回り方向に無端移動させる。これにより、感光体3Y,M,C,Kと中間転写ベルト61とが当接するY,M,C,K用の1次転写ニップが形成されている。
A
Y,M,C,K用の1次転写ニップの近傍では、ベルトループ内側に配設された1次転写ローラ62Y,M,C,Kによって中間転写ベルト61を感光体3Y,M,C,Kに向けて押圧している。これら1次転写ローラ62Y,M,C,Kには、それぞれ図示しない電源によって1次転写バイアスが印加されている。これにより、Y,M,C,K用の1次転写ニップには、感光体3Y,M,C,K上のトナー像を中間転写ベルト61に向けて静電移動させる1次転写電界が形成されている。
In the vicinity of the primary transfer nips for Y, M, C, and K, the
図中時計回り方向の無端移動に伴ってY,M,C,K用の1次転写ニップを順次通過していく中間転写ベルト61のおもて面には、各1次転写ニップでトナー像が順次重ね合わせて1次転写される。この重ね合わせの1次転写により、中間転写ベルト61のおもて面には4色重ね合わせトナー像(以下、4色トナー像という)が形成される。
In the drawing, a toner image is formed on each of the primary transfer nips on the front surface of the
中間転写ベルト61の図中下方には、当接部材たる2次転写ローラ72が配設されており、中間転写ベルト61における転写対向ローラ68に対する掛け回し箇所にベルトおもて面から当接して2次転写ニップを形成している。これにより、中間転写ベルト61のおもて面と、2次転写ローラ72とが当接する2次転写ニップが形成されている。
A
ベルトループ内の転写対向ローラ68には、図示しない電源によってトナーと同極性の2次転写バイアスが印加されている。一方、ベルトループ外の2次転写ローラ72は接地されている。これにより、2次転写ニップ内に2次転写電界が形成されている。
A secondary transfer bias having the same polarity as the toner is applied to the
2次転写ニップの図中右側方には、レジストローラ対37が配設されており、ローラ間に挟み込んだ記録シートを中間転写ベルト61上の4色トナー像に同期させ得るタイミングで2次転写ニップに送り出す。2次転写ニップ内では、中間転写ベルト61上の4色トナー像が2次転写電界やニップ圧の影響によって記録シートに一括2次転写され、記録シートの白色と相まってフルカラー画像となる。
A
2次転写ニップを通過した中間転写ベルト61のおもて面には、2次転写ニップで記録シートに転写されなかった転写残トナーが付着している。この転写残トナーは、中間転写ベルト61に当接するベルトクリーニング装置73によってクリーニングされる。
The transfer residual toner that has not been transferred to the recording sheet at the secondary transfer nip is attached to the front surface of the
2次転写ニップを通過した記録シートは、中間転写ベルト61から離間して、定着ユニット43に向けて送られる。定着ユニット43は、加圧ローラ43aと、発熱源を内包する定着ローラ43bとを当接させて定着ニップを形成している。定着ユニット43に受け入れられた記録シートは、この定着ニップ内で加圧されたり加熱されたりすることで、表面上のフルカラー画像が定着せしめられる。
The recording sheet that has passed through the secondary transfer nip is separated from the
中間転写ベルト61に当接して2次転写ニップを形成している2次転写ローラ72は、金属製の芯金とこれの周面に被覆されたゴム等の弾性部材とを具備している。2次転写ニップでは、中間転写ベルト61における転写対向ローラ68に対する掛け回し箇所が、2次転写ローラ72の表面の弾性部材に食い込んでいる。これにより、幅広い2次転写ニップが形成されている。
The
2次転写ローラ72の回転軸は、保持体としての揺動アーム76に固定された軸受けによって回転自在に受けられている。そして、この揺動アーム76は、揺動軸84を中心にして揺動するように支持されており、自らの揺動に伴って2次転写ローラ72の回転軸と、転写対向ローラ68の回転軸との距離(以下、軸間距離という)を変化させる。
The rotation shaft of the
揺動アーム76には、付勢部材であり且つ圧縮部材である付勢コイルバネ78が固定されている。この付勢コイルバネ78により、揺動アーム76には揺動軸84を中心にした図中時計回り方向の付勢力が付与されて、2次転写ローラ72が中間転写ベルト61に押圧されている。
A biasing
揺動アーム76における揺動軸84とは反対側の端部上面には、第1偏心カム79のカム面が当接している。この第1偏心カム79が図示しないカムモータによって回転駆動されると、付勢コイルバネ78の付勢力に反して揺動アーム76を押し下げるように、揺動アーム76を図中反時計回りに少しずつ回転させていく。すると、2次転写ローラ72と転写対向ローラ68との軸間距離が徐々に大きくなっていく。そして、それに伴って2次転写ニップのサイズが徐々に小さくなっていき、やがて2次転写ローラ72が中間転写ベルト61から離間する。
The cam surface of the first
このようにプリンタにおいては、2次転写ローラ72を付勢コイルバネ78による付勢力に反して移動させることで、ベルト支持体たる2次転写対向ローラ68の回転軸と、2次転写ローラ72との距離、ひいては上記軸間距離を調整する。かかる構成では、第1偏心カム79、カムモータ、これを駆動する制御部等が、距離調整手段として機能している。なお、第1偏心カム79の回転駆動によって軸間距離を大きくしていくことは、上述した強制移動量M1を大きくしていくことを意味している。
As described above, in the printer, the
レジストローラ対37の図中右側方には、厚み情報取得手段としての厚みセンサ38が配設されている。厚みセンサ38は、レジストローラ対37に送り込まれる前の記録シートの厚みを検知して、検知結果を図示しない制御部に出力する。本プリンタでは、厚みセンサ38として、記録シートの透過光量に基づいて厚みを検知するものを用いている。記録シートがレジストローラ対37のローラ間に挟み込まれた際のローラの変位量に基づいて記録シートの厚みを検知するものや、自らと記録シートPの表面との距離に基づいて記録シートPの厚みを検知するもの、などを用いてもよい。
On the right side of the
以上の基本的な構成を備える本複写機においては、4つのプロセスユニット2Y,M,C,K、光書込ユニット、転写ユニット60等により、像担持体たる中間転写ベルト61の表面に可視像たるトナー像を形成する可視像形成手段が構成されている。また、転写ユニット60が中間転写ベルト61の表面上のトナー像を記録シートに転写する転写手段として機能している。
In this copying machine having the above basic configuration, the four
次に、本プリンタの特徴的な構成について説明する。
図4は、本プリンタの電気回路の一部を示すブロック図である。同図において、制御部82は、例えばCPU(Central Processing Unit)等からなる演算処理部82aと、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等からなるデータ記憶手段82bとを具備しており、プリンタ内部の各種機器における駆動を制御したり、動作条件を設定したりするものである。制御部82には、上述した厚みセンサ38が接続されている。また、第1カムモータ87が第1モータドライバ86を介して接続されている。また、第2カムモータ92が第2モータドライバ91を介して接続されている。なお、第1カムモータ87は、上述した第1偏心カム(79)を回転させるものである。また、第2カムモータ92については後述する。
Next, a characteristic configuration of the printer will be described.
FIG. 4 is a block diagram showing a part of the electric circuit of the printer. In the figure, the
制御部82のデータ記憶手段82bには、予めの実験等に基づいて構築されたデータテーブルが記憶されている。このデータテーブルは、予めの実験によって得られた記録シートの厚みと、2次転写ローラ79の自然移動による軸間距離の変化量である自然移動量M2とを関連付けたデータテーブルである。ここで、2次転写ローラ79の自然移動とは、2次転写ローラを上述した基準位置に位置させた基準状態から、記録シートを2次転写ニップに通した状態に移行した際に、2次転写ローラ79がシートの厚みに追従して自然に下方に向けて移動することを意味している。
The
先に示した図3において、厚み情報取得手段としての厚みセンサ38は、レジストローラ対37に挟み込まれた記録シートの厚みを検知する。この検知結果は、制御部82に送られる。制御部82は、記録シートの厚みが所定の閾値以上である場合には、レジストローラ対37の回転駆動によって記録シートを2次転写ニップに送り込むのに先立って、第1カムモータ87の駆動によって第1偏心カム79を回転させることで、2次転写ローラ72を強制移動させて上記軸間距離を調整する。このとき、2次転写ローラ72の強制移動量M1については、次のように設定する。即ち、厚みセンサ38による厚み検知結果に対応する、2次転写ローラ72の自然移動量M2を予め記憶しているデータテーブルから特定する。そして、2次転写ローラ72の強制移動量M1として、自然移動量M2と同程度の値を決定して、決定値に対応するカムモータ87の駆動量を特定して、カムモータ87を駆動することで、2次転写ローラ72を自然移動量M2と同程度の量だけ強制移動させる。その後、レジストローラ対37を回転駆動させて、記録シートを2次転写ニップに向けて送り込む。
In FIG. 3 described above, the
なお、本プリンタにおいては、シート搬送路21として、次のような構造のものを採用している。即ち、2次転写ニップに挟み込まれた記録シートPの腰の強さによって当接部材たる2次転写ローラ72に対して上記軸間距離を広げる方向の力を付与する構造である。このため、2次転写ローラ72の自然移動量M2は、記録シートPの厚みよりも少し大きくなる。かかる構成では、強制移動量M1として、記録シートPの厚み以上の値を設定することで、シート進入時やシート排出時の急激な負荷変動による線状の濃度ムラを許容範囲内に留めることができる。
In this printer, the
厚み情報取得手段として、厚みセンサ38に代えて、ユーザーによる厚みの入力操作が行われる厚み入力キーを採用してもよい。この場合、図示しない給紙カセットにおける記録シートの補給作業や交換作業を検知する毎に、厚みの入力を促すメッセージをユーザーに報知するようにする。また、紙種Aボタン、紙種Bボタンなど、複数種類の紙種ボタンを用意しておき、給紙カセット内の記録シートに対応する紙種ボタンをユーザーに押下してもらうことで、厚み情報を取得してもよい。この場合、それぞれの紙種ボタンに対応する厚みの用紙の商品番号一覧を装置の取り扱い説明書などに記載しておき、給紙カセットにセットした用紙に対応する紙種ボタンを、その商品番号一覧に基づいてユーザーに特定してもらうようにすればよい。
As the thickness information acquisition means, a thickness input key for performing a thickness input operation by the user may be employed instead of the
比較的薄い記録シートの場合には、2次転写ニップに対するシート進入時や排出時の急激な負荷変動による線状の濃度ムラは発生しない。2次転写ニップやその周囲の構成にもよるが、記録シートの連量が概ね100kgを超えると、線状の濃度ムラが発生する。これは、記録シートの厚みが所定値を下回る場合には、2次転写ローラ72の強制移動による軸間距離の調整が無駄になることを意味している。そこで、本プリンタにおいては、厚みセンサ38による厚みの検知結果が所定の閾値以上になった場合にだけ、2次転写ローラ72の強制移動による軸間距離の調整を行うように、制御部82を構成している。
In the case of a relatively thin recording sheet, linear density unevenness due to a sudden load fluctuation at the time of entering or discharging the sheet from the secondary transfer nip does not occur. Although depending on the configuration of the secondary transfer nip and its surroundings, linear density unevenness occurs when the continuous amount of recording sheets exceeds approximately 100 kg. This means that when the recording sheet thickness is less than a predetermined value, adjustment of the inter-axis distance by forced movement of the
制御部82は、プリントジョブが終了すると、第1カムモータ87を逆回転させて、2次転写ローラ72の位置を基準状態に戻す。また、複数の記録シートPに対して画像を連続してプリントする連続プリント動作においては、1枚目の通紙に先立って軸間距離を調整した後、連続プリント動作中にはその軸間距離を維持する。そして、連続プリントジョブが終了した後に、2次転写ローラ72の位置を基準状態に戻す。
When the print job is completed, the
図5は、2次転写ローラ72を強制移動させず、且つ記録シートPを挟み込んでいない状態の2次転写ニップを示す拡大模式図である。この状態では、2次転写ローラ72が基準位置に位置している。以下、このときの2次転写対向ローラ68の回転軸と、2次転写ローラ72の回転軸との軸間距離を距離aとして表す。
FIG. 5 is an enlarged schematic view showing the secondary transfer nip in a state where the
図6は、2次転写ローラ72を強制移動させ、且つ記録シートPを挟み込んでいない状態の2次転写ニップを示す拡大模式図である。以下、この状態における2次転写対向ローラ68と2次転写ローラ72との軸間距離を、距離bとして表す。強制移動後におけるこの距離bは、当然ながら上述した距離aよりも大きくなる。距離bから距離aを差し引いた値が、強制移動量M1である。
FIG. 6 is an enlarged schematic view showing the secondary transfer nip in a state where the
図7は、記録シートPを挟み込んだ状態の2次転写ニップを示す拡大模式図である。以下、この状態における2次転写対向ローラ68と2次転写ローラ72との軸間距離を、距離cとして表す。2次転写ローラ72を強制移動させた場合であっても、強制移動させない場合であっても、図示の距離cはそれほど変わらない。この距離cから上述した距離aを差し引いた値が自然移動量M2である。本プリンタでは、距離bから距離aを差し引いた値である強制移動量M1を、距離cから距離aを差し引いた値である自然移動量M2以下の値に設定するようになっている。
FIG. 7 is an enlarged schematic view showing the secondary transfer nip in a state where the recording sheet P is sandwiched. Hereinafter, the distance between the axes of the secondary
図3において、揺動アーム89の側方には、揺動アーム76の被検部76aとの距離を検知して、検知結果に応じた電圧を出力する反射型フォトセンサ等からなる距離センサ89が配設されている。ここで、上述したデータテーブルについては、工場出荷に先立ってデータ記憶手段82bに記憶させたものを使用するが、本実施形態では、その内容を必要に応じて更新するようになっている。具体的には、既に述べたように、第1偏心カム79による2次転写ローラ72の強制移動を実施せずに、2次転写ニップを上記基準位置に位置させた基準状態から、記録シートを2次転写ニップに通すと、記録シートの厚みに追従して揺動アーム79が下方に自然移動する。このとき上記軸間距離が大きくなるとともに、距離センサ89と、揺動アーム76の被検部76aとの距離であるセンサ−アーム間距離も大きくなって、距離センサ89からの出力値が変化する。上記軸間距離の変化量と、センサ−アーム間距離の変化量とは同じではないが、両者には良好な相関関係が成立する。制御部82はデータ記憶手段82b内に、両者の関係を示すアルゴリズムを記憶しており、距離センサ89の出力電圧の変化量と、そのアルゴリズムとに基づいて、基準状態から、2次転写ニップに記録シートが通された状態に移行したときの2次転写ローラ72の自然移動量M2を算出する。そして、上述したデータテーブル内において、厚みセンサ38の検知結果に対応する自然移動量M2が前述の算出結果と大きく異なる場合には、その自然移動量M2を算出結果と同じ値に更新する。
In FIG. 3, on the side of the
環境変動や経時劣化などによって2次転写ローラ72の弾性体の硬度が変化して、記録シートの厚みと自然移動量M2との関係に変化をきたすことがある。このような場合であっても、本プリンタにおいては、実際に測定した自然移動量M2に基づいて強制移動量M1を決定することで、厚みと自然移動量M2との変化に起因する転写圧不足や線状の濃度ムラの発生を回避することができる。
By environmental change and degradation with time and change the hardness of the elastic body of the
また、制御部82は、複数枚の記録シートに対して画像を連続して形成する連続プリント動作命令を受けた場合には、まず、2次転写ローラ72の強制移動による上記軸間距離の調整を行わない状態で、1枚目の記録シートに対するプリント動作を行う。このとき、距離センサ89の出力電圧値の変化量に基づいて、2次転写ローラ72の自然移動量M2を求める。次いで、2枚目の記録シートを2次転写ニップに進入させる前に、実施形態と同様にして、第1偏心カム79の駆動によって2次転写ローラ72を強制移動させる。このとき、強制移動量M1の決定ついては、データテーブルに基づいて特定した自然移動量M2に基づかずに、直前に求めておいた自然移動量M2に基づいて行う。強制移動によって上記軸間距離を調整したら、その後、その軸間距離を維持したまま、2枚目以降の記録シートを2次転写ニップに順次通していく。かかる構成では、トナー像を転写しない記録シートを2次転写ニップに通しながら自然移動量M2を測定してから画像形成動作を開始することによるプリント時間の長期化を回避することができる。
When the
なお、ユーザーの操作によって普通紙モードと厚紙モードとの設定を切り替え可能にし、厚紙モードに設定された場合にだけ、自然移動量M2の測定値に基づく軸間距離の調整を行わせるようにしてもよい。 Note that the switchable setting of the plain paper mode and thick paper mode by the user's operation, only when it is set in the thick paper mode, so as to perform the adjustment of the center distance based on the measured value of the natural movement amount M 2 May be.
また、給紙カセット内には、同じ種類の記録シートだけを収容するのが一般的であるので、給紙カセット内に記録シートが補充されたときや、交換されたときにだけ、自然移動量M2の測定値に基づく2次転写ローラ72の強制移動を行わせるようにしてもよい。
Further, since it is common to store only the same type of recording sheets in the paper cassette, the amount of natural movement is only when the recording sheets are replenished or replaced in the paper cassette. it may be configured to perform the forced movement of the
図8は、2次転写ニップとその周囲とを拡大して示す拡大構成図である。同図において、揺動アーム76を中間転写ベルト61に向けて付勢している付勢コイルバネ78の下端には、付勢コイルバネ78を支持する支持体94が固定されている。これにより、付勢コイルバネ78は、保持体たる揺動アーム76の被検部76aと、支持体94との間に介在して、両者間で収縮せしめられている。なお、支持体94の図中下方には、第2偏心カム93が配設されている。
FIG. 8 is an enlarged configuration diagram showing the secondary transfer nip and its surroundings in an enlarged manner. In the drawing, a
図8に示す状態では、第1偏心カム79はそのカム面を揺動アーム76に突き当てない回転角度位置で停止している。この状態では、2次転写ローラ72は、付勢コイルバネ78に向けて強制移動させられずに、基準位置で停止している。また、支持体94は、第2偏心カム93の短径箇所に当接している。
In the state shown in FIG. 8, the first
図9は、2次転写ローラ72を強制移動させた状態の2次転写ニップ周囲を示す拡大構成図である。制御部(82)は、第1偏心カム79の駆動によって揺動アーム76を下方に押し下げて、2次転写ローラ72を強制移動させる場合には、第2偏心カム93を約半回転させて、支持体94を上方に押し上げる。付勢コイルバネ78の下端を2次転写ローラ72により近づけることで、付勢能力をより高める。
FIG. 9 is an enlarged configuration diagram illustrating the periphery of the secondary transfer nip in a state where the
以上のように、本プリンタでは、付勢手段が、2次転写ローラ72を移動可能に保持する保持体たる揺動アーム76と、伸縮部材たる付勢コイルバネ78と、付勢コイルバネ78を支持する支持体94とを具備している。そして、揺動アーム76の被検部76aと支持体94との間で自然長よりも収縮せしめた付勢コイルバネ78により、2次転写ローラ72を付勢している。更に、制御部82や第2偏心カム93等からなる付勢能力変更手段が、支持体94を揺動アーム76に対して近づけたり遠ざけたりするように相対移動させて付勢コイルバネ78の収縮長を変化させることで、付勢手段の付勢能力を変更する。2次転写ローラ82を強制移動させるときには、その付勢能力変更手段により、付勢コイルバネ78を2次転写ローラ72により近づけて、付勢手段の付勢能力をより高めている。かかる構成では、記録シートPのニップ進入開始時2次転写ローラ72の振動が発生し易い厚紙使用時には、付勢手段の付勢能力をより高めることで、シート先端が2次転写ニップに進入した後の2次転写ローラ72の振動を抑える。これにより、2次転写ローラ72の振動に起因する画質劣化を抑えることができる。
As described above, in this printer, the urging means supports the
次に、実施形態に係るプリンタの各変形例について説明する。なお、以下に特筆しない限り、各変形例に係るプリンタの構成は、実施形態と同様である。
[第1変形例]
図10は、第1変形例に係るプリンタの2次転写ニップの周囲構成を示す拡大構成図である。同図に示す状態では、第1偏心カム79による2次転写ローラ72の強制移動が行われておらず、2次転写ローラ72は基準位置に位置している。第1変形例に係るプリンタでは、第1付勢部材としての付勢コイルバネ78の下端を、不動の固定部材95に固定している。これにより、2次転写ローラ72の強制移動の有無にかかわらず、付勢コイルバネ78の下端の位置を一定にしている。よって、2次転写ローラ72の強制移動が行われた場合、付勢手段の付勢能力は、付勢コイルバネ78が強制移動量M1と同じ収縮量で収縮した分だけ高まるが、それ以上に高まることはない。
Next, modifications of the printer according to the embodiment will be described. Unless otherwise specified, the configuration of the printer according to each modification is the same as that of the embodiment.
[First Modification]
FIG. 10 is an enlarged configuration diagram illustrating a peripheral configuration of the secondary transfer nip of the printer according to the first modification. In the state shown in the figure, the
揺動アーム76の下方には、揺動軸96aを中心にして揺動可能な揺動部材96が配設されている。この揺動部材96における揺動軸96aとは反対側の端部(以下、自由側端部という)は、下端が固定部材98に固定された状態の第2付勢コイルバネ97によって揺動アーム76に向けて付勢されている。これにより、揺動部材96の自由側端部は、揺動アーム76に近づこうとするが、図示の状態では、揺動部材96の上方に配設された第2偏心カム93の長径箇所が突き当てられているため、揺動アーム76の手前側で係止されている。この状態では、第2付勢コイルバネ97の付勢力が2次転写ローラ72に伝わらない。
Below the
図11は、第1変形例に係るプリンタにおいて、2次転写ローラ72の強制移動を行った場合の2次転写ニップの周囲構成を示す拡大構成図である。図示しない制御部は、2次転写ローラ72を強制移動させる場合には、図示のように、第1偏心カム79を自然移動量M2に対応する角度だけ回転させて、揺動アーム76を押し下げる。このとき、同時に、それまで長径箇所を揺動部材96に突き当てていた第2偏心カム93を回転させて、揺動アーム76の自由側端部をより上方に移動させる。すると、揺動アーム76が偏心カム79によって押し下げられて揺動部材96の自由側端部により近づくことと、揺動部材96の自由側端部事態が揺動アーム76に近づくのことが相まって、揺動アーム76に対して揺動部材96の自由側端部が突き当たる。これにより、第2付勢コイルバネ97の付勢力が揺動アーム76を介して2次転写ローラ72に伝わるようになる。これにより、付勢手段による付勢能力をより高めることで、記録シートPが2次転写ニップに進入し始めた直後に発生する2次転写ローラ72の振動を低減することができる。
FIG. 11 is an enlarged configuration diagram showing a peripheral configuration of the secondary transfer nip when the
以上のように、第1変形例に係るプリンタにおいては、付勢手段として、2次転写ローラ72を移動可能に保持する揺動アーム76と、2次転写ローラ72を、揺動アーム76を介してそれぞれ個別に付勢する第1付勢部材たる付勢コイルバネ78及び第2付勢部材たる第2付勢コイルバネ97とを具備するものを用いている。そして、2次転写ローラ72を基準位置に位置させている基準状態では、付勢コイルバネ78及び第2付勢コイルバネ97のうち、付勢コイルバネ78だけによって揺動アーム76を付勢する。これに対し、2次転写ローラ72を基準位置から強制移動させて上記軸間距離をより大きくしている移動状態では、付勢コイルバネ78に加えて、第2付勢コイルバネ97によっても揺動アーム76を付勢することで、付勢手段の付勢能力をより高めるように、揺動部材96や第2偏心カム93等からなる付勢能力変更手段を構成している。
As described above, in the printer according to the first modified example, the
より詳しくは、付勢能力変更手段が、基準状態では、移動可能な揺動アーム76を付勢コイルバネ78によって付勢して2次転写ローラ72を中間転写ベルト61に当接させつつ、第2付勢コイルバネ97によって揺動アーム76に向けて付勢している移動部材としての揺動部材96をストッパーとしての第2偏心カム93の長径箇所に当接させて、揺動部材96と揺動アーム76との当接を回避する。この一方で、移動状態では、第2付勢コイルバネ97によって揺動アーム76に向けて付勢している揺動部材96を揺動アーム76に当接させる位置まで、ストッパー部材たる第2偏心カム93を移動させることで、揺動アーム76に対して、付勢コイルバネ78による付勢力に加えて、第2付勢コイルバネ97による付勢力を作用させる。かかる構成において、付勢コイルバネ78、第2付勢コイルバネ97はともにバネ部材であり、2次転写ローラ72を並列接続で付勢している。このような付勢では、実施形態のように1つのバネ部材のみによって付勢する場合に比べて、振動周波数を大きくして、2次転写ローラ72の振動をより低減することができる。更には、実施形態に比べて、より少ない駆動量で付勢能力を所望の値まで高めることができる。
More specifically, in the reference state, the urging ability changing means urges the
[第2変形例]
図12は、第2変形例における2次転写ニップの周囲構成を示す拡大構成図である。また、図13は、図12の矢印Aの方向から眺めた2次転写ニップの周囲構成を示す拡大構成図である。第2変形例に係るプリンタは、第1偏心カム79と第2偏心カム93とを同一の回転軸101に固定している点が、第1変形例と異なっている。カムモータとしては、第1カムモータ87だけを備えている。この第1カムモータ87のモータ軸に固定されたモータギヤ99は、カムギヤ100に噛み合っている。そして、このカムギヤ100が固定された回転軸101には、第1偏心カム79及び第2偏心カム93も固定されている。第1カムモータ87が回転することで、第1偏心カム79と第2偏心カム93とが同時に回転する仕組みである。
[Second Modification]
FIG. 12 is an enlarged configuration diagram showing a peripheral configuration of the secondary transfer nip in the second modified example. FIG. 13 is an enlarged configuration diagram showing the peripheral configuration of the secondary transfer nip viewed from the direction of arrow A in FIG. The printer according to the second modification is different from the first modification in that the first
2次転写ローラ72を強制移動させない状態では、制御部は、回転軸101を次のような回転角度位置で停止させている。即ち、第1偏心カム79を揺動アーム76に突き当てず、且つ、第2偏心カム93が長径箇所を揺動部材96の自由側端部に突き当てて、その自由側端部を大きく押し下げるような、回転軸101の回転角度位置である。この状態では、揺動アーム76が第1偏心カム79によって押し下げられずに、2次転写ローラ72が基準位置に位置している。また、揺動部材96の自由側端部が揺動アーム76から離間しているため、第2付勢コイルバネ97の付勢力が揺動アーム76に伝わらない。
In a state where the
図12の破線の第2偏心カム93が揺動部材96を押している領域では、図14に示すように、第1偏心カム79が揺動アーム76を押さず、その状態から回転軸101が回転するにつれて、第1偏心カム79が揺動アーム76に当接する。そして、この第1偏心カム79が揺動アーム76を移動させ始める頃からは、第2偏心カム93が揺動部材96の自由側端部から離間する。第2付勢コイルバネ97の付勢力が揺動アーム76を介して2次転写ローラ72に伝わるようになる。つまり、以上の構成により、第1変形例と同様の効果を、モータ他の部品点数の少ない構成で得ることが出来る。
In the region where the broken second
以上、中間転写ベルトと2次転写ローラが接触する2次転写部において、2次転写ローラを移動させる場合について説明しているが、スペースに余裕のある装置であれば、中間転写ベルト側、即ちベルト内側の2次転写対向ローラを移動させる構成ついて適用しても、同様の効果を得ることが可能である。 In the above, the case where the secondary transfer roller is moved in the secondary transfer portion where the intermediate transfer belt and the secondary transfer roller are in contact with each other has been described. The same effect can be obtained by applying the configuration for moving the secondary transfer counter roller inside the belt.
また、画像形成装置によっては、画像形成動作を行わない状態においては、中間転写ベルト上の微量な付着トナーが転移して2次転写ローラ72が汚れるのを防止するために、2次転写ローラ72を中間転写ベルト61から離しておき、画像形成動作を行う場合のみ、2次転写ローラ72を中間転写ベルト61に当接させるものがある。そのような場合、2次転写ローラ72の基準位置を、中間転写ベルト61から離間している位置と解釈することもできるが、そのような画像形成装置であっても、画像形成開始に備えて、2次転写ローラ72を中間転写ベルト61に当接させてから、用紙を進入させることになり、その状態が、図5に示した基準位置と同じである。2次転写ニップを通過しても画像に影響するような中間転写ベルト速度変動を生じさせないような用紙を通過させる場合で、使用条件中、中間転写ベルト(2次転写対向ローラ)と2次転写ローラ72の距離が最も小さくなる条件が、2次転写ローラ72の基準位置である。
Further, depending on the image forming apparatus, the
38:厚みセンサ(厚み情報取得手段)
61:中間転写ベルト(像担持体)
68:転写対向ローラ(ベルト支持体)
72:2次転写ローラ(当接部材)
76:揺動アーム(保持体)
78:付勢コイルバネ(第1付勢部材)
79:第1偏心カム(距離調整手段の一部)
82:制御部(距離調整手段の一部)
87:カムモータ(距離調整手段の一部)
89:距離センサ
93:第2偏心カム(付勢能力変更手段の一部)
94:支持体
96:揺動部材(移動部材、付勢能力変更手段の一部)
97:第2付勢コイルバネ(第2付勢部材、付勢能力変更手段の一部)
P:記録シート
38: Thickness sensor (thickness information acquisition means)
61: Intermediate transfer belt (image carrier)
68: Transfer facing roller (belt support)
72: Secondary transfer roller (contact member)
76: Swing arm (holding body)
78: Energizing coil spring (first urging member)
79: First eccentric cam (part of distance adjusting means)
82: Control unit (part of distance adjusting means)
87: Cam motor (part of distance adjusting means)
89: Distance sensor 93: Second eccentric cam (part of biasing ability changing means)
94: Support 96: Oscillating member (moving member, part of biasing ability changing means)
97: Second urging coil spring (second urging member, part of urging ability changing means)
P: Recording sheet
Claims (7)
回転可能な該像担持体の表面、あるいは、ベルト状の該像担持体における該ベルト支持体に対する掛け回し箇所の表面、に当接して転写ニップを形成することが可能な当接部材と、
該像担持体及び当接部材のうち、何れか一方を付勢部材によって付勢して他方に当接させる付勢手段と、
記録シートの厚み情報を取得する厚み情報取得手段と、
該厚み情報取得手段によって取得された厚み情報が比較的大きな厚みを示すものである場合に、該付勢部材によって付勢される該一方に対して該付勢部材の付勢力に抗する抗力を付与して該一方を該他方から遠ざける方向に強制移動させることで、回転可能な該像担持体の回転軸又はベルト支持体の回転軸と該当接部材との距離をより大きくする距離調整手段とを備え、
該像担持体と該当接部材との間に通した記録シートに対して該像担持体の表面上の可視像を転写する画像形成装置において、
強制移動させない状態の上記一方の位置である基準位置から、該一方を強制移動させて上記距離をより大きくする場合には、該一方を該基準位置に位置させている場合に比べて、該一方の付勢に寄与する上記付勢部材の数を増加させるか、あるいは上記付勢部材を該一方に近づけるかして、上記付勢手段の付勢能力を高める付勢能力変更手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。 An image carrier configured to be rotatable about a rotation axis, or a belt-like image carrier to be wound around a belt support rotatable about the rotation axis;
A contact member capable of forming a transfer nip by contacting the surface of the rotatable image carrier or the surface of the belt-like image carrier around the belt support;
An urging means for urging either one of the image carrier and the abutting member with the urging member to abut against the other;
Thickness information acquisition means for acquiring recording sheet thickness information;
When the thickness information acquired by the thickness information acquisition means indicates a relatively large thickness, a resistance against the biasing force of the biasing member against the one biased by the biasing member is provided. A distance adjusting means for increasing the distance between the rotation axis of the rotatable image carrier or the rotation axis of the belt support and the corresponding contact member by applying and forcibly moving the one in a direction away from the other; With
In an image forming apparatus for transferring a visible image on the surface of the image carrier to a recording sheet passed between the image carrier and a corresponding contact member,
When the distance is increased by forcibly moving the one from the reference position, which is the one position in the state where the forcible movement is not performed, the one is compared with the case where the one is positioned at the reference position. There is provided an urging ability changing means for increasing the urging ability of the urging means by increasing the number of the urging members contributing to the urging force or by bringing the urging member closer to the one. An image forming apparatus.
上記付勢手段が、上記一方を移動可能に保持する保持体と、上記付勢部材としての伸縮可能な伸縮部材と、該伸縮部材を支持する支持体とを具備し、該保持体と該支持体との間で自然長よりも収縮せしめた該伸縮部材により、該像担持体又は当接部材を付勢するものであり、
且つ、上記付勢能力変更手段が、該支持体を該保持体に対して近づけたり遠ざけたりするように相対移動させて該間における該伸縮部材の収縮長を変化させることで、該付勢手段の付勢能力を変更するものである、ことを特徴とする画像形成装置。 The image forming apparatus according to claim 1,
The urging means includes a holding body that holds the one in a movable manner, an expandable / contractible expansion / contraction member as the urging member, and a support body that supports the expansion / contraction member. The image bearing member or the abutting member is urged by the elastic member contracted with the body from the natural length,
Further, the urging means changes the contraction length of the elastic member between the urging ability changing means by relatively moving the support body so as to approach or move away from the holding body. An image forming apparatus characterized by changing the urging ability of the image forming apparatus.
上記付勢手段として、上記一方を移動可能に保持する保持体と、該一方を、該保持体を介してそれぞれ個別に付勢する第1付勢部材及び第2付勢部材とを具備するものを用いるとともに、
該一方を上記基準位置に位置させている基準状態では、該第1付勢部材及び第2付勢部材のうち、該第1付勢部材だけによって該保持体を付勢するのに対し、該一方を該基準位置から移動させて上記距離をより大きくしている移動状態では、該第1付勢部材に加えて、該第2付勢部材によっても該保持体を付勢することで、該付勢手段の付勢能力をより高める手段として、上記付勢能力変更手段を機能させたことを特徴とする画像形成装置。 The image forming apparatus according to claim 1.
As the biasing means, a holding body that holds the one in a movable manner, and a first biasing member and a second biasing member that individually bias the one through the holding body, respectively. And using
In the reference state in which the one is positioned at the reference position, the holding member is urged only by the first urging member out of the first urging member and the second urging member, In a moving state in which one side is moved from the reference position to increase the distance, the holding body is urged by the second urging member in addition to the first urging member. An image forming apparatus characterized in that the urging ability changing means functions as means for further increasing the urging ability of the urging means.
上記付勢能力変更手段が、上記基準状態では、移動可能な上記保持体を上記第1付勢部材によって付勢して上記一方を他方に当接させつつ、上記第2付勢部材によって該保持体に向けて付勢している移動可能な移動部材をストッパーに当接させて、該移動部材と該保持体との当接を回避する一方で、上記移動状態では、該第2付勢部材によって該保持体に向けて付勢している該移動部材を該保持体に当接させる位置まで、該ストッパー部材を移動させることで、該保持体に対して、該第1付勢部材による付勢力に加えて、該第2付勢部材による付勢力を作用させるもの、であることを特徴とする画像形成装置。 The image forming apparatus according to claim 3,
In the reference state, the urging ability changing means urges the movable holding body by the first urging member to bring the one into contact with the other while holding the movable body by the second urging member. A movable moving member biased toward the body is brought into contact with the stopper to avoid contact between the moving member and the holding body, while in the moving state, the second biasing member By moving the stopper member to a position where the moving member biased toward the holding body is brought into contact with the holding body, the first biasing member biases the holding body. An image forming apparatus, wherein the urging force of the second urging member is applied in addition to the urging force.
上記第1付勢部材、第2付勢部材として、それぞれ伸縮可能な伸縮部材からなるもの、を用いたことを特徴とする画像形成装置。 The image forming apparatus according to claim 4.
An image forming apparatus, wherein the first urging member and the second urging member are each composed of an expandable / contractible member.
上記距離調整手段の駆動源を、上記付勢能力変更手段の駆動源として共用したことを特徴とする画像形成装置。 The image forming apparatus according to claim 4 or 5,
An image forming apparatus characterized in that a drive source of the distance adjusting means is shared as a drive source of the biasing ability changing means.
上記距離調整手段が、上記移動状態にて、回転可能な第1偏心カムを該第1付勢手段とは反対側から押し当てることで上記一方を上記基準位置から移動させるものであり、
上記付勢能力変更手段が、上記移動状態にて、上記移動部材を上記保持体に当接させる位置まで、上記ストッパー部材としての回転可能な第2偏心カムを回転させるものであり、
且つ、該第1偏心カムと該第2偏心カムとが同一の回転軸に固定されたものであることを特徴とする画像形成装置。 The image forming apparatus according to claim 6, wherein
The distance adjusting means is configured to move the first eccentric cam from the reference position by pressing the rotatable first eccentric cam from the side opposite to the first urging means in the moving state;
The biasing capacity changing means rotates the second eccentric cam that is rotatable as the stopper member to a position where the moving member is brought into contact with the holding body in the moving state.
The image forming apparatus is characterized in that the first eccentric cam and the second eccentric cam are fixed to the same rotating shaft.
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