JP2010133410A - 流体機械 - Google Patents

流体機械 Download PDF

Info

Publication number
JP2010133410A
JP2010133410A JP2009273116A JP2009273116A JP2010133410A JP 2010133410 A JP2010133410 A JP 2010133410A JP 2009273116 A JP2009273116 A JP 2009273116A JP 2009273116 A JP2009273116 A JP 2009273116A JP 2010133410 A JP2010133410 A JP 2010133410A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid machine
coupling element
wing
blades
adjacent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009273116A
Other languages
English (en)
Inventor
Pierre-Alain Masserey
マセリー ピエール−アレン
Rolf Hunziker
フンツィカー ロルフ
Benedikt Wanner
ヴァナー ベネディクト
Christoph Gerber
ゲルバー クリストフ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Technology GmbH
Original Assignee
Alstom Technology AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alstom Technology AG filed Critical Alstom Technology AG
Publication of JP2010133410A publication Critical patent/JP2010133410A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D5/00Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
    • F01D5/12Blades
    • F01D5/22Blade-to-blade connections, e.g. for damping vibrations
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49316Impeller making
    • Y10T29/4932Turbomachine making
    • Y10T29/49321Assembling individual fluid flow interacting members, e.g., blades, vanes, buckets, on rotary support member

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Abstract

【課題】個々のタービン翼の翼先端部が間接的な結合エレメントを介して流体機械の増速運転時に生じるタービン翼のねじりをも吸収することができるように互いに連結されているような流体機械を提供する。
【解決手段】翼1,1´が運転状態でその半径方向の長手方向軸線を中心にしてねじられるように翼が形成されており、それぞれ2つの隣接した翼が、その各翼先端部2の範囲で結合エレメント4を介して周方向で互いに連結されており、翼1,1´が、非運転状態でそのねじり方向に予めねじれていて、しかも該翼の予ねじりが維持されるように該翼が結合エレメント4を介して互いに結合されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の翼を備えたタービン段を有する流体機械、特に蒸気タービンであって、翼が運転状態でその半径方向の長手方向軸線を中心にしてねじられるように翼が形成されており、それぞれ2つの隣接した翼が、その各翼先端部の範囲で1つの結合エレメントを介して周方向で互いに連結されている形式のものに関する。
さらに本発明は、このような形式の流体機械のタービン段の2つの隣接した翼の結合を形成するための方法に関する。
慣用の流体機械のタービン段、特に最終段は、自由起立式に形成されるか、または連結されて形成される。この場合、振動減衰のために、付加的な摩擦エレメントまたは摩擦エレメントを介して行われる間接的な連結なしに、個々のタービン翼の間の直接的な連結が可能となる。
直接的な連結の場合には、通常、隣接し合う翼の間に直接的な接触が生じる。これに該当するのは、たとえばサポートウイング結合およびカバープレート(抑え板)結合である。直接的な連結により、一方では翼クラウンの高度の補剛が生ぜしめられ、たいては低いミスチューニング効果が生ぜしめられるが、他方では直接的な連結を用いると、小さな減衰効果しか達成され得ない。
間接的な連結には、翼クラウンの弱い連結もしくは低度の補剛しか生ぜしめない全ての結合エレメントが包含される。
長尺なタービン翼のための、特に長尺の最終段翼において現在汎用的に使用されている結合コンセプトでは、多かれ少なかれ直接的な連結が行われる。直接的に連結された結合システムの欠点は、冒頭で述べたように減衰特性にある。なぜならば、直接的な連結は運転中に各翼の間の相対運動を制限し、これにより摩擦減衰を介して僅かなエネルギしか分散され得ないからである。別の問題は、長尺の最終段翼が増速運転時に大きなねじりを受け、これにより翼先端部に大きなずれが発生し、このずれが結合エレメントの取付け部に問題を招く恐れがあるという事実にある。
米国特許第4401411号明細書に基づき、2つのタービン翼の翼先端部を結合するための結合エレメントが公知である。タービン翼はこのために、翼長手方向延在長さに対してほぼ直角に配置されたそれぞれ1つのカバープレート(抑え板)を有している。このカバープレートは翼長手方向に対してほぼ平行に一貫して延びる孔を備えている。結合エレメントはこの孔に対して相補的に形成されたピンを有している。このピンによって結合エレメントは2つの隣接したタービン翼の結合時に前記孔内に係合する。結合エレメントはこの場合、減衰作用を有すると同時に、タービンの運転時における翼長手方向軸線を中心としたタービン翼のねじりを減少させることが望まれる。
米国特許第4257743号明細書に基づき、隣接した2つのタービン翼を結合するための連結エレメントが公知である。各連結エレメントは、ほぼ半球形のネガティブな切欠きを有しており、この切欠き内には隣接したタービン翼の連結エレメントに加工成形された、前記切欠きに対して相補的に形成された半球形のポジティブな凸状加工成形部が係合する。
隣接したタービン翼のための類似の結合エレメントは、特開平11−013401号公報および特開平10−176501号公報に基づき公知である。特開平11−013401号公報および特開平10−176501号公報に基づき公知の結合エレメントは係止輪郭もしくは該係止輪郭に対して相補的に形成された対応係止輪郭を有しており、この係止輪郭もしくは対応係止輪郭はそれぞれ各タービン翼の翼先端部に設けられた1つの閉鎖エレメントに配置されている。したがって、これらの閉鎖エレメントは隣接した一方のタービン翼に対して係止輪郭を有しており、隣接した他方のタービン翼に対して対応係止輪郭を有しているので、タービン翼のほぼ同一構造に形成されたこれらの閉鎖エレメントは問題なく互いに内外に係合し合う。
米国特許第4401411号明細書 米国特許第4257743号明細書 特開平11−013401号公報 特開平10−176501号公報
本発明の課題は、冒頭で述べた形式の流体機械を改良して、個々のタービン翼の翼先端部が間接的な結合エレメントを介して特に、当該流体機械の増速運転時に生じるタービン翼のねじりをも吸収することができるように互いに連結されているような流体機械を提供することである。
さらに本発明の課題は、このような流体機械のタービン段の2つの隣接した翼の結合を形成するための有利な方法を提供することである。
この課題を解決するために本発明の流体機械の構成では、翼が、非運転状態でそのねじり方向に予めねじれていて、しかも該翼の予ねじりが維持されるように該翼(が前記結合エレメントを介して互いに結合されているようにした。
上記課題を解決するために本発明の方法では、翼を、非運転状態でそのねじり方向に予めねじり、しかも該翼の予ねじりが維持されるように該翼を、前記結合エレメントを介して互いに結合するようにした。
本発明は、タービン翼の半径方向の長手方向軸線を中心としたタービン翼の、場合によっては生じるねじりを、それぞれ2つの隣接した翼を翼先端部の範囲において周方向で互いに連結する結合エレメントの組付けの前に先取りするという一般的な思想に基づいている。この場合、翼は既に非運転状態においてそのねじり方向に予めねじられていて、この予めねじられた位置に結合エレメントを介して位置固定されている。したがって、翼は組付け時に既に特定の角度だけ予めねじられ、そして結合エレメントを用いてこの位置に保持されるか、もしくは互いに支持される。流体機械が増速運転されると、さしあたりこのプリロードもしくは予荷重は減少し、非運転状態と運転状態との間での全ねじり差は、予ねじりなしの場合よりも著しく小さくなる。なぜならば、発生したねじりの少なくとも一部は既に予ねじりによって先取りされているからである。これにより、結合エレメントが、予ねじりによって予め付与されていなかったねじりの部分にしかさらされなくなることが達成される。このことは、発生する全ねじりの減少をもたらし、ひいては結合エレメントを介して間接的に互いに連結されている個々のタービン翼の間の改善された連結もしくは改善された結合をもたらす。
本発明の有利な実施態様では、各結合エレメントが1つの連結エレメントを有しており、該連結エレメントが、2つの隣接した2つの翼の間で両翼のオーバラップ範囲に配置されている。したがって、連結エレメントは、周方向で互いにオーバラップした2つの翼の間の緩衝体として働き、両翼の間接的な連結を生ぜしめる。この場合、一方の翼は連結エレメントの一方の側に位置しており、隣接した他方の翼は連結エレメントの他方の側に位置している。連結エレメントの各側に対する両翼の当付けは、緊張力(Spannung)を受けて行われるので、連結エレメントは2つの隣接したタ―ビン翼の間で少なくとも非運転状態においてクランプされている。翼から伝達された緊張力は翼の弾性的な予ねじりから生ぜしめられる。タービンが増速運転されると、つまり回転数が増大するにつれて、ねじり力は増大するので、連結エレメントに加えられたクランプ力は徐々に減少する。結合エレメントの連結範囲によって、2つの隣接したタ―ビン翼の間接的な連結が提供される。このような間接的な連結は一方では、非運転状態もしくは運転状態に生じるタービン翼のねじれ発生時における信頼性の良い連結を保証すると同時に、減衰機能をも満たす。このことは、流体機械、特に蒸気タービンの運転安定性もしくは運転静寂性に好都合に作用する。
本発明の別の有利な実施態様では、各結合エレメントが1つの摩擦・減衰エレメントを有しており、該摩擦・減衰エレメントが、2つの隣接した翼と係合している。この係合は、たとえば摩擦・減衰エレメントが、互いに逆方向に向けられた2つのピン状のアームを有していて、両アームが、2つの隣接した翼に該アームに対して相補的に形成された切欠き内に係合することによって実現されていてよい。この場合、結合エレメントは前記摩擦・減衰エレメントを介して、もしくは該摩擦・減衰エレメントのピン状のアームを介して、隣接し合った翼の前記切欠き内に移動可能もしくは摺動可能に支承されている。このことは次のような大きな利点をもたらす。すなわち、結合エレメントもしくはその連結エレメントが、2つの隣接したタービン翼によってもはやクランプされていない場合でも、2つの隣接した翼の連結がなお保証されている。特に翼ねじりが予ねじりに相当する、より高い回転数においては、連結エレメントが、隣接した両翼から解離し始めるので、最終的に流体機械の公称回転数が到達されると、連結エレメントは有利には2つの隣接したタ―ビン翼の間に自由に可動に位置している。
結合エレメントは単一部分から一体に形成されているか、またはそれぞれ1つの連結エレメントと1つの摩擦・減衰エレメントとから組み立てられていると有利である。結合エレメントの一体の構成は、ロジスティックスコストを減少させて、製造プロセスを簡単にする。それに対して、連結エレメントと摩擦・減衰エレメントとから組み立てられた結合エレメントには、次のような利点がある。すなわち、連結エレメントは摩擦・減衰エレメントとは異なる材料特性を有することができ、これにより特別な要求に対する個々の適合が可能となる。
本発明の対象の別の重要な特徴および利点は、請求項2以下、図面および対応する図面の説明から明らかである。
本発明による結合エレメントを介して互いに結合された2つの隣接した翼、たとえばタービン翼を示す斜視図である。 結合エレメントの細部を示す斜視図である。 結合エレメントと2つの異なる構成(a,b)の翼との配置関係を示す概略図である。 本発明による結合エレメントの別の実施例を示す概略図である。 図4に示した結合エレメントの断面図である。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面につき詳しく説明する。
図面中、実質的にまたは機能的に同一または類似の構成要素には、同じ符号が付されている。
図1には、2つの隣接し合った翼1,1´が図示されている。これらの翼1,1´は、たとえば1つのタービン段(図示しない)、特にタービン最終段の一部である。翼1,1´はタービン最終翼である。両翼1,1´は半径方向外側の端部側に、つまり翼先端部2;2´の範囲に、それぞれ1つの密閉エレメントもしくは閉鎖エレメント3;3´を有している。当然ながら、図1〜図5に示した閉鎖エレメント3は可能となる1実施例を成しているに過ぎないので、閉鎖エレメント3が別の形状、たとえばカバープレートの形を有していることも考えられる。
図1に示したように、両翼1,1´は周方向で範囲Aにおいて互いにオーバラップしている。このオーバラップ範囲Aでは、両翼1,1´の間に1つの結合エレメント4が配置されている。この結合エレメント4は図2に示したように、連結エレメント5と摩擦・減衰エレメント6とを有している。組み立てられた状態において、一方の閉鎖エレメント3は図1に示したように、連結エレメント5の一方の側に接触しており、それに対して隣接した翼1´の他方の閉鎖エレメント3´は連結エレメント5の反対の側に接触している。摩擦・減衰エレメント6は隣接し合う両翼1,1´と係合しており、この場合、この係合は、摩擦・減衰エレメント6が一方では第1の翼1に設けられた相補的な切欠き7、たとえば孔内に係合し、他方では隣接した第2の翼1´に設けられた相補的な切欠き7´内に係合することにより実現される。結合エレメント4は隣接し合う両翼1,1´に設けられた切欠き7,7´内に摺動可能に支承されていると有利である。すなわち、結合エレメント4は、図1および図2に示したように、たとえばピン状に形成されていてかつ有利には円形の横断面を有している摩擦・減衰エレメント6を介して、この摩擦・減衰エレメント6の軸方向に摺動可能に支承されている。当然ながら、摩擦・減衰エレメント6は別の横断面、特に楕円形または多角形の横断面を有していてもよい。それに対して、結合エレメント4の連結エレメント5は図1および図2に示したように、直方体の形状を有していてよい。この場合、連結エレメント5が円筒状の形状を有することも考えられる。
摩擦・減衰エレメント6は流体機械の運転中に遠心力によって切欠き7,7´の壁に押圧されるので、摩擦・減衰エレメント6もしくは結合エレメント4全体の質量を用いて最適な減衰作用を制御することができる。なぜならば、この質量は発生する接触力に直接に作用するからである。念のため付言しておくと、連結エレメント5の構成も、摩擦・減衰エレメント6の構成も、図1〜図5には単に例示的に図示されているに過ぎず、一般的に別の形状もしくは別の横断面も本発明により包含されるものである。
本発明の構成は、流体機械の非運転状態では翼1,1´をそのねじり方向に予めねじり、そしてこの予めねじられた位置が維持されるように結合エレメント4を介して翼1,1´を位置固定するか、もしくは互いに結合することにある。流体機械が増速運転されると、まず遠心力増大に基づいて前記ねじり力が減少するので、結合エレメント4の連結エレメント5と、それぞれ連結エレメント5に接触している翼1,1´との間の接触力は減少し、その結果、規定の回転数において翼ねじりが前記予ねじりに相当し、これによって両翼1,1´が互いに逆向きの方向で連結エレメント5から解離されるので、最終的には、たとえば流体機械の公称回転数への到達時に、連結エレメント5は一方の翼1にも他方の翼1´にも接触しなくなる。その場合、各翼1,1´の対応する切欠き7,7´内に係合している摩擦・減衰エレメント6のピン状の両アームを介してのみ結合が存在している。一般的には、これにより、従来慣用の構成ではタービンの増速運転時に出現する恐れのある大きなねじりが減じられ、連結エレメント5が、予ねじりによって予め付与されていなかったねじりの部分にしかさらさらされなくなることが達成される。
流体機械の翼1,1´の本発明による予ねじりにより、タービンの公称回転数への到達時に翼1と翼1´との間に直接的な連結が与えられなくなるので、両翼1,1´が互いに相対的に可動となり、それにもかかわらず結合エレメント4を介して間接的な結合が、ひいては減衰が与えられることが達成される。予ねじりには次のような利点がある。すなわち、タービンの増速運転時に、発生したねじり力が、予め付与された予ねじりのための力よりも大きくなる程度の高さにタービンの回転数がなるまで、さしあたり両翼1,1´はねじりを受けない。これにより、タービンの運転状態と非運転状態との間に生じるねじり効果を著しく減少させることができる。流体機械の非使用状態では、結合エレメント4の連結エレメント5が、オーバラップ範囲Aにおいて隣接した2つの翼1,1´の間に締付けられており、この場合、結合エレメント4に作用するプリロード力もしくは予荷重力は翼1,1´の予ねじりによって形成される。このときにできるだけ良好な減衰特性を得ることができるようにするために、結合エレメント4は弾性的に形成されている。すなわち、結合エレメント4はタービンの通常運転時に発生する負荷を弾性的に吸収することができる。
図3aには、結合エレメント4の摩擦・減衰エレメント6が、翼1,1´の向きに対してほぼ直角に延びていることが示されている。このときに、各翼1;1´は接触面8;8´によって連結エレメント5に接触しており、この接触面8;8´は図3aに示したように、互いに対して平行でかつ翼1に対して平行である。しかし、減衰振動方向に影響を与えることができるようにするためには、図3bに示したような構成も考えられる。すなわち、この場合、接触面8;8´は翼1に対して所定の角度αだけ傾けられて延びている。図3aもしくは図3bに示した選択された実施態様とは無関係に、両実施態様において同一構造の結合エレメント4を使用することができる。
図1〜図3に示した実施例とは異なり、結合エレメント4は、図4および図5に図示したようなH字形の形状を有することもできる。このH字形の結合エレメント4´はH字体を形成する1つのセンタ部分9と2つのウェブ10とを有している。H字形の結合エレメント4´のセンタ部分9は連結エレメント5として形成されており、H字形の結合エレメント4´のウェブ10は摩擦・減衰エレメント6として形成されている。H字形の結合エレメント4´の配置は、図1〜図3につき説明した結合エレメント4の配置に相当しているので、この実施例の場合にも、隣接した両翼1,1´は、その半径方向の長手方向軸線を中心にして予めねじられており、この場合、両翼1,1´はオーバラップ範囲Aにおいて結合エレメント4´を互いの間にクランプしている。
図5に示したように、H字形の結合エレメント4´の両ウェブ10は、翼先端部2に配置されたキー12のための溝11を形成していて、このキー12をU字形に取り囲んで把持している。減衰機能はこの場合、溝11とキー12との間の協働を介して生ぜしめられ、両翼1,1´の、予めねじられた位置における位置固定はセンタ部分9によって、つまり連結エレメント5によって引き受けられる。
図1〜図5に示した結合エレメント4の選択された実施態様とは無関係に、結合エレメント4は一体に、つまり単一ピースから形成されているか、またはそれぞれ連結エレメント5と摩擦・減衰エレメント6とから組み立てられていてよい。単一ピースから形成された一体の結合エレメント4は、保管・ロジスティックスコストが減じられ、かつあとから行われる連結エレメント5と摩擦・減衰エレメント6との組立てが不要となるという利点を提供する。2つの部分から形成された結合エレメント4の場合には、たとえば互いに異なる材料を使用することができるので、連結エレメント5は摩擦・減衰エレメント6に対して異なる材料特性を有することができる。
1つのタービン段の隣接した2つの翼1,1´の結合を形成するためには、まず隣接した両翼1,1´が、その運転状態の際に生じるねじり方向に予めねじられ、引き続き、この予ねじりが維持されるように結合エレメント4がオーバラップ範囲Aに組み付けられる。
1,1´ 翼
2,2´ 翼先端部
3,3´ 閉鎖エレメント
4,4´ 結合エレメント
5 連結エレメント
6 摩擦・減衰エレメント
7,7´ 切欠き
8,8´ 接触面
9 センタ部分
10 ウェブ
11 溝
12 キー
A オーバラップ範囲

Claims (12)

  1. 複数の翼(1,1´)を備えたタービン段を有する流体機械、特に蒸気タービンであって、
    −翼(1,1´)が運転状態でその半径方向の長手方向軸線を中心にしてねじられるように翼(1,1´)が形成されており、
    −それぞれ2つの隣接した翼(1,1´)が、その各翼先端部(2)の範囲で1つの結合エレメント(4,4´)を介して周方向で互いに連結されている
    形式のものにおいて、
    翼(1,1´)が、非運転状態でそのねじり方向に予めねじれていて、しかも該翼(1,1´)の予ねじりが維持されるように該翼(1,1´)が前記結合エレメント(4,4´)を介して互いに結合されていることを特徴とする流体機械。
  2. −翼(1,1´)が周方向で互いにオーバラップしており、かつ/または
    −各結合エレメント(4,4´)が1つの連結エレメント(5)を有しており、該連結エレメント(5)が、2つの隣接した2つの翼(1,1´)の間のオーバラップ範囲(A)に配置されている、
    請求項1記載の流体機械。
  3. −各結合エレメント(4,4´)が1つの摩擦・減衰エレメント(6)を有しており、該摩擦・減衰エレメント(6)が、2つの隣接した翼(1,1´)と係合しており、かつ/または
    −該摩擦・減衰エレメント(6)が、一方では第1の翼(1)に設けられた相補的な切欠き(7)内に係合していて、他方では隣接した第2の翼(1´)に設けられた相補的な切欠き(7´)内に係合しており、かつ/または
    −結合エレメント(4)が、前記摩擦・減衰エレメント(6)を介して、2つの隣接した翼(1,1´)に設けられた前記切欠き(7,7´)内に摺動可能に支承されている、
    請求項1または2記載の流体機械。
  4. −連結エレメント(5)が直方体形に形成されており、かつ/または
    −連結エレメント(5)の形状が、翼(1,1´)のそれぞれ隣接した範囲に適合されており、かつ/または
    −摩擦・減衰エレメント(6)がピン状に形成されていて、円形または楕円形の横断面を有している、
    請求項3記載の流体機械。
  5. 少なくとも1つの結合エレメント(4´)が、H字形の形状を有している、請求項1または2記載の流体機械。
  6. −H字形の結合エレメント(4´)のセンタ部分(9)が、連結エレメント(5)として形成されており、かつ/または
    −H字形の結合エレメント(4´)のウェブ(10)が、摩擦・減衰エレメント(6)として形成されており、かつ/または
    −H字形の結合エレメント(4´)のそれぞれ2つのウェブ(10)が、翼先端部(2)に配置されたキー(12)のための溝(11)を形成していて、該キー(12)を取り囲んで把持している、
    請求項5記載の流体機械。
  7. 結合エレメント(4,4´)の連結エレメント(5)が、当該流体機械の非使用状態においてオーバラップ範囲(A)で2つの隣接した翼(1,1´)の間に締付けられており、かつ/または
    −結合エレメント(4,4´)が弾性的に形成されている、
    請求項1から6までのいずれか1項記載の流体機械。
  8. −結合エレメント(4,4´)が一体に形成されているか、または
    −結合エレメント(4,4´)が、それぞれ1つの連結エレメント(5)と1つの摩擦・減衰エレメント(6)とから組み立てられている、
    請求項1から7までのいずれか1項記載の流体機械。
  9. タービン段がタービン最終段である、請求項1から8までのいずれか1項記載の流体機械。
  10. 翼(1,1´)の翼先端部(2)が、閉鎖エレメント(3)、特にカバープレートを有している、請求項1から9までのいずれか1項記載の流体機械。
  11. 請求項1から10までのいずれか1項記載の流体機械に用いられる結合エレメント。
  12. 流体機械、特に蒸気タービンであって、
    −翼(1,1´)が運転状態でその半径方向の長手方向軸線を中心にしてねじられ、
    −それぞれ2つの隣接した翼(1,1´)が、その各翼先端部(2)の範囲で1つの結合エレメント(4,4´)を介して周方向で互いに連結されている
    形式の流体機械のタービン段の2つの隣接した翼(1,1´)の結合を形成するための方法において、翼(1,1´)を、非運転状態でそのねじり方向に予めねじり、しかも該翼(1,1´)の予ねじりが維持されるように該翼(1,1´)を、前記結合エレメント(4,4´)を介して互いに結合することを特徴とする、流体機械のタービン段の2つの隣接した翼の結合を形成するための方法。
JP2009273116A 2008-12-01 2009-12-01 流体機械 Pending JP2010133410A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102008059836A DE102008059836A1 (de) 2008-12-01 2008-12-01 Strömungsmaschine, insbesondere Dampfturbine

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010133410A true JP2010133410A (ja) 2010-06-17

Family

ID=42134111

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009273116A Pending JP2010133410A (ja) 2008-12-01 2009-12-01 流体機械

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8636475B2 (ja)
JP (1) JP2010133410A (ja)
CN (1) CN101761361B (ja)
DE (1) DE102008059836A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015075045A (ja) * 2013-10-09 2015-04-20 三菱重工業株式会社 動翼及び回転機械

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102010033302A1 (de) 2010-08-04 2012-02-09 Alstom Technology Ltd. Verfahren zum Überprüfen der Mechanischen Integrität von Stabilisierungselementen an den Laufschaufeln einer Turbine sowie Abtastvorrichtung zur Durchführung des Verfahrens
US9624775B2 (en) * 2014-05-30 2017-04-18 Rolls-Royce Plc Developments in or relating to rotor balancing
EP3006673A1 (en) * 2014-10-07 2016-04-13 Siemens Aktiengesellschaft Method for and arrangement for measuring shrouded blade interlock wear
DE102017203308A1 (de) * 2017-03-01 2018-09-06 Siemens Aktiengesellschaft Turbinenstufe mit Koppelelement
US11339666B2 (en) 2020-04-17 2022-05-24 General Electric Company Airfoil with cavity damping

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0491302A (ja) * 1990-08-01 1992-03-24 Toshiba Corp 軸流タービンの翼
WO2003014529A1 (en) * 2001-08-03 2003-02-20 Hitachi, Ltd. Turbine moving vane
JP2003214113A (ja) * 2002-01-28 2003-07-30 Toshiba Corp 地熱タービン

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3728044A (en) 1970-06-29 1973-04-17 Hitachi Ltd Turbine rotor
US3778190A (en) 1971-10-01 1973-12-11 Gen Electric Bucket cover attachment
JPS54125307A (en) 1978-03-24 1979-09-28 Toshiba Corp Connecting device for turbine movable blades
JPS5925087B2 (ja) 1980-06-04 1984-06-14 株式会社日立製作所 タ−ビン動翼連結装置
US4407634A (en) 1981-09-08 1983-10-04 Northern Engineering Industries Plc Axial-flow steam turbine wheel
JPH10176501A (ja) 1996-12-16 1998-06-30 Hitachi Ltd インテグラルカバー翼
JPH1113401A (ja) 1997-06-26 1999-01-19 Mitsubishi Heavy Ind Ltd インテグラルシュラウド動翼
EP1462610A1 (de) 2003-03-28 2004-09-29 Siemens Aktiengesellschaft Laufschaufelreihe für Strömungsmaschinen
CN101285404B (zh) 2008-06-03 2011-08-03 东方电气集团东方汽轮机有限公司 汽轮机动叶片的围带结构及其加工工艺

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0491302A (ja) * 1990-08-01 1992-03-24 Toshiba Corp 軸流タービンの翼
WO2003014529A1 (en) * 2001-08-03 2003-02-20 Hitachi, Ltd. Turbine moving vane
JP2003214113A (ja) * 2002-01-28 2003-07-30 Toshiba Corp 地熱タービン

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015075045A (ja) * 2013-10-09 2015-04-20 三菱重工業株式会社 動翼及び回転機械

Also Published As

Publication number Publication date
CN101761361A (zh) 2010-06-30
CN101761361B (zh) 2014-09-03
DE102008059836A1 (de) 2010-06-02
US8636475B2 (en) 2014-01-28
US20100135775A1 (en) 2010-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010133410A (ja) 流体機械
JP5543032B2 (ja) ブレード配列、及び当該ブレード配列を具備するガスタービン
JP5064121B2 (ja) 改良されたバケット振動減衰装置
RU2375589C2 (ru) Ротор турбины, а также способ и приспособление для его изготовления
JP5230968B2 (ja) 動翼振動ダンパシステム
US6341941B1 (en) Steam turbine
US6450769B2 (en) Blade assembly with damping elements
US5820347A (en) Restraining device for the root of a fan blade
JPH07229404A (ja) 軸流タービンの動翼制振装置
JP5393294B2 (ja) タービン動翼と、タービン動翼を固定したタービンロータ
JP2006336656A (ja) シュラウド付きタービンバケットと接線方向挿入式ダブテールとを組立てる方法及びシステム
US8277189B2 (en) Turbine blade and rotor
US20180266259A1 (en) Blade fastening mechanism having a securing device for turbine blades
ES2750270T3 (es) Ancla de expansión que comprende un miembro de expansión con clip
JP2007187053A (ja) タービン動翼
JP2007292074A (ja) 入れ子形密閉タービンバケット群
CN102317578A (zh) 涡轮机的叶片组合体
JP5380323B2 (ja) タービン動翼および蒸気タービン
EP3049634B1 (en) Rotor stage of axial turbine with an adaptive regulation to dynamic stresses
US4025232A (en) Turbomachine rotor assembly
JPH0491302A (ja) 軸流タービンの翼
JPH0216303A (ja) タービン動翼の結合装置
US9470099B2 (en) Securing device for axially securing a blade root of a turbomachine blade
JP2007147040A (ja) カバー部材の取付構造
KR20210002683A (ko) 원심력에 최적화된 접촉면을 갖는 회전자

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20101227

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20101228

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130805

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140106