JP2010131363A - 骨盤サポーター - Google Patents

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Abstract

【課題】運動を行った際でも安定した装着状態を保持可能な骨盤サポーターを提供する。
【解決手段】骨盤サポーター1は、運動用に装着可能であり、装着者の下半身に装着可能な下衣2と、下衣2の表面に密着形成され、装着した際に装着者の腰周りに環状に延在する樹脂パターン10とを備える。樹脂パターン10は、パターン密度が高い高密度領域と、パターン密度が低い低密度領域とを有するものであってもよく、パターン幅の広い広幅領域とパターン幅の狭い細幅領域とを有するものであってもよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、運動時に装着可能であり、骨盤を固定・矯正等することが可能な骨盤サポーターに関する。
従来より、腰部から骨盤部を取り巻くように装着し、骨盤の傾きや歪みを矯正するために使用可能な骨盤矯正ベルトが知られている。この骨盤矯正ベルトを使用することで、たとえば骨盤部に存在する腸骨や仙腸関節などを身体の外側から締め付けることができ、骨盤の傾きや歪みを矯正して腰痛などの身体不調を緩和することができる。
上記のような骨盤矯正ベルトの一例が、たとえば特開2001−87295号公報(特許文献1)に記載されている。この文献に記載の骨盤矯正ベルトは、主として腸骨稜および仙腸関節を覆う上段ベルトと、主として股関節を覆う下段ベルトとを備える。このような構成を備えることにより、下段ベルトを身体の左右側面から臀部の下側(脚側)にわたって装着することができ、骨盤矯正ベルトが本来の位置からずり上がるなどの問題に対応することができる。
特開2001−87295号公報
しかしながら、上記特許文献1において開示されている骨盤矯正ベルトは、たとえば着用した状態で座り仕事を行なう機会の多い場合や、就寝時や、日常動作を行なう場合を意図しており、当該骨盤矯正ベルトを着用して積極的に運動することを予定していない。そのため、上記特許文献1に記載の骨盤矯正ベルトを着用して実際に水中や陸上等で運動を行なった場合には、当該骨盤矯正ベルトが本来の装着位置からずり上がって位置ずれする等の不具合が生じ得る。
本発明は、以上の問題に鑑みなされたものであり、その目的は、運動を行った際でも安定した装着状態を保持可能な骨盤サポーターを提供することにある。
本発明に係る骨盤サポーターは、運動用に装着可能な骨盤サポーターである。この骨盤サポーターは、装着者の下半身に装着可能な下衣と、下衣の表面に密着形成され、装着した際に装着者の腰周りに環状に延在する樹脂パターンとを備える。
上記樹脂パターンは、パターン密度が高い高密度領域と、パターン密度が低い低密度領域とを有することが好ましい。たとえば、下衣の正面中央部、背面中央部および側部に高密度領域を配置し、正面中央部と側部との間および背面中央部と側部との間に低密度領域を配置することが考えられる。
上記樹脂パターンは、該樹脂パターンが延在する方向と直交する方向の幅が広い広幅領域と、上記直交する方向の幅が狭い細幅領域とを有することが好ましい。たとえば、正面中央部および背面中央部に広幅領域を配置し、正面中央部と背面中央部との間に細幅領域を配置することが考えられる。
本発明に係る骨盤サポーターは、下衣の表面上に形成された環状の樹脂パターンを備え
るので、当該骨盤サポーターを装着した際に、上記樹脂パターンにより装着者の骨盤に適度な締付け力を付与することができる。また、樹脂パターンは、下衣の表面上に密着形成されているので、運動を行った際においても安定した装着状態を保持することができる。
本発明の実施の形態に係る骨盤サポーターの正面図である。 本発明の実施の形態に係る骨盤サポーターの側面図である。 本発明の実施の形態に係る骨盤サポーターの背面図である。 図1中の領域11の拡大図である。 樹脂パターンを構成する線状パターンの構造例を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る骨盤サポーターの製造方法を示すフローチャートである。 本発明の他の実施の形態に係る骨盤サポーターの正面図である。 本発明の他の実施の形態に係る骨盤サポーターの背面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。なお、各実施の形態において、同一の機能を果たす要素には同一の参照符号を付し、その説明は、特に必要がなければ繰り返さない。
図1は、本発明の実施の形態に係る骨盤サポーター1の正面図である。図2は、本実施の形態に係る骨盤サポーター1の側面図である。図3は、本実施の形態に係る骨盤サポーター1の背面図である。図4は、図1中の領域11の拡大図である。
本実施の形態の骨盤サポーター1は、たとえば水中や陸上でのウォーキングのような比較的軽い運動のみならず、水中競技や陸上競技などの激しい運動用にも使用可能なサポーターである。
図1〜図3に示すように、骨盤サポーター1は、装着者の下半身に装着可能な下衣2と、下衣2の表面に密着形成され、装着した際に装着者の腰周りに環状に延在する樹脂パターン10とを備えている。
下衣2は、装着者の股部、臀部、下肢の一部等を受入れ可能な本体部と、本体部の一方端側に位置し装着時に装着者の下腹部近傍に配置されるウエスト部と、本体部の他方端側に位置し装着時に装着者の下肢上に配置される裾部12とを有する。
下衣2は、様々な動作が容易に行えるように主として伸縮性生地で構成することが好ましい。一種類の伸縮性生地で下衣2を構成してもよいが、複数の種類の伸縮性生地を組合せて下衣2を構成してもよい。また、伸縮性生地をベースとする一方で、一部に非伸縮性生地を使用することもできる。下衣2の生地としては、たとえばポリウレタン繊維、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維などから選ばれる繊維を組み合わせた編地もしくは織物などを用いることができる。
図1の例では、下衣2は、本体部の裾部12が装着者の膝付近にまで達するスパッツ型の形状を有している。しかし、下衣2の形状としては、スパッツ型以外の任意の形状を採用することができる。たとえば、着用時に裾部12が股関節付近のみを覆うブリーフ型の構造を採用することができ、下肢のほぼ全体を覆いその裾部12がアキレス腱や踵部近傍にまで達するパンツ型の構造をも採用することができる。このように下衣2の本体部において装着者の下肢を受入れる部分の長さは任意に変更可能であり、また下衣2の本体部、ウエスト部、裾部12の形状も任意に選択可能である。なお、ウエスト部には、紐やゴム等を装着し、装着時に装着者のウェスト部分に骨盤サポーター1を固定できるようにすることが好ましい。
上記のように骨盤サポーター1が下衣2を有することにより、着用時に通常の運動を行った場合のみならず身体や下肢を激しく動かす動作を行なっても、本来の装着すべき位置から骨盤サポーター1が大きく上側や下側等にずれることを抑制することができる。このため、運動時においても、本来の装着位置から大きくずれることなく、安定した装着状態を維持することができる。
また、たとえば裾部12を装着者の下肢に密着させるようにすることで、下肢を覆う領域が本来の装着すべき位置から大きく上側や下側にずれる可能性を更に低減することがで
きる。さらに下衣2のうち装着時に装着者の股部よりも上側に存在する部分については、下衣2の股部が装着者の股部に干渉することにより、本来の装着すべき位置から大きく上側にずれることが抑制される。
樹脂パターン10は、たとえばウレタン樹脂のような弾性を有する樹脂材料で構成することができる。また、ラバー、シリコン、PVC(ポリ塩化ビニル)、ポリアミドエラストマー、ポリエステルエラストマー、ゴム系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、EVA(エチレン・酢酸ビニル共重合体)、ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体)等の樹脂材料も樹脂パターン10の材料として使用することができる。
図1〜図3に示すように、多数の線状パターンにより樹脂パターン10を構成してもよいが、任意形状の面状パターンと線状パターンとを組合せて樹脂パターン10を構成してもよい。各線状パターン等の材質、形状等は任意に選択可能である。
図4の拡大図に示すように、図1〜図3の例では、樹脂パターン10は、下衣2の表面上で互いに交差するように配置された複数本の線状パターンで構成されている。たとえば図4に示す領域内では、樹脂パターン10は、異なる方向に延びる3種類の略直線状の線状パターン10a,10b,10cが互いに交差した構造を有している。
図4に示す部分の樹脂パターン10は、複数本の線状パターンを網目状に配置することで形成されているが、線状パターンの材質、数、幅等を適切に調節することで、樹脂パターン10による締付け力を多段階に調節することができる。たとえば大きな締付け力が必要な箇所においては、線状パターンの数を多くして下衣2の本体部の露出面積を少なくし、小さな締付け力でよい箇所については、線状パターンの数を少なくして下衣2の本体部の露出面積を多くすればよい。下衣2を構成する生地は、樹脂パターン10を構成する樹脂に比べて伸縮性に富み、変形が容易となることから、上記のように線状パターンの数を調節することで、樹脂パターン10による締付け力を容易に調節することができる。
図1〜図3に示すように、各線状パターンは、様々な方向に延在して互いに交差しているが、樹脂パターン10全体としては、下衣2のウエスト部に沿う方向である横方向(図1〜図3における左右方向)に延在し、上述のように環状の形状を有する。
図1〜図3に示す例では、樹脂パターン10を構成する各線状のパターンは互いに接続されているので、樹脂パターン10により、骨盤サポーター1の装着時に装着者の骨盤に適度な締付け力を付与することができる。この樹脂パターン10の締付け力により骨盤を固定することができ、骨盤を固定した状態で運動等を行なえる。また、本実施の形態の骨盤サポーター1を用いて骨盤の矯正等をも行うことができる。
さらに、当該骨盤サポーター1を装着した際には、樹脂パターン10が、下衣2を介して装着者に締付け力を付与するので、装着者の腰周り部分との下衣2と密着性を向上させることもできる。このことも、骨盤サポーター1の装着位置の安定化に寄与し得る。
図1〜図3に示すように、樹脂パターン10の密度は全領域において同一とする必要はない。図1〜図3の例では、樹脂パターン10は、概ね、パターン密度が高い高密度領域と、パターン密度が中程度である中間密度領域と、パターン密度が低い低密度領域とを有している。
より具体的には、図1に示す骨盤サポーター1の正面(前面)側においては、下衣2の正面中央部3のパターン密度が最も高く、左右の側部5のパターン密度が正面中央部3の
パターン密度に次いで高い。そして正面中央部3と左右の側部5との間に挟まれた正面中間領域6において、パターン密度が最も低くなっている。
他方、図3に示す骨盤サポーター1の背面(後面)側においては、下衣2の背面中央部4のパターン密度が最も高く、左右の側部5のパターン密度が背面中央部4のパターン密度に次いで高い。そして背面中央部4と左右の側部5との間に挟まれた背面中間領域7において、パターン密度が最も低くなっている。
ここで、樹脂パターン10の正面中央部3は、装着時に、腹直筋など下部腹筋群が存在する腹部の中央部に対応する領域であり、背面中央部4は、正面中央部3の背部に相当する領域である。
上記のように樹脂パターン10に密度の差を設けることにより、樹脂パターン10による締付け力を、樹脂パターン10の延在方向に変化させることができる。また、このように樹脂パターン10による締付け力を変化させることで、所望の箇所での下衣2と装着者の身体と密着性をも高めることができ、装着時の骨盤サポーター1のフィット感を向上させることができる。その一方で、樹脂パターン10の各部における密度を適切に調節することにより、運動の際の動き易さをも追及することができ、着用時に様々な動作を容易に行なうことも可能となる。
図1〜図3に示す例のように正面中央部3における樹脂パターン10のパターン密度を高くした場合には、腹部の中央部に対して比較的大きな締付け力を付与することができ、腹圧を高めることができる。また、装着者の腹部の中央部において快適なフィット感をも得ることができる。
また、背面中央部4における樹脂パターン10のパターン密度を高くすることにより、装着者の背部の中央部(たとえば腰椎、仙骨が存在する付近の領域)に対しても比較的大きな締付け力を付与することができる。また、装着者の背部の中央部において快適なフィット感をも得ることができる。
さらに、下衣2の側部5のパターン密度を高くすることにより、装着者の身体の側部(たとえば大殿筋、中殿筋が存在する付近の領域)に比較的大きな締付け力を付与することができる。
他方、正面中間領域6や背面中間領域7においては、パターン密度が低くなっているので、装着者が樹脂パターン10の存在により腰周り部分に窮屈な感覚を覚えることを抑制すると同時に、腰周り部分や下肢などの動きを柔軟に行なうことができる。
つまり、図1〜図3に示す例では、装着者の腰周りの前後左右の4箇所に比較的大きな締付け力を付与してフィット感を向上させる一方で、それ以外の箇所では装着者の動き易さを確保することができる。なお、高密度領域や低密度領域の数や位置は任意に選択可能であり、各領域のパターン密度についても任意の段階に変化させることができる。
図1〜図3に示すように、樹脂パターン10の延在方向と直交する方向の樹脂パターン10の幅も、全領域において同一とする必要はなく、樹脂パターン10の延在方向に変化させてもよい。
図1〜図3に示す例では、樹脂パターン10は、樹脂パターン10が延在する方向と直交する方向(すなわち図1〜図3の上下方向)の幅が広い広幅領域と、幅が狭い細幅領域とを有している。
より詳しくは、図1〜図3に示す例では、樹脂パターン10の正面中央部3を幅の広い広幅領域とする。このようにすれば、骨盤サポーター1を装着した際に身体の腹部の中央部は広幅領域に覆われることになる。それにより、装着した際に生地を介して腹部の中央部の広範囲にわたって締付け力を付与することができ、下衣2と身体との密着性を向上することができる。このことも、着用時の快適なフィット感に寄与し得る。
また、樹脂パターン10の背面中央部4も、幅の広い広幅領域とする。それにより、当該領域においても、広範囲にわたり下衣2と身体との良好な密着性が保持でき、着用時の快適なフィット感に寄与し得る。
他方、樹脂パターン10において正面中央部3と背面中央部4との間に位置する領域(たとえば装着した際に身体の左右の脇部(側部)に該当する領域)は、比較的幅の狭い細幅領域とする。図1〜図3に示す例では、樹脂パターン10の側部5を細幅領域としている。それにより、骨盤サポーター1の装着時に恰も紐やベルトのような細い部材で身体の側部を締付けたような状態を実現することができ、着用時の快適なフィット感を維持しながら、動き易さをも確保することができる。
図1〜図3に示すように、樹脂パターン10は、下衣2のウェスト部に沿う方向に湾曲しながら延在している。より詳しくは、樹脂パターン10は、下衣2の正面中央部3から側部5に向かうにつれて一旦ウェスト部から離れた後、再び側部5においてウェスト部に近づき、側部5から背面中央部4に向かうにつれてウェスト部に更に近づくような独特の波形(湾曲)形状を有している。その結果、樹脂パターン10の正面中央部3は、背面中央部4と比較して、ウェスト部から離れている。樹脂パターン10がこのような形状を有することで、骨盤サポーター1の装着時に、身体の腰周りに適度な締付け力を付与することができる。
以上のように、骨盤サポーター1の下衣2の表面に密着形成する樹脂パターン10の密度や、幅や、形成位置を変化させることにより、動き易さと装着時のフィット感とを維持しながら、所望の箇所に所望の締付け力を付与することができる。その結果、サポーターとしての機能を確保しながら、運動を行った際においても安定した装着状態を保持することができる。
次に、図5を用いて、上述の樹脂パターン10を構成する線状パターンの構造例について説明する。図5は、樹脂パターン10を構成する線状パターン10aの構造例を示す断面図である。
図5に示す例では、線状パターン10aの断面形状は略矩形である。より詳しくは、線状パターン10aは、下衣2の表面から略垂直に立ち上がる側面8を有し、上端角部9が尖ったような形状を有する。図5に点線で示すように、線状パターン10aの上端角部9を丸めてもよい。
線状パターン10aを伸縮させるのに必要な力が線状パターン10aによる締付け力に対応する力となるが、当該力は線状パターン10aの体積に比例する。ここで、上記のように線状パターン10aが下衣2の表面から略垂直に立ち上がる側面8を有することで、下衣2上における線状パターン10aの形成領域を小さく抑えながら、線状パターン10aの充分な体積を確保することができる。つまり、線状パターン10aの形成領域を小さく抑えながら、線状パターン10aによる所望の締付け力を得ることができる。
線状パターン10aの高さ(厚み)や幅は任意に調節可能であるが、これらを適切に調
節することによっても線状パターン10aの体積を調節することができ、線状パターン10aによる締付け力を調節することができる。
たとえば装着者の体格や好み等の違い等より、樹脂パターン10による各部の締付け力を異ならせることを要求される場合もあると考えられるが、上記のように樹脂パターン10を構成する線状パターン10aの高さ(厚み)、幅、密度等を適切に調節することにより樹脂パターン10の各部の締付け力を容易に変化させることができるので、上記のような要求にも応えることができる。
次に、本発明の実施の形態に係る骨盤サポーター1の製造方法について図6を用いて説明する。図6は、本発明の実施の形態に係る骨盤サポーター1の製造方法を示すフローチャートである。
図6に示すように、まず、樹脂パターン10を形成するための樹脂を準備する(S10)。たとえば、所定の弾性を有し、成型性も良好であると考えられるウレタン樹脂を準備する。
次に、上記樹脂を金型に導入する(S20)。この金型は、樹脂パターン10の形状に対応した凹部(キャビティ)を有し、この凹部に樹脂を導入する。樹脂を金型に導入するに際しては、たとえば樹脂を流動可能な状態(たとえば液状)として金型に導入すればよい。その後、金型内で樹脂を加熱する(S30)。たとえば上記樹脂の硬化温度以上の温度で加熱する。それにより、樹脂の一部(金型と接する部分およびその近傍)を硬化あるいは樹脂全体を半硬化状態とする。
次に、上記のような状態の樹脂を、下衣2の作製用の生地(たとえば伸縮性生地)に密着させる(S40)。具体的には、金型内で加熱状態にある樹脂材料上に上記生地を被せ、該生地に圧力を加えて樹脂に生地を接触させる。この状態で樹脂を硬化させることにより、生地の表面上に所望の樹脂パターンを形成することができる。なお、金型を用いて樹脂パターン10を形成した後に、接着剤等を用いて該樹脂パターンを生地上に密着形成することも可能である。
上記のように金型を用いて生地の表面に樹脂パターン10を形成することにより、たとえば図5に示すように側面8が生地の表面にほぼ垂直な方向に延びるような線状パターン10aを形成することができる。
上記のようにして生地の表面に樹脂パターン10を形成した後、生地同士を縫着することにより、たとえば図1〜図3に示すような骨盤サポーター1を作製することができる。
次に、本発明の他の実施の形態について、図7および図8を用いて説明する。図7は、本発明の他の実施の形態に係る骨盤サポーター1を示す正面図であり、図8はその背面図である。
本実施の形態では、腰周りの樹脂パターン(第1の樹脂パターン)10に加えて、この樹脂パターン10とは分離した大腿周りの樹脂パターン13を形成している。図7および図8の例では、着用者の大腿四頭筋、ハムストリングス、薄筋、縫工筋、腸脛靭帯などの筋肉群の少なくとも一つ以上の筋肉の筋腹または/および筋腹付近を覆う位置に樹脂パターン(第2の樹脂パターン)13を配置している。
上記の筋肉群は骨盤に附着し、腹筋群や臀筋群と協調しながら骨盤の機能に関わっている。この筋肉群を外方から樹脂パターンで適度に締付けることにより、より効果的に骨盤を安定させることができる。また、腰周りの樹脂パターン10に加えて太腿周りの樹脂パターン13を設けることで、腰周りに適度な締付け力を付与しながら、骨盤を安定させることができる。
図7および図8に示す樹脂パターン13も、樹脂パターン10と同様に、大腿の周方向に密度を異ならせてもよい。たとえば太腿部の幅方向中央部に位置する樹脂パターン13の密度を、太腿部の幅方向外側部や内側部に位置する樹脂パターン13の密度より高くしてもよい。また、これとは反対に、太腿部の幅方向中央部に位置する樹脂パターン13の密度を、太腿部の幅方向外側部や幅方向内側部に位置する樹脂パターン13の密度より低くしてもよい。
図7および図8に示すように、本実施の形態では、太腿部の幅方向外側に位置する樹脂パターン13の高さを、幅方向内側に位置する樹脂パターン13の高さよりも高くし、幅方向外側部から幅方向内側部に向かって斜め方向に樹脂パターン13を延在させている。
なお、本実施の形態では、樹脂パターン13を膝上部の太腿周りにリング状に連続的に設けたが、樹脂パターン13の一部に切欠き部等の不連続部を設けてもよい。また、図8に示すように、筋肉群の筋腹または筋腹付近を覆う位置に独立した樹脂パターン13aをさらに設けてもよい。
以上のように本発明の実施の形態について説明を行なったが、今回開示した実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 骨盤サポーター、2 下衣、3 正面中央部、4 背面中央部、5 側部、6 正面中間領域、7 背面中間領域、8 側面、9 上端角部、10,13,13a 樹脂パターン、10a,10b,10c 線状パターン、11 領域、12 裾部。

Claims (3)

  1. 運動用に装着可能な骨盤サポーターであって、
    装着者の下半身に装着可能な下衣と、
    前記下衣の表面に密着形成され、装着した際に装着者の腰周りに環状に延在する樹脂パターンとを備える、骨盤サポーター。
  2. 前記樹脂パターンは、パターン密度が高い高密度領域と、前記パターン密度が低い低密度領域とを有しており、
    前記下衣の正面中央部および背面中央部、および側部に前記高密度領域を配置し、前記正面中央部と前記側部との間および前記背面中央部と前記側部との間に前記低密度領域を配置した、請求項1に記載の骨盤サポーター。
  3. 前記樹脂パターンは、前記樹脂パターンが延在する方向と直交する方向の幅が広い広幅領域と、前記直交する方向の幅が狭い細幅領域とを有しており、
    前記正面中央部および前記背面中央部に前記広幅領域を配置し、前記正面中央部と前記背面中央部との間に前記細幅領域を配置した、請求項1または2に記載の骨盤サポーター。
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