JP2010130702A - 通信端末、中継機器、無線通信システム、無線通信制御方法、及びプログラム - Google Patents

通信端末、中継機器、無線通信システム、無線通信制御方法、及びプログラム Download PDF

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伸彦 荒新
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弘之 万木
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方彦 名越
Akihiko Shiotsuki
昭彦 汐月
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Abstract

【課題】無線通信手段を内蔵しない機器が存在する無線通信システムにおいても、適切なタイミングでDLSを実行できる通信端末を提供する。
【解決手段】通信端末は、アクセスポイントと、通信相手装置とが接続されている無線通信システムに接続されて、前記通信相手装置と無線通信を行う通信端末である。具体的には、該通信端末は、アクセスポイントを経由しない無線通信である直接無線通信を行う機能を有するか否かを問い合わせる直接通信可否問い合わせを、アクセスポイントを経由して無線通信システムに送信する直接通信可否問い合わせ部411と、直接通信可否問い合わせに対して直接無線通信が可能であることを示す直接通信可能通知を通信相手装置から受信したことに応じて、通信相手装置との通信をアクセスポイントを経由した無線通信である間接無線通信から直接無線通信に切り替える接続状態切替部413とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は情報処理技術に関し、特に外部装置とダイレクトリンクによる無線通信の可否を判定可能な情報処理技術に関する。
従来、端末間で無線通信路を設定するサービスとして、直接無線接続を提供する無線ダイレクトリンクサービスと、無線アクセスポイント(基地局)を経由する間接無線接続を提供する無線インダイレクトリンクサービスが知られている。そして、無線ダイレクトリンクサービスと無線インダイレクトリンクサービスとの双方を提供可能な無線通信システムが知られている。
更に、図26に示されるように、無線ダイレクト接続の可否を決定する際に、基地局処理の拡張と通信相手端末の事前の確定が不要で、通信トラフィック負荷が小さい技術を提供する情報通信装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2007−104600号公報
しかしながら、上記従来の構成の情報通信装置は、無線通信システムと通信する無線通信手段を備えることが前提であるため、メディアサーバやメディアレンダラが無線通信手段を内蔵した場合にのみ有効になる。
しかし、一般的に無線通信システムに接続される全ての端末が無線通信手段を内蔵している(終端装置)とは限らず、イーサネット(登録商標)コンバータのような中継機器を利用して構成される場合も存在する。この為、上記従来の方法では、このような無線通信システムにおいて、ストリーム再生の前にDLS(Direct Link Setup)を行う等、適切なタイミングでDLSを実行することができない。その結果、全てのDLS対応機器に対してDLSを実行するといった無線通信システムになってしまう。
本発明は、上記従来の課題を考慮して、無線通信手段を内蔵しない機器が存在する無線通信システムにおいても、適切なタイミングでDLSを実行できる通信端末、中継機器、無線通信システム、無線通信制御方法、及びこれらのプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る通信端末は、無線通信を中継するアクセスポイントと、前記アクセスポイントに無線接続される通信相手装置とが接続されている無線通信システムに接続されて、前記通信相手装置と無線通信を行う通信端末である。具体的には、アクセスポイントを経由しない無線通信である直接無線通信を行う機能を有する機器を検索するための直接通信可否問い合わせを、前記アクセスポイントを経由して前記無線通信システムに送信する直接通信可否問い合わせ部と、前記直接通信可否問い合わせに対して直接無線通信が可能であることを示す直接通信可能通知を前記通信相手装置から受信したことに応じて、前記通信相手装置との通信を前記アクセスポイントを経由した無線通信である間接無線通信から直接無線通信に切り替える接続状態切替部とを備える。
上記構成のように、通信相手が直接無線接続に対応していることを確認してから、間接
無線接続と直接無線接続とを切り替えることにより、通信の信頼性が向上する。
また、該通信端末は、該通信端末と無線通信システムとの間の通信を中継する第1の中継機器に有線ネットワーク接続されて、間接的に前記無線通信システムに接続されている。そして、前記接続状態切替部は、前記直接通信可能通知を前記通信相手装置及び前記第1の中継機器の双方から受信したことに応じて、前記通信相手装置と前記第1の中継機器との間で直接無線通信を開始させる直接通信開始指示を前記第1の中継機器に対して送信してもよい。
また、前記通信相手装置は、該通信端末と通信を行う相手端末と、前記相手端末に有線ネットワーク接続され、前記相手端末と前記無線通信システムとの間の通信を中継する第2の中継機器とを含む。そして、前記接続状態切替部は、前記直接通信可能通知を前記第1及び第2の中継機器の双方から受信したことに応じて、前記第1の中継機器と前記第2の中継機器との間で直接無線通信を開始させる前記直接通信開始指示を前記第1の中継機器に対して送信してもよい。
上記の各構成のように、通信端末が、直接無線通信に切り替えるタイミングと、直接無線通信を行う相手とを中継機器に通知することにより、直接無線通信を行う機器の一方、又は両方が中継機器であったとしても、適切なタイミングで通信方式の切替を行うことができる。
なお、本明細書中の「有線ネットワーク通信」とは、ネットワークに接続される独立した機器同士を有線(典型的にはEthernet(登録商標))で接続することを指し、例えば、PCと無線通信インタフェースとをPCIバス等で接続することとは区別されるべきである。
また、該通信端末は、前記第1及び第2の中継機器それぞれに対し、当該中継機器に有線ネットワーク接続されている端末の情報を問い合わせる接続形態問い合わせを送信する接続形態問い合わせ部を備える。そして、前記接続状態切替部は、さらに、前記接続形態問い合わせに対する前記第1及び第2の中継機器の応答に基づいて、該通信端末と前記相手端末とが異なる中継機器と有線ネットワーク接続されていることに応じて、前記第1の中継機器と前記第2の中継機器との間で直接無線通信を開始させる前記直接通信開始指示を前記第1の中継機器に対して送信してもよい。
また、前記接続形態問い合わせ部は、前記接続形態問い合わせによって、有線ネットワーク接続されている端末の情報に加えて、当該中継機器に無線接続されているアクセスポイントの情報の問い合わせを行う。そして、前記接続状態切替部は、さらに、前記接続形態問い合わせに対する前記第1及び第2の中継機器の応答に基づいて、前記第1の中継機器と前記第2の中継機器とが同一のアクセスポイントに無線接続されていることに応じて、前記第1の中継機器と前記第2の中継機器との間で直接無線通信を開始させる前記直接通信開始指示を前記第1の中継機器に対して送信してもよい。
さらに、該通信端末は、該通信端末及び前記第1の中継機器に有線ネットワーク接続され、且つ前記アクセスポイントとは異なる第2のアクセスポイントに無線接続されている第3の中継機器を経由して前記第1の中継機器に接続されている。そして、前記接続形態問い合わせ部は、前記第1〜第3の中継機器それぞれに対し、前記接続形態問い合わせを送信し、前記接続状態切替部は、前記接続形態問い合わせに対する前記第1〜第3の中継機器の応答に基づいて、該通信端末が直接有線ネットワーク接続されている前記第3の中継機器と前記第2の中継機器とが同一のアクセスポイントに無線接続されておらず、且つ該通信端末が間接的に有線ネットワーク接続されている前記第1の端末と前記第2の端末
とが同一のアクセスポイントに接続されていることに応じて、前記第1の中継機器と前記第2の中継機器との間で直接無線通信を開始させる前記直接通信開始指示を前記第1の中継機器に対して送信してもよい。
上記の各構成のように、接続形態問い合わせを用いて、中継機器の接続情報を事前に取得することにより、複数のアクセスポイントが存在するような複雑なネットワークにおいても、適切なタイミングで通信方式の切替を行うことができる。
本発明に係る中継機器は、無線通信を中継するアクセスポイントと、前記アクセスポイントに無線接続されている通信相手装置と、前記通信相手装置と無線通信を行う通信端末とが接続されている無線通信システムの前記通信端末と前記無線通信システムとの間の通信を中継する中継機器である。具体的には、前記通信端末に有線ネットワーク接続される有線通信インタフェースと、アクセスポイントを経由した無線通信である間接無線通信、及びアクセスポイントを経由しない無線通信である直接無線通信を行う機能を有する無線通信インタフェースと、直接無線通信を行う機能を有するか否かを問い合わせる直接通信可否問い合わせを前記通信端末から受信したことに応じて、直接無線通信が可能であることを示す直接通信可能通知を前記通信端末に送信する直接通信可能通知送信部と、前記通信相手装置との間で直接無線通信を開始させる直接通信開始指示を前記通信端末から受信したことに応じて、前記無線通信インタフェースの前記通信相手装置との通信を間接無線通信から直接無線通信に切り替える接続状態切替部とを備える。
上記構成のように、通信端末からの通知を契機として間接無線通信と直接無線通信を切り替えることにより、自らアプリケーションを実行しない中継機器でも、適切なタイミングで通信方式の切り替えを行うことができる。
また、該中継機器は、前記有線通信インタフェースに接続されている端末の情報を保持する記憶部と、該中継機器に有線ネットワーク接続されている端末の情報を問い合わせる接続情報問い合わせを受信したことに応じて、前記記憶部に保持されている端末の情報を示す接続情報通知を送信する接続情報通知送信部を備えてもよい。
また、前記記憶部は、さらに、前記無線通信インタフェースに接続されているアクセスポイントの情報を保持し、前記接続情報通知送信部は、前記接続情報問い合わせを受信したことに応じて、前記接続情報通知に前記記憶部に保持されているアクセスポイントの情報を加えて送信してもよい。
上記の各構成のように、接続形態問い合わせを用いて、中継機器の接続情報を事前に取得することにより、複数のアクセスポイントが存在するような複雑なネットワークにおいても、適切なタイミングで通信方式の切替を行うことができる。
本発明に係る無線通信システムは、無線通信を中継するアクセスポイントと、前記アクセスポイントに無線接続されて相互に無線通信を行う第1及び第2の通信装置とが接続されている。前記第1の通信装置は、アクセスポイントを経由した無線通信である間接無線通信、及びアクセスポイントを経由しない無線通信である直接無線通信を行う機能を有する第1の無線通信インタフェースと、直接無線通信を行う機能を有する機器を検索するための直接通信可否問い合わせを、前記アクセスポイントを経由して前記無線通信システムに送信する直接通信可否問い合わせ部と、前記直接通信可否問い合わせに対して直接無線通信が可能であることを示す直接通信可能通知を前記第2の通信装置から受信したことに応じて、前記第1の無線通信インタフェースの前記通信相手装置との通信を間接無線通信から直接無線通信に切り替える第1の接続状態切替部とを備える。前記第2の通信装置は、間接無線通信及び直接無線通信を行う機能を有する第2の無線通信インタフェースと、
前記直接通信可否問い合わせを前記第1の通信装置から受信したことに応じて、前記直接通信可能通知を前記第1の通信装置に送信する直接通信可能通知送信部と、前記直接通信可能通知を前記第1の通信装置に送信したことに応じて、前記第2の無線通信インタフェースの前記第1の通信装置との通信を間接無線通信から直接無線通信に切り替える第2の接続状態切替部とを備える。
本発明に係る無線通信制御方法は、無線通信を中継するアクセスポイントと、相互に無線通信を行う第1及び第2の通信装置とが接続された無線通信システムにおいて、前記第1及び第2の通信装置の間の通信を、アクセスポイントを経由した無線通信である間接無線通信からアクセスポイントを経由しない無線通信である直接無線通信に切り替える方法である。具体的には、前記第1の通信装置が、直接無線通信を行う機能を有する機器を検索するための直接通信可否問い合わせを、前記アクセスポイントを経由して前記無線通信システムに送信する直接通信可否問い合わせ部ステップと、前記第2の通信装置が前記直接通信可否問い合わせを前記第1の通信装置から受信したことに応じて、直接無線通信が可能であることを示す直接通信可能通知を前記第1の通信装置に送信する直接通信可能通知送信ステップと、前記直接通信可能通知を前記第2の通信装置から受信したことに応じて、前記第1及び第2の通信装置の間の通信を間接無線通信から直接無線通信に切り替える接続状態切替ステップとを備える。
上記構成のように、通信相手が直接無線接続に対応していることを確認してから、間接無線接続と直接無線接続とを切り替えることにより、通信の信頼性が向上する。
この発明に係るプログラムは、無線通信を中継するアクセスポイントと、前記アクセスポイントに無線接続される通信相手装置とが接続されている無線通信システムに接続されて、前記通信相手装置と無線通信を行う通信端末に、アクセスポイントを経由しない無線通信である直接無線通信を行う機能を有する機器を検索するための直接通信可否問い合わせを、前記アクセスポイントを経由して前記無線通信システムに送信する直接通信可否問い合わせステップと、前記直接通信可否問い合わせに対して直接無線通信が可能であることを示す直接通信可能通知を前記通信相手装置から受信したことに応じて、前記通信相手装置との通信を前記アクセスポイントを経由した無線通信である間接無線通信から直接無線通信に切り替える接続状態切替ステップとを実行させる。
この発明に係るプログラムは、無線通信を中継するアクセスポイントと、前記アクセスポイントに無線接続されている通信相手装置と、前記通信相手装置と無線通信を行う通信端末が接続されている無線通信システムの前記通信端末と前記無線通信システムとの間の通信を中継する中継機器に、直接無線通信を行う機能を有するか否かを問い合わせる直接通信可否問い合わせを前記通信端末から受信したことに応じて、直接無線通信が可能であることを示す直接通信可能通知を前記通信端末に送信する直接通信可能通知送信ステップと、前記通信相手装置との間で直接無線通信を開始させる直接通信開始指示を前記通信端末から受信したことに応じて、前記通信相手装置との通信を間接無線通信から直接無線通信に切り替える接続状態切替ステップとを実行させる。
なお、本発明は、このような通信端末や中継機器等として実現できるだけでなく、通信端末や中継機器の機能を実現する集積回路として実現したり、そのような機能をコンピュータに実行させるプログラムとして実現したりすることもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM等の記録媒体及びインターネット等の伝送媒体を介して流通させることができるのは言うまでもない。また、本発明は、このような表示装置の機能を実現する集積回路として実現したりもできる。
本発明により、無線通信手段を内蔵しない機器がイーサネット(登録商標)コンバータなどの中継機器に接続された場合においても、ダイレクトリンクを実施することが可能になるため、無線帯域の効率利用を行うことが可能になる。
本発明の実施の形態1におけるシステム構成図である。 本発明の実施の形態1におけるECの構成を示すブロック図である。 本発明のDLS対応機器が保持するDeviceDescriptionを示す図である。 本発明の実施の形態1におけるClient機器の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1におけるシーケンス図である。 本発明の実施の形態1におけるClient機器の挙動を示すフローチャート図である。 本発明の実施の形態1におけるClient機器が保持する接続形態管理テーブルである。 本発明の実施の形態1におけるDLS対応機器検出後の接続形態管理テーブルである。 本発明の実施の形態1におけるDLS対応機器の端末接続情報取得後の接続形態管理テーブルである。 本発明の実施の形態2におけるシステム構成図である。 本発明の実施の形態2におけるClient機器の挙動を示すフローチャート図である。 本発明の実施の形態2におけるClient機器が保持する管理テーブルである。 本発明の実施の形態2におけるDLS対応機器検出後の接続形態管理テーブルである。 本発明の実施の形態2におけるDLS対応機器の端末接続情報取得後の管理テーブルである。 本発明の実施の形態3におけるシステム構成図である。 本発明の実施の形態3におけるClient機器の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3におけるClient機器の挙動を示すフローチャート図である。 本発明の実施の形態3におけるClient機器が保持する接続形態管理テーブルである。 本発明の実施の形態3におけるDLS対応機器検出後の接続形態管理テーブルである。 本発明の実施の形態3におけるDLS対応機器の端末接続情報取得後の接続形態管理テーブルである。 本発明の実施の形態4におけるシステム構成図である。 本発明の実施の形態4におけるClient機器の挙動を示すフローチャート図である。 本発明の実施の形態4におけるClient機器が保持する接続形態管理テーブルである。 本発明の実施の形態4におけるDLS対応機器検出後の接続形態管理テーブルである。 本発明の実施の形態4におけるDLS対応機器の端末接続情報及びアクセスポイント接続情報取得後の接続形態管理テーブルである。 従来の無線通信の手順を示す図である。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1〜図4を参照して、本発明の実施の形態1に係る無線通信システムを説明する。なお、図1は実施の形態1に係る無線通信システムのシステム構成図、図2はEC2の構成を示すブロック図、図3はEC2が備えるDeviceDescription221の構成図、図4はClient機器4の構成を示すブロック図である。
まず、実施の形態1に係る無線通信システム(「無線通信ネットワーク」ともいう)には、図1に示されるように、アクセスポイント(以下「AP(Access Point)」と表記する)1と、イーサネット(登録商標)コンバータ(以下「EC(Ethernet(登録商標) Converter)」と表記する)2、3と、Client機器4と、Server機器5と、PC6とが接続されている。
AP1は、当該無線通信システムを管理している。具体的には、EC2、3と無線接続されており、EC2とEC3との間の無線通信を中継する。
EC2は、Client機器4に有線ネットワーク接続されており、Client機器4と無線通信システムとの間の通信を中継する中継機器である。より具体的には、EC2は、図2に示されるように、制御部21と、記憶部22と、無線通信インタフェース23と、1以上(実施の形態1では2個)の有線通信インタフェース24、25とを備える。
制御部21は、記憶部22に格納されている各種プログラムを読み出して、直接通信可能通知送信部211、接続情報通知送信部212、及び接続状態切替部213等として動作する。記憶部22は、各種プログラムの他、図3に示すDeviceDescription221と、無線通信インタフェース23に接続されているアクセスポイントの情報を保持するアクセスポイント接続情報222と、有線通信インタフェース24、25に接続されている端末の情報を保持する端末接続情報223とを記憶している。なお、アクセスポイント接続情報222、及び端末接続情報223の情報は、各通信インタフェースへの接続/切断を検出したタイミングで随時更新される。
直接通信可能通知送信部211は、直接通信可否問い合わせを受信したことに応じて、直接無線通信が可能であることを示す直接通信可能通知を送信する。接続情報通知送信部212は、接続情報問い合わせを受信したことに応じて、有線通信インタフェース24、25に接続されている端末の情報(端末接続情報223の情報)を示す接続情報通知を送信する。接続状態切替部213は、無線通信インタフェース23の通信を間接無線通信から直接無線通信に切り替える。具体的には、直接通信開始指示を受信したことに応じて、DLSRequestを送信する。また、DLSRequestを受信したことに応じて、DLSResponseを送信する。
無線通信インタフェース23は、AP1を経由する無線通信である間接無線通信(インフラストラクチャモード)と、AP1を経由しない無線通信である直接無線通信(ダイレクトリンク)との両方に対応している。有線通信インタフェース24は、Client機器4に有線ネットワーク接続される。なお、実施の形態1においては、EC2の有線通信インタフェース25は使用されていない。
また、EC2は、UPnP−Device(UniversalPlug and Play−Device)機能を保持しており、図3に示されるようなDeviceDescription221を保持している。DeviceDescription221は、RoootDevice11の配下に、DLS対応機器であることを示すDLSDevice12、このDeviceが提供するサービスであるDLSSetup13、及びこのサービスが提供する3つのアクション(StartDLS14、EndDLS15、GetDeviceInfo16)を保持している。EC2、3は、UPnPコントロールポイントにこれらのサービスやアクションを提供し、DLSに関する制御を行う。
StartDLS14は、DLSの実行を指示するアクションであり、EndDLS15は、実行中のDLSを終了させるアクションである。また、GetDeviceInfo16は、EC2、3の通信インタフェース23、24、25に接続される機器のリストを取得するアクションである。
EC3は、EC2と同一の構成であり、有線通信インタフェース24、25にServer機器5及びPC6がそれぞれ接続されている。
Client機器4は、図4に示されるように、制御部41と、記憶部42と、有線通信インタフェース43とを備える。
制御部41は、記憶部42に格納されている各種プログラムを読み出して、直接通信可否問い合わせ部411、接続形態問い合わせ部412、及び接続状態切替部413等として動作する。記憶部42は、各種プログラムの他、無線通信システム上の各装置の接続形態を記憶する接続形態管理テーブル421を記憶している。有線通信インタフェース43は、EC2の有線通信インタフェース24に有線ネットワーク接続される。
直接通信可否問い合わせ部411は、直接無線通信を行う機能を有するか否かを問い合わせる直接通信可否問い合わせを無線通信システムに送信する。接続形態問い合わせ部412は、EC2、3それぞれに対し、有線通信インタフェース24、25に接続されている端末の情報を問い合わせる接続形態問い合わせを送信する。接続状態切替部413は、間接無線通信と直接無線通信とを相互に切り替える。実施の形態1においては、EC2、3の双方から直接通信可能通知を受信したことに応じて、EC2とEC3との間で直接無線通信を開始させる直接通信開始指示をEC2に対して送信する。
ここで、Server機器5とClient機器4の機能について説明する。Server機器5とClient機器4は、例えば、DLNA(Digital Linving Netork Alliance)のような、家庭内LANを用いてAV機器やパソコン、情報家電を相互に接続し、連携して利用するための技術を保持しているものとする。典型的には、Client機器4はテレビであり、Server機器5はBDレコーダ、DVDレコーダ等を含むコンテンツサーバである。そして、Client機器4は、Server機器5に蓄積されたコンテンツを家庭内LANを利用して視聴することができる。
実施の形態1の無線通信システムは、IEEE802.11作業グループTGeで策定された無線LANを利用したストリームデータ配信システムである。無線LANでは、アクセスポイントの管理の下で通信を行うインフラストラクチャモード(間接無線接続)と、アクセスポイントの制御によらず、端末間で直接通信を行うアドホックモード(直接無線接続)がある。また、IEEE802.11では、インフラストラクチャモードにおいて、端末間で直接通信を行うDLS(DirectLinkSetup)が規定されてい
る。
DLS通信をしようとする端末は、DLS通信が必要になった時に、アクセスポイント経由でDLS通信したい相手端末に接続要求(DLSRequest)を送信する。DLSRequestを受信した端末は自身がDLS機能を備えている場合、応答(DLSR
esponse)をアクセスポイント経由で返す。これにより端末間においてDLSの設
定が完了する。
但し、DLSを開始するに当たって、EC2、3などのデータを中継する中継機器は、コンテンツ配信などのアプリケーションを実行しないため、無線通信システム内でDLSを開始するタイミングやDLSを実行する相手先がわからない。従って、DLS通信を開始する為に、開始するタイミングと通信相手先の情報を知る必要がある。
本実施の形態1においては、Client機器4がServer機器5に蓄積されたコンテンツを視聴する際の各機器の動作について説明する。また、Client機器4及びServer機器5については、無線機能を内蔵していないものとする。つまり、無線通信システムを利用したアプリケーションは、全てEC2、3を利用して実行するものとする。
次に、図1に示される無線通信システムにおいて、Client機器4が、Server機器5に蓄積されたコンテンツを再生する際に行われるシーケンスを、図5を参照して説明する。
Client機器4は、UPnP(M−SERACH)を利用して、DLS対応の機器を検索する。具体的には、直接通信可否問い合わせ部411が、直接通信可否問い合わせ(M−SEARCH)を無線通信システムにマルチキャストする。
DLS対応機器であるEC2、3は、それぞれ応答をClient機器4に対して送信する。具体的には、EC2、3の直接通信可能通知送信部211が、直接通信可否問い合わせをClient機器4から受信したことに応じて、DLS対応機器であることを示す直接通信可能通知をClient機器4に対して送信する。Client機器4は、EC2、3から直接通信可能通知を受信することによって、自身が属するネットワークにDLS対応機器が存在することを確認できる。
次に、Client機器4の接続形態問い合わせ部412は、それぞれのDLS対応機器(EC2、3)に対して、接続形態問い合わせ(GetDeviceInfo)を送信して、接続情報を取得する。
次に、EC2、3は、それぞれ自身の接続情報を応答する。具体的には、EC2、3の接続情報通知送信部212が、接続形態問い合わせを受信したことに応じて、自らの有線通信インタフェース24、25に接続されている端末の情報(端末接続情報223の情報)を記載した接続情報通知をClient機器4に送信する。Client機器4は、接続情報通知を受信することによって、EC2、3の接続状態を確認することができる。
なお、上記の各ステップにおけるClient機器4とEC3との間の通信は、全てAP1を経由して行われる間接無線通信である。
そして、Client機器4は、Server機器5までの通信経路に無線通信システムが存在し、且つDLSが有効で実行できると判断すると、StartDLSをEC2に対して発行し、EC3とのDLSの開始を依頼する。具体的には、Client機器4の
接続状態切替部213が、EC2とEC3との間で直接無線通信を開始させる直接通信開始指示(StartDLS)をEC2に対して送信する。
EC2の接続状態切替部213は、直接通信開始指示を受信したことに応じて、EC3に対してDLSRequestを発行する。一方、EC3の接続状態切替部213は、EC2からDLSRequestを受信したことに応じて、EC2に対してDLSResponseを発行する。これにより、EC2とEC3との間では、AP1を経由しない直接無線通信が行われる。
そして、Client機器4は、コンテンツの視聴を行うアプリケーションを実行する。このとき、EC2とEC3との間では、直接無線通信が行われているので、無線帯域の効率利用を実現でき、視聴する映像の乱れを軽減することができる。そして、このアプリケーションが終了したら、Client機器4は、EC2に対してEndDLSを発行して、DLSの終了を指示する。具体的には、Client機器4の接続状態切替部213が、EC2とEC3との間の直接無線通信を終了させる直接通信終了指示をEC2に対して送信する。この後、EC2とEC3との間では、AP1を経由した間接無線通信が行われる。
なお、上記の各処理のうち、DLSRequest及びDLSResponseは、OSI参照の第2層に実装される。一方、それ以外の処理は、OSI参照モデルの第3層以上のレイヤー(典型的には、第7層)に実装される。
次に、具体的なClient機器4の動作について図6に示されるフローチャートを利用して説明する。Client機器4は、図7に示されるような接続形態管理テーブル421を有する。この接続形態管理テーブル421は、DLS対応機器(「機器」欄)と、そのDLS対応機器に有線ネットワーク接続される機器(「リスト」欄)についての情報が記載されている。なお、実施の形態1における接続形態管理テーブル421には、図7に示すように、Client機器4の起動時点においては何の情報も記載されていない。
Client機器4は、アプリケーションの実行前にまず、自身が属するネットワークに無線区間が存在するかどうかを確認するために、DLS対応機器を検索する(S101)。本実施の形態1においては、UPnPを利用するため、M−SERACHでDLSDeviceを検索することになる。より具体的には、Client機器4の直接通信可否問い合わせ部411が、無線通信システム上の全ての機器に対して、直接通信可否問い合わせをマルチキャストする。
そして、Client機器4は、所定の時間、直接通信可否問い合わせに対する応答(直接通信可能通知)の受信を監視する。そして、所定の時間を経過しても応答を受信できなかった場合には、無線通信システム上にDLS対応機器が存在しないものと判断して(S101でNo)、図6に示す処理を終了する。この後、Client機器4は、AP1を経由する間接無線通信を利用して、Server機器5との通信を行う。
本実施の形態1においては、EC2とEC3とがDLSに対応している。すなわち、EC2、3の直接通信可能通知送信部211は、Client機器4から直接通信可否問い合わせを受信したことに応じて、直接通信可能通知をClient機器4に送信する。
直接通信可能通知を受信したClient機器4は(S101でYes)、直接通信可能通知の送信元の情報を接続形態管理テーブル421に追加する。本実施の形態1においては、図8に示されるように、EC2とEC3との情報が追加される。
次に、Client機器4は、GetDeviceInfoを利用してEC2、3の有線通信インタフェース24、25に接続される機器のリストを取得する(S102)。具体的には、Client機器4の接続形態問い合わせ部412が、接続形態問い合わせをEC2、3に送信する。
一方、接続形態問い合わせを受信したEC2、3は、自身に有線ネットワーク接続されている機器の情報を記載した接続情報通知をClient機器4に送信する。この実施形態においては、EC2の接続情報通知送信部212は、接続機器としてClient機器4を記載した接続情報通知を送信する。一方、EC3の接続情報通知送信部212は、接続機器としてServer機器5及びPC6の情報を記載した接続情報通知を送信する。
EC2、3から接続情報通知を受信したClient機器4は、接続情報通知に記載されている内容を接続形態管理テーブル421に追加する。具体的には、図9に示されるように、EC2のリストにはClient機器4の情報が記載され、EC3のリストにはPC6とServer機器5とが記載されることになる。
次に、Client機器4は、作成した接続形態管理テーブル421に自身の情報が存在するかを確認する(S103)。もし、接続形態管理テーブル421に自身の情報が存在しなかった場合(S103でNo)、Client機器4は、自身が無線通信システムに接続されていないと判断して図6の処理を終了し、アプリケーションを実行する。
一方、接続形態管理テーブル421に自身が存在した場合(S103でYes)、Client機器4は、アプリケーション実行の通信相手先となるServer機器5が接続形態管理テーブル421に存在するか否かを確認する(S104)。もし、Server機器5の情報が存在しなかった場合(S104でNo)、Client機器4は、Server機器5が無線通信システムに直接接続されていない(AP1と有線接続されているなど)と判断して図6の処理を終了し、アプリケーションを実行する。
一方、Server機器5が接続形態管理テーブル421に存在した場合(S104でYes)、Client機器4は、自身が接続される中継機器とServer機器5が接続される中継機器とが同じかどうかを確認する(S105)。
接続されている中継機器が同じである場合(S105でNo)、Client機器4は、自身とServer機器5との間に無線区間が存在しないと判断して図6の処理を終了し、アプリケーションを実行する。
本実施の形態1においては、Client機器4はEC2に接続され、Server機器5はEC3に接続されているので、Client機器4とServer機器5とが同じ中継機器に接続されていないことが確認できる。自身とServer機器5とが接続される中継機器が異なることが確認できたら(S105でYes)、Client機器4は、自身が接続されるEC2に対して、EC3の情報が追記されたDLS実行のアクションStartDLSを発行する(S106)。具体的には、Client機器4の接続状態切替部413が、EC3との間で直接無線通信を開始する指示である直接通信開始指示をEC2に対して送信する。
Client機器4から直接通信開始指示を受信したEC2は、EC3に対してDLSRequestを発行する。DLSRequestを受信したEC3は、EC2に対してDLSResponseを発行する。これにより、EC2とEC3との間で直接無線通信が開始される。
上記の処理終了後、Client機器4は、Server機器5からデータをダウンロードする等してアプリケーションを実行する。このとき、EC2とEC3との間では、AP1を経由しない直接無線通信が行われる。
アプリケーションが終了する時、Client機器4は、自身が接続されるEC2に対して、EC3の情報が追記されたDLS実行のアクションEndDLSを発行する。具体的には、Client機器4の接続状態切替部413は、EC3との間で直接無線通信を終了する指示である直接通信終了指示をEC2に対して送信する。この後、EC2とEC3との間では、AP1を経由した間接無線通信が行われる。
上記方法を取ることによって、無線機能を内蔵しない機器(実施の形態1では、Client機器4及びServer機器5)が存在する無線通信システムにおいても適切なタイミングでダイレクトリンクを行うことが可能になる。
(実施の形態2)
図10に、本発明の実施の形態2のシステム構成図を示す。実施の形態1と異なる点は、Server機器7が無線機能を内蔵している点である。つまり、実施の形態2に係るServer機器7は、Server機器5の機能に加えて、EC3の機能をも備えている。なお、Server機器7の端末接続情報には、自身の(Server機器7)の情報が記載されている。
そして、Server機器7及びEC2は、AP1が管理する無線通信システムに接続されている。また、EC2の有線通信インタフェース24には、Client機器4が接続されている。さらに、Server機器7及びEC2は、実施の形態1と同様にUPnP機能を保持しており、且つDLSに対応している。
次に、上記構成におけるClient機器4の具体的な動作について図11に示されるフローチャートを利用して説明する。なお、図11のS201〜S206は、それぞれ図6のS101〜S106に対応しているので、実施の形態1との共通点の詳しい説明は省略し、実施の形態2に特有の点について詳しく説明する。
Client機器4は、図12に示されるように、DLS対応機器と、そのDLS対応機器に有線ネットワーク接続される機器について記載される接続形態管理テーブル421を作成し、保持している。そして、アプリケーションの実行前にまず、自身が属するネットワークに無線区間が存在するかどうかを確認するために、DLS対応機器を検索する(S201)。
本実施の形態2においては、UPnPを利用するため、M−SERACHでDLSDeviceを検索することになる。もし、DLS対応機器が存在しなければ(S201でNo)、Client機器4は、図11の処理を終了して、アプリケーションを実行する。本実施の形態2においては、EC2とServer機器7とがDLSに対応しているため、それぞれが直接通信可能通知をClient機器4に送信する。
EC2とServer機器7とから直接通信可能通知を受信したClient機器4は(S201でYes)、図13に示されるように、接続形態管理テーブル421の機器にEC2及びServer機器7の情報を追加する。
Client機器4は、続いてDLS対応機器の端末接続情報を取得する(S202)。本実施の形態2においては、GetDeviceInfoを利用してEC2及びServer機器7に接続される機器のリストを取得することになる。図10の接続状態から、
EC2の接続情報通知にはClient機器4の情報が記載され、Server機器7の接続情報通知にはServer機器7自身の情報が記載されることになる。
この情報を取得したClient機器4は、接続形態管理テーブル421のそれぞれの機器のリストにClient機器4、Server機器7を追記する。作成された管理テーブルは図14のようになる。
次に、Client機器4は、作成した接続形態管理テーブル421に自身の情報が存在するかを確認する(S203)。もし、接続形態管理テーブル421に自身の情報が存在しなかった場合(S203でNo)、Client機器4は、自身が無線通信システムに接続されていないと判断して図11の処理を終了し、アプリケーションを実行する。
一方、接続形態管理テーブル421に自身が存在した場合(S203でYes)、Client機器4は、アプリケーション実行の通信相手先となるServer機器7が接続形態管理テーブル421に存在するか否かを確認する(S204)。もし、Server機器7の情報が存在しなかった場合(S204でNo)、Client機器4は、Server機器7が無線通信システムに直接接続されていない(AP1と有線接続されているなど)と判断して図11の処理を終了し、アプリケーションを実行する。
一方、Server機器7が接続形態管理テーブル421に存在した場合(S204でYes)、Client機器4は、自身が接続される中継機器とServer機器7が接続される中継機器(つまり、Server機器7)とが同じかどうかを確認する(S205)。
もし、接続される中継機器が同じである場合(S205でNo)、Client機器4は、自身とServer機器7との間に無線区間が存在しないと判断して図11の処理を終了し、アプリケーションを実行する。
本実施の形態2においては、Client機器4はEC2に接続されており、Server機器7は中継機器としての機能を内蔵しているので、Client機器4とServer機器7とが同じ中継機器に接続されていないことが確認できる。
自身とServer機器7が接続される中継機器が異なることが確認できたら(S205でYes)、Client機器4は、自身が接続されるEC2に対して、Server機器7の情報が追記されたDLS実行のアクションStartDLSを発行する(S206)。そして、アプリケーションを実行する。
アプリケーションが終了する時、Client機器4は、自身が接続されるEC2に対して、Server機器7の情報が追記されたDLS実行のアクションEndDLSを発行する。
上記方法を取ることによって、無線機能を内蔵しない機器(Client機器4)と無線を内蔵している機器(EC2及びServer機器7)が存在する無線通信システムにおいても適切なタイミングでダイレクトリンクを行うことが可能になる。
(実施の形態3)
図15に、本発明の実施の形態3のシステム構成図を示す。実施の形態1と異なる点は、Client機器8が無線機能を内蔵している点である。つまり、実施の形態3に係るClient機器8は、Client機器4の機能に加えて、図2に示すEC2の機能をも備えている。
より具体的には、図16に示されるように、直接通信可否問い合わせ部811、接続形態問い合わせ部812、及び接続状態切替部813として動作する制御部81と、DeviceDescription821、アクセスポイント接続情報822、端末接続情報823、及び接続形態管理テーブル824を記憶する記憶部82と、無線通信インタフェース83と、有線通信インタフェース84とを備える。なお、Client機器8の端末接続情報823には、予め自身(Client機器8)の情報が記載されている。各部の機能は、図2及び図4を用いて既に説明しているので、省略する。
Client機器8及びEC3は、AP1が管理する無線通信システムに接続される。また、EC3の有線通信インタフェース24、25には、Server機器5とPC6が接続されている。さらに、Client機器8及びEC3は、実施の形態1と同様にUPnP機能を保持しており、且つDLSに対応している。
次に、上記構成におけるClient機器8の具体的な動作について図17に示されるフローチャートを利用して説明する。なお、図17のS301〜S306は、それぞれ図6のS101〜S106に対応しているので、実施の形態1との共通点の詳しい説明は省略し、実施の形態3に特有の点について詳しく説明する。
Client機器8は、図18に示されるようなDLS対応機器と、そのDLS対応機器に有線ネットワーク接続される機器について記載される接続形態管理テーブル824を作成し、保持している。Client機器8は中継機器としての機能を内蔵(無線内蔵機器)しているため、接続形態管理テーブル824に予め自身の情報を追記しておく。この場合は、機器、リスト共にClient機器8である。
Client機器8は、アプリケーションの実行前にまず、自身が属するネットワークに無線区間が存在するかどうかを確認するために、DLS対応機器を検索する(S301)。
本実施の形態3においては、UPnPを利用するため、M−SERACHでDLSDeviceを検索することになる。もし、DLS対応機器が存在しなければ(S301でNo)、図17の処理を終了して、アプリケーションを実行する。
本実施の形態3においては、EC3がDLSに対応しているため、直接接続可能通知をClient機器8に送信する。EC3からの直接接続可能通知を受信した場合(S301でYes)、Client機器8は、図19に示されるように接続形態管理テーブル824の機器にEC3を追加する。
Client機器8は、続いてEC3の端末接続情報を取得する(S302)。本実施の形態3においては、GetDeviceInfoを利用してEC3の有線通信インタフェース24、25に接続される機器のリストを取得することになる。図15の接続状態から、EC3の接続情報通知には、Server機器5とPC6の情報が記載される。
この情報を取得するとClient機器8は、接続形態管理テーブル824の機器のリストにServer機器5、PC6を追記する。作成された接続形態管理テーブル824は図20のようになる。
次に、Client機器8は、作成した接続形態管理テーブル824に自身の情報が存在するかを確認する(S303)。もし、接続形態管理テーブル824に自身の情報が存在しなかった場合(S303でNo)、Client機器8は、自身が無線通信システム
に接続されていないと判断して図17の処理を終了し、アプリケーションを実行する。
一方、接続形態管理テーブル824に自身が存在した場合(S303でYes)、Client機器8は、アプリケーション実行の通信相手先となるServer機器5が接続形態管理テーブル824に存在するか否かを確認する(S304)。もし、Server機器5の情報が存在しなかった場合(S304でNo)、Client機器8は、Server機器5が無線通信システムに直接接続されていない(AP1と有線接続されているなど)と判断して図17の処理を終了し、アプリケーションを実行する。
一方、Server機器5が管理テーブルに存在した場合(S304でYes)、次に、Client機器8は、自身が接続される中継機器とServer機器5が接続される中継機器とが同じかどうかを確認する(S305)。もし、接続される中継機器とが同じである場合(S305でNo)、Client機器8は、自身とServer機器5との間に無線区間が存在しないと判断して図17の処理を終了し、アプリケーションを実行する。
本実施の形態3においては、Server機器5はEC3に接続されており、Client機器8は中継機器としての機能を内蔵(無線機能)しているので、Client機器8とServer機器5とが同じ中継機器に接続されていないことが確認できる。
Client機器8は、自身とServer機器5とが接続される中継機器が異なることが確認できたら(S305でYes)、自身がもつ接続状態切替部813に対して、EC3の情報が追記されたDLS実行のアクションStartDLSを発行する(S306)。このとき、Client機器8の接続状態切替部813は、EC3に対してDLSRequestを発行する。DLSRequestを受信したEC3は、Client機器8に対してDLSResponseを発行する。これにより、Client機器8とEC3との間で直接無線通信が開始される。
上記の処理終了後、Client機器8は、Server機器5からデータをダウンロードする等してアプリケーションを実行する。このとき、Client機器8とEC3との間では、AP1を経由しない直接無線通信が行われる。
アプリケーションが終了する時、Client機器8は、自身がもつ接続状態切替部813に対して、EC3の情報が追記されたDLS実行のアクションEndDLSを発行する。上記方法を取ることによって、無線機能を内蔵しない機器(Server機器5)と無線を内蔵している機器(EC3及びClient機器8)とが存在する無線通信システムにおいても適切なタイミングでダイレクトリンクを行うことが可能になる。
(実施の形態4)
図21に本発明の実施の形態4のシステム構成図を示す。実施の形態1と異なる点は、実施の形態1の無線通信システムにEC9及びAP10が追加されている点である。具体的には、EC9の有線通信インタフェース24、25にEC2及びClient機器4が接続されている。つまり、Client機器4は、EC9及びEC2を経由してAP1が管理する無線通信システムにアクセスする。また、EC9は、AP1とは異なるAP10に無線接続されている。なお、AP1とAP10とは、周波数やSSID等が異なる全く別のネットワークである。また、全てのEC2、3、9は実施の形態1に記載されるようなUPnP機能を保持しており、且つDLSに対応している。
また、実施の形態4において、Client機器4の接続形態問い合わせ部412は、DLS対応機器に有線ネットワーク接続されている機器の情報に加えて、無線接続されて
いるアクセスポイントの情報も問い合わせる。さらに、EC2、3、9の接続情報通知送信部212は、端末接続情報223に記憶されている端末の情報に加えて、アクセスポイント接続情報222に記憶されているアクセスポイントの情報も送信する。
次に、上記構成におけるClient機器4の具体的な動作について図22に示されるフローチャートを利用して説明する。なお、図22のS401〜S405及びS409は、それぞれ図6のS101〜S106に対応しているので、実施の形態1との共通点の詳しい説明は省略し、実施の形態4に特有の点について詳しく説明する。
Client機器4は、図23に示されるようなDLS対応機器(「機器」欄)と、そのDLS対応機器に有線ネットワーク接続される機器(「リスト」欄)と、DLS対応機器が属する無線通信システムのアクセスポイント(「AP」欄)の情報が記載される接続形態管理テーブル421を作成し、保持している。
そして、Client機器4は、アプリケーションの実行前にまず、自身が属するネットワークに無線区間が存在するかどうかを確認するために、DLS対応機器を検索する(S401)。
本実施の形態4においては、UPnPを利用するため、M−SERACHでDLSDeviceを検索することになる。もし、DLS対応機器が存在しなければ(S401でNo)、Client機器4は、図22の処理を終了して、アプリケーションを実行する。
EC2、EC3、及びEC9から直接通信可能通知を受信した場合(S401でYes)、Client機器4は、図24に示されるように接続形態管理テーブル421の機器にEC2、EC3、及びEC9を追加する。
次に、Client機器4は、EC2、3、9の端末接続情報及びアクセスポイント接続情報を取得する(S402)。本実施の形態4においては、GetDeviceInfoを利用してEC2、3、9の有線通信インタフェース24、25に接続される機器のリストに加えて、無線通信インタフェース23に接続されるアクセスポイントの情報を取得することになる。
本実施の形態4においては、図21の接続状態から、EC2が送信する接続情報通知には、端末情報としてEC9の情報が、アクセスポイント情報としてAP1の情報が記載される。EC3が送信する接続情報通知には、端末情報としてServer機器5及びPC6の情報が、アクセスポイント情報としてAP1の情報が記載される。EC9が送信する接続情報通知には、端末情報としてEC2及びClient機器4の情報が、アクセスポイント情報としてAP10の情報が記載される。
EC2、3、9から接続情報通知を受信したClient機器4は、上記の各情報を接続形態管理テーブル421に追加する。追加後の接続形態管理テーブル421を図25に示す。
次に、Client機器4は、作成した接続形態管理テーブル421に自身の情報が存在するかを確認する(S403)。もし、接続形態管理テーブル421に自身の情報が存在しなかった場合(S403でNo)、Client機器4は、自身が無線通信システムに接続されていないと判断して図22の処理を終了し、アプリケーションを実行する。
一方、接続形態管理テーブル421に自身が存在した場合(S403でYes)、Client機器4は、アプリケーション実行の通信相手先となるServer機器5が接続
形態管理テーブル421に存在するか否かを確認する(S404)。もし、Server機器5の情報が存在しなかった場合(S404でNo)、Client機器4は、Server機器5が無線通信システムに直接接続されていない(AP1と有線接続されているなど)と判断して図22の処理を終了し、アプリケーションを実行する。
一方、Server機器5が管理テーブルに存在した場合(S404でYes)、次に、Client機器4は、自身が接続される中継機器とServer機器5が接続される中継機器とが同じかどうかを確認する(S405)。もし、接続される中継機器が同じである場合(S405でNo)、Client機器4は、自身とServer機器5との間に無線区間が存在しないと判断して図22の処理を終了し、アプリケーションを実行する。
本実施の形態4においては、Client機器4はEC9に接続され、Server機器5はEC3に接続されているので、Client機器4とServer機器5とは、同じ中継機器に接続されていないことが確認できる。
自身とServer機器5とが異なる中継機器に接続されていることが確認できたら(S405でYes)、Client機器4は、Server機器5と自身が接続される中継機器とが属する無線通信システムのアクセスポイントの情報を比較する(S406)。もし、アクセスポイントの情報が同じであれば(S406でNo)、Client機器4は、Server機器5が接続される中継機器とClient機器4が接続される中継機器とは同じ無線通信システムに属すると判断する。
一方、アクセスポイントの情報が異なる場合(S406でYes)、Client機器4は、Server機器5が接続される中継機器とClient機器4が接続される中継機器とは同じ無線通信システムに属さないと判断する。そして、自身が接続されるEC9がリストに存在するかを判断する(S407)。もし、EC9がリストに存在しなければ(S407でNo)、Client機器4は、図22の処理を終了して、アプリケーションを実行する。
一方、EC9がリストに存在した場合(S407でYes)、Client機器4は、自身が接続される中継機器を接続リストに持つ中継機器が属する無線通信システムのアクセスポイントと、Server機器5が接続される中継機器が属する無線通信システムのアクセスポイントとが同じかどうかを比較する(S408)。もし、両者が同じでなければ(S408でNo)、Client機器4は、図22の処理を終了して、アプリケーションを実行する。
本実施の形態4の構成によれば、Client機器4が接続されるEC9がリストに存在する中継機器はEC2であり、EC2が属する無線通信システムのアクセスポイントは、AP1である。一方、Server機器5が接続される中継機器はEC3であり、EC3が属する無線通信システムのアクセスポイントは、AP1である。
つまり、EC2とEC3とが接続されているアクセスポイントが一致するので(S408でYes)、Client機器4は、自身が接続されるEC9を接続リストに持つEC2に対して、Server機器5を接続情報に持つEC3の情報が追記されたDLS実行のアクションStartDLSを発行する(S409)。
アプリケーションが終了する時、Client機器4は、自身が接続されるEC9を接続リストに持つEC2に対して、Server機器5を接続情報に持つEC3の情報が追記されたDLS実行のアクションEndDLSを発行する。
上記方法を取ることによって、無線通信システムが複数存在する場合においても、適切なタイミングでダイレクトリンクを行うことが可能になる。なお、実施の形態4の変形例として、EC3とServer機器5との間にEC9が接続され、且つEC9がAP1と異なるAP10に接続されているような場合でも、EC2とEC3との間で直接無線通信を行うことができる。
また、今回はDLS対応機器の確認や、接続情報の取得方法としてUPnPを利用したが、通信プロトコルは他のプロトコルでよいことは言うまでもない。また、無線と有線を中継する機器としてイーサネット(登録商標)コンバータと記載したが、通信インターフェースがイーサネット(登録商標)でなくても良いことはいうまでもない。また、本発明では、中継機器の間の通信を適切なタイミングで実行するためのものであるため、中継機器の間の通信を実現する無線MAC方式はIEEE802.11eのDLSに限定されるものでない。
さらに、上記した各実施の形態での制御処理は、専用のH/W(電子回路等)で実現されてもよいし、記憶装置(ROM、RAM、ハードディスク等)に格納された上述した処理手順を実行可能な所定のプログラムデータが、CPUによって解釈実行されることで実現されてもよい。この場合、プログラムデータは、記録媒体を介して記憶装置内に導入されてもよいし、記録媒体上から直接実行されてもよい。なお、記録媒体は、ROM、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、フレキシブルディスクやハードディスク等の磁気ディスクメモリ、CD−ROMやDVDやBD等の光ディスクやSDカード等のメモリカード等の記録媒体をいう。また、記録媒体は、電話回線や搬送路等の通信媒体も含む概念である。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
本発明にかかる通信制御方法は、無線機能を内蔵しない機器が中継機器と接続され、更にその中継機器が無線通信システムを構成している場合に、中継機器間で無線通信を行うネットワークにおいて有用である。
1,10 アクセスポイント
2,3,9 イーサネット(登録商標)コンバータ
4,8 Client機器
5,7 Server機器
6 PC
11 rootDevice
12 DLSDevice
13 DLSSetup
14 StartDLS
15 EndDLS
16 GetDeviceInfo
21,41,81 制御部
22,42,82 記憶部
23,83 無線通信インタフェース
24,25,43,84 有線通信インタフェース
211 直接通信可能通知送信部
212,812 接続情報通知送信部
213,413,813 接続状態切替部
221,821 DeviceDescription
222,822 アクセスポイント接続情報
223,823 端末接続情報
411,811 直接通信可否問い合わせ部
412,812 接続形態問い合わせ部
421,824 接続形態管理テーブル

Claims (13)

  1. 無線通信を中継するアクセスポイントと、前記アクセスポイントに無線接続される通信相手装置とが接続されている無線通信システムに接続されて、前記通信相手装置と無線通信を行う通信端末であって、
    アクセスポイントを経由しない無線通信である直接無線通信を行う機能を有する機器を検索するための直接通信可否問い合わせを、前記アクセスポイントを経由して前記無線通信システムに送信する直接通信可否問い合わせ部と、
    前記直接通信可否問い合わせに対して直接無線通信が可能であることを示す直接通信可能通知を前記通信相手装置から受信したことに応じて、前記通信相手装置との通信を前記アクセスポイントを経由した無線通信である間接無線通信から直接無線通信に切り替える接続状態切替部とを備える
    通信端末。
  2. 該通信端末は、該通信端末と無線通信システムとの間の通信を中継する第1の中継機器に有線ネットワーク接続されて、間接的に前記無線通信システムに接続されており、
    前記接続状態切替部は、前記直接通信可能通知を前記通信相手装置及び前記第1の中継機器の双方から受信したことに応じて、前記通信相手装置と前記第1の中継機器との間で直接無線通信を開始させる直接通信開始指示を前記第1の中継機器に対して送信する
    請求項1に記載の通信端末。
  3. 前記通信相手装置は、該通信端末と通信を行う相手端末と、前記相手端末に有線ネットワーク接続され、前記相手端末と前記無線通信システムとの間の通信を中継する第2の中継機器とを含み、
    前記接続状態切替部は、前記直接通信可能通知を前記第1及び第2の中継機器の双方から受信したことに応じて、前記第1の中継機器と前記第2の中継機器との間で直接無線通信を開始させる前記直接通信開始指示を前記第1の中継機器に対して送信する
    請求項2に記載の通信端末。
  4. 該通信端末は、さらに、前記第1及び第2の中継機器それぞれに対し、当該中継機器に有線ネットワーク接続されている端末の情報を問い合わせる接続形態問い合わせを送信する接続形態問い合わせ部を備え、
    前記接続状態切替部は、さらに、前記接続形態問い合わせに対する前記第1及び第2の中継機器の応答に基づいて、該通信端末と前記相手端末とが異なる中継機器と有線ネットワーク接続されていることに応じて、前記第1の中継機器と前記第2の中継機器との間で直接無線通信を開始させる前記直接通信開始指示を前記第1の中継機器に対して送信する
    請求項3に記載の通信端末。
  5. 前記接続形態問い合わせ部は、前記接続形態問い合わせによって、有線ネットワーク接続されている端末の情報に加えて、当該中継機器に無線接続されているアクセスポイントの情報の問い合わせを行い、
    前記接続状態切替部は、さらに、前記接続形態問い合わせに対する前記第1及び第2の中継機器の応答に基づいて、前記第1の中継機器と前記第2の中継機器とが同一のアクセスポイントに無線接続されていることに応じて、前記第1の中継機器と前記第2の中継機器との間で直接無線通信を開始させる前記直接通信開始指示を前記第1の中継機器に対して送信する
    請求項4に記載の通信端末。
  6. 該通信端末は、該通信端末及び前記第1の中継機器に有線ネットワーク接続され、且つ前記アクセスポイントとは異なる第2のアクセスポイントに無線接続されている第3の中
    継機器を経由して前記第1の中継機器に接続されており、
    前記接続形態問い合わせ部は、前記第1〜第3の中継機器それぞれに対し、前記接続形態問い合わせを送信し、
    前記接続状態切替部は、前記接続形態問い合わせに対する前記第1〜第3の中継機器の応答に基づいて、該通信端末が直接有線ネットワーク接続されている前記第3の中継機器と前記第2の中継機器とが同一のアクセスポイントに無線接続されておらず、且つ該通信端末が間接的に有線ネットワーク接続されている前記第1の端末と前記第2の端末とが同一のアクセスポイントに接続されていることに応じて、前記第1の中継機器と前記第2の中継機器との間で直接無線通信を開始させる前記直接通信開始指示を前記第1の中継機器に対して送信する
    請求項5に記載の通信端末。
  7. 無線通信を中継するアクセスポイントと、前記アクセスポイントに無線接続されている通信相手装置と、前記通信相手装置と無線通信を行う通信端末とが接続されている無線通信システムの前記通信端末と前記無線通信システムとの間の通信を中継する中継機器であって、
    前記通信端末に有線ネットワーク接続される有線通信インタフェースと、
    アクセスポイントを経由した無線通信である間接無線通信、及びアクセスポイントを経由しない無線通信である直接無線通信を行う機能を有する無線通信インタフェースと、
    直接無線通信を行う機能を有するか否かを問い合わせる直接通信可否問い合わせを前記通信端末から受信したことに応じて、直接無線通信が可能であることを示す直接通信可能通知を前記通信端末に送信する直接通信可能通知送信部と、
    前記通信相手装置との間で直接無線通信を開始させる直接通信開始指示を前記通信端末から受信したことに応じて、前記無線通信インタフェースの前記通信相手装置との通信を間接無線通信から直接無線通信に切り替える接続状態切替部とを備える
    中継機器。
  8. 該中継機器は、さらに、
    前記有線通信インタフェースに接続されている端末の情報を保持する記憶部と、
    該中継機器に有線ネットワーク接続されている端末の情報を問い合わせる接続情報問い合わせを受信したことに応じて、前記記憶部に保持されている端末の情報を示す接続情報通知を送信する接続情報通知送信部を備える
    請求項7に記載の中継機器。
  9. 前記記憶部は、さらに、前記無線通信インタフェースに接続されているアクセスポイントの情報を保持し、
    前記接続情報通知送信部は、前記接続情報問い合わせを受信したことに応じて、前記接続情報通知に前記記憶部に保持されているアクセスポイントの情報を加えて送信する
    請求項8に記載の中継機器。
  10. 無線通信を中継するアクセスポイントと、前記アクセスポイントに無線接続されて相互に無線通信を行う第1及び第2の通信装置とが接続された無線通信システムであって、
    前記第1の通信装置は、
    アクセスポイントを経由した無線通信である間接無線通信、及びアクセスポイントを経由しない無線通信である直接無線通信を行う機能を有する第1の無線通信インタフェースと、
    直接無線通信を行う機能を有する機器を検索するための直接通信可否問い合わせを、前記アクセスポイントを経由して前記無線通信システムに送信する直接通信可否問い合わせ部と、
    前記直接通信可否問い合わせに対して直接無線通信が可能であることを示す直接通信可
    能通知を前記第2の通信装置から受信したことに応じて、前記第1の無線通信インタフェースの前記通信相手装置との通信を間接無線通信から直接無線通信に切り替える第1の接続状態切替部とを備え、
    前記第2の通信装置は、
    間接無線通信及び直接無線通信を行う機能を有する第2の無線通信インタフェースと、
    前記直接通信可否問い合わせを前記第1の通信装置から受信したことに応じて、前記直接通信可能通知を前記第1の通信装置に送信する直接通信可能通知送信部と、
    前記直接通信可能通知を前記第1の通信装置に送信したことに応じて、前記第2の無線通信インタフェースの前記第1の通信装置との通信を間接無線通信から直接無線通信に切り替える第2の接続状態切替部とを備える
    無線通信システム。
  11. 無線通信を中継するアクセスポイントと、相互に無線通信を行う第1及び第2の通信装置とが接続された無線通信システムにおいて、前記第1及び第2の通信装置の間の通信を、アクセスポイントを経由した無線通信である間接無線通信からアクセスポイントを経由しない無線通信である直接無線通信に切り替える無線通信制御方法であって、
    前記第1の通信装置が、直接無線通信を行う機能を有する機器を検索するための直接通信可否問い合わせを、前記アクセスポイントを経由して前記無線通信システムに送信する直接通信可否問い合わせ部ステップと、
    前記第2の通信装置が前記直接通信可否問い合わせを前記第1の通信装置から受信したことに応じて、直接無線通信が可能であることを示す直接通信可能通知を前記第1の通信装置に送信する直接通信可能通知送信ステップと、
    前記直接通信可能通知を前記第2の通信装置から受信したことに応じて、前記第1及び第2の通信装置の間の通信を間接無線通信から直接無線通信に切り替える接続状態切替ステップとを備える
    無線通信制御方法。
  12. 無線通信を中継するアクセスポイントと、前記アクセスポイントに無線接続される通信相手装置とが接続されている無線通信システムに接続されて、前記通信相手装置と無線通信を行う通信端末に、
    アクセスポイントを経由しない無線通信である直接無線通信を行う機能を有する機器を検索するための直接通信可否問い合わせを、前記アクセスポイントを経由して前記無線通信システムに送信する直接通信可否問い合わせステップと、
    前記直接通信可否問い合わせに対して直接無線通信が可能であることを示す直接通信可能通知を前記通信相手装置から受信したことに応じて、前記通信相手装置との通信を前記アクセスポイントを経由した無線通信である間接無線通信から直接無線通信に切り替える接続状態切替ステップとを実行させる
    プログラム。
  13. 無線通信を中継するアクセスポイントと、前記アクセスポイントに無線接続されている通信相手装置と、前記通信相手装置と無線通信を行う通信端末が接続されている無線通信システムの前記通信端末と前記無線通信システムとの間の通信を中継する中継機器に、
    直接無線通信を行う機能を有するか否かを問い合わせる直接通信可否問い合わせを前記通信端末から受信したことに応じて、直接無線通信が可能であることを示す直接通信可能通知を前記通信端末に送信する直接通信可能通知送信ステップと、
    前記通信相手装置との間で直接無線通信を開始させる直接通信開始指示を前記通信端末から受信したことに応じて、前記通信相手装置との通信を間接無線通信から直接無線通信に切り替える接続状態切替ステップとを実行させる
    プログラム。
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