JP2010129679A - Solenoid - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、コイルに発生する磁界によってシャフトを軸方向に移動させるソレノイドに関するものである。 The present invention relates to a solenoid that moves a shaft in an axial direction by a magnetic field generated in a coil.
従来、例えば油圧機器等の母機に取り付けられるソレノイドの場合、母機からソレノイドに導かれる作動油は、母機内に発生する摩耗粉等からなるコンタミが含まれる。このコンタミがソレノイドの強磁界部に堆積すると、ソレノイド推力が弱まったり、シャフト移動時の摺動抵抗が増え、ソレノイドの作動不良を来す可能性がある。 Conventionally, for example, in the case of a solenoid attached to a mother machine such as a hydraulic device, hydraulic fluid guided from the mother machine to the solenoid includes contamination made of wear powder generated in the mother machine. If this contamination accumulates in the strong magnetic field part of the solenoid, the solenoid thrust may be weakened, the sliding resistance during shaft movement may increase, and the solenoid may malfunction.
特許文献1、2に開示されたソレノイドは、いずれも、磁気回路を構成するベースとスリーブとの間にプランジャを摺動可能に設け、コイルに発生する磁界によってプランジャを駆動し、プランジャに結合されたシャフトを軸方向に移動させ、弁体を駆動するものである。
In each of the solenoids disclosed in
特許文献1に開示されたソレノイドは、シャフトを摺動可能に嵌合させる環状の部材(コンタミブロック71)を設け、母機から流入する作動油を環状の部材(コンタミブロック71)によってせき止めて外部に逃がし、プランジャ収容室にコンタミを含む作動油が流入しないように構成されている。
The solenoid disclosed in
特許文献2に開示されたソレノイドは、シャフトを摺動可能に嵌合させる環状のフィルタ(リングフィルタ11)を設けるとともに、このフィルタの近傍にコンタミを溜める室(コンタミ溜まり12)を設け、母機から流入する作動油のコンタミがプランジャ収容室に侵入しないように構成されている。
しかしながら、このような従来のソレノイドにあっては、シャフトを摺動可能に嵌合させる環状の部材(コンタミブロック71)、フィルタ(リングフィルタ11)が設けられるため、シャフトの摺動抵抗が増え、ソレノイドの応答性が低下するという問題点があった。 However, in such a conventional solenoid, since an annular member (contamination block 71) and a filter (ring filter 11) for slidably fitting the shaft are provided, the sliding resistance of the shaft is increased. There was a problem that the responsiveness of the solenoid deteriorated.
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、コンタミの影響を抑えることと、作動応答性を高めることとを両立するソレノイドを提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above-described problems, and an object of the present invention is to provide a solenoid that can both suppress the influence of contamination and improve the operation responsiveness.
本発明は、コイルに発生する磁界によってプランジャを駆動し、このプランジャに結合されたシャフトを軸方向に移動させ、母機を駆動するソレノイドであって、シャフトをプランジャを挟んで摺動可能に支持する第一軸受及び第二軸受と、第一軸受とプランジャとの間に画成されるプランジャ前室と、プランジャと第二軸受との間に画成されるプランジャ背後室と、プランジャ前室とプランジャ背後室とを連通するプランジャ外周路と、プランジャ外周面を包囲する非磁性材からなる筒状のカバーとを備え、プランジャ外周路がカバーのまわりに環状の間隙として画成され、母機の作動油がプランジャ前室とプランジャ外周路とプランジャ背後室とに導かれる構成とした。 The present invention is a solenoid that drives a mother machine by driving a plunger by a magnetic field generated in a coil and moving a shaft coupled to the plunger in an axial direction, and slidably supports the shaft with the plunger interposed therebetween. A first bearing and a second bearing; a plunger front chamber defined between the first bearing and the plunger; a plunger back chamber defined between the plunger and the second bearing; a plunger front chamber and a plunger; A plunger outer peripheral path communicating with the back chamber and a cylindrical cover made of a non-magnetic material surrounding the plunger outer peripheral surface, the plunger outer peripheral path being defined as an annular gap around the cover, Is guided to the plunger front chamber, the plunger outer circumferential path, and the plunger back chamber.
本発明によると、非磁性材からなる筒状のカバーによってプランジャ外周面が包まれるため、強磁界部に面するプランジャ外周面にコンタミが直接吸着されることがなく、プランジャのまわりにコンタミが堆積することを抑えられる。 According to the present invention, since the outer peripheral surface of the plunger is wrapped by the cylindrical cover made of a non-magnetic material, the contamination is not directly attracted to the outer peripheral surface of the plunger facing the strong magnetic field portion, and the contamination is accumulated around the plunger. Can be suppressed.
プランジャ外周路がカバーのまわりに環状の間隙として画成されることによって流路断面積が十分に確保されるため、プランジャに付与される作動油の粘性抵抗を小さくすることによって、プランジャが移動する速度を高められる。プランジャが高速で移動することによって、ソレノイドの作動応答性を高められるとともに、プランジャに堆積したコンタミが払い落とされ、作動油のコンタミに起因するソレノイドの作動不良を防止できる。 Since the plunger outer circumferential path is defined as an annular gap around the cover, the flow path cross-sectional area is sufficiently ensured, so that the plunger moves by reducing the viscous resistance of the hydraulic oil applied to the plunger. Increases speed. When the plunger moves at a high speed, the operation responsiveness of the solenoid can be improved, and contamination accumulated on the plunger can be removed, thereby preventing malfunction of the solenoid due to contamination of the hydraulic oil.
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。図1はソレノイド1の正面図であり、図2は図1のA−O−A線に沿う断面図である。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. FIG. 1 is a front view of the
ソレノイド1は、コイル12に発生する磁界によってプランジャ4を駆動し、このプランジャ4に結合されたシャフト5を軸方向に移動させる電磁アクチュエータである。
The
ソレノイド1は、図示しない油圧機器の母機に取り付けられる。シャフト5の端部52は、母機に備えられる油圧バルブに連携し、この油圧バルブを開閉駆動する。
The
なお、これに限らず、ソレノイド1は、空圧機器や他の機械、設備に設けられ、空圧バルブや他の可動部を駆動してもよい。
Not limited to this, the
ソレノイド1は、その構成部品として、ケース9、ベース2、スリーブ3、プランジャ4、シャフト5、ギャップ埋設体6、第一、第二軸受7,8、対のOリング19、コイルアッシ10等を備える。
The
コイルアッシ10は、両端に鍔部を有する円筒状のボビン11と、このボビン11にマグネットワイヤが巻回して形成されるコイル12と、このコイル12のマグネットワイヤの両端部に結合される対のターミナル13と、コイル12を包囲するモールド樹脂14とを備える。
The
モールド樹脂14は、ボビン11及びコイル12が収まる円筒状の抱囲部16と、この抱囲部16の一端から突出しターミナル13が臨むコネクタ部15を有する。このコネクタ部15に図示しない相手コネクタが差し込まれる。この相手コネクタを介してコイル12が通電されると、コイル12のまわりに磁界が発生する。これに限らず、リード線を介してコイル12が通電される構成としてもよい。
The
コイル12の磁束を導く磁路構成部材として、ケース9、ベース2、プランジャ4、スリーブ3を備え、これらがそれぞれ磁性材によって形成される。
As a magnetic path constituting member for guiding the magnetic flux of the
図1、2において、Oはシャフト5の中心線である。シャフト5の外周に円筒状のプランジャ4が嵌合し、溶接またはカシメ等によって結合される。
1 and 2, O is the center line of the
ケース9は、有底円筒状に形成され、その開口端部から突出する対のフランジ部91を有する。各フランジ部91にはボルト穴98が開口し、各ボルト穴98を挿通する図示しない2本のボルトによって母機の取付座に締結される。
The
ケース9の内側にコイルアッシ10が収容される。ケース9の側面に開口する切り欠き部97が形成され、この切り欠き部97からコネクタ部15が突出する。
A
図1において、各フランジ部91は中心線Oに直交するように左右方向に突出し、コネクタ部15は中心線Oに直交するように上方向に突出している。
In FIG. 1, each
これに限らず、フランジ部91、コネクタ部15が突出する方向は、ソレノイド1が取り付けられる相手側の形状に対応して任意に配置される。例えば、コネクタ部15を中心線O方向に突出させ、相手コネクタが中心線O方向に挿抜されるようにしてもよい。
Not only this but the direction which the
円筒状のベース2及びスリーブ3は、ケース9の内側に並んで中心線Oと同軸上に配置され、それぞれの内側にシャフト5及びプランジャ4が挿通される。ベース2はケース9の開口端側に配置され、スリーブ3はケース9の奥側に配置される。
The
スリーブ3は、その外周面31がボビン11の内周面に嵌合し、その端面32がケース9の底面93に当接し、シャフト5の中心線Oと同軸上に配置される。
The
ベース2は、その外周面25がボビン11の内周面に嵌合し、シャフト5の中心線Oと同軸上に配置される。
The outer
ベース2の一端に円盤状のベース鍔部21が形成され、このベース鍔部21がケース9の開口端部に結合される。これによっても、ケース9は、シャフト5の中心線Oと同軸上に配置される。
A disc-
ケース9の開口端部には環状段部92が形成される。この環状段部92は、中心線Oに直交する平面状に形成され、ベース2に対する座面を構成する。ベース鍔部21の端面22がケース9の環状段部92に当接し、ベース鍔部21の外周面23がケース9の内周面94に嵌合する。
An
ベース鍔部21の外周面には環状段部24が形成される。ケース9の開口端部にカシメ部95が形成され、このカシメ部95が環状段部24に係合することによって、ベース2の抜け止めが行われる。
An
ケース9の端面96は、図示しない相手側母機の取付座に当接する。
The
シャフト5は、非磁性材からなり、スリーブ3及びベース2を貫通し、第一、第二軸受7,8を介して中心線O方向に摺動可能に支持される。プランジャ4は、第一、第二軸受7,8の間に配置される。
The
スリーブ3は、その内周に小径のスリーブ内周面33と大径のスリーブ内周面34とを有する。
The
小径のスリーブ内周面33に第二軸受8の外周面81が嵌合して取り付けられる。
The outer
大径のスリーブ内周面34とプランジャ外周面41と間に環状の間隙55が形成される。
An
ベース2は、その内周に段階的に拡径するベース内周面26〜29を有する。
The
径が最も小さいベース内周面26は、シャフト5の外周面51との間に間隙56を画成する。
The base inner
径が2番目に小さいベース内周面27に第一軸受7の外周面71が嵌合して取り付けられる。
The outer
径が最も大きいベース内周面29とプランジャ外周面41と間に環状の間隙55が形成される。
An
図3は、プランジャ4まわりを拡大した断面図である。これにも示すように、ベース2にはベース内周面28とベース内周面29の間に環状段部46が形成される。この環状段部46はシャフト5の中心線Oと直交する平面状に形成され、プランジャ前端面47に平行に対峙する。
FIG. 3 is an enlarged cross-sectional view around the
ベース2は、シャフト5の中心線Oに対して傾斜する環状テーパ端面45を有する。一方、スリーブ3は、シャフト5の中心線Oに対して直交する環状端面35を有する。ベース2の環状テーパ端面45とシャフト5の環状端面35との間に環状の磁気ギャップが形成される。なお、環状端面35は中心線Oに対して直交させず、傾斜させてもよい。
The
コイル12の内側に生じる磁束は、ケース9、ベース2、プランジャ4、スリーブ3によって導かれる。ベース2とスリーブ3との間を通る磁束は、磁気ギャップによって遮られるため、プランジャ4を経由して導かれ、ベース2からプランジャ4に向かう磁束が確保される。
The magnetic flux generated inside the
磁気ギャップの形状、位置は、任意に設定され、プランジャ4が中心線O方向に移動するストロークに応じたソレノイド推力が得られるように構成される。
The shape and position of the magnetic gap are arbitrarily set, and a solenoid thrust force corresponding to a stroke in which the
磁気ギャップに非磁性材からなるギャップ埋設体6が介装される。ギャップ埋設体6は、ベース2の環状テーパ端面45と、スリーブ3の環状端面35とのそれぞれに隙間無く当接し、これらの当接部を密封するシールを形成する。そして、スリーブ3の端面32がケース9の底面93に隙間無く当接し、この当接部を密封するシールを形成する。ベース2、ギャップ埋設体6、スリーブ3、ケース9は、プランジャ4及びシャフト5を収容する圧力容器を構成している。これにより、母機からソレノイド1内に流入する作動油(作動流体)がソレノイド1の外部に洩れ出すことを防止する。
A gap buried
コイルアッシ10はそのボビン11の両端鍔部にOリング19がそれぞれ介装される。一方のOリング19がベース鍔部21に当接し、他方のOリング19がケース9の底面93に当接する。ベース2、コイルアッシ10(ボビン11)、ケース9は、プランジャ4及びシャフト5を収容する圧力容器を構成している。これによっても、母機からソレノイド1内に流入する作動油がソレノイド1の外部に洩れ出すことを防止する。
In the
ベース2の環状テーパ端面45とスリーブ3の環状端面35との間にギャップ埋設体6を介装せず、空隙としてもよい。
The gap embedded
ソレノイド1は、シャフト5、プランジャ4のまわりに、第一軸受前室73、プランジャ前室74、プランジャ背後室75、第二軸受背後室76が設けられ、これらに母機からの作動油が導かれる。
The
第一軸受前室73は、第一軸受7の手前に設けられ、ベース2と第一軸受7との間に画成される。第一軸受前室73は、シャフト5とベース2の間に画成される間隙56を介して母機側に連通し、母機からの作動油が導かれる。この間隙56が母機と第一軸受前室73とを連通するベース貫通路62を構成する。
The first bearing
なお、ベース内周面26を大径化し、ベース貫通路62にコンタミを溜めるように構成してもよい。
The base inner
プランジャ前室74は、第一軸受7とプランジャ前端面47の間に画成される。
The
第一軸受前室73とプランジャ前室74との間に第一軸受7が介在する。第一軸受7は、これを貫通する流路を持たず、第一軸受前室73とプランジャ前室74の連通を遮断する機能を果たす。
The
プランジャ背後室75は、プランジャ4の端面48と第二軸受8との間に画成される。
The plunger back
プランジャ前室74とプランジャ背後室75との間にプランジャ4が介在する。スリーブ3とプランジャ4の磁気吸着を防止するため、プランジャ外周面41のまわりに環状の間隙55を画成する。この環状の間隙55が、プランジャ前室74とプランジャ背後室75とを連通するプランジャ外周路63を構成する。
The
プランジャ外周路63として、プランジャ外周面41には複数の溝42が形成される。作動油は、これらの溝42を通ってプランジャ前室74とプランジャ背後室75との間を流れるように構成される。
A plurality of
複数の溝42によってプランジャ外周路63を画成することにより、間隙55のクリアランスを小さくすることが可能になる。間隙55のクリアランスを小さくすることによって、プランジャ4を駆動する磁気効率を高めれられる。
By defining the plunger outer
プランジャ外周面41を包む非磁性材からなる円筒状のカバー83を備える。このカバー83のまわりに環状の間隙55が画成される。この環状の間隙55が、プランジャ前室74とプランジャ背後室75とを連通するプランジャ外周路63を構成する。
A
プランジャ外周面41が非磁性材からなるカバー83に覆われることにより、プランジャ外周面41にコンタミが堆積することを抑えられる。
By covering the plunger outer
プランジャ外周路63の流路断面積が十分に確保されることにより、プランジャ4が移動する際にプランジャ4まわりにおける作動油の流動を促進し、プランジャ4に付与される作動油の粘性抵抗を小さくし、ソレノイド1の作動応答性を高められる。こうしてプランジャ4が高速で移動することにより、カバー83に堆積したコンタミが払い落とされる。
When the flow path cross-sectional area of the plunger outer
カバー83は、プランジャ外周面41を包む円筒状の外周カバー部84と、プランジャ前端面47に対峙する鍔状の前端カバー部85を有する。
The
前端カバー部85は、外周カバー部84の前端から内径方向に直交する鍔状に形成され、プランジャ前端面47に間隙40をもって対峙する。この間隙40が設けられることによってプランジャ4の溝42によって画成されるプランジャ外周路63が塞されないようになっている。
The front
プランジャ前端面47は、前端カバー部85に覆われる環状の外周部47aと、前端カバー部85に覆われない環状の内周露出部47bとを有する。この内周露出部47bは、ベース2のベース吸着面46より内径部分に対峙し、プランジャ前室74の内周部の空間をコンタミ溜め部79として画成する。
The plunger
第二軸受背後室76は、第二軸受8の背後に設けられ、第二軸受8とケース9の底面93との間に画成される。
The second bearing back
プランジャ背後室75と第二軸受背後室76との間に第二軸受8が介在する。第二軸受8の外周面81には複数の溝82が形成される。これらの溝82によっては、プランジャ背後室75と第二軸受背後室76とを連通する第二軸受貫通路64を構成する。
The
シャフト5をその中心線O方向に貫通する縦貫通孔53と、シャフト5を中心線Oと直交する径方向に貫通する横貫通孔54とが形成される。この縦貫通孔53と横貫通孔54とによって母機と第二軸受背後室76とを連通するシャフト貫通路65が構成される。
A vertical through
シャフト5のベース2から突出する端部52に母機の油圧バルブ(図示せず)が連結されることによって、縦貫通孔53の開口端が閉塞される。その場合に、横貫通孔54の開口端が母機内に連通することにより、シャフト貫通路65が閉塞されることが回避される。
By connecting a hydraulic valve (not shown) of the mother machine to an
以上のように構成される本発明の実施の形態につき、次に作用を説明する。 Next, the operation of the embodiment of the present invention configured as described above will be described.
ソレノイド1が母機に組み付けられ、母機の油圧回路(図示せず)に作動油が充填されると、母機からの作動油が以下の経路を通ってソレノイド1内に充填される。
When the
・母機からの作動油は、ベース貫通路62(間隙56)を通って第一軸受前室73に充填される。
The hydraulic oil from the mother machine is filled into the first bearing
・母機からの作動油は、シャフト貫通路65(横貫通孔54、縦貫通孔53)を通って第二軸受背後室76に充填される。
The hydraulic oil from the mother machine is filled into the second bearing
・第二軸受背後室76の作動油は、第二軸受貫通路64(溝82)を通ってプランジャ背後室75に充填される。
The hydraulic oil in the second bearing back
・プランジャ背後室75の作動油は、プランジャ外周路63(間隙55、溝42)を通ってプランジャ前室74に充填される。
The hydraulic oil in the plunger back
ソレノイド1は、コイル12の磁力によってプランジャ4を駆動し、プランジャ4に結合されたシャフト5を軸方向に移動させ、母機の油圧バルブを開閉駆動する。
The
コイル12の非通電時、シャフト5は、母機の油圧バルブから受ける反力によって初期位置に保持される。
When the
コイル12の通電時、コイル12の内側に発生する磁界によるソレノイド推力によって、プランジャ4をベース2に近づける方向に駆動し、シャフト5を前方(図2の左方向)に移動させ、母機の油圧バルブを開閉駆動する。なお、図2はシャフト5がソレノイド推力によって初期位置からあるストロークだけ移動した作動状態を示している。
When the
シャフト5が前方に移動するとき、シャフト5が第二軸受背後室76から退出する体積分の作動油が、母機からシャフト貫通路65を通って第二軸受背後室76に流入する。
When the
このとき、プランジャ4が前方に移動することにより、プランジャ4の移動体積分の作動油が、収縮するプランジャ前室74からプランジャ外周路63を通って拡張するプランジャ背後室75に流入する。
At this time, when the
コイル12の通電が止められると、シャフト5は、母機の油圧バルブから受ける反力によって後方(図2の右方向)に移動し、母機の油圧バルブを開閉駆動する。
When the energization of the
シャフト5が後方に移動するとき、シャフト5が第二軸受背後室76へ進入する体積分の作動油が、第二軸受背後室76からシャフト貫通路65を通って母機に流出する。
When the
このとき、プランジャ4が後方に移動することにより、プランジャ4の移動体積分の作動油が、収縮するプランジャ背後室75からプランジャ外周路63を通って拡張するプランジャ前室74に流入する。
At this time, when the
ところで、母機からソレノイド1に導かれる作動油は、母機内に発生する摩耗粉等からなるコンタミが含まれる。このコンタミのうち磁性を有する鉄粉等は、ソレノイド1のプランジャ前室74、プランジャ背後室75に入ると、ベース2とプランジャ4の端部との間にて磁束が集中する強磁界部Bに集まる。多くのコンタミが強磁界部Bを構成する磁性材(ベース2、プランジャ4)の表面に付着し、堆積すると、以下の不具合が生じる。
By the way, the hydraulic fluid led from the mother machine to the
・磁束が集中する強磁界部Bの磁束密度が変化して、ソレノイド1の特性が変化する。
The magnetic flux density of the strong magnetic field portion B where the magnetic flux concentrates changes, and the characteristics of the
・プランジャ4の摺動抵抗が増えたり、プランジャ4が摺動するストローク範囲が狭まる。
-The sliding resistance of the
これに対処して、第一軸受7によって第一軸受前室73とプランジャ前室74間の連通を遮断し、母機の作動油がシャフト貫通路65と第二軸受背後室76と第二軸受貫通路64を通ってプランジャ背後室75に導かれる構成とする。これにより、作動油のコンタミがプランジャ4まわりの強磁界部Bに到達する経路を長くして、コンタミが強磁界部Bを構成する磁性材(ベース2、プランジャ4)の表面に付着し、堆積することを抑えられる。これにより、作動油のコンタミに起因するソレノイド1の作動不良を防止し、ソレノイド1が安定作動する可動時間を延長できる。
In response to this, the communication between the first bearing
また、シャフト5の移動によって拡縮される第二軸受背後室76は、第二軸受貫通路64を介してプランジャ背後室75に連通しているため、母機からの圧力変動が第二軸受背後室76に伝わっても、第二軸受背後室76の圧力変動が第二軸受貫通路64を通ってプランジャ背後室75に伝わり、第二軸受8が第二軸受背後室76とプランジャ背後室75の圧力差によって脱落することを防止できる。
In addition, the second bearing back
非磁性材からなる円筒状のカバー83によってプランジャ外周面41が包まれるため、強磁界部Bに面するプランジャ外周面41にコンタミが直接吸着されることがなく、プランジャ4のまわりにコンタミが堆積することを抑えられる。
Since the plunger outer
鍔状の前端カバー部85によってプランジャ前端面47の外周部47aが覆われるため、強磁界部Bに面するプランジャ前端面47の外周部47aにコンタミが堆積することを抑えられ、ソレノイド1が安定作動する可動時間を延長できる。
Since the outer
プランジャ前端面47は前端カバー部85に覆われない環状の内周露出部47bを有するため、強磁界部Bから外れるプランジャ4の内周露出部47bにコンタミが吸着され、ソレノイド推力に対する影響が少ないプランジャ前室74の内周部に画成されるコンタミ溜め部79にコンタミが集められ、ソレノイド1が安定作動する可動時間を延長できる。
Since the plunger
プランジャ外周路63として、カバー83のまわりに画成される環状の間隙55を備えたので、流路断面積が十分に確保されることによって、プランジャ4が移動する際にプランジャ4まわりにおける作動油の流動を促進し、プランジャ4に付与される作動油の粘性抵抗を小さくし、磁力によりプランジャ4が移動するソレノイド1の作動応答性を高められる。さらにプランジャ4が高速で移動することにより、カバー83に付着したコンタミが払い落とされる。これにより、作動油のコンタミに起因するソレノイド1の作動不良を防止できる。
As the plunger outer
プランジャ外周路63として、プランジャ外周面41に形成される複数の溝42を備えたため、これらの溝42によってプランジャ外周路63の流路断面積が拡大される。これによって、プランジャ4が移動する際にプランジャ4まわりにおける作動油の流動を促進し、プランジャ4に付与される作動油の粘性抵抗を小さくし、ソレノイド1の作動応答性を高められる。
Since the plunger outer
以上のとおり、本実施の形態では、コイル12に発生する磁界によってプランジャ4を駆動し、このプランジャ4に結合されたシャフト5を軸方向に移動させ、母機を駆動するソレノイド1であって、シャフト5をプランジャ4を挟んで摺動可能に支持する第一軸受7及び第二軸受8と、第一軸受7とプランジャ4との間に画成されるプランジャ前室74と、プランジャ4と第二軸受8との間に画成されるプランジャ背後室75と、プランジャ前室74とプランジャ背後室75とを連通するプランジャ外周路63と、プランジャ外周面41を包囲する非磁性材からなる筒状のカバー83とを備え、プランジャ外周路63がカバー83のまわりに環状の間隙55として画成され、母機の作動油がプランジャ前室74とプランジャ外周路63とプランジャ背後室75とに導かれる構成とした。
As described above, in the present embodiment, the
上記構成に基づき、非磁性材からなる筒状のカバー83によってプランジャ外周面41が包まれるため、強磁界部Bに面するプランジャ外周面41にコンタミが直接吸着されることがなく、プランジャ4のまわりにコンタミが堆積することを抑えられる。
Based on the above configuration, since the plunger outer
プランジャ外周路63がカバー83のまわりに環状の間隙55として画成されることによって流路断面積が十分に確保されるため、プランジャ4に付与される作動油の粘性抵抗を小さくすることによって、プランジャ4が移動する速度を高められる。プランジャ4が高速で移動することによって、ソレノイド1の作動応答性を高められるとともに、プランジャ4に堆積したコンタミが払い落とされ、作動油のコンタミに起因するソレノイド1の作動不良を防止できる。
Since the plunger outer
本実施の形態では、カバー83はプランジャ前端面47を覆う鍔状の前端カバー部85を有する構成とした。
In the present embodiment, the
上記構成に基づき、非磁性材からなるカバー83の前端カバー部85によってプランジャ前端面47にコンタミが堆積することを抑えられ、ソレノイド1が安定作動する可動時間を延長できる。
Based on the above configuration, the front
本実施の形態では、プランジャ前端面47は前端カバー部85に覆われない環状の内周露出部47bを有する構成とした。
In the present embodiment, the plunger
上記構成に基づき、プランジャ4の内周露出部47bにコンタミが吸着され、ソレノイド推力に対する影響が少ないプランジャ前室74の内周部の空間(コンタミ溜め部79)にコンタミが集められ、ソレノイド1が安定作動する可動時間を延長できる。
Based on the above configuration, the contamination is attracted to the inner peripheral exposed
本実施の形態では、シャフト5を軸方向に貫通して母機と第二軸受背後室76とを連通するシャフト貫通路65と、第二軸受8を貫通してプランジャ背後室75と第二軸受背後室76とを連通する第二軸受貫通路64とを備え、第一軸受7によって母機側(ベース貫通路62)とプランジャ前室74との連通を遮断し、母機の作動流体がシャフト貫通路65と第二軸受背後室76と第二軸受貫通路64を通ってプランジャ背後室75に導かれる構成とした。
In the present embodiment, a shaft through
上記構成に基づき、作動油のコンタミがプランジャ4まわりの強磁界部Bに到達する経路を長くして、強磁界部Bを構成する磁性材(ベース2、プランジャ4)の表面に付着し、堆積することを抑えられる。これにより、ソレノイド1が安定作動する可動時間を延長できる。
Based on the above configuration, the length of the path for the hydraulic oil contamination to reach the strong magnetic field B around the
シャフト5の移動によって拡縮される第二軸受背後室76は、第二軸受貫通路64を介してプランジャ背後室75に連通しているため、母機からの圧力変動が第二軸受背後室76に伝わっても、第二軸受背後室76の圧力変動が第二軸受貫通路64を通ってプランジャ背後室75に伝わり、第二軸受8が第二軸受背後室76とプランジャ背後室75の圧力差によって脱落することを防止できる。
Since the second bearing back
次に図4に示す他の実施の形態を説明する。これは基本的には図1〜3の実施の形態と同じ構成を有し、相違する部分のみ説明する。なお、前記実施の形態と同一構成部には同一符号を付す。 Next, another embodiment shown in FIG. 4 will be described. This has basically the same configuration as the embodiment of FIGS. 1 to 3, and only the differences will be described. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the same structure part as the said embodiment.
シャフト5は、シャフト貫通路65(横貫通孔54、縦貫通孔53)が廃止され、中実構造とする。
The
第一軸受7の外周面71には複数の溝72が形成される。これらの溝72によって第一軸受前室73とプランジャ前室74とを連通する第一軸受貫通路68が構成される。
A plurality of
ベース2は、円筒状のフランジ筒部20を有し、このフランジ筒部20が図示しない相手側母機の取付穴に嵌合する。フランジ筒部20の外周にはOリング18が嵌められ、このOリング18によって母機の取付穴との間が密封され、この取付穴から作動油が外部に洩れ出さないようになっている。
The
この場合、ソレノイド1が母機に組み付けられ、母機の油圧回路(図示せず)に作動油が充填されると、母機からの作動油が以下の経路を通ってソレノイド1内に充填される。
In this case, when the
・母機からの作動油は、ベース貫通路62(間隙56)を通って第一軸受前室73に充填される。
The hydraulic oil from the mother machine is filled into the first bearing
・第一軸受前室73の作動油は、第一軸受貫通路68(溝72)を通ってプランジャ前室74に充填される。
The hydraulic fluid in the first bearing
・プランジャ前室74の作動油は、(間隙55、溝42)を通ってプランジャ背後室75に充填される。
The hydraulic oil in the
・プランジャ背後室75の作動油は、第二軸受貫通路64(溝82)を通って第二軸受背後室76に充填される。
The hydraulic oil in the plunger back
コイル12に通電されてシャフト5が前方(図4の左方向)に移動するとき、シャフト5が第二軸受背後室76から退出する体積分の作動油が、母機→ベース貫通路62→第一軸受前室73→第一軸受貫通路68→プランジャ前室74→プランジャ外周路63→プランジャ背後室75→第二軸受貫通路64を通って第二軸受背後室76に流入する。
When the
このとき、プランジャ4が前方に移動することにより、プランジャ4の移動体積分の作動油が、収縮するプランジャ前室74からプランジャ外周路63を通って拡張するプランジャ背後室75に流入する。
At this time, when the
コイル12の通電が止められると、シャフト5は、母機の油圧バルブから受ける反力によって後方(図4の右方向)に移動し、母機の油圧バルブを開閉駆動する。
When the
シャフト5が後方に移動するとき、シャフト5が第二軸受背後室76から進入する体積分の作動油が、第二軸受背後室76から第二軸受貫通路64→プランジャ背後室75→プランジャ外周路63→プランジャ前室74→第一軸受貫通路68→第一軸受前室73→ベース貫通路62を通って母機に流出する。
When the
このとき、プランジャ4が後方に移動することにより、プランジャ4の移動体積分の作動油が、収縮するプランジャ背後室75からプランジャ外周路63を通って拡張するプランジャ前室74に流入する。
At this time, when the
本実施の形態では、第二軸受8の背後に画成されシャフト5の移動によって拡縮される第二軸受背後室76と、第二軸受8を貫通してプランジャ背後室75と第二軸受背後室76とを連通する第二軸受貫通路64と、第一軸受7を貫通して母機とプランジャ前室74とを連通する第一軸受貫通路68とを備え、シャフト5の移動に伴って第二軸受背後室76が拡縮される分の作動油がプランジャ背後室75を経てプランジャ外周路63に導かれる構成とした。
In the present embodiment, a second bearing back
この場合、シャフト貫通路65(横貫通孔54、縦貫通孔53)が廃止されたため、シャフト5の移動に伴って第二軸受背後室76が拡縮される分の作動油がプランジャ背後室75を経てプランジャ外周路63に導かれ、シャフト5の移動速度が同一の場合、図3の実施の形態に対し、プランジャ外周路63を通る作動油の流速が高められる。プランジャ外周路63を通る高速の作動油流によってプランジャ4に堆積したコンタミが払い落とされ、作動油のコンタミに起因するソレノイド1の作動不良を防止できる。
In this case, since the shaft through passage 65 (the horizontal through
次に図5に示す他の実施の形態を説明する。 Next, another embodiment shown in FIG. 5 will be described.
前端カバー部85は、外周カバー部84の前端から内径方向に直交する鍔状に形成され、プランジャ前端面47に隙間無く当接する。
The front
前端カバー部85にプランジャ4の溝42に対峙する開口部89を設けて、前端カバー部85が溝42によって画成されるプランジャ外周路63を塞がないようにしている。
An
プランジャ前端面47は、前端カバー部85に覆われる環状の外周部47aと、前端カバー部85に覆われない環状の内周露出部47bとを有する。この内周露出部47bは、ベース2のベース吸着面46より内径部分に対峙し、プランジャ前室74の内周部の空間をコンタミ溜め部79として画成する。
The plunger
本実施の形態では、プランジャ外周路63としてプランジャ外周面41に開口する溝42を設け、前端カバー部85に溝42に対峙して開口する開口部89を設ける構成とした。
In the present embodiment, the plunger outer
上記構成に基づき、前端カバー部85をプランジャ前端面47に隙間なく当接させて覆うことと、溝42によって画成されるプランジャ外周路63を塞がないことを両立する。非磁性材からなるカバー83の前端カバー部85がプランジャ前端面47に隙間なく当接させて覆うことによって、プランジャ前端面47にコンタミが堆積することを抑えられ、ソレノイド1が安定作動する可動時間を延長できる。
Based on the above configuration, both the front
次に図6に示す他の実施の形態を説明する。 Next, another embodiment shown in FIG. 6 will be described.
カバー83は、直円筒状に形成され、プランジャ外周面41を包む円筒状の外周カバー部84と、プランジャ前端面47からひさし状に突出する円筒状の前端ひさし部86とを有する。
The
この場合、プランジャ前端面47は、前端ひさし部86の内側にてその全域で露出しているため、前端ひさし部86の外周部にもコンタミが堆積する可能性がある。ひさし状に突出する前端ひさし部86によって、前端ひさし部86に堆積したコンタミが外周カバー部84に包まれるプランジャ外周面41に回り込むことが抑えられる。
In this case, since the plunger
本実施の形態では、カバー83は、プランジャ外周面41を包む円筒状の外周カバー部84と、プランジャ前端面47からひさし状に突出する前端ひさし部86とを有する構成とした。
In the present embodiment, the
上記構成に基づき、プランジャ4の前端からひさし状に突出する前端ひさし部86によって、プランジャ前端面47に堆積したコンタミが外周カバー部84に包まれるプランジャ外周面41の方に回り込むことが抑えられ、ソレノイド1が安定作動する可動時間を延長できる。
Based on the above configuration, the
次に図7に示す他の実施の形態を説明する。 Next, another embodiment shown in FIG. 7 will be described.
プランジャ外周面41から環状の第一、第二スクレーパ87,88をリップ状に突出させる。第一スクレーパ87はベース内周面29に摺接する。第二スクレーパ88はスリーブ内周面34に摺接する。
The annular first and
非磁性材からなる第一、第二スクレーパ87,88は、樹脂等の弾性材によって形成される。
The first and
この場合、プランジャ外周面41から環状に突出する第一、第二スクレーパ87,88によって、コンタミがプランジャ外周面41の方に回り込むことが抑えられる。これにより、コンタミがプランジャまわりの強磁界部Bに堆積することを抑えられ、ソレノイド1が安定作動する可動時間を延長できる。
In this case, the first and
プランジャ4が移動するのに伴って、第一スクレーパ87がベース内周面29に摺接するとともに、第二スクレーパ88はスリーブ内周面34に摺接することにより、ベース内周面29とスリーブ内周面34に付着したコンタミが掻き落とされる。これにより、コンタミがベース内周面29とスリーブ内周面34に堆積することを抑えられ、ソレノイド1が安定作動する可動時間を延長できる。
As the
本実施の形態では、プランジャ外周面41から非磁性材からなるスクレーパ87,88を環状に突出させ、このスクレーパ87,88がプランジャ外周路63の内壁面(ベース内周面29、スリーブ内周面34)に摺接する構成とした。
In the present embodiment,
上記構成に基づき、スクレーパ87,88がプランジャ外周路63の内壁面(ベース内周面29、スリーブ内周面34)に付着したコンタミを掻き落とし、コンタミが内壁面(ベース内周面29、スリーブ内周面34)に堆積することを抑えられ、ソレノイド1が安定作動する可動時間を延長できる。
Based on the above configuration, the
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。 The present invention is not limited to the above-described embodiment, and it is obvious that various modifications can be made within the scope of the technical idea.
本発明のソレノイドは、油圧機器、空圧機器、他の機械、設備に有用である。 The solenoid of the present invention is useful for hydraulic equipment, pneumatic equipment, other machines and equipment.
1 ソレノイド
2 ベース
3 スリーブ
4 プランジャ
5 シャフト
7 第一軸受
8 第二軸受
9 ケース
12 コイル
29 ベース内周面
34 スリーブ内周面
41 プランジャ外周面
55 間隙
63 プランジャ外周路
74 プランジャ前室
75 プランジャ背後室
DESCRIPTION OF
Claims (8)
このプランジャに結合されたシャフトを軸方向に移動させ、
母機を駆動するソレノイドであって、
前記シャフトを前記プランジャを挟んで摺動可能に支持する第一軸受及び第二軸受と、
前記第一軸受と前記プランジャとの間に画成されるプランジャ前室と、
前記プランジャと前記第二軸受との間に画成されるプランジャ背後室と、
前記プランジャ前室と前記プランジャ背後室とを連通するプランジャ外周路と、
前記プランジャ外周面を包囲する非磁性材からなる筒状のカバーとを備え、
前記プランジャ外周路が前記カバーのまわりに環状の間隙として画成され、
前記母機の作動油が前記プランジャ前室と前記プランジャ外周路と前記プランジャ背後室とに導かれる構成としたことを特徴とするソレノイド。 The plunger is driven by the magnetic field generated in the coil,
Move the shaft coupled to this plunger in the axial direction,
A solenoid that drives the mother machine,
A first bearing and a second bearing that slidably support the shaft across the plunger;
A plunger front chamber defined between the first bearing and the plunger;
A plunger back chamber defined between the plunger and the second bearing;
A plunger outer circumferential path communicating the plunger front chamber and the plunger back chamber;
A cylindrical cover made of a non-magnetic material surrounding the plunger outer peripheral surface,
The plunger periphery is defined as an annular gap around the cover;
A solenoid characterized in that hydraulic fluid of the mother machine is guided to the plunger front chamber, the plunger outer circumferential path, and the plunger back chamber.
前記前端カバー部に前記溝に対峙して開口する開口部を設けることを特徴とする請求項2または3に記載のソレノイド。 A groove that opens on the outer peripheral surface of the plunger is provided as the plunger outer peripheral path,
4. The solenoid according to claim 2, wherein the front end cover portion is provided with an opening that opens to face the groove. 5.
前記プランジャ外周面を包む円筒状の外周カバー部と、
前記プランジャのプランジャ前端面からひさし状に突出する前端ひさし部とを有することを特徴とする請求項1に記載のソレノイド。 The cover is
A cylindrical outer cover covering the outer peripheral surface of the plunger;
The solenoid according to claim 1, further comprising a front end eaves portion that protrudes in an eaves shape from a plunger front end surface of the plunger.
前記スクレーパが前記プランジャ外周路の内壁面に摺接する構成としたことを特徴とする請求項1に記載のソレノイド。 A scraper made of a non-magnetic material is protruded annularly from the outer peripheral surface of the plunger,
The solenoid according to claim 1, wherein the scraper is configured to be in sliding contact with an inner wall surface of the plunger outer circumferential path.
前記シャフトを軸方向に貫通して前記母機と前記第二軸受背後室とを連通するシャフト貫通路と、
前記第二軸受を貫通して前記プランジャ背後室と前記第二軸受背後室とを連通する第二軸受貫通路とを備え、
前記第一軸受によって前記母機と前記プランジャ前室との連通を遮断し、
前記母機の作動流体が前記シャフト貫通路と前記第二軸受背後室と前記第二軸受貫通路64を通って前記プランジャ背後室に導かれる構成としたことを特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載のソレノイド。 A second bearing rear chamber defined behind the second bearing and enlarged or reduced by movement of the shaft;
A shaft penetration path that penetrates the shaft in the axial direction and communicates the mother machine and the second bearing back chamber;
A second bearing through passage that passes through the second bearing and communicates the plunger back chamber and the second bearing back chamber;
Blocking communication between the mother machine and the plunger front chamber by the first bearing,
The working fluid of the base machine is configured to be guided to the plunger back chamber through the shaft through passage, the second bearing back chamber, and the second bearing through passage 64. The solenoid according to any one of the above.
前記第二軸受を貫通して前記プランジャ背後室と前記第二軸受背後室とを連通する第二軸受貫通路と、
前記第一軸受を貫通して前記母機と前記プランジャ前室とを連通する第一軸受貫通路とを備え、
前記シャフトの移動に伴って前記第二軸受背後室が拡縮される分の作動流体が前記プランジャ背後室を経て前記プランジャ外周路に導かれる構成としたことを特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載のソレノイド。 A second bearing rear chamber defined behind the second bearing and enlarged or reduced by movement of the shaft;
A second bearing through passage passing through the second bearing and communicating the plunger back chamber and the second bearing back chamber;
A first bearing through passage that passes through the first bearing and communicates the mother machine and the plunger front chamber;
7. The structure according to claim 1, wherein working fluid corresponding to the expansion and contraction of the second bearing back chamber accompanying the movement of the shaft is guided to the plunger outer peripheral path through the plunger back chamber. The solenoid according to any one of the above.
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