JP2010129237A - Circuit breaker - Google Patents
Circuit breaker Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010129237A JP2010129237A JP2008300172A JP2008300172A JP2010129237A JP 2010129237 A JP2010129237 A JP 2010129237A JP 2008300172 A JP2008300172 A JP 2008300172A JP 2008300172 A JP2008300172 A JP 2008300172A JP 2010129237 A JP2010129237 A JP 2010129237A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- free end
- opening
- device body
- adjusting screw
- main circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Breakers (AREA)
Abstract
Description
本発明は、回路遮断器に関するものである。 The present invention relates to a circuit breaker.
従来より、分電盤等に取り付けられ、電源と負荷との間に挿入される主回路に過電流が
流れると、主回路の接点部が引き外されることで負荷への給電を遮断する種々の回路遮断
器が提供されている。この様な回路遮断器は、一般に外郭を形成する器体の内部に、前述
の接点部と、開閉機構と、ラッチ手段と、引外し手段とを備えている。開閉機構は器体の
前面に露出し器体の外部から操作可能な操作部の開閉操作により接点部を開閉させ、ラッ
チ手段は接点部が開極する方向に掛かる力に抗して付勢した状態で開閉機構と係止し、引
外し手段は主回路に過電流が流れると前記係止を解除して接点部を強制開極させる。
Conventionally, when an overcurrent flows through a main circuit that is attached to a distribution board or the like and is inserted between a power source and a load, the contact part of the main circuit is pulled off to cut off the power supply to the load. A circuit breaker is provided. Such a circuit breaker generally includes the aforementioned contact portion, an opening / closing mechanism, a latch means, and a tripping means inside a container body that forms an outline. The open / close mechanism is exposed to the front of the container body and opens and closes the contact part by opening and closing the operation part that can be operated from the outside of the container body, and the latch means is biased against the force applied in the direction in which the contact part opens. When the overcurrent flows through the main circuit, the tripping means releases the locking and forcibly opens the contact portion.
ところで、引外し手段には、短絡電流を検出して給電を遮断する電磁式と過負荷電流を
検出して給電を遮断する熱動式との2種類がある。そのうち熱動式の引外し手段は、バイ
メタルと調整ネジとを備えている。このバイメタルは、熱膨張率の異なる2つの金属を重
ね合わせたもので、一端部が器体内の後端面に固定され、他端部には器体内の前方に向か
って延出される自由端を有している。また、調整ネジは、自由端に貫設されているネジ孔
に螺合している。そして、主回路に過負荷電流が流れると、主回路と電気的に接続されて
いるバイメタルの発熱量が増大して、自由端が対向して配置されるラッチ手段側に変位す
る。これに伴って調整ネジがラッチ手段を押圧することにより、前述の係止が解除されて
接点部が強制開極される。この様な回路遮断器は、従来より種々提供されている(例えば
、特許文献1及び2参照)。
しかしながら、従来のバイメタルを用いた引外し手段を有する回路遮断器は、調整ネジ
の螺進方向が器体の前面と平行方向である。そのため、ドライバー等で調整ネジを対向す
るラッチ手段に対して螺進させて、過負荷電流が流れ始めてからバイメタルが変位して接
点部が引き外されるまでの動作時間を調整する際に、前記ドライバーの長手方向を前記平
行方向に保ちながら調整ネジを螺進させなくてはならず、作業性が悪いという問題があっ
た。
However, in the circuit breaker having the tripping means using the conventional bimetal, the screwing direction of the adjusting screw is parallel to the front surface of the device body. For this reason, when adjusting the operating time from when the overload current starts to flow until the bimetal is displaced and the contact part is pulled off by screwing the adjusting screw with the screwdriver to the opposite latch means with a screwdriver or the like, The adjustment screw had to be screwed while maintaining the longitudinal direction of the driver in the parallel direction, and there was a problem that workability was poor.
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、過負荷電流引き外しの動
作時間調整時における、調整ネジの螺進作業を容易に行うことができる回路遮断器を提供
することにある。
The present invention has been made in view of the above-mentioned reasons, and an object thereof is to provide a circuit breaker that can easily perform the screwing operation of the adjusting screw at the time of adjusting the operation time of overload current tripping. There is.
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、外郭を形成する器体の内部に、電源と
負荷との間の主回路に挿入される接点部と、前記器体の前面に露出し前記器体の外部から
操作可能な操作部の開閉操作により前記接点部を開閉させる開閉機構と、前記接点部が開
極する方向に掛かる力に抗して付勢した状態で前記開閉機構と係止するラッチ手段と、主
回路に過電流が流れると前記係止を解除して前記接点部を強制開極させる引外し手段とを
備え、前記引外し手段は、一端部が前記器体内の後端面に固定され他端部には前記器体内
の前方に向かって延出される自由端を有するバイメタルと、前記自由端に貫設されている
ネジ孔に螺合する調整ネジとを備え、主回路に過負荷電流が流れたときに前記自由端が変
位して、前記調整ネジが対向する前記ラッチ手段を押圧することで前記係止を解除し、前
記自由端は、前記調整ネジのネジ頭が前記器体の前方に向く方向に傾斜していることを特
徴とする。
In order to achieve the above-mentioned object, the invention of
この発明によれば、前記バイメタルの前記自由端は、前記調整ネジのネジ頭が前記器体
の前方に向く方向に傾斜しているので、前記器体の前方からドライバー等の先端をネジ頭
に差し込み、前記ドライバーの長手方向を略前後方向に保持しながら前方から後方へ向か
って前記調整ネジを螺進させることができるので、過負荷電流引き外しの動作時間調整時
における、調整ネジの螺進作業を容易に行うことができる。
According to this invention, the free end of the bimetal is inclined in a direction in which the screw head of the adjustment screw faces the front of the instrument body. The adjustment screw can be screwed from the front to the back while being inserted and held in the longitudinal direction of the driver, so that the adjustment screw can be screwed when adjusting the operating time for overload current tripping. Work can be done easily.
本発明では、過負荷電流引き外しの動作時間調整時における、調整ネジの螺進作業を容
易に行うことができるという効果がある。
In the present invention, there is an effect that the adjustment screw can be easily screwed when adjusting the operation time for overload current tripping.
以下、本発明の実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。尚、以下の説明で
は、図2(a)において前後左右上下方向を規定している。本実施形態の回路遮断器1は
、図1に示すように、外郭を形成する器体2の内部に、接点部3、開閉機構4、ラッチ手
段5、引外し手段6を備える。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to FIGS. In the following description, front, rear, left, right, up and down directions are defined in FIG. As shown in FIG. 1, the
器体2は、図1及び図2に示すように、合成樹脂材料によって、前面が開口し略矩形箱
状に形成されるケース2aと、後面が開口し扁平な略矩形箱状に形成されるカバー2bと
から構成される。ケース2a及びカバー2bの上下左右方向の略四隅には、図2に示すよ
うに、前後方向に貫通する組立孔7が各々穿設される。ケース2aとカバー2bとの開口
側の周縁同士を互いに対面するように組み合わせて組立孔7にリベットを挿通すれば、ケ
ース2aとカバー2bとが固定されて器体2となる。器体2の前面8略中心部は、前方へ
矩形板状に突出しており、更にその突出部分の中心部には矩形状に後方へ窪んだ凹部9が
形成されている。凹部9には、図1に示すように、その上下方向の略中心部から下端部に
亘って器体2内部へ矩形状に貫通する貫通孔10が形成されている。また、前面8には、
凹部9の右側に並んで配設され、且つ器体2内部に矩形状に貫通するとともに文字を拡大
するためのレンズが嵌め込まれた表示窓22が設けられている。器体2内部には表示窓2
2と対向して主回路の状態(正常状態、もしくは過電流が流れた異常状態)を示す文字が
記された部材(図示せず)が収納されており、この表示窓22を目視すれば主回路の状態
を確認することができる。そして、器体2の上端部には、図2(b)に示すように、左右
方向に亘って後方へ窪んだ端子台23が配設されている。この端子台23には各々端子ネ
ジ24を有したネジ付き端子よりなる3つの入力端子25,25,25が左右方向に並設
される。また、端子台23には隣り合う入力端子25,25間を絶縁する絶縁壁13,1
3が前方へ突出して形成されている。器体2の右端部には、上方へ突出する端子取付部1
4が一体となって形成されており、その右側面には器体2内部から突出する3つの出力端
子26,26,26が、後端部、前端部、後端部というように前後方向の位置を交互に変
えながら上下方向に並設されている。入力端子25,25,25と出力端子26,26,
26とは1対1で対応付けされており、入力端子25,25,25は、それぞれ電圧線及
び中性線の電線導体(図示せず)を介して商用電源に接続され、出力端子26,26,2
6は、それぞれ母線となる導電バー(図示せず)を介して負荷に接続される。そして回路
遮断器1は器体2の後面を分電盤の内底面に対向させて設置される。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
A
2 is housed a member (not shown) on which characters indicating the state of the main circuit (normal state or abnormal state in which an overcurrent flows) is stored. The state of the circuit can be confirmed. A
3 is formed to protrude forward. At the right end of the
4 are integrally formed, and on the right side thereof, three
26, and the
6 are each connected to a load via a conductive bar (not shown) serving as a bus. The
接点部3は、図1に示すように、固定接触子16と可動接触子17とから構成される。
そして、器体2内にはこの様な接点部3が3つ左右方向に並設されており、入力端子25
,25,25と出力端子26,26,26との間の主回路にそれぞれ挿入される。つまり
本実施形態の回路遮断器1は、3極の接点部3,3,3を備えた多極型の回路遮断器であ
る。そして、固定接触子16,16,16と可動接触子17,17,17とはそれぞれ1
対1で対向付けされている。尚、本実施形態の図中では全て中央の接点部3のみを図示し
ている。
As shown in FIG. 1, the
In the
, 25, 25 and the
It is opposed in a pair. In the drawings of this embodiment, only the
固定接触子16,16,16は、図1に示すように、導電性材料によって形成された一
枚の細長矩形板からなり、その一端部(図中の上端部)は、各々器体2上端部の入力端子
25に端子ネジ24によって固定されている。そして、その一端部から下方へ延出し、長
手方向略中央から他端部に亘って後方へ曲折させて、更に前記他端部付近で下方へ曲折さ
せてなる。また、固定接触子16,16,16の前記他端部には固定接点16a,16a
,16aが各々固着されている。
As shown in FIG. 1, the
16a are fixed to each other.
可動接触子17,17,17は、図1に示すように、導電性材料によって形成された一
枚の細長矩形板からなり、その一端部には可動接点17a,17a,17aが各々固着さ
れている。また、可動接触子17,17,17は、可動接点17a,17a,17aが各
々対となる固定接点16a,16a,16aと前方側で対向するように配置される。可動
接触子17,17,17の他端部は、器体2の上下方向略中央部より下方寄りに配置され
る。そして、可動接触子17,17,17は、後述の可動枠30の係止溝30a,30a
,30aにそれぞれ挿通されて可動枠30に支持されている。更に、可動接触子17,1
7,17は、図1に示すように、器体2内の後端面に突設されている突部27,27,2
7と、可動接触子17,17,17に突設されている凸部17b,17b,17bとの間
に、各々介装されるコイルバネ28,28,28によって前方へ付勢されている。可動接
触子17,17,17の前記他端部は、器体2内の後端面から左右方向に亘って前方へ突
出されるL字形状のストッパー2cによって下方向及び前方向への移動が規制される。そ
して、可動接点17a,17a,17aは、可動枠30の前後方向への移動にともなって
、各々対向する固定接点16a,16a,16aと前後方向に接離自在に接触する。
As shown in FIG. 1, the
, 30a and supported by the
As shown in FIG. 1, 7 and 17 are
7 and
開閉機構4は、図1及び図3に示すように、操作部11と、可動枠30と、係止リンク
31と、操作部リンク32と、フレーム33(図1には図示せず)とから構成される。
As shown in FIGS. 1 and 3, the opening /
フレーム33は、図3に示すように、金属材料によって形成される2枚の矩形板が略同
形に切り欠かれてなる一対の側片33a、33aと、この一対の側片33a、33aを上
端部で連結する矩形板状に形成された連結片33bとから構成される。各側片33a、3
3aの後端部には、それぞれ外側へ突出するネジ孔33cが穿設された固定片33d,3
3dが各々設けられており(図3では左側の固定片33dのみ図示)、器体2内の後端面
に突設されている取付台(図示せず)にネジ止め固定される。側片33a、33aの前端
部は前方へ円板状に突出しており、その円板部分の中心部には左右方向に貫通する軸受け
孔33e,33eが穿設されている。両側片33a、33aのうち左側の側片33aの、
略前方下端部には上方へ細長矩形状に窪んだ引掛溝33fが形成されている。また、側片
33a、33aの上端部付近から下方へ向かって円弧状に貫通するガイド溝33g,33
gが各々形成されている。側片33a、33aの互いに対向する内側面には、各々円筒形
状の軸突起33h,33hが突設されている。側片33a、33aの下端部近傍には、左
右方向に貫通する軸受け穴33i,33iが各々形成されている。
As shown in FIG. 3, the
Fixing
3d is provided (only the
A hooking
Each g is formed.
操作部11は、図1及び図3に示すように、合成樹脂材料によって全体として略L字板
形状に形成されてなり、上下方向に延びる横設部11aと前後方向に延びる起立部11b
とから構成される。横設部11aは、器体2の貫通孔10を通じて器体2の前面8に露出
しており、起立部11bは、器体2内部に収納されている。操作部11は、横設部11a
と起立部11bとの付け根付近の左右方向に穿設された軸孔11cを挿通する軸ピン19
によって軸支され、その軸ピン19の両端部は、フレーム33の軸受け孔33eによって
受けられる。即ち、器体2外部から横設部11aを手動で操作すれば、軸ピン19を中心
とした回動動作を行うことができる。また、横設部11aの下端部には引掛け部11dが
突設されており、横設部11aの先端部が上方へ向いて伏せた状態にあるとき、引掛け部
11は凹部9下端部に配設される窪み9aに係止する。起立部11bの後端部には、円筒
形状に形成された軸受け部11eが、その長手方向を左右方向に向けて配設されている。
更に軸受け部11eにはその左右両端部を貫通するリンク軸孔11fが設けられている。
操作部11左側面の起立部11b付け根付近には、図1に示すように、軸孔11cを中心
部として略ドーナツ形状に右方向へ窪み、且つ前記ドーナツの周縁部のうち略下半分が開
口してなるバネ受け溝11gが設けられている。ここで、バネ受け溝11gの内周縁には
、鋏形バネよりなる操作部復帰バネ34が取り付けられている。操作部復帰バネ34の一
端部には、図3に示すように、フック状に曲折されてなる係止片34aが具備されており
、この係止片34aがフレーム33の引掛溝33fに係止されている。従って、操作部1
1は、操作部復帰バネ34の弾性復元力により横設部11aが前方へ起立する方向へ付勢
されている。
As shown in FIGS. 1 and 3, the
It consists of. The
A
The both ends of the
Furthermore, the bearing
As shown in FIG. 1, in the vicinity of the root of the
1 is urged in a direction in which the laterally arranged
操作部リンク32は、図3に示すように、一対の脚片32a,32aと、連結部32b
と、駆動軸32cとから構成され、全体として略口字形状に形成されている。一対の脚片
32a,32aは、略短冊形状に形成されてなり、前端部には左右方向に貫通するリンク
軸受け孔32d,32dが各々穿設されている。連結部32bは、細長矩形板状に形成さ
れ、両脚片32a,32aを連結する。駆動軸32cは円筒形状に形成され、その左右方
向両端部は、両脚片32a,32aの内側下端部に各々固定されている。そして、上述の
操作部11のリンク軸孔11f、及びリンク軸受け孔32d,32dには、リンク軸ピン
29が挿通され、更にそのリンク軸受け孔32d,32dから外側へ突出したリンク軸ピ
ン29の両端部が、フレーム33のガイド溝33g,33gに各々挿入係止されている。
つまり、操作部リンク32は、このガイド溝33g,33gによって移動範囲が規制され
ている。
As shown in FIG. 3, the
And the
That is, the movement range of the
係止リンク31は、図3に示すように、矩形板を略く字形状に曲折させてなる係止板3
1aと、その係止板31a前端部の左右両側より上方へ突設された一対の腕片31b,3
1bとから構成される。また、腕片31b,31bの先端部には略半円形状に下方へ窪ん
だ軸受け溝31c,31cが形成されている。この両軸受け溝31c,31cがフレーム
33の軸突起33h,33hをそれぞれ支承することにより、係止リンク31がフレーム
33に回動自在に取り付けられる。
As shown in FIG. 3, the locking
1a and a pair of
1b. In addition, bearing grooves 31c and 31c that are recessed downward in a substantially semicircular shape are formed at the tip portions of the
可動枠30は、図3に示すように、合成樹脂材料によって略矩形板状に形成されてなり
その長手方向を左右方向に向けて短手方向を前後方向に向けて配置され、器体2内で前後
方向へ移動自在に収納されている。また、上述の様に可動枠30には3つの可動接触子1
7,17,17が各々挿通係止される係止溝30a,30a,30aが左右方向に並設さ
れている。
As shown in FIG. 3, the
Locking
そして、操作部リンク32の駆動軸32cは、図1に示すように、可動枠30左右方向
中央の前端部と、係止リンク31の係止板31a上面とに当接されている。
As shown in FIG. 1, the
ラッチ手段5は、図3に示すように、ラッチ板5aと、ラッチ板復帰バネ5bと、ラッ
チ板軸ピン5cとから構成される。ラッチ板5aは、合成樹脂材料によって略矩形板状に
形成されてなり、その長手方向を左右方向に向けて短手方向を前後方向に向けて、可動接
触子17,17,17を跨ぐように配置される。また、ラッチ板5aの前端部は、左右方
向に亘って上方寄りに傾斜している。ラッチ板5aの左右方向中央の後端部には、後方へ
突出した略L字形状の脚片5dが、係止リンク31の係止板31a下面と対向するように
配設されている。脚片5dの曲折部分にはラッチ板軸ピン5cを左右方向に挿通する軸受
け孔を具備した軸受け部5eが形成されている。そして、フレーム33の軸受け穴33i
,33iに、軸受け部5eの両端部から突出するラッチ板軸ピン5cの端部をそれぞれ挿
通することで、ラッチ板5aがフレーム33に回動自在に取り付けられる。ここで、軸受
け部5e左端部の外周面には、鋏形ばねよりなるラッチ板復帰バネ5bが取り付けられて
いる。そのラッチ板復帰バネ5bの一端部をフック状に曲折させてなる係止片5fが、フ
レーム33の左側の側片33a周縁部に引掛けられている。つまり、ラッチ板復帰バネ5
bの弾性復帰力によって、脚片5dは対向する係止リンク31の係止板31aを下方から
押圧する方向に付勢されている。
As shown in FIG. 3, the latch means 5 includes a
, 33i are inserted through the end portions of the latch
The
引外し手段6は、図1に示すように、バイメタル6a,6a,6aと調整ネジ21,2
1,21とを備える。バイメタル6a,6a,6aは、熱膨張率の異なる2つの金属を重
ねあわせて前後方向に延びる細長矩形板状に形成されており、器体2内の後端面に左右方
向に並設されている(図中では中央に配置される1本のみ図示)。尚、引外し手段にバイ
メタルを使用した回路遮断器は既に公知のものであるので、バイメタルの特性についての
説明は省略する。そして、バイメタル6a,6a,6aは、各々一端部(図中の後端部)
が器体2内の後端面に固定され、他端部(図中の前端部)には器体2内の前方に向かって
延出される自由端6b,6b,6bを有する。また、バイメタル6a,6a,6aは、各
々上方に配置されている可動接触子17,17,17と1対1で対応付けされており、編
組線のような可撓性を有する電線(図示せず)を介して可動接触子17,17,17と各
々電気的に接続される。バイメタル6a,6a,6aの前記一端部側は端子金具などを介
して接続線(図示せず)に接続されており、更にその接続線は、器体2内の下方から端子
取付部14内を通じて上述の出力端子26,26,26と接続されている。即ち、可動接
触子17,17,17は、出力端子26,26,26と各々電気的に接続されている。自
由端6b,6b,6bは、ラッチ板5aと対向して配置されるとともに、ラッチ板5aの
前端部と同様に上方寄りに傾斜しており、更にネジ孔6c,6c,6cが各々貫設されて
いる。そして、ネジ孔6c,6c,6cには調整ネジ21,21,21がそのネジ頭を前
方へ向けて各々螺合されている。
The tripping means 6 includes
1 and 21. The
Is fixed to the rear end surface of the
上述の様な本実施形態の回路遮断器1の基本動作について図4を参照して説明する。図
4(b)に示すように前方へ向かって起立した状態の操作部11の横設部11aに対して
、手動で横設部11aを操作部復帰バネ34の弾性復帰力に抗して凹部9の底面側(図中
の後方)に向かって伏せるように回動させる。すると図4(a)に示すように、操作部1
1の起立部11bが係止リンク31の係止板31a側へ向かって回動する。これに伴って
操作部リンク32がリンク軸ピン29を支点に時計回りに回動する。このとき同時に操作
部リンク32の駆動軸32cは、係止板31aの上面を下方向に押圧しながら前方から後
方へ摺動し、更にコイルバネ28,28,28の弾性復帰力に抗して可動枠30を後方へ
押駆動する。これにより、可動接触子17,17,17が下方へ移動し、可動接点17a
,17a,17aが対向する固定接点16a,16a,16aと各々接触する。そして、
図4(a)に示すように左側面から見たときの、リンク軸ピン29の軸心の位置が、軸ピ
ン19の軸心と駆動軸32cの軸心とを結ぶ直線よりも下方へ移動すると、係止板31a
の後端部がラッチ手段5の脚片5dの上端部を下方へ押圧し、且つ駆動軸32cが可動枠
30の前方への復帰を規制する。一方、ラッチ板5aはラッチ板復帰バネ5bによって係
止板31aに掛かる力に抗して付勢されているので、脚片5dの上端部と係止板31aの
後端部とが係止する。この係止により操作部11の横設部11aは、凹部9の底面と略面
一になる位置で保持され、3極の接点部3,3,3の接触状態が維持される。即ち、接点
部3,3,3は閉極状態(オン状態)となり、負荷への給電が行われる。
The basic operation of the
One
, 17a, 17a come into contact with the opposed fixed
As shown in FIG. 4A, the position of the axis of the
The rear end portion presses the upper end portion of the
上述の閉極状態から逆に操作部11の横設部11aに対して手動で前方へ向かって起立
する方向に力を加えると、図4(b)に示すように、操作部11の起立部11bは操作部
復帰バネ34の弾性復帰力により付勢されながら回動する。これに伴って操作部リンク3
2は、リンク軸ピン29を支点に反時計回りに回動し、操作部リンク32の駆動軸32c
は、係止板31aの上面を後方から前方へ摺動する。そして、規制が解除された可動枠3
0は、コイルバネ28,28,28の弾性復帰力によって可動接触子17,17,17と
ともに前方へ移動する。即ち、可動接点17a,17a,17aは固定接点16a,16
a,16aから各々離間して接点部3,3,3が開極状態(オフ状態)となり、負荷への
給電が止められる。尚、開極状態のとき、操作部11の引掛け部11dが係止片31a前
端部に当接することで係止リンク31の回動が規制される。
On the contrary, when a force is manually applied to the
2 rotates counterclockwise about the
Slides from the rear to the front on the upper surface of the
0 moves forward together with the
The
この様に回路遮断器1は、器体2外部からの操作部11の開閉操作によって入力端子2
5,25,25と出力端子26,26,26との間の主回路に挿入される接点部3,3,
3を開閉することができる。
In this way, the
5, 25, 25 and
3 can be opened and closed.
そして、上述の閉極状態において、入力端子25,25,25と出力端子26,26,
26との間の主回路に過負荷電流が流れると、図4(c)に示すように、バイメタル6a
,6a,6aの発熱量が増大して、自由端6b,6b,6bが上方向に湾曲する。この変
位にともなって、調整ネジ21,21,21が対向するラッチ板5a前端部を押圧する。
するとラッチ板5aがラッチ板復帰バネ5bの弾性復帰力に抗してラッチ板軸ピン5cを
中心に反時計回り方向に回動し、脚片5dの上端部と係止板31aの後端部との係止が解
除される。これに伴って駆動軸32cから下方へ力を受けていた係止リンク31は操作部
リンク32とともに反時計回り方向に回動し、可動枠30の移動を規制していた駆動軸3
2cが下方へ移動する。可動枠30は、規制が解除されてコイルバネ28,28,28の
弾性復帰力により可動接触子17,17,17とともに前方へ移動する。つまり、操作部
11を手動で操作することなく可動接点17a,17a,17aが固定接点16a,16
a,16aから各々離間し、接点部3,3,3は強制開極された状態(トリップ状態)と
なる。この様にして、回路遮断器1は、主回路に過負荷電流が流れると接点部3,3,3
を強制的に引き外し負荷への給電を遮断する。
In the above-described closed state, the
When an overload current flows through the main circuit between the bimetal 6a and 26, as shown in FIG.
, 6a, 6a increase in heat generation, and the
Then, the
2c moves downward. The restriction of the
A and 16a are separated from each other, and the
Forcibly tripping the power supply to the load.
尚、可動枠30の中央の前端部には、図4に示すように、左右両端側が後方に窪んだ段
部が形成されており、更に左右方向に亘って軸部30bが配設されている。可動枠30及
び操作部リンク32が上述の様な回動や移動を行う際には、この軸部30bが両脚片32
a,32aの周縁面上を滑動しているので、接点部3,3,3の開閉動作はスムーズに行
われる。
As shown in FIG. 4, a stepped portion in which the left and right ends are recessed rearward is formed at the front end of the center of the
Since it slides on the peripheral surface of a and 32a, the opening / closing operation | movement of the
次に、本実施形態の回路遮断器1の作用について説明する。一般に回路遮断器は工場で
の製造過程の中で引外し手段の動作特性の設定や確認を行う。例えば、調整ネジを対向す
るラッチ手段に対して螺進させて、過負荷電流が流れ始めてからバイメタルが変位し接点
部が引き外されるまでの動作時間を調整する必要がある。従来技術で述べた様に、従来の
バイメタルを用いた引外し手段を有する回路遮断器は、調整ネジの螺進方向が器体の前面
と平行方向であった。このため、ドライバー等で調整ネジを螺進させる際に、前記ドライ
バーの長手方向を前記平行方向に保ちながら調整ネジを螺進させなくてはならず、作業性
が悪いという問題があった。一方、本実施形態のバイメタル6aの自由端6bは上方側に
傾斜しており、これにともない調整ネジ21はそのネジ頭を器体2の前方に向けて螺合さ
れている。因って、器体2の前方から前記ドライバーの先端をネジ頭に差し込み、前記ド
ライバーの長手方向を略前後方向に保持しながら前方から後方へ向かって調整ネジ21を
螺進させることができるので、過負荷電流引き外しの動作時間調整時における、調整ネジ
の螺進作業を容易に行うことができる。
Next, the operation of the
尚、本実施形態では、入力端子25,25,25側を固定接触子16,16,16とし
て、出力端子26,26,26側を可動接触子17,17,17としているが、逆に入力
端子25,25,25側を可動接触子17,17,17として、出力端子26,26,2
6側を固定接触子16,16,16としてもよい。また、本実施形態の回路遮断器1は、
接点部3を3極備えた多極型の回路遮断器であったが、この限りでなく例えば接点部3は
1極であってもよい。
In this embodiment, the
Six sides may be fixed
Although the circuit breaker is a multipolar circuit breaker having three
1 回路遮断器
2 器体
3 接点部
4 開閉機構
5 ラッチ手段
6 引外し手段
6a バイメタル
6b 自由端
6c ネジ孔
8 前面
11 操作部
21 調整ネジ
DESCRIPTION OF
Claims (1)
器体の前面に露出し前記器体の外部から操作可能な操作部の開閉操作により前記接点部を
開閉させる開閉機構と、前記接点部が開極する方向に掛かる力に抗して付勢した状態で前
記開閉機構と係止するラッチ手段と、主回路に過電流が流れると前記係止を解除して前記
接点部を強制開極させる引外し手段とを備え、
前記引外し手段は、一端部が前記器体内の後端面に固定され他端部には前記器体内の前
方に向かって延出される自由端を有するバイメタルと、前記自由端に貫設されているネジ
孔に螺合する調整ネジとを備え、主回路に過負荷電流が流れたときに前記自由端が変位し
て、前記調整ネジが対向する前記ラッチ手段を押圧することで前記係止を解除し、
前記自由端は、前記調整ネジのネジ頭が前記器体の前方に向く方向に傾斜していること
を特徴とする回路遮断器。
By opening / closing operation of the contact part inserted into the main circuit between the power source and the load, and the operation part exposed to the front of the instrument body and operable from the outside of the instrument body inside the container body forming the outer shell An opening / closing mechanism that opens and closes the contact portion; a latch means that engages with the opening / closing mechanism in a state of being biased against a force applied in a direction in which the contact portion opens; and when an overcurrent flows in a main circuit, A tripping means for releasing the locking and forcibly opening the contact portion,
The tripping means has one end fixed to the rear end face of the body and the other end penetrating the free end with a bimetal having a free end extending toward the front of the body. An adjustment screw that is screwed into the screw hole, and when the overload current flows through the main circuit, the free end is displaced, and the lock is released by pressing the latch means facing the adjustment screw. And
The circuit breaker according to claim 1, wherein the free end is inclined in a direction in which a screw head of the adjustment screw faces the front of the container body.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008300172A JP2010129237A (en) | 2008-11-25 | 2008-11-25 | Circuit breaker |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008300172A JP2010129237A (en) | 2008-11-25 | 2008-11-25 | Circuit breaker |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010129237A true JP2010129237A (en) | 2010-06-10 |
Family
ID=42329502
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008300172A Withdrawn JP2010129237A (en) | 2008-11-25 | 2008-11-25 | Circuit breaker |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010129237A (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105632848A (en) * | 2016-03-09 | 2016-06-01 | 乐清市万联电器有限公司 | Circuit breaker capable of adjusting instantaneous tripping current |
JP2019050188A (en) * | 2017-09-07 | 2019-03-28 | カーリング テクノロジーズ、 インコーポレイテッドCarling Technologies, Inc. | Circuit interrupter with status indication |
-
2008
- 2008-11-25 JP JP2008300172A patent/JP2010129237A/en not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105632848A (en) * | 2016-03-09 | 2016-06-01 | 乐清市万联电器有限公司 | Circuit breaker capable of adjusting instantaneous tripping current |
CN105632848B (en) * | 2016-03-09 | 2018-05-08 | 乐清市万联电器有限公司 | The breaker of adjustable instantaneous trip electric current |
JP2019050188A (en) * | 2017-09-07 | 2019-03-28 | カーリング テクノロジーズ、 インコーポレイテッドCarling Technologies, Inc. | Circuit interrupter with status indication |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU2002214177B2 (en) | Circuit interrupter with thermal trip adjustability | |
JP2009212062A (en) | Circuit breaker | |
JP4760898B2 (en) | Circuit breaker | |
JP4871051B2 (en) | Circuit breaker electromagnetic trip device | |
JP5035994B2 (en) | Circuit breaker for wiring | |
JP2009212065A (en) | Circuit breaker | |
JP2010129237A (en) | Circuit breaker | |
JP4616893B2 (en) | Circuit breaker | |
JP2007257960A (en) | Circuit breaker | |
JP6440108B2 (en) | Circuit breaker | |
US4716392A (en) | Power supply switch | |
JP4724067B2 (en) | Circuit breaker | |
JP3826688B2 (en) | Circuit breaker | |
JP6350982B2 (en) | Circuit breaker | |
JPH08148860A (en) | Device for attaching rail | |
JP4778377B2 (en) | Circuit breaker | |
JPS6326908Y2 (en) | ||
JP3948212B2 (en) | Bimetal fixing device for circuit breaker | |
JP2018163795A (en) | Fuse switch | |
JP3651378B2 (en) | Circuit breaker | |
JP2001028225A (en) | Circuit breaker | |
JP2004158389A (en) | Circuit breaker and distribution board | |
JP4714105B2 (en) | Circuit breaker | |
JPH0220747Y2 (en) | ||
JP6340662B2 (en) | Circuit breaker |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20120207 |