JP2010127201A - Urea replenishing part structure - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、尿素タンクに尿素を補給するための尿素補給部構造に関する。 The present invention relates to a urea supply unit structure for supplying urea to a urea tank.
尿素タンクに尿素を補給するための尿素補給部構造として、特許文献1には、円筒パイプ入口にアダプタが嵌め込まれ、アダプタの補給注入器の結合部及びタンク入口アダプタの結合部を接続するようにした構造が記載されている。
As a urea replenishing portion structure for replenishing urea to a urea tank, in
ところで、実際の尿素タンクへの尿素補給は、補給用のノズル(いわゆる補給ガン)や補給缶のホース等から行う場合の他に、専用ボトルから行う場合など、各種の補給形態がある。したがって、これら複数の補給形態に対応して尿素を補給可能とすることが望まれる。
本発明は上記事実を考慮し、複数の補給形態に対応して尿素タンクに尿素を補給可能な尿素補給部構造を得ることを課題とする。 In view of the above facts, an object of the present invention is to obtain a urea replenishing portion structure capable of replenishing a urea tank with urea corresponding to a plurality of replenishing modes.
請求項1に記載の発明では、下端が尿素タンクに接続され上端の開口部分に尿素補給用の管部材を挿入して尿素を補給可能とされたインレットパイプ本体と、前記インレットパイプ本体の上端側に取り外し可能に取り付けられ、前記管部材とは異なる尿素補給用の被接続部材を開口部分に接続して尿素を補給可能とされた接続部材と、を有する。 In the first aspect of the present invention, an inlet pipe main body whose lower end is connected to a urea tank and a urea replenishing pipe member is inserted into an opening portion at the upper end so that urea can be replenished, and the upper end side of the inlet pipe main body And a connecting member that is removably attached to the connecting member for supplying urea, which is different from the pipe member, to the opening portion so that urea can be supplied.
この尿素補給部構造では、インレットパイプ本体の上端側には、接続部材が取り外し可能に取り付けられる。接続部材を取り外した状態で、インレットパイプ本体の上端の開口部分に尿素補給用の管部材を挿入して尿素を尿素タンクに補給することができる。 In this urea replenishing portion structure, a connecting member is detachably attached to the upper end side of the inlet pipe body. With the connecting member removed, urea can be supplied to the urea tank by inserting a urea supply pipe member into the opening at the upper end of the inlet pipe body.
接続部材をインレットパイプ本体に取り付けた状態では、管部材とは異なる尿素補給用の被接続部材を接続部材の開口部分に接続し、尿素を補給することができる。すなわち、接続部材をインレットパイプ本体に接続していない状態と接続した状態とで、異なる補給用の部材からの尿素の補給が可能となる。 In a state where the connecting member is attached to the inlet pipe body, urea can be replenished by connecting a connected member for urea replenishment different from the pipe member to the opening of the connecting member. That is, urea can be supplied from different supply members depending on whether the connection member is not connected to the inlet pipe body or not.
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記インレットパイプ本体又は前記接続部材の開口部分を閉塞する蓋部材と、前記蓋部材に設けられ、前記尿素タンクから排出されるアンモニアガスを吸着して分解するフィルタ部材と、前記フィルタ部材よりも前記アンモニアガスの排出方向下流側で前記蓋部材に設けられ、設けられアンモニアガスのphを検知する検知部材と、を有する。 According to a second aspect of the present invention, in the first aspect of the present invention, the lid member that closes the opening portion of the inlet pipe main body or the connecting member, the lid member is provided, and is discharged from the urea tank. A filter member that adsorbs and decomposes ammonia gas; and a detection member that is provided on the lid member downstream of the filter member in the discharge direction of the ammonia gas and detects ph of the ammonia gas.
この蓋部材によってインレットパイプ本体又は接続部材の開口部分を閉塞し、不用意な尿素の漏れや尿素タンク中の気体の拡散を抑制することが可能になる。 This lid member closes the inlet pipe main body or the opening of the connecting member, thereby making it possible to suppress inadvertent urea leakage and gas diffusion in the urea tank.
また、尿素タンク内ではアンモニアガスが発生することがあるが、このアンモニアガスはインレットパイプ本体を通じて外部に排出される前に、フィルタ部材により吸着され分解される。これにより、アンモニアガスの外部への排出が抑制される。 In addition, ammonia gas may be generated in the urea tank. This ammonia gas is adsorbed and decomposed by the filter member before being discharged outside through the inlet pipe body. Thereby, discharge | emission to the exterior of ammonia gas is suppressed.
フィルタ部材よりもアンモニアガスの排出方向下流側には、アンモニアガスのphを検知する検知部材が蓋部材に設けられている。したがって、フィルタ部材がアンモニアガスを吸着・分解できなくなった場合や、その能力が低下した場合には、検知部材のphの変化によってそのことを認知できるようになる。 A detection member for detecting ph of the ammonia gas is provided on the lid member downstream of the filter member in the ammonia gas discharge direction. Therefore, when the filter member can no longer adsorb / decompose ammonia gas, or when the ability of the filter member decreases, this can be recognized by the change in ph of the detection member.
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の発明において、前記フィルタ部材よりも前記アンモニアガスの排出方向上流側で前記蓋部材に設けられ、前記尿素タンクの内部と外部との圧力差に応じて開弁して尿素タンクの内圧を調整する内圧調整弁、を有する。 According to a third aspect of the present invention, in the second aspect of the present invention, the pressure difference between the inside and the outside of the urea tank is provided in the lid member upstream of the filter member in the ammonia gas discharge direction. And an internal pressure adjusting valve that adjusts the internal pressure of the urea tank.
内圧調整弁は、尿素タンクの内部と外部との圧力差が所定範囲内であるときは閉弁され、アンモニアガスの排出を抑制する。内圧調整弁が開弁したときには、尿素タンクの内圧を調整することができる。内圧調整弁は、フィルタ部材よりもアンモニアガスの排出方向上流側に設けられているので、開弁時に内圧調整弁を通過したアンモニアガスをフィルタ部材で吸着・分解できる。 The internal pressure adjusting valve is closed when the pressure difference between the inside and outside of the urea tank is within a predetermined range, and suppresses the discharge of ammonia gas. When the internal pressure adjusting valve is opened, the internal pressure of the urea tank can be adjusted. Since the internal pressure adjusting valve is provided upstream of the filter member in the ammonia gas discharge direction, the ammonia gas that has passed through the internal pressure adjusting valve when the valve is opened can be adsorbed and decomposed by the filter member.
本発明は上記構成としたので、複数の補給形態に対応して尿素タンクに尿素を補給可能となる。 Since the present invention has the above-described configuration, urea can be supplied to the urea tank corresponding to a plurality of supply modes.
図1には、本発明の一実施形態の尿素補給部構造32が示されている。また、図2には、この尿素補給部構造32が適用された尿素タンクシステム12の全体構成が概略的に示されている。
FIG. 1 shows a urea replenishing
この尿素タンクシステム12は、尿素を収容可能な尿素タンク14を有している。本実施形態の尿素補給部構造32は、尿素タンク14に対し、尿素補給用のノズル16(図5参照)、補給缶の蛇腹ホース18(図6参照、これらのノズル16や蛇腹ホース18が、本発明に係る「尿素補給用の管部材」の一例に該当する)に加えて、専用ボトルの被接続部20(図9参照、この被接続部20が、本発明に係る「尿素補給用の被接続部材」の一例に該当する)から尿素を補給可能とするものである。なお、尿素補給用のノズル16や補給缶の蛇腹ホース18は、その径が規格化されている。また、専用ボトルの被接続部20も、その外径、内径及び後述する雌ネジ54の形状が規格化されている。尿素タンク14内に収容された尿素は、尿素移送ポンプ22によって尿素供給管24内を汲み上げられ、さらに、尿素噴射弁25により排気管30内に噴射されて、SCR触媒26に送られる。SCR触媒26では、エンジン28から排気管30を通じて送られた排気ガス中の窒素酸化物を浄化する。
The urea
尿素タンク14には、略円筒状のインレットパイプ本体34の下端側が接続されている。インレットパイプ本体34の上端側は、図1に示すようにその径を下端部側よりも大きくした拡径部36が構成されている。拡径部36の内径は、図5に示すように、尿素補給用のノズル16を上端の挿入孔38(開口部分)から挿入することが可能な内径とされ、さらに、図6に示すように、尿素補給缶の蛇腹ホース18を挿入することも可能な内径とされている。このとき、インレットパイプ本体34の拡径部36の内周面と、ノズル16あるいは蛇腹ホース18との外周面との間には隙間が生じるため、尿素補給時に尿素タンク14内の気体を外部に逃がすことが可能となる。
The
インレットパイプ本体34の挿入孔38には上端に向かって内径を漸増させた漸増部40が形成されており、ノズル16や蛇腹ホース18の挿入時にこれらの挿入を容易にしている。また、拡径部36には、挿入孔38から所定距離だけ下端側の位置に、このインレットパイプ本体34の筒形状を局所的に縮径した下側雌ネジ部42が形成されている。
In the
インレットパイプ本体34の挿入孔38には、コネクタ部材44が部分的に挿入されて取り外し可能に取り付けられるようになっている。コネクタ部材44は略筒状に形成されて上端及び下端が開口されており、その下端部分には、下側雌ネジ部42に螺合される下側雄ネジ部46が形成されている。
A
コネクタ部材44の長手方向略中間部からは、径方向外側に向けて環状のフランジ48が形成され、フランジ48の下面側にはOリング50が取り付けられている。コネクタ部材44がインレットパイプ本体34の挿入孔38に挿入されてねじ込まれたとき、Oリング50が漸増部40に密着して、コネクタ部材44の挿入範囲を一定に制限すると共に、コネクタ部材44とインレットパイプ本体34との隙間を閉塞している。
An
コネクタ部材44の上端部分には、上側雄ネジ部52が形成されている。この上側雄ネジ部52は、図9に示すように、専用ボトルの被接続部20に形成された雌ネジ54が螺合されるようになっている。そして、このように専用ボトルの被接続部20がコネクタ部材44の上端部分(開口部分)に接続されると、専用ボトルからコネクタ部材44及びインレットパイプ本体34を通じて尿素タンク14へ尿素の補給が可能となる。
An upper
図1に示すように、尿素タンク14への尿素の非補給時には、コネクタ部材44にハンドル部材56が被せられている。ハンドル部材56は、コネクタ部材44の上端を覆う円板部58と、この円板部58の周囲から下方に延出された円筒部60、及び円板部58の上端の凸部56Tを有しており、円板部58と凸部56Tとで、コネクタ部材44の上端の開口部分を閉塞している。
As shown in FIG. 1, the
円板部58の内周面には、コネクタ部材44の上側雄ネジ部52に螺合される雌ネジ62が形成されている。この雌ネジ62を上側雄ネジ部52に螺合させてハンドル部材56をコネクタ部材44にねじ込むと、円板部58がコネクタ部材44の上端に位置するようになっている。このとき、円筒部60が不用意にコネクタ部材44のフランジ48に接触しないように、円筒部60の長さが決められている。また、雌ネジ62を上側雄ネジ部52から緩めるときの緩みトルクは、下側雄ネジ部46を下側雌ネジ部42から緩めるときの緩みトルクよりも小さく設定されている。
On the inner peripheral surface of the
ハンドル部材56の円板部58の中央は円形に開口されており、この開口された内側に、フィルタ部材64が取り付けられている。さらに、フィルタ部材64の下方には、内圧調整バルブ体66が設けられており、フィルタ部材64と一体化されている。内圧調整バルブ体66は、尿素タンク14の内部と外部とを気体が流れる方向で見て並列に、正圧弁68と負圧弁70とが配置された、いわゆる2ウェイの弁体とされている。尿素タンク14の内部が外部に対し相対的に所定値以上の高圧(正圧)になった場合には、正圧弁68が開弁され、逆に、尿素タンク14の内部が外部に対し相対的に所定値以上の低圧(負圧)になった場合には、負圧弁70が開弁される。これらの正圧弁68又は負圧弁70の開弁により、尿素タンク14の内圧を所定範囲に維持しつつ、アンモニアガスの排出を抑制できるようになっている。なお、正圧弁68及び負圧弁70の開弁圧は特に制限されないが、たとえば、3〜5kPa程度とされる。
The center of the
フィルタ部材64の内部には、光触媒フィルタ72が収容されている。光触媒フィルタ72は、たとえば正圧弁68の開弁時に、光触媒フィルタ72の内部を通過するアンモニアガスを吸着し分解することで、アンモニアガスの外部への排出を抑制している。フィルタ部材64の上板74及びハンドル部材56の上端の凸部56Tは、本実施形態では透明部材で構成されており、外部の光を透過させて光触媒フィルタ72に達する構成とされている。
A
ハンドル部材56の上板74(透明部分)の上面には、ph試験紙76が貼着されており、アンモニアガスによるph変化を、所定の呈色反応によって視認できるようになっている。すなわち、光触媒フィルタ72の吸着・分解能力の低下等によってアンモニアガスがフィルタ部材64を通過してしまうと、ph試験紙76の色が変化する。これにより、アンモニアガスがフィルタ部材64を通過したこと、換言すれば、光触媒フィルタ72の分解能力が低下したことを、視覚的に知ることができるようになる。なお、ph試験紙76としては、リトマス試験紙を用いることができる。また、紙製のものに限定されず、ph試験液を塗布しておく構成でもよい。ph試験液としては、フェノールフタレイン溶液を用いることができる。さらに、光触媒としては、消臭等の用途で一般に用いられている酸化チタンが好適であるが、これに限定されない。
A
本実施形態では、図10に示すように、フィルタ部材64の上板74には、径方向外側に向かって部分的に突出する嵌合爪78が形成されており、ハンドル部材56の円板部58の開口部分には、嵌合爪78が嵌合可能な被嵌合凹部80が形成されている。嵌合爪78をわずかに撓ませつつ被嵌合凹部80に嵌合させることで、いわゆるスナップフィットによって容易に、フィルタ部材64をハンドル部材56に対し着脱できるようになっている。なお、このようなスナップフィットに代えて、ネジ締結によりフィルタ部材64をハンドル部材56に対し着脱可能に取り付ける構造としてもよい。
In the present embodiment, as shown in FIG. 10, the
フィルタ部材64の外周にはOリング82が装着されている。Oリング82は、ハンドル部材56が装着されたときコネクタ部材44に密着して、ハンドル部材56とコネクタ部材44との隙間を閉塞している。
An O-
ハンドル部材56の外側には、ロック部材84が装着されている。ロック部材84は、ハンドル部材56の円筒部60を取り囲む環状のリング部86と、このリング部86から下方に延出された複数本(本実施形態では周方向に均等に4本)の係合脚88と、を有している。そして、ロック部材84は、ハンドル部材56の周方向にはハンドル部材56と相対回転せず、ハンドル部材56の長手方向にはハンドル部材56に対しスライドするようになっている。
A
コネクタ部材44のフランジ48には、係合脚88のそれぞれに対応した位置に、係合脚88が挿通可能な被係合孔90が形成されている。係合脚88は、ロック部材84がスライドして下方に移動すると被係合孔90に挿入されて係合される(ロック状態になる)ため、この状態でハンドル部材56を回転させると、コネクタ部材44も一体で回転する。これに対し、ロック部材84が上方に移動して被係合孔90から抜け出る(アンロック状態になる)と、ハンドル部材56はコネクタ部材44とは相対的に回転可能となる。
In the
ロック部材84のさらの外周には、テザー部材92が装着されている。テザー部材92は、環状のリール部94と、このリール部94により巻取り・巻出しされるテザー本体96、さらに、テザー本体96の先端の鉤片98を有している。リール部94内には図示しないバネが収容されており、所定の巻取力をテザー本体96に作用させている。コネクタ部材44をインレットパイプ本体34から取り外した状態で、この巻取力に抗してテザー本体96を必要な長さだけ巻出し、鉤片98を所定の掛止部(ハンガーなど)に引っ掛けることができるようになっている。
A
次に、本実施形態の尿素補給部構造32の作用について説明する。
Next, the operation of the urea replenishing
本実施形態では、尿素タンク14へ尿素を補給する場合には、尿素補給用のノズル16や補給缶の蛇腹ホース18から尿素を補給する場合と、専用ボトルの被接続部20から尿素を補給する場合の双方に対応可能である。
In the present embodiment, when urea is replenished to the
まず、尿素補給用のノズル16や補給缶の蛇腹ホース18から尿素を補給する場合について説明する。この場合、図1に示すように、ロック部材84を下方に移動させてロック状態とする。ここで、ハンドル部材56を回転させるとコネクタ部材44も一体で回転するので、コネクタ部材44の下側雄ネジ部46をインレットパイプ本体34の下側雌ネジ部42から緩め、図4に示すように、コネクタ部材44をインレットパイプ本体34から取り外すことができる。
First, the case where urea is replenished from the
このように、コネクタ部材44をインレットパイプ本体34から取り外すと、図5に示すように、相対的に大きな内径を有する挿入孔38及び拡径部36が現れるので、これら挿入孔38から拡径部36へノズル16を挿入したり、図6に示すように、蛇腹ホース18を挿入したりすることが可能となり、尿素タンク14へ尿素を補給できる。特に本実施形態では、インレットパイプ本体34の拡径部36は、その内周面と、ノズル16あるいは蛇腹ホース18との外周面との間に十分な隙間が生じる内径とされているので、尿素補給時に尿素タンク14内の気体を外部に逃がすことで、スムーズな尿素補給が可能となる。たとえば、ノズル16から排出される尿素の流速は、蛇腹ホース18から排出される尿素の流速よりも速いが、このような高速流の尿素が流入しても、尿素タンク14内の気体との確実な置換が可能になる。なお、このとき、取り外したハンドル部材56及びコネクタ部材44は、テザー部材92の鉤片98を、前述したハンガー等に引っ掛けておくことができる。
Thus, when the
次に、専用ボトルの被接続部20から尿素を補給する場合について説明する。この場合には、図7に示すように、まず、ロック部材84を上方に移動させて係合脚88を被係合孔90から抜き、アンロック状態とする。このアンロック状態でハンドル部材56を回転させて緩めると、雌ネジ62を上側雄ネジ部52から緩めるときの緩みトルクは、下側雄ネジ部46を下側雌ネジ部42から緩めるときの緩みトルクよりも小さく設定されているので、ハンドル部材56がコネクタ部材44に対して回転して緩む。これにより、図8に示すように、コネクタ部材44をインレットパイプ本体34に接続した状態を維持しつつ、ハンドル部材56のみをコネクタ部材44から取り外すことができる。
Next, the case where urea is replenished from the connected
この状態では、図9に示すように、専用ボトルの被接続部20に形成された雌ネジ54を、コネクタ部材44の上側雄ネジ部52にねじ込むことで、被接続部20をコネクタ部材44に直接的に接続し、専用ボトルから尿素タンク14への尿素補給が可能となる。なお、このときも、取り外したハンドル部材56は、テザー部材92の鉤片98を、前述したハンガー等に引っ掛けておくことができる。
In this state, as shown in FIG. 9, the connected
尿素タンク14への尿素補給が終わると、図1に示すように、コネクタ部材44にハンドル部材56を取り付ける。これにより、インレットパイプ本体34にコネクタ部材44が取り付けられ、さらに、コネクタ部材44にハンドル部材56が取り付けられる。これにより、コネクタ部材44の上端、すなわちインレットパイプ本体34の上端が閉塞された状態(通常状態)となる。したがって、尿素タンク14内の尿素の不用意な漏れや、尿素タンク14内の気体の外部排出が抑制される。
When the urea supply to the
尿素タンク14の内圧は、温度等によって変化するが、内圧調整バルブ体66を構成する負圧弁70及び正圧弁68は所定の開弁圧で開弁されるようになっている。すなわち、尿素タンク14の内圧変化が所定の範囲内では負圧弁70及び正圧弁68は開弁されない。尿素タンク14内にはアンモニアガスが存在していることがあるが、このアンモニアガスの不用意な大気排出が抑制される。
Although the internal pressure of the
尿素タンク14の内圧が外圧よりも所定値以上低くなった(負圧になった)場合には、負圧弁70が開弁されて外部の気体(空気)が尿素タンク14内に流入するので、尿素タンク14の過度の内圧低下を抑制できる。
When the internal pressure of the
尿素タンク14の内圧が外圧よりも所定値以上高くなった(正圧になった)場合には、正圧弁68が開弁されて内部の気体が尿素タンク14から排出されるので、尿素タンク14の過度の内圧上昇を抑制できる。排出される気体には、尿素タンク14内で尿素の一部が加水分解したアンモニアガスが含まれることがあるが、このアンモニアガスは、フィルタ部材64の光触媒フィルタ72によって吸着・分解されるので、アンモニアガスの大気排出が抑制される。
When the internal pressure of the
特に本実施形態では、フィルタ部材64の上板74及びハンドル部材56の上端の凸部56Tを透明にしているので、外部の光が光触媒フィルタ72に確実に達するようにして光触媒フィルタ72の吸着・分解を促進できる。
In particular, in this embodiment, the
なお、光触媒フィルタ72に照射する光としては、太陽光が最も一般的であり、たとえば、車体の外板パネルの隙間等から入り込んだ太陽光等の外光を利用可能である。ただし、ハンドル部材56の位置が、車体の外板パネルから車体内側に入り込んだ位置となっている場合には、光触媒フィルタ72に十分な量の光が到達しない場合もある。この場合には、車体に取り付けられている発光部材(たとえばヘッドランプ)等の光が光触媒フィルタ72に照射さえるように、ハンドル部材56の位置を設定してもよい。さらに、光触媒フィルタ72に光を照射するための、専用の発光部材を設けてもよい。
Note that sunlight is the most common light to irradiate the
光触媒フィルタ72の使用に伴い、アンモニアガスの吸着・分解能力は低下する。このとき、フィルタ部材64の外側に、わずかにアンモニアガスが排出されると、ph試験紙76のphが上がり、所定の呈色反応が起こる。このように、ph試験紙76の色の変化を視覚的に知ることで、フィルタ部材64の交換の時期の目安となる。
As the
フィルタ部材64は、図10にも示したように、いわゆるスナップフィットによってハンドル部材56に対し着脱できるように嵌合されているので、フィルタ部材64の交換を容易に行うことができる。もちろん、スナップフィットに限定されず、たとえば、前述のようにネジ締結によりフィルタ部材64をハンドル部材56に着脱可能に取り付けた構造であっても、フィルタ部材64の交換を容易に行うことが可能である。
As shown in FIG. 10, the
なお、上記では、通常状態、すなわち尿素タンク14に尿素を補給しない状態において、インレットパイプ本体34の上端にコネクタ部材44が接続され、さらにコネクタ部材44にハンドル部材56が装着された構造のものを挙げたが、たとえば、通常状態で、インレットパイプ本体34の上端に(コネクタ部材44を取り付けることなく)ハンドル部材56が装着されて挿入孔38を閉塞し、尿素補給時には、ハンドル部材56を取り外す構成でもよい。
In the above description, a structure in which the
このように、通常状態でコネクタ部材44を取り付けない構成では、ハンドル部材56を取り外すと、相対的に大きな内径を有する挿入孔38及び拡径部36が現れるので、これら挿入孔38から拡径部36へノズル16を挿入したり、蛇腹ホース18を挿入したりすることが可能となる。また、ハンドル部材56を取り外した後、コネクタ部材44をインレットパイプ本体34の上端に装着することで、専用ボトルの被接続部20に形成された雌ネジ54を、コネクタ部材44の上側雄ネジ部52にねじ込んで被接続部20をコネクタ部材44に直接的に接続し、専用ボトルから尿素タンク14へ尿素補給を行うことができる。一般に、ノズル16の外径に対し、被接続部20の内径は十分な大きさがない場合、本実施形態のようなコネクタ部材44を用いない構成では、ノズル16と被接続部20の双方に対応した補給部とすることが困難となるが、本実施形態では、これら双方からの尿素の確実な補給が可能となる。
As described above, in the configuration in which the
また、この構成では、コネクタ部材44が通常はインレットパイプ本体34の状態に接続されていないので、コネクタ部材44を、車体の内部、たとえばインレットパイプ本体34の付近や車載工具スペース等に保管しておくことが好ましい。
In this configuration, since the
さらに、この構成では、通常状態でコネクタ部材44がインレットパイプ本体34に取り付けられていないが、その場合であっても、ハンドル部材56には、インレットパイプ本体34の挿入孔38(開口部分)を閉塞できる。また、フィルタ部材64及びph試験紙76はハンドル部材56に設けられているので、アンモニアガスの吸着・分解をフィルタ部材64(光触媒フィルタ72)により行うことが可能になると共に、光触媒フィルタ72の分解能力が低下したことを、ph試験紙76の色変化で視覚的に知ることができるようになる。
Further, in this configuration, the
上記では、コネクタ部材44をインレットパイプ本体34に取り付ける構造として、下側雌ネジ部42に下側雄ネジ部46を螺合させるネジ構造のものを挙げたが、取付構造はこれに限定されない。たとえば、コネクタ部材44に係止凸部を設けると共に、インレットパイプ本体34には、係止凸部が係止される係止凹部を形成した構造でもよい。
In the above description, the structure in which the
さらに、上記の例では被接続部材として専用ボトルの被接続部20を想定しており、被接続部20に形成された雌ネジ54に対応させた上側雄ネジ部52をコネクタ部材44に形成しているが、コネクタ部材44に被接続部材を接続する構造は、被接続部材の構成に対応して所望の構造を適用すればよい。コネクタ部材44に、さらにこれとは異なる新たなコネクタ部材を追加して、さらに他の被接続部材を接続可能としてもよい。
Further, in the above example, the connected
12 尿素タンクシステム
14 尿素タンク
16 ノズル(尿素補給用の管部材)
18 蛇腹ホース(尿素補給用の管部材)
20 被接続部(尿素補給用の被接続部材)
22 尿素移送ポンプ
24 尿素供給管
25 尿素噴射弁
26 SCR触媒
28 エンジン
30 排気管
32 尿素補給部構造
34 インレットパイプ本体
36 拡径部
38 挿入孔
42 下側雌ネジ部
44 コネクタ部材(接続部材)
46 下側雄ネジ部
52 上側雄ネジ部
54 雌ネジ
56 ハンドル部材(蓋部材)
62 雌ネジ
64 フィルタ部材
66 内圧調整バルブ体(内圧調整弁)
72 光触媒フィルタ
76 ph試験紙(検知部材)
78 嵌合爪
80 被嵌合凹部
84 ロック部材
88 係合脚
90 被係合孔
92 テザー部材
12
18 Bellows hose (tube member for urea supply)
20 Connected part (Connected member for urea supply)
22
46 Lower
62
72
78
Claims (3)
前記インレットパイプ本体の上端側に取り外し可能に取り付けられ、前記管部材とは異なる尿素補給用の被接続部材を開口部分に接続して尿素を補給可能とされた接続部材と、
を有する尿素補給部構造。 An inlet pipe body whose lower end is connected to a urea tank and urea is replenished by inserting a pipe member for urea replenishment into the opening at the upper end; and
A connecting member that is detachably attached to the upper end side of the inlet pipe body, and that is connected to a connecting member for urea replenishment different from the pipe member to the opening portion, so that urea can be replenished,
Urea replenishment part structure having
前記蓋部材に設けられ、前記尿素タンクから排出されるアンモニアガスを吸着して分解するフィルタ部材と、
前記フィルタ部材よりも前記アンモニアガスの排出方向下流側で前記蓋部材に設けられ、設けられアンモニアガスのphを検知する検知部材と、
を有する請求項1に記載の尿素補給部構造。 A lid member that closes an opening portion of the inlet pipe body or the connection member;
A filter member provided on the lid member for adsorbing and decomposing ammonia gas discharged from the urea tank;
A detection member that is provided on the lid member on the downstream side in the discharge direction of the ammonia gas from the filter member, and is provided to detect ph of the ammonia gas;
The urea replenishing part structure according to claim 1, wherein:
を有する請求項2に記載の尿素補給部構造。 An internal pressure adjusting valve provided on the lid member on the upstream side in the discharge direction of the ammonia gas from the filter member, and opening the valve according to the pressure difference between the inside and outside of the urea tank to adjust the internal pressure of the urea tank;
The urea replenishing part structure according to claim 2 having
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2008
- 2008-11-28 JP JP2008303605A patent/JP2010127201A/en active Pending
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