JP2010125528A - ねじ締め装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ねじ締め装置のねじへの押圧力を適正に制御することができる技術を提供すること。
【解決手段】 ねじ50を回転させて締結するねじ締め装置10であって、ねじ締め装置10は、本体12と、本体12に回転可能に支持されている第1回転体16と、第1回転体を軸回りに回転させるモータ14と、第1回転体16に対して進退可能であり第1回転体16に従動してねじを回転させるとともに第1回転体16との間で圧力室23を形成する第2回転体26と、第2回転体26の変位量を測定する変位センサ30と、圧力室23にエアの出し入れが可能な圧力制御弁34とエア供給装置38と、変位センサ30で測定された変位量に基づいて圧力制御弁34を制御するコントローラ36を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 ねじ50を回転させて締結するねじ締め装置10であって、ねじ締め装置10は、本体12と、本体12に回転可能に支持されている第1回転体16と、第1回転体を軸回りに回転させるモータ14と、第1回転体16に対して進退可能であり第1回転体16に従動してねじを回転させるとともに第1回転体16との間で圧力室23を形成する第2回転体26と、第2回転体26の変位量を測定する変位センサ30と、圧力室23にエアの出し入れが可能な圧力制御弁34とエア供給装置38と、変位センサ30で測定された変位量に基づいて圧力制御弁34を制御するコントローラ36を備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ねじを回転させることによって、ねじを締結するねじ締め装置に関する。
特許文献1には、ねじ締め装置がねじに負荷する押圧力を制御する技術が開示されている。
ねじ締め装置がねじに負荷する押圧力が大き過ぎると、ねじが破損する虞がある。
本発明は上述した事情を鑑みて創作されたものであり、ねじ締め装置がねじに負荷する押圧力を適正に制御することができる技術を提供することを目的とする。
本発明は上述した事情を鑑みて創作されたものであり、ねじ締め装置がねじに負荷する押圧力を適正に制御することができる技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、ねじを回転させて締結するねじ締め装置を提供する。ねじ締め装置は、本体と、本体に回転可能に支持されている第1回転体と、第1回転体を軸回りに回転させるアクチュエータと、第1回転体に対して進退可能であり第1回転体に従動してねじを回転させるとともに第1回転体との間で圧力室を形成する第2回転体と、第2回転体の進退方向の変位量を測定する変位計と、圧力室に流体の出し入れが可能な流体導入装置と、変位計で測定された変位量に基づいて流体導入装置を制御することによって圧力室内の圧力を制御するコントローラを備える。
このねじ締め装置では、コントローラは、第2回転体の変位量に合わせて、圧力室内の圧力を変化させる。これにより、第2回転体がねじに負荷する押圧力を適正に制御することができる。
本発明によると、ねじを締結する際に、ねじに過大な力が負荷されることを防止することができる。
本発明を具現化した実施例に係るねじ締め装置を図面を参照して説明する。図1は、ねじ締め装置10の側面図を示す。図1では、ねじ締め装置10の一部を縦断面図で示す。ねじ締め装置10は、本体12とモータ14と第1回転体16と筐体18と第2回転体26とコントローラ36と圧力制御弁34とエア供給装置38を備える。モータ14は、本体12内に配置されている。図示を省略しているが、モータ14の回転軸に、第1回転体16が係合している。第1回転体16は、モータ14に駆動されてその軸回りに回転する。第1回転体16の上端は、本体12に挿入されている。第1回転体16の下端は、本体12の下端を越えて下方に伸びている。第1回転体16は、筐体18に挿入されている。筐体18は、本体12の下端に固定されている。第1回転体16は、本体12と筐体18のそれぞれに、軸受20を介して支持されている。第1回転体16の下端部には、シール部材22が配置されている。シール部材22は、第1回転体16の外周面と筐体18の内周面の隙間をシールしている。第1回転体16の下端には、スライド部16aが形成されている。
第2回転体26は、第1回転体16の下方に配置されている。第2回転体26は、軸受28を介して筐体18に摺動可能に支持されている。第2回転体26の上端は、スライド部16aに摺動可能に嵌め合わされている。図示を省略しているが、第2回転体26は、スライド部16aとスプライン結合しており、第1回転体16に従動して回転する。第2回転体26の上端部には、シール部材24が配置されている。シール部材24は、第2回転体26の外周面と筐体18の内周面の隙間をシールしている。このような構成により、第1回転体16と第2回転体26の後端面との間に圧力室23が形成される。第2回転体26は、下端部(先端部)にドライバ32を有している。
筐体18の下端には、変位センサ30が配置されている。変位センサ30は、コントローラ36に接続されている。変位センサ30は、第2回転体26の変位量を計測し、コントローラ36に送信する。コントローラ36は、圧力制御弁34に接続されている。コントローラ36は、圧力制御弁34を制御している。圧力制御弁34は、連通管35の経路上に配置されている。連通管35の一端は、エア供給装置38に接続されている。連通管35の他端は、圧力室23に連通している。コントローラ36は、圧力制御弁34を制御することによって、圧力室23にエア供給装置38からのエアを導入することができる。また、コントローラ36は、圧力制御弁34を制御することによって、圧力室23内のエアを外部に排出することができる。即ち、コントローラ36は、圧力室23内の圧力が第2回転体26を下方へ押す力を制御する。
次に、ねじ締め装置10の動作について説明する。ねじ締め装置10は、ドライバ32の先端にねじ50を当接させて、モータ14を駆動させる。モータ14が駆動すると、第1回転体16と第2回転体26が回転する。これにより、ねじ50が物体52に埋め込まれる。コントローラ36は、圧力制御弁34を制御して、エア供給装置38からのエアを圧力室23に供給する。圧力室23の圧力によって、第2回転体26が下方に押し下げられる。図1の状態から、圧力室23の圧力が高くなると、図2に示すように、第2回転体26が下方に移動する。これにより、ねじ締め装置10は、ねじ50を締結することができる。コントローラ36は、変位センサ30が検出する第2回転体26の変位量によって、圧力制御弁34を制御し、圧力室23の圧力を調整する。即ち、コントローラ36は、ドライバ32がねじ50を押圧する力を制御する。
図3は、ねじ50の締結開始から締結終了までの、ドライバ32がねじ50に負荷する押圧力の変化を示すグラフである。図3の縦軸は、ドライバ32がねじ50に負荷する押圧力である。図3の横軸は、第2回転体26の変位量である。なお、変位量は、ドライバ32が筐体18から突出する方向を正としている。点100は、締結開始時を示す。点102は、締結終了時を示す。実線104は、ねじ締め装置10がねじ50に負荷する押圧力の変化を示す。ねじ締め装置10では、締結開始時は、押圧力が小さい。コントローラ36は、圧力制御弁34を制御することによって、締結開始時から徐々に圧力室23の圧力を高くする。これにより、ねじ締め装置10がねじ50に負荷する押圧力が高くなる。通常、締結開始時は、ねじ50の先端がわずかに物体52に入り込んでいるだけなので、ねじ50が傾き易い。従って、締結開始時にねじ50に過大な押圧力を加えると、ねじの破損や、いわゆる「かじり」が発生しやすい。本実施例のねじ締め装置10の構成によれば、締結開始時付近でネジ締め装置10がねじ50に過大な押圧力を負荷することを防止することができる。これにより、ねじ50の破損やかじりを防止することができる。締結終了時付近では、押圧力を大きくすることによって、ねじ50を強固に締め付けることができる。
ねじ締め装置10では、第2回転体26の変位量に応じて、圧力室23の圧力を制御している。そのような構成によって、ねじ締め装置10では、ドライバ32がねじ50に負荷する押圧力を適正に調整することができる。
実施例のねじ締め装置10は、次のとおり表現することもできる。即ち、ねじ締め装置10は、本体12と、第2回転体26と、圧力室23と、モータ(アクチュエータ)14
と、変位センサ30と、コントローラ36を備える。第2回転体26は、その軸線方向の先端にドライバ部32が形成されており、軸線方向に本体12に進退可能に挿入されている。圧力室23は、第2回転体26の後端に設けられており、その内部の圧力が第2回転体26を先端に向けて押圧する。より詳しくは、圧力室23は、本体12の内部で第2回転体26の後端面を一つの壁面として形成されている。モータ14は、第2回転体26を軸線回りに回転させる。コントローラ36は、第2回転体26が伸展するにつれて圧力室23の圧力を増加させる。
と、変位センサ30と、コントローラ36を備える。第2回転体26は、その軸線方向の先端にドライバ部32が形成されており、軸線方向に本体12に進退可能に挿入されている。圧力室23は、第2回転体26の後端に設けられており、その内部の圧力が第2回転体26を先端に向けて押圧する。より詳しくは、圧力室23は、本体12の内部で第2回転体26の後端面を一つの壁面として形成されている。モータ14は、第2回転体26を軸線回りに回転させる。コントローラ36は、第2回転体26が伸展するにつれて圧力室23の圧力を増加させる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は、複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は、複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:ねじ締め装置
12:本体
14:モータ
16:第1回転体
23:圧力室
26:第2回転体
30:変位センサ
32:ドライバ
34:圧力制御弁
36:コントローラ
38:エア供給装置
50:ねじ
12:本体
14:モータ
16:第1回転体
23:圧力室
26:第2回転体
30:変位センサ
32:ドライバ
34:圧力制御弁
36:コントローラ
38:エア供給装置
50:ねじ
Claims (1)
- ねじを回転させて締結するねじ締め装置であって、
本体と、
本体に回転可能に支持されている第1回転体と、
第1回転体を軸回りに回転させるアクチュエータと、
第1回転体に対して進退可能であり第1回転体に従動してねじを回転させるとともに第1回転体との間で圧力室を形成する第2回転体と、
第2回転体の進退方向の変位量を測定する変位計と、
圧力室に流体の出し入れが可能な流体導入装置と、
変位計で測定された変位量に基づいて流体導入装置を制御することによって圧力室内の圧力を制御するコントローラと、
を備えるねじ締め装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008299206A JP2010125528A (ja) | 2008-11-25 | 2008-11-25 | ねじ締め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008299206A JP2010125528A (ja) | 2008-11-25 | 2008-11-25 | ねじ締め装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010125528A true JP2010125528A (ja) | 2010-06-10 |
Family
ID=42326267
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008299206A Pending JP2010125528A (ja) | 2008-11-25 | 2008-11-25 | ねじ締め装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010125528A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104385583A (zh) * | 2014-08-29 | 2015-03-04 | 长城汽车股份有限公司 | 冷旋机 |
CN105436859A (zh) * | 2015-12-30 | 2016-03-30 | 东莞市翔通光电技术有限公司 | 一种前盖压制设备及其控制方法 |
KR20170103811A (ko) * | 2014-12-25 | 2017-09-13 | 카와사키 주코교 카부시키 카이샤 | 로봇 시스템 |
CN110227936A (zh) * | 2019-06-05 | 2019-09-13 | 江铃汽车股份有限公司 | 一种万向节装配方法及压装机 |
-
2008
- 2008-11-25 JP JP2008299206A patent/JP2010125528A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN104385583A (zh) * | 2014-08-29 | 2015-03-04 | 长城汽车股份有限公司 | 冷旋机 |
CN104385583B (zh) * | 2014-08-29 | 2017-05-10 | 长城汽车股份有限公司 | 冷旋机 |
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