JP2010125116A - 3次元ずれ量計測方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】アーチファクトの影響を受けず、短時間でかつ正確に、レジストレーションを行う。
【解決手段】基準立体画像を構成する2次元の投影画像をデータベースDB1に保存する。比較対象立体画像を構成する2次元の投影画像をデータベースDB2に保存する。データベースDB1,DB2に保存されている2次元の投影画像から基準立体画像と比較対象立体画像との間のX,Y,Zの3軸の回転ずれ量(Δθ,Δφ,ΔΨ)および平行ずれ量(Δx,Δy,Δz)を求める。
【選択図】 図13

Description

この発明は、基準となる3次元の立体画像を基準立体画像、この基準立体画像に対して比較対象とする3次元の立体画像を比較対象立体画像とし、基準立体画像と比較対象立体画像との間のずれ量を計測する3次元ずれ量計測方法に関するものである。
従来より、医学分野などにおいては、多様な画像化方式によって立体画像を得ている。例えば、磁気共鳴断層撮影法(MRI)、X線コンピュータ断層撮影法(CT)、陽電子放射断層撮影法(PET)、単光子射出断層撮影法(SPECT)、超音波断層撮影法などによって、3次元の立体画像を得ている。
このような方法で得られた3次元の立体画像は、ボクセル(voxel)値の配列として、通常、コンピュータのメモリなどにデジタル的に保存される。各ボクセルは、互いに直交するX,Y,Zの3軸で表される3次元空間の座標位置(x,y,z)と結びついており、ボクセル値として色値(典型的にはグレイスケール)が割り当てられる。
図14にX線コンピュータ断層撮影法による3次元の立体画像の取得例を示す。この例では、スキャナ装置としてコーンビームCTを用いている。コーンビームCTは、中間点C0を挾んで対向してXY平面内に設けられたX線源1と2次元撮像装置2とを備え、このX線源1と2次元撮像装置2とを中間点C0を通るZ軸を中心として水平方向に定速度で回転させながら、被写体(人体)3の撮影を行う。この撮影に際して、被写体3は、その頭部の中心を中間点C0に位置させる。
被写体3の撮影は、X線源1と2次元撮像装置2とが1回転する間、所定の時間間隔で行われる。この結果、1回転する間に任意の異なる角度(以下、この角度を投影角度と呼ぶ)から撮影されたn個(例えば、256個)の2次元の投影画像を取得して、このn個の投影画像を再構成処理することで3次元の立体画像を得ることができる。この3次元の立体画像は、互いに直交するX,Y,Zの3軸で表される3次元空間の座標位置(x,y,z)と結びつけたボクセルデータ群として表現される。
この3次元の立体画像は、医療や歯科などの分野において、各種の診断を行うために使用される。しかし、情報量が多いために見落としが発生する虞があり、正確な診断を行うために過大な時間を必要とする問題がある。このため、コンピュータ上で、画像処理を行うことで、この問題を解決しようと試みられている。
この場合の画像処理の1つに、レジストレーションと呼ばれる位置合わせを行った後、2つの立体画像を比較するという方法がある。例えば、前回撮影した被写体3(被写体A)の3次元の立体画像を基準立体画像とし、今回撮影した被写体3(被写体B)の3次元の立体画像を比較対象立体画像とし、基準立体画像と比較対象立体画像との位置合わせを行い、この位置合わせが行われた2つの立体画像の差分画像をディスプレイ上に表示する。これにより、前回撮影時と今撮影時との間の変化部分のみを抽出し、短時間でかつ正確な診断を行うことができるようになる。
この方法において、基準立体画像と比較対象立体画像とのレジストレーションは、6つのパラメータを求めることで実現される。6つのパラメータは、X,Y,Zの各軸の平行ずれ量Δx,Δy,Δzと、X,Y,Zの各軸の回転ずれ量Δθ,Δφ,ΔΨである。基準立体画像と比較対象立体画像との間で、これら6つのパラメータを求めるための手法としては、例えば、基準立体画像に対して特徴のある局所領域を定め、この局所領域が比較対象立体画像のどの部分に存在するかという検索を行い、その局所領域の移動量から全体のずれ量を求め、6つのパラメータを取得する方法が一般的である。(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−22406号公報 特開2001−212126号公報 特開平10−124667号公報
しかしながら、上述した基準立体画像と比較対象立体画像とのレジストレーションでは、局所領域の検索を行うために、繰り返し処理の実行回数が比較的多くなり、処理時間が長くなる傾向にある。また、処理時間が一定ではなく、対象によって時間がかかる場合がある。
また、局所領域は、どの部分でもいいという訳ではなく、できるだけ特徴がある部分を選択しなければ、正しい検索結果が得られない。したがって、対象は特徴が抽出できる立体画像に限られる。
また、3次元のボクセルデータ群は情報量が多く、この情報量が多いボクセルデータ群を使用してレジストレーションを行うため、各種処理に膨大な演算を必要とし、高速処理が困難となる。
また、3次元のボクセルデータ群は、2次元の投影画像から再構成処理を行うことで得られるが、この再構成処理の段階で、各種アーチファクト(偽像)が発生することがある。アーチファクトが発生すると、その影響がボクセルデータ群に現れ、正確なレジストレーションの妨げとなる。特に、金属アーチファクトは激しいストリーク状のノイズが発生するため、レジストレーションに大きな影響を与える。
なお、局所領域を用いないレジストレーションとして、立体画像に現れている被写体の構造に詳しい専門家が、位置合わせする立体画像のそれぞれに目印をつけ、一方の立体画像を移動回転させることによって位置合わせする方法がある(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、この方法では、位置合わせ精度が選択された目印の数と位置によって制限されてしまう。また、目印の数が少な過ぎると、位置合わせが不正確になる。また、目印が多くても必ずしも位置合わせが正確となるわけではなく、位置合わせに要する計算を複雑にするだけである。また、オペレータが手作業で対応点を選択する必要があり、時間がかかるとともに熟練が必要となる。さらに、すべての立体画像で適当な構造上の目印を見出せるわけでもない。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、アーチファクトの影響を受けず、短時間でかつ正確に、レジストレーションを行うことが可能な3次元ずれ量計測方法を提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、基準となる3次元の立体画像を基準立体画像、この基準立体画像に対して比較対象とする3次元の立体画像を比較対象立体画像とし、基準立体画像と比較対象立体画像との間のずれ量を計測する3次元ずれ量計測方法において、基準立体画像を構成する2次元の投影画像と比較対象立体画像を構成する2次元の投影画像とから、基準立体画像と比較対象立体画像との間の互いに直交するX,Y,Zの3軸の回転ずれ量および平行ずれ量を計測するようにしたものである。
この発明によれば、再構成処理後の3次元の立体画像(ボクセルデータ群)ではなく、再構成処理前の2次元の投影画像を使用して、基準立体画像と比較対象立体画像との間の回転ずれ量(Δθ,Δφ,ΔΨ)と平行ずれ量(Δx,Δy,Δz)を求めることが可能である。このため、3次元画像処理を必要とせず、局所領域や目印を定める必要もなく、高速処理が実現可能となる。また、再構成処理で発生するアーチファクトの影響も受けない。
本発明において、レジストレーションに必要な6つのパラメータは、例えば次のようにして求める。基準立体画像を構成する2次元の投影画像中の所定の投影角度から見た投影画像を第1の基準投影画像として抽出する(第1ステップ)。比較対象立体画像を構成する2次元の投影画像中の第1の基準投影画像と同じ投影角度付近の複数の投影画像を第1の比較候補投影画像として抽出する(第2ステップ)。第1の基準投影画像と第1の各比較候補投影画像との間の回転角度のずれを求める(第3ステップ)。第1の各比較候補投影画像を第3ステップで求めた回転角度のずれ分回転補正して第1の比較候補補正投影画像とする(第4ステップ)。第1の基準投影画像と第1の各比較候補補正投影画像との相関値を求め、その中の相関値が最も大きい比較候補補正投影画像を第1の比較確定投影画像とする(第5ステップ)。第1の比較確定投影画像の作成元の第1の比較候補投影画像の投影角度と第1の基準投影画像の投影角度との差をZ軸を中心とする回転ずれ量ΔΨとして求める(第6ステップ)。また、第1の比較確定投影画像の作成元の第1の比較候補投影画像と第1の基準投影画像との間の回転角度のずれをX軸を中心とする回転ずれ量Δθとして求める(第7ステップ)。第1の比較確定投影画像の第1の基準投影画像との間の水平方向のずれ量をY軸方向への平行ずれ量Δy、垂直方向のずれ量をZ軸方向への平行ずれ量Δzとして求める(第8ステップ)。基準立体画像を構成する2次元の投影画像中の第1の基準投影画像に対して投影角度が90゜ずれた投影画像を第2の基準投影画像として抽出する(第9ステップ)。比較対象立体画像を構成する2次元の投影画像中の第1の比較確定投影画像の作成元の第1の比較候補投影画像に対してその投影角度が第2の基準投影画像と同方向に90゜ずれた投影画像を第2の比較候補投影画像として抽出する(第10ステップ)。第2の基準投影画像と第2の比較候補投影画像との間の回転角度のずれをY軸を中心とする回転ずれ量Δφとして求める(第11ステップ)。第2の比較候補投影画像を回転ずれ量Δφ分回転補正して第2の比較確定投影画像とする(第12ステップ)。第2の基準投影画像と第2の比較確定投影画像との間の水平方向のずれ量をX軸方向への平行ずれ量Δxとして求める(第13ステップ)。
なお、上述した第6ステップに代えて、第1の基準投影画像と第1の各比較候補補正投影画像との相関値から最大相関値を有する比較候補補正投影画像を推測し、この推測した比較候補補正投影画像の投影角度と第1の基準投影画像の投影角度との差をZ軸を中心とする回転ずれ量ΔΨとして求めるステップを設けるようにしてもよい。
また、上述した第10ステップに代えて、比較対象立体画像を構成する2次元の投影画像中に第1の比較確定投影画像の作成元の第1の比較候補投影画像に対してその投影角度が第2の基準投影画像と同方向に90゜ずれた投影画像が実在しない場合、その投影角度が近い実在する複数の2次元の投影画像から補間して第2の比較候補投影画像を作成するステップを設けるようにしてもよい。
本発明によれば、再構成処理後の3次元の立体画像(ボクセルデータ群)ではなく、再構成処理前の2次元の投影画像を使用して、基準立体画像と比較対象立体画像との間の回転ずれ量(Δθ,Δφ,ΔΨ)と平行ずれ量(Δx,Δy,Δz)を求めることが可能となるので、アーチファクトの影響を受けず、短時間でかつ正確に、レジストレーションを行うことができるようになる。
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る3次元ずれ量計測方法の実施に用いるX線コンピュータ断層撮影システムの一例を示す図である。同図において、図14と同一符号は図14を参照して説明した構成要素と同一或いは同等構成要素を示し、その説明は省略する。
この実施の形態において、X線源1および2次元撮像装置2は、3次元ずれ量計測装置4に接続されている。3次元ずれ量計測装置4は、CPU4Aと、RAM4Bと、ROM4Cと、ハードディスクなどの記憶装置4Dと、インタフェース4E〜Hと、ディスプレイ4Iと、キーボード4Jと、マウス4Kとを備えている。
CPU4Aは、RAM4Bにアクセスしながら、ROM4Cや記憶装置4Dに格納されたプログラムに従って動作する。記憶装置4Dには、本実施の形態特有のプログラムとして3次元ずれ量計測プログラムが格納されている。この3次元ずれ量計測プログラムは、例えばCD−ROMなどの記録媒体に記録された状態で提供され、この記録媒体から読み出されて記憶装置4Dにインストールされている。
以下、図2〜図6に示すフローチャートを参照して、記憶装置4Dに格納された3次元ずれ量計測プログラムに従ってCPU4Aが実行する本実施の形態特有の処理動作について説明する。
なお、この3次元ずれ量計測プログラムに従う処理動作には、基準立体画像と比較対象立体画像との間の6つのパラメータ(Δθ,Δφ,ΔΨ,Δx,Δy,Δz)を求めるずれ量計測処理と、この求めた6つのパラメータを用いて基準立体画像と比較対象立体画像との間の位置合わせを行う位置合わせ処理と、この位置合わせされた基準立体画像と比較対象立体画像との照合を行う照合処理とが含まれる。
〔基準立体画像の取得〕
先ず、基準立体画像を取得するために、被写体Aの撮影を行う(図2:ステップS101)。この被写体Aの撮影は、X線源1と2次元撮像装置2とが1回転する間、所定の時間間隔で行う。この結果、1回転する間の任意の角度(投影角度)から撮影されたn個(例えば、256個)の2次元の投影画像が得られる(ステップS102)。
CPU4Aは、この得られたn個の2次元の投影画像を記憶装置4Dに保存した後(ステップS103)、このn個の投影画像を再構成処理することで3次元の立体画像(ボクセルデータ群)を得る(ステップS104)。そして、この再構成処理によって得られた3次元の立体画像を基準立体画像として記憶装置4Dに保存する(ステップS105)。
〔比較対象立体画像の取得〕
次に、比較対象立体画像を取得するために、被写体Bの撮影を行う(図3:ステップS201)。この被写体Bの撮影も、X線源1と2次元撮像装置2とが1回転する間、基準立体画像の取得時と同じ所定の時間間隔で行う。この結果、1回転する間の任意の角度(投影角度)から撮影されたn個(例えば、256個)の2次元の投影画像が得られる(ステップS202)。
CPU4Aは、この得られたn個の2次元の投影画像を記憶装置4Dに保存した後(ステップS203)、このn個の投影画像を再構成処理することで3次元の立体画像(ボクセルデータ群)を得る(ステップS204)。そして、この再構成処理によって得られた3次元の立体画像を比較対象立体画像として記憶装置4Dに保存する(ステップS205)。
〔基準立体画像と比較対象立体画像との間のずれ量の計測〕
本実施の形態の3次元ずれ量計測装置4では、再構成処理された立体画像ではなく、再構成処理に用いられる前の2次元の投影画像から、基準立体画像と比較対象立体画像との間のずれ量を求める。
先ず、CPU4Aは、記憶装置4Dにアクセスし、被写体Aの2次元の投影画像中、所定の投影角度t(この例では、t=0゜)から見た投影画像を第1の基準投影画像G1A(図7参照)として抽出する(図4:ステップS301)。
また、被写体Bの2次元の投影画像中、第1の基準投影画像G1Aと同じ投影角度t付近の複数の投影画像を第1の比較候補投影画像G1Bとして抽出する(ステップS302)。この例では、投影角度t付近の複数の投影画像として、投影角度t1,t2,t3の3つの投影画像を第1の比較候補投影画像G1B1,G1B2,G1B3として抽出する。なお、この場合、投影角度t2は、第1の比較候補投影画像側の投影角度tに最も近い投影角度とし、投影角度t1,t3は投影角度t2を中心とする前後の投影角度とする。
そして、CPU4Aは、回転不変型位相限定相関法(RIPOC:Rotation Invariant Phase Only Correlation)や回転位相限定相関法(RPOC:Rotation Phase Only Correlation)、またはこれに類する2次元の回転角度を算出する方法により、第1の基準投影画像G1Aと第1の比較候補投影画像G1B1,G1B2,G1B3それぞれとの間の回転角度のずれΔθ1,Δθ2,Δθ3を求める(ステップS303)。
なお、RIPOCやRPOCについては、例えば特許文献3などに示されているので、ここでの詳細な説明は省略する。例えば、RPOCでは、片方の画像を回転させながら相関値を求め、最大の相関値を持つ回転角度を求める。
次に、CPU4Aは、求めた回転角度のずれΔθ1,Δθ2,Δθ3分、第1の比較候補投影画像G1B1,G1B2,G1B3をそれぞれ回転補正して、第1の比較候補補正投影画像G1B1’,G1B2’,G1B3’を得る(ステップS304)。
そして、位相限定相関法(POC:Phase Only Correlation)などの2次元画像の相関値を算出する方法により、第1の基準投影画像G1Aと第1の比較候補補正投影画像G1B1’,G1B2’,G1B3’それぞれとの相関値を求め、その中の相関値が最も大きい比較候補補正投影画像を第1の比較確定投影画像G1BRとする(ステップS305)。この例では、第1の比較候補補正投影画像G1B2’が第1の基準投影画像G1Aとの相関値が最も大きく、第1の比較確定投影画像G1BRとされるものとする。
この場合、第1の比較候補補正投影画像G1B2’の相関値が最も大きいということは、第1の基準投影画像G1Aと第1の比較候補投影画像G1B2とがほぼ同じ向きから撮影された画像であることを意味している。
次に、CPU4Aは、この相関値が最も大きい第1の比較候補投影画像G1B2’を第1の比較確定投影画像G1BRとし、この第1の比較確定投影画像G1BRの作成元の第1の比較候補投影画像G1BR’(G1B2)の投影角度t’(t2)と第1の基準投影画像G1Aの投影角度tとの差を求め、これを3次元の立体画像のZ軸を中心とする回転ずれ量ΔΨ(ΔΨ=t’−t)とする(ステップS306)。
また、CPU4Aは、第1の比較確定投影画像G1BRの作成元の第1の比較候補投影画像G1BR’と第1の基準投影画像G1Aとの間の回転角度のずれを求め、これを3次元の立体画像のX軸を中心とする回転ずれ量Δθ(Δθ=Δθ2)とする(ステップS307)。
また、CPU4Aは、第1の比較確定投影画像G1BRと第1の基準投影画像G1Aとの間の水平方向のずれ量Δyを3次元の立体画像のY軸方向への平行ずれ量として、垂直方向のずれ量Δzを3次元の立体画像のZ軸方向への平行ずれ量として求める(図5:ステップS308,S309)。なお、この場合の平行ずれ量Δy,Δzは、第1の比較候補投影画像G1B2’と第1の基準投影画像G1Aとの相関値をPOCなどの相関法によって求める際に、位置ずれ量として得ることができる。
次に、CPU4Aは、記憶装置4Dにアクセスし、被写体Aの2次元の投影画像中、第1の基準投影画像G1Aに対して投影角度が90゜異なる投影画像を第2の基準投影画像G2A(図8参照)として抽出する(ステップS310)。この例では、被写体Aの2次元の投影画像中、投影角度t+90゜の投影画像を第2の基準投影画像G2Aとして抽出する。
また、被写体Bの2次元の投影画像中、第1の比較確定投影画像G1BRの作成元の第1の比較候補投影画像G1BR’に対してその投影角度が第2の基準投影画像G2Aと同方向に90゜異なる投影画像を第2の比較候補投影画像G2Bとして抽出する(ステップS311)。この例では、被写体Bの2次元の投影画像中、投影角度t’+90゜の投影画像を第2の基準投影画像G2Bとして抽出する。
そして、CPU4Aは、RIPOCやRPOCまたはこれに類する2次元の回転角度を算出する方法により、第2の基準投影画像G2Aと第2の比較候補投影画像G2Bとの間の回転角度のずれΔφを求め、これを3次元の立体画像のY軸を中心とする回転ずれ量とする(ステップS312)。
また、第2の比較候補投影画像G2Bを回転ずれ量Δφ分回転補正して第2の比較確定投影画像G2Rとし(ステップS313)、POCなどの相関法を用いて第2の基準投影画像G2Aと第2の比較確定投影画像G2Rとの間の水平方向の位置ずれ量Δxを求め、これを3次元の立体画像のX軸方向への平行ずれ量とする(ステップS314)。
〔基準立体画像と比較対象立体画像との間の位置合わせ〕
CPU4Aは、このようにしてレジストレーションに必要な6つのパラメータΔθ,Δφ,ΔΨ,Δx,Δy,Δzを求めた後、この求めたパラメータΔθ,Δφ,ΔΨ,Δx,Δy,Δzに基づいて、記憶装置4に保存されている基準立体画像(ボクセルデータ群)と比較対象立体画像(ボクセルデータ群)との間の位置合わせを行う(図6:ステップS401)。
すなわち、比較対象立体画像をX軸を中心としてΔθ回転補正し、Y軸を中心としてΔφ回転補正し、Z軸を中心としてΔΨ回転補正する。また、X軸方向へΔx、Y軸方向へΔy、Z軸方向へΔz平行移動し、基準立体画像と比較対象立体画像とのX,Y,Zの3次元空間における位置を合わせる。なお、この際、比較対象立体画像ではなく、基準立体画像の方を回転補正したり、平行移動するようにしてもよい。
〔位置合わせされた基準立体画像と比較対象立体画像との照合〕
CPU4Aは、このようにして基準立体画像と比較対象立体画像との位置合わせを行った後、すなわち基準立体画像と比較対象立体画像とのレジストレーションを行った後、位置合わせされた基準立体画像と比較対象立体画像とを照合する(ステップS402)。
この例では、位置合わせされた基準立体画像(ボクセルデータ群)と比較対象立体画像(ボクセルデータ群)との相関演算を行い、この相関演算の結果得られた相関値と予め定められた照合用の閾値とを比較することによって、基準立体画像と比較対象立体画像との照合を行う。
なお、3次元の立体画像間の相関演算については特許文献1などに示されているので、ここでの説明は省略する。この特許文献1において、N=3として3次元フーリエ変換、3次元逆フーリエ変換を施し、3次元の立体画像間の相関演算を行い、この相関演算の結果得られた相関値と予め定められた照合用の閾値とを比較し、相関値が閾値以上であれば基準立体画像と比較対象立体画像とは一致(照合OK)との照合結果を得る一方、相関値が閾値未満であれば、基準立体画像と比較対象立体画像とは不一致(照合NG)との照合結果を得る。
CPU4Aは、ステップS402での照合の結果がOKであれば(ステップS403のYES)、照合OKの表示を行う(ステップS404)。照合の結果がNGであれば(ステップS403のNO)、照合NGの表示を行うとともに(ステップS405)、位置合わせされた基準立体画像と比較対象立体画像との差分画像をディスプレイ4I上に表示する(ステップS406)。なお、相関演算の結果得られた相関値を照合結果とともに表示してもよい。
〔複数投影画像の相関値によるΔΨ分解能の向上〕
上述した例では、第1の基準投影画像G1Aと第1の各比較候補補正投影画像G1B’との相関値を求め、その中の相関値が最も大きい比較候補補正投影画像を第1の比較確定投影画像G1BRとし(ステップS305)、この第1の比較確定投影画像G1BRの作成元の第1の比較候補投影画像G1BR’の投影角度t’と第1の基準投影画像G1Aの投影角度tとの差をZ軸を中心とする回転ずれ量ΔΨ(ΔΨ=t’−t)として求めるようにしたが(ステップS306)、投影角度の分解能が少なく、投影画像の個数が少ない場合(投影角度の分解能が低い場合)や高精度を求める場合などには、複数の相関値からその相関値が最大となる比較候補補正投影画像を推測することにより、より正確な回転ずれ量ΔΨを求めることが可能である。
例えば、図9に示すように、第1の基準投影画像G1Aと第1の比較候補補正投影画像G1B1’,G1B2’,G1B3’との相関値から関数フィッティング(例えば、2次曲線)により最大相関値を有する比較候補補正投影画像を推測し、この推測した比較候補補正投影画像の投影角度t’と第1の基準投影画像G1Aの投影角度tとの差をZ軸を中心とする回転ずれ量ΔΨ(ΔΨ=t’−t)として求めるようにする。
〔被写体Bの2次元の投影画像中に投影角度t’+90゜の投影画像が存在しない場合〕
上述した例では、被写体Bの2次元の投影画像中、投影角度t’+90゜の投影画像を第2の比較候補投影画像G2Bとして抽出するようにしたが(ステップS311)、正確に90゜異なる投影画像が実在しない場合もあり得る。実際には、実在しない場合が多い。
この場合、例えば、図10に示すように、t’+90゜の前後の実在する投影画像aと投影画像bとを抽出し、この抽出した投影画像aと投影画像bとから補間して投影角度t’+90゜の投影画像を作成し、この作成した投影角度t’+90゜の投影画像を用いるようにするとよい。
この例において、投影画像a,b間の1ステップの投影角度をθST、投影画像aの1ステップの投影角度θSTに対する角度比率をα、投影画像bの1ステップの投影角度θSTに対する角度比率を(1−α)とすると、投影画像aの投影角度はt’+90゜−θST・αと表され、投影画像bの投影角度はt’+90゜−θST・(1−α)と表される(図11参照)。この場合、投影画像aの各画素に重み(1−α)を乗算し、投影画像bの各画素に重みαを乗算し、加算する。これによって、投影角度t’+90゜の投影画像を作成し、第2の比較候補投影画像G2Bとする。
なお、図12に示すように、投影画像aを使用して第2の基準投影画像G2Aとの回転ずれ量Δφaを求め、投影画像bを使用して第2の基準投影画像G2Aとの回転ずれ量Δφbを求め、この回転ずれ量Δφa,Δφbから関数フィッティングなどの補間によって、t’+90゜の投影画像を使用した場合の回転ずれ量Δφを求めるようにしてもよい。この場合、X軸方向への平行ずれ量Δxについても、投影画像aと投影画像bを使用して平行ずれ量Δxa,Δxbを求めることにより、この平行ずれ量Δxa,Δxbから補間した値として求めることができる。
また、被写体Bの2次元の投影画像中にt’+90゜の投影画像が存在しない場合、単純に、その投影角度が最も近い実在する投影画像を第2の比較候補投影画像G2Bとして抽出するようにしてもよい。
以上の説明から分かるように、本実施の形態によれば、再構成処理後の3次元の立体画像(ボクセルデータ群)ではなく、再構成処理前の2次元の投影画像を使用して、基準立体画像と比較対象立体画像との間の回転ずれ量(Δθ,Δφ,ΔΨ)と平行ずれ量(Δx,Δy,Δz)が求められる。このため、3次元画像処理を必要とせず、局所領域や目印を定める必要もなく、高速処理が実現される。また、再構成処理で発生するアーチファクトの影響も受けない。これにより、短時間でかつ正確に、レジストレーションを行うことができるようになる。また、照合スピードもアップし、照合結果の精度も高まる。
図13に3次元ずれ量計測装置4の要部の機能ブロック図を示す。3次元ずれ量計測装置4は、基準立体画像を構成する2次元の投影画像を記憶するデータベースDB1と、比較対象立体画像を構成する2次元の投影画像を記憶するデータベースDB2と、第1の基準投影画像抽出部4−1と、第1の比較候補投影画像抽出部4−2と、第1の回転角度ずれ量算出部4−3と、第1の回転補正部4−4と、第1の比較確定投影画像決定部4−5と、回転角度ずれΔΨ算出部4−6と、回転角度ずれΔθ算出部4−7と、平行ずれ量Δy,Δz算出部4−8と、第2の基準投影画像抽出部4−9と、第2の比較候補投影画像抽出部4−10と、第2の回転角度ずれ量算出部4−11と、第2の回転補正部4−12と、平行ずれ量Δx算出部4−13とを備えている。
第1の基準投影画像抽出部4−1は、データベースDB1から、所定の投影角度tの投影画像を第1の基準投影画像G1Aとして抽出する。第1の比較候補投影画像抽出部4−2は、データベースDB2から、撮影角度t付近の複数の投影画像を第1の比較候補投影画像G1Bとして抽出する。
第1の回転角度ずれ量算出部4−3は、第1の基準投影画像抽出部4−1からの第1の基準投影画像G1Aおよび第1の比較候補投影画像抽出部4−2からの第1の各比較候補投影画像G1Bを入力とし、第1の基準投影画像G1Aと第1の各比較候補投影画像G1Bとの間の回転角度のずれを求める。
第1の回転補正部4−4は、第1の比較候補投影画像抽出部4−2からの第1の各比較候補投影画像G1B入力とし、第1の回転角度ずれ量算出部4−3で求められた各回転角度のずれ量分、第1の各比較候補投影画像G1Bを回転補正して、第1の比較候補補正投影画像G1B’を得る。
第1の比較確定投影画像決定部4−5は、第1の基準投影画像抽出部4−1からの第1の基準投影画像G1Aと第1の回転補正部4−4からの第1の各比較候補補正投影画像G1B1’とを入力とし、第1の基準投影画像G1Aと第1の各比較候補補正投影画像G1B1’との相関値を求め、その中の相関値が最も大きい比較候補補正投影画像を第1の比較確定投影画像G1BRとする。
回転角度ずれΔΨ算出部4−6は、第1の比較確定投影画像決定部4−5からの第1の比較確定投影画像G1BRを入力とし、第1の比較確定投影画像G1BRの作成元の第1の比較候補投影画像G1BR’の投影角度t’を第1の比較候補投影画像抽出部4−2を介して読み出し、第1の基準投影画像G1Aの投影角度tを第1の基準投影画像抽出部4−1を介して読み出し、第1の比較候補投影画像G1BR’の投影角度t’と第1の基準投影画像G1Aの投影角度tとの差をZ軸を中心とする回転ずれ量ΔΨ(ΔΨ=t’−t)として求める。
回転角度ずれΔθ算出部4−7は、第1の比較確定投影画像決定部4−5からの第1の比較確定投影画像G1BRを入力とし、第1の比較確定投影画像G1BRの作成元の第1の比較候補投影画像G1BR’を第1の比較候補投影画像抽出部4−2より取得し、第1の基準投影画像抽出部4−1からの第1の基準投影画像G1Aと第1の比較候補投影画像G1BR’との間の回転角度のずれをX軸を中心とする回転ずれ量Δθとして求める。
平行ずれ量Δy,Δz算出部4−8は、第1の比較確定投影画像決定部4−5からの第1の比較確定投影画像G1BRを入力とし、第1の基準投影画像抽出部4−1からの第1の基準投影画像G1Aと第1の比較確定投影画像G1BRとの間の水平方向のずれ量をY軸方向への平行ずれ量Δy、垂直方向のずれ量をZ軸方向への平行ずれ量Δzとして求める。
第2の基準投影画像抽出部4−9は、データベースDB1から、第1の基準投影画像G1Aに対して投影角度が90゜ずれた投影画像(t+90゜の投影画像)を第2の基準投影画像G2Aとして抽出する。
第2の比較候補投影画像抽出部4−10は、第1の比較確定投影画像決定部4−5からの第1の比較確定投影画像G1BRを入力とし、データベースDB2から、第1の比較確定投影画像G1BRの作成元の第1の比較候補投影画像G1BR’に対してその投影角度が第2の基準投影画像G2Aと同方向に90゜ずれた投影画像(t’+90゜の投影画像)を第2の比較候補投影画像G2Bとして抽出する。
第2の回転角度ずれ算出部4−11は、第2の基準投影画像抽出部4−9からの第2の基準投影画像G2Aおよび第2の比較候補投影画像抽出部4−10からの第2の比較候補投影画像G2Bを入力とし、第2の基準投影画像G2Aと第2の比較候補投影画像G2Bとの間の回転角度のずれをY軸を中心とする回転ずれ量Δφとして求める。
第2の回転補正部4−12は、第2の比較候補投影画像抽出部4−10からの第2の比較候補投影画像G2Bを入力とし、この第2の比較候補投影画像G2Bを第2の回転角度ずれ算出部4−11で求められた回転角度のずれΔφ分回転補正して、第2の比較確定投影画像G2Rを得る。
平行ずれ量Δx算出部4−13は、第2の回転補正部4−12からの第2の比較確定投影画像G2BRを入力とし、第2の基準投影画像抽出部4−9からの第2の基準投影画像G2Aと第2の比較確定投影画像G2BRとの間の水平方向のずれ量をX軸方向への平行ずれ量Δxとして求める。
なお、この3次元ずれ量計測装置4におけるX,Y,Zの3軸の回転ずれ量(Δθ,Δφ,ΔΨ)および平行ずれ量(Δx,Δy,Δz)の計測処理は、n個の2次元の投影画像を再構成処理することによって比較対象立体画像を作成した後に行うようにしてもよいが、比較対象立体画像を再構成処理によって作成する間に行うようにすれば、比較対象立体画像の作成後に即座に基準立体画像との位置合わせを行って、照合結果を得ることができるようになる。
また、上述した実施の形態では、最初に撮影した被写体Aの3次元の立体画像を基準立体画像とし、次に撮影した被写体Bの3次元の立体画像を比較対象立体画像としたが、最初に撮影した被写体Aの3次元の立体画像を比較対象立体画像とし、次に撮影した被写体Bの3次元の立体画像を基準立体画像としてもよい。
また、基準立体画像や比較対象立体画像はボクセルデータ群として上位装置から与えられるものとしてもよく、この上位装置から与えられた基準立体画像や比較対象立体画像からその立体画像を構成する投影画像を作成し、撮影によって得た投影画像と同様にして、X,Y,Zの3軸の回転ずれ量(Δθ,Δφ,ΔΨ)および平行ずれ量(Δx,Δy,Δz)を計測するようにしてもよい。
また、上述した実施の形態では、被写体を人体としたが、被写体は人体に限られるものではない。例えば、製薬などの分野において、マウスを使用した実験などにも利用することができる。また、産業分野において、金属などの非破壊検査に利用することもできる。このように、本発明は、医療や歯科などの分野に限らず、各種の分野において有効利用することが可能である。
また、上述した3次元ずれ量計測処理装置4において、図13に機能ブロックとして示した各部の処理動作は、プログラム(3次元ずれ量計測プログラム)に従うCPUの処理動作として実現されるが、同様の処理をハードウェアの回路構成で実現するようにしてもよい。
本発明に係る3次元ずれ量計測方法の実施に用いるX線コンピュータ断層撮影システムの一例を示す図である。 このシステムの3次元ずれ量計測装置におけるCPUの処理動作(基準立体画像の取得処理)を示すフローチャートである。 このシステムの3次元ずれ量計測装置におけるCPUの処理動作(比較対象立体画像の取得処理)を示すフローチャートである。 このシステムの3次元ずれ量計測装置におけるCPUの処理動作(基準立体画像と比較対象立体画像との間のずれ量の計測処理)を示すフローチャートである。 図4に続くフローチャートである。 このシステムの3次元ずれ量計測装置におけるCPUの処理動作(位置合わせ処理+照合処理)を示すフローチャートである。 基準立体画像と比較対象立体画像との間のずれ量の計測処理によってZ軸を中心とする回転ずれ量ΔΨ、X軸を中心とする回転ずれ量Δθ、Y軸方向への平行ずれ量ΔyおよびZ軸方向への平行ずれ量Δzが求められる様子を説明する図である。 基準立体画像と比較対象立体画像との間のずれ量の計測処理によってY軸を中心とする回転ずれ量ΔφおよびX軸方向への平行ずれ量ΔXが求められる様子を説明する図である。 複数投影画像の相関値によるΔΨ分解の向上を説明する図である。 投影画像a,bからの補間による第2の比較候補投影画像の生成について説明する図である。 投影画像a,bからの補間による第2の比較候補投影画像の生成に際して用いる重みについて説明する図である。 投影画像a,bの回転ずれ量Δφa,φbからの補間による回転ずれ量Δφの算出について説明する図である。 このシステムにおける3次元ずれ量計測装置の要部の機能ブロック図である。 X線コンピュータ断層撮影法による3次元の立体画像の取得例を説明する図である。
符号の説明
1…X線源、2…2次元撮像装置、3(A,B)…被写体、4A…CPU、4B…RAM、4C…ROM、4D…記憶装置、4E〜H…インタフェース、4I…ディスプレイ、4J…キーボード、4K…マウス、DB1,DB2…データベース、4−1…第1の基準投影画像抽出部、4−2…第1の比較候補投影画像抽出部、4−3…第1の回転角度ずれ量算出部、4−4…第1の回転補正部、4−5…第1の比較確定投影画像決定部、4−6…回転角度ずれΔΨ算出部、4−7…回転角度ずれΔθ算出部、4−8…平行ずれ量Δy,Δz算出部、4−9…第2の基準投影画像抽出部、4−10…第2の比較候補投影画像抽出部、4−11…第2の回転角度ずれ量算出部、4−12…第2の回転補正部、4−13…平行ずれ量Δx算出部。

Claims (6)

  1. 基準となる3次元の立体画像を基準立体画像、この基準立体画像に対して比較対象とする3次元の立体画像を比較対象立体画像とし、前記基準立体画像と前記比較対象立体画像との間のずれ量を計測する3次元ずれ量計測方法において、
    前記基準立体画像を構成する2次元の投影画像と前記比較対象立体画像を構成する2次元の投影画像とから前記基準立体画像と前記比較対象立体画像との間の互いに直交するX,Y,Zの3軸の回転ずれ量および平行ずれ量を計測するずれ量計測ステップ
    を備えることを特徴とする3次元ずれ量計測方法。
  2. 請求項1に記載された3次元ずれ量計測方法において、
    前記ずれ量計測ステップは、
    前記基準立体画像を構成する2次元の投影画像中の所定の投影角度から見た投影画像を第1の基準投影画像として抽出する第1ステップと、
    前記比較対象立体画像を構成する2次元の投影画像中の前記第1の基準投影画像と同じ投影角度付近の複数の投影画像を第1の比較候補投影画像として抽出する第2ステップと、
    前記第1の基準投影画像と前記第1の各比較候補投影画像との間の回転角度のずれを求める第3ステップと、
    前記第1の各比較候補投影画像を前記第3ステップで求めた回転角度のずれ分回転補正して第1の比較候補補正投影画像とする第4ステップと、
    前記第1の基準投影画像と前記第1の各比較候補補正投影画像との相関値を求め、その中の相関値が最も大きい比較候補補正投影画像を第1の比較確定投影画像とする第5ステップと、
    前記第1の比較確定投影画像の作成元の前記第1の比較候補投影画像の投影角度と前記第1の基準投影画像の投影角度との差を前記Z軸を中心とする回転ずれ量ΔΨとして求める第6ステップと、
    前記第1の比較確定投影画像の作成元の前記第1の比較候補投影画像と前記第1の基準投影画像との間の回転角度のずれを前記X軸を中心とする回転ずれ量Δθとして求める第7ステップと、
    前記第1の比較確定投影画像の前記第1の基準投影画像との間の水平方向のずれ量を前記Y軸方向への平行ずれ量Δy、垂直方向のずれ量を前記Z軸方向への平行ずれ量Δzとして求める第8ステップと、
    前記基準立体画像を構成する2次元の投影画像中の前記第1の基準投影画像に対して投影角度が90゜ずれた投影画像を第2の基準投影画像として抽出する第9ステップと、
    前記比較対象立体画像を構成する2次元の投影画像中の前記第1の比較確定投影画像の作成元の前記第1の比較候補投影画像に対してその投影角度が前記第2の基準投影画像と同方向に90゜ずれた投影画像を第2の比較候補投影画像として抽出する第10ステップと、
    前記第2の基準投影画像と前記第2の比較候補投影画像との間の回転角度のずれを前記Y軸を中心とする回転ずれ量Δφとして求める第11ステップと、
    前記第2の比較候補投影画像を前記回転ずれ量Δφ分回転補正して第2の比較確定投影画像とする第12ステップと、
    前記第2の基準投影画像と前記第2の比較確定投影画像との間の水平方向のずれ量を前記X軸方向への平行ずれ量Δxとして求める第13ステップと
    を備えることを特徴とする3次元ずれ量計測方法。
  3. 請求項1又は2に記載された3次元ずれ量計測方法において、
    前記ずれ量計測ステップで求められた回転ずれ量および平行ずれ量に基づいて前記基準立体画像と前記比較対象立体画像との間の位置合わせを行う位置合わせ処理ステップ
    を備えることを特徴とする3次元ずれ量計測方法。
  4. 請求項3に記載された3次元ずれ量計測方法において、
    前記位置合わせ処理ステップによって位置合わせされた前記基準立体画像と前記比較対象立体画像との相関値に基づいて前記基準立体画像と前記比較対象立体画像とを照合する照合ステップ
    を備えることを特徴とする3次元ずれ量計測方法。
  5. 請求項2に記載された3次元ずれ量計測方法において、
    前記第6ステップに代えて、
    前記第1の基準投影画像と前記第1の各比較候補補正投影画像との相関値から最大相関値を有する比較候補補正投影画像を推測し、この推測した比較候補補正投影画像の投影角度と前記第1の基準投影画像の投影角度との差を前記Z軸を中心とする回転ずれ量ΔΨとして求めるステップ
    を備えることを特徴とする3次元ずれ量計測方法。
  6. 請求項2に記載された3次元ずれ量計測方法において、
    前記第10ステップに代えて、
    前記比較対象立体画像を構成する2次元の投影画像中に前記第1の比較確定投影画像の作成元の前記第1の比較候補投影画像に対してその投影角度が前記第2の基準投影画像と同方向に90゜ずれた投影画像が実在しない場合、その投影角度が近い実在する複数の投影画像から補間して第2の比較候補投影画像を作成するステップ
    を備えることを特徴とする3次元ずれ量計測方法。
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