JP2010124430A - コンピュータプログラム、データ捕捉装置、データ捕捉方法及びデータ管理システム - Google Patents

コンピュータプログラム、データ捕捉装置、データ捕捉方法及びデータ管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】稼働中のソースシステムと同一の条件で、更新後のシステムの動作の模擬実験を行うことができるコンピュータプログラム、データ捕捉装置、データ捕捉方法及びデータ管理システムを提供する。
【解決手段】外部にあるソースシステムS1を構成する機器間の伝送路を介してパケット通信されるパケットデータは、伝送路に収まるデータ長単位に断片化される。データ捕捉装置5は、断片化されたパケットデータを順次捕捉し、捕捉した、断片化されたパケットデータを統合してソースシステムS1を構成する機器に所定処理を実行させる情報としての意味を持つ業務データを切り出す。また、切り出した業務データをソースシステムS1とは異なる、ソースシステムS1の動作の模擬実験を行うためのターゲットシステムS2を構成する機器に送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ソースシステムを構成して所定処理を実行する機器の間で通信される通信データを捕捉させるコンピュータプログラム、データ捕捉装置、データ捕捉方法及びデータ管理システムであって、特に、捕捉した通信データからソースシステムを構成する機器が所定処理を実行するために必要なデータの切出しをさせるコンピュータプログラム、データ捕捉装置、データ捕捉方法及びデータ管理システムに関する。
従来、情報処理システムを更新する場合には、更新後の情報処理システムが要求仕様のとおり動作するか否かの試験が行われている。例えば、自動車組立工場内の生産管理システム又は製鉄所内の生産管理システムなど、運転を安易に停止させることができないシステムを更新する場合、更新前の生産管理システムを運転させつつ、更新後のシステムを構成する機器を試験用の電子計算機を用いて仮想的に作成し、各種データを仮想化された機器に与え、与えられた各種データに基づき更新後のシステムの動作の模擬実験を並行して行うパララン試験が行われる。
しかしながら、試験行程で用いる各種データは、操作者が業務履歴及び要求仕様書に基づき作成するものであるから、操作者の誤入力があった場合、仮想化された機器は、ソースシステムを同一条件の下、正確な模擬実験を行うことができない。また、入力が正確であっても、更新前のシステムにおいて、業務履歴及び要求仕様には想定されていない事象が発生していた場合、仮想化された機器は、ソースシステムと同一条件の下、正確な模擬実験を行うことができない。
そこで、従来、稼働中のソースシステム内で通信される通信データを、データの送信先でない捕捉装置で捕捉し、捕捉した通信データに基づき更新後のシステムの動作の模擬実験を行うシステムが提案された(例えば、特許文献1)。
特開平10−23107号公報
しかしながら、ソースシステムを構成する機器間の伝送路を介してパケット通信されるパケットデータが伝送路のMTU(Max Transfer Unit)に収まるよう断片化(Fragmentation)された場合、提案されたシステムにあっては、模擬実験を行うための装置が、パケットデータの断片化を把握する手段を有しておらず、断片化されたパケットデータを再統合することができない。その結果、捕捉されたパケットデータは、更新後のシステムのインタフェースにあわなくなり、ソースシステムと同一の条件下で、更新後のシステムの動作の模擬実験を行うことができないという問題を有する。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、外部にあるソースシステムを構成する機器間の伝送路を介してパケット通信されるパケットデータが、伝送路に収まるデータ長単位に断片化された場合、断片化されたパケットデータを順次捕捉し、捕捉したパケットデータを統合してソースシステムを構成する機器に所定処理を実行させる情報としての意味を持つ業務データを切出し、切出した業務データをソースシステムとは異なる、ソースシステムの動作の模擬実験を行うためのターゲットシステムを構成する機器に送信することにより、ソースシステムと同一の条件下で、更新後のシステムの動作の模擬実験を行うことができるコンピュータプログラム、データ捕捉装置、データ捕捉方法及びデータ管理システムを提供することを目的とする。
開示のコンピュータプログラムは、コンピュータに、外部にあるソースシステムを構成する機器間の伝送路を介してパケット通信されるパケットデータを順次捕捉させるコンピュータプログラムにおいて、前記パケットデータは、前記伝送路に収まるデータ長単位に断片化され、断片化されたパケットデータを順次捕捉させる捕捉ステップと、捕捉したパケットデータを統合して前記ソースシステムを構成する機器に所定処理を実行させる情報としての意味を持つ業務データを切出させる切出ステップと、切出した業務データを前記ソースシステムとは異なる、前記ソースシステムの動作の模擬実験を行うためのターゲットシステムを構成する機器に送信させる送信ステップとをコンピュータに実行させることを要件とする。
このコンピュータプログラムは、外部にあるソースシステムを構成する機器間の伝送路を介してパケット通信されるパケットデータが、伝送路に収まるデータ長単位に断片化された場合、断片化されたパケットデータを順次捕捉させるので、操作者の誤入力による問題を回避できる。また、捕捉したパケットデータを統合させ、ソースシステムを構成する機器に所定処理を実行させる情報としての意味を持つ業務データを切り出させるので、仮にソースシステム内で業務履歴及び要求仕様には想定されていない事象が発生した場合であっても、ソースシステムと同一の条件を得ることができる。また、切り出した業務データをソースシステムとは異なるターゲットシステムを構成する機器へ送信させ、業務データに基づく更新後のソースシステムの動作の模擬実験をターゲットシステムに実行させることにより、ソースシステムと同一条件の下、更新後のシステムの動作の模擬実験を正確に行うことができる。
また、開示のデータ捕捉装置は、外部にあるソースシステムを構成する機器間の伝送路を介してパケット通信されるパケットデータを順次捕捉するデータ捕捉装置において、前記パケットデータは、前記伝送路に収まるデータ長単位に断片化され、断片化されたパケットデータを順次捕捉する捕捉手段と、該捕捉手段が捕捉したパケットデータを統合して前記ソースシステムを構成する機器に所定処理を実行させる情報としての意味を持つ業務データを切出す切出手段と、切出した業務データを前記ソースシステムとは異なる、前記ソースシステムの動作の模擬実験を行うためのターゲットシステムを構成する機器に送信する送信手段とを備えることを要件とする。
このデータ捕捉装置は、外部にあるソースシステムを構成する機器間の伝送路を介してパケット通信されるパケットデータが、伝送路に収まるデータ長単位に断片化された場合、断片化されたパケットデータを順次捕捉するので、操作者の誤入力による問題を回避できる。また、捕捉したパケットデータを統合し、ソースシステムを構成する機器に所定処理を実行させる情報としての意味を持つ業務データを切り出すので、仮にソースシステム内で業務履歴及び要求仕様には想定されていない事象が発生した場合であっても、ソースシステムと同一の条件を得ることができる。また、切り出した業務データをソースシステムとは異なるターゲットシステムを構成する機器へ送信し、業務データに基づく更新後のソースシステムの動作の模擬実験をターゲットシステムに実行させることにより、ソースシステムと同一条件の下、更新後のシステムの動作の模擬実験を正確に行うことができる。
また、開示のデータ捕捉方法は、外部にあるソースシステムを構成する機器間の伝送路を介してパケット通信されるパケットデータを順次捕捉するデータ捕捉方法において、前記パケットデータは、前記伝送路に収まるデータ長単位に断片化され、断片化されたパケットデータを順次捕捉し、捕捉したパケットデータを統合して前記ソースシステムを構成する機器に所定処理を実行させる情報としての意味を持つ業務データを切出し、切出した業務データを前記ソースシステムとは異なる、前記ソースシステムの動作の模擬実験を行うためのターゲットシステムを構成する機器に送信することを要件とする。
このデータ捕捉方法は、外部にあるソースシステムを構成する機器間の伝送路を介してパケット通信されるパケットデータが、伝送路に収まるデータ長単位に断片化された場合、断片化されたパケットデータを順次捕捉するので、操作者の誤入力による問題を回避できる。また、捕捉したパケットデータを統合することにより、ソースシステムを構成する機器に所定処理を実行させる情報としての意味を持つ業務データを切り出すので、仮にソースシステム内で業務履歴及び要求仕様には想定されていない事象が発生した場合であっても、ソースシステムと同一の条件を得ることができる。また、切り出した業務データをソースシステムとは異なるターゲットシステムを構成する機器へ送信し、業務データに基づく更新後のソースシステムの動作の模擬実験をターゲットシステムに実行させることにより、ソースシステムと同一条件の下、更新後のシステムの動作の模擬実験を正確に行うことができる。
更にまた、開示のデータ管理システムは、外部にあるソースシステムを構成する機器間の伝送路を介してパケット通信されるパケットデータを順次捕捉するデータ捕捉装置と、該データ捕捉装置と通信が可能な、前記ソースシステムとは異なるターゲットシステムを構成する機器とを有するデータ管理システムにおいて、
前記パケットデータは、前記伝送路に収まるデータ長単位に断片化され、
前記データ捕捉装置は、断片化されたパケットデータを順次捕捉する捕捉手段と、前記捕捉手段が捕捉したパケットデータを統合して前記ソースシステムを構成する機器に所定処理を実行させる情報としての意味を持つ業務データを切出す切出手段と、切出した業務データを前記ターゲットシステムを構成する機器に送信する送信手段とを備え、前記ターゲットシステムを構成する機器は、前記データ捕捉装置から送信された業務データを受信する手段と、受信した業務データに基づき前記ソースシステムの動作の模擬実験を行うシミュレーション手段とを備えることを要件とする。
このデータ管理システムは、外部にあるソースシステムを構成する機器間の伝送路を介してパケット通信されるパケットデータが、伝送路に収まるデータ長単位に断片化された場合、データ捕捉装置で、断片化されたパケットデータを順次捕捉し、捕捉したパケットデータを統合し、ソースシステムを構成する機器に所定処理を実行させる情報としての意味を持つ業務データを切り出す。また、切り出した業務データをソースシステムとは異なるターゲットシステムを構成する機器へ送信する。そして、ターゲットシステムを構成する機器で、データ捕捉装置から送信された業務データを受信し、受信した業務データに基づき更新後のソースシステムの動作の模擬実験を実行する。
このコンピュータプログラム、データ捕捉装置、データ捕捉方法及びデータ管理システムは、従来のシステムで生じる操作者の誤入力による問題を回避でき、仮にソースシステム内で業務履歴及び要求仕様には想定されていない事象が発生した場合であってもソースシステムで通信されたデータを正確に得ることができ、ターゲットシステムを構成する機器がパケットデータの断片化を把握しなくとも、自らのインタフェースにあったソースシステムのデータを得ることができ、ソースシステムと同一の条件下で、更新後のシステムの動作の模擬実験を行うことができる。
実施の形態1.
以下、本発明の一実施例におけるコンピュータプログラム、データ捕捉装置、データ捕捉方法及びデータ管理システムを実施の形態を示す図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施例におけるデータ管理システムの全体構成を示す模式図、図2はパケットデータの構造例を示す図である。
本実施例におけるデータ管理システムは、外部にあるソースシステムS1内で通信される通信データを捕捉するデータ捕捉装置5と、データ捕捉装置5が捕捉した通信データを受け付け、受け付けた通信データに基づき、更新後のソースシステムS1の動作を模擬実験するためのターゲットシステムS2とを有する。ソースシステムS1を構成する機器、データ捕捉装置5、及びターゲットシステムS2を構成する機器は、イーサネット(登録商標)によるコンピュータネットワークにより接続されている。
ソースシステムS1は、動作試験の対象となるシステムであり、例えば、自動車組立工場内の生産管理システム又は製鉄所内の生産管理システムなど、運転を安易に停止させることができないシステムが該当する。ソースシステムS1は、制御管理室に設置され、システムの全体管理をする基幹装置1と、プログラマブルロジックコントローラ(以下「プロコン」という)である制御装置2と、現場に設置され、現場担当者により操作される端末装置3と、データ捕捉装置5と通信するための中継装置4とを有する。各装置は、コンピュータネットワークにより接続され、所定のプロトコルに従ってデータ通信を行う。
所定のプロトコルとして、例えばTCP/IPが該当する。TCP/IPは、コネクション型通信を行うためのプロトコルである。コネクション型通信は、機器間が双方向で送信及び応答を行うことにより、伝送路を確保し、確保した伝送路を介してデータ送信を行う。送信元は、シーケンス番号を含むSYNパケット(以下「送信パケット」という)を送信先へ送信する。送信先は、送信パケットを受信し、受信した送信パケットのシーケンス番号に所定値を加算した応答確認番号を算出し、算出した確認応答番号及び別のシーケンス番号を含むACK+SYNパケット(以下「応答パケット」という)を送信元へ返信する。送信元は、応答パケットを受信し、受信した応答パケットの確認応答番号を新たなシーケンス番号として送信パケット(ACKパケット)を送信先へ送信する。このような通信方法を「スリーウェイハンドシェイク」という。
また、TCP/IPは、パケット通信を行うためのプロトコルである。パケット通信において、送信元は、大容量の通信データをそのまま送信するのでなく、通信データを分割してパケットデータ(伝文)に変換し、変換したパケットデータを順次伝送する。送信先は、パケットデータを順次受信し、全てのパケットデータを受信したとき、パケットデータを統合して通信データに復号する。
パケットデータは、Macヘッダ、IPヘッダ、TCPヘッダ、及びTCPデータを有する(図2参照)。Macヘッダは、機器の固有の物理アドレスである送信先Macアドレス及び送信元Macアドレスと、IPパケットであることを示すタイプとを有する。IPヘッダは、ネットワーク上の住所となる送信元IP及び送信先IPと、パケットの長さを示すデータ長とを有する。TCPヘッダは、送信元ポート番号及び送信先ポート番号と、パケットデータの送信の開始位置を示すシーケンス番号と、パケットデータの次回送信の開始予定位置を示す確認応答番号と、応答パケットであることを示すフラグとを有する。TCPデータは、ヘッダ情報を取り除いた正味のデータであるペイロードを有する。
パケットデータは、通信データを最大長65535オクテットで分割される。しかし、確立された伝送路のMTUがパケットデータの最大長より短い場合、伝送路に収まるよう、パケットデータに断片化が発生し、更に細かく分割される。
断片化において、送信元は、送信パケットをMTUが示すデータ長単位に分割し、分割した断片化パケットデータを伝送路を介して順次送信する。送信パケットのヘッダは、全ての断片化パケットデータに写される。送信先は、断片化パケットデータを順次受信し、全ての断片化パケットデータを受信したとき、応答パケットを送信元へ返信する。同時に、送信先は、受信した全ての断片化パケットデータを集めて再統合し、送信パケットに復号し、復号した送信パケットを集積する。送信先は、かかる処理を繰り返し、集積した送信パケットを統合して通信データに復号する。
かかる処理の流れを図1を用いて説明する。ソースシステムS1は、制御装置2を中心として上位側に基幹装置1が設置され、下位側に端末装置3が設置されている。制御装置2は、基幹装置1から送信された、制御データのパケットデータを各端末装置3へ中継する。パケットデータに断片化が発生した場合、端末装置3は、断片化パケットデータを順次受信し、全ての断片化パケットデータを受信したとき、応答パケットを基幹装置1へ返信する。同時に、受信した全ての断片化パケットデータを再統合してパケットデータに復号し、蓄積する。端末装置3は、かかる処理を繰り返し、蓄積したパケットデータを統合して制御データに復号できたとき、制御データを用いて所定処理を実行する。
一方、端末装置3は、現場で受け付けた入力データをパケット化して送信する。制御装置2は、端末装置3から送信されたパケットデータを基幹装置1へ中継する。パケットデータに断片化が発生した場合、基幹装置1は、断片化パケットデータを順次受信し、全ての断片化パケットデータを受信したとき、応答パケットを端末装置3へ返信する。同時に、受信した全ての断片化パケットデータを再統合してパケットデータに復号し、蓄積する。基幹装置1は、かかる処理を繰り返し、蓄積したパケットデータを更に統合して入力データに復号できたとき、復号した入力データを用いて制御処理を実行する。
データ捕捉装置5は、上述したソースシステムS1を構成する機器の間でパケット通信された、断片化パケットデータを捕捉し、捕捉した断片化パケットデータを統合し、ソースシステムS1を構成する機器に所定処理を実行させる情報としての意味を持つパケットデータ(以下「業務データ」という)を切り出す。データ捕捉装置5は、切り出した業務データをターゲットシステムS2を構成する機器へ送信する。ターゲットシステムS2は、業務データに基づき、ソースシステムS1の動作を模擬実験する。業務データは、例えば、上述した基幹装置1から送信される制御データのパケットデータ、又は端末装置3から送信される入力された入力データのパケットデータが該当する。
また、データ捕捉装置5が、切り出した業務データをターゲットシステムS2に送信するタイミングは、ソースシステムS1内で応答パケットが返信されたときである。即ち、送信先が、受信した全ての断片化パケットデータを集めて再統合し、パケットデータに復号した時点であり、ターゲットシステムS2が、パケットデータの断片化の発生を把握していなくても、自らのインタフェースにあわせて模擬実験を行うことができるようになった時点である。その結果、ターゲットシステムS2を構成する機器は、ソースシステムS1を構成する機器の動作と同じタイミングで模擬実験を行うことができる。
ターゲットシステムS2は、更新後のソースシステムS1の動作を模擬実験するためのシステムであり、ソースシステムS1を構成する機器のハードウェア及び/又はソフトウェアを、異なるハードウェア及び/又はソフトウェアに入れ替えて更新されたシステムである。本実施例におけるターゲットシステムS2は、ソースシステムS1と同様に複数の実機を用いて構成されており、システムの全体管理をする機関装置1aと、プロコンである制御装置2aと、現場担当者により操作される端末装置3aと、データ捕捉装置5と通信するための中継装置4aとを有する。各装置は、コンピュータネットワークにより接続され、ソースシステムS1と同一のプロトコルに従ってデータ通信を行う。
ターゲットシステムS2を構成する機器は、データ捕捉装置5から送信された業務データに基づき動作する。その結果、動作の結果を検証することにより、更新したソースシステムS1が要求仕様のとおり動作するか否かの試験を行うことができる。
図3はデータ捕捉装置5の構成を示すブロック図である。データ捕捉装置5は、CPU50と、記録媒体51a内のデータを読書する外部記憶装置51と、ネットワーク機器と通信する第1通信制御部52と、データを記憶する主記憶53及び補助記憶装置54と、データを受け付ける入力制御部55と、データを出力する出力制御部56と、外部のデータ群を読書する第2通信制御部57とを有する。各部は、バス58を介して相互に接続される。
外部記憶装置51は、記録媒体51aに記録してあるプログラム又はその他のデータを読み書きする駆動装置であり、読み出したプログラム又はその他のデータを主記憶53又は補助記憶装置54に出力する。プログラムには、CPU50に各部の管理機能を発揮させるための基本プログラムソフトウェア、データの捕捉機能・統合機能・切出機能・通信追跡機能などを発揮させるための応用プログラムソフトウェアが含まれる。
第1通信制御部52は、所定のプロトコルに従ってデータ通信を行うための電子回路を実装しており、ソースシステムS1を構成する機器間を通信されるパケットデータを捕捉し、主記憶53又は補助記憶装置54へ出力する。また、捕捉したパケットデータから切り出した業務データを後述するターゲットシステムS2の中継装置4aへ送信する。
主記憶53は、CPU50の要求に従って、外部記憶装置51、第1通信制御部52、補助記憶装置54、入力制御部55又は第2通信制御部57から出力されたデータを受け付けて記憶し、適宜読み出す。また、主記憶53は、CPU50が処理を実行することにより生じたデータを記憶し、適宜読み出す。主記憶23は、例えば、SDRAM(Synchronous DRAM)又はSRAM(Static RAM)などの半導体が該当する。
補助記憶装置54は、CPU50の要求に従って、外部記憶装置51、第1通信制御部52、入力制御部55又は第2通信制御部57から出力されたデータを受け付けて記憶し、適宜読み出す。補助記憶装置24は、例えば、磁気ディスク記録方式のハードディスクドライブ(HDD)、又はNAND素子で構成されるフラッシュソリッドステートドライブ(Flash SSD)が該当する。本実施例における補助記憶装置54は、上述したプログラム、捕捉条件フィルタ540、スプール定義ファイル541、履歴設定ファイル542、伝言定義ファイル543、パケットフィルタ544、業務伝文切出設定テーブル545などを格納する。各ファイルの内容は、後述で説明する。
入力制御部55は、入力装置55aと接続する。入力装置55aは、例えば、キーボード及びマウスなどが該当し、操作者により入力された情報を受け付け、受け付けた情報を主記憶53又は補助記憶装置54へ出力する。
出力制御部56は、出力装置56aと接続する。出力装置56aは、例えば、液晶ディスプレイ及びスピーカなどが該当し、情報の入力画面を出力する。操作者は、出力された入力画面に応じた入力情報を入力装置55aに入力する。
第2通信制御部57は、所定のプロトコルに従ってデータ群と通信を行うための電子回路を実装しており、データ群からの読み出し又はデータ群への書き込みを行う。本実施例におけるデータ群は、捕捉したパケットデータを一時記憶する生パケットスプールD1、パケットデータから切り出した業務データを一時記憶する業務伝文スプールD2、パケットデータの捕捉及び統合などの履歴を保管する履歴ファイルD3が該当する。各データ群の内容は、後述で説明する。
図4はCPU50の機能を説明するためのブロック図である。CPU50は、上述したプログラムに従ってデータ捕捉装置5の各部を管理する管理機能500と、ソースシステムS1内で通信されるパケットデータを捕捉する捕捉機能501と、パケットデータを再統合する統合機能502と、統合したパケットデータから業務データを切り出す切出機能503と、ターゲットシステムS2との通信を追跡する通信追跡機能504とを発揮する。各機能の内容を以下説明する。
(管理機能500)
CPU50は、補助記憶装置54に記憶してあるプログラム(基本プログラムソフトウェア)を読み出し、読み出したプログラムに従うことにより管理機能500を発揮する。管理機能500を発揮するCPU50は、データ捕捉装置5の各部の動作を調整する。
(捕捉機能501)
CPU50は、補助記憶装置54に記憶してあるプログラム(応用プログラム)を読み出し、読み出したプログラムに従うことにより捕捉機能501を発揮する。応用プログラムソフトウェアは、例えば「WinPcap」などの既存のパケットキャプチャツールが該当する。捕捉機能501を発揮していないCPU50は、第1通信制御部52が受け付けたパケットデータのうち、送信先が自機となっているパケットデータのみを受信し、送信先が自機となっていないパケットデータ、即ちソースシステムS1を構成する機器の間で通信されるパケットデータを破棄して受信しない。一方、捕捉機能501を発揮するCPU50は、第1通信制御部52をプロミスキャスモードとして動作させ、送信先が自機となっていないパケットデータを含む、全てのパケットデータを受信して生パケットスプールD1内の記憶領域に記憶する。CPU50は、操作者により入力された切替指示に応じて、捕捉機能501の有無の切り替えを行う。このように、データ捕捉装置5は、ソースシステムS1を構成する機器の間で通信されるパケットデータについて捕捉することができる。
但し、全てのパケットデータを無条件に捕捉すると、ソースシステムS1を構成する機器の間で通信されるパケットデータ以外のデータまで拾うことになる。そこで、捕捉すべきパケットデータの送信元及び送信先を定義した捕捉条件フィルタ540を補助記憶装置54に記憶しておく。CPU50は、捕捉条件フィルタ540に従って捕捉すべきパケットデータを取捨選択する。
捕捉機能501を発揮するCPU50は、後述する統合機能502へデータを受け渡すために上述した生パケットスプールD1を用いる。そこで、データのファイル名、サイズなどを定義したスプール定義ファイル541を補助記憶装置54に記憶しておく、CPU50は、スプール定義ファイル541に従って統合機能502との間での認識を統一する。
捕捉機能501を発揮するCPU50は、後述する統合機能502と共にその動作、異常発生などの履歴データを上述した履歴ファイルD3に保存する。そこで、履歴データのファイル名、サイズ、保存世代数などを定義した履歴設定ファイル542を補助記憶装置54に記憶しておく。CPU50は、履歴設定ファイル542に従って履歴データを履歴ファイルD3に記憶していく。
捕捉機能501を発揮するCPU50は、後述する統合機能502と共に履歴データが保存され、後述する通信追跡機能504によって適宜出力される。そこで、出力時の伝言で用いる定型文を定義した伝言定義ファイル543を補助記憶装置54に記憶しておき、CPU50は、補助記憶装置54に記憶してある伝言定義ファイル543を読み出して履歴データを出力する。即ち、履歴データは、ログファイルを意味する。伝言定義ファイル543は、ログファイルに出力するメッセージ番号に対応付けてメッセージを格納する。CPU50は、メッセージ番号が指定されたとき、対応するメッセージを読み出して、ログファイルに出力する。CPU50は、パケット受信時、パケット解析時などにログを適宜出力する。
CPU50は、パケットデータを受信する都度、生パケットスプールD1内の記憶領域に一時記憶してあるパケットデータのヘッダ情報を解析し、パケットフィルタ内のデータと比較し、パケットデータが送信パケットか、応答パケットかを判定する。
図5はパケットフィルタ544の格納例を示す図である。パケットフィルタ544は、送信元IP、送信元ポート番号、送信先IP、送信先ポート番号及び切出し名の値を格納する。
CPU50は、送信元IPなどがパケットフィルタに既登録されている場合、受信したパケットデータを既登録の送信元IPなどと比較し、送信元IP及び送信先IPが同一であると判定した場合、受信したパケットデータを送信パケットと判定する。一方、送信元IPおよび送信先IPが既登録の送信元IPおよび送信先IPと互い違いと判定した場合、受信したパケットデータを応答パケットと判定する。
図6はパケット管理テーブルT1及びパケットバッファT2の格納例を示す図である。パケット管理テーブルT1は、パケットデータの送信元IP、送信先IP、送信元ポート番号、送信先ポート番号、シーケンス番号、次シーケンス番号、及び先頭ポインタの値を格納する(図6(a)参照)。パケットバッファT2は、パケットデータのペイロード、及び次ポインタの値を格納する(図6(b)参照)。CPU50は、送信パケットであるか、受信パケットであるかの判定を以下のように行う。CPU50は、パケットの送信元IPがパケットフィルタの送信元IPであり、パケットの送信元ポート番号がパケットフィルタの送信元IPであり、パケットの送信先IPがパケットフィルタの送信元IPであり、パケットの送信先ポート番号がパケットフィルタの送信先IPである場合、送信パケットであると判定する。これに対して、CPU50は、パケットの送信先IPがパケットフィルタ設定ファイルの送信元IPであり、パケットの送信先ポート番号がパケットフィルタ設定ファイルの送信元IPであり、パケットの送信元IPがパケットフィルタ設定ファイルの送信元IPであり、パケットの送信元ポート番号がパケットフィルタ設定ファイルの送信先IPのACKフラグがONである場合、受信パケットであると判定する。
CPU50は、送信パケットを新規に受信した場合、パケットデータをパケット管理テーブルT1及びパケットバッファT2に登録する。CPU50は、パケットデータのヘッダから、送信元IP、送信先IP、送信元ポート番号、送信先ポート番号及びシーケンス番号を抽出してパケット管理テーブルT1に新規登録する。また、CPU50は、シーケンス番号と送信パケットのデータ長との合計から応答パケットのデータ長(TCPヘッダ長)を差し引いた差(シーケンス番号+送信パケットデータ長−TCPヘッダ長)を算出し、算出した値を次シーケンス番号としてパケット管理テーブルT1に新規登録する。CPU50は、パケットデータからペイロードを抽出してパケットバッファT2に登録する。CPU50は、パケットバッファT2が登録状態となるので、パケット管理テーブルT1内の先頭ポインタを1に更新する。
(統合機能502)
これに対して、CPU50は、受信したパケットデータが送信パケットであると判定した場合であってパケット管理テーブルT1及びパケットバッファT2に、同一の送信元IP、送信先IP、送信元ポート番号及び送信先ポート番号を含むレコードが既に登録されていると判定したとき、そのレコードが含むシーケンス番号と送信パケットのデータ長との合計から応答パケットのデータ長(TCPヘッダ長)を差し引いた差(既登録シーケンス番号+送信パケットデータ長−TCPヘッダ長)を算出し、算出した値を次シーケンス番号としてパケット管理テーブルT1に上書き登録する。CPU50は、パケットデータからペイロードを抽出し、パケットバッファT2に既に記憶してあるペイロードに対応する次ポインタの値を1とし、抽出したペイロードを、パケットバッファT2内に既記憶してあるペイロードに続けて追加登録する。
CPU50は、補助記憶装置54に記憶してあるプログラム(応用プログラムソフトウェア)を読み出し、読み出したプログラムに従うことにより統合機能502を発揮する。
図7は業務データの構造を説明する図である。CPU50は、統合したパケットデータのペイロードを解析する。パケットデータのペイロードは、上述した業務データに相当する。業務データは、全体で一つの業務伝文となり、伝文の長さを示す伝文長と、伝文を識別する伝文識別子とを有する。
図8は業務伝文切出設定テーブル545の格納例を示す図である。業務伝文切出設定テーブル545は、切出し名、伝文識別子及び伝文長を対応付けて格納する。伝文識別子は、識別子を格納する業務データにおける開始位置と、識別子の内容のパターンとを有する。また、伝文長は、伝文長を格納する業務データにおける開始位置と、伝文長のデータの長さと、伝文長の内容のタイプと、補正値とを有する。伝文長の内容のタイプには、例えば、8ビットで表現する「文字列」、16ビットで表現し、データを下位バイトから格納する「リトルエンディアン」若しくはデータを上位バイトから格納する「ビックエンディアン」、又は「伝文長なし」がある。補正値は、伝文長のタイプが「伝文長なし」の場合に設定される。このように、CPU50は、業務データ毎に業務伝文切出処理のための設定を管理する。
使用者は、上述した業務データに付与した切出し名を、パケットフィルタ544の切出し名の欄に追加登録する。
(切出機能503)
CPU50は、補助記憶装置54に記憶してあるプログラム(応用プログラムソフトウェア)を読み出し、読み出したプログラムに従うことにより切出機能503を発揮する。CPU50は、受信したパケットデータが応答パケットであると判定した場合、パケットバッファT2に記憶してあるペイロードから業務データを切り出す。
切出機能503を発揮するCPU50は、上述したパケット管理テーブルT1及びパケットバッファT2を生パケットスプールD1から読み出し、パケット管理テーブルT1内の次シーケンス番号を抽出する。このときの次シーケンス番号は、今回受信した応答パケットの確認応答番号と同じ値となっている。CPU50は、次シーケンス番号とシーケンス番号との差(次シーケンス番号−シーケンス番号)をデータ切出長として算出し、算出したデータ切出長が示す長さのデータをパケットバッファT2から切り出す。このときのパケットバッファT2は、データが切り出され、無登録状態となる。CPU50は、パケットバッファT2が無登録状態となるので、パケット管理テーブルT1内の先頭ポインタを0に更新する。CPU50は、パケット管理テーブルT1内のシーケンス番号を、受信した応答パケットの確認応答番号に上書き登録する。
図9は業務データ管理テーブルT3及び業務データバッファT4の格納例を示す図である。CPU50は、業務データ管理テーブルT3及び業務データバッファT4を業務伝文スプールD3から読み出す。業務データ管理テーブルT3は、送信パケットの送信元IP、送信先IP、送信元ポート番号、送信先ポート番号及び先頭ポインタの値を格納する(図9(a)参照)。また、業務データバッファT4は、業務データを格納する(図9(b)参照)。
CPU50は、送信元IP、送信先IP、送信元ポート番号及び送信先ポート番号をパケット管理テーブルT1から抽出して業務データ管理テーブルT3に新規登録し、パケットバッファT2から切り出したペイロードを業務データバッファT4に登録する。CPU50は、業務データバッファT4が登録状態となるので、業務データ管理テーブルT3内の先頭ポインタを1に更新する。
CPU50は、補助記憶装置54に記憶してあるパケットフィルタ544及び業務伝文切出設定テーブル545を読み出す。CPU50は、読み出したパケットフィルタ544の切出し名の欄に最先に登録してある切出し名を抽出する。CPU50は、抽出した切出し名に対応する伝文識別子及び伝文長を業務伝文切出設定テーブル545から抽出する。CPU50は、業務データバッファT4を検索し、抽出した伝文識別子の開始位置が示す位置に伝文識別子のパターンを有する業務データが存在するか否かを判定する。その結果、CPU50は、該当する業務データが存在すると判定した場合、抽出した伝文長の開始位置が示す位置から伝文長のデータの長さ分のデータを伝文長として抽出する。
CPU50は、抽出した伝文長が示す長さのデータが業務データバッファT4に記憶されているか否かを判定する。その結果、CPU50は、該当するデータが業務データバッファT4に記憶されていないと判定した場合、業務データを切り出すことができない、即ちターゲットシステムS2で利用することができる意味のあるデータを切り出すことができないと判断し、次のペイロードが業務データバッファT4に記憶され、業務データバッファT4に伝文長が示す長さのデータが記憶されるまで、上述した捕捉、統合及び切出の処理を繰り返す。
一方、CPU50は、該当するデータが業務データバッファT4に記憶されていると判定した場合、業務データを切り出すことができる、即ちターゲットシステムS2で利用することができる意味のあるデータを切り出すことができると判断し、伝文長が示す長さのデータを業務データバッファT4から切り出して業務伝文スプールD3内の記憶領域に一時記憶する。
CPU50は、業務データが業務伝文スプールD3内の記憶領域に記憶されている場合、上述したタイミングで業務データを第1通信制御部52を介してターゲットシステムS2の中継装置4aへ送信する。具体的には、CPU50は、送信すべき業務データに対応する送信先IP及び送信先ポート番号を業務データ管理テーブルT3から抽出し、補助記憶装置54に記憶してある通信対照表(図示せず)を読み出す。通信対照表には、ソースシステムS1を構成する機器のIP及びポート番号と、この機器がターゲットシステムS2において対応する機器IP及びポート番号とが関連付けて登録されている。CPU50は、抽出した送信先IP及び送信先ポート番号に対応する、ターゲットシステムS2の送信先IP及び送信先ポート番号を通信対象表から抽出する。また、CPU50は、パケット管理テーブルT1内のデータをヘッダ情報として業務データに付与する。CPU50は、ヘッダ情報付きの業務データをターゲットシステムS2の送信先IP及び送信先ポート番号が示す機器へ送信する。
(通信追跡機能504)
CPU50は、補助記憶装置54に記憶してあるプログラム(応用プログラムソフトウェア)を読み出し、読み出したプログラムに従うことにより通信追跡機能504を発揮する。CPU50は、業務データをターゲットシステムS2を構成する機器へ送信する都度、送信先IP、送信回数、業務データの内容などの履歴を補助記憶装置54に記憶する。補助記憶装置54に記憶してある履歴は、操作者から出力要求に応じたCPU50により、履歴を示す画面を生成され、出力機器56aを介して出力される。このように、CPU50は、上述した機能を発揮することにより、業務データを取得業務データ取得処理を実行する。
図10は業務データ取得処理の手順を示すフローチャートである。以下、業務データ取得処理の手順について説明する。データ捕捉装置5のCPU50は、捕捉機能501を発揮させてソースシステムS1を構成する機器の間で通信されるパケットデータを捕捉する。CPU50は、捕捉したパケットデータを生パケットスプールD1内の記憶領域に記憶する(S101)。ステップS101は業務データ取得処理と非同期で動作する。CPU50は、生パケットスプールD1内の記憶領域にパケットデータがあるか否かを判定し(S102)、生パケットスプールD1内の記憶領域にパケットデータが存在しないと判定した場合(S102でNO)、再び、ステップS102に戻り、処理を繰り返す。
一方、CPU50は、生パケットスプールD1内の記憶領域にパケットデータがあると判定した場合(S102でYES)、パケットデータが送信パケットか否かを判定する(S103)。その結果、CPU50は、パケットデータが送信パケットであると判定した場合(S103でYES)、送信パケット処理を実行し(S104)、ステップS102に戻り、処理を繰り返す。なお、送信パケット処理の手順については、後述にて説明する。
一方、CPU50は、パケットデータが送信パケットでないと判定した場合(S103でNO)、パケットデータが応答パケットであるか否かを判定する(S105)。その結果、CPU50は、パケットデータが応答パケットであると判定した場合(S105でYES)、応答パケット処理を実行し(S106)、ステップS102に戻り、処理を繰り返す。なお、応答パケット処理の手順については、後述にて説明する。
一方、CPU50は、パケットデータが応答パケットでないと判定した場合(S105でNO)、処理すべきデータでないと判断してステップS102に戻り、処理を繰り返す。
次に上述したステップS104において実行される送信パケット処理の手順について以下説明する。図11は送信パケット処理の手順を示すフローチャートである。データ捕捉装置5のCPU50は、処理の対象となる送信パケットに関する情報がパケット管理テーブルT1に登録されているか否かを判定し(S201)、送信パケットに関する情報がパケット管理テーブルT1に登録されていないと判定した場合(S201でNO)、送信元IP、送信先IP、送信元ポート番号、送信先ポート番号及びシーケンス番号を送信パケットのヘッダから抽出し、抽出した送信元IP、送信先IP、送信元ポート番号、送信先ポート番号及びシーケンス番号をパケット管理テーブルT1に新規登録する(S202)。CPU50は、ステップS204へ進む。
一方、CPU50は、送信パケットに関する情報がパケット管理テーブルT1に登録されていると判定した場合(S201でYES)、処理の対象となる送信パケットのシーケンス番号と、パケット管理テーブルT1に登録されてあるパケットデータのシーケンス番号との整合がとれているか否かを判定する(S203)。その結果、CPU50は、処理の対象となる送信パケットのシーケンス番号と、パケット管理テーブルT1に登録されてあるパケットデータのシーケンス番号との整合がとれていないと判定した場合(S203でNO)、処理すべきデータでないと判断し、次回実行要求があるまで待機する。上述したシーケンス番号の整合がとれていない場合とは、例えば、処理の対象となる送信パケットのシーケンス番号が、パケット管理テーブルT1に登録されてあるパケットデータのシーケンス番号以下のときである。
一方、CPU50は、処理の対象となる送信パケットのシーケンス番号と、パケット管理テーブルT1に登録されてあるパケットデータのシーケンス番号との整合がとれていると判定した場合(S203でYES)、ステップS204へ進む。上述したシーケンス番号の整合性がとれている場合とは、例えば、処理の対象となる送信パケットのシーケンス番号が、パケット管理テーブルT1に登録されてあるパケットデータのシーケンス番号を超えるときである。
CPU50は、抽出した送信元IPなどをパケット管理テーブルT1に新規登録した場合(S202参照)、又は処理の対象となる送信パケットのシーケンス番号の整合がとれていると判定した場合(S203でYESを参照)、次シーケンス番号を算出する(S204)。次シーケンス番号の算出方法は、上述したとおりである。CPU50は、算出した次シーケンス番号を、パケット管理テーブルT1に登録されてあるパケットデータのシーケンス番号に対応付けてパケット管理テーブルT1に登録する(S205)。
CPU50は、処理の対象となる送信パケットからペイロードを抽出し、抽出したペイロードをパケットバッファT2に記憶し(S206)、次回実行要求があるまで待機する。
次に上述したステップS301において実行される応答パケット処理の手順について以下説明する。図12は応答パケット処理の手順を示すフローチャートである。データ捕捉装置5のCPU50は、処理の対象となる応答パケットの確認応答番号をヘッダから抽出し、パケット管理テーブルT1内のシーケンス番号を抽出する。CPU50は、抽出した確認応答番号とシーケンス番号との差をデータ切出長として算出する(S301)。CPU50は、パケット管理テーブルT1内のシーケンス番号を、抽出した応答パケットの確認応答番号に上書き登録する(S302)。
CPU50は、算出したデータ切出長分のデータをパケットバッファT2から切り出す(S303)。CPU50は、送信パケットに関する情報が業務データ管理テーブルT3に登録されているか否かを判定し(S304)、送信パケットに関する情報が業務データ管理テーブルT3に登録されていないと判定した場合(S304でNO)、送信元IP、送信先IP、送信元ポート番号及び送信先ポート番号をパケット管理テーブルT1から抽出し、抽出した送信元IP、送信先IP、送信元ポート番号及び送信先ポート番号を業務データ管理テーブルT3に登録する(S305)。
一方、CPU50は、送信パケットに関する情報が業務データ管理テーブルT3に登録されていると判定した場合(S304でYES)、パケットバッファT2から切り出したデータを業務データバッファT4に記憶する(S306)。CPU50は、切り出したデータを削除することにより、パケットバッファT2を更新する(S307)。CPU50は、パケットバッファT2が無登録状態となるので、先頭ポインタを0とすることにより、パケット管理テーブルT1を更新する(S308)。
CPU50は、ステップS306において記憶した業務データを業務データバッファT4から切り出すために業務伝文切出処理を実行する(S309)。なお、業務伝文切出処理の手順については、後述にて説明する。
CPU50は、切り出した業務データを業務伝文スプールD3内の記憶領域に書き込み(S310)、次回実行要求があるまで待機する。
次に上述したステップS309において実行される業務伝文切出処理の手順について以下説明する。図13は業務伝文切出処理の手順を示すフローチャートである。データ捕捉装置5のCPU50は、パケットフィルタ544を補助記憶装置54から読み出し、読み出したパケットフィルタ544の切出し名の欄に最先に登録してある切出し名を抽出する(S401)。CPU50は、抽出した切出し名に対応する設定が業務伝文切出設定テーブル545にあるか否かを判定し(S402)、抽出した切出し名に対応する設定が業務伝文切出設定テーブル545に存在しないと判定した場合(S402でNO)、切り出すべき業務伝文がないと判断し、次回実行要求があるまで待機する。
一方、CPU50は、抽出した切出し名に対応する設定が業務伝文切出設定テーブル545にあると判定した場合(S402でYES)、設定から伝文識別子のパターンを抽出し、抽出した伝文識別子のパターンを有する業務データを検索する(S403)。CPU50は、検索の結果、該当する業務データが業務データバッファT4に登録されているとき、該当する業務データを業務データバッファT4から抽出することができるか否かを判定し(S404)、該当する業務データを業務データバッファT4から抽出することができないと判定した場合(S404でNO)、切り出すべき業務伝文がないと判断し、次回実行要求があるまで待機する。
一方、CPU50は、該当する業務データを業務データバッファT4から抽出することができると判定した場合(S404でYES)、設定から伝文長を抽出する(S405)。CPU50は、抽出した伝文長分のデータを業務データバッファT4から切り出し(S406)、切り出した伝文長分のデータを業務データとして業務伝文スプールD3内の記録領域に一時記憶し、次回実行要求があるまで待機する。
実施の形態2.
上述した実施の形態1では、更新後のソースシステムS1の動作を模擬実験するためのターゲットシステムS2を複数の実機を用いて構成してある一例を説明した。しかしながら、開示のデータ管理システムは、これに限定されるものでなく、例えば、一台の電子計算機内でターゲットシステムS2を構成する機器を仮想的に作成しておき、電子計算機が仮想化されたターゲットシステムS2の機器となって、更新後のソースシステムS1の動作の模擬実験を行うようにしても良い。図14は本発明の実施例におけるデータ管理システムの全体構成を示す模式図である。
本実施例におけるデータ管理システムは、外部にあるソースシステムS1で通信される通信データを捕捉するデータ捕捉装置5と、データ捕捉装置5が捕捉した通信データを受け付け、受け付けた通信データに基づき、更新後のソースシステムS1の動作を模擬実験するためのターゲットシステムS2aを仮想的に作成して運転させる試験用情報処理装置6とを有する。ソースシステムS1を構成する機器、データ捕捉装置5及び試験用情報処理装置6は、イーサネットによるコンピュータプログラムにより接続されている。
本実施例におけるソースシステムS1は、動作試験の対象となるシステムであって、その構成、動作及び作用は、上述した実施の形態1におけるソースシステムS1とそれと同様であるので、対応箇所に同一番号を付してその説明を省略する。
本実施例におけるデータ捕捉装置5は、上述したソースシステムS1を構成する機器の間でパケット通信されるパケットデータを捕捉し、捕捉したパケットデータから業務データを復号する。データ捕捉装置5は、復号した業務データを切り出して試験用情報処理装置6へ送信する。なお、本実施例におけるデータ捕捉装置5の構成、動作及び作用は、上述した実施の形態1におけるデータ捕捉装置5のそれと同様であるので、対応箇所に同一番号を付してその説明を省略する。
試験用情報処理装置6は、例えば、汎用の電子計算機が該当し、CPUと、データ捕捉装置5と通信する通信制御部と、データ捕捉装置5から受信した業務データなどを記憶する主記憶及び補助記憶装置と、業務データ以外のデータを受け付ける入力制御部と、動作の結果を出力する出力制御部とを有する。
試験用情報処理装置6のCPUは、補助記憶装置に記憶してある応用プログラムソフトウェアに従って、ソースシステムS1を構成する機器を仮想的に作成する。このとき、CPUは、操作者により入力されたハードウェア及び/又はソフトウェアの変更操作を入力制御部を介して受け付け、受け付けた変更操作に従って、仮想化されたソースシステムS1を構成するハードウェア及び/又はソフトウェアを、異なるハードウェア及び/又はソフトウェアに入れ替えて更新し、更新後の構成を補助記憶装置に記憶する。
試験用情報処理装置6のCPUは、データ捕捉装置5から送信された業務データを通信制御部を介して受信し、受信した業務データをヘッダの送信先IP及び送信先ポート番号が示す仮想化された機器へ割り当て、仮想化された機器を動作させる。試験用情報処理装置6のCPUは、動作の結果を出力制御部を介して出力する。このように、試験用情報処理装置6は、自らが仮想化したターゲットシステムS2aを、ソースシステムS1と同一条件下で動作させることにより、更新後のソースシステムS1の動作の模擬実験を行う。
上述した実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
コンピュータに、外部にあるソースシステムを構成する機器間の伝送路を介してパケット通信されるパケットデータを順次捕捉させるコンピュータプログラムにおいて、
前記パケットデータは、前記伝送路に収まるデータ長単位に断片化され、
断片化されたパケットデータを順次捕捉させる捕捉ステップと、
捕捉したパケットデータを統合して前記ソースシステムを構成する機器に所定処理を実行させる情報としての意味を持つ業務データを切出させる切出ステップと、
切出した業務データを前記ソースシステムとは異なる、前記ソースシステムの動作の模擬実験を行うためのターゲットシステムを構成する機器に送信させる送信ステップと
をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
(付記2)
断片化されたパケットデータは、固有のシーケンス番号を夫々有し、
前記切出ステップは、捕捉したパケットデータを前記シーケンス番号に基づき統合して前記業務データを切出させることを特徴とする付記1に記載のコンピュータプログラム。
(付記3)
断片化されたパケットデータが前記ソースシステムにおいて送信された場合、前記捕捉ステップで、断片化されたパケットデータを順次捕捉させるステップと、
パケットデータの送信に応じた応答パケットが前記ソースシステムにおいて返信された場合、前記切出ステップで、捕捉したパケットデータを統合して前記業務データを切出させることを特徴とする付記2に記載のコンピュータプログラム。
(付記4)
前記パケット通信は、コネクション型通信であることを特徴とする付記1乃至3のいずれか一つに記載のコンピュータプログラム。
(付記5)
外部にあるソースシステムを構成する機器間の伝送路を介してパケット通信されるパケットデータを順次捕捉するデータ捕捉装置において、
前記パケットデータは、前記伝送路に収まるデータ長単位に断片化され、
断片化されたパケットデータを順次捕捉する捕捉手段と、
該捕捉手段が捕捉したパケットデータを統合して前記ソースシステムを構成する機器に所定処理を実行させる情報としての意味を持つ業務データを切出す切出手段と、
切出した業務データを前記ソースシステムとは異なる、前記ソースシステムの動作の模擬実験を行うためのターゲットシステムを構成する機器に送信する送信手段と
を備えることを特徴とするデータ捕捉装置。
(付記6)
断片化されたパケットデータは、固有のシーケンス番号を夫々有し、
前記切出手段は、捕捉したパケットデータを前記シーケンス番号に基づき統合して前記業務データを切出すようにしてあることを特徴とする付記5に記載のデータ捕捉装置。
(付記7)
前記捕捉手段は、断片化されたパケットデータが前記ソースシステムにおいて送信された場合、断片化されたパケットデータを順次捕捉し、
前記切出手段は、パケットの送信に応じた応答パケットが前記ソースシステムにおいて返信された場合、捕捉したパケットデータを統合して前記業務データを切出すようにしてあることを特徴とする付記6に記載のデータ捕捉装置。
(付記8)
前記パケット通信は、コネクション型通信であることを特徴とする付記5乃至7のいずれか一つに記載のデータ捕捉装置。
(付記9)
外部にあるソースシステムを構成する機器間の伝送路を介してパケット通信されるパケットデータを順次捕捉するデータ捕捉方法において、
前記パケットデータは、前記伝送路に収まるデータ長単位に断片化され、
断片化されたパケットデータを順次捕捉し、
捕捉したパケットデータを統合して前記ソースシステムを構成する機器に所定処理を実行させる情報としての意味を持つ業務データを切出し、
切出した業務データを前記ソースシステムとは異なる、前記ソースシステムの動作の模擬実験を行うためのターゲットシステムを構成する機器に送信するに送信することを特徴とするデータ捕捉方法。
(付記10)
断片化されたパケットデータは、固有のシーケンス番号を夫々有し、
捕捉したパケットデータを前記シーケンス番号に基づき統合して前記業務データを切出すことを特徴とする付記9に記載のデータ捕捉方法。
(付記11)
断片化されたパケットデータが前記ソースシステムにおいて送信された場合、断片化されたパケットデータを順次捕捉し、
パケットの送信に応じた応答パケットが前記ソースシステムにおいて返信された場合、捕捉したパケットデータを統合して前記業務データを切出すことを特徴とする付記10に記載のデータ捕捉方法。
(付記12)
前記パケット通信は、コネクション型通信であることを特徴とする付記9乃至11のいずれか一つに記載のデータ捕捉方法。
(付記13)
外部にあるソースシステムを構成する機器間の伝送路を介してパケット通信されるパケットデータを順次捕捉するデータ捕捉装置と、該データ捕捉装置と通信が可能な、前記ソースシステムとは異なるターゲットシステムを構成する機器とを有するデータ管理システムにおいて、
前記パケットデータは、前記伝送路に収まるデータ長単位に断片化され、
前記データ捕捉装置は、
断片化されたパケットデータを順次捕捉する捕捉手段と、
前記捕捉手段が捕捉したパケットデータを統合して前記ソースシステムを構成する機器に所定処理を実行させる情報としての意味を持つ業務データを切出す切出手段と、
切出した業務データを前記ターゲットシステムを構成する機器に送信する送信手段と
を備え、
前記ターゲットシステムを構成する機器は、
前記データ捕捉装置から送信された業務データを受信する手段と、
受信した業務データに基づき前記ソースシステムの動作の模擬実験を行うシミュレーション手段と
を備えることを特徴とするデータ管理システム。
(付記14)
断片化されたパケットデータは、固有のシーケンス番号を夫々有し、
前記切出手段は、捕捉したパケットデータを前記シーケンス番号に基づき統合して前記業務データを切出すようにしてあることを特徴とする付記12に記載のデータ管理システム。
(付記15)
前記捕捉手段は、断片化されたパケットデータが前記ソースシステムにおいて送信された場合、断片化されたパケットデータを順次捕捉し、
前記切出手段は、パケットの送信に応じた応答パケットが前記ソースシステムにおいて返信された場合、捕捉したパケットデータを統合して前記業務データを切出すようにしてあることを特徴とする付記13に記載のデータ管理システム。
(付記16)
前記パケット通信は、コネクション型通信であることを特徴とする付記13乃至15のいずれか一つに記載のデータ管理システム。
本発明の実施例におけるデータ管理システムの全体構成を示す模式図である。 パケットデータの構造例を示す図である。 データ捕捉装置の構成を示すブロック図である。 CPUの機能を説明するためのブロック図である。 パケットフィルタの格納例を示す図である。 パケット管理テーブル及びパケットバッファの格納例を示す図である。 業務データの構造を説明する図である。 業務伝文切出設定テーブルの格納例を示す図である。 業務データ管理テーブル及び業務データバッファの格納例を示す図である。 業務データ取得処理の手順を示すフローチャートである。 送信パケット処理の手順を示すフローチャートである。 応答パケット処理の手順を示すフローチャートである。 業務伝文切出処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例におけるデータ管理システムの全体構成を示す模式図である。
符号の説明
1,1a 基幹装置
2,2a 制御装置
3,3a 端末装置
4,4a 中継装置
5 データ捕捉装置
50 CPU
500 管理機能
501 捕捉機能
502 統合機能
503 切出機能
504 通信追跡機能
51 外部記憶装置
52 第1通信制御部
53 主記憶
54 補助記憶装置
540 捕捉設定フィルタ
541 スプール定義ファイル
542 履歴設定ファイル
543 伝言定義ファイル
544 パケットフィルタ
545 業務伝文切出設定テーブル
55 入力制御部
56 出力制御部
57 第2通信制御部
58 バス

Claims (7)

  1. コンピュータに、外部にあるソースシステムを構成する機器間の伝送路を介してパケット通信されるパケットデータを順次捕捉させるコンピュータプログラムにおいて、
    前記パケットデータは、前記伝送路に収まるデータ長単位に断片化され、
    断片化されたパケットデータを順次捕捉させる捕捉ステップと、
    捕捉したパケットデータを統合して前記ソースシステムを構成する機器に所定処理を実行させる情報としての意味を持つ業務データを切出させる切出ステップと、
    切出した業務データを前記ソースシステムとは異なる、前記ソースシステムの動作の模擬実験を行うためのターゲットシステムを構成する機器に送信させる送信ステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  2. 断片化されたパケットデータは、固有のシーケンス番号を夫々有し、
    前記切出ステップは、捕捉したパケットデータを前記シーケンス番号に基づき統合して前記業務データを切出させることを特徴とする請求項1に記載のコンピュータプログラム。
  3. 断片化されたパケットデータが前記ソースシステムにおいて送信された場合、前記捕捉ステップで、断片化されたパケットデータを順次捕捉させるステップと、
    パケットデータの送信に応じた応答パケットが前記ソースシステムにおいて返信された場合、前記切出ステップで、捕捉したパケットデータを統合して前記業務データを切出させることを特徴とする請求項2に記載のコンピュータプログラム。
  4. 前記パケット通信は、コネクション型通信であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載のコンピュータプログラム。
  5. 外部にあるソースシステムを構成する機器間の伝送路を介してパケット通信されるパケットデータを順次捕捉するデータ捕捉装置において、
    前記パケットデータは、前記伝送路に収まるデータ長単位に断片化され、
    断片化されたパケットデータを順次捕捉する捕捉手段と、
    該捕捉手段が捕捉したパケットデータを統合して前記ソースシステムを構成する機器に所定処理を実行させる情報としての意味を持つ業務データを切出す切出手段と、
    切出した業務データを前記ソースシステムとは異なる、前記ソースシステムの動作の模擬実験を行うためのターゲットシステムを構成する機器に送信する送信手段と
    を備えることを特徴とするデータ捕捉装置。
  6. 外部にあるソースシステムを構成する機器間の伝送路を介してパケット通信されるパケットデータを順次捕捉するデータ捕捉方法において、
    前記パケットデータは、前記伝送路に収まるデータ長単位に断片化され、
    断片化されたパケットデータを順次捕捉し、
    捕捉したパケットデータを統合して前記ソースシステムを構成する機器に所定処理を実行させる情報としての意味を持つ業務データを切出し、
    切出した業務データを前記ソースシステムとは異なる、前記ソースシステムの動作の模擬実験を行うためのターゲットシステムを構成する機器に送信することを特徴とするデータ捕捉方法。
  7. 外部にあるソースシステムを構成する機器間の伝送路を介してパケット通信されるパケットデータを順次捕捉するデータ捕捉装置と、該データ捕捉装置と通信が可能な、前記ソースシステムとは異なるターゲットシステムを構成する機器とを有するデータ管理システムにおいて、
    前記パケットデータは、前記伝送路に収まるデータ長単位に断片化され、
    前記データ捕捉装置は、
    断片化されたパケットデータを順次捕捉する捕捉手段と、
    前記捕捉手段が捕捉したパケットデータを統合して前記ソースシステムを構成する機器に所定処理を実行させる情報としての意味を持つ業務データを切出す切出手段と、
    切出した業務データを前記ターゲットシステムを構成する機器に送信する送信手段と
    を備え、
    前記ターゲットシステムを構成する機器は、
    前記データ捕捉装置から送信された業務データを受信する手段と、
    受信した業務データに基づき前記ソースシステムの動作の模擬実験を行うシミュレーション手段と
    を備えることを特徴とするデータ管理システム。
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