JP2010121761A - ダンパプーリおよびそれを備えた補機駆動装置 - Google Patents

ダンパプーリおよびそれを備えた補機駆動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010121761A
JP2010121761A JP2008298148A JP2008298148A JP2010121761A JP 2010121761 A JP2010121761 A JP 2010121761A JP 2008298148 A JP2008298148 A JP 2008298148A JP 2008298148 A JP2008298148 A JP 2008298148A JP 2010121761 A JP2010121761 A JP 2010121761A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulley
hub
damper
boss
side clutch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2008298148A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Nakamura
光宏 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2008298148A priority Critical patent/JP2010121761A/ja
Publication of JP2010121761A publication Critical patent/JP2010121761A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pulleys (AREA)
  • One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)

Abstract

【課題】エンジンが始動され、回転軸がアイドル回転数に至るまでのエンジンの始動時に、回転軸の共振が回避されて回転変動がなく、コンパクトな構成で高い汎用性を有するダンパプーリおよびそれを備えた補機駆動装置を提供すること。
【解決手段】クランクシャフト3に固定されたハブ21と、ハブ21の外周を囲むよう配置されたダンパマス22と、ハブ21とダンパマス22とを弾性的に連結するダンパマス弾性体23とを備えたダンパプーリ20において、ハブ21が軸線方向に突出する円筒状のボス部21bを有し、ボス部21bの外周を囲むよう配置され、駆動ベルト15が巻き掛けられるプーリ25と、ハブ21の回転数(rpm)が基準回転数(rpm)以上のときに、ハブ21とプーリ25とが接続され、ハブ21の回転数が基準回転数未満のときに、ハブ21とプーリ25との接続が遮断されるよう構成された遠心クラッチ24とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、回転軸の捩り振動などの回転変動を減衰させるダンパプーリおよびそれを備えた補機駆動装置に関する。
従来、この種のダンパプーリとして、回転軸とともに回転するハブと、ハブの外周に配置された環状のダンパマスと、ハブとダンパマスとを連結する環状のダンパマス弾性体と、ダンパマスと軸線方向に並んで配置され、駆動ベルトが巻き掛けられるプーリと、ハブとプーリとを連結する環状のプーリ弾性体と、このプーリ弾性体と軸線方向に並んで配置され、ハブとプーリとの係合および開放を行う遠心クラッチ機構と、遠心クラッチ機構と軸線方向に並んで配置されたベアリングとを含んで構成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このダンパプーリにおいては、回転軸の回転が低速回転領域にある場合には、遠心クラッチ機構によりハブとプーリとが係合し、ダンパマスおよびダンパマス弾性体とにより、回転軸に生じた回転変動が減衰されるようにしている。また、遠心クラッチ機構によりハブとプーリとが係合されて、直接、動力がハブからプーリに伝動されるので、低速回転領域で起こる回転軸の共振による過大トルクによって、プーリ弾性体の損傷が防止されるようになっている。
回転軸の回転が高速回転領域にある場合には、遠心クラッチ機構によりハブとプーリとが遠心力により開放され、ダンパマスおよびダンパマス弾性体と、プーリ弾性体との双方により回転軸の回転変動が減衰されるようになっている。
また、この種のダンパプーリとして、エンジンのクランクシャフトからなる回転軸に固定されたハブと、慣性体からなるダンパマスと、ハブとダンパマスとを連結するゴムからなるダンパマス弾性体と、ハブの外周に配置され駆動ベルトが巻き掛けられる外輪としてのプーリと、このプーリとハブとの間に介装される一方向クラッチとを含んで構成されたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
このダンパプーリにおいては、ダンパマスとダンパマス弾性体とにより、回転軸に生じた捩り振動などの回転変動が減衰されるようになっている。また、回転軸およびハブの回転速度が上昇する領域では、一方向クラッチがロック状態となって、ハブとプーリとが一体化して同期回転し、回転軸およびハブの回転速度が下降する領域では、ハブの回転速度がプーリの回転速度よりも遅くなると、一方向クラッチがフリー状態となるので、ハブからプーリに動力の伝達が遮断されることになってプーリが回転慣性力のみで回転するようになる。そして、回転軸およびハブの回転速度が上昇する領域において、ハブとプーリとの回転速度差が無くなると、一方向クラッチがロック状態となってハブとプーリとが一体化して同期回転する。このように、ハブの回転速度がプーリの回転速度よりも遅くなったときに、ハブに生じた回転変動がプーリに伝達されないようにして、プーリの回転変動が防止されるようになっている。
実開昭62−199551号公報 特開2001−108068号公報
しかしながら、前述の特許文献1および特許文献2に記載のダンパプーリにおいては、いずれもダンパマスおよびダンパマス弾性体により、クランクシャフトの共振周波数がアイドル回転数以下に下げられているので、エンジンが通常の運転状態にあるときは、共振によるクランクシャフトの回転変動は起き難いが、エンジンの始動時には、次のような問題があった。
すなわち、エンジンが始動され、回転軸としてのクランクシャフトがアイドル回転数に至るまでのエンジンの始動時に、クランクシャフトに生ずる捩れ振動などの振動が、クランクシャフトの共振周波数に近接してしまい、クランクシャフトの振幅が急に増大する共振が起きてしまう。その結果、クランクシャフトに取り付けられているダンパプーリに回転変動が起き、ダンパプーリに巻き掛けられている駆動ベルトに張力変動が起き、ベルトが滑って、いわゆるベルト鳴きが起きたり、ベルトの摩耗が促進されてしまうという問題があった。
このような、ダンパプーリの回転変動を減衰させるため、エンジン始動時にクランクシャフトに共振が起きないよう、ダンパマス弾性体の共振周波数をより下げることが考えられる。しかしながら、この場合には、大きい捩れ振動を減衰するとともにその信頼性を確保するため、ダンパマス弾性体のサイズを大きくする必要があり、ダンパプーリが大型化されてしまい、エンジンをコンパクトにするという省スペース化の要請に沿わない。このような大型のダンパプーリは、エンジンが搭載されている車体空間が小さい車両には搭載できず、汎用性の無いものになってしまうという問題があった。
本発明は、前述の従来の問題を解決するためになされたもので、エンジンが始動され、回転軸がアイドル回転数に至るまでのエンジンの始動時に、回転軸の共振が回避されて回転変動がなく、コンパクトな構成で高い汎用性を有するダンパプーリおよびそれを備えた補機駆動装置を提供することを課題とする。
本発明に係るダンパプーリは、上記課題を解決するため、(1)回転軸に固定され前記回転軸とともに回転するハブと、前記ハブの外周を囲むよう配置された環状のダンパマスと、前記ハブと前記ダンパマスとを弾性的に連結する環状のダンパマス弾性体と、を備えたダンパプーリおいて、前記ハブが軸線方向に突出する円筒状のボス部を有し、前記ボス部の外周を囲むよう配置され、前記回転軸の動力を伝達する駆動ベルトが巻き掛けられる環状のプーリと、前記ボス部と前記プーリとの間に配置され、前記ハブの回転数が基準回転数以上のときに、前記ハブと前記プーリとが接続され、前記ハブの回転数が前記基準回転数未満のときに、前記ハブと前記プーリとの接続が遮断されるよう構成された遠心クラッチと、を備えたことを特徴とする。
この構成により、回転軸の回転数が、基準回転数未満で、振動を減衰させるためのダンパマス弾性体の共振領域が存在しているが、本発明に係るダンパプーリにおいては、従来のダンパプーリのように、このような共振領域による悪影響を受けることはない。
すなわち、基準回転数未満では、遠心クラッチにより、回転軸の動力が、プーリに伝達されるのが遮断されるので、エンジンがクランキング、初爆を経て始動しアイドル運転の状態に至るまでは、回転軸が共振しても、その振動はプーリに伝達されることはない。
その結果、始動時の共振点でのダンパプーリの使用が回避され、ダンパプーリの回転変動が回避されるので、従来のダンパプーリのように、始動時にベルトが滑って、いわゆるベルト鳴きが起きたり、ベルトの摩耗が促進されてしまうという問題が解消される。
また、始動時の共振による大きい捩れ振動を減衰するとともにその信頼性を確保するため、ダンパマス弾性体のサイズを大きくするという必要性がなくなり、ダンパプーリが大型化されてしまうということがなくなる。その結果、エンジンをコンパクトにするという省スペース化の要請に合致するので、車体空間が小さい車両にも本発明に係るダンパプーリを搭載することができ、汎用性の高いダンパプーリが得られる。
上記(1)に記載のダンパプーリにおいて、好ましくは、(2)前記遠心クラッチが、前記プーリの内周部に設けられた環状のプーリ側クラッチリングと、前記プーリ側クラッチリングの内周側に配置され、かつ円周上で等間隔に配置された複数のボス側クラッチプレートと、前記各ボス側クラッチプレートの前記ボス部に対向する側面部に一方端部が固定されるとともに、他方端部が前記ボス部の外周側に配置された環状の固定リングに固定され、前記プーリ側クラッチリングと前記ボス側クラッチプレートとが遠心力によって係合したとき、前記プーリ側クラッチリングから前記ボス側クラッチプレートを離隔する方向に引張力が生ずるよう構成されたコイルスプリングと、を備え、前記固定リングと前記ボス部とを弾性的に連結する環状のボス部弾性体を備えたもので構成される。
その結果、プーリ側クラッチリングと、複数のボス側クラッチプレートと、プーリ側クラッチリングとボス側クラッチプレートとが遠心力によって係合したとき、プーリ側クラッチリングからボス側クラッチプレートを離隔する方向に引張力が生ずるコイルスプリングとにより、簡単な構造で、確実に動作する遠心クラッチが構成される。
上記(2)に記載のダンパプーリにおいて、好ましくは、(3)前記コイルスプリングが、前記各ボス側クラッチプレートに、前記ボス部の軸線方向に離隔して、複数箇所に設けられたもので構成される。
この構成により、簡単な構造で、確実に動作する遠心クラッチが得られる。
本発明に係る補機駆動装置は、上記課題を解決するため、(4)内燃機関の動力が出力される回転軸に固定され前記回転軸とともに回転する前記(1)ないし(3)のいずれかに記載のダンパプーリと、前記ダンパプーリに巻き掛けられるループ状の駆動ベルトと、前記内燃機関の動力が入力される補機の入力軸に固定され前記入力軸とともに回転し、かつ前記駆動ベルトが巻き掛けられる補機プーリと、を備え、前記回転軸から出力される動力により、前記ダンパプーリ、前記駆動ベルトおよび前記補機プーリを介して、前記補機を駆動するようにしたことを特徴とする。
この構成により、始動時の共振点での補機駆動装置の使用が回避され、補機駆動装置の回転変動が回避されるので、従来の補機駆動装置のように、始動時にベルトが滑って、いわゆるベルト鳴きが起きたり、ベルトの摩耗が促進されてしまうという問題が解消される。
本発明によれば、エンジンが始動され、回転軸がアイドル回転数に至るまでのエンジンの始動時に、回転軸の共振が回避されて回転変動がなく、コンパクトな構成で高い汎用性を有するダンパプーリおよびそれを備えた補機駆動装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係るダンパプーリ20を備えた補機駆動装置10の構成を示す構成図であり、図2は、ダンパプーリ20および駆動ベルト15の斜視図である。また、図3は、ダンパプーリ20の正面図であり、図4は、ダンパプーリ20の断面図であり、図5は、図4の一部を拡大した部分拡大断面図である。
まず、構成について説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係るダンパプーリ20は、エンジン1に搭載されている補機駆動装置10の一部を構成している。
このエンジン1は、例えば、直列4気筒の公知のガソリンエンジンで構成されているが、軽油、LPG、水素およびバイフューエルなどの液体やガス燃料を使用する公知のエンジンでもよい。また、縦置きや横置きなどのエンジン配置、水平対向やV型などの気筒配置や気筒数などに特に制限はない。
エンジン1は、図示しない側面部でエンジンマウントを介して車体にマウントされたシリンダブロック2と、シリンダブロック2に回転可能に支持された回転軸としてのクランクシャフト3とを備えており、ダンパプーリ20は、図4に示す締付ボルト4およびワッシャ5により、クランクシャフト3の先端部に固定され、クランクシャフト3とともに回転するよう構成されている。
補機駆動装置10は、オルタネータプーリ11と、ウォータポンププーリ12と、エアコンコンプレッサプーリ13と、アイドラプーリ14と、駆動ベルト15とダンパプーリ20と、を含んで構成されている。
オルタネータプーリ11は、シリンダブロック2に装着されたオルタネータ11oの入力軸11nに固定されており、入力軸11nとともに回転し、オルタネータ11oに動力を伝達するよう構成されている。
オルタネータ11oは、例えば、シリンダブロック2に固定された図示しないハウジングと、入力軸11nに支持され入力軸11nとともに回転する図示しないロータと、ロータを囲むようハウジングに固定されたステータとを含んで構成されている。このロータが回転すると、電磁誘導作用によりステータに発生した3相交流が整流され、このオルタネータ11oにより、例えばバッテリが充電されるよう構成されている。
ウォータポンププーリ12は、シリンダブロック2に装着されたウォータポンプ12wの入力軸12nに固定されており、入力軸12nとともに回転し、ウォータポンプ12wに動力を伝達するよう構成されている。
ウォータポンプ12wは、例えば、シリンダブロック2に固定された図示しないハウジングと、冷却水などの液体を圧縮して排出させるポンプ室と、このポンプ室内に設けられ入力軸12nの端部に固定されて入力軸12nとともに回転するインペラとを含んで構成されている。このウォータポンプ12wにより、冷却水がエンジン各部およびラジエーター内で循環し、熱交換によりエンジン各部が冷却されるようになっている。
エアコンコンプレッサプーリ13は、シリンダブロック2に装着されたエアコンコンプレッサ13aの入力軸13nに固定されており、入力軸13nとともに回転し、エアコンコンプレッサ13aに動力を伝達するよう構成されている。
エアコンコンプレッサ13aは、例えば、シリンダブロック2に固定された図示しないハウジングと、冷媒を収容するシリンダと、シリンダ内に設けられ冷媒を圧縮するピストンと、ピストンを往復運動させるよう、入力軸13nに固定され回転運動を往復運動に変換させる変換機構とを含んで構成されている。このエアコンコンプレッサ13aにより、冷媒が圧縮されてエアコンシステム内を循環するようになっている。
アイドラプーリ14は、シリンダブロック2に装着されたアイドラ14dの入力軸14nに固定されており、入力軸14nとともに回転するよう構成されている。
アイドラ14dは、駆動ベルト15のスパンが比較的長い部分、例えば、オルタネータ11oとダンパプーリ20との間に配置され、駆動ベルト15の張力を適切な状態に保つよう、駆動ベルト15を押圧するようになっている。
なお、本実施の形態に係るオルタネータ11o、ウォータポンプ12w、エアコンコンプレッサ13aは、本発明に係る補機駆動装置の補機を構成しており、本実施の形態に係るオルタネータプーリ11、ウォータポンププーリ12およびエアコンコンプレッサプーリ13は、それぞれ本発明に係る補機駆動装置における補機プーリを構成している。
駆動ベルト15は、オルタネータプーリ11と、ウォータポンププーリ12と、エアコンコンプレッサプーリ13と、アイドラプーリ14と、ダンパプーリ20とに巻き掛けられた公知のループ状の無端ベルトにより構成されている。この駆動ベルト15は、幅方向の断面が、各プーリと接触する面側にVの字状に突出した複数の凸部15tを有するVリブドベルト(V−ribbed belt)からなり、単一のベルトで全ての補機を駆動させることにより、エンジン全長の短縮および軽量化が図られている。
ダンパプーリ20は、図3および図4に示すように、ハブ21と、ダンパマス22と、ダンパマス弾性体23と、遠心クラッチ24と、プーリ25と、ボス部弾性体26とを含んで構成されている。
ハブ21は、円盤状のフランジ部21fと、このフランジ部21fと一体的に形成されフランジ部21fから軸線方向に突出した円筒状のボス部21bとを有し、軸線方向に貫通する貫通孔21kが形成されている。この貫通孔21kには、クランクシャフト3の端部が挿入されるようになっている。また、この貫通孔21kには、ボス部21bの端部21tでその直径が拡大された拡径孔21dが形成されており、クランクシャフト3をハブ21に固定する締付ボルト4およびワッシャ5が挿入されるようになっている。
ダンパマス22は、密度(kg/m)の高い金属で環状に形成され、ハブ21の外周を囲むよう配置されており、質量(kg)と半径(m)の2乗の積で表される慣性モーメント(kgm)が高められている。
ダンパマス弾性体23は、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)などのゴムや弾性変形する弾性材料からなり、ハブ21のフランジ部21fの外周面部とダンパマス22の内周面部との間に加硫などの接着手段により接着され、ハブ21とダンパマス22とがダンパマス弾性体23により一体化されている。
このダンパマス弾性体23およびダンパマス22により、クランクシャフト3が回転し、クランクシャフト3に回転による捩じり振動が発生した際に、ダンパマス弾性体23が弾性変形して、振動エネルギが吸収され捩じり振動が減衰されるようになっている。
遠心クラッチ24は、図4および図5に示すように、プーリ側クラッチリング31と、複数のボス側クラッチプレート32と、各ボス側クラッチプレート32に装着されたコイルスプリング33と、コイルスプリング33を支持し固定する固定リング34とを含んで構成されている。この遠心クラッチ24は、ハブ21の回転数(rpm)が基準回転数(rpm)以上のときに、ハブ21とプーリ25とが接続され、ハブ21の回転数が基準回転数未満のときに、ハブ21とプーリ25との接続が遮断されるよう構成されている。
この基準回転数(rpm)は、アイドル回転数(rpm)未満であって、エンジン1が始動され、クランクシャフト3がアイドル回転数に至るまでの間で共振が起きる回転数(rpm)より大きい回転数で設定され、エンジン1の設定諸元や、補機駆動装置10およびダンパプーリ20の種類、構造、大きさ、形状などの設定諸元に基づいて適宜選択される。この基準回転数(rpm)は、具体的には、600(rpm)ないし1,000(rpm)程度のものである。
プーリ側クラッチリング31は、高い耐摩耗性を有するとともに、遠心クラッチ24が伝達しうる動力の大きさ、すなわちクラッチ容量(kg・N)が大きく、優れた機械的強度を有する摩擦材からなり、環状に形成され、プーリ25の内周部25nに接合され、プーリ25と一体化されている。
ボス側クラッチプレート32は、プーリ側クラッチリング31と同様、高い耐摩耗性を有するとともに、遠心クラッチ24が伝達しうる動力の大きさ、すなわちクラッチ容量(kg・N)が大きく、優れた機械的強度を有する摩擦材からなり、環状に形成されている。
ボス側クラッチプレート32の内周面部32nには、凹部32oが、ボス側クラッチプレート32の軸線方向に離隔して2箇所に形成されるとともに、円周方向に等間隔で8箇所、合計16箇所に形成されており、この凹部32oにそれぞれコイルスプリング33が溶接や圧入などの固定手段により固定されるようになっている。
コイルスプリング33は、所定の巻数、線材、線径、コイル径で形成され、所定のばね定数(N/mm)を有しており、前述のように一方端部33tがボス側クラッチプレート32の凹部32oに溶接や圧入などの固定手段により固定され、他方端部33sが固定リング34の凹部34oに溶接や圧入などの固定手段により固定されている。
このコイルスプリング33は、ハブ21の回転数(rpm)が基準回転数(rpm)以上になり、ボス側クラッチプレート32の遠心力(N)により、ボス側クラッチプレート32がプーリ側クラッチリング31に摩擦係合しハブ21とプーリ25とが接続された状態のとき、ハブ21とプーリ25とを離隔させる方向に引張力(N)が作用するようになっている。
他方、ハブ21の回転数が基準回転数未満となったときに、引張力(N)により、ボス側クラッチプレート32がプーリ側クラッチリング31に摩擦係合が開放され、ハブ21とプーリ25との接続が遮断されるようになっている。
固定リング34は、環状に形成され、その外周面部34gには、凹部34oが、ボス側クラッチプレート32の凹部32oと対向するよう、固定リング34の軸線方向に離隔して2箇所に形成されるとともに、円周方向に等間隔で8箇所、合計16箇所に形成されており、この凹部34oにそれぞれコイルスプリング33が固定されるようになっている。
プーリ25は、環状に形成され、その外周面部には、軸線方向に等間隔に配置された複数個の凹部25oが形成されており、Vリブドベルトからなる駆動ベルト15の各凸部15tが各凹部25oに係合するようになっている。
また、軸線方向の両側面部にはフランジ25fが形成されており、駆動ベルト15の両側面を保持するようになっている。
ボス部弾性体26は、ダンパマス弾性体23と同様、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)などのゴムや弾性変形する弾性材料からなり、ハブ21のボス部21bの外周面部と固定リング34の内周面部との間に加硫などの接着手段により接着され、ハブ21と固定リング34がボス部弾性体26により一体化されている。
クランクシャフト3が回転し、クランクシャフト3に回転による捩じり振動が発生した際に、プーリ25、遠心クラッチ24および固定リング34が、ダンパマスとして機能することにより、このボス部弾性体26が弾性変形して、振動エネルギが吸収され捩じり振動が減衰されるようになっている。
次に、本実施の形態に係る補機駆動装置10およびダンパプーリ20の動作について説明する。
図6(a)は、本発明の実施の形態に係るダンパプーリ20の断面図であり、エンジン始動時に遠心クラッチ24が開放された状態を示し、図6(b)は、エンジン運転時に遠心クラッチ24が係合した状態を示し、図7は、ダンパプーリ20の遠心クラッチ24の係合領域を示すグラフである。
図6(a)に示すように、エンジン1が起動し、クランクシャフト3が回転すると、ダンパプーリ20のハブ21、ダンパマス22、ダンパマス弾性体23、プーリ25、ボス部弾性体26、遠心クラッチ24、複数のボス側クラッチプレート32、コイルスプリング33および固定リング34が回転する。このとき、複数のボス側クラッチプレート32とプーリ側クラッチリング31とは、間隔Sで離隔しており、クランクシャフト3の動力はプーリ25に伝達されない状態となっている。
この状態は、クランクシャフト3の回転数(rpm)、すなわちハブ21の回転数が基準回転数(rpm)に到達するまで継続される。ハブ21の回転数が基準回転数未満であると、ハブ21の回転により、各ボス側クラッチプレート32に遠心力F(N)が作用しても、コイルスプリング33の張力R(N)が大きく、R>F、の関係にあるので、各ボス側クラッチプレート32とプーリ側クラッチリング31との間の間隔Sが維持されている。
このハブ21の回転数が基準回転数(rpm)に到達すると、各ボス側クラッチプレート32の遠心力Fが、コイルスプリング33の張力Rよりも大きく、F>R、の関係になり、各ボス側クラッチプレート32がコイルスプリング33の張力Rに抗して、半径方向の外側に移動し各ボス側クラッチプレート32がプーリ側クラッチリング31と係合する。
このとき、クランクシャフト3の動力がプーリ25に伝達され、駆動ベルト15がプーリ25により駆動され、オルタネータ11o、ウォータポンプ12w、エアコンコンプレッサ13aは、駆動ベルト15を介してそれぞれ駆動される。
ハブ21の回転数が基準回転数を超えているときは、この状態が維持され、ハブ21の回転数が基準回転数未満に低下すると、R>F、コイルスプリング33の張力Rにより、各ボス側クラッチプレート32がプーリ側クラッチリング31から離隔し、クランクシャフト3の動力が、プーリ25を介して駆動ベルト15に伝達されることが遮断される。
本実施の形態に係るダンパプーリ20においては、以上説明したように構成されているので、次の効果が得られる。
すなわち、本実施の形態に係るダンパプーリ20は、ハブ21、ダンパマス22およびダンパマス弾性体23を備え、ハブ21が軸線方向に突出する円筒状のボス部21bを有し、ボス部21bの外周を囲むよう配置され、クランクシャフト3の動力を伝達する駆動ベルト15が巻き掛けられる環状のプーリ25と、ボス部21bとプーリ25との間に配置され、ハブ21の回転数が基準回転数以上のときに、ハブ21とプーリ25とが接続され、ハブ21の回転数が基準回転数未満のときに、ハブ21とプーリ25との接続が遮断されるよう構成された遠心クラッチ24とを備えたもので構成されている。
そして、この遠心クラッチ24が、プーリ25の内周部25nに設けられた環状のプーリ側クラッチリング31と、複数のボス側クラッチプレート32と、各ボス側クラッチプレート32に装着されたコイルスプリング33と、コイルスプリング33を支持し固定する固定リング34とにより構成されている。
本実施の形態に係るダンパプーリ20においては、図7に示すように、クランクシャフト3の回転数(rpm)、すなわちハブ21の回転数(rpm)が、基準回転数(rpm)未満で、振動を減衰させるためのダンパマス弾性体23の共振領域が存在している。
しかしながら、本実施の形態に係るダンパプーリ20においては、従来のダンパプーリのように、このような共振領域の存在による悪影響を受けない。
すなわち、本実施の形態に係るダンパプーリ20においては、基準回転数(rpm)未満では、遠心クラッチ24により、クランクシャフト3の動力が、プーリ25に伝達されるのが遮断されるので、エンジン1がクランキング、初爆を経て始動しアイドル運転の状態に至るまでは、クランクシャフト3が共振しても、その振動はプーリ25に伝達されることはない。
その結果、始動時の共振点でのダンパプーリ20の使用が回避され、ダンパプーリ20の回転変動が回避されるので、従来のダンパプーリのように、始動時にベルトが滑って、いわゆるベルト鳴きが起きたり、ベルトの摩耗が促進されてしまうという問題が解消されるという効果が得られる。
また、始動時の共振による大きい捩れ振動を減衰するとともにその信頼性を確保するため、ダンパマス弾性体のサイズを大きくするという必要性がなくなり、ダンパプーリが大型化されてしまうということがなくなる。その結果、エンジンをコンパクトにするという省スペース化の要請に合致するので、車体空間が小さい車両にも本実施の形態に係るダンパプーリ20を搭載することができ、汎用性の高いダンパプーリが得られるという効果がある。
本実施の形態に係る補機駆動装置10においては、以上説明したように構成されているので、次の効果が得られる。
すなわち、本実施の形態に係る補機駆動装置10においては、ダンパプーリ20およびこのダンパプーリ20に巻き掛けられる駆動ベルト15により、クランクシャフト3の動力が、オルタネータプーリ11、ウォータポンププーリ12およびエアコンコンプレッサプーリ13からなる補機プーリを介してオルタネータ11o、ウォータポンプ12wおよびエアコンコンプレッサ13aからなる補機に伝達されるよう構成されている。
その結果、始動時の共振点での補機駆動装置10の使用が回避され、補機駆動装置10の回転変動が回避されるので、従来の補機駆動装置のように、始動時にベルトが滑って、いわゆるベルト鳴きが起きたり、ベルトの摩耗が促進されてしまうという問題が解消されるという効果が得られる。
次に、本実施の形態に係るダンパプーリ20の変形例について説明する。
図8は、本発明の実施の形態の変形例に係るダンパプーリの断面図である。
本実施の形態に係るダンパプーリ20においては、ハブ21のフランジ部21fがクランクシャフト3のエンジン1側に配置され、プーリ25がクランクシャフト3の端部21t側に配置された場合について説明したが、本発明に係るダンパプーリにおいては、このようなダンパプーリ20以外の配置によりダンパプーリを構成してもよい。
例えば、本実施の形態の変形例に係るダンパプーリ120においては、ハブ121を、次のように構成する。
すなわち、ハブ121は、円盤状のフランジ部121fと、このフランジ部121fと一体的に形成されフランジ部121fから軸線方向に突出した円筒状のボス部121bとを有し、軸線方向に貫通する貫通孔121kが形成されている。この貫通孔121kには、クランクシャフト3の端部が挿入されるようになっている。また、この貫通孔121kには、フランジ部121f側でその直径が拡大された拡径孔121dが形成されており、クランクシャフト3をハブ121に固定する締付ボルト4およびワッシャ5が挿入されるようになっている。この構成以外の構成は、本実施の形態に係るダンパプーリ20の構成と同様に構成されているので説明を省略する。
このようなダンパプーリ120の構成により、ハブ121のボス部121bをクランクシャフト3のエンジン1側に配置するとともに、プーリ25をクランクシャフト3のエンジン1側に配置するようにしてもよい。
この場合には、本実施の形態に係るダンパプーリ20および補機駆動装置10において得られる効果と同様な効果が得られるとともに、プーリ25がクランクシャフト3のエンジン1側に配置されているので、他の補機プーリにおいても、クランクシャフト3のエンジン1側に配置することができ、各補機をシリンダブロックに近接して配置することができ、補機駆動装置全体をコンパクトにすることができる。
本実施の形態に係るダンパプーリ20においては、遠心クラッチ24をプーリ側クラッチリング31と、8個のボス側クラッチプレート32と、各ボス側クラッチプレート32に2列に装着されたコイルスプリング33と、コイルスプリング33を支持し固定する固定リング34とを含んで構成するという、いわゆる摩擦クラッチで構成した場合について説明した。
しかしながら、本発明に係るダンパプーリにおいては、コイルスプリング33を8個以外の個数で構成してもよい。例えば、3個ないし7個、または9個以上で構成してもよく、各ボス側クラッチプレート32に3列以上の列になるよう装着する構成でもよい。
また、コイルスプリング33を板ばねで構成してもよく、さらに、遠心クラッチ自体の構成を摩擦クラッチ以外のクラッチにより構成するようにしてもよい。
例えば、爪の噛み合わせにより動力を伝達する噛み合いクラッチで構成してもよく、電磁力でクラッチ板を吸着させることにより、クラッチ作用を行うよう、動力の断続を、電磁石への電力の断続をもって行うよう構成してもよい。
また、本実施の形態に係る補機駆動装置10においては、ダンパプーリ20およびこのダンパプーリ20に巻き掛けられる駆動ベルト15により、クランクシャフト3の動力が、オルタネータプーリ11、ウォータポンププーリ12およびエアコンコンプレッサプーリ13からなる補機プーリを介してオルタネータ11o、ウォータポンプ12wおよびエアコンコンプレッサ13aからなる補機に伝達されるよう構成した場合について説明した。
しかしながら、本発明に係る補機駆動装置においては、オルタネータ11o、ウォータポンプ12wおよびエアコンコンプレッサ13aからなる補機以外の補機で構成するようにしてもよい。
例えば、補機をオルタネータ、ウォータポンプおよびエアコンコンプレッサのいずれか一つで構成してもよく、これらの補機に加えて、他のパワーステアリングポンプなどの補機で構成してもよい。
また、本発明に係る補機駆動装置においては、これらの補機に加えて、アイドラ14dを含んで構成した場合について説明したが、アイドラ14dに代えて、自動的に駆動ベルトの張力を調節しうるオートテンショナを含んで構成するようにしてもよい。
以上説明したように、本発明は、エンジンが始動され、回転軸がアイドル回転数に至るまでのエンジンの始動時に、回転軸の共振が回避されて回転変動がなく、コンパクトな構成で高い汎用性を有するダンパプーリおよびそれを備えた補機駆動装置を提供することができるものであり、特に補機駆動装置に設けられるダンパプーリ全般に有用である。
本発明の実施の形態に係るダンパプーリを備えた補機駆動装置の構成を示す構成図である。 本発明の実施の形態に係るダンパプーリおよび駆動ベルトの斜視図である。 本発明の実施の形態に係るダンパプーリの正面図である。 本発明の実施の形態に係るダンパプーリの断面図である。 図4の一部を拡大した部分拡大断面図である。 (a)は、本発明の実施の形態に係るダンパプーリの断面図であり、エンジン始動時に遠心クラッチが開放された状態を示し、(b)は、エンジン運転時に遠心クラッチが係合した状態を示す。 本発明の実施の形態に係るダンパプーリの遠心クラッチの係合領域を示すグラフである。 本発明の実施の形態の変形例に係るダンパプーリの断面図である。
符号の説明
1 エンジン(内燃機関)
2 シリンダブロック
3 クランクシャフト(回転軸)
10 補機駆動装置
11 オルタネータプーリ(補機プーリ)
11n、12n、13n、14n 入力軸
11o オルタネータ(補機)
12 ウォータポンププーリ(補機プーリ)
12w ウォータポンプ(補機)
13 エアコンコンプレッサプーリ(補機プーリ)
13a エアコンコンプレッサ(補機)
14 アイドラプーリ
14d アイドラ
15 駆動ベルト
20、120 ダンパプーリ
21、121 ハブ
21b、121b ボス部
22 ダンパマス
23 ダンパマス弾性体
24 遠心クラッチ
25 プーリ
26 ボス部弾性体
31 プーリ側クラッチリング
32 ボス側クラッチプレート
33 コイルスプリング
33t 一方端部
33s 他方端部
34 固定リング

Claims (4)

  1. 回転軸に固定され前記回転軸とともに回転するハブと、
    前記ハブの外周を囲むよう配置された環状のダンパマスと、
    前記ハブと前記ダンパマスとを弾性的に連結する環状のダンパマス弾性体と、
    を備えたダンパプーリおいて、
    前記ハブが軸線方向に突出する円筒状のボス部を有し、
    前記ボス部の外周を囲むよう配置され、前記回転軸の動力を伝達する駆動ベルトが巻き掛けられる環状のプーリと、
    前記ボス部と前記プーリとの間に配置され、前記ハブの回転数が基準回転数以上のときに、前記ハブと前記プーリとが接続され、前記ハブの回転数が前記基準回転数未満のときに、前記ハブと前記プーリとの接続が遮断されるよう構成された遠心クラッチと、
    を備えたことを特徴とするダンパプーリ。
  2. 前記遠心クラッチが、前記プーリの内周部に設けられた環状のプーリ側クラッチリングと、
    前記プーリ側クラッチリングの内周側に配置され、かつ円周上で等間隔に配置された複数のボス側クラッチプレートと、
    前記各ボス側クラッチプレートの前記ボス部に対向する側面部に一方端部が固定されるとともに、他方端部が前記ボス部の外周側に配置された環状の固定リングに固定され、前記プーリ側クラッチリングと前記ボス側クラッチプレートとが遠心力によって係合したとき、前記プーリ側クラッチリングから前記ボス側クラッチプレートを離隔する方向に引張力が生ずるよう構成されたコイルスプリングと、を備え、
    前記固定リングと前記ボス部とを弾性的に連結する環状のボス部弾性体を備えたことを特徴とする請求項1に記載のダンパプーリ。
  3. 前記コイルスプリングが、前記各ボス側クラッチプレートに、前記ボス部の軸線方向に離隔して、複数箇所に設けられたことを特徴とする請求項2に記載のダンパプーリ。
  4. 内燃機関の動力が出力される回転軸に固定され前記回転軸とともに回転する前記請求項1ないし請求項3のいずれか1の請求項に記載のダンパプーリと、
    前記ダンパプーリに巻き掛けられるループ状の駆動ベルトと、
    前記内燃機関の動力が入力される補機の入力軸に固定され前記入力軸とともに回転し、かつ前記駆動ベルトが巻き掛けられる補機プーリと、を備え、
    前記回転軸から出力される動力により、前記ダンパプーリ、前記駆動ベルトおよび前記補機プーリを介して、前記補機を駆動するようにしたことを特徴とする補機駆動装置。
JP2008298148A 2008-11-21 2008-11-21 ダンパプーリおよびそれを備えた補機駆動装置 Withdrawn JP2010121761A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008298148A JP2010121761A (ja) 2008-11-21 2008-11-21 ダンパプーリおよびそれを備えた補機駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008298148A JP2010121761A (ja) 2008-11-21 2008-11-21 ダンパプーリおよびそれを備えた補機駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010121761A true JP2010121761A (ja) 2010-06-03

Family

ID=42323267

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008298148A Withdrawn JP2010121761A (ja) 2008-11-21 2008-11-21 ダンパプーリおよびそれを備えた補機駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010121761A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012131890A1 (ja) * 2011-03-29 2012-10-04 トヨタ自動車株式会社 車両の噛合歯車
JP2013007437A (ja) * 2011-06-24 2013-01-10 Nok Corp トルク変動吸収ダンパ
KR101506813B1 (ko) 2013-10-22 2015-03-27 제주대학교 산학협력단 클러치 일체형 풀리 및 이를 이용한 차량용 냉각 시스템
CN115183136A (zh) * 2022-07-14 2022-10-14 重庆电子工程职业学院 一种挂式计算机设备
WO2023116061A1 (zh) * 2021-12-23 2023-06-29 湖南金蚂蚁智能装备股份有限公司 一种加压离心式离合器

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012131890A1 (ja) * 2011-03-29 2012-10-04 トヨタ自動車株式会社 車両の噛合歯車
US9212724B2 (en) 2011-03-29 2015-12-15 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Meshed gear for vehicle
JP2013007437A (ja) * 2011-06-24 2013-01-10 Nok Corp トルク変動吸収ダンパ
KR101506813B1 (ko) 2013-10-22 2015-03-27 제주대학교 산학협력단 클러치 일체형 풀리 및 이를 이용한 차량용 냉각 시스템
WO2023116061A1 (zh) * 2021-12-23 2023-06-29 湖南金蚂蚁智能装备股份有限公司 一种加压离心式离合器
CN115183136A (zh) * 2022-07-14 2022-10-14 重庆电子工程职业学院 一种挂式计算机设备
CN115183136B (zh) * 2022-07-14 2023-04-07 重庆电子工程职业学院 一种挂式计算机设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5828044B2 (ja) オルタネータ・アイソレーティング・デカップラ
EP2668412B1 (en) Isolating decoupler
JP5650849B2 (ja) アイソレータ・デカプラ
US9581233B2 (en) Torsional vibration damper with an interlocked isolator
KR20080110867A (ko) 고 토오크 기기용 일방향 격리 장치
JP2013514749A (ja) 一体化されたデカップラを備えた装置
JP2009529628A (ja) 振動吸収アイソレータ
JP2010121761A (ja) ダンパプーリおよびそれを備えた補機駆動装置
EP1208310A1 (en) Over-running clutch pulley with clutch and bearing lubricant
JP6490479B2 (ja) 車両用オルタネータダンパプーリ
US20040035670A1 (en) Over-running clutch pulley with clutch and bearing lubricant
US20140274508A1 (en) Efficiency boost of power transmission to the front end accessory drive
JP2004108528A (ja) トルク変動吸収ダンパ
KR20190028011A (ko) 풀리 조립체
JP2010249265A (ja) プーリ
KR20060058288A (ko) 차량용 엔진의 토셔널 댐퍼 풀리
JP2003322212A (ja) トルク変動吸収ダンパ
JP2006177523A (ja) 一方向クラッチ用保持器および一方向クラッチ
JP2008095851A (ja) 自動車用補機駆動装置
JP2013133870A (ja) トルク伝達部材
JP2006038006A (ja) トルク伝達装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20110520

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A761 Written withdrawal of application

Effective date: 20120125

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761