JP2010120455A - トルクチューブ装置の結合構造 - Google Patents

トルクチューブ装置の結合構造 Download PDF

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Abstract

【課題】十分な耐久性を備えるとともに、サービス時の作業性に優れたトルクチューブ装置の結合構造、を提供する。
【解決手段】トルクチューブ装置の結合構造は、インタミディエイトハウジング41と、インタミディエイトシャフト51と、スナップリング43とを備える。インタミディエイトハウジング41は、トランスミッションケース31およびトルクチューブ61に嵌合され、アウトプットシャフト33およびトルクチューブシャフト63の軸方向にスライド可能である。インタミディエイトシャフト51は、アウトプットシャフト33およびトルクチューブシャフト63に嵌合され、アウトプットシャフト33およびトルクチューブシャフト63の軸方向にスライド可能である。スナップリング43は、インタミディエイトハウジング41の一方端と当接することによりインタミディエイトハウジング41の移動を規制する。
【選択図】図2

Description

この発明は、一般的には、トルクチューブ装置の結合構造に関し、より特定的には、クラッチからの動力が伝達されるトランスミッション部にトルクチューブ装置を結合するためのトルクチューブ装置の結合構造に関する。
従来のトルクチューブ装置の結合構造に関して、たとえば、特開2005−112156号公報には、FR車や四輪駆動車におけるドライブトレーンの整備の作業性を向上することを目的としたドライブトレーン構造が開示されている(特許文献1)。
特許文献1に開示されたドライブトレーン構造においては、クラッチディスクにスプラインによって連結されたアウトプットシャフトと、アウトプットシャフトに取り付けられた駆動側のドライブギヤと、ドライブギヤに噛み合わされた被駆動側のドリブンギヤとが、リダクションギヤハウジングに収められている。ドリブンギヤは、トルクチューブ内に収納されたプロペラシャフトに、ジョイントスリーブを介して結合されている。プロペラシャフトは、エンジンの動力をディファレンシャル側に伝達する。
また、特開平9−123774号公報には、衝撃吸収性能を低下させずに、ガタによる磨耗や振動を防止し、かつプロペラシャフトの抜け落ちを防止することを目的とした自動車のプロペラシャフト構造が開示されている(特許文献2)。特許文献2に開示された自動車のプロペラシャフト構造においては、プロペラシャフトの抜け落ちの防止のため、スナップリングが利用されている。
また、特表平6−504501号公報には、不均一な慣性力および慣性モーメントにより惹起されるエンジンの振動が、他の駆動アッセンブリの構成要素に伝達されるのを防ぐことを目的とした自動車用駆動アセンブリが開示されている(特許文献3)。
特開2005−112156号公報 特開平9−123774号公報 特表平6−504501号公報
上述の特許文献1に開示されたドライブトレーン構造においては、エンジン側のドリブンギヤと、ディファレンシャル側の、トルクチューブ内に収納されたプロペラシャフトとが、ジョイントスリーブを介して結合されている。このようなドライブトレーン構造を備える車両においては、波状路における走行時やWOT(ワイドオープンスロットル)発進時などに、ジョイントスリーブによる結合部分に繰り返し入力が発生するため、耐久性が問題となる場合がある。
また、クラッチなどドライブトレーンの構成部品の交換が必要となった時、ジョイントスリーブを取り外して、ドリブンギヤとプロペラシャフトとの接続を解く場合がある。この際、ドリブンギヤとプロペラシャフトとの接続を解く作業が容易に行なわれないと、車両のサービス性が損なわれるおそれがある。
そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、十分な耐久性を備えるとともに、サービス時の作業性に優れたトルクチューブ装置の結合構造を提供することである。
この発明に従ったトルクチューブ装置の結合構造は、クラッチからの動力が伝達される第1シャフトおよび第1シャフトが配置されるケース体を有するトランスミッション部に、第1シャフトと同軸上に配置される第2シャフトおよび第2シャフトを覆う筒状のチューブ部材を有するトルクチューブ装置を結合するための構造である。トルクチューブ装置の結合構造は、ハウジング部材と、インタミディエイトシャフトと、スナップリングとを備える。ハウジング部材は、ケース体およびチューブ部材に嵌合される。ハウジング部材は、第1シャフトおよび第2シャフトの軸方向にスライド可能である。インタミディエイトシャフトは、ハウジング部材の内側に配置され、第1シャフトおよび第2シャフトに嵌合される。インタミディエイトシャフトは、第1シャフトおよび第2シャフトの軸方向にスライド可能である。スナップリングは、チューブ部材に設けられる。スナップリングは、ハウジング部材の一方端と当接することによりハウジング部材の移動を規制する。
このように構成されたトルクチューブ装置の結合構造によれば、ケース体およびチューブ部材に対する嵌合によりハウジング部材を両者に対してリジッドに固定することが可能となる。これにより、車両の運転状況に応じた入力がハウジング部材に繰り返し加わる場合であっても、トルクチューブ装置の結合構造の耐久性を十分に確保することができる。
また、ハウジング部材およびインタミディエイトシャフトは、第1シャフトおよび第2シャフトの軸方向にスライド可能に設けられており、さらに、ハウジング部材は、スナップリングによってその移動が規制されている。このような構成によれば、スナップリングをチューブ部材から取り外し、ハウジング部材およびインタミディエイトシャフトをスライドさせることにより、トランスミッション部とトルクチューブ装置との間の結合を容易に解除することが可能となる。これにより、サービス時の作業性を向上させることができる。
また好ましくは、ケース体は、ハウジング部材が嵌合される嵌合部を有する。嵌合部には、ハウジング部材の他方端と当接し、ハウジング部材の移動を規制する当接面が形成されている。このように構成されたトルクチューブ装置の結合構造によれば、スナップリングと、ケース体の嵌合部に形成された当接面とによって、第1シャフトおよび第2シャフトの軸方向におけるハウジング部材の位置を固定することができる。
また好ましくは、クラッチは、ケース体の内側に配置される。スナップリングをチューブ部材から取り外し、ハウジング部材およびインタミディエイトシャフトをトルクチューブ装置側にスライドさせた場合に、トランスミッション部をトルクチューブ装置側に移動させることが可能となる。トランスミッション部を移動させた状態で、クラッチがケース体の外側に配置される。このように構成されたトルクチューブ装置の結合構造によれば、クラッチを交換する際の作業性を向上させることができる。
以上説明したように、この発明に従えば、十分な耐久性を備えるとともに、サービス時の作業性に優れたトルクチューブ装置の結合構造を提供することができる。
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
図1は、車両のドライブトレーンを模式的に表わす側面図である。図1を参照して、ドライブトレーン10は、エンジン12で発生した動力をドライブシャフト21に伝達する動力伝達系を構成している。エンジン12は、車両前方のエンジンルームに設けられ、ドライブシャフト21は、駆動輪であるリヤタイヤに接続されている。すなわち、本実施の形態においては、ドライブトレーン10がFR(front engine-rear drive)車に搭載されている。
車両前方のエンジン12で発生した動力を車両後方のドライブシャフト21に伝達するその経路上には、車両前方側から車両後方側に向けて順に、クラッチ部14、トランスミッション部16、トルクチューブ装置18およびディファレンシャル部20が設けられている。
各部の機能について簡単に説明すると、まず、クラッチ部14は、エンジン12とトランスミッション部16との間の動力伝達系を接続し、エンジン12からトランスミッション部16に動力を伝えたり、エンジン12とトランスミッション部16との間の動力伝達系を切り離したりする。トランスミッション部16は、複数のギヤを有して構成されており、エンジン12から伝えられた動力を変速してトルクチューブ装置18に出力する。本実施の形態では、トランスミッション部16が、動力を減速して伝えるように複数のギヤが組み合わされている。
トルクチューブ装置18は、車両前後方向に延びて設けられており、その両端がそれぞれトランスミッション部16およびディファレンシャル部20に結合されている。トルクチューブ装置18は、トランスミッション部16から出力された動力をディファレンシャル部20に伝える。ディファレンシャル部20は、車両旋回時の左右の駆動輪の回転速度を変えながら、両輪に均等な回転動力を伝達する機能を有する。
図2は、図1中の2点鎖線IIで囲まれた範囲を拡大して示す断面図である。図1および図2を参照して、クラッチ部14は、フライホイールやクラッチディスク、プレッシャプレートなどから構成されるクラッチ24と、クラッチシャフト32とを有して構成されている。クラッチ24は、クラッチシャフト32の外周上に嵌装されている。エンジン12からの動力は、クラッチ24を介してクラッチシャフト32に出力される。
トランスミッション部16は、トランスミッションケース31およびアウトプットシャフト33を有して構成されている。アウトプットシャフト33は、車両前後方向に延びる軸形状を有する。クラッチシャフト32とアウトプットシャフト33とは、図示しない複数のギヤを介して連結されており、クラッチシャフト32から出力された動力が減速されてアウトプットシャフト33に伝えられる。
アウトプットシャフト33は、スプライン部33pを有する。スプライン部33pは、アウトプットシャフト33の車両後方側の端部に設けられている。スプライン部33pの外周面には、スプラインが形成されている。
トランスミッションケース31は、車両前後方向にそれぞれ開口する筒形状を有する。トランスミッションケース31は、車両前方側から見て奥細りとなる形状を有し、車両前方側の開口面積が車両後方側の開口面積よりも大きくなる。クラッチ24、クラッチシャフト32およびアウトプットシャフト33は、トランスミッションケース31の内側に収容されている。
トランスミッションケース31は、嵌合部37を有する。嵌合部37は、トランスミッションケース31の車両後方側の端部に設けられている。嵌合部37は、車両前後方向に延びる筒形状を有する。嵌合部37には、当接面39が形成されている。当接面39は、車両後方側に面するように形成されている。
トルクチューブ装置18は、トルクチューブ61およびトルクチューブシャフト63を有して構成されている。トルクチューブ61は、車両前後方向に離間して配置されたトランスミッション部16およびディファレンシャル部20の間を一体的に結合するために設けられている。トルクチューブ61は、車両前後方向に延びる筒形状を有する。トルクチューブ61は、トランスミッションケース31の嵌合部37と、トルクチューブ61の車両前方側の端部との間が離間するように位置決めされている。トルクチューブ61の車両後方側の端部は、ディファレンシャル部20に結合されている。
トルクチューブシャフト63は、アウトプットシャフト33に伝えられた動力をディファレンシャル部20に伝達するために設けられている。トルクチューブシャフト63は、車両前後方向に延びる軸形状を有し、アウトプットシャフト33と同軸上に配置されている。トルクチューブシャフト63は、アウトプットシャフト33のスプライン部33pと、トルクチューブシャフト63の車両前方側の端部との間が離間するように位置決めされている。トルクチューブシャフト63は、筒形状を有するトルクチューブ61の内側に配置されている。
トルクチューブシャフト63は、スプライン部63pを有する。スプライン部63pは、トルクチューブシャフト63の車両前方側の端部に設けられている。スプライン部63pの外周面には、スプラインが形成されている。
ドライブトレーン10は、インタミディエイトシャフト51、インタミディエイトハウジング41およびスナップリング43をさらに有する。
インタミディエイトシャフト51は、車両前後方向に延びる筒形状を有する。インタミディエイトシャフト51の内周面には、スプラインが形成されている。インタミディエイトシャフト51は、スプライン部51pおよびスプライン部51qを有する。スプライン部51pおよびスプライン部51qは、それぞれ、インタミディエイトシャフト51の車両前方側および車両後方側の端部に設けられている。
インタミディエイトシャフト51は、アウトプットシャフト33およびトルクチューブシャフト63に嵌合されている。より具体的には、スプライン部51pとスプライン部33pとが係合し、スプライン部51qとスプライン部63pとが係合するように、インタミディエイトシャフト51がアウトプットシャフト33およびトルクチューブシャフト63に結合されている。このとき、インタミディエイトシャフト51は、アウトプットシャフト33およびトルクチューブシャフト63に対してその軸方向にスライド可能なように設けられる。アウトプットシャフト33に伝えられた動力は、インタミディエイトシャフト51を介してディファレンシャル部20に伝達される。
インタミディエイトハウジング41は、車両前後方向に延びる筒形状を有する。インタミディエイトハウジング41は、インタミディエイトシャフト51の外周上に配置されている。インタミディエイトハウジング41の車両前方側の端部がトランスミッションケース31の嵌合部37に嵌合され、インタミディエイトハウジング41の車両後方側の端部がトルクチューブ61の外周上に嵌合されている。このとき、インタミディエイトハウジング41は、トランスミッションケース31およびトルクチューブ61に対して、アウトプットシャフト33およびトルクチューブシャフト63の軸方向にスライド可能なように設けられる。
トルクチューブ61の外周面には、スナップリング溝65が形成されている。スナップリング43は、スナップリング溝65に嵌め合わされている。インタミディエイトハウジング41の車両後方側の端部がスナップリング43に当接することによって、インタミディエイトハウジング41の車両後方側への移動が規制されている。さらに、インタミディエイトハウジング41の車両前方側の端部が、トランスミッションケース31の当接面39に当接することによって、インタミディエイトハウジング41の車両前方側への移動が規制されている。
車両走行時、車両の前方側の後方側との間には上下方向を主とする変位が生じる。これに対して、本実施の形態では、インタミディエイトシャフト51およびインタミディエイトハウジング41が、トランスミッション部16とトルクチューブ装置18との間でリジッドに固定されるため、強度や耐久性の面で優れたトルクチューブ装置18の結合構造を実現することができる。また、インタミディエイトシャフト51およびインタミディエイトハウジング41に振動が発生することを抑制することにより、NV(noise and vibration)面に優れたトルクチューブ装置18の結合構造を実現することができる。
また、インタミディエイトシャフト51はスプライン結合を利用して固定されるため、ボルト等の締結部品が不要となる。結果、部品点数を少なくするとともに、インタミディエイトシャフト51を軽量化することが可能となる。これにより、インタミディエイトシャフト51の慣性モーメントの増大に起因するアクセル応答性の悪化を防ぐことができる。
また、本実施の形態では、インタミディエイトハウジング41およびインタミディエイトシャフト51が、アウトプットシャフト33およびトルクチューブシャフト63の軸方向にスライド可能に設けられており、さらに、インタミディエイトハウジング41は、スナップリング43によってその移動が規制されている。このような構成により、簡易な工程でクラッチ24の交換が可能となる。以下、その理由について説明する。
図3および図4は、図2中のクラッチの交換時の工程を示す断面図である。図3を参照して、クラッチ24を交換する場合、まず、トルクチューブ61からスナップリング43を取り外す。
次に、インタミディエイトハウジング41を嵌合部37およびトルクチューブ61に対して車両後方側にずらしながら、トルクチューブ61とトランスミッションケース31との結合を解除する。次に、インタミディエイトシャフト51をアウトプットシャフト33およびトルクチューブシャフト63に対して車両後方側にずらしながら、アウトプットシャフト33とトルクチューブシャフト63との結合を解除する。このとき、車両前後方向におけるトランスミッションケース31とトルクチューブ61との間の距離がL1となる。
図4を参照して、次に、トランスミッションケース31とトルクチューブ61との間に形成された空間を利用して、トランスミッションケース31を車両後方側にずらす。これにより、クラッチ24がトランスミッションケース31の外側の空間に位置決めされ、クラッチ24を取り外すことが可能となる。車両前後方向においてクラッチ24がトランスミッションケース31から突出する長さがL2であるとすると、L1>L2の関係を満たす。
このように、本実施の形態では、トルクチューブ61からスナップリング43を取り外し、インタミディエイトハウジング41、インタミディエイトシャフト51およびトランスミッションケース31を順に車両後方側にずらすだけの作業で、クラッチ24を容易に取り外すことができる。
この発明の実施の形態におけるトルクチューブ装置の結合構造は、クラッチ24からの動力が伝達される第1シャフトとしてのアウトプットシャフト33およびアウトプットシャフト33が配置されるケース体としてのトランスミッションケース31を有するトランスミッション部16に、アウトプットシャフト33と同軸上に配置される第2シャフトとしてのトルクチューブシャフト63およびトルクチューブシャフト63を覆う筒状のチューブ部材としてのトルクチューブ61を有するトルクチューブ装置18を結合するための構造である。
トルクチューブ装置の結合構造は、ハウジング部材としてのインタミディエイトハウジング41と、インタミディエイトシャフト51と、スナップリング43とを備える。インタミディエイトハウジング41は、トランスミッションケース31およびトルクチューブ61に嵌合される。インタミディエイトハウジング41は、アウトプットシャフト33およびトルクチューブシャフト63の軸方向にスライド可能である。インタミディエイトシャフト51は、インタミディエイトハウジング41の内側に配置され、アウトプットシャフト33およびトルクチューブシャフト63に嵌合される。インタミディエイトシャフト51は、アウトプットシャフト33およびトルクチューブシャフト63の軸方向にスライド可能である。スナップリング43は、トルクチューブ61に設けられる。スナップリング43は、インタミディエイトハウジング41の一方端と当接することによりインタミディエイトハウジング41の移動を規制する。
このように構成された、この発明の実施の形態におけるトルクチューブ装置の結合構造によれば、十分な耐久性を備えるとともに、サービス時の作業性に優れたドライブトレーン10を実現することができる。
なお、本実施の形態では、FR(front engine-rear drive)車に搭載されたドライブトレーン10を例に挙げて本発明の構造を説明したが、これに限られず、本発明を4輪駆動車に適用することも可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
車両のドライブトレーンを模式的に表わす側面図である。 図1中の2点鎖線IIで囲まれた範囲を拡大して示す断面図である。 図2中のクラッチの交換時の第1工程を示す断面図である。 図2中のクラッチの交換時の第2工程を示す断面図である。
符号の説明
16 トランスミッション部、18 トルクチューブ装置、24 クラッチ、31 トランスミッションケース、33 アウトプットシャフト、37 嵌合部、41 インタミディエイトハウジング、43 スナップリング、51 インタミディエイトシャフト、61 トルクチューブ、63 トルクチューブシャフト。

Claims (3)

  1. クラッチからの動力が伝達される第1シャフトおよび前記第1シャフトが配置されるケース体を有するトランスミッション部に、前記第1シャフトと同軸上に配置される第2シャフトおよび前記第2シャフトを覆う筒状のチューブ部材を有するトルクチューブ装置を結合するトルクチューブ装置の結合構造であって、
    前記ケース体および前記チューブ部材に嵌合され、前記第1シャフトおよび前記第2シャフトの軸方向にスライド可能なハウジング部材と、
    前記ハウジング部材の内側に配置され、前記第1シャフトおよび前記第2シャフトに嵌合され、前記第1シャフトおよび前記第2シャフトの軸方向にスライド可能なインタミディエイトシャフトと、
    前記チューブ部材に設けられ、前記ハウジング部材の一方端と当接することにより前記ハウジング部材の移動を規制するスナップリングとを備える、トルクチューブ装置の結合構造。
  2. 前記ケース体は、前記ハウジング部材が嵌合される嵌合部を有し、
    前記嵌合部には、前記ハウジング部材の他方端と当接し、前記ハウジング部材の移動を規制する当接面が形成されている、請求項1に記載のトルクチューブ装置の結合構造。
  3. 前記クラッチは、前記ケース体の内側に配置され、
    前記スナップリングを前記チューブ部材から取り外し、前記ハウジング部材および前記インタミディエイトシャフトを前記トルクチューブ装置側にスライドさせた場合に、前記トランスミッション部を前記トルクチューブ装置側に移動させることが可能となり、
    前記トランスミッション部を移動させた状態で、前記クラッチが前記ケース体の外側に配置される、請求項1または2に記載のトルクチューブ装置の結合構造。
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