JP2010120108A - 切削工具 - Google Patents
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Abstract
【課題】工作機械のスピンドルの回転にともない共に回転する切削工具の刃物により切削する際、スピンドル側の回転振動を切削工具のボーリングバーに伝達しないようにする。
【解決手段】末端に工作機械のスピンドルに接続する接続部3を有するボーリングバー1と、このボーリングバーの先端に設けた刃物4の保持手段5とからなる切削工具Aにおいて、上記ボーリングバーの外側に筒状の高弾性炭素繊維製の振動制止手段10を設け、また、上記ボーリングバーの末端に上記接続部をねじ込みボルト2を介し連結すると共に、上記ボーリングバーの末端面と接続部の前面との間に振動制止マット11を介在した構成を採用する。
【選択図】図1
【解決手段】末端に工作機械のスピンドルに接続する接続部3を有するボーリングバー1と、このボーリングバーの先端に設けた刃物4の保持手段5とからなる切削工具Aにおいて、上記ボーリングバーの外側に筒状の高弾性炭素繊維製の振動制止手段10を設け、また、上記ボーリングバーの末端に上記接続部をねじ込みボルト2を介し連結すると共に、上記ボーリングバーの末端面と接続部の前面との間に振動制止マット11を介在した構成を採用する。
【選択図】図1
Description
この発明は、工作機械のスピンドルに装着して使用する切削工具に関する。
上述の切削工具は、周知のように、末端に工作機械のスピンドル(主軸)に装着するテーパーシャンクを有するボーリングバーと、このボーリングバーの先端に設けた刃物の保持手段とで構成されている(例えば特許文献1)。
特開2007−38310号公報
ところで、特許文献1の形式の切削工具によると、高弾性で、高剛性の有る切削工具であり、例えば、ボーリングバーに超硬などの高弾性、高剛性な材料を使用し、L/Dを6〜8倍(鉄の場合L/D4〜5倍)を可能にした製品もある。
しかしながら、短所として質量が大きく(比重が大きい)、高速回転には向かない(イナーシャ等により)問題があり、なおかつ高価で、高剛性、高弾性故の共振の問題があるために良好な切削面を得ることができない。
また、ボーリングバーの末端に一体にシャンクを連成してあるので、スピンドルの回転にともない振動がシャンクをへてボーリングバーに伝達されるので、共振にともない良好な切削面を得ることができない。
勿論、高速回転にともない上記の問題が顕著になり、高速回転による切削が不向きであった。
そこで、この発明は、上述の問題を解消した切削工具を提供することにある。
そこで、この発明は、上述の問題を解消した切削工具を提供することにある。
上記のような課題を解決するために、この発明は、末端に工作機械のスピンドルに接続する接続部を有するボーリングバーと、このボーリングバーの先端に設けた刃物の保持手段とからなる切削工具において、上記ボーリングバーの外側に筒状の高弾性炭素繊維製の振動制止手段を設け、また、上記ボーリングバーの末端に上記接続部をねじ込みボルトを介し連結すると共に、上記ボーリングバーの末端面と接続部の前面との間に振動制止マットを介在した構成を採用する。
以上のように、この発明の切削工具によれば、ボーリングバーの外側に筒状の高弾性炭素繊維製の振動制止手段を設けてあるので、高弾性、高剛性でありながら低振動で振動を抑止する。
このため、共振問題が解消されて良好な切削面を得ることができる。
このため、共振問題が解消されて良好な切削面を得ることができる。
そして、ボーリングバーの末端と工作機械のスピンドルに接続する接続部との間に振動制止マットを介在してあるので、スピンドルの回転振動をボーリングバーに伝わるのを阻止する。
このため、共振問題が解消されて良好な切削面を得ることができる。
勿論、高速回転による切削が可能になって大幅に切削能率を向上することができる。
勿論、高速回転による切削が可能になって大幅に切削能率を向上することができる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
この発明の実施形態の図1及び図2のAは、切削工具である。
上記の切削工具Aは、ボーリングバー1と、このボーリングバー1の末端に連結金具としてのボルト2のねじ込みにより連続した工作機械のスピンドル(主軸)に接続する接続部としてのシャンク3と、ボーリングバー1の先端に設けた刃物4の保持手段5とで構成されている。
上記の切削工具Aは、ボーリングバー1と、このボーリングバー1の末端に連結金具としてのボルト2のねじ込みにより連続した工作機械のスピンドル(主軸)に接続する接続部としてのシャンク3と、ボーリングバー1の先端に設けた刃物4の保持手段5とで構成されている。
上記の保持手段5は、周知のように締付具を用いて刃物4を保持するようになっている。
上記のボルト2は、図示の場合ボーリングバー1の末端に設けてあるフランジ6の周縁部等間隔位置に設けてある透孔7にボルト2を挿通し、挿通したボルト2をシャンク3の前面から内方に向け設けてあるネジ穴8にボルト2をねじ込んで、ボーリングバー1にシャンク3を連結するようになっている。
また、ボーリングバー1の外側には、筒状の高弾性炭素繊維製の振動制止手段10が設けてある。
上記振動制止手段10としての炭素繊維としては、例えば有機物質の熱分解により作られ実質的に炭素だけで構成された直径5〜15μmの繊維状のものが呼ばれており、連続系(長繊維)や短繊維(チョップ系、ミルド系)、マット、フェルト等の形態で、構成元素が炭素繊維であることにより、耐熱性、化学的安定性、電気、熱伝導性、低膨張性、低密度、摩擦磨耗特性、柔軟性などが良い特徴をもつ。
そして、ボーリングバー1の外側に振動制止手段10を設ける方法としては、例えば振動制止手段10としての高弾性炭素繊維を捲回したり、筒状に成形してボーリングバー1の外側に嵌装し、ボーリングバー1に対し振動制止手段10を接着材(剤)や熱溶着などで取り付ける。
上記振動制止手段10としての捲回や成形筒状の各部の肉厚を、図示の場合均一になっているが、限定されずボーリングバー1の軸芯に対し偏心させたもの(図示省略)であってもよい。
上記振動制止手段10の肉厚を異ならしめた偏心理由としては、回転中心に対して振動吸収性の違う偏心させた筒状の高弾性炭素繊維製の振動制止手段10が不均一に分布させるためで、これにより共振が解消される。
さらに、ボルトを介し連結するボーリングバー1の末端面とシャンク3の前面との間には、振動制止マット11が介在してある。
上記振動制止マット11としては、例えば有機物質の熱分解により作られ実質的に炭素だけで構成された直径5〜15μmの繊維状のものが呼ばれており、連続系(長繊維)や短繊維(チョップ系、ミルド系)、マット、フェルト等の形態で、構成元素が炭素繊維であることにより、耐熱性、化学的安定性、電気、熱伝導性、低膨張性、低密度、摩擦磨耗特性、柔軟性などが良い特徴をもつ。
図中12は振動制止マット11に開けられたボルト2の貫通孔である。
図中12は振動制止マット11に開けられたボルト2の貫通孔である。
上記のように構成すると、ボーリングバー1の外側の振動制止手段10により高弾性、高剛性でありながら低振動で振動を抑止し、また連続したボーリングバー1の末端と接続部としてのシャンク3の前面との間に介在した振動制止マット11により工作機械のスピンドルの回転振動が切削工具A側に伝わるのを抑止する。
A 切削工具
1 ボーリングバー
2 ボルト
3 シャンク
4 刃物
5 保持手段
6 フランジ
7 透孔
8 ネジ穴
10 振動制止手段
11 振動制止マット
1 ボーリングバー
2 ボルト
3 シャンク
4 刃物
5 保持手段
6 フランジ
7 透孔
8 ネジ穴
10 振動制止手段
11 振動制止マット
Claims (1)
- 末端に工作機械のスピンドルに接続する接続部を有するボーリングバーと、このボーリングバーの先端に設けた刃物の保持手段とからなる切削工具において、上記ボーリングバーの外側に筒状の高弾性炭素繊維製の振動制止手段を設け、また、上記ボーリングバーの末端に上記接続部をねじ込みボルトを介し連結すると共に、上記ボーリングバーの末端面と接続部の前面との間に振動制止マットを介在したことを特徴とする切削工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008295048A JP2010120108A (ja) | 2008-11-19 | 2008-11-19 | 切削工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008295048A JP2010120108A (ja) | 2008-11-19 | 2008-11-19 | 切削工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010120108A true JP2010120108A (ja) | 2010-06-03 |
Family
ID=42321898
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008295048A Ceased JP2010120108A (ja) | 2008-11-19 | 2008-11-19 | 切削工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010120108A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102294605A (zh) * | 2010-06-28 | 2011-12-28 | 山高E.P.B.公司 | 设有阻尼装置和包括阻止阻尼装置过热的设备的刀具架 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63183444U (ja) * | 1987-05-20 | 1988-11-25 | ||
JPH0539806U (ja) * | 1991-11-05 | 1993-05-28 | ヤマザキマザツク株式会社 | ボーリングバー |
JPH05228707A (ja) * | 1992-02-21 | 1993-09-07 | Mitsubishi Materials Corp | 切削工具 |
JPH09277106A (ja) * | 1996-04-17 | 1997-10-28 | Kobe Steel Ltd | ボーリングバー |
-
2008
- 2008-11-19 JP JP2008295048A patent/JP2010120108A/ja not_active Ceased
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