JP2010117978A - シンクライアントシステム - Google Patents

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康三 内野
Seiichi Noguchi
誠一 野口
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秀明 木原
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Abstract

【課題】 シンクライアントシステムにおいて、利用者や管理者の利便性を向上させる。
【解決手段】 クライアント20用のOS11をサーバ10に二重に記憶し、一方の第1OS11aをサーバ10で改変可能にしてクライアント20で利用不可に設定し、他方の第2OS11bをサーバ10及びクライアント20で改変禁止にしてクライアント20で利用可能に設定するOS設定手段17aと、全クライアント20の非稼動時に改変禁止に設定されている第2OS11bを改変可能にした後に第1OS11aと同じ状態に更新するOS更新手段17cとを備える。したがって、クライアント20の利用中も管理者がOS11をメンテナンスできる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シンクライアントシステムにおけるクライアントコンピュータ(以下クライアントという)用のOS(Operating System)ソフトウェア(以下OSという)の管理・運用手法、クライアントが利用するアプリケーションプログラム(以下アプリケーションという)のライセンス管理手法、クライアントが利用する外部接続機器の管理手法に関するものである。
従来、コンピュータにおける情報漏洩対策として注目されている技術に、シンクライアントシステムがある。このシンクライアントシステムは、サーバコンピュータ(以下サーバという)とクライアントがネットワークを介して接続されたシステムにおいて、クライアント側にはプログラムを動作させるための機能しか持たせず、サーバ側でアプリケーションやアプリケーションを実行するためのOS、及びデータファイルなどの資源を管理するシステムである。このシンクライアントシステムには、非特許文献1に記載されているように、大きく分類して画面転送型とネットワークブート型とがある。
画面転送型は、OSやアプリケーションをサーバ上で実行し、サーバとクライアントとの間では、クライアントからのキーボードやマウスなどの入力装置による入力情報、及びサーバからの画面出力情報のみをやり取りする方式である。また、ネットワークブート型は、クライアントの起動時にOSやアプリケーションをサーバからダウンロードしてクライアント側で実行する方式である。
これらのシンクライアントシステムでは、クライアントにハードディスク等の記憶装置が設けられていないか、又は記憶装置が設けられていても書き込みが制限されていることによりデータがクライアントに保存されないため、不正アクセスやクライアント自体の盗難などによるデータの流出を防止することができる。さらには、OSやアプリケーションなどの資源のメンテナンスをサーバで一元管理することが可能になり、運用・管理コストを大幅に低減させることができる。
"ITpro シンクライアント"、[online]、株式会社日経BP、「平成20年7月24日検索」、インターネット<URL:http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/REVIEW/20070608/274243/?P=1&ST=review>
従来のシンクライアントシステムでは、OSのメンテナンス作業を行うために、以下の1)〜6)に示すような非常に手間と時間がかかる手順を経る必要があり、管理者に不便をもたらしている。
1)利用者へシステム利用停止の通知を行う。
2)OSのメンテナンス作業直前に管理者がシステムを利用していないか確認する。
3)利用者がOSを利用できないように設定する。
4)管理者がOSのメンテナンス作業を行う。
5)利用者がOSを利用できるように設定を行う。
6)利用者へシステム利用開始の通知を行う。
また、従来のシンクライアントシステムでは、システム拡張(利用者増加への対応)を行う場合、サーバの追加を行い、OSの複製作業を手作業で行う。この作業も前記と同様の手順を経る必要があり、管理者に多大な不便をもたらしている。
また、従来のシンクライアントシステムでは、サーバにあるOS及びOS上で動作するアプリケーションを共有して利用する形態をとる為、アプリケーションが1台のクライアントで使用許諾されたものである場合、ライセンスはクライアントの台数分購入する必要があり、クライアントの稼働率が高くない場合(アプリケーションが実行されないクライアントが常に存在する場合)はその分のライセンス料が無駄となり、ライセンスコストの負担が増えてしまう。
また、従来のシンクライアントシステムでは、サーバにあるOSを共有して利用する形態をとる為、クライアントで利用可能な外部接続機器をセキュリティの観点から使用不能の状態にする場合、全ての利用者が外部接続機器を使用することができなくなり、利用者に不便をもたらしている。
すなわち、本発明は、情報漏洩リスクを回避しながら、利用者や管理者の利便性を高めるとともにライセンスコストの削減を図ることが可能なシンクライアントシステムを提供することを目的とする。
かかる課題を解決した本発明の構成は、
1) コンピュータを基本動作させるOSソフトウェア及び同OSソフトウェア上で動作するアプリケーションプログラムを有しない複数のクライアントコンピュータと、クライアントコンピュータとネットワークで接続して管理するOSソフトウェアを有するサーバコンピュータと、サーバコンピュータに記憶したクライアントコンピュータ用のOSソフトウェア及びアプリケーションプログラムとで構成され、クライアントコンピュータの利用時にサーバコンピュータからOSソフトウェア及びアプリケーションプログラムをネットワークを介して読み込んでクライアントコンピュータ側で実行し、データはサーバコンピュータに記録してクライアントコンピュータには記録できないようにしたシンクライアントシステムであって、
クライアントコンピュータ用のOSソフトウェアをサーバコンピュータに二重に記憶した第1OSソフトウェア及び第2OSソフトウェアと、第1OSソフトウェアをサーバコンピュータで改変可能にしてクライアントコンピュータで利用不可に設定し且つ第2OSソフトウェアをクライアントコンピュータ及びサーバコンピュータで改変禁止にしてクライアントコンピュータで利用可能に設定するOS設定手段と、OS設定手段で設定された第1及び第2OSソフトウェアの利用及び改変の可否を示すOS設定情報と、各クライアントコンピュータの第2OSソフトウェアの利用状況を一定時間おきに記録するOS利用記録手段と、OS利用記録手段で記録した各クライアントコンピュータの第2OSソフトウェアの利用状況を示すOS利用情報と、クライアントコンピュータの起動時にOS設定情報を参照して利用可能に設定されている第2OSソフトウェアをネットワークを介してクライアントコンピュータに読み込んで実行させるOS起動手段と、OS設定情報及びOS利用情報を参照して全クライアントコンピュータの非稼動時に改変不可に設定されている第2OSソフトウェアを改変可能に設定した後に第1OSソフトウェアと同じ状態に更新するOS更新手段とで構成したことを特徴とする、シンクライアントシステム
2) OS設定情報を参照して第1OSソフトウェアをネットワークに追加した別のサーバコンピュータにネットワークを介して二重に複製するOS複製手段を備えた、前記1)記載のシンクライアントシステム
3) アプリケーションプログラムが1台のクライアントコンピュータで使用許諾されたものにおいて、アプリケーションプログラムのライセンス数を設定するライセンス設定手段と、ライセンス設定手段で設定されたアプリケーションプログラムのライセンス数を示すライセンス情報と、アプリケーションプログラムの同時起動数を記録するライセンス利用記録手段と、ライセンス利用記録手段で記録されたアプリケーションプログラムの同時起動数を示すアプリケーション利用情報と、アプリケーションプログラムの実行時にライセンス情報とアプリケーション利用情報を参照して同時起動数がライセンス数を超えた場合に実行を中止させるライセンス利用制限手段とを備えた、前記1)又は2)記載のシンクライアントシステム
4) クライアントコンピュータに外部接続機器を接続したものにおいて、外部接続機器の利用可否をクライアントコンピュータ別に設定する機器設定手段と、機器設定手段で設定されたクライアントコンピュータ別の外部接続機器の利用可否を示す機器設定情報とを備え、クライアントコンピュータの起動前に機器設定情報を参照して外部接続機器の利用可否を第2OSソフトウェアに設定する機能をOS起動手段に備えた、前記1)〜3)いずれか記載のシンクライアントシステム
にある。
本発明によれば、以下の効果を奏する。
1)OSを二重化して一方を利用者へ提供し、他方を管理者へ提供する機能を持たせることで、利用者がシステムを利用している場合でも、管理者がOSのメンテナンスを行うことが可能となる。
2)OSの複製機能を持たせることで、利用者がシステムを利用している場合でも、管理者が追加したサーバへのOSの複製を簡単に行うことが可能となる。
3)アプリケーションのライセンス管理機能を持たせることで、管理者はアプリケーションを実際に同時利用する本数分のライセンスを購入するだけで良くなり、システムの稼動中にアプリケーションの利用本数がクライアントの台数に常に満たない場合はその分のライセンスコストを削減できる。また、アプリケーションは同時利用する本数がライセンス数を超えない限りいずれのクライアントでも利用可能であり、利便性は損なわない。
4)クライアント別に外部接続機器の利用可否を設定する機能を持たせることで、特定のクライアントで外部接続機器を利用させたくない場合に柔軟な運用が可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、実施例と図面に基づいて具体的に説明する。
図1は実施例のシンクライアントシステムのブロック図、図2は実施例のクライアントの起動を示すフローチャート、図3は実施例のOSのメンテナンスを示すフローチャート、図4は実施例のサーバの追加を示すフローチャート、図5は実施例のアプリケーションのライセンス管理を示すフローチャート、図6は実施例の外部接続機器の管理を示すフローチャートである。
図中、10はサーバ、11はOS、11aは第1OS、11bは第2OS、12はアプリケーション、13はOS設定情報、13aはOS利用情報、14はサーバ情報、15はライセンス情報、15aはアプリケーション利用情報、16は機器設定情報、17はOS制御プログラム、17aはOS設定手段、17bはOS利用記録手段、17cはOS更新手段、17dはOS複製手段、18はライセンス管理プログラム、18aはライセンス利用制限プログラム、19は機器設定プログラム、20はクライアント、21はOS起動プログラム、21aは機器利用制限手段、30は外部接続機器、40はネットワークである。
本実施例のサーバ10は、CPU・メモリ・ハードディスク・光学ドライブ・サーバ用OSで構成され、キーボードとマウスとディスプレイ装置とが接続されている。クライアント20は、CPU・メモリ・読み込み専用の記憶装置(ROM・書き込み制限したフラッシュメモリ又はハードディスク等)で構成され、キーボードとマウスとディスプレイ装置とが接続されている。これらのサーバ10と複数のクライアント20とがネットワーク40(LAN)で接続されている。外部接続機器30は、例えばCDやDVD等の光学ドライブ・メモリカードリーダ等で、USB(Universal Serial Bus)等のインターフェイスを介してクライアント20に接続されている。
OS11は、クライアント20のCPU・メモリ・キーボード及びマウスの入力・サーバ10へのデータの読み書き・アプリケーション12の実行・外部接続機器30へのアクセス等の管理を行うものである。アプリケーション12は、OS11上で動作するワープロソフトや表計算ソフト等のソフトウェアであって、1台のクライアント20で実行することを条件に使用許諾されており、OS11に予めインストールされている。このOS11はサーバ10のハードディスクに第1及び第2OS11a,11bとして二重に記憶されている。また、サーバ10のハードディスクには、クライアント20のデータの保存領域が確保されている。
OS設定情報13は、OS11の利用及び改変の可否が記録されたデータファイルである。OS利用情報13aは、各クライアント20のOS11の利用状況が記録されたデータファイルである。サーバ情報14は、サーバ10の情報が記録されたデータファイルで、新しいサーバ10が追加されると追記される。ライセンス情報15は、アプリケーション12のライセンス数が記録されたデータファイルである。アプリケーション利用情報15aは、アプリケーション12別の同時起動数が記録されたデータファイルである。機器設定情報16は、クライアント20のMAC(Media Access Control)アドレス(ネットワーク接続機器の識別情報)と、クライアント20別の外部接続機器30の利用可否が記録されたデータファイルである。これらのデータファイルはサーバ10のハードディスクに記憶されている。
OS制御プログラム17は、第1OS11aをサーバ10で改変可能にしてクライアント20で利用不可にし、第2OS11bをサーバ10及びクライアント20で改変不可にしてクライアント20で利用可能に設定してOS設定情報13に記録するOS設定手段17aと、各クライアント20の第2OS11bの利用状況を検出してOS利用情報13aに一定時間おきに記録するOS利用記録手段17bと、OS設定情報13及びOS利用情報13aを参照し、全クライアント20の非稼動時に改変不可に設定されている第2OS11bを改変可能にした後に第1OS11aと同じ状態に更新するOS更新手段17cと、OS設定情報13を参照し、第1OS11aを別のサーバ10に二重に複製するOS複製手段17dとで構成されている。このOS制御プログラム17はサーバ10のハードディスクに記憶され、サーバ10の稼動中はメモリに常駐して各クライアント20の稼動を監視する。
ライセンス管理プログラム18は、アプリケーション12のライセンス数をライセンス情報15に記録するものである。ライセンス利用制限プログラム18aは、クライアント20でアプリケーション12が起動操作された際、ライセンス情報15及びアプリケーション利用情報15aを参照し、アプリケーション12の同時起動数がライセンス数を超えた場合は実行を中止させ、アプリケーション12の同時起動数がライセンス数を超えていない場合は実行を許可してアプリケーション利用情報15aに利用日時を一定時間おきに記録するものである。このライセンス管理プログラム18はサーバ10のハードディスクに記憶され、管理者がサーバ10で作業する際に起動される。ライセンス利用制限プログラム18aはOS11に予めインストールされ、クライアント20のメモリに常駐してアプリケーション12の実行を監視する。
機器設定プログラム19は、クライアント20のMACアドレスと外部接続機器30の種類とMACアドレス別の外部接続機器30の利用可否とを設定して機器設定情報16に記録するものである。この機器設定プログラム19はサーバ10のハードディスクに記憶され、管理者がサーバ10で作業する際に起動される。
OS起動プログラム21は、クライアント20に電源が投入された際に起動し、ネットワーク40を介してサーバ10のOS設定情報13を参照し、利用可能に設定されている第2OS11bをネットワーク40を介してクライアント20のメモリに読み込んで実行するように制御するものである。また、OS起動プログラム21には、第2OS11bの読み込み前に機器設定情報16を参照し、そのクライアント20のMACアドレスが機器設定情報16に記録されているMACアドレスのいずれかと一致するかどうかを確認し、一致した場合はそのMACアドレスに対応する外部接続機器30の利用可否を確認し、利用不可及びMACアドレスが不一致の場合は第2OS11bに外部接続機器30が利用できないように設定する機器利用制限手段21aを備えている。利用制限の設定方法としては、外部接続機器30のデバイスドライバを第2OS11bから外すか、又はクライアント20から外部接続機器30が第2OS11b上で見えないように不可視属性を付与する等の方法がある。このOS起動プログラム21はクライアント20のROMに記憶されている。
図2は、クライアント20の起動のステップを示している。利用者がクライアント20に電源を投入すると(ステップ1)、OS起動プログラム21はネットワーク40を介してOS設定情報13を参照し(ステップ2)、利用可能に設定されている第2OS11bをネットワーク40を介してクライアント20のメモリに読み込み(ステップ3)、クライアント20が起動する(ステップ4)。クライアント20の起動中は、OS制御プログラム17がそのクライアント20の第2OS11bの利用日時をOS利用情報13aに一定時間おきに記録する(ステップ5)。このとき、管理者がサーバ10で第1OS11aをメンテナンスしていても第2OS11bが利用可能となっているから、利用者は管理者の作業中にシステムを利用できる。
図3は、OS11のメンテナンスのステップを示している。管理者がサーバ10でOS11のメンテナンスする際、OS制御プログラム17はOS設定情報13を参照し(ステップ1)、改変可能に設定されている第1OS11aをサーバ10上で起動する(ステップ2)。管理者はその第1OS11aに対して、例えば脆弱性を修正するセキュリティパッチの組み込み等のメンテナンスを行い(ステップ3)、その変更結果を保存して終了する(ステップ4)。このとき、クライアント20で第2OS11bが読み込まれていても第1OS11aが改変可能となっているから、管理者は利用者がクライアント20の利用中にメンテナンス作業ができる。この第1OS11aの変更内容を第2OS11bに反映させる場合、OS設定情報13及びOS利用情報13aを参照し(ステップ5)、全クライアント20が非稼動時に改変不可に設定されている第2OS11bを改変可能に設定した後に第1OS11aと同じ状態に更新する(ステップ6,7)。いずれかのクライアント20が稼動している場合は更新を中止する。更新完了後は第1及び第2OS11a,11bは全く同じ状態になっており、その後利用者がクライアント20を起動すると最新の状態で利用できるようになる。なお、この更新作業は、変更内容を元に戻す場合でも利用可能である。
図4は、サーバ10の追加のステップを示している。管理者が新しいサーバ10をネットワーク40に追加し、追加したサーバ10の情報をサーバ情報14に記録する(ステップ1)。新しいサーバ10にOS11を複製する際、OS制御プログラム17はOS設定情報13を参照し(ステップ2)、改変可能に設定されている第1OS11aを追加したサーバ10のハードディスクにネットワーク40を介して転送し、二重に複製する(ステップ3)。複製が完了すると、第1OS11aをサーバ10で改変可能にしてクライアント20で利用不可に設定し、第2OS11bをサーバ10及びクライアント20で改変禁止にしてクライアント20で利用可能に設定する(ステップ4)。その後、第1OS11aに変更が加えられ、その変更内容を別のサーバ10のOS11に反映させる場合も前記の更新作業と同様の手順で作業する。この複製作業も前記と同様に、クライアント20で第2OS11bが読み込まれていても第1OS11aが改変可能となっているから、管理者は利用者がクライアント20の利用中に複製作業ができる。これらの作業はサーバ情報14に記録された全てのサーバ10に対して行う。サーバ10が増えた場合でも同じように作業を繰り返すので、全てのサーバ10で同じ状態のOS11を保持させることができる。
図5は、アプリケーション12のライセンス管理のステップを示している。管理者は予めクライアント20の稼働率を想定し、ライセンス管理プログラム18でアプリケーション12の利用可能本数をクライアント20の台数より少なく設定する。利用者がクライアント20でアプリケーション12を起動操作すると(ステップ1)、ライセンス利用制限プログラム18aはこれを検知してサーバ10のライセンス情報15及びアプリケーション利用情報15aを参照し(ステップ2)、アプリケーション12の同時起動数がライセンス数を超えていない場合は実行を許可し(ステップ3,4)、アプリケーション利用情報15aに記録する(ステップ5)。アプリケーション12の同時起動数がライセンス数を超えた場合は実行を中止させる(ステップ6)。アプリケーション12の利用中は、アプリケーション利用情報15aに利用日時を一定時間おきに記録する(ステップ7)。このように、システムの稼動中にアプリケーション12の利用本数がクライアント20の台数に常に満たない場合にその分のライセンスコストを削減できる。また、アプリケーション12は同時利用する本数がライセンス数を超えない限りいずれのクライアント20でも利用可能であり、利便性は損なわない。
図6は、外部接続機器30の管理のステップを示している。管理者は機器設定プログラム19を起動し、クライアント20のMACアドレスと、外部接続機器30の利用可否をMACアドレス別に設定して機器設定情報16に記録する。利用者がクライアント20に電源を投入すると(ステップ1)、OS起動プログラム21がネットワーク40を介して機器設定情報16を参照し(ステップ2)、利用可能に設定されている第2OS11bをクライアント20のメモリに一旦読み込み(ステップ3)、第2OS11bの実行前にそのクライアント20のMACアドレスが機器設定情報16に記録されているMACアドレスのいずれかと一致するかどうかを確認する(ステップ4)。MACアドレスが一致した場合、さらにそのMACアドレスに対応する外部接続機器30の利用可否を確認し(ステップ5)、利用が制限されているか又はMACアドレスが不一致の場合は読み込んだ第2OS11bに外部接続機器30が利用できないように設定し(ステップ6)、その後に第2OS11bを実行してクライアント20を起動させる(ステップ7)。このように、特定のクライアント20で外部接続機器30を利用させたくない場合などに有用である。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例と図面を参照しながら説明したが、本発明はかかる構成に限定されない。特許請求の範囲の記載された技術的思想の範疇において当業者であれば各種の変更例及び修正例に想達し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の技術的範疇に属するものと了解される。
本発明の技術は、企業や教育機関等で構築されるネットワークシステムに利用され、特に各クライアントの利用時間が不規則な場合や、クライアントが長時間連続稼動する場合など、メンテナンス用の時間が確保し難い環境に有用である。
実施例のシンクライアントシステムのブロック図である。 実施例のクライアントの起動を示すフローチャートである。 実施例のOSのメンテナンスを示すフローチャートである。 実施例のサーバの追加を示すフローチャートである。 実施例のアプリケーションのライセンス管理を示すフローチャートである。 実施例の外部接続機器の管理を示すフローチャートである。
符号の説明
10 サーバ
11 OS
11a 第1OS
11b 第2OS
12 アプリケーション
13 OS設定情報
13a OS利用情報
14 サーバ情報
15 ライセンス情報
15a アプリケーション利用情報
16 機器設定情報
17 OS制御プログラム
17a OS設定手段
17b OS利用記録手段
17c OS更新手段
17d OS複製手段
18 ライセンス管理プログラム
18a ライセンス利用制限プログラム
19 機器設定プログラム
20 クライアント
21 OS起動プログラム
21a 機器利用制限手段
30 外部接続機器
40 ネットワーク

Claims (4)

  1. コンピュータを基本動作させるOSソフトウェア及び同OSソフトウェア上で動作するアプリケーションプログラムを有しない複数のクライアントコンピュータと、クライアントコンピュータとネットワークで接続して管理するOSソフトウェアを有するサーバコンピュータと、サーバコンピュータに記憶したクライアントコンピュータ用のOSソフトウェア及びアプリケーションプログラムとで構成され、クライアントコンピュータの利用時にサーバコンピュータからOSソフトウェア及びアプリケーションプログラムをネットワークを介して読み込んでクライアントコンピュータ側で実行し、データはサーバコンピュータに記録してクライアントコンピュータには記録できないようにしたシンクライアントシステムであって、
    クライアントコンピュータ用のOSソフトウェアをサーバコンピュータに二重に記憶した第1OSソフトウェア及び第2OSソフトウェアと、第1OSソフトウェアをサーバコンピュータで改変可能にしてクライアントコンピュータで利用不可に設定し且つ第2OSソフトウェアをクライアントコンピュータ及びサーバコンピュータで改変禁止にしてクライアントコンピュータで利用可能に設定するOS設定手段と、OS設定手段で設定された第1及び第2OSソフトウェアの利用及び改変の可否を示すOS設定情報と、各クライアントコンピュータの第2OSソフトウェアの利用状況を一定時間おきに記録するOS利用記録手段と、OS利用記録手段で記録した各クライアントコンピュータの第2OSソフトウェアの利用状況を示すOS利用情報と、クライアントコンピュータの起動時にOS設定情報を参照して利用可能に設定されている第2OSソフトウェアをネットワークを介してクライアントコンピュータに読み込んで実行させるOS起動手段と、OS設定情報及びOS利用情報を参照して全クライアントコンピュータの非稼動時に改変不可に設定されている第2OSソフトウェアを改変可能に設定した後に第1OSソフトウェアと同じ状態に更新するOS更新手段とで構成したことを特徴とする、シンクライアントシステム。
  2. OS設定情報を参照して第1OSソフトウェアをネットワークに追加した別のサーバコンピュータにネットワークを介して二重に複製するOS複製手段を備えた、請求項1記載のシンクライアントシステム。
  3. アプリケーションプログラムが1台のクライアントコンピュータで使用許諾されたものにおいて、アプリケーションプログラムのライセンス数を設定するライセンス設定手段と、ライセンス設定手段で設定されたアプリケーションプログラムのライセンス数を示すライセンス情報と、アプリケーションプログラムの同時起動数を記録するライセンス利用記録手段と、ライセンス利用記録手段で記録されたアプリケーションプログラムの同時起動数を示すアプリケーション利用情報と、アプリケーションプログラムの実行時にライセンス情報とアプリケーション利用情報を参照して同時起動数がライセンス数を超えた場合に実行を中止させるライセンス利用制限手段とを備えた、請求項1又は2記載のシンクライアントシステム。
  4. クライアントコンピュータに外部接続機器を接続したものにおいて、外部接続機器の利用可否をクライアントコンピュータ別に設定する機器設定手段と、機器設定手段で設定されたクライアントコンピュータ別の外部接続機器の利用可否を示す機器設定情報とを備え、クライアントコンピュータの起動前に機器設定情報を参照して外部接続機器の利用可否を第2OSソフトウェアに設定する機能をOS起動手段に備えた、請求項1〜3いずれか記載のシンクライアントシステム。
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