JP2010117855A - シンクライアントシステム、シンクライアントシステム構成方法、シンクライアントシステムを構成する周辺機器接続装置および計算機 - Google Patents

シンクライアントシステム、シンクライアントシステム構成方法、シンクライアントシステムを構成する周辺機器接続装置および計算機 Download PDF

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Abstract

【課題】プラグアンドプレイでのデバイス変更や周辺機器の接続に対応したシンクライアントシステムを実現する。
【解決手段】周辺機器20の接続インターフェイス116と、計算機100との間にイニシエータとしてVPN160を構築し通信を行うVPN構築手段111と、接続インターフェイス116での周辺機器接続イベントをVPN経由で計算機100に通知するイベント通知手段113とを備える周辺機器接続装置110と、周辺機器接続装置110からのVPN構築要求に応じてVPN経由での通信を行うVPN通信手段101と、周辺機器接続装置110よりVPN経由で周辺機器接続イベントの通知を受けて、周辺機器接続装置110の接続インターフェイス116に接続されている周辺機器20を、当該計算機100の周辺機器として割り当てる機器割当手段102,105とを備える計算機100とからシンクライアントシステム10を構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、シンクライアントシステム、シンクライアントシステム構成方法、シンクライアントシステムを構成する周辺機器接続装置および計算機に関する。
キーボードやマウスおよびディスプレイなどのユーザインタフェースを担当するグラフィカルユーザインタフェースモジュール(以下GUIモジュール)と、計算処理および記憶を担当する計算モジュールと分離して構成し、両者をTCP/IPネットワーク等で接続することにより、リモートから操作することができるパーソナルコンピュータを実現するシンクライアントシステムと呼ばれる技術がある。現在使用されているシンクライアントシステムでは、GUIモジュールを制御する機構をCPU、メモリ、二次記憶装置から構成される端末で実現しているものが主流である。この端末を用いてネットワーク接続されたパーソナルコンピュータ(以下、リモートPCと呼ぶことにする)をリモートから操作する処理は、以下のように実現されている。
(1)リモートPCのオペレーティングシステムおよびウィンドウシステムが、(リモートPC側の)ディスプレイデバイスに対して実行する画面描画コマンドをキャプチャする第一のブログラムを準備する。端末上の第二のプログラムは、TCP/IPネットワークを介して前記リモートPCの第一のプログラムにアクセスし、その描画コマンドを入手する。また第二のプログラムは、管理するウィンドウ領域に対して前記描画コマンドを実行する。これにより、端末自身が制御するディスプレイデバイスに対して表示処理が行われる。
(2)第二のプログラムは、端末上のオペレーティングシステムを介して入力されたキーボード・マウスイベントを取得し、(管理するウィンドウ領域でエミュレーションした)リモートPCのウィンドウシステムに対するキーボード・マウスイベントに変換する。変換したキーボード・マウスイベントは、TCP/IPネットワークを介して第一のプログラムに送信する。リモートPC上の第一のプログラムは、リモートPCのオペレーティングシステムおよびウィンドウシステムに対して、前記キーボード・マウスイベントを発行することにより、リモートPC上のアプリケーションプログラムへの入力処理を行う。
こうしたシンクライアントシステムについての従来技術として、例えば、端末として周辺機器を制御する機能を有するパーソナルコンピュータを使用し、リモートPCが端末に周辺機器からのデータを取得する処理を要求する技術(特許文献1参照)が提案されている。このシンクライアントシステムは、周辺機器を利用する際に発生する大量のデータ転送を端末と周辺機器間に限定し、リモートPCと端末をつなぐネットワークの負荷を低減していた。
また、通信機能および画面操作インタフェース機能を有する端末をリモートPCに接続し、リモートPCの計算処理機能および記憶機能により実質的にパーソナルコンピュータを構成する技術も提案されていた(特許文献2参照)。
特開2006−323660号公報 特開2000−330906号公報
背景技術で述べたように、現在主流のシンクライアントシステムでは、GUIモジュールを制御する機構をCPU、メモリ、二次記憶装置から構成される端末、いわゆる通常のパーソナルコンピュータを使用している。また、従来のシンクライアントシステムで周辺機器を利用するために、シンクライアント端末の隣にパーソナルコンピュータを配置する状況があった。
こうした公知技術では、シンクライアント端末に対して例えばUSBインタフェースを利用した周辺機器などを接続し、これをリモートPC側で確実に認識して利用する形態が考慮されていなかった。また、周辺機器を接続し利用するための装置として、そのコスト面について十分考慮されている訳ではなかった。
そこで本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、プラグアンドプレイでのデバイス変更や周辺機器の接続に対応したシンクライアントシステムを実現する技術の提供を主たる目的とする。
上記課題を解決する本発明のシンクライアントシステムは、IPネットワークに接続された計算機および周辺機器接続装置からなるシステムである。前記周辺機器接続装置は、周辺機器の接続インターフェイスと、前記計算機との間にイニシエータとしてVPNを構築し当該VPN経由での通信を行うVPN構築手段と、前記接続インターフェイスでの周辺機器接続イベントを前記構築したVPN経由で前記計算機に通知するイベント通知手段とを備える。この周辺機器接続装置は、シンクライアント端末となる装置である。
周辺機器の例としては、USB機器を想定できる。従って、この場合、周辺機器接続装置が備える接続インターフェイスもUSBインターフェイスとなり、例えば、USB機器を物理的に接続する周辺機器ハブが想定される。前記VPN構築手段としては、前記IPネットワーク上で前記計算機との間のVPNを構築するVPNクライアントプログラムを想定する。このVPNクライアントプログラムは、前記IPネットワーク上においてUSBプロトコルをトンネリングする通信路を形成する。
また、前記周辺機器接続装置は、前記周辺機器と前記周辺機器ハブとを制御する周辺機器ホストコントローラを備えるとしてもよい。周辺機器ハブに接続する周辺機器がUSB機器であれば、この周辺機器ホストコントローラは、USBホストコントローラである。
一方、前記計算機は、前記周辺機器接続装置からのVPN構築要求に応じてVPN経由での通信を行うVPN通信手段と、前記周辺機器接続装置よりVPN経由で前記周辺機器接続イベントの通知を受けて、前記周辺機器接続装置の接続インターフェイスに接続されている前記周辺機器を、当該計算機の周辺機器として割り当てる機器割当手段とを備える。
VPN通信手段としては、VPNサーバプログラムを想定する。また、前記機器割当手段としては、前記周辺機器接続装置に接続されている周辺機器を接続する接続ドライバソフトウェアと、前記周辺機器を機器ごとに制御する機器ドライバソフトウェアを想定する。前記接続ドライバソフトウェアとしてはリモートUSBハブアダプタを、前記機器ドライバソフトウェアとしてはUSBバスドライバを想定する。
こうした構成のシンクライアントシステムにおいて、例えば、周辺機器接続装置に接続したUSB機器(例えば、ディスプレイ、キーボード、マウスなどのHID:Human Interface Device)を用いて、計算機(リモートPC)を操作するとする。その場合、まず、ユーザにより周辺機器接続装置の電源投入がなされる。すると、この周辺機器接続装置は、IPネットワークのプロトコルに適応した通信手段にてIPネットワークに接続し、その後、レイヤ2のVPN(例えばPPTP)でイニシエータとなって計算機に対するVPN接続を行う(周辺機器接続装置と計算機の双方に新しいネットワークインタフェースを生成し、任意のIPアドレスを付与)。周辺機器接続装置は、VPNが構築済みであることを確認し、USBホストコントローラによりUSB機器が周辺機器接続装置に接続されたことを検出し、VPNクライアントおよびVPNを経由して計算機のUSBバスドライバに通知する。すると計算機では必要なデバイスドライバがロードされ、前記USB機器の利用が可能になる。
なお、前記周辺機器接続装置が、利用者の認証用情報を少なくとも含む初期設定データを格納した識別情報記憶装置を備えるとしてもよい。この場合、前記周辺機器接続装置は、当該周辺機器接続装置の起動時に前記識別情報記憶装置から前記初期設定データを読み出して、この初期設定データに従って利用者認証処理を行う接続制御装置を備えるとすればよい。
また、前記周辺機器接続装置において、前記周辺機器接続装置の起動後の稼動状態を示すインジケータを備えており、前記接続制御装置が前記利用者認証の進行状況を前記インジケータに表示するものであるとしてもよい。
また、前記周辺機器接続装置において、前記周辺機器と前記周辺機器ハブとを制御する周辺機器ホストコントローラが、前記周辺機器の起動時またはリセット時、VPN切断後に再度VPNを構築する前、のいずれかのタイミングで、前記周辺機器ハブに接続されている周辺機器を一定時間占有するとしてもよい。この場合、前記接続制御装置が、前記占有している周辺機器を介して認証情報入力を利用者に促し、ここで入力された認証情報を前記初期設定データの認証用情報と照合して利用者認証処理を実行する。
また、前記周辺機器接続装置において、利用者固有情報と前記計算機の識別情報とを記憶した着脱可能な記憶装置を備えるとしてもよい。この場合、前記接続制御装置が、前記占有している周辺機器を介して認証情報入力を利用者に促し、ここで入力された認証情報と前記着脱可能な記憶装置から読み出した情報と照合して利用者認証処理を実行する。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明の実施の形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、プラグアンドプレイでのデバイス変更や周辺機器の接続に対応したシンクライアントシステムを実現できる。
−−−システム構成概要−−−
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態の周辺機器接続装置たるUSBコンセントレータ(以下、USBコンセントレータ110)と、計算機たるリモートPC(以下、リモートPC100)の接続構成の概略を示す図である。本実施形態におけるシンクライアントシステム10において、前記USBコンセントレータ110は、周辺機器たるUSBデバイス20である、ディスプレイアダプタ120、キーボード・マウス130、およびその他デバイス140を、物理的・電気的に接続し、これらのUSBデバイス20をリモートPC100に論理的に接続する機能を提供する。前記リモートPC100は、前記USBコンセントレータ110を介してUSBデバイス20を制御し、自身に物理的電気的に接続されたUSBデバイスと同様に利用することができる。なお、その他のデバイス140は、プリンタ、スキャナ、webカメラ、Bluetooth(登録商標)のアダプタ、ICカードリーダ、指紋・指静脈リーダ等が該当する。
また、前記USBコンセントレータ110およびリモートPC100は、それぞれネットワークドライバ114とネットワークドライバ104を介してTCP/IPネットワーク150に接続されている。前記リモートPC100がUSBデバイス20を制御する際に使用するUSBパケットは、このTCP/IPネットワーク150でトンネリングされる。このため、リモートPC100には、USBバスドライバ102(機器ドライバソフトウェア)の下位レイヤにリモートUSBハブアダプタ105(接続ドライバソフトウェア)を、USBコンセントレータ110には接続制御装置113(イベント通知手段、VPN構築手段)を設けることにより、前記トンネリングを実現している。
前記リモートUSBハブアダプタ105と接続制御装置113とは、USBパケットを送信する必要が生じるたびに、USBパケットをデータグラムとするIPパケットを生成し、相手に送信する。本実施形態では、USBコンセントレータ110にVPNクライアント111(VPN構築手段)を、リモートPC100にVPNサーバ(VPN通信手段)101を設け、USBコンセントレータ110が起動された後、VPNクライアント111からVPNサーバ101に対してVPNを構築することにより仮想的な通信回線を確保する。
(USBコンセントレータの構成)
USBコンセントレータ110は、前記のUSBデバイスを接続する機構として、USBホストコントローラ115と、USBルートハブ116を持つ。USBルートハブ116は複数のコネクタを持ち、USBの規格で定められた個数以下のUSBデバイスを接続することが可能である。USBコンセントレータ110には、ディスプレイアダプタ120とキーボード・マウス130とその他デバイス140を接続する。USBホストコントローラ115内には、USBコンセントレータ110自身がUSBデバイスを制御するためのUSBバスドライバと、USBコンセントレータ110が制御するUSBデバイスに対応するデバイスドライバが内蔵されている。
さらにUSBコンセントレータ110は、リモートPC100と協調してシンクライアントシステムを構成するために必要な識別情報400を、識別情報記憶装置112に保持する。
一方、リモートPC100は、前記USBコンセントレータ110に接続されたUSBデバイス20を制御する機構として、USBバスドライバ102の下位レイヤにリモートUSBハブアダプタ105を持つ。リモートUSBハブアダプタ105は、前記USBコンセントレータ110の接続制御装置113との間でTCP/IPによる通信を行う機能を有する。また前記リモートUSBバスアダプタ105は、リモートPC100上のオペレーティングシステムおよびアプリケーションプログラムが、前記USBコンセントレータ110に接続されたUSBデバイス20を制御する際に使用するUSBパケットを転送する。
こうした構成により、前記USBコンセントレータ110は、USBプロトコルをIPプロトコルに変換するリモートUSBハブ機能を実現することができる。VPNクライアント111とVPNサーバ101間に構築されたVPN160を介して、接続制御装置113がリモートUSBバスアダプタ105に認識される。このリモートUSBバスアダプタ105が、USBバスドライバ102に接続制御装置113の発した接続イベントを中継し、前記USBバスドライバ102にUSBホストコントローラ115が接続される。 この接続で、前記USBコンセントレータ110のUSBルートハブ116についてのエニュメレーションと、USBコンセントレータ110に接続されたUSBデバイス20(正確にはUSBコンセントレータ110のUSBルートハブ116に接続されたUSBデバイス)のエニュメレーションがリモートPC100側でなされ、プラグアンドプレイを実現するのである。
−−−USBコンセントレータの構成−−−
図2は本実施形態のUSBコンセントレータ110のハードウェア構成を示す図である。USBコンセントレータ110は、CPU201、RAM202、ROM203、およびそれらの間を接続するバス208、TCP/IPネットワークとの間のインタフェースであるネットワークインターフェイス204、リムーバブルメディアインターフェイス205、USBデバイス20を接続するUSBインターフェイス206、利用者に対するメッセージを表示することが可能な液晶表示部207(インジケータ)により構成される。
前記ROM203には、VPNクライアント111を実現するプログラム、接続制御装置113を実現するプログラム、USBバスドライバおよびデバイスドライバ(図示せず)が格納されている。前記USBバスドライバおよびデバイスドライバは、USBコンセントレータ110上で稼動するソフトウェアからUSBデバイス20を利用できるようにするものである。また、USBインターフェイス206は、USBホストコントローラ115およびUSBルートハブ116を実現するものである。また、前記ROM203(ないしRAM202)にはネットワークドライバ114が格納されている。
図1における識別情報記憶装置112は、RAM202の一部を不揮発性メモリとして使用して実現する方法と、リムーバブルメディアインターフェイス205およびリムーバブルメディアを使用して実現する方法のいずれかにより実現することができる。液晶表示部207は、USBコンセントレータ110で稼動するソフトウェアが利用者に対してメッセージを表示するものである。
本実施形態におけるUSBコンセントレータ110は、USBホストコントローラ115が受理したキーボード・マウスイベントを、VPNクライアント111を用いてリモートPC100に送信する。またリモートPC100内で処理された画面描画イベントは、VPNクライアント111が受信した後、USBホストコントローラ115を介してUSBディスプレイアダプタ120に渡されて表示処理が行われる。つまり、USBコンセントレータ110はUSBホストコントローラ115およびVPNクライアント111のみでも実現することが可能であり、安価なハードウェアで実現することが可能になる。
また本実施形態においては、USBデバイス20の接続に必要なデバイスドライバは、リモートPC側でセットアップする。USBコンセントレータ100にUSBデバイス20を接続した後に起動される処理は、通常のPCのUSBコネクタに機器を接続した場合と同等であり、プラグアンドプレイでUSBデバイスを変更することと、プリンタ、スキャナ、デジタルカメラといったUSB機器を接続することが可能になる。
−−−処理フロー例1−−−
以下、本実施形態におけるシンクライアントシステム構成方法の実際手順について、図に基づき説明する。図3は本実施形態のUSBコンセントレータ110とリモートPC100の接続手順を示す図である。図中、水平方向に都度の通信を示し、時間は上から下に経過し、上から下の順に実行し処理される。
・起動処理:本実施形態のUSBコンセントレータ110において、起動後、前記USBルートハブ116は、USBホストコントローラ115に対し接続イベント(300)を送る。USBホストコントローラ115は、USBルートハブ116に接続されているUSBデバイス20を識別し、各USBデバイス20にアドレスを割当て、各USBデバイス20のディスクリプタ情報を収集する。
一方、USBホストコントローラ115は、前記ディスクリプタ情報を用いて、USBルートハブ116につながるUSBデバイス20を制御するために必要なデバイスドライバをロードし、USBコンセントレータ110がUSBデバイス20を使用可能な状態にするエニュメレーション処理(301)を実施する。ここで使用可能な状態にするUSBデバイス20は、キーボード・マウス130や、ICカードリーダ、生体認証用のデバイスなど、USBコンセントレータ110が必要とするUSBデバイスのみに限ってもよい(例:必要なUSBデバイスについての情報をUSBコンセントレータ110がROM203などに予め記憶しておき、エニュメレーション対象を限定して実行する)。
・認証処理:上記のエニュメレーション処理(301)が終了すると、USBコンセントレータ110で利用可能なUSBデバイス20からの入力イベント(302)を受け付ける。この入力イベントは接続制御装置113で利用可能である。そこで、USBコンセントレータ110は、エニュメレーションが済んで利用可能となったUSBデバイス20においてパスワード入力を利用者にさせ、その入力値と所定の認証情報(ROM203等に格納)とを照合するなどの方法を用いて、USBコンセントレータ110の利用者認証を行ってもよい。
・VPN構築:USBコンセントレータ110はIPアドレスを取得する処理を行う。想定される方法としては、例えば、起動前のUSBコンセントレータ110に有線LANのコネクタを接続しておき、前記エニュメレーション処理(301)の前後にネットワークドライバ114を、あらかじめ識別情報記憶装置112に書き込んでおいた識別情報400に従って活性化させるやり方がある(詳細は後述する)。また、利用者の認証処理が終了した時点で、802.1Xに定められた方法に従ってTCP/IPネットワーク150に接続するようにしてもよい。
IPアドレスが付与され、TCP/IPネットワーク150に接続したUSBコンセントレータ110は、リモートPC100との間でVPN160を構築する。USBコンセントレータ110の接続制御装置113は、前記識別情報400を用いてVPNクライアント111にVPN構築指示(310)を出す(詳細は後述)。
前記VPNクライアント111は、TCP/IPネットワーク150を介し、前記リモートPC100のVPNサーバ101に接続要求(311)を出して、VPN160を構築(312)する。VPN実現方式としてレイヤ2でVPNを構築するL2TP等を用いることにより、TCP/IPネットワーク上では別セグメントに配置されたリモートPC100とUSBコンセントレータ110とを、仮想的な同一のセグメントに接続されたものとして処理を行うことができる。このため、VPN160上では、リモートPC100およびUSBコンセントレータ110のIPアドレスとして、例えば、192.168.0.1と、192.168.0.2のようなプライベートアドレスをあらかじめ付与しておくことが可能になる。VPNクライアント110は、前述したVPN構築処理が終了したことを確認し、接続制御装置113に完了通知(313)を行う。
・中継処理:一方、USBコンセントレータ110のの接続制御装置113は、前記完了通知(313)を受け取ると、前記エニュメレーション処理(301)により使用可能な状態にしたUSBデバイス20との入出力を、VPNクライアント111にリダイレクトする。この処理を行った後は、USBコンセントレータ110に接続されたUSBデバイス20への入出力は、すべてリモートPC100との間で行われることになる。
リダイレクト処理が完了すると、前記接続制御装置113は、VPNクライアント111およびVPN160を介してVPNサーバ101と通信し、このVPNサーバ101を介してリモートUSBハブアダプタ105に対して接続イベント(314)を送る。リモートUSBハブアダプタ105が、USBバスドライバ102に前記接続イベントを中継(320)することにより、前記USBバスドライバ102による、USBコンセントレータ110上のUSBルートハブ116に対するエニュメレーション処理(321)が開始される。
・USBルートハブのエニュメレーション:続いて、前記リモートPC100のUSBバスドライバ102は、リモートUSBハブアダプタ105が中継(320)した接続イベントを受け取ると、前記USBコンセントレータ110のUSBルートハブ116にアドレスを割当て、ディスクリプタ情報を収集する。USBバスドライバ102は、前記ディスクリプタ情報より、USBルートハブ116を制御するために必要なデバイスドライバをロードして使用可能な状態にする。
なお、リモートPC100のOSブート時や、VPNサーバ101がVPNの構築を完了した時点、VPNサーバ101を介して接続イベント(314)がリモートUSBハブアダプタ105に送られた時点等で、リモートUSBハブアダプタ105がUSBバスドライバ102の代理としてUSBルートハブ116のエニュメレーション処理を行うとしてもよい。USBルートハブ116のエニュメレーション処理(321)が完了すると、当該USBルートハブ116は、リモートPC100のUSBバスドライバ102に接続イベントを送る。
・USBデバイス群のエニュメレーション:前記接続イベントを受信したリモートPC100のUSBバスドライバ102は、USBルートハブ116にハブクラスリクエスト(330)を送信する。このハブクラスリクエストが送信されると、USBコンセントレータ110(のUSBルートハブ116)に接続されたすべてのUSBデバイス20に対するエニュメレーション処理(331)が、USBバスドライバ102により実行される。USBバスドライバ102の上位には、各USBデバイス20に対応するデバイスドライバ103が準備されており、前記USBバスドライバ102は、各々のUSBデバイス20を識別し、ディスクリプタ情報を収集した上でエニュメレーション処理を実行する。
・USBデバイスの入出力処理:リモートPC100で、USBコンセントレータ110のUSBルートハブ116に接続されている全てのUSBデバイス20についてエニュメレーションが終了すると、リモートPC100はUSBコンセントレータ110に接続されたUSBデバイス20に対して、通常のトランザクション(340)を行えるようになる。
・USBデバイスの取り外しなど:USBコンセントレータ110に接続されたUSBデバイス20は、VPN160による仮想的な通信回線でリモートPC100と接続されており、リモートPC100に物理的に接続されたUSBデバイスと同様に取り外しを行うことができる。USBコンセントレータ110の電源が切断された場合、もしくはVPN160が切断された場合、リモートUSBハブアダプタ105はこれを検知して、USBホストコントローラ115が取り外されたことをUSBバスドライバ102に通知する。USBバスドライバ102は、USBホストコントローラ115および、その下に接続されていたUSBデバイス群全体が取り外されたものとして動作する。
なお、USBコンセントレータ110のVPNクライアント111は、VPN160が切断されたことを検知することができる。そこで、このVPNクライアント111より接続制御装置113に対してVPN切断が通知された場合、接続制御装置113が、それまでリモートPC100側と接続状態であったUSBデバイス20との入出力を利用できるよう、前記USBデバイス20の入出力をVPNクライアント111にリダイレクトし、VPNの構築処理に処理を戻すとしてもよい。
−−−識別情報について−−−
続いて識別情報とその利用形態について説明する。図4は本実施形態のUSBコンセントレータ110の起動と接続に用いる識別情報を示す図である。この識別情報400は、少なくとも、USBコンセントレータ110をTCP/IPネットワーク150に接続する際に使用するネットワーク設定と、USBコンセントレータ110の接続先となるリモートPC100を識別するために使用するVPN設定を含むものである。
・ネットワーク設定の情報について:図4に示す例では、識別情報400が含むネットワーク設定にて、「IPアドレス付与」欄に「1」が設定され、この識別情報400を持つUSBコンセントレータ110に固定のIPアドレスが付与されていることを示す。その他のIPアドレス付与方法としては、DHCPを利用する方法がある。この場合、「IPアドレス付与」欄を、「0」と書き換えることで、IPアドレスの付与方法を変更することができる。
「IPアドレス」欄、「ネットマスク」欄および、「デフォルトルート」欄は、USBコンセントレータ110に割り当てたIPアドレスと、接続するTCP/IPネットワークにおけるネットマスク設定、およびデフォルトルート設定を格納する。図4の例では、IPアドレスとして「202.246.0.3」が、ネットマスクとして「255.255.255.0」が、デフォルトルートとしてIPアドレス「202.246.0.1」がそれぞれ設定されている。
なお、識別情報400のネットワーク設定で、「IPアドレス付与」欄に「0」が設定されている場合、USBコンセントレータ110は、識別情報400に記載されているIPアドレスやネットマスクやデフォルトルートを無効と判断し、TCP/IPネットワーク150のDHCPサーバにIPアドレスの動的付与を要求しIPアドレスを得る。そしてここで得たIPアドレスを利用してTCP/IPネットワーク150で通信が可能となる。
・VPN接続先の情報について:図4に示す例では、識別情報400のVPN設定にて、リモートPC100をさし示す「接続先ホスト名」欄に「RemotePC#01」、「接続先IPアドレス」欄に「202.246.10.25」が設定されている。接続先ホスト名は、完全修飾ドメイン名(FQDN)を用いて記載してもよく、ホスト名およびIPアドレスのいずれかを用いてリモートPCとの接続動作を実施する。
なお、識別情報400は、コンセントレータ起動時認証設定、およびVPN構築用認証設定を含むことも可能である。
・コンセントレータ起動時認証設定:USBコンセントレータ110は、自動でリモートPC100とVPN160を構築できるが、自動で接続すると誰でもUSBコンセントレータ110の電源を入れるだけでリモートPC100が使える可能性がある。その為、USBコンセントレータ110を起動する利用者を認証するための認証情報の設定が必要となる場面もある。そこで図4に示すコンセントレータ起動時認証設定の情報として、ユーザ名「concent−usr01」と、それに対応するパスワード「opensesami」のハッシュ値「$1$7yUhHx7u$Az6BlzzMtrqQ/wflXLFgV.」が設定されている。また、図4の例では(null)で未設定であるが、記載PIN(個人識別番号)のハッシュ値を識別情報400に追加して記載し、PINにより認証を簡略化してもかまわない。USBコンセントレータ110は、起動時に前記コンセントレータ起動時認証設定の情報を識別情報400から読み出し、一時的に占有しているUSBデバイス20から利用者の認証情報入力を受け付けて、これらを照合することで利用者認証を実行する。
・VPN構築用認証設定:また、VPN構築の際、VPNサーバ101は、VPNクライアント111に対してVPN構築用のユーザ名とパスワードによる利用者認証の要求、またはX.509による証明書での利用者認証を行うことも可能である。図4の例では、識別情報400のVPN構築用認証設定の情報として、VPNユーザ名「concent−usr01」とVPNパスワード「opensesami」のハッシュ値「$1$7yUhHx7u$Az6BlzzMtrqQ/wflXLFgV.」が設定されている。また、図4では(null)で未設定であるが、認証方式としてx.509形式のクライアント証明書や、生体認証を用いることも可能である。クライアント証明書や生体認証を用いる場合は、ICカードなどの耐タンパ性を持つ記憶メディアに認証情報を格納することが必要である。そこで、ICカードリーダや生体認証装置など(いずれもUSBデバイス20)のデバイスドライバをUSBコンセントレータ110に搭載し、それらを使用可能な状態にするエニュメレーション処理(301)を実施したうえで、VPN構築用の認証処理を行ってもよい。
−−−処理フロー例2−−−
次に、USBコンセントレータ110において、USBデバイス20をUSBインターフェイス206に、識別情報400を格納したリムーバブルメディアをリムーバブルインターフェイス205にそれぞれ接続した状態で電源を投入し、シンクライアント端末として利用可能となるまでの処理を示す。図5は、本実施形態のUSBコンセントレータとリモートPCの起動から接続までの手順を示す図である。
ここではまず、USBコンセントレータ自身でのエニュメレーション処理を実行する。すなわち、電源ONとなったUSBコンセントレータ110は、接続制御装置113を実現するプログラムを起動し、接続されたキーボード・マウス130や、ICカードリーダ、生体認証用といったUSBデバイス20を、USBコンセントレータ110で利用できるようにするエニュメレーション処理を行う(502)。識別情報400がリムーバブルメディアに格納されている場合は、リムーバブルメディア IF205に接続されたリムーバブルメディアのマウント処理も実施する。
続いて、USBコンセントレータ110は、利用者認証処理を実行する。すなわち、前記接続制御装置113を実現するプログラムが、前記ステップ501で使用可能になったUSBデバイス20を用いて利用者の認証を行う(502)。利用者を認証するため、前記接続制御装置113は、前記液晶表示部207に認証情報を入力することを利用者に促すメッセージ(例:ROM203に予め記憶していて必要に応じて読み出す)を表示する。その上で、前記ステップ501でエニュメレーションされたキーボード・マウス130から利用者識別情報および認証情報を受理し、識別情報400に格納されたコンセントレータ起動時認証設定との照合処理を行う。この照合でキーボード・マウス130から受理した利用者識別情報および認証情報と、識別情報400に格納されたコンセントレータ起動時認証設定とが一致することにより、前記接続制御装置113は、前記利用者が正当な権限を持つ利用者であることを確認する。
なお、USBコンセントレータ110が液晶表示部207を具備する代わりに、前記ステップ501においてディスプレイアダプタ120に対するエニュメレーション処理を実施し、ディスプレイ121に例えばログイン画面を表示して利用者に認証を促し、識別情報400と照合して利用者を認証することも可能である。
また、USBコンセントレータ110のハードウェア構成として、例えばテンキーのような簡単なキー入力デバイスを設けておき、キーボード・マウス130の代わりに使用するようにしてもよい。この構成の場合は、前記ステップ501に先立ち、ステップ502を先に実行し、前記テンキーを介して入力されたID・パスワード等による利用者認証が終わったUSBコンセントレータ110のみがUSBデバイスのエニュメレーション処理を行うようにしてもよい。
次に、前記接続制御装置113を実現するプログラムが、利用者認証が成功したか判断する(503)。接続制御装置113は、認証失敗、つまり利用者から受領した情報と識別情報400から読み出した情報とが一致しなかったと判断した場合(503:N)、処理を再度ステップ502に戻す。前記接続制御装置113は、例えば、利用者毎や所定時間帯毎に認証に失敗した回数をRAM202記録しておき、前記失敗の回数が規定回数を超えた場合に、リセットを行って初期状態に戻るようにしてもよい。なお、USBコンセントレータ110自体、または識別情報400を保持していることを持って利用者とみなすことにより、ステップ502およびステップ503を省略することも可能である。
前記ステップ503で利用者認証に成功した場合(503:Y)、接続制御装置113を実現するプログラムは、識別情報400に記載されたネットワーク設定情報を用いてUSBコンセントレータ110のネットワークインターフェイス204にIPアドレスを付与し、TCP/IPネットワーク150に接続する(504)。
接続制御装置113を実現するプログラムは、前記ステップ504の処理により、TCP/IPネットワークに接続できたか判断する(505)。例えば、出荷直後で識別情報400に情報が未設定であったり、あるいは他の何らかの原因により、前記ネットーワークインターフェイス204にIPアドレスが付与されなかった場合(505:N)、前記接続制御装置113は処理を前記ステップ551に遷移させる。この場合、接続制御装置113は、キーボード・マウス130および液晶表示部207を用いて、識別情報400のネットワーク設定の書き換え指示を利用者から取得し、識別情報400を更新する処理を実行する(551)。この処理の後、接続制御装置113はステップ504に処理を戻し、再度ネットワーク接続を試みる。
一方、前記TCP/IPネットーワークへの接続が成功した場合(505:Y)、接続制御装置113を実現するプログラムは、識別情報400に記載されたVPN設定(の接続先ホスト名、IPアドレスの情報)を用いて、USBコンセントレータ110とリモートPC100の間でVPNを確立する(506)。本ステップ内では、キーボード・マウス130もしくは、その他デバイス140として接続されたICカードリーダや生体認証装置および、液晶表示部207を用いて、接続制御装置113が、前記ステップ502およびステップ503と同様の手法でVPN利用者の認証を行う。
ここでの認証に成功すると、接続制御装置113を実現するプログラムは、VPNクライアント111を実現するプログラムを起動する。起動したVPNクライアント111を実現するプログラムは、識別情報400のVPN設定に従いリモートPC100のVPNサーバ101との間でVPNの構築を試行することとなる。
上述のVPN構築処理に続き、VPNクライアント111を実現するプログラムは、VPNの構築状況を判断する(507)。例えば、VPNサーバ101に接続できなかった場合(507:N)、前記VPNクライアント111は、識別情報400のVPN設定を書き換えるか否か判断するステップ552に遷移する。このステップ552では、接続不成功の旨を、例えば、前記液晶表示部208に表示して利用者の判断指示を待つ。出荷直後で識別情報400のVPN設定が未設定である、もしくは、間違った設定が原因で接続すべきVPNサーバを特定できないなどと利用者が判断し、識別情報400の書き換え指示を、前記キーボード・マウス130等で受領した場合(552:Y)、ステップ553に遷移する。このステップ553では、VPNクライアント111が、キーボード・マウス130および液晶表示部207を用いて、識別情報400におけるVPN設定書き換え指示内容を利用者から受領し、VPN設定の更新を実行する。この更新処理の後、ステップ506に戻る。
他方、VPNサーバ101に接続できた場合(507:Y)、VPNサーバ101およびVPNクライアント111に仮想的なネットワークインターフェイスが生成され、予め定めておいたネットワーク設定(識別情報400由来)がそれぞれのネットワークインターフェイスに行われる。これにより例えば、リモートPC100には、「192.168.0.1」というIPアドレスが、USBコンセントレータ110には「192.68.0.2」というIPアドレスがそれぞれ新たに付与される。リモートUSBハブアダプタ105と接続制御装置113は、上記のIPアドレスを用いてVPN160上での通信を行えるようになる。VPN160上での通信が行えることを確認すると、VPNクライアント111を実現するプログラムは、接続制御装置113を実現するプログラムに、接続完了通知を返す。
続いて、接続制御装置113を実現するプログラムは、USBコンセントレータ110に接続されたUSBデバイス20をリモートPC100のデバイスとして利用する状態に移行させる(508)。本ステップ以降では、USBホストコントローラ115から送られたUSBパケットは、IPパケットでトンネリングしてリモートUSBハブアダプタ105に送信される。一方、リモートUSBハブアダプタ105から送られたIPパケットについては、このIPパケットよりUSBパケットを取り出してUSBホストコントローラ115に送信される。
次に、接続制御装置113を実現するプログラムは、エニュメレーション処理を中継することにより、USBコンセントレータ110に接続されたUSBデバイスを、リモートPC100が利用可能にする(509)。ここではまず、接続制御装置113が、リモートUSBハブアダプタ105に対し、USBルートハブ116の接続イベントを送信する。USBバスドライバ102が前記接続イベントをリモートUSBハブアダプタ105経由で受信すると、USBバスドライバ102によるUSBルートハブ116に対するエニュメレーション処理が行われる。
上記USBルートハブ116に対するエニュメレーション処理が、リモートPC100へのデバイスドライバのインストール失敗やデバイスドライバのバージョンのミスマッチ、リモートPC100へのユーティリティプログラムのインストールの失敗等が原因で失敗した場合、接続制御装置113を実現するプログラムは、液晶表示部207にUSBルートハブ116のエニュメレーションに失敗したことを表示し、処理を中断する。
一方、USBルートハブ116に対するエニュメレーションに成功すると、前記USBバスドライバ102は、USBコンセントレータ110のUSBルートハブ116からハブクラスリクエストを送信され、これを契機に、USBコンセントレータ110に接続された各々のUSBデバイス20に対するエニュメレーション処理を実施する。
前記USBデバイス20に対するエニュメレーション処理は、シーケンシャルに行われる。したがって、USBデバイス20のエニュメレーション処理に失敗した場合、前記USBデバイス20が接続されたアドレスを識別することにより、ディスプレイアダプタ120、キーボード・マウス130、その他デバイス140の中のどのUSBデバイスのエニュメレーション処理に失敗したか識別することが可能である。接続されたUSBデバイス20のエニュメレーション処理が失敗した場合、接続制御装置113を実現するプログラムは、液晶表示部207にエニュメレーションに失敗したUSBデバイスに関する情報を表示する。
前記ステップ509が正常に終了すると、リモートPC100上のオペレーティングシステムおよびアプリケーションプログラムがUSBコンセントレータ110に接続されたUSBデバイス20を制御できるようになる。より具体的には、USBコンセントレータ110に接続されたディスプレイアダプタ120につながるディスプレイ121上にリモートPC100のデスクトップ画面が表示され、キーボード・マウス130により、リモートPC100に対するキーボード・マウス操作を行うことが可能になる。前記のキーボード・マウス操作では、Ctrl+Alt+Deleteキーといった、いわゆる特殊キーと呼ばれるキー操作もUSBコンセントレータ110に接続されたキーボードを用いて行うことができる。
他方、ステップ509でエニュメレーション処理が失敗したUSBデバイスがあっても、その他のエニュメレーション処理に成功したUSBデバイスの動作にはなんら影響を与えない。すなわち、リモートPC100で利用できないUSBデバイスは、ステップ509のエニュメレーション処理で失敗したUSBデバイスに限定される。
次に、USBコンセントレータ110に接続されたUSBデバイスを用いてリモートPC100の操作を可能とする処理(510)を説明する。この処理では、接続制御装置113を実現するプログラムが、各USBデバイス20に対するデータ転送が失敗した際に、液晶表示装置207にその旨を表示する。ステップ510を実行している最中に新たなUSBデバイス20の接続が行われた場合、USBルートハブ115からUSBバスドライバ102に対し、接続イベントが送信され、送信された接続イベントのポート番号に従って新たに追加されたUSBデバイスのエニュメレーション処理が実行される。一方、USBデバイス20、例えばその他のデバイス140がUSBコンセントレータ110から取り外されると、リモートPC100のUSBバスドライバ102は、USBデバイス20の取り外しを検知して該当のデバイスドライバをアンロードし、前記取り外されたUSBデバイスをリモートPC100のOSやアプリケーションから利用できなくする。本実施形態のUSBコンセントレータ110は、その他デバイス140のみならず、ディスプレイアダプタ120および、キーボード・マウス130も取り外した後、再度接続することが可能である。
なお、利用者がリモートPC100の利用を終了する際、USBコンセントレータ110のリセットボタンを押すなどしてリセットをかけると、USBコンセントレータ110は図5のフローにおける「電源ON/リセット」の処理に戻る。そして、利用者認証の為、USBコンセントレータ110は、USBインターフェイス206に接続されているキーボード・マウス130を一時的に占有する。このキーボード・マウス130等で利用者からのID・パスワード等を受領し、ステップ502と同様の利用者認証を実行する。また、リモートPC100からVPNを切断すると、接続制御装置113を実現するプログラムは、このVPN切断を検知し、再び前記キーボード・マウス130を占有し、前記ステップ502同様の利用者認証を実行し、VPNの構築を試行し始める。
また、VPN160の接続状態によらず、USBルートハブ116およびその配下に接続されたUSBデバイス20のエニュメレーションに失敗する場合は、利用者ないし管理者が、リモートPC100に、前記USBコンセントレータ110のデバイスドライバと当該デバイスドライバのインストール情報のファイルとをコピーする。そして、必要に応じてUSBコンセントレータ110の設定を変更するか、もしくは状態を監視するユーティリティプログラムをインストールすることで解決を図る。
本作業は、リモートPC100にキーボード・マウスおよびディスプレイを接続し、TCP/IPネットワークやリムーバブルメディアを用いてデバイスドライバをリモートPC100にコピーして行うか、従来型のシンクライアントシステムで行うことが可能である。
以上本実施形態によれば、USBコンセントレータ(周辺機器接続装置)がイニシエータとなり、リモートPC(計算機)に対してVPN接続を要求してVPNを構築すれば、プラグアンドプレイで着脱可能なUSBデバイス20を接続することが可能なシンクライアントシステムを実現できる。特にUSBコンセントレータがインターネットを介してNAT(Network Address Translation)で保護されたプライベートネットワークに設置されている場合でも、VPNサーバへのTCPコネクションを確立することが可能であるため、シンクライアントシステムを構築することが可能である。
また、本実施形態のUSBコンセントレータ上では、接続制御装置を実現するプログラムと、VPNクライアントを構成するプログラムのみが最低限稼動すればよく、必要なリソースは少ない。このため、シンクライアント端末を少量のRAMやROMを搭載した安価な構成のハードウェアで実現することが可能である。また、前記プログラムはシンプルなものであり、セキュリティホールが発生する余地が少ない。更に、プログラムのアップデートが必要な状況も発生しにくいため、シンクライアント端末の保守作業を簡略化することが可能である。
さらに、一人の利用者が本実施形態のUSBコンセントレータを複数個用いてシンクライアントシステムを構成することもできる。これは例えば家庭ネットワークに設置したUSBコンセントレータと勤め先のネットワークに設置したリモートPCによりシンクライアントシステムを構成する場合に、ひとつのUSBコンセントレータを利用者の手元に置いてキーボード、マウス、ディスプレイアダプタを接続するために使用し、もうひとつのUSBコンセントレータを離れた場所にあるUSBプリンタの接続用に使用するような場合に有効である。
したがって、プラグアンドプレイでのデバイス変更や周辺機器の接続に対応したシンクライアントシステムを実現できる。
以上、本発明の実施の形態について、その実施の形態に基づき具体的に説明したが、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
本実施形態のUSBコンセントレータとリモートPCの接続構成を示す図である。 本実施形態のUSBコンセントレータのハードウェア構成を示す図である。 本実施形態のUSBコンセントレータとリモートPCの接続手順を示す図である。 本実施形態のUSBコンセントレータの起動と接続に用いる識別情報を示す図である。 本実施形態のUSBコンセントレータとリモートPCの起動から接続までの手順を示す図である。
符号の説明
10 シンクライアントシステム
20 周辺機器(USBデバイス)
100 リモートPC(計算機)
101 リモートPCのVPNサーバ(VPN通信手段)
102 USBドライバ(機器ドライバソフトウェア)
103 USBバスドライバ
104 ネットワークドライバ
105 リモートUSBハブアダプタ(接続ドライバソフトウェア)
110 USBコンセントレータ(周辺機器接続装置)
111 VPNクライアント(VPN構築手段)
112 識別情報記憶装置
113 接続制御装置(イベント通知手段)
114 ネットワークドライバ
115 USBホストコントローラ
116 USBルートハブ
120 ディスプレイアダプタ
121 ディスプレイ
130 キーボードとマウス
140 その他のデバイス
150 TCP/IPネットワーク
160 仮想プライベートネットワーク(VPN)
400 識別情報

Claims (10)

  1. IPネットワークに接続された計算機および周辺機器接続装置からなるシステムであって、
    前記周辺機器接続装置が、
    周辺機器の接続インターフェイスと、前記計算機との間にイニシエータとしてVPNを構築し当該VPN経由での通信を行うVPN構築手段と、前記接続インターフェイスでの周辺機器接続イベントを前記構築したVPN経由で前記計算機に通知するイベント通知手段とを備え、
    前記計算機が、
    前記周辺機器接続装置からのVPN構築要求に応じてVPN経由での通信を行うVPN通信手段と、前記周辺機器接続装置よりVPN経由で前記周辺機器接続イベントの通知を受けて、前記周辺機器接続装置の接続インターフェイスに接続されている前記周辺機器を、当該計算機の周辺機器として割り当てる機器割当手段とを備える、
    ことを特徴とするシンクライアントシステム。
  2. 前記周辺機器接続装置が、
    前記接続インターフェイスとして、前記周辺機器を物理的に接続する周辺機器ハブを備え、
    前記VPN構築手段として、前記IPネットワーク上で前記計算機との間のVPNを構築するVPNクライアントプログラムを備え、
    前記周辺機器と前記周辺機器ハブとを制御する周辺機器ホストコントローラを備えることを特徴とする請求項1に記載のシンクライアントシステム。
  3. 前記周辺機器接続装置が、
    利用者の認証用情報を少なくとも含む初期設定データを格納した識別情報記憶装置と、
    当該周辺機器接続装置の起動時に前記識別情報記憶装置から前記初期設定データを読み出して、この初期設定データに従って利用者認証処理を行う接続制御装置と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のシンクライアントシステム。
  4. 前記周辺機器接続装置において、
    周辺機器接続装置の起動後の稼動状態を示すインジケータを備え、
    前記接続制御装置が、前記利用者認証の進行状況を前記インジケータに表示するものであることを特徴とする請求項3に記載のシンクライアントシステム。
  5. 前記周辺機器接続装置において、
    前記周辺機器と前記周辺機器ハブとを制御する周辺機器ホストコントローラが、前記周辺機器の起動時またはリセット時、VPN切断後に再度VPNを構築する前、のいずれかのタイミングで、前記周辺機器ハブに接続されている周辺機器を一定時間占有し、
    前記接続制御装置が、前記占有している周辺機器を介して認証情報入力を利用者に促し、ここで入力された認証情報を前記初期設定データの認証用情報と照合して利用者認証処理を実行する、
    ことを特徴とする請求項3に記載のシンクライアントシステム。
  6. 前記周辺機器接続装置において、
    利用者固有情報と前記計算機の識別情報とを記憶した着脱可能な記憶装置を備え、
    前記接続制御装置が、前記占有している周辺機器を介して認証情報入力を利用者に促し、ここで入力された認証情報と前記着脱可能な記憶装置から読み出した情報と照合して利用者認証処理を実行する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のシンクライアントシステム。
  7. 前記計算機が、
    前記VPN通信手段としてVPNサーバプログラムを備え、
    前記機器割当手段として、前記周辺機器接続装置に接続されている周辺機器を接続する接続ドライバソフトウェアと、前記周辺機器を機器ごとに制御する機器ドライバソフトウェアを備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシンクライアントシステム。
  8. IPネットワークに接続された計算機および周辺機器接続装置からなるコンピュータシステムにおいて、
    前記周辺機器接続装置が、
    前記計算機との間にイニシエータとしてVPNを構築し当該VPN経由での通信を行う処理と、周辺機器を接続可能な接続インターフェイスでの周辺機器接続イベントを前記構築したVPN経由で前記計算機に通知する処理とを実行し、
    前記計算機が、
    前記周辺機器接続装置からのVPN構築要求に応じてVPN経由での通信を行う処理と、前記周辺機器接続装置よりVPN経由で前記周辺機器接続イベントの通知を受けて、前記周辺機器接続装置の接続インターフェイスに接続されている前記周辺機器を、当該計算機の周辺機器として割り当てる処理とを実行する、
    ことを特徴とするシンクライアントシステム構成方法。
  9. IPネットワークに接続された計算機とシンクライアントシステムを構成する装置であって、周辺機器の接続インターフェイスと、前記計算機との間にイニシエータとしてVPNを構築し当該VPN経由での通信を行うVPN構築手段と、前記接続インターフェイスでの周辺機器接続イベントを前記構築したVPN経由で前記計算機に通知するイベント通知手段とを備えることを特徴とする周辺機器接続装置。
  10. IPネットワークに接続された装置とシンクライアントシステムを構成する計算機であって、前記装置からのVPN構築要求に応じてVPN経由での通信を行うVPN通信手段と、前記装置の接続インターフェイスに周辺機器が接続されたイベントの通知を前記装置よりVPN経由で受けて、前記装置の接続インターフェイスに接続されている周辺機器を当該計算機の周辺機器として割り当てる機器割当手段とを備えることを特徴とする計算機。
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