JP2010116820A - 作業車輌 - Google Patents

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Abstract

【課題】畜圧式燃料噴射装置を備え、廉価かつ簡素な構造で走行を保障可能な作業車両を提供する。
【解決手段】エンジンの回転数を操作するエンジンコントロールレバー35の下方部分は、カバー部材に覆われていると共に、その取付け部に近接して設けられた第1及び第2アクセルセンサ33,42によって、アクセル開度が検出されている。第1アクセルセンサ33はエンジンの目標回転数を設定するエンジン制御ユニットに接続しており、第2アクセルセンサ42は作業機の動作を設定する作業機制御ユニットに接続している。作業者は、断線やセンサ故障のため第1アクセルセンサ33からの検出信号が出力されない場合、第1アクセルセンサ33のコネクタ33bを第2アクセルセンサに付け換え、第2アクセルセンサが検出したアクセル開度に基づいてエンジン回転数を設定することによってトラクタを走行させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、畜圧式燃料噴射装置により燃料が噴射されて駆動するエンジンを搭載した作業車輌に関する。
従来、高圧ポンプ9と、該高圧ポンプ9によって加圧された燃料を蓄えるコモンレール11と、該コモンレール11に接続し、各気筒に燃料を噴射するインジェクタ10などからなる畜圧式燃料噴射装置を備え、エンジン制御ユニット(エンジンコントロールユニット)17からの制御信号によって、上記インジェクタ10が開閉して燃料が噴射されるエンジン(畜圧式燃料噴射ディーゼルエンジン)を搭載した、作業車輌(作業車)が案出されている。
特開2007−198299号公報
上記特許文献1記載のような、畜圧式燃料噴射装置を有したエンジンを搭載した作業車輌は、アクセルセンサからの検出信号に基づいて、エンジン制御ユニットがインジェクタの開閉を制御して燃料を噴射するため、センサ故障や、断線などの理由によって上記アクセルセンサからエンジン制御ユニットに検出信号が出力されない場合、エンジンの回転数がアイドリング回転数に固定されてしまい、走行することが困難であった。
そこで本発明は、エンジン制御用のアクセルセンサと、作業機制御用のアクセルセンサとを備え、エンジン制御用のアクセルセンサが故障した場合、作業機制御用のアクセルセンサからの信号を用いてエンジンを制御することによって、上記課題を解決した作業車輌を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、畜圧式燃料噴射装置(9)から燃料が噴射されて駆動するエンジン(6)を搭載すると共に、該エンジン(6)からの動力によって作動する作業機を備えた作業車輌(1)において、
アクセル開度に基づいて前記エンジン(6)の回転数を制御するエンジン制御ユニット(26)と、
アクセル開度及び前記エンジン(6)の回転数に基づいて前記作業機の昇降制御を行う作業機制御ユニット(27)と、
作業者の操作に対するアクセル開度を検出し、該検出信号を前記エンジン制御ユニット(26)に出力する第1アクセルセンサ(33)と、
作業者の操作に対するアクセル開度を検出し、該検出信号を前記作業機制御ユニット(27)に出力する第2アクセルセンサ(42)と、を備え、
前記第1アクセルセンサ(33)が故障した場合、前記第2アクセルセンサ(42)からの前記検出信号によって、前記エンジン(6)を制御する、
ことを特徴とする作業車輌(1)にある。
請求項2に係る発明は、該第1アクセルセンサ(33)と、前記第2アクセルセンサ(42)とのコネクタ(33b,42b)を付け換え可能に、これら第1及び第2アクセルセンサ(33,42)を近接して配置した、
請求項1記載の作業車輌(1)にある。
請求項3に係る発明は、前記第1及び第2アクセルセンサ(33,42)を、前記エンジン(6)の回転数を操作するエンジンコントロールレバー(35)の取付け部近傍に設けると共に、該エンジンコントロールレバー(35)の下方部分及び前記第1及び第2アクセルセンサ(33,42)を覆うカバー部材(49)を備え、
該カバー部材(49)の前記第1及び第2アクセルセンサ(33,42)に対応する位置に、これら第1及び第2アクセルセンサ(33,42)にアクセス可能な窓部(61)を設けた、
請求項2記載の作業車輌(1)にある。
請求項4に係る発明は、前記第1アクセルセンサ(33)が故障した場合、前記第2アクセルセンサ(42)からの前記検出信号が、前記作業機制御ユニット(27)を介して前記エンジン制御ユニット(26)に出力されるように、これらエンジン制御ユニット(26)及び作業機制御ユニット(27)を通信可能に構成した、
請求項1記載の作業車輌にある。
なお、括弧内の符号等は、図面と対照するためのものであるが、これにより特許請求の範囲に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る発明によると、エンジンの制御に使用される第1アクセルセンサが故障したとしても、作業機の制御に使用される第2アクセルセンサからの信号によって、エンジンの制御が行われるため、最低限、作業車輌を走行させることができる。また、複数のエンジン制御用のアクセルセンサを必要としないため、簡素な構成かつ廉価に作業車輌の走行を保障することができる。
請求項2に係る発明によると、第1及び第2アクセルセンサを近接して配置し、該第1アクセルセンサが故障した際には、第1アクセルセンサのコネクタを第2アクセルセンサに付け換え可能に構成したことによって、簡素な構成かつ廉価に作業車輌の走行を保障することができる。
請求項3に係る発明によると、第1及び第2アクセルセンサを覆うカバー部材の、これら第1及び第2アクセルセンサに対応する位置に窓部を設けたことによって、いちいちカバー部材を外さなくてもアクセルセンサにアクセスすることができ、第1アクセルセンサの故障時に容易にコネクタを付け換えることが出来る。
請求項4に係る発明によると、エンジン制御ユニットと、作業機制御ユニットとを通信可能に構成し、第1アクセルセンサが故障した際には、作業機制御ユニットを介してエンジン制御ユニットに第2アクセルセンサからの信号が出力されるため、簡素な構成かつ廉価に作業車輌の走行を保障することができる。
以下に図面に基づいて本発明に係る作業車輌の実施形態について説明をする。
<第1の実施形態>
[作業車輌の概略]
図1に示すように、本発明に係る作業車輌としてのクローラ型トラクタ1は、左右一対のクローラ走行装置2によって機体3が支持されていると共に、該機体3の前方にはボンネット5に覆われたエンジン6を搭載している。エンジン6の後方には、キャビン7が設けられており、キャビン7内にはステアリングハンドル等からなる運転操作部及び運転座席が配設されている。
上記エンジン6は、畜圧式燃料噴射ディーゼルエンジンであり、図2に示すように、畜圧式燃料噴射装置9を備えていると共に、該畜圧式燃料噴射装置9は、燃料タンク10、低圧ポンプ11及び高圧ポンプ12からなるポンプユニット13、高圧燃料を蓄えるコモンレール15、各気筒に燃料を噴射するインジェクタ16・・・などから構成されている。
上記低圧ポンプ11は、複数の燃料フィルタ17a,17bが介在する低圧燃料供給管19を介して燃料タンク10から燃料を吸い上げると共に、吸い上げられた燃料は高圧ポンプ12によって高圧化され、燃料調整機20を介してコモンレール15に吐出される。該コモンレール15は、高圧ポンプ12から吐出された高圧燃料を畜圧すると共に、分岐管21・・・を介して少なくともエンジンの気筒数と同数のインジェクタ16・・・に接続しており、インジェクタ16・・・の電磁弁が開閉することによってコモンレール15内の高圧燃料が各気筒に噴射される。
上述したコモンレール15の端部にはプレッシャリミッタ22を介してリリーフ管23が接続されており、該プレッシャリミッタ22はコモンレール圧が所定の限界設定圧を超えると開弁して燃料圧の過度の上昇を抑制するように構成されている。また、リリーフ管23は、高圧ポンプ12からのリーク燃料を燃料タンク10へと還流するリーク管25と合流しており、これら高圧ポンプ12及びコモンレール15からのリークした燃料は、上記リリーフ管23、リーク管25を通って燃料タンク10に還流される。
[制御ユニットの説明]
次に、トラクタ1の制御ユニットについて説明をする。図3に示すように、トラクタ1は、上述したエンジン6を制御するエンジン制御ユニット26と、作業機を制御する作業機制御ユニット27との2つの制御ユニットを、それぞれ独立して有している。
上記エンジン制御ユニット26には、コモンレール圧を検出するコモンレール圧センサ29、気筒判別センサ30、水温センサ31及びエンジンコントロールレバー35の開度を検出する第1アクセルセンサ33などからの検出信号(センサデータ)が入力されていると共に、上述した燃料調整機20及び各インジェクタ16・・・に接続している。エンジン制御ユニット26は、これらセンサからの運転情報、特に第1アクセルセンサ33からのアクセル開度に基づきコモンレール15の目標圧力及びインジェクタ16・・・の燃料噴射量を算出し、該目標圧力になるように燃料調整機20に制御信号を出力すると共に、各インジェクタ16にも制御信号を出力してその開閉を制御する。
一方、作業機制御ユニット27には、作業機及び作業方法に応じて深さ制御を切替える深さ作業切替ボリューム34、ロータリの耕深量などを設定する深さ・ドラフト設定ボリューム36、走行及び作業状態が表示される表示パネル(MACビジョン)を操作するMACビジョン操作スイッチ37、エンジン回転数を検出するエンジン回転数センサ38、作業機の昇降高さを制御するポジションコントロールレバーの位置検出するポジションコントロールポテンショメータ39、リフトアームの位置を検出するリフトアーム角センサ40、リヤカバー位置を検出する深さセンサ41及びエンジンコントロールレバーの開度を検出する第2アクセルセンサ42などからの検出信号が入力されていると共に、リフトアームを昇降させて作業機の耕耘深さを変えるコントロールバルブ43、ブザー45、深さ制御の作動状態を表示する深さランプ46、後述するSモード制御の作業状態を表示するSモードランプ47と接続している。
作業機制御ユニット27は、通常、深さセンサ41からの検出信号に基づいて作業機の作業位置を制御して深さ制御を行う。また、深さ作業切替ボリューム34がSモード位置にある場合は、エンジン回転数が、第2アクセルセンサ42からのアクセル開度信号に応じて設定される所定のエンジン回転数であるアクセル設定値よりも下がると、コントロールバルブ43を制御して作業機を上昇させ、エンジン回転数がアクセル設定値に戻ると作業機を所定のポジション位置まで下降させて、エンジン6に掛かる負荷を一定にしてエンジンストップを防止するSモード制御を行う。
[第1及び第2アクセルセンサの取付け構造]
次に、本発明の要部である第1及び第2アクセルセンサ33,42の取付け構造について説明をする。エンジン回転数を操作するエンジンコントロールレバー35は、図4及び図5に示すように、運転座席の側方に設けられたサイドパネルの前方側に配設されており、その取付け部である下方部分はカバー部材49によって覆われている。
エンジンコントロールレバー35は、図5(a)、(b)、(c)に示すように、上記カバー部材49の内部で支持プレート50に設けられた支持軸51に回動自在に取付けられていると共に、支持プレート50から突設した一対の規制ピン52a,52bによってその回動範囲が規制されている。また、エンジンコントロールレバー35のボス部35aには、不図示のフットペダルからのワイヤ53が取付けられるアーム部35bが設けられていると共に、後述するリンクプレート55のピン55aと当接してエンジンコントロールレバー35の回動を伝達する板状部35cが設けられている。
上記リンクプレート55は、支持プレート50を貫通すると共に回動自在に設けられた回動軸56に嵌合すると共に、上述したピン55aが固設された端部とは反対側の端部において、第1アクセルセンサ33のセンサアーム33aと係合している。該第1アクセルセンサ33は、支持プレート50に一対のネジ57a,57bによって取付けられており、そのセンサ軸の先端には上述したリンクプレート55の端部と係合するセンサアーム33aが取付けられている。それにより、板状部35c、ピン55a、リンクプレート55、センサアーム33aを介して、センサ軸がエンジンコントロールレバー35の回動に追随して回動し、回動変位を第1アクセルセンサ33に入力する。
また、支持プレート50の第1アクセルセンサ33の取付け面とは対向した側には、第2支持プレート59が近接して並設されており、該第2支持プレート59には第1アクセルセンサ33と同じポテンショメータからなる第2アクセルセンサ42が一対のネジによって固定されている。
上記第2アクセルセンサ42は、第1アクセルセンサ33と同様にセンサ軸の先端にセンサアーム42aを有しており、このセンサアーム42aは支持プレート50を貫通した回動軸56の他端に嵌合した第2リンクプレート60の端部と係合している。それにより、第2アクセルセンサ42のセンサ軸も、板状部35c、ピン55a、リンクプレート55、回動軸56、第2リンクプレート60、センサアーム42aを介してエンジンコントロールレバー35の回動に追随して回動し、回動変位が第2アクセルセンサ42に入力される。
これら第1及び第2アクセルセンサ33、42は、エンジンコントロールレバー35の回動変位、つまり作業者の操作に応じたアクセル開度を検出しており、第1アクセルセンサ33はエンジン制御ユニット26に接続され、第2アクセルセンサ42は作業機制御ユニット27に接続されていると共に、互いのコネクタ33b、42bを付け換えられるように近接して配設されている。
また、図4に示すように、カバー部材49の第1及び第2アクセルセンサ33,42に対応した位置には開閉自在な窓部61が設けられており、カバー部材49を外さなくても窓部61を開閉することによって容易に第1及び第2アクセルセンサ33,42にアクセス可能に構成されている。これにより、第1及び第2アクセルセンサ33,42がコネクタ33b,42bを付け換え可能に近接して並設されていることと相俟って、第1アクセルセンサ33が断線などの理由によって故障しても、容易に第1アクセルセンサ33のコネクタ33bを第2アクセルセンサ42に付け換えて、最低限機体の走行を保障できるように構成されている。
[トラクタの作用]
次に、本実施の形態に係るトラクタ1の作用について説明をする。走行中もしくは作業中に、断線、センサ故障などの原因によって、第1アクセルセンサ33からエンジン制御ユニット26に検出信号が出力されず、エンジン回転数がアイドリング回転数までドロップすると、作業者は運転座席の側方にあるカバー部材49の窓部61を開き、第1アクセルセンサ33のコネクタ33bと、第2アクセルセンサ42のコネクタ42bとを付け換える。
第1アクセルセンサ33のコネクタ33bと第2アクセルセンサ42のコネクタ42bとを付け換えると、作業者のエンジンコントロールレバー35の操作量に応じたアクセル開度信号が第2アクセルセンサ42からエンジン制御ユニット26に出力され、作業者はエンジンコントロールレバー35を操作してエンジン回転数を保持しつつトラクタを修理可能な場所まで最低限走行させる。
なお、作業者は、深さ作業切替ボリューム34をSモードから通常深さ制御モードへと切替えて、作業を続行することも出来ると共に、エンジンコントロールレバーは、必ずしも運転座席の側方ではなく、ステアリングハンドル近傍に配置してもよい。
上記のようにトラクタ1を構成したことによって、走行中もしくは作業中に、第1アクセルセンサ33が故障もしくは断線などしてエンジン制御ユニット26にアクセル開度信号を出力できなくなり走行不能に陥っても、近接して配設された第2アクセルセンサ42に第1アクセルセンサ33のコネクタ33bを付け換えることによって、トラクタの走行を保障することができる。
また、エンジン回転制御用の第1アクセルセンサ33に並列して、該第1アクセルセンサ33と同一センサからなる作業機制御用の第2アクセルセンサ42を配設し、第1アクセルセンサのコネクタ33bを第2アクセルセンサ42に付け換え可能に構成したことにより、簡単な構成によりリンプホーム機能を達成することが出来ると共に、作業機制御用の第2アクセルセンサ42をリンプホーム用の補助アクセルセンサとして兼用することによって、別途、新たにエンジン制御用のアクセルセンサを設けずにトラクタ1の走行を保障することができ、製造コストを低く抑えることが出来る。
更に、第1及び第2アクセルセンサ33,42を覆うカバー部材49の、これら第1及び第2アクセルセンサ33,42に対応する位置に開閉自在な窓部61を設けたことによって、カバー部材49を外さなくても該窓部61を介して第1及び第2アクセルセンサ33,42にアクセスすることができ、容易に第1及び第2アクセルセンサ33,42のコネクタ33b,42bを付け換えることができる。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態に係るトラクタは、上述したエンジン制御ユニット26と、作業機制御ユニット27とを相互に通信可能に構成したトラクタであり、以下に第1の実施形態のトラクタと相違する部分について説明をする。
図6に示すように、エンジン制御ユニット26は、作業制御ユニット27と通信ケーブルによって相互に接続されており、一方の制御ユニット26,27に入力されたセンサからの検出信号を他方の制御ユニット26,27にも送受信するように構成されている。
上記エンジン制御ユニット26は、図7に示すように、エンジン回転数を決定するに際し、まず第1アクセルセンサ33から出力された作業者の操作に応じたアクセル開度信号などのセンサデータ(検出信号)を取り込み(S1)、これら取込んだセンサデータに断線やセンサ故障によって検出信号が入力されていない等の異常がないかを確認する(S2)。
エンジン制御ユニット26は、これらのセンサデータに異常がない場合には取込んだセンサデータに基づいて目標回転数を設定し(S3)、上述した燃料調整機20、インジェクタ16・・・などのエンジンユニットに制御信号を出力してエンジンの回転数を目標回転数に制御する(S4)。
エンジンユニットに制御信号を出力すると、エンジン制御ユニット26は作業機制御ユニット27との間で通信をし、取込んだセンサデータ、特に第1及び第2アクセルセンサ33,42が検出したアクセル開度信号を互いに送受信する(S5)。そして、センサデータの送受信が終わると、何らかの異常が発生しているかを判断し(S6)、異常が発生していない場合にはリターンする(S7)。
また、エンジン制御ユニット26は、取込んだセンサデータに異常がある場合には異常処理を行い、異常が認められたセンサデータ、例えば第1アクセルセンサ33のアクセル開度信号を使用せずに、作業機制御ユニット27から受信した第2アクセルセンサ42からのアクセル開度信号に基づいてエンジン回転数を設定する(S8,S9)。
更に、上述したようにセンサデータの異常を検出した場合にはエンジン制御ユニット26は異常の発生を認識し、ランプ46,47の点滅やブザーの報知によって作業者に異常状態を知らせると共に、異常状態の発生を作業機制御ユニットに通信によって知らせる(S10)。
一方、作業機制御ユニット27もエンジン制御ユニット26と同様に、作業機の動作設定に際して、まず第2アクセルセンサ42から出力された作業者の操作に応じたアクセル開度信号などのセンサデータ(検出信号)を取り込み(S20)、これら取込んだセンサデータに断線やセンサ故障によって検出信号が入力されていない等の異常がないかを確認する(S21)。
作業機制御ユニット27は、これらのセンサデータに異常がない場合には取込んだセンサデータに基づいて作業機の動作を設定し(S22)、コントロールバルブ43などに制御信号を出力して作業機を制御する(S23)。
制御信号を出力すると、作業機制御ユニット27はエンジン制御ユニット26との間で通信をし、取込んだセンサデータ、特に第1及び第2アクセルセンサ33,42が検出したアクセル開度信号を互いに送受信する(S24)。そして、センサデータの送受信が終わると、何らかの異常が発生しているかを判断し(S25)、異常が発生していない場合にはリターンする(S26)。
また、作業機制御ユニット27は、取込んだセンサデータに異常がある場合には異常処理を行い、異常が認められたセンサデータ、例えば第2アクセルセンサ42のアクセル開度信号を使用せずに、エンジン制御ユニット26から受信した第1アクセルセンサ33からのアクセル開度信号に基づいてSモード制御を行う(S27,S28)。
更に、上述したようにセンサデータの異常を検出した場合には作業機制御ユニット27は異常の発生を認識し、ランプ46,47の点滅やブザーの報知によって作業者に異常状態を知らせると共に、異常状態の発生をエンジン制御ユニットに通信によって知らせる(S29)。
上記のようにトラクタ1を構成したことによって、走行もしくは作業中に断線もしくはセンサ故障によってエンジン制御ユニット26に第1アクセルセンサ33からアクセル開度信号が出力されなくても、エンジン制御ユニット26には通信ケーブルを介して作業機制御ユニット27に出力された第2アクセルセンサ42からのアクセル開度信号が出力され、該作業機制御ユニットからのセンサデータによってエンジンの目標回転数を設定することができ、トラクタの走行を保障することができる。
また、第2アクセルセンサ42が故障した場合には、作業機制御ユニット27は、エンジン制御ユニット26から受信した第1アクセルセンサ33からのアクセル開度信号に基づいて作業機を制御することができる。更に、動作を保障するために別途、新たなアクセルセンサを必要としないため、廉価かつシンプルな構成とすることができる。
本発明の実施形態に係るトラクタの側面図。 本発明の実施形態に係るエンジンの概略構成図。 本発明の第1の実施形態に係るトラクタのブロック図。 本発明の第1の実施形態に係るエンジンコントロールレバー回りの側面図。 (a)本発明の第1の実施形態に係るアクセルセンサ取付け部の平面図、(b)本発明の第1の実施形態に係るアクセルセンサ取付け部の左側面図、(c)本発明の第1の実施形態に係るアクセルセンサ取付け部の斜視図。 本発明の第2の実施形態に係るトラクタのブロック図。 本発明の第2の実施形態に係るトラクタのフローチャート。
符号の説明
1 作業車輌
6 エンジン
9 畜圧式燃料噴射装置
26 エンジン制御ユニット
27 作業機制御ユニット
33 第1アクセルセンサ
33b コネクタ
35 エンジンコントロールレバー
42 第2アクセルセンサ
42b コネクタ
49 カバー部材
61 窓部

Claims (4)

  1. 畜圧式燃料噴射装置から燃料が噴射されて駆動するエンジンを搭載すると共に、該エンジンからの動力によって作動する作業機を備えた作業車輌において、
    アクセル開度に基づいて前記エンジンの回転数を制御するエンジン制御ユニットと、
    アクセル開度及び前記エンジンの回転数に基づいて前記作業機の昇降制御を行う作業機制御ユニットと、
    作業者の操作に対するアクセル開度を検出し、該検出信号を前記エンジン制御ユニットに出力する第1アクセルセンサと、
    作業者の操作に対するアクセル開度を検出し、該検出信号を前記作業機制御ユニットに出力する第2アクセルセンサと、を備え、
    前記第1アクセルセンサが故障した場合、前記第2アクセルセンサからの前記検出信号によって、前記エンジンを制御する、
    ことを特徴とする作業車輌。
  2. 該第1アクセルセンサと、前記第2アクセルセンサとのコネクタを付け換え可能に、これら第1及び第2アクセルセンサを近接して配置した、
    請求項1記載の作業車輌。
  3. 前記第1及び第2アクセルセンサを、前記エンジンの回転数を操作するエンジンコントロールレバーの取付け部近傍に設けると共に、該エンジンコントロールレバーの下方部分及び前記第1及び第2アクセルセンサを覆うカバー部材を備え、
    該カバー部材の前記第1及び第2アクセルセンサに対応する位置に、これら第1及び第2アクセルセンサにアクセス可能な窓部を設けた、
    請求項2記載の作業車輌。
  4. 前記第1アクセルセンサが故障した場合、前記第2アクセルセンサからの前記検出信号が、前記作業機制御ユニットを介して前記エンジン制御ユニットに出力されるように、これらエンジン制御ユニット及び作業機制御ユニットを通信可能に構成した、
    請求項1記載の作業車輌。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019151479A (ja) * 2018-03-06 2019-09-12 三菱ロジスネクスト株式会社 荷役車両

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