JP2010116347A - 有害生物防除組成物 - Google Patents

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央 岡本
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Abstract

【課題】有害生物に対して優れた防除効力を有する組成物を提供する。
【解決手段】下記式(I)で示される有機硫黄化合物〔式中、R1は少なくとも1個のフッ素原子を有するC1−C5ハロアルキル基等を、R2はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基等を、R3はC1−C4アルキル基、ハロゲン原子又は水素原子を、R4はシアノ基、アルコキシカルボニル基等を、R5は水素原子、ハロゲン原子又はC1−C4アルキル基を、R6はC1−C5フルオロアルキル基を、mはは0〜4の整数を、nは0、1又は2を表す。〕と下記式(II)で示されるエステル化合物〔式中、X1及びX2は各々、ハロゲン原子、メチル基等を、X3は水素原子、メチル基、メトキシ基又はメトキシメチル基を表す。〕とを含有する有害生物防除組成物;並びに、該組成物を有害生物又は有害生物の生息場所に施用することを特徴とする有害生物の防除方法。
Figure 2010116347

【選択図】なし

Description

本発明は、下記の式(I)で示される有機硫黄化合物と下記の式(II)で示されるエステル化合物とを含有する有害生物防除組成物に関する。
(2,3,5,6−テトラフルオロ−4−(メトキシメチル)フェニル)メチル=2,2−ジメチル−3−(1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート等が有害生物防除剤の有効成分として有用であることが知られている(例えば、特許文献1)。
防除対象によっては、より優れた防除効力を必要とする場合がある。
特開2000−63329号公報
本発明は、有害生物の防除に適する、優れた防除効力を有する組成物を提供することを課題とする。
本発明者は、優れた防除効力を有する組成物を見出すべく鋭意検討した結果、下記式(I)
Figure 2010116347
〔式中、
1は少なくとも1個のフッ素原子を有するC1−C5ハロアルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルケニル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルケニルオキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルキニル基又はハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルキニルオキシ基を表し、
2はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキルチオ基、ハロゲン原子又は水素原子を表し、
(但し、R1がハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルケニルオキシ基又はハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルキニルオキシ基である場合、R2はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基又は水素原子である。)
3はC1−C4アルキル基、ハロゲン原子又は水素原子を表し、
4はシアノ基、C(=Q)OR7又はC(=Q)N(R8)2を表し、
5は水素原子、ハロゲン原子又はC1−C4アルキル基を表し、
6はC1−C5フルオロアルキル基を表し、
Qは酸素原子又は硫黄原子を表し、
7はC1−C4アルキル基を表し、
8は各々独立して水素原子又はC1−C4アルキル基を表すか、2つのR8が末端で結合してC2−C7アルキレン基を表し、
mは0〜4の整数を表し、
nは0、1又は2を表す。〕
で示される有機硫黄化合物と、
下記式(II)
Figure 2010116347
〔式中、
1及びX2は各々、ハロゲン原子、メチル基又は水素原子を表し、X3は水素原子、メチル基、プロパルギル基、メトキシ基又はメトキシメチル基を表す。〕
で示されるエステル化合物とを含有する組成物が、有害生物に対して優れた防除効力を有することを見出し、本発明に到った。
即ち、本発明は以下の発明を含む。
[発明1]
下記式(I)で示される有機硫黄化合物と、下記式(II)で示されるエステル化合物とを含有する有害生物防除組成物。
[発明2]
式(I)において、R1がハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルケニル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルケニルオキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルキニル基又はハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルキニルオキシ基である発明1記載の組成物。
[発明3]
式(I)において、R1が少なくとも1個のフッ素原子と少なくとも1個の塩素原子を有するC1−C5ハロアルキル基又は少なくとも1個のフッ素原子と少なくとも1個の臭素原子を有するC1−C5ハロアルキル基である発明1記載の組成物。
[発明4]
式(I)において、R1が少なくとも1個のフッ素原子を有するC1−C5ハロアルキル基であり、R2及びR3が水素原子である発明1記載の組成物。
[発明5]
式(I)において、R1が少なくとも1個のフッ素原子を有するC1−C5ハロアルキル基であり、R2がハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基であり、R3が水素原子である請求項1記載の組成物。
[発明6]
式(I)において、R1が少なくとも1個のフッ素原子を有するC1−C5ハロアルキル基であり、R2がハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキルチオ基又はハロゲン原子であり、R3が水素原子である発明1記載の組成物。
[発明7]
式(II)で示されるエステル化合物が
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル=3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル=3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート又は
2,3,5,6−テトラフルオロベンジル=3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレートである発明1〜6のいずれか1項記載の組成物。
[発明8]
式(II)で示されるエステル化合物が
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル=3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート又は
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル=3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレートである請求項1〜6のいずれか1項記載の組成物。
[発明9]
式(I)において、R1がハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルケニル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルケニルオキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルキニル基又はハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルキニルオキシ基であり、
式(II)で示されるエステル化合物が
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル=3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル=3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート又は
2,3,5,6−テトラフルオロベンジル=3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレートである発明1記載の組成物。
[発明10]
式(I)において、R1が少なくとも1個のフッ素原子と少なくとも1個の塩素原子を有するC1−C5ハロアルキル基又は少なくとも1個のフッ素原子と少なくとも1個の臭素原子を有するC1−C5ハロアルキル基であり、
式(II)で示されるエステル化合物が
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル=3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル=3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート又は
2,3,5,6−テトラフルオロベンジル=3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレートである発明1記載の組成物。
[発明11]
式(I)において、R1が少なくとも1個のフッ素原子を有するC1−C5ハロアルキル基であり、R2及びR3が水素原子であり、
式(II)で示されるエステル化合物が
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル=3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル=3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート又は
2,3,5,6−テトラフルオロベンジル=3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレートである発明1記載の組成物。
[発明12]
式(I)において、R1が少なくとも1個のフッ素原子を有するC1−C5ハロアルキル基であり、R2がハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基であり、R3が水素原子であり、
式(II)で示されるエステル化合物が
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル=3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル=3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート又は
2,3,5,6−テトラフルオロベンジル=3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレートである請求項1記載の組成物。
[発明13]
式(I)において、R1が少なくとも1個のフッ素原子を有するC1−C5ハロアルキル基であり、R2がハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキルチオ基又はハロゲン原子であり、R3が水素原子であり、
式(II)で示されるエステル化合物が
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル=3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル=3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート又は
2,3,5,6−テトラフルオロベンジル=3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレートである発明1記載の組成物。
[発明14]
式(I)において、R1がハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルケニル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルケニルオキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルキニル基又はハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルキニルオキシ基であり、
式(II)で示されるエステル化合物が
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル=3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート又は
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル=3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレートである発明1記載の組成物。
[発明15]
式(I)において、R1が少なくとも1個のフッ素原子と少なくとも1個の塩素原子を有するC1−C5ハロアルキル基又は少なくとも1個のフッ素原子と少なくとも1個の臭素原子を有するC1−C5ハロアルキル基であり、
式(II)で示されるエステル化合物が
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル=3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート又は
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル=3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレートである発明1記載の組成物。
[発明16]
式(I)において、R1が少なくとも1個のフッ素原子を有するC1−C5ハロアルキル基であり、R2及びR3が水素原子であり、
式(II)で示されるエステル化合物が
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル=3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート又は
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル=3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレートである発明1記載の組成物。
[発明17]
式(I)において、R1が少なくとも1個のフッ素原子を有するC1−C5ハロアルキル基であり、R2がハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基であり、R3が水素原子であり、
式(II)で示されるエステル化合物が
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル=3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート又は
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル=3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレートである請求項1記載の組成物。
[発明18]
式(I)において、R1が少なくとも1個のフッ素原子を有するC1−C5ハロアルキル基であり、R2がハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキルチオ基又はハロゲン原子であり、R3が水素原子であり、
式(II)で示されるエステル化合物が
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル=3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート又は
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル=3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレートである発明1記載の組成物。
[発明19]
発明1〜18のいずれか記載の組成物を、有害生物又は有害生物の生息場所に施用することを特徴とする有害生物の防除方法。
[発明20]
発明1〜18のいずれか記載の組成物を、有害生物の防除の為の使用。
本発明の防除組成物は、有害生物の防除において優れた効力を有する。
本発明の防除組成物において、式(I)で示される有機硫黄化合物(以下、本有機硫黄化合物と記す。)と、式(II)で示されるエステル化合物(以下、本エステル化合物と記す。)との重量比は、好ましくは1000:1〜1:1000、より好ましくは500:1〜1:500、100:1〜1:100、10:1〜1:10の範囲内である。
本明細書において、「ハロゲン原子」とはフッ素原子、塩素原子、臭素原子又は沃素原子を意味する。
「少なくとも1個のフッ素原子を有するC1−C5ハロアルキル基」としては、例えばフルオロメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、1−フルオロエチル基、2−フルオロエチル基、1,1−ジフルオロエチル基、2,2−ジフルオロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル基、
1−フルオロプロピル基、1,1−ジフルオロプロピル基、2−フルオロプロピル基、2,2−ジフルオロプロピル基、3−フルオロプロピル基、3,3−ジフルオロプロピル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、1,1,2,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロピル基、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル基、2,2,2−トリフルオロ−(1−トリフルオロメチル)エチル基、1,2,2,2−テトラフルオロ−(1−トリフルオロメチル)エチル基、2,2,3,3−テトラフルオロプロピル基、
1−フルオロブチル基、1,1−ジフルオロブチル基、2−フルオロブチル基、2,2−ジフルオロブチル基、3−フルオロブチル基、3,3−ジフルオロブチル基、4−フルオロブチル基、4,4−ジフルオロブチル基、4,4,4−トリフルオロブチル基、3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル基、2,2,3,4,4−ペンタフルオロブチル基、2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチル基、
1−フルオロペンチル基、1,1−ジフルオロペンチル基、2−フルオロペンチル基、2,2−ジフルオロペンチル基、3−フルオロペンチル基、3,3−ジフルオロペンチル基、4−フルオロペンチル基、4,4−ジフルオロペンチル基、5−フルオロペンチル基、5,5−ジフルオロペンチル基、5,5,5−トリフルオロペンチル基、4,4,5,5,5−ペンタフルオロペンチル基、3,3,4,4,5,5,5−ヘプタフルオロペンチル基、2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンチル基、2,2,3,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロペンチル基、
3−クロロ−3,3−ジフルオロプロピル基、1−クロロ−1,3,3,3−テトラフルオロプロピル基、2,3−ジクロロ−2,3,3−トリフルオロプロピル基、2,2−ジクロロ−3,3,3−トリフルオロプロピル基、
2−クロロ−2,4,4,4−テトラフルオロブチル基、3,4−ジクロロ−3,4,4−トリフルオロブチル基、3,3−ジクロロ−4,4,4−トリフルオロブチル基、4−クロロ−1,1,2,3,3,4,4−ヘプタフルオロブチル基、3,3−ジクロロ−4,4,4−トリフルオロブチル基、3,4−ジクロロ−3,4,4−トリフルオロブチル基、
5−クロロ−2,2,3,4,4,5,5−ヘプタフルオロペンチル基、4,4−ジクロロ−5,5,5−トリフルオロペンチル基、4,5−ジクロロ−4,5,5−トリフルオロペンチル基、
2,2−ジブロモ−3,3,3−トリフルオロプロピル基、2−ブロモ−3,3,3−トリフルオロプロピル基、2,3−ジブロモ−3,3−ジフルオロプロピル基、3−ブロモ−3,3−ジフルオロプロピル基、1−ブロモ−1,3,3,3−テトラフルオロプロピル基、1−ブロモ−2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル基、1,3−ジブロモ−2,2,3,3−テトラフルオロプロピル基、3−ブロモ−2,3,3−トリフルオロプロピル基、3−ブロモ−2,2,3,3−テトラフルオロプロピル基、2,3−ジブロモ−2,3,3−トリフルオロプロピル基、3−ブロモ−3,3−ジフルオロプロピル基、
2−ブロモ−2,4,4,4−テトラフルオロブチル基、2−ブロモ−3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル基、2,4−ジブロモ−3,3,4,4−テトラフルオロブチル基、4−ブロモ−3,4,4−トリフルオロブチル基、4−ブロモ−3,3,4,4−テトラフルオロブチル基、3,4−ジブロモ−3,4,4−トリフルオロブチル基、4−ブロモ−4,4−ジフルオロブチル基、4−ブロモ−3,3,4,4−テトラフルオロブチル基、
5−ブロモ−4,4,5,5−テトラフルオロペンチル基、1−ブロモ−2,2,3,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロペンチル基、1,1−ジブロモ−2,2,3,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロペンチル基、
2−ブロモ−3,3,4,4,5,5,6,6,6−ノナフルオロヘキシル基、2,2−ジブロモ−3,3,4,4,5,5,6,6,6−ノナフルオロヘキシル基等が挙げられる。
「ハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルケニル基」としては、2−プロペニル基、3−ブテニル基、4−ペンテニル基、5−ヘキセニル基、6−ヘプテニル基、7−オクテニル基、1−プロペニル基、2−ブテニル基、3−ペンテニル基、4−ヘキセニル基、5−ヘプテニル基、6−オクテニル基、2−メチル−1−プロペニル基、3−メチル−2−ブテニル基、4−メチル−3−ペンテニル基、5−メチル−4−ヘキセニル基、6−メチル−5−ヘプテニル基、1−メチル−1−プロペニル基、2−メチル−2−ブテニル基、3−メチル−3−ペンテニル基、4−メチル−4−ヘキセニル基、5−メチル−5−ヘプテニル基、1,2−ジメチル−1−プロペニル基、2,3−ジメチル−2−ブテニル基、3,4−ジメチル−3−ペンテニル基、4,5−ジメチル−4−ヘキセニル基、5,6−ジメチル−5−ヘプテニル基、1−メチル−2−プロペニル基、2−メチル−3−ブテニル基、3−メチル−4−ペンテニル基、4−メチル−5−ヘキセニル基、5−メチル−6−ヘプテニル基、2−メチル−2−プロペニル基、3−メチル−3−ブテニル基、4−メチル−4−ペンテニル基、5−メチル−5−ヘキセニル基、6−メチル−6−ヘプテニル基、3,3−ジフルオロ−2−プロペニル基、4,4−ジフルオロ−3−ブテニル基、3,4,4−トリフルオロ−3−ブテニル基、5,5−ジフルオロ−4−ペンテニル基、6,6−ジフルオロ−5−ヘキセニル基、7,7−ジフルオロ−6−ヘプテニル基、4,4,4−トリフルオロ−2−ブテニル基、4−ブロモ−4,4−ジフルオロ−2−ブテニル基、3−クロロ−4,4,4−トリフルオロ−2−ブテニル基、5−ブロモ−4−クロロ−4,5,5−トリフルオロ−2−ペンテニル基、4,4,5,5,6,6,6−ヘプタフルオロ−2−ヘキセニル基、3−メチル−4,4,4−トリフルオロ−2−ブテニル基、3−メチル−4,4,5,5,5−ペンタフルオロ−2−ペンテニル基、3−メチル−4,4,5,5,6,6,6−ヘプタフルオロ−2−ヘキセニル基、3−(トリフルオロメチル)−2−ペンテニル基、3−エチル−4,4,5,5,5−ペンタフルオロ−2−ペンテニル基、3−エチル−4,4,5,5,6,6,6−ヘプタフルオロ−2−ヘキセニル基等が挙げられる。
「ハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルケニルオキシ基」としては、例えば2−プロペニルオキシ基、3−ブテニルオキシ基、4−ペンテニルオキシ基、5−ヘキセニルオキシ基、6−ヘプテニルオキシ基、7−オクテニルオキシ基、2−ブテニルオキシ基、3−ペンテニルオキシ基、4−ヘキセニルオキシ基、5−ヘプテニルオキシ基、6−オクテニルオキシ基等が挙げられる。
「ハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルキニル基」としては、例えば2−プロピニル基、3−ブチニル基、4−ペンチニル基、5−ヘキシニル基、6−ヘプチニル基、7−オクチニル基、1−メチル−2−プロピニル基、2−メチル−3−ブチニル基、3−メチル−4−ペンチニル基、4−メチル−5−ヘキシニル基、5−メチル−6−ヘプチニル基、6−メチル−7−オクチニル基、1−メチル−5−ヘキシニル基、1−エチル−5−ヘキシニル基、1,1−ジメチル−5−ヘキシニル基、2−メチル−5−ヘキシニル基、2−エチル−5−ヘキシニル基、2,2−ジメチル−5−ヘキシニル基、3−メチル−5−ヘキシニル基、3−エチル−5−ヘキシニル基、3,3−ジメチル−5−ヘキシニル基、4−メチル−5−ヘキシニル基、4−エチル−5−ヘキシニル基、4,4−ジメチル−5−ヘキシニル基、1−プロピニル基、2−ブチニル基、3−ペンチニル基、4−ヘキシニル基、5−ヘプチニル基、6−オクチニル基、3,3,3−トリフルオロ−1−プロピニル基、4,4,4−トリフルオロ−2−ブチニル基、5,5,5−トリフルオロ−3−ペンチニル基、6,6,6−トリフルオロ−4−ヘキシニル基、7,7,7−トリフルオロ−5−ヘプチニル基、8,8,8−トリフルオロ−6−オクチニル基等が挙げられる。
「ハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルキニルオキシ基」としては、例えば2−プロピニルオキシ基、3−ブチニルオキシ基、4−ペンチニルオキシ基、5−ヘキシニルオキシ基、6−ヘプチニルオキシ基、7−オクチニルオキシ基、1−メチル−2−プロピニルオキシ基、2−メチル−3−ブチニルオキシ基、3−メチル−4−ペンチニルオキシ基、4−メチル−5−ヘキシニルオキシ基、5−メチル−6−ヘプチニルオキシ基、6−メチル−7−オクチニルオキシ基、2−ブチニルオキシ)メチル基、(3−ペンチニルオキシ基、4−ヘキシニルオキシ基、5−ヘプチニルオキシ基、6−オクチニルオキシ基、4,4,4−トリフルオロ−2−ブチニルオキシ基、5,5,5−トリフルオロ−3−ペンチニルオキシ基、6,6,6−トリフルオロ−4−ヘキシニルオキシ基、7,7,7−トリフルオロ−5−ヘプチニルオキシ基等が挙げられる。
「ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基」としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、フルオロメチル基、クロロメチル基、ブロモメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、トリクロロメチル基等が挙げられる。
「ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルコキシ基」としては、例えばメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、tert−ブトキシ基、トリフルオロメトキシ基等が挙げられる。
「ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキルチオ基」としては、例えばメチルチオ基、エチルチオ基、プロピルチオ基、イソプロピルチオ基、ブチルチオ基、イソブチルチオ基、tert−ブチルチオ基、トリフルオロメチルチオ基等が挙げられる。
「C1−C5フルオロアルキル基」としては、例えばトリフルオロメチル基、1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル基、1,1,2,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロピル基等が挙げられる。
「C1−C4アルキル基」としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基等が挙げられる。
本有機硫黄化合物としては、例えば
式(I)において、R1がハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルケニル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルケニルオキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルキニル基又はハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルキニルオキシ基である有機硫黄化合物;
式(I)において、R1が少なくとも1個のフッ素原子と少なくとも1個の塩素原子を有するC1−C5ハロアルキル基、又は少なくとも1個のフッ素原子と少なくとも1個の臭素原子を有するC1−C5ハロアルキル基である有機硫黄化合物;
式(I)において、R1がハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルケニル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルケニルオキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルキニル基又はハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルキニルオキシ基であり、R2及びR3が水素原子である有機硫黄化合物;
式(I)において、R1が少なくとも1個のフッ素原子と少なくとも1個の塩素原子を有するC1−C5ハロアルキル基、又は少なくとも1個のフッ素原子と少なくとも1個の臭素原子を有するC1−C5ハロアルキル基であり、R2及びR3が水素原子である有機硫黄化合物;
式(I)において、R1が少なくとも1個のフッ素原子を有するC1−C5ハロアルキル基であり、R2及びR3が水素原子である有機硫黄化合物;
式(I)において、R1が少なくとも1個のフッ素原子を有するC1−C5ハロアルキル基であり、R2がハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基であり、R3が水素原子である有機硫黄化合物;
式(I)において、R1が少なくとも1個のフッ素原子を有するC1−C5ハロアルキル基であり、R2がハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキルチオ基又はハロゲン原子であり、R3が水素原子である有機硫黄化合物
等が挙げられる。
本有機硫黄化合物には、R及びRが結合する不斉炭素、R、R及びRが相異なる場合にはR、R及びRが結合する不斉炭素に基く、立体異性体が存在するが、本発明には活性な立体異性体を任意の比率で含有するものを使用することができる。
本有機硫黄化合物は、例えば以下の(製造法1)〜(製造法12)により製造することができる。
(製造法1)
本有機硫黄化合物のうち、R5がC1−C4アルキル基である化合物(I-2)は、化合物(a)と化合物(I-1)とを反応させることにより製造することができる。
Figure 2010116347
[式中、R1、R2、R3、R4、R6、m及びnは前記と同じ意味を表し、R5-1はC1−C4アルキル基を表し、Xは塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、メタンスルホニルオキシ基、p−トルエンスルホニルオキシ基及びトリフルオロメタンスルホニルオキシ基等の脱離基を表す。]
該反応は通常溶媒中、塩基の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばN,N−ジメチルホルムアミド等の酸アミド、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル、ジメチルスルホキシド、スルホラン等の有機硫黄、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、水及びそれらの混合物が挙げられる。
該反応に用いられる塩基としては、例えば水素化ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム等の無機塩基、ナトリウムメトキシド、カリウム tert−ブトキシド等のアルカリ金属アルコキシド、リチウムジイソプロピルアミド等のアルカリ金属アミド及びトリエチルアミン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン等の有機塩基が挙げられる。反応に用いられる塩基の量は、化合物(I-1)1モルに対して通常1〜10モルの割合である。
反応に用いられる化合物(a)の量は、化合物(I-1)1モルに対し、通常1〜10モルの割合である。
該反応の反応温度は通常−100〜100℃の範囲であり、反応時間は通常1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加し、有機溶媒抽出してから、濃縮する等の後処理操作を行うことにより化合物(I-2)を単離することができる。単離された化合物(I-2)は必要に応じてクロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(製造法2)
本有機硫黄化合物のうち、R5が水素原子又はC1−C4アルキル基である化合物(I-3)は、化合物(c)と化合物(d)とを反応させることにより製造することができる。
Figure 2010116347
[式中、R1、R2、R3、R4、R6、m、n及びXは前記と同じ意味を表し、R5-2は水素原子又はC1−C4アルキル基を表す。]
該反応は通常溶媒中、塩基の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばN,N−ジメチルホルムアミド等の酸アミド、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル、ジメチルスルホキシド、スルホラン等の有機硫黄、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、水及びそれらの混合物が挙げられる。
該反応に用いられる塩基としては、例えば水素化ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム等の無機塩基、ナトリウムメトキシド、カリウム tert−ブトキシド等のアルカリ金属アルコキシド、リチウムジイソプロピルアミド等のアルカリ金属アミド及びトリエチルアミン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン等の有機塩基が挙げられる。反応に用いられる塩基の量は、化合物(d)1モルに対して通常1〜10モルの割合である。
反応に用いられる化合物(c)の量は、化合物(d)1モルに対し、通常1〜10モルの割合である。
該反応の反応温度は通常−100〜100℃の範囲であり、反応時間は通常1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加し、有機溶媒抽出してから、濃縮する等の後処理操作を行うことにより化合物(I-3)を単離することができる。単離された化合物(I-3)は必要に応じてクロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(製造法3)
本有機硫黄化合物のうち、R5がハロゲン原子である化合物(I-4)は、化合物(I-1)とハロゲン化剤(e)とを塩基の存在下で反応させることにより製造することができる。
Figure 2010116347
[式中、R1、R2、R3、R4、R6、m及びnは前記と同じ意味を表し、R5-3はハロゲン原子を表す。]
該反応は通常溶媒中、塩基の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばN,N−ジメチルホルムアミド等の酸アミド、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル、ジメチルスルホキシド、スルホラン等の有機硫黄、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、水及びそれらの混合物が挙げられる。
該反応に用いられる塩基としては、例えば水素化ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム等の無機塩基、ナトリウムメトキシド、カリウムtert−ブトキシド等のアルカリ金属アルコキシド、リチウムジイソプロピルアミド等のアルカリ金属アミド及びトリエチルアミン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン等の有機塩基が挙げられる。反応に用いられる塩基の量は、化合物(I-1)1モルに対して通常1〜10モルの割合である。
該反応に用いられるハロゲン化剤(e)としては、例えば四塩化炭素、ヘキサクロロエタン等のハロゲン化炭化水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素のハロゲン、N−クロロコハク酸イミド、N−ブロモコハク酸イミド、N−ヨードコハク酸イミド等のハロゲン化スクシンイミド、1−フルオロ−2,4,6−トリメチルピリジニウム トリフルオロメタンスルホナート、1,1’−ジフルオロ−2,2’−ビピリジニウム ビステトラフルオロボレート等のN−フルオロピリジニウム塩、塩化銅(2価)、臭化銅(2価)等の無機塩が挙げられる。
反応に用いられるハロゲン化剤(e)の量は、化合物(I-1)1モルに対し、通常1〜10モルの割合である。
該反応の反応温度は通常−100〜100℃の範囲であり、反応時間は通常1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加し、有機溶媒抽出してから、濃縮する等の後処理操作を行うことにより化合物(I-4)を単離することができる。単離された化合物(I-4)は必要に応じてクロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(製造法4)
本有機硫黄化合物のうち、R5がハロゲン原子である化合物(I-4)は、化合物(I-1)とハロゲン化剤(f)とを反応させることにより製造することができる。
Figure 2010116347
[式中、R1、R2、R3、R4、R5-3、R6、m及びnは前記と同じ意味を表す。]
該反応は無溶媒若しくは溶媒中で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばクロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、アセトニトリル、プロピオニトリル等の脂肪族ニトリル、酢酸等の脂肪族カルボン酸、二硫化炭素、水及びそれらの混合物が挙げられる。
該反応に用いられるハロゲン化剤(f)としては、例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素のハロゲン、フッ化水素、塩化水素、臭化水素、ヨウ化水素のハロゲン化水素、塩化チオニル、臭化チオニル、塩化スルフリル等のハロゲン化硫黄化合物、三塩化リン、三臭化リン、五塩化リン、オキシ塩化リン等のハロゲン化リン化合物があげられる。
反応に用いられるハロゲン化剤(f)の量は、化合物(I-1)1モルに対し、通常1〜10モルの割合である。
該反応の反応温度は通常−100〜200℃の範囲であり、反応時間は通常1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加し、有機溶媒抽出してから、濃縮する等の後処理操作を行うことにより化合物(I-4)を単離することができる。単離された化合物(I-4)は必要に応じてクロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(製造法5)
本有機硫黄化合物のうち、R4がC(=O)OR7又はC(=O)N(R8)2である化合物(I-5)は、化合物(i)と化合物(j)とを反応させることにより製造する方法。
Figure 2010116347
[式中、R1、R2、R3、R5-1、R6、m及びnは前記と同じ意味を表し、Zはハロゲン原子を表し、R78はOR7又はN(R82を表す(R7及びR8は前記と同じ意味を表す)。]
(工程5−1)
化合物(i)は、化合物(g)とハロゲン化剤(h)とを反応させることにより製造することができる。
該反応は無溶媒若しくは溶媒中で行うことができる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばクロロホルム、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素が挙げられる。
反応に用いられるハロゲン化剤(h)としては、例えば塩化オキサリル、塩化チオニル、臭化チオニル、三塩化リン、三臭化リン及び五塩化リンが挙げられる。反応に用いられるハロゲン化剤(h)の量は、化合物(g)1モルに対し、通常1モル〜溶媒量の割合である。
該反応の反応温度は通常−20〜100℃の範囲であり、反応時間は通常1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を濃縮する等の操作を行うことにより化合物(i)を単離することができる。単離された化合物(i)は蒸留等によりさらに精製することもできる。
(工程5−2)
該反応は通常溶媒中、塩基の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばN,N−ジメチルホルムアミド等の酸アミド、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル、ジメチルスルホキシド、スルホラン等の有機硫黄、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、水及びそれらの混合物が挙げられる。
該反応に用いられる塩基としては、例えば水素化ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム等の無機塩基及びトリエチルアミン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン等の有機塩基が挙げられる。反応に用いられる塩基の量は、化合物(i)1モルに対して通常1〜10モルの割合である。
反応に用いられる化合物(j)の量は、化合物(i)1モルに対し、通常1〜10モルの割合である。
該反応の反応温度は通常−20〜100℃の範囲であり、反応時間は通常1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加し、有機溶媒抽出してから、濃縮する等の後処理操作を行うことにより化合物(I-5)を単離することができる。単離された化合物(I-5)は必要に応じてクロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(製造法6)
本有機硫黄化合物のうち、R4がC(=O)OR7又はC(=O)N(R8)2である化合物(I-5)は、化合物(g)と化合物(j)とを反応させることにより製造することができる。
Figure 2010116347
[式中、R1、R2、R3、R5-1、R6、m及びnは前記と同じ意味を表し、R78はOR7又はN(R8)2を表す(R7及びR8は前記と同じ意味を表す)。]
該反応は通常溶媒中、縮合剤の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル、ジメチルスルホキシド、スルホラン等の有機硫黄、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素が挙げられる。
反応に用いられる縮合剤としては、例えばジシクロヘキシルカルボジイミド、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド、カルボニルジイミダゾール等が挙げられる。
反応に用いられる縮合剤の量は、化合物(g)1モルに対し、通常1〜10モルの割合である。
反応に用いられる化合物(j)の量は、化合物(g)1モルに対し、通常1〜10モルの割合である。
該反応の反応温度は通常−20〜100℃の範囲であり、反応時間は通常1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を濃縮する等の操作を行うことにより化合物(I-5)を単離することができる。単離された化合物(I-5)は必要に応じてクロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(製造法7)
本有機硫黄化合物のうち、R5が水素原子である化合物(I-1)は、化合物(c)と化合物(k)とを反応させることにより製造することができる。
Figure 2010116347
[式中、R1、R2、R3、R4、R6、X、m及びnは前記と同じ意味を表す。]
該反応は通常溶媒中、塩基の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばN,N−ジメチルホルムアミド等の酸アミド、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル、ジメチルスルホキシド、スルホラン等の有機硫黄、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、水及びそれらの混合物が挙げられる。
該反応に用いられる塩基としては、例えば水素化ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム等の無機塩基、ナトリウムメトキシド、カリウム tert−ブトキシド等のアルカリ金属アルコキシド、リチウムジイソプロピルアミド等のアルカリ金属アミド及びトリエチルアミン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン等の有機塩基が挙げられる。反応に用いられる塩基の量は、化合物(k)1モルに対して通常1〜10モルの割合である。
反応に用いられる化合物(c)の量は、化合物(k)1モルに対し、通常1〜10モルの割合である。
該反応の反応温度は通常−100〜100℃の範囲であり、反応時間は通常1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加し、有機溶媒抽出してから、濃縮する等の後処理操作を行うことにより化合物(I-1)を単離することができる。単離された化合物(I-1)は必要に応じてクロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(製造法8)
本有機硫黄化合物のうち、R4がC(=O)N(R8)2であり、nが2である化合物(I-8)は、本有機硫黄化合物のうちR4がC(=O)OR7であり、nが2である化合物(I-7)を化合物(p)と反応させることにより製造することもできる。
Figure 2010116347
〔式中、R1、R2、R3、R5、R6、R7、R8、m及びnは前記と同じ意味を表す。〕
該反応は通常溶媒中で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル、ジメチルスルホキシド、スルホラン等の有機硫黄、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素が挙げられる。
反応に用いられる化合物(p)の量は、化合物(I-7)1モルに対し、通常1〜10モルの割合である。
該反応の反応温度は通常−20〜100℃の範囲であり、反応時間は通常1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を濃縮する等の操作を行うことにより化合物(I-8)を単離することができる。単離された化合物(I-8)は必要に応じてクロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(製造法9)
本有機硫黄化合物のうち、R4がC(=S)OR7又はC(=S)N(R8)2である化合物(I-9)は、本有機硫黄化合物のうちR4がC(=O)OR7又はC(=O)N(R8)2である化合物(I-5)を硫黄化剤(q)と反応させることにより製造することもできる。
Figure 2010116347
〔式中、R1、R2、R3、R5、R6、R78、m及びnは前記と同じ意味を表す。〕
該反応は通常溶媒中で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素が挙げられる。
該反応に用いられる硫黄化剤(q)としては、例えば硫化水素、五硫化二りん等の無機硫黄化合物、2,4−ビス(4−メトキシフェニル)−1,3−ジチア−2,4−ジホスフェタン 2,4−ジスルフィド等の有機硫黄化合物が挙げられる。
該反応に用いられる硫黄化剤(q)の量は、化合物(I-5)1モルに対し、通常0.5〜10モルの割合である。
該反応の反応温度は通常0〜250℃の範囲であり、反応時間は通常1〜72時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を濃縮する等の操作を行うことにより化合物(I-9)を単離することができる。単離された化合物(I-9)は必要に応じてクロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(製造法10)
本有機硫黄化合物のうち、nが0である化合物(I-10)は、例えば製造法10又は製造法11に示される方法により製造することができる。
化合物(r)と化合物(m)とを反応させることにより製造する方法。
Figure 2010116347
[式中、R1、R2、R3、R4、R5-2、R6、m及びXは前記と同じ意味を表す。]
該反応は通常溶媒中、塩基の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばN,N−ジメチルホルムアミド等の酸アミド、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル、ジメチルスルホキシド、スルホラン等の有機硫黄、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、水及びそれらの混合物が挙げられる。
該反応に用いられる塩基としては、例えば水素化ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム等の無機塩基、ナトリウムメトキシド、カリウム tert−ブトキシド等のアルカリ金属アルコキシド、リチウムジイソプロピルアミド等のアルカリ金属アミド及びトリエチルアミン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン等の有機塩基が挙げられる。
反応に用いられる塩基の量は、化合物(r)1モルに対して通常1〜10モルの割合である。
反応に用いられる化合物(m)の量は、化合物(r)1モルに対し、通常1〜10モルの割合である。
該反応の反応温度は通常−20〜100℃の範囲であり、反応時間は通常1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加し、有機溶媒抽出してから、濃縮する等の後処理操作を行うことにより化合物(I-10)を単離することができる。単離された化合物(I-10)は必要に応じてクロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(製造法11)
本有機硫黄化合物のうち、nが0である化合物(I-10)は、化合物(s)と化合物(o)とを反応させることにより製造することができる。
Figure 2010116347
[式中、R1、R2、R3、R4、R5-2、R6、m及びXは前記と同じ意味を表す。]
該反応は通常溶媒中、塩基の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばN,N−ジメチルホルムアミド等の酸アミド、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル、ジメチルスルホキシド、スルホラン等の有機硫黄、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、水及びそれらの混合物が挙げられる。
該反応に用いられる塩基としては、例えば水素化ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム等の無機塩基、ナトリウムメトキシド、カリウム tert−ブトキシド等のアルカリ金属アルコキシド、リチウムジイソプロピルアミド等のアルカリ金属アミド類及びトリエチルアミン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン等の有機塩基が挙げられる。反応に用いられる塩基の量は、化合物(o)1モルに対して通常1〜10モルの割合である。
反応に用いられる化合物(s)の量は、化合物(o)1モルに対し、通常1〜10モルの割合である。
該反応の反応温度は通常−20〜100℃の範囲であり、反応時間は通常1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加し、有機溶媒抽出してから、濃縮する等の後処理操作を行うことにより化合物(I-10)を単離することができる。単離された化合物(I-10)は必要に応じてクロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(製造法12)
本有機硫黄化合物のうち、nが1又は2である化合物(I-11)は、例えば化合物(I-10)を酸化することにより製造することができる。
Figure 2010116347
[式中、R1、R2、R3、R4、R5-2、R6及びmは前記と同じ意味を表し、n’は1又は2を表す。]
該反応は、酸化剤の存在下、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばメタノール、エタノール等のアルコール、ジクロロメタン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、酢酸、トリフルオロ酢酸等の脂肪族カルボン酸、水及びそれらの混合物が挙げられる。
該反応に用いられる酸化剤としては、例えば過酢酸、トリフルオロ過酢酸、m−クロロ過安息香酸等の有機過酸化物、塩素、臭素のハロゲン分子、N−クロロコハク酸イミド等の含ハロゲンイミド、過塩素酸(若しくはその塩)、過ヨウ素酸(若しくはその塩)等のハロゲン化物、過マンガン酸カリウム等の過マンガン酸塩、クロム酸カリウム等のクロム酸塩及び過酸化水素が挙げられる。反応に用いられる酸化剤の量は、化合物(I-10)1モルに対して通常1〜10モルの割合である。
該反応の反応温度は通常−50〜200℃の範囲であり、反応時間は通常1〜72時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加し、有機溶媒抽出してから、濃縮する等の操作を行うことにより、化合物(I-11)を単離することができる。単離した化合物(I-11)は、必要に応じてクロマトグラフィー、再結晶等でさらに精製することもできる。
次に、本有機硫黄化合物の製造に用いられる中間体の製造法について、参考製造法で説明する。
(参考製造法1)
化合物(g)は化合物(I-6)を加水分解することにより製造することができる。
Figure 2010116347
[式中、R1、R2、R3、R5、R6、m及びnは前記と同じ意味を表し、R7-3はメチル基又はエチル基を表す。]
該反応は酸又は塩基、並びに水の存在下、通常有機溶媒中で行われる。
反応に用いられる有機溶媒としては、メタノール、エタノール等のアルコール、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル、ジメチルスルホキシド、スルホラン等の有機硫黄、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、蟻酸、酢酸等の脂肪族カルボン酸及びそれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の無機塩基が挙げられる。
反応に用いられる酸としては、例えば塩酸、硫酸等の無機酸が挙げられる。
反応に用いられる酸又は塩基の量は、化合物(I-6)1モルに対し、通常1〜10モルの割合である。
該反応の反応温度は通常−20〜100℃の範囲であり、反応時間は通常1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物に必要に応じて水及び/又は酸を加え、有機溶媒抽出してから、濃縮する等の操作を行うことにより化合物(g)を単離することができる。単離された化合物(g)は必要に応じてクロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(参考製造法2)
化合物(d)のうち、R5がC1−C4アルキル基である化合物(d-1)は、例えば下記の化合物(a)と化合物(k)を反応させることにより製造することができる。
Figure 2010116347
[式中、R4、R5-1、R6、n及びXは前記と同じ意味を表す。]
該反応は通常溶媒中、塩基の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばN,N−ジメチルホルムアミド等の酸アミド、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル、ジメチルスルホキシド、スルホラン等の有機硫黄、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、水及びそれらの混合物が挙げられる。
該反応に用いられる塩基としては、例えば水素化ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム等の無機塩基、ナトリウムメトキシド、カリウム tert−ブトキシド等のアルカリ金属アルコキシド、リチウムジイソプロピルアミド等のアルカリ金属アミド及びトリエチルアミン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン等の有機塩基が挙げられる。
反応に用いられる塩基の量は、化合物(k)1モルに対して通常1〜10モルの割合である。
反応に用いられる化合物(a)の量は、化合物(k)1モルに対し、通常1〜10モルの割合である。
該反応の反応温度は通常−20〜100℃の範囲であり、反応時間は通常1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加し、有機溶媒抽出してから、濃縮する等の後処理操作を行うことにより化合物(d-1)を単離することができる。単離された化合物(d-1)は必要に応じてクロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(参考製造法3)
化合物(k)のうち、nが0である化合物(k-1)及びnが1又は2である化合物(k-2)は、例えば以下に示す方法により製造することができる。
Figure 2010116347
[式中、R4、R6、X及びn’は前記と同じ意味を表す。]
(工程III−1−a)
化合物(k-1)は、例えば化合物(l)と化合物(m)とを反応させることにより製造することができる。
該反応は通常溶媒中、塩基の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばN,N−ジメチルホルムアミド等の酸アミド、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル、ジメチルスルホキシド、スルホラン等の有機硫黄、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、水及びそれらの混合物が挙げられる。
該反応に用いられる塩基としては、例えば水素化ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム等の無機塩基、ナトリウムメトキシド、カリウム tert−ブトキシド等のアルカリ金属アルコキシド、リチウムジイソプロピルアミド等のアルカリ金属アミド及びトリエチルアミン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン等の有機塩基が挙げられる。
反応に用いられる塩基の量は、化合物(l)1モルに対して通常1〜10モルの割合である。
反応に用いられる化合物(m)の量は、化合物(l)1モルに対し、通常1〜10モルの割合である。
該反応の反応温度は通常−20〜100℃の範囲であり、反応時間は通常1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加し、有機溶媒抽出してから、濃縮する等の後処理操作を行うことにより化合物(k-1)を単離することができる。単離された化合物(k-1)は必要に応じてクロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(工程III−1−b)
化合物(k-1)は、例えば化合物(n)と化合物(o)とを反応させることにより製造することもできる。
該反応は通常溶媒中、塩基の存在下で行われる。反応に用いられる溶媒としては、例えばN,N−ジメチルホルムアミド等の酸アミド、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル、ジメチルスルホキシド、スルホラン等の有機硫黄、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、水及びそれらの混合物が挙げられる。
該反応に用いられる塩基としては、例えば水素化ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム等の無機塩基、ナトリウムメトキシド、カリウム tert−ブトキシド等のアルカリ金属アルコキシド、リチウムジイソプロピルアミド等のアルカリ金属アミド類及びトリエチルアミン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン等の有機塩基が挙げられる。反応に用いられる塩基の量は、化合物(o)1モルに対して通常1〜10モルの割合である。
反応に用いられる化合物(n)の量は、化合物(o)1モルに対し、通常1〜10モルの割合である。
該反応の反応温度は通常−20〜100℃の範囲であり、反応時間は通常1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加し、有機溶媒抽出してから、濃縮する等の後処理操作を行うことにより化合物(k-1)を単離することができる。単離された化合物(k-1)は必要に応じてクロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(工程III−2)
化合物(k-2)は、例えば化合物(k-1)を酸化することにより製造することができる。
該反応は、酸化剤の存在下、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばメタノール、エタノール等のアルコール、ジクロロメタン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、酢酸、トリフルオロ酢酸等の脂肪族カルボン酸、水及びそれらの混合物が挙げられる。
該反応に用いられる酸化剤としては、例えば過酢酸、トリフルオロ過酢酸、m−クロロ過安息香酸等の有機過酸化物、塩素、臭素のハロゲン分子、N−クロロコハク酸イミド等の含ハロゲンイミド、過塩素酸(若しくはその塩)、過ヨウ素酸(若しくはその塩)等のハロゲン化物、過マンガン酸カリウム等の過マンガン酸塩、クロム酸カリウム等のクロム酸塩及び過酸化水素が挙げられる。反応に用いられる酸化剤の量は、化合物(k-1)1モルに対して通常1〜10モルの割合である。
該反応の反応温度は通常−50〜200℃の範囲であり、反応時間は通常1〜72時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加し、有機溶媒抽出してから、濃縮する等の操作を行うことにより、化合物(k-2)を単離することができる。単離した化合物(k−2)は、必要に応じてクロマトグラフィー、再結晶等でさらに精製することもできる。
前記化合物(o)及び(r)は、例えばThe Journal of Organic Chemistry,27(1),p.93−95(1962)及びHETEROCYCLES,24(5),p.1331−1346(1986)に記載の方法に準じて各々製造することができる。
前記化合物(s)は、例えばThe Journal of Organic Chemistry, 18, p.1112−1116 (1953)に記載の方法に準じて製造することができる。
前記化合物(a)、(c)、(j)、(m)、(n)及び(p)は、公知物であるか、公知な製造法に準じて製造することができる。
本エステル化合物としては、例えば
式(II)において、X1が水素原子であり、X2がメチル基であり、X3がメチル基であるエステル化合物(以下、プロフルトリンと記す。);
式(II)において、X1が水素原子であり、X2がメチル基であり、X3がメトキシメチル基であるエステル化合物(以下、メトフルトリンと記す。);
式(II)において、X1が水素原子であり、X2がメチル基であり、X3がプロパルギル基であるエステル化合物;
式(II)において、X1が水素原子であり、X2がメチル基であり、X3がメトキシ基であるエステル化合物;
式(II)において、X1及びX2がメチル基であり、X3がメチル基であるエステル化合物;
式(II)において、X1及びX2がメチル基であり、X3がメトキシメチル基であるエステル化合物;
式(II)において、X1及びX2がフッ素原子であり、X3がメトキシメチル基であるエステル化合物;
式(II)において、X1がフッ素原子であり、X2が塩素原子であり、X3がメチル基であるエステル化合物;
式(II)において、X1及びX2が塩素原子であり、X3が水素原子であるエステル化合物(以下、トランスフルトリンと記す。);
式(II)において、X1及びX2が塩素原子であり、X3がメチル基であるエステル化合物;
式(II)において、X1及びX2が塩素原子であり、X3がメトキシ基であるエステル化合物等が挙げられる。
本エステル化合物には、シクロプロパン環上の1位および3位の不斉炭素に基く、立体異性体が存在するが、本発明には活性な立体異性体を任意の比率で含有するものを使用することができる。
本エステル化合物は、例えば特開2000−44412号公報、特開2000−63329号公報、特開2000−239232号公報、特開2000−44413号公報、特開2001−213848号公報、特開2001−11022号公報等に記載された方法にて製造することができる。また、市販の化合物も使用することができる。
本発明の有害生物防除組成物が効力を示す有害生物としては、有害昆虫類並びに有害ダニ類等が挙げられる。より具体的には、下記のものが挙げられる。
半翅目害虫:ヒメトビウンカ(Laodelphax striatellus),トビイロウンカ(Nilaparvata lugens),セジロウンカ(Sogatella furcifera)等のウンカ類,ツマグロヨコバイ(Nephotettix cincticeps),タイワンツマグロヨコバイ(Nephotettix virescens),チャノミドリヒメヨコバイ(Empoasca onukii)等のヨコバイ類,ワタアブラムシ(Aphis gossypii),モモアカアブラムシ(Myzus persicae),ダイコンアブラムシ(Brevicoryne brassicae),ユキヤナギアブラムシ(Aphis spiraecola),チューリップヒゲナガアブラムシ(Macrosiphum euphorbiae),ジャガイモヒゲナガアブラムシ(Aulacorthum solani),ムギクビレアブラムシ(Rhopalosiphum padi),ミカンクロアブラムシ(Toxoptera citricidus),モモコフキアブラムシ(Hyalopterus pruni)等のアブラムシ類,アオクサカメムシ(Nezara antennata),ホソヘリカメムシ(Riptortus clavetus),クモヘリカメムシ(Leptocorisa chinensis),トゲシラホシカメムシ(Eysarcoris parvus),クサギカメムシ(Halyomorpha mista)等のカメムシ類,オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum),タバココナジラミ(Bemisia tabaci),ミカンコナジラミ(Dialeurodes citri),ミカントゲコナジラミ(Aleurocanthus spiniferus)等のコナジラミ類,アカマルカイガラムシ(Aonidiella aurantii),サンホーゼカイガラムシ(Comstockaspis perniciosa),シトラススノースケール(Unaspis citri),ルビーロウムシ(Ceroplastes rubens),イセリヤカイガラムシ(Icerya purchasi),フジコナカイガラムシ(Planococcus kraunhiae),クワコナカイガラムシ(Pseudococcus longispinis),クワシロカイガラムシ(Pseudaulacaspis pentagona)等のカイガラムシ類,グンバイムシ類,トコジラミ(Cimex lectularius)等のトコジラミ類,キジラミ類等。
鱗翅目害虫:ニカメイガ(Chilo suppressalis),サンカメイガ(Tryporyza incertulas),コブノメイガ(Cnaphalocrocis medinalis),ワタノメイガ(Notarcha derogata),ノシメマダラメイガ(Plodia interpunctella),アワノメイガ(Ostrinia furnacalis),ハイマダラノメイガ(Hellula undalis),シバツトガ(Pediasia teterrellus)等のメイガ類,ハスモンヨトウ(Spodoptera litura),シロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua),アワヨトウ(Pseudaletia separata),ヨトウガ(Mamestra brassicae),タマナヤガ(Agrotis ipsilon),タマナギンウワバ(Plusia nigrisigna),トリコプルシア属,ヘリオティス属,ヘリコベルパ属等のヤガ類,モンシロチョウ(Pieris rapae)等のシロチョウ類,アドキソフィエス属,ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta),マメシンクイガ(Leguminivora glycinivorella),アズキサヤムシガ(Matsumuraeses azukivora),リンゴコカクモンハマキ(Adoxophyes orana fasciata),チャノコカクモンハマキ(Adoxophyes honmai. ),チャハマキ(Homona magnanima),ミダレカクモンハマキ(Archips fuscocupreanus),コドリンガ(Cydia pomonella)等のハマキガ類,チャノホソガ(Caloptilia theivora),キンモンホソガ(Phyllonorycter ringoneella)のホソガ類,モモシンクイガ(Carposina niponensis)等のシンクイガ類,リオネティア属等のハモグリガ類,リマントリア属,ユープロクティス属等のドクガ類,コナガ(Plutella xylostella)等のスガ類,ワタアカミムシ(Pectinophora gossypiella)ジャガイモガ(Phthorimaea operculella)等のキバガ類,アメリカシロヒトリ(Hyphantria cunea)等のヒトリガ類,イガ(Tinea translucens),コイガ(Tineola bisselliella)等のヒロズコガ類等。
アザミウマ目害虫:ミカンキイロアザミウマ(Frankliniella occidentalis),ミナミキイロアザミウマ(Thrips parmi),チャノキイロアザミウマ(Scirtothrips dorsalis),ネギアザミウマ(Thrips tabaci),ヒラズハナアザミウマ(Frankliniella intonsa)などのアザミウマ類等。
双翅目害虫:アカイエカ(Culex pipiens pallens),コガタアカイエカ(Culex tritaeniorhynchus),ネッタイイエカ(Culex quinquefasciatus)等のイエカ類,ネッタイシマカ(Aedes aegypti),ヒトスジシマカ(Aedes albopictus)等のエーデス属,シナハマダラカ(Anopheles sinensis)等のアノフェレス属,ユスリカ類,イエバエ(Musca domestica),オオイエバエ(Muscina stabulans)等のイエバエ類,クロバエ類,ニクバエ類,ヒメイエバエ類,タネバエ(Delia platura),タマネギバエ(Delia antiqua)等のハナバエ類,イネハモグリバエ(Agromyza oryzae),イネヒメハモグリバエ(Hydrellia griseola),トマトハモグリバエ,(Liriomyza sativae),マメハモグリバエ(Liriomyza trifolii),ナモグリバエ(Chromatomyia horticola)等のハモグリバエ類,イネキモグリバエ(Chlorops oryzae)等のキモグリバエ類,ウリミバエ(Dacus cucurbitae),チチュウカイミバエ(Ceratitis capitata)等のミバエ類,ショウジョウバエ類,オオキモンノミバエ(Megaselia spiracularis)等のノミバエ類,オオチョウバエ(Clogmia albipunctata)等のチョウバエ類,ブユ類,ウシアブ(Tabanus trigonus)等のアブ類,サシバエ類等。
鞘翅目害虫:ウエスタンコーンルートワーム(Diabrotica virgifera virgifera),サザンコーンルートワーム(Diabrotica undecimpunctata howardi)等のコーンルートワーム類,ドウガネブイブイ(Anomala cuprea),ヒメコガネ(Anomala rufocuprea),マメコガネ(Popillia japonica)等のコガネムシ類,メイズウィービル(Sitophilus zeamais),イネミズゾウムシ(Lissorhoptrus oryzophilus),アズキゾウムシ(Callosobruchuys chienensis),イネゾウムシ(Echinocnemus squameus),ワタミゾウムシ(Anthonomus grandis),シバオサゾウムシ(Sphenophorus venatus)等のゾウムシ類,チャイロコメノゴミムシダマシ(Tenebrio molitor),コクヌストモドキ(Tribolium castaneum)等のゴミムシダマシ類,
イネドロオイムシ(Oulema oryzae),ウリハムシ(Aulacophora femoralis),キスジノミハムシ(Phyllotreta striolata),コロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata)等のハムシ類,ヒメマルカツオブシムシ(Anthrenus verbasci),ハラジロカツオブシムシ(Dermestes maculates)等のカツオブシムシ類,タバコシバンムシ(Lasioderma serricorne)等のシバンムシ類,ニジュウヤホシテントウ(Epilachna vigintioctopunctata)等のエピラクナ類,ヒラタキクイムシ(Lyctus brunneus),マツノキクイムシ(Tomicus piniperda)等のキクイムシ類,ナガシンクイムシ類,ヒョウホンムシ類,ゴマダラカミキリ(Anoplophora malasiaca)等のカミキリムシ類,コメツキムシ類(Agriotes spp. )アオバアリガタハネカクシ(Paederus fuscipes)等。
直翅目害虫:トノサマバッタ(Locusta migratoria),ケラ(Gryllotalpa africana),コバネイナゴ(Oxya yezoensis),ハネナガイナゴ(Oxya japonica),コオロギ類等。
隠翅目害虫:ネコノミ(Ctenocephalides felis),イヌノミ(Ctenocephalides canis),ヒトノミ(Pulex irritans),ケオプスネズミノミ(Xenopsylla cheopis)等。
シラミ目害虫:コロモジラミ(Pediculus humanus corporis),ケジラミ (Phthirus pubis),ウシジラミ(Haematopinus eurysternus),ヒツジジラミ(Dalmalinia ovis),ブタジラミ(Haematopinus suis)等。
膜翅目害虫: イエヒメアリ(Monomorium pharaosis),クロヤマアリ(Formica fusca japonica),ルリアリ(Ochetellus glaber),アミメアリ(Pristomyrmex pungens),オオズアリ(Pheidole noda),ハキリアリ(Acromyrmex spp. ),ファイヤーアント(Solenopsis spp. )等のアリ類,スズメバチ類,アリガタバチ類,カブラハバチ(Athalia rosae),ニホンカブラバチ(Athalia japonica)等のハバチ類等。
ゴキブリ目害虫:チャバネゴキブリ(Blattella germanica),クロゴキブリ(Periplaneta fuliginosa),ワモンゴキブリ(Periplaneta americana),トビイロゴキブリ(Periplaneta brunnea),トウヨウゴキブリ(Blatta orientalis)等のゴキブリ類,ヤマトシロアリ(Reticulitermes speratus),イエシロアリ(Coptotermes formosanus),アメリカカンザイシロアリ(Incisitermes minor),ダイコクシロアリ(Cryptotermes domesticus),タイワンシロアリ(Odontotermes formosanus),コウシュンシロアリ(Neotermes koshunensis),サツマシロアリ(Glyptotermes satsumensis),ナカジマシロアリ(Glyptotermes nakajimai),カタンシロアリ(Glyptotermes fuscus),コダマシロアリ(Glyptotermes kodamai),クシモトシロアリ(Glyptotermes kushimensis),オオシロアリ(Hodotermopsis japonica),コウシュウイエシロアリ(Coptotermes guangzhoensis),アマミシロアリ(Reticulitermes miyatakei),キアシシロアリ(Reticulitermes flaviceps amamianus),カンモンシロアリ(Reticulitermes sp. ),タカサゴシロアリ(Nasutitermes takasagoensis),ニトベシロアリ(Pericapritermes nitobei),ムシャシロアリ(Sinocapritermes mushae)等のシロアリ類等。
ダニ目害虫:ナミハダニ(Tetranychus urticae),カンザワハダニ(Tetranychus kanzawai),ミカンハダニ(Panonychus citri)リンゴハダニ(Panonychus ulmi),オリゴニカス属等のハダニ類,ミカンサビダニ(Aculops pelekassi),リュウキュウミカンサビダニ(Phyllocoptruta citri),トマトサビダニ(Aculops lycopersici),チャノサビダニ(Calacarus carinatus),チャノナガサビダニ(Acaphylla theavagrans),ニセナシサビダニ(Eriophyes chibaensis),リンゴサビダニ(Aculus schlechtendali)等のフシダニ類,チャノホコリダニ(Polyphagotarsonemus latus)等のホコリダニ類,ミナミヒメハダニ(Brevipalpus phoenicis)等のヒメハダニ類,ケナガハダニ類,フタトゲチマダニ(Haemaphysalis longicornis),ヤマトチマダニ(Haemaphysalis flava),タイワンカクマダニ(Dermacentor taiwanicus),アメリカンドックチック(Dermacentor variabilis),ヤマトマダニ(Ixodes ovatus),シュルツマダニ(Ixodes persulcatus),ブラックレッグドチック(Ixodes scapularis),ローンスターチック(Amblyomma americanum),オウシマダニ(Boophilus microplus),クリイロコイタマダニ(Rhipicephalus sanguineus)等のマダニ類,ミミヒゼンダニ(Octodectes cynotis)等のキュウヒゼンダニ類,ヒゼンダニ(Sacroptes scabiei)等のヒゼンダニ類,イヌニキビダニ(Demodex canis)等のニキビダニ類,ケナガコナダニ(Tyrophagus putrescentiae),ホウレンソウケナガコナダニ(Tyrophagus similis)等のコナダニ類,コナヒョウヒダニ(Dermatophagoides farinae),ヤケヒョウヒダニ(Dermatophagoides ptrenyssnus)等のヒョウヒダニ類,ホソツメダニ(Cheyletus eruditus),クワガタツメダニ(Cheyletus malaccensis),ミナミツメダニ(Cheyletus moorei)等のツメダニ類,イエダニ(Ornithonyssus bacoti),トリサシダニ(Ornithonyssus sylvairum),ワクモ(Dermanyssus gallinae)等のワクモ類,アオツツガムシ(Leptotrombidium akamushi)等のツツガムシ類等,カバキコマチグモ(Chiracanthium japonicum),セアカゴケグモ(Latrodectus hasseltii)等のクモ類等。
唇脚綱類:ゲジ(Thereuonema hilgendorfi),トビズムカデ(Scolopendra subspinipes)等。
倍脚綱類:ヤケヤスデ(Oxidus gracilis),アカヤスデ(Nedyopus tambanus)等。
等脚目類:オカダンゴムシ(Armadillidium vulgare)等。
腹足綱類:チャコウラナメクジ(Limax marginatus),キイロコウラナメクジ(Limax flavus)等。
本発明の有害生物防除組成物は、本有機硫黄化合物及び本エステル化合物のみでもよいが、通常は固体担体、液体担体及び又はガス状担体と混合し、更に必要に応じて界面活性剤その他の製剤用補助剤を添加して、乳剤、油剤、シャンプー剤、フロアブル剤、粉剤、水和剤、粒剤、ペースト状製剤、マイクロカプセル製剤、泡沫剤、エアゾール製剤、炭酸ガス製剤、錠剤、樹脂製剤等の形態に製剤化されたものである。これらの製剤は、毒餌、蚊取り線香、電気蚊取りマット、燻煙剤、燻蒸剤、シートに加工されて、使用されることもある。
これらの製剤は、本有機硫黄化合物及び本エステル化合物の合計量で通常0.1〜95重量%含有する。
製剤化の際に用いられる固体担体としては、例えば粘土類(カオリンクレー、珪藻土、ベントナイト、フバサミクレー、酸性白土等)、合成含水酸化珪素、タルク、セラミック、その他の無機鉱物(セリサイト、石英、硫黄、活性炭、炭酸カルシウム、水和シリカ等)、化学肥料(硫安、燐安、硝安、塩安、尿素等)等の微粉末及び粒状物が挙げられる。
液体担体としては、例えば芳香族または脂肪族炭化水素類(キシレン、トルエン、アルキルナフタレン、フェニルキシリルエタン、ケロシン、軽油、ヘキサン、シクロヘキサン等)、ハロゲン化炭化水素類(クロロベンゼン、ジクロロメタン、ジクロロエタン、トリクロロエタン等)、アルコール類(メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、ヘキサノール、エチレングリコール等)、エーテル類(ジエチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等)、エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチル等)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等)、ニトリル類(アセトニトリル、イソブチロニトリル等)、スルホキシド類(ジメチルスルホキシド等)、酸アミド類(N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等)、ピロリドン類(N−メチル−2−ピロリドン、N−オクチル−2−ピロリドン等)、炭酸プロピレン、乳酸エチル、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、植物油(大豆油、綿実油等)、植物精油(オレンジ油、ヒソップ油、レモン油等)および水などが挙げられる。
ガス状担体としては、例えばブタンガス、フロンガス、液化石油ガス(LPG)、ジメチルエーテル、炭酸ガス等を挙げることができる。
界面活性剤としては、例えばアルキル硫酸エステル塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩、アルキルアリールエーテル類及びそのポリオキシエチレン化物、ポリエチレングリコールエーテル類、多価アルコールエステル類及び糖アルコール誘導体が挙げられる。
その他の製剤用補助剤としては、固着剤、分散剤及び安定剤等、具体的には例えばカゼイン、ゼラチン、多糖類(澱粉、アラビアガム、セルロース誘導体、アルギン酸等)、リグニン誘導体、ベントナイト、糖類、合成水溶性高分子(ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸類等)、PAP(酸性リン酸イソプロピル)、BHT(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール)、BHA(2−t−ブチル−4−メトキシフェノールと3−t−ブチル−4−メトキシフェノールとの混合物)、植物油、鉱物油、脂肪酸及び脂肪酸エステルが挙げられる。
樹脂製剤の基材としては、例えば塩化ビニル系重合体、ポリウレタン等を挙げることができ、これらの基材には必要によりフタル酸エステル類(フタル酸ジメチル、フタル酸ジオクチル等)、アジピン酸エステル類、ステアリン酸等の可塑剤が添加されていてもよい。樹脂製剤は該基材中に化合物を通常の混練装置を用いて混練した後、射出成型、押出成型、プレス成型等により成型することにより得られ、必要により更に成型、裁断等の工程を経て、板状、フィルム状、テープ状、網状、ひも状等の樹脂製剤に加工できる。これらの樹脂製剤は、例えば動物用首輪、動物用イヤータッグ、シート製剤、誘引ひも、園芸用支柱として加工される。
毒餌の基材としては、例えば穀物粉、植物油、糖、結晶セルロース等が挙げられ、更に必要に応じて、ジブチルヒドロキシトルエン、ノルジヒドログアイアレチン酸等の酸化防止剤、デヒドロ酢酸等の保存料、トウガラシ末等の子供やペットによる誤食防止剤、チーズ香料、タマネギ香料ピーナッツオイル等の害虫誘引性香料等が添加される。
本発明の有害生物防除組成物は、例えば有害節足動物に直接、及び/又は有害節足動物の生息場所(植物体、動物体、土壌等)に施用することにより用いられる。
本発明の有害生物防除組成物を農林害虫の防除に用いる場合は、その施用量は本有機硫黄化合物及び本エステル化合物の合計量で通常1〜10000g/ha、好ましくは10〜500g/haである。乳剤、水和剤、フロアブル剤、マイクロカプセル製剤等は通常本有機硫黄化合物及び本エステル化合物の合計が1〜1000ppmとなるように水で希釈して使用し、粉剤、粒剤等は通常そのまま使用する。これらの製剤を有害節足動物から保護すべき植物に対して直接散布してもよい。これらの製剤を土壌に処理することにより土壌に棲息する有害節足動物を防除することもでき、またこれらの製剤を植物を植え付ける前の苗床に処理したり、植付時に植穴や株元に処理することもできる。さらに、本発明の有害節足動物防除剤のシート製剤を植物に巻き付けたり、植物の近傍に設置したり、株元の土壌表面に敷くなどの方法でも施用することができる。
本発明の有害節足動物防除剤は、畑、水田、芝生、果樹園等の農耕地において使用することができ、当該農耕地で栽培されている作物に対して薬害を与えることなく、当該農耕地における有害節足動物を防除することができる場合がある。
そのような作物としては、具体的には下記の作物が挙げられる。
農作物;トウモロコシ、イネ、コムギ、オオムギ、ライムギ、エンバク、ソルガム、ワタ、ダイズ、ピーナッツ、ソバ、テンサイ、ナタネ、ヒマワリ、サトウキビ、タバコ等、
野菜;ナス科野菜(ナス、トマト、ピーマン、トウガラシ、ジャガイモ等)、ウリ科野菜(キュウリ、カボチャ、ズッキーニ、スイカ、メロン等)、アブラナ科野菜(ダイコン、カブ、セイヨウワサビ、コールラビ、ハクサイ、キャベツ、カラシナ、ブロッコリー、カリフラワー等)、キク科野菜(ゴボウ、シュンギク、アーティチョーク、レタス等)、ユリ科野菜(ネギ、タマネギ、ニンニク、アスパラガス)、セリ科野菜(ニンジン、パセリ、セロリ、アメリカボウフウ等)、アカザ科野菜(ホウレンソウ、フダンソウ等)、シソ科野菜(シソ、ミント、バジル等)、イチゴ、サツマイモ、ヤマノイモ、サトイモ等、
花卉、
観葉植物、
果樹;仁果類(リンゴ、セイヨウナシ、ニホンナシ、カリン、マルメロ等)、核果類(モモ、スモモ、ネクタリン、ウメ、オウトウ、アンズ、プルーン等)、カンキツ類(ウンシュウミカン、オレンジ、レモン、ライム、グレープフルーツ等)、堅果類(クリ、クルミ、ハシバミ、アーモンド、ピスタチオ、カシューナッツ、マカダミアナッツ等)、液果類(ブルーベリー、クランベリー、ブラックベリー、ラズベリー等)、ブドウ、カキ、オリーブ、ビワ、バナナ、コーヒー、ナツメヤシ、ココヤシ等、
果樹以外の樹;チャ、クワ、花木、街路樹(トネリコ、カバノキ、ハナミズキ、ユーカリ、イチョウ、ライラック、カエデ、カシ、ポプラ、ハナズオウ、フウ、プラタナス、ケヤキ、クロベ、モミノキ、ツガ、ネズ、マツ、トウヒ、イチイ)等。
上記作物には、イソキサフルトール等のHPPD阻害剤、イマゼタピル、チフェンスルフロンメチル等のALS阻害剤、EPSP合成酵素阻害剤、グルタミン合成酵素阻害剤、アセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤、ブロモキシニル等の除草剤に対する耐性が、古典的な育種法、もしくは遺伝子組換え技術により付与された作物も含まれる。
古典的な育種法により耐性が付与された作物としては、例えば、イマゼタピル等のイミダゾリノン系除草剤耐性のクリアーフィールド(Clearfield)<登録商標>カノーラ、チフェンスルフロンメチル等のスルホニル尿素系ALS阻害型除草剤耐性のSTSダイズ等がある。同様に古典的な育種法によりトリオンオキシム系、アリールオキシフェノキシプロピオン酸系除草剤などのアセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤に耐性が付与された作物の例としてSRコーン等がある。アセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤に耐性が付与された作物はプロシーディングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンシーズ・オブ・ザ・ユナイテッド・ステーツ・オブ・アメリカ(Proc.Natl.Acad.Sci.USA)87巻、7175〜7179頁(1990年)等に記載されている。またアセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤に耐性の変異アセチルCoAカルボキシラーゼがウィード・サイエンス(Weed Science)53巻、728〜746頁(2005年)等に報告されており、こうした変異アセチルCoAカルボキシラーゼ遺伝子を遺伝子組換え技術により作物に導入するかもしくは抵抗性付与に関わる変異を作物アセチルCoAカルボキシラーゼに導入する事により、アセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤に耐性の作物を作出することができる。さらに、キメラプラスティ技術(Gura T. 1999. Repairing the Genome’s Spelling Mistakes. Science 285: 316−318.)に代表される塩基置換変異導入核酸を作物細胞内に導入して作物(アセチルCoAカルボキシラーゼ/除草剤標的)遺伝子に部位特異的アミノ酸置換変異を引き起こすことにより、(アセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤/除草剤)に耐性の作物を作出することができる。
また、遺伝子組換え技術により耐性が付与された作物としては、例えばグリホサートやグルホシネート耐性のトウモロコシ品種があり、ラウンドアップレディ(RoundupReady)<登録商標>及びリバティーリンク(LibertyLink)<登録商標>等の商品名で既に販売されている。
上記作物には、遺伝子組換え技術を用いて、例えば、バチルス属で知られている選択的毒素等を合成する事が可能となった作物も含まれる。
この様な遺伝子組換え植物で発現される殺虫性毒素としては、例えばバチルス・セレウス(Bacillus cereus)やバチルス・ポピリエ(Bacillus popilliae)由来の殺虫性タンパク;バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)由来のCry1Ab、Cry1Ac、Cry1F、Cry1Fa2、Cry2Ab、Cry3A、Cry3Bb1またはCry9C等のδ−エンドトキシン、VIP1、VIP2、VIP3またはVIP3A等の殺虫性タンパク;線虫由来の殺虫性タンパク;さそり毒素、クモ毒素、ハチ毒素または昆虫特異的神経毒素等の動物によって産生される毒素;糸条菌類毒素;植物レクチン;アグルチニン;トリプシン阻害剤、セリンプロテアーゼ阻害剤、パタチン、シスタチン、パパイン阻害剤等のプロテアーゼ阻害剤;リシン、トウモロコシ−RIP、アブリン、サポリン、ブリオジン等のリボゾーム不活性化タンパク(RIP);3−ヒドロキシステロイドオキシダーゼ、エクジステロイド−UDP−グルコシルトランスフェラーゼ、コレステロールオキシダーゼ等のステロイド代謝酵素;エクダイソン阻害剤;HMG−CoAリダクターゼ;ナトリウムチャネル阻害剤、カルシウムチャネル阻害剤等のイオンチャネル阻害剤;幼若ホルモンエステラーゼ;利尿ホルモン受容体;スチルベンシンターゼ;ビベンジルシンターゼ;キチナーゼ;グルカナーゼ等が挙げられる。
またこの様な遺伝子組換え作物で発現される毒素として、Cry1Ab、Cry1Ac、Cry1F、Cry1Fa2、Cry2Ab、Cry3A、Cry3Bb1またはCry9C等のδ−エンドトキシンタンパク、VIP1、VIP2、VIP3またはVIP3A等の殺虫性タンパクのハイブリッド毒素、一部を欠損した毒素、修飾された毒素も含まれる。ハイブリッド毒素は組換え技術を用いて、これらタンパクの異なるドメインの新しい組み合わせによって作り出される。一部を欠損した毒素としては、アミノ酸配列の一部を欠損したCry1Abが知られている。修飾された毒素としては、天然型の毒素のアミノ酸の1つまたは複数が置換されている。
これら毒素の例およびこれら毒素を合成する事ができる組換え植物は、例えばEP−A−0374753、WO93/07278、WO95/34656、EP−A−0427529、EP−A−451878、WO03/052073等に記載されている。
これらの組換え植物に含まれる毒素は、特に、甲虫目害虫、双翅目害虫、鱗翅目害虫への耐性を植物へ付与する。
また、1つもしくは複数の殺虫性の害虫抵抗性遺伝子を含み、1つまたは複数の毒素を発現する遺伝子組換え植物は既に知られており、いくつかのものは市販されている。これら遺伝子組換え植物の例として、イールドガード(YieldGard)<登録商標>(Cry1Ab毒素を発現するトウモロコシ品種)、イールドガードルートワーム(YieldGard Rootworm)<登録商標>(Cry3Bb1毒素を発現するトウモロコシ品種)、イールドガードプラス(YieldGard Plus)<登録商標>(Cry1AbとCry3Bb1毒素を発現するトウモロコシ品種)、ハーキュレックスI(Herculex I)<登録商標>(Cry1Fa2毒素とグルホシネートへの耐性を付与する為のホスフィノトリシン N−アセチルトランスフェラーゼ(PAT)を発現するトウモロコシ品種)、NuCOTN33B<登録商標>(Cry1Ac毒素を発現するワタ品種)、ボルガードI(Bollgard I)<登録商標>(Cry1Ac毒素を発現するワタ品種)、ボルガードII(Bollgard II)<登録商標>(Cry1AcとCry2Ab毒素を発現するワタ品種)、VIPCOT<登録商標>(VIP毒素を発現するワタ品種)、ニューリーフ(NewLeaf)<登録商標>(Cry3A毒素を発現するジャガイモ品種)、ネイチャーガード アグリシュアー GT アドバンテージ(NatureGard<登録商標>Agrisure<登録商標>GT Advantage)(GA21 グリホサート耐性形質)、アグリシュアー CB アドバンテージ(Agrisure<登録商標> CB Advantage)(Bt11コーンボーラー(CB)形質)、プロテクタ(Protecta)<登録商標>等が挙げられる。
上記作物には、遺伝子組換え技術を用いて、選択的な作用を有する抗病原性物質を産生する能力を付与されたものも含まれる。
抗病原性物質としては、例えばPRタンパク(PRPs、EP−A−0392225に記載されている);ナトリウムチャネル阻害剤、カルシウムチャネル阻害剤(ウイルスが産生するKP1、KP4、KP6毒素等が知られている)等のイオンチャネル阻害剤;スチルベンシンターゼ;ビベンジルシンターゼ;キチナーゼ;グルカナーゼ;ペプチド抗生物質、ヘテロ環を有する抗生物質、植物病害抵抗性に関与するタンパク因子(植物病害抵抗性遺伝子と呼ばれ、WO03/000906に記載されている)等の微生物が産生する物質等が挙げられる。このような抗病原性物質とそれを産生する遺伝子組換え植物は、EP−A−0392225、WO95/33818、EP−A−0353191等に記載されている。
本発明の有害生物防除組成物を防疫用として用いる場合は、その施用量は空間に適用するときは本有機硫黄化合物及び本エステル化合物の合計で通常0.001〜10mg/m3であり、平面に適用するときは0.001〜100mg/m2である。乳剤、水和剤、フロアブル剤等は通常は本有機硫黄化合物及び本エステル化合物の合計の濃度が0.01〜10000ppmとなるように水で希釈して施用し、油剤、エアゾール、燻煙剤、毒餌等は通常そのまま施用する。
本発明の有害生物防除組成物をウシ、ウマ、ブタ、ヒツジ、ヤギ、ニワトリ用の家畜、イヌ、ネコ、ラット、マウス等の小動物の外部寄生虫防除に用いる場合は、獣医学的に公知な経口的または非経口的な投与方法にて、動物に使用することができる。具体的な使用方法としては、全身抑制を目的にする場合には、例えば錠剤(糖衣錠、フィルムコーティング錠を含む)、丸剤、カプセル剤、顆粒剤、細粒剤、散剤、乳剤、懸濁剤、フィルム剤等の経口剤;および注射剤(例、皮下注射剤、静脈内注射剤、筋肉内注射剤、腹腔内注射剤、点滴剤、徐放性注射剤)、坐剤(例、直腸坐剤、膣坐剤)、埋め込み剤(埋め込み錠、生体内分解性ポリマーを基材として成形されたもの、チタン等の生体適合性金属のカプセルに封入され、一定速度で有効成分を放出するものを含む)等の非経口剤等が挙げられる。なお、経口投与の際には、上記の製剤を飼料に混入して用いることができる。
また、非全身的抑制を目的とする場合には、例えば油剤若しくは水性液剤を噴霧する、外用剤(例、経皮製剤、軟膏剤)をぬる、ポアオン処理若しくはスポットオン処理を行う、シャンプー製剤で動物を洗う又は樹脂製剤を首輪や耳札にして動物に付ける等の方法により用いられる。動物体に投与する場合の本有機硫黄化合物及び本エステル化合物の合計量は、通常動物の体重1kgに対して、0.1〜1000mgの範囲である。
上記の獣医学的な投与方法にて用いられる製剤剤形には、製剤素材として慣用の各種有機あるいは無機担体物質が用いられ、固形製剤における賦形剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤;液状製剤における溶剤、溶解補助剤、懸濁化剤、等張化剤、緩衝剤、無痛化剤などとして配合される。また必要に応じて、防腐剤、抗酸化剤、着色剤、甘味剤などの製剤添加物を用いることもできる。賦形剤の好適な例としては、乳糖、白糖、D−マンニトール、D−ソルビトール、デンプン、α化デンプン、デキストリン、結晶セルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、アラビアゴム、デキストリン、プルラン、軽質無水ケイ酸、合成ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウムなどが挙げられる。滑沢剤の好適な例としては、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、タルク、コロイドシリカなどが挙げられる。結合剤の好適な例としては、α化デンプン、ショ糖、ゼラチン、アラビアゴム、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、白糖、D−マンニトール、トレハロース、デキストリン、プルラン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドンなどが挙げられる。崩壊剤の好適な例としては、乳糖、白糖、デンプン、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、クロスカルメロースナトリウム、カルボキシメチルスターチナトリウム、軽質無水ケイ酸、低置換度ヒドロキシプロピルセルロースなどが挙げられる。溶剤の好適な例としては、注射用水、生理的食塩水、リンゲル液、アルコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ゴマ油、トウモロコシ油、オリーブ油、綿実油などが挙げられる。溶解補助剤の好適な例としては、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、D−マンニトール、トレハロース、安息香酸ベンジル、エタノール、トリスアミノメタン、コレステロール、トリエタノールアミン、炭酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、サリチル酸ナトリウム、酢酸ナトリウムなどが挙げられる。 懸濁化剤の好適な例としては、ステアリルトリエタノールアミン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルアミノプロピオン酸、レシチン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、モノステアリン酸グリセリンなどの界面活性剤;例えばポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースなどの親水性高分子;ポリソルベート類、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油などが挙げられる。等張化剤の好適な例としては、塩化ナトリウム、グリセリン、D−マンニトール、D−ソルビトール、ブドウ糖などが挙げられる。緩衝剤の好適な例としては、リン酸塩、酢酸塩、炭酸塩、クエン酸塩などの緩衝液などが挙げられる。無痛化剤の好適な例としては、ベンジルアルコールなどが挙げられる。防腐剤の好適な例としては、パラオキシ安息香酸エステル類、クロロブタノール、ベンジルアルコール、フェネチルアルコール、デヒドロ酢酸、ソルビン酸などが挙げられる。抗酸化剤の好適な例としては、亜硫酸塩、アスコルビン酸塩などが挙げられる。着色剤の好適な例としては、水溶性食用タール色素(例、食用赤色2号および3号、食用黄色4号および5号、食用青色1号および2号などの食用色素、水不溶性レーキ色素(例、前記水溶性食用タール色素のアルミニウム塩など)、天然色素(例、β−カロチン、クロロフィル、ベンガラなど)などが挙げられる。
また、注射剤は、有効成分を分散剤(例、ポリソルベート80,ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60など,ポリエチレングリコール,カルボキシメチルセルロース,アルギン酸ナトリウムなど)、保存剤(例、メチルパラベン,プロピルパラベン,ベンジルアルコール,クロロブタノール,フェノールなど)、等張化剤(例、塩化ナトリウム,グリセリン,D−マンニトール,D−ソルビトール,ブドウ糖など)などと共に水性溶剤(例、蒸留水,生理的食塩水,リンゲル液等)あるいは油性溶剤(例、オリーブ油,ゴマ油,綿実油,トウモロコシ油などの植物油、プロピレングリコール等)などに溶解、懸濁あるいは乳化することにより製造される。この際、所望により溶解補助剤(例、サリチル酸ナトリウム,酢酸ナトリウム等)、安定剤(例、ヒト血清アルブミン等)、無痛化剤(例、ベンジルアルコール等)等の添加物を用いてもよい。注射液は、通常、適当なアンプルに充填される。
本発明の有害生物防除組成物は徐放性製剤として用いることもできる。該徐放性製剤としては、例えば水中乾燥法(o/w法、w/o/w法等)、相分離法、噴霧乾燥法あるいはこれらに準ずる方法によって製造されたマイクロカプセル(例えば、マイクロスフェア・マイクロカプセル、マイクロパーティクル等)、生体適合性ポリマーで成形されたもの等がある。
本発明の有害生物防除組成物は他の殺虫剤、殺線虫剤、殺ダニ剤、殺菌剤、除草剤、植物生長調節剤、共力剤、肥料、土壌改良剤、動物用飼料等と混用又は併用することもできる。
以下、本発明を本有機硫黄化合物の参考製造例、本発明の有害生物防除組成物の製剤例及び試験例によりさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
まず、本有機硫黄化合物の参考製造例を示す。
参考製造例1
1−ヨード−3,3,3−トリフルオロプロパン0.6g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)アセトニトリル0.5gをN,N−ジメチルホルムアミド20mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.1gを加え、同温で24時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、5,5,5−トリフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ペンタンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(1)と記す。) 1.44gを得た。
本有機硫黄化合物(1)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)4.00−4.07(m,1H)、3.44−3.62(m,2H)、2.72−2.87(m,2H)、2.36−2.64(m,4H)
参考製造例2
トリフルオロメタンスルホン酸 2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル0.7g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)アセトニトリル0.5gをN,N−ジメチルホルムアミド20mlに溶解させた。ここへ室温で炭酸カリウム0.3gを加え、同温で40時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、4,4,5,5,5−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ペンタンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(2)と記す。) 0.40gを得た。
本有機硫黄化合物(2)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)4.22(dd,1H)、3.54−3.72(m,2H)、2.76−3.06(m,4H)
参考製造例3
1−ヨード−3,3,4,4,4−ペンタフルオロブタン0.6g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)アセトニトリル0.4gをN,N−ジメチルホルムアミド20mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.09gを加え、同温で20時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(3)と記す。) 1.44gを得た。
本有機硫黄化合物(3)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)4.01−4.08(m,1H)、3.44−3.62(m,2H)、2.73−2.88(m,2H)、2.28−2.62(m,4H)
参考製造例4
トリフルオロメタンスルホン酸 2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチル0.9g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)アセトニトリル0.5gをN,N−ジメチルホルムアミド20mlに溶解させた。ここへ室温で炭酸カリウム0.3gを加え、同温で28時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、4,4,5,5,6,6,6−ヘプタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(4)と記す。) 0.40gを得た。
本有機硫黄化合物(4)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)4.22(dd,1H)、3.55−3.72(m,2H)、2.78−3.10(m,4H)
参考製造例5
1−ヨード−3,3,4,4,5,5,5−ヘプタフルオロペンタン0.8g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)アセトニトリル0.5gをN,N−ジメチルホルムアミド20mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.1gを加え、同温で24時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、5,5,6,6,7,7,7−ヘプタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘプタンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(5)と記す。) 0.45gを得た。
本有機硫黄化合物(5)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)4.04−4.08(m,1H)、3.46−3.63(m,2H)、2.73−2.88(m,2H)、2.34−2.64(m,4H)
参考製造例6
トリフルオロメタンスルホン酸 2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンチル1.3g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)アセトニトリル0.7gをN,N−ジメチルホルムアミド30mlに溶解させた。ここへ室温で炭酸カリウム0.5gを加え、同温で20時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、4,4,5,5,6,6,7,7−オクタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘプタンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(6)と記す。) 0.32gを得た。
本有機硫黄化合物(6)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.05(tt,1H)、4.21(dd,1H)、3.50−3.71(m,2H)、2.70−3.09(m,4H)
参考製造例7
1−ヨード−3,3,4,4,5,5,6,6,6−ノナフルオロヘキサン1.3g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)アセトニトリル0.7gをN,N−ジメチルホルムアミド30mlに溶解させた。ここへ室温で炭酸カリウム0.1gを加え、同温で6時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、5,5,6,6,7,7,8,8,8−ノナフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)オクタンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(7)と記す。) 0.59gを得た。
本有機硫黄化合物(7)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)4.02−4.08(m,1H)、3.45−3.63(m,2H)、2.73−2.86(m,2H)、2.34−2.63(m,4H)
参考製造例8
1−ヨード−3,3,4,4,4−ペンタフルオロブタン0.6g及び(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルスルホニル)アセトニトリル0.4gをN,N−ジメチルホルムアミド50mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.5gを加え、同温で4日間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルスルホニル)ヘキサンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(8)と記す。) 2.66gを得た。
本有機硫黄化合物(8)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)4.04−4.09(m,1H)、3.48−3.68(m,2H)、2.67−2.82(m,2H)、2.31−2.61(m,4H)
参考製造例9
トリフルオロメタンスルホン酸 2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチル0.7g及び(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルスルホニル)アセトニトリル0.5gをN,N−ジメチルホルムアミド20mlに溶解させた。ここへ室温で炭酸カリウム0.3gを加え、同温で40時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、4,4,5,5,6,6,6−ヘプタフルオロ−2−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルスルホニル)ヘキサンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(9)と記す。) 0.38gを得た。
本有機硫黄化合物(9)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)4.22(dd,1H)、3.56−3.76(m,2H)、2.68−3.10(m,4H)
参考製造例10
1−ヨード−3,3,4,4,4−ペンタフルオロブタン1.8g及び(3,3,4,4,5,5,5−ヘプタフルオロペンチルスルホニル)アセトニトリル2.0gをN,N−ジメチルホルムアミド50mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.3gを加え、同温で20時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−(3,3,4,4,5,5,5−ヘプタフルオロペンチルスルホニル)−5,5,6,6,6−ペンタフルオロヘキサンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(10)と記す。) 1.43gを得た。
本有機硫黄化合物(10)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)4.07(dd,1H)、3.48−3.67(m,2H)、2.32−2.85(m,6H)
参考製造例11
ヨードメタン0.2g及び5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサンニトリル0.5gをN,N−ジメチルホルムアミド20mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.06gを加え、同温で20時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−メチル−5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(11)と記す。) 0.35gを得た。
本有機硫黄化合物(11)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.40−3.58(m,2H)、2.73−2.88(m,2H)、2.16−2.58(m,4H)、1.83(s,3H)
参考製造例12
ヨードメタン0.3g及び4,4,5,5,6,6,6−ヘプタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサンニトリル0.7gをN,N−ジメチルホルムアミド30mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.07gを加え、同温で24時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、4,4,5,5,6,6,6−ヘプタフルオロ−2−メチル−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(12)と記す。) 0.32gを得た。
本有機硫黄化合物(12)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.48−3.65(m,2H)、2.61−3.13(m,4H)、2.00(d,3H)
参考製造例13
ヨードメタン0.2g及び5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルスルホニル)ヘキサンニトリル0.5gをN,N−ジメチルホルムアミド20mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.05gを加え、同温で20時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−メチル−5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルスルホニル)ヘキサンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(13)と記す。) 0.49gを得た。
本有機硫黄化合物(13)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.42−3.61(m,2H)、2.68−2.82(m,2H)、2.18−2.58(m,4H)、1.84(s,3H)
参考製造例14
ヨードメタン0.2g及び5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,4,4,5,5,5−ヘプタフルオロペンチルスルホニル)ヘキサンニトリル0.5gをN,N−ジメチルホルムアミド20mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.05gを加え、同温で2日間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−(3,3,4,4,5,5,5−ヘプタフルオロペンチルスルホニル)−2−メチル−5,5,6,6,6−ペンタフルオロヘキサンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(14)と記す。) 0.49gを得た。
本有機硫黄化合物(14)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.42−3.61(m,2H)、2.68−2.82(m,2H)、2.18−2.58(m,4H)、1.84(s,3H)
参考製造例15
ヨードエタン0.2g及び5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサンニトリル0.5gをN,N−ジメチルホルムアミド20mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.06gを加え、同温で10時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−エチル−5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(15)と記す。) 0.37gを得た。
本有機硫黄化合物(15)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.39−3.58(m,2H)、2.72−2.84(m,2H)、2.32−2.56(m,4H)、2.06−2.26(m,2H)、1.28(t,3H)
参考製造例16
1−ヨードプロパン0.2g及び5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサンニトリル0.5gをN,N−ジメチルホルムアミド20mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.06gを加え、同温で24時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−プロピル−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(16)と記す。) 0.38gを得た。
本有機硫黄化合物(16)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.38−3.58(m,2H)、2.72−2.86(m,2H)、2.32−2.58(m,4H)、1.95−2.11(m,2H)、1.58−1.72(m,2H)、1.10(t,3H)
参考製造例17
2−ヨードプロパン0.2g及び5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサンニトリル0.5gをN,N−ジメチルホルムアミド20mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.06gを加え、同温で6時間、60℃で2時間さらに90℃で6時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(2−プロピル)−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(17)と記す。) 0.13gを得た。
本有機硫黄化合物(17)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.39−3.60(m,2H)、2.70−2.87(m,2H)、2.26−2.62(m,5H)、1.35(d,3H)、1.27(d,3H)
参考製造例18
1−ヨードブタン0.3g及び5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサンニトリル0.5gをN,N−ジメチルホルムアミド20mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.06gを加え、同温で8時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−ブチル−5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(18)と記す。) 0.28gを得た。
本有機硫黄化合物(18)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.38−3.58(m,2H)、2.72−2.86(m,2H)、2.32−2.58(m,4H)、1.94−2.11(m,2H)、1.38−1.65(m,4H)、1.00(t,3H)
参考製造例19
1−ヨードペンタン0.3g及び5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサンニトリル0.5gをN,N−ジメチルホルムアミド20mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.06gを加え、同温で20時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘプタンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(19)と記す。) 0.28gを得た。
本有機硫黄化合物(19)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.38−3.58(m,2H)、2.72−2.86(m,2H)、2.32−2.58(m,4H)、1.94−2.11(m,2H)、1.38−1.65(m,6H)、1.00(t,3H)
参考製造例20
5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサンニトリル0.5gをテトラヒドロフラン20mlに溶解させた。ここへ0℃で水素化ナトリウム(60%油性)0.06gを加え、同温で0.5時間撹拌した。続いて同温で1−フルオロ−2,4,6−トリメチルピリジニウム トリフルオロメタンスルホナート0.4gを加え0.5時間撹拌した。さらに室温で10時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2,5,5,6,6,6−ヘキサフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(20)と記す。) 0.37gを得た。
本有機硫黄化合物(20)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.54−3.67(m,2H)、2.39−2.88(m,6H)
参考製造例21
5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサンニトリル0.5gをテトラヒドロフラン20mlに溶解させた。ここへ0℃で水素化ナトリウム(60%油性)0.06gを加え、同温で0.5時間撹拌した。続いて同温でN−クロロコハク酸イミド0.2gを加え0.5時間撹拌した。さらに室温で3日間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(21)と記す。) 0.15gを得た。
本有機硫黄化合物(21)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.66−3.84(m,2H)、2.42−2.92(m,6H)
参考製造例22
1−ヨード−4,4,4−トリフルオロブタン2.0g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)酢酸メチル2.0gをN,N−ジメチルホルムアミド20mlに溶解させた。ここへ室温で炭酸カリウム1.2gを加え、同温で20時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、6,6,6−トリフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(22)と記す。) 0.80gを得た。
本有機硫黄化合物(22)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.89(s,3H)、3.82−3.88(m,1H)、3.30−3.50(m,2H)、2.62−2.77(m,2H)、2.10−2.24(m,4H)、1.64−1.75(m,2H)
参考製造例23
1−ヨード−3,3,4,4,4−ペンタフルオロブタン1.2g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)酢酸メチル1.0gをN,N−ジメチルホルムアミド20mlに溶解させた。ここへ室温で炭酸カリウム0.6gを加え、同温で30時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(23)と記す。) 1.20gを得た。
本有機硫黄化合物(23)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.90(s,3H)、3.86−3.94(m,1H)、3.38−3.51(m,2H)、2.63−2.78(m,2H)、2.38−2.53(m,2H)、2.18−2.34(m,2H)
参考製造例24
1−ヨード−3,3,4,4,4−ペンタフルオロブタン4.8g及び(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルスルホニル)酢酸メチル5.0gをN,N−ジメチルホルムアミド50mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.7gを加え、同温で2日間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルスルホニル)ヘキサン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(24)と記す。) 4.69gを得た。
本有機硫黄化合物(24)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.91(s,3H)、3.89−3.97(m,1H)、3.44−3.51(m,2H)、2.58−2.73(m,2H)、2.39−2.53(m,2H)、2.20−2.34(m,2H)
参考製造例25
5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸0.5gをジクロロメタン10mlに溶解させた。ここへ室温でN,N−ジメチルホルムアミド2滴、続いて塩化オキサリル0.2mlを順次滴下し、同温で2時間撹拌した後、反応混合物を減圧下濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン20mlに溶解させ、ここへ室温でtert−ブチルアルコール0.1g及びトリエチルアミン0.2mlを滴下した。同温で1時間撹拌した後、反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸 tert−ブチル(以下、本有機硫黄化合物(25)と記す。) 0.42gを得た。
本有機硫黄化合物(25)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.75−3.82(m,1H)、3.38−3.52(m,2H)、2.63−2.78(m,2H)、2.18−2.46(m,4H)、1.53(s,9H)
参考製造例26
ヨードメタン0.4g及び5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸メチル1.0gをN,N−ジメチルホルムアミド20mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.1gを加え、同温で3時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−メチル−5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(26)と記す。)0.73gを得た。
本有機硫黄化合物(26)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.88(s,3H)、3.43−3.52(m,2H)、2.63−2.78(m,2H)、2.08−2.54(m,4H)、1.70(s,3H)
参考製造例27
ヨードエタン0.4g及び5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸メチル1.0gをN,N−ジメチルホルムアミド20mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.1gを加え、同温で20時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−エチル−5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(27)と記す。)0.45gを得た。
本有機硫黄化合物(27)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.88(s,3H)、3.33−3.65(m,2H)、2.06−2.77(m,8H)、1.04(t,3H)
参考製造例28
1−ヨードプロパン0.4g及び5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸メチル1.0gをN,N−ジメチルホルムアミド20mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.1gを加え、同温で20時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−プロピル−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(28)と記す。)0.89gを得た。
本有機硫黄化合物(28)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.87(s,3H)、3.32−3.66(m,2H)、1.96−2.76(m,8H)、1.16−1.58(m,2H)、1.01(t,3H)
参考製造例29
5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸メチル0.5gをテトラヒドロフラン20mlに溶解し、ここに0℃で水素化ナトリウム(60%油性)0.05gを加え、同温で0.5時間撹拌した。続いて同温で1−フルオロ−2,4,6−トリメチルピリジニウム トリフルオロメタンスルホナート0.4gを加え0.5時間撹拌した。さらに室温で10時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2,5,5,6,6,6−ヘキサフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(29)と記す。) 0.39gを得た。
本有機硫黄化合物(29)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)4.00(s,3H)、3.26−3.56(m,2H)、2.09−2.80(m,6H)
参考製造例30
ヨードメタン0.7g及び5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルスルホニル)ヘキサン酸メチル2.0gをN,N−ジメチルホルムアミド50mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.2gを加え、同温で4時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−メチル−5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルスルホニル)ヘキサン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(30)と記す。)1.20gを得た。
本有機硫黄化合物(30)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.90(s,3H)、3.46−3.53(m,2H)、2.45−2.72(m,3H)、2.09−2.34(m,3H)、1.71(s,3H)
参考製造例31
5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸0.5gをジクロロメタン10mlに溶解させた。ここへ室温でN,N−ジメチルホルムアミド2滴、続いて塩化オキサリル0.2mlを順次滴下し、同温で2時間撹拌した後、反応混合物を減圧下濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン20mlに溶解させ、ここへ室温でアンモニア(30%(w/w)水溶液)0.2gを滴下した。同温で2時間撹拌した後、反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサンアミド(以下、本有機硫黄化合物(31)と記す。) 0.24gを得た。
本有機硫黄化合物(31)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.34(bs,1H)、5.73(bs,1H)、3.73(dd,1H)、3.21−3.42(m,2H)、2.64−2.73(m,2H)、2.12−2.48(m,4H)
参考製造例32
5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸0.5gをジクロロメタン10mlに溶解させた。ここへ室温でN,N−ジメチルホルムアミド2滴、続いて塩化オキサリル0.2mlを順次滴下し、同温で1時間撹拌した後、反応混合物を減圧下濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン20mlに溶解させ、ここへ室温でメチルアミン(40%(w/w)水溶液)0.3gを滴下した。同温で2時間撹拌した後、反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、N−メチル−5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサンアミド(以下、本有機硫黄化合物(32)と記す。) 0.26gを得た。
本有機硫黄化合物(32)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.22(bs,1H)、3.63(dd,1H)、3.18−3.39(m,2H)、2.94(d,3H)、2.60−2.73(m,2H)、2.08−2.50(m,4H)
参考製造例33
5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸0.5gをジクロロメタン10mlに溶解させた。ここへ室温でN,N−ジメチルホルムアミド2滴、続いて塩化オキサリル0.2mlを順次滴下し、同温で1時間撹拌した後、反応混合物を減圧下濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン20mlに溶解させ、ここへ室温でジメチルアミン(40%(w/w)水溶液)0.5gを滴下した。同温で2時間撹拌した後、反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、N,N−ジメチル−5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサンアミド(以下、本有機硫黄化合物(33)と記す。) 0.30gを得た。
本有機硫黄化合物(33)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)4.31(dd,1H)、3.19−3.53(m,2H)、3.21(s,3H)、3.09(s,3H)、2.57−2.70(m,2H)、1.98−2.54(m,4H)
参考製造例34
2−メチル−5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸1.1gをジクロロメタン20mlに溶解させた。ここへ室温でN,N−ジメチルホルムアミド2滴、続いて塩化オキサリル0.5mlを順次滴下し、同温で2時間撹拌した後、反応混合物を減圧下濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン20mlに溶解させ、ここへ室温でアンモニア(30%(w/w)水溶液)0.5gを滴下した。同温で2時間撹拌した後、反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−メチル−5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサンアミド(以下、本有機硫黄化合物(34)と記す。) 0.76gを得た。
本有機硫黄化合物(34)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.62(bs,1H)、5.74(bs,1H)、3.20−3.41(m,2H)、2.64−2.78(m,2H)、2.08−2.54(m,4H)、1.68(s,3H)
参考製造例35
2−メチル−5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸1.1gをジクロロメタン20mlに溶解させた。ここへ室温でN,N−ジメチルホルムアミド2滴、続いて塩化オキサリル0.5mlを順次滴下し、同温で2時間撹拌した後、反応混合物を減圧下濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン20mlに溶解させ、ここへ室温でメチルアミン(40%(w/w)水溶液)0.7gを滴下した。同温で2時間撹拌した後、反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、N,2−ジメチル−5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサンアミド(以下、本有機硫黄化合物(35)と記す。) 0.70gを得た。
本有機硫黄化合物(35)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.56(bs,1H)、3.14−3.39(m,2H)、2.91(d,3H)、2.60−2.74(m,2H)、2.03−2.53(m,4H)、1.67(s,3H)
参考製造例36
5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸0.5gをジクロロメタン10mlに溶解させた。ここへ室温でN,N−ジメチルホルムアミド2滴、続いて塩化オキサリル0.2mlを順次滴下し、同温で1時間撹拌した後、反応混合物を減圧下濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン20mlに溶解させ、ここへ室温でジメチルアミン(40%(w/w)水溶液)1.0gを滴下した。同温で4時間撹拌した後、反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)−N,N,2−トリメチルヘキサンアミド(以下、本有機硫黄化合物(36)と記す。) 0.97gを得た。
本有機硫黄化合物(36)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.37(dd,2H)、3.16(bs,6H)、1.98−2.88(m,6H)、1.82(s,3H)
参考製造例37
2−メチル−5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸0.5gをジクロロメタン20mlに溶解させた。ここへ室温でN,N−ジメチルホルムアミド1滴、続いて塩化オキサリル0.2mlを順次滴下し、同温で2時間撹拌した後、反応混合物を減圧下濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン20mlに溶解させ、ここへ室温でエチルアミン(70%(w/w)水溶液)0.2gを滴下した。同温で8時間撹拌した後、反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、N−エチル−2−メチル−5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサンアミド(以下、本有機硫黄化合物(37)と記す。) 0.41gを得た。
本有機硫黄化合物(37)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.57(bs,1H)、3.13−3.44(m,4H)、2.61−2.74(m,2H)、2.01−2.52(m,4H)、1.66(s,3H)、1.18(t,3H)
参考製造例38
2−エチル−5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸0.5gをジクロロメタン20mlに溶解させた。ここへ室温でN,N−ジメチルホルムアミド1滴、続いて塩化オキサリル0.2mlを順次滴下し、同温で2時間撹拌した後、反応混合物を減圧下濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン20mlに溶解させ、ここへ室温でアンモニア(30%(w/w)水溶液)0.2gを滴下した。同温で1時間撹拌した後、反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−エチル−5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサンアミド(以下、本有機硫黄化合物(38)と記す。) 0.37gを得た。
本有機硫黄化合物(38)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.59(bs,1H)、5.82(bs,1H)、3.19−3.48(m,2H)、2.62−2.76(m,2H)、2.11−2.52(m,6H)、1.10(t,3H)
参考製造例39
1−ヨード−4,4,4−トリフルオロブタン0.6g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)アセトニトリル0.5gをN,N−ジメチルホルムアミド20mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.1gを加え、同温で10時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、6,6,6−トリフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(39)と記す。) 0.57gを得た。
本有機硫黄化合物(39)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.90−3.97(m,1H)、3.41−3.59(m,2H)、2.68−2.88(m,2H)、1.78−2.36(m,6H)
参考製造例40
2−メチル−5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸0.5gをジクロロメタン20mlに溶解させた。ここへ室温でN,N−ジメチルホルムアミド2滴、続いて塩化オキサリル0.2mlを順次滴下し、同温で2時間撹拌した後、反応混合物を減圧下濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン20mlに溶解させ、ここへ室温でプロピルアミン0.2gを滴下した。同温で14時間撹拌した後、反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−メチル−N−プロピル−5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサンアミド(以下、本有機硫黄化合物(40)と記す。) 0.26gを得た。
本有機硫黄化合物(40)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.62(bs,1H)、3.11−3.38(m,4H)、2.00−2.74(m,6H)、1.66(s,3H)、1.45−1.70(m,2H)、0.94(t,3H)
参考製造例41
2−メチル−5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸0.5gをジクロロメタン20mlに溶解させた。ここへ室温でN,N−ジメチルホルムアミド2滴、続いて塩化オキサリル0.2mlを順次滴下し、同温で2時間撹拌した後、反応混合物を減圧下濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン20mlに溶解させ、ここへ室温でイソプロピルアミン0.2gを滴下した。同温で14時間撹拌した後、反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、N−イソプロピル−2−メチル−5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサンアミド(以下、本有機硫黄化合物(41)と記す。) 0.25gを得た。
本有機硫黄化合物(41)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.40(bs,1H)、4.05−4.18(m,1H)、3.10−3.39(m,2H)、2.60−2.78(m,2H)、1.98−2.52(m,4H)、1.65(s,3H)、1.19(dd,6H)
参考製造例42
1−ヨード−3,3,4,4,4−ペンタフルオロブタン0.9g及び(3,3,4,4,5,5,5−ヘプタフルオロペンチルスルホニル)酢酸メチル1.1gをN,N−ジメチルホルムアミド20mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.1gを加え、同温で3日間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−(3,3,4,4,5,5,5−ヘプタフルオロペンチルスルホニル)−5,5,6,6,6−ペンタフルオロヘキサン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(42)と記す。) 1.12gを得た。
本有機硫黄化合物(42)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.91−3.95(m,1H)、3.91(s,3H)、3.41−3.53(m,2H)、2.62−2.77(m,2H)、2.38−2.54(m,2H)、2.19−2.34(m,2H)
参考製造例43
ヨードメタン0.2g及び2−(3,3,4,4,5,5,5−ヘプタフルオロペンチルスルホニル)−5,5,6,6,6−ペンタフルオロヘキサン酸メチル0.6gをN,N−ジメチルホルムアミド20mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.1gを加え、同温で10時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−(3,3,4,4,5,5,5−ヘプタフルオロペンチルスルホニル)−2−メチル−5,5,6,6,6−ペンタフルオロヘキサン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(43)と記す。)0.41gを得た。
本有機硫黄化合物(43)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.89(s,3H)、3.47−3.56(m,2H)、2.61−2.78(m,2H)、1.95−2.56(m,4H)、1.71(s,3H)
参考製造例44
ヨードメタン0.4g及び6,6,6−トリフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸メチル1.0gをN,N−ジメチルホルムアミド20mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.1gを加え、同温で10時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−メチル−6,6,6−トリフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(44)と記す。)0.85gを得た。
本有機硫黄化合物(44)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.86(s,3H)、3.31−3.55(m,2H)、2.62−2.75(m,2H)、1.95−2.33(m,4H)、1.67(s,3H)、1.43−1.80(m,2H)
参考製造例45
ヨードメタン0.2g及び6,6,6−トリフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサンニトリル0.5gをN,N−ジメチルホルムアミド20mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.06gを加え、同温で10時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−メチル−6,6,6−トリフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(45)と記す。) 0.37gを得た。
本有機硫黄化合物(45)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.40−3.55(m,2H)、2.73−2.88(m,2H)、1.85−2.34(m,6H)、1.80(s,3H)
参考製造例46
1−ヨード−3,3,4,4,4−ペンタフルオロブタン1.0g及び2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)プロピオン酸エチル1.0gをジメチルスルホキシド20mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.2gを加え、同温で10時間、60℃で4時間さらに90℃で4時間撹拌した後、反応混合物を室温まで放冷し、ここへ10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−メチル−5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸エチル(以下、本有機硫黄化合物(46)と記す。)0.47gを得た。
本有機硫黄化合物(46)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)4.33(q,2H)、3.46−3.53(m,2H)、2.63−2.78(m,2H)、2.08−2.54(m,4H)、1.69(s,3H)、1.34(t,3H)
参考製造例47
S−(3,3,3−トリフルオロプロピル)=ベンゼンチオアート1.8gをテトラヒドロフラン100mlに溶解し、氷冷下でここにナトリウムメトキシド(28%(w/w)メタノール溶液)1.5mlを加えた。該混合物中に氷冷下で2−ブロモ−5,5,6,6,6−ペンタフルオロヘキサンニトリル2.0gを滴下し、室温で0.5時間攪拌した。反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を10%塩酸及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下式で示される5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルチオ)ヘキサンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(47)と記す。)1.6gを得た。
本有機硫黄化合物(47)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.67(t,1H)、2.89−3.04(m,2H)、2.10−2.58(m,6H)
参考製造例48
S−(3,3,3−トリフルオロプロピル)=ベンゼンチオアート0.5gをテトラヒドロフラン20mlに溶解し、氷冷下でここにナトリウムメトキシド(28%(w/w)メタノール溶液)0.4mlを加えた。該混合物中に氷冷下で2−ブロモ−5,5,6,6,6−ペンタフルオロヘキサンニトリル0.6gを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を10%塩酸及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をクロロホルム20mlに溶解し、氷冷下でここに過酢酸(32%(w/w)酢酸溶液)0.5gを加えた後、同温で4時間撹拌した。反応混合物を室温まで昇温してから水中にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下式で示される5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルフィニル)ヘキサンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(48)と記す。)0.4gを得た。
本有機硫黄化合物(48)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.62−3.69(m,1H)、2.98−3.38(m,2H)、2.25−2.82(m,6H)
参考製造例49
2−メチル−5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸1.1gをジクロロメタン20mlに溶解させた。ここへ室温でN,N−ジメチルホルムアミド2滴、続いて塩化オキサリル0.5mlを順次滴下し、同温で2時間撹拌した後、反応混合物を減圧下濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン20mlに溶解し、ここへ室温でアンモニア(30%(w/w)水溶液)0.5gを加え、同温で10時間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、減圧下濃縮した。得られた残渣に、2,4−ビス(4−メトキシフェニル)−1,3−ジチア−2,4−ジホスフェタン 2,4−ジスルフィド1.2g及びトルエン20mlを加えた混合物を10時間加熱還流した。室温まで放冷した反応混合物を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−メチル−5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサンチオアミド(以下、本有機硫黄化合物(49)と記す。) 0.47gを得た。
本有機硫黄化合物(49)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)8.03(bs,1H)、7.80(bs,1H)、3.19−3.44(m,2H)、2.08−2.78(m,6H)、1.85(s,3H)
参考製造例50
5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルチオ)ヘキサンニトリル0.5g及びヨードメタン0.2gをテトラヒドロフラン20mlに溶解し、ここへ−78℃でナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド(1M−テトラヒドロフラン溶液)1.6mlを加えた。同温で0.5時間攪拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を10%塩酸及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下式で示される2−メチル−5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルチオ)ヘキサンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(50)と記す。)0.4gを得た。
本有機硫黄化合物(50)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)2.98(t,2H)、2.08−2.58(m,6H)、1.71(s,3H)
参考製造例51
1−ヨード−3,3,4,4,5,5,5−ヘプタフルオロペンタン5.7g及び(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルスルホニル)酢酸メチル5.0gをN,N−ジメチルホルムアミド50mlに溶解し、ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.7gを加え、同温で3日間撹拌した。反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、5,5,6,6,7,7,7−ヘプタフルオロ−2−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルスルホニル)ヘプタン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(51)と記す。)1.80gを得た。
本有機硫黄化合物(51)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.91(s,3H)、3.90−3.97(m,1H)、3.41−3.54(m,2H)、2.20−2.73(m,6H)
参考製造例52
ヨードメタン0.4g及び5,5,6,6,7,7,7−ヘプタフルオロ−2−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルスルホニル)ヘプタン酸メチル1.3gをN,N−ジメチルホルムアミド50mlに溶解し、ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.1gを加え、同温で3時間撹拌した。反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、5,5,6,6,7,7,7−ヘプタフルオロ−2−メチル−2−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルスルホニル)ヘプタン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(52)と記す。)1.30gを得た。
本有機硫黄化合物(52)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.88(s,3H)、3.47−3.54(m,2H)、2.08−2.73(m,6H)、1.71(s,3H)
参考製造例53
1−ヨード−3,3,3−トリフルオロプロパン0.4g及び(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルスルホニル)アセトニトリル0.5gをN,N−ジメチルホルムアミド20mlに溶解、ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.08gを加え、同温で20時間撹拌した。反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルスルホニル)−5,5,5−トリフルオロペンタンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(53)と記す。) 0.26gを得た。
本有機硫黄化合物(53)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)4.04−4.08(m,1H)、3.47−3.66(m,2H)、2.35−2.81(m,6H)
参考製造例54
1−ヨード−3,3,4,4,5,5,5−ヘプタフルオロペンタン0.6g及び(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルスルホニル)アセトニトリル0.5gをN,N−ジメチルホルムアミド20mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.08gを加え、同温で24時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、5,5,6,6,7,7,7−ヘプタフルオロ−2−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルスルホニル)ヘプタンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(54)と記す。) 0.30gを得た。
本有機硫黄化合物(54)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)4.16−4.22(m,1H)、3.50−3.68(m,2H)、2.33−2.88(m,6H)
参考製造例55
5,5,6,6,7,7,7−ヘプタフルオロ−2−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルスルホニル)ヘプタン酸0.5gをジクロロメタン20mlに溶解させた。ここへ室温でN,N−ジメチルホルムアミド2滴、続いて塩化オキサリル0.1mlを順次滴下し、同温で2時間撹拌した後、反応混合物を減圧下濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン20mlに溶解させ、ここへ室温でアンモニア(30%(w/w)水溶液)0.2gを滴下した。同温で2時間撹拌した後、反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、5,5,6,6,7,7,7−ヘプタフルオロ−2−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルスルホニル)ヘプタンアミド(以下、本有機硫黄化合物(55)と記す。) 0.31gを得た。
本有機硫黄化合物(55)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.31(bs,1H)、5.73(bs,1H)、3.72−3.78(m,1H)、3.24−3.45(m,2H)、2.12−2.74(m,6H)
参考製造例56
5,5,6,6,7,7,7−ヘプタフルオロ−2−メチル−2−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルスルホニル)ヘプタン酸1.1gをジクロロメタン20mlに溶解させた。ここへ室温でN,N−ジメチルホルムアミド2滴、続いて塩化オキサリル0.4mlを順次滴下し、同温で2時間撹拌した後、反応混合物を減圧下濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン50mlに溶解させ、ここへ室温でアンモニア(30%(w/w)水溶液)0.4gを滴下した。同温で2時間撹拌した後、反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、5,5,6,6,7,7,7−ヘプタフルオロ−2−メチル−2−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルスルホニル)ヘプタンアミド(以下、本有機硫黄化合物(56)と記す。) 0.60gを得た。
本有機硫黄化合物(56)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.63(bs,1H)、5.76(bs,1H)、3.20−3.45(m,2H)、2.08−2.73(m,6H)、1.70(s,3H)
参考製造例57
2−メチル−5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルチオ)ヘキサンニトリル0.6gをクロロホルム30mlに溶解し、氷冷下で過酢酸(32%(w/w)酢酸溶液)0.4gを加えた後、同温で2時間、さらに室温で10時間撹拌した。反応混合物を水中にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下式で示される2−メチル−5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルフィニル)ヘキサンニトリルのジアステレオマー混合物(以下、本有機硫黄化合物(57)と記す。)0.25gを得た。
本有機硫黄化合物(57)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)2.98−3.21(m,2H)、2.60−2.82(m,2H)、2.04−2.54(m,4H)、1.68(s,2H)、1.59(s,1H)
参考製造例58
5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸メチル0.8gをテトラヒドロフラン50mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.08gを加え、同温で0.5時間撹拌した。該混合物中に室温でN−クロロコハク酸イミド0.3gを加え4時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(58)と記す。) 0.60gを得た。
本有機硫黄化合物(58)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.97(s,3H)、3.52−3.92(m,2H)、2.18−2.91(m,6H)
参考製造例59
2−クロロ−5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸メチル0.5gをメタノール50mlに溶解させた。ここへ室温でアンモニア(7M−メタノール溶液)0.5mlを加え、同温で2時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサンアミド(以下、本有機硫黄化合物(59)と記す。) 0.15gを得た。
本有機硫黄化合物(59)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.88(bs,1H)、6.02(bs,1H)、3.38−3.74(m,2H)、2.13−2.95(m,6H)
参考製造例60
5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルスルホニル)ヘキサン酸0.5gをジクロロメタン20mlに溶解させた。ここへ室温でN,N−ジメチルホルムアミド2滴、続いて塩化オキサリル0.2mlを順次滴下し、同温で4時間撹拌した後、反応混合物を減圧下濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン20mlに溶解させ、ここへ室温でアンモニア(30%(w/w)水溶液)0.2gを滴下した。同温で2日間撹拌した後、反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルスルホニル)ヘキサンアミド(以下、本有機硫黄化合物(60)と記す。) 0.20gを得た。
本有機硫黄化合物(60)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.41(bs,1H)、5.73(bs,1H)、3.74−3.79(m,1H)、3.20−3.45(m,2H)、2.08−2.74(m,6H)
参考製造例61
2−メチル−5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルスルホニル)ヘキサン酸0.8gをジクロロメタン20mlに溶解させた。ここへ室温でN,N−ジメチルホルムアミド2滴、続いて塩化オキサリル0.3mlを順次滴下し、同温で4時間撹拌した後、反応混合物を減圧下濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン20mlに溶解させ、ここへ室温でアンモニア(30%(w/w)水溶液)0.3gを滴下した。同温で2日間撹拌した後、反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−メチル−5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルスルホニル)ヘキサンアミド(以下、本有機硫黄化合物(61)と記す。) 0.60gを得た。
本有機硫黄化合物(61)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.69(bs,1H)、6.01(bs,1H)、3.22−3.46(m,2H)、2.08−2.73(m,6H)、1.69(s,3H)
参考製造例62
5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルチオ)ヘキサンニトリル2.0gをメタノール50mlに溶解し、室温下でここにナトリウムメトキシド(28%(w/w)メタノール溶液)12.5mlを加え、同温で15時間攪拌した。反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を10%塩酸及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下式で示される5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルチオ)ヘキサン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(62)と記す。)0.8gを得た。
本有機硫黄化合物(62)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.79(s,3H)、3.31(t,1H)、2.72−2.90(m,2H)、1.93−2.48(m,6H)
参考製造例63
5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルチオ)ヘキサン酸メチル0.3gをクロロホルム20mlに溶解し、氷冷下で過酢酸(32%(w/w)酢酸溶液)0.2gを加えた後、室温まで昇温し、6時間撹拌した。反応混合物を水中にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下式で示される5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルフィニル)ヘキサン酸メチルのジアステレオマー混合物(以下、本有機硫黄化合物(63)と記す。)0.18gを得た。
本有機硫黄化合物(63)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.86(s,1.2H)、3.84(s,1.8H)、3.57−3.69(m,1H)、2.13−3.14(m,8H)
参考製造例64
2,5,5,6,6,6−ヘキサフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸メチル0.5gをメタノール20mlに溶解させた。ここへ室温でアンモニア(7M−メタノール溶液)0.5mlを加え、同温で0.5時間撹拌した。さらにアンモニア(7M−メタノール溶液)5mlを加え、同温で2時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2,5,5,6,6,6−ヘキサフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサンアミド(以下、本有機硫黄化合物(64)と記す。) 0.37gを得た。
本有機硫黄化合物(64)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.54(bs,1H)、5.88(bs,1H)、3.30−3.58(m,2H)、2.14−2.83(m,6H)
参考製造例65
5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸メチル2.0gをテトラヒドロフラン50mlに溶解させた。ここへ氷冷下で水素化ナトリウム(60%油性)0.21gを加え、同温で0.5時間撹拌した。ここへN−ブロモコハク酸イミド0.9gを加え、反応混合物を室温まで昇温した後、12時間撹拌した。反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−ブロモ−5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(65)と記す。) 0.30gを得た。
本有機硫黄化合物(65)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.96(s,3H)、3.75−4.01(m,2H)、2.35−2.92(m,6H)
参考製造例66
2−(3,3,4,4,5,5,5−ヘプタフルオロペンチルスルホニル)−5,5,6,6,6−ペンタフルオロヘキサン酸メチル1.0gをテトラヒドロフラン50mlに溶解し、ここに0℃で水素化ナトリウム(60%油性)0.08gを加え、同温で0.5時間撹拌した。該混合物中に0℃で1−フルオロ−2,4,6−トリメチルピリジニウム トリフルオロメタンスルホナート0.6gを加え1時間撹拌した。反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−(3,3,4,4,5,5,5−ヘプタフルオロペンチルスルホニル)−2,5,5,6,6,6−ヘキサフルオロヘキサン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(66)と記す。) 0.75gを得た。
本有機硫黄化合物(66)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)4.00(s,3H)、3.34−3.61(m,2H)、2.09−2.81(m,6H)
参考製造例67
2−(3,3,4,4,5,5,5−ヘプタフルオロペンチルスルホニル)−2,5,5,6,6,6−ヘキサフルオロヘキサン酸メチル1.5gをメタノール30mlに溶解させた。ここへ室温でアンモニア(7M−メタノール溶液)1.3mlを加え、同温で24時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−(3,3,4,4,5,5,5−ヘプタフルオロペンチルスルホニル)−2,5,5,6,6,6−ヘキサフルオロヘキサンアミド(以下、本有機硫黄化合物(67)と記す。) 1.10gを得た。
本有機硫黄化合物(67)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.54(bs,1H)、5.89(bs,1H)、3.34−3.62(m,2H)、2.10−2.82(m,6H)
参考製造例68
5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルチオ)ヘキサン酸メチル0.3g及びヨードメタン0.12gをテトラヒドロフラン20mlに溶解し、ここへ0℃でナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド(1M−テトラヒドロフラン溶液)0.9mlを加えた。同温で1時間攪拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を10%塩酸及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下式で示される2−メチル−5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルチオ)ヘキサン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(68)と記す。)0.3gを得た。
本有機硫黄化合物(68)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.78(s,3H)、2.73−2.79(m,2H)、1.96−2.41(m,6H)、1.50(s,3H)
参考製造例69
2,5,5,6,6,6−ヘキサフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸メチル1.0gをメタノール30mlに溶解させた。ここへ室温でメチルアミン(2M−メタノール溶液)3.8mlを加え、同温で2時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2,5,5,6,6,6−ヘキサフルオロ−N−メチル−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサンアミド(以下、本有機硫黄化合物(69)と記す。) 0.92gを得た。
本有機硫黄化合物(69)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.58(bs,1H)、3.26−3.58(m,2H)、2.99(d,3H)、2.04−2.82(m,6H)
参考製造例70
2−メチル−5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルチオ)ヘキサン酸メチル1.0gをメタノール50mlに溶解し、室温で水酸化カリウム水溶液(水酸化カリウム0.9g及び水5mlの混合溶液の全量)を加え、同温で1日間撹拌した。反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。残渣をジクロロメタン20mlに溶解させた。ここへ室温でN,N−ジメチルホルムアミド2滴、続いて塩化オキサリル0.4mlを順次滴下し、同温で1時間撹拌した後、反応混合物を減圧下濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン20mlに溶解させ、ここへ室温でアンモニア(30%(w/w)水溶液)0.4gを滴下した。同温で1時間撹拌した後、反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−メチル−5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルチオ)ヘキサンアミド(以下、本有機硫黄化合物(70)と記す。) 0.25gを得た。
本有機硫黄化合物(70)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.60(bs,1H)、5.49(bs,1H)、2.73(t,2H)、1.96−2.44(m,6H)、1.51(s,3H)
参考製造例71
2−メチル−5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルチオ)ヘキサン酸メチル4.4gをクロロホルム30mlに溶解し、氷冷下で過酢酸(32%(w/w)酢酸溶液)2.9gを加えた後、4時間撹拌した。反応混合物を水中にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下式で示される2−メチル−5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルフィニル)ヘキサン酸メチルのジアステレオマー混合物(以下、本有機硫黄化合物(71)と記す。)1.10gを得た。
本有機硫黄化合物(71)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.84(s,1.2H)、3.82(s,1.8H)、2.06−2.84(m,8H)、1.53(s,1.2H)、1.52(s,1.8H)
参考製造例72
2−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルスルホニル)−5,5,6,6,6−ペンタフルオロヘキサン酸メチル1.0gをテトラヒドロフラン50mlに溶解し、ここに室温下で水素化ナトリウム(60%油性)0.09gを加え、同温で0.5時間撹拌した。該混合物中に室温で1−フルオロ−2,4,6−トリメチルピリジニウム トリフルオロメタンスルホナート0.7gを加え3時間撹拌した。反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2,5,5,6,6,6−ヘキサフルオロ−2−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルスルホニル)ヘキサン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(72)と記す。) 0.78gを得た。
本有機硫黄化合物(72)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)4.00(s,3H)、3.33−3.60(m,2H)、2.08−2.81(m,6H)
参考製造例73
2,5,5,6,6,6−ヘキサフルオロ−2−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルスルホニル)ヘキサン酸メチル0.6gをメタノール20mlに溶解させた。ここへ室温でアンモニア(7M−メタノール溶液)0.6mlを加え、同温で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2,5,5,6,6,6−ヘキサフルオロ−2−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルスルホニル)ヘキサンアミド(以下、本有機硫黄化合物(73)と記す。) 0.45gを得た。
本有機硫黄化合物(73)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.55(bs,1H)、5.91(bs,1H)、3.33−3.61(m,2H)、2.04−2.83(m,6H)
参考製造例74
2,5,5,6,6,6−ヘキサフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸メチル0.5gをメタノール30mlに溶解し、室温で水酸化カリウム水溶液(水酸化カリウム0.4g及び水5mlの混合溶液の全量)を加え、同温で12時間撹拌した。反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。残渣をジクロロメタン20mlに溶解させた。ここへ室温でN,N−ジメチルホルムアミド2滴、続いて塩化オキサリル0.2mlを順次滴下し、同温で2時間撹拌した後、反応混合物を減圧下濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン30mlに溶解させ、ここへ室温でジメチルアミン(40%(w/w)水溶液)0.4gを滴下した。同温で2時間撹拌した後、反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、N,N−ジメチル−2,5,5,6,6,6−ヘキサフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサンアミド(以下、本有機硫黄化合物(74)と記す。) 0.26gを得た。
本有機硫黄化合物(74)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.32−3.55(m,2H)、3.29(d,3H)、3.10(s,3H)、2.14−2.97(m,6H)
参考製造例75
2−クロロ−5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸メチル1.0gをメタノール30mlに溶解させた。ここへ室温でメチルアミン(2M−メタノール溶液)3.6mlを加え、同温で16時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−N−メチル−5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサンアミド(以下、本有機硫黄化合物(75)と記す。) 0.15gを得た。
本有機硫黄化合物(75)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.95(bs,1H)、3.35−3.75(m,2H)、2.96(d,3H)、2.05−2.98(m,6H)
参考製造例76
1−ヨード−3,3,3−トリフルオロプロパン1.0g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)酢酸メチル1.0gをジメチルスルホキシド20mlに溶解させた。ここへ室温で炭酸カリウム0.6gを加え、同温で16時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、5,5,5−トリフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ペンタン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(76)と記す。) 0.42gを得た。
本有機硫黄化合物(76)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.90(s,3H)、3.88−3.94(m,1H)、3.36−3.52(m,2H)、2.62−2.78(m,2H)、2.38−2.53(m,2H)、2.24−2.48(m,2H)
参考製造例77
5,5,5−トリフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ペンタン酸メチル1.0gをテトラヒドロフラン30mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.12gを加え、同温で0.5時間撹拌した。該混合物中に室温でN−クロロコハク酸イミド0.4gを加え2時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−5,5,5−トリフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ペンタン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(77)と記す。) 0.65gを得た。
本有機硫黄化合物(77)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.97(s,3H)、3.58−3.88(m,2H)、2.35−2.88(m,6H)
参考製造例78
1−ヨード−4,4,4−トリフルオロブタン2.0g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)酢酸メチル2.0gをジメチルスルホキシド30mlに溶解させた。ここへ室温で炭酸カリウム1.2gを加え、同温で3日間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、6,6,6−トリフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(78)と記す。) 1.50gを得た。
本有機硫黄化合物(78)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.89(s,3H)、3.80−3.90(m,1H)、3.28−3.50(m,2H)、2.60−2.78(m,2H)、2.09−2.27(m,4H)、1.62−1.75(m,2H)
参考製造例79
6,6,6−トリフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸メチル1.0gをテトラヒドロフラン30mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.12gを加え、同温で0.5時間撹拌した。該混合物中に室温でN−クロロコハク酸イミド0.4gを加え4時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−6,6,6−トリフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(79)と記す。) 0.96gを得た。
本有機硫黄化合物(79)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.96(s,3H)、3.53−3.84(m,2H)、2.12−2.79(m,6H)、1.72−2.02(m,2H)
参考製造例80
2−クロロ−6,6,6−トリフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸メチル0.8gをメタノール20mlに溶解させた。ここへ室温でアンモニア(7M−メタノール溶液)0.9mlを加え、同温で10時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−6,6,6−トリフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサンアミド(以下、本有機硫黄化合物(80)と記す。) 0.51gを得た。
本有機硫黄化合物(80)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.93(bs,1H)、6.20(bs,1H)、3.36−3.74(m,2H)、2.13−2.81(m,6H)、1.61−2.01(m,2H)
参考製造例81
2−クロロ−5,5,5−トリフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ペンタン酸メチル1.0gをメタノール30mlに溶解させた。ここへ室温でアンモニア(7M−メタノール溶液)1.2mlを加え、同温で14時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−5,5,5−トリフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ペンタンアミド(以下、本有機硫黄化合物(81)と記す。) 0.62gを得た。
本有機硫黄化合物(81)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.93(bs,1H)、6.36(bs,1H)、3.38−3.73(m,2H)、2.21−2.92(m,6H)
参考製造例82
1−ヨード−3,3,4,4,5,5,5−ヘプタフルオロペンタン2.8g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)酢酸メチル2.0gをジメチルスルホキシド30mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.34gを加え、同温で14時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、5,5,6,6,7,7,7−ヘプタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘプタン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(82)と記す。)2.30gを得た。
本有機硫黄化合物(82)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.91(s,3H)、3.87−3.95(m,1H)、3.36−3.52(m,2H)、2.21−2.78(m,6H)
参考製造例83
5,5,6,6,7,7,7−ヘプタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘプタン酸メチル1.0gをテトラヒドロフラン30mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.09gを加え、同温で0.5時間撹拌した。該混合物中に室温でN−クロロコハク酸イミド0.3gを加え1時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−5,5,6,6,7,7,7−ヘプタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘプタン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(83)と記す。) 0.93gを得た。
本有機硫黄化合物(83)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.97(s,3H)、3.53−3.90(m,2H)、2.30−2.91(m,6H)
参考製造例84
2−クロロ−5,5,6,6,7,7,7−ヘプタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘプタン酸メチル0.7gをメタノール30mlに溶解させた。ここへ室温でアンモニア(7M−メタノール溶液)0.6mlを加え、同温で10時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−5,5,6,6,7,7,7−ヘプタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘプタンアミド(以下、本有機硫黄化合物(84)と記す。) 0.50gを得た。
本有機硫黄化合物(84)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.88(bs,1H)、5.94(bs,1H)、3.37−3.73(m,2H)、2.14−2.96(m,6H)
参考製造例85
1−ヨード−3,3,4,4,5,5,6,6,6−ノナフルオロヘキサン7.0g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)酢酸メチル4.4gをジメチルスルホキシド50mlに溶解させた。ここへ室温で炭酸カリウム2.59gを加えた。反応混合物を60℃まで昇温し2日間撹拌した後、室温付近まで放冷し、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、5,5,6,6,7,7,8,8,8−ノナフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)オクタン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(85)と記す。)1.50gを得た。
本有機硫黄化合物(85)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.92(s,3H)、3.87−3.95(m,1H)、3.38−3.52(m,2H)、2.20−2.78(m,6H)
参考製造例86
5,5,6,6,7,7,8,8,8−ノナフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)オクタン酸メチル1.0gをテトラヒドロフラン30mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.08gを加え、同温で0.5時間撹拌した。該混合物中に室温でN−クロロコハク酸イミド0.3gを加え16時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−5,5,6,6,7,7,8,8,8−ノナフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)オクタン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(86)と記す。) 0.89gを得た。
本有機硫黄化合物(86)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.97(s,3H)、3.58−3.92(m,2H)、2.33−2.94(m,6H)
参考製造例87
2−クロロ−5,5,6,6,7,7,8,8,8−ノナフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)オクタン酸メチル0.8gをメタノール20mlに溶解させた。ここへ室温でアンモニア(7M−メタノール溶液)1.1mlを加え、同温で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−5,5,6,6,7,7,8,8,8−ノナフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)オクタンアミド(以下、本有機硫黄化合物(87)と記す。) 0.45gを得た。
本有機硫黄化合物(87)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.88(bs,1H)、5.93(bs,1H)、3.38−3.77(m,2H)、2.15−2.98(m,6H)
参考製造例88
5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルスルホニル)ヘキサン酸メチル2.0gをジメチルスルホキシド30mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.19gを加え、同温で0.5時間撹拌した。該混合物中に室温で塩化銅(II)1.9gを加え12時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルスルホニル)ヘキサン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(88)と記す。) 1.70gを得た。
本有機硫黄化合物(88)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.98(s,3H)、3.63−3.93(m,2H)、2.29−2.92(m,6H)
参考製造例89
2−クロロ−5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルスルホニル)ヘキサン酸メチル1.5gをメタノール30mlに溶解させた。ここへ室温でアンモニア(7M−メタノール溶液)1.4mlを加え、同温で16時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−5,5,6,6,6−ペンタフルオロ−2−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルスルホニル)ヘキサンアミド(以下、本有機硫黄化合物(89)と記す。) 1.10gを得た。
本有機硫黄化合物(89)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.86(bs,1H)、5.93(bs,1H)、3.40−3.78(m,2H)、2.13−2.95(m,6H)
参考製造例90
5,5,6,6,7,7,7−ヘプタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘプタン酸メチル1.0gをテトラヒドロフラン30mlに溶解し、ここに室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.09gを加え、同温で0.5時間撹拌した。該混合物中に室温で1−フルオロ−2,4,6−トリメチルピリジニウム トリフルオロメタンスルホナート0.7gを加え10時間撹拌した。反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2,5,5,6,6,7,7,7−オクタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘプタン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(90)と記す。) 0.90gを得た。
本有機硫黄化合物(90)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)4.00(s,3H)、3.26−3.58(m,2H)、2.12−2.80(m,6H)
参考製造例91
2,5,5,6,6,7,7,7−オクタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘプタン酸メチル0.7gをメタノール30mlに溶解させた。ここへ室温でアンモニア(7M−メタノール溶液)0.7mlを加え、同温で10時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2,5,5,6,6,7,7,7−オクタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘプタンアミド(以下、本有機硫黄化合物(91)と記す。) 1.10gを得た。
本有機硫黄化合物(91)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.58(bs,1H)、5.92(bs,1H)、3.26−3.58(m,2H)、2.19−2.83(m,6H)
参考製造例92
1−ヨード−3,3,3−トリフルオロプロパン1.6g及び(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルスルホニル)酢酸メチル2.0gをジメチルスルホキシド50mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.3gを加え、同温で19時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルスルホニル)−5,5,5−トリフルオロペンタン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(92)と記す。)1.20gを得た。
本有機硫黄化合物(92)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.90(s,3H)、3.88−3.96(m,1H)、3.38−3.55(m,2H)、2.54−2.73(m,2H)、2.23−2.50(m,4H)
参考製造例93
2−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルスルホニル)−5,5,5−トリフルオロペンタン酸メチル1.0gをテトラヒドロフラン30mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.11gを加え、同温で0.5時間撹拌した。該混合物中に室温でN−クロロコハク酸イミド0.4gを加え10時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−2−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルスルホニル)−5,5,5−トリフルオロペンタン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(93)と記す。) 0.75gを得た。
本有機硫黄化合物(93)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.97(s,3H)、3.62−3.91(m,2H)、2.37−2.88(m,6H)
参考製造例94
2−クロロ−2−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルスルホニル)−5,5,5−トリフルオロペンタン酸メチル0.5gをメタノール50mlに溶解させた。ここへ室温でアンモニア(7M−メタノール溶液)0.5mlを加え、同温で18時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−2−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルスルホニル)−5,5,5−トリフルオロペンタンアミド(以下、本有機硫黄化合物(94)と記す。) 1.10gを得た。
本有機硫黄化合物(94)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.87(bs,1H)、6.01(bs,1H)、3.35−3.80(m,2H)、2.19−2.92(m,6H)
参考製造例95
1−ヨード−3,3,4,4,5,5,5−ヘプタフルオロペンタン2.3g及び(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルスルホニル)酢酸メチル2.0gをジメチルスルホキシド50mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.3gを加え、同温で26時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、5,5,6,6,7,7,7−ヘプタフルオロ−2−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルスルホニル)ヘプタン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(95)と記す。)1.40gを得た。
本有機硫黄化合物(95)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.93−3.97(m,1H)、3.91(s,3H)、3.41−3.55(m,2H)、2.21−2.73(m,6H)
参考製造例96
5,5,6,6,7,7,7−ヘプタフルオロ−2−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルスルホニル)ヘプタン酸メチル1.3gをテトラヒドロフラン30mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.11gを加え、同温で0.5時間撹拌した。該混合物中に室温でN−クロロコハク酸イミド0.4gを加え10時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−5,5,6,6,7,7,7−ヘプタフルオロ−2−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルスルホニル)ヘプタン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(96)と記す。) 0.91gを得た。
本有機硫黄化合物(96)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.98(s,3H)、3.62−3.92(m,2H)、2.19−2.94(m,6H)
参考製造例97
2−クロロ−5,5,6,6,7,7,7−ヘプタフルオロ−2−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルスルホニル)ヘプタン酸メチル0.8gをメタノール50mlに溶解させた。ここへ室温でアンモニア(7M−メタノール溶液)0.7mlを加え、同温で18時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−5,5,6,6,7,7,7−ヘプタフルオロ−2−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルスルホニル)ヘプタンアミド(以下、本有機硫黄化合物(97)と記す。) 0.60gを得た。
本有機硫黄化合物(97)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.88(bs,1H)、5.95(bs,1H)、3.39−3.78(m,2H)、2.14−2.96(m,6H)
参考製造例98
1−ヨード−5,5,5−トリフルオロペンタン2.2g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)酢酸メチル2.0gをジメチルスルホキシド30mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.3gを加え、同温で20時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、7,7,7−トリフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘプタン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(98)と記す。)1.69gを得た。
本有機硫黄化合物(98)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.87(s,3H)、3.80−3.88(m,1H)、3.26−3.50(m,2H)、2.59−2.78(m,2H)、2.03−2.18(m,4H)、1.44−1.72(m,4H)
参考製造例99
7,7,7−トリフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘプタン酸メチル1.0gをテトラヒドロフラン30mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.11gを加え、同温で0.5時間撹拌した。該混合物中に室温でN−クロロコハク酸イミド0.4gを加え10時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−7,7,7−トリフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘプタン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(99)と記す。) 0.80gを得た。
本有機硫黄化合物(99)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.94(s,3H)、3.50−3.81(m,2H)、2.55−2.80(m,3H)、2.05−2.32(m,3H)、1.50−1.80(m,4H)
参考製造例100
2−クロロ−7,7,7−トリフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘプタン酸メチル0.6gをメタノール30mlに溶解させた。ここへ室温でアンモニア(7M−メタノール溶液)0.7mlを加え、同温で3日間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−7,7,7−トリフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘプタンアミド(以下、本有機硫黄化合物(100)と記す。) 0.46gを得た。
本有機硫黄化合物(100)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.88(bs,1H)、5.98(bs,1H)、3.34−3.78(m,2H)、2.58−2.81(m,3H)、2.01−2.28(m,3H)、1.40−1.82(m,4H)
参考製造例101
p−トルエンスルホン酸4,4,5,5,5−ペンタフルオロペンチル1.4g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)酢酸メチル1.0gをジメチルスルホキシド50mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.2gを加えた後90℃まで昇温した。同温で6時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、6,6,7,7,7−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘプタン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(101)と記す。)0.70gを得た。
本有機硫黄化合物(101)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.89(s,3H)、3.80−3.88(m,1H)、3.26−3.54(m,2H)、2.59−2.80(m,3H)、2.00−2.26(m,3H)、1.65−1.78(m,2H)
参考製造例102
6,6,7,7,7−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘプタン酸メチル0.5gをテトラヒドロフラン30mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.05gを加え、同温で0.5時間撹拌した。該混合物中に室温でN−クロロコハク酸イミド0.2gを加え10時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−6,6,7,7,7−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘプタン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(102)と記す。) 0.38gを得た。
本有機硫黄化合物(102)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.96(s,3H)、3.50−3.85(m,2H)、2.61−2.78(m,3H)、1.75−2.40(m,5H)
参考製造例103
2−クロロ−6,6,7,7,7−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘプタン酸メチル0.3gをメタノール30mlに溶解させた。ここへ室温でアンモニア(7M−メタノール溶液)0.3mlを加え、同温で20時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−6,6,7,7,7−ペンタフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘプタンアミド(以下、本有機硫黄化合物(103)と記す。) 0.23gを得た。
本有機硫黄化合物(103)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.95(bs,1H)、6.30(bs,1H)、3.35−3.78(m,2H)、2.61−2.80(m,3H)、1.62−2.32(m,5H)
参考製造例104
1,2−ジクロロ−1,1,2−トリフルオロ−4−ヨードブタン5.0g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)酢酸メチル3.8gをジメチルスルホキシド100mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.7gを加え、同温で3日間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、5,6−ジクロロ−5,6,6−トリフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(104)と記す。)1.50gを得た。
本有機硫黄化合物(104)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.90(s,3H)、3.88−3.98(m,1H)、3.38−3.54(m,2H)、2.23−2.78(m,6H)
参考製造例105
本有機硫黄化合物(104)1.0gをテトラヒドロフラン30mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.1gを加え、同温で0.5時間撹拌した。該混合物中に室温でN−クロロコハク酸イミド0.3gを加え16時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2,5,6−トリクロロ−5,6,6−トリフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(105)と記す。) 0.85gを得た。
本有機硫黄化合物(105)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.97(s,3H)、3.59−3.88(m,2H)、2.38−3.08(m,6H)
参考製造例106
本有機硫黄化合物(105)0.6gをメタノール30mlに溶解させた。ここへ室温でアンモニア(7M−メタノール溶液)0.6mlを加え、同温で16時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2,5,6−トリクロロ−5,6,6−トリフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサンアミド(以下、本有機硫黄化合物(106)と記す。) 0.40gを得た。
本有機硫黄化合物(106)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.86(bs,1H)、5.90(bs,1H)、3.34−3.78(m,2H)、2.40−3.09(m,6H)
参考製造例107
1,4−ジブロモ−1,1,2,2−テトラフルオロブタン1.2g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)酢酸メチル1.0gをジメチルスルホキシド30mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.2gを加えた。同温で3日間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、6−ブロモ−5,5,6,6−テトラフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(107)と記す。)0.50gを得た。
本有機硫黄化合物(107)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.92(s,3H)、3.88−3.95(m,1H)、3.38−3.52(m,2H)、2.63−2.78(m,2H)、2.24−2.55(m,4H)
参考製造例108
本有機硫黄化合物(107)0.4gをジメチルスルホキシド30mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.04gを加え、同温で0.5時間撹拌した。該混合物中に室温で無水塩化第二銅0.4gを加え4時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、6−ブロモ−2−クロロ−5,5,6,6−テトラフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(108)と記す。) 0.40gを得た。
本有機硫黄化合物(108)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.97(s,3H)、3.50−3.94(m,2H)、2.30−2.92(m,6H)
参考製造例109
本有機硫黄化合物(108)0.3gをメタノール20mlに溶解させた。ここへ室温でアンモニア(7M−メタノール溶液)0.2mlを加え、同温で14時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、6−ブロモ−2−クロロ−5,5,6,6−テトラフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサンアミド(以下、本有機硫黄化合物(109)と記す。) 0.19gを得た。
本有機硫黄化合物(109)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.87(bs,1H)、5.98(bs,1H)、3.38−3.75(m,2H)、2.18−2.95(m,6H)
参考製造例110
p−トルエンスルホン酸4,4,4−トリフルオロ−3−メチルブチル2.0g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)酢酸メチル1.6gをジメチルスルホキシド50mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.3gを加えた。反応混合物を60℃まで昇温し、同温で20時間撹拌した後、室温付近まで放冷した。反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、6,6,6−トリフルオロ−5−メチル−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(201)と記す。)0.83gを得た。
本有機硫黄化合物(201)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.88(s,3H)、3.75−3.85(m,1H)、3.28−3.49(m,2H)、1.33−2.78(m,7H)、1.15(d,3H)
参考製造例111
本有機硫黄化合物(201)0.7gをテトラヒドロフラン30mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.1gを加え、同温で0.5時間撹拌した。該混合物中に室温でN−クロロコハク酸イミド0.3gを加え10時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−6,6,6−トリフルオロ−5−メチル−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(202)と記す。) 0.70gを得た。
本有機硫黄化合物(202)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.96(s,3H)、3.50−3.86(m,2H)、1.42−2.81(m,7H)、1.18(dd,3H)
参考製造例112
本有機硫黄化合物(202)0.6gをメタノール30mlに溶解させた。ここへ室温でアンモニア(7M−メタノール溶液)0.6mlを加え、同温で3日間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−6,6,6−トリフルオロ−5−メチル−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサンアミド(以下、本有機硫黄化合物(203)と記す。) 0.45gを得た。
本有機硫黄化合物(203)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.88(bs,1H)、5.99(bs,1H)、3.33−3.68(m,2H)、1.35−2.81(m,7H)、1.17(d,3H)
参考製造例113
p−トルエンスルホン酸3−(トリフルオロメチル)ペンチル2.7g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)酢酸メチル2.0gをジメチルスルホキシド30mlに溶解させた。ここへ室温で炭酸カリウム1.2gを加えた。反応混合物を60℃まで昇温し、同温で4日間撹拌した後、室温付近まで放冷した。反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、5−(トリフルオロメチル)−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘプタン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(204)と記す。)1.20gを得た。
本有機硫黄化合物(204)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.89(s,3H)、3.78−3.84(m,1H)、3.28−3.50(m,2H)、1.43−2.78(m,9H)、1.00(dt,3H)
参考製造例114
本有機硫黄化合物(204)1.1gをテトラヒドロフラン30mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.1gを加え、同温で0.5時間撹拌した。該混合物中に室温でN−クロロコハク酸イミド0.4gを加え1時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘプタン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(205)と記す。) 0.40gを得た。
本有機硫黄化合物(205)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.96(s,3H)、3.50−3.85(m,2H)、1.43−2.80(m,9H)、1.01(t,3H)
参考製造例115
本有機硫黄化合物(205)0.9gをメタノール20mlに溶解させた。ここへ室温でアンモニア(7M−メタノール溶液)0.9mlを加え、同温で16時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘプタンアミド(以下、本有機硫黄化合物(206)と記す。) 0.65gを得た。
本有機硫黄化合物(206)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.88(bs,1H)、6.03(bs,1H)、3.31−3.78(m,2H)、1.42−2.80(m,9H)、1.01(t,3H)
参考製造例116
p−トルエンスルホン酸4,4−ジメチル−3−(トリフルオロメチル)ペンチル2.9g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)酢酸メチル2.0gをジメチルスルホキシド30mlに溶解させた。ここへ室温で炭酸カリウム1.2gを加えた。反応混合物を90℃まで昇温し、同温で6時間撹拌した後、室温付近まで放冷した。反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、6,6−ジメチル−5−(トリフルオロメチル)−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘプタン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(207)と記す。)2.00gを得た。
本有機硫黄化合物(207)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.89(s,3H)、3.78−3.89(m,1H)、3.24−3.50(m,2H)、1.49−2.78(m,7H)、1.03(s,9H)
参考製造例117
本有機硫黄化合物(207)1.9gをテトラヒドロフラン30mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.2gを加え、同温で0.5時間撹拌した。該混合物中に室温でN−クロロコハク酸イミド0.6gを加え1時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−6,6−ジメチル−5−(トリフルオロメチル)−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘプタン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(208)と記す。) 0.40gを得た。
本有機硫黄化合物(208)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.95(s,3H)、3.49−3.83(m,2H)、1.60−2.90(m,7H)、1.05(s,9H)
参考製造例118
本有機硫黄化合物(208)1.0gをメタノール50mlに溶解させた。ここへ室温でアンモニア(7M−メタノール溶液)1.0mlを加え、同温で18時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−6,6−ジメチル−5−(トリフルオロメチル)−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘプタンアミド(以下、本有機硫黄化合物(209)と記す。) 0.53gを得た。
本有機硫黄化合物(209)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.88(bs,1H)、5.86(bs,1H)、3.33−3.78(m,2H)、1.50−2.89(m,7H)、1.05(s,9H)
参考製造例119
p−トルエンスルホン酸4,4,4−トリフルオロ−3−メチルブチル1.0g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)アセトニトリル0.7gをジメチルスルホキシド50mlに溶解させた。ここへ室温で炭酸カリウム0.5gを加えた後、同温で16時間撹拌した。反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、6,6,6−トリフルオロ−5−メチル−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(210)と記す。)0.50gを得た。
本有機硫黄化合物(210)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.88−3.95(m,1H)、3.35−3.60(m,2H)、1.50−2.96(m,7H)、1.20(d,3H)
参考製造例120
本有機硫黄化合物(204)1.0gをテトラヒドロフラン30mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.1gを加え、同温で0.5時間撹拌した。該混合物中に室温で1−フルオロ−2,4,6−トリメチルピリジニウム トリフルオロメタンスルホナート0.8gを加え1時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2―フロオロ―5−(トリフルオロメチル)−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘプタン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(211)と記す。) 0.77gを得た。
本有機硫黄化合物(211)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.99(s,3H)、3.24−3.52(m,2H)、2.58−2.80(m,2H)、1.42−2.14(m,7H)、1.00(t,3H)
参考製造例121
本有機硫黄化合物(211)0.6gをメタノール30mlに溶解させた。ここへ室温でアンモニア(7M−メタノール溶液)0.6mlを加え、同温で3日間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2―フロオロ―5−(トリフルオロメチル)−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘプタンアミド(以下、本有機硫黄化合物(212)と記す。) 0.32gを得た。
本有機硫黄化合物(212)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.58(bs,1H)、6.16(bs,1H)、3.26−3.53(m,2H)、1.43−2.80(m,9H)、1.00(d,3H)
参考製造例122
本有機硫黄化合物(204)1.1g及びヨードメタン0.4gをN,N−ジメチルホルムアミド30mlに溶解し、ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.1gを加え、同温で1時間攪拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を10%塩酸及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をメタノール20mlに溶解し、室温で水酸化カリウム水溶液(水酸化カリウム0.5g及び水5mlの混合溶液の全量)を加え、同温で6時間撹拌した。反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。残渣をジクロロメタン20mlに溶解させた。ここへ室温でN,N−ジメチルホルムアミド2滴、続いて塩化オキサリル0.2mlを順次滴下し、同温で2時間撹拌した後、反応混合物を減圧下濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン20mlに溶解させ、ここへ室温でアンモニア(30%(w/w)水溶液)0.3gを滴下した。同温で10時間撹拌した後、反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−メチル−5−(トリフルオロメチル)−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘプタンアミド(以下、本有機硫黄化合物(213)と記す。) 0.30gを得た。
本有機硫黄化合物(213)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.57(bs,1H)、5.69(bs,1H)、3.13−3.42(m,2H)、2.60−2.77(m,2H)、1.40−2.36(m,7H)、1.67(s,3H)、1.00(s,3H)
参考製造例123
メタンスルホン酸3−(トリフルオロメチル)ペンチル3.0g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)アセトニトリル2.6gをジメチルスルホキシド50mlに溶解させた。ここへ室温で炭酸カリウム1.8gを加え、60℃まで昇温した後、同温で3日間撹拌した。反応混合物を室温付近まで放冷し、10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、5−(トリフルオロメチル)−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘプタンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(214)と記す。) 3.00gを得た。
本有機硫黄化合物(214)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.91(dd,1H)、3.37−3.60(m,2H)、1.45−2.98(m,9H)、1.03(t,3H)
参考製造例124
本有機硫黄化合物(214)0.9gをテトラヒドロフラン20mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.1gを加え、同温で0.5時間撹拌した。続いて同温で1−フルオロ−2,4,6−トリメチルピリジニウム トリフルオロメタンスルホナート0.8gを加え2時間撹拌した。反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘプタンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(215)と記す。) 0.50gを得た。
本有機硫黄化合物(215)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.50−3.65(m,2H)、1.46−2.90(m,9H)、1.04(t,3H)
参考製造例125
本有機硫黄化合物(214)0.9gをテトラヒドロフラン20mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.1gを加え、同温で0.5時間撹拌した。続いて同温でN−クロロコハク酸イミド0.3gを加え2時間撹拌した。反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘプタンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(216)と記す。) 0.52gを得た。
本有機硫黄化合物(216)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.63−3.82(m,2H)、1.45−2.90(m,9H)、1.04(t,3H)
参考製造例126
本有機硫黄化合物(214)0.9g及びヨードメタン0.4gをN,N−ジメチルホルムアミド20mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.1gを加え、同温で20時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−メチル−5−(トリフルオロメチル)−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘプタンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(217)と記す。) 0.64gを得た。
本有機硫黄化合物(217)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.35−3.53(m,2H)、1.42−2.98(m,9H)、1.80(s,3H)、1.03(t,3H)
参考製造例127
メタンスルホン酸4−メチル−3−(トリフルオロメチル)ぺンチル5.0g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)酢酸メチル4.7gをジメチルスルホキシド100mlに溶解させた。ここへ室温で炭酸カリウム2.8gを加えた。反応混合物を60℃まで昇温し、同温で3日間撹拌した後、室温付近まで放冷した。反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、6−メチル−5−(トリフルオロメチル)−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘプタン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(218)と記す。)4.10gを得た。
本有機硫黄化合物(218)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.89(s,3H)、3.78−3.85(m,1H)、3.25−3.50(m,2H)、1.48−2.98(m,8H)、0.89−1.02(m,6H)
参考製造例128
本有機硫黄化合物(218)4.0gをテトラヒドロフラン100mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.4gを加え、同温で0.5時間撹拌した。該混合物中に室温でN−クロロコハク酸イミド1.4gを加え1時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−6−メチル−5−(トリフルオロメチル)−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘプタン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(219)と記す。) 2.83gを得た。
本有機硫黄化合物(219)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.95(s,3H)、3.49−3.84(m,2H)、1.58−2.84(m,8H)、0.93−1.06(m,6H)
参考製造例129
本有機硫黄化合物(219)1.0gをメタノール50mlに溶解させた。ここへ室温でアンモニア(7M−メタノール溶液)1.0mlを加え、同温で16時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−6−メチル−5−(トリフルオロメチル)−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘプタンアミド(以下、本有機硫黄化合物(220)と記す。) 0.75gを得た。
本有機硫黄化合物(220)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.87(bs,1H)、5.94(bs,1H)、3.35−3.76(m,2H)、1.48−2.82(m,8H)、0.94−1.05(m,6H)
参考製造例130
メタンスルホン酸3−(トリフルオロメチル)−ヘキシル3.0g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)酢酸メチル2.8gをジメチルスルホキシド50mlに溶解させた。ここへ室温で炭酸カリウム1.7gを加えた。反応混合物を60℃まで昇温し、同温で2日間撹拌した後、室温付近まで放冷した。反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、5−(トリフルオロメチル)−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)オクタン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(221)と記す。)1.90gを得た。
本有機硫黄化合物(221)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.89(s,3H)、3.78−3.85(m,1H)、3.25−3.50(m,2H)、1.30−2.78(m,11H)、0.94(t,3H)
参考製造例131
本有機硫黄化合物(221)1.7gをテトラヒドロフラン50mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.2gを加え、同温で0.5時間撹拌した。該混合物中に室温でN−クロロコハク酸イミド0.6gを加え2時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)オクタン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(222)と記す。) 1.20gを得た。
本有機硫黄化合物(222)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.95(s,3H)、3.50−3.80(m,2H)、1.30−2.80(m,11H)、0.95(t,3H)
参考製造例132
本有機硫黄化合物(222)1.0gをメタノール30mlに溶解させた。ここへ室温でアンモニア(7M−メタノール溶液)1.0mlを加え、同温で4日間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)オクタンアミド(以下、本有機硫黄化合物(223)と記す。) 0.60gを得た。
本有機硫黄化合物(223)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.87(bs,1H)、5.95(bs,1H)、3.34−3.78(m,2H)、1.32−2.80(m,11H)、0.95(t,3H)
参考製造例133
p−トルエンスルホン酸4,4,4−トリフルオロ−3−メトキシ−ブチル1.0g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)酢酸メチル0.8gをジメチルスルホキシド50mlに溶解させた。ここへ室温で炭酸カリウム0.4gを加え、室温で4日間撹拌した。さらに60℃まで昇温し、同温で20時間撹拌した後、室温付近まで放冷した。反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、6,6,6−トリフルオロ−5−メトキシ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(224)と記す。)0.62gを得た。
本有機硫黄化合物(224)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.89(s,1.5H)、3.88(s,1.5H)、3.84−3.95(m,1H)、3.30−3.63(m,6H)、1.63−2.82(m,6H)
参考製造例134
本有機硫黄化合物(224)0.8gをテトラヒドロフラン30mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.1gを加え、同温で0.5時間撹拌した。該混合物中に室温でN−クロロコハク酸イミド0.3gを加え1時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−6,6,6−トリフルオロ−5−メトキシ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(225)と記す。) 0.50gを得た。
本有機硫黄化合物(225)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.95(s,3H)、3.49−3.89(m,3H)、3.56(s,3H)、1.78−2.91(m,6H)
参考製造例135
本有機硫黄化合物(225)0.4gをメタノール20mlに溶解させた。ここへ室温でアンモニア(7M−メタノール溶液)0.4mlを加え、同温で2日間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−6,6,6−トリフルオロ−5−メトキシ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサンアミド(以下、本有機硫黄化合物(226)と記す。) 0.28gを得た。
本有機硫黄化合物(226)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.88(bs,1H)、5.98(bs,1H)、3.37−3.80(m,3H)、3.58(s,3H)、1.66−2.86(m,6H)
参考製造例136
メタンスルホン酸4,4,4−トリフルオロ−3−メチルチオ−ブチル5.0g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)酢酸メチル4.6gをジメチルスルホキシド50mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.8gを加えた。反応混合物を60℃まで昇温し、同温で5日間撹拌した後、室温付近まで放冷した。反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、6,6,6−トリフルオロ−5−メチルチオ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(227)と記す。)2.00gを得た。
本有機硫黄化合物(227)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.89(s,3H)、3.81−3.93(m,1H)、3.30−3.52(m,2H)、2.13−3.00(m,5H)、2.23(s,1.5H)、2.22(s,1.5H)、1.58−2.08(m,2H)
参考製造例137
本有機硫黄化合物(227)1.0gをテトラヒドロフラン30mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.1gを加え、同温で0.5時間撹拌した。該混合物中に室温でN−クロロコハク酸イミド0.3gを加え2時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−6,6,6−トリフルオロ−5−メチルチオ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(228)と記す。) 0.80gを得た。
本有機硫黄化合物(228)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.97(s,1.5H)、3.96(s,1.5H)、3.50−3.85(m,2H)、1.70−3.10(m,7H)、2.23(s,1.5H)、2.22(s,1.5H)
参考製造例138
本有機硫黄化合物(228)0.7gをメタノール20mlに溶解させた。ここへ室温でアンモニア(7M−メタノール溶液)0.7mlを加え、同温で16時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−6,6,6−トリフルオロ−5−メチルチオ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサンアミド(以下、本有機硫黄化合物(229)と記す。) 0.42gを得た。
本有機硫黄化合物(229)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.87(bs,1H)、5.87(bs,1H)、3.38−3.78(m,2H)、2.22(s,3H)、1.50−3.08(m,7H)
参考製造例139
メタンスルホン酸4,4,4−トリフルオロ−3−メチルチオ−ブチル1.0g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)アセトニトリル0.8gをジメチルスルホキシド30mlに溶解させた。ここへ室温で炭酸カリウム0.5gを加え、60℃まで昇温した後、同温で2日間撹拌した。反応混合物を室温付近まで放冷し、10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、6,6,6−トリフルオロ−5−メチルチオ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘキサンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(230)と記す。) 0.49gを得た。
本有機硫黄化合物(230)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.99−4.13(m,1H)、3.40−3.64(m,2H)、1.66−3.64(m,10H)
参考製造例140
メタンスルホン酸4,4,5,5,5−ペンタフルオロ−3−メチル−ペンチル2.0g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)酢酸メチル1.7gをジメチルスルホキシド50mlに溶解させた。ここへ室温で炭酸カリウム1.0gを加え、60℃まで昇温し、同温で7日間撹拌した後、室温付近まで放冷した。反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、6,6,7,7,7−ペンタフルオロ−5−メチル−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘプタン酸メチル0.5gを得た。これをテトラヒドロフラン20mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.1gを加え、同温で0.5時間撹拌した。該混合物中に室温でN−クロロコハク酸イミド0.2gを加え2時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をメタノール20mlに溶解させ、ここへ室温でアンモニア(7M−メタノール溶液)0.5mlを加え、同温で30時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−6,6,7,7,7−ペンタフルオロ−5−メチル−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ヘプタンアミド(以下、本有機硫黄化合物(231)と記す。) 0.22gを得た。
本有機硫黄化合物(231)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.97(bs,1H)、6.51(bs,1H)、3.35−3.80(m,2H)、1.35−2.83(m,7H)、1.19(d,3H)
参考製造例141
6−クロロ−1−ヘキシン1.0g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)酢酸メチル2.0gをジメチルスルホキシド50mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.3gを加え、同温で12時間、60℃で2時間、90℃で10時間撹拌した。反応混合物を室温付近まで放冷し、10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)−7−オクチン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(301)と記す。)1.50gを得た。
本有機硫黄化合物(301)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.87(s,3H)、3.82−3.88(m,1H)、3.25−3.50(m,2H)、2.60−2.76(m,2H)、2.03−2.28(m,4H)、1.96(t,1H)、1.45−1.65(m,4H)
参考製造例142
本有機硫黄化合物(301)0.6gをテトラヒドロフラン30mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.1gを加え、同温で10分間撹拌した。該混合物中に室温で1−フルオロ−2,4,6−トリメチルピリジニウム トリフルオロメタンスルホナート0.5gを加え16時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−フルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)−7−オクチン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(302)と記す。) 0.32gを得た。
本有機硫黄化合物(302)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.96(s,3H)、3.25−3.49(m,2H)、2.60−2.80(m,2H)、2.19−2.54(m,4H)、1.97(t,1H)、1.45−1.76(m,4H)
参考製造例143
本有機硫黄化合物(302)0.2gをメタノール20mlに溶解させた。ここへ室温でアンモニア(7M−メタノール溶液)0.3mlを加え、同温で10時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−フルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)−7−オクチンアミド(以下、本有機硫黄化合物(303)と記す。) 0.12gを得た。
本有機硫黄化合物(303)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.54(bs,1H)、6.00(bs,1H)、3.27−3.55(m,2H)、2.63−2.80(m,2H)、2.19−2.54(m,4H)、1.97(t,1H)、1.50−1.76(m,4H)
参考製造例144
本有機硫黄化合物(301)1.0gをテトラヒドロフラン30mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.1gを加え、同温で10分間撹拌した。該混合物中に室温でN−クロロコハク酸イミド0.4gを加え6時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)−7−オクチン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(304)と記す。)0.89gを得た。
本有機硫黄化合物(304)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.94(s,3H)、3.47−3.80(m,2H)、2.55−2.80(m,3H)、2.19−2.32(m,3H)1.97(t,1H)、1.55−1.84(m,4H)
参考製造例145
本有機硫黄化合物(304)0.8gをメタノール30mlに溶解させた。ここへ室温でアンモニア(7M−メタノール溶液)1.0mlを加えた後、60℃に昇温し20時間撹拌した。反応混合物を室温付近まで放冷した後減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)−7−オクチンアミド(以下、本有機硫黄化合物(305)と記す。) 0.51gを得た。
本有機硫黄化合物(305)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.92(bs,1H)、6.22(bs,1H)、3.37−3.80(m,2H)、2.55−2.81(m,3H)、2.13−2.32(m,3H)1.98(t,1H)、1.45−1.88(m,4H)
参考製造例146
本有機硫黄化合物(301)1.0gをジメチルスルホキシド30mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.1gを加え、同温で10分間撹拌した。該混合物中に室温でヨウ化メチル0.5gを加え1日間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−メチル−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)−7−オクチン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(306)と記す。)0.95gを得た。
本有機硫黄化合物(306)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.85(s,3H)、3.26−3.61(m,2H)、2.60−2.78(m,2H)、1.96(t,1H)、1.88−2.29(m,4H)、1.56(s,3H)、1.25−1.69(m,4H)
参考製造例147
本有機硫黄化合物(306)0.9gをメタノール30mlに溶解させた。ここへ室温でアンモニア(7M−メタノール溶液)1.2mlを加えた後、60℃に昇温し20時間撹拌した。反応混合物を室温付近まで放冷した後減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−メチル−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)−7−オクチンアミド(以下、本有機硫黄化合物(307)と記す。) 0.69gを得た。
本有機硫黄化合物(307)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.54(bs,1H)、5.69(bs,1H)、3.15−3.45(m,2H)、2.61−2.74(m,2H)、1.98(t,1H)、1.86−2.29(m,4H)、1.58(s,3H)、1.35−1.68(m,4H)
参考製造例148
p−トルエンスルホン酸3−ブチニル2.0g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)酢酸メチル2.1gをジメチルスルホキシド30mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.4gを加え、同温で4日間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)−5−ヘキシン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(308)と記す。)0.90gを得た。
本有機硫黄化合物(308)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)4.08−4.17(m,1H)、3.88(s,3H)、3.30−3.50(m,2H)、2.26−2.78(m,6H)、2.07(t,1H)
参考製造例149
本有機硫黄化合物(308)0.8gをテトラヒドロフラン30mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.1gを加え、同温で10分間撹拌した。該混合物中に室温で1−フルオロ−2,4,6−トリメチルピリジニウム トリフルオロメタンスルホナート0.9gを加え12時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−フルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)−5−ヘキシン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(309)と記す。) 0.62gを得た。
本有機硫黄化合物(309)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.96(s,3H)、3.25−3.50(m,2H)、2.35−2.81(m,6H)、2.04(t,1H)
参考製造例150
本有機硫黄化合物(309)0.5gをメタノール30mlに溶解させた。ここへ室温でアンモニア(7M−メタノール溶液)0.7mlを加え、同温で20時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−フルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)−5−ヘキシンアミド(以下、本有機硫黄化合物(310)と記す。) 0.23gを得た。
本有機硫黄化合物(310)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.52(bs,1H)、5.84(bs,1H)、3.30−3.60(m,2H)、2.35−2.83(m,6H)、2.04(t,1H)
参考製造例151
p−トルエンスルホン酸4−ペンチニル2.0g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)酢酸メチル2.0gをジメチルスルホキシド30mlに溶解させた。ここへ室温で炭酸カリウム1.2gを加え、60℃で4時間、90℃で1時間撹拌した。反応混合物を室温付近まで放冷した後10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)−6−ヘプチン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(311)と記す。)0.90gを得た。
本有機硫黄化合物(311)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.87(s,3H)、3.85−3.93(m,1H)、3.26−3.50(m,2H)、2.60−2.77(m,2H)、2.15−2.34(m,4H)、2.02(t,1H)、1.59−1.71(m,2H)
参考製造例152
本有機硫黄化合物(311)1.0gをテトラヒドロフラン30mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.1gを加え、同温で10分間撹拌した。該混合物中に室温で1−フルオロ−2,4,6−トリメチルピリジニウム トリフルオロメタンスルホナート1.0gを加え10時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−フルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)−6−ヘプチン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(312)と記す。) 0.95gを得た。
本有機硫黄化合物(312)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.97(s,3H)、3.25−3.52(m,2H)、2.28−2.82(m,6H)、2.02(t,1H)、1.51−1.86(m,2H)
参考製造例153
本有機硫黄化合物(312)0.5gをメタノール20mlに溶解させた。ここへ室温でアンモニア(7M−メタノール溶液)0.7mlを加え、同温で16時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−フルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)−6−ヘプチンアミド(以下、本有機硫黄化合物(313)と記す。) 0.22gを得た。
本有機硫黄化合物(313)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.51(bs,1H)、5.87(bs,1H)、3.29−3.58(m,2H)、2.29−2.80(m,6H)、2.03(t,1H)、1.61−1.88(m,2H)
参考製造例154
p−トルエンスルホン酸6−ヘプチニル3.0g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)酢酸メチル2.6gをジメチルスルホキシド50mlに溶解させた。ここへ室温で炭酸カリウム1.6gを加えた後90℃に昇温し、同温で6時間撹拌した。反応混合物を室温付近まで放冷した後10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)−8−ノニン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(314)と記す。)0.80gを得た。
本有機硫黄化合物(314)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.87(s,3H)、3.80−3.90(m,1H)、3.24−3.50(m,2H)、2.59−2.76(m,2H)、2.08−2.26(m,4H)、1.96(t,1H)、1.38−1.60(m,6H)
参考製造例155
本有機硫黄化合物(314)0.6gをテトラヒドロフラン50mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.1gを加え、同温で10分間撹拌した。該混合物中に室温で1−フルオロ−2,4,6−トリメチルピリジニウム トリフルオロメタンスルホナート0.5gを加え2時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−フルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)−8−ノニン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(315)と記す。) 0.45gを得た。
本有機硫黄化合物(315)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.96(s,3H)、3.21−3.50(m,2H)、2.58−2.79(m,2H)、2.15−2.53(m,4H)、1.96(t,1H)、1.30−1.70(m,6H)
参考製造例156
本有機硫黄化合物(315)0.4gをメタノール30mlに溶解させた。ここへ室温でアンモニア(7M−メタノール溶液)0.5mlを加え、同温で10時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−フルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)−8−ノニンアミド(以下、本有機硫黄化合物(316)と記す。) 0.20gを得た。
本有機硫黄化合物(316)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.49(bs,1H)、5.85(bs,1H)、3.25−3.55(m,2H)、2.62−2.79(m,2H)、2.15−2.51(m,4H)、1.96(t,1H)、1.38−1.65(m,6H)
参考製造例157
p−トルエンスルホン酸4,4,4−トリフルオロ−2−ブテニル2.4g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)酢酸メチル2.0gをジメチルスルホキシド50mlに溶解させた。ここへ室温で炭酸カリウム1.2gを加えた後、同温で16時間撹拌した。反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、6,6,6−トリフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)−4−ヘキセン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(317)と記す。)1.40gを得た。
本有機硫黄化合物(317)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.26−6.40(m,1H)、5.76−5.89(m,1H)、3.91−3.98(m,1H)、3.88(s,3H)、3.35−3.52(m,2H)、2.90−3.04(m,2H)、2.61−2.76(m,2H)
参考製造例158
本有機硫黄化合物(317)1.3gををテトラヒドロフラン30mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.2gを加え、同温で10分間撹拌した。該混合物中に室温でN−クロロコハク酸イミド0.5gを加え1時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−6,6,6−トリフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)−4−ヘキセン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(318)と記す。)1.10gを得た。
本有機硫黄化合物(318)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.35−6.45(m,1H)、5.85−5.96(m,1H)、3.96(s,3H)、3.55−3.88(m,2H)、3.08−3.48(m,2H)、2.65−2.81(m,2H)
参考製造例159
p−トルエンスルホン酸4,4,4−トリフルオロ−2−ブテニル1.7g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)アセトニトリル1.2gをテトラヒドロフラン30mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.2gを加え、同温で1日間撹拌した。反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、6,6,6−トリフルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)−4−ヘキセンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(319)と記す。)0.95gを得た。
本有機硫黄化合物(319)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.35−6.48(m,1H)、5.92−6.05(m,1H)、4.02(dd,1H)、3.44−3.62(m,2H)、2.90−3.13(m,2H)、2.72−2.88(m,2H)
参考製造例160
6−ブロモ−1−ヘキセン2.0g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)酢酸メチル2.9gをジメチルスルホキシド50mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.5gを加えた後60℃に昇温し、4時間撹拌した。反応混合物を室温付近まで放冷し、10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)−7−オクテン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(320)と記す。)3.10gを得た。
本有機硫黄化合物(320)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.87(s,3H)、3.82−3.88(m,1H)、3.25−3.50(m,2H)、2.60−2.76(m,2H)、2.03−2.28(m,4H)、1.96(t,1H)、1.45−1.65(m,4H)
参考製造例161
本有機硫黄化合物(320)2.0gをテトラヒドロフラン30mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.3gを加え、同温で10分間撹拌した。該混合物中に室温で1−フルオロ−2,4,6−トリメチルピリジニウム トリフルオロメタンスルホナート1.8gを加え2時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−フルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)−7−オクテン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(321)と記す。) 1.90gを得た。
本有機硫黄化合物(321)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.96(s,3H)、3.25−3.49(m,2H)、2.60−2.80(m,2H)、2.19−2.54(m,4H)、1.97(t,1H)、1.45−1.76(m,4H)
参考製造例162
本有機硫黄化合物(321)1.2gをメタノール50mlに溶解させた。ここへ室温でアンモニア(7M−メタノール溶液)1.5mlを加え、同温で3日間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−フルオロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)−7−オクテンアミド(以下、本有機硫黄化合物(322)と記す。) 0.75gを得た。
本有機硫黄化合物(322)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.54(bs,1H)、6.00(bs,1H)、3.27−3.55(m,2H)、2.63−2.80(m,2H)、2.19−2.54(m,4H)、1.97(t,1H)、1.50−1.76(m,4H)
参考製造例163
6−クロロ−1−ヘキシン1.0g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)アセトニトリル1.7gをジメチルスルホキシド20mlに溶解させた。ここへ室温で炭酸カリウム1.2gを加え、60℃で4時間、90℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温付近まで放冷し、10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)−7−オクチンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(323)と記す。)0.70gを得た。
本有機硫黄化合物(323)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.87−3.95(m,1H)、3.38−3.58(m,2H)、2.70−2.85(m,2H)、2.08−2.31(m,4H)、2.00(t,1H)、1.60−1.92(m,4H)
参考製造例164
p−トルエンスルホン酸6−ヘプチニル1.0g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)アセトニトリル0.8gをジメチルスルホキシド20mlに溶解させた。ここへ室温で炭酸カリウム0.5gを加え、室温で1時間、60℃で2日間撹拌した。反応混合物を室温付近まで放冷し、10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)−8−ノニンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(324)と記す。)0.23gを得た。
本有機硫黄化合物(324)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.92(dd,1H)、3.42−3.58(m,2H)、2.70−2.87(m,2H)、1.44−2.29(m,10H)、1.98(t,1H)
参考製造例165
p−トルエンスルホン酸7−オクチニル1.0g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)アセトニトリル0.7gをジメチルスルホキシド30mlに溶解させた。ここへ室温で炭酸カリウム0.5gを加え、室温で2時間、60℃で2時間、90℃で6時間撹拌した。反応混合物を室温付近まで放冷し、10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)−9−デシンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(325)と記す。)0.28gを得た。
本有機硫黄化合物(325)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.91(dd,1H)、3.38−3.57(m,2H)、1.35−2.87(m,14H)、1.97(t,1H)
参考製造例166
本有機硫黄化合物(323)0.5gをテトラヒドロフラン20mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.1gを加え、同温で0.5時間撹拌した。該混合物中に室温でN−クロロコハク酸イミド0.2gを加え1時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)−7−オクチンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(326)と記す。)0.38gを得た。
本有機硫黄化合物(326)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.60−3.81(m,2H)、2.74−2.92(m,2H)、1.60−2.60(m,8H)、1.99(t,1H)
参考製造例167
メタンスルホン酸3−メチル−5−ヘキシニル1.0g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)アセトニトリル1.1gをジメチルスルホキシド30mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.2gを加え、60℃で3日間、90℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温付近まで放冷し、10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、5−メチル−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)−7−オクチンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(327)と記す。)0.69gを得た。
本有機硫黄化合物(327)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.85−3.94(m,1H)、3.38−3.58(m,2H)、2.70−2.85(m,2H)、1.38−2.35(m,7H)、2.01(t,1H)、1.06(dd,3H)
参考製造例168
メタンスルホン酸4−メチル−5−ヘキシニル1.0g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)アセトニトリル1.1gをジメチルスルホキシド30mlに溶解させた。ここへ室温で炭酸カリウム0.7gを加え、60℃で2日間撹拌した。反応混合物を室温付近まで放冷し、10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、6−メチル−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)−7−オクチンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(328)と記す。)0.45gを得た。
本有機硫黄化合物(328)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.87−3.95(m,1H)、3.35−3.56(m,2H)、1.45−2.85(m,9H)、2.09(t,1H)、1.24(dd,3H)
参考製造例169
メタンスルホン酸3−エチル−5−ヘキシニル0.7g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)アセトニトリル0.7gをジメチルスルホキシド20mlに溶解させた。ここへ室温で炭酸カリウム0.5gを加え、60℃で20時間撹拌した。反応混合物を室温付近まで放冷し、10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、5−エチル−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)−7−オクチンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(329)と記す。)0.40gを得た。
本有機硫黄化合物(329)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.85−3.97(m,1H)、3.35−3.58(m,2H)、2.63−2.85(m,2H)、1.30−2.41(m,9H)、2.00(t,1H)、0.93(dt,3H)
参考製造例170
メタンスルホン酸3−エチル−5−ヘキシニル3.0g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)酢酸メチル3.4gをジメチルスルホキシド30mlに溶解させた。ここへ室温で炭酸カリウム2.0gを加えた。反応混合物を60℃まで昇温し、同温で1日間撹拌した後、室温付近まで放冷した。反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、5−エチル−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)−7−オクチン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(330)と記す。)1.30gを得た。
本有機硫黄化合物(330)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.87(s,3H)、3.76−3.88(m,1H)、3.23−3.52(m,2H)、2.58−2.78(m,2H)、1.30−2.30(m,9H)、1.96(t,1H)、0.89(dt,3H)
参考製造例171
本有機硫黄化合物(330)1.0gをテトラヒドロフラン50mlに溶解させた。ここへ氷冷下で水素化ナトリウム(60%油性)0.1gを加え、同温で0.5時間撹拌した。該混合物中にN−クロロコハク酸イミド0.4gを加え2時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−5−エチル−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)−7−オクチン酸メチル(以下、本有機硫黄化合物(331)と記す。) 0.75gを得た。
本有機硫黄化合物(331)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.93(s,3H)、3.42−3.82(m,2H)、1.32−2.84(m,11H)、1.95(t,1H)、0.90(dt,3H)
参考製造例172
本有機硫黄化合物(331)0.7gをメタノール30mlに溶解させた。ここへ室温でアンモニア(7M−メタノール溶液)0.7mlを加え、同温で2日間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−5−エチル−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)−7−オクチンアミド(以下、本有機硫黄化合物(332)と記す。) 0.40gを得た。
本有機硫黄化合物(332)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.86(bs,1H)、5.95(bs,1H)、3.33−3.82(m,2H)、1.30−2.80(m,11H)、1.97(t,1H)、0.90(dt,3H)
参考製造例173
メタンスルホン酸3,3−ジメチル−5−ヘキシニル1.0g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)アセトニトリル1.0gをジメチルスルホキシド30mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.2gを加え、60℃で2日間撹拌した。反応混合物を室温付近まで放冷し、10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、5,5−ジメチル−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)−7−オクチンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(333)と記す。)0.38gを得た。
本有機硫黄化合物(333)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)3.89(dd,1H)、3.39−3.58(m,2H)、2.66−2.86(m,2H)、1.48−2.25(m,4H)、2.14(s,1H)、2.13(s,1H)、2.04(t,1H)、1.040(s,3H)、1.036(s,3H)
参考製造例174
p−トルエンスルホン酸4,4,4−トリフルオロ−2−ブテニル1.5g及び2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)プロピオニトリル1.2gをテトラヒドロフラン30mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.2gを加え、同温で2日間撹拌した。反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、6,6,6−トリフルオロ−2−メチル−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)−4−ヘキセンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(334)と記す。)0.80gを得た。
本有機硫黄化合物(334)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.37−6.48(m,1H)、5.90−6.13(m,1H)、3.40−3.57(m,2H)、2.70−3.11(m,4H)、1.78(s,3H)
参考製造例175
(工程1)
4,4,4−トリフルオロ−3−メチル−2−ブテン酸エチル4.5gを50mlのテトラヒドロフランに溶解させた。氷冷下、ここへ水素化ジイソブチルアルミニウム(1.02M ヘキサン溶液)48mlを滴下した。同温で2時間撹拌した後、反応混合物に希硫酸を加え、t−ブチルメチルエーテルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮することにより、4,4,4−トリフルオロ−3−メチル−2−ブテン−1−オールの粗生成物を得た。
上記粗生成物及び塩化p−トルエンスルホニル4.7gをテトラヒドロフラン50mlに溶解し、室温でトリエチルアミン3mlを滴下した。同温で2日間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を10%塩酸及び飽和食塩水で順次洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮することで、p−トルエンスルホン酸4,4,4−トリフルオロ−3−メチル−2−ブテニルの粗生成物を得た。
(工程2)
p−トルエンスルホン酸4,4,4−トリフルオロ−3−メチル−2−ブテニルの粗生成物1.0g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)アセトニトリル0.7gをテトラヒドロフラン20mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.1gを加え、同温で2日間撹拌した。反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、6,6,6−トリフルオロ−5−メチル−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)−4−ヘキセンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(335)と記す。)0.17gを得た。
本有機硫黄化合物(335)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.10−6.18(m,1H)、3.95−4.02(m,1H)、3.40−3.60(m,2H)、2.70−3.08(m,4H)、1.92(s,3H)
参考製造例176
p−トルエンスルホン酸3−トリフルオロメチル−2−ペンテニル3.0g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)酢酸メチル2.3gをN,N−ジメチルホルムアミド50mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.4gを加え、同温で10時間撹拌した。さらに反応混合物を60℃で6時間、90℃で1時間撹拌した後、室温付近まで放冷した。反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、5−トリフルオロメチル−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)−4−ヘプテン酸メチルの(E)、(Z)混合物(以下、本有機硫黄化合物(336)と記す。)1.86gを得た。
本有機硫黄化合物(336)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)5.96(t,0.4H)、5.65(t,0.6H)、3.80−3.95(m,1H)、3.87(s,3H)、3.30−3.51(m,2H)、2.92−3.15(m,2H)、2.59−2.78(m,2H)、2.15−2.35(m,2H)、1.08(dt,3H)
参考製造例177
本有機硫黄化合物(336)1.0gをテトラヒドロフラン50mlに溶解させた。ここへ氷冷下で水素化ナトリウム(60%油性)0.1gを加え、同温で0.5時間撹拌した。該混合物中にN−クロロコハク酸イミド0.3gを加え1時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−5−トリフルオロメチル−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)−4−ヘプテン酸メチルの(E)、(Z)混合物(以下、本有機硫黄化合物(337)と記す。) 0.55gを得た。
本有機硫黄化合物(337)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)6.11(t,0.4H)、5.75(t,0.6H)、3.97(s,1.2H)、3.96(s,1.8H)、3.07−3.89(m,4H)、2.61−2.80(m,2H)、2.20−2.35(m,2H)、1.10(dt,3H)
参考製造例178
メタンスルホン酸2−(2−プロピニルオキシ)エチル0.9g及び(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)アセトニトリル1.0gをジメチルスルホキシド30mlに溶解させた。ここへ室温で炭酸カリウム0.7gを加え、同温で6時間、60℃で6時間撹拌した。反応混合物を室温付近まで放冷し、10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、4−(2−プロピニルオキシ)−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ブタンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(338)と記す。)0.20gを得た。
本有機硫黄化合物(338)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)4.29(dd,1H)、4.19(s,2H)、3.71−3.92(m,2H)、3.43−3.58(m,2H)、2.70−2.85(m,2H)、2.21−2.64(m,2H)、2.51(t,1H)
参考製造例179
本有機硫黄化合物(338)0.5gをN,N−ジメチルホルムアミド20mlに溶解させた。ここへ室温で水素化ナトリウム(60%油性)0.1gを加え、同温で10分間撹拌した。該混合物中に室温でヨウ化メチル0.3gを加え2時間撹拌した後、反応混合物に10%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−メチル−4−(2−プロピニルオキシ)−2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)ブタンニトリル(以下、本有機硫黄化合物(339)と記す。)0.40gを得た。
本有機硫黄化合物(339)
Figure 2010116347
1H−NMR(CDCl3,TMS):δ(ppm)4.20(s,2H)、3.80−3.93(m,2H)、3.43−3.56(m,2H)、2.70−2.88(m,2H)、2.15−2.56(m,2H)、2.50(t,1H)、1.87(s,3H)
次に、本発明の有害生物防除組成物の製剤例を示す。なお、部は重量部を示す。
製剤例1
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物2部、並びにプロフルトリン7部を、キシレン37.5部およびN,N−ジメチルホルムアミド37.5部に溶解し、これにポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル10部およびドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム6部を加え、よく撹拌混合して乳剤を得る。
製剤例2
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物5部、並びにプロフルトリン4部を、キシレン37.5部およびN,N−ジメチルホルムアミド37.5部に溶解し、これにポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル10部およびドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム6部を加え、よく撹拌混合して乳剤を得る。
製剤例3
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物20部、並びにプロフルトリン20部の混合物に、ソルポール5060(東邦化学登録商標名)5部を加え、よく混合して、カープレックス#80(塩野義製薬登録商標名、合成含水酸化ケイ素微粉末)32部、300メッシュ珪藻土23部を加え、ジュースミキサーで混合して、水和剤を得る。
製剤例4
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物1部、プロフルトリン2部、合成含水酸化珪素微粉末5部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム5部、ベントナイト30部およびクレー57部を加え、よく撹拌混合し、ついでこれらの混合物に適当量の水を加え、さらに撹拌し、増粒機で製粒し、通風乾燥して粒剤を得る。
製剤例5
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物1.5部、プロフルトリン3部、合成含水酸化珪素微粉末1部、凝集剤としてドリレスB(三共社製)1部、クレー7部を乳鉢でよく混合した後にジュースミキサーで撹拌混合する。得られた混合物にカットクレー86.5部を加えて、充分撹拌混合し、粉剤を得る。
製剤例6
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物5部;プロフルトリン5部;ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩50部を含むホワイトカーボン35部;並びに水55部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕することにより、製剤を得る。
製剤例7
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物0.2部、並びにプロフルトリン0.3部の混合物をジクロロメタン10部に溶解し、これをアイソパーM(イソパラフィン:エクソン化学登録商標名)89.5部に混合して油剤を得る。
製剤例8
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物0.05部、プロフルトリン0.05部、並びにネオチオゾール(中央化成株式会社)49.9部をエアゾール缶に入れ、エアゾールバルブを装着した後、25部のジメチルエーテル及び25部のLPGを充填し、アクチュエータを装着することにより油性エアゾールを得る。
製剤例9
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物0.2部、プロフルトリン0.4部、BHT0.01部、キシレン5部、脱臭灯油3.39部、並びに乳化剤{アトモス300(アトモスケミカル社登録商標名)}1部を混合溶解したものと、蒸留水50部とをエアゾール容器に充填し、バルブ部分を取り付け、該バルブを通じて噴射剤(LPG)40部を加圧充填して、水性エアゾールを得る。
製剤例10
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物2部、並びにプロフルトリン3部をジエチレングリコールモノエチルエーテル80部に溶解し、これに炭酸プロピレン15部を混合して、スポットオン液剤を得る。
製剤例11
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物5部、並びにプロフルトリン5部をジエチレングリコールモノエチルエーテル70部に溶解し、これに2−オクチルドデカノール20部を混合して、ポアオン液剤を得る。
製剤例12
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物0.25部、並びにプロフルトリン0.25部の混合物に、ニッコールTEALS-42(日光ケミカルズ・ラウリル硫酸トリエタノールアミンの42%水溶液)60部、プロピレングリコール20部を添加し、均一溶液になるまで充分撹拌混合した後、水19.5部を加えてさらに充分撹拌混合し、均一溶液のシャンプー剤を得る。
製剤例13
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物0.05g、並びにプロフルトリン0.05gの混合物を、プロピレングリコール2mlに溶解させ、4.0×4.0cm、厚さ1.2cmの多孔セラミック板に含浸させて、加熱式くん煙剤を得る。
製剤例14
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物2.5部と、プロフルトリン2.5部と、エチレンーメタクリル酸メチル共重合体(共重合体中のメタクリル酸メチルの割合:10重量%、アクリフトWD301、住友化学製)95部とを密閉式加圧ニーダー(森山製作所製)で溶融混練し、得られた混練物を押出し成型機から成型ダイスを介して押出し、長さ15cm、直径3mmの棒状成型体を得る。
製剤例15
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物2.5部とプロフルトリン2.5部と軟質塩化ビニル樹脂95部とを密閉式加圧ニーダー(森山製作所製)で溶融混練し、得られた混練物を押出し成型機から成型ダイスを介して押出し、長さ15cm、直径3mmの棒状成型体を得る。
製剤例16
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物2部、並びにメトフルトリン7部を、キシレン37.5部およびN,N−ジメチルホルムアミド37.5部に溶解し、これにポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル10部およびドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム6部を加え、よく撹拌混合して乳剤を得る。
製剤例17
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物5部、並びにメトフルトリン4部を、キシレン37.5部およびN,N−ジメチルホルムアミド37.5部に溶解し、これにポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル10部およびドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム6部を加え、よく撹拌混合して乳剤を得る。
製剤例18
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物20部、並びにメトフルトリン20部の混合物に、ソルポール5060(東邦化学登録商標名)5部を加え、よく混合して、カープレックス#80(塩野義製薬登録商標名、合成含水酸化ケイ素微粉末)32部、300メッシュ珪藻土23部を加え、ジュースミキサーで混合して、水和剤を得る。
製剤例19
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物1部、メトフルトリン2部、合成含水酸化珪素微粉末5部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム5部、ベントナイト30部およびクレー57部を加え、よく撹拌混合し、ついでこれらの混合物に適当量の水を加え、さらに撹拌し、増粒機で製粒し、通風乾燥して粒剤を得る。
製剤例20
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物1.5部、メトフルトリン3部、合成含水酸化珪素微粉末1部、凝集剤としてドリレスB(三共社製)1部、クレー7部を乳鉢でよく混合した後にジュースミキサーで撹拌混合する。得られた混合物にカットクレー86.5部を加えて、充分撹拌混合し、粉剤を得る。
製剤例21
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物5部;メトフルトリン5部;ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩50部を含むホワイトカーボン35部;並びに水55部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕することにより、製剤を得る。
製剤例22
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物0.2部、並びにメトフルトリン0.3部の混合物をジクロロメタン10部に溶解し、これをアイソパーM(イソパラフィン:エクソン化学登録商標名)89.5部に混合して油剤を得る。
製剤例23
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物0.05部、メトフルトリン0.05部、並びにネオチオゾール(中央化成株式会社)49.9部をエアゾール缶に入れ、エアゾールバルブを装着した後、25部のジメチルエーテル及び25部のLPGを充填し、アクチュエータを装着することにより油性エアゾールを得る。
製剤例24
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物0.2部、メトフルトリン0.4部、BHT0.01部、キシレン5部、脱臭灯油3.39部、並びに乳化剤{アトモス300(アトモスケミカル社登録商標名)}1部を混合溶解したものと、蒸留水50部とをエアゾール容器に充填し、バルブ部分を取り付け、該バルブを通じて噴射剤(LPG)40部を加圧充填して、水性エアゾールを得る。
製剤例25
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物2部、並びにメトフルトリン3部をジエチレングリコールモノエチルエーテル80部に溶解し、これに炭酸プロピレン15部を混合して、スポットオン液剤を得る。
製剤例26
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物5部、並びにメトフルトリン5部をジエチレングリコールモノエチルエーテル70部に溶解し、これに2−オクチルドデカノール20部を混合して、ポアオン液剤を得る。
製剤例27
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物0.25部、並びにメトフルトリン0.25部の混合物に、ニッコールTEALS-42(日光ケミカルズ・ラウリル硫酸トリエタノールアミンの42%水溶液)60部、プロピレングリコール20部を添加し、均一溶液になるまで充分撹拌混合した後、水19.5部を加えてさらに充分撹拌混合し、均一溶液のシャンプー剤を得る。
製剤例28
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物0.05g、並びにメトフルトリン0.05gの混合物を、プロピレングリコール2mlに溶解させ、4.0×4.0cm、厚さ1.2cmの多孔セラミック板に含浸させて、加熱式くん煙剤を得る。
製剤例29
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物2.5部と、メトフルトリン2.5部と、エチレンーメタクリル酸メチル共重合体(共重合体中のメタクリル酸メチルの割合:10重量%、アクリフトWD301、住友化学製)95部とを密閉式加圧ニーダー(森山製作所製)で溶融混練し、得られた混練物を押出し成型機から成型ダイスを介して押出し、長さ15cm、直径3mmの棒状成型体を得る。
製剤例30
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物2.5部とメトフルトリン2.5部と軟質塩化ビニル樹脂95部とを密閉式加圧ニーダー(森山製作所製)で溶融混練し、得られた混練物を押出し成型機から成型ダイスを介して押出し、長さ15cm、直径3mmの棒状成型体を得る。
製剤例31
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物2部、並びにトランスフルトリン7部を、キシレン37.5部およびN,N−ジメチルホルムアミド37.5部に溶解し、これにポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル10部およびドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム6部を加え、よく撹拌混合して乳剤を得る。
製剤例32
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物5部、並びにトランスフルトリン4部を、キシレン37.5部およびN,N−ジメチルホルムアミド37.5部に溶解し、これにポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル10部およびドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム6部を加え、よく撹拌混合して乳剤を得る。
製剤例33
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物20部、並びにトランスフルトリン20部の混合物に、ソルポール5060(東邦化学登録商標名)5部を加え、よく混合して、カープレックス#80(塩野義製薬登録商標名、合成含水酸化ケイ素微粉末)32部、300メッシュ珪藻土23部を加え、ジュースミキサーで混合して、水和剤を得る。
製剤例34
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物1部、トランスフルトリン2部、合成含水酸化珪素微粉末5部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム5部、ベントナイト30部およびクレー57部を加え、よく撹拌混合し、ついでこれらの混合物に適当量の水を加え、さらに撹拌し、増粒機で製粒し、通風乾燥して粒剤を得る。
製剤例35
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物1.5部、トランスフルトリン3部、合成含水酸化珪素微粉末1部、凝集剤としてドリレスB(三共社製)1部、クレー7部を乳鉢でよく混合した後にジュースミキサーで撹拌混合する。得られた混合物にカットクレー86.5部を加えて、充分撹拌混合し、粉剤を得る。
製剤例36
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物5部;トランスフルトリン5部;ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩50部を含むホワイトカーボン35部;並びに水55部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕することにより、製剤を得る。
製剤例37
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物0.2部、並びにトランスフルトリン0.3部の混合物をジクロロメタン10部に溶解し、これをアイソパーM(イソパラフィン:エクソン化学登録商標名)89.5部に混合して油剤を得る。
製剤例38
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物0.05部、トランスフルトリン0.05部、並びにネオチオゾール(中央化成株式会社)49.9部をエアゾール缶に入れ、エアゾールバルブを装着した後、25部のジメチルエーテル及び25部のLPGを充填し、アクチュエータを装着することにより油性エアゾールを得る。
製剤例39
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物0.2部、トランスフルトリン0.4部、BHT0.01部、キシレン5部、脱臭灯油3.39部、並びに乳化剤{アトモス300(アトモスケミカル社登録商標名)}1部を混合溶解したものと、蒸留水50部とをエアゾール容器に充填し、バルブ部分を取り付け、該バルブを通じて噴射剤(LPG)40部を加圧充填して、水性エアゾールを得る。
製剤例40
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物2部、並びにトランスフルトリン3部をジエチレングリコールモノエチルエーテル80部に溶解し、これに炭酸プロピレン15部を混合して、スポットオン液剤を得る。
製剤例41
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物5部、並びにトランスフルトリン5部をジエチレングリコールモノエチルエーテル70部に溶解し、これに2−オクチルドデカノール20部を混合して、ポアオン液剤を得る。
製剤例42
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物0.25部、並びにトランスフルトリン0.25部の混合物に、ニッコールTEALS-42(日光ケミカルズ・ラウリル硫酸トリエタノールアミンの42%水溶液)60部、プロピレングリコール20部を添加し、均一溶液になるまで充分撹拌混合した後、水19.5部を加えてさらに充分撹拌混合し、均一溶液のシャンプー剤を得る。
製剤例43
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物0.05g、並びにトランスフルトリン0.05gの混合物を、プロピレングリコール2mlに溶解させ、4.0×4.0cm、厚さ1.2cmの多孔セラミック板に含浸させて、加熱式くん煙剤を得る。
製剤例44
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物2.5部と、トランスフルトリン2.5部と、エチレンーメタクリル酸メチル共重合体(共重合体中のメタクリル酸メチルの割合:10重量%、アクリフトWD301、住友化学製)95部とを密閉式加圧ニーダー(森山製作所製)で溶融混練し、得られた混練物を押出し成型機から成型ダイスを介して押出し、長さ15cm、直径3mmの棒状成型体を得る。
製剤例45
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物2.5部とトランスフルトリン2.5部と軟質塩化ビニル樹脂95部とを密閉式加圧ニーダー(森山製作所製)で溶融混練し、得られた混練物を押出し成型機から成型ダイスを介して押出し、長さ15cm、直径3mmの棒状成型体を得る。
製剤例46
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物2部、2−(2,6−ジフルオロフェニル)−4−[4−tert−ブチル−2−エトキシフェニル]−4,5−ジヒドロオキサゾール2部、並びにメトフルトリン5部を、キシレン37.5部およびN,N−ジメチルホルムアミド37.5部に溶解し、これにポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル10部およびドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム6部を加え、よく撹拌混合して乳剤を得る。
製剤例47
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物5部、2−(2,6−ジフルオロフェニル)−4−[4−tert−ブチル−2−エトキシフェニル]−4,5−ジヒドロオキサゾール2部、並びにメトフルトリン2部を、キシレン37.5部およびN,N−ジメチルホルムアミド37.5部に溶解し、これにポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル10部およびドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム6部を加え、よく撹拌混合して乳剤を得る。
製剤例48
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物20部、2−(2,6−ジフルオロフェニル)−4−[4−tert−ブチル−2−エトキシフェニル]−4,5−ジヒドロオキサゾール10部、並びにメトフルトリン10部の混合物に、ソルポール5060(東邦化学登録商標名)5部を加え、よく混合して、カープレックス#80(塩野義製薬登録商標名、合成含水酸化ケイ素微粉末)32部、300メッシュ珪藻土23部を加え、ジュースミキサーで混合して、水和剤を得る。
製剤例49
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物1部、2−(2,6−ジフルオロフェニル)−4−[4−tert−ブチル−2−エトキシフェニル]−4,5−ジヒドロオキサゾール1部、並びにメトフルトリン1部、合成含水酸化珪素微粉末5部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム5部、ベントナイト30部およびクレー57部を加え、よく撹拌混合し、ついでこれらの混合物に適当量の水を加え、さらに撹拌し、増粒機で製粒し、通風乾燥して粒剤を得る。
製剤例50
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物1.5部、2−(2,6−ジフルオロフェニル)−4−[4−tert−ブチル−2−エトキシフェニル]−4,5−ジヒドロオキサゾール1部、メトフルトリン2部、合成含水酸化珪素微粉末1部、凝集剤としてドリレスB(三共社製)1部、クレー7部を乳鉢でよく混合した後にジュースミキサーで撹拌混合する。得られた混合物にカットクレー86.5部を加えて、充分撹拌混合し、粉剤を得る。
製剤例51
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物5部;2−(2,6−ジフルオロフェニル)−4−[4−tert−ブチル−2−エトキシフェニル]−4,5−ジヒドロオキサゾール2部;メトフルトリン3部;ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩50部を含むホワイトカーボン35部;並びに水55部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕することにより、製剤を得る。
製剤例52
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物0.2部、2−(2,6−ジフルオロフェニル)−4−[4−tert−ブチル−2−エトキシフェニル]−4,5−ジヒドロオキサゾール0.2部、並びにメトフルトリン0.1部の混合物をジクロロメタン10部に溶解し、これをアイソパーM(イソパラフィン:エクソン化学登録商標名)89.5部に混合して油剤を得る。
製剤例53
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物0.05部、2−(2,6−ジフルオロフェニル)−4−[4−tert−ブチル−2−エトキシフェニル]−4,5−ジヒドロオキサゾール0.02部、メトフルトリン0.03部、並びにネオチオゾール(中央化成株式会社)49.9部をエアゾール缶に入れ、エアゾールバルブを装着した後、25部のジメチルエーテル及び25部のLPGを充填し、アクチュエータを装着することにより油性エアゾールを得る。
製剤例54
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物0.2部、2−(2,6−ジフルオロフェニル)−4−[4−tert−ブチル−2−エトキシフェニル]−4,5−ジヒドロオキサゾール0.2部、並びにメトフルトリン0.2部、BHT0.01部、キシレン5部、脱臭灯油3.39部、並びに乳化剤{アトモス300(アトモスケミカル社登録商標名)}1部を混合溶解したものと、蒸留水50部とをエアゾール容器に充填し、バルブ部分を取り付け、該バルブを通じて噴射剤(LPG)40部を加圧充填して、水性エアゾールを得る。
製剤例55
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物2部、2−(2,6−ジフルオロフェニル)−4−[4−tert−ブチル−2−エトキシフェニル]−4,5−ジヒドロオキサゾール2部、並びにメトフルトリン1部をジエチレングリコールモノエチルエーテル80部に溶解し、これに炭酸プロピレン15部を混合して、スポットオン液剤を得る。
製剤例56
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物5部、2−(2,6−ジフルオロフェニル)−4−[4−tert−ブチル−2−エトキシフェニル]−4,5−ジヒドロオキサゾール2部、並びにメトフルトリン3部をジエチレングリコールモノエチルエーテル70部に溶解し、これに2−オクチルドデカノール20部を混合して、ポアオン液剤を得る。
製剤例57
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物0.25部、2−(2,6−ジフルオロフェニル)−4−[4−tert−ブチル−2−エトキシフェニル]−4,5−ジヒドロオキサゾール0.1部、並びにメトフルトリン0.15部の混合物に、ニッコールTEALS-42(日光ケミカルズ・ラウリル硫酸トリエタノールアミンの42%水溶液)60部、プロピレングリコール20部を添加し、均一溶液になるまで充分撹拌混合した後、水19.5部を加えてさらに充分撹拌混合し、均一溶液のシャンプー剤を得る。
製剤例58
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物0.05g、2−(2,6−ジフルオロフェニル)−4−[4−tert−ブチル−2−エトキシフェニル]−4,5−ジヒドロオキサゾール0.02g、並びにメトフルトリン0.03gの混合物を、プロピレングリコール2mlに溶解させ、4.0×4.0cm、厚さ1.2cmの多孔セラミック板に含浸させて、加熱式くん煙剤を得る。
製剤例59
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物2.5部と、2−(2,6−ジフルオロフェニル)−4−[4−tert−ブチル−2−エトキシフェニル]−4,5−ジヒドロオキサゾール1部、並びにメトフルトリン1.5部と、エチレンーメタクリル酸メチル共重合体(共重合体中のメタクリル酸メチルの割合:10重量%、アクリフトWD301、住友化学製)95部とを密閉式加圧ニーダー(森山製作所製)で溶融混練し、得られた混練物を押出し成型機から成型ダイスを介して押出し、長さ15cm、直径3mmの棒状成型体を得る。
製剤例60
本有機硫黄化合物(1)〜(109)、(201)〜(231)及び(301)〜(339)からなる群より選ばれる1種の有機硫黄化合物2.5部と2−(2,6−ジフルオロフェニル)−4−[4−tert−ブチル−2−エトキシフェニル]−4,5−ジヒドロオキサゾール1部とメトフルトリン1.5部と軟質塩化ビニル樹脂95部とを密閉式加圧ニーダー(森山製作所製)で溶融混練し、得られた混練物を押出し成型機から成型ダイスを介して押出し、長さ15cm、直径3mmの棒状成型体を得る。
次に、本発明の有害生物防除組成物が有害生物に対して優れた防除効力を有することをを試験例として示す。
尚、以下の試験例においては、本エステル化合物として
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル=(1R)−トランス−3−(1−プロペニル(E/Z=1/8))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート(以下、本エステル化合物(1)と記す。)、
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル=(1R)−トランス−3−(1−プロペニル(E/Z=1/8))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート(以下、本エステル化合物(2)と記す。)、および
2,3,5,6−テトラフルオロベンジル=(1R)−トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート(以下、本エステル化合物(3)と記す。)を使用した。
試験例1
本有機硫黄化合物および本エステル化合物の所定濃度のアセトン溶液を調製した。該アセトン溶液1μlをチャバネゴキブリ雌成虫(Blattella germanica)の胸部腹面側に滴下処理した後、供試虫を直径約9cm、高さ約4.5cmのプラスチックカップへ移し、餌及び水と共に25℃で放置した。7日後に供試虫の生死を観察し死虫率を求めた。供試したチャバネゴキブリは、1つの試験に対して10頭とし、1つのカップの移した。
結果を、下記表1及び2に示す。
Figure 2010116347
Figure 2010116347
その結果、本発明の有害生物防除組成物は、高い防除効力を示した。
本発明の有害生物防除組成物は、有害生物に対し優れた防除効力を有しており、有用である。

Claims (10)

  1. 下記式(I)
    Figure 2010116347
    〔式中、
    1は少なくとも1個のフッ素原子を有するC1−C5ハロアルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルケニル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルケニルオキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルキニル基又はハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルキニルオキシ基を表し、
    2はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキルチオ基又は水素原子を表し、
    (但し、R1がハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルケニルオキシ基又はハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルキニルオキシ基である場合、R2はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基又は水素原子である。)
    3はC1−C4アルキル基、ハロゲン原子又は水素原子を表し、
    4はシアノ基、C(=Q)OR7又はC(=Q)N(R8)2を表し、
    5は水素原子、ハロゲン原子又はC1−C4アルキル基を表し、
    6はC1−C5フルオロアルキル基を表し、
    Qは酸素原子又は硫黄原子を表し、
    7はC1−C4アルキル基を表し、
    8は各々独立して水素原子又はC1−C4アルキル基を表すか、2つのR8が末端で結合してC2−C7アルキレン基を表し、
    mは0〜4の整数を表し、
    nは0、1又は2を表す。〕
    で示される有機硫黄化合物と、
    下記式(II)
    Figure 2010116347
    〔式中、
    1及びX2は各々、ハロゲン原子、メチル基又は水素原子を表し、X3は水素原子、メチル基、プロパルギル基、メトキシ基又はメトキシメチル基を表す。〕
    で示されるエステル化合物とを含有する有害生物防除組成物。
  2. 式(I)において、R1がハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルケニル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルケニルオキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルキニル基又はハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C5アルキニルオキシ基である請求項1記載の組成物。
  3. 式(I)において、R1が少なくとも1個のフッ素原子と少なくとも1個の塩素原子を有するC1−C5ハロアルキル基又は少なくとも1個のフッ素原子と少なくとも1個の臭素原子を有するC1−C5ハロアルキル基である請求項1記載の組成物。
  4. 式(I)において、R1が少なくとも1個のフッ素原子を有するC1−C5ハロアルキル基であり、R2及びR3が水素原子である請求項1記載の組成物。
  5. 式(I)において、R1が少なくとも1個のフッ素原子を有するC1−C5ハロアルキル基であり、R2がハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基であり、R3が水素原子である請求項1記載の組成物。
  6. 式(I)において、R1が少なくとも1個のフッ素原子を有するC1−C5ハロアルキル基であり、R2がハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルコキシ基又はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキルチオ基であり、R3が水素原子である請求項1記載の組成物。
  7. 式(II)で示されるエステル化合物が
    2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル=3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
    2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル=3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート又は
    2,3,5,6−テトラフルオロベンジル=3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレートである請求項1〜6のいずれか1項記載の組成物。
  8. 式(II)で示されるエステル化合物が
    2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル=3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート又は
    2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル=3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレートである請求項1〜6のいずれか1項記載の組成物。
  9. 請求項1〜8のいずれか記載の組成物を、有害生物又は有害生物の生息場所に施用することを特徴とする有害生物の防除方法。
  10. 請求項1〜8のいずれか記載の組成物を、有害生物の防除の為の使用。
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