JP2010114846A - プリコーダ回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】プリコーダ回路において、信号のデータ容量が大きい場合にも1サイクルでプリコードを実行できることを目的とする。
【解決手段】差動位相偏移変調に用いるプリコーダ回路において、複数シンボル構成のデータ信号と固定値又は前段の並列プリコーダ部からの1シンボル前の変調信号とのプリコード演算を並列的かつ同時に行って変調信号を得る複数段の並列プリコーダ部と、前記複数の並列プリコーダ部の出力する変調信号の同期を取る複数段のリタイミング部と、前回の演算における1シンボル前の変調信号と前記固定値との位相差を前記複数段のリタイミング部の出力する変調信号に対し与える複数段のオフセット部とを有する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、差動位相偏移変調に用いるプリコーダ回路に関する。
近年、40Gb/s以上の高ビットレート光伝送を可能にする技術として、例えば、差動位相偏移変調(DPSK:Differential Phase Shift Keying)又は差動4値位相偏移変調(DQPSK:Differential Quadrature Phase Shift Keying)などの光変調方式が注目されている。
DQPSK方式は、一般的な非ゼロ復帰(NRZ:Non−Return−to−Zero)変調方式やCS−RZ(Carrier suppressed Returnto Zero)変調方式、RZ−DPSK(Returnto Zero Differential Phase Shift Keying)変調方式などの公知の光変調方式と比較して、長距離伝送、高密度多重/大容量伝送及び設計性、使い勝手などの点で優れた特性を有している。なお、本明細書中におけるDQPSK方式は、DQPSK信号をゼロ復帰(Return−to−Zero)パルス化したRZ−DQPSK方式や、キャリア抑圧(Carrier−Suppressed)RZ−DQPSK方式を含むものとする。
ここで、DQPSK方式を適用した光送信器及び光受信器について簡単に説明する。DQPSK方式を適用した光送信器としては、例えば図1に示すような基本構成を備えたものが知られている。
この光送信器では、分布帰還型レーザー(DFB:Distributed FeedBack laser)等の光源3−1から出射される連続光を2つに分岐し、一方の分岐光を第1の位相変調器(PM:Phase Modulator)3−2に与え、他方の分岐光を第2の位相変調器(PM)3−3及び移相器3−4に与える。
各位相変調器(PM)3−2,3−3は、二つのデータ信号I,Qからプリコーダ3−5で生成した変調信号ρ,ηに従ってそれぞれ独立に駆動され、各々の入力光の位相を選択的に0又はπ[rad]変化させる。位相変調器(PM)3−2側の光路を伝搬した光に対して、位相変調器(PM)3−3側の光路を伝搬した光は、移相器3−4によりπ/2の位相差が与えられる。
そのため、位相変調器(PM)3−2側の光路の出力光は、光源3−1からの光を0又はπの位相偏移によって変調した光信号となるのに対して、位相変調器(PM)3−3側の光路の出力光は、光源3−1からの光をπ/2又は3π/2の位相偏移によって変調した光信号となる。そして、各光路の出力光を合波することにより、位相がπ/4,3π/4,5π/4,7π/4の4通りに変化するDQPSK信号光が生成される。
このDQPSK信号光のビットレートは、プリコーダ3−5で処理されるデータ信号Ik,Qkのビットレートの2倍となるので、例えば40ギガビットレートのDQPSK信号光を送信するためには、20ギガビットレートのデータ信号を用いて、各位相変調器(PM)3−2,3−3を駆動する。
上記のDQPSK信号光を、データ信号に同期した50%のデューティ比を有するクロック信号によって駆動される強度変調器3−6に与えてRZ(ゼロ復帰)パルス化することにより、RZ−DQPSK信号光が生成され、更に、クロック信号のデューティ比を66%等とすることで、搬送波抑圧ゼロ復帰のCSRZ−DQPSK信号光が生成される。
プリコーダ3−5は、次の(1)式を展開及び整理した(2)式の演算を行う。
Figure 2010114846
上記の論理(1),(2)式において、I,Qは、図1に示すプリコーダ3−5に入力されるk番目のクロックタイミングにおける信号の論理値(1又は0)であり、ρ,ηは、該プリコーダ3−5から出力されるk番目のクロックタイミングにおける信号の論理値(1又は0)である。また、添え字k−1はそれぞれの1クロック前の論理値であることを示す。
この論理演算を実現するために、図1の構成例では、プリコーダ3−5の出力信号ρ,ηが1シンボル時間遅延τの遅延素子3−6を介してプリコーダ3−5の入力にフィードバックされる。プリコーダ3−5の具体的構成を図2に示す。なお、図2において、遅延τを与える遅延素子Dを介して、ρ,ηの1シンボル前の論理値をフィードバックしている。
また、図2に示すプリコーダ3−5の論理演算を低速の動作で行うために、例えば図3に示すような構成の並列プリコーダ回路が知られている(特許文献1参照)。
図3に示す並列プリコーダ回路は、前述の(2)式の論理演算を行うプリコーダを8個並列的に配設した並列プリコーダ部4を設け、順番に8個ずつ取り出したシンボル(データ信号)に対して並列的に同時に論理演算を行い、その次の周期で、再び次の順番の8個のシンボル(データ信号I,Q)に対して並列的に同時に論理演算を行い、以降同様の演算処理を繰り返すように構成したものである。
つまり、8k番目のデータ信号I8k,Q8kに対して論理演算を行う第1のプリコーダ4−1と、8k+1番目のデータ信号I8k+1,Q8k+1に対して論理演算を行う第2のプリコーダ4−2と、8k+2番目のデータ信号I8k+2,Q8k+2に対して論理演算を行う第3のプリコーダ(図示省略)と、8k+3番目のデータ信号I8k+3,Q8k+3に対して論理演算を行う第4のプリコーダ(図示省略)と、8k+4番目のデータ信号I8k+4,Q8k+4に対して論理演算を行う第5のプリコーダ(図示省略)と、8k+5番目のデータ信号I8k+5,Q8k+5に対して論理演算を行う第6のプリコーダ(図示省略)と、8k+6番目のデータ信号I8k+6,Q8k+6に対して論理演算を行う第7のプリコーダ4−7と、8k+7番目のデータ信号I8k+7,Q8k+7に対して論理演算を行う第8のプリコーダ4−8とを設け、各プリコーダ4−1〜4−8の演算結果ρ8k,η8k〜ρ8k+7,η8k+7を、リタイミング部5を構成する8個のフリップフロップで同期を取り、DQPSKの変調信号として出力する。
そして、第1のプリコーダ4−1の演算結果ρ8k,η8kを次段の第2のプリコーダ4−2に入力し、第2のプリコーダ4−2の演算結果ρ8k+1,η8k+1を次段の第3のプリコーダ(図示省略)に入力し、第3のプリコーダの演算結果ρ8k+2,η8k+2を次段の第4のプリコーダ(図示省略)に入力し、第4のプリコーダの演算結果ρ8k+3,η8k+3を次段の第5のプリコーダ(図示省略)に入力し、第5のプリコーダの演算結果ρ8k+4,η8k+4を次段の第6のプリコーダ(図示省略)に入力し、第6のプリコーダの演算結果ρ8k+5,η8k+5を次段の第7のプリコーダ4−7に入力し、第7のプリコーダ4−7の演算結果ρ8k+6,η8k+6を次段の第8のプリコーダ4−8に入力し、第8のプリコーダ4−8の演算結果ρ8k+7,η8k+7を、次段の(次回の論理演算周期において次段となる)第1のプリコーダ4−1に、リタイミング部5を介し演算結果ρ8k−1,η8k−1として入力するように接続する。
第1から第8の各プリコーダ4−1〜4−8で行われる演算の論理式は(3)式のとおりである。
Figure 2010114846
特開2006−245647号公報
扱う信号のデータ容量(データのビット数)と動作クロックにより、並列プリコーダ部4を構成するプリコーダ数nの値が変動するが、扱うデータ容量が大きい場合、タイミングマージンが確保できない。
第1から第8の各プリコーダ4−1〜4−8それぞれは図2に示すように論理回路(アンド回路,オア回路)が最大で4段縦続接続されており、並列プリコーダ部4を構成するプリコーダ数nが大きくなると(例えばn=32など)、論理回路が最大でn×4段縦続接続されることになり、タイミングマージンが確保できないという問題があった。
タイミングマージンを確保する手法として、深い論理(縦続接続された論理回路)を分割し、フリップフロップでリタイミングしながら複数サイクルで処理するのが通例であるが、プリコーダ回路の性格上、1シンボル前の変調信号ρ8k+7,η8k+7と、現データI8k,Q8kの演算を1サイクルで行わなければならないため、上記の複数サイクルで処理する手法は適用できないという問題があった。
開示のプリコーダ回路は、信号のデータ容量が大きい場合にも1サイクルでプリコードを実行できることを目的とする。
開示の一実施態様によるプリコーダ回路は、差動位相偏移変調に用いるプリコーダ回路において、
複数シンボル構成のデータ信号と固定値又は前段の並列プリコーダ部からの1シンボル前の変調信号とのプリコード演算を並列的かつ同時に行って変調信号を得る複数段の並列プリコーダ部と、
前記複数の並列プリコーダ部の出力する変調信号の同期を取る複数段のリタイミング部と、
前回の演算における1シンボル前の変調信号と前記固定値との位相差を前記複数段のリタイミング部の出力する変調信号に対し与える複数段のオフセット部とを有する。
好ましくは、前記複数段のうち所定段の並列プリコーダ部と前記所定段の前段の並列プリコーダ部との間に設けられ、固定値又は前記前段の並列プリコーダ部からの1シンボル前の変調信号を選択して前記所定段の並列プリコーダ部に供給する第1セレクタ部と、
前記所定段の前段のオフセット部からの前回の演算における1シンボル前の変調信号又は最終段のオフセット部からの前回の演算における1シンボル前の変調信号を選択して前記複数段のオフセット部に供給する第2セレクタ部とを有する。
本実施形態によれば、信号のデータ容量が大きい場合にも1サイクルでプリコードを実行することができる。
以下、図面に基づいて実施形態を説明する。
<第1実施形態>
図4は、プリコーダ回路の第1実施形態の構成図を示す。同図中、端子10−1,10−2,10−3,10−4それぞれには各チャネルが例えば8シンボルで構成されており、1チャネルのデータ信号Iと1チャネルのデータ信号Qとの2チャネル分の信号が入力される。端子10−1の2チャネル分のデータ信号I,Qは並列プリコーダ部11−1に供給され、端子10−2,10−3,10−4それぞれの2チャネル分のデータ信号I,Qはリタイミング部12−2,12−3,12−4それぞれに供給される。
初段の並列プリコーダ部11−1は8個のプリコーダから構成され、1シンボル前の変調信号の代りに固定値[例えば0,0]を供給されており、固定値と端子10−1からの2チャネル分のデータ信号I,Qとのプリコード演算を行う。並列プリコーダ部11−1の出力する2チャネル分の変調信号はリタイミング部12−1にてリタイミング部12−2,12−3,12−4それぞれの出力信号と同期を取って、つまり、位相を揃えてリタイミング部13−1,14−1,15−1に順に供給される。また、変調信号の一部(最終段)は1シンボル前の変調信号として並列プリコーダ部11−2に供給される。
並列プリコーダ部11−2は8個のプリコーダから構成され、リタイミング部12−1からの1シンボル前の変調信号ρ,ηとリタイミング部12−2を経た2チャネル分のデータ信号I,Qとのプリコード演算を行う。並列プリコーダ部11−2の出力する2チャネル分の変調信号はリタイミング部13−2にてリタイミング部13−1,13−3,13−4それぞれの出力信号と同期を取ってリタイミング部14−2,15−2に順に供給される。また、変調信号の一部(最終段)は1シンボル前の変調信号として並列プリコーダ部11−3に供給される。
並列プリコーダ部11−3は8個のプリコーダから構成され、リタイミング部13−2からの1シンボル前の変調信号ρ,ηとリタイミング部12−3,13−3を経た2チャネル分のデータ信号I,Qとのプリコード演算を行う。並列プリコーダ部11−3の出力する2チャネル分の変調信号はリタイミング部14−3にてリタイミング部14−1,14−2,14−4それぞれの出力信号と同期を取ってリタイミング部15−3に供給される。また、変調信号の一部(最終段)は1シンボル前の変調信号として並列プリコーダ部11−4に供給される。
並列プリコーダ部11−4は8個のプリコーダから構成され、リタイミング部14−3からの1シンボル前の変調信号ρ,ηとリタイミング部12−4,13−4,14−4を経た2チャネル分のデータ信号I,Qとのプリコード演算を行う。並列プリコーダ部11−4の出力する2チャネル分の変調信号はリタイミング部15−4にて端子10−4のデータ信号I,Qと同期を取ってリタイミング部15−4に供給される。
リタイミング部15−1,15−2,15−3,15−4それぞれから同期して出力される各2チャネル分の変調信号はオフセット部16−1,16−2,16−3,16−4に供給され、オフセット部16−1,16−2,16−3,16−4それぞれは最終段のリタイミング部17−4から供給される前回の演算における1シンボル前の変調信号を用いてリタイミング部15−1,15−2,15−3,15−4それぞれからの2チャネル分の変調信号のオフセット演算を行う。
オフセット部16−1,16−2,16−3,16−4の出力する2チャネル分の変調信号はリタイミング部17−1,17−2,17−3,17−4それぞれで同期を取って、つまり、位相を揃えて端子18−1,18−2,18−3,18−4より出力される。
ところで、各リタイミング部は、同一のクロックを供給され互いに同期して動作するD型フリップフロップを8個並列的に配設した構成である。
<並列プリコーダ部の構成>
図5は並列プリコーダ部11−1〜11−4それぞれの一実施形態の構成図を示す。図5では、前述の(2)式の論理演算を行うプリコーダを8個並列的に配設し、順番に8個ずつ取り出したシンボル(データ信号I,Q)に対して並列的に同時に論理演算を行うように構成している。
8k番目のデータ信号I8k,Q8kに対して論理演算を行う第1(初段)のプリコーダ20−1と、8k+1番目のデータ信号I8k+1,Q8k+1に対して論理演算を行う第2のプリコーダ20−2と、8k+2番目のデータ信号I8k+2,Q8k+2に対して論理演算を行う第3のプリコーダ(図示省略)と、8k+3番目のデータ信号I8k+3,Q8k+3に対して論理演算を行う第4のプリコーダ(図示省略)と、8k+4番目のデータ信号I8k+4,Q8k+4に対して論理演算を行う第5のプリコーダ(図示省略)と、8k+5番目のデータ信号I8k+5,Q8k+5に対して論理演算を行う第6のプリコーダ(図示省略)と、8k+6番目のデータ信号I8k+6,Q8k+6に対して論理演算を行う第7のプリコーダ20−7と、8k+7番目のデータ信号I8k+7,Q8k+7に対して論理演算を行う第8(最終段)のプリコーダ20−8とを設け、各プリコーダ20−1〜20−8の演算結果ρ8k,η8k〜ρ8k+7,η8k+7をDQPSKの変調信号として出力する。
そして、固定値[例えば0,0]又は前段の並列プリコーダ部の演算結果ρ8k−1,η8k−1を第1のプリコーダ20−1に入力し、第1のプリコーダ20−1の演算結果ρ8k,η8kを次段の第2のプリコーダ20−2に入力し、第2のプリコーダ20−2の演算結果ρ8k+1,η8k+1を次段の第3のプリコーダ(図示省略)に入力し、第3のプリコーダの演算結果ρ8k+2,η8k+2を次段の第4のプリコーダ(図示省略)に入力し、第4のプリコーダの演算結果ρ8k+3,η8k+3を次段の第5のプリコーダ(図示省略)に入力し、第5のプリコーダの演算結果ρ8k+4,η8k+4を次段の第6のプリコーダ(図示省略)に入力し、第6のプリコーダの演算結果ρ8k+5,η8k+5を次段の第7のプリコーダ20−7に入力し、第7のプリコーダ20−7の演算結果ρ8k+6,η8k+6を次段の第8のプリコーダ20−8に入力するように接続する。
第1から第8の各プリコーダ20−1〜20−8で行われる演算の論理式は(3)式のとおりである。プリコーダ20−1の具体的な回路構成を図6に示す。プリコーダ20−2〜20−8についても同一構成である。
<オフセット部の構成>
図7は並列プリコーダ部11−1に固定値[0,0]を与えた場合に、リタイミング部17−4の出力する前回の演算における1シンボル前の変調信号ρ8k−1,η8k−1が[0,0],[0,1],[1,0],[1,1]それぞれであるときの、オフセット前の変調信号ρ8k,η8kの値と、オフセット後の変調信号ρ8k,η8kの値を示す。
すなわち、1シンボル前の変調信号が、[0,0]の場合、固定値[0,0]からの差分はないので、オフセット処理前の値がそのまま、オフセット処理後の値となる。
1シンボル前の変調信号が、[0,1]の場合、固定値[0,0]からの差分は、+270度であり、オフセット処理前の値に、その分の位相差を与えた変調信号を、オフセット処理後の値とする。
1シンボル前の変調信号が、[1,0]の場合、固定値[0,0]からの差分は、+90度であり、オフセット処理前の値に、その分の位相差を与えた変調信号を、オフセット処理後の値とする。
1シンボル前の変調信号が、[1,1]の場合、固定値[0,0]からの差分は、+180度であり、オフセット処理前の値に、その分の位相差を与えた変調信号を、オフセット処理後の値とする。
図8はオフセット部16−1〜16−4それぞれの一実施形態の構成図を示す。同図中、図8では図7に示す論理演算を行うオフセッタを8個並列的に配設し、順番に8個ずつ取り出したシンボル(データ信号I,Q)に対して並列的に同時に論理演算を行うように構成している。
8k番目のデータ信号I8k,Q8kに対して論理演算を行う第1のオフセッタ30−1と、8k+1番目のデータ信号I8k+1,Q8k+1に対して論理演算を行う第2のオフセッタ30−2と、8k+2番目のデータ信号I8k+2,Q8k+2に対して論理演算を行う第3のオフセッタ(図示省略)と、8k+3番目のデータ信号I8k+3,Q8k+3に対して論理演算を行う第4のオフセッタ(図示省略)と、8k+4番目のデータ信号I8k+4,Q8k+4に対して論理演算を行う第5のオフセッタ(図示省略)と、8k+5番目のデータ信号I8k+5,Q8k+5に対して論理演算を行う第6のオフセッタ(図示省略)と、8k+6番目のデータ信号I8k+6,Q8k+6に対して論理演算を行う第7のオフセッタ30−7と、8k+7番目のデータ信号I8k+7,Q8k+7に対して論理演算を行う第8のオフセッタ30−8とを設け、各オフセッタ30−1〜30−8の演算結果ρ8k,η8k〜ρ8k+7,η8k+7をオフセット後の変調信号として出力する。
そして、前回の演算における1シンボル前の変調信号ρ8k−1,η8k−1を全てのオフセッタ30−1〜30−8に入力するように接続する。オフセッタ30−1の具体的な回路構成を図9に示す。オフセッタ30−2〜30−8についても同一構成である。
このように、並列プリコーダ部11−1〜11−4とリタイミング部12−1〜15−4で、固定値と今回の8チャネル分のデータにおけるプリコード演算を行い、オフセット部16−1〜16−4において上記8チャネル分のデータのプリコード演算結果の位相を前回の演算における1シンボル前の変調信号に応じて変化させるために、データ容量が大きい場合にも1サイクルでプリコードを実行することができる。
<第2実施形態>
図10は、プリコーダ回路の第2実施形態の構成図を示す。同図中、図4と同一部分には同一符号を付す。図10において、端子40−1,40−2,40−3,40−4それぞれには各チャネルが例えば8シンボルで構成されており、1チャネルのデータ信号Iと1チャネルのデータ信号Qとの2チャネル分の信号が入力される。
ここで、1系統の20Gbpsの信号は8チャネルに分割されて端子40−1,40−2,40−3,40−4それぞれに2チャネル分の信号が入力される。このとき端子41に例えば値1のモード信号が供給される。
また、2系統の10Gbpsの信号はそれぞれが4チャネルに分割されて、端子40−1,40−2それぞれに第1系統の2チャネル分の信号が入力され、端子40−3,40−4それぞれに第2系統の2チャネル分の信号が入力される。このとき端子41に例えば値0のモード信号が供給される。
端子40−1の2チャネル分のデータ信号I,Qは並列プリコーダ部11−1に供給され、端子40−2,40−3,40−4それぞれの2チャネル分のデータ信号I,Qはリタイミング部12−2,12−3,12−4それぞれに供給される。
初段の並列プリコーダ部11−1は8個のプリコーダから構成され、1シンボル前の変調信号の代りに固定値[例えば0,0]を供給されており、固定値と端子40−1からの2チャネル分のデータ信号I,Qとのプリコード演算を行う。並列プリコーダ部11−1の出力する2チャネル分の変調信号はリタイミング部12−1にてリタイミング部12−2,12−3,12−4それぞれの出力信号と同期を取ってリタイミング部13−1,14−1,15−1を順に経てオフセット部16−1に供給される。また、変調信号の一部(最終段)は1シンボル前の変調信号として並列プリコーダ部11−2に供給される。
並列プリコーダ部11−2は8個のプリコーダから構成され、リタイミング部12−1からの1シンボル前の変調信号とリタイミング部12−2を経た2チャネル分のデータ信号I,Qとのプリコード演算を行う。並列プリコーダ部11−2の出力する2チャネル分の変調信号はリタイミング部13−2にてリタイミング部13−1,13−3,13−4それぞれの出力信号と同期を取ってリタイミング部14−2,15−2を順に経てオフセット部16−2に供給される。また、変調信号の一部(最終段)は1シンボル前の変調信号としてセレクタ部42の一方の入力端子に供給される。
セレクタ部42は、一方の入力端子にリタイミング部13−2からの1シンボル前の変調信号を供給され、他方の入力端子には固定値[例えば0,0]を供給されている。セレクタ部42は端子41からのモード信号が値1のときリタイミング部13−2からの1シンボル前の変調信号を選択し、モード信号が値0のとき固定値を選択して並列プリコーダ部11−3に供給する。
並列プリコーダ部11−3は8個のプリコーダから構成され、セレクタ部42からの固定値又は1シンボル前の変調信号とリタイミング部12−3,13−3を経た2チャネル分のデータ信号I,Qとのプリコード演算を行う。並列プリコーダ部11−3の出力する2チャネル分の変調信号はリタイミング部14−3にてリタイミング部14−1,14−2,14−4それぞれの出力信号と同期を取ってリタイミング部15−3を経てオフセット部16−3に供給される。また、変調信号の一部(最終段)は1シンボル前の変調信号として並列プリコーダ部11−4に供給される。
並列プリコーダ部11−4は8個のプリコーダから構成され、リタイミング部14−3からの1シンボル前の変調信号とリタイミング部12−4,13−4,14−4を経た2チャネル分のデータ信号I,Qとのプリコード演算を行う。並列プリコーダ部11−4の出力する2チャネル分の変調信号はリタイミング部15−4にてリタイミング部15−1,15−2,15−3それぞれの出力信号と同期を取ってオフセット部16−4に供給される。
リタイミング部15−1,15−2それぞれから同期して出力される各2チャネル分の変調信号はオフセット部16−1,16−2に供給され、オフセット部16−1,16−2それぞれはセレクタ部43から供給される前回の演算における1シンボル前の変調信号を用いてリタイミング部15−1,15−2それぞれからの2チャネル分の変調信号のオフセット演算を行う。
セレクタ部43は、一方の入力端子にリタイミング部17−4からの前回の演算における1シンボル前の変調信号を供給され、他方の入力端子にリタイミング部17−2からの前回の演算における1シンボル前の変調信号を供給されている。セレクタ部42は端子41からのモード信号が値1のとき最終段のリタイミング部17−4からの前回の演算における1シンボル前の変調信号を選択し、モード信号が値0のときリタイミング部17−2からの前回の演算における1シンボル前の変調信号を選択してオフセット部16−1,16−2に供給する。
また、リタイミング部15−3,15−4それぞれから同期して出力される各2チャネル分の変調信号はオフセット部16−3,16−4に供給され、オフセット部16−3,16−4それぞれはリタイミング部17−4から供給される前回の演算における1シンボル前の変調信号を用いてリタイミング部15−3,15−4それぞれからの2チャネル分の変調信号のオフセット演算を行う。
オフセット部16−1,16−2,16−3,16−4の出力する2チャネル分の変調信号はリタイミング部17−1,17−2,17−3,17−4それぞれで同期を取って端子18−1,18−2,18−3,18−4より出力される。
これにより、扱う信号のデータ容量が小さい場合には複数系統の信号のプリコードを行い、扱う信号のデータ容量が大きい場合には単一の信号のプリコードを行うよう切り替えることができる。
<第3実施形態>
図11〜図14は、プリコーダ回路の第3実施形態の構成図を示す。
図11において、端子51には1系統の40Gbpsの信号が供給され、端子52には2系統の20Gbpsの信号が供給される。この1系統の40Gbps信号と2系統の20Gbps信号それぞれはシリアル/パラレル変換器53,54で4ビットパラレルの信号に変換されてセレクタ55に供給される。
セレクタ55は端子56から供給されるモード信号が値1のときシリアル/パラレル変換器53出力を選択し、モード信号が値0のときシリアル/パラレル変換器54出力を選択する。セレクタ55で選択された信号はシリアル/パラレル変換器57,58で128ビットパラレルの信号に変換され、並び替え部59においてモード信号が値1か値0かに応じて並び替えられ、端子60からデータIN[127:0]が1チャネル8シンボルで出力される。
データIN[127:0]のうち、データIN[127:120],IN[119:112]は2チャネル分のデータ信号I,Qとして図12に示す並列プリコーダ部62−1に供給される。データIN[111:104],IN[103:96]は2チャネル分のデータ信号I,Qとしてリタイミング部63−2を経て並列プリコーダ部62−2に供給される。データIN[95:88],IN[87:80]は2チャネル分のデータ信号I,Qとしてリタイミング部63−3,64−3を経て並列プリコーダ部62−3に供給される。データIN[79:72],IN[71:64]は2チャネル分のデータ信号I,Qとしてリタイミング部63−4,64−4,65−4を経て並列プリコーダ部62−4に供給される。
データIN[63:56],IN[55:48]は2チャネル分のデータ信号I,Qとして図12に示す並列プリコーダ部62−5に供給される。データIN[47:40],IN[39:32]は2チャネル分のデータ信号I,Qとしてリタイミング部63−6,64−6,65−6,66−6,67−6を経て図13に示す並列プリコーダ部62−6に供給される。データIN[31:24],IN[23:16]は2チャネル分のデータ信号I,Qとしてリタイミング部63−7,64−7,65−7,66−7,67−7,図13に示す68−7を経て並列プリコーダ部62−7に供給される。データIN[15:8],IN[7:0]は2チャネル分のデータ信号I,Qとしてリタイミング部63−8,64−8,65−8,66−8,67−8,図13に示す68−8,69−8を経て並列プリコーダ部62−8に供給される。
初段の並列プリコーダ部62−1は図5に示すように8個のプリコーダから構成され、1シンボル前の変調信号の代りに固定値[例えば0,0]を供給されており、固定値と2チャネル分のデータIN[127:120],IN[119:112]とのプリコード演算を行う。並列プリコーダ部62−1の出力する2チャネル分の変調信号はリタイミング部63−1,64−1,65−1,66−1,67−1,図13に示す68−1,69−1,70−1を順に経てオフセット部71−1に供給される。また、リタイミング部63−1が出力する変調信号の一部(最終段)は1シンボル前の変調信号として並列プリコーダ部62−2に供給される。
並列プリコーダ部62−2は図5に示すように8個のプリコーダから構成され、並列プリコーダ部62−1からの1シンボル前の変調信号とリタイミング部63−2を経た2チャネル分のデータ信号I,Qとのプリコード演算を行う。並列プリコーダ部62−2の出力する2チャネル分の変調信号はリタイミング部64−2,65−2,66−2,67−2,図13に示す68−2,69−2,70−2を順に経てオフセット部71−2に供給される。また、リタイミング部64−2が出力する変調信号の一部(最終段)は1シンボル前の変調信号として並列プリコーダ部62−3に供給される。
並列プリコーダ部62−3は図5に示すように8個のプリコーダから構成され、並列プリコーダ部62−2からの1シンボル前の変調信号とリタイミング部63−3,64−3を経た2チャネル分のデータ信号I,Qとのプリコード演算を行う。並列プリコーダ部62−3の出力する2チャネル分の変調信号はリタイミング部65−3,66−3,67−3,図13に示す68−3,69−3,70−3を順に経てオフセット部71−3に供給される。また、リタイミング部65−3が出力する変調信号の一部(最終段)は1シンボル前の変調信号として並列プリコーダ部62−4に供給される。
並列プリコーダ部62−4は図5に示すように8個のプリコーダから構成され、並列プリコーダ部62−3からの1シンボル前の変調信号とリタイミング部63−4,64−4,65−4を経た2チャネル分のデータ信号I,Qとのプリコード演算を行う。並列プリコーダ部62−4の出力する2チャネル分の変調信号はリタイミング部66−4,67−4,図13に示す68−4,69−4,70−4を順に経てオフセット部71−4に供給される。また、リタイミング部66−4が出力する変調信号の一部(最終段)は1シンボル前の変調信号としてセレクタ81,82に供給される。
セレクタ部を構成するセレクタ81,82は、モード信号が値1のときリタイミング部66−4からの1シンボル前の変調信号を選択し、モード信号が値0のとき固定値[0,0]を選択して並列プリコーダ部62−5に供給する。
並列プリコーダ部62−5は図5に示すように8個のプリコーダから構成され、セレクタ81,82からの固定値又は1シンボル前の変調信号とリタイミング部63−5,64−5,65−5,66−5を経た2チャネル分のデータ信号I,Qとのプリコード演算を行う。並列プリコーダ部62−5の出力する2チャネル分の変調信号はリタイミング部67−5,図13に示す68−5,69−5,70−5を順に経てオフセット部71−5に供給される。また、リタイミング部67−5が出力する変調信号の一部(最終段)は1シンボル前の変調信号として並列プリコーダ部62−6に供給される。
図13において、並列プリコーダ部62−6は図5に示すように8個のプリコーダから構成され、並列プリコーダ部62−5からの1シンボル前の変調信号と図12に示すリタイミング部63−6,64−6,65−6,66−6,67−6を経た2チャネル分のデータ信号I,Qとのプリコード演算を行う。並列プリコーダ部62−6の出力する2チャネル分の変調信号はリタイミング部68−6,69−6,70−6を順に経てオフセット部71−6に供給される。また、リタイミング部68−6が出力する変調信号の一部(最終段)は1シンボル前の変調信号として並列プリコーダ部62−7に供給される。
並列プリコーダ部62−7は図5に示すように8個のプリコーダから構成され、並列プリコーダ部62−6からの1シンボル前の変調信号と図12に示すリタイミング部63−7,64−7,65−7,66−7,67−7,図13に示す68−7を経た2チャネル分のデータ信号I,Qとのプリコード演算を行う。並列プリコーダ部62−7の出力する2チャネル分の変調信号はリタイミング部69−7,70−7を経てオフセット部71−7に供給される。また、リタイミング部69−7が出力する変調信号の一部(最終段)は1シンボル前の変調信号として並列プリコーダ部62−8に供給される。
並列プリコーダ部62−8は図5に示すように8個のプリコーダから構成され、並列プリコーダ部62−7からの1シンボル前の変調信号と図12に示すリタイミング部63−8,64−8,65−8,66−8,67−8,図13に示す68−8,69−8を経た2チャネル分のデータ信号I,Qとのプリコード演算を行う。並列プリコーダ部62−8の出力する2チャネル分の変調信号はリタイミング部70−8を経てオフセット部71−8に供給される。
オフセット部71−1〜71−4それぞれは図8に示すように8個のオフセッタから構成され、セレクタ83,84から供給される1シンボル前の変調信号とリタイミング部70−1〜70−4それぞれからの2チャネル分の変調信号とのオフセット演算を行う。
セレクタ部を構成するセレクタ83,84は、一方の入力端子にリタイミング部72−8からの前回の演算における1シンボル前の変調信号を供給され、他方の入力端子にリタイミング部72−4からの前回の演算における1シンボル前の変調信号を供給されている。セレクタ83,84はモード信号が値1のとき最終段のリタイミング部72−8からの前回の演算における1シンボル前の変調信号を選択し、モード信号が値0のときリタイミング部72−4からの前回の演算における1シンボル前の変調信号を選択してオフセット部71−1〜71−4に供給する。
また、オフセット部71−5〜71−8それぞれは図8に示すように8個のオフセッタから構成され、リタイミング部72−8から供給される前回の演算における1シンボル前の変調信号を用いてリタイミング部70−5〜70−8それぞれからの2チャネル分の変調信号のオフセット演算を行う。
オフセット部71−1〜71−8の出力する2チャネル分の変調信号はリタイミング部72−1〜72−8それぞれで同期を取って、リタイミング部72−1〜72−8から2チャネルずつ、全体ではデータOUT[127:0]として出力され、図14の並び替え部91に供給される。
図14において、並び替え部91はモード信号が値1か値0かに応じてデータの並び替えを行う。並び替え部91の出力する128シンボルパラレルのデータはパラレル/シリアル変換器92で4ビットパラレルのデータに変換され、更に、パラレル/シリアル変換器93で2ビットパラレルのデータに変換される。この2ビットパラレルのデータは2系統の20Gbps信号として端子95から出力される。また、パラレル/シリアル変換器93の出力する2ビットパラレルのデータはパラレル/シリアル変換器94でシリアルデータに変換され、1系統の40Gbps信号として端子96から出力される。
なお、図12及び図13において、例えばリタイミング部64−2と並列プリコーダ部62−3との間にセレクタ部を追加し、セレクタ83,84代りに、リタイミング部72−2,72−4,72−8のいずれかからの前回の演算における1シンボル前の変調信号を選択してオフセット部71−1,21−2に供給するセレクタ部と、リタイミング部72−4,72−8のいずれかからの前回の演算における1シンボル前の変調信号を選択してオフセット部71−3,21−4に供給するセレクタ部を設ける構成として、更にデータ容量を可変にすることも可能であり、上記実施形態に限定されるものではない。
(付記1)
差動位相偏移変調に用いるプリコーダ回路において、
複数シンボル構成のデータ信号と固定値又は前段の並列プリコーダ部からの1シンボル前の変調信号とのプリコード演算を並列的かつ同時に行って変調信号を得る複数段の並列プリコーダ部と、
前記複数の並列プリコーダ部の出力する変調信号の同期を取る複数段のリタイミング部と、
前回の演算における1シンボル前の変調信号と前記固定値との位相差を前記複数段のリタイミング部の出力する変調信号に対し与える複数段のオフセット部と、
を有することを特徴とするプリコーダ回路。
(付記2)
付記1記載のプリコーダ回路において、
前記複数段のうち所定段の並列プリコーダ部と前記所定段の直前段の並列プリコーダ部との間に設けられ、固定値又は前記直前段の並列プリコーダ部からの1シンボル前の変調信号を選択して前記所定段の並列プリコーダ部に供給する第1セレクタ部と、
前記直前段のオフセット部からの前回の演算における1シンボル前の変調信号又は最終段のオフセット部からの前回の演算における1シンボル前の変調信号を選択して初段から前記直前段までのオフセット部に供給する第2セレクタ部と、
を有することを特徴とするプリコーダ回路。
(付記3)
付記1又は2記載のプリコーダ回路において、
前記複数段の並列プリコーダ部のうち初段の並列プリコーダ部は、前記複数シンボル構成のデータ信号と固定値とのプリコード演算を行うことを特徴とするプリコーダ回路。
(付記4)
付記3記載のプリコーダ回路において、
前記並列プリコーダ部は、前記複数シンボル分のプリコーダを有し、初段のプリコーダは1シンボルのデータ信号と固定値又は前段の並列プリコーダ部からの1シンボル前の変調信号とのプリコード演算を行い、後続段のプリコーダは1シンボルのデータ信号と前段のプリコーダからの1シンボル前の変調信号とのプリコード演算を行うことを特徴とするプリコーダ回路。
(付記5)
付記4記載のプリコーダ回路において、
前記オフセット部は前記複数シンボル分のオフセッタを有し、各オフセッタは前回の演算における1シンボル前の変調信号と前記固定値との位相差を前記リタイミング部の出力する各1シンボルの変調信号に対し与えることを特徴とするプリコーダ回路。
(付記6)
付記2記載のプリコーダ回路において、
前記第1セレクタ部は、第1のモードで前記直前段の並列プリコーダ部からの1シンボル前の変調信号を選択し、第2のモードで固定値を選択し、
前記第2セレクタ部は、第1のモードで最終段のオフセット部からの前回の演算における1シンボル前の変調信号を選択し、第2のモードで前記直前段のオフセット部からの前回の演算における1シンボル前の変調信号を選択する
ことを特徴とするプリコーダ回路。
QPSK方式を適用した光送信器の構成を示す図である。 図1のプリコーダの具体的構成を示す図である。 並列プリコーダ回路の構成を示す図である。 プリコーダ回路の第1実施形態の構成図である。 並列プリコーダ部の一実施形態の構成図である。 図5のプリコーダの具体的な回路構成を示す図である。 オフセット前の変調信号の値と、オフセット後の変調信号の値を示す図である。 オフセット部の一実施形態の構成図である。 図8のオフセッタの具体的な回路構成を示す図である。 プリコーダ回路の第2実施形態の構成図である。 プリコーダ回路の第3実施形態の構成図である。 プリコーダ回路の第3実施形態の構成図である。 プリコーダ回路の第3実施形態の構成図である。 プリコーダ回路の第3実施形態の構成図である。
符号の説明
11−1〜11−4 並列プリコーダ部
12−1〜15−4,17−1〜17−4 リタイミング部
16−1〜16−4 オフセット部
20−1〜20−8 プリコーダ
30−1〜30−8 オフセッタ

Claims (5)

  1. 差動位相偏移変調に用いるプリコーダ回路において、
    複数シンボル構成のデータ信号と固定値又は前段の並列プリコーダ部からの1シンボル前の変調信号とのプリコード演算を並列的かつ同時に行って変調信号を得る複数段の並列プリコーダ部と、
    前記複数の並列プリコーダ部の出力する変調信号の同期を取る複数段のリタイミング部と、
    前回の演算における1シンボル前の変調信号と前記固定値との位相差を前記複数段のリタイミング部の出力する変調信号に対し与える複数段のオフセット部と、
    を有することを特徴とするプリコーダ回路。
  2. 請求項1記載のプリコーダ回路において、
    前記複数段のうち所定段の並列プリコーダ部と前記所定段の直前段の並列プリコーダ部との間に設けられ、固定値又は前記直前段の並列プリコーダ部からの1シンボル前の変調信号を選択して前記所定段の並列プリコーダ部に供給する第1セレクタ部と、
    前記直前段のオフセット部からの前回の演算における1シンボル前の変調信号又は最終段のオフセット部からの前回の演算における1シンボル前の変調信号を選択して初段から前記直前段までのオフセット部に供給する第2セレクタ部と、
    を有することを特徴とするプリコーダ回路。
  3. 請求項1又は2記載のプリコーダ回路において、
    前記複数段の並列プリコーダ部のうち初段の並列プリコーダ部は、前記複数シンボル構成のデータ信号と固定値とのプリコード演算を行うことを特徴とするプリコーダ回路。
  4. 請求項3記載のプリコーダ回路において、
    前記並列プリコーダ部は、前記複数シンボル分のプリコーダを有し、初段のプリコーダは1シンボルのデータ信号と固定値又は前段の並列プリコーダ部からの1シンボル前の変調信号とのプリコード演算を行い、後続段のプリコーダは1シンボルのデータ信号と前段のプリコーダからの1シンボル前の変調信号とのプリコード演算を行うことを特徴とするプリコーダ回路。
  5. 請求項4記載のプリコーダ回路において、
    前記オフセット部は、前記複数シンボル分のオフセッタを有し、各オフセッタは前回の演算における1シンボル前の変調信号と前記固定値との位相差を前記リタイミング部の出力する各1シンボルの変調信号に対し与えることを特徴とするプリコーダ回路。
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