JP2010113921A - Discharge lamp - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、一般照明装置の光源、液晶表示装置の光源、バックライト装置の光源に利用される放電ランプに関する。 The present invention relates to a discharge lamp used for a light source of a general lighting device, a light source of a liquid crystal display device, and a light source of a backlight device.
従来、液晶表示装置などのバックライト装置に使用される光源は、細長いガラス管からなる発光管内に希ガスが封入され、内面に蛍光体が塗布されたものであり、発光管の外面に形成された一対の帯状の外部電極に電圧を印加して、発光管内にエキシマ放電を発生させ、紫外線で蛍光体を励起して可視光を得る外部電極型の放電ランプが知られている。 Conventionally, a light source used in a backlight device such as a liquid crystal display device is formed by enclosing a rare gas in an arc tube composed of an elongated glass tube and applying a phosphor on the inner surface, and is formed on the outer surface of the arc tube. There is known an external electrode type discharge lamp in which a voltage is applied to a pair of strip-shaped external electrodes to generate excimer discharge in an arc tube and a phosphor is excited with ultraviolet rays to obtain visible light.
図7(a)は、従来の外部電極型の放電ランプの概略図であり、図7(b)は管軸と直交する方向の断面図である。
放電ランプは、直管状の発光管1の内面に全周に渡って蛍光体層2が形成されており、発光管1の外面に管軸方向に伸びる一対の帯状の外部電極3を有している。
発光管1内には、例えば希ガスとしてキセノンが封入されており、外部電極3間に高周波高電圧を印加することにより、発光管1内に発生した放電により紫外線を発生させ、紫外線で蛍光体を励起して可視光を放射するものである。
なお、この放電ランプでは、外部電極3間に高周波高電圧を印加する際に、外部電極3と対向する2箇所の発光管1が誘電体となり、発光管内にエキシマ放電を発生さるものである。
このような技術は、特開2007−134059号公報に記載されている。
FIG. 7A is a schematic view of a conventional external electrode type discharge lamp, and FIG. 7B is a cross-sectional view in a direction perpendicular to the tube axis.
The discharge lamp has a
In the
In this discharge lamp, when a high frequency high voltage is applied between the
Such a technique is described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2007-134059.
他の放電ランプとして、細長いガラス管からなる発光管内に希ガスが封入され、発光管の外面に一方の電極となる帯状の外部電極が形成され、発光管の内面に他方の電極となる帯状の内部電極が形成され、内部電極の表面を含む発光管の内面に蛍光体が塗布され、外部電極と内部電極に高周波高電圧を印加して、発光管内にエキシマ放電を発生させ、紫外線で蛍光体を励起して可視光を得る内部外部電極型の放電ランプが知られている。 As another discharge lamp, a rare gas is enclosed in an arc tube made of an elongated glass tube, a strip-shaped external electrode serving as one electrode is formed on the outer surface of the arc tube, and a strip-shaped electrode serving as the other electrode is formed on the inner surface of the arc tube. An internal electrode is formed, a phosphor is applied to the inner surface of the arc tube including the surface of the internal electrode, a high frequency high voltage is applied to the external electrode and the internal electrode, an excimer discharge is generated in the arc tube, and the phosphor is irradiated with ultraviolet rays. There is known an internal / external electrode type discharge lamp which excites the light to obtain visible light.
図8(a)は、従来の内部外部電極型の放電ランプの断面図であり、図8(b)は管軸と直交する方向の断面図である。
放電ランプは、一端側が開口している発光管1の外面に管軸方向に伸びる帯状の外部電極3が形成されており、発光管1の内面に管軸方向に伸びる帯状の内部電極4が形成されている。
発光管1の開口には、閉塞体6嵌め込まれており、閉塞体6と発光管1はフリットガラス7によって封止されており、内部電極4の放電空間側の表面を含む発光管1の内面に蛍光体層2が形成されている。
内部電極4の端部は、発光管1の開口側で折り曲げられて、発光管1の開口端部11と閉塞体6の間を通り、外部に導出されている。
発光管1内には、例えば希ガスとしてキセノンが封入されており、外部電極3と内部電極4に高周波高電圧を印加することにより、発光管1内に発生した放電により紫外線を発生させ、紫外線で蛍光体を励起して可視光を放射するものである。
なお、この放電ランプでは、外部電極3と内部電極4に周波高電圧を印加する際に、外部電極3と対向する発光管が1箇所目の誘電体となり、内部電極4を覆う部分の蛍光体層2が2箇所目の誘電体となるものである。
このような技術は、特開2002−208379号公報に記載されている。
In the discharge lamp, a strip-shaped
A
The end of the
The
In this discharge lamp, when a high frequency voltage is applied to the
Such a technique is described in JP-A-2002-208379.
図7に示す外部電極型の放電ランプでは、それぞれの外部電極3と対向する部分の発光管1が誘電体となり、誘電体が2箇所存在し、その誘電体は発光管1を構成するガラス管であるために厚みを構造上薄くするには耐圧強度の限界があり、2箇所のガラス管からなる誘電体を介して放電を発生させる必要があり、入力電力に対する発光強度である発光効率が低くなるものであった。
In the external electrode type discharge lamp shown in FIG. 7, the
一方、図8に示す内部外部電極型の放電ランプは、1箇所目の誘電体は図6に示す外部電極型の放電ランプと同じ発光管1を構成するガラス管であるが、2箇所目の誘電体は内部電極4を覆う部分の蛍光体層2であり、この2箇所目の蛍光体層2が1箇所目の誘電体であるガラス管の厚みより非常に薄いので、発光効率を高めることができる。
On the other hand, in the internal / external electrode type discharge lamp shown in FIG. 8, the first dielectric is the glass tube constituting the
しかしながら、図7に示す内部外部電極型の放電ランプは、内部電極4を発光管1の外部に導出させなければならなく、内部電極4の端部は、発光管1の開口端部11で折り曲げられて、発光管1の開口端部11と閉塞体6の間を通り外部に導出される構造であり、内部電極4が折り曲げられた箇所から内部電極4が切れる場合があり、電極構造に問題がある放電ランプであった。
However, in the internal / external electrode type discharge lamp shown in FIG. 7, the
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであって、その目的は、発光効率が高く、確実に給電状態を保つことができる電極構造を有する放電ランプを提供することにある。 The present invention has been made to solve such problems, and an object of the present invention is to provide a discharge lamp having an electrode structure that has high luminous efficiency and can reliably maintain a power supply state. .
請求項1に記載の放電ランプは、発光管内に希ガスが封入され、当該発光管の外面に外部電極を有する放電ランプにおいて、前記外部電極と対向する前記発光管の内面に、外部電極と電気的に接続されていない内部電極が設けられており、前記内部電極は、誘電体層によって覆われており、前記内部電極と放電空間側の前記誘電体層の表面との間の誘電率が、前記外部電極と放電空間側の前記発光管の表面との間の誘電率より大きいことを特徴とする。
The discharge lamp according to
請求項2に記載の放電ランプは、請求項1に記載の放電ランプであって、特に、前記外部電極は、一対の帯状の電極であって、前記発光管の外面に管軸方向に伸びるように形成されており、前記内部電極は、一対の帯状の電極であって、前記外部電極と対向する前記発光管の内面に形成されていることを特徴とする。 A discharge lamp according to a second aspect is the discharge lamp according to the first aspect, and in particular, the external electrodes are a pair of strip-shaped electrodes, and extend in the tube axis direction on the outer surface of the arc tube. The internal electrode is a pair of strip-shaped electrodes, and is formed on the inner surface of the arc tube facing the external electrode.
請求項3に記載の放電ランプは、請求項1に記載の放電ランプであって、特に、前記外部電極は、前記発光管の両端部に形成された一対の電極であって、各外部電極は当該発光管の周方向に形成されており、前記内部電極は、一対の帯状の電極であって、前記発光管の内面に管軸方向に伸びるように形成されており、一方の内部電極の一端側が前記一方の外部電極と対向する前記発光管の内面に位置しており、他方の内部電極の一端側が前記他方の外部電極と対向する前記発光管の内面に位置していることを特徴とする。
The discharge lamp according to
本発明の放電ランプは、外部電極と対向する発光管の内面に、外部電極と電気的に接続されていない内部電極が設けられており、この内部電極は発光管に比較して薄い誘電体層によって覆われているので、誘電体層での損失が低減され、発光効率が高くなるものである。 In the discharge lamp of the present invention, an inner electrode that is not electrically connected to the outer electrode is provided on the inner surface of the arc tube facing the outer electrode, and the inner electrode has a thinner dielectric layer than the arc tube. Therefore, the loss in the dielectric layer is reduced and the light emission efficiency is increased.
さらに、内部電極は完全に発光管の内部だけに存在するものであり、発光管の外部には導出されない構造であり、内部電極への給電は、高周波高電圧の印加により誘電体である発光管を介して発光管の外部の外部電極から行われるものであり、内部電極には、外部からの応力や負荷がかからない構造であるので、電極構造として、確実に給電状態を保つことができるものである。 Further, the internal electrode is present only inside the arc tube, and is not led out of the arc tube, and the internal electrode is fed by an arc tube that is a dielectric by applying a high frequency high voltage. Since the internal electrode has a structure that is not subjected to external stress or load, the electrode structure can reliably maintain the power supply state. is there.
以下、本願発明の放電ランプを図面を用いて説明する。
図1は、本願発明の放電ランプの平面図であり、図2は、図1に示す放電ランプのA−A断面図である。
なお、図1では、実際には、後述する誘電体5は見えないものであるが、便宜上、破線で示す。
Hereinafter, the discharge lamp of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a plan view of a discharge lamp according to the present invention, and FIG. 2 is a cross-sectional view taken along line AA of the discharge lamp shown in FIG.
In FIG. 1, the dielectric 5 described later is not actually visible, but is shown by a broken line for convenience.
放電ランプの発光管1は、外径9.8mm、肉厚0.4mmの透光性のガラスよりなり、その材質としては例えばソーダ石灰ガラス、アルミノ珪酸ガラス、硼珪酸ガラス、バリウムガラスなどを挙げることができる。発光管1の外面には一対の帯状の外部電極3が、当該発光管1の管軸方向に伸びるように配置されている。これら外部電極3は、図2に示す管軸に垂直な断面図において、互いに対向するよう配置されている。
The
外部電極3は、材質としては導電性のものであれば特に制限されるものではなく、例えば、金、銀、ニッケル、カーボン、金パラジウム、銀パラジウム、白金などを好適に用いることができ、発光管1の外表面にテープ状金属を貼付したり、銀の導電性ペーストをスクリーン印刷して焼成したりすることにより、実現している。
この外部電極3は、例えば幅が0.8mmであり、長さ1150mmである。
The
The
外部電極3と対向する発光管1の内面には、外部電極3と電気的に接続されていない内部電極4が設けられている。
発光管1は両端が封止されたものであり、内部電極4は完全に発光管1の外部から隔離された状態になっている。
そして、内部電極4は、一対の帯状の電極であって、外部電極3と対向する発光管1の内面に形成されている。
内部電極4は幅が0.5mm、長さが1150mmであり、長さ方向の全域で外部電極3と対向しており、その材質は外部電極3と同様である。
An
The
The
The
内部電極4は、発光管1内の放電空間に露出しないように、ガラスペーストを焼成してなる誘電体層5によって覆われている。ここで使用されるガラスペーストの材質は、酸化ビスマス−酸化ホウ素を主成分とするものや、酸化亜鉛−酸化ホウ素を主成分とするものなどで、発光管のガラス材質より比誘電率の高いものを使用することが好ましい。
The
誘電体層5の表面を含む発光管1の内面には、全周に亘って蛍光体層2が形成されている。蛍光体は、赤色蛍光体がユーロピウム付活酸化イットリウム蛍光体(Y2O3:Eu)または(Y,Gd)BO3:Eu、緑色蛍光体がセリウム・テルビウム付活リン酸ランタン蛍光体(LaPO4:Ce,Tb)、青色の蛍光体がユーロピウム付活アルミン酸バリウム・マグネシウム蛍光体(BaMgAl10O17:Eu)である。
On the inner surface of the
発光管1の内部の放電空間には、希ガスであるキセノンガスが160Torr封入されている。
The discharge space inside the
なお、内部電極4を覆うように誘電体層5が形成されているが、いずれか一方の内部電極4を覆う誘電体層5を省き、蛍光体層2が直接内部電極4を覆う構造であってもよい。
この場合、蛍光体層2が誘電体層になる。
Although the
In this case, the
この放電ランプでは、外部電極3に不図示の点灯電源より高周波電圧が印加されると、発光管1内で波長172nmの紫外線が発生し、この紫外線が蛍光体層2における蛍光体を照射して励起し、可視光が放射される。
In this discharge lamp, when a high frequency voltage is applied to the
次に、図1に示す本願発明の放電ランプの放電現象に関して説明する。
外部電極3と対向する発光管1の内面には、内部電極4が設けられている。この内部電極4は外部電極3と電気的に接続されていないが、外部電極3に高周波電圧が印加され、一方の外部電極3の極性がマイナス側になると、この一方の外部電極3に対向する内部電極4の極性もマイナス側になり、内部電極4を覆う誘電体層5の表面に電荷が溜まる。この放電ランプでは、蛍光体層2を有しているので、実際には、誘電体層5を覆う放電空間側の蛍光体層2の表面に電荷が溜まる。
そして、この一方の外部電極3の極性が切り替わって、プラス側になったときに、内部電極4を覆う誘電体層5の表面に溜まった電荷が放出される。この放電ランプでは、蛍光体層2を有しているので、実際には、誘電体層5を覆う放電空間側の蛍光体層2の表面に溜まった電荷が放出される。
この放出された電荷により、発光管1内にエキシマ放電が発生し、紫外線が発生するものである。
Next, the discharge phenomenon of the discharge lamp of the present invention shown in FIG. 1 will be described.
An
Then, when the polarity of the one
This discharged electric charge causes excimer discharge in the
このような放電では、電荷を放出する面である誘電体層5を覆う放電空間側の蛍光体層2の表面と内部電極4の間の誘電率が、内部電極4が存在しない場合の外部電極3と放電空間側の発光管1の内面との間の誘電率より大きくなるため、電荷を放出する面である誘電体層5を覆う蛍光体層2の表面に、電荷をより発生させ易くなる。
これは、本実施例では、誘電体層5と蛍光体層2からなる誘電体での電荷を発生させる時のエネルギーの損失が、内部電極4が存在しない場合の発光管1からなる誘電体での電荷を発生させる時のエネルギーの損失より低減でき、結果的に、本願発明では、発光効率が高くなる。
In such a discharge, the dielectric constant between the surface of the
In this embodiment, the loss of energy when the electric charge is generated in the dielectric composed of the
また、図1に示す本発明の放電ランプは、内部電極4は完全に発光管1の内部だけに存在するものであり、発光管1の外部には導出されない構造であり、内部電極4への給電は発光管1を介して発光管1の外部の外部電極3から行われるものであり、内部電極4には、外部からの応力や負荷がかからない構造であるので、電極構造として、確実に給電状態を保つことができるものである。
Further, the discharge lamp of the present invention shown in FIG. 1 has a structure in which the
図3は、本願発明の他の実施形態の放電ランプの平面図であり、図4は図3に示す放電ランプのA−A断面図、図5は図3に示す放電ランプのB−B断面図、図6は図3に示す放電ランプのC−C断面図である。
なお、図3では、実際には、後述する内部電極4(4a,4b)と誘電体5は見えないものであるが、便宜上、破線で示す。
この放電ランプは、発光管の両端部に一対の外部電極3(3a、3b)が形成されており、それぞれの外部電極3a、3bは発光管の管軸方向に20mmの幅であって、発光管1の周方向の全周に形成されている。
3 is a plan view of a discharge lamp according to another embodiment of the present invention, FIG. 4 is a cross-sectional view taken along the line AA of the discharge lamp shown in FIG. 3, and FIG. 5 is a cross-sectional view taken along the line BB of the discharge lamp shown in FIG. 6 and 6 are CC cross-sectional views of the discharge lamp shown in FIG.
In FIG. 3, the internal electrodes 4 (4a, 4b) and the dielectric 5 which will be described later are actually not visible, but are shown by broken lines for convenience.
In this discharge lamp, a pair of external electrodes 3 (3a, 3b) are formed at both ends of the arc tube, and each
内部電極4(4a、4b)は、幅が0.5mm、長さが1100mmの一対の帯状の電極であって、発光管1の内面に管軸方向に伸びるように形成されている。
そして、一方の内部電極4aの一端側4a1が一方の外部電極3aと対向する発光管1の内面であって発光管1の周方向の全周に位置しており、この内部電極4aの他端側は他方の外部電極3bと対向する発光管1の内面までは伸びていない。
他方の内部電極4bの一端側4b1が他方の外部電極3bと対向する発光管1の内面であって発光管1の周方向の全周に位置しており、この内部電極4bの他端側は他方の外部電極3aと対向する発光管1の内面までは伸びていない。
The internal electrodes 4 (4a, 4b) are a pair of strip-shaped electrodes having a width of 0.5 mm and a length of 1100 mm, and are formed on the inner surface of the
One end side 4a1 of one
One end side 4b1 of the other
内部電極4は、発光管1内の放電空間に露出しないように、ガラスペーストを焼成してなる誘電体層5によって覆われている。
そして、誘電体層5の表面を含む発光管1の内面には、蛍光体層2が形成されている。
The
A
なお、内部電極4を覆うように誘電体層5が形成されているが、いずれか一方の誘電体層5を省き、蛍光体層2が直接内部電極4を覆う構造であってもよく、この場合、蛍光体層2が誘電体層を兼ねるものである。
この場合、蛍光体層2が誘電体層になる。
Although the
In this case, the
この放電ランプでは、発光管1の形状や材質、外部電極3の材質、内部電極4の材質、蛍光体層2の材質、発光管1内に封入される希ガスと圧力は、図1に示す放電ランプのそれぞれと同じである。
In this discharge lamp, the shape and material of the
この放電ランプでは、外部電極3に不図示の点灯電源より高周波高電圧が印加されると、発光管1内で波長172nmの紫外線が発生し、この紫外線が蛍光体層2における蛍光体を照射して励起し、可視光が放射される。
In this discharge lamp, when a high frequency high voltage is applied to the
次に、図3に示す本願発明の放電ランプの放電現象に関して説明する。
外部電極3と対向する発光管1の内面には、内部電極4が設けられている。この内部電極4は外部電極3と電気的に接続されておらず、一方の内部電極4aの一端側4a1のみが一方の外部電極3aと対向する発光管1の内面に位置しており、他方の内部電極4bの一端側4b1のみが他方の外部電極3bと対向する発光管1の内面に位置しており、それぞれの内部電極4a,4bは、一端側4a1,4b1以外の部分は、外部電極3と対向していない状態になっている。
そして、外部電極3に高周波高電圧が印加され、一方の外部電極3aの極性がマイナス側になると、この一方の外部電極3aに対向する内部電極4aの一端側4a1の極性もマイナス側になり、内部電極4a全体もマイナス側になる。そして、内部電極4aを覆う誘電体層5の表面に電荷が溜まる。この放電ランプでは、蛍光体層2を有しているので、実際には、誘電体層5を覆う放電空間側の蛍光体層2の表面に電荷が溜まる。
そして、この一方の外部電極3aの極性が切り替わって、プラス側になったときに、内部電極4aを覆う誘電体層5の全域の表面に溜まった電荷が放出される。この放電ランプでは、蛍光体層2を有しているので、実際には、誘電体層5を覆う放電空間側の蛍光体層2の全域の表面に溜まった電荷が放出される。
この放出された電荷により、発光管1内にエキシマ放電が発生し、紫外線が発生するものである。
Next, the discharge phenomenon of the discharge lamp of the present invention shown in FIG. 3 will be described.
An
When a high frequency high voltage is applied to the
Then, when the polarity of the one
This discharged electric charge causes excimer discharge in the
このような放電では、電荷を放出する面である誘電体層5を覆う放電空間側の蛍光体層2の表面と内部電極4の間の誘電率が、内部電極4が存在しない場合の外部電極3と放電空間側の発光管1の内面との間の誘電率より大きくなるため、電荷を放出する面である誘電体層5を覆う蛍光体層2の表面に、電荷をより発生させ易くなる。
これは、本実施例では、誘電体層5と蛍光体層2からなる誘電体での電荷を発生させる時のエネルギーの損失が、内部電極4が存在しない場合の発光管1からなる誘電体での電荷を発生させる時のエネルギーの損失より低減でき、結果的に、本願発明では、発光効率が高くなる。
In such a discharge, the dielectric constant between the surface of the
In this embodiment, the loss of energy when the electric charge is generated in the dielectric composed of the
また、図3に示す本発明の放電ランプは、内部電極4は完全に発光管1の内部だけに存在するものであり、発光管1の外部には導出されない構造であり、内部電極4への給電は発光管1を介して発光管1の外部の外部電極3から行われるものであり、内部電極4には、外部からの応力や負荷がかからない構造であるので、電極構造として、確実に給電状態を保つことができるものである。
Further, the discharge lamp of the present invention shown in FIG. 3 has a structure in which the
次に、入力電力に対する発光強度である発光効率を調べる実験を行った。
この実験に用いた本願発明の放電ランプは、図1、図3に示す構造の放電ランプであり、比較ランプとして、図8に示す構造の放電ランプを用いて実験した。
なお、比較ランプは、閉塞体を除く発光管形状材質、外部電極の材質、内部電極の材質、蛍光体の材質形状、封入ガスの種類と圧力は、図1に示す本願発明の放電ランプと同じであり、違いは、一方の電極を外部電極、他方の電極を内部電極としたものであり、それぞれの外部電極の幅と長さは、図1に示す本願発明の放電ランプの外部電極の幅と長さと同じである。
この実験では、それぞれのランプにおいて、入力電力を25Wと一定とした場合の結果である。
結果を下記の表1に示す。
表1に示す発光効率は、比較ランプの発光効率を100とした場合の相対値で示すものである。
Next, an experiment was conducted to examine the light emission efficiency, which is the light emission intensity with respect to the input power.
The discharge lamp of the present invention used in this experiment is a discharge lamp having the structure shown in FIGS. 1 and 3. The discharge lamp having the structure shown in FIG. 8 was used as a comparative lamp.
The comparison lamp is the same as the discharge lamp of the present invention shown in FIG. 1 in terms of the arc tube shape material excluding the blocking body, the external electrode material, the internal electrode material, the phosphor material shape, the type and pressure of the enclosed gas. The difference is that one electrode is an external electrode and the other electrode is an internal electrode. The width and length of each external electrode are the width of the external electrode of the discharge lamp of the present invention shown in FIG. And the length is the same.
This experiment is a result when the input power is constant at 25 W in each lamp.
The results are shown in Table 1 below.
The luminous efficiency shown in Table 1 is a relative value when the luminous efficiency of the comparative lamp is 100.
上記、表1の結果らもわかるように、本願発明の放電ランプは、比較ランプと比べ、発光効率が1%以上向上していることがわかる。
また、本願発明のランプは、図8に示す比較ランプのように、閉塞体を有しないため、発光管の気密性を確実に保つことができるものである。
As can be seen from the results in Table 1, it can be seen that the discharge lamp of the present invention has an improvement in luminous efficiency of 1% or more compared to the comparative lamp.
Further, unlike the comparative lamp shown in FIG. 8, the lamp of the present invention does not have a closing body, so that the airtightness of the arc tube can be reliably maintained.
1 発光管
2 蛍光体層
3 外部電極
4 内部電極
5 誘電体
1
Claims (3)
前記外部電極と対向する前記発光管の内面に、外部電極と電気的に接続されていない内部電極が設けられており、
前記内部電極は、誘電体層によって覆われており、
前記内部電極と放電空間側の前記誘電体層の表面との間の誘電率が、前記外部電極と放電空間側の前記発光管の表面との間の誘電率より大きいことを特徴とする放電ランプ。 In a discharge lamp in which a rare gas is enclosed in the discharge space in the arc tube and has an external electrode on the outer surface of the arc tube,
An inner electrode that is not electrically connected to the outer electrode is provided on the inner surface of the arc tube facing the outer electrode,
The internal electrode is covered by a dielectric layer;
A discharge lamp characterized in that a dielectric constant between the internal electrode and the surface of the dielectric layer on the discharge space side is larger than a dielectric constant between the external electrode and the surface of the arc tube on the discharge space side. .
前記内部電極は、一対の帯状の電極であって、前記外部電極と対向する前記発光管の内面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の放電ランプ。 The external electrodes are a pair of strip electrodes, and are formed on the outer surface of the arc tube so as to extend in the tube axis direction,
2. The discharge lamp according to claim 1, wherein the internal electrodes are a pair of strip-shaped electrodes, and are formed on an inner surface of the arc tube facing the external electrodes.
前記内部電極は、一対の帯状の電極であって、前記発光管の内面に管軸方向に伸びるように形成されており、
一方の内部電極の一端側が前記一方の外部電極と対向する前記発光管の内面に位置しており、他方の内部電極の一端側が前記他方の外部電極と対向する前記発光管の内面に位置していることを特徴とする請求項1に記載の放電ランプ。 The external electrodes are a pair of electrodes formed at both ends of the arc tube, and each external electrode is formed in the circumferential direction of the arc tube,
The internal electrodes are a pair of strip-shaped electrodes, and are formed on the inner surface of the arc tube so as to extend in the tube axis direction,
One end of one internal electrode is located on the inner surface of the arc tube facing the one external electrode, and one end of the other internal electrode is located on the inner surface of the arc tube facing the other external electrode The discharge lamp according to claim 1, wherein:
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2008
- 2008-11-06 JP JP2008284957A patent/JP2010113921A/en active Pending
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