JP2010110629A - 外科用アクセスデバイス - Google Patents

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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/34Trocars; Puncturing needles
    • A61B17/3462Trocars; Puncturing needles with means for changing the diameter or the orientation of the entrance port of the cannula, e.g. for use with different-sized instruments, reduction ports, adapter seals

Abstract

【課題】患者の組織に形成される組織路内に取り外し可能なように配置可能な改良された外科用アクセスデバイスを提供すること。
【解決手段】外科用手順の間に使用するための外科用アクセスデバイスであって、ハウジングと、ハウジングから遠位に延びており、かつ、組織内の配置のために寸法が決められたアクセス部材であって、アクセス部材は、長手方向軸と長手方向開口部とを画定し、近位端および遠位端を有する、アクセス部材と、ハウジング内に少なくとも部分的に配置され、かつ、外科用物体の受容のための通路を有するバルブとを備え、バルブは、近位カラーセグメントと、近位カラーセグメントから連続的に延びている遠位テーパセグメントと、近位カラーセグメントと遠位テーパセグメントとによって画定される接合部における流体抵抗性シェルフとを含む、外科用アクセスデバイス。
【選択図】図1

Description

(関連技術の引用)
本出願は、米国仮出願第61/111,842号(2008年11月6日出願)の優先権の利益を主張するものであり、該米国仮出願の全体の内容は、本明細書中に参照により援用される。
(技術分野)
本開示は、患者の組織に形成される組織路(tissue tract)内に取り外し可能なように配置可能な外科用アクセスデバイスに関する。より具体的には、本開示は、流体の連通を実質的に制限しながらも、外科用物体(surgical object)および/または外科用フィラメントの挿入に適応可能なように構成されるバルブアセンブリを含む外科用アクセスデバイスに関する。
(関連技術の背景)
多くの外科用手順は、アクセスデバイス(例えば、トロカール、カニューレアセンブリ)を介して実行される。これらのデバイスは、皮膚を通して患者の身体に挿入される細いチューブまたはカニューレを組み込んでおり、これらを介して、1つ以上の外科用物体が外科的作業部位に導入され得る。一般に、そのような手順は、その手順が関節の検査/処置に関するものでない場合には、「内視鏡的(endoscopic)」と称され、関節の検査/処置に関するものである場合には、「関節鏡的(anthroscopic)」と称され、患者の腹腔の検査/処置に関するものである場合には、「腹腔鏡的(laparoscopic)」と称される。
しばしば、これらの手順の間に、外科用フィラメントが、例えば半月板の修復の場合には、皮膚、内蔵、血管等における開口の修復のために用いられ、例えば靭帯または腱を骨に再び取り付ける場合には、様々な組織を互いに接合するために用いられる。加えて、手順の対象となる組織の可視度を増加させたり、手順の対象となる組織へのアクセスを良くしたりするために、しばしば、流体(注入ガスまたは食塩水)が、外科的作業部位に導入される。したがって、そのような流体が逃げることを抑えるために、および、外科的作業部位の一体性を保つために、実質的に流体密な(fluid−tight)シールを構築および維持することが望ましい。このために、外科用アクセスデバイスは、概して、外科用物体および/または外科用フィラメントが挿入されるシールを組み込んでいる。
当該技術分野においては、多種多様なシールが公知であるが、流体の漏出を実質的に制限しながらも、様々な異なるサイズの外科用物体および/または外科用フィラメントに適応し得るシールに対する継続的な需要が存在する。
したがって、本開示は、外科用手順の間の使用のための外科用アクセスデバイスに関する。外科用アクセスデバイスは、ハウジングと、ハウジングから遠位に延びており、かつ、長手方向開口部を画定し、かつ、近位端と遠位端とを有するアクセス部材と、ハウジング内に少なくとも部分的に配置され、かつ、外科用物体の受容のための通路を有するバルブとを含み、該バルブは、近位カラーセグメントと、近位カラーセグメントから連続的に延びている遠位テーパセグメントと、該近位カラーセグメントと該遠位テーパセグメントとによって画定される関節において概して画定される流体抵抗性シェルフとを含む。少なくとも流体抵抗性シェルフと遠位テーパセグメントとは、バルブのまわりの作業部位からの流体の漏出を実質的に最小化するように協働する。
バルブは、通路が外科用物体の不在時に実質的に閉じるように寸法が決められ得る。バルブの遠位テーパセグメントは、実質的に切頭円錐の形状を画定し得る。バルブは、少なくとも1つの内側スリットを含み得、該少なくとも1つの内側スリットは、通路を画定し得る。バルブは、複数の交差スリットを含み得、該複数の交差スリットは、通路を画定し得る。
バルブの近位カラーセグメントは、内側壁を画定する窪み部を含み得る。内側壁は、外科用物体をバルブの通路に向けて導入することを補助するために、近位から遠位へと半径方向内側に向けてテーパ付けされている。バルブは、中実の部材であり得る。
器具シールがハウジングに搭載され得る。器具シールは、実質的にシールされた関係での外科用物体の受容のためのシール開口部を画定する。器具シールとバルブとのうちの少なくとも1つは、器具シールとバルブとの相対的位置を維持するための構成および寸法の構造を含む。バルブは、器具シール上に形成された対応するリッジに係合するための構成および寸法の窪みを含み得る。バルブは、器具シールが少なくとも部分的にバルブ内に配置可能なように器具シールを収容するための構成および寸法のリップを含み得る。
外科用手順もまた開示される。外科用手順は、以下のステップを含む:
外科用アクセスデバイスによって作業部位にアクセスするステップであって、外科用アクセスデバイスは、長手方向開口部を画定し、かつ、近位端と遠位端とを有するアクセス部材と、バルブであって、近位カラーセグメントと、近位カラーセグメントから連続的に延びている遠位テーパセグメントと、近位カラーセグメントと遠位テーパセグメントとによって画定される関節において画定される流体抵抗性シェルフとを含むバルブとを含む、ステップと、
作業部位に流体を導入するステップと、
流体抵抗性シェルフおよび遠位テーパセグメントと流体との係合を介することによる、バルブのまわりの作業部位からの流体の漏出を実質的に最小化するステップと、
外科的タスクを実行するために、バルブを介して、および、アクセス部材の長手方向開口部を介して、外科用物体を導入するステップと、を含む。
本明細書中に開示された外科用アクセスデバイスおよびバルブアセンブリのこれらおよびその他の特徴は、当業者には、以下に続く本開示の様々な実施形態の詳細な説明から、より容易に理解できるであろう。
本発明は、さらに以下の手段を提供する。
(項目1)
外科用手順の間に使用するための外科用アクセスデバイスであって、
ハウジングと、
該ハウジングから遠位に延びており、かつ、組織内の配置のために寸法が決められたアクセス部材であって、該アクセス部材は、長手方向軸と長手方向開口部とを画定し、近位端および遠位端を有する、アクセス部材と、
該ハウジング内に少なくとも部分的に配置され、かつ、外科用物体の受容のための通路を有するバルブと
を備え、該バルブは、
近位カラーセグメントと、
該近位カラーセグメントから連続的に延びている遠位テーパセグメントと、
該近位カラーセグメントと該遠位テーパセグメントとによって画定される接合部における流体抵抗性シェルフと
を含み、
少なくとも流体抵抗性シェルフと該遠位テーパセグメントとは、該バルブのまわりの作業部位からの流体の退出を実質的に最小化するように協働する、外科用アクセスデバイス。
(項目2)
上記バルブは、上記通路が上記外科用物体の不在時に実質的に閉じるように寸法が決められている、上記項目に記載の外科用アクセスデバイス。
(項目3)
上記バルブの上記遠位テーパセグメントは、実質的に切頭円錐の形状を画定する、上記項目のいずれか一項に記載の外科用アクセスデバイス。
(項目4)
上記バルブは、少なくとも1つの内側スリットを含み、該少なくとも1つの内側スリットは、上記通路を画定する、上記項目のいずれか一項に記載の外科用アクセスデバイス。
(項目5)
上記バルブは、複数の交差スリットを含み、該複数の交差スリットは、上記通路を画定する、上記項目のいずれか一項に記載の外科用アクセスデバイス。
(項目6)
上記バルブの上記近位カラーセグメントは、内側壁を画定する窪み部を含み、該内側壁は、上記外科用物体を該バルブの上記通路に向けて導入することを補助するために、近位から遠位へと半径方向内側に向けてテーパ付けされている、上記項目のいずれか一項に記載の外科用アクセスデバイス。
(項目7)
上記バルブは、中実の部材である、上記項目のいずれか一項に記載の外科用アクセスデバイス。
(項目8)
上記ハウジングに搭載された器具シールを含み、該器具シールは、実質的にシールされた関係での上記外科用物体の受容のためのシール開口部を画定する、上記項目のいずれか一項に記載の外科用アクセスデバイス。
(項目9)
上記器具シールと上記バルブとのうちの少なくとも1つは、該器具シールと該バルブとの相対的位置を維持するための構成および寸法の構造を含む、上記項目のいずれか一項に記載の外科用アクセスデバイス。
(項目10)
上記バルブは、上記器具シール上に形成された対応するリッジに係合するための構成および寸法の窪みを含む、上記項目のいずれか一項に記載の外科用アクセスデバイス。
(項目11)
上記バルブは、上記器具シールが少なくとも部分的に該バルブ内に配置可能なように該器具シールを収容するための構成および寸法のリップを含む、上記項目のいずれか一項に記載の外科用アクセスデバイス。
(項目12)
外科用手順を実行するためのシステムであって、
作業部位にアクセスするように構成された外科用アクセスデバイスと、
該作業部位に流体を導入するための手段と
を備え、
該外科用アクセスデバイスは、
長手方向開口部を画定し、かつ、近位端と遠位端とを有するアクセス部材と、
バルブであって、近位カラーセグメントと、該近位カラーセグメントから連続的に延びている遠位テーパセグメントと、該近位カラーセグメントと該遠位テーパセグメントとによって画定される接合部における流体抵抗性シェルフとを含むバルブと
を含み、
該流体抵抗性シェルフおよび該遠位テーパセグメントと流体との係合は、該バルブのまわりの作業部位からの流体の退出を実質的に最小化し、
該バルブと該アクセス部材の該長手方向開口部とは、外科的タスクを実行するための外科用物体を受容するように構成される、システム。
(項目13)
上記バルブの上記近位カラーセグメントは、近位から遠位へと半径方向内側に向けてテーパ付けされている内側壁を画定する窪み部を含む、上記項目に記載のシステム。
(項目14)
上記アクセスデバイスは、上記ハウジングに搭載された物体シールをさらに含み、上記外科用物体のまわりで該物体シールによる実質的にシールされた関係が確立される、上記項目のいずれか一項に記載のシステム。
(項目12A)
外科用手順であって、
外科用アクセスデバイスによって作業部位にアクセスするステップであって、
該外科用アクセスデバイスは、
長手方向開口部を画定し、かつ、近位端と遠位端とを有するアクセス部材と、
バルブであって、近位カラーセグメントと、該近位カラーセグメントから連続的に延びている遠位テーパセグメントと、該近位カラーセグメントと該遠位テーパセグメントとによって画定される接合部における流体抵抗性シェルフとを含むバルブと
を含む、ステップと、
該作業部位に流体を導入するステップと、
該流体抵抗性シェルフおよび該遠位テーパセグメントと流体との係合を介することによる、作業部位から、および、該バルブのまわりの流体の漏出を実質的に最小化するステップと、
外科的タスクを実行するために、該バルブを介して、および、該アクセス部材の該長手方向開口部を介して、外科用物体を導入するステップと
を含む、外科用手順。
(項目13A)
前記バルブの前記近位カラーセグメントは、近位から遠位へと半径方向内側に向けてテーパ付けされている内側壁を画定する窪み部を含み、
前記アクセスするステップは、前記外科用物体を該バルブの前記通路に向けて導入することを含む、上記項目に記載の外科用手順。
(項目14A)
前記アクセスデバイスは、前記ハウジングに搭載された物体シールをさらに含み、
前記導入するステップは、前記物体のまわりでの該物体シールによる実質的にシールされた関係を確立させることを含む、上記項目のいずれか一項に記載の外科用手順。
(摘要)
本開示は、外科用手順の間に使用するための外科用アクセスデバイスに関し、該外科用アクセスデバイスは、ハウジングと、ハウジングから遠位に延びるアクセス部材と、ハウジング内に少なくとも部分的に配置されるバルブとを含む。アクセス部材は、組織内の配置のために寸法が決められ、長手方向軸および長手方向開口部を画定し、近位端と遠位端とを有する。バルブは、外科用物体の受容のための通路を有し、近位カラーセグメントと、近位カラーセグメントから連続的に延びている遠位テーパセグメントと、流体抵抗性シェルフとを含む。流体抵抗性シェルフは、概して、近位カラーセグメントと遠位テーパセグメントとの連結部において画定される。流体抵抗性シェルフと遠位テーパセグメントとは、バルブのまわりの作業部位からの流体の退出(egress)を実質的に最小化するように協働する。
図1は、本開示の原理にしたがうバルブを含むバルブアセンブリの一実施形態を組み込む外科用アクセスアセンブリの側部の概略図である。 図2は、外科用アクセスデバイスから取り外され、かつ、外科用物体の挿入の前の図1に見られるバルブの斜視図である。 図3は、図2に示されているバルブの代替的実施形態の側部の斜視図である。 図4は、図1および2に示されているバルブの上面図である。 図5は、図1、2および4に示されているバルブの底面図である。 図6は、外科用物体が挿入された、図1、2、4および5に示されている、バルブの側部の斜視図である。 図7は、外科用物体の挿入の前に示されている、図2に示されているバルブの代替的実施形態の側部の斜視図である。 図8は、図1に見られるバルブアセンブリの別の実施形態の側部の斜視図であり、器具シールを含んでおり、該器具シールは、外科用物体の挿入の前に、図7に示されているバルブの近位に配置可能であり、該バルブからは離間して示されている。 図9は、図8に見られる器具シールの代替的実施形態の底面図である。 図10は、図8に見られる器具シールの別の実施形態の底面図である。 図11は、パーツが分離された、図8に示されているバルブアセンブリの別の実施形態の側部の斜視図であり、該バルブは、器具シールを少なくとも部分的に収容するような構成および寸法のリップを含み、外科用物体の挿入前が示されている。 図12は、図11に示されているバルブアセンブリの側部の斜視図であり、バルブが器具シールと共に組み立てられた状態を示している。 図13は、図8に示されているバルブアセンブリの側部の斜視図であり、バルブと器具シールとが互いに離間され、外科用物体が挿入されている状態を示している。
本開示の様々な実施形態は、図面を参照しながら以下に記載される。
同様の参照文字が同様の要素または同一の要素を識別する、図面において、そして以下の説明において、用語「近位(の)」は、使用時に医療従事者(practitioner)に近くにある開示される外科用アクセスデバイスの端部またはその任意の構成要素をいうものと理解されるべきであり、一方で用語「遠位(の)」は、使用時に医療従事者から遠くにある端部をいうものと理解されるべきである。さらに、用語「外科用物体」は、外科用手順の進行中に使用され得る任意の外科用物体または外科用器具(栓塞子、外科用ステープリングデバイスなどを含むがこれらに限定されない)をいうものと理解されるべきであり、用語「フィラメント」は、組織を結合するという意図された目的に適した任意の細長い部材(縫合糸、結紮糸および外科用テープを含むがこれらに限定されない)をいうものと理解されるべきであり、用語「組織」は、任意の体の組織(皮膚、筋膜、靭帯、腱、筋肉および骨を含むがこれらに限定されない)をいうものと理解されるべきである。
図1は、外科用アクセスデバイス1000を描いており、この外科用アクセスデバイス1000は、その近位端1004にあるハウジング1002と、ハウジング1002から遠位方向に延びるアクセス部材1006とを含む。ハウジング1002は、バルブアセンブリ(バルブアセンブリの一実施形態が、概して、参照文字100によって示され、参照されている)を収容するように構成され寸法が合わせられ、本願の意図された目的に適した任意の構造であり得る。
アクセス部材1006は、外科的作業部位「W」へのアクセスを提供するために患者の組織「T」内に形成される組織路(tissue tract)10を用いて位置決定されるように寸法が合わせられる。アクセス部材1006は、長手方向開口部1008を画定し、該長手方向開口部1008は、アクセス部材1006を通って延び、長手方向軸「A」を画定する。長手方向開口部1008は、1つ以上の外科用物体「I」および/または外科用フィラメント「F」の内側での受容のために構成され、寸法が合わせられる。アクセス部材1006は、その遠位端1012において開口部1010を画定し、外科用物体「I」および/または外科用フィラメント「F」が開口部1010を通過することを可能にする。
ここで、同様に図2〜図6を参照すると、バルブアセンブリ100が論じられる。バルブアセンブリ100は、バルブ102を含み、該バルブ102は本質的に少なくとも半弾性である任意の適切な材料から形成され得、任意の適切な製造方法(成形、キャスティング、放電加工(EDM)を含むがこれらに限定されない)を用いて製造され得る。適切な材料の例は、エラストマー材料(例えば、天然ゴム、合成ポリイソプレン、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム、ポリブタジエン、スチレン−ブタジエンゴム、ニトリルゴム、水素化ニトリルゴム、クロロプレンゴム、エチレンプロピレンゴム、エチレンプロピレンジエンゴム、エピクロロヒドリンゴム、ポリアクリル酸ゴム、シリコーンゴム、フルオロシリコーンゴム(fluorsiilicone rubber)、フルオロエラストマー、ペルフルオロエラストマー、ポリエーテルブロックアミド、クロロスルホン化ポリエチレン、エチレン−ビニルアセテート、熱可塑性エラストマー、熱可塑性加硫剤、熱可塑性ポリウレタン、熱可塑性オレフィン、レシリン(resilin)、エラスチンおよび多硫化ゴム)を含むが、これらに限定されない。このような材料からバルブ102を形成することは、バルブ102が、サイズ(例えば、外側の寸法)が変化し得る外科用物体「I」および/または外科用フィラメント「F」の挿入、操作、および取り外しに弾性的に適応することを可能にする。バルブ102は、図2〜図6において示されるように、中実であり得るか、または代替的にバルブ102が1つ以上の内部空間を含み得るかのいずれかである。
バルブ102は、近位カラーセグメント104と、近位カラーセグメント104から切れ目なく延びる遠位セグメント106と、遠位セグメント106および近位カラーセグメントの接合部において概して画定される流体抵抗性シェルフ107と、外科用物体「I」および/または外科用フィラメント「F」(図1)の受容のための通路108とを含む。通路108は、近位カラーセグメント104および遠位セグメント106を通って延び、通常は、図2に示される閉鎖状態に向けて付勢される。閉鎖状態において、通路108は、実質的に流体密な(fluid−tight)シールを提供し、結果として、外科用物体「I」の存在なしではバルブ102を通る流体の連通を防ぐ。さらに、通路108の構成は、外科用物体「I」および/または外科用フィラメント「F」がその中を通過するときに、バルブアセンブリ100を通る流体の漏出(escape)を最小にすることにおいて役立ち得る。図2に示されるバルブアセンブリ100の実施形態において複数の交差スリット110を含むように描かれているが、通路108は、バルブアセンブリ100を通る、流体(例えば、注入ガスまたは食塩水)の連通を実質的に制限する意図された目的に適した任意の態様で構成され得る。例示的な実施形態として、通路108は、単一スリットバルブ112として構成され得る(図3)。
バルブ102の遠位セグメント106は、遠位方向において内側にテーパ状になる外側壁114を含む。以下でさらに詳細に論じられるように、遠位セグメント106のテーパ状の構成と、流体抵抗性シェルフ107とは、バルブアセンブリ100と通る流体の退出、連通または漏出を実質的に最小限にし、結果として実質的に流体密なシールの確立および維持をするように協働する。図2〜図6に見られるバルブアセンブリ100の実施形態において、外側壁114は、遠位セグメント106が切頭円錐の構成を画定するように、実質的に直線状の様式で延びる。しかしながら、あるいは、外側壁114は実質的に弓形であり得る。
ここで、図1〜図2および図4〜図6を参照して、外科用アクセスデバイス1000(図1)の使用および機能が、外科用物体「I」を用いて実行される外科用手順の進行の間に論じられる。最初に、アクセス部材1006は、患者の組織「T」に形成される組織路10内に位置決定され、流体(例えば、注入ガス)は、外科用アクセスデバイス1000を通って外科的作業部位「W」に導入される。以前に論じたように、バルブ102の通路108は、閉鎖位置(図2)に向かうように付勢され、結果として、実質的に流体密なシールを確立し、外科用物体「I」の挿入の前に、バルブ102を通る任意の流体の漏出を実質的に防ぐ。
流体が外科的作業部位「W」を充填するとき、流体は、流体が外科用アクセスデバイス1000を通って漏出することを試みるので、バルブアセンブリ100上に(概して参照文字「P」で表されるように(図2))圧力を及ぼす。具体的には、圧力「P」は、遠位セグメント106の外側壁114とバルブ102の流体抵抗性シェルフ107とに作用する。外側壁114の遠位の内側へのテーパ付けは、圧力「P」の成分が、矢印1(図2)の方向に内側に方向付けられることをもたらし、結果として、バルブ102の遠位セグメント106を圧縮して、通路108によって確立される実質的に流体密なシールの維持に役立つ。
外科用作業部位「W」の注入の後に、医療従事者は、図6に見られるように外科用物体「I」を、外科用アクセスデバイス1000を通して挿入する。外科用物体「I」がバルブアセンブリ100を通って遠位方向に前進するにつれ、通路108は開放させられる。しかしながら、バルブ102を含む弾性材料によって生成された付勢は、通路108を外科用物体「I」との係合状態にさせ、その結果、バルブ102を通る流体の連通が実質的に阻まれる。さらに、遠位セグメント106の外側壁114に作用する圧力「P」は、矢印1の方向に内側に遠位セグメントを圧縮し、押し続け、外科用物体「I」との係合状態にさせて、その結果、外科用物体「I」とバルブ102との間に実質的に流体密なシールを確立し維持することに役立つ。次いで、医療従事者は、外科用アクセスデバイス1000を介して外科用物体「I」を操作して、手順の残りを行い得る。
図7は、バルブ202を含み、概して参照文字200で参照されるバルブアセンブリの代替的な実施形態である。バルブ202は、図1〜図6に関して上述したバルブ102と実質的に同一であり、したがって、ここからはバルブ102との違いに関してのみ論じられる。
バルブ202は、窪み部206を有する近位カラーセグメント204と、遠位セグメント208と、通路210とを含む。通路210は、窪み部206によって画定される凹型内部壁212に形成され、バルブ202を通って延びる。内部壁212の凹型の構成は、バルブアセンブリ200を通る外科用物体「I」の挿入を容易にする。より具体的には、バルブアセンブリ200への外科用物体「I」の導入の際に、外科用物体「I」の遠位端214は、凹型内部壁212を係合する。凹型内部壁212の輪郭は、外科用物体「I」を通路210に向けてガイドする。例えば、軸がずれた配向の(すなわち外科用物体「I」が長手方向軸「A」とある角度を形成する)バルブ202を含む、外科用アクセスデバイス1000に挿入される外科用物体「I」(図1)は、バルブ202の凹型の内部壁212との係合の際に実質的に垂直の配向にさせられる。外科用物体「I」がバルブアセンブリ200を通過するとき、壁212の凹型の構成は、外科用物体「I」とバルブ202との間の摩擦を低減し、バルブアセンブリ200を通して外科用物体「I」を前進させるために必要な力を低減し、さらに、外科用物体「I」の挿入を容易にする。さらに、外科用物体「I」とバルブ202との間の摩擦を低減することは、また、バルブ202を通る流体の「噴出(spurting)」を低減する。
図8〜図9は、流体バルブ202および器具シール302を含む、概して参照文字300によって参照されるバルブアセンブリの別の実施形態を示す。バルブアセンブリ300の代替の実施形態において、バルブ202(図7)として示されているが、バルブ102(図1〜図6)は、バルブアセンブリ300の流体バルブ構成要素として用いられ得ることが想定される。
器具シール302は、少なくとも本質的に半弾性であり、図1〜図6において示されるバルブ102に対して上述された許容可能な例である任意の適切な材料から形成され得る。このような材料から器具シール302を形成することは、器具シール302が、サイズ(例えば、外側寸法)において変化し得る外科用器具の挿入、操作および取り外しに弾性的に適応されることを可能にする。
器具シール302は、該器具シール302を通って延びるシールアパーチャ304を含む。シールアパーチャ304は、通常、図8に見られる閉鎖状態に向けて付勢され、該閉鎖状態において、シールアパーチャ304は、外科用物体「I」によって画定される外側寸法「DI」よりも実質的に小さい横断寸法「D」を画定する。したがって、器具シール302(図13)を通る外科用物体「I」の挿入の際に、シールアパーチャ304は、外科用物体「I」の外側寸法「DI」を実質的に近似するように拡大されることにより、外科用物体「I」と器具シール302との間の実質的に流体密なシールを確立し、器具シール302を通る流体(例えば、注入ガス)の連通を実質的に防ぐ。シールアパーチャ304は、バルブアセンブリ300の代替の実施形態において、実質的に管状の開口部を画定するように描かれているが、器具シール302は、外科用物体「I」を受容し、その結果、実質的に流体密なシールを器具シール302と外科用物体「I」との間に形成するという意図された目的に適した任意のバルブ部材を含み得る。例えば、シールアパーチャ304は、図9に見られるような複数の交差スリット306を含み得、図3に関して上述したように単一スリット(図示せず)を含み得る。
バルブアセンブリ300は、外科用アクセスデバイス1000(図1)のハウジング1002内に配置されるとき、器具シール302はバルブ202の近位に配置される。バルブアセンブリ300の一実施形態において、バルブ202および器具シール302の一方または両方が器具シール302の位置をバルブ202に対して維持するように適合された構造を含み得る。一例として、器具シール302は、遠位表面310上に形成されたリッジ(ridge)308(図10)を含み得、該リッジ308はバルブ202の近位表面314に形成された対応する窪み312(図8)を係合するように構成され、寸法が合わせられる。さらに、または代替として、バルブ202は、隆起したリップ316(図11)を含み得、該隆起したリップ316は、バルブ202と器具シール302とが図12に示されるように組み立てられ得る(すなわち、器具シール302がバルブ202内に少なくとも部分的に配置される)ように、器具シール302の外側寸法「D2」を実質的に近似する内側寸法「D1」を画定する。
ここで、図1、図8〜図9および図12を参照すると、バルブアセンブリ300の使用および機能は、図1に示される外科用アクセスデバイス1000と共に外科用物体「I」を用いて実行される外科用手順の間に論じられる。患者の組織「T」に形成された組織路10内でのアクセス部材1006の配置の後に、流体(例えば、注入ガス)が、外科用アクセスデバイス1000を通して外科的作業部位「W」に導入される。以前に論じたように、バルブ202および器具シール302のそれぞれの通路210および304は、図8において見られる閉鎖位置へ向けて付勢され、その結果、実質的に流体密なシールを確立し、外科用物体「I」の挿入の前にバルブアセンブリ300を通る任意の流体の漏出を実質的に防ぐ。
流体が外科的作業部位「W」を充填するとき、流体が外科用アクセスデバイス1000(図1)を通って近位方向に漏出しようとするので、流体は、バルブアセンブリ300上に圧力「P」を及ぼす。具体的には、圧力「P」は、バルブ202の遠位セグメント208の外側壁216上に作用する。外側壁216遠位のテーパ付けは、圧力「P」の成分が、矢印1の方向に内側に方向付け、結果として、バルブ202の遠位セグメント208を圧縮して、通路210によって確立される実質的に流体密なシールの維持に役立つ。
外科的作業部位「W」への注入の後に、医療従事者は、図12に見られるように、外科用アクセスデバイス1000を通して外科用物体「I」を挿入する。外科用物体「I」がバルブアセンブリ100を通して遠位方向に前進するとき、器具シール302のシールアパーチャ304は拡大され、バルブ202の通路210が開放される。しかしながら、バルブ202および器具シール302を含む材料の弾性性質は、バルブ202および器具シール302が、外科用物体「I」の挿入が維持される前に、実質的に流体密なシールが確立されるように、外科用物体「I」の外側寸法「D1」を実質的に近似することを可能にする。さらに、以前に論じたように、バルブ202の遠位セグメント208の外側壁216に作用する圧力「P」は、矢印1の方向に内側に遠位セグメント208を圧縮して押し、外科用物体「I」と係合させることによって、外科用物体「I」とバルブアセンブリ300との間に形成された実質的に流体密なシールの維持をさらに確実にする。医療従事者は、次いで、外科用アクセスデバイス1000を介して外科用物体「I」を操縦して、手順の残りを行い得る。
本開示の例示的な実施形態は、添付の図面を参照して、本明細書において説明されてきたが、上記の説明、開示および図面は、限定として解釈されるべきではなく、特定の実施形態の単なる例として解釈されるべきである。それゆえ、本開示が本開示の正確な実施形態に限定されないこと、ならびに、さまざまな他の変更および修正が、本開示の範囲または精神から逸脱することなしに、当業者によって行われ得ることが理解されるべきである。例えば、上述のバルブ部材は、実質的に円形の構成で描かれてきたが、バルブ部材は任意の適切な幾何学的構成を示し得る。さらに、一実施形態に関連して示されるか、または記載される特徴が別の特徴と組み合わされ得ることと、このような修正および変形がまた本開示の範囲内に含まれることを意図されていることも意図されることとを当業者は認識する。
10 組織路
100 バルブアセンブリ
102 バルブ
104 近位カラーセグメント
106 遠位セグメント
107 流体抵抗性シェルフ
108 通路
110 交差スリット
112 スリットバルブ
114 外側壁
1000 外科用アクセスデバイス
1002 ハウジング
1004 近位端
1006 アクセス部材
1008 長手方向開口部
1010 開口部
1012 遠位端
A 長手方向軸
F 外科用フィラメント
I 外科用物体
T 患者の組織
W 外科的作業部位

Claims (14)

  1. 外科用手順の間に使用するための外科用アクセスデバイスであって、
    ハウジングと、
    該ハウジングから遠位に延びており、かつ、組織内の配置のために寸法が決められたアクセス部材であって、該アクセス部材は、長手方向軸と長手方向開口部とを画定し、近位端および遠位端を有する、アクセス部材と、
    該ハウジング内に少なくとも部分的に配置され、かつ、外科用物体の受容のための通路を有するバルブと
    を備え、該バルブは、
    近位カラーセグメントと、
    該近位カラーセグメントから連続的に延びている遠位テーパセグメントと、
    該近位カラーセグメントと該遠位テーパセグメントとによって画定される接合部における流体抵抗性シェルフと
    を含み、
    少なくとも流体抵抗性シェルフと該遠位テーパセグメントとは、該バルブのまわりの作業部位からの流体の退出を実質的に最小化するように協働する、外科用アクセスデバイス。
  2. 前記バルブは、前記通路が前記外科用物体の不在時に実質的に閉じるように寸法が決められている、請求項1に記載の外科用アクセスデバイス。
  3. 前記バルブの前記遠位テーパセグメントは、実質的に切頭円錐の形状を画定する、請求項1に記載の外科用アクセスデバイス。
  4. 前記バルブは、少なくとも1つの内側スリットを含み、該少なくとも1つの内側スリットは、前記通路を画定する、請求項1に記載の外科用アクセスデバイス。
  5. 前記バルブは、複数の交差スリットを含み、該複数の交差スリットは、前記通路を画定する、請求項4に記載の外科用アクセスデバイス。
  6. 前記バルブの前記近位カラーセグメントは、内側壁を画定する窪み部を含み、該内側壁は、前記外科用物体を該バルブの前記通路に向けて導入することを補助するために、近位から遠位へと半径方向内側に向けてテーパ付けされている、請求項1に記載の外科用アクセスデバイス。
  7. 前記バルブは、中実の部材である、請求項1に記載の外科用アクセスデバイス。
  8. 前記ハウジングに搭載された器具シールを含み、該器具シールは、実質的にシールされた関係での前記外科用物体の受容のためのシール開口部を画定する、請求項1に記載の外科用アクセスデバイス。
  9. 前記器具シールと前記バルブとのうちの少なくとも1つは、該器具シールと該バルブとの相対的位置を維持するための構成および寸法の構造を含む、請求項8に記載の外科用アクセスデバイス。
  10. 前記バルブは、前記器具シール上に形成された対応するリッジに係合するための構成および寸法の窪みを含む、請求項9に記載の外科用アクセスデバイス。
  11. 前記バルブは、前記器具シールが少なくとも部分的に該バルブ内に配置可能なように該器具シールを収容するための構成および寸法のリップを含む、請求項8に記載の外科用アクセスデバイス。
  12. 外科用手順を実行するためのシステムであって、
    作業部位にアクセスするように構成された外科用アクセスデバイスと、
    該作業部位に流体を導入するための手段と
    を備え、
    該外科用アクセスデバイスは、
    長手方向開口部を画定し、かつ、近位端と遠位端とを有するアクセス部材と、
    バルブであって、近位カラーセグメントと、該近位カラーセグメントから連続的に延びている遠位テーパセグメントと、該近位カラーセグメントと該遠位テーパセグメントとによって画定される接合部における流体抵抗性シェルフとを含むバルブと
    を含み、
    該流体抵抗性シェルフおよび該遠位テーパセグメントと流体との係合は、該バルブのまわりの作業部位からの流体の退出を実質的に最小化し、
    該バルブと該アクセス部材の該長手方向開口部とは、外科的タスクを実行するための外科用物体を受容するように構成される、システム。
  13. 前記バルブの前記近位カラーセグメントは、近位から遠位へと半径方向内側に向けてテーパ付けされている内側壁を画定する窪み部を含む、請求項12に記載のシステム。
  14. 前記アクセスデバイスは、前記ハウジングに搭載された物体シールをさらに含み、前記外科用物体のまわりで該物体シールによる実質的にシールされた関係が確立される、請求項12に記載のシステム。
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