JP2010108446A - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、および、情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法、および、情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】検知する像に応じて実行する処理を切り替える。
【解決手段】2画面表示装置200は、近傍の対象物の像を検知するセンサ内蔵液晶パネル301と、センサ内蔵液晶パネル301が検知した像の特徴量を抽出する特徴量抽出部8302と、特徴量抽出部8302によって抽出された像の特徴量に応じた処理を実行するアプリケーション実行部8101と、を備えている。これにより、2画面表示装置200は、検知する像に応じて実行する処理を切り替えることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、検知する像に応じて実行する処理を切り替えることが可能な情報処理装置、情報処理装置の制御方法、および、情報処理プログラムに関するものである。
近年、ノートブックタイプまたはラップトップタイプの携帯型PC(Personal Computer)が種々開発されている。この種の携帯型PCにおいては、その操作性の向上を図るための様々な機能が設けられている。その機能の一つに、例えばユーザの操作を取得可能なポインティングデバイスとしてタッチ式ポインティングデバイスが挙げられる。
上記タッチ式ポインティングデバイス(例えばタッチパッド)は、平面状の感知板が、当該感知板に対する指またはペン型指示器(以下、ペンとする)の接触による静電気または圧力を感知することにより、その感知板上の指等の接触位置を検知するものである。さらに、このタッチ式ポインティングデバイスに画像の表示機能を備えたタッチパネル等のサブ表示装置を搭載した携帯型PCも開発されている。このサブ表示装置を搭載した携帯型PCは、例えば特許文献1〜4に開示されている。
特許文献1には、メイン表示装置のコントローラとは異なるサブ表示装置専用のコントローラを備えた情報処理装置が開示されている。
この構成によれば、複雑なメイン表示装置のコントローラを制御することなく、メイン表示装置におけるOS(Operating System)等のメイン表示とは独立した状態で、サブ表示装置に表示を行う機能を実現している。
特許文献2には、サブ表示装置の他機能モードの選択操作(操作画面が切り替わる操作)が行われたときに、設定に応じて、サブ表示装置に表示させる切替メニュー画面をメイン表示装置に表示させたり、サウンド報知を行うことが可能な情報処理装置が開示されている。
この構成によれば、メイン表示装置に対するブラインドタッチ操作を行っているときのサブ表示装置に対する誤操作を未然に防止することができる。また、サブ表示装置に対して誤操作を行った場合でも、メイン表示装置を目視したまま(ブラインドタッチ操作のまま)で操作画面を元の状態に戻すことができる。
特許文献3には、メイン表示装置における画像全体をサブ表示装置に表示させた後の当該サブ表示装置に対する指タッチ操作に応じて、メイン表示装置におけるマウスポインタ(および当該マウスポインタに指示された主操作画面)の表示位置を設定する情報処理装置が開示されている。
この構成によれば、ポインタの位置精度を上げた状態でメイン表示装置の表示部の広い範囲に亘ってポインタを容易かつ迅速に移動(位置合わせ)操作できる機能を実現することができる。
特許文献4には、サブ表示装置に表示させたメニュー画面から機能を選択することによって、その機能に対応する画像を当該表示させる情報処理装置が開示されている。上記機能の選択が行われることにより、サブ表示装置には、例えばテンキー、電卓、時計、カレンダーが表示される。
この構成によれば、サブ表示装置において、機能の選択および選択された機能に対する操作を取得することができる。これにより、この情報処理装置では、装置を大型化することなく、多くの情報を簡単に、かつ、ポインティングデバイスとして入力することができる。
なお、特許文献4には、サブ表示装置のタッチパネルおよび左右ボタンの位置に対応するようにメイン表示装置に孔部が設けて、サブ表示装置が着脱可能とする構成についても開示されている。
しかしながら、特許文献1〜4の技術では、指およびペン以外のユーザ操作を取得することについては開示されていない。すなわち、特許文献1〜4におけるサブ表示装置は、文書等を読み取るスキャナ機能を有するものではない。
ここで、上記サブ表示装置が、指またはペンによるタッチ操作を取得するだけでなく、名刺等に記載された文字(文書)(名前、住所、電話番号、携帯電話番号、FAX番号、PCアドレス等)等を読み取るスキャナ機能を備えたものもある。また、このようなサブ表示装置が1画面表示装置として機能する場合もある。ここで、サブ表示装置(または1画面表示装置)が名刺に記載された文字を読み取るときの流れについて、図22〜図24に基づいて説明する。なお、以下では、サブ表示装置(または1画面表示装置)が名刺に記載された文字を読み取ることを、「サブ表示装置(または1画面表示装置)が名刺を読み取る」とも記載する。
図22は、メイン表示装置1210とサブ表示装置1230とからなる2画面表示装置1200において、サブ表示装置1230で名刺P1を読み取り、メイン表示装置1210がアプリケーションプログラムに従った画像を表示するときの流れを示す図である。なお、図22において、サブ表示装置1230は、名刺P1を読み取ることが可能な大きさのサブ画面1301を備えていればよい。また、サブ表示装置1230は、メイン表示装置1210と接続されているので、ポインティング機能およびスキャナ機能のみを備えた構成(表示機能を備えない構成)であってもよい。
図22(a)は、名刺P1を読み取るときの2画面表示装置1200の様子を示す図である。なお、名刺P1を読み取る前において、2画面表示装置1200のメイン表示装置1210では、メイン画面1311にアプリケーションプログラムに従った画像を表示させている一方で、サブ表示装置1230では、サブ画面1301がポインティングデバイスの機能が実行されている。
図示のように、ユーザは、2画面表示装置1200を用いて名刺P1を読み取ることを所望する場合、名刺を読み取るためのアプリケーションプログラムを起動するための所定の操作(名刺読み取りのために割り当てられた機能ボタンを選択する/押下する等の操作)を、サブ画面1301またはキーボード1920を介して行う。そして、メイン表示装置1210は、例えば「タッチパッドに名刺をのせて、[Enter]キーを押してください。」としたメッセージをメイン画面1311に表示させ、ユーザにサブ画面1301上に名刺P1を載せるように促す。
ユーザは、上記メッセージを確認すると、図22(b)に示すように、2画面表示装置1200に読み取らせる名刺P1を、当該名刺P1の表面(文字が記載されている面)がサブ画面1301に対向するように載せ、Enterキー1930を押下する。これをトリガとして、2画面表示装置1200では、サブ表示装置1230が名刺P1の読み取りを開始する。なお、図22(b)は、名刺P1を読み取る2画面表示装置1200の様子を示す図である。
次に、図22(c)に示すように、2画面表示装置1200は、サブ表示装置1230による名刺P1の読み取りが完了すると、読み取り結果と共に、登録の可否を尋ねるメッセージをメイン画面1311に表示させる。なお、図22(c)は、名刺P1の読み取りが完了したときの2画面表示装置1200の様子を示す図である。
このように、2画面表示装置1200では、ユーザが名刺を読み取るためのアプリケーションプログラムを起動させ、サブ画面1301上に名刺P1を載せた後にEnterキー1930を押下することによって、名刺P1に記載された文字を読み取ることができる。
次に、図23および図24を用いて、1画面表示装置が名刺P1を読み取る処理を行う場合について説明する。
図23は、1画面表示装置1231で名刺P1を読み取ると共に、当該1画面表示装置1231がアプリケーションプログラムに従った画像を表示するときの流れを示すものである。
また、1画面表示装置1231では、図22に示すサブ画面1301と同様、表示画面1302の大きさが名刺P1の大きさとほぼ同じなので、名刺P1を載せると表示画面1302が隠れてしまう。このため、1画面表示装置1231は、表示画面1302とは異なる位置に、名刺P1の読み取りを開始するためのStartボタン1940と、名刺P1の読み取り完了を通知するためのReadyランプ1950とを設けている。
まず、図23(a)は、名刺P1を読み取るときの1画面表示装置1231の様子を示す図である。なお、名刺P1を読み取る前においては、図22(a)と同様、1画面表示装置1231は、表示画面1302にアプリケーションプログラムに従った画像を表示させると共に、ポインティングデバイスとしての機能を実行させている。
図示のように、ユーザは、1画面表示装置1231を用いて名刺P1を読み取ることを所望する場合、名刺を読み取るためのアプリケーションプログラムを起動するための所定の操作を、表示画面1302を介して行う。そして、1画面表示装置1231は、例えば「名刺読み取り住所録 画面の上に名刺を裏向きに置いて、Startボタンを押してください。Readyランプが点灯するまで名刺を動かさないでください。」としたメッセージを表示画面1302に表示させ、ユーザに当該表示画面1302上に名刺P1を載せるように促す。
ユーザは、上記メッセージを確認すると、図23(b)に示すように、1画面表示装置1231に読み取らせる名刺P1を、当該名刺P1の表面が表示画面1302に対向するように載せる。なお、図23(b)は、読み取る名刺P1を表示画面1302上に載せたときの1画面表示装置1231の様子を示す図である。
次に、図23(c)に示すように、1画面表示装置1231は、ユーザがStartボタン1940を押下したことをトリガとして、名刺P1の読み取りを開始する。なお、図23(c)は、Startボタン1940を押下したときの1画面表示装置1231の様子を示す図である。
次に、1画面表示装置1231は、図23(d)に示すように、名刺P1の読み取りを完了すると、読み取り完了をユーザに通知するために、Readyランプ1950を点灯させる。これにより、1画面表示装置1231は、名刺P1の読み取りが完了したことを確認して、当該名刺P1を表示画面1302上から取り除くことができる。なお、図23(d)は、Readyランプ1950によって読み取り完了を通知する1画面表示装置1231の様子を示す図である。
そして、図23(e)に示すように、1画面表示装置1231は、図22(c)と同様、名刺P1の読み取りが完了すると、読み取り結果と共に、登録の可否を尋ねるメッセージを表示画面1302に表示させる。なお、図23(e)は、名刺P1の読み取りが完了し、名刺P1を表示画面1302上から取り除いたときの1画面表示装置1231の様子を示す図である。
このように、1画面表示装置1231においても、2画面表示装置1200と同様、ユーザは、名刺を読み取るためのアプリケーションプログラムを起動させ、表示画面1302上に名刺P1を載せた後に、当該名刺P1の読み取りを開始させるために、Startボタン1940を押下する。これにより、1画面表示装置1231は、名刺P1に記載された文字を読み取ることができる。
また、1画面表示装置1231は、Readyランプ1950を点灯させることによって、ユーザに名刺P1を取り除かせ、表示画面1302に表示させた画像をユーザに確認させることができる。
次に、図24は、1画面表示装置1232で名刺P1を読み取ると共に、当該1画面表示装置1232がアプリケーションプログラムに従った画像を表示するときの流れを示すものである。なお、1画面表示装置1232は、図23に示す1画面表示装置1231とは異なり、名刺P1の大きさよりも少し大きい表示画面1303を備えている。
このため、1画面表示装置1232は、表示画面1303において、名刺P1を載置する領域とは異なる領域(名刺P1を置いても隠れない領域)に、所定のメッセージおよび機能ボタン(Startボタン/読直しボタン)1960を表示させることができる。
まず、図24(a)は、名刺P1を読み取るときの1画面表示装置1232の様子を示す図である。なお、名刺P1を読み取る前においては、図23(a)と同様、1画面表示装置1232は、表示画面1303にアプリケーションプログラムに従った画像を表示させると共に、ポインティングデバイスとしての機能を実行させている。
図示のように、ユーザは、1画面表示装置1232を用いて名刺P1を読み取ることを所望する場合、名刺を読み取るためのアプリケーションプログラムを起動するための所定の操作を、表示画面1303を介して行う。そして、1画面表示装置1232は、機能ボタン(Startボタン)1960、例えば「名刺を置いたら右のボタンをクリック」および「名刺をここにおいてください。」としたメッセージ、名刺P1を載せるための載置領域を含む画像を、表示画面1303に表示させる。
ユーザは、上記画像を確認すると、図24(b)に示すように、1画面表示装置1232に読み取らせる名刺P1を、当該名刺P1の表面が表示画面1303に対向するように載せる。なお、図24(b)は、読み取る名刺P1を表示画面1303上に載せたときの1画面表示装置1232の様子を示す図である。
次に、図24(c)に示すように、1画面表示装置1232は、ユーザが表示画面1303に表示された機能ボタン(Startボタン)1960を押下したことをトリガとして、名刺P1の読み取りを開始する。なお、図24(c)は、表示画面1303に表示された機能ボタン(Startボタン)1960を押下したときの1画面表示装置1232の様子を示す図である。
次に、1画面表示装置1232は、図24(d)に示すように、名刺P1の読み取りを完了すると、読み取り完了をユーザに通知するために、例えば「早川太郎さんの名刺を読み取りました。」、「名刺を取り除いても結構です。」としたメッセージ、および、機能ボタン1960をStartボタンから読直しボタンに切り替えた画像を、表示画面1303に表示させる。なお、図24(d)は、表示画面1303に読み取り完了を通知するメッセージを表示させる1画面表示装置1232の様子を示す図である。
このように、1画面表示装置1232では、表示画面1303に、所定のメッセージおよび機能ボタン1960を表示させることができる。このため、1画面表示装置1232は、図23に示す1画面表示装置1231のようなStartボタン1940およびReadyランプ1950を、表示画面1303と異なる位置に設けなくても、1画面表示装置1231と同様の処理を行うことができる。
特開2004−5105号公報(2004年1月8日公開) 特開2004−5212号公報(2004年1月8日公開) 特開2004−234504号公報(2004年8月19日公開) 特開2000−339097号公報(2000年12月8日公開)
しかしながら、上記2画面表示装置1200および上記1画面表示装置1231、1232では、名刺P1に記載の文字を読み取るために、当該名刺P1に記載の文字を読み取るためのアプリケーションプログラムをユーザが起動させる必要がある。
また、2画面表示装置1200および1画面表示装置1231、1232では、ユーザは、上記アプリケーションプログラムを起動させ、名刺P1をサブ画面1301または表示画面1302、1303上に載せた後に、当該名刺P1を読み取るためのイベントを発生させる必要がある。このため、2画面表示装置1200および1画面表示装置1231、1232では、このイベントを発生させるための機能ボタンを設ける、または、表示させる必要がある。この機能ボタンとは、2画面表示装置1200(サブ表示装置1230)のEnterキー1930、1画面表示装置1231のStartボタン1940、および、1画面表示装置1232の機能ボタン(Startボタン)1960である。
すなわち、2画面表示装置1200および1画面表示装置1231、1232では、スキャンする像が指もしくはペンであるか、名刺P1であるかに応じて、次にどのような処理を行うのかを自動的に選択する構成とはなっていないため、その分操作手順(アプリケーションプログラムを起動するための操作、名刺P1の読み取り開始を指示するための操作等)が多くなるという問題があった。このため、2画面表示装置1200および1画面表示装置1231、1232では、名刺P1等に記載の文書等を読み取る場合には特に、ユーザに対する操作性および利便性が劣るものとなってしまう虞がある。
なお、サブ表示装置1230および1画面表示装置1232では、サブ画面1301および表示画面1303が名刺P1とほぼ同じ大きさなので、名刺P1を読み取るときに、サブ画面1301および表示画面1303が名刺P1によって隠れてしまう。このため、サブ表示装置1230および1画面表示装置1232では、名刺読み取りを開始(もしくは完了通知)するために、上記サブ画面1301および表示画面1303とは異なる位置にハードキー(Enterキー1930、Startボタン1940等)(すなわち、サブ画面1301および表示画面1303とは別の入出力デバイス)を設ける必要があった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、検知する像に応じて実行する処理を切り替えることが可能な情報処理装置、情報処理装置の制御方法、および、情報処理プログラムを提供することにある。
本発明に係る情報処理装置は、上記の問題点を解決するために、近傍の対象物の像を検知する面状部材と、上記面状部材が検知した上記像の特徴量を抽出する特徴量抽出手段と、上記特徴量抽出手段によって抽出された上記像の特徴量に応じた処理を実行する処理実行手段と、を備えたことを特徴としている。
本発明に係る情報処理装置の制御方法は、上記の問題点を解決するために、近傍の対象物の像を検知する面状部材を備えた情報処理装置の制御方法であって、上記面状部材が検知した上記像の特徴量を抽出する特徴量抽出ステップと、上記特徴量抽出ステップによって抽出された上記像の特徴量に応じた処理を実行する処理実行ステップと、を含むことを特徴としている。
上記構成によれば、処理実行手段(処理実行ステップ)は、面状部材が検知した像の特徴量に応じた処理を実行する。
これにより、情報処理装置(およびその制御方法)では、面状部材が検知した像に応じて、処理実行手段が実行する処理を切り替えることができる。すなわち、情報処理装置は、処理を実行するためのアプリケーションプログラムを起動させるために、予めユーザの入力操作を取得する必要がないので、その入力操作を取得する処理を省略することができる。
このため、情報処理装置は、ユーザの操作性および利便性を向上させることができる。
さらに、本発明に係る情報処理装置は、上記特徴量抽出手段によって抽出された上記像の特徴量に基づいて、上記対象物の種別を判定する判定手段をさらに備え、上記処理実行手段は、上記判定手段が判定した上記対象物の種別に応じた処理を実行してもよい。
上記構成によれば、処理実行手段は、判定手段が判定した対象物の種別に応じた処理を実行する。
これにより、情報処理装置は、面状部材の近傍にある対象物の種別によって処理を切り替えることができる。すなわち、情報処理装置は、対象物の種別に応じた処理を実行させるためのアプリケーションプログラムを起動させるために、予めユーザの入力操作を取得する必要がないので、その入力操作を取得する処理を省略することができる。
例えば、情報処理装置は、ユーザの指またはペンによる入力操作に応じた処理を実行しているときに、当該指またはペン以外の入力操作があった場合には、当該指またはペン以外の入力操作に応じた処理に切り替えることができる。
さらに、本発明に係る情報処理装置は、上記判定手段によって、上記対象物が1または複数の文字を含む対象物であると判定された場合、上記処理実行手段は、上記対象物の像から抽出した文字を、自装置が備える記憶部に登録する登録処理を実行してもよい。
上記構成によれば、処理実行手段は、対象物が1または複数の文字を含む対象物である場合には、当該対象物の像から抽出した文字を記憶部に登録する登録処理を実行する。
これにより、情報処理装置は、予めユーザの入力操作を取得することによって、当該登録処理を実行するためのアプリケーションプログラムを起動させる必要がないので、当該入力操作を省略して登録処理を実行することができる。
さらに、本発明に係る情報処理装置は、上記判定手段によって、上記対象物が1または複数の文字を含む対象物であると判定された場合、上記処理実行手段は、上記対象物の像から抽出した文字が、電話番号、メールアドレスまたはURL(Uniform Resource Locator)であると判定した場合、自装置が備える通話機能、メール機能またはブラウザ機能を実行してもよい。
上記構成によれば、処理実行手段は、上記対象物の像から抽出した文字に応じた機能を実行することができる。これにより、情報処理装置は、ユーザに、上記機能を起動させる、上記機能の実行中に上記文字を読み出させる等の入力操作を行わせなくても当該機能を実行することができるので、ユーザの操作性および利便性をさらに向上させることができる。
さらに、本発明に係る情報処理装置は、上記処理実行手段は、上記登録処理を実行するか否かをユーザに選択させてもよい。また、本発明に係る情報処理装置は、上記処理実行手段は、上記通話機能、メール機能またはブラウザ機能を実行するか否かをユーザに選択させてもよい。
上記構成によれば、処理実行手段は、上記処理または機能を実行させるか否かをユーザに選択させる。このため、情報処理装置は、ユーザの所望する処理を適切に実行することができる。
さらに、本発明に係る情報処理装置は、上記判定手段によって、上記対象物がURLを2次元パターンで表した記号情報を含む対象物であると判定された場合、上記処理実行手段は、上記URLに特定されている情報を取得する取得処理を実行してもよい。
上記構成によれば、処理実行手段は、URLを2次元パターンで表した記号情報を含む対象物である場合には、当該URLに特定されている情報を取得する取得処理を実行する。
これにより、情報処理装置は、予めユーザの入力操作を取得することによって、当該取得処理を実行するためのアプリケーションプログラムを起動させる必要がないので、当該入力操作を省略して取得処理を実行することができる。
さらに、本発明に係る情報処理装置は、上記処理実行手段は、上記登録処理を実行した後に所定の時間が経過すると、当該登録処理を終了させてもよい。また、本発明に係る情報処理装置は、上記取得処理を実行した後に所定の時間が経過すると、当該取得処理を終了させてもよい。
上記構成によれば、情報処理装置は、実行した上記登録処理または上記取得処理を終了させるためのユーザの入力操作を取得しなくても、確実に当該処理を終了させることができる。
なお、上記情報処理装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記情報処理装置をコンピュータにて実現させる情報処理装置の制御プログラムも、本発明の範疇に入る。
以上のように、本発明に係る情報処理装置は、近傍の対象物の像を検知する面状部材と、上記面状部材が検知した上記像の特徴量を抽出する特徴量抽出手段と、上記特徴量抽出手段によって抽出された上記像の特徴量に応じた処理を実行する処理実行手段と、を備えた構成である。
また、本発明に係る情報処理装置の制御方法は、上記面状部材が検知した上記像の特徴量を抽出する特徴量抽出ステップと、上記特徴量抽出ステップによって抽出された上記像の特徴量に応じた処理を実行する処理実行ステップと、を含む方法である。
それゆえ、情報処理装置(およびその制御方法)では、面状部材が検知した像に応じて、処理実行手段が実行する処理を切り替えることができる。すなわち、情報処理装置は、処理を実行するためのアプリケーションプログラムを起動させるために、予めユーザの入力操作を取得する必要がないので、その入力操作を取得する処理を省略することができる。
このため、情報処理装置は、ユーザの操作性および利便性を向上させることができる。
本発明の一実施形態について図1から図21に基づいて説明すると以下の通りである。
本実施形態に係る2画面表示装置(情報処理装置)200は、近傍の対象物の像を検知するセンサ内蔵液晶パネル(面状部材)301と、センサ内蔵液晶パネル301が検知した像の特徴量を抽出する特徴量抽出部(特徴量抽出手段)8302と、特徴量抽出部8302によって抽出された上記像の特徴量に応じた処理を実行するアプリケーション実行部8101と、を備えた構成である。
これにより、2画面表示装置200では、センサ内蔵液晶パネル301が検知した像に応じて、アプリケーション実行部8101が実行する処理を切り替えることができる。すなわち、2画面表示装置200は、処理を実行するためのアプリケーションプログラムを起動させるために、予めユーザの入力操作を取得する必要がないので、その入力操作を取得する処理を省略することができる。このため、2画面表示装置200は、ユーザの操作性および利便性を向上させることができる。
まず、以下で、本発明の一実施形態に係る2画面表示装置200の概要、すなわち、当該2画面表示装置200が備えるメイン表示装置210およびセンサ付きサブ表示装置230の概要について説明する。
(2画面表示装置の概要)
2画面表示装置200は、データの表示が可能な液晶パネル311を備えるメイン表示装置210と、データの表示に加え、近傍の対象物の画像検出が可能なセンサ内蔵液晶パネル301(後述する)を備えるセンサ付きサブ表示装置230とを有する装置である。
メイン表示装置210とセンサ付きサブ表示装置230とは、着脱可能な構成となっている。そして、メイン表示装置210にセンサ付きサブ表示装置230が装着されている場合、相互に有線通信可能な状態となり、互いに相手側の装置に「装置間コマンド」を送信することによって、相手側の装置を制御可能な構成となっている。装置間コマンドの詳細については後述する。
なお、メイン表示装置210およびセンサ付きサブ表示装置230は、それぞれ、自装置を制御する制御部を備えている。そのため、メイン表示装置210とセンサ付きサブ表示装置230とを分離した状態では、それぞれ単体で動作可能である。
図2を参照しながら、2画面表示装置200の具体例について説明する。図2(a)は、2画面表示装置200の具体例を示す模式図である。図示のように、本実施の形態では、2画面表示装置200として、従来のタッチパッドの代わりにセンサ付きサブ表示装置230を内部に備える、ノートPC(Personal Computer)を想定している。この場合、センサ付きサブ表示装置230以外の部分(表示部310やキーボード920を含む部分)が、メイン表示装置210に相当する。なお、図2(a)に示した状態は、メイン表示装置210の内部にセンサ付きサブ表示装置230が装着されている状態である。メイン表示装置210のタッチパッドに相当する部分は透明であり、ユーザは、内部に装着されたセンサ付きサブ表示装置230のセンサ内蔵液晶パネル301を操作できるようになっている。
図2(b)は、図2(a)に示したノートPCにおいて、センサ付きサブ表示装置230をメイン表示装置210の内部から取り出してメイン表示装置210とセンサ付きサブ表示装置230とを分離した状態を示す模式図である。上述したように、メイン表示装置210およびセンサ付きサブ表示装置230は、それぞれ単体でも動作可能であるので、この状態では、メイン表示装置210は、タッチパッド機能が無いノートPCとして動作することが可能である。また、センサ付きサブ表示装置230は、例えば、センサ内蔵液晶パネル301を備えるリモコンやPDA(Personal Digital Assistant)などとして動作することができる。
(センサ内蔵液晶パネルの概要)
上述したように、センサ付きサブ表示装置230が備えるセンサ内蔵液晶パネル301は、データの表示に加え、近傍の対象物の画像検出が可能な液晶パネルである。ここで、対象物の画像検出とは、例えば、ユーザが指やペンなどでポインティング(タッチ)した位置の検出や、印刷物等の画像の読み取り(スキャン)である。なお、表示に用いるデバイスは、液晶パネルに限定されるものではなく、有機EL(Electro Luminescence)パネルなどであってもよい。
図3を参照しながら、センサ内蔵液晶パネル301の構造について説明する。図3は、センサ内蔵液晶パネル301の断面を模式的に示す図である。なお、ここで説明するセンサ内蔵液晶パネル301は一例であり、表示面と読取面とが共用されているものであれば、任意の構造のものが利用できる。
図示のとおり、センサ内蔵液晶パネル301は、背面側に配置されるアクティブマトリクス基板51Aと、表面側に配置される対向基板51Bとを備え、これら基板の間に液晶層52を挟持した構造を有している。アクティブマトリクス基板51Aには、画素電極56、データ信号線57、光センサ回路32(図示せず)、配向膜58、偏光板59などが設けられる。対向基板51Bには、カラーフィルタ53r(赤)、53g(緑)、53b(青)、遮光膜54、対向電極55、配向膜58、偏光板59などが設けられる。また、センサ内蔵液晶パネル301の背面には、バックライト307が設けられている。
なお、光センサ回路32に含まれるフォトダイオード6は、青のカラーフィルタ53bを設けた画素電極56の近傍に設けられているが、この構成に限定されるものではない。赤のカラーフィルタ53rを設けた画素電極56の近傍に設けてもよいし、緑のカラーフィルタ53gを設けた画素電極56の近傍に設けてもよい。
次に、図4(a)および図4(b)を参照しながら、ユーザが、指やペンで、センサ内蔵液晶パネル301上をタッチした場合を例に挙げ、そのタッチした位置を検出する2種類の方法について説明する。
図4(a)は、反射像を検知することにより、ユーザがタッチした位置を検出する様子を示す模式図である。バックライト307から光63が出射されると、フォトダイオード6を含む光センサ回路32は、指などの対象物64により反射された光63を検知する。これにより、対象物64の反射像を検知することができる。このように、センサ内蔵液晶パネル301は、反射像を検知することにより、タッチした位置を検出することができる。
また、図4(b)は、影像を検知することにより、ユーザがタッチした位置を検出する様子を示す模式図である。図4(b)に示すように、フォトダイオード6を含む光センサ回路32は、対向基板51Bなどを透過した外光61を検知する。しかしながら、ペンなどの対象物62がある場合は、外光61の入射が妨げられるので、光センサ回路32が検知する光量が減る。これにより、対象物62の影像を検知することができる。このように、センサ内蔵液晶パネル301は、影像を検知することにより、タッチした位置を検出することもできる。
上述のように、フォトダイオード6は、バックライト307より出射された光の反射光(影像)を検知してもよいし、外光による影像を検知してもよい。また、上記2種類の検知方法を併用して、影像と反射像とを両方を同時に検知するようにしてもよい。
(メイン表示装置およびセンサ付きサブ表示装置の要部構成)
次に、図5を参照しながら、メイン表示装置210およびセンサ付きサブ表示装置230の要部構成について説明する。図5は、メイン表示装置210およびセンサ付きサブ表示装置230の要部構成を示すブロック図である。
(センサ付きサブ表示装置の要部構成)
まず、センサ付きサブ表示装置230の要部構成について説明する。図示のように、センサ付きサブ表示装置230は、表示/光センサ部330、表示/光センサ回路制御部630、データ処理部730、サブ側主制御部830、記憶部931、一次記憶部932、通信制御部933、有線通信部934、近距離無線通信部935、電界強度検出部936、バッテリー937、および電源切替部938を備えている。
表示/光センサ部330は、いわゆる光センサ内蔵液晶表示装置である。表示/光センサ部330は、センサ内蔵液晶パネル301、バックライト307、それらを駆動するための周辺回路309を含んで構成される。表示/光センサ部330の詳細な構成については後述する。
次に、表示/光センサ回路制御部630は、表示/光センサ部330の周辺回路309を制御するデバイスドライバとしての機能を備えるものである。表示/光センサ回路制御部630の詳細な構成については後述する。
次に、データ処理部730は、サブ側主制御部830から受信する「サブ表示装置内コマンド」に基づいて、表示/光センサ回路制御部630に指示を与えるミドルウェアとしての機能を備えるものである。データ処理部730の詳細な構成については後述する。また、サブ表示装置内コマンドの詳細についても後述する。
次に、サブ側主制御部830は、センサ付きサブ表示装置230が備える各部の動作を制御するものである。サブ側主制御部830は、記憶部931に記憶されている各種プログラムを読み出して、センサ付きサブ表示装置230の各部を制御し、センサ付きサブ表示装置230が備える各種機能を実現する。
サブ側主制御部830は、センサ内蔵液晶パネル301に表示データを表示させたり、センサ内蔵液晶パネル301にて対象物のスキャンを行なわせるために、データ処理部730に対して、サブ表示装置内コマンドおよび表示データを送信する。なお、サブ表示装置内コマンドに「データ種別」を指定した場合は、当該サブ表示装置内コマンドの応答として、全体画像データ、部分画像データ、および座標データの少なくともいずれか1つを、データ処理部730から受信する。
また、サブ側主制御部830は、メイン表示装置210からの制御を受け付ける。具体的には、メイン表示装置210のメイン側主制御部810が送信した装置間コマンドを受信し、当該受信した装置間コマンドの種類に応じて、下記(1)から(3)のいずれかに示す処理を実行する。
まず、(1)受信した装置間コマンドが、表示/光センサ部330の近傍に位置する対象物のスキャンを行なわせることを指定する「スキャンコマンド」(詳細は後述する)である場合、サブ側主制御部830は、当該受信したスキャンコマンドを、サブ表示装置内コマンドに変換するとともに、当該変換後のサブ表示装置内コマンドをデータ処理部730に送信する。なお、上記変換は、スキャンコマンドから「第0」フィールド(後述する)を取り除くことにより行なわれる。
なお、サブ側主制御部830は、上記変換後のサブ表示装置内コマンドの応答として、全体画像データ、部分画像データ、および座標データの少なくともいずれか1つをデータ処理部730から受信した場合、当該受信したデータを、メイン側主制御部810に送信する。
次に、(2)受信した装置間コマンドが、表示/光センサ部330に、写真やアイコンなどの画像データの表示を行なわせることを指定する「表示コマンド」(詳細は後述する)である場合、サブ側主制御部830は、当該表示コマンドに指定された情報に基づいて表示データを生成するとともに、当該生成した表示データをデータ処理部730に送信する。
次に、(3)受信した装置間コマンドが、所定処理を実行させることを指定する「処理コマンド」(詳細は後述する)である場合、サブ側主制御部830は、当該処理コマンドに指定された所定処理を実行する。
サブ側主制御部830が実行する上記所定処理とは、例えば、データ処理部730から得られた画像データに対する文字認識処理や画像処理、センサ付きサブ表示装置230の通信制御部933を用いた通信接続処理やファイル転送処理など、センサ付きサブ表示装置230が有する各種アプリケーションやミドルウェア等の実行処理である。
さらに、サブ側主制御部830は、メイン表示装置210に対して所定処理の実行を指示する。具体的には、処理コマンドとしての装置間コマンドを、メイン表示装置210のメイン側主制御部810に送信する。メイン側主制御部810が実行する上記所定処理とは、例えば、メイン表示装置210のOS(Operating System)の起動処理、メイン表示装置210の通信制御部913を用いた通信接続処理やファイル転送処理などの、メイン表示装置210が有する各種アプリケーションやミドルウェア等の実行処理である。
なお、表示/光センサ回路制御部630、データ処理部730、およびサブ側主制御部830は、それぞれ、CPU(Central Processing Unit)およびメモリ等で構成することができる。また、データ処理部730は、ASIC(application specific integrate circuit)などの回路で構成されていてもよい。
次に、記憶部931は、サブ側主制御部830が実行する(1)各部の制御プログラム、(2)OSプログラム、(3)アプリケーションプログラム、および、(4)これらプログラムを実行するときに読み出す各種データを記録するものである。記憶部931は、フラッシュメモリなどの不揮発性の記憶装置によって構成される。
一次記憶部932は、RAM(Random Access Memory)などの揮発性の記憶装置によって構成されるものであり、サブ側主制御部830が上述の各種プログラムを実行する過程でデータを一時的に保持するための作業領域として使用される。
次に、通信制御部933は、センサ付きサブ表示装置230が、メイン表示装置210と通信を行なうための有線通信部934、並びに、メイン表示装置210および図示しない外部装置のいずれかと通信を行なうための近距離無線通信部935を制御するものである。
すなわち、通信制御部933は、メイン表示装置210から、有線通信部934および近距離無線通信部935のいずれかを介して送信される装置間コマンドおよび各種データをサブ側主制御部830に送信する。また、通信制御部933は、サブ側主制御部830からの指示に応じて、サブ側主制御部830から送信される装置間コマンドおよび各種データを、有線通信部934および近距離無線通信部935のいずれかを介して、メイン表示装置210へ送信する。
また、通信制御部933は、近距離無線通信部935を介して、外部装置との間で各種データをやりとりする。
有線通信部934は、メイン表示装置210の有線通信部914と接続可能な構成となっている。本実施の形態では、有線通信部934と、メイン表示装置210の有線通信部914とは、USB(universal serial bus)接続されることを想定している。
そして、接続時には、有線通信部934は、通信線を用いて、メイン表示装置210の有線通信部914と相互に信号の送受信が可能であるとともに、電力線を用いて、メイン表示装置210の有線通信部914から電力の供給を受けることができる。そして、メイン表示装置210の有線通信部914から電力の供給を受けると、有線通信部934は、電源切替部938へ電力を供給する。
近距離無線通信部935は、メイン表示装置210の近距離無線通信部915との間、および、外部装置との間で形成される無線通信経路を用いて、相互に通信可能な構成となっている。本実施の形態では、上記無線通信経路に、Bluetooth(登録商標)(以下、単にBluetoothと表記する)通信を適用することを想定している。すなわち、近距離無線通信部935は、Bluetooth通信にて信号の送受信を行なうことのできる通信部である。なお、上記無線通信経路は、信号の送受信を行なえるものであればよく、IEEE802.11無線やZigBee(登録商標)等を適用してもよい。
次に、電界強度検出部936は、サブ側主制御部830からの指示に応じて、近距離無線通信部935が受信する信号の強度(RSSI(Received Signal Strength Indication):受信電界強度)を検出するものである。そして、当該検出の結果を、サブ側主制御部830に送信する。
次に、電源切替部938は、有線通信部934がメイン表示装置210の有線通信部914から電力の供給を受けている場合、センサ付きサブ表示装置230が備える各部に、メイン表示装置210から供給されている電力を供給する。一方、有線通信部934がメイン表示装置210の有線通信部914から電力の供給を受けていない場合、電源切替部938は、センサ付きサブ表示装置230が備える各部に、バッテリー937の電力を供給する。
(メイン表示装置の要部構成)
次に、メイン表示装置210の要部構成について説明する。図示のように、メイン表示装置210は、表示部310、表示回路制御部610、表示データ処理部710、メイン側主制御部810、記憶部911、一次記憶部912、通信制御部913、有線通信部914、近距離無線通信部915、有線/無線ネットワーク通信部916、電源917、操作部919、音声出力部924、および音声入力部925を備えている。
表示部310は、データを表示するためのものであって、液晶パネル311、バックライト317、それらを駆動するための周辺回路319を含んで構成される。表示回路制御部610は、周辺回路319を制御するデバイスドライバとしての機能を備えるものである。表示データ処理部710は、メイン側主制御部810から受信する表示データに基づいて、表示回路制御部610に指示を与えるミドルウェアとしての機能を備えるものである。なお、表示部310、表示回路制御部610、および表示データ処理部710は、一般的に知られている技術を用いて構成することができる。
次に、メイン側主制御部810は、メイン表示装置210が備える各部の動作を制御するものである。メイン側主制御部810は、記憶部911に記憶されている各種プログラムを読み出して、メイン表示装置210の各部を制御し、メイン表示装置210が備える各種機能を実現する。
また、メイン側主制御部810は、センサ付きサブ表示装置230のサブ側主制御部830に装置間コマンドを送信し、センサ付きサブ表示装置230に所定処理を実行させる。なお、装置間コマンドの一つであるスキャンコマンドに「データ種別」(後述する)を指定した場合は、当該コマンドの応答として、全体画像データ、部分画像データ、および座標データの少なくともいずれか1つを、サブ側主制御部830から受信する。
また、メイン側主制御部810は、センサ付きサブ表示装置230のサブ側主制御部830から装置間コマンドの一つである処理コマンドを受信し、当該受信した装置間コマンドに指定された所定処理(OSの起動処理、各種アプリケーションやミドルウェア等の実行処理)を行なう。
なお、表示回路制御部610、表示データ処理部710、およびメイン側主制御部810は、それぞれ、CPUおよびメモリ等で構成することができる。
次に、記憶部911は、メイン側主制御部810が実行する(1)各部の制御プログラム、(2)OSプログラム、(3)アプリケーションプログラム、および、(4)これらプログラムを実行するときに読み出す各種データを記録するものである。記憶部911は、フラッシュメモリなどの不揮発性の記憶装置によって構成される。
一次記憶部912は、RAMなどの揮発性の記憶装置によって構成されるものであり、メイン側主制御部810が上述の各種プログラムを実行する過程でデータを一時的に保持するための作業領域として使用される。
通信制御部913は、メイン表示装置210が、センサ付きサブ表示装置230と通信を行なうための有線通信部914、センサ付きサブ表示装置230および図示しない外部装置と通信を行なうための近距離無線通信部915、並びに、図示しない外部装置と通信を行なうための有線/無線ネットワーク通信部916を制御するものである。
すなわち、通信制御部913は、センサ付きサブ表示装置230から、有線通信部914および近距離無線通信部915のいずれかを介して送信される装置間コマンドおよび各種データをメイン側主制御部810に送信する。また、通信制御部913は、メイン側主制御部810からの指示に応じて、メイン側主制御部810から送信される装置間コマンドおよび各種データを、有線通信部914および近距離無線通信部915のいずれかを介して、センサ付きサブ表示装置230へ送信する。
また、通信制御部933は、近距離無線通信部935および有線/無線ネットワーク通信部916のいずれかを介して、外部装置との間で各種データをやりとりする。
有線通信部914は、上述したように、センサ付きサブ表示装置230の有線通信部934と接続可能な構成となっており、有線通信部914と、センサ付きサブ表示装置230の有線通信部934とは、USB接続されることを想定している。
近距離無線通信部915は、センサ付きサブ表示装置230の近距離無線通信部935との間、および、外部装置との間で形成される無線通信経路を用いて、相互に通信可能な構成となっており、上記無線通信経路には、Bluetooth通信を適用することを想定している。すなわち、近距離無線通信部915は、Bluetooth通信にて信号の送受信を行なうことのできる通信部である。
有線/無線ネットワーク通信部916は、外部の通信ネットワークと通信可能に接続される構成となっており、外部装置との間で通信を行なうものである。上記通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。
電源917は、メイン表示装置210が備える各部に電力を供給するものである。また、有線通信部914がセンサ付きサブ表示装置230の有線通信部934と接続されているときは、有線通信部914を介して、センサ付きサブ表示装置230へも電力を供給する。なお、電源のオン/オフは、ユーザが電源スイッチ922を操作することによって、切り替えることができる。
次に、操作部919は、メイン表示装置210のユーザの入力操作を受け付けるものである。操作部919は、例えば、キーボード920、スイッチ、マウス、リモコンなどの入力デバイスで構成される。そして、操作部919は、メイン表示装置210のユーザの入力操作に応じた制御信号を生成し、該生成した制御信号をメイン側主制御部810へ送信する。
なお、上記スイッチの例としては、メイン表示装置210の筐体のヒンジ部分に設けられ、筐体の開閉状態を検出するヒンジ部スイッチ921、電源のオン/オフを切り替える電源スイッチ922、予め所定の機能が割り当てられているユーザスイッチ923などのハードウェアスイッチを想定している。
その他、メイン表示装置210は、音声を出力するためのスピーカ等の音声出力部924、音声信号を入力するためのマイク等の音声入力部925を備えている。
(センサ付きサブ表示装置の詳細な構成)
次に、図6を参照しながら、センサ付きサブ表示装置230の表示/光センサ部330、表示/光センサ回路制御部630、およびデータ処理部730のより詳細な構成について説明する。図6は、表示/光センサ部330、表示/光センサ回路制御部630、およびデータ処理部730のより詳細な構成を示すブロック図である。
まず、表示/光センサ部330のより詳細な構成について説明する。図示のように、表示/光センサ部330は、センサ内蔵液晶パネル301、バックライト307、それらを駆動するための周辺回路309を含んで構成される。
センサ内蔵液晶パネル301は、マトリクス状に配置された複数の画素回路31および光センサ回路32を含んで構成される。センサ内蔵液晶パネル301の詳細な構成については後述する。
周辺回路309は、液晶パネル駆動回路304、光センサ駆動回路305、信号変換回路306、バックライト駆動回路308を含む。
液晶パネル駆動回路304は、表示/光センサ回路制御部630の液晶パネル制御部601からのタイミング制御信号(TC1)およびデータ信号(D)に従って、制御信号(G)およびデータ信号(S)を出力し、画素回路31を駆動する回路である。画素回路31の駆動方法の詳細については後述する。
光センサ駆動回路305は、表示/光センサ回路制御部630のセンサ制御部602からのタイミング制御信号(TC2)に従って、信号線(R)に電圧を印加し、光センサ回路32を駆動する回路である。光センサ回路32の駆動方法の詳細については後述する。
信号変換回路306は、光センサ回路32から出力されるセンサ出力信号(SS)をデジタル信号(DS)に変換し、該変換後の信号をセンサ制御部602に送信する回路である。
バックライト307は、複数の白色LED(Light Emitting Diode)を含んでおり、センサ内蔵液晶パネル301の背面に配置される。そして、バックライト駆動回路308から電源電圧が印加されると、バックライト307は点灯し、センサ内蔵液晶パネル301に光を照射する。なお、バックライト307は、白色LEDに限らず、他の色のLEDを含んでいてもよい。また、バックライト307は、LEDに代えて、例えば、冷陰極管(CCFL:Cold Cathode Fluorescent Lamp)を含むものであってもよい。
バックライト駆動回路308は、表示/光センサ回路制御部630のバックライト制御部603からの制御信号(BK)がハイレベルであるときは、バックライト307に電源電圧を印加し、逆に、バックライト制御部603からの制御信号がローレベルであるときは、バックライト307に電源電圧を印加しない。
次に、表示/光センサ回路制御部630について説明する。表示/光センサ回路制御部630は、液晶パネル制御部601、センサ制御部602、バックライト制御部603、および表示データ記憶部604を備えている。
液晶パネル制御部601は、データ処理部730の表示データ処理部701から表示データを受信するとともに、表示データ処理部701からの指示に従って、表示/光センサ部330の液晶パネル駆動回路304に、タイミング制御信号(TC1)およびデータ信号(D)を送信し、上記受信した表示データをセンサ内蔵液晶パネル301に表示させる。
なお、液晶パネル制御部601は、表示データ処理部701から受信した表示データを、表示データ記憶部604に一次記憶させる。そして、当該一次記憶させた表示データに基づいて、データ信号(D)を生成する。表示データ記憶部604は、例えば、VRAM(video random access memory)などである。
センサ制御部602は、データ処理部730のセンサデータ処理部703からの指示に従って、表示/光センサ部330の光センサ駆動回路305に、タイミング制御信号(TC2)を送信し、センサ内蔵液晶パネル301にてスキャンを実行させる。
また、センサ制御部602は、信号変換回路306からデジタル信号(DS)を受信する。そして、センサ内蔵液晶パネル301に含まれる全ての光センサ回路32から出力されたセンサ出力信号(SS)に対応するデジタル信号(DS)に基づいて、画像データを生成する。つまり、センサ内蔵液晶パネル301の読み取り領域全体で読み取った画像データを生成する。そして、該生成した画像データをセンサデータ処理部703に送信する。
バックライト制御部603は、表示データ処理部701およびセンサデータ処理部703からの指示に従って、表示/光センサ部330のバックライト駆動回路308に制御信号(BK)を送信し、バックライト307を駆動させる。
次に、データ処理部730について説明する。データ処理部730は、表示データ処理部701およびセンサデータ処理部703を備えている。
表示データ処理部701は、サブ側主制御部830から表示データを受信するとともに、液晶パネル制御部601およびバックライト制御部603に指示を与え、上記受信した表示データをセンサ内蔵液晶パネル301に表示させる。
センサデータ処理部703は、データ処理部730が受信したサブ表示装置内コマンドに従って、センサ制御部602およびバックライト制御部603に指示を与える。
また、センサデータ処理部703は、センサ制御部602から画像データを受信し、当該画像データをそのまま画像データバッファ704に格納する。そして、センサデータ処理部703は、データ処理部730が受信したサブ表示装置内コマンドに従って、画像データバッファ704に記憶されている画像データに基づいて、「全体画像データ」、「部分画像データ(部分画像の座標データを含む)」、および「座標データ」の少なくともいずれか1つを、サブ側主制御部830に送信する。なお、全体画像データ、部分画像データ、および座標データについては、後述する。また、サブ表示装置内コマンドに応じた、センサデータ処理部703の動作については、後述する。
(メイン表示装置の詳細な構成)
上述したように、メイン表示装置210の表示部310および表示回路制御部610は、一般的に知られている技術を用いて構成することができるが、図7を参照しながら、これらの構成例について簡単に説明する。図7は、表示部310および表示回路制御部610の構成例を示すブロック図である。
表示部310は、マトリクス状に配置された複数の画素回路38を含む液晶パネル311と、複数の白色LEDを含んでおり、液晶パネル311の背面に配置されるバックライト317と、それらを駆動するための周辺回路319とを含んで構成される。なお、バックライト317は、白色LEDに限らず、他の色のLEDを含んでいてもよいし、LEDに代えて冷陰極管を含むものであってもよい。
周辺回路319は、画素回路38を駆動する液晶パネル駆動回路314、および、バックライト317に電源電圧を印加するバックライト駆動回路318を含む。なお、バックライト駆動回路318から電源電圧が印加されると、バックライト317は点灯し、液晶パネル311に光を照射する。
次に、表示回路制御部610は、液晶パネル制御部611、バックライト制御部613、および表示データ記憶部614を備えている。
液晶パネル制御部611は、表示データ処理部710から表示データを受信するとともに、表示データ処理部710からの指示に従って、液晶パネル駆動回路314に制御信号およびデータ信号を送信し、上記受信した表示データを液晶パネル311に表示させる。なお、液晶パネル制御部611は、表示データ処理部710から受信した表示データを、表示データ記憶部614(VRAMなど)に一次記憶させ、当該一次記憶させた表示データに基づいて、データ信号を生成する。
バックライト制御部613は、表示データ処理部710からの指示に従って、バックライト駆動回路318に制御信号を送信し、バックライト317を駆動させる。
(サブ表示装置内コマンド)
次に、図8および図9を参照しながら、サブ側主制御部830からデータ処理部730に送信されるサブ表示装置内コマンドの詳細について説明する。図8は、サブ表示装置内コマンドのフレーム構造の一例を模式的に示す図である。また、図9は、サブ表示装置内コマンドに含まれる各フィールドに指定可能な値の一例、および、その概要を説明する図である。
図8に示すように、サブ表示装置内コマンドは、「ヘッダ」、「データ取得タイミング」、「データ種別」、「スキャン方式」、「スキャン画像階調」、「スキャン解像度」、および「予備」の各フィールドを含んでいる。そして、各フィールドには、例えば、図9に示す値が指定可能である。
「ヘッダ」フィールドは、サブ表示装置内コマンドのフレームの開始を示すフィールドである。フレームの開始であることが識別可能であれば、「ヘッダ」フィールドの値は、どのような値であってもよい。
次に、「データ取得タイミング」フィールドは、センサデータ処理部703からデータを取得するタイミングを指定するフィールドである。「データ取得タイミング」フィールドには、例えば、“00”(センス)、“01”(イベント)、および“10”(オール)という値が指定可能である。
ここで、“センス”は、センサデータ処理部703に対して、最新のデータを直ちに送信することを指定するものである。よって、センサデータ処理部703は、「データ取得タイミング」フィールドの値が“センス”であるサブ表示装置内コマンドを受信すると、「データ種別」フィールドにて指定されている最新のデータを、直ちに、サブ側主制御部830に送信する。
また、“イベント”は、センサデータ処理部703に対して、センサ制御部602から受信する画像データに変化が生じたタイミングで送信することを指定するものである。よって、センサデータ処理部703は、「データ取得タイミング」フィールドの値が“イベント”であるサブ表示装置内コマンドを受信すると、「データ種別」フィールドにて指定されているデータを、センサ制御部602から受信する画像データに、所定の閾値より大きい変化が生じたタイミングで、サブ側主制御部830に送信する。
また、“オール”は、センサデータ処理部703に対して、所定周期でデータを送信することを指定するものである。よって、センサデータ処理部703は、「データ取得タイミング」フィールドの値が“オール”であるサブ表示装置内コマンドを受信すると、「データ種別」フィールドにて指定されているデータを、所定周期で、サブ側主制御部830に送信する。なお、上記所定周期は、光センサ回路32にてスキャンを行なう周期と一致する。
次に、「データ種別」フィールドは、センサデータ処理部703から取得するデータの種別を指定するフィールドである。なお、「データ種別」フィールドには、例えば、“001”(座標)、“010”(部分画像)、および“100”(全体画像)という値が指定可能である。さらに、これらの値を加算することによって、“座標”と、“部分画像”/“全体画像”とを、同時に指定可能である。例えば、“座標”と“部分画像”とを同時に指定する場合、“011”と指定することができる。
センサデータ処理部703は、「データ種別」フィールドの値が“全体画像”であるサブ表示装置内コマンドを受信すると、画像データバッファ704に記憶している画像データそのものをサブ側主制御部830に送信する。画像データバッファ704に記憶している画像データそのものを、「全体画像データ」と称する。
また、センサデータ処理部703は、「データ種別」フィールドの値が“部分画像”であるサブ表示装置内コマンドを受信すると、センサ制御部602から受信する画像データから、所定の閾値より大きい変化が生じた部分を含む領域を抽出し、該抽出した領域の画像データをサブ側主制御部830に送信する。ここで、当該画像データを、「部分画像データ」と称する。
なお、センサ制御部602から受信する画像データから、複数の部分画像データが抽出された場合、センサデータ処理部703は、該抽出された複数の部分画像データのそれぞれをサブ側主制御部830に送信する。したがって、例えば、ユーザが、複数の指やペンなどでセンサ内蔵液晶パネル301上の複数箇所を同時にタッチした場合、センサデータ処理部703は、該タッチした領域のそれぞれを部分画像データとして抽出し、サブ側主制御部830に送信する。
さらに、センサデータ処理部703は、「データ種別」フィールドの値が“部分画像”であるサブ表示装置内コマンドを受信したとき、部分画像における代表点を検出し、当該代表点の部分画像における位置を示す代表座標の座標データをサブ側主制御部830に送信する。なお、上記代表点とは、例えば、上記部分画像データの中心、上記部分画像データの重心などが挙げられる。
なお、センサ制御部602から受信する画像データから、複数の部分画像データが抽出された場合、センサデータ処理部703は、該抽出された複数の部分画像データのそれぞれの代表点を検出し、当該検出された各代表点の、部分画像における位置を示す代表座標の座標データをサブ側主制御部830に送信する。したがって、例えば、ユーザが、複数の指やペンなどでセンサ内蔵液晶パネル301上の複数箇所を同時にタッチした場合、センサデータ処理部703は、該タッチした各領域の代表点の、各領域における位置を示す代表座標の座標データを、サブ側主制御部830に送信する。
次に、センサデータ処理部703は、「データ種別」フィールドの値が“座標”であるサブ表示装置内コマンドを受信すると、上記代表点の、全体画像データにおける位置を示す代表座標の座標データをサブ側主制御部830に送信する。
なお、センサ制御部602から受信する画像データから、複数の部分画像データが抽出された場合、センサデータ処理部703は、該抽出された複数の部分画像のそれぞれの代表点の、全体画像における位置を示す代表座標の座標データをサブ側主制御部830に送信する。したがって、例えば、ユーザが、複数の指やペンなどでセンサ内蔵液晶パネル301上の複数箇所を同時にタッチした場合、センサデータ処理部703は、該タッチした各領域の代表点の、全体画像における位置を示す代表座標の座標データを、サブ側主制御部830に送信する。
すなわち、センサ付きサブ表示装置230は、ユーザが指やペンなどでセンサ内蔵液晶パネル301をタッチした数に関わらず、該タッチした領域の代表点を検出することができる(多点検出)。そして、該検出された代表点の、部分画像における位置を示す代表座標の座標データ、および、全体画像における位置を示す代表座標の座標データをサブ側主制御部830にすることができる。
なお、全体画像データ、部分画像データ、および座標データの具体例については、模式図を参照しながら後述する。
次に、「スキャン方式」フィールドは、スキャン実行時に、バックライト307を点灯するか否かを指定するフィールドである。「スキャン方式」フィールドには、例えば、“00”(反射)、“01”(透過)、および“10”(反射/透過)という値が指定可能である。
“反射”は、バックライト307を点灯した状態でスキャンを行なうことを指定するものである。よって、センサデータ処理部703は、「スキャン方式」フィールドの値が“反射”であるサブ表示装置内コマンドを受信すると、光センサ駆動回路305とバックライト駆動回路308とが同期して動作するように、センサ制御部602とバックライト制御部603とに指示を与える。
また、“透過”は、バックライト307を消灯した状態でスキャンを行なうことを指定するものである。よって、センサデータ処理部703は、「スキャン方式」フィールドの値が“透過”であるサブ表示装置内コマンドを受信すると、光センサ駆動回路305を動作させ、バックライト駆動回路308と動作させないようにセンサ制御部602とバックライト制御部603とに指示を与える。なお、“反射/透過”は、“反射”と“透過”とを併用してスキャンを行なうことを指定するものである。
次に、「スキャン画像階調」フィールドは、部分画像データおよび全体画像データの階調を指定するフィールドである。「スキャン画像階調」フィールドには、例えば、“00”(2値)、および“01”(多値)という値が指定可能である。
ここで、センサデータ処理部703は、「スキャン画像階調」フィールドの値が“2値”であるサブ表示装置内コマンドを受信すると、部分画像データおよび全体画像データをモノクロデータとして、サブ側主制御部830に送信する。
また、センサデータ処理部703は、「スキャン画像階調」フィールドの値が“多値”であるサブ表示装置内コマンドを受信すると、部分画像データおよび全体画像データを多階調データとして、サブ側主制御部830に送信する。
次に、「スキャン解像度」フィールドは、部分画像データおよび全体画像データの解像度を指定するフィールドである。「スキャン解像度」フィールドには、例えば、“0”(高)および“1”(低)という値が指定可能である。
ここで、“高”は、高解像度を指定するものである。よって、センサデータ処理部703は、「スキャン解像度」フィールドの値が“高”であるサブ表示装置内コマンドを受信すると、部分画像データおよび全体画像データを高解像度でサブ側主制御部830に送信する。例えば、画像認識などの画像処理を行なう対象の画像データ(指紋などの画像データ)には、“高”を指定することが望ましい。
また、“低”は、低解像度を指定するものである。よって、センサデータ処理部703は、「スキャン解像度」フィールドの値が“低”であるサブ表示装置内コマンドを受信すると、部分画像データおよび全体画像データを低解像度でサブ側主制御部830に送信する。例えば、タッチした位置等が分かる程度でよい画像データ(タッチした指や手の画像データなど)には、“低”を指定することが望ましい。
次に、「予備」フィールドは、上述したフィールドにて指定可能な情報以外の情報をさらに指定する必要がある場合に、適宜指定されるフィールドである。
なお、サブ表示装置内コマンドを送信するにあたり、上述したフィールドを全て使用する必要はなく、使用しないフィールドには無効値(NULL値など)を設定しておけばよい。
また、ユーザが指やペンなどでタッチした位置の座標データを取得したいときは、「データ種別」フィールドに“座標”を指定したサブ表示装置内コマンドをデータ処理部730に送信することとなるが、指やペンなど動きを検出したい場合には、さらに、当該サブ表示装置内コマンドの「データ取得タイミング」フィールドに“オール”を指定し、座標データを取得するようにすることが望ましい。また、この場合には、タッチした位置の座標データが取得できればよいため、スキャンの精度は高くなくてもよい。したがって、上記サブ表示装置内コマンドの「スキャン解像度」フィールドの値は“低”を指定しておけばよい。
また、サブ表示装置内コマンドの「データ種別」フィールドに“座標”を指定した場合において、例えば、ユーザが、複数の指やペンなどでセンサ内蔵液晶パネル301を同時にタッチした場合は、該タッチした位置の座標データのそれぞれを取得することができる(多点検出)。
また、原稿などの対象物の画像データを取得する場合、「データ種別」フィールドに“全体画像”を指定したサブ表示装置内コマンドをデータ処理部730に送信することとなるが、原稿などの対象物は、通常、静止させた状態でスキャンを実行することが一般的であるため、周期的にスキャンを実行する必要はない。従って、この場合は、「データ取得タイミング」フィールドに“センス”または“イベント”を指定することが望ましい。なお、原稿などの対象物をスキャンするときは、ユーザが文字を読みやすいように、スキャン精度は高い方が望ましい。したがって、「スキャン解像度」フィールドには“高”を指定することが望ましい。
(装置間コマンド)
次に、図10および図11を参照しながら、装置間コマンドのフレーム構造について説明する。まず、図10は、装置間コマンドのフレーム構造の一例を示す模式図である。図示のように、装置間コマンドは、先頭から順に、「ヘッダ」フィールド、「第0」から「第5」までの各フィールド、および、「予備」フィールドを含んでいる。
「ヘッダ」フィールドは、装置間コマンドのフレームの開始を示すフィールドである。フレームの開始であることが識別可能であれば、ヘッダフィールドの値は、どのような値であってもよい。
次に、「第0」フィールドは、装置間コマンドの種類を識別するための「コマンド識別子」を指定するフィールドである。
コマンド識別子の値が“000”である装置間コマンドを、ここでは「スキャンコマンド」と称する。スキャンコマンドは、メイン表示装置210が、センサ付きサブ表示装置230に対して、センサ内蔵液晶パネル301の近傍に位置する対象物のスキャンを行なわせるために、メイン側主制御部810からサブ側主制御部830に送信される。なお、スキャンコマンドを受信したサブ側主制御部830は、スキャンコマンドから第0フィールドを取り除くことによって、スキャンコマンドをサブ表示装置内コマンドに変換するとともに、当該変換後のサブ表示装置内コマンドをデータ処理部730に送信する。
また、コマンド識別子の値が、“001”である装置間コマンドを、ここでは「表示コマンド」と称する。表示コマンドは、メイン表示装置210が、センサ付きサブ表示装置230に対して、表示/光センサ部330に写真やアイコンなどの画像データの表示を行なわせるために、メイン側主制御部810からサブ側主制御部830に送信される。
また、コマンド識別子の値が、“010”である装置間コマンドを、ここでは「処理コマンド」と称する。処理コマンドは、センサ付きサブ表示装置230およびメイン表示装置210のいずれかが、相手側に所定処理を実行させるために、メイン側主制御部810とサブ側主制御部830との間で送受信される。
次に、「第1」から「第5」までの各フィールドに指定可能な情報は、スキャンコマンド、表示コマンド、および処理コマンドのそれぞれで異なる。第1から第5までの各フィールドに指定可能な情報については、後述する。
次に、「予備」フィールドは、上述した各フィールドにて指定可能な情報以外の情報をさらに指定する必要がある場合に、適宜指定されるフィールドである。
なお、上述した各フィールドを全て使用する必要はなく、使用しないフィールドには無効値(NULL値など)を設定しておけばよい。
次に、図11を参照しながら、スキャンコマンド、表示コマンド、および処理コマンドのそれぞれについて、各フィールドに指定可能な情報について説明する。図11は、スキャンコマンド、表示コマンド、および処理コマンドのそれぞれについて、各フィールドに指定可能な情報を示す説明図である。
図示のように、スキャンコマンドでは、第1から第5フィールドに、「データ取得タイミング」、「データ種別」、「スキャン方式」、「スキャン画像階調」、および「スキャン解像度」を指定することができる。なお、スキャンコマンドの第1から第5までの各フィールドに指定可能な情報は、サブ表示装置内コマンドの各フィールドに指定可能な情報と同じである。
なお、スキャンコマンドの第1から第5フィールドに指定可能な情報と、サブ表示装置内コマンドの各フィールドに指定可能な情報とを同じにしていることによって、スキャンコマンドを受信したサブ側主制御部830が、メイン側主制御部810から受信したスキャンコマンドの第0フィールドを取り除くだけで、当該受信したスキャンコマンドをサブ表示装置内コマンドに変換することができるようにしている。
また、表示コマンドでは、第1および第2フィールドに、「表示個数」、および「表示データ/表示位置」を指定することができる。なお、第3から第5フィールドは使用されない(NULL値である)。
また、処理コマンドでは、第1から第3フィールドに、「実行処理種別」、「引数個数」、および「引数情報」を指定することができる。なお、第4および第5フィールドは使用されない(NULL値である)。
次に、図12から図14を参照しながら、スキャンコマンド、表示コマンド、および処理コマンドのそれぞれについて、各フィールドに指定可能な値の一例、および、その概要を説明する。
図12は、スキャンコマンドの第1から第5フィールドに指定可能な値の一例、および、その概要の説明図である。図示のとおり、スキャンコマンドの第1から第5までの各フィールドは、サブ表示装置内コマンドの各フィールドと同じであるので、ここでは説明を省略する。
次に、表示コマンドについて説明する。図13は、表示コマンドの第1および第2フィールドに指定可能な値の一例、および、その概要の説明図である。
表示コマンドの第1フィールド(表示個数)は、センサ付きサブ表示装置230の表示/光センサ部330に表示させるデータの数を指定するフィールドである。つまり、第2フィールド(表示データ/表示位置)に指定する組の数を示すものである。
表示コマンドの第2フィールド(表示データ/表示位置)は、センサ付きサブ表示装置230の表示/光センサ部330に表示させる画像データそのものと、当該データの表示位置(座標)との組を示すフィールドである。複数の画像データを表示させる場合、第2フィールドには、上記組を複数指定する。
次に、処理コマンドについて説明する。図14は、処理コマンドの第1から第3フィールドに指定可能な値の一例、および、その概要の説明図である。
処理コマンドの第1フィールド(実行処理種別)は、処理コマンドの送信先の主制御部に実行させる処理(各種アプリケーション、ミドルウェア、OS等)の識別情報を指定するフィールドである。当該識別情報は、処理が識別可能なものであれば、どのような値であってもよい。
処理コマンドの第2フィールド(引数個数)は、第1フィールドにて指定した識別情報で示される処理が、起動時または起動後に用いる各種情報(引数)の個数を指定するフィールドである。つまり、第3フィールド(引数情報)に指定するデータの数を示すものである。
処理コマンドの第3フィールド(引数情報)は、第1フィールドにて指定した識別情報で示される処理が、起動時または起動後に用いる各種情報(引数)を指定するフィールドである。
起動時に用いる情報とは、例えば、第1フィールドにて指定された所定処理の動作モードや、表示領域などを指定するパラメータなどが挙げられる。
また、起動後に用いる情報とは、例えば、第1フィールドに文字認識アプリケーションが指定されている場合、当該文字認識アプリケーションが文字認識する対象の画像データなどが挙げられる。また、第1フィールドにファイル転送アプリケーションが指定されている場合、当該ファイル転送アプリケーションが転送する対象のファイルなどが挙げられる。
(全体画像データ/部分画像データ/座標データ)
次に、図15を参照しながら、全体画像データ、部分画像データ、および座標データについて、例を挙げて説明する。図15(a)に示す画像データは、対象物がセンサ内蔵液晶パネル301上に置かれていないときに、センサ内蔵液晶パネル301全体をスキャンした結果として得られる画像データである。また、図15(b)に示す画像データは、ユーザが指でセンサ内蔵液晶パネル301をタッチしているときに、センサ内蔵液晶パネル301全体をスキャンした結果として得られる画像データである。
ユーザが指でセンサ内蔵液晶パネル301をタッチしたとき、当該タッチした近傍の光センサ回路32が受光する光量が変化するため、当該光センサ回路32が出力する電圧に変化が生じ、その結果として、センサ制御部602が生成する画像データのうち、ユーザがタッチした部分の画素値の明度に変化が生じることとなる。
図15(b)に示す画像データでは、図15(a)に示す画像データと比べると、ユーザの指に該当する部分の画素値の明度が高くなっている。そして、図15(b)に示す画像データにおいて、明度が所定の閾値より大きく変化している画素値を全て含む最小の矩形領域(領域PP)が、“部分画像データ”である。
なお、領域APで示される画像データが、“全体画像データ”である。
また、部分画像データ(領域PP)の代表座標Zの、全体画像データ(領域AP)における座標データは(Xa,Ya)であり、部分画像データ(領域PP)における座標データは(Xp,Yp)である。
(センサ内蔵液晶パネルの構成)
次に、図16を参照しながら、センサ付きサブ表示装置230が備えるセンサ内蔵液晶パネル301の構成、および、センサ内蔵液晶パネル301の周辺回路309の構成について説明する。図16は、表示/光センサ部330の要部、特に、センサ内蔵液晶パネル301の構成および周辺回路309の構成を示すブロック図である。
センサ内蔵液晶パネル301は、光透過率(輝度)を設定するための画素回路31、および、自身が受光した光の強度に応じた電圧を出力する光センサ回路32を備えている。なお、画素回路31は、赤色、緑色、青色のカラーフィルタのそれぞれに対応するR画素回路31r、G画素回路31g、B画素回路31bの総称として用いる。
画素回路31は、センサ内蔵液晶パネル301上の列方向(縦方向)にm個、行方向(横方向)に3n個配置される。そして、R画素回路31r、G画素回路31g、およびB画素回路31bの組が、行方向(横方向)に連続して配置される。この組が1つの画素を形成する。
画素回路31の光透過率を設定するには、まず、画素回路31に含まれるTFT(Thin Film Transistor)33のゲート端子に接続される走査信号線Giにハイレベル電圧(TFT33をオン状態にする電圧)を印加する。その後、R画素回路31rのTFT33のソース端子に接続されているデータ信号線SRjに、所定の電圧を印加する。同様に、G画素回路31gおよびB画素回路31bについても、光透過率を設定する。そして、これらの光透過率を設定することにより、センサ内蔵液晶パネル301上に画像が表示される。
次に、光センサ回路32は、一画素毎に配置される。なお、R画素回路31r、G画素回路31g、およびB画素回路31bのそれぞれの近傍に1つずつ配置されてもよい。
光センサ回路32にて光の強度に応じた電圧を出力させるためには、まず、コンデンサ35の一方の電極に接続されているセンサ読み出し線RWiと、フォトダイオード6のアノード端子に接続されているセンサリセット線RSiとに所定の電圧を印加する。この状態において、フォトダイオード6に光が入射されると、入射した光量に応じた電流がフォトダイオード6に流れる。そして、当該電流に応じて、コンデンサ35の他方の電極とフォトダイオード6のカソード端子との接続点(以下、接続ノードV)の電圧が低下する。そして、センサプリアンプ37のドレイン端子に接続される電圧印加線SDjに電源電圧VDDを印加すると、接続ノードVの電圧は増幅され、センサプリアンプ37のソース端子からセンシングデータ出力線SPjに出力される。そして、当該出力された電圧に基づいて、光センサ回路32が受光した光量を算出することができる。
次に、センサ内蔵液晶パネル301の周辺回路である、液晶パネル駆動回路304、光センサ駆動回路305、およびセンサ出力アンプ44について説明する。
液晶パネル駆動回路304は、画素回路31を駆動するための回路であり、走査信号線駆動回路3041およびデータ信号線駆動回路3042を含んでいる。
走査信号線駆動回路3041は、液晶パネル制御部601から受信したタイミング制御信号TC1に基づいて、1ライン時間毎に、走査信号線G1〜Gmの中から1本の走査信号線を順次選択し、該選択した走査信号線にハイレベル電圧を印加するとともに、その他の走査信号線にローレベル電圧を印加する。
データ信号線駆動回路3042は、液晶パネル制御部601から受信した表示データD(DR、DG、およびDB)に基づいて、1ライン時間毎に、1行分の表示データに対応する所定の電圧を、データ信号線SR1〜SRn、SG1〜SGn、SB1〜SBnに印加する(線順次方式)。なお、データ信号線駆動回路3042は、点順次方式で駆動するものであってもよい。
光センサ駆動回路305は、光センサ回路32を駆動するための回路である。光センサ駆動回路305は、センサ制御部602から受信したタイミング制御信号TC2に基づいて、センサ読み出し信号線RW1〜RWmの中から、1ライン時間毎に1本ずつ選択したセンサ読み出し信号線に所定の読み出し用電圧を印加するとともに、その他のセンサ読み出し信号線には、所定の読み出し用電圧以外の電圧を印加する。また、同様に、タイミング制御信号TC2に基づいて、センサリセット信号線RS1〜RSmの中から、1ライン時間毎に1本ずつ選択したセンサリセット信号線に所定のリセット用電圧を印加するとともに、その他のセンサリセット信号線には、所定のリセット用電圧以外の電圧を印加する。
センシングデータ出力信号線SP1〜SPnはp個(pは1以上n以下の整数)のグループにまとめられ、各グループに属するセンシングデータ出力信号線は、時分割で順次オン状態になるスイッチ47を介して、センサ出力アンプ44に接続される。センサ出力アンプ44は、スイッチ47により接続されたセンシングデータ出力信号線のグループからの電圧を増幅し、センサ出力信号SS(SS1〜SSp)として、信号変換回路306へ出力する。
(2画面表示装置を用いて名刺の読み取りを行う様子)
次に、図17を参照しながら、2画面表示装置200におけるポインティング処理から名刺読み取り処理への遷移の典型例について説明する。なお、ここでは、処理の概要について説明し、各処理の詳細については後述する。図17は、2画面表示装置200におけるポインティング処理から名刺読み取り処理への遷移の様子を示す図である。
なお、ポインティング処理とは、センサ付きサブ表示装置230のセンサ内蔵液晶パネル301上(センサ内蔵液晶パネル301表面)をユーザの指(またはユーザが持つペン)で操作することによる、2画面表示装置200で実行されるカーソル制御の処理を指す。すなわち、ポインティング処理とは、図17に示すように、ユーザの指の動作に応じて、例えば液晶パネル311に表示されたカーソルCSの移動、カーソルCSと重畳したアイコン、ブラウザ等(ともに図示せず)の移動(ドラッグ)、アイコンの選択を行うためのメイン表示装置210で実行される処理を指す。
また、名刺読み取り処理とは、センサ内蔵液晶パネル301上に載置される名刺等に記載された1または複数の文字(文書)を認識する文字認識処理と、当該文字認識処理において認識した文字を記憶部911に格納された住所録に登録する登録処理を指す。
具体的には、文字認識処理は、名刺に記載された1または複数の文字を読み取る際に、当該文字(近接にある一群の文字である文字群)を含む領域を特定し、当該特定した領域(もしくは領域毎)における文字(文字群)を抽出する処理を指す。一方、登録処理は、文字認識手段によって抽出された文字を、当該文字または上記領域の位置に基づいて「氏名」、「住所」、「電話番号(携帯電話番号)」、「メールアドレス」等の項目に分類し、分類した文字どうしを対応付けて、名刺毎に住所録に登録する処理を指す。つまり、上記住所録とは、名刺毎に各カテゴリーを対応付けて記憶することにより、名刺に記載の個人情報を管理するテーブル等を指す。
なお、ここでは、名刺読み取り処理が文字認識処理と登録処理とを含むものであるとして説明しているが、これに限らず、登録処理が文字認識処理を含むものであってもよい。この場合には、登録処理が名刺読み取り処理であるといえる。
まず、図17(a)は、2画面表示装置200においてポインティング処理が行われている様子を示す図である。図示のとおり、液晶パネル311にはカーソルCSが表示されており、ユーザは、この液晶パネル311を見ながら、指またはペンでセンサ内蔵液晶パネル301上を操作することにより、当該カーソルCSの移動等の制御を行うことができる。
次に、図17(b)は、センサ内蔵液晶パネル301上に名刺P1が載置された様子を示す図である。2画面表示装置200は、名刺P1の表側(すなわち、氏名、住所等が記載されている側)がセンサ内蔵液晶パネル301に対向するように載置されると、名刺読み取り処理を行う。すなわち、2画面表示装置200は、名刺P1がセンサ内蔵液晶パネル301上に載置されたことを認識すると、名刺読み取り処理における文字認識処理を自動的に実行する。なお、図17(b)では、名刺P1の裏側(センサ内蔵液晶パネル301と対向していない側)を便宜上「名刺の裏」と称するものとする。
次に、2画面表示装置200は、上記の文字認識処理が完了すると、液晶パネル311に図17(c)または図17(d)に示すような画像を表示させる。図17(c)は、住所録への登録処理を行うか否かをユーザに通知した場合の2画面表示装置200の様子を示す図である。また、図17(d)は、住所録への登録処理を行い、当該登録処理が完了したことを通知した場合の2画面表示装置200の様子を示す図である。
図17(c)の場合、2画面表示装置200は、文字認識処理が完了すると、液晶パネル311に住所録への登録処理を行うか否かをユーザに問い合わせるための問合せ画像を表示する。ここでは、2画面表示装置200は、上記画像として、「名前:早川太郎 住所:奈良県 上記のデータを住所録に登録しますか?」としたメッセージと、ユーザに選択を促すための「はい」、「いいえ」としたメッセージを表示する。上記メッセージ中の名前および住所は、文字認識処理で読み取った「氏名」および「住所」である。
一方、図17(d)の場合、2画面表示装置200は、文字認識処理が完了すると、住所録への登録処理を行う。すなわち、図17(c)のように、2画面表示装置200は、ユーザへの問合せを行わずに、文字認識処理後、自動的に住所録への登録処理を実行する。そして、図示のとおり、2画面表示装置200は、住所録への登録処理が完了すると、完了したことをユーザに通知する画像を液晶パネル311に表示する。ここでは、2画面表示装置200は、上記画像として、「早川太郎さんを住所録に登録しました。」としたメッセージをポップアップ表示する。なお、このメッセージ中の「早川太郎」は、文字認識処理で読み取った「氏名」である。
なお、図17では、センサ内蔵液晶パネル301の大きさ(面積)は、通常の名刺P1(約3インチ)が載置可能な程度の大きさであればよい。また、センサ内蔵液晶パネル301の大きさが名刺P1よりも一回り大きい場合(例えば4インチ)には、2画面表示装置200は、名刺P1を載置する載置領域、および、当該載置領域外にメッセージ、アイコン等を配置した画像をセンサ内蔵液晶パネル301に表示してもよい。
(2画面表示装置のより詳細な構成)
次に、図1を参照しながら、2画面表示装置200のより詳細な構成について説明する。図1は、2画面表示装置200のより詳細な構成を示すブロック図である。図示のように、サブ側主制御部830は、像取得部8301、特徴量抽出部8302、一致度判定部(判定手段)8303、座標取得部8304および表示データ制御部8305を備えている。また、メイン側主制御部810は、アプリケーション実行部8101および表示データ制御部8102を備えている。
まず、サブ側主制御部830の構成について説明する。
像取得部8301は、センサ内蔵液晶パネル301において検知された像を含む画像を、データ処理部730から全体画像データとして取得するものである。像取得部8301は、取得した全体画像データを特徴量抽出部8302に送信する。
また、像取得部8301は、後述の一致度判定部8303から「指」であることを示すカテゴリー通知を受信した場合であって、後述の座標取得部8304が座標データをデータ処理部730から取得しない場合には、取得した全体画像データを送信する。
特徴量抽出部8302は、一般的な手法を用いて、上記全体画像データに対する画像補正を行った後、当該全体画像データに含まれる像の特徴量を抽出するものである。特徴量抽出部8302は、抽出した像の特徴量を、一致度判定部8303に送信する。
すなわち、特徴量抽出部8302は、センサ内蔵液晶パネル301が検知した像の特徴量を抽出するものといえる。
一致度判定部8303は、上記像の特徴量と、記憶部931に格納されている複数の標準パターンとを比較することにより、当該像の特徴量が、いずれの標準パターンと最もよく類似しているのかを判定するものである。そして、一致度判定部8303は、上記像の特徴量と最もよく類似した標準パターンを決定し、この決定した標準パターンが分類されたカテゴリーをカテゴリー通知として、メイン側主制御部810のアプリケーション実行部8101(後述)に送信する。
すなわち、一致度判定部8303は、特徴量抽出部8302によって抽出された像の特徴量に基づいて、センサ内蔵液晶パネル301の近傍における対象物の種別を判定するものといえる。
座標取得部8304は、一致度判定部8303から「指」であることを示すカテゴリー通知を受信した場合には、像取得部8301から全体画像データを取得し、当該全体画像データに含まれる像の中心座標または重心座標を算出するか、データ処理部730から代表座標(全体画像における座標)を座標データとして取得するものである。そして、座標取得部8304は、算出した中心座標(もしくは位置座標)または座標データを、位置座標データとしてアプリケーション実行部8101に送信する。
一致度判定部8303および座標取得部8304は、カテゴリー通知および位置座標データを、通信制御部933、有線通信部934もしくは近距離無線通信部935、メイン表示装置210の有線通信部914もしくは近距離無線通信部915、および、通信制御部913を介して、アプリケーション実行部8101に送信する。なお、アプリケーション実行部8101が表示データ制御部8305に画像生成の指示を行う場合(後述)には、上記とは逆の流れとなる。
なお、記憶部931には、一致度判定部8303が上記像の特徴量のカテゴリーを決定するための複数の標準パターンが格納されている。これらの標準パターンは、「指」、「名刺」および「記号情報(記号情報を含む対象物)」の何れかのカテゴリーに対応付けられている。なお、カテゴリーとは、センサ内蔵液晶パネル301上の近傍にある対象物の種別を指す。また、「記号情報」とは、URL(Uniform Resource Locator)を2次元パターンで表したものであり、例えば白および黒の格子状のパターンで情報を表すマトリクス型2次元コードであるQRコード(登録商標)を指す。なお、カテゴリーは、上記3つに限られず、センサ付きサブ表示装置230で識別可能であれば、例えば「地図(地図を含む対象物)」等のカテゴリーがあってもよい。
次に、メイン側主制御部810の構成について説明する。
アプリケーション実行部8101は、サブ側主制御部830の一致度判定部8303からカテゴリー通知を受信すると、記憶部911に格納されている、当該カテゴリー通知に示されたカテゴリーに対応するアプリケーションプログラムを実行するものである。
すなわち、アプリケーション実行部8101は、一致度判定部8303が判定した対象物の種別に応じた処理を実行するものであるといえる。また、アプリケーション実行部8101は、特徴量抽出部8302によって抽出された像の特徴量に応じた処理を実行するものであるともいえる。
また、アプリケーション実行部8101は、サブ側主制御部830の座標取得部8304から位置座標データを受信した場合にも、当該位置座標データを用いて、ポインティング処理を実行するものである。
表示データ制御部8102は、アプリケーション実行部8101から送信される画像生成の指示を受けると、この指示に従って画像を生成し、当該画像をデータ処理部730に送信することによって、液晶パネル311に当該画像を表示させるものである。
なお、記憶部911には、上記カテゴリー通知に示されたカテゴリーに対応付けられたアプリケーションプログラムが記憶されている。すなわち、記憶部911には、「指」、「名刺」および「記号情報」それぞれに対応付けられたポインティング処理、名刺読み取り処理および記号情報処理を行うためのアプリケーションプログラムが格納されている。
また、記憶部911には、名刺P1から読み取った個人情報が住所録として格納されている。この住所録は、例えばユーザ指定のファイル毎に格納されていてもよい。
さらに、記憶部911には、ユーザに提示する所定のメッセージ、および、センサ内蔵液晶パネル301上において上記メッセージを表示する領域を示す情報(座標データなど)(以下、メッセージ表示領域情報)の組を、メッセージ情報として、読み出し可能な状態で記憶するものである。なお、上記メッセージは、文字データに限らず、画像データ等であってもよい。
(2画面表示装置における処理の流れ)
次に、図18を参照しながら、2画面表示装置200において、検知した像に応じて実行する処理の切り替えを行う際の処理の流れについて説明する。図18は、2画面表示装置200において、検知した像に応じて実行する処理の切り替えを行う際の処理の流れを示すフローチャートである。なお、以下に示すコマンドの使用例は、あくまで一例であり、適宜フィールドの値を変更することが可能である。
なお、ここでは、2画面表示装置200では、ユーザが指またはペン以外の対象物(名刺P1等)をセンサ内蔵液晶パネル301上に載置しない限り、ポインティング処理が実行されるように構成されているものとして説明する。しかしながら、2画面表示装置200、予め実行されている処理がポインティング処理でなく、名刺読み取り処理等であってもよい。
このとき、メイン表示装置210では、メイン側主制御部810の表示データ制御部8102が、ポインティング処理に応じた画像(カーソル、アイコン等を含む画像)を生成し、表示データとして表示データ処理部710に送信することにより、当該画像を液晶パネル311に表示させることができる。このため、ユーザは、当該画像を見ながら、センサ内蔵液晶パネル301を用いた操作を行うことができる。
まず、指、ペン、名刺P1または記号情報(ここでは、QRコード(登録商標))が記載された対象物のうちの何れかがセンサ内蔵液晶パネル301上に載置されると、当該センサ内蔵液晶パネル301は載置された対象物の像を検知する。センサ内蔵液晶パネル301が検知した像は、表示/光センサ回路制御部630を介してデータ処理部730を送信される。そして、サブ側主制御部830の像取得部8301は、データ処理部730に送信されてきた像を全体画像データとして取得する(S1)。
このとき、像取得部8301は、センサ内蔵液晶パネル301が対象物の像を検知することができるように、「スキャン方式」フィールドの値として“反射”(“00”)、“透過”(“01”)、“反射/透過”(“10”)のいずれか、「スキャン画像階調」フィールドの値として“2値”(“00”)、“多値”(“01”)のいずれか、「スキャン解像度」フィールドの値として“2値”(“00”)、“多値”(“01”)のいずれかを指定したサブ表示装置内コマンドを、データ処理部730に送信する。
また、像取得部8301は、センサ内蔵液晶パネル301上で変化があったときの全体画像データをデータ処理部700から取得するために、「データ取得タイミング」フィールドの値として“イベント”(“01”)、「データ種別」フィールドの値として“全体画像”(“100”)を指定したサブ表示装置内コマンドを、データ処理部730に送信する。
なお、像取得部8301が全体画像データの代わりに部分画像データを取得する場合には、「データ取得タイミング」フィールドの値として“イベント”(“01”)、「データ種別」フィールドの値として“部分画像”(“010”)を指定したサブ表示装置内コマンドを、データ処理部730に送信する。
像取得部8301は、取得した全体画像データを特徴量抽出部8302に送信する。特徴量抽出部8302は、この全体画像データに含まれる像の特徴量を抽出する(S2)。ここで、特徴量抽出部8302における特徴抽出は、一般的な画像認識技術により行われるものである。
すなわち、特徴量抽出部8302は、ノイズ除去、平滑化、鮮鋭化、フィルタリング処理、画像の2値化、像の骨格線を抽出する細線化操作、正規化操作等と呼ばれる、全体画像データに対する画像補正を行う。そして、特徴量抽出部8302は、画像補正を行った全体画像データから、像の特徴量を抽出する。像の特徴量を抽出する手法として、エッジ、輪郭および線成分を抽出する方法(2次微分処理、ハフ変換処理等)、領域分割による方法、テクスチャを抽出する方法などが挙げられる。
特徴量抽出部8302は、上記処理を行うことによって像の特徴量を抽出すると、当該特徴量を一致度判定部8303に送信する。一致度判定部8303は、上記像の特徴量を受信すると、記憶部931に格納された複数の標準パターンを読み出す。そして、一致度判定部8303は、上記像の特徴量と複数の標準パターンとを比較することにより、当該像の特徴量が、何れの標準パターンと最もよく類似しているのかを判定する。すなわち、一致度判定部8303は、上記像の特徴量が、何れのカテゴリーに分類された標準パターンと類似するか否かを判定することにより、センサ内蔵液晶パネル301上の対象物の種別を判定する。なお、一致度判定部8303は、上記判定を行うために、一般的な画像認識技術に用いられる手法であるパターンマッチング手法、統計的識別手法等を用いた処理を行うものとする。
一致度判定部8303は、まず、上記像の特徴量が「指」(ペンを含む)のカテゴリーに分類された標準パターンと類似するか(すなわち、対象物が指であるか)否かを判定する(S3)。そして、一致度判定部8303によって、上記像の特徴量が「指」のカテゴリーに分類された標準パターンと類似すると判定された場合(S3でYES)、カテゴリーが「指」であることを示すカテゴリー通知を座標取得部8304およびメイン表示装置210に行う。
座標取得部8304は、上記カテゴリー通知を受信すると、像取得部8301が取得した全体画像データに含まれる像における中心座標(もしくは重心座標)を算出する。なお、座標取得部8304は、像取得部8301が全体画像データを取得するときに、データ処理部730から座標データ(部分画像の代表座標(全体画像における座標))を取得するものであってもよい。
なお、座標取得部8304は、データ処理部730から座標データを取得する場合には、「データ取得タイミング」フィールドの値として“イベント”(“01”)、「データ種別」フィールドの値として“座標”(“001”)を指定したサブ表示装置内コマンドを、データ処理部730に送信する。
座標取得部8304は、カテゴリーが「指」であることを示すカテゴリー通知をメイン表示装置210に送信するときに、センサ内蔵液晶パネル301上における指の位置を示す位置座標データとして、上記中心座標(もしくは重心座標)または代表座標を送信する。
なお、一致度判定部8303および座標取得部8304は、メイン表示装置210に対して、カテゴリー通知または位置座標データを送信するために、「第0フィールド」フィールドの値として“処理コマンド”(“010”)を指定した装置間コマンドを送信する。
メイン表示装置210では、メイン側主制御部810のアプリケーション実行部8101は、上記カテゴリー通知を受信すると、「指」を示すカテゴリーと対応付けて記憶部911に格納されているポインティング処理を行うためのアプリケーションプログラムを実行する(S4)。そして、アプリケーション実行部8101は、このアプリケーションプログラムを従った画像を表示データ制御部8102に随時生成させるために、当該画像生成の指示を当該表示データ制御部8102に行う。
表示データ制御部8102は、上記指示を受けると、上記アプリケーションプログラムに従った画像を順次生成し、当該画像を表示データとして表示データ処理部710に送信することにより、液晶パネル311に当該画像を表示させる。
具体的には、アプリケーション実行部8101は、上記カテゴリー通知と共に、位置座標データを受信すると、位置座標データから液晶パネル311に表示させるカーソルCSの位置(液晶パネル311表面における位置)を算出し、算出結果を表示データ制御部8102に送信する。そして、表示データ制御部8102は、上記算出結果の示す位置にカーソルCSを配置した画像を生成する。このようにして、2画面表示装置200は、センサ内蔵液晶パネル301上の指の動作にあわせて、カーソルCSを移動させることができる。
また、アプリケーション実行部8101は、上記のようなカーソルCSの移動処理に限らず、位置座標データを随時取得することにより、表示データ制御部8102にクリック操作、ドラッグ操作に対応した画像を生成させる。これにより、メイン表示装置210は、カーソルCSの移動処理以外のポインティング処理を実現することができる。
なお、上述のように、2画面表示装置200では、電源が入ると、ポインティング処理を行うためのアプリケーションプログラムが実行されるように設定されている。このため、S3でYESの場合には、アプリケーション実行部8101は、継続して上記アプリケーションプログラム(ポインティング処理)を実行することとなる。
次に、一致度判定部8303は、上記像の特徴量が「指」のカテゴリーに分類された標準パターンと類似しないと判定した場合(S3でNO)、当該像の特徴量が「文字」のカテゴリーに分類された標準パターンと類似するか(すなわち、対象物が名刺P1であるか)否かを判定する(S5)。
一致度判定部8303は、当該像の特徴量が「文字」のカテゴリーに分類された標準パターンと類似すると判定した場合(S5でYES)、カテゴリーが「文字」であることを示すカテゴリー通知をメイン表示装置210に行う。
メイン表示装置210では、メイン側主制御部810のアプリケーション実行部8101は、上記カテゴリー通知を受信すると、「文字」を示すカテゴリーと対応付けて記憶部911に格納されている名刺読み取り処理を行うためのアプリケーションプログラムを実行する。これにより、アプリケーション実行部8101は、この名刺読み取り処理を含む名刺読み取り関連処理を実行することとなる。
ここで、名刺読み取り関連処理とは、名刺読み取り処理と、当該名刺読み取り処理後に行われる処理(通話機能、メール機能、ブラウザ機能等の起動および実行処理)を含む処理の総称である。なお、名刺読み取り関連処理については、図19を用いて後述する。
次に、一致度判定部8303によって、上記像の特徴量が「文字」のカテゴリーに分類された標準パターンと類似しないと判定された場合(S5でNO)、当該像の特徴量が「記号情報」のカテゴリーに分類された標準パターンと類似するか(すなわち、対象物が記号情報を含む対象物であるか)否かを判定する(S7)。
一致度判定部8303は、当該像の特徴量が「記号情報」のカテゴリーに分類された標準パターンと類似すると判定した場合(S7でYES)、カテゴリーが「記号情報」であることを示すカテゴリー通知をメイン表示装置210に行う。
メイン表示装置210では、メイン側主制御部810のアプリケーション実行部8101は、上記カテゴリー通知を受信すると、「記号情報」を示すカテゴリーと対応付けて記憶部911に格納されている記号情報処理を行うためのアプリケーションプログラムを実行する(S8)。
アプリケーション実行部8101は、このアプリケーションプログラムを実行すると、センサ内蔵液晶パネル301上に載置された対象物に掲載された記号情報からURLを取得する。
そして、アプリケーション実行部8101は、このURLに特定されている情報を取得するか否か(ブラウザ機能を実行するか否か)をユーザに問い合わせるための問合せ画像を表示データ制御部8102に生成させる。このため、アプリケーション実行部8101は、上記画像を生成させるために、当該画像生成の指示を表示データ制御部8102に行うことによって、ユーザにブラウザ機能を実行するか否かをユーザに選択させる。
これにより、2画面表示装置200は、ユーザの所望する処理を適切に実行させることができる。なお、アプリケーション実行部8101が後述の各種問合せ画像を表示データ制御部8102に生成させて、ユーザに各種処理を実行させるか否かを選択させる場合も同様の効果を奏する。
表示データ制御部8102は、上記指示を受けると、上記問合せ画像を生成し、表示データとして表示データ処理部710に送信することにより、液晶パネル311に当該問合せ画像を表示させる。表示データ制御部8102は、例えば「URLに接続しますか?」としたメッセージ、および、ユーザに選択を促すための「はい」、「いいえ」としたメッセージを含む問合せ画像を生成する。
そして、ユーザが「はい」または「いいえ」にカーソルをあわせ、クリック操作を行うと、アプリケーション実行部8101は、ポインティング処理を行うためのアプリケーションプログラムを実行して、「はい」または「いいえ」に対応した処理を実行する。
ユーザが「はい」を選択した場合には、アプリケーション実行部8101は、URLに特定されている情報の取得を示す入力操作があったと判定し、通信制御部913および有線/無線ネットワーク通信部916を介して、当該URLに特定されている情報を取得する取得処理を実行する。そして、アプリケーション実行部8101は、ブラウザ機能を起動させて、当該取得した情報を液晶パネル311に表示させるように表示データ制御部8102に指示する。
表示データ制御部8102は、上記指示を受けると、ブラウザ機能に従った、URLに特定されている情報を示す画像を、表示データとして表示データ処理部710に送信することにより、液晶パネル311に当該画像を表示させる。
これにより、2画面表示装置200は、予めユーザの入力操作を取得することによって、当該取得処理を実行するためのアプリケーションプログラムを起動させる必要がないので、当該入力操作を省略して取得処理を実行することができる。
一方、ユーザが「いいえ」を選択した場合、アプリケーション実行部8101は、URLに特定されている情報を取得することを示す入力操作がなかったと判定し、記号情報処理を終了する。
なお、S4、S6およびS8の各処理が完了すると、2画面表示装置200における図18に示す処理が完了となる。2画面表示装置200は、上述のように、ユーザが指またはペン以外の対象物をセンサ内蔵液晶パネル301上に載置しない限り、ポインティング処理が実行されるように設定されている。このため、アプリケーション実行部8101は、S4、S6およびS8の各処理が完了すると、再びポインティング処理を実行することとなる。
また、S6およびS8の処理において、表示データ制御部8102がユーザに通知または問合せを行うための問合せ画像を液晶パネル311に表示させる場合(S6の処理の場合については後述)には、アプリケーション実行部8101は、その都度、S4に示すポインティング処理を割り込み処理させることとなる。
さらに、アプリケーション実行部8101は、S7の処理後にS5の処理を行ってもよい。
このように、2画面表示装置200では、アプリケーション実行部8101は、一致度判定部8303が判定した対象物の種別に応じた処理を実行する。
これにより、2画面表示装置200は、センサ内蔵液晶パネル301の近傍にある対象物の種別によって処理を切り替えることができる。すなわち、2画面表示装置200は、対象物の種別に応じた処理を実行させるためのアプリケーションプログラムを起動させるために、予めユーザの入力操作を取得する必要がないので、その入力操作を取得する処理を省略することができる。
つまり、2画面表示装置200は、ユーザの指またはペンによる入力操作に応じた処理を実行しているときに、当該指またはペン以外の入力操作があった場合には、当該指またはペン以外の入力操作に応じた処理に切り替えることができる。
すなわち、2画面表示装置200は、指またはペン以外の入力操作に応じた処理を実行させるためのアプリケーションプログラムを起動させるために、予めユーザの入力操作を取得する必要がないので、その入力操作を取得する処理を省略することができる。
(名刺読み取り関連処理)
次に、図19を参照しながら、2画面表示装置200において、図18のS6に示す名刺読み取り関連処理の詳細について説明する。図19は、2画面表示装置200において、名刺読み取り関連処理を行う際の処理の流れを示すフローチャートである。なお、図18において、S6の処理に入ると、アプリケーション実行部8101は、名刺読み取り関連処理を行うために、名刺読み取り処理を行うためのアプリケーションプログラムを実行する。
まず、アプリケーション実行部8101は、文字認識処理を行い、名刺P1に記載された文字を抽出する(S11)。そして、アプリケーション実行部8101は、抽出した文字を「氏名」等に分類し、分類した文字どうしを対応付けて、記憶部911に格納された住所録(テーブル)に登録する登録処理を行う(S12)。
すなわち、アプリケーション実行部8101は、一致度判定部8303によって対象物が1または複数の文字を含む対象物であると判定された場合、当該対象物の像から抽出した文字を、記憶部911に登録する登録処理を実行するものである。
これにより、2画面表示装置200は、予めユーザの入力操作を取得することによって、当該登録処理(名刺読み取り処理)を実行するためのアプリケーションプログラムを起動させる必要がないので、当該入力操作を省略して登録処理を実行することができる。
次に、アプリケーション実行部8101は、登録処理が完了すると、完了したことをユーザに通知する画像を液晶パネル311に表示させるために、当該画像生成の指示を表示データ制御部8102に行う。すなわち、表示データ制御部8102は、この画像を液晶パネル311に表示させることによって、登録が完了した旨をユーザに通知する(S13)。
なお、S11〜S13の処理については、上記の図17(a)、図17(a)および図17(d)で説明したので、ここではその説明を省略する。
また、アプリケーション実行部8101は、登録処理を完了する前に、「氏名」等の項目に分類した文字を一次記憶部912に一時的に保存して、記憶部911に格納された住所録に格納するか否かをユーザに選択させるようにしてもよい。すなわち、アプリケーション実行部8101は、登録処理(住所録への登録処理)を実行するか否かをユーザに選択させるようにしてもよい。
この場合、アプリケーション実行部8101は、上記分類した文字を住所録への登録を行うか否かをユーザに問い合わせるための問合せ画像を表示させるために、当該画像(図17(c)に示す画像)生成の指示を表示データ制御部8102に行う。
そして、アプリケーション実行部8101は、上記指示を行うと、ポインティング処理を行うためのアプリケーションプログラムを実行する。
ユーザは、住所録への登録処理を所望する場合、図17(c)に示す画像に示された「はい」にカーソルをあわせ、クリック操作を行う。このとき、アプリケーション実行部8101は、このカーソル移動およびクリック操作を、センサ付きサブ表示装置230から随時送信される位置座標データを用いることによって、当該カーソル移動およびクリック操作に対応した処理を行う。
すなわち、アプリケーション実行部8101は、上記画像に示された「はい」がクリックされたことを認識すると、再び名刺読み取り処理を行うためのアプリケーションプログラムを記憶部911から読み出し、住所録への登録処理を実行する。
なお、アプリケーション実行部8101は、上記画像に示された「いいえ」がクリックされたことを認識すると、そのままポインティング処理を維持する。すなわち、アプリケーション実行部8101は、再び名刺読み取り処理を行うためのアプリケーションプログラムを記憶部911から読み出すことなく終了させる。
次に、アプリケーション実行部8101は、S12の登録処理を完了すると、住所録の「電話番号」の項目に、電話番号を示す数値データが記憶されているか否かを判定する(S14)。アプリケーション実行部8101は、住所録に電話番号が記憶されていると判定した場合(S14でYES)、通話機能を起動させるか否かをユーザに問い合わせる(S15)。
この場合、アプリケーション実行部8101は、上記問合せを行うための問合せ画像を液晶パネル311に表示させるために、当該画像生成の指示を表示データ制御部8102に行う。表示データ制御部8102は、例えば「06********に発信しますか?」としたメッセージ、および、ユーザに選択を促すための「はい」、「いいえ」としたメッセージを含む問合せ画像を生成する。なお、「06********」は、S2にて住所録に登録された電話番号である。
そして、ユーザが「はい」または「いいえ」にカーソルをあわせ、クリック操作を行うと、アプリケーション実行部8101は、ポインティング処理を行うためのアプリケーションプログラムを実行して、上記と同様、「はい」または「いいえ」に対応した処理を実行する。
ユーザが「はい」を選択した場合(ユーザが通話機能を起動させると判断した場合)(S15でYES)、アプリケーション実行部8101は、通話機能を起動させ、上記電話番号への発信を行う(S16)。すなわち、アプリケーション実行部8101は、S16の処理にて通話機能を実行する。一方、ユーザが「いいえ」を選択した場合(ユーザが通話機能を起動させないと判断した場合)(S15でNO)、アプリケーション実行部8101は、通話機能を起動させることなく、後述のS17の処理に移行する。
次に、アプリケーション実行部8101は、住所録に電話番号が記憶されていないと判定した場合(S14でNO)、住所録の「メールアドレス」の項目に、メールアドレスを示す文字データが記憶されているか否かを判定する(S17)。アプリケーション実行部8101は、住所録にメールアドレスが記憶されていると判定した場合(S17でYES)、メール機能を起動させるか否かをユーザに問い合わせる(S18)。
この場合、アプリケーション実行部8101は、上記と同様、上記問合せを行うための問合せ画像生成の指示を表示データ制御部8102に行う。表示データ制御部8102は、例えば「メール機能を実行しますか?」としたメッセージ、および、ユーザに選択を促すための「はい」、「いいえ」としたメッセージを含む問合せ画像を生成する。
その後の処理については、S15の処理と同様である。すなわち、アプリケーション実行部8101は、ユーザが「はい」を選択したと判断した場合(S18でYES)には、メール機能を起動させる(S19)一方で、ユーザが「いいえ」を選択したと判断した場合(S18でNO)には、メール機能を起動させることなく、後述のS20の処理に移行する。すなわち、アプリケーション実行部8101は、S19の処理にてメール機能を実行する。
次に、アプリケーション実行部8101は、住所録にメールアドレスが記憶されていないと判定した場合(S17でNO)、住所録の「URL」の項目に、URLを示す文字データが記憶されているか否かを判定する(S20)。アプリケーション実行部8101は、住所録にURLが記憶されていると判定した場合(S20でYES)、ブラウザ機能を起動させるか否かをユーザに問い合わせる(S21)。
アプリケーション実行部8101は、S15の処理と同様である。すなわち、アプリケーション実行部8101は、ユーザが「はい」を選択したと判断した場合(S21でYES)には、ブラウザ機能を起動させる(S22)一方で、ユーザが「いいえ」を選択したと判断した場合(S21でNO)には、メール機能を起動させることなく、名刺読み取り関連処理を終了する。すなわち、アプリケーション実行部8101は、S22の処理にてブラウザ機能を実行する。なお、S20〜S22の処理は、図18におけるS8の処理と同様なので、ここではその詳細な説明を省略する。
このように、S16、S19およびS22の処理では、アプリケーション実行部8101は、文字認識処理にて抽出した文字が、電話番号、メールアドレスまたはURLである場合には、2画面表示装置200が備える通話機能、メール機能またはブラウザ機能を実行する。このため、2画面表示装置200は、ユーザに、上記機能を起動させる、上記機能の実行中に上記文字を読み出させる等の入力操作を行わせなくても当該機能を実行することができるので、ユーザの操作性および利便性をさらに向上させることができる。
なお、S16、S19およびS22の処理が行われ、ユーザが各機能を終了させると、アプリケーション実行部8101は、図18におけるS6の名刺読み取り関連処理を終了する。また、アプリケーション実行部8101は、所定の時間経過した後に、上記名刺読み取り関連処理を終了させてもよい。この場合、2画面表示装置200は、実行した登録処理を含む名刺読み取り関連処理を終了させるためのユーザの入力操作を取得しなくても、確実に当該処理を終了させることができる。
また、図18におけるS8の処理についても同様に、アプリケーション実行部8101は、所定の時間経過した後に、上記記号情報処理を終了させてもよい。
また、S12の処理において、住所録をユーザ毎に作成し、ユーザ指定のファイルに記憶するようにしてもよい。この場合、アプリケーション実行部8101は、例えばS12の処理を行うときに、ユーザに対し、新規の住所録を作成するか否かを問い合わせると共に、新規の住所録を作成しない場合には、どのファイル内の住所録への登録処理を行うかを問い合わせてもよい。
さらに、アプリケーション実行部8101は、ユーザ指定のファイルを自動的に検索するようにしてもよい。この場合、サブ側主制御部830の像取得部8301は、全体画像データを取得した際に、当該全体画像データに含まれる像を用いて指紋認証を行うことによって、ユーザを特定するようにしてもよい。また、サブ側主制御部830は、センサ内蔵液晶パネル301上にサインさせたり、パスワードを入力させたりすることにより、ユーザを特定するようにしてもよい。
また、図19では、S15、S18およびS21の処理において、通話機能、メール機能およびブラウザ機能を起動させるか否かをユーザに問い合わせているが、これに限らず、ユーザに問い合わせることなく、各機能を起動させてもよい。
(1画面表示装置を用いて名刺の読み取りを行う様子)
次に、図20を参照しながら、1画面表示装置としてのセンサ付きサブ表示装置230におけるポインティング処理から名刺読み取り処理への遷移の典型例について説明する。図20は、1画面表示装置としてのセンサ付きサブ表示装置230におけるポインティング処理から名刺読み取り処理への遷移の様子を示す図である。
ここでは、センサ付きサブ表示装置230がメイン表示装置210から取り外されて単独で使用される場合を想定している。すなわち、ユーザが、センサ付きサブ表示装置230のセンサ内蔵液晶パネル301上を指またはペンで操作したり、当該センサ内蔵液晶パネル301上に名刺P1等を載置するだけでなく、当該センサ内蔵液晶パネル301にカーソルCS、問合せ画像、ユーザに対する通知を行うための画像等を表示させることを想定している。つまり、ユーザがメイン表示装置210の表示部310を見ることなく操作を行う、いわゆる1画面表示装置としてのセンサ付きサブ表示装置230を想定している。
なお、1画面表示装置としてのセンサ付きサブ表示装置230における構成および処理が、上記2画面表示装置200の構成および処理と同一である場合には、その説明を省略することとする。
まず、図20(a)は、1画面表示装置としてのセンサ付きサブ表示装置230においてポインティング処理が行われている様子を示す図である。図示のとおり、センサ内蔵液晶パネル301にはカーソルCSが表示されており、ユーザは、このセンサ内蔵液晶パネル301を見ながら、指またはペンで当該センサ内蔵液晶パネル301上を操作することにより、当該カーソルCSの移動等の制御を行うことができる。
次に、図20(b)は、センサ内蔵液晶パネル301上に名刺P1が載置された様子を示す図である。センサ付きサブ表示装置230は、名刺P1の表側がセンサ内蔵液晶パネル301に対向するように載置されると、名刺読み取り処理を行う。すなわち、センサ付きサブ表示装置230は、名刺P1がセンサ内蔵液晶パネル301上に載置されたことを認識すると、名刺読み取り処理における文字認識処理を自動的に実行する。
次に、センサ付きサブ表示装置230は、上記の文字認識処理が完了すると、センサ内蔵液晶パネル301に図20(c)または図20(d)に示すような画像を表示させる。図20(c)は、住所録への登録処理を行うか否かをユーザに通知した場合のセンサ付きサブ表示装置230の様子を示す図である。また、図20(d)は、住所録への登録処理を行い、当該登録処理が完了したことを通知した場合のセンサ付きサブ表示装置230の様子を示す図である。
なお、図20(c)および図20(d)は、名刺P1の読み取りが完了し、ユーザが名刺P1を取り除いた状態を示している。名刺P1を取り除くタイミングは、例えば音声通知、バイブレーションによる通知等を用いることによって実現できる。
図20(c)の場合、センサ付きサブ表示装置230は、文字認識処理が完了すると、センサ内蔵液晶パネル301に住所録への登録処理を行うか否かをユーザに問い合わせるための問合せ画像を表示する。
一方、図20(d)の場合、センサ付きサブ表示装置230は、文字認識処理が完了すると、住所録への登録処理を行う。すなわち、図20(c)のように、センサ付きサブ表示装置230は、ユーザへの問合せを行わずに、文字認識処理後、自動的に住所録への登録処理を実行する。そして、図示のとおり、センサ付きサブ表示装置230は、住所録への登録処理が完了すると、完了したことをユーザに通知する画像を液晶パネル311に表示する。
なお、上記では、センサ付きサブ表示装置230において名刺読み取り処理が行われる構成について説明したが、これに限られたものではない。すなわち、センサ付きサブ表示装置230は、名刺P1が載置されたことを認識すると、その旨をメイン表示装置210に通知し、当該メイン表示装置210にて名刺読み取り処理を行わせる構成であってもよい。
(1画面表示装置としてのセンサ付きサブ表示装置のより詳細な構成および処理)
次に、図1および図21を参照しながら、1画面表示装置としてのセンサ付きサブ表示装置(情報処理装置)230のより詳細な構成および処理について説明する。図21は、1画面表示装置としてのセンサ付きサブ表示装置230のより詳細な構成を示すブロック図である。
ここで、1画面表示装置としてのセンサ付きサブ表示装置230を実現する場合、(1)メイン表示装置210のアプリケーション実行部8101が、ポインティング処理、名刺読み取り関連処理、記号情報処理等を行う場合と、(2)センサ付きサブ表示装置230のサブ側主制御部830がこれらの処理を行う場合とがある。
(1)メイン表示装置210が各処理を行う場合
まず、1画面表示装置としてのセンサ付きサブ表示装置230が、メイン表示装置210に各処理を行わせる場合について、図1を用いて説明する。
この場合、メイン側主制御部810のアプリケーション実行部8101は、サブ側主制御部830の一致度判定部8303からカテゴリー通知、または、座標取得部8304から位置座標データを受信すると、当該カテゴリー通知または位置座標データに応じて、ポインティング処理、名刺読み取り関連処理または記号情報処理を行う。そして、アプリケーション実行部8101は、各処理にて必要となる画像の生成を、サブ側主制御部830の表示データ制御部8305に指示する。
表示データ制御部8305は、表示データ制御部8102と同様、アプリケーション実行部8101から送信される画像生成の指示を受けると、この指示に従って画像を生成し、当該画像をデータ処理部730に送信することによって、センサ内蔵液晶パネル301に当該画像を表示させるものである。これにより、表示データ制御部8305は、各処理に応じた画像(カーソルCS、アイコン等を含む画像、住所録への登録処理前後の画像(図20(c)および図20(d)に示す画像等)をセンサ内蔵液晶パネル301に表示させることができる。
なお、その他の構成および処理については、上記2画面表示装置200の構成および処理と同一とであるので、ここではその説明を省略する。
つまり、この場合のセンサ付きサブ表示装置230は、サブ側主制御部830の表示データ制御部8305が、メイン側主制御部810のアプリケーション実行部8101からの画像生成の指示を受ける構成である。これにより、ユーザは、センサ付きサブ表示装置230のセンサ内蔵液晶パネル301を見るだけで、各処理への対応を行うことができる。
なお、アプリケーション実行部8101は、各処理に応じた画像を表示データ制御部8305に生成させるための指示を、当該表示データ制御部8305に送信するために、「第0フィールド」フィールドの値として“処理コマンド”(“010”)を指定した装置間コマンドを送信する。
(2)センサ付きサブ表示装置230が各処理を行う場合
次に、1画面表示装置としてのセンサ付きサブ表示装置230が自装置で各処理を行う場合について、図21を用いて説明する。図21に示すように、サブ側主制御部830は、像取得部8301、特徴量抽出部8302、一致度判定部8303、座標取得部8304、表示データ制御部8305およびアプリケーション実行部(処理実行手段)8306を備えている。ここでは、図1に示すサブ側主制御部830の構成と異なる構成および処理だけについて説明する。
一致度判定部8303および座標取得部8304は、それぞれカテゴリー通知および位置座標データをアプリケーション実行部8306に送信する。
アプリケーション実行部8306は、上記アプリケーション実行部8101と同様、一致度判定部8303から送信されるカテゴリー通知に対応したアプリケーションプログラムを記憶部931から読み出し、実行するものである。なお、記憶部931には、記憶部911に格納されたものと同一の、各処理を行うためのアプリケーションプログラムおよび住所録が格納されている。
アプリケーション実行部8306は、各処理にて必要となる画像生成の指示を、表示データ制御部8305に行う。そして、表示データ制御部8305は、上記指示に従って画像を生成し、当該画像を表示データとしてデータ処理部730に送信する。これにより、表示データ制御部8305は、各処理に応じた画像をセンサ内蔵液晶パネル301に表示させることができる。
つまり、この場合のセンサ付きサブ表示装置230は、各処理を実行するためのアプリケーション実行部8306をサブ側主制御部830に備えて、各処理に応じた画像をセンサ内蔵液晶パネル301に表示する構成である。このため、センサ付きサブ表示装置230は、メイン表示装置210と通信可能な状態でない場合であっても、単独で各処理を行うことができる。
なお、アプリケーション実行部8306は、記憶部931に格納された住所録への登録処理を行った後、一定の記憶容量に達した場合、または、ユーザが所定の操作を行った場合、当該住所録のデータを、メイン表示装置210または外部装置に送信するようにしてもよい。
なお、上記(1)および(2)において、センサ内蔵液晶パネル301の大きさ(面積)は、図17と同様、通常の名刺P1(約3インチ)が載置可能な程度の大きさであればよい。この場合であっても、センサ付きサブ表示装置230は、図23および図24に示す従来技術としてのサブ表示装置1231、1232のように、Startボタン1940を設けたり、機能ボタン(Startボタン)1960を表示する必要がない。これは、名刺P1等のユーザの指またはペン以外の対象物がセンサ付きサブ表示装置230上に載置された場合に、センサ付きサブ表示装置230が自動的に対象物に応じた処理を実行するからである。
(補足)
最後に、本実施形態に係る2画面表示装置200の各ブロック、特にメイン側主制御部810のアプリケーション実行部8101および表示データ制御部8102、並びに、サブ側主制御部830の像取得部8301、特徴量抽出部8302、一致度判定部8303、座標取得部8304、表示データ制御部8305およびアプリケーション実行部8306は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、本実施形態に係る2画面表示装置200は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(Central Processing Unit)、上記プログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである2画面表示装置200の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記2画面表示装置200に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、本実施形態に係る2画面表示装置200を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを、通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
また、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、メイン表示装置とセンサ付きサブ表示装置とを備えた情報処理装置に適用できる。特に、メインディスプレイとサブノートディスプレイとを備えたノートパソコンなどに好適に適用できる。
本発明の一実施形態を示すものであり、メイン表示装置およびセンサ付きサブ表示装置の詳細構成を示すブロック図である。 同図(a)は、2画面表示装置の具体例を示す模式図であり、同図(b)は、同図(a)に示した2画面表示装置の具体例において、メイン表示装置とセンサ付きサブ表示装置とを分離した状態を示す模式図である。 上記センサ付きサブ表示装置が備えるセンサ内蔵液晶パネルの断面を模式的に示す図である。 同図(a)は、反射像を検知することにより、ユーザがタッチした位置を検出する様子を示す模式図であり、同図(b)は、影像を検知することにより、ユーザがタッチした位置を検出する様子を示す模式図である。 上記メイン表示装置およびセンサ付きサブ表示装置の要部構成を示すブロック図である。 上記センサ付きサブ表示装置が備える表示/光センサ部、表示/光センサ回路制御部、およびデータ処理部のより詳細な構成を示すブロック図である。 上記センサ付きサブ表示装置が備える表示部および表示回路制御部の構成例を示すブロック図である。 サブ表示装置内コマンドのフレーム構造の一例を模式的に示す図である。 サブ表示装置内コマンドに含まれる各フィールドに指定可能な値の一例、および、その概要を説明する図である。 装置間コマンドのフレーム構造の一例を示す模式図である。 スキャンコマンド、表示コマンド、および処理コマンドのそれぞれについて、各フィールドに指定可能な情報を示す説明図である。 スキャンコマンドの第1から第5フィールドに指定可能な値の一例、および、その概要の説明図である。 表示コマンドの第1および第2フィールドに指定可能な値の一例、および、その概要の説明図である。 処理コマンドの第1から第3フィールドに指定可能な値の一例、および、その概要の説明図である。 同図(a)は、対象物がセンサ内蔵液晶パネル上に載置されていないときに、センサ内蔵液晶パネル全体をスキャンした結果として得られる画像データの一例を示す図であり、同図(b)は、ユーザが指でセンサ内蔵液晶パネルをタッチしているときに、センサ内蔵液晶パネル全体をスキャンした結果として得られる画像データの一例を示す図である。 上記表示/光センサ部の要部、特に、センサ内蔵液晶パネルの構成および周辺回路の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る2画面表示装置におけるポインティング処理から名刺読み取り処理への遷移の様子を示す図であり、同図(a)は、2画面表示装置200においてポインティング処理が行われている様子を示す図であり、同図(b)は、センサ内蔵液晶パネル301上に名刺が載置された様子を示す図であり、同図(c)は、住所録への登録処理を行うか否かをユーザに通知した場合の2画面表示装置200の様子を示す図であり、同図(d)は、住所録への登録処理を行い、当該登録処理が完了したことを通知した場合の2画面表示装置200の様子を示す図である。 本発明の一実施形態に係る2画面表示装置において、検知した像に応じて実行する処理の切り替えを行う際の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る2画面表示装置において、名刺読み取り関連処理を行う際の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る1画面表示装置としてのセンサ付きサブ表示装置におけるポインティング処理から名刺読み取り処理への遷移の様子を示す図であり、同図(a)は、センサ付きサブ表示装置においてポインティング処理が行われている様子を示す図であり、同図(b)は、センサ内蔵液晶パネル上に名刺が載置された様子を示す図であり、同図(c)は、住所録への登録処理を行うか否かをユーザに通知した場合のセンサ付きサブ表示装置の様子を示す図であり、同図(d)は、住所録への登録処理を行い、当該登録処理が完了したことを通知した場合のセンサ付きサブ表示装置の様子を示す図である。 本発明の一実施形態に係る1画面表示装置としてのセンサ付きサブ表示装置のより詳細な構成を示すブロック図である。 従来技術を示すものであり、メイン表示装置とサブ表示装置とからなる2画面表示装置において、サブ表示装置で名刺を読み取り、メイン表示装置がアプリケーションプログラムに従った画像を表示するときの流れを示す図であり、同図(a)は、名刺を読み取るときの2画面表示装置の様子を示す図であり、同図(b)は、名刺を読み取る2画面表示装置の様子を示す図であり、同図(c)は、名刺の読み取りが完了したときの2画面表示装置の様子を示す図である。 従来技術を示すものであり、1画面表示装置で名刺を読み取ると共に、当該1画面表示装置がアプリケーションプログラムに従った画像を表示するときの流れを示すものであり、同図(a)は、名刺を読み取るときの1画面表示装置の様子を示す図であり、同図(b)は、読み取る名刺を表示画面上に載せたときの1画面表示装置の様子を示す図であり、同図(c)は、Startボタンを押下したときの1画面表示装置の様子を示す図であり、同図(d)は、Readyランプによって読み取り完了を通知する1画面表示装置の様子を示す図であり、同図(e)は、名刺の読み取りが完了し、名刺を表示画面上から取り除いたときの1画面表示装置の様子を示す図である。 従来技術を示すものであり、1画面表示装置で名刺を読み取ると共に、当該1画面表示装置がアプリケーションプログラムに従った画像を表示するときの流れを示すものであり、同図(a)は、名刺を読み取るときの1画面表示装置の様子を示す図であり、同図(b)は、読み取る名刺を表示画面上に載せたときの1画面表示装置の様子を示す図であり、同図(c)は、表示画面に表示されたStartボタンを押下したときの1画面表示装置の様子を示す図であり、同図(d)は、表示画面に読み取り完了を通知するメッセージを表示させる1画面表示装置の様子を示す図である。
符号の説明
200 2画面表示装置(情報処理装置)
230 センサ付きサブ表示装置(情報処理装置)
301 センサ内蔵液晶パネル(面状部材)
911、931 記憶部
8101 アプリケーション実行部(処理実行手段)
8302 特徴量抽出部(特徴量抽出手段)
8303 一致度判定部(判定手段)
8306 アプリケーション実行部(処理実行手段)

Claims (11)

  1. 近傍の対象物の像を検知する面状部材と、
    上記面状部材が検知した上記像の特徴量を抽出する特徴量抽出手段と、
    上記特徴量抽出手段によって抽出された上記像の特徴量に応じた処理を実行する処理実行手段と、を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 上記特徴量抽出手段によって抽出された上記像の特徴量に基づいて、上記対象物の種別を判定する判定手段をさらに備え、
    上記処理実行手段は、上記判定手段が判定した上記対象物の種別に応じた処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 上記判定手段によって、上記対象物が1または複数の文字を含む対象物であると判定された場合、
    上記処理実行手段は、上記対象物の像から抽出した文字を、自装置が備える記憶部に登録する登録処理を実行することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 上記判定手段によって、上記対象物が1または複数の文字を含む対象物であると判定された場合、
    上記処理実行手段は、上記対象物の像から抽出した文字が、電話番号、メールアドレスまたはURL(Uniform Resource Locator)であると判定した場合、自装置が備える通話機能、メール機能またはブラウザ機能を実行することを特徴とする請求項2または3に記載の情報処理装置。
  5. 上記処理実行手段は、上記登録処理を実行するか否かをユーザに選択させることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  6. 上記処理実行手段は、上記通話機能、メール機能またはブラウザ機能を実行するか否かをユーザに選択させることを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  7. 上記判定手段によって、上記対象物がURLを2次元パターンで表した記号情報を含む対象物であると判定された場合、
    上記処理実行手段は、上記URLに特定されている情報を取得する取得処理を実行することを特徴とする請求項2から6の何れか1項に記載の情報処理装置。
  8. 上記処理実行手段は、上記登録処理を実行した後に所定の時間が経過すると、当該登録処理を終了させることを特徴とする請求項3または5に記載の情報処理装置。
  9. 上記処理実行手段は、上記取得処理を実行した後に所定の時間が経過すると、当該取得処理を終了させることを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  10. 近傍の対象物の像を検知する面状部材を備えた情報処理装置の制御方法であって、
    上記面状部材が検知した上記像の特徴量を抽出する特徴量抽出ステップと、
    上記特徴量抽出ステップによって抽出された上記像の特徴量に応じた処理を実行する処理実行ステップと、を含むことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  11. 請求項1から9の何れか1項に記載の情報処理装置の上記各手段としてコンピュータを機能させるための情報処理プログラム。
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