JP2010108082A - コンテンツ分散保存システム、コンテンツ保存方法、ノード装置、及びノード処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】レプリカを保存しているノード装置へのアクセス集中を低減し、ダウンロードにより通信回線が混雑することを防止することが可能なコンテンツ分散保存システム、コンテンツ保存方法、ノード装置、及びノード処理プログラムを提供することを課題とする。
【解決手段】ノード装置は、ユーザのコンテンツの好みを示す好み情報を予め記憶しておき、他の装置から、所定のコンテンツの複製データの保存依頼を示すコンテンツ保存依頼情報を受信した場合に、当該保存依頼に係るコンテンツの属性情報及び前記好み情報に基づいて、当該保存依頼に係るコンテンツが当該ユーザの好みのコンテンツであるか否かを判断し、ユーザの好みのコンテンツであると判断した場合には、前記他の装置から、前記保存依頼に係るコンテンツの複製データを取得し保存する。
【選択図】図9
Description
本発明は、ネットワークを介して互いに通信可能な複数のノード装置を備えたピアツーピア(Peer to Peer(P2P))型の通信システムの技術分野に関する。
この種のピアツーピア型の通信システムにおいて、複数のコンテンツ(映画及び音楽データ等のコンテンツ)の複製データ(以下、「レプリカ」という)を複数のノード装置に分散して保存(配置)させ、各ノード装置間でレプリカを利用可能としたコンテンツ分散保存システムが知られており、これにより、対故障性やアクセスの分散性が高められている。このように分散保存されたレプリカの所在は、例えば特許文献1に開示されるような分散ハッシュテーブル(以下、DHT(Distributed Hash Table)という)を利用して効率良く検索可能になっている。当該DHTは、各ノード装置に記憶されており、当該DHTには、各種メッセージの転送先となるべき複数のノード装置を示すノード情報(例えば、IPアドレス及びポート番号を含む)が登録されている。
そして、コンテンツ分散保存システムに参加しているノード装置は、所望のコンテンツの取得する場合、当該コンテンツのレプリカの所在を検索(発見)するためのメッセージ(クエリ)を他のノード装置に送出する。これにより、当該メッセージは、上記DHTにしたがって、中継のノード装置により当該コンテンツのレプリカの所在の管理元のノード装置に向かって転送される。そして、上記メッセージを送出したノード装置は、最終的に当該メッセージが辿り着く上記管理元のノード装置から上記レプリカの所在を示す情報を取得することになる。これにより、上記メッセージを送出したノード装置は、上記検索に係るコンテンツのレプリカを保存しているノード装置にアクセスして当該レプリカをダウンロードすることができる。
特開2006−197400号公報
ところで、このようなコンテンツ分散保存システムにおいて、利用可能となった直後のコンテンツや、人気のあるコンテンツなどは、当該コンテンツのレプリカを保存しているノード装置へのアクセスが集中する。そのため、レスポンスが低下し、当該レプリカのダウンロードに時間がかかるという問題があった。また、当該レプリカのダウンロードにより通信回線が混雑するという問題もあった。
本発明は、以上の点等に鑑みてなされたものであり、レプリカを保存しているノード装置へのアクセス集中を低減し、ダウンロードにより通信回線が混雑することを防止することが可能なコンテンツ分散保存システム、コンテンツ保存方法、ノード装置、及びノード処理プログラムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ネットワークを介して互いに通信可能な複数のノード装置を備えたコンテンツ分散保存システムであり、複数のコンテンツの複製データを複数のノード装置に分散して保存させ、各前記ノード装置間で前記コンテンツを利用可能としたコンテンツ分散保存システムにおける前記ノード装置であって、前記複製データを保存するための保存領域を有する保存手段と、ユーザのコンテンツの好みを示す好み情報を予め記憶する記憶手段と、他のノード装置又は全てのコンテンツの複製データを有するサーバ装置から、所定のコンテンツの複製データの保存依頼を示すコンテンツ保存依頼情報を受信する保存依頼受信手段と、前記保存依頼に係るコンテンツの属性情報及び前記好み情報に基づいて、当該保存依頼に係るコンテンツが当該ユーザの好みのコンテンツであるか否かを判断するコンテンツ判断手段と、前記保存依頼に係るコンテンツが前記ユーザの好みのコンテンツであると判断された場合には、前記他のノード装置又は前記サーバ装置から、前記保存依頼に係るコンテンツの複製データを取得し、前記保存手段における保存領域に保存するコンテンツ保存手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、ノード装置は、ユーザのコンテンツの好みを示す好み情報を予め記憶しておき、他のノード装置又は全てのコンテンツの複製データを有するサーバ装置から、所定のコンテンツの複製データの保存依頼を示すコンテンツ保存依頼情報を受信した場合に、当該保存依頼に係るコンテンツの属性情報及び前記好み情報に基づいて、当該保存依頼に係るコンテンツが当該ユーザの好みのコンテンツであるか否かを判断し、ユーザの好みのコンテンツであると判断した場合には、前記他のノード装置又は前記サーバ装置から、前記保存依頼に係るコンテンツの複製データを取得し、前記保存手段における保存領域に保存するように構成したので、ユーザが視聴するであろう好みのコンテンツの複製データを事前に保存しておくことができ、当該複製データを保存しているノード装置へのアクセス集中を低減し、ダウンロードにより通信回線が混雑することを防止することができる。また、自ノードのレスポンスを向上することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のノード装置において、前記保存依頼に係るコンテンツが前記ユーザの好みのコンテンツでないと判断された場合には、前記コンテンツ保存依頼情報の送信元の装置に対して、前記コンテンツの複製データの保存拒否を示す保存拒否情報を送信する保存拒否送信手段を更に備えることを特徴とする。
この発明によれば、前記コンテンツ保存依頼情報の送信元の装置は、保存拒否情報を受けることで、次に別のノード装置に対して迅速に前記コンテンツ保存依頼情報を送信することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のノード装置において、前記ユーザによる指示にしたがって前記好み情報を入力する入力手段を更に備えることを特徴とする。
この発明によれば、ユーザは任意に好み情報を指定することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載のノード装置において、前記保存手段に保存された前記複製データを再生させる再生制御手段と、前記複製データの再生履歴に基づいて前記好み情報を設定する好み情報設定手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、複製データの再生履歴に基づいて前記好み情報を自動的に設定することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1又は2に記載のノード装置において、他のノード装置又は前記サーバ装置から、前記ユーザにより指定されたコンテンツの複製データを取得するコンテンツ取得手段と、前記複製データの取得履歴に基づいて前記好み情報を設定する好み情報設定手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、前記複製データの取得履歴に基づいて前記好み情報を設定することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5の何れか一項に記載のノード装置において、前記コンテンツの属性情報には、複数のジャンル毎に当該コンテンツが属する度合いを示すジャンルポイントが含まれ、前記好み情報には、前記ジャンル毎のユーザの嗜好度合いを示す嗜好ポイントが含まれており、前記各ジャンルポイントを前記嗜好ポイントにより補正し、補正された各ジャンルポイントを積算する演算手段を更に備え、前記コンテンツ判断手段は、前記積算された値が閾値以上である場合に、前記保存依頼に係るコンテンツが当該ユーザの好みのコンテンツであると判断することを特徴とする。
この発明によれば、ユーザの好みのジャンルのコンテンツを事前に保存しておくことができる。
請求項7に記載のノード処理プログラムの発明は、コンピュータを、請求項1乃至6の何れか一項に記載のノード装置として機能させることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、ネットワークを介して互いに通信可能な複数のノード装置を備えたコンテンツ分散保存システムであり、複数のコンテンツの複製データを複数のノード装置に分散して保存させ、各前記ノード装置間で前記コンテンツを利用可能としたコンテンツ分散保存システムにおいて、前記ノード装置は、前記複製データを保存するための保存領域を有する保存手段と、ユーザのコンテンツの好みを示す好み情報を予め記憶する記憶手段と、他のノード装置又は全てのコンテンツの複製データを有するサーバ装置から、所定のコンテンツの複製データの保存依頼を示すコンテンツ保存依頼情報を受信する保存依頼受信手段と、前記保存依頼に係るコンテンツの属性情報及び前記好み情報に基づいて、当該保存依頼に係るコンテンツが当該ユーザの好みのコンテンツであるか否かを判断するコンテンツ判断手段と、前記保存依頼に係るコンテンツが前記ユーザの好みのコンテンツであると判断された場合には、前記他のノード装置又は前記サーバ装置から、前記保存依頼に係るコンテンツの複製データを取得し、前記保存手段における保存領域に保存するコンテンツ保存手段と、を備えることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、ネットワークを介して互いに通信可能な複数のノード装置を備えたコンテンツ分散保存システムであり、複数のコンテンツの複製データを複数のノード装置に分散して保存させ、各前記ノード装置間で前記コンテンツを利用可能としたコンテンツ分散保存システムにおける前記ノード装置により行われるコンテンツ保存方法であって、前記ノード装置が、ユーザのコンテンツの好みを示す好み情報を予め記憶する記憶工程と、前記ノード装置が、他のノード装置又は全てのコンテンツの複製データを有するサーバ装置から、所定のコンテンツの複製データの保存依頼を示すコンテンツ保存依頼情報を受信する保存依頼受信工程と、前記ノード装置が、前記保存依頼に係るコンテンツの属性情報及び前記好み情報に基づいて、当該保存依頼に係るコンテンツが当該ユーザの好みのコンテンツであるか否かを判断するコンテンツ判断工程と、前記ノード装置が、前記保存依頼に係るコンテンツが前記ユーザの好みのコンテンツであると判断された場合には、前記他のノード装置又は前記サーバ装置から、前記保存依頼に係るコンテンツの複製データを取得し、コンテンツの複製データを保存するための保存領域に保存するコンテンツ保存工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、ノード装置は、ユーザのコンテンツの好みを示す好み情報を予め記憶しておき、他のノード装置又は全てのコンテンツの複製データを有するサーバ装置から、所定のコンテンツの複製データの保存依頼を示すコンテンツ保存依頼情報を受信した場合に、当該保存依頼に係るコンテンツの属性情報及び前記好み情報に基づいて、当該保存依頼に係るコンテンツが当該ユーザの好みのコンテンツであるか否かを判断し、ユーザの好みのコンテンツであると判断した場合には、前記他のノード装置又は前記サーバ装置から、前記保存依頼に係るコンテンツの複製データを取得し、前記保存手段における保存領域に保存するように構成したので、ユーザが視聴するであろう好みのコンテンツの複製データを事前に保存しておくことができ、当該複製データを保存しているノード装置へのアクセス集中を低減し、ダウンロードにより通信回線が混雑することを防止することができる。また、自ノードのレスポンスを向上することができる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、コンテンツ分散保存システムに本発明を適用した場合の実施形態である。
[1.コンテンツ分散保存システムの構成及び動作概要]
始めに、図1等を参照して、本実施形態に係るコンテンツ分散保存システムの構成及び動作概要について説明する。
始めに、図1等を参照して、本実施形態に係るコンテンツ分散保存システムの構成及び動作概要について説明する。
図1は、本実施形態に係るコンテンツ分散保存システムにおける各ノード装置の接続態様の一例を示す図である。
図1の下部枠101内に示すように、IX(Internet eXchange)3、ISP(Internet Service Provider)4a,4b、DSL(Digital Subscriber Line)回線事業者(の装置)5a,5b、FTTH(Fiber To The Home)回線事業者(の装置)6、及び通信回線(例えば、電話回線や光ケーブル等)7等によって、インターネット等のネットワーク(現実世界の通信ネットワーク)8が構築されている。なお、図1の例におけるネットワーク8には、データ(パケット)を転送するためのルータが、適宜挿入されているが図示を省略している。
このようなネットワーク8には、複数のノード装置(以下、「ノード」という)Nn(n=1,2,3・・・の何れか)が接続されている。また、各ノードNnには、固有の製造番号およびIP(Internet Protocol)アドレスが割り当てられている。そして、本実施形態に係るコンテンツ分散保存システムSは、これらのノードNnのうち、図1の上部枠100内に示すように、何れか複数のノードNnの参加により形成されるピアツーピア方式のネットワークシステムとなっている。
なお、図1の上部枠100内に示すネットワーク9は、既存のネットワーク8を用いて形成された仮想的なリンクを構成するオーバーレイネットワーク9(論理的なネットワーク)である。かかるオーバーレイネットワーク9は、特定のアルゴリズム、例えば、DHTを利用したアルゴリズムにより実現される。そして、コンテンツ分散保存システムS(言い換えれば、オーバーレイネットワーク9)に参加している各ノードNnには、所定桁数からなる固有の識別情報であるノードIDが割り当てられている。また、当該ノードIDは、例えば、各ノードNnに個別に割り当てられたIPアドレス或いは製造番号を共通のハッシュ関数(例えば、SHA−1等)によりハッシュ化した値(例えば、bit長が160bit)であり、一つのID空間に偏りなく分散して配置されることになる。
なお、コンテンツ分散保存システムSへの参加は、参加していないノードNn(例えば、ノードN8)が、参加している任意のノードNn(例えば、当該システムSに常時参加しているコンタクトノード)に対して参加要求を示す参加メッセージを送信することによって行われる。
また、各ノードNnは、夫々、DHTを用いたルーティングテーブルを保持している。このルーティングテーブルは、コンテンツ分散保存システムS上における各種メッセージの転送先を規定しており、具体的には、ID空間内で適度に離れたノードNnのノードID、IPアドレス及びポート番号を含むノード情報が複数登録されている。
コンテンツ分散保存システムSに参加している1台のノードNnは、該システムSに参加している全てのノードNnのうち、必要最低限のノードNnのノード情報をルーティングテーブルに登録しておき、ノード情報を知らない(記憶していない)ノードNnについては、各ノードNn間で互いに各種メッセージを転送し合って届けてもらうようになっている。
このようなDHTを用いたルーティングテーブルについては、特開2006−197400号公報等で公知であるので、詳しい説明を省略する。
ところで、コンテンツ分散保存システムSにおいては、内容の異なる様々なコンテンツ(例えば、映画や音楽等)のレプリカが所定のファイル形式で複数のノードNnに分散して保存(格納)されており、各ノードNn間で当該レプリカを利用可能になっている。例えば、ノードN5には、タイトルがXXXの映画のコンテンツのレプリカが保存されており、一方、ノードN3には、タイトルがYYYの映画のコンテンツのレプリカが保存されるというように、複数のノードNn(以下、「コンテンツ保持ノード」という)に分散されて保存されている。
また、これらのコンテンツのレプリカには、夫々、コンテンツ名(タイトル)及びコンテンツID(コンテンツ毎に固有の識別情報)等の情報が付加されている。このコンテンツIDは、例えば、コンテンツ名+任意の数値(或いは、コンテンツデータの先頭数バイトでも良い)が、上記ノードIDを得るときと共通のハッシュ関数によりハッシュ化されて生成される(ノードIDと同一のID空間に配置)。或いは、システム管理者が、コンテンツ毎に一意のID値(ノードIDと同一ビット長)を付与しても良い。この場合は、コンテンツ名とそのコンテンツIDの対応が書かれたコンテンツカタログ情報が、全ノードNnに配布される。
また、このように分散保存されているコンテンツのレプリカの所在、つまり、当該レプリカを保存したノードNnのノード情報と当該コンテンツのコンテンツID等の組が含まれるインデックス情報が、当該コンテンツのレプリカの所在を管理しているノードNn(以下、「ルートノード」、又は「コンテンツ(コンテンツID)のルートノード」という)等により記憶(インデックスキャッシュに記憶)、管理されるようになっている。
つまり、コンテンツのレプリカを保存しているコンテンツ保持ノードのノード情報は、他のノードNnからの問い合わせに応じて提供可能なようにルートノードにより管理されている。
例えば、タイトルがXXXの映画のコンテンツのレプリカについてのインデックス情報は、そのコンテンツ(コンテンツID)のルートノードであるノードN4により管理され、タイトルがYYYの映画のコンテンツのレプリカについてのインデックス情報は、そのコンテンツ(コンテンツID)のルートノードであるノードN7により管理される。また、このようなルートノードは、例えば、コンテンツIDと最も近い(例えば、上位桁がより多く一致する)ノードIDを有するノードNnであるように定められる。
そして、あるノードNnのユーザが、所望するコンテンツのレプリカを取得したい場合、当該レプリカの取得を望むノードNn(以下、「ユーザノード」という)は、当該ユーザにより選択されたコンテンツのコンテンツID及び自己のIPアドレス等を含むコンテンツ所在問合せ(検索)メッセージ(クエリ)を生成し、これを自己のDHTを用いたルーティングテーブルにしたがって他のノードNnに対して送出する。つまり、ユーザノードは、コンテンツ所在問合せ(検索)メッセージを、ルートノードに向けて(ルートノード宛に)送出する(ルートノードにコンテンツのレプリカの所在を問い合わせる)。これにより、コンテンツ所在問合せ(検索)メッセージは、コンテンツIDをキーとするDHTルーティングによって最終的にルートノードに到着することになる。
なお、各ノードNnにおいてユーザにより選択されるべきコンテンツのコンテンツ名及びコンテンツID等の属性情報は、例えばコンテンツ提供サーバSAから全てのノードNnに配信されるコンテンツカタログ情報に記述されている。
また、上記コンテンツ所在問合せ(検索)メッセージに含まれるコンテンツIDは、ユーザノードによって、コンテンツ名が上記共通のハッシュ関数によりハッシュ化されて生成されるようにしても良い。なお、DHTルーティングについては、特開2006−197400号公報等で公知であるので、詳しい説明を省略する。
上記コンテンツ所在問合せ(検索)メッセージを受信したルートノードは、これに含まれるコンテンツIDに対応するインデックス情報をインデックスキャッシュから取得して、当該インデックス情報を、該コンテンツ所在問合せメッセージの送信元であるユーザノードに対して返信する。こうしてインデックス情報を取得したユーザノードは、当該インデックス情報に含まれるあるコンテンツ保持ノードのIPアドレス等に基づいて当該コンテンツ保持ノードにアクセスして、コンテンツ送信要求メッセージを送信し、そこからコンテンツのレプリカをダウンロード(取得)することが可能になる。
なお、ルートノードは、当該インデックス情報に含まれるIPアドレス等に示されたコンテンツ保持ノードに対してコンテンツ送信要求メッセージを送信し、これにより、ユーザノードは、上記コンテンツ保持ノードからそのレプリカをダウンロードすることもできる。また、上記ユーザノードは、コンテンツ所在問合せメッセージがルートノードに辿り着くまでの間に、当該ルートノードと同じインデックス情報をキャッシュしているキャッシュノードから当該インデックス情報を取得することもできる。
また、コンテンツ保持ノードから取得したコンテンツのレプリカを保存したユーザノードは、当該レプリカを保存したことをそのルートノードに知らせるために(言い換えれば、該システムSに参加している他のノードNnに対して公開するために)、当該レプリカのコンテンツID及び自己のノード情報が含まれるパブリッシュ(登録通知)メッセージを生成し、該パブリッシュメッセージを、そのルートノードに向けて(ルートノード宛に)送出する。
これにより、パブリッシュメッセージは、コンテンツ所在問合せ(検索)メッセージと同じように、コンテンツIDをキーとするDHTルーティングによってルートノードに到着することになる。そして、該ルートノードは、受信したパブリッシュメッセージに含まれるノード情報及びコンテンツIDの組を含むインデックス情報を登録(インデックスキャッシュ領域に記憶)することになる。こうして、上記ユーザノードは、新たに、上記コンテンツのレプリカを保持するコンテンツ保持ノードとなる。
なお、上記パブリッシュメッセージに含まれるノード情報及びコンテンツIDの組を含むインデックス情報は、ルートノードに至るまでの転送経路におけるキャッシュノードにおいても登録(キャッシュ)される。
[2.ノードNnの構成及び機能等]
次に、図2を参照して、ノードNnの構成及び機能について説明する。
次に、図2を参照して、ノードNnの構成及び機能について説明する。
図2は、ノードNnの概要構成例を示す図である。
各ノードNnは、図2に示すように、演算機能を有するCPU,作業用RAM,各種データおよびプログラムを記憶するROM等から構成されたコンピュータとしての制御部11と、各種データ及び各種プログラム等を記憶保存(格納)するためのHD(ハードディスク)等から構成された記憶部12(保存手段及び記憶手段の一例)と、受信されたコンテンツのレプリカ等を一時蓄積するバッファメモリ13と、コンテンツのレプリカに含まれるエンコードされたビデオデータ(映像情報)およびオーディオデータ(音声情報)等をデコード(データ伸張や復号化等)するデコーダ部14と、当該デコードされたビデオデータ等に対して所定の描画処理を施しビデオ信号として出力する映像処理部15と、当該映像処理部15から出力されたビデオ信号に基づき映像表示するCRT,液晶ディスプレイ等の表示部16と、上記デコードされたオーディオデータをアナログオーディオ信号にD(Digital)/A(Analog)変換した後これをアンプにより増幅して出力する音声処理部17と、当該音声処理部17から出力されたオーディオ信号を音波として出力するスピーカ18と、ネットワーク8を通じて他のノードNn等間の情報の通信制御を行うための通信部19と、ユーザからの指示を受け付け当該指示に応じた指示信号を制御部11に対して与える入力手段としての入力部(例えば、キーボード、マウス、或いは、リモコンや操作パネル等)20と、を備えて構成され、制御部11、記憶部12、バッファメモリ13、デコーダ部14、通信部19、及び入力部20はバス21を介して相互に接続されている。なお、ノードNnとしては、パーソナルコンピュータ、STB(Set Top Box)、或いは、TV受信機等を適用可能である。
また、記憶部12には、コンテンツのレプリカ、DHT、インデックス情報(インデックスキャッシュ領域に記憶)、及びコンテンツカタログ情報などが記憶されている。また、記憶部12において、コンテンツのレプリカを記憶保存しておくためのコンテンツ保存領域の容量(例えば、100ギガバイト)は、例えばユーザにより任意に設定可能になっている。
更に、記憶部12には、コンテンツ情報リスト、及び嗜好ポイントリストが記憶されている。
コンテンツ情報リストには、現に記憶部12にレプリカが記憶されているコンテンツの評価を表す評価値等が登録(記述)される。
図3は、コンテンツ情報リストに登録された情報の一例を示す図である。図3に示すコンテンツ情報リストには、各コンテンツIDに対応付けられて評価値、公開日時、嗜好フラグ、及びサイズ(データ量)等が登録されている。
ここで、評価値は、例えば特開2007−34630号公報にその算出方法が開示されるように予想アクセス数(言い換えれば、コンテンツの人気度)に応じた決定された値である。つまり、予想アクセス数が多いほど、評価値が高くなる。
公開日時は、例えば、各ノードNnにおいてコンテンツが利用可能となる日時を示している。例えば、この公開日時は、各ノードNnにおいて取得対象となるコンテンツをコンテンツカタログ情報上で選択可能となる日時である(公開日時までは、コンテンツカタログ情報上で選択できない)。なお、公開後のコンテンツについては、当該公開日時は削除される。
嗜好フラグ(属性情報の一例)は、コンテンツが属するジャンルの度合い(言い換えれば、そのジャンルを有するか否か)を示すジャンルポイントであり、複数のジャンル(例えば、映画の場合、メロドラマ、スポーツ、アクション、コメディ、教養など、音楽の場合、ロック、ポップス、クラシック、ジャズなど)毎に設定されている。このジャンルポイントが高いジャンルほど、当該ジャンルにコンテンツが属する度合いが高いと言える。図3の例では、映画のコンテンツXXXの嗜好フラグとして、メロドラマが「+1」に、スポーツが「−1」に、アクションが「+1」に、夫々設定されている。
このことより、映画のコンテンツXXXは、スポーツ性が無く、メロドラマ及びアクション性が有ると言える。また、例えば、当該映画のコンテンツXXXが属するアクションの度合いがメロドラマの度合いよりも高い場合、メロドラマに対応する嗜好フラグに係る数値(例えば、1)より、アクションに対応する嗜好フラグに係る数値を高く(例えば、2)すれば良い。このような嗜好フラグは、例えばコンテンツ提供元により付与される。
なお、記憶部12からコンテンツのレプリカが削除されると、当該コンテンツのコンテンツID、評価値、公開日時、嗜好フラグ、及びサイズ(データ量)等がコンテンツ情報リストから削除されることになる。
一方、嗜好ポイントリスト(好み情報の一例)には、上記ジャンル毎のユーザの嗜好度合いを示す嗜好ポイントが登録(記述)される。
図4は、嗜好ポイントリストの内容の一例を示す図である。図4に示す嗜好ポイントリストには、各ジャンルに対応付けられて嗜好ポイントが登録されている。この嗜好ポイントは、ユーザの嗜好度合いに比例した点数で表される。つまり、この嗜好ポイントが高いジャンルほど、ユーザに好まれると言える。図4の例では、メロドラマの嗜好ポイントが「5」と最も高いので、当該ユーザは最もメロドラマが好きであると言える。
なお、嗜好ポイントは、例えば、各ユーザが自ら各ジャンル毎に設定、つまり、ユーザによる指示にしたがって入力部20を通じて入力、設定されるものであっても良いし、コンテンツの再生履歴(視聴履歴)やコンテンツの取得履歴(ダウンロード履歴)に基づいて設定されるものであっても良い。また、ユーザが自ら嗜好ポイントを初期設定した後に、当該嗜好ポイントが、コンテンツの再生履歴(視聴履歴)やコンテンツの取得履歴(ダウンロード履歴)に基づいて補正されるように構成すればより効果的である。また、上記初期設定は、例えば、ノードNnの購入時に実施されるユーザのアンケートに基づき行われるものであっても良い。
以上のような構成において、制御部11は、CPUが記憶部12等に記憶されたプログラム(本発明のノード処理プログラムを含む)を読み出して実行することにより、全体を統括制御し、コンテンツ分散保存システムSへの参加により上述したユーザノード、中継ノード、ルートノード、キャッシュノード、及びコンテンツ保持ノードの少なくとも何れか一つのノードとしての処理を行う。
更に、制御部11は、本発明における保存依頼受信手段、コンテンツ判断手段、演算手段、コンテンツ保存手段、再生制御手段、コンテンツ取得手段、及び好み情報設定手段等として機能する。
より具体的には、制御部11は、コンテンツ保持ノード又は全てのコンテンツのレプリカを有するコンテンツ提供サーバSAから、所定のコンテンツ、例えばコンテンツ分散保存システムSにおいて利用可能となる前(つまり、公開前)のコンテンツのレプリカの保存依頼を示す保存依頼(複製作成)メッセージ(コンテンツ保存依頼情報の一例)を受信する。当該保存依頼メッセージには、例えば、当該コンテンツのコンテンツID、評価値、公開日時、嗜好フラグ、及びサイズ(データ量)等の情報が含まれている。
そして、制御部11は、保存依頼に係るコンテンツの属性情報としての嗜好フラグと、ユーザの好み情報としての嗜好ポイントリストに基づいて、当該保存依頼に係るコンテンツが当該ユーザの好みのコンテンツであるか否かを判断する。
例えば、制御部11は、当該コンテンツの各ジャンルポイントを、当該ノードNnのユーザの嗜好ポイントにより補正し、補正された各ジャンルポイントを積算して、当該コンテンツの好み値(ユーザの好み度合いを示す値)を算出し、算出した好み値が閾値(例えば、5点)以上である場合に、当該保存依頼に係るコンテンツが当該ユーザの好みのコンテンツであると判断する。
図5は、コンテンツの好み値が算出される様子を示す概念図である。図5の例では、当該コンテンツの各ジャンルポイントが、嗜好ポイントリストに登録された嗜好ポイントにより補正され、当該補正された各ジャンルポイントに係る値が積算されてコンテンツの好み値(この例では、8)が算出されている。
なお、上記閾値は、例えばユーザが入力部20を通じて任意に設定することができる。
そして、制御部11は、保存依頼に係るコンテンツがユーザの好みのコンテンツであると判断した場合には、上記保存依頼メッセージの送信元のコンテンツ保持ノード又はコンテンツ提供サーバSAから、上記保存依頼に係るコンテンツのレプリカを取得(ダウンロード)し、当該レプリカを記憶部12におけるコンテンツ保存領域に保存させる。
こうして、利用可能となった直後のユーザが視聴するであろう好みのコンテンツのレプリカを予め保存(プレキャッシュ)しておくことができるので、当該レプリカを保存しているコンテンツ保持ノードへのアクセス集中を低減し、ダウンロードにより通信回線が混雑することを防止することができる。
なお、コンテンツ保存領域に上記保存依頼に係るコンテンツのレプリカを保存できるほどの空き容量が無い場合、当該保存依頼に係るコンテンツの評価値と、既にコンテンツ保存領域に保存済みのコンテンツの評価値とが比較され、当該保存依頼に係るコンテンツの評価値が大きいときは、最も評価値が小さいコンテンツのレプリカが削除された上で、当該保存依頼に係るコンテンツのレプリカが保存されることになる。
一方、制御部11は、上記保存依頼に係るコンテンツがユーザの好みのコンテンツでないと判断した場合には、上記保存依頼メッセージの送信元のコンテンツ保持ノード又はコンテンツ提供サーバSAに対して、当該コンテンツのレプリカの保存拒否を示す保存拒否メッセージ(保存拒否情報の一例)を送信する。
ところで、上記嗜好ポイントリストに登録された嗜好ポイントは、コンテンツの再生履歴(視聴履歴)やコンテンツの取得履歴(ダウンロード履歴)に基づいて、適宜補正され、更新されるようになっている。例えば、制御部11は、ダウンロードされたレプリカがコンテンツ保存領域に保存された際や、当該保存されたレプリカがデコーダ部14、映像処理部15、及び音声処理部17を通じて再生(ユーザにより視聴)された際等のタイミングで、上記嗜好ポイントリストに登録されている嗜好ポイントを読み出し、当該レプリカに係るコンテンツの各ジャンルポイントに基づいて補正し、当該補正された嗜好ポイントを、既に登録されている嗜好ポイントに代えて登録(つまり、上書き)する。これにより、初期の嗜好ポイントは、ユーザの操作によって、よりユーザの嗜好を反映したポイントに更新することができる。
図6は、各嗜好ポイントが補正される様子を示す概念図である。図6の例では、映画のコンテンツXXXが再生されたことにより、当該コンテンツXXXの各ジャンルポイントが、対応する各嗜好ポイントに加算されることにより、各嗜好ポイントが補正されている。
なお、上記ノード処理プログラムは、例えば、ネットワーク8上の所定のサーバからダウンロードされるようにしてもよいし、例えば、CD−ROM等の記録媒体に記録されて当該記録媒体のドライブを介して読み込まれるようにしても良い。
[3.コンテンツ分散保存システムSの動作]
次に、図7〜図10を参照して、コンテンツ分散保存システムSの動作について説明する。
次に、図7〜図10を参照して、コンテンツ分散保存システムSの動作について説明する。
図7は、コンテンツ提供サーバSAの制御部における処理を示すフローチャートである。また、図8は、ノードNnの制御部11における処理を示すフローチャートであり、図9は、図8のステップS15におけるコンテンツ保存処理の詳細を示すフローチャートであり、図10は、図8のステップS17におけるコンテンツ保存依頼処理の詳細を示すフローチャートである。
なお、コンテンツ提供サーバSAは、コンテンツ分散保存システムSに参加している幾つかのノードNnのノード情報を管理している。
図7の処理は、例えば、コンテンツ分散保存システムSに新たなコンテンツを投入する場合に管理者の指示にしたがって開始される。
図7が開始されると、先ず、コンテンツ提供サーバSAの制御部は、投入対象となるコンテンツのコンテンツID、評価値、公開日時、嗜好フラグ、及びサイズ(データ量)等の情報を記憶部から取得する(ステップS1)。
次いで、コンテンツ提供サーバSAの制御部は、コンテンツ分散保存システムSに参加しているノードNnのうちから、新たなコンテンツの投入先となる複数のノードNnを例えばランダムに選定し、それらノードNnのノード情報を取得する(ステップS2)。
次いで、コンテンツ提供サーバSAの制御部は、選定したノードNnのうちから一つ特定し(ステップS3)、特定したノードNnのノード情報に基づき当該ノードNnとの接続を確立して、上記投入対象となるコンテンツのコンテンツID、評価値、公開日時、嗜好フラグ、及びサイズ(データ量)等の情報を含む保存依頼メッセージを当該ノードNnに対して送信する(ステップS4)。
次いで、コンテンツ提供サーバSAの制御部は、送信した保存依頼メッセージに対して返信メッセージを受信すると(ステップS5:YES)、当該返信メッセージが保存許可メッセージであるか(保存許可であるか)否かを判別する(ステップS6)。
当該返信メッセージが保存許可メッセージである場合(ステップS6:YES)、コンテンツ提供サーバSAの制御部は、投入対象となるコンテンツのレプリカを記憶部から取得し、当該レプリカを、返信メッセージの送信元のノードNnに対して送信し(ステップS7)、ステップS8に進む。一方、コンテンツ提供サーバSAの制御部は、上記返信メッセージが保存許可メッセージでない場合(ステップS6:NO)、つまり、保存拒否メッセージである場合、当該コンテンツのレプリカの送信は行わずに、ステップS8に進む。
ステップS8では、上記ステップS2で選定された全てのノードNnが上記ステップS3で特定されたか否かを判別し、特定されていない場合には(ステップS8:NO)、コンテンツ提供サーバSAの制御部は、ステップS3に戻り、未だ特定されていないノードNnを特定して上記と同様の処理を行う。一方、上記ステップS2で選定された全てのノードNnが特定された場合には(ステップS8:YES)、当該処理を終了する。
なお、このように投入されたコンテンツについて、その公開日時が来るまで所定期間毎に図7の処理を実行するように構成しても良い。
また、上記処理においては、返信メッセージが保存許可メッセージである場合に投入対象となるコンテンツのレプリカが、返信メッセージの送信元のノードNnに対して送信されるように構成したが、当該レプリカは保存依頼メッセージと共に当該ノードNnに対して送信されるように構成しても良い。
次に、図8の処理は、ノードNnにおいて電源オンがなされると開始され、先ず、制御部11は参加処理を行う(ステップS11)。当該参加処理においては、制御部11は、コンタクトノードとの接続を確立し当該コンタクトノードに対して参加メッセージを送信する。そして、当該制御部11は、コンタクトノード等から返信されてきた返信メッセージを受信すると、各返信メッセージに含まれるノード情報等を用いてDHTルーティングテーブルを生成する。
次いで、制御部11は、電源オフ指令があったか否かを判別し(ステップS12)、電源オフ指令がない場合には(ステップS12:NO)、ステップS13に進み、電源オフ指令があった場合には(ステップS12:YES)、脱退処理を行った後、図8の処理を終了する。
ステップS13では、制御部11は、コンテンツ提供サーバSA又はコンテンツ保持ノードから保存依頼メッセージを受信したか否かを判別し、受信した場合には(ステップS13:YES)、ステップS14に進み、受信していない場合には(ステップS13:NO)、ステップS16に進む。なお、受信された保存依頼メッセージに含まれるコンテンツID、評価値、公開日時、嗜好フラグ、及びサイズ等の情報は、一時的にRAMに記憶される。
ステップS14では、制御部11は、受信された保存依頼メッセージに示される保存依頼に係るコンテンツのレプリカが既に記憶部12に記憶されているか否かを判別する。これは、例えば、受信された保存依頼メッセージに含まれるコンテンツIDがコンテンツ情報リストに登録されているか否かで判別される。
そして、保存依頼メッセージに示される保存依頼に係るコンテンツのレプリカが既に記憶部12に記憶されている場合には(ステップS14:YES)、制御部11は、ステップS16に進み、記憶されていない場合には(ステップS14:NO)、ステップS15に進む。
ステップS15では、制御部11は、コンテンツ保存処理(図9)を行う。このコンテンツ保存処理において、図9に示すように、制御部11は、先ず、当該保存依頼に係るコンテンツがユーザの好みのコンテンツであるか否かを判断する(ステップS151)。例えば、上述したように、制御部11は、保存依頼メッセージに含まれる嗜好フラグ中の各ジャンルポイントを、嗜好ポイントリストに登録された嗜好ポイントにより補正し、補正された各ジャンルポイントを積算して、当該コンテンツの好み値を算出し、算出した好み値が閾値以上であるか否かを判断する。
そして、当該保存依頼に係るコンテンツがユーザの好みのコンテンツである場合には(ステップS151:YES)、制御部11は、保存依頼に係るコンテンツの評価値を例えば1/2に減らし(コンテンツが1つ複製され2つになるため、その分、評価値を分割する趣旨)、ステップS152に進み、好みのコンテンツでない場合には(ステップS151:NO)、ステップS161に進む。
ステップS152では、制御部11は、記憶部12におけるコンテンツ保存領域の空き容量(例えば、5ギガバイト)を認識し、当該コンテンツ保存領域に、保存依頼に係るコンテンツのサイズ以上の空き容量があるか否かを判別し、空き容量がない場合には(ステップS152:NO)、ステップS153に進み、空き容量がある場合には(ステップS152:YES)、ステップS155に進む。
ステップS153では、制御部11は、保存依頼に係るコンテンツの評価値(上記ステップS151において1/2に減らされた評価値)と、既にコンテンツ保存領域に保存済みのコンテンツの評価値とを比較し、保存依頼に係るコンテンツの評価値より小さい保存済みのコンテンツがあるか否かを判別し、保存依頼に係るコンテンツの評価値より小さい保存済みのコンテンツがある場合には(ステップS153:YES)、ステップS154に進み、そのような保存済みのコンテンツがない場合には(ステップS153:NO)、ステップS161に進む。
ステップS154では、制御部11は、コンテンツ保存領域に保存済みのコンテンツ(評価値比較が行われたコンテンツ)のうち評価値が最も小さいコンテンツのコンテンツIDを削除コンテンツリストに登録し、当該削除コンテンツリストに登録したコンテンツのサイズ(例えば、10ギガバイト)を上記空き容量(例えば、5ギガバイト)に加えて新たな空き容量として認識し、ステップS152に戻り、上記と同様の処理を行う。この場合、削除コンテンツリストに登録されたコンテンツの評価値は上記ステップS153において比較対象外となる。
そして、ステップS155では、制御部11は、削除コンテンツリストに登録されたコンテンツのレプリカをコンテンツ保存領域から削除(削除コンテンツリストに登録されていない場合には、当該処理をスキップ)し、当該コンテンツのコンテンツID、評価値、公開日時、嗜好フラグ、及びサイズ等の情報をコンテンツ情報リストから削除する。
次いで、制御部11は、上記保存依頼メッセージの送信元のコンテンツ提供サーバSA又はコンテンツ保持ノードに対して、保存許可メッセージとしての返信メッセージを送信し(ステップS156)、当該コンテンツ提供サーバSA又はコンテンツ保持ノードから送信されてきた上記保存依頼に係るコンテンツのレプリカを受信し、これを記憶部12におけるコンテンツ保存領域に記憶、保存させる(ステップS157)。
次いで、制御部11は、保存されたコンテンツの評価値(上記ステップS151において1/2に減らされた評価値)と、RAMに記憶されているコンテンツID、公開日時、嗜好フラグ、及びサイズ等の情報を新たにコンテンツ情報リストに登録する(ステップS158)。
次いで、制御部11は、保存されたコンテンツの保存依頼開始日時を算出し、当該算出した保存依頼開始日時と当該コンテンツのコンテンツIDとを対応付けて保存依頼コンテンツリストに登録する(ステップS159)。この保存依頼開始日時は、当該ノードNnが他のノードNnに対して上記保存依頼メッセージを送信する予定日時である。例えば、保存依頼開始日時は、現在日時から当該コンテンツの公開日時までの時間(公開準備期間)を当該コンテンツの評価値で徐算し、当該除算して得た値を現在日時に加算した日時である。つまり、コンテンツの評価値が高いほどこの日時が到来する期間が短くなる(詳しくは、例えば特開2007−34630号公報を参照)。
次いで、制御部11は、保存されたコンテンツのコンテンツID及び自ノードのノード情報が含まれるパブリッシュメッセージをルートノードに向けて送出する(ステップS160)。これにより、パブリッシュメッセージは上述したようにDHTルーティングによってルートノードに到着し、当該メッセージに含まれるノード情報及びコンテンツIDの組を含むインデックス情報が登録される。
一方、ステップS161では、制御部11は、上記保存依頼メッセージの送信元のコンテンツ提供サーバSA又はコンテンツ保持ノードに対して、保存拒否メッセージとしての返信メッセージを送信する。
図8の処理に戻り、ステップS16では、制御部11は、保存依頼コンテンツリストを参照し、ここに登録された保存依頼開始日時が現在日時を経過したコンテンツがあるか否かを判別し、保存依頼開始日時が現在日時を経過したコンテンツがある場合には(ステップS16:YES)、ステップS17に進み、ない場合には(ステップS16:NO)、ステップS18に進む。
ステップS17では、制御部11は、コンテンツ保存依頼処理(図10)を行う。このコンテンツ保存依頼処理において、図10に示すように、制御部11は、先ず、コンテンツ情報リストを参照して、保存依頼開始日時が現在日時を経過したコンテンツの公開日時が、現在日時を経過しているか否かを判別する(ステップS171)。
そして、コンテンツの公開日時が現在日時を経過していない場合には(ステップS171:NO)、制御部11は、当該コンテンツを保存依頼対象とし、ステップS172に進み、経過している場合には(ステップS171:YES)、図8の処理に戻る。
ステップS172では、制御部11は、保存依頼コンテンツリストに登録された当該コンテンツの保存依頼開始日時を更新する。例えば、制御部11は、現在日時から当該コンテンツの公開日時までの時間を当該コンテンツの評価値で徐算し、当該除算して得た値を現在日時に加算して得た次の保存依頼開始日時により、保存依頼コンテンツリストに登録されている保存依頼開始日時を更新(上書き登録)する。
次いで、制御部11は、保存依頼先となる他のノードNnを例えばランダムに一つ選定し(過去に選定したノードNnを除く)、当該ノードNnのノード情報を取得する(ステップS173)。例えば、インデックスキャッシュ領域にノード情報が記憶されているノードNnの中から、保存依頼先となるノードNnが選定される。或いは、過去に別のコンテンツのレプリカを提供してきたコンテンツ保持ノードのノード情報が記憶されていれば(ログ情報に残っていれば)、その中から保存依頼先となるノードNnが選定される。
次いで、制御部11は、選定したノードNnのノード情報に基づき当該ノードNnとの接続を確立して、上記保存依頼対象となるコンテンツのコンテンツID、評価値、公開日時、嗜好フラグ、及びサイズ(データ量)等の情報を含む保存依頼メッセージを当該ノードNnに対して送信する(ステップS174)。
次いで、制御部11は、送信した保存依頼メッセージに対して返信メッセージを受信すると(ステップS175:YES)、当該返信メッセージが保存許可メッセージであるか否かを判別する(ステップS176)。
当該返信メッセージが保存許可メッセージである場合(ステップS176:YES)、制御部11は、保存依頼対象となるコンテンツのレプリカを記憶部12から取得し、当該レプリカを、返信メッセージの送信元のノードNnに対して送信し(ステップS177)、ステップS178に進む。一方、上記返信メッセージが保存許可メッセージでない場合(ステップS176:NO)、つまり、保存拒否メッセージである場合、制御部11は、当該コンテンツのレプリカの送信は行わずに、ステップS173に戻り、別のノードNnを選定し、上記と同様の処理を行う(例えば、一定数のノートNnから拒否された場合、図8の処理に戻る)。
ステップS178では、制御部11は、コンテンツ情報リストに登録されている当該保存依頼対象になったコンテンツの評価値を更新(例えば1/2に減らす)し、図8の処理に戻る。
次に、図8のステップS18におけるその他の処理では、制御部11は、他のメッセージ(例えば、パブリッシュメッセージ、コンテンツ所在問合せメッセージ、コンテンツ送信要求メッセージ等)を受信したときの受信処理、ユーザ指示によるコンテンツ再生処理、ユーザ指示によるコンテンツ取得処理等が行われるが、これらの処理は公知であるの詳細説明は省略する。
なお、図8の処理においては、返信メッセージが保存許可メッセージである場合に保存依頼対象となるコンテンツのレプリカが、返信メッセージの送信元のノードNnに対して送信されるように構成したが、当該レプリカは保存依頼メッセージと共に当該ノードNnに対して送信されるように構成しても良い。
また、上記処理において、コンテンツの公開日時が現在日時を経過している場合には(ステップS171:YES)、コンテンツ保存依頼メッセージを他のノードNnに送信しないように構成したが、コンテンツの公開日時が現在日時の経過後にも、所定時間間隔で上記ステップS173〜ステップS178の処理を行うように構成しても良い。
また、上記処理において、制御部11は、ステップS151の処理を行わずにステップS152に移行し、ステップS152において空き容量がないと判断した場合に、ステップS153において以下の処理を行うように構成しても良い。
すなわち、制御部11は、ステップS153において、上述したコンテンツの好み値を算出し当該好み値を当該コンテンツの評価値に加算し、なおかつ、既にコンテンツ保存領域に保存済みの各コンテンツの好み値を算出し当該好み値を各コンテンツの評価値に加算した後に、夫々の評価値とを比較し、保存依頼に係るコンテンツの評価値より小さい保存済みのコンテンツがある場合には(ステップS153:YES)、ステップS154に進み、このような保存済みのコンテンツがない場合には(ステップS153:NO)、ステップS161に進むように構成しても良い。この場合のステップS154では、制御部11は、コンテンツ保存領域に保存済みのコンテンツのうち「好み値+評価値」が最も小さいコンテンツのコンテンツIDを削除コンテンツリストに登録することになる。
以上説明したように、上記実施形態によれば、ノードNnは、ユーザのコンテンツの好みを示す好み情報を予め記憶しておき、コンテンツ保持ノード又はコンテンツ提供サーバSAから、所定のコンテンツのレプリカの保存依頼を示すコンテンツ保存依頼メッセージを受信した場合に、当該保存依頼に係るコンテンツの属性情報としての嗜好フラグと、ユーザの好み情報としての嗜好ポイントリストに基づいて、当該保存依頼に係るコンテンツが当該ユーザの好みのコンテンツであるか否かを判断し、好みのコンテンツであると判断した場合には、上記コンテンツ保持ノード又はコンテンツ提供サーバSAから、上記保存依頼に係るコンテンツのレプリカを取得して、これを保存するように構成したので、ユーザが視聴するであろう好みのコンテンツのレプリカを事前に保存(プレキャッシュ)しておくことができ、当該レプリカを保存しているコンテンツ保持ノードへのアクセス集中を低減し、ダウンロードにより通信回線が混雑することを防止することができる。また、自ノードのレスポンスを向上することができる。
更に、ノードNnは、レプリカが取得される際や、当該レプリカが再生(ユーザにより視聴)される際等のタイミングで上記嗜好ポイントを適宜補正し、当該補正された嗜好ポイントを用いて上記ジャンルポイントを補正する構成によれば、当該嗜好ポイントは、ユーザの嗜好をより反映したものになるので、より一層、ユーザの好みに合致しユーザにより視聴される可能性が非常に高いと予想されるコンテンツのレプリカを事前に保存することができる。
なお、上記実施形態においては、コンテンツの属性情報としてジャンルに基づく嗜好フラグを、ユーザの好み情報としてジャンルに基づく嗜好ポイントリストを、夫々例にとって説明したが、コンテンツが音楽であった場合、属性情報及び好み情報として、歌手(又は演奏者)、作曲者、作詞者、販売元等の情報とし、属性情報と好み情報の何れか1又は複数の情報が一致した場合に、好みのコンテンツであると判断するように構成しても良い。また、コンテンツが映画であった場合、属性情報及び好み情報として、主演、監督、配給元等とし、属性情報と好み情報の何れか1又は複数の情報が一致した場合に、好みのコンテンツであると判断するように構成しても良い。
また、上記実施形態において、1つのレプリカ当たり全データをダウンロードするのではなく、当該レプリカの冒頭の一部のデータみをダウンロードするように構成しても良い。この場合、冒頭部分のデータの再生と平行して、残りの部分データ(冒頭以外のデータ)をダウンロードすれば良く、これにより、コンテンツ保存領域の保存容量を節約し、プレキャッシュするコンテンツ数を増やすことができ、ひいては、レプポンスの向上を図ることができる。
なお、上記実施形態におけるコンテンツ分散保存システムSは、DHTを利用したアルゴリズムによって形成されることを前提として説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
8 ネットワーク
9 オーバーレイネットワーク
11 制御部
12 記憶部
13 バッファメモリ
14 デコーダ部
15 映像処理部
16 表示部
17 音声処理部
18 スピーカ
19 通信部
20 入力部
21 バス
Nn ノード
S コンテンツ分散保存システム
9 オーバーレイネットワーク
11 制御部
12 記憶部
13 バッファメモリ
14 デコーダ部
15 映像処理部
16 表示部
17 音声処理部
18 スピーカ
19 通信部
20 入力部
21 バス
Nn ノード
S コンテンツ分散保存システム
Claims (9)
- ネットワークを介して互いに通信可能な複数のノード装置を備えたコンテンツ分散保存システムであり、複数のコンテンツの複製データを複数のノード装置に分散して保存させ、各前記ノード装置間で前記コンテンツを利用可能としたコンテンツ分散保存システムにおける前記ノード装置であって、
前記複製データを保存するための保存領域を有する保存手段と、
ユーザのコンテンツの好みを示す好み情報を予め記憶する記憶手段と、
他のノード装置又は全てのコンテンツの複製データを有するサーバ装置から、所定のコンテンツの複製データの保存依頼を示すコンテンツ保存依頼情報を受信する保存依頼受信手段と、
前記保存依頼に係るコンテンツの属性情報及び前記好み情報に基づいて、当該保存依頼に係るコンテンツが当該ユーザの好みのコンテンツであるか否かを判断するコンテンツ判断手段と、
前記保存依頼に係るコンテンツが前記ユーザの好みのコンテンツであると判断された場合には、前記他のノード装置又は前記サーバ装置から、前記保存依頼に係るコンテンツの複製データを取得し、前記保存手段における保存領域に保存するコンテンツ保存手段と、
を備えることを特徴とするノード装置。 - 請求項1に記載のノード装置において、
前記保存依頼に係るコンテンツが前記ユーザの好みのコンテンツでないと判断された場合には、前記コンテンツ保存依頼情報の送信元の装置に対して、前記コンテンツの複製データの保存拒否を示す保存拒否情報を送信する保存拒否送信手段を更に備えることを特徴とするノード装置。 - 請求項1又は2に記載のノード装置において、
前記ユーザによる指示にしたがって前記好み情報を入力する入力手段を更に備えることを特徴とするノード装置。 - 請求項1又は2に記載のノード装置において、
前記保存手段に保存された前記複製データを再生させる再生制御手段と、
前記複製データの再生履歴に基づいて前記好み情報を設定する好み情報設定手段と、
を備えることを特徴とするノード装置。 - 請求項1又は2に記載のノード装置において、
他のノード装置又は前記サーバ装置から、前記ユーザにより指定されたコンテンツの複製データを取得するコンテンツ取得手段と、
前記複製データの取得履歴に基づいて前記好み情報を設定する好み情報設定手段と、
を備えることを特徴とするノード装置。 - 請求項1乃至5の何れか一項に記載のノード装置において、
前記コンテンツの属性情報には、複数のジャンル毎に当該コンテンツが属する度合いを示すジャンルポイントが含まれ、
前記好み情報には、前記ジャンル毎のユーザの嗜好度合いを示す嗜好ポイントが含まれており、
前記各ジャンルポイントを前記嗜好ポイントにより補正し、補正された各ジャンルポイントを積算する演算手段を更に備え、
前記コンテンツ判断手段は、前記積算された値が閾値以上である場合に、前記保存依頼に係るコンテンツが当該ユーザの好みのコンテンツであると判断することを特徴とするノード装置。 - コンピュータを、請求項1乃至6の何れか一項に記載のノード装置として機能させることを特徴とするノード処理プログラム。
- ネットワークを介して互いに通信可能な複数のノード装置を備えたコンテンツ分散保存システムであり、複数のコンテンツの複製データを複数のノード装置に分散して保存させ、各前記ノード装置間で前記コンテンツを利用可能としたコンテンツ分散保存システムにおいて、
前記ノード装置は、
前記複製データを保存するための保存領域を有する保存手段と、
ユーザのコンテンツの好みを示す好み情報を予め記憶する記憶手段と、
他のノード装置又は全てのコンテンツの複製データを有するサーバ装置から、所定のコンテンツの複製データの保存依頼を示すコンテンツ保存依頼情報を受信する保存依頼受信手段と、
前記保存依頼に係るコンテンツの属性情報及び前記好み情報に基づいて、当該保存依頼に係るコンテンツが当該ユーザの好みのコンテンツであるか否かを判断するコンテンツ判断手段と、
前記保存依頼に係るコンテンツが前記ユーザの好みのコンテンツであると判断された場合には、前記他のノード装置又は前記サーバ装置から、前記保存依頼に係るコンテンツの複製データを取得し、前記保存手段における保存領域に保存するコンテンツ保存手段と、
を備えることを特徴とするコンテンツ分散保存システム。 - ネットワークを介して互いに通信可能な複数のノード装置を備えたコンテンツ分散保存システムであり、複数のコンテンツの複製データを複数のノード装置に分散して保存させ、各前記ノード装置間で前記コンテンツを利用可能としたコンテンツ分散保存システムにおける前記ノード装置により行われるコンテンツ保存方法であって、
前記ノード装置が、ユーザのコンテンツの好みを示す好み情報を予め記憶する記憶工程と、
前記ノード装置が、他のノード装置又は全てのコンテンツの複製データを有するサーバ装置から、所定のコンテンツの複製データの保存依頼を示すコンテンツ保存依頼情報を受信する保存依頼受信工程と、
前記ノード装置が、前記保存依頼に係るコンテンツの属性情報及び前記好み情報に基づいて、当該保存依頼に係るコンテンツが当該ユーザの好みのコンテンツであるか否かを判断するコンテンツ判断工程と、
前記ノード装置が、前記保存依頼に係るコンテンツが前記ユーザの好みのコンテンツであると判断された場合には、前記他のノード装置又は前記サーバ装置から、前記保存依頼に係るコンテンツの複製データを取得し、コンテンツの複製データを保存するための保存領域に保存するコンテンツ保存工程と、
を含むことを特徴とするコンテンツ保存方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008277038A JP2010108082A (ja) | 2008-10-28 | 2008-10-28 | コンテンツ分散保存システム、コンテンツ保存方法、ノード装置、及びノード処理プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008277038A JP2010108082A (ja) | 2008-10-28 | 2008-10-28 | コンテンツ分散保存システム、コンテンツ保存方法、ノード装置、及びノード処理プログラム |
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Cited By (3)
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-
2008
- 2008-10-28 JP JP2008277038A patent/JP2010108082A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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