JP2010106573A - ボーリング用ロッド - Google Patents

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Akira Suzuki
明 鈴木
Toshio Inoue
敏雄 井上
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Abstract

【課題】掘削時に掘削坑の内面との摩擦によって生じる負荷トルクを低減するとともに、掘削坑との間に侵入して来る水を滞留しないようにすることができ、かつ、可撓性も期待できるボーリング用ロッドを提供する。
【解決手段】掘削ドリル12の上端側に順次連結されて該掘削ドリル12と一体に回転しながら土中に貫入されるボーリング用ロッドにおいて、隣接するボーリング用ロッド11と着脱自在に連結される両端部分11a,11bの外周径及び肉厚を、該両端部11a,11b間に位置する中間部分11cの外周径及び肉厚よりも大きく形成し、かつ、外周面に回転方向に向かって上昇する螺旋状の揚水溝24を設けたボーリング用ロッド。
【選択図】図2

Description

本発明はボーリング用ロッドに関するものであり、特に、土中を深く坑状に掘削するボーリングマシンにおける掘削ドリルの上端側に取り付けられて、該掘削ドリルと一体に回転しながら土中に貫入されるボーリング用ロッドに関するものである。
従来、土中を深く坑状に掘削するボーリングマシンにおける掘削ドリルの上端側に取り付けられて、該掘削ドリルと一体に回転しながら土中に貫入されるパイプ状のボーリング用ロッドは知られている(例えば、特許文献1参照)。
従来におけるパイプ状のボーリング用ロッドの外形は、両端間に亘ってほぼ同一径を有して形成されており、掘削回転時には該ボーリング用ロッドの全ての外周面が掘削坑の内周面と接触した状態で回転する構造になっている。
特開平2001−115766号公報。
しかしながら、従来の外形が両端間に亘って同一径で形成されているボーリング用ロッドでは、掘削回転時に該ボーリング用ロッドの全ての外周面が掘削坑の内周面と接触した状態で回転することになるので、掘削坑の内周面との接触摩擦による負荷トルクが大きくなる。このため、ボーリング用ロッドを回転させる駆動装置の負担も大きく、問題となっている。
また、土中に貫入された掘削ドリルの先端部に水を強制的に送り、該水を掘削ドリルの部分より噴出させるようにした構造のボーリングマシン等では、掘削による掘削ドリルの回転時に、該掘削ドリルの回転遠心力で水がボーリング用ロッドと掘削坑の間に侵入して滞留し、掘削に悪い影響を及ぼす問題があった。
さらに、今日では、直線方向への掘削だけでなく、ボーリング用ロッド自体を屈曲させて直線以外の方向に掘削する作業も少なくない。したがって、ロッドが屈曲し易い構造にすることが要望されている。
そこで、掘削時に掘削坑の内面との摩擦によって生じる負荷トルクを低減するとともに、掘削坑との間に侵入して来る水を滞留しないようにすることができ、かつ、可撓性も期待できるボーリング用ロッドを提供するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、掘削ドリルの上端側に順次連結されて該掘削ドリルと一体に回転しながら土中に貫入されるボーリング用ロッドにおいて、隣接するロッドと着脱自在に連結される両端部分の外周径及び肉厚を、該両端部間に位置する中間部分の外周径及び肉厚よりも大きく形成し、かつ、外周面に回転方向に向かって上昇する螺旋状の揚水溝を設けたボーリング用ロッドを提供する。
この構成によれば、掘削時にボーリング用ロッドが掘削ドリルと一体に回転すると、この回転方向に向かって上昇して設けられている螺旋状の揚水溝が、該ボーリング用ロッド
と該掘削坑との間に侵入した水を地上方向に順次揚水して排出する。
また、中間部分の外周径は両端部分の外周径よりも小さいので、掘削による回転時、掘削坑の内周面には主として両端部分の外周面が接触し、この間に位置する中間部分は掘削坑の内周面から離れた状態で回転することになる。このため、ボーリング用ロッド全体に加わる摩擦トルクが低減されて負荷トルクが小さくなる。而して、負荷トルクが小さくなることから、中間部分の肉厚を薄くすることが可能になる。
さらに、外周面に設けた螺旋状の揚水溝及び中間部分の肉薄化が該ボーリング用ロッドの曲げに寄与し、ボーリング用ロッドの可撓性が大きく得られる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、上記両端部の内周面に螺子部を設けたボーリング用ロッドを提供する。
この構成によれば、肉厚の大きな両端部分の内周面に螺子部が設けられ、該螺子部に管継手ブラケットを介してボーリング用ロッドが順次連結される。
請求項1記載の発明は、ボーリング用ロッドと掘削坑との間に侵入した水を掘削作業と並行して順次地上に排出するので、該ボーリング用ロッドと掘削坑との間における水の滞留を無くすことができる。また、中間部分の肉厚を薄く形成しているので、軽量化が図れ、駆動部へのトルク負担を軽減することができる。さらに、材料費を少なくしてコストの低減に寄与する。また、さらに可撓性が期待でき、掘削部等における直線方向以外の掘削作業も容易になり、作業性が向上する。
請求項2記載の発明は、肉厚の大きな両端部分の内周面に螺子部を設けているので、該螺子部と管継手ブラケットを介してボーリング用ロッドが順次連結されるとともに、該螺子部を設けた部分の強度が低下するというような問題が避けられ、請求項1記載の発明の効果に加えて、連結強度の信頼性が向上する。
本発明は、掘削時に掘削坑の内面との摩擦によって生じる負荷トルクを低減するとともに、掘削坑との間に侵入して来る水を滞留しないようにすることができ、かつ、可撓性も期待できるボーリング用ロッドを提供するという目的を達成するために、掘削ドリルの上端側に順次連結されて該掘削ドリルと一体に回転しながら土中に貫入されるボーリング用ロッドにおいて、隣接するロッドと着脱自在に連結される両端部分の外周径及び肉厚を、該両端部間に位置する中間部分の外周径及び肉厚よりも大きく形成し、かつ、外周面に回転方向に向かって上昇する螺旋状の揚水溝を設けたことにより実現した。
以下、本発明のボーリング用ロッドについて、好適な実施例をあげて説明する。図1乃至図3は本実施例を示すボーリング用ロッドで、図1は該ボーリング用ロッドの側面図、図2は図1のA−A線断面図、図3は図1のB−B線断面図である。
図1乃至図3において、ボーリング用ロッド11は、内周面に雌の螺子部12を設けている両端部分11a,11bと、該両端部分11a,11bの間に位置する中間部分11cを、一体に有してなるパイプ状のボーリング用ロッドである。また、前記両端部分11a,11bの外周径D1は前記中間部分11cの外周径D2よりも大きく、かつ、該両端部分11a,11bの肉厚が該中間部分11cの肉厚よりも厚く形成されている。さらに、中間部分11cと隣接している前記両端部分11a,11bの一部の外周径は、該中間部
分11cに向かって徐々に小さく形成されている。
また、前記ボーリング用ロッド11の外周面には螺旋状の揚水溝24が、一端部分11aから中間部分11cを通って他端部分11bに至るまで連続して設けられている。該揚水溝24はボーリング用ロッド11が回転するとき、その回転方向に向かって昇る螺旋状の揚水溝として形成されている。而して、掘削時にボーリング用ロッド11が図示しない掘削ドリルと一体に回転するときに、該ボーリング用ロッド11の外周面と掘削坑10(図4に示す)の内周面との間に侵入して来る水は、揚水溝24により地上G方向に順次送られて排出される。
なお、前記ボーリング用ロッド11の揚水溝24は、1条、または、複数条設けた構造であってもよい。また、該ボーリング用ロッド11は、例えば冷間引き抜き加工によって形成し、形成後に両端部11a,11bの内周面に前記螺子部22を設けられるが、これ以外の加工法によってボーリング用ロッド11及び螺子部22を形成してもよい。
而して、掘削に伴ってボーリング用ロッド11を継ぎ足す場合は、例えば図4及び図5に示すように、接続し合うボーリング用ロッド11とボーリング用ロッド11との間に管継手ブラケット13を介在させて連結することにより、ボーリング用ロッド11を順次継ぎ足しすることができる。すなわち、該管継手ブラケット13の両端部外周面には雄の螺子部14が設けられており、該管継手ブラケット13の螺子部14とボーリング用ロッド11の螺子部12とは互いに螺合連結できる構造になっている。また、ボーリング用ロッド11を延長連結する際、各ボーリング用ロッド11,11は各揚水溝24,24が互いに繋がるように一致させて結合する。
また、該連結状態にあるボーリング用ロッド11,11…は、掘削時、図示しない駆動装置の駆動により掘削ドリル(図示せず)と共に回転しながら土中に貫入されて行く。このとき、該ボーリング用ロッド11は、中間部分11cの外周面の径が両端部分11a,11bの外周面の径よりも小さく、該中間部分11cの外周面が該両端部分11a,11bの外周面よりも内側に凹んだ状態となっているので、該掘削回転時、掘削坑10の内周面には主として両端部分11a,11bの外周面が接触し、中間部分11cの外周面は掘削坑10の内周面から離れた状態で回転する。これにより、該ボーリング用ロッド11,11…と掘削坑10との間に発生する摩擦力が小さく、該ボーリング用ロッド11,11…及び掘削ドリル等を回転させる駆動装置に与える負荷トルクを小さく抑えることができる。
さらに、掘削回転時に、該掘削ドリルの回転遠心力で水がボーリング用ロッド11の外周面と掘削坑10の内周面の間に侵入すると、ボーリング用ロッド11の回転方向に向かって上昇して設けられている螺旋状の揚水溝24が、該ボーリング用ロッド11と該掘削坑10との間に侵入した水を地上方向に揚水し、該掘削作業と並行して順次排出する。
したがって、本実施例のボーリング用ロッド11を使用したボーリングマシンでは、掘削回転時に、該ボーリング用ロッド11の外周面と掘削坑10の内周面の間に侵入する水は、掘削作業と並行して揚水溝24によって地上に向かって順次排出されるので、ボーリング用ロッド11と掘削坑10の間における水の滞留が無くなる。
また、中間部分11cの外周面の径が両端部分11a,11bの外周面の径よりも小さく、該中間部分11cの外周面が該両端部分11a,11bの外周面よりも内側に凹んだ状態となっているので、該掘削による回転時、掘削坑10(図4に示す)の内周面には主として両端部分11a,11bの外周面が接触することになり、中間部分11cの外周面は掘削坑10の内周面から離れた状態で回転する。これにより、該ボーリング用ロッド11
,11…と掘削坑10との間に発生する摩擦力が小さく、該ボーリング用ロッド11,11…及び掘削ドリル等を回転させる駆動装置に与える負荷トルクを小さく抑えることができる。
さらに、ボーリング用ロッド11の外周面における螺旋状の揚水溝24、及び、中間部分11cを形成している肉薄部分が該ボーリング用ロッド11の曲げに寄与する。これにより、ボーリング用ロッド11を屈曲させて直線方向以外の掘削も可能になるので、作業性の向上が期待できる。
また、さらに肉厚の大きな両端部分11a,11bの内周面に螺子部12を設けているので、該螺子部12と管継手ブラケット13を介してボーリング用ロッド11を順次連結することができるとともに、該螺子部12を設けた部分の強度が低下するというような問題も避けられ、連結強度の信頼性が向上する。
なお、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
本発明の一実施の形態を示し、ボーリング用ロッドの側面図。 図1のA−A線断面図。 図2のB−B線断面図。 使用状態で示す本実施例に係るボーリング用ロッドの側面図。 使用状態で示す本実施例に係るボーリング用ロッドの縦断面図。
符号の説明
11 ボーリング用ロッド
12 螺子部
11a,11b 両端部分
11c 中間部分
12 螺子部
13 管継手ブラケット
14 螺子部
D1 両端部分の外周径
D2 中間部分の外周径
24 揚水溝

Claims (2)

  1. 掘削ドリルの上端側に順次連結されて該掘削ドリルと一体に回転しながら土中に貫入されるボーリング用ロッドにおいて、
    隣接するロッドと着脱自在に連結される両端部分の外周径及び肉厚を、該両端部間に位置する中間部分の外周径及び肉厚よりも大きく形成し、かつ、外周面に回転方向に向かって上昇する螺旋状の揚水溝を設けたことを特徴とするボーリング用ロッド。
  2. 上記両端部の内周面に螺子部を設けたことを特徴とする請求項1記載のボーリング用ロッド。
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