JP2010105058A - レンズ芯取機 - Google Patents

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Abstract

【課題】レンズ軸およびクランプ軸のアライメント調整を簡単かつ短時間に行うことのできるアライメント調整機構を備えたレンズ芯取機を提案すること。
【解決手段】レンズ芯取機1では、レンズ軸ハウジング15にねじ込まれている4本の押しネジ51〜54の締め付け量を調整して、レンズ軸ハウジング15の前後方向の平行調整および角度調整を行うことができ、2本の左側押しネジ61、62および2本の右側押しネジ63、64のねじ込み量を調整することにより、レンズ軸ハウジング15の左右方向の平行調整および左右方向の角度調整を同様に行うことができる。レンズ軸ハウジング15に支持されているレンズ軸16のクランプ軸7に対するアライメント調整を、8本の押しネジを用いて簡単かつ短時間で行うことができる。
【選択図】図1

Description

本発明はレンズ芯取機に関し、レンズの上下方向から把持するためのレンズ軸およびクランプ軸のアライメント調整を簡単かつ短時間に行えるようにしたレンズ芯取機に関するものである。
レンズ芯取機としては、レンズの上下方向から円筒状のレンズ把持具で機械的にレンズを挟んで調芯するベルクランプ式の芯出し機構を備えたものが知られている。このようなレンズ芯取機は特許文献1に開示されている。
レンズ芯取機においては、レンズを挟むために上下に同軸状態に対向配置されているクランプ軸およびレンズ軸のアライメント精度によってレンズの芯取り後の光軸精度が左右されることが知られている。すなわち、ベルクランプ式の芯出し機構では、円筒状のレンズ把持具によって上下からレンズを挟み、くさび効果を利用してレンズのセンタリングを行う。上下のレンズ把持具が取り付けられているクランプ軸およびレンズ軸のアライメント精度がレンズの芯出し精度に大きく影響する。クランプ軸とレンズ軸のアライメント精度が悪いと、芯出し精度が低下し、芯取りによってレンズの光軸位置を精度良く規定できない。よって、精度良くレンズの芯取りを行うためには、クランプ軸とレンズ軸を精度良く位置合わせする必要がある。
特開平5−277919号公報
ここで、レンズ芯取機の組み立て現場では、レンズ軸とクランプ軸のアライメント調整を、数ミクロンのオーダーで精密に行うために、かなり熟練した技術者が長時間掛けて、レンズ芯取機フレームに形成したレンズ軸ハウジングの取付面およびクランプ軸ハウジングの取付面のキサゲ仕上げなどの作業を行う必要がある。
また、精度良く両軸のアライメント調整ができたとしても、レンズ芯取機の移動、あるいは、経年変化により、両軸に軸ズレが発生する。この場合にも、両軸のアライメント調整のために熟練工による長時間の作業が必要になる。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、レンズ軸およびクランプ軸のアライメント調整を簡単かつ短時間に行うことのできる機構を備えたレンズ芯取機を提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明のレンズ芯取機は次の構成を備えていることを特徴としている。なお、括弧内の符号は本発明の実施の形態で使用しているものであり、理解を容易にするために付してあるが、本発明を実施の形態に限定するものではない。
すなわち、本発明は、
垂直に配置したレンズ軸(16)と、
前記レンズ軸(16)に対して上側から同軸状態に対峙しているクランプ軸(7)と、
前記レンズ軸(16)を支持しているレンズ軸ハウジング(15)と、
前記クランプ軸(7)を上下方向に移動可能な状態で支持しているクランプ軸ハウジング(6)と、
前記レンズ軸ハウジング(15)および前記クランプ軸ハウジング(6)が取り付けられているフレーム(2)とを有し、
前記レンズ軸(16)の上端および前記クランプ軸(7)の下端の間に加工対象のレンズ(W)を挟み、当該レンズ(W)に芯取り加工を施すレンズ芯取機(1)において、
前記フレーム(2)に形成した垂直取付面(4)と、
前記レンズ軸ハウジング(15)に形成した垂直背面(21)と、
前記垂直背面(21)を前記垂直取付面(4)に押し付けた状態で、前記レンズ軸ハウジング(15)を前記フレーム(2)に締結固定している複数本の固定ネジ(11〜14)と、
前記垂直背面(21)に直交する前後方向(Y)に前記レンズ軸ハウジング(15)を貫通する状態にねじ込まれ、先端を前記垂直取付面(4)に押し付け可能な複数本の押しネジ(51〜54)とを有し、
前記押しネジ(51〜54)は、前記レンズ軸(16)に対して左右対称の位置に配置されていると共に、上下に離れた位置に配置されており、
各押しネジ(51〜54)のねじ込み量を調整することにより、前記レンズ軸(16)の前後方向(Y)の位置および傾き(β)が調整されて、前記クランプ軸(7)に対するアライメント調整が行われることを特徴としている。
また、本発明のレンズ芯取機(1)において、
前記レンズ軸ハウジング(15)は、前記垂直背面(21)の両端から前方に直交する方向に延びている垂直左側面(22)および垂直右側面(23)を備えており、
前記フレーム(2)は、前記垂直左側面(22)に対峙している左壁部分(56)と、前記垂直右側面(23)に対峙している右壁部分(57)とを備えており、
前記左壁部分(56)には、上下に離れた位置において、前記垂直取付面(4)に平行な方向に、複数本の左側押しネジ(61、62)が水平にねじ込まれ、そられの先端により前記レンズ軸ハウジング(15)の前記垂直左側面(22)を押し付け可能となっており、
前記右壁部分(57)には、上下に離れた位置において、前記垂直取付面(4)に平行な方向に、複数本の右側押しネジ(63、64)が水平にねじ込まれ、それらの先端により前記レンズ軸ハウジング(15)の前記垂直右側面(23)を押し付け可能となっており、
前記左側押しネジ(61、62)および前記右側押しネジ(63、64)は左右対称の位置に配置されており、
各左側押しネジ(61、62)および各右側押しネジ(63、64)のねじ込み量を調整することにより、前記レンズ軸(16)の左右方向(X)の位置および傾き(α)が調整されて、前記クランプ軸(7)に対するアライメント調整が行われることを特徴としている。
ここで、本発明のレンズ芯取機(1)では、4本の前記押しネジ(51〜54)と、2本の前記左側押しネジ(61、62)と、2本の前記右側押しネジ(63、64)を備えていることが望ましい。
レンズ芯取機において、垂直に対向配置されているレンズ軸とクランプ軸のアライメント調整要素としては、それぞれの軸の平行ズレおよび角度ズレがある。平行ズレは、左右方向Xの平行ズレ成分xと、これに直交する前後方向Yの平行ズレ成分yとによって規定される。また、角度ズレは、左右方向の角度ズレ成分αと、これに直交する前後方向の角度ズレ成分βとによって規定される。
本発明のレンズ芯取機では、レンズ軸ハウジングにねじ込まれている複数本(4本)の押しネジを用いて、平行ズレにおける前後方向の平行ズレ成分yと、角度ズレにおける前後方向の角度ズレ成分βを除去して、レンズ軸のクランプ軸に対するアライメント調整を行う。
すなわち、複数本(4本)の押しネジを同一方向に同一量回すことにより前後方向の平行調整を行う。各押しネジをフレーム側の垂直取付面の側にねじ込む方向に回すと、押しネジの先端が当該フレーム側の垂直取付面に押し付けられて、レンズ軸ハウジングがフレーム側の垂直取付面から離れる方向(前方)に押し出される。逆に、押しネジをフレーム側の垂直取付面から離れる方向に回すと、レンズ軸ハウジングがフレーム側の垂直取付面に接近する方向(後方)に押し込まれる。これにより、レンズ軸ハウジングによって支持されているレンズ軸の前後方向の平行調整が行われる。
また、複数本(4本)の押しネジのうちの上側の各押しネジを同一方向に同一量回し、下側の各押しネジを同一量だけ、上側の押しネジとは逆方向に回すことにより前後方向の角度調整を行う。例えば、上側の押しネジをフレーム側の垂直取付面の側にねじ込む方向に回し、下側の押しネジを逆方向に回すと、レンズ軸ハウジングの上側部分がフレーム側の垂直取付面から離れる方向に移動し、その下側部分がフレーム側の垂直取付面に接近する方向に移動し、レンズ軸ハウジングは全体として上側が前方に傾斜した状態になる。逆の場合には、レンズ軸ハウジングは全体として下側が前方に傾斜した状態になる。これにより、レンズ軸ハウジングによって支持されているレンズ軸の前後方向の角度調整が行われる。
一方、複数本(2本)の左側押しネジおよび複数本(2本)の右側押しネジのねじ込み量を調整することにより、レンズ軸ハウジングの左右方向の平行調整および左右方向の角度調整を同様に行うことができ、これによって、レンズ軸の左右方向の平行調整および角度調整が行われる。
本発明によれば、レンズ軸とクランプ軸のアライメント調整を、複数本の押しネジ、複数本の左側押しネジおよび複数本の右側押しネジのねじ込み作業によって行うことができる。したがって、従来のアライメント調整において必要であったキサゲ作業のような熟練を要する技術が不要となり、また、短時間でアライメント調整技術を習得でき、短時間でアライメント調整を行うことが可能になる。さらに、組み付け後におけるアライメント再調整作業も極めて短時間に行なうことができ、量産現場での両軸のアライメント精度を維持することが簡単になる。
図1は、本発明を適用した実施の形態に係るレンズ芯取機におけるアライメント調整機構の部分を示す概略構成図である。図2は図1のII−II線で切断した部分を示す概略断面図であり、図3は図1のアライメント調整機構の一部を断面で示す正面図である。
レンズ芯取機1はベルクランプ式の芯出し機構を備えており、そのフレーム2には、同一の垂直面上に位置する上側垂直取付面3および下側垂直取付面4が形成されている。上側垂直取付面3には、4本のハウジング固定ネジ5によって、クランプ軸ハウジング6が締結固定されている。クランプ軸ハウジング6には上下方向に移動可能な状態でクランプ軸7が垂直に支持されている。クランプ軸7の上端は、フレーム2に取り付けたクランプシリンダ8に連結されており、クランプシリンダ8によってクランプ軸7が昇降する。
下側垂直取付面4には、4本のハウジング固定ネジ11〜14によって、レンズ軸ハウジング15が締結固定されている。レンズ軸ハウジング15には回転自在の状態で垂直にレンズ軸16が支持されており、当該レンズ軸16は上側のクランプ軸7と同軸状態となるようにアライメント調整されている。
ここで、図4に示すように、レンズ軸16の上端には上向きの円筒状レンズ把持具17が同軸状態に取り付けられており、クランプ軸7の下端には下向きの円筒状レンズ把持具18が同軸状態に取り付けられている。加工対象のレンズWを下側の円筒状レンズ把持具17に載せて弱い力で吸引し、上側からクランプ軸7を降下させると、レンズWが上下から円筒状レンズ把持具17、18によって機械的に挟まれた状態になる。円筒状レンズ把持具17、18の間に挟まれているレンズWは、所定のクランプ力で上側から押し付けることによって、その楔効果によって自動的にセンタリングが行われる。
次に、下側のレンズ軸16を上側のクランプ軸7に対して同軸状態となるようにアライメント調整するためのアライメント調整機構について説明する。レンズ軸ハウジング15は、全体として直方体形状のブロックであり、その中心に、上下方向に貫通する状態で、レンズ軸16が延びている。レンズ軸ハウジング15は、下側垂直取付面4に接している長方形の垂直背面21と、この垂直背面21の左右の縁から前方に直角に延びている垂直左側面22および垂直右側面23とを備えている。また、垂直左側面22および垂直右側面23の前端には内側に傾斜した垂直面取り面24、25が連続しており、これら垂直面取り面24、25の間には垂直背面21に平行な垂直前面26が形成されている。
レンズ軸ハウジング15には4個のネジ挿通穴31〜34が形成されており、これらは、左右の垂直面取り面24、25から垂直背面21まで、垂直背面21に直交する前後方向Yに貫通している。下側垂直取付面4には、各ネジ挿通穴31〜34に対応する部位にネジ穴35が形成されている。ネジ挿通穴31〜34は垂直前面26の側が大径であり、ハウジング固定ネジ5の頭部を挿入可能であり、垂直背面21の側が小径でありハウジング固定ネジ5のネジ付きの脚部のみを挿入可能であり、ハウジング固定ネジ11〜14がネジ穴35にねじ込まれ、レンズ軸ハウジング15が下側垂直取付面4に締結固定されている。ネジ挿通穴31〜34は、レンズ軸16を挟み左右対称の位置に2個ずつ形成されており、左側および右側のネジ挿通穴31、32、33、34は、それぞれ、上下に離れた位置に形成されている。
ここで、レンズ軸ハウジング15には4個のネジ穴41〜44が形成されている。ネジ穴41〜44は、左右の垂直面取り面24、25から垂直背面21まで、垂直背面21に直交する方向に貫通している。これらのネジ穴41〜44は、レンズ軸16を挟み左右対称の位置に2個ずつ形成されており、それぞれ、ネジ挿通穴31〜34の上側および下側に形成されている。各ネジ穴41〜44には押しネジ51〜54がねじ込まれている。各押しネジ51〜54の先端は垂直背面21から後方に突出しており、円盤状の押し板55を介して下側垂直取付面4に押し付けられている。
一方、フレーム2における下側垂直取付面4の両側には、レンズ軸ハウジング15の左右の垂直左側面22および垂直右側面23に対峙している垂直左壁部分56および垂直右壁部分57が形成されている。垂直左壁部分56には、上下に離れた位置において、下側垂直取付面4に平行な左右方向Xに、2本の左側押しネジ61、62が水平にねじ込まれ、そられの先端がレンズ軸ハウジング15の垂直左側面22に押し付けられている。同様に、垂直右壁部分57には、上下に離れた位置において、下側垂直取付面4に平行な方向に、2本の右側押しネジ63、64が水平にねじ込まれ、それらの先端がレンズ軸ハウジング15の垂直右側面23に押し付けられている。これら、左側押しネジ61、62および右側押しネジ63、64は左右対称の位置に配置されており、本例では、前後方向にねじ込まれている押しネジ51〜54と同一高さ位置に配置されている。
(アライメント調整作業)
上側のクランプ軸ハウジング6を4本の固定ネジ5でフレーム2の上側垂直取付面3に締結固定し、しかる後に、下側のレンズ軸ハウジング15を4本のハウジング固定ネジ11〜14でフレーム2の下側垂直取付面4に仮止めし、4本の押しネジ51〜54をねじ込み、それらの先端の押し板55を下側垂直取付面4に押し付けた状態にする。また、左側押しネジ61、62および右側押しネジ63、64をねじ込み、それらの先端をレンズ軸ハウジング15の垂直左側面22および垂直右側面23に押し付けた状態にする。この状態で、クランプ軸7に対するレンズ軸16のズレを、ダイヤルゲージを用いて確認する。
図5に示すように、クランプ軸7の軸線7aに対するレンズ軸16の軸線16aの前後方向Yのズレを修正するためには、前後方向のズレyと前後方向の角度βを修正する。図5(a)を参照して説明すると、レンズ軸ハウジング15が前方向にズレがある場合には、レンズ軸ハウジング15を下側垂直取付面4の側に平行移動させる。このためには、押しネジ51〜54を同一量緩め、ハウジング固定ネジ11〜14を締め付ける。逆に、後方向にズレがある場合には、レンジ軸ハウジング15を下側垂直取付面4から平行に離す。このためには、ハウジング固定ネジ11〜14を緩め、押しネジ51〜54を同一量だけ締め付ける。
また、図5(b)に示すようなレンズ軸ハウジング15の前後方向のズレ角度βを修正するためには、例えば、上側の押しネジ51、53を同一量だけ締め付け、下側の押しネジ52、54を同一量だけ緩め、レンズ軸ハウジング15を上側が前方により傾いた状態にする。逆方向に修正するためには、上側の押しネジ51、53を同一量だけ緩め、下側の押しネジ52、54を同一量だけ締め付ける。なお、前後方向の角度調整において、その調整の支点を下げ、上側の部分のみを特に変化させたい場合には、上側の左右の押しネジ51、53を同一量だけ締め付け、あるいは、同一量だけ緩める。逆に、調整の支点を上げ、下側の部分のみを特に変化させたい場合には、下側の左右の押しネジ52、54を同一量だけ締め付け、あるいは、同一量だけ緩める。
次に、左右方向Xのズレを修正するには、左右方向のズレxと左右方向の角度αを修正する。図5(a)を参照して説明すると、レンズ軸ハウジング15が左方向にズレがある場合には、レンズ軸ハウジング15を右側に平行移動させる。そのためには、右側押しネジ63、64を同一量だけ緩め、左側押しネジ61、62を同一量だけ締め付ける。逆に右方向にズレがある場合には、左側押しネジ61、62を同一量だけ緩め、右側押しネジ63、64を同一量だけ締め付けて、レンズ軸ハウジング15を左側に平行移動させる。
図5(b)に示すようなレンジ軸ハウジング15の左右方向のズレ角度αを修正するためには、例えば、上側の右側押しネジ63と下側の左側押しネジ62を同一量だけ緩め、下側の右側押しネジ64と上側の左側押しネジ61を同一量だけ締め付ける。これにより、レンズ軸ハウジング15は全体として右旋回する。逆に、下側の右側押しネジ64と上側の左側押しネジ61を同一量だけ緩め、上側の右側押しネジ63と下側の左側押しネジ62を同一量だけ締め付けることにより、レンズ軸ハウジング15は全体として左旋回する。
なお、左右方向の角度調整の支点を下げ、上側の部位のみを特に変化させたい場合には、上側の左側押しネジ61のみを緩め、上側の右側押しネジ63のみを同一量だけ締め付ける。逆方向に変化させたい場合には、上側の右側押しネジ63のみを緩め、上側の左側押しネジ61のみを同一量だけ締め付ける。前後方向の角度調整の支点を上げ、下側の部位のみを特に変化させたい場合には、下側の左側押しネジ62を緩め、下側の右側押しネジ64のみを同一量だけ締め付ける。逆方向に変化させたい場合には、下側の右側押しネジ64のみを緩め、下側の左側押しネジ62のみを締め付ける。
以上の操作を、ダイヤルゲージの測定値を目視しながら行うことにより、アライメント調整を数ミクロン単位で精度良く行うことができる。
本発明を適用した実施の形態に係るレンズ芯取機におけるアライメント調整機構の部分を示す概略構成図である。 図1のII−II線で切断した部分を示す概略断面図である。 図1のレンズ芯取機のアライメント調整機構を、一部を断面で示す正面図である。 図1の芯取機のベルクランプ式の芯出し機構の部分を示す説明図である。 クランプ軸に対するレンズ軸のズレを示す説明図である。
符号の説明
1 レンズ芯取機
2 フレーム
3 上側垂直取付面
4 下側垂直取付面
5 ハウジング固定ネジ
6 クランプ軸ハウジング
7 クランプ軸
7a 軸線
8 クランプシリンダ
11〜14 ハウジング固定ネジ
15 レンズ軸ハウジング
16 レンズ軸
16a 軸線
17、18 円筒状レンズ把持具
21 垂直背面
22 垂直左側面
23 垂直右側面
24、25 垂直面取り面
26 垂直前面
31〜34 ネジ挿通穴
35、41〜44 ネジ穴
51〜54 押しネジ
55 押し板
56 垂直左壁部分
57 垂直右壁部分
61、62 左側押しネジ
63、64 右側押しネジ
W レンズ

Claims (4)

  1. 垂直に配置したレンズ軸(16)と、
    前記レンズ軸(16)に対して上側から同軸状態に対峙しているクランプ軸(7)と、
    前記レンズ軸(16)を支持しているレンズ軸ハウジング(15)と、
    前記クランプ軸(7)を上下方向に移動可能な状態で支持しているクランプ軸ハウジング(6)と、
    前記レンズ軸ハウジング(15)および前記クランプ軸ハウジング(6)が取り付けられているフレーム(2)とを有し、
    前記レンズ軸(16)の上端および前記クランプ軸(7)の下端の間に加工対象のレンズ(W)を挟み、当該レンズ(W)に芯取り加工を施すレンズ芯取機(1)において、
    前記フレーム(2)に形成した垂直取付面(4)と、
    前記レンズ軸ハウジング(15)に形成した垂直背面(21)と、
    前記垂直背面(21)を前記垂直取付面(4)に押し付けた状態で、前記レンズ軸ハウジング(15)を前記フレーム(2)に締結固定している複数本の固定ネジ(11〜14)と、
    前記垂直背面(21)に直交する前後方向(Y)に前記レンズ軸ハウジング(15)を貫通する状態にねじ込まれ、先端を前記垂直取付面(4)に押し付け可能な複数本の押しネジ(51〜54)とを有し、
    前記押しネジ(51〜54)は、前記レンズ軸(16)に対して左右対称の位置に配置されていると共に、上下に離れた位置に配置されており、
    各押しネジ(51〜54)のねじ込み量を調整することにより、前記レンズ軸(16)の前後方向(Y)の位置および傾き(β)が調整されて、前記クランプ軸(7)に対するアライメント調整が行われることを特徴とするレンズ芯取機(1)。
  2. 請求項1に記載のレンズ芯取機(1)において、
    前記レンズ軸ハウジング(15)は、前記垂直背面(21)の両端から前方に直交する方向に延びている垂直左側面(22)および垂直右側面(23)を備えており、
    前記フレーム(2)は、前記垂直左側面(22)に対峙している左壁部分(56)と、前記垂直右側面(23)に対峙している右壁部分(57)とを備えており、
    前記左壁部分(56)には、上下に離れた位置において、前記垂直取付面(4)に平行な方向に、複数本の左側押しネジ(61、62)が水平にねじ込まれ、それらの先端により前記レンズ軸ハウジング(15)の前記垂直左側面(22)を押し付け可能となっており、
    前記右壁部分(57)には、上下に離れた位置において、前記垂直取付面(4)に平行な方向に、複数本の右側押しネジ(63、64)が水平にねじ込まれ、それらの先端により前記レンズ軸ハウジング(15)の前記垂直右側面(23)を押し付け可能となっており、
    前記左側押しネジ(61、62)および前記右側押しネジ(63、64)は左右対称の位置に配置されており、
    各左側押しネジ(61、62)および各右側押しネジ(63、64)のねじ込み量を調整することにより、前記レンズ軸(16)の左右方向(X)の位置および傾き(α)が調整されて、前記クランプ軸(7)に対するアライメント調整が行われることを特徴とするレンズ芯取機(1)。
  3. 請求項2に記載のレンズ芯取機(1)において、
    4本の前記押しネジ(51〜54)と、2本の前記左側押しネジ(61、62)と、2本の前記右側押しネジ(63、64)が配置されていることを特徴とするレンズ芯取機(1)。
  4. 垂直に配置したレンズ軸(16)と、
    前記レンズ軸(16)に対して上側から同軸状態に対峙しているクランプ軸(7)と、
    前記レンズ軸(16)を支持しているレンズ軸ハウジング(15)と、
    前記クランプ軸(7)を上下方向に移動可能な状態で支持しているクランプ軸ハウジング(6)と、
    前記レンズ軸ハウジング(15)および前記クランプ軸ハウジング(6)が取り付けられているフレーム(2)とを有し、
    前記レンズ軸(16)の上端および前記クランプ軸(7)の下端の間に加工対象のレンズ(W)を挟み、当該レンズ(W)に芯取り加工を施すレンズ芯取機(1)において、
    前記フレーム(2)に形成した垂直取付面(4)と、
    前記レンズ軸ハウジング(15)に形成した垂直背面(21)と、
    前記垂直背面(21)を前記垂直取付面(4)に押し付けた状態で、前記レンズ軸ハウジング(15)を前記フレーム(2)に締結固定している複数本の固定ネジ(11〜14)とを有し、
    前記レンズ軸ハウジング(15)は、前記垂直背面(21)の両端から前方に直交する方向に延びている垂直左側面(22)および垂直右側面(23)を備えており、
    前記フレーム(2)は、前記垂直左側面(22)に対峙している左壁部分(56)と、前記垂直右側面(23)に対峙している右壁部分(57)とを備えており、
    前記左壁部分(56)には、上下に離れた位置において、前記垂直取付面(4)に平行な方向に、複数本の左側押しネジ(61、62)が水平にねじ込まれ、そられの先端により前記レンズ軸ハウジング(15)の前記垂直左側面(22)を押し付け可能となっており、
    前記右壁部分(57)には、上下に離れた位置において、前記垂直取付面(4)に平行な方向に、複数本の右側押しネジ(63、64)が水平にねじ込まれ、それらの先端により前記レンズ軸ハウジング(15)の前記垂直右側面(23)を押し付け可能となっており、
    前記左側押しネジ(61、62)および前記右側押しネジ(63、64)は左右対称の位置に配置されており、
    各左側押しネジ(61、62)および各右側押しネジ(63、64)のねじ込み量を調整することにより、前記レンズ軸(16)の左右方向(X)の位置および傾き(α)が調整されて、前記クランプ軸(7)に対するアライメント調整が行われることを特徴とするレンズ芯取機(1)。
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