JP2010102741A - Electronic device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、例えばポータブルコンピュータのような電子機器に関する。 The present invention relates to an electronic device such as a portable computer.
ポータブルコンピュータのような電子機器は、スピーカを搭載している。
特許文献1は、スピーカがパームレストの側方に配置された電子機器を開示している。この電子機器は、パームレストの側方にスピーカ収容部を有する。スピーカを含むスピーカユニットは、前記スピーカ収容部に設けられ、スピーカ収容部に収容されるように倒された収容位置と、スピーカ収容部から突出する起立位置との間で回動自在である。上記収容位置にあるスピーカユニットの上面は、パームレストと同一面上にある。
An electronic device such as a portable computer is equipped with a speaker.
またポータブルコンピュータのような電子機器は、ポインティングデバイスとしてのタッチパッドを有する。タッチパッドは、キーボードの手前側の領域に設けられ、パームレストに隣接している。 An electronic device such as a portable computer has a touch pad as a pointing device. The touch pad is provided in an area on the near side of the keyboard and is adjacent to the palm rest.
特許文献2は、操作者の掌の衛生保持や疲労軽減に有効なパームレストを備えた電子機器を開示している。このパームレストは、操作者の掌が接触する面に小突起が無数に設けられている。
またポータブルコンピュータのような電子機器は、例えば筐体の側壁に複数のUSBコネクタを有する。この複数のUSBコネクタは、互いに同じ高さ位置に配置されている。すなわち、この電子機器を机上面に置いたとき、複数のUSBコネクタは、上記机上面から互いに同じ高さに位置する。 An electronic device such as a portable computer has a plurality of USB connectors on a side wall of a housing, for example. The plurality of USB connectors are arranged at the same height position. That is, when this electronic device is placed on the desk surface, the plurality of USB connectors are positioned at the same height from the desk surface.
またポータブルコンピュータのような電子機器は、筐体の下壁に脚部を有する。
特許文献3は、機体の底面に複数の支持脚を備えた電子機器を開示している。この複数の支持脚はそれぞれ、卓上面に接触する接触部材を備える。機体の後部側の支持脚の接触部材の摩擦抵抗は、機体の前部側の支持脚の接触部材の摩擦抵抗よりも小さい。
ところで上記のような電子機器は、さらなる操作性の向上が望まれている。 Incidentally, further improvement in operability is desired for the electronic devices as described above.
本発明の目的は、操作性の向上を図った電子機器を得ることにある。 An object of the present invention is to obtain an electronic device with improved operability.
本発明の一つの形態に係る電子機器は、側壁を備えた筐体と、上記側壁に設けられた第1の機能部品と、ユーザーからみて上記第1の機能部品よりも遠くなる位置で上記側壁に設けられ、且つ、当該電子機器が机上面に置かれたときに、上記机上面からの高さが上記第1の機能部品よりも高くなる位置に実装された第2の機能部品とを具備した。 An electronic apparatus according to an aspect of the present invention includes a housing having a side wall, a first functional component provided on the side wall, and the side wall at a position farther from the first functional component as viewed from the user. And a second functional component mounted at a position where the height from the desk top surface is higher than the first functional component when the electronic device is placed on the desk top surface. did.
本発明によれば、電子機器の操作性が向上する。 According to the present invention, the operability of the electronic device is improved.
以下に本発明の実施の形態を、ポータブルコンピュータに適用した図面に基づいて説明する。図1ないし図9は、本発明の一つの実施形態に係る電子機器としてのポータブルコンピュータ1を開示している。図1に示すように、ポータブルコンピュータ1は、機器本体2と、表示部3とを備えている。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings applied to a portable computer. 1 to 9 disclose a
機器本体2は、扁平箱状に形成された筐体4を備える。筐体4は、上壁5、周壁6、および下壁7を有する。上壁5は、水平方向に広がっており、上方に向いている。周壁6は、上壁5の周縁部から下方に延びている。下壁7は、周壁6の下縁部同士を繋ぐようにして上壁5と略平行に広がっている。
The device
周壁6は、前壁6a、後壁6b、および左右一対の側壁6c,6dを有する。前壁6aは、ユーザーに向かい合うとともに、筐体4の左右方向(すなわち横幅方向)に延びている。後壁6bは、筐体4においてユーザー側とは反対側の端部に位置するとともに、筐体4の左右方向に延びている。一対の側壁6c,6dはそれぞれ、前壁6aの端部と後壁6bの端部との間を繋ぐように筐体4の前後方向(すなわち奥行方向)に延びている。
The
なお本明細書では、ユーザーに近い方(すなわちユーザー側)を前側、ユーザーから遠い方を後側として筐体の前後方向を定義する。すなわち「前端部」とは、前後方向の両端部のうちユーザーに近い方の端部を指す。また「後端部」とは、前後方向の両端部のうちユーザーから遠い方の端部を指す。また本明細書では、ユーザーからみて左方を左側、ユーザーからみて右方を右側として筐体の左右方向を定義する。 In this specification, the front-rear direction of the housing is defined with the side closer to the user (that is, the user side) as the front side and the side far from the user as the rear side. That is, the “front end portion” refers to an end portion closer to the user among both end portions in the front-rear direction. The “rear end portion” refers to an end portion farther from the user among both end portions in the front-rear direction. In this specification, the left and right directions of the housing are defined with the left side as viewed from the user as the left side and the right side as viewed from the user as the right side.
図1に示すように、表示部3は、ディスプレイハウジング8と、このディスプレイハウジング8に収容された表示装置9とを備える。表示装置9の一例は、液晶ディスプレイである。表示装置9は、表示画面9aを有する。この表示画面9aは、ディスプレイハウジング8の前壁に設けられた開口部8aを通じて外部に露出されている。
As shown in FIG. 1, the
機器本体2の後端部には、ヒンジ部10が設けられている。ヒンジ部10は、表示部3を機器本体2に回動可能に連結している。これにより表示部3は、機器本体2の上壁5を上方から覆うように倒される第1の姿勢と、上壁5に対して立て起こされる第2の姿勢との間で回動可能である。
A
図1に示すように、上壁5は、キーボード載置部5aを有する。キーボード12は、キーボード載置部5aに取り付けられ、上壁5に支持されている。また筐体4内の前端部(すなわちユーザー側の端部)には、ポインティングデバイスであるタッチパッド14と、一対のタッチパッドボタン15a,15bとが実装されている。タッチパッドボタン15a,15bは、上壁5に形成された開口部5bを通じて筐体4の外部に露出されている。一方、タッチパッド14は、上壁5によって覆われ、筐体4の外部には露出されていない。タッチパッド14は、上壁5の内面(すなわち筐体4の内部空間に臨む面)に沿って配置されている。
As shown in FIG. 1, the
図1に示すように、筐体4内には、例えば複数のスピーカ21,22,23,24が搭載されている。この複数のスピーカのうち例えば2つのスピーカ21,22は、筐体4内の前端部に配置されている。この2つのスピーカ21,22は、筐体4内の左前端部と右前端部とに分かれて実装されている。残りの2つのスピーカ23,24は、筐体4内の後端部に配置されている。
As shown in FIG. 1, for example, a plurality of
図1および図2に示すように、上壁5は、キーボード12よりも手前側に位置する前部領域26を有する。この前部領域26は、パームレスト面31、左右一対のスピーカ取付面32,33、およびタッチパッド面34を含む。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
図2に示すように、パームレスト面31は、キーボード12の使用時にユーザーの左右の手H(特に手Hのかかと部k)が載せられる面である。なお手Hのかかと部kとは、手のひらのなかで手首側に位置する端部である。パームレスト面31は、前部領域26の左縁部から右縁部まで亘って延びており、前部領域26のなかで比較的多くの面積を占めている。換言すれば、前部領域26のなかで上記スピーカ取付面32,33とタッチパッド面34とを外れた領域がパームレスト面31となっている。
As shown in FIG. 2, the
次に、スピーカ取付面32,33について説明する。
スピーカ取付面32,33は、上壁5の前端部に形成され、筐体4内の前端部に実装されたスピーカ21,22の上方に位置している。一方のスピーカ取付面32は、上壁5の左前端部(すなわち左前の隅部)に形成されている。他方のスピーカ取付面33は、上壁5の右前端部(すなわち右前の隅部)に形成されている。スピーカ取付面32,33は、スピーカ21,22を筐体4の外部に露出させる開口部36が形成されている。
Next, the
The
図1ないし図4に示すように、スピーカ取付面32,33は、パームレスト面31に対して例えば数mm程度窪み、パームレスト面31よりも低くなっている。詳しく述べると、スピーカ取付面32,33は、パームレスト面31に比べて低位置にある掘り下げ面37(すなわち窪み面)と、この掘り下げ面37の周縁をパームレスト面31の周縁に滑らかに繋げる傾斜面38とを有する。上記スピーカ21,22を露出させる開口部36は、掘り下げ面37に開口している。
As shown in FIGS. 1 to 4, the
図2に示すように、パームレスト面31は、ユーザーの手Hがキーボード12のホームポジションにあるとき(すなわち両手の人差し指が基準キーであるFキー41とJキー42とに添えられたとき)に、そのユーザーの左手Hのかかと部kを支持する部位まで延びている。すなわちパームレスト面31は、ユーザーの手Hがキーボード12のホームポジションにあるときに、そのユーザーの左手Hのかかと部kが掛かる部位まで延びている。
As shown in FIG. 2, the
なお本実施形態に係るポータブルコンピュータ1では、ユーザーの手Hがキーボード12のホームポジションにあるとき、そのユーザーの左手Hのかかと部kは、パームレスト面31とスピーカ取付面32の傾斜面38との両方に亘って掛かる。つまり、ユーザーは、パームレスト面31と傾斜面38との境界部44の傾斜変化を利用して手を安定して置くことができる。
In the
図2に示すように、パームレスト面31とスピーカ取付面32,33との境界部44は、スピーカ取付面32,33からパームレスト面31に向いて凸となる円弧状に形成されている。この境界部44は、例えばスピーカ21,22を円の中心とする円弧状をしている。
As shown in FIG. 2, the
図2および図4に示すように、ポータブルコンピュータ1は、スピーカ取付面32,33の開口部36に取り付けられ、スピーカ21,22の上方に位置するスピーカカバー45を備える。このスピーカカバー45は、ドーム状に形成されてスピーカ取付面32,33よりも上方に盛り上がる上面部46と、この上面部46に設けられた通音口47とを有する。上面部46は、スピーカ取付面32,33から例えば0.5mmくらい盛り上がっている。通音口47は、ユーザーの手Hが上面部46の上に載せられたときであっても外部に連通するように、少なくとも一部が上面部46の頂点部46aを外れた領域に開口している。
As shown in FIGS. 2 and 4, the
次に、タッチパッド面34について説明する。
タッチパッド面34は、タッチパッド14の上方に形成されており、筐体4内に実装されたタッチパッド14に対向している。ユーザーは、このタッチパッド面34に触れることでタッチパッド14を操作することができる。上述したように、パームレスト面31は、このタッチパッド面34を外れた領域に設けられている。
Next, the
The
図2に示すように、タッチパッド面34(すなわちタッチパッド14)は、キーボード12のホームポジションを基準にして配置されている。つまりタッチパッド面34は、キーボード12のFキー41とJキー42との間を通るキーボードセンターライン48が当該タッチパッド面34の中心を通るように配置されている。
As shown in FIG. 2, the touch pad surface 34 (that is, the touch pad 14) is disposed with reference to the home position of the
本実施形態に係るキーボード12は、点字キーを含むため、キーボードセンターライン48が筐体4の中央部に対して左方に比較的大きく偏っている。つまりタッチパッド面34は、筐体4の中央部に対して左方に比較的大きく偏っている。
Since the
本実施形態に係るパームレスト面31は、タッチパッド面34に比べて肌触りが粗く形成されている。パームレスト面31は、例えば細かな凸状の突起が等間隔で設けられており(すなわち荒い表面処理が施されており)、これにより粗面状を成している。さらに言えば、本実施形態に係るタッチパッド面34は、鏡面のような平面ではなく、パームレスト面31に比べて肌触りが滑らかな細かい凹凸が設けられている。
The
図2に示すように、上述のように粗く形成されたパームレスト面31は、タッチパッド面34の外周縁34aを取り囲んでいる。さらに本実施形態では、粗く形成されたパームレスト面31は、タッチパッド面34の外周縁34aまで達しており、タッチパッド面34に隣接している。
As shown in FIG. 2, the rough
なお本実施形態では、パームレスト面31とタッチパッド面34とは、互いに同一面上に位置している。また、パームレスト面31およびタッチパッド面34は、共に上壁5の一部として互いに一体に成形されている。
In the present embodiment, the
次に、筐体4の側壁6c,6dに設けられた機能部品ついて説明する。
図5および図6に示すように、筐体4の右側の側壁6dには、前側から、音量調整用のボリューム51、ヘッドホン用コネクタ52、マイク用コネクタ53、第1のUSB(universal Serial Bus)コネクタ54、および第2のUSBコネクタ55が順に設けられている。これらボリューム51およびコネクタ52,53,54,55は、それぞれ本発明でいう機能部品の一例である。図5に示すように、側壁6dは、後方に向かって進むに従い高さが徐々に高くなるようにカーブ状に形成されている。
Next, functional components provided on the
As shown in FIGS. 5 and 6, a
図6に示すように、ポータブルコンピュータ1が机上面Tに置かれたとき、ボリューム51、ヘッドホン用コネクタ52、およびマイク用コネクタ53は、机上面Tからの高さが互いに略同じである。
As shown in FIG. 6, when the
一方、第1のUSBコネクタ54は、ポータブルコンピュータ1が机上面Tに置かれたとき、机上面Tからの高さがマイク用コネクタ53に比べて高くなる位置に実装されている。また、第2のUSBコネクタ55は、ポータブルコンピュータ1が机上面Tに置かれたとき、机上面Tからの高さが第1のUSBコネクタ54に比べて高くなる位置に実装されている。つまりマイク用コネクタ53、並びに第1および第2のUSBコネクタ54,55は、後方に配置されたものになるに従い机上面Tからの高さが高くなるように階段状に(すなわち斜めに)配置されている。
On the other hand, the
すなわち、マイク用コネクタ53は、本発明でいう第1の機能部品の一例であり、第1のUSBコネクタ54は、ユーザーからみて第1の機能部品(マイク用コネクタ53)よりも遠くに配置された第2の機能部品の一例である。また第1のUSBコネクタ54は、本発明でいう第1の機能部品の一例であり、第2のUSBコネクタ55は、ユーザーからみて第1の機能部品(第1のUSBコネクタ54)よりも遠くに配置された第2の機能部品の一例である。
That is, the
図2に示すように、ボリューム51は、側壁6dの前半部6df(すなわちユーザーからみて側壁6dの中央よりも近い領域)に配置されている。ヘッドホン用コネクタ52、マイク用コネクタ53、並びに第1および第2のUSBコネクタ54,55は、ケーブルの端子部が差込可能なポートコネクタである。これらコネクタ52,53,54,55は、側壁6dの後半部6dr(すなわちユーザーからみて側壁6dの中央よりも遠い領域)に配置されている。
As shown in FIG. 2, the
また図7に示すように、側壁6dは、下方に進むに従い筐体4の外側へ張り出すテーパ状に形成されている。上記ボリューム51およびコネクタ52,53,54,55はそれぞれ、このテーパ状に形成された側壁6dに設けられている。上記ボリューム51およびコネクタ52,53,54,55はそれぞれ、筐体4内に実装されるとともに、上記側壁6dに開口する開口部56を通じて筐体4の外部に露出されている。
As shown in FIG. 7, the
図8に示すように、筐体4の左側の側壁6cには、前側から、カードスロット61、USBコネクタ62、およびUSBとeSATA(External Serial ATA)のコンボコネクタ63が順に設けられている。これらカードスロット61およびコネクタ62,63は、それぞれ本発明でいう機能部品の一例である。図8に示すように、側壁6cは、後方に向かって進むに従い高さが徐々に高くなるようにカーブ状に形成されている。
As shown in FIG. 8, a
図6に示すように、USBコネクタ62は、ポータブルコンピュータ1が机上面Tに置かれたとき、机上面Tからの高さがカードスロット61に比べて高くなる位置に実装されている。また、コンボコネクタ63は、ポータブルコンピュータ1が机上面Tに置かれたとき、机上面Tからの高さがUSBコネクタ62に比べて高くなる位置に実装されている。つまりカードスロット61、USBコネクタ62、およびコンボコネクタ63は、後方に配置されたものになるに従い机上面Tからの高さが高くなるように階段状に配置されている。
As shown in FIG. 6, the
すなわち、カードスロット61は、本発明でいう第1の機能部品の一例であり、USBコネクタ62は、ユーザーからみて第1の機能部品(カードスロット61)よりも遠くに配置された第2の機能部品の一例である。またUSBコネクタ62は、本発明でいう第1の機能部品の一例であり、コンボコネクタ63は、ユーザーからみて第1の機能部品(USBコネクタ62)よりも遠くに配置された第2の機能部品の一例である。
That is, the
図8に示すように、カードスロット61は、側壁6cの前半部6cfに配置されている。USBコネクタ62およびコンボコネクタ63は、ケーブルの端子部が差込可能なポートコネクタである。これらコネクタ62,63は、側壁6cの後半部6crに配置されている。また側壁6cは、右側の側壁6dと同様に下方に進むに従い筐体4の外側へ張り出すテーパ状に形成されている。上記カードスロット61およびコネクタ62,63はそれぞれ、このテーパ状に形成された側壁6cに設けられている。上記カードスロット61およびコネクタ62,63はそれぞれ、筐体4内に実装されるとともに、上記側壁6cに開口する開口部56を通じて筐体4の外部に露出されている。
As shown in FIG. 8, the
次に、筐体4の下壁7に設けられた脚部71,72,73,74について説明する。
図9に示すように、下壁7には、例えば4つのゴム製の脚部71,72,73,74が設けられている。これら脚部71,72,73,74は、下壁7の前端部に設けられた第1の脚部71,72と、下壁7の後端部に設けられた第2の脚部73,74とを含む。
Next, the
As shown in FIG. 9, for example, four
第1の脚部71,72は、筐体4の前後方向に延びたI字状に形成されている。一方、第2の脚部73,74は、Y字状に形成されている。詳しく述べると、第2の脚部73,74は、折曲部75を含む。この折曲部75は、ユーザー側(すなわち前側)に頂点75aが向く(すなわちユーザー側に凸になる)V字状に形成されている。すなわち、折曲部75は、180度よりも小さな角度で互いに交差する二つの直線部76,77から成る。この二つの直線部76,77の間の角度は、例えば120度である。
The
第2の脚部73,74は、さらに、上記折曲部75の頂点75a(すなわち二つの直線部76,77の交差点)からユーザー側に延びた直線部78を有し、全体としてY字形に形成されている。この直線部78と、折曲部75の直線部76,77との間の角度は、それぞれ例えば120度である。
The
上記構成のポータブルコンピュータ1によれば、デザイン性の向上を図ることができるとともに、操作性の向上を図ることができる。以下に本実施形態に係る各構成の効果について説明する。
According to the
(スピーカ取付面)
スピーカを露出させるための開口部と、パームレスト面とが同一面上に位置すると、例えばキーボード使用時などにおいてユーザーの手がパームレスト面に置かれたとき、ユーザーの手が上記開口部を塞ぎやすく、スピーカからの音がユーザーの手によって遮られるおそれがある。
(Speaker mounting surface)
When the opening for exposing the speaker and the palm rest surface are located on the same plane, for example, when the user's hand is placed on the palm rest surface when using a keyboard, the user's hand can easily block the opening, The sound from the speaker may be blocked by the user's hand.
一方、本実施形態に係るポータブルコンピュータ1は、スピーカ21,22を露出させる開口部36が形成されたスピーカ取付面32,33が、パームレスト面31に対して窪み、パームレスト面31よりも低くなっている。このような構成によれば、キーボード使用時などにおいてユーザーの手Hがパームレスト面31に置かれたとしても、ユーザーの手とスピーカ取付面32,33との間に空間が確保されやすく、ユーザーの手がスピーカ取付面32,33の開口部36を塞ぎにくい。
On the other hand, in the
これにより、スピーカ21,22から出力された音がユーザーの手によって遮られにくく、良好な音をユーザーまで届けることができる。換言すれば、ユーザーは、開口部36を手で塞いでしまうといったことを気にせずにキーボード12を使用することができる。これによりポータブルコンピュータ1の操作性が向上する。
Thereby, the sound output from the
ポータブルコンピュータ1は、スピーカ取付面32,33の開口部36に取り付けられたスピーカカバー45を備え、このスピーカカバー45が、ドーム状に形成されてスピーカ取付面32,33よりも盛り上がる上面部46と、この上面部46に設けられた通音口47とを有する。このような構成によれば、ユーザーの手Hがスピーカカバー45の上方に位置するときでも、ユーザーの手Hによって通音口47が塞がれにくい。これにより、スピーカ21,22からの音がユーザーの手によってさらに遮られにくくなる。
The
スピーカ取付面32,33とパームレスト面31との境界部44が、スピーカ取付面32,33からパームレスト面31に向いて凸となる円弧状に形成されていると、この境界部44の丸くなっている部分がユーザーの手にフィットしやすい。これによりユーザーは、違和感をほとんど感じることなく、スピーカ取付面32,33が隣接するパームレスト面31に手を置くことができ、これにより操作性が向上する。
If the
(パームレスト面)
パームレスト面31の肌触りとタッチパッド面34の肌触りとが互いに似ていると、例えば指先などの感触でパームレスト面31とタッチパッド面34との区別が付きにくい。すなわちどこがタッチパッド面34であるのかを目視によって識別することが必要になり、例えば暗がりなどにおいて操作性が十分に高いとはいえない。
(Palmrest surface)
If the touch of the
一方、本実施形態に係るポータブルコンピュータ1は、パームレスト面31が、タッチパッド面34に比べて肌触りが粗く形成されるとともに、この粗く形成されたパームレスト面31がタッチパッド面34の外周縁を取り囲んでいる。このような構成によれば、パームレスト面31とタッチパッド面34との区別が付きやすくなる。すなわち指先などの感触などでどこがタッチパッド面34であるのかを容易に識別することができるようになる。これはポータブルコンピュータ1の操作性の向上に寄与する。またタッチパッド面34が粗面状に形成されていると、指紋の跡が残りにくく、保守性も向上する。
On the other hand, in the
パームレスト面31とタッチパッド面34とは、互いに同一面上に形成されていると、上記効果がより発揮されやすい。さらに、タッチパッド面34とパームレスト面31とが一致した斬新なデザインのポータブルコンピュータ1を提供することができる。
If the
(機能部品)
複数の機能部品(例えばコネクタ)が同じ高さ位置に配置されていると、前側の機能部品が邪魔になり、奥側(すなわち後部側)の機能部品を使いにくいことがある。
(functional parts)
If a plurality of functional parts (for example, connectors) are arranged at the same height position, the front side functional parts may be in the way, making it difficult to use the back side (that is, rear side) functional parts.
一方、本実施形態に係るポータブルコンピュータ1は、第1の機能部品と、ユーザーからみて上記第1の機能部品よりも遠くに配置された第2の機能部品とを含み、上記第2の機能部品が、ポータブルコンピュータ1が机上面Tに置かれたときに、机上面Tからの高さが上記第1の機能部品に比べて高くなる位置に実装されている。このような構成によれば、奥側の機能部品を使用する際に前側の機能部品が邪魔になりにくく、奥側の機能部品の使いやすさ(例えばケーブルの着脱のしやすさ)が向上する。すなわちポータブルコンピュータ1の操作性が向上する。
On the other hand, the
側壁6c,6dが、下方に進むに従い筐体4の外側へ張り出すテーパ状に形成されていると、ユーザー側からみた奥側のコネクタの視認性(すなわち見やすさ)が向上し、奥側の機能部品の使いやすさがさらに向上する
上記第1および第2の機能部品は、ポートコネクタであり、この第1および第2の機能部品は共に、ユーザーからみて側壁6c,6dの中央よりも遠い領域に配置されていると、ポータブルコンピュータ1の使用の際にポートコネクタである第1および第2の機能部品に接続されたケーブルが邪魔になりにくく、ポータブルコンピュータの操作性がさらに向上する。
When the
(脚部)
筐体の前後方向に延びるI字状の脚部を備えたポータブルコンピュータでは、このポータブルコンピュータに対して後向きの荷重がかかったとき、ポータブルコンピュータが後ろにずれ動きやすく、安定して使用できないことがある。
(leg)
In a portable computer having I-shaped legs extending in the front-rear direction of the housing, when a backward load is applied to the portable computer, the portable computer tends to move backward and cannot be used stably. is there.
一方、本実施形態に係るポータブルコンピュータ1は、ゴム製の脚部73,74が、ユーザー側に頂点75aが向くV字状の折曲部75を含む。このような折曲部75を有すると、ポータブルコンピュータ1に後向きの荷重がかかったとき、脚部73,74の踏ん張りが利きやすく、ポータブルコンピュータが後ろにずれ動きにくい。これによりポータブルコンピュータ1を安定して操作することができ、ポータブルコンピュータ1の操作性が向上する。
On the other hand, in the
一方、例えばODDやCD−ROMなどを使うときに、ポータブルコンピュータ1を前側に引くことがある。上記折曲部75は、前方向への移動(すなわちユーザー側への移動)に対しては、踏ん張りが利かずに抵抗がそこまで大きくない。そのため、折曲部75を備えると、後方向へ移動しにくく、前方向へ移動しやすいポータブルコンピュータ1を得ることができる。
On the other hand, for example, when using ODD or CD-ROM, the
脚部73,74が、折曲部75の頂点75aからユーザー側に延びた直線部78を有するY字状に形成されていると、脚部73,74がさらに安定し、ポータブルコンピュータ1の操作性がさらに向上する。
When the
以上、本発明の一つの実施形態に係るポータブルコンピュータ1について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明は、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
The
例えば、スピーカ取付面32,33とパームレスト面31との境界部44は、円弧状に形成されている必要はない。スピーカカバー45の上面部46は、ドーム状に形成されている必要はない。タッチパッド面34とパームレスト面31は必ずしも同一面上になくてもよい。脚部73,74は、Y字状に限らず、V字状に形成されてもよい。
For example, the
以下に、いくつかの電子機器を付記する。 The following is a list of some electronic devices.
[1]下壁を有する筐体と、上記下壁に設けられたゴム製の脚部と、を具備し、上記脚部は、ユーザー側に頂点が向くV字状の折曲部を含むことを特徴とする電子機器。 [1] A housing having a lower wall and a rubber leg provided on the lower wall, and the leg includes a V-shaped bent portion whose apex faces the user side. Electronic equipment characterized by
[2]上記[1]に記載の電子機器において、前記脚部は、前記折曲部の頂点からユーザー側に延びた直線部を有するY字状に形成されていることを特徴とする電子機器。 [2] The electronic device according to [1], wherein the leg portion is formed in a Y shape having a linear portion extending from the apex of the bent portion to the user side. .
T…机上面、1…ポータブルコンピュータ(電子機器)、4…筐体、5…上壁、7…下壁、6c,6d…側壁、12…キーボード、14…タッチパッド、21,22…スピーカ、26…前部領域、31…パームレスト面、32,33…スピーカ取付面、34…タッチパッド面、34a…外周縁、36…開口部、44…境界部、45…スピーカカバー、46…上面部、47…通音口、51…ボリューム、61…カードスロット、52,53,54,55,62,63…ヘッドホン用コネクタ、73,74…脚部、75…折曲部、78…直線部。 T ... desk top surface, 1 ... portable computer (electronic device), 4 ... housing, 5 ... upper wall, 7 ... lower wall, 6c, 6d ... side wall, 12 ... keyboard, 14 ... touch pad, 21,22 ... speaker, 26 ... front region, 31 ... palm rest surface, 32, 33 ... speaker mounting surface, 34 ... touch pad surface, 34a ... outer peripheral edge, 36 ... opening, 44 ... boundary portion, 45 ... speaker cover, 46 ... upper surface portion, 47 ... Sound outlet, 51 ... Volume, 61 ... Card slot, 52, 53, 54, 55, 62, 63 ... Headphone connector, 73, 74 ... Leg part, 75 ... Bent part, 78 ... Linear part.
Claims (3)
上記側壁に設けられた第1の機能部品と、
ユーザーからみて上記第1の機能部品よりも遠くなる位置で上記側壁に設けられ、且つ、当該電子機器が机上面に置かれたときに、上記机上面からの高さが上記第1の機能部品よりも高くなる位置に実装された第2の機能部品と、
を具備したことを特徴とする電子機器。 A housing with side walls;
A first functional component provided on the side wall;
When the electronic device is placed on the desk top surface at a position farther than the first functional component from the user's perspective, the height from the desk top surface is the first functional component. A second functional component mounted at a higher position,
An electronic apparatus comprising:
上記側壁は、下方に進むに従い上記筐体の外側へ張り出すテーパ状に形成されたことを特徴とする電子機器。 The electronic device according to claim 1,
2. The electronic apparatus according to claim 1, wherein the side wall is formed in a tapered shape that projects outward from the housing as it proceeds downward.
上記第1および第2の機能部品は、ポートコネクタであり、この第1および第2の機能部品は共に、ユーザーからみて上記側壁の中央よりも遠い領域に配置されたことを特徴とする電子機器。 The electronic device according to claim 2,
The first and second functional parts are port connectors, and both the first and second functional parts are arranged in a region farther from the center of the side wall as viewed from the user. .
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