JP2010097183A - 画像形成装置 - Google Patents

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雅史 池田
Manabu Furuki
学 古木
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Abstract

【課題】 現像剤中の劣化したトナーを減らすことができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 帯電器が、像保持体に隣り合った、該像保持体とは電位差を有する、表面に現像剤を保持して回転することで該現像剤を、像保持体に面した現像領域へと搬送する現像ロールであって、該現像領域のうち、該像保持体上の予め決められた端部を除く他の部分に面した主現像領域へと該現像剤を搬送する、該像保持体とは第1の電位差を有する主現像部と、該現像領域のうち、該端部に面した副現像領域へと該現像剤を搬送する、該像保持体とは、該第1の電位差よりも大きな第2の電位差を有する副現像部とを有する現像ロールと備えた。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
画像形成装置に組み込まれる現像装置には、収容槽内を現像ロールに隣接した第1収容室と、この第1収容室に隣接した第2収容室とに仕切って、これら第1収容室および第2収容室の相互間で現像剤を撹拌しながら移動させるものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−204105号公報 (第5図)
本発明は、現像剤中の劣化したトナーを減らすことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る画像形成装置は、
表面に像が形成されてこの像を保持する像保持体と、
上記像保持体の表面に静電的な潜像を形成する潜像形成部と、
上記像保持体表面に形成された潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する、このトナーを含んだ現像剤を内部に収容した現像器とを備え、
上記現像器が、
上記像保持体に隣り合った、この像保持体とは電位差を有する、表面に上記現像剤を保持して回転することでこの現像剤を、上記像保持体に面した現像領域へと搬送する現像ロールであって、この現像領域のうち、この像保持体上の予め決められた端部を除く他の部分に面した主現像領域へとこの現像剤を搬送する、この像保持体とは第1の電位差を有する主現像部と、この現像領域のうち、この端部に面した副現像領域へとこの現像剤を搬送する、この像保持体とは、この第1の電位差とは異なる第2の電位差を有する副現像部とを有する現像ロールと、
上記現像ロールに隣り合いこの現像ロールの回転軸に沿って延びた、内部に上記現像剤を収容してこの現像剤をこの現像ロールに供給する、収容した現像剤を攪拌しつつ、上記主現像部側から上記副現像部側へと向かう第1方向に搬送する第1収容部と、
上記第1収容部に隣接しこの第1収容部に並んで延びた、両端に、この第1収容部との間で現像剤が移動する移動口が設けられた、内部に上記現像剤を収容しトナーが供給されてこの現像剤とこのトナーを攪拌して混合しつつ上記第1方向とは逆の第2方向に搬送する第2収容部と、
トナー供給口を通じて上記第2収容部へトナーを供給するトナー供給部とを備えたものであることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、
上記現像ロールは、上記主現像部および上記副現像部が互いに分離した、それら主現像部および副現像部に互いに異なる電位が付与されることで上記第1の電位差および上記第2の電位差を有するものであることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、
上記副現像部は、上記像保持体との間に上記第2の電位差として、上記主現像部とこの像保持体との間の電界の向きと同じ向きの電界を生じさせる電位差であって、上記第1の電位差よりも大きい電位差を有するものであることを特徴とする。
請求項1に係る画像形成装置によれば、現像剤中の劣化したトナーを減らすことができる。
請求項2に係る画像形成装置によれば、現像剤中の劣化したトナーを簡易な構成で減らすことができる。
請求項3に係る画像形成装置によれば、現像剤中の劣化したトナーのうちの過帯電トナーを効果的な箇所で除去することができる。
プリンタの概略構成図である。 図1に示す現像器の露光器側からの透視図である。 現像器の断面図である。 搬送ロールおよび現像ロールへの電圧印加の様子を示す図である。 第2実施形態のプリンタに備えられている搬送ロールと現像ロールへの電圧印加の様子を示す図である。 第3実施形態のプリンタの現像器の露光器側からの透視図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、プリンタの概略構成図である。
図1に示すプリンタ1は、感光体10と、この感光体10の表面に電荷を付与する帯電器11と、外部から送信されてきた画像データに基づいた露光光を生成する露光器12と、トナーを含む現像剤を収容する現像器13と、記録用紙を収容する用紙カセット16と、用紙カセット16から記録用紙を引き出して搬送する用紙搬送装置17と、感光体10の表面に保持されたトナー像を、矢印B方向に搬送されてきた記録用紙上に転写する転写器14と、記録用紙上のトナー像を加熱および加圧することでその記録用紙上にトナー像を定着させる定着器15と、感光体10の表面をクリーニングするクリーニング装置20とを有している。現像器13は、感光体10に対向して回転しながら、現像剤を感光体10との間の領域に搬送する現像ロール133と、現像器13の内部にトナーを供給するトナー供給部130とを有している。また、この現像器13は、現像器13が収容する現像剤中のトナー濃度を一定に保つための不図示のトナー濃度センサおよび濃度制御部を有している。濃度制御部は、トナー濃度センサにより検出された結果に応じてトナー供給部130に対してトナーの供給指示を出す。クリーニング装置20は、クリーニング部材21を感光体10に接触させて感光体10の表面をクリーニングする。また、現像器13に収容されている現像剤には、トナーの他に、このトナーとの摩擦によりトナーを摩擦帯電させる電荷付与粒子であり磁性粒子でもある磁性キャリアが含まれている。このプリンタ1は、本発明の画像形成装置の第1実施形態である。また、感光体10が、表面に像が形成されて該像を保持する像保持体の一例である。
ここで、このプリンタ1における画像形成の動作の流れを簡単に説明する。
図1に示すプリンタ1では、矢印A方向に回転する感光体10の表面に、帯電器11により電荷が付与され、電荷が付与された感光体10の表面に、外部から送信されてきた画像データに基づいた露光光が露光器12により照射されることでこの表面には静電潜像が形成される。メカニズムについては後述するが、現像器13に収容されている現像剤は現像ロール133の表面に供給され、現像ロール133と感光体10との間の領域に運ばれ、運ばれた現像剤中のトナーにより、感光体10の表面の静電潜像は現像される。この現像により得られたトナー像が、矢印B方向に搬送されてきた記録用紙上に転写器14により転写される。その後、トナー像を加熱および加圧する定着器15により記録用紙上のトナー像が溶融されて記録用紙上に定着される。その後、感光体10の、トナー像の転写を終えた部分に残留する残留物が、矢印Aの向きの回転おける転写器14よりも下流側で帯電器11よりも上流側、かつ感光体10の回転中心に沿った全幅にわたって先端が接触したクリーニング部材21により除去され、除去された残留物は残留物収容箱22に収容される。尚、このプリンタ1は、モノクロ画像専用機であるが、本発明は、カラー画像機に適用されてもよい。
図2は、図1に示す現像器の露光器側からの透視図である。
図2には、現像ロール133と、現像剤を収容する現像剤収容槽132と、現像材収容槽132の内部で現像剤を撹拌搬送する撹拌搬送部材131とを備えた現像器13が示されている。
現像剤収容槽132は、内部が、現像ロール133に並行して延びた壁1321によって、現像ロール133と隣り合った第1収容室132aとこの第1収容室132aと隣り合った第2収容室132bとに分けられている。
これら第1収容室132aおよび第2収容室132bそれぞれには、撹拌搬送部材131が1つずつ配備されており、これら撹拌搬送部材131は、具体的には、螺旋状のフィンが棒の周囲に備えられた構造を有している。第1収容室132aおよび第2収容室132bそれぞれに配備された撹拌搬送部材131が互いに逆向きに回転することで、現像剤収容槽132に収容されている現像剤は撹拌されながら壁1321の周囲を反時計回りに循環する。現像剤収容槽132の内部では、撹拌搬送部材131によってトナーと磁性キャリアとが撹拌されることでトナーがマイナス帯電し、磁性キャリアはプラス帯電する。このため、マイナス帯電したトナーは磁性キャリアに静電的に付着する。これにより、現像剤収容槽132の内部では、トナーと磁性キャリアが渾然一体となっている。
また、図2に示されるように、現像剤収容槽132には、新しいトナーを供給するためのトナー供給口132cが設けられている。
さらに、図2には、帯電器11および感光体10の長さと比べ、現像ロール133の長さが短く、現像ロール133の長さが足りない部分に、現像ロール133と同軸の搬送ロール134が配備されている様子が示されている。
搬送ロール134は、詳しくは後述するが、現像ロール133と同じ構造を有し、現像ロール133の回転と同期して回転するが、印加されている電圧が現像ロール133とは異なっている。このプリンタ1では、感光体10の、この現像ロール133と対向する部分である画像形成部101では画像形成が行われるものの、感光体10の、搬送ロール134と対向する部分である画像非形成部102では、画像形成ではなく、搬送ロール134が表面に保持する現像剤中の劣化トナーが吸着される。画像非形成部102には、露光は行われず、また、用紙も搬送されてこない。以下、劣化トナーの吸着メカニズムについて説明する。
図3は、現像器の断面図である。
図3のパート(a)には、図2に示す現像器のA−A断面を矢印に見た場合が示されており、図3のパート(b)には、図2に示す現像器のB−B断面を矢印に見た場合が示されており、現像剤収容槽132の第2収容室132bに新たなトナーを供給するために設けられているトナー供給口132cが示されている。
図3に示す現像ロール133は、矢印C方向に回転する円筒部材1331と、この円筒部材1331の内部に、この円筒部材1331とは独立に固定された永久磁石ロール1332とを有している。この永久磁石ロール1332は、円筒部材1331の周回方向に複数の磁極が配列されたもので、現像剤の吸着および解放を規定する磁力分布を有している。
回転する円筒部材1331は、内部の永久磁石ロール1332の磁力分布により、現像剤収容槽内を通過中に現像剤が供給され、この供給された現像剤を、感光体10との間に形成された現像領域へ搬送する。
図3のパート(a)に示される感光体10は、帯電器11により表面全体が−720Vに一旦帯電され、露光器12により露光され静電的な潜像が形成された部分は約−300Vとなる。一方、現像器13の現像ロール133は−600Vに帯電される。現像ロール133に保持された磁性キャリアに電気的に付着し、感光体10と現像ロールとの間の第1領域1301aに搬送されたトナーは、現像剤収容槽132内でマイナス極性に帯電されていることから、感光体10の静電的な潜像部分から現像ロール133へ向かう向きの電界(電位差は300V)により、磁性キャリアとの間の静電引力に打ち勝って静電的な潜像側に飛翔しトナー像が形成される。このとき磁性キャリアは、現像ロール133の円筒部材1331の表面に磁力により吸着された状態で現像ロール133上に残り、現像剤収容槽132へと回収される。この第1領域1301aが、本発明にいう主現像領域の一例に相当し、この現像ロール133が、本発明にいう現像ロールの主現像部に相当する。
ここで、プリンタ1では、画像密度の低い画像形成が長く続き、新たなトナーの供給があまり行われない状況においては、既存のトナーと磁性キャリアとの度重なる摩擦により、トナー表面に塗されている、トナーの帯電性を制御する外添剤がトナー表面に埋没してトナーの帯電性が劣化し、本来であれば狭い、トナーの帯電量分布が広くなる。この様な低画像密度の画像形成が連続して行われた後に高画像密度の画像形成が行われると、新たなトナーがトナー供給口132cを通じて大量に現像剤収容槽132の第2収容室132bに供給される。こうなると、現像剤収容槽132の内部の帯電性の劣化したトナーが有する電荷は、新たに供給されてきたトナーに急速に奪い取られ、現像剤収容槽132の内部では、新たに供給されてきたトナーに電荷を取られた上に、劣化のために磁性キャリアとの摩擦によっても帯電量の上昇が鈍い低帯電トナーや電荷を取られたことで逆極化した逆極トナーと、帯電が充分な新たなトナーとが現像ロール133上に保持されることとなる。このため、帯電量が不足しているために磁性キャリアとの静電的な結びつきが弱くなった低帯電トナーは、磁性キャリアから離れても静電的な潜像に付着せずクラウドとなり、逆極性に転じた逆極トナーは、感光体10の表面に形成された静電的な潜像が形成された部分以外の部分である背景領域に飛翔する。
そこで、本実施形態のプリンタ1では、感光体10の、搬送ロール134と対向する画像非形成部102で劣化トナーを以下に説明するようにして吸着しクリーニング装置20で回収することにより、現像剤収容槽132から劣化トナーを除去する。
上述したように、トナーの入れ替わりが無く、同じトナーが繰り返し磁性キャリアと撹拌され劣化してくると、劣化前は狭い範囲に収まっているトナーの帯電量分布が次第に広範囲に拡がることとなり、この様な状況で、未帯電の新たなトナーが供給されると、広範囲に拡がった帯電量分布のうちの過帯電側のトナーの電荷が新たなトナーによって急速に奪われる。そこで、このプリンタ1では、現像剤収容槽132の内部を撹拌搬送される現像剤の流れにおいて新たなトナーが供給されるトナー供給口132cの手前で、劣化トナーのうち過帯電側のトナーの除去が行われる。これにより、新たなトナーへの急激な電荷の移動が妨げられ、極端に帯電量の異なるトナーが現像ロール133上に保持されることは回避される。
図3のパート(b)には、トナー供給口132cを有する現像剤収容槽132と、搬送ロール134とが示されており、この搬送ロール134は、現像ロール133と同じく、回転する円筒部材1331と、内部の永久磁石ロール1332とを備えている。搬送ロール134の、回転する円筒部材1331は、内部の永久磁石ロール1332の磁力分布により、現像剤収容槽内を通過中に現像剤が供給され、この供給された現像剤を、感光体10との間に形成された第2領域1302aへ搬送する。この第2領域1302aが、本発明にいう副現像領域の一例に相当し、搬送ロール134が、本発明にいう現像ロールの副現像部に相当する。
また、図3のパート(b)には、感光体10の周囲に転写器14が備えられていない様子が示されている。
感光体10の、搬送ロール134と対向する画像非形成部102には、帯電器11による帯電により表面電位は−720Vに帯電されるが、露光器12による露光は行われない。このため、この領域の表面電位は−720Vのまま推移する。一方、搬送ロール134は−1500Vに帯電されている。
図4は、搬送ロールおよび現像ロールへの電圧印加の様子を示す図である。
図4には、搬送ロール134に−1500Vのマイナス電源135が接続され、現像ロール133に−600Vのマイナス電源が136が接続されている様子が示されている。感光体10の画像形成部101の静電的な潜像(−300V)と現像ロール133(−600V)との間の電界(電位差は300V)よりも、感光体10の画像非形成部102の表面(−720V)と搬送ロール134(−1500V)との間の電界(電位差は780V)の方が強く、現像剤収容槽132に収容されている現像剤中の過帯電トナーは、磁性キャリアとの間の静電引力に打ち勝って感光体10の画像非形成部102に飛翔する。その後、画像非形成部102に飛翔した過帯電トナーは、画像非形成部102に対向する転写器14は配備さていないことで転写は行われないまま、クリーニング装置20のクリーニング部材21によって感光体10から刮ぎ落とされて残留物収容箱22に収容される。
以上説明したように、本実施形態のプリンタ1では、現像剤収容槽132の内部を搬送される現像剤の搬送方向における新たなトナーの供給地点であるトナー供給口132aの手前で劣化トナーである過帯電トナーが現像剤から除去される。この様に、劣化トナーのうちの過帯電トナーが除去されることで低帯電トナーや逆極トナーの発生原因が減少する。また、この過帯電トナーの除去が、現像剤収容槽132の第1収容室132aにおける現像剤の搬送方向の最下流という、新たなトナーが供給される位置の直前で行われているので、低帯電トナーや逆極トナーの発生が効果的に抑制される。
次に、本発明の画像形成装置の第2実施形態について説明する。
第1実施形態のプリンタ1と第2実施形態のプリンタとの間の相違点は、第1実施形態のプリンタ1では、感光体10を全領域に渡って一様に帯電(−720V)させた上で、感光体10の画像形成部101に対しては画像形成用の露光が行われるものの、搬送ロール134と対向する画像非形成部102に対しては露光は行われないのに対し、第2実施形態のプリンタでは、感光体10を全領域に渡って一様に帯電(−720V)させた上で、感光体10の画像形成部101に対しては画像形成用の露光(潜像の電位は−300V)が行われるものの、感光体10の画像非形成部102に対しては、画像形成部101に照射される露光光よりも高エネルギの露光光(潜像の電位は−100V)が全面に照射される点であり、また、搬送ロール134に接続されている電源が異なっている点である。以下では、これら相違点について説明する。
図5は、第2実施形態のプリンタに備えられている搬送ロールと現像ロールへの電圧印加の様子を示す図である。
図5には、第1実施形態で使用されているのと同じ搬送ロール134に−500Vから−700Vの範囲で印加電圧が可変の可変電源235が接続され、第1実施形態で使用されているのと同じ現像ロール133に−600Vの電圧を印加する電源136が接続されている様子が示されている。
以上の構成により、感光体10の画像形成部101の静電的な潜像(−300V)と現像ロール133(−600V)との間の電界(電位差は300V)よりも、感光体10の画像非形成部102の全面に形成された静電的な潜像(−100V)と搬送ロール134(−500V〜−700V)との間の電界(電位差は400V〜600V)の方が強く、搬送ロール134の表面に保持された現像剤中の過帯電トナーは、磁性キャリアとの間の静電引力に打ち勝って感光体10の画像非形成部102に飛翔し、転写器14が無いために転写は行われないまま、クリーニング装置20のクリーニング部材21によって感光体10から刮ぎ落とされて残留物収容箱22に収容される。
第2実施形態のプリンタでは、搬送ロール134に電圧を印加する電源が可変であることで、感光体10の画像非形成部102の全面に形成された静電的な潜像との間の電界強さが、低画像密度の画像形成が連続した後の画像形成の画像密度に応じて調節されている。例えば、低画像密度の画像形成が連続した後の画像形成の画像密度が相対的に高い場合には、新たに現像剤収容槽132に供給されるトナー量も多くなることから、トナー供給口132cの手前で過帯電トナーをなるべく除去するために、搬送ロール134への印加電圧は感光体10の画像非形成部102の全面に形成された静電的な潜像との間の電界強さが最大となるように−700Vにされる。また、低画像密度の画像形成が連続した後の画像形成の画像密度が相対的に低い場合には、新たに現像剤収容槽132に供給されるトナー量もさほど多くないことから、搬送ロール134への印加電圧は感光体10の画像非形成部102の全面に形成された静電的な潜像との間の電界強さが最小となるように−500Vにされる。
以上説明したように、第2実施形態のプリンタでも、現像剤収容槽132の内部を搬送される現像剤の搬送方向における新たなトナーの供給地点であるトナー供給口132aの手前で過帯電トナーが現像剤から除去される。
最後に、本発明の画像形成装置の第3実施形態について説明する。
図6は、第3実施形態のプリンタの現像器の上方からの透視図である。
第1実施形態のプリンタ1では、感光体10は全領域に渡って一様に帯電(−720V)された上で、感光体10の画像形成部101に対しては画像形成用の露光が行われるものの、搬送ロールと対向する領域に対しては露光は行われず、搬送ロール134および現像ロール133にはそれぞれ異なる電圧が印加されるのに対し、第3実施形態のプリンタでは、感光体10が全領域に渡って一様に帯電(−720V)された上で、感光体10の画像形成部101に対しては画像形成用の露光(潜像の電位は−300V)が行われるものの、感光体10の画像非形成部102に対しては、画像形成部101に照射される露光光よりも高エネルギの露光光(潜像の電位は−100V)が全面に照射される点が異なっている。また、感光体10と同じ長さの1本のロール(電位は−600V)である現像ロール133が使用されている点でも第1実施形態とは異なっている。
以上の構成により、感光体10の画像形成部101の静電潜像(−300V)と、現像ロール133の、画像形成部101と対向する部分(−600V)との間の電界(電位差は300V)よりも、感光体10の画像非形成部102の全面に形成された静電的な潜像(−100V)と、現像ロール133の、画像非形成部102と対向する部分(−600V)との間の電界(電位差は500V)の方が強く、現像ロール133の画像非形成部102と対向する部分の表面に保持された現像剤中の過帯電トナーは、磁性キャリアとの間の静電引力に打ち勝って感光体10の画像非形成部102に飛翔し、転写器14が無いために転写は行われないまま、クリーニング装置20のクリーニング部材21によって感光体10から刮ぎ落とされて残留物収容箱22に収容される。
以上説明したように、第3実施形態のプリンタでも、現像剤収容槽132の内部を搬送される現像剤の搬送方向における新たなトナーの供給地点であるトナー供給口132aの手前で過帯電トナーが現像剤から除去される。
尚、以上の実施形態では、本発明の画像形成装置の一例としてプリンタを例に挙げて説明したが、これが複写機であってもよい。
また、以上の実施形態では、本発明にいう第2の電位差を、主現像部と像保持体との間の電界の向きと同じ向きの電界を生じさせる電位差であって第1の電位差よりも大きい電位差とすることで現像剤から過帯電トナーを除去する例を挙げて説明したが、本発明は、この第2の電位差を、主現像部と像保持体との間の電界の向きと同じ向きの電界を生じさせる電位差であって第1の電位差よりもさい小さい電位差とすることで劣化トナーである低帯電トナーーを現像剤から除去するものであってもよく、また、この第2の電位差を、主現像部と像保持体との間の電界の向きとは逆向きの電界を生じさせる電位差とすることで劣化トナーである逆極トナーを現像剤から除去するものであってもよい。
1 プリンタ
10 感光体
101 画像形成部
102 画像非形成部
11 帯電器
12 露光器
13 現像器
1301a 第1領域
1302a 第2領域
131 撹拌搬送部材
132 現像剤収容槽
133 現像ロール
1331 円筒部材
1332 永久磁石ロール
134 搬送ロール
135、136 マイナス電源
235 可変電源
14 転写器
15 定着器
16 用紙カセット
17 用紙搬送装置
20 クリーニング装置
21 クリーニング部材
22 残留物収容箱

Claims (3)

  1. 表面に像が形成されて該像を保持する像保持体と、
    前記像保持体の表面に静電的な潜像を形成する潜像形成部と、
    前記像保持体表面に形成された潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する、該トナーを含んだ現像剤を内部に収容した現像器とを備え、
    前記現像器が、
    前記像保持体に隣り合った、該像保持体とは電位差を有する、表面に前記現像剤を保持して回転することで該現像剤を、前記像保持体に面した現像領域へと搬送する現像ロールであって、該現像領域のうち、該像保持体上の予め決められた端部を除く他の部分に面した主現像領域へと該現像剤を搬送する、該像保持体とは第1の電位差を有する主現像部と、該現像領域のうち、該端部に面した副現像領域へと該現像剤を搬送する、該像保持体とは、該第1の電位差とは異なる第2の電位差を有する副現像部とを有する現像ロールと、
    前記現像ロールに隣り合い該現像ロールの回転軸に沿って延びた、内部に前記現像剤を収容して該現像剤を該現像ロールに供給する、収容した現像剤を攪拌しつつ、前記主現像部側から前記副現像部側へと向かう第1方向に搬送する第1収容部と、
    前記第1収容部に隣接し該第1収容部に並んで延びた、両端に、該第1収容部との間で現像剤が移動する移動口が設けられた、内部に前記現像剤を収容しトナーが供給されて該現像剤と該トナーを攪拌して混合しつつ前記第1方向とは逆の第2方向に搬送する第2収容部と、
    トナー供給口を通じて前記第2収容部へトナーを供給するトナー供給部とを備えたものであることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記現像ロールは、前記主現像部および前記副現像部が互いに分離した、それら主現像部および副現像部に互いに異なる電位が付与されることで前記第1の電位差および前記第2の電位差を有するものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記副現像部は、前記像保持体との間に前記第2の電位差として、前記主現像部と該像保持体との間の電界の向きと同じ向きの電界を生じさせる電位差であって、前記第1の電位差よりも大きい電位差を有するものであることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
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