JP2010092284A - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の処理要素に含まれる各処理要素を他の処理要素に対して最適な実行順序に配置する。
【解決手段】情報処理装置10は、複数の処理要素に含まれる処理要素の組毎に、当該組の処理要素を実行する順序を交換した場合の効果を含む交換関係情報を記憶し、複数の処理要素のうち注目する注目処理要素と、1又は複数の他の処理要素とのそれぞれの交換関係情報を取得し、取得した交換関係情報に基づいて、注目処理要素の1又は複数の他の処理要素に対する実行順序を決定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
処理が複数の処理要素から構成される場合に、処理要素を入れ換えることで処理の効率が向上することがある。例えば、下記の特許文献1には、指定された処理に含まれる処理要素のうち、順序を確定した処理要素の最後尾と次の処理要素との入れ替えができるか否かを判断して、処理要素の実行順序を変更する技術が提案されている。
特許第2903917号公報
本発明の目的の一つは、複数の処理要素に含まれる各処理要素を他の処理要素に対して最適な実行順序に配置できる情報処理装置及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の情報処理装置の発明は、複数の処理要素に含まれる処理要素の組毎に、当該組の処理要素を実行する順序を交換した場合の効果を含む交換関係情報を記憶する記憶手段と、前記複数の処理要素のうち注目する注目処理要素と、1又は複数の他の処理要素とのそれぞれの交換関係情報を前記記憶手段から取得する取得手段と、前記取得手段により取得した交換関係情報に基づいて、前記注目処理要素の前記1又は複数の他の処理要素に対する実行順序を決定する決定手段と、を含むことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報処理装置において、前記交換関係情報は、前記処理要素の組毎に、当該組の処理要素を実行する順序の交換可否の情報をさらに含むことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の情報処理装置において、前記取得手段は、前記注目処理要素と、前記注目処理要素よりも実行順序が前に定められた1又は複数の処理要素とのそれぞれの交換関係情報を取得することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の情報処理装置において、前記複数の処理要素は、実行順序が予め指定されており、前記予め指定された実行順序に従って前記注目処理要素を順次選択する手段をさらに含み、前記順次選択した注目処理要素の実行順序を順次決定することを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の情報処理装置において、前記注目処理要素と前記注目処理要素よりも前の第1処理要素の交換関係情報と、前記第1処理要素と前記第1処理要素よりも前の第2処理要素の交換関係情報とに基づいて、前記注目処理要素と前記第2処理要素以前の処理要素との交換関係情報を前記取得手段により取得するか否かを判定する判定手段をさらに含むことを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の情報処理装置において、前記判定手段は、前記注目処理要素と前記第1処理要素との実行順序を交換した場合に効果がある場合に、前記注目処理要素と前記第2処理要素の交換関係情報を前記取得手段により取得すると判定することを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項5又は6に記載の情報処理装置において、前記判定手段は、前記第1処理要素と前記第2処理要素との実行順序の交換が不可であって、かつ、前記注目処理要素と前記第1処理要素との実行順序の交換が可能である場合に、前記注目処理要素と前記第2処理要素の交換関係情報を前記取得手段により取得すると判定することを特徴とする。
また、請求項8に記載のプログラムの発明は、複数の処理要素に含まれる処理要素の組毎に、当該組の処理要素を実行する順序を交換した場合の効果を含む交換関係情報を記憶手段に記憶する手段と、前記複数の処理要素のうち注目する注目処理要素と、1又は複数の他の処理要素とのそれぞれの交換関係情報を前記記憶手段から取得する取得手段と、前記取得手段により取得した交換関係情報に基づいて、前記注目処理要素の前記1又は複数の他の処理要素に対する実行順序を決定する決定手段としてコンピュータを機能させることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、複数の処理要素に含まれる各処理要素を、他の処理要素に対して最適な実行順序に配置できる。
請求項2に記載の発明によれば、複数の処理要素に含まれる各処理要素を、実行順序が交換可能な処理要素に対して最適な実行順序に配置できる。
請求項3に記載の発明によれば、注目処理要素までの実行順序を最適化できる。
請求項4に記載の発明によれば、予め指定された実行順序を利用して、処理要素の実行順序の最適化を効率良くできる。
請求項5に記載の発明によれば、処理の実行順序を最適化する際の処理負荷を低減できる。
請求項6に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、取得する交換関係情報の量を低減できる。
請求項7に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、取得する交換関係情報の量を低減できる。
請求項8に記載の発明によれば、複数の処理要素に含まれる各処理要素を、他の処理要素に対して最適な実行順序に配置するようにコンピュータを機能させることができる。
以下、本発明を実施するための好適な実施の形態(以下、実施形態という)を、図面に従って説明する。
図1には、本実施形態に係る情報処理装置10の機能ブロック図を示す。図1に示されるように、情報処理装置10は、記憶部12、処理受付部14、実行順序決定部16、及び処理実行部18を含む。情報処理装置10は、CPU等の制御手段、半導体メモリや磁気ディスク等の記憶手段を含み構成されることとしてよく、上記の各部の機能は、コンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体に格納されたプログラムが、図示しない媒体読取装置を用いてコンピュータシステムたる情報処理装置10に読み込まれ実行されることで実現されるものとしてよい。なお、プログラムは情報記憶媒体によって情報処理装置10に供給されることとしてもよいし、インターネット等のデータ通信ネットワークを介して供給されることとしてもよい。
記憶部12は、半導体メモリや磁気ディスク等を含み構成され、データやプログラムを記憶する。記憶部12は、後述する各部における処理の作業用メモリとしても使用されることとしてよい。本実施形態では、記憶部12には後述する交換情報テーブル等のデータが記憶される。
処理受付部14は、複数の処理要素から構成される処理を受け付ける。図2には、処理受付部14により受け付ける処理の一例を示す。処理受付部14により受け付ける処理は例えばN個の処理要素からなり、このN個の処理要素の中には同じ処理要素が複数含まれていてもよい。なお、処理受付部14により受け付ける処理を画像処理とすると、画像処理を構成する処理要素は例えば、画像データについて画像データの入力処理、画像の拡大処理、色変換処理、フィルタ処理、回転処理、二値化処理、画像データの出力処理等としてよい。そして本実施形態に係る情報処理装置10は、画像処理を受け付けることとし、当該画像処理に含まれる処理要素の実行順序を最適化する処理を行う。
また、本実施形態に係る情報処理装置10は、処理要素の実行順序を最適化する上で複数の最適化モードを有し、利用者により指定された最適化モードに応じて、受け付けた処理に含まれる処理要素の順序を最適化することとしてよい。例えば、本実施形態における最適化モードには、受け付けた画像処理による処理結果の画質を優先する画質優先モードや、画像処理の処理速度を優先する処理速度優先モード等が含まれる。
実行順序決定部16は、処理受付部14により受け付けた処理に含まれる処理要素の実行順序を、指定された最適化モードに従って決定する。この実行順序決定部16による詳細な処理については後述する。
処理実行部18は、実行順序決定部16により決定された処理要素の実行順序に従って、処理受付部14により受け付けた処理を実行する。
図3には、実行順序決定部16の機能ブロック図を示す。図3に示されるように、実行順序決定部16は、処理対象設定部20、処理対象選択部22、処理順序最適化部24、及び処理順序固定部34を含む。そして、処理順序最適化部24はさらに、処理要素選択部26、交換関係情報取得部28、前段交換関係情報取得部30、及び処理要素挿入位置決定部32を含む。以下、各部の詳細について説明する。
処理対象設定部20は、処理受付部14により受け付けた処理に含まれる処理要素のうち実行する順序が固定されている処理要素に基づいて、処理に含まれる処理要素を1又は複数の処理要素群に分割し、各処理要素群を処理対象のまとまりとして設定する。例えば、受け付けた画像処理において、フィルタ処理の処理順序が固定されているとすると、フィルタ処理よりも前の処理要素が、フィルタ処理よりも後に実行されることはないため、例えばフィルタ処理を基準として画像処理を分割して、フィルタ処理よりも前を第1の処理要素群、それ以後を第2の処理要素群等とする。この際に分割の基準となる処理要素(例えばフィルタ処理)は、処理要素群に含めてもよいし含めなくてもよい。
処理対象設定部20は、順序が固定されている処理要素の特定を、利用者による指定に基づいて行ってもよいし、順序が固定されている処理要素を予め定めておくことで行ってもよいし、後述する交換関係テーブルに含まれない処理要素を順序が固定されている処理要素として特定することとしてもよい。
処理対象選択部22は、処理対象設定部20により設定された処理要素群のうち1つを処理対象として選択する。処理対象選択部22は、例えば予め定められた処理順序が前の処理要素群から順次処理対象として選択することとしてよい。処理対象選択部22は、選択した処理要素群を後述する処理順序最適化部24に出力し、処理順序最適化部24による処理が終了すると、未処理の処理要素群の中から新たに処理対象とする処理要素群を選択する。そして、処理対象選択部22は、上記選択した処理要素群を処理順序最適化部24に出力するという一連の処理を未処理の処理要素群がなくなるまで繰り返し実行する。
処理順序最適化部24は、処理対象選択部22により選択された処理要素群に含まれる処理要素の実行順序を最適化するものである。上述したように処理順序最適化部24は、処理要素選択部26、交換関係情報取得部28、前段交換関係情報取得部30、及び処理要素挿入位置決定部32を含み、処理要素群の実行順序の最適化処理を行う。以下、各部の詳細について説明する。
処理要素選択部26は、処理対象選択部22により選択された処理要素群に含まれる処理要素の中から注目する処理要素を1つ選択する。以後、処理要素選択部26により選択された注目する処理要素を注目処理要素とする。処理要素選択部26は、処理要素群のうち予め定められた処理順序が先頭のものから順次注目処理要素として選択することとする。
交換関係情報取得部28は、処理要素選択部26により選択された注目処理要素と、処理要素群に含まれる他の処理要素との実行順序の交換可否、及び交換した場合の効果の情報を含む交換関係情報を取得する。交換関係情報は、交換関係テーブルに格納される情報であり、図4Aには交換関係テーブルの一例を示す。
図4Aに示されるように、交換関係テーブルは、複数の処理要素間の交換関係情報Fの値を格納したテーブルである。例えば、F(A,B)は処理要素Aを処理要素Bに交換する場合の交換関係情報を示しており、処理要素Aを処理要素Bに交換する場合の情報は上記のF(A,B)に基づいて得られるため、F(B,A)の情報は省略している。本実施形態では、交換関係情報(F)は、[−2,−1,0,1,2]のいずれかの値をとることとし、図4Bには交換関係情報の値の意味を示した。
図4Bに示されるように、交換関係情報の値の示す意味は、最適化モードに応じて異なる。すなわち、画質優先モードにおいては、交換関係情報の値が「−2」である場合には、順序固定を示し、「−1」である場合には、現在の接続順序の場合に画質が劣化することを示し、「0」である場合には、交換しても画質が変わらないことを示し、「1」である場合には、画質が向上することを示している。なお、「2」の値については画質優先モードにおいては使用されない。
そして、処理速度優先モードにおいては、交換関係情報の値が「−2」である場合には、順序固定を示し、「−1」である場合には、現在の接続順序の場合に処理速度が遅くなることを示し、「0」である場合には、交換しても処理速度が変わらないことを示し、「1」である場合には、処理速度が速くなることを示し、「2」である場合には、交換した場合の効果が処理するデータ量に依存することを示す。
交換関係情報取得部28は、注目処理要素と、注目処理要素の前に位置する処理要素との交換関係を定めた交換関係情報を、上述した交換関係テーブルの中から検索しその値を読み込んで取得する。
前段交換関係情報取得部30は、注目処理要素と、注目処理要素の前段に位置する処理要素との交換関係を定めた交換関係情報を取得する。本実施形態では、前段交換関係情報取得部30は、処理要素群において注目処理要素がi番目にあるとすると、1<P<iを満たす自然数Pに対して、交換関係情報F(P−1,P)とF(P,i)との値を比較してF(P−1,i)の交換関係情報を取得するか否かを判定し、取得すると判定した場合にのみF(P−1,i)の値を取得することとする。
図5には、前段交換関係情報取得部30による判定基準の一例を示した。図5に示されるように、F(P−1,P)の値が「1」及び「0」の場合には、F(P,i)の値が「−1」である場合にのみF(P−1,i)の値を取得することとする。また、F(P−1,P)の値が「−2」である場合には、F(P,i)の値が「1」,「0」,「−1」の場合にF(P−1,i)の値を取得することとする。前段交換関係情報取得部30は、注目処理要素の前段に位置する処理要素について上記処理を行い、前段の処理要素と注目処理要素との交換関係情報を取得する。
処理要素挿入位置決定部32は、交換関係情報取得部28と前段交換関係情報取得部30とにより取得された交換関係情報に基づいて、注目処理要素の挿入位置を決定する。注目処理要素の挿入位置とは、注目処理要素の前に位置する1乃至(i―1)の処理要素のいずれの間、若しくはその先頭又は最後のいずれかである。
処理要素挿入位置決定部32は、交換関係情報取得部28及び前段交換関係情報取得部30により取得された交換関係情報の値に基づいて、注目処理要素の挿入位置の候補を選択する。具体的には、処理要素挿入位置決定部32は、交換関係情報F(P,i)が「−1」であれば、処理要素Pとiとの実行の順序を変えた方がよいため、注目処理要素の挿入位置の候補として処理Pの前を選択する。また、F(P,i)が「1」,「0」,「−2」であればそのままの順序を維持することでよいため、処理Pの後を挿入位置の候補として選択する。そして、F(P,i)が「2」である場合には、処理Pと処理iの入出力データ量に基づいてF(P,i)の値を再度算出するとともに、当該算出したFの値に対して上記の基準を用いて注目処理要素の挿入位置の候補を選択する。具体的には、評価値をV,処理Pの入力データをI、出力データをO、処理iの入力データをI、出力データをOとした場合に、V=O/I―O/Iとして算出する。そして、V>0である場合には、処理i、処理Pの順にすることで効果が向上するためF(P,i)の値を「−1」とし、V=0の場合には順序の変更に効果がないためF(P,i)の値を「0」とし、V<0の場合には、処理P、処理iの順にすることで効果が向上するためF(P,i)の値を「1」にすることとする。処理要素挿入位置決定部32は、以上の処理により注目処理要素の挿入位置の候補を選択する。
ここで、処理要素挿入位置決定部32により選択された挿入位置の候補が1つであった場合には、当該候補として選択された位置に注目処理要素を挿入するとともに、挿入した位置に応じて各処理要素間の交換関係情報を更新する。具体的には、処理Pと処理P+1の間に注目処理要素が挿入された場合には、注目処理要素と処理P+1との交換関係情報の値を修正するとともに、交換関係情報のインデックスを処理P以降の全ての処理関係要素について修正する。
処理要素挿入位置決定部32により複数の挿入位置の候補が選択された場合には、各挿入位置の候補のうち、交換関係情報に基づいて挿入位置の前後関係で矛盾する関係となっている挿入位置を除外する。こうして除外した結果、候補が1つとなった場合には、候補が1つの場合と同様の処理により注目処理要素の挿入位置を決定する。除外した後においても候補が複数ある場合には、例えば図6A乃至図6Cに示すテーブルに従って挿入位置を決定する。
図6Aには、挿入位置の候補が複数(候補1と候補2とし、候補1が候補2の前にあるとする)ある場合に、処理速度優先モードにおいて選択される挿入位置を格納したテーブルを示している。図6Aに示されるように、処理速度優先モードでは、処理速度が向上する方の挿入位置が優先的に選択され、処理速度が同等ならば画質が向上する方の挿入位置が選択される。
また、図6Bには、画質優先モードにおいて選択される挿入位置を格納したテーブルを示している。図6Bに示されるように、画質優先モードでは、画質が向上する方の挿入位置が優先的に選択され、画質が同等ならば処理速度が向上する方の挿入位置が選択される。なお、候補1と候補2とにおいて、処理速度も画質も同等である場合には、各候補に注目処理要素を挿入した場合の処理データの変化に基づいて挿入位置を決定する。図6Cには、候補1と候補2のうち処理データの変化に基づいて選択される候補を格納したテーブルを示す。
図6Cに示されるように、本実施形態では、処理データの変化としてデータ量と処理画像データの画素数を用いることとする。まず、処理要素挿入位置決定部32は、注目処理要素iについて、当該注目処理要素iに入力されるデータ量DIi、及び画素数NIiと、注目処理要素Nから出力されるデータ量DOi、及び画素数NOiとのそれぞれの比率をデータ量変化RD1=DOi/DIi、RN2=NOi/NIiとして算出する。次に、処理要素挿入位置決定部32は、候補1(処理要素Sとする)から候補2(処理要素Tとする)までの処理要素群を1つのユニットとした場合に、候補1に入力されるデータ量DIs及び画素数NIsと、候補2から出力されるデータ量DOt及び画素数NOtとのそれぞれの比率RD2=DOt/DIs、RN2=NOt/NIsとして算出する。そして、処理要素挿入位置決定部32は、RD1とRD2との比較、及びRN1とRN2との比較を行い、それらの比較結果が図6Cに示されるテーブルの各状態である場合に、テーブル内に格納された候補が選択されることとする。なお、候補1と候補2のどちらを選択してもよい場合には、予め定められた基準、例えば前段にある候補を選択する等の基準に従って候補を1つに絞り込むこととする。
処理要素挿入位置決定部32により注目処理要素の挿入位置が決定されると、処理要素選択部26は、処理された注目処理要素の次の処理要素を新たな注目処理要素として選択して、当該選択した注目処理要素の挿入位置を決定する処理を順次実行する。処理順序最適化部24は、上述した処理を処理要素群に含まれる全ての処理要素について実行し、処理要素群の実行順序を最適化する。
処理順序固定部34は、処理順序最適化部24により処理順序の最適化が行われた処理要素群に対して、処理順序の固定化処理を行う。処理順序固定部34は、処理順序の最適化が行われた処理要素群において、同じ処理要素が連続している部分を統合し、統合した結果得られた処理順序をこの処理要素群の処理順序として固定する。なお、処理要素の統合は、例えば処理要素として回転処理(+90度)と回転処理(+90度)が連続した場合には、それらの回転処理を回転処理(+180度)として統合する処理である。そして、統合の結果、統合された処理要素以降の処理要素については処理順序のインデックスが1つ繰り上がる。
処理順序固定部34による処理を終えると、処理対象選択部22は処理を終えた処理要素群の後に続く処理要素群を選択して、当該選択した処理要素群に対して処理順序最適化部24による処理順序の最適化処理、及び処理順序固定部34による処理順序の固定化処理を実行する。実行順序決定部16は、処理対象選択部22により全ての処理要素群が選択され処理が行われた場合には、それぞれ順序が最適化された処理要素群を統合して、処理受付部14により受け付けた処理の最終的な実行順序を決定して処理実行部18に出力する。処理実行部18では、入力された実行順序に従って処理要素を順次処理して、受け付けた処理を実行する。
次に、本実施形態に係る情報処理装置10により行われる、受け付けた処理に含まれる複数の処理要素の実行順序の最適化処理の流れを、図7A乃至図7Dに示したフローチャートを参照しながら詳細に説明する。
図7Aには、実行順序の最適化処理の全体の流れを示したフローチャートを示す。図7Aに示されるように、情報処理装置10は、実行順序の最適化処理の対象とする複数の処理要素からなる処理及び最適化の処理モードを受け付ける(S101)。処理は画像処理等としてよく、また、処理モードとは画像処理であれば画質優先モードや処理速度優先モード等としてよい。
情報処理装置10は、受け付けた処理について順序が固定された処理要素を基準にして、当該処理を1又は複数の処理要素群に分割するとともに、各処理要素群を処理対象の1つのまとまりとして設定する(S102)。情報処理装置10は、設定した処理要素群の中から未処理の処理要素群を1つ選択して(S103)、選択した処理要素群の実行順序の最適化処理を行う(S104)。ここで、処理要素群の選択は、予め定められた処理順序が前のものから順次行うこととしてよい。実行順序の最適化処理(S104)の詳細については、図7Bに示したフローチャートを参照しながら以下説明する。
図7Bに示されるように、情報処理装置10は、選択された処理要素群に含まれる処理要素に先頭から順次インデックスを付与し(S201)、1つの処理要素を注目処理要素として選択する(S202)。注目処理要素の選択は、まずインデックス2の処理要素から開始し、その後次のインデックスの処理要素を選択することしてよい。注目処理要素のインデックスはiとする。
情報処理装置10は、選択された注目処理要素(i)とその直前に位置する処理要素(i−1)との交換関係情報を、記憶部12に記憶される交換情報テーブルを参照して取得する(S203)。そして、情報処理装置10は、注目処理要素よりも前段にある処理要素p(pは1〜i−1)について交換関係情報が必要であれば取得する(S204)。前段の交換関係情報の取得処理については、図7Cに示したフローチャートを参照しながら以下に説明する。
情報処理装置10は、pを初期化(p=i−1)した後に(S301)、処理要素pに対してF(p,i)が存在する場合にはその情報を取得する(S302)。情報処理装置10は、取得した交換関係情報F(p,i)の値が「2」か否かを判断し(S303)、「2」の場合にはその交換関係情報についての入出力データ量に基づいて交換関係情報を算出する(S304)。そして、情報処理装置10は、得られた交換関係情報の値に基づいて注目処理要素の挿入位置の候補を決定する(S305)。例えば、交換関係情報の値が「1」,「0」,「−2」である場合には、注目処理要素の挿入位置をその交換関係情報により示される対の処理要素の後にすることとし、交換関係情報の値が「−1」である場合には、注目処理要素の挿入位置を上記対の処理要素の前にすることとする。情報処理装置10は、上記決定された挿入位置の候補を、交換関係情報の値とともに保存する(S306)。
次に、情報処理装置10は、F(p−1,p)とF(p,i)との関係に基づいて、処理要素pより前の処理要素に関する交換関係情報の取得が必要か否かを判断する(S307)。必要か否かの判断は、上述した前段交換関係情報取得部30により行われることとしてよい。そして、情報処理装置10は、必要であると判断する場合には(S307:Y)、pの値をデクリメントして(S308)、処理S302に戻り、必要でないと判断する場合には(S307:N)、処理を終了しリターンする。
情報処理装置10は、S204までに取得された交換関係情報に基づいて、注目処理要素の挿入位置(インデックス1乃至iのいずれか)を決定する(S205)。ここで、挿入位置の決定処理については図7Dに示されたフローチャートを参照しながら説明する。
図7Dに示されるように、情報処理装置10は、保存された挿入位置の候補が複数あるか否かを判断し(S401)、複数でない、すなわち1つである場合には(S401:N)、その1つの候補を注目処理要素の挿入位置として決定し(S402)、交換関係情報を更新する(S403)。また、候補が複数あると判断される場合には(S401:Y)、挿入位置の候補のうち交換関係情報の関係から矛盾のある挿入位置の候補を除外し(S404)、その結果候補が複数でなくなった、すなわち1つに絞られた場合には(S405:N)、S402及びS403の処理を行う。一方で、候補が複数ある、すなわち1つに絞られなかった場合には(S405:Y)、各挿入位置について予め定められた基準に従って挿入位置の候補を1つに絞る(S406)。候補の絞り込みには、上述した図6A乃至Cに示したテーブルにより示される基準を用いることとしてよい。候補が1つに絞られた後には、S402及びS403の処理を行う。以上の処理を終えるとS205にリターンする。
情報処理装置10は、注目処理要素の挿入位置が決定すると、未処理の処理要素があるか否かを判断し(S206)、あると判断する場合には(S206:Y)、iをインクリメントして(S207)、S202に戻りそれ以降の処理を繰り返し、ないと判断する場合には(S206:N)、処理を終了し、S104に戻る。
情報処理装置10は、選択した処理対象の処理要素群について実行順序の最適化処理を終えると、その実行順序の固定化処理を行う(S105)。実行順序の固定化処理は、処理要素群(1〜N)のうち、連続する処理要素が同じ処理要素である場合に、その処理要素を統合することで行われる。
情報処理装置10は、未処理の処理要素群があるか否かを判断し(S106)、あると判断する場合には(S106:Y)、S103の処理に戻りそれ以降の処理を繰り返し、ないと判断する場合には(S106:N)、各処理要素群についての処理結果を統合して、入力された処理を構成する処理要素の最終的な実行順序を生成し(S107)、処理を終了する。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、画像処理に限らず、複数の処理要素から構成される処理に対して本発明を適用してよいのはもちろんである。
本実施形態に係る情報処理装置の機能ブロック図である。 処理受付部により受け付ける処理の一例を示す図である。 実行順序決定部の機能ブロック図である。 交換関係テーブルの一例を示す図である。 交換関係情報の値の意味を示す図である。 前段交換関係情報取得部による判定基準の一例を示す図である。 処理速度優先モードにおいて選択される挿入位置を格納したテーブルの一例である。 画質優先モードにおいて選択される挿入位置を格納したテーブルの一例である。 候補1と候補2のうち処理データの変化に基づいて選択される候補を格納したテーブルの一例である。 実行順序の最適化処理の全体の流れを示したフローチャートである。 実行順序の最適化処理の流れを示したフローチャートである。 前段の交換関係情報の取得処理の流れを示したフローチャートである。 挿入位置の決定処理の流れを示したフローチャートである。
符号の説明
10 情報処理装置、12 記憶部、14 処理受付部、16 実行順序決定部、18 処理実行部、20 処理対象設定部、22 処理対象選択部、24 処理順序最適化部、26 処理要素選択部、28 交換関係情報取得部、30 前段交換関係情報取得部、32 処理要素挿入位置決定部、34 処理順序固定部。

Claims (8)

  1. 複数の処理要素に含まれる処理要素の組毎に、当該組の処理要素を実行する順序を交換した場合の効果を含む交換関係情報を記憶する記憶手段と、
    前記複数の処理要素のうち注目する注目処理要素と、1又は複数の他の処理要素とのそれぞれの交換関係情報を前記記憶手段から取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得した交換関係情報に基づいて、前記注目処理要素の前記1又は複数の他の処理要素に対する実行順序を決定する決定手段と、を含む
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記交換関係情報は、前記処理要素の組毎に、当該組の処理要素を実行する順序の交換可否の情報をさらに含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記取得手段は、前記注目処理要素と、前記注目処理要素よりも実行順序が前に定められた1又は複数の処理要素とのそれぞれの交換関係情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記複数の処理要素は、実行順序が予め指定されており、
    前記予め指定された実行順序に従って前記注目処理要素を順次選択する手段をさらに含み、前記順次選択した注目処理要素の実行順序を順次決定する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の情報処理装置。
  5. 前記注目処理要素と前記注目処理要素よりも前の第1処理要素の交換関係情報と、前記第1処理要素と前記第1処理要素よりも前の第2処理要素の交換関係情報とに基づいて、前記注目処理要素と前記第2処理要素以前の処理要素との交換関係情報を前記取得手段により取得するか否かを判定する判定手段をさらに含む
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の情報処理装置。
  6. 前記判定手段は、前記注目処理要素と前記第1処理要素との実行順序を交換した場合に効果がある場合に、前記注目処理要素と前記第2処理要素の交換関係情報を前記取得手段により取得すると判定する
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記判定手段は、前記第1処理要素と前記第2処理要素との実行順序の交換が不可であって、かつ、前記注目処理要素と前記第1処理要素との実行順序の交換が可能である場合に、前記注目処理要素と前記第2処理要素の交換関係情報を前記取得手段により取得すると判定する
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載の情報処理装置。
  8. 複数の処理要素に含まれる処理要素の組毎に、当該組の処理要素を実行する順序を交換した場合の効果を含む交換関係情報を記憶手段に記憶する手段と、
    前記複数の処理要素のうち注目する注目処理要素と、1又は複数の他の処理要素とのそれぞれの交換関係情報を前記記憶手段から取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得した交換関係情報に基づいて、前記注目処理要素の前記1又は複数の他の処理要素に対する実行順序を決定する決定手段としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
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