JP2010092251A - 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム Download PDF

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恵凡 北崎
Makoto Mukai
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Tomohiko Iwakuni
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Masanori Akashi
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Abstract

【課題】利用者が受信すべき又は受信を拒否すべき電子メールを、電子メール内で使用されている文字の言語で設定できるようにした情報処理装置を提供する。
【解決手段】受信した電子メールが迷惑メールであるか否かを判定する情報処理装置であって、電子メール受信手段は、電子メールを受信し、電子メール設定手段は、利用者が受信すべき又は受信を拒否すべき電子メール内で使用されている文字の言語を設定し、言語判定手段は、前記電子メール受信手段によって受信された電子メール内で使用されている文字の言語を判定し、迷惑メール判定手段は、前記言語判定手段によって判定された言語と前記電子メール設定手段によって設定された言語とを比較して、前記電子メール受信手段によって受信された電子メールが迷惑メールであるか否かを判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、受信した電子メールが迷惑メールであるか否かを判定する情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
迷惑メール(spam mail、スパムメール)といわれる受信者の意図を無視して一方的に送りつけられてくる、広告・宣伝、ビジネス勧誘など、望まれていない内容の電子メールが最近多くなってきている。特に、迷惑メールは、ネズミ講(無限連鎖販売)やアダルト広告などの悪質なものが多く、また、受け手の意思を無視して送られてくる電子メールを受信するのに、通信回線の接続料金を支払わなければならないこと、大量に送信されることによってメールサーバをダウンさせる等の問題があり、社会問題化している。そこで、この迷惑メールを有効に排除する技術が求められている。
送信される迷惑メールを除去するための手法として、例えば、特許文献1、特許文献2、および特許文献3に示されるように、迷惑メール内に含まれる迷惑メール特徴情報(例えば、URL(Uniform Resource Locator、情報が格納されている位置を示すアドレス)情報、キーワード等)をもとにフィルタリングする手法がある。このフィルタリングの手法では、「迷惑メールに含まれる迷惑メール特徴情報」を含むブラックリストを利用する。つまり、受信した電子メールがブラックリスト内の迷惑メール特徴情報を含んでいる場合は、その電子メールを除去する。ただし、迷惑メールであったとして、その電子メールに含まれる迷惑メール特徴情報がブラックリストに登録されていない場合、正常な電子メールとしてユーザに配信することがある。
また、この他に、送信者ドメイン認証という手法がある。送信者ドメイン認証には、RFC4408に示されるSPF(Sender Policy Framework)とRFC4406に示されるSender IDがある。これは、送信者のメールアドレス(ドメイン)を詐称した典型的な迷惑メールを拒否することを可能とするものである。
これに関連する技術として、例えば、特許文献4には、最新の迷惑メールにも対応した即応性があり、多言語にも対応した汎用性の高い迷惑メールのフィルタリングを行うことを課題とし、迷惑メール分析部は、受信したメールを句読点、空白、改行を区切りとして分割し、検索サイトアクセス部は、メールを分割して得られた検索文字列を検索サイトに送信し、検索サイトは、検索文字列と同じ文字列を含むWebページを検索し、迷惑メール判定部は、検索サイトの検索結果をもとに、受信したメールと迷惑メールサイトに公開された迷惑メールとが同じものであるか否かを判断することが開示されている。
また、例えば、特許文献5には、スパム防止に関連してより堅牢な分類システムを実施するインテリジェントな強制隔離のシステム及び方法を提供することを課題とし、フィルタが、それらのメッセージについての情報を欠いており、このため、分類が一時的に遅延され、これにより、フィルタ更新がより正確な分類を伴って届くように、さらなる時間が与えられ、疑わしいメッセージは、所定の期間にわたって強制隔離して、それらのメッセージに関してさらなるデータが収集されることを可能にし、いくつかの要因を使用して、さらなる分析のためにメッセージにフラグが付けられる可能性がより高いかどうかを判定することができ、フィードバックループシステムによるユーザフィードバックも、メッセージの分類を実施するのに利用することができ、ある期間の後、メッセージの分類を再開できることが開示されている。
また、例えば、特許文献6には、スパムの検出を実施する高度で頑強なシステム及び方法を提供することを課題とし、スパム送信者にとって回避し、複製することが難しい非スパム内の特徴を見つける機能を強化し促進するコンポーネントを設け、特徴の例には、対をなす発生の特徴を検査すること、キャラクタ及び/又は数字のシーケンス、ストリング、及びサブストリングを分析すること、1つ又は複数のキャラクタシーケンス、ストリング、及び/又はサブストリングの様々なエントロピーレベルを検出すること、ならびにメッセージサイズ及び/又は特徴サイズを分析することが含まれていることが開示されている。
また、例えば、特許文献7には、移動体端末を宛先とする迷惑メール(スパムメール)の受信回避及び電子メールの管理の容易化を課題とし、携帯電話サービス事業者の電子メールシステムにおいて、メールセンタに接続するメール管理装置を設けて行う、移動体端末向け電子メールの管理方法であって、メール管理装置が、メールセンタに対して、メール管理装置に登録された各移動体端末のユーザの代理として前記メールセンタに保持された電子メールを受信して蓄積し、各メールアドレス毎に、メールリストの作成を行い、続いて、移動体端末からのアクセスがなされると、メール管理装置は、移動体端末のメールアドレスに応じたメールリストを送信し、処理の対象とする電子メールの選択と処理内容を受け付け、移動体端末からの要求に応じて、自装置に保持されたメールリスト表示ファイルと電子メールについて、電子メールの管理を行うことが開示されている。
また、例えば、特許文献8には、電子セキュリティを強化するシステム及び方法が提供され、アプリケーションに関連する電子通信が受信され、記憶され、受信された通信に関する1つ以上のリスク・アセスメントがなされることによって、その通信に関連するリスク・プロファイルが作成され、リスク・プロファイルは以前に受信した通信に関連するデータに関して分析されて、受信した通信に異常がないか否かが判定され、受信された通信に異常があると判定された場合は異常表示信号が出力されることが開示されている。
また、例えば、特許文献9には、メッセージの受信者を欺くことを意図したリンクの特徴を解析する装置であって、解析は、受信クライアント、中間のサーバ、又は他の地点において採用され、合法の内容を阻止することなく、ユーザを不正行為から保護するのを助けることができ、例えば、この解析を使用して、このようなリンクにしたがうことを試みているユーザに警告することができ、この解析を使用して、ディスプレイ上で指摘するようにリンクにマークを付すこともでき、この解析は、スパムスコアリングアルゴリズムへの入力として使用されることもできることが開示されている。
また、例えば、特許文献10には、自国言語以外の言語のEメールを除去することにより自国以外からのEメールをほぼ完全に除去することができる電子メール受信装置を提供することを目的とし、EメールサーバからのEメールを受信し、受信したEメールの中から迷惑メールを除去するする電子メール受信装置であって、自国情報を入力し、自国情報をEメール設定情報記憶部に記憶させると共に、全体動作の制御を行う制御手段と、通信回線を介してEメールサーバからEメールを受信するEメール受信手段と、Eメール受信手段により受信されたEメールの本文の言語種別を各国単語を記憶した単語辞書に基づいて判別する言語種別判別手段とを有し、制御手段は、言語種別判別手段により言語種別が自国言語であると判別されたEメールのみをEメール記憶部に記憶させることが開示されている。
特開2003−249964号公報 特開2003−263391号公報 特開2005−208780号公報 特開2007−233468号公報 特開2005−235206号公報 特開2005−018745号公報 特開2003−143232号公報 特表2005−520230号公報 特表2008−506210号公報 特開2001−084192号公報
日常生活において特定の言語のみしか使用しない人(例えば日本人)にとっては、日常的に送受信する電子メールは当該言語(例えば日本語)のみという場合が少なくない。また、そのような利用者が送受信する電子メールの対象地域は特定の国又は地域(例えば日本)のみという場合も少なくない。そのような場合にあって、その言語以外の言語の電子メール、その特定の国又は地域以外のところから送信されてくる電子メールは、利用者にとっては迷惑メールである可能性が高いものである。一方、迷惑メールを送信する者は、宛先となる人の言語、国に係わらずに送信してくる。
しかし、そのような場合でも従来の判定方法で迷惑メールと判定されなかった電子メールは、利用者にとっては迷惑メールであるにもかかわらず、通常の電子メールとして配信(利用者のメール受信ボックスに格納)されることになる。
本発明は、このような従来の技術が有する問題点に着目してなされたもので、利用者が受信すべき又は受信を拒否すべき電子メールを、電子メール内で使用されている文字の言語又は電子メールの送信に係わる国若しくは地域で設定できるようにした情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1] 受信した電子メールが迷惑メールであるか否かを判定する情報処理装置であって、電子メールを受信する電子メール受信手段と、利用者が受信すべき又は受信を拒否すべき電子メール内で使用されている文字の言語を設定する電子メール設定手段と、前記電子メール受信手段によって受信された電子メール内で使用されている文字の言語を判定する言語判定手段と、前記言語判定手段によって判定された言語と前記電子メール設定手段によって設定された言語とを比較して、前記電子メール受信手段によって受信された電子メールが迷惑メールであるか否かを判定する迷惑メール判定手段を具備することを特徴とする情報処理装置。
[2] 受信した電子メールが迷惑メールであるか否かを判定する情報処理装置であって、電子メールを受信する電子メール受信手段と、利用者が受信すべき又は受信を拒否すべき電子メールの送信に係わる国又は地域を設定する電子メール設定手段と、前記電子メール受信手段によって受信された電子メールの送信に係わる国又は地域を判定する送信国判定手段と、前記送信国判定手段によって判定された国又は地域と前記電子メール設定手段によって設定された国又は地域とを比較して、前記電子メール受信手段によって受信された電子メールが迷惑メールであるか否かを判定する迷惑メール判定手段を具備することを特徴とする情報処理装置。
[3] 受信した電子メールが迷惑メールであるか否かを判定する情報処理装置であって、電子メールを受信する電子メール受信手段と、利用者が受信すべき又は受信を拒否すべき電子メール内で使用されている文字の言語及び該電子メールの送信に係わる国又は地域を設定する電子メール設定手段と、前記電子メール受信手段によって受信された電子メール内で使用されている文字の言語を判定する言語判定手段と、前記電子メール受信手段によって受信された電子メールの送信に係わる国又は地域を判定する送信国判定手段と、前記言語判定手段によって判定された言語及び前記送信国判定手段によって判定された国又は地域と、前記電子メール設定手段によって設定された言語及び国又は地域とを比較して、前記電子メール受信手段によって受信された電子メールが迷惑メールであるか否かを判定する迷惑メール判定手段を具備することを特徴とする情報処理装置。
[4] 前記電子メール設定手段は、前記利用者が法人に属している場合は、該法人又は該法人に関連している者の使用に係わる言語を、該利用者が受信すべき又は受信を拒否すべき電子メール内で使用されている文字の言語として設定することを特徴とする[1]又は[3]に記載の情報処理装置。
[5] 前記電子メール設定手段は、前記利用者が法人に属している場合は、該法人又は該法人に関連している者の所在に係わる国又は地域を、該利用者が受信すべき又は受信を拒否すべき電子メールの送信に係わる国又は地域として設定することを特徴とする[2]又は[3]に記載の情報処理装置。
[6] 前記迷惑メール判定手段によって迷惑メールと判定された電子メールを受信すべき電子メールとは別に格納する電子メール格納手段をさらに具備することを特徴とする[1]から[5]のいずれか一項に記載の情報処理装置。
[7] 情報処理装置に、受信した電子メールが迷惑メールであるか否かを判定させる情報処理方法であって、電子メール受信手段は、電子メールを受信し、電子メール設定手段は、利用者が受信すべき又は受信を拒否すべき電子メール内で使用されている文字の言語を設定し、言語判定手段は、前記電子メール受信手段によって受信された電子メール内で使用されている文字の言語を判定し、迷惑メール判定手段は、前記言語判定手段によって判定された言語と前記電子メール設定手段によって設定された言語とを比較して、前記電子メール受信手段によって受信された電子メールが迷惑メールであるか否かを判定することを特徴とする情報処理方法。
[8] 情報処理装置に、受信した電子メールが迷惑メールであるか否かを判定させる情報処理方法であって、電子メール受信手段は、電子メールを受信し、電子メール設定手段は、利用者が受信すべき又は受信を拒否すべき電子メールの送信に係わる国又は地域を設定し、送信国判定手段は、前記電子メール受信手段によって受信された電子メールの送信に係わる国又は地域を判定し、迷惑メール判定手段は、前記送信国判定手段によって判定された国又は地域と前記電子メール設定手段によって設定された国又は地域とを比較して、前記電子メール受信手段によって受信された電子メールが迷惑メールであるか否かを判定することを特徴とする情報処理方法。
[9] 情報処理装置に、受信した電子メールが迷惑メールであるか否かを判定させる情報処理方法であって、電子メール受信手段は、電子メールを受信し、電子メール設定手段は、利用者が受信すべき又は受信を拒否すべき電子メール内で使用されている文字の言語及び該電子メールの送信に係わる国又は地域を設定し、言語判定手段は、前記電子メール受信手段によって受信された電子メール内で使用されている文字の言語を判定し、送信国判定手段は、前記電子メール受信手段によって受信された電子メールの送信に係わる国又は地域を判定し、迷惑メール判定手段は、前記言語判定手段によって判定された言語及び前記送信国判定手段によって判定された国又は地域と、前記電子メール設定手段によって設定された言語及び国又は地域とを比較して、前記電子メール受信手段によって受信された電子メールが迷惑メールであるか否かを判定することを特徴とする情報処理方法。
[10] コンピュータに、受信した電子メールが迷惑メールであるか否かを判定させる情報処理プログラムであって、前記コンピュータを、電子メールを受信する電子メール受信手段と、利用者が受信すべき又は受信を拒否すべき電子メール内で使用されている文字の言語を設定する電子メール設定手段と、前記電子メール受信手段によって受信された電子メール内で使用されている文字の言語を判定する言語判定手段と、前記言語判定手段によって判定された言語と前記電子メール設定手段によって設定された言語とを比較して、前記電子メール受信手段によって受信された電子メールが迷惑メールであるか否かを判定する迷惑メール判定手段として機能させることを特徴とする情報処理プログラム。
[11] コンピュータに、受信した電子メールが迷惑メールであるか否かを判定させる情報処理プログラムであって、前記コンピュータを、電子メールを受信する電子メール受信手段と、利用者が受信すべき又は受信を拒否すべき電子メールの送信に係わる国又は地域を設定する電子メール設定手段と、前記電子メール受信手段によって受信された電子メールの送信に係わる国又は地域を判定する送信国判定手段と、前記送信国判定手段によって判定された国又は地域と前記電子メール設定手段によって設定された国又は地域とを比較して、前記電子メール受信手段によって受信された電子メールが迷惑メールであるか否かを判定する迷惑メール判定手段として機能させることを特徴とする情報処理プログラム。
[12] コンピュータに、受信した電子メールが迷惑メールであるか否かを判定させる情報処理プログラムであって、前記コンピュータを、電子メールを受信する電子メール受信手段と、利用者が受信すべき又は受信を拒否すべき電子メール内で使用されている文字の言語及び該電子メールの送信に係わる国又は地域を設定する電子メール設定手段と、前記電子メール受信手段によって受信された電子メール内で使用されている文字の言語を判定する言語判定手段と、前記電子メール受信手段によって受信された電子メールの送信に係わる国又は地域を判定する送信国判定手段と、前記言語判定手段によって判定された言語及び前記送信国判定手段によって判定された国又は地域と、前記電子メール設定手段によって設定された言語及び国又は地域とを比較して、前記電子メール受信手段によって受信された電子メールが迷惑メールであるか否かを判定する迷惑メール判定手段として機能させることを特徴とする情報処理プログラム。
前記本発明は次のように作用する。
本発明における情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムは、受信した電子メールが迷惑メールであるか否かを判定する。
電子メール受信手段は、電子メールを受信し、電子メール設定手段は、利用者が受信すべき又は受信を拒否すべき電子メール内で使用されている文字の言語を設定し、言語判定手段は、前記電子メール受信手段によって受信された電子メール内で使用されている文字の言語を判定し、迷惑メール判定手段は、前記言語判定手段によって判定された言語と前記電子メール設定手段によって設定された言語とを比較して、前記電子メール受信手段によって受信された電子メールが迷惑メールであるか否かを判定する。
また、電子メール受信手段は、電子メールを受信し、電子メール設定手段は、利用者が受信すべき又は受信を拒否すべき電子メールの送信に係わる国又は地域を設定し、送信国判定手段は、前記電子メール受信手段によって受信された電子メールの送信に係わる国又は地域を判定し、迷惑メール判定手段は、前記送信国判定手段によって判定された国又は地域と前記電子メール設定手段によって設定された国又は地域とを比較して、前記電子メール受信手段によって受信された電子メールが迷惑メールであるか否かを判定する。
これによって、従来の一律的な迷惑メール判定機能では対処しきれなかった迷惑メールについても、利用者の設定状況に応じて判定することができるようになる。また、利用者毎に言語又は国若しくは地域を設定可能なので、利用者の送受信するメールの特性に応じてきめ細やかな設定が可能となり、利用者は不必要な迷惑メールを受信して処理する手間を大幅に軽減可能となる。
本発明にかかる情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムによれば、URL照合を行う迷惑メール特徴情報のフィルタリング処理、送信者ドメイン認証等の従来の一律的な迷惑メール判定機能では対処しきれなかった迷惑メールについても、利用者の設定状況に応じて判定することができるようになる。
また、利用者毎に言語又は国若しくは地域を設定可能なので、利用者の送受信するメールの特性に応じてきめ細やかな設定が可能となり、利用者は不必要な迷惑メールを受信して処理する手間を大幅に軽減可能となる。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な一実施の形態の例を説明する。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはプログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、プログラム、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がプログラムの場合は、記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能にほぼ一対一に対応しているが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)を含む。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク等で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。
本実施の形態は、図1に示すように、利用者端末110、メールサーバ120、迷惑メール処理サーバ130を備えている。利用者端末110は、利用者が使用して電子メールを送受信するものであり、例えば、通信機能を備えたPC(パーソナルコンピューター(Personal Computer))、携帯電話等が該当する。メールサーバ120は、電子メールシステムで電子メールの送受信の管理を行うコンピュータである。また、迷惑メール処理サーバ130は、受信した電子メールが迷惑メールであるか否かを判定するコンピュータである。
利用者端末110はメールサーバ120と通信回線を介して接続されており、メールサーバ120は利用者端末110及び迷惑メール処理サーバ130と通信回線を介して接続されており、迷惑メール処理サーバ130はメールサーバ120と通信回線を介して接続されている。
利用者端末110は、入力モジュール111、出力モジュール112、通信モジュール113、処理制御モジュール114を有しており、利用者の操作に応じて、電子メールを作成して送信又は受信する。
入力モジュール111は、利用者端末110への入力を受け付ける。例えば、利用者端末110が備えているキーボード、マウス、タッチパネル等の入力装置からの入力を受け付ける。電子メールの作成、送受信の指示等が行われる。
出力モジュール112は、他のモジュールからの出力を提示する。例えば、利用者端末110が備えているディスプレイ、スピーカー等の出力装置に提示する。電子メール内容等を提示する。
通信モジュール113は、他のシステム(メールサーバ120)と通信をする。つまり、メールサーバ120との間で電子メールの送受信を行う。
処理制御モジュール114は、利用者端末110内の入力モジュール111等の処理を制御する。
メールサーバ120は、メール格納モジュール121、メール配送モジュール122、通信モジュール123、処理制御モジュール124を有しており、利用者端末110に対して電子メールの送受信の管理を行う。また、迷惑メール処理サーバ130に電子メールを渡して、迷惑メールであるか否かの判定を依頼する。
メール格納モジュール121は、メールサーバ120が受信した当該メールサーバ120の利用者宛ての電子メールを、利用者毎に格納する。なお、格納する場所(記憶場所)をメールボックスという。メールボックスは利用者毎(メールアドレス)毎にあり、さらに、利用者に対して複数のメールボックスを割り当てるようにしてもよい。つまり、迷惑メールを格納する迷惑メールボックス、それ以外の電子メール(受信すべき電子メール)を格納する受信メールボックスがある。メール格納モジュール121は、迷惑メール処理サーバ130の迷惑メール処理モジュール134によって迷惑メールと判定された電子メールを迷惑メールボックスに格納し、それ以外の電子メールを受信メールボックスに格納する。
メール配送モジュール122は、メールサーバ120が受信した電子メールを、当該電子メールの目的の利用者のメールボックスや他のメールサーバに配送(配信、転送、送信)する。また、利用者端末110からのメール受信要求を受け付け、メール格納モジュール121に格納されている当該利用者の電子メールを利用者端末110に送信する。また、受信した電子メールが迷惑メールであるか否かを判定してもらうために迷惑メール処理サーバ130に送信する。なお、当該メールサーバ120の利用者宛ての電子メールは、当該メールサーバ120に対応した迷惑メール処理サーバ130が受信するようにDNS(Domain Name System)の設定を変更するようにしてもよい。
通信モジュール123は、他のシステム(利用者端末110、迷惑メール処理サーバ130)と通信をする。つまり、利用者端末110との間で電子メールの送受信を行って、迷惑メール処理サーバ130との間で迷惑メールであるか否かを判定するために電子メールの送受信を行う。
処理制御モジュール124は、メールサーバ120内のメール格納モジュール121等の処理を制御する。
迷惑メール処理サーバ130は、送信国判定モジュール131、言語判定モジュール132、迷惑メール設定モジュール133、迷惑メール処理モジュール134、通信モジュール135、処理制御モジュール136を有しており、メールサーバ120から電子メールを受け取って、その電子メールが迷惑メールであるか否かを判定する。
送信国判定モジュール131は、当該メールサーバ120に電子メールを送信してきたメールサーバの設置国又は地域を判定する。つまり、迷惑メール処理モジュール134によって受信された電子メールの送信に係わる国又は地域を判定する。例えば、当該電子メールを送信してきたメールサーバ120のSMTPコマンド情報(又は、SMTPコマンド情報をもとにした当該電子メールのヘッダ情報)から送信してきたメールサーバ120のサーバ名(IPアドレス)を抽出し、当該IPアドレスを、IPアドレスを国、地域、インターネットサービスプロバイダ(ISP)、組織などにマッピングしたデータベース群に問い合わせを実施し、問い合わせ結果から当該IPアドレスが割り当てられている組織の国名を判定する。なお、当該データベース群には、インターネット上でドメイン名やIPアドレスの登録者に関する情報を提供するサービスであるWhoisなどが含まれる。
言語判定モジュール132は、電子メール本文に記されている文字又は添付ファイルに含まれる文字(画像の場合は、OCR(Optical Character Recognition又はOptical Character Reader)にかけて文字を抽出する場合を含む)の言語を判定する。つまり、迷惑メール処理モジュール134によって受信された電子メール内で使用されている文字の言語を判定する。例えば、電子メールの本文の文字又は添付ファイルに含まれる文字(画像の場合は、OCRにかけて文字を抽出する場合を含む)を解析して言語を判定する。より具体的には、その言語で頻繁に用いられる言葉の文字列を記憶した頻度辞書を予め用意しておき、その頻度辞書内に一致する文字列(言葉)があるか否かによって判定する。又は、メールヘッダのcharset(文字コード)の情報を利用して言語を判定するようにしてもよい。又は、これらの組み合わせによって判定してもよい。
迷惑メール設定モジュール133は、利用者のメールアドレス毎に、迷惑メールを判定するために使用する機能(URLフィルタ、言語フィルタ、国別フィルタ等)の条件を設定する。つまり、利用者が受信すべき又は受信を拒否すべき電子メール内で使用されている文字の言語を設定する。また、利用者が受信すべき又は受信を拒否すべき電子メールの送信に係わる国又は地域を設定するようにしてもよい。また、利用者が法人に属している場合は、その法人又はその法人に関連している者が使用に係わる言語を、その利用者が受信すべき又は受信を拒否すべき電子メール内で使用されている文字の言語として設定するようにしてもよい。また、利用者が法人に属している場合は、その法人又はその法人に関連している者の所在に係わる国又は地域を、その利用者が受信すべき又は受信を拒否すべき電子メールの送信に係わる国又は地域として設定するようにしてもよい。
なお、法人に関連している者には、その法人の従業員、役員等、その法人の関連会社等の従業員、役員等、その法人、関連会社等の取引会社等の従業員、役員等を含む。また、使用に係わる言語とは、「使用している言語」又は「使用していない言語」をいい、使用している言語を設定している場合は、迷惑メールではない電子メールに使用されている言語を設定していることになり、使用していない言語を設定している場合は、迷惑メールに使用されている言語を設定していることになる。また、所在に係わる国又は地域とは、「所在している国又は地域」又は「所在していない国又は地域」をいい、所在している国又は地域を設定している場合は、迷惑メールではない電子メールが送信されてくる国又は地域を設定していることになり、所在していない国又は地域を設定している場合は、迷惑メールが送信されてくる国又は地域を設定していることになる。
迷惑メール処理モジュール134は、受信した電子メールについて、迷惑メール設定モジュール133の設定情報に応じて当該電子メールを各種判定モジュール(送信国判定モジュール131又は言語判定モジュール132)に判定処理の依頼をし、判定結果に応じて当該電子メールに迷惑メールフラグを設定する。なお、迷惑メールフラグの「Y」は迷惑メールであることを意味し、「N」は迷惑メールでないことを意味する。
つまり、迷惑メール処理モジュール134は、メールサーバ120から電子メールを受信する。そして、言語判定モジュール132によって判定された言語と迷惑メール設定モジュール133によって設定された言語とを比較して、受信した電子メールが迷惑メールであるか否かを判定する。また、送信国判定モジュール131によって判定された国又は地域と迷惑メール設定モジュール133によって設定された国又は地域とを比較して、受信した電子メールが迷惑メールであるか否かを判定するようにしてもよい。また、言語判定モジュール132によって判定された言語及び送信国判定モジュール131によって判定された国又は地域と、迷惑メール設定モジュール133によって設定された言語及び国又は地域とを比較して、受信した電子メールが迷惑メールであるか否かを判定するようにしてもよい。
通信モジュール135は、他のシステム(メールサーバ120)と通信をする。つまり、メールサーバ120から送信されてきた電子メールを送受信する。
処理制御モジュール136は、迷惑メール処理サーバ130内の送信国判定モジュール131等の処理を制御する。
図2は、本実施の形態を構築する場合のシステム構成例を示す説明図である。
利用者端末110A、110B、メールサーバ120A、120B、120C、迷惑メール処理サーバ130A、130B、130Cは、通信ネットワーク290を介して接続されている。迷惑メール処理サーバ130はメールサーバ120と一対一に対応させてもよいし、1つの迷惑メール処理サーバ130に対して複数のメールサーバを対応させてもよい。具体的には、迷惑メール処理サーバ130をASP(Application Service Provider)として利用してもよい。
このようなシステム構成にあって、例えば、利用者210Aは利用者端末110Aを用いて、電子メールを利用者210B宛てに送信する。まず、その電子メールは、メールサーバ120Aに送信されて、利用者210B宛てのメールボックスがあるメールサーバ(例えば、メールサーバ120C)に転送される。メールサーバ120Cでは、受け取った電子メールを利用者210Bのメールボックスに格納する前に、その電子メールをメールサーバ120Cに対応する迷惑メール処理サーバ130Cに送信する。迷惑メール処理サーバ130Cは、その電子メールを受け取って、迷惑メール処理モジュール134によって迷惑メールであるか否かの判定をし、その判定結果をメールサーバ120Cに送信する。そして、メールサーバ120Cは、その電子メールを、判定結果が迷惑メールであれば利用者210B宛ての迷惑メールボックスに格納し、判定結果が迷惑メールでなければ受信メールボックスに格納する。
図3から図6は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。なお、ステップS302は、利用者端末110での処理であり、ステップS304、ステップS306、ステップS332からステップS340までの処理はメールサーバ120での処理であり、ステップS308からステップS330までの処理は迷惑メール処理サーバ130での処理である。なお、ステップS304、ステップS306の処理を行うメールサーバ120と、ステップS332からステップS340までの処理を行うメールサーバ120は別であってもよい。
ステップS302では、入力モジュール111は、利用者からメール送信要求を受け付けて、通信モジュール113を介してメールサーバ120に電子メールを送信する。
ステップS304では、メール配送モジュール122は、通信モジュール123を介して利用者端末110からのメール送信要求のあった電子メールを受信する。
ステップS306では、メール配送モジュール122は、受信した電子メールの宛先に応じて、通信モジュール123を介して当該メールサーバ宛てに電子メールを送信する。つまり、DNSの設定を変更してあるので、当該電子メールをメールサーバ120に対応する迷惑メール処理サーバ130に送信する。
ステップS308では、迷惑メール処理モジュール134は、通信モジュール135を介して当該メールサーバ宛て(実質は迷惑メール処理サーバ130宛て)の電子メールを受信する。
ステップS310では、迷惑メール処理モジュール134は、受信した電子メールのメールアドレスの迷惑メール設定情報を迷惑メール設定モジュール133から入手し、言語判定モジュール132へ当該電子メールを送信する。
ステップS312では、言語判定モジュール132は、受信したメールの本文に記載されている文字又は添付ファイルに含まれる文字(画像の場合は、OCRにかけて文字を抽出する場合を含む)の言語を判定し、その判定結果を迷惑メール処理モジュール134へ送信する。
ステップS314では、迷惑メール処理モジュール134は、言語判定モジュール132の判定結果と、迷惑メール設定モジュール133から入手した当該メールアドレスの迷惑メール設定情報とを照合し、当該電子メールが迷惑メールか否かを判定する。
ステップS316では、迷惑メール処理モジュール134は、ステップS314での判定結果として迷惑メールである場合(Y)はステップS328へ進み、それ以外の場合(N)はステップS318へ進む。
ステップS318では、迷惑メール処理モジュール134は、送信国判定モジュール131へ当該電子メールを送信する。
ステップS320では、送信国判定モジュール131は、受信した電子メールの送信国・地域を判定し、その判定結果を迷惑メール処理モジュール134へ送信する。
ステップS322では、迷惑メール処理モジュール134は、送信国判定モジュール131の判定結果と、迷惑メール設定モジュール133から入手した当該メールアドレスの迷惑メール設定情報とを照合し、当該電子メールが迷惑メールか否かを判定する。
ステップS324では、迷惑メール処理モジュール134は、ステップS322での判定結果として迷惑メールである場合(Y)はステップS328へ進み、それ以外の場合(N)はステップS326へ進む。
ステップS326では、迷惑メール処理モジュール134は、その電子メールの迷惑メールフラグをNに設定する。
ステップS328では、迷惑メール処理モジュール134は、その電子メールの迷惑メールフラグをYに設定する。
ステップS330では、迷惑メール処理モジュール134は、迷惑メールフラグが設定された当該電子メールを、通信モジュール135を介して当該電子メールのメールサーバ120に送信する。
ステップS332では、メール配送モジュール122は、通信モジュール123を介して当該電子メールを受信し、メール格納モジュール121に送信する。
ステップS334では、メール格納モジュール121は、受信した当該電子メールに設定されている迷惑メールフラグに応じて、当該電子メールを当該メールアドレスのメールボックスに格納する。
ステップS336では、メール格納モジュール121は、ステップS334での判定結果として迷惑メールである場合(Y)はステップS340へ進み、それ以外の場合(N)はステップS338へ進む。
ステップS338では、当該電子メールを当該メールアドレスの受信メールボックスに格納する。
ステップS340では、当該電子メールを当該メールアドレスの迷惑メールボックスに格納する。
図7は、迷惑メール設定モジュール133によって設定されるアドレス対応フィルタテーブル700のデータ構造例を示す説明図である。
アドレス対応フィルタテーブル700は、受信アドレス欄710、フィルタ機能欄720を有している。フィルタ機能欄720は、URL欄721、言語欄722、送信国欄723を有している。つまり、受信するメールアドレスに対応して、フィルタ条件であるURL(URL照合を行う迷惑メール特徴情報のフィルタリング処理)、言語(言語判定モジュール132が判定する言語と照合する)、送信国(送信国判定モジュール131が判定する国又は地域と照合する)を記憶している。例えば、第1行目は、送信されてきた全ての電子メールに対しては、URL照合を行うことを示している。そして、第2行目の「xxx11@aaa.com」のメールアドレスに送信されてきた電子メールに対しては、URL照合に加えて、その電子メール内で使用されている文字の言語が日本語である電子メールのみを受信するように設定されていることを示している。第3行目の「xxx22@aaa.com」のメールアドレスに送信されてきた電子メールに対しては、URL照合に加えて、その電子メール内で使用されている文字の言語が日本語であり、かつ送信国が日本の電子メールのみを受信するように設定されていることを示している。第4行目の「xxx11@bbb.com」のメールアドレスに送信されてきた電子メールに対しては、URL照合に加えて、その電子メール内で使用されている文字の言語が日本語であり、かつ送信国が日本、イギリス、フランスの電子メールのみを受信するように設定されていることを示している。第4行目の「xxx11@ccc.com」のメールアドレスに送信されてきた電子メールに対しては、URL照合に加えて、その電子メール内で使用されている文字の言語が日本語又は英語であり、かつ送信国が日本、アメリカ、インドの電子メールのみを受信するように設定されていることを示している。
また、国又は地域とその国又は地域で用いられている言語とを対応させた国言語対応表を予め用意し、受信するメールアドレスの利用者が居住している国又は地域の情報が利用できる場合、国言語対応表を用いて、その国又は地域をアドレス対応フィルタテーブル700の送信国欄723に設定し、その国又は地域で用いられている言語をアドレス対応フィルタテーブル700の言語欄722に設定するようにしてもよい。つまり、居住している国又は地域の情報が利用できる利用者は、自分がアドレス対応フィルタテーブル700の設定をすることなしに、その国又は地域で用いられている言語、国又は地域を設定することができる。
なお、アドレス対応フィルタテーブル700の言語欄722、送信国欄723は、受信すべき電子メールを規定するものであるが、逆に、迷惑メールを規定するものであってもよい。迷惑メール処理モジュール134は、迷惑メール設定モジュール133が受信すべき電子メールを規定している場合は、比較の結果、一致するものを受信すべき電子メールと判定することになり、迷惑メール設定モジュール133が迷惑メールを規定している場合は、比較の結果、一致するものを迷惑メールと判定することになる。
図8は、迷惑メール設定モジュール133が設定の際に用いる法人対応フィルタテーブル800のデータ構造例を示す説明図である。
法人対応フィルタテーブル800は、法人欄810、所在国・地域欄820、言語欄830を有している。つまり、法人欄810には利用者が属している法人又はその法人に関連している者が記憶されており、所在国・地域欄820にはその法人又はその法人に関連している者の所在地である国又は地域が記憶されており、言語欄830にはその法人又はその法人に関連している者が使用している言語が記憶されている。
法人対応フィルタテーブル800は、電子メールの受信者である利用者が法人に属している場合(例えば、従業員等)に、迷惑メール設定モジュール133によって用いられるものである。例えば、利用者が法人に属している場合、その法人の本社等の所在国又は地域(法人対応フィルタテーブル800の所在国・地域欄820)をアドレス対応フィルタテーブル700の送信国欄723に設定する。そして、その法人の本社等の使用している言語(法人対応フィルタテーブル800の言語欄830)をアドレス対応フィルタテーブル700の言語欄722に設定する。つまり、法人に属している従業員等は、自分がアドレス対応フィルタテーブル700の設定をすることなしに、その法人の関係している者の言語、国又は地域を設定することができる。
図9、図10は、本実施の形態による別の処理例を示すフローチャートである。なお、このフローチャートは、図4と図5の例に示したフローチャート部分を置き換えたものである。つまり、図3の例に示したフローチャート内のステップS310の次にステップS912又は/及びステップS914の処理を行い、ステップS920又はステップS922の後に、図6の例に示したフローチャート内のステップS330の処理へと続くものである。また、ステップS912からステップS920又はステップS922までの処理は、迷惑メール処理サーバ130が行う処理である。
なお、この別の処理例においては、ステップS310では、迷惑メール処理モジュール134は、受信した電子メールのメールアドレスの迷惑メール設定情報を迷惑メール設定モジュール133から入手し、言語判定モジュール132及び送信国判定モジュール131へ当該電子メールを送信する。
ステップS912では、言語判定モジュール132は、受信した電子メールの本文に記載されている文字又は添付ファイルに含まれる文字(画像の場合は、OCRにかけて文字を抽出する場合を含む)の言語を判定し、その判定結果を迷惑メール処理モジュール134へ送信する。
ステップS914では、送信国判定モジュール131は、受信した電子メールの送信国・地域を判定し、その判定結果を迷惑メール処理モジュール134へ送信する。
ステップS916では、迷惑メール処理モジュール134は、言語判定モジュール132の判定結果又は送信国判定モジュール131の判定結果と、迷惑メール設定モジュール133から入手した当該メールアドレスの迷惑メール設定情報とを照合し、当該電子メールが迷惑メールか否かを判定する。つまり、ステップS912若しくはステップS914のいずれか一方又はこれら両方の判定結果を用いる。また、いずれか一方の場合は、利用しないステップS912又はステップS914を省略してもよい。
ステップS918では、迷惑メール処理モジュール134は、ステップS916での判定結果として迷惑メールである場合(Y)はステップS922へ進み、それ以外の場合(N)はステップS920へ進む。
ステップS920では、迷惑メール処理モジュール134は、その電子メールの迷惑メールフラグをNに設定する。
ステップS922では、迷惑メール処理モジュール134は、その電子メールの迷惑メールフラグをYに設定する。
前述の実施の形態においては、1つの迷惑メールボックスを示したが、2つ以上の迷惑メールボックスであってもよい。迷惑メールボックスを、例えば、言語毎、国又は地域毎に分けて用意する。そして、ステップS340での処理として、迷惑メールの言語の判定結果、又は国又は地域の判定結果にしたがって、該当する迷惑メールボックスに格納するようにしてもよい。さらに、迷惑メールボックス単位で、迷惑メールが確実であることを示すランクを付して、そのランクが迷惑メールが確実であるものについては、その迷惑メールボックス内の電子メールの受信時から現在までの期間が予め定められた期間を経過したならば、その電子メールを削除するようにしてもよい。なお、そのランクは、利用者の操作に応じて、迷惑メールボックスに予め設定するものである。例えば、その利用者は、知人等にはY言語を話す者はいないので、Y言語に対応する迷惑メールボックスに、迷惑メールが確実であることを示すランクを付与する。
また、言語判定モジュール132は、電子メールに基づいて言語を判定しているが、送信国判定モジュール131の判定結果を用いるようにしてもよい。つまり、国又は地域とその国又は地域で用いられている言語とを対応させた国言語対応表を予め用意し、言語判定モジュール132は、送信国判定モジュール131の判定結果である国又は地域から、国言語対応表を用いて、その国又は地域で用いられている言語を判定するようにしてもよい。また、電子メールに基づいて言語を判定する際に、その確信度(その言語である確からしさの数値表現)を算出し、その確信度が予め定められた閾値よりも低い場合は、国言語対応表を用いた言語の判定を行うようにしてもよい。確信度の算出方法としては、例えば、前述の頻度辞書内の文字列と一致した数を用いるようにしてもよい。
また、既存のURL照合を行う迷惑メール特徴情報のフィルタリング処理、送信者ドメイン認証等と本実施の形態とを併用するようにしてもよい。これにより、従来よりも高精度の迷惑メールフィルタを実現することができる。
ISP(Internet Service Provider)のメールシステムに導入すれば、当該ISPの利用者毎に受信メールの使用言語と送信国・地域を設定することにより、当該利用者が受信する迷惑メールを大幅に低減することができる。これにより、当該利用者にとっては、迷惑メールの処理手間が大幅に軽減するとともに電子メールの安全性が向上し、ISPにとっては、利用者サービスが向上し、他ISPとのサービスの差別化に寄与することとなる。
また、企業のメールシステムに導入すれば、当該企業の本社(本国)、現地法人(現地支社)、及び取引先の地域からの電子メール又は当該地域の使用言語の電子メールに受信メールを限定することにより、迷惑メールを大幅に軽減でき、従業員の作業効率・生産性を大幅に向上させることとなる。
また、迷惑メールフィルタサービス提供事業者のシステムに導入すれば、顧客に提供できる迷惑メールフィルタの設定を個別かつより詳細化でき、他事業者とのサービスの差別化に寄与することとなる。
なお、本実施の形態としてのプログラムが実行されるコンピュータのハードウェア構成は、図11に示すように、一般的なコンピュータであり、具体的には本実施の形態による処理以外にも多くの処理を高速に実行することができるサーバとなりうるようなコンピュータである。送信国判定モジュール131、言語判定モジュール132、迷惑メール設定モジュール133、迷惑メール処理モジュール134、処理制御モジュール114、124、136等のプログラムを実行するCPU1110と、そのプログラムやデータを記憶するRAM1130と、本コンピュータを起動するためのプログラム等が格納されているROM1120と、補助記憶装置であるHD1140と、キーボード、マウス等から操作者の操作によってデータを入力又はCRTや液晶ディスプレイ等にデータを出力して操作者とのインタフェースとなるUI/F1150と、CD−R等のリムーバブルメディアに対して読み書きするリムーバブルメディアリーダーライター1160と、通信ネットワークと接続するための通信回線I/F1170、そして、それらをつないでデータのやりとりをするためのバス1180により構成されている。これらのコンピュータが複数台互いにネットワークによって接続されていてもよい。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納することも可能であり、その場合は、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明としても把握することができる。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray Disc(登録商標))、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させることが可能である。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送することが可能であり、また、搬送波に乗せて搬送することも可能である。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。
本発明の一実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 本実施の形態を構築する場合のシステム構成例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 アドレス対応フィルタテーブルのデータ構造例を示す説明図である。 法人対応フィルタテーブルのデータ構造例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
符号の説明
110…利用者端末
111…入力モジュール
112…出力モジュール
113…通信モジュール
114…処理制御モジュール
120…メールサーバ
121…メール格納モジュール
122…メール配送モジュール
123…通信モジュール
124…処理制御モジュール
130…迷惑メール処理サーバ
131…送信国判定モジュール
132…言語判定モジュール
133…迷惑メール設定モジュール
134…迷惑メール処理モジュール
135…通信モジュール
136…処理制御モジュール

Claims (12)

  1. 受信した電子メールが迷惑メールであるか否かを判定する情報処理装置であって、
    電子メールを受信する電子メール受信手段と、
    利用者が受信すべき又は受信を拒否すべき電子メール内で使用されている文字の言語を設定する電子メール設定手段と、
    前記電子メール受信手段によって受信された電子メール内で使用されている文字の言語を判定する言語判定手段と、
    前記言語判定手段によって判定された言語と前記電子メール設定手段によって設定された言語とを比較して、前記電子メール受信手段によって受信された電子メールが迷惑メールであるか否かを判定する迷惑メール判定手段
    を具備することを特徴とする情報処理装置。
  2. 受信した電子メールが迷惑メールであるか否かを判定する情報処理装置であって、
    電子メールを受信する電子メール受信手段と、
    利用者が受信すべき又は受信を拒否すべき電子メールの送信に係わる国又は地域を設定する電子メール設定手段と、
    前記電子メール受信手段によって受信された電子メールの送信に係わる国又は地域を判定する送信国判定手段と、
    前記送信国判定手段によって判定された国又は地域と前記電子メール設定手段によって設定された国又は地域とを比較して、前記電子メール受信手段によって受信された電子メールが迷惑メールであるか否かを判定する迷惑メール判定手段
    を具備することを特徴とする情報処理装置。
  3. 受信した電子メールが迷惑メールであるか否かを判定する情報処理装置であって、
    電子メールを受信する電子メール受信手段と、
    利用者が受信すべき又は受信を拒否すべき電子メール内で使用されている文字の言語及び該電子メールの送信に係わる国又は地域を設定する電子メール設定手段と、
    前記電子メール受信手段によって受信された電子メール内で使用されている文字の言語を判定する言語判定手段と、
    前記電子メール受信手段によって受信された電子メールの送信に係わる国又は地域を判定する送信国判定手段と、
    前記言語判定手段によって判定された言語及び前記送信国判定手段によって判定された国又は地域と、前記電子メール設定手段によって設定された言語及び国又は地域とを比較して、前記電子メール受信手段によって受信された電子メールが迷惑メールであるか否かを判定する迷惑メール判定手段
    を具備することを特徴とする情報処理装置。
  4. 前記電子メール設定手段は、前記利用者が法人に属している場合は、該法人又は該法人に関連している者の使用に係わる言語を、該利用者が受信すべき又は受信を拒否すべき電子メール内で使用されている文字の言語として設定する
    ことを特徴とする請求項1又は3に記載の情報処理装置。
  5. 前記電子メール設定手段は、前記利用者が法人に属している場合は、該法人又は該法人に関連している者の所在に係わる国又は地域を、該利用者が受信すべき又は受信を拒否すべき電子メールの送信に係わる国又は地域として設定する
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の情報処理装置。
  6. 前記迷惑メール判定手段によって迷惑メールと判定された電子メールを受信すべき電子メールとは別に格納する電子メール格納手段
    をさらに具備することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 情報処理装置に、受信した電子メールが迷惑メールであるか否かを判定させる情報処理方法であって、
    電子メール受信手段は、電子メールを受信し、
    電子メール設定手段は、利用者が受信すべき又は受信を拒否すべき電子メール内で使用されている文字の言語を設定し、
    言語判定手段は、前記電子メール受信手段によって受信された電子メール内で使用されている文字の言語を判定し、
    迷惑メール判定手段は、前記言語判定手段によって判定された言語と前記電子メール設定手段によって設定された言語とを比較して、前記電子メール受信手段によって受信された電子メールが迷惑メールであるか否かを判定する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  8. 情報処理装置に、受信した電子メールが迷惑メールであるか否かを判定させる情報処理方法であって、
    電子メール受信手段は、電子メールを受信し、
    電子メール設定手段は、利用者が受信すべき又は受信を拒否すべき電子メールの送信に係わる国又は地域を設定し、
    送信国判定手段は、前記電子メール受信手段によって受信された電子メールの送信に係わる国又は地域を判定し、
    迷惑メール判定手段は、前記送信国判定手段によって判定された国又は地域と前記電子メール設定手段によって設定された国又は地域とを比較して、前記電子メール受信手段によって受信された電子メールが迷惑メールであるか否かを判定する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  9. 情報処理装置に、受信した電子メールが迷惑メールであるか否かを判定させる情報処理方法であって、
    電子メール受信手段は、電子メールを受信し、
    電子メール設定手段は、利用者が受信すべき又は受信を拒否すべき電子メール内で使用されている文字の言語及び該電子メールの送信に係わる国又は地域を設定し、
    言語判定手段は、前記電子メール受信手段によって受信された電子メール内で使用されている文字の言語を判定し、
    送信国判定手段は、前記電子メール受信手段によって受信された電子メールの送信に係わる国又は地域を判定し、
    迷惑メール判定手段は、前記言語判定手段によって判定された言語及び前記送信国判定手段によって判定された国又は地域と、前記電子メール設定手段によって設定された言語及び国又は地域とを比較して、前記電子メール受信手段によって受信された電子メールが迷惑メールであるか否かを判定する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  10. コンピュータに、受信した電子メールが迷惑メールであるか否かを判定させる情報処理プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    電子メールを受信する電子メール受信手段と、
    利用者が受信すべき又は受信を拒否すべき電子メール内で使用されている文字の言語を設定する電子メール設定手段と、
    前記電子メール受信手段によって受信された電子メール内で使用されている文字の言語を判定する言語判定手段と、
    前記言語判定手段によって判定された言語と前記電子メール設定手段によって設定された言語とを比較して、前記電子メール受信手段によって受信された電子メールが迷惑メールであるか否かを判定する迷惑メール判定手段
    として機能させることを特徴とする情報処理プログラム。
  11. コンピュータに、受信した電子メールが迷惑メールであるか否かを判定させる情報処理プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    電子メールを受信する電子メール受信手段と、
    利用者が受信すべき又は受信を拒否すべき電子メールの送信に係わる国又は地域を設定する電子メール設定手段と、
    前記電子メール受信手段によって受信された電子メールの送信に係わる国又は地域を判定する送信国判定手段と、
    前記送信国判定手段によって判定された国又は地域と前記電子メール設定手段によって設定された国又は地域とを比較して、前記電子メール受信手段によって受信された電子メールが迷惑メールであるか否かを判定する迷惑メール判定手段
    として機能させることを特徴とする情報処理プログラム。
  12. コンピュータに、受信した電子メールが迷惑メールであるか否かを判定させる情報処理プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    電子メールを受信する電子メール受信手段と、
    利用者が受信すべき又は受信を拒否すべき電子メール内で使用されている文字の言語及び該電子メールの送信に係わる国又は地域を設定する電子メール設定手段と、
    前記電子メール受信手段によって受信された電子メール内で使用されている文字の言語を判定する言語判定手段と、
    前記電子メール受信手段によって受信された電子メールの送信に係わる国又は地域を判定する送信国判定手段と、
    前記言語判定手段によって判定された言語及び前記送信国判定手段によって判定された国又は地域と、前記電子メール設定手段によって設定された言語及び国又は地域とを比較して、前記電子メール受信手段によって受信された電子メールが迷惑メールであるか否かを判定する迷惑メール判定手段
    として機能させることを特徴とする情報処理プログラム。
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