JP2010091532A - 電波強度測定システム、電波強度測定方法、電波強度測定プログラム、おおび情報処理装置 - Google Patents

電波強度測定システム、電波強度測定方法、電波強度測定プログラム、おおび情報処理装置 Download PDF

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勝哉 梶山
Yasunori Takeuchi
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Abstract

【課題】センチメートルオーダーなど小間隔で立体的に電波強度測定を自動実行し、高密度の電波強度測定データを効率的に得ることを可能とする。
【解決手段】第1レール210と第2レール220と第3レール230と電波強度測定器300と、各移動機構および電波強度測定器の制御装置と通信可能であり、測定領域のデータと電波強度測定器の現在位置のデータとを記憶した記憶手段101と、現在位置と測定領域との間の鉛直移動路および各水平移動路の各方向に関する距離を算定する算定手段110と、各方向に対応する各移動機構に移動指示を通知する通知手段111と、移動機構から移動完了通知を受信して電波強度測定器の制御装置に電波強度測定実行の指示を通知し電波強度測定値を取得する取得手段112とを備えるコンピュータ100とから電波強度測定システム10を構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電波強度測定システム、電波強度測定方法、電波強度測定プログラム、および情報処理装置に関し、具体的には、センチメートルオーダーなど小間隔で立体的に電波強度測定を自動実行し、高密度の電波強度測定データを効率的に得ることを可能とする技術に関する。
近年、様々な場所でワイヤレスネットワークが採用されているが、金属構造物が多い箇所や壁面に囲まれている箇所など、反射波の影響が大きい箇所は電波伝搬特性が悪い傾向にある。そのため、ワイヤレスネットワーク適用にあたっては、事前に適用対象範囲における電波伝搬特性調査が必要な場合がある。一定区間の電波強度を自動測定する装置には、以下のようなものがある。
例えば、距離センサを車両に取り付けることなく、一定区間内の平均的な電界強度を算出することを可能にし、また、その算出の際に移動速度が時間的に変化する状況下においても区間内での電界強度を正確に求めるとの課題の下、移動測定車に搭載されて移動し、サービスエリア内の電界強度の測定を行う電界強度測定装置において、単位時間間隔毎に前記移動測定車の現在位置の絶対位置座標を求める位置測定手段と、単位時間間隔毎に電界強度値を求める電界強度測定手段と、前記移動測定車が所定長の測定区間を順次通過する際、各測定区間毎に、前記移動測定車の単位時間間隔毎の移動距離あるいは移動速度を前記絶対位置座標から算出し、前記電界強度測定手段によって得られる単位時間間隔毎の電界強度値とこれらの単位時間間隔毎の移動距離あるいは移動速度とに基づいて、当該測定区間内の電界強度値を算出し、その算出時点での絶対位置座標とともに記録する測定結果処理手段とを具備することを特徴とする電界強度測定装置(特許文献1参照)が提案されている。
また、測定用車輌を所定の走行区間で1回走行移動させるこによって、その走行区間内で受信される複数の周波数の電波の電波強度を逐次測定して記憶することができ、且つ、その設備コストを大幅に低減させることができる電波強度測定システムを提供するとの課題の下、歩行速度を超える走行速度で移動する測定用車輌に搭載され、その測定用車輌の走行区間で受信される電波の電界強度を逐次測定する電波強度測定システムにおいて、測定用車輌に装備されその車輌の車輪が所定の角度回転する毎にパルス信号を出力するパルス発生器と、そのパルス発生器から出力されるパルス信号の計数値に基づいて測定用車輌の走行地点の距離値を演算する演算手段と、その測定用車輌に搭載され、電波を受信することにより被測定信号を出力する受信アンテナと、その受信アンテナより出力される被測定信号の中から測定対象となる複数の周波数成分について反復継続的にスペクトル値を測定し、その測定された各周波数成分毎のスペクトル値を逐次更新して記憶するスペクトル分析器と、そのスペクトル分析器に記憶される複数の周波数成分のスペクトル値を全て読み出す読出手段と、その読出手段により読み出された全てのスペクトル値を電波の電界強度値に補正する補正手段と、その補正手段により補正された全ての電界強度値を、前記演算手段の演算値にに対応つけて、前記スペクトル分析器より大容量の測定データ記憶領域へ書き込む書込手段と、前記読出手段、補正手段および書込手段を、前記演算手段による演算値が所定分増加する毎に実行する反復実行手段とを備えていることを特徴とする電波強度測定システム(特許文献2参照)も提案されている。
特開平8−278338号公報 実用新案登録第3097678号公報
従来提案されてきた技術では、メートルオーダーの間隔での電波強度変化を平面方向のみについて測定するものであった。一方、ワイヤレスネットワークで利用する無線周波数帯はGHz帯であり、1波長が十数cm程度である。そのため、金属構造物や壁面からの反射波の影響を受けやすい箇所では数cm変化(例:1cm程度)しただけで電波強度が急激に落ち込み、通信が不可となることがある(このような箇所をヌル点と言う)。従って、電波伝搬特性を把握するためにはセンチメートルオーダーの間隔での立体的な測定が不可欠となるが、一方で、このように密度の高い測定間隔を採用すれば、自ずと測定点が膨大な数となる。こうした膨大な数の測定点について手作業で測定器を移動させ、都度測定を行うとすれば、作業コストおよび作業時間が大きなものとなりがちである。
そこで、本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、センチメートルオーダーなど小間隔で立体的に電波強度測定を自動実行し、高密度の電波強度測定データを効率的に得ることを可能とする技術の提供を目的とする。
本発明の電波強度測定システムは、レールを立体的に組み合わせ、電波強度測定器(台車など移動機構に載置)およびレールを移動可能とすることで、電波強度測定器の3次元移動および3次元での電波強度測定を可能にしたものである。
こうした電波強度測定システムは、第1〜第3のレールを備えている。第1レールは、基底部から直立し、鉛直移動路を備えるレールである。また第2レールは、前記鉛直移動路に沿って移動可能に第1レールに取り付けられ、前記鉛直移動路での移動機構と、水平移動路とを備える。第3レールは、前記水平移動路に沿って移動可能に第2レールに取り付けられ、前記第2レールの水平移動路と水平面において略直交する水平移動路と、前記第2レールの水平移動路での移動機構とを備える。
前記第2レールは、第1レールの鉛直移動路に沿った移動を行う一方で第1レールから離脱しないよう、例えば、第1レールの外周をボールベアリング機構を介してホールドする構造を有していると好適である。この構造は、第3レールも同様に具備すると好適であり、第2レールの外周をボールベアリング機構を介してホールドする。こうして各レール同士は移動可能な関係でありつつも、互いに一体の構造をなすものとできる。
また、前記電波強度測定システムは、電波強度測定を実行するため、前記第3レールの水平移動路での移動機構を備えた電波強度測定器を具備する。この電波強度測定器における電波強度測定機能のベースは、既存の電波強度測定器と同様のものを採用すればよい。得られる測定値の形態としては、RSSI(Received Signal Strength Indicator)が想定できる。このRSSIは、電波強度測定器に入る受信信号の強度(電界強度)を示す数値となる。数値が大きいほど入力電圧が高く安定して受信できていることを示す。
電波強度測定器はこうした電波強度測定に際して電波受信を行うため、当然であるがアンテナを付帯している。アンテナの種類は各種採用でき、ホイップ型、チップ型など様々ある。測定目的や測定電波・測定領域の特性などに応じて選定すればよい。なお、アンテナ以外の箇所(電波強度測定器の筐体、第1〜第3の各レール、基底部など)については、電波吸収シートで被覆されている。電波強度測定に際して、レールなどからの反射波の影響を受けにくくするためである。
前記各レールおよび電波強度測定器が備える移動機構としては、例えば、レールの溝(移動経路)に噛合しつつ回転する滑車とその駆動装置(例:モータなど)が想定できる。勿論、前記移動経路の形態に応じた移動機構であればいずれでも採用できる。また、前記駆動装置は滑車等の回転数(ギアなど回転数の調整機構が無い場合、滑車の回転数=モータの回転数となりうる)を検知するセンサ、および回転数のコントローラを備えている。前記移動機構は、滑車の回転数値を前記センサから取得する処理や、前記コントローラに所定回転数の回転実行指示を行う処理、前記各処理結果を外部装置に送信する処理、を実行する制御装置(例:コンピュータチップ)と通信手段とを備えている。
上述のレールおよび電波強度測定器の制御を行うコンピュータを、前記電波強度測定システムは備えている。このコンピュータは、前記各移動機構および前記電波強度測定器の制御装置と通信可能である。つまり、前記移動機構および電波強度測定器の制御装置とは、ネットワークで結ばれており、互いにデータ通信可能な通信手段を有しているのである。ネットワークの種類やプロトコルについては、電波強度測定に悪影響を及ぼさないものであれば特に限定しない。
前記コンピュータは、測定領域のデータと前記電波強度測定器の現在位置のデータとを記憶した記憶手段を備える。測定領域のデータは、所定空間における測定領域の座標値(測定領域中心のものなど)であることが想定できる。同様に、電波強度測定器の現在位置のデータは、所定空間(前記測定領域の属する空間と同じ空間)における電波強度測定器の現在位置座標値であることが想定できる。勿論、両者の座標系は共通である。なお、前記電波強度測定器の現在位置は、測定開始時において電波強度測定器がセットされた位置を原点座標とすることが想定できる。
また前記コンピュータは、前記記憶手段から前記測定領域および前記現在位置のデータを読み出して、前記現在位置と測定領域との間の鉛直移動路および各水平移動路の各方向に関する距離を算定する算定手段を備える。
また前記コンピュータは、前記各方向に対応する各移動機構に前記算定した距離分の移動指示を通知する通知手段を備える。つまり、前記算定した鉛直移動路に関する距離については、その距離分の移動指示を前記第2レールの移動機構に通知し、前記算定した第2レールの水平移動路に関する距離については、その距離分の移動指示を前記第3レールの移動機構に通知し、前記算定した第3レールの水平移動路に関する距離については、その距離分の移動指示を前記電波強度測定器の移動機構に通知する。
なお、各移動機構に備わる車輪の外周長が前記記憶手段に予め記憶されているとすれば好適である。この時、前記通知手段は、前記算定手段が算定した距離を、対応する移動機構に備わる車輪の外周長(前記記憶手段から読み出す)で除算して、必要な回転数を算定し、この回転数の値を移動指示として移動機構に通知するものとできる。
また前記コンピュータは、前記移動機構から移動完了通知を受信して前記電波強度測定器の制御装置に電波強度測定実行の指示を通知し、電波強度測定値を取得する取得手段を備える。なお、前記コンピュータは、「測定終了」信号を電波強度測定器から受けて、次の測定領域に向けての移動指示の通知を行うこととなる。
また、前記コンピュータにおいて、前記記憶手段は、区画間の距離がセンチメートル以下のオーダで区分された単位区画の集合体としての測定領域のデータを記憶するとしてもよい。この場合、前記算定手段は、前記記憶手段から前記測定領域を構成する所定の単位区画のデータと、前記電波強度測定器の現在位置のデータとを読み出し、前記現在位置と前記単位区画との間の鉛直移動路および各水平移動路の各方向に関するセンチメートル以下のオーダの距離を算定する。
また、前記通知手段は、前記各方向に対応する各移動機構に前記算定したセンチメートル以下のオーダの距離分の移動指示を通知し、前記取得手段は、前記移動機構から移動完了通知を受信して、前記電波強度測定器の制御装置に電波強度測定実行の指示を通知し、前記単位区画についての電波強度測定値を取得するものとなる。
また、前記基底部が、前記測定領域を含む所定空間での移動機構を備えているとしてもよい。この場合、前記コンピュータにおいて、前記記憶手段が前記所定空間における前記基底部の現在位置についても記憶する。
そして、前記前記算定手段が、前記記憶手段から前記測定領域のデータと前記基底部および電波強度測定器の現在位置のデータとを読み出して、前記基底部の現在位置と測定領域との間の距離を算定し、前記電波強度測定器の現在位置と測定領域との間の、鉛直移動路および各水平移動路の各方向に関する距離を算定する。
また、前記通知手段が、前記基底部の移動機構に前記算定した距離分の移動指示を通知し、前記各方向に対応する第2または第3レールの各移動機構に前記算定した距離分の移動指示を通知する。
また、前記取得手段が、前記基底部、第2レール、および第3レールの各移動機構から移動完了通知を受信して前記電波強度測定器の制御装置に電波強度測定実行の指示を通知し電波強度測定値を取得するものとなる。
また、前記電波強度測定器と前記コンピュータとの間が無線ネットワークで結ばれているとしてもよい。この時、前記電波強度測定器および前記コンピュータは、前記無線ネットワークでの通信を行うに際し、複数周波数のうちから選択可能に周波数を選んで通信を実行する電波選択手段を備える。
そして、前記電波強度測定器は、電波強度測定開始から所定時間内に強度測定を行った電波の周波数データを前記コンピュータに通知する、電波通知手段を備える。一方、前記コンピュータは、前記周波数データを電波強度測定器から受信し、該当周波数と所定範囲離れた周波数であって前記選択可能な周波数に含まれる周波数を特定し、ここで特定した周波数での無線通信開始を前記電波強度測定器に通知する、通信指示手段を備える。
なお、前記第1から第3の少なくともいずれかのレールおよびその移動路が、所定弾性を有する材質で形成され、測定領域内か測定領域境界に存在する構造物表面に沿ってレール外周を当接可能であるとしてもよい。トンネル掘削面や切羽面、岩壁など壁面が単純な平面ではない構造物に接近して測定を行う場合にも対応可能となり、構造物壁面に非常に接近したエリアについてももれなく測定対象範囲とすることができる。さらに、前記レールが屈曲可能な可動機構(レールの所定箇所に屈曲力を及ぼすアクチュエータ装置など)を備えるとしてもよい。この場合、前記コンピュータが、事前に前記壁面の形状データを記憶手段に記憶しており、壁面形状に沿うために必要な屈曲量を算定し、該当壁面に接近したレールの可動機構に屈曲指示として通知してレール形状の制御をするとしてもよい。
また、本発明の電波強度測定方法は、基底部から直立し、鉛直移動路を備える第1レールと、前記鉛直移動路に沿って移動可能に第1レールに取り付けられ、前記鉛直移動路での移動機構と、水平移動路とを備える第2レールと、前記水平移動路に沿って移動可能に第2レールに取り付けられ、前記第2レールの水平移動路と水平面において略直交する水平移動路と、前記第2レールの水平移動路での移動機構とを備える第3レールと、前記第3レールの水平移動路での移動機構を備えた電波強度測定器と、から構成される測定装置に対し、コンピュータが、前記各移動機構および前記電波強度測定器の制御装置と通信する通信手段と、測定領域のデータと前記電波強度測定器の現在位置のデータとを記憶した記憶手段とを備えて、前記記憶手段から前記測定領域および前記現在位置のデータを読み出して前記現在位置と測定領域との間の鉛直移動路および各水平移動路の各方向に関する距離を算定する処理と、前記各方向に対応する各移動機構に前記算定した距離分の移動指示を通知する処理と、前記移動機構から移動完了通知を受信して前記電波強度測定器の制御装置に電波強度測定実行の指示を通知し電波強度測定値を取得する処理と、を実行することを特徴とする。
また、本発明の電波強度測定プログラムは、基底部から直立し、鉛直移動路を備える第1レールと、前記鉛直移動路に沿って移動可能に第1レールに取り付けられ、前記鉛直移動路での移動機構と、水平移動路とを備える第2レールと、前記水平移動路に沿って移動可能に第2レールに取り付けられ、前記第2レールの水平移動路と水平面において略直交する水平移動路と、前記第2レールの水平移動路での移動機構とを備える第3レールと、前記第3レールの水平移動路での移動機構を備えた電波強度測定器と、から構成される測定装置の制御を行うべく、前記各移動機構および前記電波強度測定器の制御装置と通信する通信手段と、測定領域のデータと前記電波強度測定器の現在位置のデータとを記憶した記憶手段とを備えたコンピュータに、前記記憶手段から前記測定領域および前記現在位置のデータを読み出して前記現在位置と測定領域との間の鉛直移動路および各水平移動路の各方向に関する距離を算定するステップと、前記各方向に対応する各移動機構に前記算定した距離分の移動指示を通知するステップと、前記移動機構から移動完了通知を受信して前記電波強度測定器の制御装置に電波強度測定実行の指示を通知し電波強度測定値を取得するステップと、を実行させることを特徴とする。
また、本発明の情報処理装置は、基底部から直立し、鉛直移動路を備える第1レールと、前記鉛直移動路に沿って移動可能に第1レールに取り付けられ、前記鉛直移動路での移動機構と、水平移動路とを備える第2レールと、前記水平移動路に沿って移動可能に第2レールに取り付けられ、前記第2レールの水平移動路と水平面において略直交する水平移動路と、前記第2レールの水平移動路での移動機構とを備える第3レールと、前記第3レールの水平移動路での移動機構を備えた電波強度測定器と、から構成される測定装置の制御を行うべく、前記各移動機構および前記電波強度測定器の制御装置と通信する通信手段と、測定領域のデータと前記電波強度測定器の現在位置のデータとを記憶した記憶手段とを備えたコンピュータであって、前記各移動機構および前記電波強度測定器の制御装置と通信する通信手段と、測定領域のデータと前記電波強度測定器の現在位置のデータとを記憶した記憶手段と、 前記記憶手段から前記測定領域および前記現在位置のデータを読み出して前記現在位置と測定領域との間の鉛直移動路および各水平移動路の各方向に関する距離を算定する算定手段と、前記各方向に対応する各移動機構に前記算定した距離分の移動指示を通知する通知手段と、前記移動機構から移動完了通知を受信して前記電波強度測定器の制御装置に電波強度測定実行の指示を通知し電波強度測定値を取得する取得手段と、を備えることを特徴とする。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明の実施の形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、センチメートルオーダーなど小間隔で立体的に電波強度測定を自動実行し、高密度の電波強度測定データを効率的に得ることができる。
−−−システム構成−−−
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は本実施形態における電波強度測定システム10の構成図である。本実施形態における電波強度測定システム10(以下、システム10)は、センチメートルオーダーなど小間隔で立体的に電波強度測定を自動実行し、高密度の電波強度測定データを効率的に得ることを可能とするシステムである。
前記システム10は、大きく分けて電波強度測定器300およびこれを測定点まで移動させるためのレール構造体200、基底部50と、これらをネットワーク20を介して制御する制御用コンピュータ100とからなる。そのうち、前記レール構造体200は、第1〜第3のレールを備えている。前記第1レール210は、基底部50から直立したレールであり、鉛直移動路211を備えている。
また前記第2レール220は、前記鉛直移動路211に沿って移動可能に第1レール210に取り付けられたレールである。この第2レール220は、前記鉛直移動路211での移動機構70と、水平移動路221とを備える。
また、前記第3レール230は、前記水平移動路221に沿って移動可能に第2レール220に取り付けられたレールである。この第3レール230は、前記第2レール220の水平移動路221と水平面において略直交する水平移動路231と、前記第2レール220の水平移動路221での移動機構70とを備える。
前記第2レール220は、第1レール210の鉛直移動路211に沿った移動を行う一方で第1レール210から離脱しないよう、例えば、第1レール210の外周212をボールベアリング機構223を介してホールドする構造224を有していると好適である。同様の構造234を第3レール230も具備すると好適であり、前記構造234が第2レール220の外周225をボールベアリング機構233を介してホールドする。こうして各レール同士は移動可能な関係でありつつも、互いに一体の構造をなすものとできる。
なお、前記第1から第3の少なくともいずれかのレールおよびその移動路が、所定弾性を有する、例えば樹脂やゴムなどの材質で形成されていて、測定領域内か測定領域境界に存在する構造物表面に沿ってレール外周を当接可能であるとしてもよい。トンネル掘削面や切羽面、岩壁など壁面が単純な平面ではない構造物に接近して測定を行う場合にも対応可能となり、構造物壁面に非常に接近したエリアについても、もれなく測定対象範囲とすることができる。さらに、前記第1〜第3のレールが屈曲可能な可動機構40(レールの所定箇所に屈曲力を及ぼすアクチュエータ装置など)を備えるとしてもよい。
この場合、前記制御用コンピュータ100が、事前に前記壁面の形状データ(例:壁面各所の座標値のリスト)を記憶手段101に記憶しており、壁面形状に沿うために必要な屈曲量を算定し、該当壁面に接近したレールの可動機構40に屈曲指示として通知してレール形状の制御をするとしてもよい。そのため前記制御用コンピュータ100は、各レール外周の所定箇所の現在位置(取付対象レールの移動路を原点から移動してきた経路と距離で算定できる)、について記憶手段101に記憶している。そして、前記レール外周の所定箇所の現在位置座標から前記壁面の座標値までの距離を屈曲量として算定し、該当壁面に接近したレールの可動機構40に屈曲指示として通知する。
また、前記電波強度測定器300は、電波強度測定を実行するため、前記第3レール230の水平移動路231での移動機構70を備えた装置である。この電波強度測定器300における電波強度測定機能のベースは、既存の電波強度測定器と同様のものを採用すればよい。得られる測定値の形態としては、RSSI(Received Signal Strength Indicator)が想定できる。このRSSIは、発信源1より電波強度測定器に入る受信信号の強度(電界強度)を示す数値となる。数値が大きいほど入力電圧が高く安定して受信できていることを示す。
電波強度測定器300はこうした電波強度測定に際して、発信源1より電波受信を行うため、当然であるがアンテナ301を付帯している。アンテナ301の種類は各種採用でき、ホイップ型、チップ型など様々ある。測定目的や測定電波・測定領域の特性などに応じて選定すればよい。なお、アンテナ301以外の箇所(電波強度測定器300の筐体302、第1〜第3の各レール210〜230、基底部50など)については、電波吸収シート3で被覆されている。電波強度測定に際して、レールなどからの反射波の影響を受けにくくするためである。
前記各レール210〜230および電波強度測定器300が備える移動機構70としては、例えば、レールの溝(移動経路)に噛合しつつ回転する滑車や歯車などの回転体71とその駆動装置72(例:モータなど)が想定できる。勿論、前記移動経路の形態に応じた移動機構であればいずれでも採用できる。また、前記駆動装置72は滑車等の回転数(ギアなど回転数の調整機構が無い場合、滑車の回転数=モータの回転数となりうる)を検知する回転数センサ73、および電機子に印加する電圧や電流を可変させてモータ等の回転数制御を行うコントローラ74を備えている。
前記移動機構70は、前記回転体71の回転数値を前記回転数センサ73から取得する処理や、前記コントローラ71に所定回転数の回転実行指示を行う処理、前記各処理結果を外部装置に送信する処理、を実行する制御装置75(例:コンピュータチップ)と通信手段76とを備えている。
一方、前記制御用コンピュータ100は、図2に示すごとく、前記レール構造体200や電波強度測定器300、基底部50らと共に電波強度測定方法を実行する機能を実現すべく不揮発性メモリなどの記憶手段101に格納されたプログラム102をメモリ103に読み出し、演算装置たるCPU104により実行するコンピュータ装置である。この制御用コンピュータ100は、前記基底部50および第1〜第3レールのレール構造体200、並びに電波強度測定器300の制御を行うコンピュータである。
前記制御用コンピュータ100は、コンピュータ装置が一般に備えている各種ボタン類、キーボードなどの入力手段たる入力インターフェイス105や、LEDやディスプレイなどの出力手段たる出力インターフェイス106を備える。さらに、前記基底部50や第1〜第3レールのレール構造体200、電波強度測定器300の通信手段76と通信する通信手段107を備える。
続いて、前記制御用コンピュータ100が例えばプログラム102に基づき構成・保持する手段につき説明を行う(図2参照)。各手段は、1つのサーバ装置等に一体に備わるとしてもよいが、ネットワーク上に配置するコンピュータ群(前記制御用コンピュータ100にあたるサーバ装置を含む)に分散配置し、そのうち一つのサーバ装置(制御用コンピュータ100)の主導の下で協働する例も想定してよい。なお、前記制御用コンピュータ100は、測定領域のデータと前記電波強度測定器の現在位置のデータとを前記記憶手段101に格納している。測定領域のデータは、所定空間を一定間隔で細切れに区切ることで生成した単位区画の情報を示すものであり、単位区画の座標値(3次元の座標値であり、単位区画中心のもの)であることが想定できる。
同様に、電波強度測定器300の現在位置のデータは、所定空間(前記測定領域の属する空間と同じ空間)における電波強度測定器300の現在位置座標値であることが想定できる。勿論、両者の座標系は共通である。なお、前記電波強度測定器300の現在位置は、測定開始時において電波強度測定器300がセットされた位置を原点座標とすることが想定できる。
なお、本実施形態における座標系は3次元であり、水平軸1=x軸、前記水平軸1と同一水平面で直交する水平軸2=y軸、鉛直軸=z軸、とする。また、x軸と平行するのが第3レール230の水平移動路231、y軸と平行するのが第2レール220の水平移動路221、z軸と平行するのが第1レール210の鉛直移動路211となる。各座標軸での目盛り単位は「cm」である。
上記の前記制御用コンピュータ100は、前記記憶手段101から前記測定領域および前記現在位置のデータを読み出して、前記現在位置と測定領域との間の鉛直移動路および各水平移動路の各方向に関する距離を算定する算定手段110を備える。例えば、前記現在位置が(x、y、z)=(0、0、0)であり、測定領域を示す座標値が(x、y、z)=(1、1、0)であれば、前記z軸(=鉛直移動路211)に関する移動距離は「0cm」、前記x軸(=水平移動路231)に関する移動距離は「1cm」、前記y軸(=水平移動路221)に関する移動距離は「1cm」となる。
また前記制御用コンピュータ100は、前記各方向に対応する各移動機構70に前記算定した距離分の移動指示を通知する通知手段111を備える。つまり、前記算定した鉛直移動路211=z軸に関する距離については、その距離分の移動指示を前記第2レール220の移動機構70に通知し、前記算定した第2レール220の水平移動路221=y軸に関する距離については、その距離分の移動指示を前記第3レール230の移動機構70に通知し、前記算定した第3レール230の水平移動路231に関する距離については、その距離分の移動指示を前記電波強度測定器300の移動機構70に通知する。
なお、各移動機構70に備わる車輪等の回転体71の外周長が前記記憶手段101に予め記憶されているとすれば好適である。この時、前記通知手段111は、前記算定手段110が算定した距離を、対応する移動機構70に備わる回転体71の外周長(前記記憶手段101から読み出す)で除算して、必要な回転数を算定し、この回転数の値を移動指示として移動機構70に通知するものとできる。移動機構70の側では、通信手段76で前記移動指示を受信し、前記制御装置75が前記移動指示に含まれる回転数値に応じて駆動装置72への印加電圧・電流等をコントロールすることとなる。また、前記移動機構70においては、前記移動指示に応じた移動(=回転体71の回転駆動)を行いつつ、前記回転数センサ73での回転数のカウントを行っている。前記制御装置75は移動指示に応じた回転数に達したことを前記回転数センサ73から得たカウント値で検知し、その旨を「移動完了通知」として前記制御用コンピュータ100に送信するのである。
他方、前記制御用コンピュータ100は、前記移動機構70から移動完了通知を受信して前記電波強度測定器300の制御装置75に電波強度測定実行の指示を通知し、電波強度測定値を取得する取得手段112を備える。前記制御用コンピュータ100は、「測定終了」信号を電波強度測定器300から受けて、次の測定領域に向けての移動指示の通知を行うこととなる。
また、前記制御用コンピュータ100において、前記記憶手段101は、区画間の距離がセンチメートル以下のオーダで区分された単位区画の集合体としての測定領域のデータを記憶するとしてもよい。この場合、前記算定手段110は、前記記憶手段101から前記測定領域を構成する所定の単位区画のデータと、前記電波強度測定器300の現在位置のデータとを読み出し、前記現在位置と前記単位区画との間の鉛直移動路および各水平移動路の各方向に関するセンチメートル以下のオーダの距離を算定する。
また、前記通知手段111は、前記各方向に対応する各移動機構70に前記算定したセンチメートル以下のオーダの距離分の移動指示を通知し、前記取得手段112は、前記移動機構70から移動完了通知を受信して、前記電波強度測定器300の制御装置75に電波強度測定実行の指示を通知し、前記単位区画についての電波強度測定値を取得するものとなる。
なお、上記システム10を構成する前記基底部50が、前記測定領域を含む所定空間での移動機構70を備えているとしてもよい。この場合、前記制御用コンピュータ100において、前記記憶手段101が前記所定空間における前記基底部50の現在位置についても記憶する。
そして、前記前記算定手段110が、前記記憶手段101から前記測定領域のデータと前記基底部50および電波強度測定器300の現在位置のデータとを読み出して、前記基底部50の現在位置と測定領域との間の距離を算定し、前記電波強度測定器300の現在位置と測定領域との間の、鉛直移動路および各水平移動路の各方向に関する距離を算定する。基底部50の現在位置と測定領域との間の距離の算定手順については、電波強度測定器300の現在位置と測定領域との間の距離の算定手順と同様である。
また、前記通知手段111が、前記基底部50の移動機構70に前記算定した距離分の移動指示を通知し、前記各方向に対応する第2または第3レールの各移動機構70に前記算定した距離分の移動指示を通知する。前記取得手段112は、前記基底部50、第2レール220、および第3レール230の各移動機構70から移動完了通知を受信して前記電波強度測定器300の制御装置75に電波強度測定実行の指示を通知し電波強度測定値を取得する。
また、前記電波強度測定器300と前記制御用コンピュータ100との間が無線ネットワークで結ばれているとしてもよい。この時、前記電波強度測定器300および前記制御用コンピュータ100は、前記無線ネットワークでの通信を行うに際し、複数周波数のうちから選択可能に周波数を選んで通信を実行する電波選択手段80を備える。複数電波のうちから選択的に無線通信を行う手法については既存技術を採用すればよい。
この場合、前記電波強度測定器300は、電波強度測定開始から所定時間内に強度測定を行った電波の周波数データを前記制御用コンピュータ100に通知する、電波通知手段81を備える。一方、前記制御用コンピュータ100は、前記周波数データを電波強度測定器300から受信し、該当周波数と所定範囲離れた周波数であって前記選択可能な周波数に含まれる周波数を特定し、ここで特定した周波数での無線通信開始を前記電波強度測定器300に通知する、通信指示手段82を備える。この通知を受けた電波強度測定器300は前記通知にて指定された周波数での無線通信を制御用コンピュータ100との間で確立し、通信を実行する。
なお、これまで示した前記制御用コンピュータ100における手段110〜112らは、ハードウェアとして実現してもよいし、メモリやHDD(Hard Disk Drive)などの適宜な記憶手段に格納したプログラムとして実現するとしてもよい。この場合、前記制御用コンピュータ100のCPU104がプログラム実行に合わせて記憶手段101より該当プログラム102をメモリ103に読み出して、これを実行することとなる。
−−−データ構造例−−−
次に、本実施形態におけるシステム10が利用するデータの構造について説明する。図3は本実施形態の、(a)測定領域データ125、(b)現在位置データ126の各データ構造例を示す図である。
前記測定領域データ125は、電波強度測定を行う所定空間を3次元で細切れに区切って形成した単位区画の座標値(3次元の座標値であり、単位区画中心のものなど)である。この測定領域データ125は、例えば、区画IDに座標値を対応付けたレコードの集合体となっている。
また、前記現在位置データ126は、電波強度測定を行う所定空間(前記測定領域データ125で示す測定領域の属する空間と同じ空間)における電波強度測定器300の現在位置座標値である。この現在位置データ126は、例えば、電波強度測定器300のIDに、現在位置座標値を対応づけたレコードの集合体となっている。なお、前記電波強度測定器300の現在位置は、測定開始時において電波強度測定器300がセットされた位置を原点座標とすることが想定できる。
−−−処理例1−−−
以下、本実施形態における電波強度測定方法の実際手順について、図に基づき説明する。なお、以下で説明する電波強度測定方法に対応する各種動作は、前記システム10を構成する装置らがメモリに読み出して実行するプログラムによって実現される。そしてこのプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
図4は本実施形態の電波強度測定方法の処理手順例1を示すフローチャートである。ここで前記制御用コンピュータ100の算定手段110は、例えば、担当者等からの測定開始指示を入力インターフェイス105で受けて、前記記憶手段101から前記測定領域を構成する所定の単位区画のデータと、前記基底部50および電波強度測定器300の現在位置のデータを読み出す(s100)。単位区画のデータの読み出しに際しては、未だに電波強度測定がなされていない区画のうち、IDが小さいものから順に読み出すなどとできる。
そして前記算定手段110は、前記基底部50および電波強度測定器300の現在位置と前記単位区画との間の鉛直移動路および各水平移動路の各方向に関するセンチメートル以下のオーダの距離を算定する(s101)。例えば、前記電波強度測定器300および基底部50の現在位置が同じで、(x、y、z)=(0、0、0)であり、測定領域たる単位区画の座標値が(x、y、z)=(1、1、0)であれば、前記z軸(=鉛直移動路211)に関する移動距離は「0cm」、前記x軸(=水平移動路231)に関する移動距離は「1cm」、前記y軸(=水平移動路221)に関する移動距離は「1cm」と算定できる。また、前記電波強度測定器300の現在位置が(x、y、z)=(1、1、0)であり、基底部50の現在位置が(x、y、z)=(0、0、0)であって、測定領域たる単位区画の座標値が(x、y、z)=(2、2、1)であれば、例えば、基底部50に関する移動距離をx軸およびy軸の各方向に「1cm」、前記電波強度測定器300における前記z軸(=鉛直移動路211)に関する移動距離は「1cm」、前記x軸(=水平移動路231)に関する移動距離は「1cm」、前記y軸(=水平移動路221)に関する移動距離は「1cm」と算定できる。
続いて前記制御用コンピュータ100の通知手段111は、前記各方向に対応する各移動機構70(基底部50、第2レール220、第3レール230)に前記算定したセンチメートル以下のオーダの距離分の移動指示を通知する(s102)。
なお、各移動機構70に備わる車輪等の回転体71の外周長が前記記憶手段101に予め記憶されているとすれば好適である。この時、前記通知手段111は、前記算定手段110が算定した距離を、対応する移動機構70に備わる回転体71の外周長(前記記憶手段101から読み出す)で除算して、必要な回転数を算定し、この回転数の値を移動指示として移動機構70に通知するものとできる。
一方、前記基底部50、第2レール220、第3レール230における移動機構70の側では、通信手段76で前記制御用コンピュータ100からの前記移動指示を受信する(s103)。そして、前記制御装置75のコントローラ74が前記移動指示に含まれる回転数値に応じて駆動装置72の電機子に対する印加電圧・電流等をコントロールする(s104)。これで前記回転体71の回転数制御を行う。
前記移動指示に応じて第2レール220の移動機構70は稼働し、第2レール220は、前記第1レール210の鉛直移動路211に沿って移動する。同様に、前記第3レール230の移動機構70も前記移動指示に応じて稼働し、前記第2レール220の水平移動路221に沿って移動する。また、前記電波強度測定器300の移動機構70も前記移動指示に応じて稼働し、前記第3レール230の水平移動路231に沿って移動する。また、前記基底部50の移動機構70も前記移動指示に応じて稼働し、基底部50の移動を実行する。勿論、前記移動指示が通知されていない移動機構70は稼働しないから、その移動機構70を備えるレールや基底部らは移動しない。
また、前記移動機構70においては、前記移動指示に応じた移動(=回転体71の回転駆動)を行いつつ(s105)、前記回転数センサ73での回転数のカウントを行っている(s106)。前記移動機構70の制御装置75は、前記移動指示に応じた回転数に達したことを前記回転数センサ73から得たカウント値で検知し(s107:OK)、その旨を「移動完了通知」として前記制御用コンピュータ100に送信する(s108)。前記移動指示に応じた回転数に達していない時点(s107:NG)では、処理を前記ステップs106に戻す。
他方、前記制御用コンピュータ100の取得手段112は、前記移動機構70の制御装置75から、通信手段76を介して移動完了通知を受信し(s109)、前記電波強度測定器300の制御装置75に電波強度測定実行の指示を通知する(s110)。
一方、前記電波強度測定器300は、電波強度測定実行の指示を前記制御用コンピュータ100から受信し、例えばRSSI(Received Signal Strength Indicator)値の測定を実行する(s111)。また、測定値データについては、「測定終了」信号と共に前記制御用コンピュータ100に返信する(s112)。
前記制御用コンピュータ100の取得手段112は、前記電波強度測定器300から電波強度測定値および、「測定終了」信号を取得し(s113)、前記電波強度測定値のデータを前記記憶手段101に格納する。こうしてある単位区画について電波強度測定が終了したならば、前記制御用コンピュータ100は、次なる単位区画を前記測定領域データ125から選び出して(例:単位区画のIDが隣接するものを選ぶ)、この次なる単位区画に向けての移動指示の通知を上記同様に行うこととなる。測定領域データ125に設定されている単位区画のすべてについて電波強度測定が完了したならば、前記制御用コンピュータ100は処理を終了する。
−−−処理例2−−−
次に、前記電波強度測定器300と前記制御用コンピュータ100との間が無線ネットワークで結ばれている場合の処理例について説明する。図5は本実施形態の電波強度測定方法の処理手順例2を示すフローチャートである。この場合、前記電波強度測定器300および前記制御用コンピュータ100は、前記無線ネットワークでの通信を行うに際し、記憶手段に登録してある複数周波数のうちから選択可能に周波数を選んで通信を実行する電波選択手段80を備える。複数電波のうちから選択的に無線通信を行う手法については既存技術を採用すればよい。
このフローにおいて、前記電波強度測定器300の電波通知手段80は、電波強度測定開始から所定時間内に強度測定を行った電波の周波数データを前記制御用コンピュータ100に通知する(s200)。勿論、前記電波通知手段80が強度測定を行った電波の周波数を検知する機能も備えているとすればよい。
一方、前記制御用コンピュータ100は、前記周波数データを電波強度測定器300から受信し(s201)、該当周波数と所定範囲離れた周波数(例:互いに干渉しないとされる周波数)であって前記選択可能な周波数に含まれる周波数を特定する(s202)。そして、前記制御用コンピュータ100の通信指示手段82は、前記ステップs202で特定した周波数での無線通信開始を前記電波強度測定器300に通知する(s203)。 他方、この通知を受けた電波強度測定器300は、前記通知にて指定された周波数での無線通信を制御用コンピュータ100との間で確立し、通信を実行する(s204)。
−−−その他の例−−−
上記の例の他に、例えば、前記第1から第3の少なくともいずれかのレールおよびその移動路が、所定弾性を有する例えば樹脂やゴムなどの材質で形成されていて、測定領域内か測定領域境界に存在する構造物表面に沿ってレール外周を当接可能であるとしてもよい。トンネル掘削面や切羽面、岩壁など壁面が単純な平面ではない構造物に接近して測定を行う場合にも対応可能となり、構造物壁面に非常に接近したエリアについても、もれなく測定対象範囲とすることができる。さらに、前記第1〜第3のレールが屈曲可能な可動機構40(レールの所定箇所に屈曲力を及ぼすアクチュエータ装置など)を備えるとしてもよい。
この場合、例えば、図6にて前記第3レール230を例に取って示すごとく(勿論、他の第1、第2レールについても同様である)、前記第3レール230は、鉄道の線路のように平行する一対の水平移動路231を備えている。この水平移動路231は、細い柱状の構造体235a、235bに備わっており、レールとして一対をなす前記柱状構造体235a、235bは、その両端付近(計2カ所)にアクチュエータ40a、40bを具備している。このアクチュエータ40a、40bは、それぞれ延伸可能な脚部を備えている。
例えば、前記アクチュエータのうち、例えば、アクチュエータ40aの脚部41aを所定壁面3aに伸ばして当接させ、更に伸長させるとすれば、前記柱状構造体235aの一端は当初位置5aより5bに移動して凸となり、ひいては前記第3レール230がカーブすることになる。この時、前記第3レール230は、前記壁面3aと前記アクチュエータ40aを介して対向する壁面3b(=測定領域の境界面)の面形状に沿って屈曲している。
こうした状況において、前記制御用コンピュータ100が、事前に前記壁面3aおよび壁面3bの形状データ(例:壁面各所の座標値のリスト)を記憶手段101に記憶しており、前記壁面3bの壁面形状に沿うために必要な屈曲量を算定し、該当壁面3bに接近したレールのアクチュエータに前記脚部の延伸量を通知してレール形状の制御をする。そのため前記制御用コンピュータ100は、各レール外周の所定箇所(例えば、前記柱状構造体の端部)の現在位置(取付対象レールの移動路を原点から移動してきた経路と距離、ならびにレールの寸法値から算定できる)、について記憶手段101に記憶している。そして、前記レール外周の所定箇所の現在位置座標から前記壁面3bの座標値までの距離4aと、前記レール外周の所定箇所の現在位置座標からこれにアクチュエータ40aを介して対向する前記壁面3aまでの距離とを合算した、前記脚部の延伸量として算定し、該当壁面3bに接近したレールのアクチュエータに対し、脚部延伸の指示値として通知する。
以上、本実施形態によれば、センチメートルオーダーなど小間隔で立体的に電波強度測定を自動実行し、高密度の電波強度測定データを効率的に得ることが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について、その実施の形態に基づき具体的に説明したが、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
本実施形態の電波強度測定システムの構成図である。 本実施形態の制御用コンピュータのハードウェア構成図である。 本実施形態の、(a)測定領域データ、(b)現在位置データの各データ構造例を示す図である。 本実施形態の電波強度測定方法の処理手順例1を示すフローチャートである。 本実施形態の電波強度測定方法の処理手順例2を示すフローチャートである。 レール形状の制御例を示す図である。
符号の説明
1 電波の発信源
3 電波吸収シート
10 電波強度測定システム
20 ネットワーク
40 可動機構
50 基底部
70 移動機構
71 回転体
72 駆動装置
73 回転数センサ
74 コントローラ
75 制御装置
76 通信手段
80 電波選択手段
81 電波通知手段
82 通信指示手段
100 制御用コンピュータ(コンピュータ)
101 記憶手段
102 プログラム
103 メモリ
104 CPU
105 入力インターフェイス
106 出力インターフェイス
107 通信手段
110 算定手段
111 通知手段
112 取得手段
125 測定領域データ
126 現在位置データ
200 レール構造体
210 第1レール
211 鉛直移動路
220 第2レール
221 水平移動路
223、233 ボールベアリング機構
224、234 ホールド構造
212、225 レール外周
230 第3レール
231 水平移動路
300 電波強度測定器
301 アンテナ
302 筐体

Claims (8)

  1. 基底部から直立し、鉛直移動路を備える第1レールと、
    前記鉛直移動路に沿って移動可能に第1レールに取り付けられ、前記鉛直移動路での移動機構と、水平移動路とを備える第2レールと、
    前記水平移動路に沿って移動可能に第2レールに取り付けられ、前記第2レールの水平移動路と水平面において略直交する水平移動路と、前記第2レールの水平移動路での移動機構とを備える第3レールと、
    前記第3レールの水平移動路での移動機構を備えた電波強度測定器と、
    前記各移動機構および前記電波強度測定器の制御装置と通信可能であり、測定領域のデータと前記電波強度測定器の現在位置のデータとを記憶した記憶手段と、前記記憶手段から前記測定領域および前記現在位置のデータを読み出して前記現在位置と測定領域との間の鉛直移動路および各水平移動路の各方向に関する距離を算定する算定手段と、前記各方向に対応する各移動機構に前記算定した距離分の移動指示を通知する通知手段と、前記移動機構から移動完了通知を受信して前記電波強度測定器の制御装置に電波強度測定実行の指示を通知し電波強度測定値を取得する取得手段とを備えるコンピュータと、
    を備えることを特徴とする電波強度測定システム。
  2. 前記コンピュータにおいて、
    前記記憶手段は、区画間の距離がセンチメートル以下のオーダで区分された単位区画の集合体としての測定領域のデータを記憶し、
    前記算定手段は、前記記憶手段から前記測定領域を構成する所定の単位区画のデータと、前記電波強度測定器の現在位置のデータとを読み出し、前記現在位置と前記単位区画との間の鉛直移動路および各水平移動路の各方向に関するセンチメートル以下のオーダの距離を算定し、
    前記通知手段は、前記各方向に対応する各移動機構に前記算定したセンチメートル以下のオーダの距離分の移動指示を通知し、
    前記取得手段は、前記移動機構から移動完了通知を受信して、前記電波強度測定器の制御装置に電波強度測定実行の指示を通知し、前記単位区画についての電波強度測定値を取得するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電波強度測定システム。
  3. 前記基底部が、前記測定領域を含む所定空間での移動機構を備えており、
    前記コンピュータにおいて、
    前記記憶手段が前記所定空間における前記基底部の現在位置についても記憶するものであり、
    前記前記算定手段が、前記記憶手段から前記測定領域のデータと前記基底部および電波強度測定器の現在位置のデータとを読み出して、前記基底部の現在位置と測定領域との間の距離を算定し、前記電波強度測定器の現在位置と測定領域との間の、鉛直移動路および各水平移動路の各方向に関する距離を算定するものであり、
    前記通知手段が、前記基底部の移動機構に前記算定した距離分の移動指示を通知し、前記各方向に対応する第2または第3レールの各移動機構に前記算定した距離分の移動指示を通知するものであり、
    前記取得手段が、前記基底部、第2レール、および第3レールの各移動機構から移動完了通知を受信して前記電波強度測定器の制御装置に電波強度測定実行の指示を通知し電波強度測定値を取得するものである、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の電波強度測定システム。
  4. 前記電波強度測定器と前記コンピュータとの間が無線ネットワークで結ばれており、
    前記電波強度測定器および前記コンピュータは、前記無線ネットワークでの通信を行うに際し、複数周波数のうちから選択可能に周波数を選んで通信を実行する電波選択手段を備え、
    前記電波強度測定器は、電波強度測定開始から所定時間内に強度測定を行った電波の周波数データを前記コンピュータに通知する、電波通知手段を備え、
    前記コンピュータは、前記周波数データを電波強度測定器から受信し、該当周波数と所定範囲離れた周波数であって前記選択可能な周波数に含まれる周波数を特定し、ここで特定した周波数での無線通信開始を前記電波強度測定器に通知する、通信指示手段を備える、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電波強度測定システム。
  5. 前記第1から第3の少なくともいずれかのレールおよびその移動路が、所定弾性を有する材質で形成され、測定領域内か測定領域境界に存在する構造物表面に沿ってレール外周を当接可能であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電波強度測定システム。
  6. 基底部から直立し、鉛直移動路を備える第1レールと、
    前記鉛直移動路に沿って移動可能に第1レールに取り付けられ、前記鉛直移動路での移動機構と、水平移動路とを備える第2レールと、
    前記水平移動路に沿って移動可能に第2レールに取り付けられ、前記第2レールの水平移動路と水平面において略直交する水平移動路と、前記第2レールの水平移動路での移動機構とを備える第3レールと、
    前記第3レールの水平移動路での移動機構を備えた電波強度測定器と、から構成される測定装置に対し、
    コンピュータが、
    前記各移動機構および前記電波強度測定器の制御装置と通信する通信手段と、測定領域のデータと前記電波強度測定器の現在位置のデータとを記憶した記憶手段とを備えて、
    前記記憶手段から前記測定領域および前記現在位置のデータを読み出して前記現在位置と測定領域との間の鉛直移動路および各水平移動路の各方向に関する距離を算定する処理と、
    前記各方向に対応する各移動機構に前記算定した距離分の移動指示を通知する処理と、
    前記移動機構から移動完了通知を受信して前記電波強度測定器の制御装置に電波強度測定実行の指示を通知し電波強度測定値を取得する処理と、
    を実行することを特徴とする電波強度測定方法。
  7. 基底部から直立し、鉛直移動路を備える第1レールと、
    前記鉛直移動路に沿って移動可能に第1レールに取り付けられ、前記鉛直移動路での移動機構と、水平移動路とを備える第2レールと、
    前記水平移動路に沿って移動可能に第2レールに取り付けられ、前記第2レールの水平移動路と水平面において略直交する水平移動路と、前記第2レールの水平移動路での移動機構とを備える第3レールと、
    前記第3レールの水平移動路での移動機構を備えた電波強度測定器と、から構成される測定装置の制御を行うべく、
    前記各移動機構および前記電波強度測定器の制御装置と通信する通信手段と、測定領域のデータと前記電波強度測定器の現在位置のデータとを記憶した記憶手段とを備えたコンピュータに、
    前記記憶手段から前記測定領域および前記現在位置のデータを読み出して前記現在位置と測定領域との間の鉛直移動路および各水平移動路の各方向に関する距離を算定するステップと、
    前記各方向に対応する各移動機構に前記算定した距離分の移動指示を通知するステップと、
    前記移動機構から移動完了通知を受信して前記電波強度測定器の制御装置に電波強度測定実行の指示を通知し電波強度測定値を取得するステップと、
    を実行させることを特徴とする電波強度測定プログラム。
  8. 基底部から直立し、鉛直移動路を備える第1レールと、
    前記鉛直移動路に沿って移動可能に第1レールに取り付けられ、前記鉛直移動路での移動機構と、水平移動路とを備える第2レールと、
    前記水平移動路に沿って移動可能に第2レールに取り付けられ、前記第2レールの水平移動路と水平面において略直交する水平移動路と、前記第2レールの水平移動路での移動機構とを備える第3レールと、
    前記第3レールの水平移動路での移動機構を備えた電波強度測定器と、から構成される測定装置の制御を行うべく、
    前記各移動機構および前記電波強度測定器の制御装置と通信する通信手段と、測定領域のデータと前記電波強度測定器の現在位置のデータとを記憶した記憶手段とを備えたコンピュータであって、
    前記各移動機構および前記電波強度測定器の制御装置と通信する通信手段と、
    測定領域のデータと前記電波強度測定器の現在位置のデータとを記憶した記憶手段と、 前記記憶手段から前記測定領域および前記現在位置のデータを読み出して前記現在位置と測定領域との間の鉛直移動路および各水平移動路の各方向に関する距離を算定する算定手段と、
    前記各方向に対応する各移動機構に前記算定した距離分の移動指示を通知する通知手段と、
    前記移動機構から移動完了通知を受信して前記電波強度測定器の制御装置に電波強度測定実行の指示を通知し電波強度測定値を取得する取得手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6006831B1 (ja) * 2015-05-18 2016-10-12 日本電信電話株式会社 均一電界範囲決定法
JP2017040550A (ja) * 2015-08-19 2017-02-23 東京瓦斯株式会社 電磁波測定用アンテナポジショナ

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