JP2010088286A - モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】永久磁石同期モータにおいて、ロータの剛性を確保しながら、必要とされるインバータの駆動周波数を低減させて制御を容易とする。
【解決手段】極として第1の極5及び第2の極6とを1つずつのみ備え、永久磁石10とロータ2の周面との間にフラックスバリア7bを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、中央にシャフトが挿通されると共に該シャフトを中央として環状に配列される複数の永久磁石を内部に収容する円筒状のロータと、該ロータの周面に対向配置されると共に上記ロータの回転を制御する電機子巻線を内部に収容するステータとを備えるモータに関するものであり、特にシャフトが汎用モータに対して高速回転するモータに関するものである。
近年、地球環境に配慮した自動車としてエンジンと共にモータを搭載した、いわゆるハイブリット自動車が実用化されている。
このようなハイブリッド自動車に搭載されるモータとしては、特許文献1〜11に示されるような、ロータに永久磁石が収容された永久磁石同期モータが用いられている。
一方で、過給機は、エンジン等の排気ガスを用いてタービンインペラを回転駆動し、当該回転駆動を圧縮機のインペラに伝達して圧縮空気を生成するものであるが、排気ガスの流量が変動するためにトルク不足が生じ、安定して圧縮空気を得られない場合がある。そこで、上述の永久磁石同期モータを過給機に用いて上記トルク不足を永久磁石同期モータのトルクによって補う、いわゆる電動過給機が提案されている。
特許第3811426号公報 特許第3819211号公報 特許第3596542号公報 特開2006−280195号公報 特開2005−198487号公報 特開2005−354798号公報 特開2005−328679号公報 特開2003−324875号公報 特開2002−44888号公報 特開2000−350393号公報 特開2001−258187号公報
しかしながら、電動過給機に用いられる永久磁石同期モータは、タービンインペラ及び圧縮機のインペラが高速回転であることから、ハイブリッド自動車に搭載される永久磁石同期モータと比較して、シャフトに対してかなりの高速回転が要求される。
電動過給機にはロータの回転を制御可能とするためにバッテリの直流電力を任意の周波数の交流電力に変換するためのインバータが搭載されているが、シャフトが高速回転される場合には、インバータの駆動周波数が非常に高くなる虞がある。つまり、シャフトが高速回転される場合には、ロータの回転を制御するために直流電力を高い周波数の交流電力に変換する必要が生じ、インバータの駆動周波数が高くなり制御が困難となる場合が考えられる。
また、ロータが高速回転される永久磁石同期モータは、遠心力によってロータに大きな応力が作用するため、ロータの剛性を確保する必要がある。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、永久磁石同期モータにおいて、ロータの剛性を確保しながら、必要とされるインバータの駆動周波数を低減させて制御を容易とすることを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
第1の発明は、中央にシャフトが挿通されると共に該シャフトを中央として環状に配列される複数の永久磁石を内部に収容する円筒状のロータと、該ロータの周面に対向配置されると共に上記ロータの回転を制御するための電機子巻線を内部に収容するステータとを備えるモータであって、上記ステータ側がS極とされかつ上記シャフト側がN極とされた単一あるいは連続して配列された棒状あるいは半月形状の複数の上記永久磁石によって構成される第1の極と、上記ステータ側がN極とされかつ上記シャフト側がS極とされた上記永久磁石であって上記第1の極を構成する上記永久磁石を除く全ての上記永久磁石によって構成される第2の極と、上記ロータ内部に形成されると共に上記永久磁石と上記ロータの周面との間に配置されるフラックスバリアとを備えるという構成を採用する。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記フラックスバリアを複数備えるという構成を採用する。
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、上記フラックスバリアが、上記ロータ内部に形成された空孔であるという構成を採用する。
第4の発明は、上記第3の発明において、上記空孔が、上記シャフトの延在方向と直交する断面形状が楕円形状とされているという構成を採用する。
第5の発明は、上記第1〜第4いずれかの発明において、上記空孔に充填される充填物を備えるという構成を採用する。
第6の発明は、上記第1〜第5いずれかの発明において、複数の上記第1の極及び複数の上記第2の極を備え、当該第1の極及び当該第2の極が上記ロータの周方向に沿って交互に配置されているという構成を採用する。
本発明によれば、ステータ側がS極とされかつシャフト側がN極とされた単一あるいは連続して配列された複数の永久磁石によって構成される第1の極と、ステータ側がN極とされかつシャフト側がS極とされた永久磁石であって第1の極を構成する永久磁石を除く全ての永久磁石によって構成される第2の極とを備える。
つまり、本発明のモータは、環状に配列される磁石が第1の極あるいは第2の極のいずれかを構成し、さらに第1の極と第2の極とを1つずつ備える、いわゆる2極モータである。
インバータの駆動周波数は、モータの極数に比例して高くなる。したがって、本発明のモータのように、最低限の極数とすることによって、インバータの駆動周波数を、例えば4極以上のモータに対して低減させることができる。
よって、本発明によれば、永久磁石同期モータにおいて、必要とされるインバータの駆動周波数を低減させることによって制御を容易とすることが可能となる。
また、本発明によれば、ロータ内部に形成されると共に永久磁石とロータの周面との間に配置されるフラックスバリアにおいて、第1の極のN極からS極への磁束漏れ及び第2の極のN極からS極への磁束漏れをフラックスバリアによって抑制することが可能となる。
このため、第1の極及び第2の極の磁束を効率的にステータに向けることが可能となり、薄い永久磁石においてもロータを回転させるために十分な磁力を得ることが可能となる。よって、永久磁石をロータの径方向に薄くすることが可能となり、その分ロータの厚みが増え、ロータの剛性が向上する。
このため、剛性の低いフラックスバリアを備える場合であってもロータにおける剛性を確保することが可能となる。
したがって、本発明によれば、永久磁石同期モータにおいて、ロータの剛性を確保しながら、必要とされるインバータの駆動周波数を低減させて制御を容易とすることが可能となる。
本発明の一実施形態であるモータの概略構成を示した断面図である。 本発明の一実施形態であるモータが備える外側フラックスバリアの拡大図である。 本発明の一実施形態であるモータが備える外側フラックスバリアの変形例を示す図である。 本発明の一実施形態であるモータの変形例として、2つの第1の極と、2つの第2の極6とを、ロータの周方向に沿って交互に配置したモータの断面図である。
以下、図面を参照して、本発明に係るモータの一実施形態について説明する。なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
図1は、本実施形態のモータ100の概略構成を模式的に示した断面図である。なお、図1においては、シャフトの延在方向に対して垂直な面でモータ100を切断している。
本実施形態のモータ100は、特に電動過給機に対して好適に用いることができる高速回転可能なモータである。
そして、図1に示すように、本実施形態のモータ100は、シャフト1と、ロータ2と、ステータ3とを備えている。
シャフト1は、ロータ2とステータ3とによって生成された回転動力を外部に伝達する棒部材であり、図1の紙面垂直方向に延在して配置されている。
また、本実施形態のモータ100が上述のように高速回転が可能なものであるため、シャフト1の剛性は、先行技術文献として挙げた上述の特許文献1〜11に開示されたモータが備えるシャフトの剛性よりも高いことが望まれる。そして、本実施形態のモータ100においては、シャフト1の径を特許文献1〜11に開示されたモータが備えるシャフトよりも大きくすることによってシャフト1の剛性を向上させている。
なお、シャフト1の形成材料や形状を好適に選択することでシャフト1の剛性を向上可能な場合には、シャフト1の径を特許文献1〜11に開示されたモータが備えるシャフトの径と同じあるいは小さく設定することも可能である。
また、シャフト1の形成材料は、後述するロータ2が備える永久磁石の磁力線が効率的にステータ3の方向に向かうように非磁性体によって形成されることが好ましい。ただし、シャフト1を磁性体によって形成することもできる。
ロータ2及びステータ3は、磁界による磁力線と後述する電機子巻線を流れる電流とによって回転力を発生させるものであり、ステータ3が固定され、ロータ2が回転される。
ロータ2は、中央にシャフト1が挿通される円筒形状を有しており、ロータコア4と、第1の極5と、第2の極6と、フラックスバリア7とを備えている。
ロータコア4は、ロータ2の外形を形成するものであり、中央部にシャフト1を挿通するための孔が形成された円筒状に形状設定されると共に磁性体によって形成されている。
また、ロータコア4の内部には、後述する第1の極5を構成する永久磁石と第2の極6を構成する永久磁石を収容するための2つの空間がシャフトを中央として環状に配列されて形成されており、当該空間に上記永久磁石が収容されている。
つまり、本実施形態のモータ100においてロータ2は、中央にシャフト1が挿通されると共に該シャフト1を中央として環状に配列される複数の永久磁石を内部に収容する。
なお、ロータコア4は、表面における渦電流の発生を抑制するために、例えば、複数の円形の電磁鋼板がシャフト1の延在方向に複数積層されて形成される、あるいはフェライトによって形成されることが好ましい。
第1の極5と第2の極6とは、図1に示すように、ロータコア4の内部にてシャフト1を中央にして環状に複数(本実施形態においては2つ)配列されて収容された永久磁石10によって構成されている。なお、永久磁石10としては、例えばネオジウム磁石を好適に用いることができる。
本実施形態のモータ100は、永久磁石10として、ステータ側がS極とされかつシャフト側がN極とされた第1永久磁石11と、ステータ側がN極とされかつシャフト側がS極とされた第2永久磁石12とを備えている。また、第1永久磁石11及び第2永久磁石12は、ステータ側及びシャフト側がロータ2の周面に沿って湾曲された形状を有している。
そして、第1の極5が第1永久磁石11によって構成され、第2の極6が第2永久磁石12によって構成されている。つまり、第1の極5は、ステータ側がS極とされかつシャフト側がN極とされた単一の永久磁石10(第1永久磁石11)によって構成されると共に、ロータ2の周面に沿ってステータ側及びシャフト側が湾曲された形状を有している。
また、第2の極6は、ステータ側がN極とされかつシャフト側がS極とされた永久磁石10であって第1の極5を構成する永久磁石10を除く全ての永久磁石10(すなわち第2永久磁石12)によって構成されると共に、ロータ2の周面に沿ってステータ側及びシャフト側が湾曲された形状を有している。
つまり、本実施形態のモータ100は、極として第1の極5及び第2の極6とを1つずつのみ備える、いわゆる2極モータである。
なお、本実施形態のモータ100においては、第1の極5及び第2の極6は、ロータ2の径方向から見て重ならずにかつ160°の範囲に設置され、ロータ2の長さ方向(シャフト1の延在方向)において、ロータ2の長さと略等しい長さを有している。
フラックスバリア7は、ロータ2の内部に形成されており、第1の極5の両側端部及び第2の極6の両側端部に接するように設けられた端部フラックスバリア7aと、永久磁石10とロータ2の周面との間に複数配置される外側フラックスバリア7b(本発明におけるフラックスバリア)とによって構成されている。
フラックスバリア7は、磁気抵抗の高い領域であり、第1の極5及び第2の極6におけるステータ側からシャフト側あるいはシャフト側からステータ側への磁束の漏れを抑制するものである。つまり、フラックスバリア7は、第1の極5のN極からS極への磁束漏れ及び第2の極6のN極からS極への磁束漏れを抑制するものである。
なお、本実施形態のモータ100のように高速回転のモータである場合には、特にフラックスバリア7を空孔とすることによって端部フラックスバリア7に遠心力の応力が集中する。このため、図1に示すようにフラックスバリア7は、応力が緩和するように丸みを持つ形状に設定することが好ましい。具体的には、例えば外側フラックスバリア7bは、図1及び図2に示すように、シャフト1の延在方向と直交する断面形状が楕円形状であることが好ましい。また、図3に示すように、例えば外側フラックスバリア7bは、シャフト1の延在方向と直交する断面形状が円形状であっても良い。
また、端部フラックスバリア7は、空孔のみから構成される場合に限らず、空孔の内部に、ロータの剛性を補強すると共に透磁率の低い材料からなる充填物を備えても良い。
このような構成を採用することによって、ロータ2の剛性をより向上させることが可能となる。
なお、充填物としては、例えば強化プラスチックを用いることができる。
ステータ3は、ロータ2の周面に対向配置されると共にロータの回転を制御するための電機子巻線を内部に収容するものである。なお、電機子巻線は、ロータ2の周方向に等ピッチで複数設けられている。そして、電機子巻線の数は、第1の極5及び第2の極6のロータ2の周方向における広さ等を考慮して設定されている。
なお、図1においては示されていないが、本実施形態のモータ100は、ステータ3を覆って支持するケーシングを備えても良い。
このような構成を有する本実施形態のモータ100においては、外部の直流電源からインバータを介して交流電力がステータ3内部の電機子巻線に供給されることによって、ロータ2が回転駆動され、回転動力がシャフト1を介して外部に取り出される。
以上のような本実施形態のモータ100によれば、第1の極5が、ステータ側がS極とされかつシャフト側がN極とされた単一の永久磁石10(第1永久磁石11)によって構成され、第2の極6が、ステータ側がN極とされかつシャフト側がS極とされた永久磁石10であって第1の極5を構成する永久磁石10を除く全ての永久磁石10(すなわち第2永久磁石12)によって構成されている。つまり、本実施形態のモータ100は、極として第1の極5及び第2の極6とを1つずつのみ備える、いわゆる2極モータである。
ステータ3の電機子巻線に交流電力を供給するインバータの駆動周波数は、モータの極数に比例して高くなる。したがって、本実施形態のモータ100のように、最低限の極数とすることによって、インバータの駆動周波数を、例えば4極以上のモータに対して低減させることができる。
よって、本実施形態のモータ100によれば、永久磁石同期モータにおいて、必要とされるインバータの駆動周波数を低減させることが可能となり制御を容易とすることが可能となる。
また、本実施形態のモータ100によれば、ロータ2内部に形成されると共に永久磁石10とロータ2の周面との間に配置される外側フラックスバリア7bにおいて、第1の極5のN極からS極への磁束漏れ及び第2の極6のN極からS極への磁束漏れを外側フラックスバリア7bによって抑制することが可能となる。
このため、第1の極5及び第2の極6の磁束を効率的にステータ3に向けることが可能となり、薄い永久磁石10においてもロータ2を回転させるために十分な磁力を得ることが可能となる。よって、永久磁石10をロータ2の径方向に薄くすることが可能となり、その分ロータ2の厚みが増え、ロータ2の剛性が向上する。
このため、剛性の低い外側フラックスバリア7bを備える場合であってもロータ2における剛性を確保することが可能となる。
したがって、本実施形態のモータ100によれば、永久磁石同期モータにおいて、ロータ2の剛性を確保しながら、必要とされるインバータの駆動周波数を低減させて制御を容易とすることが可能となる。
なお、本実施形態のモータ100が備える永久磁石10(第1永久磁石11及び第2永久磁石12)は、第1の極5及び第2の極6を構成するため、ロータ2の周方向において160°の範囲に設置され、ロータ2の長さ方向(シャフト1の延在方向)において、ロータ2の長さと略等しい長さを有している。
このため、このような大きさの湾曲した永久磁石を製造する場合には、歩留まりが悪いことが想定される。したがって、永久磁石10(第1永久磁石11及び第2永久磁石12)をロータの周方向に2分あるいは3分しても良い。つまり、第1の極5及び第2の極6を、ロータ2の周面に沿ってステータ側及びシャフト側が湾曲された形状の小型の永久磁石をロータ2の周方向に複数配列することによって構成するようにしても良い。また、永久磁石10(第1永久磁石11及び第2永久磁石12)をロータの長さ方向(シャフト1の延在方向)に2分あるいは3分しても良い。つまり、第1の極5及び第2の極6を、ロータ2の周面に沿ってステータ側及びシャフト側が湾曲された形状の小型の永久磁石をロータ2の長さ方向に複数配列することによって構成するようにしても良い。
このような構成を採用することによって、1つ1つの永久磁石の大きさが小さくなり、永久磁石の歩留まりが向上すると共に破損した場合であっても破損箇所のみを交換すれば良いこととなるため、低価格にて本実施形態のモータ100を製造することが可能となる。
なお、永久磁石10は、第1永久磁石11及び第2永久磁石12のいずれか一方のみがロータ2の周方向あるいはロータ2の長さ方向に分割されていても良い。
また、永久磁石10がシャフト1の延在方向に複数分割される場合には、分割された各永久磁石をロータ2の周方向に互いにずれて配置して、ロータ2にスキューを施すことが好ましい。このようにロータ2にスキューを施すことによって、例えばモータ100の振動や騒音を低減させることが可能となる。
また、第1の極5及び第2の極6を、棒状や半月形状の永久磁石をロータの周方向に複数配列することによって構成しても良い。
さらに、図4に示すように、2つの第1の極5と、2つの第2の極6とを、ロータ2の周方向に沿って交互に配置することによって、モータ100を、4極の永久磁石同期モータにしてもよい。すなわち、モータ100では、ロータ2に配置する第1の極5及び第2の極6を各1つに限定せず、複数配置するようにしてもよい。この際、フラックスバリア7として、第1の極5及び第2の極6のそれぞれの両端部に接するように端部フラックスバリア7aを設けると共に、各永久磁石10とロータ2の周面との間に外側フラックスバリア7bを設ける。
このように、モータ100では、図4に示す構成にする、すなわち極数を増やすことによって、ロータ2の回転速度を上昇することが出来る為、小型でありながら高速回転可能なモータを実現することが出来る。さらに、モータ100では、外側フラックスバリア7bによって、第1の極5のN極からS極への磁束(漏れ磁束)及び第2の極6のN極からS極への磁束、すなわちロータ2の回転に寄与出来ない磁束を低減することが出来る為、磁力を効果的に使用して、ロータ2を回転することが出来る。このように、モータ100では、磁力を効果的に使用することによって、永久磁石10を小型化することが出来る為、モータ自身をさらに小型化することが出来る。
そして、このようなモータ100を発電機として、ターボを設置した高速回転ジェネレータへ適用することによって、小型の高速回転ジェネレータを実現することが可能になる為、エンジンルーム等が限られたスペースであったとしても、当該スペースへ高速回転ジェネレータを設置することが可能になる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係るモータの好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
100……モータ、1……シャフト、2……ロータ、3……ステータ、4……ロータコア、5……第1の極、6……第2の極、7……フラックスバリア、7a……端部フラックスバリア、7b……外側フラックスバリア(本発明のフラックスバリア)、10……永久磁石、11……第1永久磁石、12……第2永久磁石

Claims (6)

  1. 中央にシャフトが挿通されると共に該シャフトを中央として環状に配列される複数の永久磁石を内部に収容する円筒状のロータと、該ロータの周面に対向配置されると共に前記ロータの回転を制御するための電機子巻線を内部に収容するステータとを備えるモータであって、
    前記ステータ側がS極とされかつ前記シャフト側がN極とされた単一あるいは連続して配列された棒状あるいは半月形状の複数の前記永久磁石によって構成される第1の極と、
    前記ステータ側がN極とされかつ前記シャフト側がS極とされた前記永久磁石であって前記第1の極を構成する前記永久磁石を除く全ての前記永久磁石によって構成される第2の極と、
    前記ロータ内部に形成されると共に前記永久磁石と前記ロータの周面との間に配置されるフラックスバリアと
    を備えることを特徴とするモータ。
  2. 前記フラックスバリアを複数備えることを特徴とする請求項1記載のモータ。
  3. 前記フラックスバリアは、前記ロータ内部に形成された空孔であることを特徴とする請求項1または2記載のモータ。
  4. 前記空孔は、前記シャフトの延在方向と直交する断面形状が楕円形状とされていることを特徴とする請求項3記載のモータ。
  5. 前記空孔に充填される充填物を備えることを特徴とする請求項1〜4いずれかに記載のモータ。
  6. 複数の前記第1の極及び複数の前記第2の極を備え、当該第1の極及び当該第2の極が前記ロータの周方向に沿って交互に配置されていることを特徴とする請求項1〜5いずれかに記載のモータ。
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