JP2010087289A - 電解コンデンサモジュール - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 金属製の外装ケースに収納されたコンデンサ素子の一方端面からリード線が導出された電解コンデンサと、フレキシブル基板よりなり、フレキシブル基板の回路パターンにリード線が電気的に接続されてなる電解コンデンサモジュールであって、電解コンデンサの外装ケースを半田付け可能な金属で形成するとともに、電解コンデンサの陰極リード線と接続された回路パターンと電解コンデンサの外装ケースとを半田付けした電解コンデンサモジュールである。
【選択図】 図2
Description
(1)この発明の電解コンデンサモジュールでは、フレキシブル基板の回路パターンと電解コンデンサの外装ケースを半田付けするだけで、電解コンデンサの陰極リードと外装ケースの電位を同電位とすることができる。そして、半田付けするだけであるため、その製造作業も数秒で完了するため、導電性接着剤を硬化する等の作業工程が不要となり、製造効率が著しく向上する。
(2)特に、片面にのみ回路パターンを形成したフレキシブル基板を用いることで、両面に回路パターンを形成したフレキシブル基板を用いるよりもコストを低減することができる。
(電解コンデンサの構成)
図3、図4には電解コンデンサの構成を示す。陽極箔2はアルミニウム等の弁作用金属からなり、エッチング処理により表面が粗面化されるとともに、その表面に酸化皮膜層が形成されている。陰極箔3は、陽極箔2と同様にアルミニウム等の弁作用金属からなり、エッチング処理により表面が粗面化されている。これら両極の電極には、アルミニウムからなる陽極タブ4と、同じくアルミニウムからなる陰極タブ5がそれぞれステッチ、コールドウェルド、超音波溶接等の接続手法により電気的に接続されている。この陽極タブ4、陰極タブ5は、電極箔に接続される偏平部に外部接続用の陽極リード線6、陰極リード線7がそれぞれ接続されている。
(フレキシブル基板)
電解コンデンサモジュールを構成するフレキシブル基板は、通常用いられるフレキシブル基板で、フイルム状の基板と、この基板の一方の面に形成された導電性の回路パターンよりなる。この回路パターンは電解コンデンサの陽極リード線、陰極リード線とそれぞれ接続される2本の回路パターンである。そして、フレキシブル基板には電解コンデンサのリード線を挿入するための貫通孔が形成されている。フレキシブル基板の回路パターンはこの貫通孔の廻りを除いてレジスト材によって被覆されていても良い。さらにフレキシブル基板の一方の端部は陰極の回路パターンのみが端部にまで形成され、その端部の回路パターンが露出されている。
(電解コンデンサモジュール)
図1、2に示すように、電解コンデンサ11の陽極リード線6、陰極リード線7をフレキシブル基板12の貫通孔に挿入し、さらに陽極リード線6と陰極リード線7をフレキシブル基板の回路パターン13、14にそれぞれ半田付け(半田を符合15として示す)する。この際、陽極リード線6、陰極リード線7の不要部分は切断して使用することが好ましい。またフレキシブル基板の陰極の回路パターン13が形成された端部を電解コンデンサの外装ケース10と半田付けする。このためには、フレキシブル基板を折り曲げて、電解コンデンサ11の側部に沿って配置して、外装ケース10と半田付けすることが好適である。
次に第2の実施形態について説明する。
2 陽極箔
3 陰極箔
4 陽極タブ
5 陰極タブ
6 陽極リード線
7 陰極リード線
8 セパレータ
9 封口体
10 外装ケース
11 電解コンデンサ
12 フレキシブル基板
13 陰極の回路パターン
14 陽極の回路パターン
15 半田
Claims (2)
- 金属製の外装ケースに収納されたコンデンサ素子の一方端面からリード線が導出された電解コンデンサと、フレキシブル基板よりなり、フレキシブル基板の回路パターンにリード線が電気的に接続されてなる電解コンデンサモジュールであって、
電解コンデンサの外装ケースを半田付け可能な金属で形成するとともに、電解コンデンサの陰極リード線と接続された回路パターンと電解コンデンサの外装ケースとを半田付けした電解コンデンサモジュール。 - 前記フレキシブル基板が片面にのみ回路パターンが形成されたフレキシブル基板であって、フレキシブル基板の一方端を電解コンデンサの側面に沿って折り曲げて、電解コンデンサの陰極リード線と接続された回路パターンと電解コンデンサの外装ケースとを半田付けした請求項1に記載の電解コンデンサモジュール。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2008
- 2008-09-30 JP JP2008255554A patent/JP2010087289A/ja active Pending
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