JP2010086307A - クレードル、クレードル制御システム、及びプログラム - Google Patents

クレードル、クレードル制御システム、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】自動で携帯端末のアップデートを行うことができるクレードル、クレードル制御システム、及びプログラムを提供する。
【解決手段】データ更新処理が実行されると、携帯端末が接続されたか否かが判断される(S12)。接続されていないと判断された場合(S12:NO)、サーバ通信処理が実行され(S13)、更新データをサーバから受信し、記憶する。また、携帯端末が接続され(S12:YES)、携帯端末に対してサーバから受信した更新データを送信していないと判断されると(S16:YES)、携帯端末にサーバから受信した更新データを送信する(S21)。そして、携帯端末の接続が切断されたか否かが判断され(S24)、接続が切断されたと判断されると受信完了時刻決定手段が行われ(S26)、過去の履歴に基づいてサーバから更新データの受信を完了する予定の時刻が決定される。
【選択図】図7

Description

本発明は、クレードル、クレードル制御システム、及びプログラムに関するものであり、詳細には、自動で携帯端末のアップデートを行うことができるクレードル、クレードル制御システム、及びプログラムに関するものである。
従来、デジタルカメラへの充電を開始するのと同時に、デジタルカメラに実装されているファームウェアのバージョンアップデータ等を自動更新するか又は更新の手動操作により更新する充電装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−150908号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明の充電装置では、デジタルカメラが充電装置に置かれた後に、デジタルカメラに搭載されるファームウェアを管理しているサーバに接続される。そして、デジタルカメラに内蔵されているプログラム等のバージョンアップ等が必要な場合、サーバよりわざわざアップデートデータをダウンロードする必要があった。その際、ネットワークが込み合っていて、ダウンロードにかかる時間が長くなるという可能性があり、デジタルカメラのアップデートに時間がかかってしまい、デジタルカメラの充電中にアップデートが完了できないという問題点があった。
本発明は、上述した問題を解決するためになされたものであり、自動で携帯端末のアップデートを行うことができるクレードル、クレードル制御システム、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明のクレードルは、情報を表示する携帯端末に接続されるクレードルであって、前記携帯端末に表示させるデータ、または前記携帯端末を制御するプログラムのデータを記憶するクレードル側記憶手段と、前記携帯端末と通信を行う第1通信手段と、前記データをサーバより取得するために、サーバと通信を行う第2通信手段と、前記クレードル側記憶手段に記憶されたデータの更新データを前記サーバより第2通信手段を介して受信する更新データ受信手段と、前記更新データ受信手段により受信した前記更新データを前記クレードル側記憶手段に記憶させる更新データ記憶制御手段と、前記更新データ記憶制御手段にて前記クレードル側記憶手段に記憶された前記更新データを前記第1通信手段を介して前記携帯端末へ送信するデータ送信手段と
を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明のクレードルは、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記更新データを受信するための情報を前記第2通信手段を介して前記サーバに送信してから、当該情報に対して前記サーバから返信される信号を受信するまでの時間が一定時間以内である場合、前記第2通信手段が混み合っていないと判断するネットワーク判断手段を備え、前記更新データ受信手段は、前記ネットワーク判断手段により前記第2通信手段が混み合っていないと判断された場合、前記クレードル側記憶手段に記憶されたデータの更新データを前記サーバより受信することを特徴とする。
また、請求項3に係る発明のクレードルは、請求項2に記載の発明の構成に加え、前記携帯端末が接続されたか否か又は前記携帯端末の接続が切断されたか否かを判断する操作判断手段と、前記操作判断手段により前記携帯端末が接続された又は携帯端末の接続が切断されたと判断された場合の時刻を取得する時刻取得手段と、前記時刻取得手段により取得された時刻を履歴時刻として前記クレードル側記憶手段に記憶させる履歴時刻記憶制御手段と、前記履歴時刻記憶制御手段にて記憶された前記履歴時刻に基づいて、前記サーバからの前記更新データの受信を完了する時刻を受信完了時刻として決定する受信完了時刻決定手段と、前記第2通信手段の通信速度と前記更新データの容量とに基づいて、前記サーバから前記更新データの受信に要する時間を受信時間として算出する受信時間算出手段と、前記受信完了時刻と前記受信時間とに基づいて、前記更新データ受信手段による前記更新データの受信を開始させる予定の時刻である受信開始予定時刻を決定する受信開始予定時刻決定手段とを備え、前記更新データ受信手段は、現在の時刻が前記受信開始予定時刻より前の場合、前記ネットワーク判断手段により前記第2通信手段が混み合っていないと判断された場合に前記更新データの受信を行い、現在の時刻が前記受信開始予定時刻以降の場合、前記ネットワーク判断手段により前記第2通信手段が混み合っていると判断された場合においても前記更新データの受信を行うことを特徴とする。
また、請求項4に係る発明のクレードルは、請求項3に記載の発明の構成に加え、前記受信開始予定時刻決定手段は、前記受信完了時刻から前記受信時間分だけ前の時刻を前記受信開始予定時刻として決定する。
また、請求項5に係る発明のクレードルは、請求項3又は4に記載の発明の構成に加え、前記履歴時刻記憶制御手段にて前記クレードル側記憶手段に記憶された前記履歴時刻のうち、所定の時刻以前の前記履歴時刻の数と前記所定の時刻よりも遅い前記履歴時刻の数とを比較する時刻比較手段を備え、前記受信完了時刻決定手段は、前記時刻比較手段により比較された結果、前記時刻判断手段により前記所定の時刻以前の時刻の前記履歴時刻の数が、前記所定の時刻よりも遅い前記履歴時刻の数以上と判断された場合、前記所定の時刻より前の時刻である第1所定時刻を前記受信完了時刻とし、前記時刻判断手段により前記所定の時刻以前の時刻の前記履歴時刻の数が、前記所定の時刻よりも遅い前記履歴時刻の数より少ないと判断された場合、前記所定の時刻より後の時刻である第2所定時刻を前記受信完了時刻とすることを特徴とする。
また、請求項6に係る発明のクレードルは、請求項3乃至5のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記携帯端末が接続されたか否かを判断する接続判断手段を備え、前記時刻取得手段は、前記接続判断手段により前記携帯端末が接続されたと判断された場合に、接続された時刻を取得することを特徴とする。
また、請求項7に係る発明のクレードルは、請求項3に記載の発明の構成に加え、前記携帯端末との接続が切断されたか否かを判断する切断判断手段と、前記第1通信手段の通信速度と前記更新データの容量とに基づいて、前記携帯端末への前記更新データの送信に要する時間を送信時間として算出する送信時間算出手段とを備え、前記時刻取得手段は、前記切断判断手段により前記携帯端末と前記クレードルとの接続が切断されたと判断された場合に、接続が切断された時刻を取得し、前記受信開始予定時刻決定手段は、前記受信時間と前記送信時間とを加えた時間分だけ前記受信完了時刻から前の時刻を、前記受信開始予定時刻として決定することを特徴とする。
また、請求項8に係る発明のクレードルは、請求項1乃至7のいずれかに記載の発明の構成に加え、携帯端末を識別する情報である識別情報を前記携帯端末より取得する識別情報取得手段と、前記更新データ受信手段により受信した前記更新データのバージョンの情報であるバージョン情報と携帯端末に前記更新データを送信したか否かの判断に用いる送信履歴情報とを少なくとも備えた履歴情報を、前記識別情報取得手段により取得した前記識別情報毎に前記クレードル側記憶手段に記憶させる第1履歴情報記憶制御手段と、
前記更新データ受信手段によって前記更新データを前記サーバより受信した場合、前記更新データの前記バージョン情報が記憶された前記履歴情報を前記クレードル側記憶手段に追加する第1履歴情報追加手段と、前記データ送信手段により前記更新データを前記携帯端末に送信した場合、前記識別情報に対応した前記履歴情報の前記送信履歴情報を変更する第1履歴情報変更手段と、前記更新データを前記携帯端末へ送信したか否かを前記履歴情報に設けられた前記送信履歴情報に基づいて判断する更新データ送信判断手段とを備え、前記データ送信手段は、前記更新データ送信判断手段により前記更新データを送信していないと判断された場合に、前記更新データを前記携帯端末に送信することを特徴とする。
また、請求項9に係る発明のクレードルは、請求項8に記載の発明の構成に加え、前記履歴情報は、前記サーバから取得するデータの項目であるデータ項目毎に構成され、前記携帯端末に設定された前記データ項目を前記携帯端末より取得するデータ項目取得手段と、前記データ項目取得手段により取得した前記データ項目が、前記第1履歴情報記憶手段にて記憶された前記データ項目と一致するか否かを判断するデータ項目変更判断手段とを備え、前記更新データ受信手段は、前記データ項目変更判断手段により前記データ項目が一致しないと判断された場合に、一致しなかった前記データ項目を前記携帯端末から取得し、前記データ項目に対応した前記更新データを前記サーバより受信することを特徴とする。
また、請求項10に係る発明のクレードルは、請求項8に記載の発明の構成に加え、前記履歴情報は、前記サーバから取得するデータの項目であるデータ項目毎に構成され、前記携帯端末に設定された前記データ項目を前記携帯端末より取得するデータ項目取得手段と、前記更新データ受信手段は、前記データ項目に対応した前記更新データを前記サーバより受信することを特徴とする。
また、請求項11に係る発明のクレードルは、請求項1乃至10のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記携帯端末が備える電池の電池残量が所定値以下か否かを判断する充電量判断手段と、前記充電量判断手段により前記電池の電池残量が所定値以下と判断された場合、前記電池へ電力を供給して充電を行う充電手段とを備えている。
また、請求項12に係る発明のクレードル制御システムは、請求項1乃至7のいずれかに記載のクレードルと、前記更新データを記憶し、前記第2通信手段を介して当該クレードルと通信を行うサーバとを備えたクレードル制御システムであって、前記クレードルは、前記識別情報取得手段により取得した前記識別情報を前記サーバに送信する識別情報送信手段と、前記データ項目取得手段により取得した前記データ項目を前記サーバに送信するデータ項目送信手段とを備え、前記サーバは、前記更新データを記憶するサーバ側記憶手段と、前記クレードルから前記識別情報送信手段により送信された前記識別情報を受信する識別情報受信手段と、前記クレードルから前記データ項目送信手段により送信された前記データ項目を受信するデータ項目受信手段と、前記第2通信手段を介して、前記更新データを前記クレードルに送信する更新データ送信手段と、前記更新データ送信手段により送信した前記更新データのバージョンの情報であるバージョン情報と、前記クレードルに前記更新データを送信したか否かの判断に用いる送信履歴情報とを少なくとも備えた履歴情報を、前記識別情報受信手段により受信した前記識別情報毎に前記サーバ側記憶手段に記憶させる第2履歴情報記憶制御手段と、前記識別情報受信手段により受信した前記識別情報及び前記データ項目受信手段により受信した前記データ項目に対応した前記更新データを前記クレードルに送信したか否かを前記第2履歴情報記憶制御手段にて記憶された前記履歴情報の前記送信履歴情報に基づいて判断する送信判断手段と、前記更新データ送信手段により前記更新データを前記クレードルに送信した場合、前記識別情報に対応した前記履歴情報の前記送信履歴情報を変更する第2履歴情報変更手段とを備え、前記更新データ送信手段は、前記送信判断手段により前記更新データを前記クレードルに送信していないと判断された場合、前記更新データを前記クレードルに送信することを特徴とする。
また、請求項13に係るプログラムは、請求項1乃至11のいずれかに記載のクレードルの各種処理手段としてクレードルに内蔵されたコンピュータを機能させることを特徴とする。
請求項1に係る発明のクレードルでは、更新データ受信手段により携帯端末の更新データをサーバより受信し、クレードル側記憶制御手段によりクレードル側記憶手段に記憶することができる。そして、携帯端末がクレードルに接続された際、データ送信手段により、携帯端末へ更新データを送信することができる。その結果、携帯端末が、クレードルに接続された際、予めクレードルが携帯端末の更新データをサーバより受信している場合、確実に携帯端末に更新データを送信することができる。
また、請求項2に係る発明のクレードルでは、請求項1に記載の発明の効果に加え、更新データ受信手段は、ネットワーク判断手段により第2通信手段が混み合っていないと判断された場合、サーバより更新データを受信する。これにより、クレードルがサーバから更新データを受信する際は、通信時間をかけずに確実に更新データを受信することができる。
また、請求項3に係る発明のクレードルでは、請求項2に記載の発明の効果に加え、操作判断手段により携帯端末が接続されたか否か又は携帯端末の接続が切断されたか否かを判断し、時刻取得手段により、操作判断手段により携帯端末が接続された時刻又は携帯端末の接続が切断された時刻を取得する。そして、時刻取得手段により取得された時刻を履歴時刻記憶手段に記憶することができる。また、受信完了時刻決定手段により、履歴時刻に基づいて受信完了時刻が決定され、受信開始予定時刻決定手段により受信開始予定時刻が決定される。そして、更新データ受信手段は、現在の時刻が受信開始予定時刻より前で、第2通信手段が混み合っていない場合、更新データの受信を行う。また、現在の時刻が受信開始予定時刻以降で、第2通信手段が混み合っている場合でも更新データの受信を行う。これにより、携帯端末が接続又は携帯端末の接続が切断される前までにサーバから更新データが受信されている確率を高くすることができる。その結果、ユーザがクレードルに携帯端末を接続又は携帯端末の接続を切断する前までには、クレードルに更新データが受信されているため、携帯端末がクレードルに接続時に、サーバとのネットワークが込み合っていて通信できない状況でも、確実に携帯端末に更新データを送信することができる。
また、請求項4に係る発明のクレードルでは、請求項3に記載の発明の効果に加え、受信完了時刻から受信時間分だけ前の時刻を受信開始予定時刻として決定する。これにより、携帯端末が接続又は携帯端末の接続が切断される前までにサーバから更新データが受信されている確率を高くすることができる。その結果、ユーザがクレードルに携帯端末を接続又は携帯端末の接続を切断する前までには、クレードルに更新データが受信されているため、携帯端末がクレードルに接続時に、サーバとのネットワークが込み合っていて通信できない状況でも、確実に携帯端末に更新データを送信することができる。
また、請求項5に係る発明のクレードルでは、請求項3又は4に記載の発明の効果に加え、受信完了時刻は、履歴時刻記憶手段に記憶された過去の履歴時刻に基づいて時刻比較手段により、所定の時刻と比較することで決定される。これにより、受信完了時刻はユーザの過去の履歴に基づいて、より具体的な時刻として決定される。
また、請求項6に係る発明のクレードルでは、請求項3乃至5のいずれかに記載の発明の効果に加え、時刻取得手段は、携帯端末がクレードルに対して接続される際に時刻を取得し、履歴時刻記憶手段に履歴時刻として記憶される。そして、受信開始予定時刻決定手段により決定された受信開始予定時刻までに更新データ受信手段によりサーバから更新データを受信する。これにより、携帯端末がクレードルに対して接続される前までには、更新データはクレードルに受信された状態となる。よって、ユーザが携帯端末をクレードルに置く時は、クレードルには更新データが記憶された状態になっている。その結果、ネットワークが込み合っていて通信ができない状況でも、確実に携帯端末に更新データを送信することができる。
また、請求項7に係る発明のクレードルでは、請求項3に記載の発明の効果に加え、時刻取得手段は、携帯端末とクレードルとの接続が切断される際に時刻を取得する。そして、切断される時刻が近付いたら、サーバが込み合っていたとしても、サーバに更新データを取得しに行く。これにより、携帯端末とクレードルとの接続が切断される前までには、更新データはクレードルに受信され、携帯端末に対して送信された状態となる確率を高くすることができる。よって、ユーザが携帯端末を使用する際は、更新データを受信した状態の携帯端末を使用することができる。
また、請求項8に係る発明のクレードルでは、請求項1乃至7のいずれかに記載の発明の効果に加え、識別情報取得手段により携帯端末を識別する識別情報を携帯端末より取得する。そして、第1履歴情報記憶制御手段により識別情報毎に、更新データのバージョン情報と送信履歴情報とを備えた履歴情報を記憶する。また、サーバより更新データを受信した場合、第1履歴情報追加手段により、新たにクレードル記憶手段に履歴情報を追加する。また、更新データ送信判断手段により更新データを送信していないと判断された場合、データ送信手段により更新データを携帯端末に送信し、第1履歴情報変更手段により履歴情報の送信履歴情報を変更する。これにより、クレードルは携帯端末の識別情報に対応した履歴情報を管理することで履歴情報に基づいた更新データをサーバより受信し、携帯端末に対して送信することができる。その結果、複数の携帯端末が1つのクレードルに対して使用されても、各携帯端末に対応した更新データをそれぞれに対して送信することができる。
また、請求項9に係る発明のクレードルでは、請求項8に記載の発明の効果に加え、データ項目取得手段により、サーバより受信したいデータのデータ項目を携帯端末より取得する。また、データ項目変更判断手段により、データ項目が変更されたか否かを判断することができる。そして、更新データ受信手段は、データ項目変更判断手段によりデータ項目が変更されたと判断された場合に、更新データ受信手段によりデータ項目に対応する更新データをサーバより受信する。これにより、携帯端末がクレードルに接続される前、またはクレードルから切断される前に、前もってサーバからクレードルに取得していた登録データ項目の更新データと今回クレードルに接続された携帯端末に登録されているデータ項目が変更されていた場合においても、携帯端末がクレードルに接続されている間に更新データ受信手段によりデータ項目に対応する更新データをサーバより受信し、携帯端末に更新データを送信することができる。
また、請求項10に係る発明のクレードルでは、請求項8に記載の発明の効果に加え、データ項目取得手段により、サーバより受信したいデータのデータ項目を携帯端末より取得する。そして、次に携帯端末がクレードルに接続される前、または次に接続された後から切断される前までに更新データ受信手段によりデータ項目に対応する更新データをサーバより受信する。これにより、携帯端末が、クレードルに接続された際、ネットワークが込み合っていて、通信ができない状況でも、予めクレードルが携帯端末の登録されているデータ項目の更新データをサーバより受信しているため、確実に携帯端末に更新データを送信することができる。
また、請求項11に係る発明のクレードルでは、請求項1乃至10のいずれかに記載の発明の効果に加え、充電量判断手段により携帯端末が備える電池の電圧が所定値以下と判断されると、充電手段により携帯端末を充電することができる。その結果、ユーザは電池の電圧が所定値以下の携帯端末をクレードルに接続することで電池の充電ができる。
また、請求項12に係る発明のクレードル制御システムでは、請求項1乃至7のいずれかに記載のクレードルと、更新データを記憶し、クレードルと第2通信手段を介して通信を行うサーバとを備えたシステムである。また、クレードルは、識別情報送信手段により識別情報をサーバに送信し、データ項目送信手段によりデータ項目をサーバに送信する。また、サーバは、更新データ送信手段により更新データをクレードルに送信し、第2履歴情報記憶制御手段により送信した更新データの履歴情報を識別情報毎に記憶する。また、サーバは、第2履歴情報記憶手段にて記憶された履歴情報の送信履歴情報に基づいて、更新データをクレードルに送信したか否かを判断する送信判断手段を備えており、更新データをクレードルに送信していないと判断されると、更新データ送信手段により更新データを送信する。そして、第2履歴情報変更手段により識別情報に対応した履歴情報の送信履歴情報を変更する。その結果、サーバにより携帯端末の識別情報に対応した履歴情報を管理し、履歴情報に基づいた更新データをクレードルに送信することができる。これにより、ネットワークが込み合っていてサーバと通信ができない状況でも、予めクレードルが携帯端末の更新データをサーバより受信しているため、確実に携帯端末に更新データを送信することができる。
また、請求項13に係る発明のプログラムでは、請求項1乃至11のいずれかに記載のクレードルの各種処理手段としてクレードルに内蔵されたコンピュータを機能させる。従って、クレードルに内蔵されたコンピュータにプログラムを実行させることにより、請求項1乃至11のいずれかに記載の発明の効果を奏することができる。
以下、本発明を実施するための第一の実施形態について図面を参照して説明する。携帯端末1が接続され、サーバにネットワークを介して接続するクレードル100について、図1〜図6を参照して説明する。尚、第一の実施形態では、クレードル100に対して、指定された1つの携帯端末1が接続されるものとする。図1は、携帯端末1及びクレードル100の接続形態の一例を示す図である。また、図2は、携帯端末1の電気的構成を示すブロック図である。また、図3は、クレードル100の電気的構成を示すブロック図である。また、図4は、サーバ4の電気的構成を示すブロック図である。また、図5は、クレードル100のHDD13の記憶エリアの構成を示す模式図である。また、図6は、履歴情報テーブル1310の構成を示す模式図である。
まず、図1を参照して、クレードル100の接続形態について説明する。図1に示すように、クレードル100には、携帯端末1が接続可能である。また、通信回路3を介して、携帯端末1で動作するソフトウェア及び各種データの更新されたデータ(以下、「更新データ」という。)等を管理するサーバ4に接続可能になっている。
次に、図2のブロック図を参照して、携帯端末1の電気的構成について説明する。携帯端末1は一例として、PDA、電子ブック、携帯電話等を用いることができる。図2に示すように、携帯端末1は、携帯端末1の制御を司るCPU50を備えている。そして、このCPU50には、ROM51、RAM52、HDD53、入力部54、表示制御部55、計時装置57、メモリカードI/F58及び接続制御部62がバス64を介して接続されている。また、表示制御部55を介して表示部56が接続される。また、メモリカードI/F58を介して携帯端末1にメモリカード59が接続される。また、接続制御部62を介してクレードル接続部63及び充電制御部60が接続されている。そして、充電制御部60は、携帯端末1に装着される電池61と接続されている。
ROM51は、携帯端末1を動作させるためのプログラム等を記憶し、RAM52は各種のデータを一時的に記憶する。また、HDD53は、各種のデータを記憶する。入力部54はユーザによる入力を受け付けるボタンや十字キーからなり、表示制御部55は表示部56に表示される文字や画像、映像、又はこれらを組み合わせた情報であるコンテンツ情報等の表示を制御する。計時装置57では内部時計として時間が計時される。接続制御部62は、携帯端末1に接続する電池61、及びクレードル100との接続に関する制御を行う。充電制御部60は、携帯端末1に電力の供給を行う電池61に関する制御を行う。クレードル接続部63は、クレードル100に接続される接続部である。
次に、図3のブロック図を参照して、クレードル100の電気的構成について説明する。クレードル100は、携帯端末1を接続し、携帯端末1の電池61の充電を行う。また、サーバ4より更新データを受信し、携帯端末1へ更新データの転送も行う。図3に示すように、クレードル100は、クレードル100の制御を司るCPU10を備えている。そして、このCPU10には、ROM11、RAM12、HDD13、電源14、通信制御部15、充電制御部16、サーバ間通信制御部18、計時装置19及びカウンタ20がバス21を介して接続されている。また、通信制御部15又は充電制御部16を介して携帯端末接続部17に接続されている。
ROM11は、クレードル100を動作させるためのプログラム等を記憶し、RAM12は各種のデータを一時的に記憶し、HDD13は携帯端末1のアップデート情報、設定情報等を記憶する各種記憶エリア(図5参照)を備えている。この各種記憶エリアに関しては、後述する。電源14は、クレードル100の各種制御プログラムを実行させるための電力を外部から取得するための接続部である。また、携帯端末1の電池を充電するための電力を取得する為の接続部でもある。通信制御部15は、携帯端末1の各種更新情報を携帯端末1へ送信する制御を行う。充電制御部16は、携帯端末1の電池を充電するための制御を行う。サーバ間通信制御部18は、携帯端末1の各種データを管理しているサーバ4に対しての通信を制御する。計時装置19では、内部時計として時間が計時される。カウンタ20は、タイマ機能としての時間を計測する。
次に、RAM12の記憶エリアについて説明する。RAM12には、受信フラグ記憶エリア1201、送信フラグ記憶エリア1202が設けられている。この受信フラグ記憶エリア1201には、クレードル100がサーバ4より更新データを受信したか又はサーバ4に更新データがあるか否かを判定するためのフラグ(以下、「受信フラグ(M)」という。)が記憶される。また、送信フラグ記憶エリア1202には、サーバ4から受信した更新データをクレードル100が携帯端末1へ送信したか否かを判断するためのフラグ(以下、「送信フラグ(N)」という。)が記憶される。
次に、図4のブロック図を参照して、サーバ4の電気的構成について説明する。図4に示すように、サーバ4には、サーバ4の制御を司るCPU70が設けられている。そして、このCPU70には、ROM71、RAM72、HDD73、電源74、通信制御部75、計時装置76、カウンタ77がバス78を介して接続されている。
ROM71は、サーバ4を動作させるためのプログラム等を記憶し、RAM72は各種のデータを一時的に記憶する。HDD73は、クレードル100に送信する各種更新データを記憶する。電源74は、サーバ4の各種制御プログラムを実行させるための電力を外部から取得するための接続部である。通信制御部75は、携帯端末1の各種更新データをクレードル100へ送信する制御を行う。計時装置76では、内部時計として時間が計時される。カウンタ77は、タイマ機能としての時間を計測する。
次に、図5を参照して、クレードル100のHDD13の各種記憶エリアについて説明する。HDD13には、ユーザID記憶エリア1303、登録データ項目記憶エリア1304、更新データ記憶エリア1305、受信完了時刻記憶エリア1306、履歴情報記憶エリア1307、時刻履歴記憶エリア1308等の各種記憶エリアが設けられている。
ユーザID記憶エリア1303には、クレードル100に接続される携帯端末1のID(以下、「ユーザID」という。)が記憶される。登録データ項目記憶エリア1304には、携帯端末1で設定されたデータの項目(以下、「登録データ項目」という。)が記憶される。なお、この登録データ項目は、ユーザがサーバ4より取得したいデータの項目であり、携帯端末1で設定することができる。更新データ記憶エリア1305には、携帯端末1で動作するソフトウェアの更新データ及び各ユーザの登録データ項目に対応する更新データが記憶されている。受信完了時刻記憶エリア1306には、受信完了時刻決定処理(図11参照)により決定された受信完了時刻が記憶される。この受信完了時刻決定処理については、後述する。履歴情報記憶エリア1307には、各ユーザがサーバより受信した更新データのバージョン等が記憶された履歴に関する情報(以下、「履歴情報」という。)を記憶した履歴情報テーブル1310(図6参照)が記憶される。この履歴情報テーブル1310については、後述する。時刻履歴記憶エリア1308には、携帯端末1がクレードル100に接続された時刻(以下、「接続時刻情報」という。)及び携帯端末1とクレードル100との接続が切断された時刻(以下、「切断時刻情報」という。)が記憶される。また、この時刻履歴記憶エリア1308には、接続時刻情報を10個記憶することができる。ここで、接続時刻情報は、履歴の新しいものから順にT1_0,T1_1,T1_2〜T1_9として記憶される。また、同様に切断時刻情報も時刻履歴記憶エリア1308に10個記憶することができ、履歴の新しいものから順にT2_0,T2_1,T2_2〜T2_9として記憶される。
次に、図6を参照して、クレードル100のHDD13の履歴情報記憶エリア1307に記憶される履歴情報テーブル1310ついて説明する。履歴情報テーブル1310には、ユーザID欄1311、ソフトウェア項目1312及び登録データ項目1317毎にバージョン欄1313、サーバ受信日欄1314、データ状況欄1315、最新バージョン欄1316が設けられた履歴情報が記憶される。ユーザID欄1311には、携帯端末1のIDであるユーザIDが記憶される。バージョン欄1313には、サーバ4からダウンロードした更新データのバージョン情報が記憶される。サーバ受信日欄1314には、サーバ4から更新データをダウンロードした日時が記憶される。データ状況欄1315には、サーバ4からダウンロードした更新データの状況が、バージョン毎に記憶され、管理される。このデータ状況欄1315で、「未送信」が記憶されている場合は、携帯端末1に対して更新データが送信されていない状態を示し、「送信済」が記憶されている場合は、携帯端末1に対して更新データを送信した状態を示し、「削除」が記憶されている場合は、更新データがクレードルより削除された状態を示している。そして、最新バージョン欄1316にはフラグが設定され、ソフトウェア項目1312及び各登録データ項目1317の更新データの最新のバージョンのみ、フラグの値が「1」として記憶される。最新のバージョン以外では、「0」として記憶される。
次に、図7〜図11を参照して、本発明の特徴であるクレードル100の各処理について説明する。図7は、クレードル100で行われるデータ更新処理のフローチャートである。また、図8は、クレードル100で行われるサーバ通信処理のフローチャートである。また、図9は、クレードル100で行われるデータ受信処理のフローチャートである。また、図10は、クレードル100で行われる携帯端末通信処理のフローチャートである。また、図11は、クレードル100で行われる受信完了時刻決定処理のフローチャートである。
まず、図7を参照して、データ更新処理の動作について説明する。この動作は、クレードル100に電力の供給が行われた際に実行される処理である。図7に示すように、データ更新処理が実行されると、RAM12の受信フラグ記憶エリア1201に記憶されている受信フラグ(M)が初期化(M=0)される(S11)。そして、携帯端末1がクレードル100に接続されたか否かが判断される(S12)。携帯端末1がクレードル100に接続されていないと判断されると(S12:NO)、サーバ4との通信を行う処理であるサーバ通信処理が実行される(S13)。このサーバ通信処理については後述する。サーバ通信処理が実行されると、S12に戻る。そして、携帯端末1がクレードル100に接続されるまで、サーバ4との通信を行うサーバ通信処理が実行される(S13)。
次に、図8を参照して、サーバ通信処理について説明する。この動作は、クレードル100においてデータ更新処理が実行され、サーバ通信処理が呼ばれる(図7:S13,図10:S67)ことにより実行される処理である。図8に示すように、サーバ通信処理が実行されると、通信回路3を介してサーバ4に対して通信が可能か否かを判断するための信号である通信依頼信号がサーバ4に送信される(S31)。そして、時間の計測を開始する通信用カウント開始処理が行われる(S32)。この通信用カウント開始処理は、タイマカウンタである通信用時間カウンタを用いて行われる。この通信用時間カウンタはCPU10に接続したカウンタ20からの信号に基づいてカウントアップされる。
次に、通信用時間カウンタにより計測された時間が1分以下か否かの判断が行われる(S33)。通信用カウント開始処理が行われた直後は、通信用時間カウンタは1分以内であるため(S33:YES)、通信許可信号をサーバ4から受信したか否かの判断が行われる(S34)。この通信許可信号は、S31でサーバ4に送信した通信依頼信号に対してサーバ4から返信される信号である。サーバ4から通信依頼信号を受信していない場合(S34:NO)、S33へ戻る。そして、サーバ4から通信依頼信号を受信しない限り、S33:YES,S34:NOの処理が繰り返し行われる。さらに、通信用時間カウンタにより計測された時間が1分より大きくなると(S33:NO)、サーバとの通信を切断し、通信用時間カウンタが0に初期化され(S36)、サーバ通信処理を終了する。また、サーバ4より通信許可信号を受信し(S34:YES)、サーバ4との通信が可能となった場合、データ受信処理が行われる(S35)。
次に、図9を参照して、データ受信処理について説明する。図9は、クレードル100で行われるデータ受信処理のフローチャートである。この動作は、サーバ通信処理より呼ばれる(図8:S35)ことにより実行する。
図9に示すように、データ受信処理が実行されると、クレードル100からソフトウェアのバージョン及び登録データ情報がサーバに送信される(S41)。ここでの登録データ情報は、携帯端末1で設定された登録データ項目及びそのバージョン、またソフトウェアのバージョンであり、クレードル100の履歴情報テーブル1310に記憶されている。また、クレードル100に対して、携帯端末1が一度も接続されていない状態では、空のデータがサーバ4に対して送信される。次に、時間の計測を開始する更新データ用カウント開始処理が行われる(S42)。この更新データ用カウント開始処理は、タイマカウンタである更新データ用時間カウンタを用いて行われている。この更新データ用時間カウンタはCPU10に接続したカウンタ20からの信号に基づいてカウントアップされる。
次に、更新データがサーバにあるか否かの判断に用いる更新データ信号を受信したか否かが判断される(S43)。この更新データ信号の値は、S41でクレードル100よりサーバ4に送信されたソフトウェアのバージョン及び登録データ情報に基づいて決定される。クレードル100に記憶されている更新データより新しい更新データがサーバ4にあるなら更新データ信号の値は「1」としてクレードル100に返信され、サーバ4にないなら、更新データ信号の値は「0」としてクレードル100に返信される。また、クレードル100に対して、携帯端末1が一度も接続されていない状態では、S41で空のデータがサーバ4に対して送信される為、更新データ信号の値は「0」としてクレードル100に返信される。そして、更新データ信号を受信していなければ(S43:NO)、S42で計測を開始した更新データ用時間カウンタの値が2分以上経過したか否かの判断が行われる(S44)。S42で更新データ用時間カウンタが開始された直後は、更新データ用時間カウンタは2分以上経過していないため(S44:NO)、S43へ戻る。そして、更新データ信号を受信するまでS43:NO,S44:NOの処理を繰り返す。そして、更新データ信号をサーバ4から受信せず、更新データ用時間カウンタが2分以上経過すると(S44:YES)、サーバ4から更新データを受信せずにデータ受信処理を終了する。
また、更新データ信号をサーバ4から受信すると(S43:YES)、通信用時間カウンタ及び更新データ用時間カウンタを停止する(S45)。そして、更新データがあるか否かの判断が行われる(S46)。この判断は、サーバ4より受信した更新データ信号の値により判断され、更新データ信号の値が「1」の場合、更新データがサーバ4に記憶されていると判断される。また、更新データ信号の値が「0」の場合は、更新データがサーバに記憶されていないと判断される。更新データがサーバ4にない場合(S46:NO)、RAM12の受信フラグ記憶エリア1201にある受信フラグ(M)の値が「1」に設定され(S53)、データ受信処理を終了する。
更新データ信号の値が「1」であり、更新データがサーバ4にあると判断された場合(S46:YES)、RAM12の送信フラグ記憶エリア1202に記憶されている送信フラグ(N)の値が「0」か否か、または通信用時間カウンタの値が15秒以内か否かが判断される(S47)。つまり、更新データが携帯端末1に送信されていないか否か又は、サーバ4との通信が込み合っていないか否かが判断される。そして、送信フラグ(N)の値が「0」又は通信用時間カウンタの値が15秒以内と判断されると(S47:YES)、サーバ4より、更新データを受信し、HDD13の更新データ記憶エリア1305に記憶される(S51)。また、受信した更新データに関する履歴情報を履歴情報記憶エリア1307に記憶された履歴情報テーブル1310に追加する処理が行われる(S52)。つまり、サーバより取得した更新データに基づいて、バージョン欄1313、サーバ受信日欄1314、データ状況欄1315、最新バージョン欄1316に情報が設定された履歴情報が履歴情報記憶エリア1307に記憶された履歴情報テーブル1310に追加される。尚、データ状況欄1315は「未送信」として記憶され、最新バージョン欄1316のフラグは「1」として記憶される。そして、RAM12の受信フラグ記憶エリア1201にある受信フラグ(M)の値が「1」に設定され(S53)、データ受信処理を終了する。
また、送信フラグ(N)の値が「0」でない又は通信用時間カウンタの値が15秒より大きいと判断されると(S47:NO)、サーバ4より受信する更新データの容量と通信速度から更新データの受信に要する通信時間(P)が算出される(S48)。ここで、通信速度はサーバ4から通信回路3を介してクレードル100へ送信する通信速度である。そして、現在の時刻が計時装置19より取得され、受信完了時刻と現在の時刻との差分である時間Tが算出される(S49)。ここで、受信完了時刻は、クレードル100に対してサーバ4より更新データの受信を完了しておく時間であり、受信完了時刻決定処理(図11参照)により決定され、HDD13の受信完了時刻記憶エリア1306に記憶される。この受信完了時刻決定処理については、後述する。
そして、S49で取得した時間Tが更新データの受信に要する通信時間(P)以下か否かが判断される(S50)。つまり、受信完了時刻までに更新データの受信が完了するか否かが判断される。時間Tが更新データの受信に要する通信時間(P)以下と判断された場合(S50:YES)、S51〜S53の処理が実行され、データ受信処理が終了する。また、時間Tが更新データの受信に要する通信時間(P)より大きいと判断された場合(S50:NO)、サーバ通信処理が終了する。即ち、更新データを受信せずにデータ受信処理が終了する。
次に、データ通信処理について携帯端末1がクレードル100に接続された場合の処理について説明する。図7に示すように、携帯端末1がクレードル100に接続されると(S12:YES)、接続された日時がクレードル100の計時装置19より取得され、HDD13の時刻履歴記憶エリア1308にT1_0として記憶される(S14)。そして、RAM12の送信フラグ記憶エリア1202に記憶されている送信フラグ(N)の値が「0」に初期化される(S15)。次に、RAM12の受信フラグ記憶エリア1201に記憶されている受信フラグ(M)又は、RAM12の送信フラグ記憶エリア1202に記憶されている送信フラグ(N)の値が「0」であるか否かが判定される(S16)。つまり、クレードル100が更新データを携帯端末1に送信したか否か又は、クレードル100が更新データをサーバ4より受信したか否か又はサーバ4に更新データがあるか否かが判断される。
ここで、受信フラグ(M)の値又は送信フラグの値が「0」であると判断されると(S16:YES)、携帯端末1に設けられている電池を充電する処理が行われる(S20)。そして、携帯端末通信処理が実行される(S21)。
次に、図10を参照して、携帯端末通信処理について説明する。この動作は、クレードル100においてデータ更新処理が実行され(図7:S21)、携帯端末1とクレードル100とが接続され、クレードル100が更新データを携帯端末1へ送信する際に実行される処理である。携帯端末通信処理が動作すると、送信フラグ(N)が「0」か否かが判断される(S61)。つまり、携帯端末1に対して更新データを送信したか否かが判断される。送信フラグ(N)の値が「0」と判断されると(S61:YES)、ユーザID及び登録データ項目を携帯端末1より受信する(S62)。そして、クレードル100に登録されているユーザIDか否かが判断される(S63)。このユーザIDは、予めクレードル100に対して登録されているIDであり、HDD13のユーザID記憶エリア1303に記憶されている。クレードル100に登録されているユーザIDではないと判断されると(S63:NO)、RAM12の送信フラグ記憶エリア1202に記憶されている送信フラグ(N)の値を「1」に設定する(S74)。そして、充電用カウント開始処理が行われ(S75)、携帯端末通信処理を終了する。この充電用カウント開始処理は、タイマカウンタである充電用時間カウンタを用いて行われている。この充電用時間カウンタはCPU10に接続したカウンタ20からの信号に基づいてカウントアップされ、携帯端末1の電池を充電するまでの時間を計測する。
次に、S63においてクレードル100で登録されているユーザIDであると判断された場合について説明する。登録されているユーザIDであると判断された場合(S63:YES)、S62で携帯端末1より取得した登録データ項目が、HDD13の登録データ項目記憶エリア1304に記憶されている登録データ項目と異なっているか否かが判断される(S64)。携帯端末1より受信した登録データ項目が異なっていると判断されると(S64:YES)、HDD13の登録データ項目記憶エリア1304に記憶されている登録データをS62で受信した登録データ項目により更新する(S66)。そして、上述したサーバ通信処理を実行する(S67)。次いで、クレードル100にサーバ4より受信した更新データが記憶されているか否かが判断される(S68)。この更新データは、サーバ通信処理を実行することにより受信され、HDD13の更新データ記憶エリア1305に記憶される。そして、受信した更新データは、履歴情報記憶エリア1307の履歴情報テーブル1310に記憶された履歴情報により管理される。
次に、S64において、携帯端末1より受信した登録データ項目が、HDD13の登録データ項目記憶エリア1304に記憶されている登録データ項目と同じであると判断された場合について説明する。受信した登録データ項目が同じであると判断されると(S64:NO)、受信フラグ(M)の値が「0」か否かかが判断される(S65)。即ち、サーバ4より更新データを受信したか否かが判断される。受信フラグ(M)の値が「0」、即ちサーバ4より更新データを受信していない場合(S65:YES)、上述したサーバ通信処理を実行し(S67)、S68の処理へ移行する。また、受信フラグ(M)の値が「0」でない場合、即ちサーバ4より更新データを受信している場合(S65:NO)、サーバ通信処理を実行せずにS68の処理へ移行する。
次に、S68の処理で、サーバ4より受信した更新データがクレードル100に記憶されていると判断された場合(S68:YES)、HDD13の更新データ記憶エリア1305に記憶されている更新データを携帯端末1へ送信する処理が行われる(S69)。そして、携帯端末1とクレードル100の接続が切断されたか否かが判断される(S70)。携帯端末1とクレードル100の接続が続いている間は(S70:NO)、更新データの送信が完了したか否かが判断される(S71)。携帯端末1への更新データの送信が完了していないと判断された場合(S71:NO)、S70へ戻る。そして、携帯端末1がクレードル100に接続されている限り、S70,S70:NO,S71,S71:NOの処理を繰り返す。
また、携帯端末1への更新データの送信が完了し、送信が完了したと判断された場合(S71:YES)、携帯端末1に送信したHDD13の更新データ記憶エリア1305に記憶されている更新データを削除し、履歴情報記憶エリア1307の履歴情報テーブル1310に記憶されている履歴情報を更新する(S72)。ここで、送信した更新データの履歴情報のデータ項目及びバージョンに対応するデータ状況欄1315が「送信済」となる。そして、受信フラグ(M)の値が「1」か否かが判断される(S73)。即ち、携帯端末1がクレードル100に未接続時に、または、前回の携帯端末通信処理から5時間経過後に、サーバ4に更新データがあるかどうかの確認を、サーバ4とクレードル100との通信が行われたか否かで判断される。また、携帯端末1へ更新データの送信を行っている間に、携帯端末1とクレードル100の接続が切断された場合(S70:YES)、S72、S73へ移行する。
また、S68でクレードルに記憶された更新データがあるか否かが判断され、サーバ4より受信した更新データが記憶されていない判断された場合(S68:NO)、S69〜S72での携帯端末1への更新データの送信処理は実行されずに、S73へ移行する。
次に、受信フラグ(M)の値が「1」か否かが判断される(S73)。サーバ4より更新データを受信し、RAM12の受信フラグ記憶エリア1201に記憶されている受信フラグ(M)の値が「1」である場合(S73:YES)、送信フラグ(N)の値を「1」に設定する処理が行われる(S74)。この送信フラグ(N)は、RAM12の送信フラグ記憶エリア1202に記憶されており、携帯端末1に更新データを送信した場合に、値が「1」に設定される。そして、充電用カウント開始処理が行われ(S75)、携帯端末通信処理を終了する。また、受信フラグ(M)の値が「1」でない場合(S73:NO)、送信フラグ(N)の値を「1」に設定する処理を行わずに、S75に移行し、携帯端末通信処理を終了する。
次に、携帯端末通信処理が一度実行され、携帯端末1に更新データを送信し、再度、携帯端末処理が実行される場合について説明する。即ち、送信フラグ(N)の値に「1」が設定され、携帯端末通信処理が再度呼ばれる場合である。この場合、S61において、送信フラグ(N)が「0」でないと判断され(S61:NO)、S65へ移行し、受信フラグ(M)の値が「0」か否かが判断される。サーバ4より更新データを受信した状態であれば(S65:NO)、S68へ移行する。また、サーバ4より更新データを受信していない場合、サーバ通信処理が行われ(S67)、S68へ移行する。そして、上述したS68以降の処理が実行され、携帯端末通信処理を終了する。
次に、携帯端末通信処理の終了後のデータ更新処理を説明する。図7に示すように、携帯端末通信処理が終了すると、携帯端末1は充電済みか否かが判断される(S22)。携帯端末1の電池の電池残量が所定値以上か否かで判断される。携帯端末1の電池の電池残量が所定値以上であり、携帯端末1は充電済みと判断された場合(S22:YES)、携帯端末1の充電が停止する処理が行われる(S23)。そして、S16へ戻る。
S16で、送信フラグ(N)及び受信フラグ(M)の値が共に「1」の場合(S16:NO)、即ち、サーバ4より更新データを受信し、携帯端末1へ更新データを送信した場合又は、更新データがサーバ4に存在しない場合、携帯端末通信処理が実行されてから5時間以上経過したか否かが判断される(S17)。この判断処理は、充電用時間カウンタを用いて行われ、充電用時間カウンタによる時間の計測は携帯端末通信処理で開始される(図10:S75)。携帯端末通信処理が実行されてから5時間以上経過していないと判断された場合(S17:NO)、S22へ移行する。そして、充電用時間カウンタの値が5時間以上となるか、又は携帯端末1の電池の電圧が所定値以下となるまで、S22:YES,S23,S16:NO,S17:NOの処理を繰り返す。携帯端末1の電池が、一端、所定値以上の電池残量になった後は、その後、前回の携帯端末通信処理から5時間以上経過しないと携帯端末1の電池に対して充電する処理は行われない。
そして、携帯端末通信処理が実行されてから5時間以上経過したと判断された場合(S17:YES)、充電用時間カウンタの計測を停止し、充電用時間カウンタの値を「0」に初期化する(S18)。そして、受信フラグ(M)の値を「0」に設定し(S19)、S20の処理に移行する。
また、携帯端末1の電池の電池残量が所定値以下であり、携帯端末1は充電済みではないと判断された場合(S22:NO)、携帯端末1とクレードル100との接続が切断されたか否かの判断が行われる(S24)。携帯端末1とクレードル100との接続が切断されていないと判断された場合(S24:NO)、S16へ移行する。そして、充電用時間カウンタの値が5時間以上となるか、携帯端末1の電池の電圧が所定値以上となるか、又は携帯端末1とクレードル100との接続が切断された状態になるまで、S22:NO,S24:NO,S16:NO,S17:NOの処理を繰り返す。これにより、携帯端末1の電池に対して充電する処理が行われている状態となる。
また、携帯端末1とクレードル100との接続が切断されたと判断された場合(S24:YES)、切断された日時がクレードル100の計時装置19より取得され、HDD13の時刻履歴記憶エリア1308にT2_0として記憶される(S25)。そして、更新データの受信を完了する時刻を決定する受信完了時刻決定処理が行われる(S26)。この受信完了時刻決定処理については後述する。
そして、2ヶ月以上、携帯端末1に送信されていない更新データを削除する処理が行われる(S27)。この処理は、履歴情報記憶エリア1307の履歴情報テーブル1310に記憶されている履歴情報に基づいて行われる。つまり、履歴情報の各データ項目の各バージョンのサーバ受信日と、現在の日時とを比較し、2ヶ月以上経過している更新データが削除する対象となる更新データである。次に、HDD13の更新データ記憶エリア1305に記憶されている更新データから対象となる更新データを検索し、対象となる更新データがあれば削除し、削除した更新データの履歴情報を更新する。ここで、削除した更新データの履歴情報のデータ状況欄1315には、「削除」が記憶される。そして、S11へ戻る。
次に、図11を参照して、受信完了時刻決定処理について説明する。この動作は、クレードル100においてデータ更新処理より呼ばれる(図7:S26)ことにより実行される処理である。図11に示すように、受信完了時刻決定処理が実行されると、接続時刻情報(T1_0〜T1_9)がHDD13の時刻履歴記憶エリア1308より取得される(S81)。そして、接続時刻情報(T1_0〜T1_9)に基づいて、過去に携帯端末1が接続された時刻の履歴で、午前の履歴の数が午後の履歴の数以上か否かが判断される(S82)。午前の履歴の数が午後の履歴の数以上と判断されると(S82:YES)、受信完了時刻が午前0:00までに設定され(例えば、23:59分)、HDD13の受信完了時刻記憶エリア1306に記憶される(S83)。即ち、携帯端末1の更新データを受信しておく時刻である受信完了時刻は、午前になるまでの時刻に設定される。
また、午前の履歴の数が午後の履歴の数より少ないと判断されると(S82:NO)、受信完了時刻が正午である12:00までに設定され(例えば、11:59分)、HDD13の受信完了時刻記憶エリア1306に記憶される(S84)。即ち、携帯端末1の更新データを受信しておく時刻である受信完了時刻は、午後になるまでの時刻に設定される。そして、T1_N+1←T1_N(Nは0〜8)の接続時刻情報を更新する処理が実行され、時刻履歴記憶エリア1308に記憶される(S85)。即ち、最も古い履歴であるT1_9の接続時刻情報が削除され、T1_0〜T1_8の接続時刻情報はT1_1〜T1_9の接続時刻情報に移る。そして、最新の接続時刻情報であるT1_0には、何も記憶されていない状態となる。次いで、新しく設定された接続時刻情報(T1_0〜T1_9)が時刻履歴記憶エリア1308に記憶される。そして、受信完了時刻決定手段は終了する。
以上のように、上述したクレードル100は、サーバ4より更新データを受信し、HDD13の更新データ記憶エリア1305に記憶することができる。その際、受信した更新データの履歴情報が履歴情報記憶エリア1307の履歴情報テーブル1310に記憶される。そして、履歴情報のデータ状況欄1315に「未送信」が記憶される。そして、携帯端末1がクレードル100に接続された際、履歴情報に基づいて携帯端末1へ更新データが送信される。また、クレードル100は、過去に携帯端末1が接続された時刻を接続時刻情報として時刻履歴記憶エリア1308に記憶する。そして、接続時刻情報より受信完了時刻を決定し、受信完了時刻までに更新データをサーバ4から受信するのに時間的に余裕がある場合は、サーバ4が込み合ってない時に更新データを受信し、余裕がない場合は、サーバ4が込み合っていたとしても、更新データがサーバ4にあれば、受信処理を行う。その結果、携帯端末1がクレードル100に接続された際、通信回路3が込み合っていてサーバ4と通信ができない状況でも、予めクレードル100が携帯端末1の更新データをサーバ4より受信していることにより、確実に携帯端末1に最新の更新データを送信することができる。
なお、上記実施の形態におけるHDD13が「クレードル側記憶手段」に該当し、携帯端末接続部17が「第1通信手段」に該当し、通信回路3が「第2通信手段」に該当する。また、更新データを受信し、記憶する処理(S51)を行うCPU10が「更新データ受信手段」及び「更新データ記憶制御手段」に該当する。また、記憶されている更新データを携帯端末1へ送信する処理を行うCPU10が「データ送信手段」に該当する。
また、携帯端末1は充電済みか否かを判断する処理(S22)を行うCPU10が「充電量判断手段」に該当し、携帯端末1を充電する処理(S20)を行うCPU10が「充電手段」に該当する。
また、携帯端末1がクレードル100に接続されたか否かが判断される処理(S12)を行うCPU10及び、携帯端末1とクレードルとの接続が切断されたか否かが判断される処理(S24)を行うCPU10が「操作判断手段」に該当する。また、携帯端末1が接続された日時を計時装置19より取得し、HDD13の時刻履歴記憶エリア1308に記憶する処理(S14)を行うCPU10が「時刻取得手段」、「履歴時刻記憶制御手段」に該当する。また、接続時刻情報に基づいて、受信完了時刻を決定する処理(S83,S84)を行うCPU10が「受信完了時刻決定手段」に該当する。また、サーバ4より受信する更新データの容量と通速度から更新データの受信に要する通信時間(P)を算出する処理(S48)を行うCPU10が「受信時間算出手段」に該当する。また、通信用時間カウンタの値が15秒以内か否かを判断する処理(S47)を行うCPU10が「ネットワーク判断手段」に該当する。
また、接続時刻情報に基づいて、過去に携帯端末1が接続された時刻の履歴で、午前の履歴の数が午後の履歴の数以上か否かを判断する処理(S82)を行うCPU10が「時刻比較手段」に該当する。
また、携帯端末1がクレードル100に接続されたか否かが判断される処理(S12)を行うCPU10が、「接続判断手段」に該当し、携帯端末1とクレードルとの接続が切断されたか否かが判断される処理(S24)を行うCPU10が「切断判断手段」に該当する。
また、ユーザID及び登録データ項目を携帯端末1より受信する処理(S62)を行うCPU10が「識別情報取得手段」及び「データ項目取得手段」に該当する。また、登録データ項目記憶エリア1304に記憶されている登録データ項目と、携帯端末1より受信した登録データ項目とが異なっているか否かを判断する処理(S64)が「データ項目変更判断手段」に該当する。また、受信した更新データに関する履歴情報を履歴情報記憶エリア1307に記憶された履歴情報テーブル1310に追加する処理(S52)を行うCPU10が、「第1履歴情報追加手段」に該当する。また、履歴情報記憶エリア1307の履歴情報テーブル1310に記憶されている履歴情報を更新する処理(S72)を行うCPU10が、「第1履歴情報変更手段」に該当する。
次に、本発明の第二の実施形態について、図12を参照して説明する。図12は、クレードル200で行われる受信完了時刻決定処理のフローチャートである。尚、第二の実施形態におけるクレードル200は、第一の実施形態におけるクレードル100の変形例であり、受信完了時刻決定処理において切断時刻情報を用いて受信完了時刻を決定する点に特徴を有する。図12に示す処理以外は第一の実施形態におけるクレードル100と同じである。よって、同一の構成や処理については、この説明を省略する。
図12に示すように、受信完了時刻決定処理が実行されると、T2_0−T1_0の時間が1時間より大きいか否かが判断される(S91)。即ち、携帯端末1がクレードル100に接続されている時間が1時間より大きいか否かが判断される。T2_0−T1_0の時間が1時間以内である場合(S91:NO)、受信完了時刻決定処理を終了する。
また、T2_0−T1_0の時間が1時間より大きい場合(S91:YES)、切断時刻情報(T2_0〜T2_9)がHDD13の時刻履歴記憶エリア1308より取得される(S92)。そして、切断時刻情報(T2_0〜T2_9)に基づいて、過去に携帯端末1との接続が切断された時刻の履歴で、午前の履歴の数が午後の履歴の数以上か否かが判断される(S93)。午前の履歴の数が午後の履歴の数以上と判断されると(S93:YES)、受信完了時刻が午前0:00までに設定され(例えば、23:59分)、HDD13の受信完了時刻記憶エリア1306に記憶される(S94)。即ち、携帯端末1の更新データの受信を完了しておく時刻である受信完了時刻は、午前になるまでの時刻に設定される。
また、午前の履歴の数が午後の履歴の数より少ないと判断されると(S93:NO)、受信完了時刻が正午である12:00までに設定され(例えば、11:59分)、HDD13の受信完了時刻記憶エリア1306に記憶される(S95)。即ち、ユーザが携帯端末1の更新データの受信を完了しておく時刻である受信完了時刻は、午後になるまでの時刻に設定される。そして、T2_N+1←T2_N(Nは0〜8)の切断時刻情報を更新する処理が実行され、時刻履歴記憶エリア1308に記憶される(S96)。即ち、最も古い履歴であるT2_9の切断時刻情報が削除され、T2_0〜T2_8の切断時刻情報はT2_1〜T2_9の切断時刻情報に移る。そして、最新の切断時刻情報であるT2_0には、何も記憶されていない状態になる。次いで、新しく設定された切断時刻情報(T2_0〜T2_9)が時刻履歴記憶エリア1308に記憶される。そして、受信完了時刻決定手段は終了する。また、受信完了時刻が切断時刻情報より算出された場合、サーバ通信処理の通信時間(P)を算出する処理(図9:S48)での通信時間は、更新データをサーバ4より受信する時間と、更新データを携帯端末1へ送信する時間とを加えた時間となる。
以上のように、上述したクレードル200では、受信完了時刻は、携帯端末1とクレードル200との接続が切断された時刻である切断時刻情報に基づいて決定される。その結果、携帯端末1とクレードル200との接続が切断される前までには、最新の更新データはクレードル200に受信され、携帯端末1に送信された状態となる。よって、ユーザが携帯端末1を使用する際は、更新データを受信した状態の携帯端末1を使用することができる。
なお、上記第二の実施形態における通信時間(P)を算出する処理(図9:S48)を行うCPU10が「送信時間算出手段」に該当する。また、切断時刻情報に基づいて、受信完了時刻を決定する処理(S94,S95)を行うCPU10が「受信完了時刻決定手段」に該当する。
次に、本発明の第三の実施形態について、図13を参照して説明する。図13は、クレードル300で行われるデータ受信処理のフローチャートである。尚、第三の実施形態におけるクレードル300は、第一の実施形態におけるクレードル100の変形例であり、クレードル300に接続される携帯端末1は、特定のユーザIDを持つ携帯端末1に限定しない点に特徴を有する。その際、携帯端末1はそれぞれ固有のユーザIDを持っているものとする。図13に示す処理以外は第一の実施形態におけるクレードル100と同じである。よって、同一の構成や処理については、この説明を省略する。なお、HDD13の登録データ項目記憶エリア1304,更新データ記憶エリア1305,受信完了時刻記憶エリア1306,履歴情報記憶エリア1307の履歴情報テーブル1310及び時刻履歴記憶エリア1308に記憶される情報は、ユーザID毎にそれぞれの情報が記憶されるものとする。
まず、図13を参照して、データ受信処理について説明する。サーバ通信処理より呼ばれる(図8:S35)と、送信フラグ(N)の値が「0」か否かが判断される(S101)。即ち、更新データを携帯端末1に対して送信したか否かが判断される。送信フラグ(N)の値が「0」でないと判断されると(S101:NO)、HDD13のユーザID記憶エリア1303に記憶されている全ユーザIDに対応した、登録データ項目、登録データ項目のバージョン及びソフトウェアのバージョンが、サーバ4に送信される(S102)。なお、登録データ項目は、ユーザID毎に登録データ項目記憶エリア1304に記憶されている。また、登録データ項目のバージョン及びソフトウェアのバージョンは、履歴情報記憶エリア1307の履歴情報テーブル1310にユーザID毎に記憶されている。
また、送信フラグ(N)の値が「0」であると判断されると(S101:YES)、接続されている携帯端末1のユーザIDに対応した、登録データ項目、登録データ項目のバージョン及びソフトウェアのバージョンが、サーバ4に送信される(S103)。そして、S104〜S115の処理が実行される。なお、このS104〜S115の処理は、第一の実施形態のS35〜S47(図9参照)の処理と同様のため、説明を省略する。
以上のように、第三の実施形態では、クレードル300に携帯端末1が接続されていない場合、クレードル300に記憶されている全ユーザIDに対してサーバ4から更新データを受信する処理が行われる。そして、ユーザID毎にソフトウェア及び登録データ項目に関する履歴情報が管理される。また、クレードル300に携帯端末1が接続されている場合、接続されている携帯端末のユーザIDに対して、そのユーザIDに対応する更新データをクレードルは受信し、接続されている携帯端末に受信した更新データを送信する。その結果、ユーザはクレードル300を意識することなく使用し、携帯端末1を接続することができる。
次に、本発明の第四の実施形態について、図14〜図17を参照して説明する。図14は、サーバ500の電気的構成を示すブロック図である。図15は、履歴情報テーブル3310の構成を示す模式図である。図15は、クレードル400で行われるデータ受信処理のフローチャートである。図17は、サーバ500で行われる更新データ送信処理のフローチャートである。尚、第四の実施形態におけるクレードル400は、第一の実施形態におけるクレードル100の変形例であり、サーバ500は、第一の実施形態におけるサーバ4の変形例である。そして、第四の実施形態では、サーバ500が履歴情報を記憶し、管理する点に特徴を有する。また、クレードル400は、図16に示す処理以外は、第一の実施形態におけるクレードル100と同じである。よって、同一の構成や処理については、この説明を省略する。
まず、図14のブロック図を参照して、サーバ500の電気的構成について説明する。図14に示すように、サーバ500には、サーバ500の制御を司るCPU30が設けられている。そして、このCPU30には、ROM31、RAM32、HDD33、電源34、通信制御部35、計時装置36及びカウンタ37がバス41を介して接続されている。
ROM31には、CPU30が実行するBIOS等のプログラムが記憶されており、RAM32は各種のデータを一時的に記憶し、HDD33は、更新データの履歴情報を記憶する履歴情報記憶エリア3301、携帯端末1で動作するプログラムのアップデートデータ等を記憶する記憶エリア(図示外)を備えている。通信制御部35は、クレードル400に対しての通信を制御する。計時装置36は、内部時計として時間が計時される。カウンタ37は、タイマ機能としての時間が計測される。
次に、図15を参照して、履歴情報記憶エリア3301の履歴情報テーブル3310について説明する。履歴情報テーブル3310には、ユーザID欄3311、ソフトウェア項目3312及び登録データ項目3316毎にバージョン欄3313、データ状況欄3314、最新バージョン欄3315が設けられた履歴情報が記憶される。ユーザID欄3311には、携帯端末1のIDであるユーザIDが記憶される。そして、バージョン欄3313には、サーバ500に記憶されている更新データのバージョン情報がデータ項目毎に記憶される。そして、データ状況欄3314には、クレードル400に対しての更新データの状況が記憶され、管理される。このデータ状況欄3314で、「未送信」が記憶されている時は、クレードル400に対して更新データが送信されていない状態を示し、「送信済」が記憶されている時は、クレードル400に対して更新データを送信した状態を示し、「削除」が記憶されている時は、更新データがクレードル400から削除された状態を示している。そして、最新バージョン欄3315にはフラグが設定され、ソフトウェア項目3312及び各登録データ項目3316の更新データの最新のバージョンのみフラグの値が「1」として記憶される。最新のバージョン以外では、「0」として記憶される。
次に、図16を参照して、データ受信処理について説明する。この動作は、クレードル400においてサーバ通信処理から実行される(図8:S35)ことにより動作する。データ受信処理が実行されると、ユーザID及び登録データ項目が、サーバ500に対して送信される(S201)。ここで、ユーザIDは、HDD13のユーザID記憶エリア1303に記憶されている全ユーザIDであり、その全ユーザIDに対応した登録データ項目も同時に送信される。なお、登録データ項目は、ユーザID毎に登録データ項目記憶エリア1304に記憶されている。そして、更新データ用カウント開始処理が行われる(S202)。また、S202〜S210の処理は、第一の実施形態のデータ受信処理のS42〜S50の処理と同様のため、その説明は省略する。
次に、S209で取得した時間Tが更新データの受信に要する通信時間(P)以上か否かが判断され(S210)、時間Tが更新データの受信に要する通信時間(P)以下と判断された場合(S210:YES)について説明する。通信時間(P)以下と判断された場合(S210:YES)、受信開始信号をサーバ500に送信し(S211)、S212〜S214の処理を行う。この受信開始信号は、更新データをサーバ500から受信するためにサーバ500に対して送られる信号である。そして、この受信開始信号をサーバ500が受信すると、サーバ500から更新データの送信が行われる。また、S212〜S214の処理は、第一の実施形態のデータ受信処理のS51〜S53の処理と同様のため、その説明は省略する。
次に、図17を参照して、更新データ送信処理について説明する。この動作は、サーバ500において常に実行される処理である。更新データ送信処理が実行されると、通信依頼信号を受信したか否かの判断が行われる(S221)。この通信依頼信号は、通信回路3を介してサーバ500に対して通信が可能か否かを判断するための信号であり、クレードル400のサーバ通信処理でサーバ500に送信される(図8:S31)。ここで、通信依頼信号を受信していないと判断されると(S221:NO)、通信依頼信号を受信するまでS221の処理を繰り返す。
通信依頼信号を受信すると(S221:YES)、クレードル400に対して通信が可能であることを示す通信許可信号を送信する(S222)。そして、この通信依頼信号は、クレードル400のサーバ通信処理で受信される(図8:S34)。次に、データ項目用カウント開始処理が行われる(S223)。このデータ項目用カウント開始処理は、タイマカウンタであるデータ項目用カウンタを用いて行われている。このデータ項目カウンタはCPU30に接続したカウンタ37からの信号に基づいてカウントアップされる。そして、ユーザID及び登録データ項目を受信したか否かの判断が行われる(S224)。このユーザID及び登録データ項目は、データ受信処理が実行されることによりサーバ500に対して送信される(図16:S201)。
ユーザID及び登録データ項目を受信していないと判断されると(S224:NO)、データ項目用カウンタのカウント値が1分以上か否かの判断が行われる(S225)。判断直後は、1分が経過していないため(S225:NO)、S224へ戻る。そして、ユーザID及び登録データ項目を受信せず、1分が経過した場合(S225:YES)、データ項目用カウンタを停止し、「0」に初期化する(S234)。そして、S221へ戻る。
また、ユーザID及び登録データ項目を受信した場合(S224:YES)、ソフトウェアのバージョン及び登録データ情報が読み出される(S226)。即ち、受信したユーザID及び登録データ項目より、履歴情報記憶エリア3301の履歴情報テーブル3310に記憶されている最新のソフトウェアのバージョン、登録データ情報が読み出される。そして、更新データがあるか否かが判断される(S227)。この判断は、最新のバージョンの更新データが「送信済」か否かで判断される。更新データがないと判断された場合(S227:NO)、即ち、最新バージョンが全て「未送済」である時、更新データ無信号をクレードル400に送信する(S228)。これは、サーバ500には更新データが存在しないことをクレードル400に対して通知する信号である。そして、データ項目用カウンタを停止し、「0」に初期化する(S234)。そして、S221へ戻る。
また、サーバ500内に更新データがあると判断された場合(S227:YES)、即ち、ソフトウェア及び登録データ項目の最新バージョンの少なくとも1つが「未送信」である時、更新データ有信号をクレードル400に送信する(S229)。これは、サーバ500には更新データが存在することをクレードル400に対して通知する信号である。そして、受信開始信号用カウント開始処理が行われる(S230)。この受信開始信号用カウント開始処理は、タイマカウンタである受信開始信号用カウンタを用いて行われる。この受信開始信号用カウンタはCPU30に接続したカウンタ37からの信号に基づいてカウントアップされる。
次に、受信開始信号を受信したか否かの判断が行われる(S231)。この受信開始信号は、クレードル400より送信される(S211:図16)信号である。ここで、更新データ有信号をクレードル400に送信した直後で、クレードル400より受信開始信号を受信していない場合(S231:NO)、受信開始信号用カウンタの時間が15分以上か否かが判断される(S232)。ここで、15分を経過していない場合(S232:NO)、S231に戻る。
また、受信開始信号用カウンタの時間が15分以上となった場合(S232:YES)、データ項目用カウンタ及び受信開始信号用カウンタを停止し、「0」に初期化する(S234)。そして、S221へ戻る。
また、受信開始信号を受信した場合(S231:YES)、履歴情報に基づいた更新データをクレードル400に送信し、履歴情報を更新する(S233)。ここで、更新データは、履歴情報テーブル3310のデータ状況欄3314に記憶された「未送信」に対応するバージョンの更新データである。そして、送信した更新データに対応するバージョンのデータ状況欄3314は、「送信済」となる。そして、データ項目用カウンタ及び受信開始信号用カウンタを停止し、「0」に初期化し(S234)、S221へ戻る。
以上のように、上述したサーバ500では、クレードル400に送信した更新データの履歴情報を履歴情報記憶エリア3301の履歴情報テーブル3310に記憶することができ、サーバ側で携帯端末1の識別情報に対応した履歴情報を管理する。これにより、クレードル400で履歴情報を管理する必要がなくなり、履歴情報に基づいた更新データをクレードルに送信することができる。
なお、上記実施の形態におけるHDD33が、「サーバ側記憶手段」に該当する。また、ユーザID及び登録データ項目をサーバ500に対して送信する処理(S201)を行うCPU10が「識別情報送信手段」及び「データ項目送信手段」に該当する。また、履歴情報に基づいた更新データをクレードル400に送信し、履歴情報を更新する処理(S233)を行うCPU10が「更新データ送信手段」及び「第2履歴情報変更手段」に該当する。
なお、上記した第一〜第四の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。上記した第一〜第四の実施形態では、日時を計測している計時装置19は、クレードル100,200,300の内部に設けられているが、クレードル100,200,300の外部に設けられ、必要に応じて日時を取得するようにしても問題はない。
また、上記した第一〜第四の実施形態では、携帯端末通信処理を実行してから5時間以上経過すると携帯端末1の電池の充電が行われるが、時間は5時間に限定しない。また、2ヶ月以上携帯端末1に転送されていない更新データは、HDD13の更新データ記憶エリア1305から削除されるが、その期間は2ヶ月に限定しない。
また、上記した第一〜第四の実施形態では、サーバ通信処理において、サーバ4から通信許可信号を受信する待ち時間は1分以内としているが、通信許可信号の待ち時間はこれに限定しない。また、サーバ4から更新データ信号を受信する待ち時間は2分以内としているが、更新データ信号の待ち時間はこれに限定しない。また、通信許可信号を受信する時間が15秒以内であれば、サーバ4へのアクセスが込み合っていないと判断しているが、その時間はこれに限定しない。
また、上記の実施の形態では、受信完了時刻決定処理において受信完了時刻を決定する際、接続時刻情報(T1_0〜T1_9)又は切断時刻情報(T2_0〜T2_9)の履歴の個数が、午前の履歴の数が午後の履歴の数以上か否かで受信完了時刻を決定しているが、受信完了時刻の決定方法はこれに限定しない。例えば、接続時刻情報又は切断時刻情報の時刻の平均であってもよい。
携帯端末1及びクレードル100の接続形態の一例を示す図である。 携帯端末1の電気的構成を示すブロック図である。 クレードル100の電気的構成を示すブロック図である。 サーバ4の電気的構成を示すブロック図である。 クレードル100のHDD13の記憶エリアの構成を示す模式図である 履歴情報テーブル1310の構成を示す模式図である。 クレードル100で行われるデータ更新処理のフローチャートである。 クレードル100で行われるサーバ通信処理のフローチャートである。 クレードル100で行われるデータ受信処理のフローチャートである。 クレードル100で行われる携帯端末通信処理のフローチャートである。 クレードル100で行われる受信完了時刻決定処理のフローチャートである。 クレードル200で行われる受信完了時刻決定処理のフローチャートである。 クレードル300で行われるデータ受信処理のフローチャートである。 サーバ500の電気的構成を示すブロック図である。 履歴情報テーブル3310の構成を示す模式図である。 クレードル400で行われるデータ受信処理のフローチャートである。 サーバ500で行われる更新データ送信処理のフローチャートである。
符号の説明
1 携帯端末
3 通信回路
4,500 サーバ
10,30,50,70 CPU
12,32,52,72 RAM
13,33,53,73 HDD
15,75 通信制御部
16,60 充電制御部
17 携帯端末接続部
18 サーバ間通信制御部
19,36 計時装置
20,37 カウンタ
35 通信制御部
61 電池
63 クレードル接続部
100,200,300,400 クレードル
1201 受信フラグ記憶エリア
1202 送信フラグ記憶エリア
1303 ユーザID記憶エリア
1304 登録データ項目記憶エリア
1305 更新データ項目記憶エリア
1306 受信完了時刻記憶エリア
1307,3301 履歴情報記憶エリア
1308 時刻履歴記憶エリア
1310,3310 履歴情報テーブル
1311,3311 ユーザID欄
1312,3312 ソフトウェア項目
1313,3313 バージョン欄
1315,3314 データ状況欄
1316,3315 最新バージョン欄
1317,3316 登録データ項目

Claims (13)

  1. 情報を表示する携帯端末に接続されるクレードルであって、
    前記携帯端末に表示させるデータ、または前記携帯端末を制御するプログラムのデータを記憶するクレードル側記憶手段と、
    前記携帯端末と通信を行う第1通信手段と、
    前記データをサーバより取得するために、サーバと通信を行う第2通信手段と、
    前記クレードル側記憶手段に記憶されたデータの更新データを前記サーバより第2通信手段を介して受信する更新データ受信手段と、
    前記更新データ受信手段により受信した前記更新データを前記クレードル側記憶手段に記憶させる更新データ記憶制御手段と、
    前記更新データ記憶制御手段にて前記クレードル側記憶手段に記憶された前記更新データを前記第1通信手段を介して前記携帯端末へ送信するデータ送信手段と
    を備えたことを特徴とするクレードル。
  2. 前記更新データを受信するための情報を前記第2通信手段を介して前記サーバに送信してから、当該情報に対して前記サーバから返信される信号を受信するまでの時間が一定時間以内である場合、前記第2通信手段が混み合っていないと判断するネットワーク判断手段を備え、
    前記更新データ受信手段は、前記ネットワーク判断手段により前記第2通信手段が混み合っていないと判断された場合、前記クレードル側記憶手段に記憶されたデータの更新データを前記サーバより受信することを特徴とする請求項1に記載のクレードル。
  3. 前記携帯端末が接続されたか否か又は前記携帯端末の接続が切断されたか否かを判断する操作判断手段と、
    前記操作判断手段により前記携帯端末が接続された又は携帯端末の接続が切断されたと判断された場合の時刻を取得する時刻取得手段と、
    前記時刻取得手段により取得された時刻を履歴時刻として前記クレードル側記憶手段に記憶させる履歴時刻記憶制御手段と、
    前記履歴時刻記憶制御手段にて記憶された前記履歴時刻に基づいて、前記サーバからの前記更新データの受信を完了する時刻を受信完了時刻として決定する受信完了時刻決定手段と、
    前記第2通信手段の通信速度と前記更新データの容量とに基づいて、前記サーバから前記更新データの受信に要する時間を受信時間として算出する受信時間算出手段と、
    前記受信完了時刻と前記受信時間とに基づいて、前記更新データ受信手段による前記更新データの受信を開始させる予定の時刻である受信開始予定時刻を決定する受信開始予定時刻決定手段と
    を備え、
    前記更新データ受信手段は、
    現在の時刻が前記受信開始予定時刻より前の場合、前記ネットワーク判断手段により前記第2通信手段が混み合っていないと判断された場合に前記更新データの受信を行い、
    現在の時刻が前記受信開始予定時刻以降の場合、前記ネットワーク判断手段により前記第2通信手段が混み合っていると判断された場合においても前記更新データの受信を行うことを特徴とする請求項2に記載のクレードル。
  4. 前記受信開始予定時刻決定手段は、前記受信完了時刻から前記受信時間分だけ前の時刻を前記受信開始予定時刻として決定することを特徴とする請求項3に記載のクレードル。
  5. 前記履歴時刻記憶制御手段にて前記クレードル側記憶手段に記憶された前記履歴時刻のうち、所定の時刻以前の前記履歴時刻の数と前記所定の時刻よりも遅い前記履歴時刻の数とを比較する時刻比較手段を備え、
    前記受信完了時刻決定手段は、
    前記時刻比較手段により比較された結果、前記時刻判断手段により前記所定の時刻以前の時刻の前記履歴時刻の数が、前記所定の時刻よりも遅い前記履歴時刻の数以上と判断された場合、前記所定の時刻より前の時刻である第1所定時刻を前記受信完了時刻とし、
    前記時刻判断手段により前記所定の時刻以前の時刻の前記履歴時刻の数が、前記所定の時刻よりも遅い前記履歴時刻の数より少ないと判断された場合、前記所定の時刻より後の時刻である第2所定時刻を前記受信完了時刻とすることを特徴とする請求項3又は4に記載のクレードル。
  6. 前記携帯端末が接続されたか否かを判断する接続判断手段を備え、
    前記時刻取得手段は、
    前記接続判断手段により前記携帯端末が接続されたと判断された場合に、接続された時刻を取得することを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載のクレードル。
  7. 前記携帯端末との接続が切断されたか否かを判断する切断判断手段と、
    前記第1通信手段の通信速度と前記更新データの容量とに基づいて、前記携帯端末への前記更新データの送信に要する時間を送信時間として算出する送信時間算出手段と
    を備え、
    前記時刻取得手段は、
    前記切断判断手段により前記携帯端末と前記クレードルとの接続が切断されたと判断された場合に、接続が切断された時刻を取得し、
    前記受信開始予定時刻決定手段は、前記受信時間と前記送信時間とを加えた時間分だけ前記受信完了時刻から前の時刻を、前記受信開始予定時刻として決定することを特徴とする請求項3に記載のクレードル。
  8. 携帯端末を識別する情報である識別情報を前記携帯端末より取得する識別情報取得手段と、
    前記更新データ受信手段により受信した前記更新データのバージョンの情報であるバージョン情報と携帯端末に前記更新データを送信したか否かの判断に用いる送信履歴情報とを少なくとも備えた履歴情報を、前記識別情報取得手段により取得した前記識別情報毎に前記クレードル側記憶手段に記憶させる第1履歴情報記憶制御手段と、
    前記更新データ受信手段によって前記更新データを前記サーバより受信した場合、前記更新データの前記バージョン情報が記憶された前記履歴情報を前記クレードル側記憶手段に追加する第1履歴情報追加手段と、
    前記データ送信手段により前記更新データを前記携帯端末に送信した場合、前記識別情報に対応した前記履歴情報の前記送信履歴情報を変更する第1履歴情報変更手段と、
    前記更新データを前記携帯端末へ送信したか否かを前記履歴情報に設けられた前記送信履歴情報に基づいて判断する更新データ送信判断手段と
    を備え、
    前記データ送信手段は、
    前記更新データ送信判断手段により前記更新データを送信していないと判断された場合に、前記更新データを前記携帯端末に送信することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のクレードル。
  9. 前記履歴情報は、前記サーバから取得するデータの項目であるデータ項目毎に構成され、
    前記携帯端末に設定された前記データ項目を前記携帯端末より取得するデータ項目取得手段と、
    前記データ項目取得手段により取得した前記データ項目が、前記第1履歴情報記憶手段にて記憶された前記データ項目と一致するか否かを判断するデータ項目変更判断手段とを備え、
    前記更新データ受信手段は、
    前記データ項目変更判断手段により前記データ項目が一致しないと判断された場合に、一致しなかった前記データ項目を前記携帯端末から取得し、前記データ項目に対応した前記更新データを前記サーバより受信することを特徴とする請求項8に記載のクレードル。
  10. 前記履歴情報は、前記サーバから取得するデータの項目であるデータ項目毎に構成され、
    前記携帯端末に設定された前記データ項目を前記携帯端末より取得するデータ項目取得手段と、
    前記更新データ受信手段は、
    前記データ項目に対応した前記更新データを前記サーバより受信することを特徴とする請求項8に記載のクレードル。
  11. 前記携帯端末が備える電池の電池残量が所定値以下か否かを判断する充電量判断手段と、
    前記充電量判断手段により前記電池の電池残量が所定値以下と判断された場合、前記電池へ電力を供給して充電を行う充電手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載のクレードル。
  12. 請求項1乃至7のいずれかに記載のクレードルと、前記更新データを記憶し、前記第2通信手段を介して当該クレードルと通信を行うサーバとを備えたクレードル制御システムであって、
    前記クレードルは、
    前記識別情報取得手段により取得した前記識別情報を前記サーバに送信する識別情報送信手段と、
    前記データ項目取得手段により取得した前記データ項目を前記サーバに送信するデータ項目送信手段とを備え、
    前記サーバは、
    前記更新データを記憶するサーバ側記憶手段と、
    前記クレードルから前記識別情報送信手段により送信された前記識別情報を受信する識別情報受信手段と、
    前記クレードルから前記データ項目送信手段により送信された前記データ項目を受信するデータ項目受信手段と、
    前記第2通信手段を介して、前記更新データを前記クレードルに送信する更新データ送信手段と、
    前記更新データ送信手段により送信した前記更新データのバージョンの情報であるバージョン情報と、前記クレードルに前記更新データを送信したか否かの判断に用いる送信履歴情報とを少なくとも備えた履歴情報を、前記識別情報受信手段により受信した前記識別情報毎に前記サーバ側記憶手段に記憶させる第2履歴情報記憶制御手段と、
    前記識別情報受信手段により受信した前記識別情報及び前記データ項目受信手段により受信した前記データ項目に対応した前記更新データを前記クレードルに送信したか否かを前記第2履歴情報記憶制御手段にて記憶された前記履歴情報の前記送信履歴情報に基づいて判断する送信判断手段と、
    前記更新データ送信手段により前記更新データを前記クレードルに送信した場合、前記識別情報に対応した前記履歴情報の前記送信履歴情報を変更する第2履歴情報変更手段と
    を備え、
    前記更新データ送信手段は、前記送信判断手段により前記更新データを前記クレードルに送信していないと判断された場合、前記更新データを前記クレードルに送信することを特徴とするクレードル制御システム。
  13. 請求項1乃至11のいずれかに記載のクレードルの各種処理手段としてクレードルに内蔵されたコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
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