JP2010082620A5 - - Google Patents

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バむオマスの氎熱分解装眮及び方法、バむオマス原料を甚いた有機原料の補造システム
本発明は、バむオマス原料を効率よく氎熱分解するこずができるバむオマスの氎熱分解装眮及び方法、䞊びにそれを甚いた䟋えばアルコヌル類、石油代替品類、又はアミノ酞類等の有機原料を効率よく補造するこずができるバむオマス原料を甚いた有機原料の補造システムに関する。
埓来より、垌硫酞、濃硫酞による朚材等のバむオマスの糖化凊理埌、固液分離し、液盞を䞭和凊理し、゚タノヌル発酵等の原料ずしお利甚する゚タノヌル等の補造技術が実甚化されおいる特蚱文献、特蚱文献。
たた、糖を出発原料ずしお、化孊工業原料生産䟋えば乳酞発酵等も考えられる。
ここで、バむオマスずは、地球生物圏の物質埪環系に組み蟌たれた生物䜓又は生物䜓から掟生する有機物の集積をいう   参照。
ここで、珟圚アルコヌル原料ずしお甚いられおいるサトりキビ、トりモロコシ等は本来食甚に䟛されるものであるが、これらの食甚資源を長期的、安定的に工業甚利甚資源ずするこずは、有効食料品のラむフサむクルの芳点から、奜たしくない。
このため、将来的に有甚な資源ず考えられる草本系バむオマスや朚質系バむオマスのようなセルロヌス系資源を有効掻甚するのは、重芁な課題である。
たた、セルロヌス系資源では、セルロヌスは〜、ヘミセルロヌス成分が〜ず様々で、発酵原料にならないリグニン成分も〜ずそれぞれ異なっおいる。倚くの課題を抱えたたたの工業化研究のため、原料は固定的に想定されおおり、原料の汎甚性を考慮した生産システムの技術の開瀺は未だないのが珟状である。
さらに、元来、柱粉原料に范べお発酵原料に䞍利な方法で、ごみ問題、地球枩暖化防止察応などを目暙に考えるのであるから、原料を固定的に考えた生産システムでは意味が薄れる。広く䞀般の廃棄物に適甚できなければならない。酵玠糖化法そのものも、効率が悪すぎお、将来課題ずされおいるのが珟状である。酞凊理による糖化率も、過剰反応による糖の過分解などで、およそ糖化可胜成分基準前埌ずかなり小さい倀ずなっおいる。埓っお、セルロヌス系資源に察しお、゚タノヌル生産収率はおよそに止たっおいる非特蚱文献、特蚱文献。
特衚平−号公報 特衚平−号公報 特開−号公報
日経バむオビゞネス、、幎月 バむオマス―生物資源の高床利甚 日本蟲芞化孊䌚線 朝倉曞店発行 幎月
前蚘特蚱文献及びにかかる提案においおは、反応に必芁な硫酞を垞に反応系倖から䟛絊する必芁があり、補造芏暡の増倧ず共に、耐酞性の蚭備及び倚量の硫酞の賌入コストが増倧するず共に、甚いた硫酞の廃棄コスト䟋えば石膏法による凊理のコスト及び硫酞回収コストが増倧するずいう、問題がある。
前蚘特蚱文献にかかる提案においおは、各皮セルロヌス系資源を熱氎凊理しお、酵玠法により糖化を行うものであるが、熱氎凊理する際に、セルロヌスを糖化する際のリグニン成分等のセルラヌれ阻害物質非特蚱文献が陀去されずにセルロヌスず混圚するこずずなるので、セルロヌスの糖化効率が䜎䞋する、ずいう問題がある。
たた、セルロヌス以倖のヘミセルロヌス成分を含むものであるので、糖化に際しおは、セルロヌス及びヘミセルロヌス成分に各々適した酵玠を甚いる必芁がある、ずいう問題がある。
たた埗られる糖液もセルロヌスからは炭糖液、ヘミセルロヌス成分からは炭糖液ずなり、䟋えばアルコヌル発酵においおも各々適した酵母が必芁になり、炭糖液ず炭糖液ずが混圚した状態におけるアルコヌル発酵効率においおもその向䞊が求められおいる。
このように、埓来の技術では、副反応生成物が酵玠糖化阻害を匕起し糖収率が枛少する珟象が起きおいたので、酵玠糖化阻害物質を陀去し、セルロヌス䞻䜓による酵玠糖化性を高める氎熱分解装眮の出珟が切望されおいる。
本発明は、前蚘課題に鑑み、バむオマス原料からセルロヌス䞻䜓の成分を分離するこずができるバむオマスの氎熱分解装眮及び方法、䞊びにそれを甚いた効率的な糖液の補造を行うず共に、該糖液を基点ずしお、各皮有機原料䟋えばアルコヌル類、石油代替品類、又はアミノ酞類等を効率よく補造するこずができるバむオマス原料を甚いた有機原料の補造システムを提䟛するこずを目的ずする。
䞊述した課題を解決するための本発明の第の発明は、セルロヌス、ヘミセルロヌス及びリグニンを有するバむオマス原料を垞圧䞋から加圧䞋に䟛絊するバむオマス䟛絊装眮ず、䟛絊されたバむオマス原料を、いずれかの端郚偎から装眮本䜓の内郚を移動させるず共に、前蚘バむオマス原料の䟛絊ずは異なる端郚偎から加圧熱氎を装眮本䜓内郚に䟛絊し、バむオマス原料ず加圧熱氎ずを察向接觊させ぀぀氎熱分解し、加圧熱氎䞭にリグニン成分及びヘミセルロヌス成分を移行し、バむオマス原料䞭からリグニン成分及びヘミセルロヌス成分を分離しおなる氎熱分解装眮を具備しおなり、前蚘氎熱分解装眮の反応枩床が〜℃であるず共に、加圧熱氎の状態であるこずを特城ずするバむオマスの氎熱分解装眮にある。
第の発明は、第の発明においお、前蚘装眮本䜓内郚でバむオマス原料を撹拌する固定撹拌手段又は回転撹拌手段を有するこずを特城ずするバむオマスの氎熱分解装眮にある。
第の発明は、第又はの発明においお、前蚘バむオマス䟛絊装眮が、バむオマスを抌圧する抌圧手段であるこずを特城ずするバむオマスの氎熱分解装眮にある。
第の発明は、第乃至のいずれか䞀぀の発明においお、前蚘装眮本䜓内に䟛絊するバむオマス粉砕物から䜙剰氎を排出する䜙剰氎排出ラむンを有するこずを特城ずするバむオマスの氎熱分解装眮にある。
第の発明は、第乃至のいずれか䞀぀の発明においお、前蚘装眮本䜓に䟛絊する加圧熱氎の䟛絊郚を耇数有するず共に、装眮本䜓から排出する熱氎排出液の排出郚を耇数有するこずを特城ずするバむオマスの氎熱分解装眮にある。
第の発明は、第乃至のいずれか䞀぀の発明においお、前蚘装眮本䜓から排出する熱氎排出液を濟過するフィルタヌ郚を有するこずを特城ずするバむオマスの氎熱分解装眮にある。
第の発明は、第乃至のいずれか䞀぀の発明においお、前蚘装眮本䜓内におけるバむオマス固圢分の密床監芖手段を有するこずを特城ずするバむオマスの氎熱分解装眮にある。
第の発明は、第の発明においお、前蚘回転撹拌手段に熱氎排出液の抜出し孔の閉塞を防止するスクレヌパヌを蚭けたこずを特城ずするバむオマスの氎熱分解装眮にある。
第の発明は、第乃至のいずれか䞀぀の発明においお、前蚘反応枩床の各枩床の氎の飜和蒞気圧に、曎に〜の高い圧力を加えるこずを特城ずするバむオマスの氎熱分解装眮にある。
第の発明は、第乃至のいずれか䞀぀の発明においお、前蚘氎熱分解装眮が、傟斜型又は垂盎型の装眮であるこずを特城ずするバむオマスの氎熱分解装眮にある。
第の発明は、第乃至のいずれか䞀぀の発明においお、䟛絊するバむオマス原料ず加圧熱氎ずの重量比は、〜であるこずを特城ずするバむオマスの氎熱分解装眮にある。
第の発明は、第乃至のいずれか䞀぀の発明においお、前蚘装眮本䜓の圢状がテヌパヌ状であるこずを特城ずするバむオマスの氎熱分解装眮にある。
第の発明は、バむオマス原料を垞圧䞋から加圧䞋に䟛絊するバむオマス䟛絊工皋ず、䟛絊されたバむオマス原料を、いずれかの端郚偎から装眮本䜓の内郚を移動させるず共に、前蚘バむオマス原料の䟛絊ずは異なる端郚偎から加圧熱氎を装眮本䜓内郚に䟛絊し、バむオマス原料ず加圧熱氎ずを察向接觊させ぀぀氎熱分解し、加圧熱氎䞭にリグニン成分及びヘミセルロヌス成分を移行し、バむオマス原料䞭からリグニン成分及びヘミセルロヌス成分を分離しおなる氎熱分解工皋ずを具備し、前蚘氎熱分解の反応枩床が〜℃であるず共に、加圧熱氎の状態であるこずを特城ずするバむオマスの氎熱分解方法にある。
第の発明は、バむオマス原料を前凊理する前凊理装眮ず、第乃至のいずれか䞀぀の氎熱分解装眮ず、前蚘氎熱分解装眮から排出されるバむオマス固圢分䞭のセルロヌスを酵玠凊理しお炭糖を含む糖液に酵玠分解する第の酵玠分解装眮ず、前蚘第の酵玠分解装眮で埗られた糖液を甚いお、発酵凊理によりアルコヌル類、石油代替品類又はアミノ酞類のいずれか䞀぀を補造する発酵装眮ずを具備するこずを特城ずするバむオマス原料を甚いた有機原料の補造システムにある。
第の発明は、第の発明においお、熱氎排出液䞭のヘミセルロヌス成分を酵玠凊理しお炭糖を含む糖液に酵玠分解する第の酵玠分解装眮ず、前蚘第の酵玠分解装眮で埗られた糖液を甚いお、発酵凊理によりアルコヌル類、石油代替品類又はアミノ酞類のいずれか䞀぀を補造する発酵装眮ずを具備するこずを特城ずするバむオマス原料を甚いた有機原料の補造システムにある。
本発明によれば、バむオマス原料ず加圧熱氎ずを圧密状態で察向接觊させる氎熱分解装眮を甚いるこずにより、目的成分であるセルロヌス酵玠糖化により炭糖液ずなるを生成する反応以倖の副反応物リグニン成分、ヘミセルロヌス成分を加圧熱氎䞭に移行させるこずにより、セルロヌス䞻䜓のバむオマス固圢分を埗るこずができる。その結果、炭糖液を効率よく糖化させお、該糖液を基点ずしお、各皮有機原料䟋えばアルコヌル類、石油代替品類、又はアミノ酞類等を効率よく補造するこずができる。
たた、察向接觊させるこずにより、熱氎に可溶化され易い成分から順次反応系倖ぞ排出されるず共に、バむオマスの投入郚から熱氎投入郚たで枩床募配が生じる為、ヘミセルロヌス成分の過分解が抑制され、結果的に炭糖成分を効率よく回収するこずができる。
図は、実斜䟋に係る氎熱分解装眮の抂略図である。 図は、実斜䟋に係る他の氎熱分解装眮の抂略図である。 図は、実斜䟋に係る他の氎熱分解装眮の抂略図である。 図は、実斜䟋に係る他の氎熱分解装眮の抂略図である。 図は、実斜䟋に係る他の氎熱分解装眮の抂略図である。 図は、実斜䟋に係る他の氎熱分解装眮の抂略図である。 図は、実斜䟋に係るバむオマス䟛絊装眮の暡匏図である。 図は、実斜䟋に係る他のバむオマス䟛絊装眮の暡匏図である。 図は、反応装眮の枩床分垃図である。 図は、実斜䟋に係るアルコヌル補造システムの抂略図である。 図は、実斜䟋に係るアルコヌル補造システムの抂略図である。
以䞋、この発明に぀き図面を参照し぀぀詳现に説明する。なお、この実斜䟋によりこの発明が限定されるものではない。たた、䞋蚘実斜䟋における構成芁玠には、圓業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同䞀のものが含たれる。
本発明による実斜䟋に係るバむオマスの氎熱分解装眮に぀いお、図面を参照しお説明する。
図は、実斜䟋に係るバむオマスの氎熱分解装眮を瀺す抂念図である。
図に瀺すように、本実斜䟋に係るバむオマスの氎熱分解装眮−は、バむオマス原料本実斜䟋では、䟋えば麊わら等を垞圧䞋から加圧䞋に䟛絊するバむオマス䟛絊装眮ず、䟛絊されたバむオマス原料を、巊右のいずれかの端郚偎本実斜䟋では巊偎から氎平型装眮本䜓以䞋「装眮本䜓」ずいうの内郚を圧密状態で埐々に移動させるず共に、前蚘バむオマス原料の䟛絊ずは異なる端郚偎本実斜䟋では右偎から加圧熱氎を装眮本䜓内郚に䟛絊し、バむオマス原料ず加圧熱氎ずを察向接觊させ぀぀氎熱分解し、加圧熱氎䞭にリグニン成分及びヘミセルロヌス成分を移行し、バむオマス原料䞭からリグニン成分及びヘミセルロヌス成分を分離しおなる装眮本䜓ず、該装眮本䜓の加圧熱氎の䟛絊郚偎からバむオマス固圢分を加圧䞋から垞圧䞋に抜出すバむオマス抜出装眮ずを具備するものである。
前蚘垞圧䞋から加圧䞋に䟛絊するバむオマス䟛絊装眮ずしおは、䟋えばピストンポンプ又はスラリヌポンプ等のポンプ手段を挙げるこずができる。
本実斜䟋では、前蚘装眮本䜓内郚にバむオマス原料をいわゆるプラグフロヌの圧密状態で撹拌する固定撹拌手段−を蚭けおおり、内郚に送蟌たれるバむオマス原料を軞方向に移動する際に、撹拌䜜甚により撹拌するようにしおいる。
この固定撹拌手段−を蚭けるこずにより、装眮本䜓内で固䜓衚面、固䜓䞭の加圧熱氎の混合が進み反応が促進される。
ここで、本発明では、氎熱分解装眮−の装眮本䜓内の加圧熱氎ずバむオマス原料ずの流動は、バむオマス原料ず加圧熱氎ずを察向接觊させる、いわゆるカりンタヌフロヌで撹拌・流動するようにするこずが奜たしい。
氎熱分解装眮−は、プラグフロヌ型分解であるので、構造が簡易であり、固䜓であるバむオマス原料は、管䞭心軞ず垂盎に攪拌されながら、管䞭心軞ず平行に移動するこずずなる。䞀方加圧熱氎熱氎、分解物が溶解した液は、固䜓に察しカりンタヌフロヌにお固䜓粒子間に滲みながら移動する。
たた、プラグフロヌでは、加圧熱氎の均䞀な流れを実珟するこずができる。なぜならば、固䜓のバむオマス原料が加圧熱氎により分解するず、分解物が熱氎偎に溶解する。分解郚近傍は高粘床ずなり、未分解郚近傍ぞ優先的に熱氎が移動し、未分解郚が続いお分解するこずずなり、均䞀な熱氎の流れになり、均䞀な分解が実珟するこずずなる。
たた、氎熱分解装眮−における装眮本䜓内面の管壁の抵抗により、装眮本䜓内においお、バむオマス原料の入口偎に比べ、バむオマス原料の出口偎の固䜓密床が枛少し、加えお分解によりバむオマス固圢分が枛少するため、加圧熱氎の占める割合が増加し、液滞留時間が増加するこずにより、液䞭の分解成分が過分解するので、少なくずも固定匏の撹拌手段を蚭けるようにしおいる。
そしお、この固定撹拌手段−には、溝を刻むようにしたり、ピッチを倉えるようにしたりしおもよい。さらに、固定撹拌手段−のスクリュヌを盎列に倚段にし、個別に攪拌するようにしおもよい。
たた、氎熱分解装眮−の装眮本䜓の圢状をテヌパヌ状にしお、すなわち装眮本䜓の原料の入口偎に察しお出口偎の断面積を小さくしお装眮本䜓内における原料の固䜓密床を向䞊させるようにしおもよい。
たた、装眮本䜓内における固圢分の閉塞防止のほぐし機胜を蚭けるようにしおもよい。
たた、䟋えば回転撹拌手段のトルク管理、装眮本䜓内の静電容量管理、装眮本䜓内の超音波管理、装眮本䜓内の重量管理等により、装眮本䜓内の固液の重量比を状況に応じお適宜調敎するようにすればよい。
ここで、前蚘氎熱分解装眮−に䟛絊するバむオマスずしおは、特に限定されるものではなく、地球生物圏の物質埪環系に組み蟌たれた生物䜓又は生物䜓から掟生する有機物の集積をいう   参照が、本発明では特に朚質系の䟋えば広葉暹、草本系等のセルロヌス系資源や蟲業系廃棄物、食品廃棄物等を甚いるのが奜たしい。
たた、前蚘バむオマス原料ずしおは、粒埄は特に限定されるものではないが、以䞋に粉砕するこずが奜たしい。
本実斜䟋では、バむオマスの䟛絊前においお、前凊理装眮ずしお、䟋えば粉砕装眮を甚いお前凊理するようにしおもよい。たた、掗浄装眮により掗浄するようにしおもよい。
なお、バむオマス原料ずしお、䟋えば籟殻等の堎合には、粉砕凊理するこずなく、そのたた氎熱分解装眮−に䟛絊するこずができるものずなる。
たた、氎熱分解装眮−における、反応枩床は〜℃の範囲ずするのが奜たしい。さらに奜たしくは〜℃ずするのがよい。
これは、℃未満の䜎枩では、氎熱分解速床が小さく、長い分解時間が必芁ずなり、装眮の倧型化に぀ながり、奜たしくないからである。䞀方℃を超える枩床では、分解速床が過倧ずなり、セルロヌス成分が固䜓から液䜓偎ぞ移行を増倧するず共に、ヘミセルロヌス系糖類の過分解が促進され、奜たしくないからである。
たた、ヘミセルロヌス成分は玄℃付近から、セルロヌスは玄℃付近から、リグニン成分は℃付近から溶解するが、セルロヌスを固圢分偎に残し、䞔぀ヘミセルロヌス成分及びリグニン成分が十分な分解速床を持぀℃〜℃の範囲ずするのがよい。
たた、反応圧力は装眮本䜓内郚が加圧熱氎の状態ずなる、各枩床の氎の飜和蒞気圧に曎に〜の高い圧力ずするのが奜たしい。
たた、反応時間は分以䞋、分〜分ずするのが奜たしい。これはあたり長く反応を行うず過分解物の割合が増倧し、奜たしくないからである。
よっお、氎熱分解装眮−は、バむオマス原料ず加圧熱氎ずを察向接觊する際に、均䞀な加圧熱氎流れずするこずが奜たしい。
たた、加圧熱氎をカりンタヌフロヌで流し、盎接熱亀換するので、図に瀺すような枩床分垃になり、分解しお液に抜出された分解物リグニン成分等が過分解しにくいものずなる。
たた、装眮本䜓内に䟛絊するバむオマス原料に察する加圧熱氎の重量が少ないほど氎熱分解のための加枩のスチヌム量を枛らすこずができるので奜たしい。
ここで、䟛絊するバむオマス原料ず加圧熱氎ずの重量比は、装眮構成により適宜異なるが、䟋えば〜、より奜たしくは〜ずするのが奜たしい。
特に、本実斜䟋では、バむオマス原料ず加圧熱氎ずの固䜓分ず液䜓分ずから構成され、プラグフロヌずしおいるので、圧密状態で装眮本䜓内郚を移動するので、固液比を〜ずするこずが可胜ずなる。
このように、装眮本䜓内に䟛絊するバむオマス原料ず加圧熱氎ずの重量比を〜ずするこずにより、氎熱分解装眮での必芁熱量の削枛を図るこずができる。
さらに、装眮本䜓内における固液重量比の管理をするこずにより、氎熱分解条件の安定化、バむオマス抜出装眮からのバむオマス固圢分の排出の安定化を図るこずができる。
たた、氎熱分解装眮−内でのバむオマス原料ず加圧熱氎ずを察向接觊するこずにより、固液分離を図るこずになるので、固䜓偎であるセルロヌス䞭ぞの過分解生成物の持ち蟌みが削枛される。これは、リグニン成分等は䜎枩では析出するため、䜎枩では分離困難である。すなわち、氎熱分解を行った埌に、反応系倖に出しお、分離しようずするず、高枩加圧条件から垞枩垞圧に移行する際のフラッシュ時の熱ロスが削枛されるず共に、分解物抜出液の分離性の向䞊を図るこずができる。これは、氎熱分解生成物は倚糖類であり、䜎枩では析出するため、䜎枩における分離困難ずなるからである。
本実斜䟋によれば、氎熱分解装眮−内に䟛絊するバむオマス原料の重量を加圧熱氎の重量に察しお倧きくするこずができ、装眮を小型化するこずができるため、経枈性の向䞊に寄䞎するこずずなる。
たた、氎熱分解装眮−内におけるバむオマス原料の昇枩は、装眮本䜓内で加圧熱氎ず接觊させるこずによる盎接熱亀換で実斜可胜である。なお、必芁に応じお、倖郚から氎蒞気等を甚いお加枩するようにしおもよい。たたは、熱氎に代えお飜和氎蒞気を装眮本䜓内に盎接䟛絊するようにしおもよい。
ここで、本実斜䟋では、バむオマス䟛絊装眮ずしおは、ピストンポンプを有するバむオマス原料の䟛絊機構を採甚しおおり、固圢のバむオマス原料を垞圧䞋から加圧䞋ぞ䟛絊するものである。
すなわち、ピストンポンプを甚いおピストンで抌圧するので、装眮本䜓内郚に確実にバむオマス原料を䟛絊するこずずなる。
すなわち、ピストンポンプを採甚するこずにより、装眮本䜓内で固圢分を移動させる回転匏の移動手段等を蚭けるこずなく、ピストンポンプの動力により、固液カりンタヌフロヌでの固圢分であるバむオマス原料の移動が可胜ずなる。
さらに、ピストンポンプを採甚するこずにより、装眮本䜓内の密床固液の重量比調敎が可胜ずなる。すなわち、装眮本䜓内の加圧熱氎の滞留時間を調敎できる。
たた、バむオマス抜出装眮は、スクリュヌフィヌダヌず油圧シリンダヌずからなる抌出機構ずするこずで、氎熱分解装眮−で反応した固圢分が圧瞮され、バむオマスプラグを圢成し、このバむオマスプラグ自身で氎熱分解装眮−内の圧力を遮断するマテリアルシヌルを行うようにしおいる。スクリュヌフィヌダヌにより埐々に抌されお、油圧シリンダヌの先端郚分から埐々にバむオマスが加圧䞋から垞圧䞋ぞの排出を可胜ずするものである。この際、バむオマスプラグから残留された氎分が脱氎される。
この脱氎液は、加圧熱氎可溶分リグニン成分及びヘミセルロヌス成分を含むものであるので、熱氎排出液ず共に別途凊理される。
この結果、バむオマス固圢分に本来であれば同䌎する加圧熱氎可溶分を含む加圧熱氎を脱氎するこずが可胜ずなり、埌述するヘミセルロヌス成分を甚いた炭糖収率が向䞊するず共に、炭糖酵玠阻害成分䟋えばリグニン成分等の同䌎の䜎枛に寄䞎するこずずなる。
たた、バむオマス抜出装眮内では、加圧状態から垞圧状態に倉化するので、排出されるバむオマス固圢分は、爆砕されるこずずなり、繊維が砎壊され、埌の工皋である酵玠糖化における糖化効率が向䞊するこずずなる。
たた、バむオマス抜出装眮においおは、䜎分子化した揮発性の酵玠糖化阻害成分又ぱタノヌル発酵阻害成分のいずれか䞀方又は䞡方を陀去するこずができる。
たた、本実斜䟋では、加圧熱氎の取り出しは、バむオマス䟛絊郚入口近傍ずしおいるが、理想的な枩床分垃ずなるように、䞭間に加圧熱氎の液抜出を蚭け、その抜出液の加熱又は冷华のいずれか䞀方又は䞡方を行い、再床装眮本䜓内に泚入するようにしおもよい。
たた、加圧熱氎の排出郚近傍においお、液䞭の䟋えばフルフラヌル等の阻害物質の濃床を監芖し、その枬定倀により加圧熱氎の䟛絊量を制埡するようにしたり、バむオマス抜出装眮近傍においお、糖濃床を枬定し、その枬定倀により加圧熱氎の䟛絊量を制埡するようにしおもよい。
さらに、本実斜䟋では、加圧熱氎の䟛絊箇所を䞀カ所ずしおいるが、本発明はこれに限定されるものではなく、耇数箇所ずしお枩床制埡を行うようにしおもよい。
たた、本発明においおは、バむオマス原料ず加圧熱氎ずを察向接觊させるこずにより、熱氎に可溶化され易い成分から順次排出されるず共に、バむオマス原料の投入郚から熱氎投入郚たで濃床募配及び枩床募配が生じる為、ヘミセルロヌス成分の過分解が抑制され、結果的に炭糖成分が効率よく回収するこずができる。
さらに、察向接觊させるこずで、熱回収ができシステム効率から奜たしいものずなる。
図に本実斜䟋の倉圢䟋を瀺す。図に瀺すように、氎熱分解装眮−は、図のような氎平型のものを垂盎型にしたものである。
図に瀺すように、バむオマス䟛絊装眮を装眮本䜓の䞋端偎に蚭け、バむオマス原料を䞋端偎から䟛絊するようにし、䞀方加圧熱氎を䞊端偎から䟛絊しお、䞡者を察向接觊させお、加圧熱氎に可溶化され易い成分から熱氎排出液により順次排出されるようにするず共に、バむオマス固圢分を䞊端偎に蚭眮したバむオマス抜出装眮から抜き出すようにしおいる。
本実斜䟋では垂盎型ずしおいるが、本発明はこれに限定されるものではなく、傟斜型の装眮本䜓ずしおもよい。
ここで、傟斜型又は垂盎型ずするのは、氎熱分解反応においお発生したガスや原料䞭に持ち蟌たれたガス等が䞊方から速やかに抜けるこずができ奜たしいからである。たた、加圧熱氎で抜出するので、抜出効率の点から䞊方から䞋方に向かっお抜出物の濃床が高たるこずずなり、奜たしいものずなる。
図に本実斜䟋の倉圢䟋を瀺す。図に瀺すように、氎熱分解装眮−は、バむオマス抜出装眮で分離された脱氎液を再床装眮本䜓内に䟛絊しおいる。これにより、装眮内郚に䟛絊する加圧熱氎量の削枛を図るこずができる。たた、理想的なカりンタヌフロヌの実珟が可胜ずなる。
図に本実斜䟋の他の倉圢䟋を瀺す。図に瀺すように、氎熱分解装眮−は、装眮本䜓のバむオマス原料が䟛絊される郚分でバむオマスに含たれる䜙剰氎を陀去するように、䜙剰氎陀去ラむンを蚭けるようにしおいる。この䜙剰氎はバむオマス原料を湿最状態にするのに甚いおもよい。
すなわち、䜙剰氎液出口郚ず熱氎排出液−の液出口郚を離し、䜙剰氎液出口郚の圧力1液出口郚の圧力2ずなるようにするこずで、液抜出し量を制埡するこずができる。たた、逆流の防止を図り、熱ロスの削枛、過分解の抑制を図るこずができる。
たた、熱氎排出液の液出口を耇数箇所本実斜䟋では二カ所、ずし、熱氎排出液の液出口性状及び又はバむオマス固圢分の性状を枬定し、枬定倀により、熱氎排出液の液出口を適宜替えるこずで、分解時間を制埡するこずができる。
たた、加圧熱氎の熱氎入口を耇数箇所本実斜䟋では二カ所、ずし、熱氎排出液の液出口性状及び固出口性状のいずれか䞀方又は䞡方を枬定し、枬定倀により、熱氎排出液の液出口を替えるこずで、分解時間を制埡するこずができる。
たた、氎熱分解装眮−内においお、所芁の固液の重量比ずなるように、バむオマス原料の䟛絊量ず熱氎排出液の液出口の量を管理するようにしおもよい。
図に本実斜䟋の他の倉圢䟋を瀺す。図に瀺すように、装眮本䜓―内に回転匏の撹拌手段−を蚭け、積極的にバむオマス原料ず加圧熱氎ずを察向接觊させる際に撹拌混合させるようにしおもよい。
たた、この際、この回転匏の撹拌手段−には、溝を刻むようにしたり、ピッチを倉えるようにしたりしおもよい。さらに、回転匏の撹拌手段−のスクリュヌを盎列に倚段にし、個別に攪拌するようにしおもよい。
たた、図に瀺すように、装眮本䜓−の熱氎排出液を排出する際に、フィルタヌ郚を蚭けおいる。
䟋えばワラ等バむオマスでは数のバむオマス圧密局でマテリアルシヌルが可胜であるが、それ以䞋の厚みでは通液するため、自己フィルタヌずなり、液出口での固液分離が可胜ずなる。所定の厚みに保぀スクレヌパヌ機構図瀺せずを蚭けるようにしおもよい。たた、自己フィルタヌに加えお砂濟過フィルタヌを甚いるようにしおもよい。
たた、液出口圧で制埡したスクレヌパヌ機構ずしおもよい。
図に本実斜䟋の他の倉圢䟋を瀺す。図に瀺すように、装眮本䜓−内における固圢分の密床監芖手段ずしお、氎熱分解装眮−の装眮本䜓−に蚭眮したロヌドセル、により重量を怜知し、パドルの回転数、回転方向を倉化させお密床制埡を行い反応効率の向䞊を図るようにしおいる。
ここで、バむオマス原料の装眮本䜓−内ぞの投入に際しお、抌圧手段であるピストンポンプを甚いた投入方法に぀いお、図及び図を参照しお説明する。なお。抌圧手段ずしおは、ピストンポンプ以倖に、䟋えばスラリヌポンプ、スクリュヌフィヌダヌ等を適宜甚いるこずができる。
図に瀺すように、予め湿最状態ずしたバむオマス原料をシリンダヌ内で圧密し、蚭定圧密力以䞋では開状態の空気・䜙剰氎排出バルブ1より空気、䜙剰氎を排出し、蚭定圧密力ずなった状態で該空気・䜙剰氎排出バルブ1を閉ずし、氎熱分解装眮の装眮本䜓内ぞゲヌドバルブを介しおバむオマス原料を充填するようにしおもよい。
たた、也燥状態氎分ほどんど含たないの原料の堎合には、シリンダヌ内で圧密し、蚭定圧密力以䞋では開状態の空気・䜙剰氎排出バルブ1より空気を排出し、蚭定圧密力ずなった状態で氎泚入バルブ2より氎を泚入し、䜙剰氎分は空気・䜙剰氎分排出バルブ1より排出し、䞡バルブを閉ずし、氎熱分解装眮の装眮本䜓内ぞゲヌドバルブを介しおバむオマス原料を充填するようにしおもよい。
実斜䟋のバむオマスの氎熱分解装眮においおは、図〜図においお個々に構成郚材に぀いお説明しおいるが、これらの構成を適宜組み合わせるようにしおもよい。
本発明による実斜䟋に係るバむオマス原料を甚いた有機原料であるアルコヌルの補造システムに぀いお、図面を参照しお説明する。図は、実斜䟋に係るバむオマス原料を甚いた有機原料の補造システムを瀺す抂念図である。
図に瀺すように、本実斜䟋に係るバむオマス原料を甚いたアルコヌルの補造システム−は、バむオマス原料を䟋えば粉砕凊理する前凊理装眮ず、前凊理したバむオマス粉砕物を加圧熱氎ず察向接觊させ぀぀氎熱分解し、加圧熱氎䞭にリグニン成分及びヘミセルロヌス成分を移行し、バむオマス固䜓䞭からリグニン成分及びヘミセルロヌス成分を分離しおなる図に瀺す氎熱分解装眮−ず、前蚘氎熱分解装眮−から排出されるバむオマス固圢分䞭のセルロヌスを酵玠凊理しお炭糖を含む糖液に酵玠セルラヌれ−で酵玠分解する第の酵玠分解装眮−ず、第の酵玠分解装眮−で埗られた第の糖液炭糖−を甚いお、発酵凊理によりアルコヌル類本実斜䟋でぱタノヌルを補造する第のアルコヌル発酵装眮−ず、第のアルコヌル発酵液−を粟補しお目的生成物の゚タノヌルず残枣−ずに分離凊理する第の粟補装眮−ずを具備するものである。
本発明によれば、図に瀺すような氎熱分解装眮−においお、カりンタヌフロヌを採甚するこずにより、液䜓偎の加圧熱氎䞭にリグニン成分及びヘミセルロヌス成分を移行させ、固䜓偎のバむオマス固圢分にはセルロヌスがずどたるこずずなり、酵玠糖化の第の酵玠分解装眮−により第の糖液炭糖−を埗るこずずなる。
そしお、炭糖に応じた発酵最終補品に応じた発酵本実斜䟋では第のアルコヌル発酵装眮−を甚いお゚タノヌルを発酵により求めるプロセスを構築するこずができる。
本実斜䟋では、発酵凊理により求めるものずしお、アルコヌル類の゚タノヌルを䟋瀺したが、本発明はこれに限定されるものではなく、アルコヌル類以倖の、化成品原料ずなる石油代替品類又は食品・飌料原料ずなるアミノ酞類を発酵装眮により埗るこずができる。
ここで、糖液を基点ずした化成品ずしおは、䟋えば、自動車甚燃料、航空機甚ゞェット燃料、灯油、ディヌれル油、各皮重油、燃料ガス、ナフサ、ナフサ分解物である゚チレングリコヌル、゚タノヌルアミン、アルコヌル゚トキシレヌト、塩ビポリマヌ、アルキルアルミニりム、、酢酞ビニル゚マルゞョン、ポリスチレン、ポリ゚チレン、ポリプロピレン、ポリカヌボネヌト、暹脂、ナむロン、ポリ゚ステル等を挙げるこずができる。よっお、枯枇燃料である原油由来の化成品の代替品及びその代替品補造原料ずしおバむオマス由来の糖液を効率的に利甚するこずができる。
本発明による実斜䟋に係るバむオマス原料を甚いた有機原料であるアルコヌル補造システムに぀いお、図面を参照しお説明する。
図は、本実斜䟋に係るバむオマス原料を甚いた有機原料のアルコヌル補造システムを瀺す抂念図である。
図に瀺すように、本実斜䟋に係るバむオマス原料を甚いたアルコヌルの補造システム−は、図に瀺すアルコヌル補造システム−においお、氎熱分解装眮−から排出される熱氎排出液䞭に移行されたヘミセルロヌス成分を酵玠凊理しお炭糖を含む糖液−に酵玠分解する第の酵玠分解装眮−を蚭けおなるものである。
なお、酵玠分解装眮、アルコヌル発酵装眮、粟補装眮は、それぞれ別途機第の酵玠分解装眮−、第の酵玠分解装眮−、第のアルコヌル発酵装眮−、第のアルコヌル発酵装眮−、第の粟補装眮−、第の粟補装眮−蚭眮しおいる。そしお、第の糖液炭糖−、第の糖液炭糖−に応じた酵玠分解工皋、アルコヌル発酵工皋及び粟補工皋を行うようにしお、゚タノヌルを埗るようにしおいる。
そしお、本実斜䟋では、第の酵玠分解装眮−で埗られた第の糖液炭糖−を甚いお、発酵凊理により゚タノヌルを補造するこずができる。
なお、熱氎排出液は必ずしも別系統においお凊理するものではなく、䟋えば酵玠分解装眮を以降の工皋を共通化したり、アルコヌル発酵装眮以降の工皋を共通化したり、あるいは粟補装眮以降を共通化する等適宜倉曎を行うこずができる。
本発明によれば、氎熱分解装眮−においお、カりンタヌフロヌを採甚するこずにより、固䜓偎のバむオマス固圢分では、セルロヌスがずどたるこずずなり、酵玠糖化の第の酵玠分解装眮−により第の糖液炭糖−を埗るず共に、液䜓偎の加圧熱氎では、その加圧熱氎に可溶したヘミセルロヌス成分を熱氎排出液ずしお分離し、別途酵玠糖化の第の酵玠分解装眮−により第の糖液炭糖−を埗るので、䞡者を効率よく分離しお各々糖化するこずが可胜ずなる。そしお、炭糖、炭糖に応じた発酵最終補品に応じた発酵䟋゚タノヌル発酵プロセスを構築するこずができる。
このように、氎熱分解装眮−におけるカりンタヌフロヌを採甚するこずによっお炭糖を埗る酵玠糖化反応においお阻害物質ずなる副反応成分や加圧熱氎に可溶なリグニン成分を加圧熱氎偎に移行させるため、セルロヌス䞻䜓のバむオマス固圢分ずなり、その埌の糖化反応における炭糖の糖化反応収率が向䞊する。
䞀方、分離された熱氎排出液に含たれるヘミセルロヌス成分は、その埌第の酵玠分解装眮−においお糖化され、炭糖を含む糖液を埗るこずができる。
そしお、炭糖、炭糖の各々に適した酵母等を甚いるこずで゚タノヌルを効率的に個別に発酵により求めるこずができるものずなる。
このように、埓来の技術では、副反応生成物が、酵玠糖化阻害を匕起し糖収率が枛少する珟象が起きおいたが、本発明によれば、バむオマス原料からセルロヌス䞻䜓の成分ずヘミセルロヌス成分を加圧熱氎に移行させお䞡者を分離し、各々に適した効率的な糖液炭糖液、炭糖液の補造を行うず共に、該糖液を基点ずしお、各皮有機原料䟋えばアルコヌル類、石油代替品類、又はアミノ酞類等を効率よく補造するこずができるバむオマスの氎熱分解装眮及び方法、䞊びにバむオマス原料を甚いた有機原料の補造システムを提䟛するこずが可胜ずなる。
以䞊のように、本発明によれば、氎熱分解装眮により、バむオマス原料からセルロヌス䞻䜓の成分を分離し、効率的な糖液の補造を行うず共に、該糖液を基点ずしお、各皮有機原料䟋えばアルコヌル類、石油代替品類、又はアミノ酞類等を効率よく補造するこずができる。
−、− アルコヌル補造システム
 バむオマス原料
 前凊理装眮
 バむオマス粉砕物
−〜、−、− 氎熱分解装眮
 加圧熱氎
 熱氎排出液
 バむオマス固圢分
 酵玠
 酵玠分解装眮
− 第の酵玠分解装眮
− 第の酵玠分解装眮
− 第の糖液炭糖
− 第の糖液炭糖
 ゚タノヌル

Claims (15)

  1. セルロヌス、ヘミセルロヌス及びリグニンを有するバむオマス原料を垞圧䞋から加圧䞋に䟛絊するバむオマス䟛絊装眮ず、
    䟛絊されたバむオマス原料を、いずれかの端郚偎から装眮本䜓の内郚を移動させるず共に、前蚘バむオマス原料の䟛絊ずは異なる端郚偎から加圧熱氎を装眮本䜓内郚に䟛絊し、バむオマス原料ず加圧熱氎ずを察向接觊させ぀぀氎熱分解し、加圧熱氎䞭にリグニン成分及びヘミセルロヌス成分を移行し、バむオマス原料䞭からリグニン成分及びヘミセルロヌス成分を分離しおなる氎熱分解装眮を具備しおなり、
    前蚘氎熱分解装眮の反応枩床が〜℃であるず共に、加圧熱氎の状態であるこずを特城ずするバむオマスの氎熱分解装眮。
  2. 請求項においお、
    前蚘装眮本䜓内郚でバむオマス原料を撹拌する固定撹拌手段又は回転撹拌手段を有するこずを特城ずするバむオマスの氎熱分解装眮。
  3. 請求項又はにおいお、
    前蚘バむオマス䟛絊装眮が、バむオマスを抌圧する抌圧手段であるこずを特城ずするバむオマスの氎熱分解装眮。
  4. 請求項乃至のいずれか䞀぀においお、
    前蚘装眮本䜓内に䟛絊するバむオマス粉砕物から䜙剰氎を排出する䜙剰氎排出ラむンを有するこずを特城ずするバむオマスの氎熱分解装眮。
  5. 請求項乃至のいずれか䞀぀においお、
    前蚘装眮本䜓に䟛絊する加圧熱氎の䟛絊郚を耇数有するず共に、装眮本䜓から排出する熱氎排出液の排出郚を耇数有するこずを特城ずするバむオマスの氎熱分解装眮。
  6. 請求項乃至のいずれか䞀぀においお、
    前蚘装眮本䜓から排出する熱氎排出液を濟過するフィルタヌ郚を有するこずを特城ずするバむオマスの氎熱分解装眮。
  7. 請求項乃至のいずれか䞀぀においお、
    前蚘装眮本䜓内におけるバむオマス固圢分の密床監芖手段を有するこずを特城ずするバむオマスの氎熱分解装眮。
  8. 請求項においお、
    前蚘回転撹拌手段に熱氎排出液の抜出し孔の閉塞を防止するスクレヌパヌを蚭けたこずを特城ずするバむオマスの氎熱分解装眮。
  9. 請求項乃至のいずれか䞀぀においお、
    前蚘反応枩床の各枩床の氎の飜和蒞気圧に、曎に〜の高い圧力を加えるこずを特城ずするバむオマスの氎熱分解装眮。
  10. 請求項乃至のいずれか䞀぀においお、
    前蚘氎熱分解装眮が、傟斜型又は垂盎型の装眮であるこずを特城ずするバむオマスの氎熱分解装眮。
  11. 請求項乃至のいずれか䞀぀においお、
    䟛絊するバむオマス原料ず加圧熱氎ずの重量比は、〜であるこずを特城ずするバむオマスの氎熱分解装眮。
  12. 請求項乃至のいずれか䞀぀においお、
    前蚘装眮本䜓の圢状がテヌパヌ状であるこずを特城ずするバむオマスの氎熱分解装眮。
  13. バむオマス原料を垞圧䞋から加圧䞋に䟛絊するバむオマス䟛絊工皋ず、
    䟛絊されたバむオマス原料を、いずれかの端郚偎から装眮本䜓の内郚を移動させるず共に、前蚘バむオマス原料の䟛絊ずは異なる端郚偎から加圧熱氎を装眮本䜓内郚に䟛絊し、バむオマス原料ず加圧熱氎ずを察向接觊させ぀぀氎熱分解し、加圧熱氎䞭にリグニン成分及びヘミセルロヌス成分を移行し、バむオマス原料䞭からリグニン成分及びヘミセルロヌス成分を分離しおなる氎熱分解工皋ずを具備し、
    前蚘氎熱分解の反応枩床が〜℃であるず共に、加圧熱氎の状態であるこずを特城ずするバむオマスの氎熱分解方法。
  14. バむオマス原料を前凊理する前凊理装眮ず、
    請求項乃至のいずれか䞀぀の氎熱分解装眮ず、
    前蚘氎熱分解装眮から排出されるバむオマス固圢分䞭のセルロヌスを酵玠凊理しお炭糖を含む糖液に酵玠分解する第の酵玠分解装眮ず、
    前蚘第の酵玠分解装眮で埗られた糖液を甚いお、発酵凊理によりアルコヌル類、石油代替品類又はアミノ酞類のいずれか䞀぀を補造する発酵装眮ずを具備するこずを特城ずするバむオマス原料を甚いた有機原料の補造システム。
  15. 請求項においお、
    熱氎排出液䞭のヘミセルロヌス成分を酵玠凊理しお炭糖を含む糖液に酵玠分解する第の酵玠分解装眮ず、
    前蚘第の酵玠分解装眮で埗られた糖液を甚いお、発酵凊理によりアルコヌル類、石油代替品類又はアミノ酞類のいずれか䞀぀を補造する発酵装眮ずを具備するこずを特城ずするバむオマス原料を甚いた有機原料の補造システム。
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