JP2010081668A - モータ制御装置 - Google Patents

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Masahiko Yokoo
雅彦 横尾
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Abstract

【課題】モータ制御パターンを容易に生成する。
【解決手段】タッチパネル面10a上のタッチ操作位置データ(x,y)を出力するタッチパネル10と、タッチパネル面10a下に配置される表示画面を備え上記タッチ操作軌跡10bをユーザ側に表示する表示部12と、タッチパネル面10a上でのタッチ操作軌跡10bの進行とともに変化するタッチ操作位置データ(x,y)を、モータ起動時からの時間をt、モータ起動時から時間t経過後におけるモータ回転数をrpmとして、モータ制御データ(t,rpm)に変換し、モータ制御データ(t,rpm)に対応してモータを制御するCPU9と、を具備した構成。
【選択図】図5

Description

本発明は、モータ制御装置に関するものである。
生産工場等に設置されるファクトリーオートメーション(FA)の制御装置として、プログラマブルコントローラが用いられている。このプログラマブルコントローラは、内部にCPU、I/Oメモリ、プログラムメモリ等を有し、このCPUは、入力した信号をI/Oメモリに取り込むINリフレッシュ処理を行い、プログラムメモリ内のシーケンスプログラムに基づき演算実行し、その演算実行結果をI/Oメモリに書き込んで出力するOUTリフレッシュ処理を行い、その後、通信ネットワーク上の他のPLCとデータ送受信を行ったり、通信ポートを介して外部のPC等とデータ送受信などを行ったりする周辺処理を行う一連の処理をサイクリックに繰り返す(例えば特許文献1参照)。
シーケンスプログラムには各種あり、例えばラダー図方式、ステージ方式、SFC方式等によるシーケンスプログラムがある。そしてこれらシーケンスプログラムのうち、例えば、ラダープログラムは、ラダー図を用いて作成されるプログラムであり、たとえば、パーソナルコンピュータを用いて作成される。パーソナルコンピュータにおいて作成されたラダープログラムは、パーソナルコンピュータ内でニ−モニックコードに変換され、ニ−モニックプログラムが生成される。
そして、パーソナルコンピュータをプログラマブルコントローラに接続し、ニ−モニックプログラムをパーソナルコンピュータからプログラマブルコントローラに送ると、そのニ−モニックプログラムがプログラマブルコントローラ内でマシンコードに変換され、プログラマブルコントローラ内のプログラムメモリに記憶される。これにより、プログラマブルコントローラは、プログラムメモリ内に記憶されているマシンコードに変換されたプログラムに基づいて制御装置の動作を制御することが可能になる。
以上のプログラマブルコントローラを用いて、実機械として例えばベルトコンベア装置を駆動するサーボモータを制御(速度制御、トルク制御、位置制御、等)する場合、プログラマブルコントローラにはそのモータを制御するためのモータ制御パラメータを入力する必要がある。モータ制御パラメータは、モータの動作を設定するための値であり、例えば、回転速度、電圧、回転方向、トルク等である。
しかしながら、このモータ制御パラメータは多く、各種あるため、実機械にサーボモータを組み込んで、プログラマブルコントローラに電圧、トルク等の各種モータ制御パラメータを設定することは、習熟したユーザでも難しく、まして、通常一般のユーザでは、モータ制御パラメータの設定ができないか、あるいは設定には大変な労力が要求される、等の課題があった。
そこで、本願出願人は、GUI画面上にシミュレート用のモータ制御パターンをポインティングデバイス操作でグラフィック表示画像に作成し、モータライブラリ画面上に実モータに模擬して当該実モータに対応した性能等を有するシミュレート用モータの画素部品を格納し、モータライブラリ画面からシミュレート用モータを選択しかつ、ポインティングデバイス等でシミュレート用GUI画面上のモータ制御パターンに沿う操作を行うことで、そのモータ制御パターンに対応する実モータのモータ制御パラメータを提供することができるシミュレータを提供した(特願2007−213450:平成19年8月20日出願)。
しかしながら、このシミュレータにおいて、モータ制御パターンは実モータに対してではなく、また、実モータに模擬した性能等を有するシミュレート用モータのモータ制御パターンであり、実モータに提供するモータ制御パラメータは、シミュレート用モータのモータ制御パターンに対応するモータ制御パラメータであるから、実際に、実モータを駆動した場合には、所望するモータ制御ができない場合があると考えられる。
特開2005−259079号公報
本発明により解決すべき課題は、上述した労力を要するモータ制御パラメータの設定を不要化すると共に、また、シミュレートする必要もなく、より容易にモータに対して所望するモータ制御パターンで駆動することができるようにすることである。
本発明によるモータ制御装置は、タッチ操作位置を直交二次元XY座標上の位置とするタッチパネル面を備え、このタッチパネル面上におけるユーザのタッチ操作軌跡に対応して該タッチパネル面上のタッチ操作位置データ(x,y)を出力するタッチパネルと、上記タッチパネル面下に配置される表示画面を備え上記タッチ操作軌跡をユーザ側に表示する表示部と、タッチパネル面上でのタッチ操作軌跡の進行とともに変化するタッチ操作位置データ(x,y)を、モータ起動時からの時間をt、モータ起動時から時間t経過後におけるモータ回転数をrpmとして、モータ制御データ(t,rpm)に変換するモータ制御データ生成手段と、上記モータ制御データ(t,rpm)に対応してモータを制御するモータ制御部と、を具備したことを特徴とするものである。
本発明では、ユーザはタッチパネル面上に所望するモータ制御パターンを描画すれば、その描画したモータ制御パターンに従いモータを制御することができるようになる。また、タッチパネル面上のモータ制御パターンは、横軸が時間、縦軸がモータ回転数となるので、ユーザは、モータ制御パターンをタッチパネル面上に描画するのが容易である。また、従来ではタッチ操作位置データ(x,y)でタッチパネル面上にモータ制御パターンを描画した場合、さらにそのモータ制御パターンからモータ制御を行うための計算をする必要があるが、本発明では、タッチパネル面上にタッチ操作してモータ制御パターンを描画していくだけでモータ制御データが生成され、その生成されたモータ制御データでモータが駆動されるから、上記計算をする必要がない。
本発明によれば、タッチパネル面上にモータ制御パターンをタッチ操作で描画していくだけでモータを制御することができ、従来のように労力を要するモータ制御パラメータの設定を不要化すると共に、また、シミュレートする必要もなく、容易に所望するモータ制御パターンでモータを駆動することができるようになる。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施の形態に係るモータ制御装置を説明する。
図1にベルトコンベア装置1を示す。このベルトコンベア装置1は、搬送台3と、その搬送台3の両端側支持部5a,5bの一方5bにモータ軸7aが一体回転可能に装着されたサーボモータ7とを有する。図2にこのサーボモータ7を制御するモータ制御パターンを示す。図に示すモータ制御パターンは、横軸に時間、縦軸にサーボモータ7の矢印方向の回転速度をとり、加速期間T1の間にサーボモータ7の回転速度を初速度0から規定速度V1にまで加速し、サーボモータ7の回転速度が規定速度V1に達すると移動期間T2の間、サーボモータ7の回転速度を規定速度V1に維持してベルトコンベア装置1の搬送台3を矢印方向に移動させ、減速期間T3でサーボモータ7の回転速度を規定速度V1から終速度0にまで減速する。
図3を参照して上記モータ制御パターンでサーボモータ7を制御するモータ制御装置8を説明すると、図3(a)ではモータ制御装置8とサーボモータ7とを示す。モータ制御装置8は、図3(b)で示すように、CPU9、タッチパネル10、タッチパネル制御部11、表示部12、表示制御部13、メモリ14、モータ駆動部15、を備える。
CPU9は、各種演算を実行する。
タッチパネル10は、タッチパネル面10aを備える。このタッチパネル面10aは、タッチ操作位置を直交二次元XY座標上の位置とするタッチパネル面である。
タッチパネル制御部11は、タッチパネル面10a上におけるユーザのタッチ操作軌跡10bに対応して該タッチパネル面10a上のタッチ操作位置データ(x,y)を出力する。
表示部12は、タッチパネル面10a下に配置される表示画面を備え、その表示画面に上記タッチ操作軌跡10bをタッチパネル面10aを介してユーザ側に表示する。
表示制御部13は、タッチパネル制御部11からのタッチ操作位置データ(x,y)に従い、表示部12の表示画面上にタッチ操作軌跡を表示制御する。
メモリ14は、モータ制御装置8の各種プログラムの格納やCPU9のワーク等に用いるメモリである。
モータ駆動部15は、CPU9からの駆動制御信号に応答してサーボモータ7を駆動する。
以上の構成において、CPU9は、メモリ14に格納されているプログラムに従い、以下の演算ないし制御を実行する。
以下、図4、図5を参照して説明する。図4は、図2に対応してタッチパネル面10a上におけるタッチ操作軌跡10bを示す。タッチパネル面10aは、横軸をx、縦軸をyとする直交二次元xy座標面をなしており、タッチ操作軌跡10bは、モータ加速期間T1に対応するタッチ操作位置データ(0,0)−(x1,y1)と、モータ移動期間T2に対応するタッチ操作位置データ(x1,y1)−(x2,y1)と、モータ減速期間T3に対応するタッチ操作位置データ(x2,y1)−(x3,0)とから構成されている。
タッチパネル面10a上のタッチ操作軌跡10bに対応するタッチ操作位置データ(x,y)は、CPU9に与えられる。
CPU9は、モータ制御データ生成手段として、タッチパネル面10a上でのタッチ操作軌跡10bの進行とともに変化するタッチパネル面10a上の各タッチ操作位置データ(x,y)を、モータ起動時からの時間をt、モータ起動時から時間t経過後におけるモータ回転数をrpmとして、モータ制御データ(t,rpm)に変換することで、図5で示すモータ制御パターン16を生成する。
そして、CPU9は、生成したモータ制御パターン16に対応してモータ駆動部15を制御してサーボモータ7を駆動する。
このモータ制御パターン16は、サーボモータ7の回転速度を初速度0から規定速度V1にまで加速する加速期間T1がモータ制御データ(0,0)−(t1,rpm1)で、サーボモータ7の回転速度が規定速度V1に達した以降の移動期間T2がモータ制御データ(t1,rpm1)−(t2,rpm1)で、サーボモータ7の回転速度を規定速度V1から終速度0にまで減速する減速期間T3がモータ制御データ(t2,rpm1)−(t3,0)で、それぞれ構成されている。
上記の場合、モータ制御パターン16の横軸tや縦軸rpmのスケールは任意に変更することができ、図4のタッチ操作軌跡10bに対して、例えば、図5のモータ制御パターン16を図6のモータ制御パターン17に変更することができるようにしてもよい。
すなわち、図4のタッチ操作軌跡10b上のタッチ操作位置データ(x1,y1)を図5ではモータ制御データ(t1,rpm1)であるが、図6ではモータ制御データ(t1´,rpm1´)となるようにしてもよい。この場合の規定速度はV1からV1´となっている。
こうすることにより、タッチ操作できるタッチパネル面10aの面積が狭くてもスケールを変更することにより、モータ制御パターンを容易に作成することができる。
以上のように本実施の形態では、ユーザはタッチパネル面10a上に所望するモータ制御パターンを描画すれば、その描画したモータ制御パターンに従いモータを制御することができるようになる。
図1はベルトコンベア装置の概略構成を示す図である。 図2はモータ制御パターンを示す図である。 図3(a)はモータ制御装置とモータとを示す図、図3(b)はモータ制御装置のブロック回路構成を示す図である。 図4は本発明の実施の形態に係るタッチ操作軌跡を示す図である。 図5はモータ制御パターンを示す図である。 図6は別のモータ制御パターンを示す図である。
符号の説明
1 ベルトコンベア装置
7 サーボモータ
8 モータ制御装置
9 CPU
10 タッチパネル
10a タッチパネル面
10b タッチ操作軌跡
16 モータ制御パターン

Claims (1)

  1. タッチ操作位置を直交二次元XY座標上の位置とするタッチパネル面を備え、このタッチパネル面上におけるユーザのタッチ操作軌跡に対応して該タッチパネル面上のタッチ操作位置データ(x,y)を出力するタッチパネルと、
    上記タッチパネル面下に配置される表示画面を備え上記タッチ操作軌跡をユーザ側に表示する表示部と、
    タッチパネル面上でのタッチ操作軌跡の進行とともに変化するタッチ操作位置データ(x,y)を、モータ起動時からの時間をt、モータ起動時から時間t経過後におけるモータ回転数をrpmとして、モータ制御データ(t,rpm)に変換するモータ制御データ生成手段と、
    上記モータ制御データ(t,rpm)に対応してモータを制御するモータ制御部と、
    を具備したことを特徴とするモータ制御装置。
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