JP2010076417A - Apparatus for producing injection-molded article - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、自動車のドアミラーに取付けられるサイドターンランプに代表されるランプ等の射出成形体の製造装置の技術分野に属するものである。 The present invention belongs to the technical field of an apparatus for manufacturing an injection molded body such as a lamp represented by a side turn lamp attached to a door mirror of an automobile.
一般に、中空状の射出成形体、例えばサイドターンランプを、金型面同士の対向方向の離接移動が相対的に行われるように構成され、成形体を射出成形するための型面が形成された第一、第二の金型と、成形体を射出成形するための射出手段を備えた射出成形装置を用いて形成する場合は、一次射出においてレンズ部とハウジング部とを成形し、これらレンズ部とハウジング部とがそれぞれ保持された第一、第二の金型同士を再度型締めさせて二次射出を行うことで、レンズ部とハウジング部とが一体化されたサイドターンランプとなるよう構成した、いわゆる中空体成形手法が知られている。ところで、サイドターンランプの成形工程では、レンズ部とハウジング部とを一体化する前の工程で、光源(バルブや発光ダイオード等)や端子部材等の必要な部品を組み込む組み込み工程を実行する必要がある(例えば特許文献1参照)。 Generally, a hollow injection-molded body, for example, a side turn lamp, is configured so that the movement of the mold surfaces in a facing direction is relatively performed, and a mold surface for injection-molding the molded body is formed. When the first and second molds and the injection molding apparatus provided with the injection means for injection molding the molded body are formed, the lens part and the housing part are molded in the primary injection, and these lenses The first and second molds each holding the part and the housing part are clamped again to perform secondary injection so that the lens part and the housing part are integrated into a side turn lamp. A so-called hollow body forming method is known. By the way, in the side turn lamp molding process, it is necessary to execute an assembling process for incorporating necessary parts such as a light source (bulb, light emitting diode, etc.) and a terminal member in a process before integrating the lens part and the housing part. Yes (see, for example, Patent Document 1).
射出成形体の製造工程においては、このような部品の組み込み作業に加えて、成形されたサイドターンランプの金型からの取出し作業、該取出した成形体を養生ストックするために成形体ストック部へ搬送する搬送作業、および該養生されたサイドターンランプの検品部への搬送作業を行う必要があるが、これら各作業を手作業で行うことは作業性が悪く、そこでこれらの作業を多関節アームのロボットを用いて行うようにしたものが提唱されている(例えば特許文献2、3参照)。
前記ロボットを用いて各作業を全て行うものでは、ロボットは、部品組み込み、成形体のストック部への搬送、および検品部への搬送の三役をこなすことになるため、動きが射出成形の速度に追いつかない傾向にあり、特に、部品や成形体が大きくなるほど部品組み込みや成形体の取出し搬送が複雑化することになってロボットの慎重な動きが必要となり、このためロボットの動きがどうしても間に合わなくなって、これが作業時間を長引かせる要因になって作業性が悪いものとなる。
そこで部品の組み込みと、成形体のストック部および検品部への搬送とを各別のロボット装置を用いて行うことが提唱されるが、このようにした場合、これら各装置と共に、部品ストック部、成形体ストック部、検品部について合理的な配置をして設備のコンパクト化を図ることが要求され、これらに本発明の解決せんとする課題がある。
In the case of performing all the operations using the robot, the robot performs three roles of assembling the parts, transporting the molded product to the stock unit, and transporting to the inspection unit. In particular, the larger the parts and molded bodies, the more complicated the assembly of the parts and the removal and transfer of the molded bodies, which requires a careful movement of the robot. As a result, the work time becomes longer and the workability becomes worse.
Therefore, it is proposed that the incorporation of parts and the conveyance of the molded product to the stock part and the inspection part are performed using different robot devices. In this case, together with these devices, the parts stock part, It is required to rationally arrange the molded body stock section and the inspection section to make the equipment compact, and there are problems to be solved by the present invention.
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、少なくとも金型面同士の対向方向の離接移動が相対的におこなわれるように構成され、第一半部が支持される第一金型と第二半部が支持される第二金型とを型合わせして両半部同士の突合せ部位に樹脂材を射出して成形体を製造するための射出成形手段と、前記両半部のうちの少なくとも一方の半部に組み込む部品をストックする部品ストック部と、該ストックされた部品を少なくとも一方の半部に組み込むための部品組み込み手段と、製造された成形体を養生ストックする成形体ストック部と、前記成形体の検品をおこなう検品部と、前記成形体を前記射出成形手段から取出して成形体ストック部に搬送載置するとともに、該載置された成形体とは異なる成形体を成形体ストック部から取出して前記検品部に搬送する成形体搬送手段とを配するにあたり、前記射出成形手段および前記検品部は間隙を存して平行状に横配列し、前記成形体ストック部および前記部品ストック部は前記間隙に位置するようにして縦配列し、前記部品組み込み手段は前記部品ストック部に隣接配置して前記部品の組み込みができるようにし、前記成形体搬送手段は前記成形体ストック部に隣接配置して前記成形体の搬送ができるようにしたことを特徴とする射出成形体の製造装置である。
請求項2の発明は、部品組み込み手段は、前記部品ストック部と前記成形体ストック部とのあいだに配されていることを特徴とする請求項1記載の射出成形体の製造装置である。
The present invention has been created in view of the above-described circumstances and has been created for the purpose of solving these problems. The invention according to
According to a second aspect of the present invention, there is provided the injection molded body manufacturing apparatus according to the first aspect, wherein the component incorporation means is disposed between the component stock portion and the molded body stock portion.
請求項1の発明とすることにより、部品の組み込み、成形体の取出し搬送を各専用のロボット手段を用いて行うものでありながら、これらロボット手段と共に部品ストック部、成形体ストック部、検品部についての合理的な配置ができることになって、高い作業効率を、設備のコンパクト化と共に達成できる。
請求項2の発明とすることにより、部品ストック部、部品組み込み手段、成形体ストック部を整然と配置することができて、装置全体のコンパクト配置が実現できることになる。
According to the first aspect of the present invention, the parts stock section, the molded body stock section, and the inspection section are assembled together with these robot means while incorporating parts and taking out and transporting the molded body using dedicated robot means. Therefore, it is possible to achieve a high work efficiency together with downsizing of the equipment.
By setting it as invention of
次に本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1(A)、(B)において、1は、車両の運転席側、助手席側の各ドアに取付けられるドアミラーのボディであって、該ボディ1の後方(車両後方)に面する部位には開口部(図示せず)が形成され、該開口部に、後方確認用のミラー(図示せず)が位置調整自在に嵌め込まれている。さらに、前記ボディ1は、ドア側に固定されるステー1aに回転自在に支持されており、ミラーが後方を向いて運転者による後方確認ができる作用姿勢と、ミラーが邪魔にならないようドア面に沿って格納される格納姿勢とに回転変姿するように構成されている。
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
1 (A) and 1 (B),
前記ボディ1は、ドアミラーの作用姿勢において、車両前方に向けて膨出する一方、後方が開口する椀型形状に形成されており、該膨出部1bには、ミラーの姿勢調整をするための部材等が収容されている。さらに、ボディ1の中心位置よりやや下方には、ボディ1を切り欠く状態で開口部1cが形成されており、該開口部1cに、車両の進行方向(操向方向)を指示するためのサイドウインカー2が組み込まれている。
ここで、ドアミラーは左右対称形状のものが車両の左右ドア体にそれぞれ設けられるが、ここでは、図1に示す車両左側に設けられるドアミラーについての説明をし、右側のドアミラーについては省略する。
The
Here, the left and right symmetric door mirrors are provided on the left and right door bodies of the vehicle, respectively, but here, the door mirror provided on the left side of the vehicle shown in FIG. 1 will be described, and the right side door mirror will be omitted.
前記サイドウインカー2は、ボディ1に形成された開口部1cに一つの組立て部品としてボディ1に組み込まれるように構成されている。
前記サイドウインカー2は、図2に示すように、ボディ1の内側に収容されるアウターハウジング3と、ボディ1の外周面とともに外部(前方)に露出するアウターレンズ4と、アウターハウジング3の内面側(前面側)に取付けられる、光源5aおよび該光源5aに接続される基板5bとが一体的に組み込まれたインナー部材(部品)5とを備えて構成される。
The
As shown in FIG. 2, the
アウターハウジング3は、前方向から左側方向に向けて車両前方側が湾曲状に開口した左右方向に長尺の椀形状となっており、一方、アウターレンズ4は、後方が開口する椀形状に形成されている。そして、これらアウターハウジング3とアウターレンズ4とは、後述するように一次射出の工程でそれぞれ型成形された後、インナー部材5がアウターハウジング3に組み込まれ、その後、アウターハウジング3とアウターレンズ4との開口端縁部同士が金型同士の型合わせによって突き合され、該突き合せ部位に樹脂材6が二次射出されることで一体化され、このようにして、図3に示すように、一体的な成形体として製造されるようになっているが、これらの詳しい製造工程については前記特許文献に詳述されているのでここでは省略する。
The
図4において、7は本発明の射出成形手段の実施の形態である射出成形装置であって、該射出成形装置7は、アウターレンズ4の一次射出および樹脂材の二次射出をするための射出装置7aと、アウターハウジング3の一次射出をするための射出装置7b(従って、このものではアウターレンズ用の樹脂材で二次射出することになるが、逆にアウターハウジング用の樹脂材を用いて二次射出しても良く、さらにはこれら樹脂材とは異なる樹脂材で二次射出しても良いが、この場合には更に射出装置が必要になる)と、該射出装置7a、7bが設けられる側の固定金型8と、該固定金型8と対向する側に設けられる可動金型9とを備えて構成される。可動金型9は、固定金型8に対して型締め、型開きするための離接移動と、型開き状態で互いに対向する型面に沿った平行移動とができるように設定されている。
尚、射出成形装置7の枠体7cには、後述する部品組み込みの工程において、部品組み込み装置10に突設された位置決め体10dが嵌入する位置決め体受け部7dが凹設されている。
In FIG. 4, 7 is an injection molding apparatus which is an embodiment of the injection molding means of the present invention. The
In the
固定金型8には、図5に示すように、アウターレンズ4を成形するための凹型面8aとアウターハウジング3を成形するための凸型面8bが形成され、可動金型9には、アウターハウジング3を成形するための凹型面9aとアウターレンズ4を成形するための凸型面9bとが形成されている。そして、固定金型8と可動金型9との型合わせによって凹型面8aと凸型面9bとが型合わせされ、同時に凸型面8bと凹型面9aとが型合わせされて、それぞれの型合わせ面に樹脂材が一次射出されることによってアウターレンズ3およびアウターハウジング4が同時に射出成形される(図5(A)参照)。一次射出によってアウターレンズ3およびアウターハウジング4が成形されると、固定金型8に対し可動金型9が型開きする。この型開きの際、固定金型8には、アウターレンズ4が支持されており、可動金型9には、アウターハウジング3が支持されている(図5(B)参照)。
As shown in FIG. 5, the fixed
一方、図6に示される10は、本発明の部品組み込み手段の実施の形態である部品組み込み装置であって、射出成形装置7に隣接して設けられている。該部品組み込み装置10を構成する基台10aには、第一可動架台10bおよび該第一可動架台10bを射出成形装置側に誘導する第一ガイドレール10cが設けられており、第一可動架台10bには、第二可動架台10eおよび該第二可動架台10eを射出成形装置側に誘導する第二ガイドレール10fが設けられている。また、第一可動架台10bの射出成形装置側端部には、射出成形装置7の枠体7cに凹設された位置決め体受け部7dに嵌入する位置決め体10dが突設されている。前記第二可動架台10eには、アーム10gが射出成形装置側に向けて延設されており、該アーム10gの先端には、ロボット部10hが設けられている。該ロボット部10hの可動金型側端部には、インナー部材5をアウターハウジング3に組み込むための組み込み作動をする作動腕10iが設けられている。該作動腕10iには、部品組み込み装置10に隣接配置される部品ストック部15から任意に取出されたインナー部材5が、作業者Xによってあらかじめ支持(把持)されており、これによって作動腕10iは、インナー部材5を支持した状態で、第一可動架台10bおよび第二可動架台10eの射出成形装置方向への移動に従って、固定金型8と可動金型9が型開きした状態の間隙方向に移動するよう構成されている。(図6(A)参照)。
尚、第一ガイドレール10cおよび第二ガイドレール10fは、それぞれ第一駆動モータ10jおよび第二駆動モータ10kの駆動によって第一可動架台10bおよび第二可動架台10eを射出成形装置方向に正逆移動させるよう構成されており、これによって第一可動架台10bおよび第二可動架台10eは、部品組み込み装置10の組み込み作動に応じた移動ができるようになっている。
On the other hand, 10 shown in FIG. 6 is a component assembling apparatus which is an embodiment of the component assembling means of the present invention, and is provided adjacent to the
The
そして、射出成形装置7が金型同士の型合わせによる一次射出を終えて固定金型8と可動金型9とが型開きするタイミングで、第一可動架台10bが第一ガイドレール10c上を移動して射出成形装置7の側端部近傍まで移動するとともに、第一可動架台10bの射出成形装置側端部に突設された位置決め体10dが前述の位置決め体受け部7dに嵌入して、第一可動架台10bを両持ち支持状態にし、この状態で第二可動架台10eが、第二ガイドレール10f上を移動して型開きした可動金型9の側端部まで移動する(図6(B)参照)。
Then, the first
このようにして第二可動架台10eが最も射出成形装置7に近接した状態となったとき、第二可動架台10eから延設されたロボット部10hは、可動金型9に型嵌めされた状態のアウターハウジング3のインナー部材組み込み部位に対向する位置で停止するよう設定されており、この状態でロボット部10hの可動金型側端部に設けられた作動腕10iが、アウターハウジング3に形成のインナー部材組み込み部位まで伸長していって、インナー部材5の組み込みを行う(図6(C)参照)。
Thus, when the 2nd
このとき、第一可動架台10bは、射出成形装置7に形成の位置決め体受け部7dと部品組み込み装置10に形成の位置決め体10dとが嵌合することによって両持ち支持状態となって安定するため、該第一可動架台上を移動する第二可動架台10eの動きも安定し、これによって第二可動架台10eの端部に設けられたロボット部10hのインナー部材5をアウターハウジング3へ組み込むため位置決めは正確かつ迅速に行うことができる。
At this time, the first
インナー部材5の組み込みが完了すると、部品組み込み装置10は、作動腕10iを縮小させるとともに第二可動架台10e、第一可動架台10bの順で基台10aの方向に向けて逆移動していき、作業者Xによって部品ストック部15にストックされているインナー部材5が再び作動腕10iに支持され、このインナー部材5を支持した状態で、部品組み込み装置10は次の部品組み込み工程まで待機する。
一方、射出成形装置7は、部品組み込み装置10によるインナー部材5のアウターハウジング3への組み込みが完了すると、可動金型9と固定金型8とが再び型合わせされて樹脂材6の二次射出が施され、これによってアウターハウジング3とアウターレンズ4とが一体化する(図6(D)参照)。
When the assembly of the
On the other hand, in the
二次射出によって一体化されたアウターハウジング3とアウターレンズ4は、サイドターンランプである成形体11となって可動金型9に型嵌めされた状態から取出されることになるが、この成形体11の取出しは、本発明の成形体搬送手段の実施の形態である成形体搬送装置12によって行われる。
成形体搬送装置12は、図7、8に示すように、射出成形装置7から検品部14に至るまでの搬送ができる搬送装置であって、前記射出成形装置7、部品ストック部15、部品組み込み装置10、成形体ストック部13、検品部14の上方空間での成形体搬送ができるように構成されたものである。つまり、該成形体搬送装置12を構成する第一ガイドレール12aは、一端部が射出成形装置7の上方に配され、他端部が検品部14の上方に配された長尺レールであって、射出成形装置7から検品部14に至る間の第二ガイドレール12bの移動案内ができるようになっている。
The
As shown in FIGS. 7 and 8, the molded
一方、前記第二ガイドレール12bは、前記第一ガイドレール12aとは直交する方向の長尺レールで構成されていて、搬送アーム12cを可動金型9の型締め、型離れ方向に向けて移動案内ができるようになっている。搬送アーム12cは、第二ガイドレール12bから下方に向けて垂下する姿勢で構成されているが、上下方向に伸縮自在で、かつその下端部(先端部)には成形体支持部12dが設けられている。尚、第二ガイドレール12bの第一ガイドレール12aに対する移動制御、搬送アーム12cの第二ガイドレール12bに対する移動制御、そして成形体支持部12dの伸縮制御、後述する成形体の支持構造については通常知られたものを採用しているのでその詳細については省略する。
On the other hand, the
次に、図9、10において前記成形体搬送装置12の搬送作動の概要を説明する。まず、前述したように二次射出工程が終了した後の型離れによって成形体11が可動金型9側に型嵌め状態で残ることになるが、この型残りしている成形体11を、第二ガイドレール12bの射出成形装置7側への移動、搬送アーム12cの型離れした可動金型9側への移動、そして搬送アーム12cの伸長に基づく成形体支持部12dの下動によって成形体支持部12dが前記型残りした成形体11と対向し(図9(A)参照)、そして該成形体支持部12dが、可動金型9から脱型(例えばエジェクターピンによる押し出し脱型)される成形体11を支持(真空吸着、挟持等、通常知られた支持を実行できる)する(図9(B)参照)。この成形体11の支持状態で、搬送アーム12cが縮小すると共に第二ガイドレール12bに案内されて固定金型8の方向に移動し、さらに第二ガイドレール12bが第一ガイドレール12aに案内されて検品部14側に移動することによって、成形体11が検品部14に隣接配置される成形体ストック部13の上方まで搬送される。そして、成形体支持部12dが成形体ストック部13上部に設けられた載置台13aの真上に到達すると、成形体支持部12dが下動して成形体11を載置台13aに載置する(図9(C)参照)。載置が完了すると搬送アーム12cは縮小し、成形体11は載置台13a上で養生ストックされる。尚、成形体11の取出しは、可動金型9側からの取出しに限定されず、固定金型8側から取出すようにしても勿論よい。
Next, the outline of the conveying operation of the molded
この養生は、射出成形直後であって、まだ十分に冷却されていない成形体11を冷却して安定化し、次の工程である検品部14でのサイドウインカー2の気密性検査の際に、所定圧の空気が注入されることによる成形体11の変形を防止するためのものである。因みに、成形体ストック部13ではファンによる強制的な冷却をすることができ、これによって養生時間の短縮ができる。
This curing is performed immediately after injection molding, and cools and stabilizes the molded
このようにして、成形体11を成形体ストック部13まで搬送して載置台13aへの載置を完了した成形体搬送装置12は、次に、既に成形体ストック部13にストック載置されている養生済みの成形体11の中から選択された成形体11(通常は最も過去にストック載置された成形体)を支持し(図10(A)参照)、検品部14まで搬送後、検品部14の検査台14aに載置する(図10(B)、(C)参照)。この検品部14では、成形体11の気密性や光源5aの点灯等を確認する製品検査がおこなわれ、さらにロッド番号を刻印する等の製品として要求される仕上作業も実行される。
In this way, the molded
以上のように構成される射出成形体の製造装置は、図7に示すように、図面視右側に射出成形装置7が配設され、左側に検品部14が、射出成形装置7と平行状となるよう間隙Sを存して横配列され、この射出成形装置7と検品部14とのあいだの間隙Sに、インナー部材5をストックしておく部品ストック部15、部品ストック部15にストックされているインナー部材5のアウターハウジング3への組み込みをする部品組み込み装置10、インナー部材5が組み込まれ、一体成形された成形体11が載置される成形体ストック部13が順次隣接する状態で縦配列されるとともに、これら各装置の上方空間に、成形体11を射出成形装置7から取出して成形体ストック部13に搬送載置するとともに、成型体ストック部13に載置されている成形体11を検品部14に搬送する成形体搬送装置12が配設されている。
As shown in FIG. 7, the injection molded body manufacturing apparatus configured as described above has an
尚、部品ストック部15の部品組み込み装置10が配設される側とは反対の側は、部品ストック部15にストックされるインナー部材5を部品組み込み装置10に設けられる作動腕10iに支持させるべく作業をする作業者Xの作業領域16となっているが、インナー部材5の組み込みをロボットを用いて行うこともでき、その場合に、ロボットを作業領域16に配しても良く、また部品ストック部15と部品組み込み装置10とのあいだ、さらには部品ストック部15と部品組み込み装置10との上方空間に配しても良い。
In addition, the side opposite to the side on which the
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、金型同士を型合わせして一次および二次の射出を行うことによって中空状の射出成形体を一体成形するにあたり、一次射出と二次射出とのあいだに部品組み込み装置10によるインナー部材5の組み込みをおこない、一体化された成形体11は、成形体搬送装置12によって取出されて成形体ストック部13に載置され、続けて既に成形体ストック部13に載置されている養生済みの成形体11が成形体搬送装置12によって取出されて検品部14に搬送される射出成形体製造装置の配列および配設を、射出成形装置7と、検品部14とを間隙Sを存して平行状に横配列し、該射出成形装置7と検品部14とのあいだの間隙Sに、部品ストック部15、部品組み込み装置10、成形体ストック部13を順次隣接するように縦配列し、さらにこれら装置の上方空間に成形体搬送装置12を配設したことによって、射出成形体の製造装置全体をコンパクト配置することができる。
In the embodiment of the present invention configured as described above, the primary injection and the secondary injection are performed when the hollow injection molded body is integrally formed by performing the primary and secondary injections by matching the molds together. The
また、このようにコンパクトにすることによって、部品ストック部15から金型に型嵌めされた状態の成形体の半部であるアウターハウジング3への部品の組み込み場所までの距離、成形体11の金型からの取出し場所から成形体ストック部13までの距離、そして成形体ストック部13から検品部14までの距離をそれぞれ短いものにすることができて、製造時間の短縮化を図ることができる。しかも、これら一連の装置は、部品組み込み装置10および成形体搬送装置12の作動部分が直線移動をするだけで作業を行えるような配置となっているので、アウターハウジング3への部品の組み込み、成形体11の取出しおよび搬送載置、載置された成形体11の検品部14への搬送を、一台のロボットでおこなう従来の例に比べて複雑で無駄な動きの少ないものにすることができ、作業効率を向上させることができる。
Moreover, by making it compact in this way, the distance from the
しかも、従来は一台のロボットを用いて順次行っていたアウターハウジング3へのインナー部材5の組み込みと、成形体11の可動金型9からの取出し搬送および成型体ストック部13から検品部14への搬送を、それぞれ異なるロボットを用いて行うものとしたことでこれらの作業を同時進行的に行うことができる。これによって時間短縮化を図ることができて稼働率の向上に寄与し、時間単位当たりの製造個数を増加させてコストダウンを達成することができる。
In addition, the assembly of the
尚、本実施の形態においては、部品組み込み装置10を、第一可動架台10bと第二可動架台10eとのスライド移動によって組み込むものに構成したが、このような装置に限定されないことは勿論であって、部品ストック部15にストックされる部品(本実施の形態ではインナー部材)を金型に型嵌めされた状態の成形体半部に組み込みするよう構成された装置であれば他の構成であっても良い。
また、成形体搬送装置12においても、搬送アーム12cが第一ガイドレール12aおよび第二ガイドレール12bに案内されて移動伸縮することによって成形体11を金型から取出して搬送するものに構成したが、このような構成に限定されることはなく、金型に型嵌めされた状態の成形体11を取出すタイミングで成形体11を支持して成形体ストック部13まで搬送するものであれば、他の構成による装置であっても構わない。
In the present embodiment, the
Further, in the molded
尚、本実施の形態では、成形体ストック部13に一定時間成形体11を載置しておき、冷却され養生の完了した成形体11を検品部14に搬送するように構成したが、第二の実施の形態として、図11に示すように、射出成形体7と成形体ストック部13とのあいだにランナ廃棄部17を配設し、前述の成形体搬送装置12による成形体ストック部13から検品部14への搬送工程のあいだに、ランナを切断してランナ廃棄部17に廃棄するランナ切断工程を加えたものにして構成してもよい。この場合、以下のような構成とすることができる。尚、第二の実施の形態において、第一の実施の形態と同じものについては同一の符号をつけることとしてその詳細については重複するので省略する。
In the present embodiment, the molded
少なくとも金型面同士の対向方向の離接移動が相対的におこなわれるように構成され、第一半部が支持される第一金型と第二半部が支持される第二金型とを型合わせして両半部同士の突合せ部位に樹脂材を射出して成形体を製造するための射出成形装置と、製造された成形体をストックする成形体ストック部と、前記成形体の検品をおこなう検品部と、前記成形体を前記射出成形装置から取出して成形体ストック部に搬送載置するとともに、成形体ストック部に載置された成形体を取出して前記検品部に搬送する成形体搬送装置とを備えて構成される射出成形体の製造装置において、前記成形体ストック部は、突合せ部位に樹脂材を射出するときの樹脂材流路であったランナが付着したランナ付き成形体をストックするものとし、成形体搬送装置は、前記ランナ付き成形体を射出成形装置から取出して成形体ストック部に搬送載置する作動と、該載置されたものとは異なるランナ付き成形体を取出してランナ廃棄部まで搬送してランナを切断する作動と、該ランナ廃棄された成形体を検品部まで搬送する作動をするように構成されていることを特徴とする射出成形体の製造装置である。 A first mold in which the first half is supported and a second mold in which the second half is supported are configured such that at least the mold surfaces are separated and moved in the opposing direction relative to each other. An injection molding apparatus for producing a molded body by injecting a resin material into a butt portion between both halves and producing a molded body, a molded body stock portion for stocking the manufactured molded body, and an inspection of the molded body An inspection part to be performed, and a molded body conveyance for taking out the molded body from the injection molding apparatus and transporting and placing it on the molded body stock section, and taking out the molded body placed on the molded body stock section and transporting it to the inspection section In the manufacturing apparatus for an injection molded body comprising the apparatus, the molded body stock portion stocks a molded body with a runner to which a runner that is a resin material flow path when injecting a resin material to a butt portion is attached. To be carried The operation is to take out the molded body with runner from the injection molding apparatus and transport and place it on the molded body stock part, and to take out the molded body with runner different from the placed one and transport it to the runner disposal part. An apparatus for producing an injection-molded article, characterized in that it is configured to perform an operation of cutting the runner and an operation of conveying the molded body discarded to the runner to an inspection part.
このように構成した場合、図12に示すように、成形体搬送装置12は、前述した第一の実施の形態である成形体搬送装置12を構成する成形体支持部12dの内側に、ランナをカットするランナカット部12eが設けられたものとなっている。そして、二次射出の終了したランナ付きの成形体11を、成形体支持部12dがランナ11aを支持(把持)することによって金型から取出して成形体ストック部13まで搬送する(図12(A)、(B)、(C)参照)。
In the case of such a configuration, as shown in FIG. 12, the molded
続けて、図13(A)に示すように、成形体ストック部13に載置されているランナ付きの成型体11の中から、最初に載置されて最も養生のための載置時間が長いランナ付きの成形体11を、ランナではない部分を成形体支持部12dが支持して射出成形装置7と成形体ストック部13とのあいだに設けられたランナ廃棄部17まで搬送する。ランナ廃棄部17では、ランナカット部12eによってランナ11aの切断(カット)が施され、該切断されたランナ11aは、下方に落下してランナ廃棄部17上に設けられた廃棄箱17aに廃棄される(図13(B)参照)。そして、ランナ11aがカットされた成形体11は、成形体搬送装置12によって次の工程である製品検査が行われる検品部14に搬送される(図13(C)参照)。
Subsequently, as shown in FIG. 13 (A), among the molded
このように構成することによって、射出成形体の製造装置は、前述した効果を奏するものでありながら、さらに、二次射出後の成形体11の金型からの取出しを、成形体搬送装置12の成形体支持部12dがランナ11aを支持することによって行うことができるため、射出成形直後の比較的高温で形状の安定していない状態の成形体11であっても金型から取出すことができる。従って、従来のように、射出成形された成形体11を金型に型嵌めした状態のままでしばらく放置して、取出しに差支えのない温度まで冷却させてから金型から取出すといった配慮をする必要がなくなり、二次射出後の成型体11をより早く取出すことができて、射出成形体の製造に要する時間を短縮することができる。
With such a configuration, the injection molded body manufacturing apparatus has the above-described effects, and further, the molded
また、ランナ11aを成型体支持部12dで支持して搬送する場合、ランナ11aはいずれカットされ廃棄される部分であることから、支持部分であるランナ11aが多少変形しても構わない。従って、成形体11の取出しにおいて、成形体の本体部分を直接支持して取出す場合のような変形防止のための配慮が不要となる。
Further, when the
3 アウターハウジング
4 アウターレンズ
6 樹脂材
7 射出成形装置
8 固定金型
9 可動金型
10 部品組み込み装置
11 成形体
12 成形体搬送装置
13 成形体ストック部
14 検品部
15 部品ストック部
3
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