JP2010074998A

JP2010074998A - カールケース

Info

Publication number: JP2010074998A
Application number: JP2008241890A
Authority: JP
Inventors: Seiichi Kusakari; 誠一草刈
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2008-09-20
Filing date: 2008-09-20
Publication date: 2010-04-02

Abstract

【課題】電源線や信号線などに、後から、カールコードの機能を持たせることができ、直線的なコードのうち必要なところに部分的にカールコードの機能を持たせることができるカールケースを提供する。
【解決手段】このカールケース１は、細い円筒形状を有し、全体が螺旋状をなすことで伸縮性を有し、円筒形状の側面に長手方向へ１条のスリット７が形成される。そして、スリット７から内部にコード類５を嵌め込んで、一体としてカールコードの働きを生じさせる。
【選択図】図１

Description

この発明は、内部にコード類を嵌め込んでカールコードの働きを生じさせるケースに関する。

カールコードは種々の電気製品に用いられる。
例えば、電話機の本体には、信号線としてのカールコードを介して受話器が接続される。カールコードは伸縮性に優れ、受話器を使用するときには使用の距離だけ伸び、使用しないときは縮んで邪魔にならない。
なお、特許文献１には、複数の電線を束ねる治具としてのカールコードが記載される。
特開平１０−２４８１４３

カールコードを電気製品などの信号線や電源線に使用すれば、伸縮性に優れ、使用するときには使用の距離だけ伸び、使用しないときは縮んで邪魔にならない。
しかしながら、電気製品に既に取付けてある電源線や信号線を、後から、カールコードに交換するには、新品のカールコードが必要であり、交換作業も面倒であり、コストが高くなる。また、直線コードのうち必要なところをカールコードにすることはできない。
この発明は、以上の問題点を解決するために、電源線や信号線などに、後から、カールコードの機能を持たせることができ、直線的なコードのうち必要なところに部分的にカールコードの機能を持たせることができるカールケースを提供することを目的とする。

以上の課題を解決するために、本発明は、細い筒形状を有し、全体が螺旋状をなすことで伸縮性を有し、前記筒形状の側面に長手方向へ１条のスリットが形成されることで、内部にコード類を嵌め込んでカールコードの働きを生じさせることを特徴とするカールケースである。

本発明によれば、カールケースの内部へ、スリットを介して、コード類を嵌め込むことで、カールケースの伸縮性により、カールコードの働きを生じさせることができる。

この発明の実施形態にかかるカールケースを、図１および図２に示す。
図２（Ａ）（Ｂ）に示すように、カールケース１は、細い円筒形状を有し、内部は空洞３である。円筒の径は、コード類５の径よりもやや大きく、また、種々のコード類５の断面形状が円形や四角形であることに対応できるように、余裕を持って大きくする。
また、全体が螺旋状をなすことで伸縮性を有する。材質はプラスチックなどが用いられ、材質の固さは、伸縮する力の必要な大きさに応じて、設定される。

図２（Ａ）に示すように、円筒形状の側面には、長手方向へ１条のスリット７が形成される。このスリット７から、内部へ、コード類５が嵌め込まれる。スリット７の幅は、材質や径の大きさによって、さらにはコード類５の固さによって、設定され、嵌め込みが可能で、スリット７からコード類５が外れにくい寸法に設定される。

カールケース１の端部は螺旋形状でなくなり、カールケース１の長手方向に向かう短い直線部分９となる。これにより、カールケース１の端部が螺旋形状のまま終わっている場合に比べ、端部において、コード類５が局部的に曲げられる力を受けずに済み、コード類５を痛めない。

図２（Ｃ）に示すコード類５とは、電源線や信号線などの直線的なコードをいい、断面は円形や四角形、８の字形など、形を問わない。

「実施形態の効果」
図１（Ａ）（Ｂ）に示すように、この実施形態によれば、コード類５の長手方向部分のうち、カールコードの機能を持たせたい部分を、カールケース１の内部へ嵌め込む。このとき、その部分を、カールケース１のスリット７の端部から、指で、長手方向へ向かって、順に押し込むと、楽に嵌め込まれる。嵌め込まれカールケース１と一体になったコード類５は、カールコードとほぼ同じ機能を有する。

このように、カールコードへ嵌め込むだけで、電源線や信号線に、後から、カールコードの機能を持たせることができる。また、電源線や信号線の直線的なコードのうち必要なところを、カールケース１に嵌め込むことで、部分的にカールコードの機能を持たせることができる。

この発明の一実施形態を示すもので、（Ａ）は、嵌め込まれカールケースと一体になったコード類の全体斜視図、（Ｂ）は（Ａ）の断面図である。図１の分解した状態を示すもので、（Ａ）は、カールケースの全体斜視図、（Ｂ）は、（Ａ）の断面図、（Ｃ）はコード類の斜視図である。

符号の説明

１…カールケース、３…空洞、５…コード類、７…スリット、９…直線部分。

Claims

細い筒形状を有し、全体が螺旋状をなすことで伸縮性を有し、前記筒形状の側面に長手方向へ１条のスリットが形成されることで、内部にコード類を嵌め込んでカールコードの働きを生じさせることを特徴とするカールケース。